WO2004030328A1 - テレビ電話通訳システムおよびテレビ電話通訳方法 - Google Patents

テレビ電話通訳システムおよびテレビ電話通訳方法 Download PDF

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Abstract

 呼出元が事前に通訳者を探し出して呼出先と協議する必要がなく、緊急対応可能であって、通訳者の拘束時間を最小限として通訳サービスのコストを低減できるテレビ電話通訳システムおよびテレビ電話通訳方法を提供する。テレビ電話通訳システム(100)は、制御装置(110)により呼出元端末(10)からの呼出を受付け、通訳者登録テーブル(112)を参照して呼出元の言語と呼出先の言語を通訳可能な通訳者の端末番号を取出し、呼出元端末(10)と呼出先端末(20)と通訳者端末(30)とを接続する。また、各端末間で通訳に必要な映像および音声の通信を行う機能を有し、通訳者の音声は切換器(174)により呼出元か呼出先のいずれか通訳者端末から指定された側に送信され、対談の相手方の音声は音声合成装置(130、150)において通訳者の音声が検出されたときに抑圧または遮断されるので、迅速かつ的確な通訳サービスを提供できる。

Description

テレビ電話通訳シ '電話通訳方法 技 分野
本願発明は、 異なる言語を使用する人同士がテレビ電話を用いて対談 する際の通訳サービスを提供するテレビ電話通訳システムおよびテレビ 電話通訳方法に関し、 特に例え明ば、 言葉の不自由な外国人に対して、 役 所 ·病院 '警察等の行政サービスを、田通訳者を常駐させることなく提供で きるテレビ電話通訳システムおよびテレビ電話通訳方法に関する。 背景技術
近年、 通信技術の発達により遠隔地にいる人同士がテレビ電話を使用 して実用的レベルで対談できるようになってきているが、 異なる言語を 使用する人同士がスムースに対談できるようにするためには通訳が必要 であり、 テレビ電話による通訳サ一ビスの普及が期待される。
従来、 テレビ電話による通訳サービスを受けるためには、 テレビ会議 サービスを提供する多地点接続装置を用いて、 対談を希望する呼出元と 、 対談の相手方である呼出先と、 呼出元の使用する言語と呼出先の使用 する言語との間を通訳する通訳者との間で 3者通話を設定する必要があ つた。
第 2 2図に従来の多地点接続装置によるテレビ会議サービスを用いて 通訳サービスを受ける場合のシステム構成を示す。 図において、 1 0は 呼出元のテレビ電話端末 (以下、 呼出元端末と呼ぶ) 、 2 0は呼出先の テレビ電話端末 (以下、 呼出先端末と呼ぶ) 、 3 0は通訳者のテレビ電 話端末 (以下、 通訳者端末と呼ぶ) 、 5 0は公衆電話回線、 1は多地点 接続装置である。 各テレビ電話端末は、 利用者を撮像するカメラ ( a ) 、 受信した映像を表示するディスプレイ (b ) 、 通話する相手をダイァ ルするためのダイアルパッド (c ) 、 利用者の音声を取得するマイクと 受信した音声を聴取するためのィャフォンとから成るへッドセッ ト (d ) とを備える。 多地点接続装置 1は、 テレビ会議サービスを提供するも ので、 あらかじめ予約.された端末からの呼出を受付け、 接続された各端 末から送信される映像および音声を合成して各端末に送信する機能を有 する。
次に、 上記多地点接続装置を用いて通訳サービスを受ける場合の手順 について説明する。 最初に、 呼出元は自分が使用する言語と呼出先が使 用する言語との間で通訳可能な通訳者を探し出して呼出す。 次に、 呼出 された通訳者は呼出元の依頼に基づいて呼出先を呼出し、 対談日時を決 定する。 対談日時が決定したら、 呼出元は多地点接続装置 1に対してテ レビ会議の予約を入れる。 呼出元と呼出先と通訳者は、 予約された日時 になったらそれぞれのテレビ電話端末から指定された口グイン情報を用 いて多地点接続装置 1にチェックインする。 これにより、 呼出元端末 1 0と呼出先端末 2 0と通訳者端末 3 0との間でテレビ会議がスタートし 、 各端末のディスプレイには呼出元の映像と呼出先の映像と通訳者の映 像が合成された映像が表示され、 各端末のへッドセッ トのィャフォンに は呼出元の音声と呼出先の音声と通訳者の音声が合成された音声が出力 されるので、 呼出元と呼出先は通訳者による通訳を受けながらテレビ電 話対談を行うことができる。
しかしながら、 かかる従来の多地点接続装置を用いたテレビ電話通訳 サービスでは、 テレビ電話対談を開始する前に多地点接続装置に対して テレビ会議の予約を入れる必要があるため、 呼出元は事前に通訳者を探 し出して呼出先と連絡をとり、 テレビ会議を設定するための協議を行う 必要があった。
このため'、 例えば言葉の不自由な外国人が緊急時に役所や警察や病院 等の行政サービスを受ける場合のように緊急対応が要求される通訳サ一 ビスに適用することは困難であった。 また、 通訳者は呼出元と呼出先の 事前協議の段階から参画する必要があるため、 長時間の拘束を余儀なく され、 通訳サ一ビスのコストも高くなつてしまうという問題もあった。 それ故に、 本願発明の主たる目的は、 呼出元が事前に通訳者を探し出 して呼出先と協議する必要がなく、 緊急時にも対応可能であって、 通訳 者の拘束時間を最小限として通訳サ一ビスのコストを低減できるテレビ 電話通訳システムおよびテレビ電話通訳方法を提供することである。 発明の開示
請求項 1に記載のテレビ電話通訳システムは、 異なる言語を使用する 呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を通訳者が通訳するテレビ電話 通訳システムであって、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを接続 する接続手段と、 接続手段により接続された各端末間の映像および音声 の通信を行う通信手段とを備え、 接続手段は通訳者が通訳可能な言語種 別と通訳者の端末番号とが少なくとも登録される通訳者登録テーブルを 備え、 呼出元端末か'らの呼出を受付る機能と、 呼出を受付た呼出元端末 から呼出先の端末番号と呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とを取得 する機能と、 取得された呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とから通 訳者登録テーブルを参照して通訳者の端末番号を取出す機能と、 取出さ れた通訳者の端末番号により通訳者端末を呼出す機能と、 取得された呼 出先の端末番号により呼出先端末を呼出す機能とを有し、 通信手段は呼 出元端末に対して少なくとも呼出先端末からの映像を含む映像と少なく とも通訳者端末からの音声を含む音声を送信する機能と、 呼出先端末に 対して少なくとも呼出元端末からの映像を含む映像と少なくとも通訳者 端末からの音声を含む音声を送信する機能と、 通訳者端末に対して な くとも呼出元端末からの音声と呼出先端末からの音声を含む音声を送信 する機能とを有するものである。
