JPH08159927A - タイヤユニフォミティーの測定方法 - Google Patents
タイヤユニフォミティーの測定方法Info
- Publication number
- JPH08159927A JPH08159927A JP6307247A JP30724794A JPH08159927A JP H08159927 A JPH08159927 A JP H08159927A JP 6307247 A JP6307247 A JP 6307247A JP 30724794 A JP30724794 A JP 30724794A JP H08159927 A JPH08159927 A JP H08159927A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- load
- measuring
- measured
- uniformity
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユニフォミティーを測定する際に、予備走行
時に測定荷重より高荷重をかけて回転させることで、リ
ムと測定タイヤとのフィッティングが改善され、測定精
度を向上させることが出来るタイヤユニフォミティーの
測定方法を提供することを目的とするものである。 【構成】 ユニフォミティーの測定方法として、まずユ
ニフォミティーマシンのリム2a,2bに測定タイヤ1
を装着し、測定タイヤ1に標準空気圧力(一般に乗用車
用タイヤは2.0kg/cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/
cm2) を入れてインフレートさせる。その後、標準空気
圧力に戻して測定タイヤ1に測定荷重よりも1.0〜
2.0倍、好ましくは1.5〜1.7倍の高荷重をかけ
て予備走行を行い、その後、測定荷重に戻した状態で測
定タイヤを逆転,正転させながらタイヤのユニフォミテ
ィーを測定するものである。
時に測定荷重より高荷重をかけて回転させることで、リ
ムと測定タイヤとのフィッティングが改善され、測定精
度を向上させることが出来るタイヤユニフォミティーの
測定方法を提供することを目的とするものである。 【構成】 ユニフォミティーの測定方法として、まずユ
ニフォミティーマシンのリム2a,2bに測定タイヤ1
を装着し、測定タイヤ1に標準空気圧力(一般に乗用車
用タイヤは2.0kg/cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/
cm2) を入れてインフレートさせる。その後、標準空気
圧力に戻して測定タイヤ1に測定荷重よりも1.0〜
2.0倍、好ましくは1.5〜1.7倍の高荷重をかけ
て予備走行を行い、その後、測定荷重に戻した状態で測
定タイヤを逆転,正転させながらタイヤのユニフォミテ
ィーを測定するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤユニフォミテ
ィーの測定方法にかかわり、更に詳しくはリムとタイヤ
とのフィッティングを改善し、ユニフォミティーの測定
精度を向上させることが出来るタイヤユニフォミティー
の測定方法に関するものである。
ィーの測定方法にかかわり、更に詳しくはリムとタイヤ
とのフィッティングを改善し、ユニフォミティーの測定
精度を向上させることが出来るタイヤユニフォミティー
の測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤのユニフォミティーを測定
方法としては、ユニフォミティーマシンのリムに測定タ
イヤを装着し、測定タイヤに標準空気圧力(一般に乗用
車用タイヤは2.0 kg/ cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.
5kg/ cm2) を入れてインフレートさせる。その後、標準
空気圧力に戻して測定タイヤに回転ドラムを押し付けて
測定荷重(一般に430 kgf)で予備走行(タイヤを回転さ
せる)を行い、その後、測定タイヤを逆転,正転させな
がらタイヤのユニフォミティーを測定している。
方法としては、ユニフォミティーマシンのリムに測定タ
イヤを装着し、測定タイヤに標準空気圧力(一般に乗用
車用タイヤは2.0 kg/ cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.