これにより、 呼出元端末からの呼出に基づいて、 通訳者登録テーブル から呼出元の言語と呼出先の言語との間を通訳可能な通訳者の端末番号 が取出され、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とが自動接続され、 通訳に必要な映像および音声の通信が行われるので、 呼出元は事前に通 訳者を探し出して呼出先と協議する必要がなく、 緊急時にも対応可能な テレビ電話通訳サービスを提供できる。 また、 通訳者は呼出可能な状態 にある限り何処にいても対応できるので、 通訳者の拘束時間を最小限と して通訳サービスのコストを低減できる。
請求項 2に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1に記載のテレ ピ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に対して呼出先端 末からの映像を親画面、 通訳者端末からの映像を子画面として合成した 映像を送信する機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの映像を親 画面、 通訳者端末からの映像を子画面として合成した映像を送信する機 能と、 通訳者端末に対して呼出元端末からの映像と呼出先端末からの映 像とを合成した映像を送信する機能とを有するものである。
これにより、 呼出元と呼出先は通訳者の表情をピクチャ一^ rンピクチ ャ一で確認できるので通訳者の音声の判読が容易になり、 通訳者は呼出 元の表情と呼出先の表情を確認できるので的確な通訳が可能となる。 請求項 3に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1または請求項 2に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に 対して呼出先端末からの音声と通訳者端末からの音声を合成して送信す る第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの音声と通 訳者端末からの音声を合成して送信する第 2音声送信機能と、 通訳者端 末に対して呼出元端末からの音声と呼出先端末からの音声を合成して送 信する第 3音声送信機能とを有し、 通訳者端末からの指令により第 1音 声送信機能に供給する通訳者端末からの音声と第 2音声送信機能に供給 する通訳者端末からの音声のいずれか不要な側の音声を抑圧する不要側 音声抑圧機能を有し、 第 1音声送信機能は通訳者端末からの音声を検知 したときに呼出先端末からの音声を抑圧する呼出先音声抑圧機能を有し 、 第 2音声送信機能は通訳者端末からの音声を検知したときに呼出元端 末からの音声を抑圧する呼出元音声抑圧機能を有するものである。
従来のテレビ会議による通訳では、 各端末には 3者の音声が合成され た音声が伝達されるので、 いずれかの端末が発言中に他の端末が発言す るとお互いに内容の把握が困難になる。 このため、 実際には呼出元の発 言の終了を待って通訳者が通訳し、 その通訳の終了を待って呼出先が発 言し、 その呼出先の発言の終了を待って通訳者が通訳することを繰返す 必要があり、 迅速かつ的確な通訳を行うことは困難であった。 本発明で は、 不要側音声抑圧機能により通訳者端末からの指令に基づいて呼出元 と呼出先のうち不要な側への通訳者の音声の送信が抑圧されるとともに 、 呼出先音声抑 J¾機能により通訳者の音声が検知されたときに呼出元へ の呼出先の原語音声の送信が抑圧され、 呼出元音声抑圧機能により通訳 者の音声が検知されたときに呼出先への呼出元の原語音声の送信が抑圧 されるので、 呼出元と呼出先は通訳者の発言と重なっても通訳の内容を 把握でき、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サービスを提供できる。
尚、 抑圧には、 ある程度聴取可能なように音声信号のレベルを絞る場 合と、 完全に聞こえないように遮断する場合とを含む。 また、 不要側音 声抑圧機能には、 通訳者の音声を呼出元と呼出先のいずれか一方に切換 えて送信する場合を含む。 請求項 4に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1または請求項 2に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に 対して呼出先端末からの音声と通訳者端末からの音声を切換えて送信す る第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの音声と通 訳者端末からの音声を切換えて送信する第 2音声送信機能と、 通訳者端 末に対して呼出元端末からの音声と呼出先端末からの音声を合成して送 信する第 3音声送信機能とを有し、 通訳者端末からの指令により第 1音 声送信機能に供給する通訳者端末からの音声と第 2音声送信機能に供給 する通訳者端末からの音声のいずれか不要な側の音声を抑圧する不要側 音声抑圧機能を有し、 第 1音声送信機能は通訳者端末からの音声を検知 したときに呼出先端末からの音声を遮断して通訳者端末からの音声を送 信する機能を有し、 第 2音声送信機能は、 通訳者端末からの音声を検知 したときに呼出元端末からの音声を遮断して通訳者端末からの音声を送 信する機能を有するものである。
本発明では、 不要側音声抑圧機能により通訳者端末からの指令に基づ いて呼出元と呼出先のうち不要な側への通訳者の音声の送信が抑圧され るとともに、 第 1音声送信機能において通訳者の音声が検知されたとき に呼出先の原語音声から通訳者の音声に切替り、 第 2音声送信機能にお いて通訳者の音声が検知されたときに呼出先の原語音声から通訳者の音 声に切替るので、 呼出元と呼出先は通訳者の発言と重なっても通訳の内 容を把握でき、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サービスを提供できる。
尚、 不要側音声抑圧機能には、 通訳者の音声を呼出元と呼出先のいず れか一方に切換えて送信する場合を含む。
請求項 5に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1または請求項 2に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に 対して呼出先端末からの音声と通訳者端末からの音声を音声多重合成し て送信する第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの 音声と通訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 2音声送信 機能と、 通訳者端末に対して呼出元端末からの音声と呼出先端末からの 音声を音声多重合成して送信する第 3音声送信機能とを有し、 通訳者端 末からの指令により第 1音声送信機能に供給する通訳者端末からの音声 と第 2音声送信機能に供給する通訳者端末からの音声のいずれか不要な 側の音声を抑圧する不要側音声機能を有するものである。
本発明では、 不要側音声抑圧機能により通訳者端末からの指令に基づ いて呼出元と呼出先のうち不要な側への通訳者の音声の送信が抑圧され るとともに、 第 1音声送信機能において呼出先の原語音声と通訳者の音 声が音声多重合成されて呼出元に送信され、 第 2音声送信機能において 呼出元の原語音声と通訳者の音声が音声多重合成されて呼出先に送信さ れるので、 呼出元と呼出先は通訳者の発言と重なっても受信された音声 から通訳者の音声を選択して聴取することにより通訳の内容を把握でき 、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サービスを提供できる。
尚、 不要側音声抑圧機能には、 通訳者の音声を呼出元と呼出先のいず れか一方に切換えて送信する場合を含む。
請求項 6に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1ないし請求項 5のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼 出元端末からの映像と呼出先端末からの映像と通訳者端末からの映像を 含む映像と呼出元端末からの音声と呼出先端末からの音声と通訳者端末 からの音声を含む音声とを記録する機能と、 記録された映像および音声 を端末からの要求により再生して送信する機能とを有するものである。 これにより、 通訳サービス中の呼出元と呼出先と通訳者の映像および 音声は記録され、 端末からの要求により記録内容を確認できるので、 そ の場で理解できなかったことを再確認したり、 通訳サービスの内容を後 にチェックしたりすることができる。
尚、 映像の記録は、 呼出元端末に送信する映像と呼出先端末に送信す る映像を合成して記録するようにしてもよい。 これにより、 実際に呼出 元や呼出先が受信した映像を確認できる。
また、 音声の記録は、 呼出元端末に送信する音声と呼出先端末に送信 する音声を音声多重合成して記録するようにしてもよい。 これにより、 音声多重分離機能を有する端末では、 呼出元の言語と呼出先の言語を分 離して内容を確認できる。
また、 呼出元端末に送信する音声と呼出先端末に送信する音声を個別 に記録し、 端末からの指令により指定された側の音声を再生して送信す るようにしてもよい。 これにより、 音声多重分離機能を有しない端末で も、 呼出元の言語と呼出先の言語を分離して内容を確認できる。
請求項 7に記載のテレビ電話通訳システムは、 異なる言語を使用する 呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を呼出先の言語を呼出元の言語 に通訳する第 1通訳者と呼出元の言語を呼出先の言語に通訳する第 2通 訳者とによって通訳するテレビ電話通訳システムであって、 呼出元端末 と呼出先端末と第 1通訳者端末と第 2通訳者端末とを接続する接続手段 と、 接続手段により接続された各端末間の映像および音声の通信を行う 通信手段とを備え、 接続手段は通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の 端末番号とが少なくとも登録される通訳者登録テーブルを備え、 呼出元 端末からの呼出を受付る機能と、 呼出を受付た呼出元端末から呼出先の 端末番号と呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とを取得する機能と、 取得された呼出先の言語種別と呼出元の言語種別とから通訳者登録テー ブルを参照して第 1通訳者の端末番号を取出す機能と、 取出された第 1 通訳者の端末番号により第 1通訳者端末を呼出す機能と、 取得された呼 出元の言語種別と呼出先の言語種別とから通訳者登録テーブルを参照し て第 2通訳者の端末番号を取出す機能と、 取出された第 2通訳者の端末 番号により第 2通訳者端末を呼出す機能と、 取得された呼出先の端末番 号により呼出先端末を呼出す機能とを有し、 通信手段は呼出元端末に対 して少なくとも呼出先端末からの映像を含む映像と少なくとも第 1通訳 者端末からの音声を含む音声を送信する機能と、 呼出先端末に対して少 なくとも呼出元端末からの映像を含む映像と少なくとも第 2通訳者端末 からの音声を含む音声を送信する機能と、 第 1通訳者端末に対して少な くとも呼出先端末からの音声を含む音声を送信する機能と、 第 2通訳者 端末に対して少なくとも呼出元端末からの音声を含む音声を送信する機 能とを有するものである。
これにより、 呼出元端末からの呼出に基づいて、 通訳者登録テーブル から呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳者と呼出元の言語 を呼出先の言語に通訳する第 2通訳者の端末番号が取出され、 呼出元端 末と呼出先端末と第 1通訳者端末と第 2通訳者端末とが自動接続され、 通訳に必要な映像および音声の通信が行われるので、 呼出元は事前に通 訳者を探し出して呼出先と協議する必要がなく、 緊急対応可能なテレビ 電話通訳サ一ビスを提供できる。 また、 通訳者は呼出可能な状態にある 限り何処にいても対応できるので、 通訳者の拘束時間を最小限として通 訳サービスのコストを低減できる。
請求項 8に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 7に記載のテレ ビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に対して呼出先端 末からの映像を親画面、 第 1通訳者端末からの映像を子画面として合成 した映像を送信する機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの映像 を親画面、 第 2通訳者端末からの映像を子画面として合成した映像を送 信する機能と、 第 1通訳者端末に対して呼出先端末からの映像と呼出元 端末からの映像とを合成した映像を送信する機能と、 第 2通訳者端末に 対して呼出元端末からの映像と呼出先端末からの映像とを合成した映像 を送信する機能とを有するものである。
これにより、 呼出元は第 1通訳者の表情を、 呼出先は第 2通訳者の表 情をそれぞれピクチャーィンピクチャーで確認できるので通訳者の音声 の判読が容易になり、 各通訳者は呼出元の表情と呼出先の表情を確認で きるので的確な通訳が可能となる。
請求項 9に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 7または請求項 8に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末に 対して呼出先端末からの音声と第 1通訳者端末からの音声を合成して送 信する第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの音声 と第 2通訳者端末からの音声を合成して送信する第 2音声送信機能と、 第 1通訳者端末に対して少なくとも呼出先端末からの音声を送信する第 3音声送信機能と、 第 2通訳者端末に対して少なくとも呼出元端末から の音声を送信する第 4音声送信機能とを有し、 第 1音声送信機能は第 1 通訳者端末からの音声を検知したときに呼出先端末からの音声を抑圧す る呼出先音声抑圧機能を有し、 第 2音声送信機能は第 2通訳者端末から の音声を検知したときに呼出元端末からの音声を抑圧する呼出元音声抑 圧機能を有するものである。