5kg/ cm2) を入れてインフレートさせる。その後、標準
空気圧力に戻して測定タイヤに回転ドラムを押し付けて
測定荷重(一般に430 kgf)で予備走行(タイヤを回転さ
せる)を行い、その後、測定タイヤを逆転,正転させな
がらタイヤのユニフォミティーを測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、従来の
方法では、タイヤビード部の剛性が高いタイヤ、例え
ば、偏平タイヤ等では、タイヤビード部とリムとのフィ
ッティング(嵌合)が悪く、繰返しの測定精度が良くな
いと言う問題があった。また、タイヤビード部とリムと
のフィッティング(嵌合)状態を改善させるために、予
備走行時に高速回転(450rpm)させ、リムとの嵌合状態を
改善させる方法も行われているが、多くの手間と時間が
かかり、測定精度はそれほど向上するものではなかっ
た。
方法では、タイヤビード部の剛性が高いタイヤ、例え
ば、偏平タイヤ等では、タイヤビード部とリムとのフィ
ッティング(嵌合)が悪く、繰返しの測定精度が良くな
いと言う問題があった。また、タイヤビード部とリムと
のフィッティング(嵌合)状態を改善させるために、予
備走行時に高速回転(450rpm)させ、リムとの嵌合状態を
改善させる方法も行われているが、多くの手間と時間が
かかり、測定精度はそれほど向上するものではなかっ
た。
【0004】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、ユニフォミティーを測定する際
に、予備走行時に測定荷重より高荷重をかけて回転さ
せ、その後、測定荷重に戻して測定させることで、リム
と測定タイヤとのフィッティングが改善され、測定精度
を向上させることが出来るタイヤユニフォミティーの測
定方法を提供することを目的とするものである。
て案出されたもので、ユニフォミティーを測定する際
に、予備走行時に測定荷重より高荷重をかけて回転さ
せ、その後、測定荷重に戻して測定させることで、リム
と測定タイヤとのフィッティングが改善され、測定精度
を向上させることが出来るタイヤユニフォミティーの測
定方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、測定タイヤの予備走行時に、正規の測定
荷重より高荷重を測定タイヤにかけて回転させ、その
後、荷重を測定荷重に戻してタイヤユニフォミティーを
測定することを要旨とするものである。また、前記予備
走行時の荷重を、正規の測定荷重対して1.0〜2.0
倍、好ましくは1.5〜1.7倍に設定するものであ
る。
達成するため、測定タイヤの予備走行時に、正規の測定
荷重より高荷重を測定タイヤにかけて回転させ、その
後、荷重を測定荷重に戻してタイヤユニフォミティーを
測定することを要旨とするものである。また、前記予備
走行時の荷重を、正規の測定荷重対して1.0〜2.0
倍、好ましくは1.5〜1.7倍に設定するものであ
る。
【0006】
【作用】この発明は、上記のように構成され、ユニフォ
ミティーマシンのリムに測定タイヤを装着し、測定タイ
ヤに標準空気圧力(一般に乗用車用タイヤは2.0 kg/c
m2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/ cm2) を入れてイ
ンフレートさせる。その後、標準空気圧力に戻して測定
タイヤに測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは
1.5〜1.7倍の高荷重をかけて予備走行を行い、そ
の後、測定荷重に戻した状態で測定タイヤを逆転,正転
させながらタイヤのユニフォミティーを測定することに
より、ラジアル・フォースバリエーション(RFV:タ
イヤ径方向の力の変動),ラテラル・フォースバリエー
ション(LFV:タイヤ幅方向の力の変動)の測定精度
が向上するものである。
ミティーマシンのリムに測定タイヤを装着し、測定タイ
ヤに標準空気圧力(一般に乗用車用タイヤは2.0 kg/c
m2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/ cm2) を入れてイ
ンフレートさせる。その後、標準空気圧力に戻して測定
タイヤに測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは
1.5〜1.7倍の高荷重をかけて予備走行を行い、そ
の後、測定荷重に戻した状態で測定タイヤを逆転,正転
させながらタイヤのユニフォミティーを測定することに
より、ラジアル・フォースバリエーション(RFV:タ
イヤ径方向の力の変動),ラテラル・フォースバリエー
ション(LFV:タイヤ幅方向の力の変動)の測定精度
が向上するものである。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づきこの発明の実
施例を説明する。図1は、ユニフォミティーマシンの概
略構成図を示し、1は測定タイヤ、2a,2bはユニフ
ォミティーマシンの上下主軸に取り付けられた上下のリ
ム、3は測定タイヤ1に押しつける回転ドラムを示して
いる。
施例を説明する。図1は、ユニフォミティーマシンの概
略構成図を示し、1は測定タイヤ、2a,2bはユニフ
ォミティーマシンの上下主軸に取り付けられた上下のリ
ム、3は測定タイヤ1に押しつける回転ドラムを示して
いる。
【0008】また、ドラム軸6には、X軸ロードセル
(RF出力)4a,4bと、Y軸ロードセル(RF出
力)5a,5bが設けてある。この発明では、ユニフォ
ミティーの測定方法として、まずユニフォミティーマシ
ンのリム2a,2bに測定タイヤ1を装着し、測定タイ
ヤ1に標準空気圧力(一般に乗用車用タイヤは2.0 kg/
cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/ cm2) を入れてイ
ンフレートさせる。
(RF出力)4a,4bと、Y軸ロードセル(RF出
力)5a,5bが設けてある。この発明では、ユニフォ
ミティーの測定方法として、まずユニフォミティーマシ
ンのリム2a,2bに測定タイヤ1を装着し、測定タイ
ヤ1に標準空気圧力(一般に乗用車用タイヤは2.0 kg/
cm2) 以上の空気圧力(およそ 2.5kg/ cm2) を入れてイ
ンフレートさせる。
【0009】その後、標準空気圧力に戻して測定タイヤ
1に測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは1.