本発明では、 呼出先音声抑圧機能により第 1通訳者の音声が検知され たときに呼出元への呼出先の原語音声の送信が抑圧され、 呼出元音声抑 圧機能により第 2通訳者の音声が検知されたときに呼出先への呼出元の 原語音声の送信が抑圧されるので、 呼出元と呼出先は各通訳者の発言と 重なっても通訳の内容を把握でき、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サー ビスを提供できる。
尚、 抑圧には、 ある程度聴取可能なように音声信号のレベルを絞る場 合と、 完全に聞こえないように遮断する場合とを含む。 請求項 1 0に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 7または請求 項 8に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末 に対して呼出先端末からの音声と第 1通訳者端末からの音声を切換えて 送信する第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末からの音 声と第 2通訳者端末からの音声を切換えて送信する第 2音声送信機能と 、 第 1通訳者端末に対して少なくとも呼出先端末からの音声を送信する 第 3音声送信機能と、 第 2通訳者端末に対して少なくとも呼出元端末か らの音声を送信する第 4音声送信機能とを有し、 第 1音声送信機能は第 1通訳者端末からの音声を検知したときに呼出先端末からの音声を遮断 して第 1通訳者端末からの音声を送信する機能を有し、 第 2音声送信機 能は第 2通訳者端末からの音声を検知したときに呼出元端末からの音声 を遮断して第 2通訳者端末からの音声を送信する機能を有するものであ る。
本発明では、 第 1音声送信機能において第 1通訳者の音声が検知され たときに呼出先の原語音声から第 1通訳者の音声に切替り、 第 2音声送 信機能において第 2通訳者の音声が検知されたときに呼出先の原語音声 から第 2通訳者の音声に切替るので、 呼出元と呼出先は各通訳者の発言 と重なっても通訳の内容を把握でき、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サ —ビスを提供できる。
請求項 1 1に記載のテレビ電話通訳システムほ、 請求項 7または請求 項 8に記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段は呼出元端末 に対して呼出先端末からの音声と第 1通訳者端末からの音声を音声多重 合成して送信する第 1音声送信機能と、 呼出先端末に対して呼出元端末 からの音声と第 2通訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 2音声送信機能と、 第 1通訳者端末に対して少なくとも呼出先端末から の音声を送信する第 3音声送信機能と、 第 2通訳者端末に対して少なく とも呼出元端末からの音声を送信する第 4音声送信機能とを有するもの である。
本発明では、 第 1音声送信機能において呼出先の原語音声と第 1通訳 者の音声が音声多重合成されて呼出元に送信され、 第 2音声送信機能に おいて呼出元の原語音声と第 2通訳者の音声が音声多重合成されて呼出 先に送信されるので、 呼出元と呼出先は各通訳者の発言と重なっても受 信された音声から各通訳者の音声を選択して聴取することにより通訳の 内容を把握でき、 迅速かつ的確なテレビ電話通訳サービスを提供できる 請求項 1 2に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 7ないし請求 項 1 1のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 通信手段 は呼出元端末からの映像と呼出先端末からの映像と第 1通訳者端末から の映像と第 2通訳者端末からの映像を含む映像と、 呼出元端末からの音 声と呼出先端末からの音声と第 1通訳者端末からの音声と第 2通訳者端 末からの音声を含む音声とを記録する機能と、 記録された映像および音 声を端末からの要求により再生して送信する機能とを有するものである これにより、 通訳サービス中の呼出元と呼出先と第 1通訳者と第 2通 訳者の映像および音声は記録され、 端末からの要求により記録内容を確 認できるので、 その場で理解できなかったことを再確認したり、 通訳サ —ビスの内容を後にチェックしたりすることができる。
尚、 映像の記録は、 呼出元端末に送信する映像と呼出先端末に送信す る映像を合成して記録するようにしてもよい。 これにより、 実際に呼出 元や呼出先が受信した映像を確認できる。
また、 音声の記録は、 呼出元端末に送信する音声と呼出先端末に送信 する音声を音声多重合成して記録するようにしてもよい。 これにより、 音声多重分離機能を有する端末では、 呼出元の言語と呼出先の言語を分 離して内容を確認できる。
また、 呼出元端末に送信する音声と呼出先端末に送信する音声を個別 に記録し、 端末からの指令により指定された側の音声を再生して送信す るようにしてもよい。 これにより、 音声多重分離機能を有しない端末で も、 呼出元の言語と呼出先の言語を分離して内容を確認できる。
請求項 1 3に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1ないし請求 項 1 2のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 通訳者登 録テ一ブルには通訳者を選択する選択情報が登録され、 接続手段は呼出 元端末から通訳者の選択条件を取得する機能と、 取得された通訳者の選 択条件から通訳者登録テーブルを参照して該当する通訳者の端末番号を 取出す機能とを有するものである。
これにより、 通訳者登録テーブルに登録されている通訳者の中から呼 出元と呼出先のテレビ対談の目的に適した人を選択できる。 通訳者を選 択する選択情報には、 性別 ·年齢 ·居住地 ·専門分野 ·保有資格等に関 する情報が含まれる。
尚、 通訳者登録テーブルに通訳者の言語別の通訳レベルを登録するよ うにすれば、 利用者は目的とする言語間の通訳について希望するレベル の通訳者を選択することができ、 通訳者は自分が対応可能な言語を多数 登録できるので、 柔軟で効率的な通訳者の選定が可能となる。
また、 双方向同時通訳によるテレビ電話通訳システムでは、 通訳者登 録テーブルに登録する言語別の通訳レベルとして、 ヒアリングのレベル とスピーキングのレベルとを区分して登録することにより、 第 1通訳者 に最適な人と第 2通訳者に最適な人とを個別に選定することができ、 更 に柔軟で効率的な通訳者の選定が可能となる。
請求項 1 4に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1ないし請求 項 1 3のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 通訳者登 録テーブルには通訳者が受付可能か否かを示す受付フラグが登録され、 接続手段は通訳者登録テーブルの受付フラグを参照して受付可能な通訳 者の端末番号を取出す機能を有するものである。
これにより、 通訳者が通訳者登録テーブルに受付可能か否かを登録し ておくことで、 受付可能な通訳者を自動的に選択して呼出せるので、 無 駄な呼出を排除して、 より柔軟で効率的なテレビ電話通訳システムを構 成できる。
請求項 1 5に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1ないし請求 項 1 4のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 接続手段 は各端末に対して送信する文字メッセージを生成する機能を有し、 通信 手段は各端末に対して生成された文字メッセージを送出する機能を有す るものである。
これにより、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを接続する際に 、 各端末に対して必要な情報入力を促す文字メッセ一ジを送出できる。 請求項 1 6に記載のテレビ電話通訳システムは、 請求項 1ないし請求 項 1 5のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 接続手段 は各端末に対して送信する音声メッセ一ジを生成する機能を有し、 通信 手段は各端末に対して生成された音声メッセージを送出する機能を有す るものである。
これにより、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを接続する際に 、 呼出先端末 ·呼出先端末'通訳者端末に対して音声メッセージを送出で きるので、 呼出元 · 呼出先 ·通訳者のいずれかが視覚障害者であっても テレビ電話通訳サービスを提供できる。
請求項 1 7に記載のテレビ電話通訳方法は、 請求項 1ないし請求項 1 6のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 接続手段は各 端末からの指令により対話中に使用する用語を登録する機能と、 各端末 からの指令により登録された用語を取出してテロップを生成する機能と を有し、 通信手段は各端末に対して生成されたテロップを送出する機能 を有するものである。
これにより、 通訳の困難な用語をあらかじめ登録しておくことで、 各 端末の画面にテロップ表示でき、 より迅速かつ的確なテレビ電話通訳サ —ビスを提供できるを提供できる。
請求項 1 8に記載のテレビ電話通訳方法は、 請求項 1ないし請求項 1 7のいずれかに記載のテレビ電話通訳システムであって、 通訳者登録テ —ブルには通訳者の課金情報が登録され、 接続手段は呼出元端末または 呼出先端末が通訳サービスを受けている時間を計測する機能と、 計測さ れた時間と通訳者登録テーブルに登録されている課金情報とから利用料 金を演算する機能とを有するものである。
これにより、 通訳者登録テ一ブルに通訳者の課金情報を登録しておく ことにより、 テレビ電話通訳サービスに対して適正な利用料金を課金す ることができる。
尚、 通訳者登録テーブルには、 通訳者の言語別の通訳レベルが登録さ れ、 別途設けた通訳レベルと時間単価の関係を規定した課金テーブルを 用いて課金情報を得るようにしてもよい。 これにより、 通訳者のレベル に応じた適正な利用料金を課金できる。
請求項 1 9に記載のテレビ電話通訳方法は、 異なる言語を使用する呼 出元と呼出先との間のテレビ電話対談を通訳者が通訳するテレビ電話通 訳方法であって、 通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の端末番号とが 少なくとも登録される通訳者登録テーブルを用い、 呼出元端末からの呼 出を受付るステップと、 呼出を受付た呼出元端末から呼出先の端末番号 と呼出先の言語種別と呼出元の言語種別とを取得するステツプと、 取得 された呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とから通訳者登録テーブル を参照して通訳者の端末番号を取出すステツプと、 取出された通訳者の 端末番号により通訳者端末を呼出すステップと、 取得された呼出先の端 末番号により呼出先端末を呼出すステップとを有し、 呼出元端末に対し て少なくとも呼出先端末からの映像を含む映像と少なくとも通訳者端末 からの音声を含む音声を送信するステツプと、 前記呼出先端末に対して 少なくとも前記呼出元端末からの映像を含む映像と少なくとも通訳者端 末からの音声を含む音声を送信するステツプと、 通訳者端末に対して少 なくとも呼出元端末からの音声と呼出先端末からの音声を含む音声を送 信するステップとを有するものである。
これにより、 呼出元端末からの呼出に基づいて、 通訳者登録テーブル から呼出元の言語と呼出先の言語との間を通訳可能な通訳者の端末番号 が取出され、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とが自動接続され、 通訳に必要な映像および音声の通信が行われるので、 呼出元は事前に通 訳者を探し出して呼出先と協議する必要がなく、 緊急対応可能なテレビ 電話通訳サービスを提供できる。 また、 通訳者は呼出可能な状態にある 限り何処にいても対応できるので、 通訳者の拘束時間を最小限として通 訳サービスのコストを低減できる。
請求項 2 0に記載のテレビ電話通訳方法は、 異なる言語を使用する呼 出元と呼出先との間のテレビ電話対談を呼出先の言語を呼出元の言語に 通訳する第 1通訳者と呼出元の言語を呼出先の言語に通 する第 2通訳 者とによって通訳するテレビ電話通訳方法であって、 通訳者が通訳可能 な言語種別と通訳者の端末番号とが少なくとも登録される通訳者登録テ 一ブルを用い、 呼出元端末からの呼出を受付るステップと、 呼出を受付 た呼出元端末から呼出先の端末番号と呼出先の言語種別と呼出元の言語 種別とを取得するステップと、 取得された呼出先の言語種別と呼出元の 言語種別とから通訳者登録テーブルを参照して第 1通訳者の端末番号を 取出すステップと、 取出された第 1通訳者の端末番号により第 1通訳者 端末を呼出すステップと、 取得された呼出元の言語種別と呼出先の言語 種別とから通訳者登録テーブルを参照して第 2通訳者の端末番号を取出 すステップと、 取出された第 2通訳者の端末番号により第 2通訳者端末 を呼出すステップと、 取得された呼出先の端末番号により呼出先端末を 呼出すステップとを有し、 呼出元端末に対して少なくとも呼出先端末か らの映像を含む映像と少なくとも第 1通訳者端末からの音声を含む音声 を送信するステップと、 呼出先端末に対して少なくとも呼出元端末から の映像を含む映像と少なくとも第 2通訳者端末からの音声を含む音声を 送信するステップと、 第 1通訳者端末に対して少なくとも呼出先端末か らの音声を含む音声を送信するステツプと、 第 2通訳者端末に対して少 なくとも呼出先端末からの音声を含む音声を送信するステツプとを有す るものである。