5〜1.7倍の高荷重をかけて予備走行を行い、その
後、測定荷重に戻した状態で測定タイヤを逆転,正転さ
せながらタイヤのユニフォミティーを測定するものであ
る。これによって、リム2a,2bと測定タイヤ1との
フィッティング(嵌合)が改善され、RFV,LFVの
測定精度が向上するものである。
1に測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは1.
5〜1.7倍の高荷重をかけて予備走行を行い、その
後、測定荷重に戻した状態で測定タイヤを逆転,正転さ
せながらタイヤのユニフォミティーを測定するものであ
る。これによって、リム2a,2bと測定タイヤ1との
フィッティング(嵌合)が改善され、RFV,LFVの
測定精度が向上するものである。
【0010】次に、予備走行荷重と測定精度の関係を、
以下の表1に示す。 従来の測定精度を100とした時、5本の測定タイヤを
5回測定した時の値である。
以下の表1に示す。 従来の測定精度を100とした時、5本の測定タイヤを
5回測定した時の値である。
【0011】図2の予備走行荷重と標準偏差との関係を
示すグラフから明らかなように、予備走行荷重の荷重
を、測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは1.
5〜1.7倍の高荷重にして測定した方が、RFV,L
FVの測定精度が向上することが判った。
示すグラフから明らかなように、予備走行荷重の荷重
を、測定荷重よりも1.0〜2.0倍、好ましくは1.
5〜1.7倍の高荷重にして測定した方が、RFV,L
FVの測定精度が向上することが判った。
【0012】
【発明の効果】この発明は、上記のように測定タイヤの
予備走行時に、正規の測定荷重より高荷重を測定タイヤ
にかけて回転させ、その後、荷重を測定荷重に戻してタ
イヤユニフォミティーを測定するので、リムと測定タイ
ヤとのフィッティングが改善され、RFV,LFVの測
定精度を向上させることが出来る効果がある。
予備走行時に、正規の測定荷重より高荷重を測定タイヤ
にかけて回転させ、その後、荷重を測定荷重に戻してタ
イヤユニフォミティーを測定するので、リムと測定タイ
ヤとのフィッティングが改善され、RFV,LFVの測
定精度を向上させることが出来る効果がある。
【図1】ユニフォミティーの測定方法を実施するための
ユニフォミティーマシンの概略構成図である。
ユニフォミティーマシンの概略構成図である。
【図2】RFVについての予備走行荷重と標準偏差との
関係を示すグラフ説明図である。
関係を示すグラフ説明図である。
【図3】LFVについての予備走行荷重と標準偏差との
関係を示すグラフ説明図である。
関係を示すグラフ説明図である。
1 測定タイヤ 2a,2b 上下のリム 3 回転ドラム 4a,4b X軸ロードセル(RF出力) 5a,5b Y軸ロードセル(RF出力) 6 ドラム軸
Claims (3)
- 【請求項1】 ユニフォミティーマシンのリムに測定タ
イヤを装着し、測定タイヤを回転させながらタイヤユニ
フォミティーを測定する方法において、測定タイヤの予
備走行時に、正規の測定荷重より高荷重を測定タイヤに
かけて回転させ、その後、荷重を測定荷重に戻してタイ
ヤユニフォミティーを測定することを特徴とするタイヤ
ユニフォミティーの測定方法。 - 【請求項2】 前記予備走行時の荷重を、正規の測定荷
重対して1.0〜2.0倍に設定する請求項1に記載の
タイヤユニフォミティーの測定方法。 - 【請求項3】 前記予備走行時の荷重を、正規の測定荷
重対して好ましくは1.5〜1.7倍に設定する請求項
1に記載のタイヤユニフォミティーの測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6307247A JPH08159927A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | タイヤユニフォミティーの測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6307247A JPH08159927A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | タイヤユニフォミティーの測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159927A true JPH08159927A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17966808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6307247A Pending JPH08159927A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | タイヤユニフォミティーの測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6513372B2 (en) | 2000-02-17 | 2003-02-04 | Bridgestone Corporation | High speed uniformity measurement device |
KR100693450B1 (ko) * | 2005-06-28 | 2007-03-12 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 시편으로 타이어 특성을 측정할 수 있는 실내 정적시험기 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP6307247A patent/JPH08159927A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6513372B2 (en) | 2000-02-17 | 2003-02-04 | Bridgestone Corporation | High speed uniformity measurement device |
KR100693450B1 (ko) * | 2005-06-28 | 2007-03-12 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 시편으로 타이어 특성을 측정할 수 있는 실내 정적시험기 |
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