これにより、 呼出元端末からの呼出に基づいて、 通訳者登録テーブル から呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳者と呼出元の言語 を呼出先の言語に通訳する第 2通訳者の端末番号が取出され、 呼出元端 末と呼出先端末と第 1通訳者端末と第 2通訳者端末とが自動接続され、 通訳に必要な映像および音声の通信が行われるので、 呼出元は事前に通 訳者を探し出して呼出先と協議する必要がなく、 緊急対応可能なテレビ 電話通訳サービスを提供できる。 また、 通訳者は呼出可能な状態にある 限り何処にいても対応できるので、 通訳者の拘束時間を最小限として通 訳サービスのコストを低減できる。
本願発明の上述の目的, その他の目的, 特徴および利点は、 図面を参 照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろ Ό。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳シ のシステム構成図である。
第 2図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳 にける各端末画面に表示される映像の例を示す図である。
第 3図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳シ における通訳者登録テーブルの一例を示す図である。
第 4図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳 における制御装置の接続処理の処理フロー図である。
第 5図は、 呼出元と呼出先の言語種別の入力を促す画面の一例を示す 図である。
第 6図は、 通訳者選定条件の入力を促す画面の一例を示す図である。 第 7図は、 呼出先の端末番号の入力を促す画面の一例を示す図である 第 8図は、 本願発明の第二実施形態にかかるテレビ電話通訳 のシステム構成図である。
第 9図は、 接続先テーブルの一例を示す図である。
第 1 0図は、 本願発明の第二実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける制御装置の接続処理の処理フロー図である。
第 1 1図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムのシステム構成図である。
第 1 2図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける各端末画面に表示される映像の例を示す図である。
第 1 3図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける通訳者登録テーブルの一例を示す図である。
第 1 4図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通 ムにおける制御装置の接続処理の処理フロー図である。
第 1 5図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける音声通信機能の一実施例を示すブロック構成図である。 第 1 6図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける音声通信機能の他の実施例を示すブロック構成図である。 第 1 7図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける音声通信機能の一実施例を示すブロック構成図である。 第 1 8図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける音声通信機能の他の実施例を示すプロック構成図である。 第 1 9図は、 本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける記録再生機能の実施例を示すブロック構成図である。
第 2 0図は、 本願発明の第三実施形態にかかるテレビ電話通訳システ ムにおける記録再生機能の実施例を示すブロック構成図である。
第 2 1図は、 記録再生機能により各端末画面に表示される映像の例を 示す図である。
第 2 2図は、 従来の多地点接続装置によるテレビ会議サービスを用い てテレビ電話通訳を行う場合のシステム構成図である。 発明を実施するための最良の形態
第 1図に本願発明の第一実施形態にかかるテレビ電話通訳システムの システム構成図を示す。 本実施形態は、 呼出元 · 呼出先 ·通訳者の使用 する各端末が公衆電話回線に接続する電話型のテレビ電話端末である場 合のシステム構成例を示す。
図において、 1 0 0は通訳サービスを提供する通訳センターに設置さ れるテレビ電話通訳システムであり、 公衆電話回線 4 0を介して、 呼出 元が使用するテレビ電話端末 (以下、 呼出元端末と呼ぶ) 1 0と、 呼出 先が使用するテレビ電話端末 (以下、 呼出先端末と呼ぶ) 2 0と、 通訳 者が使用するテレビ電話端末 (以下、 通訳者端末と呼ぶ) 30とを接続 し、 呼出元と呼出先の間のテレビ電話対談を通訳者がテレビ電話を介し て通訳するテレビ電話通訳サービスを提供するものである。
呼出元端末 1 0、 呼出先端末 20、 通訳者端末 30は、 それぞれ各利 用者を撮像するテレビカメラ (a) と、 受信した映像を表示するデイス プレイ画面 (b) と、 番号入力や情報入力のためのダイアルパッ ド (c ) と、 音声の入出力を行うヘッドセッ ト (d) を備える。 尚、 音声の入 出力は、 必ずしもヘッ ドセットである必要はなく、 通常の電話で用いら れる送受話器でもよい。
このような公衆回線に接続するテレビ電話端末としては、 例えば I T U— T勧告の H. 3 20に準拠した I S DNテレビ電話端末等があるが 、 本願発明はこれに限らず独自のプロトコルを使用するテレビ電話端末 を使用してもよい。
尚、 公衆電話回線には無線式のものが含まれ、 テレビ電話端末にはテ レビ電話機能を有する携帯電話や携帯端末を使用してもよい。
テレビ電話通訳システム 1 00は、 呼出元端末と接続するための呼出 元端末用回線インタ一フェース (以下、 インタ一フェースは I ZFと略 す) 1 20と、 呼出先端末と接続する'ための呼出先端末用回線 I ZF 1 40と、 通訳者端末と接続するための通訳者端末用回線 I ZF 1 60と を備え、 それぞれ映像信号 '音声信号 ·データ信号を多重化したり分離し たりする多重 ·分離装置 1 22、 142、 1 6 2と、 映像信号の圧縮- 伸張を行う映像コーデック 1 24、 144、 1 64と、 音声信号の圧縮 •伸張を行う音声コーデック 1 26、 146、 1 6 6とが接続されてい る。 ここで、 各回線 I /F、 各多重'分離装置、 各映像コ一デック、 各音 声コーデックは、 各端末で使用されるプロトコルに対応して呼制御ゃス トリーミング制御、 映像信号や音声信号の圧縮 ·伸張が行われる。
呼出元端末用映像コーデック 1 2 4の映像入力には、 呼出先端末用映 像コーデック 1 4 4からの映像出力と通訳者端末用映像コ一デック 1 6 4からの映像出力と呼出元端末用テロップメモリ 1 3 2の出力とを合成 する映像合成装置 1 2 8が接続され、 呼出先端末用映像コーデック 1 4 4の映像入力には、 呼出元端末用映像コーデック 1 2 4からの映像出力 と通訳者端末用映像コーデック 1 6 4からの映像出力と呼出先端末用テ ロップメモリ 1 5 2の出力とを合成する映像合成装置 1 4 8が接続され ている。
また、 通訳者端末用映像コ一デック 1 6 4の映像入力には、 呼出元端 末用映像コ一デック 1 2 4からの映像出力と呼出先端末用映像コーデッ ク 1 4 4からの映像出力と通訳者端末用テロップメモリ 1 7 2の出力と を合成する映像合成装置 1 6 8が接続されている。
尚、 呼出元端末、 呼出先端末では、 通訳者の映像表示は省略すること ができるが、 通訳者の映像を表示することで通訳された音声の判読が容 易になるので、 通訳者の映像を合成できるようにしておくことが好まし い。
また、 通訳者端末では、 呼出元や呼出先の映像表示は省略することが できるが、 これらの映像を表示することで通訳する際の音声の判読が容 易になるので、 呼出元や呼出先の映像を表示できるようにしておくこと が好ましい。
第 2図に、 テレビ電話通訳システム 1 0 0においてテレビ対談中に各 端末画面に表示される映像の例を示す。 第 2 ( a ) 図は呼出元端末の画 面であり、 映像合成装置 1 2 8によって呼出先の映像に通訳者の映像を 合成した映像が表示される。 ここでは、 呼出先の映像を親画面、 '通訳者 の映像を子画面としてピクチャーィンピクチャ一表示しているが、 通訳 者の映像を親画面、 呼出先の映像を子画面としてピクチャーィンピクチ ヤー表示してもよく、 両者を均等に表示してもよい。 第 2 ( b ) 図は呼 出先端末の画面であり、 映像合成装置 1 4 8によって呼出元の映像に通 訳者の映像を合成した映像が表示される。 ここでは、 呼出元の映像を親 画面、 通訳者の映像を子画面としてピクチャーインピクチャー表示して いるが、 通訳者の映像を親画面、 呼出先の映像を子画面としてピクチャ —インピクチャー表示してもよく、 両者を均等に表示してもよい。 第 2 ( c ) 図は通訳者端末の画面であり、 映像合成装置 1 6 8によって呼出 元の映像に呼出先の映像を合成した映像が表示される。
一方、 呼出元端末用音声コーデック 1 2 6の音声入力には、 呼出先端 末用音声コーデック 1 4 6からの音声出力と通訳者端末用音声コーデッ ク 1 6 6からの音声出力とを合成する音声合成装置 1 3 0が接続され、 呼出先端末用音声コーデック 1 4 6の音声入力には、 呼出元端末用音声 コーデック 1 2 6からの音声出力と通訳者端末用音声コーデック 1 6 6 からの音声出力とを合成する音声合成装置 1 5 0が接続されている。 また、 通訳者端末用音声コーデック 1 6 6の音声入力には、 呼出元端 末用音声コ一デック 1 2 6からの音声出力と呼出先端末用音声コーデッ ク 1 4 6からの音声出力とを合成する音声合成装置 1 7 0が接続されて いる。
ここで、 通訳者端末用音声コ一デック 1 6 6からの音声出力は、 切換 器 1 7 4に入力され、 通訳者端末からの指令に基づき、 通訳者が呼出先 の言語を呼出元の言語に通訳するときは呼出元端末用音声合成装置 1 3 0に対して、 通訳者が呼出元の言語を呼出先の言語に通訳するときは呼 出先端末用音声合成装置 1 5 0に対して供給される。 これにより、 通訳 者の音声は呼出元と呼出先のいずれか必要な側にのみ送信されるので、 呼出元または呼出先の発言が不要な通訳者の音声によって妨げられるこ とを防止でき、 スムースに対談できる。
また、 呼出元端末用音声合成装置 1 3 0は、 通訳者端末からの音声を 検知したときに呼出先端末からの音声レベルを抑圧するかまたは呼出先 端末からの音声を通訳者端末からの音声に切換える機能を備え、 呼出先 端末用音声合成装置 1 5 0は、 通訳者端末からの音声を検知したときに 呼出元端末からの音声レベルを抑圧するかまたは呼出先端末からの音声 を通訳者端末からの音声に切換える機能を備えている。 これにより、 呼 出元や呼出先において、 通訳者による通訳の音声が相手方の音声に重な つて聴き取り困難となることを防止できるので、 通訳者が発言者の発言 を同時通訳することができ、 迅速かつ的確な通訳が可能となる。
第 1 5図に、 切換器 1 7 4における通訳者音声の送信先の切換機能お よび音声合成装置 1 3 0、 1 5 0における呼出先音声または呼出元音声 の抑圧機能の具体的実施例を示す。 図のように、 通訳者端末用音声コー デック 1 6 6からの音声出力はスィッチ 1 7 4を介して呼出元端末用音 声信号加算器 1 9 0と呼出先端末用の音声信号加算器 1 9 3とに接続さ れており、 P B検出器 1 7 5からの信号によって通訳者の音声が呼出元 か呼出先のいずれかに供給される。 P B検出器 1 7 5は、 通訳者端末か らの音声信号により、 端末のダイアルパッ ドにおいてあらかじめ定めた 呼出元選択用番号または呼出先選択用番号が押されたことを、 データ信 号またはトーン信号により検出し、 指定された側に切換器 1 7 4を切換 える。 このため、 通訳者は通訳する際にその音声が呼出元に対するもの か呼出先に対するものかをダイアルパッ ドから指定して発声する。 これ により、 呼出元と呼出先のうち通訳者の音声を聞く必要のない側には通 訳者の音声は伝達されない。
—方、 呼出元端末用音声信号加算器 1 9 0には呼出先端末用音声コー デック 1 4 6からの音声出力が減衰器 1 9 1を介して接続されており、 信号検出器 1 9 2によって通訳者からの音声が検出されたときに呼出先 端末からの音声を減衰させる。 また、 呼出先端末用音声信号加算器 1 9 3には呼出元端末用音声コ一デック 1 2 6からの音声出力が減衰器 1 9 4を介して接続されており、 信号検出器 1 9 5によって通訳者からの音 声が検出されたときに呼出元端末からの音声を減衰させる。 ここで、 信 号検出器 1 9 2、 1 9 5はノイズ等により相手方の音声が誤って減衰さ せられるのを防止するため適当な検出レベルに設定されている。
尚、 信号検出器 1 9 2、 1 9 5において通訳者の音声が検出された直 後の通訳者の音声を呼出元または呼出先が確実に聴取できるように、 音 声信号加算器 1 9 0、 1 9 3の通訳者の音声入力に適当な信号遅延器を 設けるようにしてもよい。
上記実施例では、 呼出元または呼出先が通訳者の音声を聞くときに相 手方の生の音声をある程度聴取可能なように、 減衰器 1 9 1 、 1 9 4に よって減衰させるようにしたが、 スィツチによって完全に遮断するよう にしてもよい。
第 1 6図に、 通訳者の音声が伝達されたときに相手方の音声を遮断し 、 通訳者の音声のみを伝達する場合の実施例を示す。 図のように、 前述 の音声信号加算器 1 9 0、 1 9 3に代えてスィッチ 1 9 7、 1 9 8を用 い、 信号検出器 1 9 2、 1 9 5によって通訳者の音声を検出したときに 、 スィッチ 1 9 7、 1 9 8を相手方の音声から通訳者の音声に切換える 。 その他の構成は第 1 5図と同等である。
尚、 この場合も信号検出器 1 9 2、 1 9 5において通訳者の音声が検 出された直後の通訳者の音声を呼出元または呼出先が確実に聴取できる ように、 スィッチ 1 9 7、 1 9 8の通訳者の音声入力に適当な信号遅延 器を設けるようにしてもよい。
上記実施例では、 音声信号加算器 1 9 0、 1 9 3は通訳者の音声と相 手方の音声を単純加算するものとして説明したが、 2つの信号を音声多 重合成するようしてもよい。 例えば、 端末がステレオ音声対応のもので あれば、 相手方の音声を左信号、 通訳者の音声を右信号としてステレオ 合成した信号を送信し、 端末側で受信者が必要とする音声を選択する。 この場合、 テレビ電話通訳システムにおいて相手方の音声を減衰させる 減衰器を設ける必要はなく、 受信者側で状況に応じてへッドセッ トの左 側と右側の音量バランスを調節して聴くようにすればよい。
上記実施例では、 通訳者の音声はスィツチ 1 7 4によって呼出元に送 信するか呼出先に送信するかを切換えるものとして説明したが、 通訳者 の音声を音声信号加算器 1 9 0 (またはスィッチ 1 9 7 ) および音声信 号加算器 1 9 3 (またはスィッチ 1 9 8 ) のそれぞれに減衰器を介して 供給し、 P B検出器 1 7 5によって不要な側への音声信号を減衰させる ようにしてもよい。 このように、 減衰器を用いることで発言者側にも通 訳者の音声がある程度伝達されるので、 発言者は自分の音声が通訳され ていることを確認しながら発言できる。
テレビ電話通訳システム 1 0 0は、 通訳者が使用する通訳者用端末の 端末番号を登録する通訳者登録テーブル 1 1 2を有し、 各回線 I 1 2 0、 1 4 0、 1 6 0、 各多重 ·分離装置 1 2 2、 1 4 2、 1 6 2、 各映 像合成装置 1 2 8、 1 48、 1 6 8、 各音声合成装置 1 3 0、 1 5 0、 1 7 0、 各テロップメモリ 1 3 2、 1 5 2、 1 7 2のそれぞれと接続さ れる制御装置 1 1 0を備え、 呼出元端末からの呼出を受付る機能と、 呼 出元の言語種別と呼出先の言語種別を取得する機能と、 通訳者の選定条 件を取得する機能と、 当該取得された言語種別と選定条件とから通訳者 登録テーブル 1 1 2を参照して通訳者の端末番号を取出す機能と、 当該 取出した端末番号によって通訳者端末を呼出す機能と、 呼出先の端末番 号を取得する機能と、 当該取得した端末番号によって呼出先端末を呼出 す機能とによって、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを接続する 機能を提供する。
また、 各映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8や各音声合成装置 1 3 0、 1 5 0、 1 7 0の動作は、 制御装置 1 1 0によってコントロールさ れており、 各端末から利用者がダイアルパッ ドの所定の番号ポタンを押 すことによって映像表示方法または音声出力方法を変更する機能を有す る。 これは、 各多重 ·分離装置 1 2 2、 1 4 2、 1 6 2において各端末 でダイアルパッ ドの番号ボタンが押されたことをデ一夕信号またはトー ン信号により検出し、 これを制御装置に伝達することにより実現できる 。 これにより、 各端末では目的に応じて必要な映像や音声のみを選択し て表示したり、 親画面と子画面を入替えたり、 子画面の位置を変更する など、 柔軟な使い方ができる。
更に、 各映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8の入力には、 それぞれ 呼出元端末用テロップメモリ 1 3 2、 呼出先端末用テロップメモリ 1 5 2、 通訳者端末用テロップメモリ 1 7 2が接続されており、 各テロップ メモリ 1 3 2、 1 5 2、 1 7 2の内容は制御装置 1 1 0から設定できる ようになつている。 これにより、 通訳を介したテレビ電話対談を設定す る際に、 各端末に対するメッセージを各テロップメモリ 1 3 2、 1 5 2 、 1 7 2に設定し、 各映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8に対して各 テロップメモリ 1 3 2、 1 5 2、 1 7 2の信号を選択する指令を出すこ とで、 各端末に対して必要なメッセ一ジを伝達して 3者間通話を確立す ることができる。
また、 テレビ電話対談において説明の困難な用語や発音の困難な言葉 等がある場合に、 その用語をあらかじめ各端末のダイアルパッ ドの番号 に対応させて制御装置 1 1 0の用語登録テーブル 1 1 3に登録しておき 、 テレビ電話対談中に各端末のダイアルパッ ドが押されたことを各多重 •分離装置 1 2 2、 1 4 2、 1 6 2においてデータ信号またはトーン信 号により検出し、 押されたダイアルパッ ドの番号に対応する用語を用語 登録テーブル 1 1 3から取出して文字テロップを生成し、 各テロップメ モリに設定することで各端末にその用語を表示することができる。 これ により、 説明の困難な用語や発音の困難な言葉を文字テロップにより相 手方に伝えることができるので、 より迅速で的確なテレビ電話通訳サー ビスを提供できる。
次に、 通訳を介したテレビ電話対談を設定するための制御装置 1 1 0 による接続処理について説明する。
処理に先だって、 制御装置 1 1 0の通訳者登録テーブル 1 1 2には、 適当な端末 (図示省略) から、 通訳者の選定情報と各通訳者が使用する 端末の端末番号を登録しておく。 第 3図に、 通訳者登録テーブル 1 1 2 に登録される登録項目の例を示す。 通訳者の選定情報とは、 利用者が希 望する通訳者を選定するための情報であり、 性別 ·年齢'対応可能な言語 ·居住地'専門分野等を登録する。対応可能な言語については、言語別に 通訳者のレベルを登録し、 利用者が目的とする言語間で希望するレベル の通訳者を選定できるようにした。 ここでは、 通訳のレベルとして、 上 級は 1、 中級は 2、 初級は 3で表している。 居住地については、 利用者 が特定の地域についての地理的知識を有する人を希望する場合を想定し たもので、 ここでは郵便番号によって地域指定できるようにした。 専門 分野については、 対談の内容が専門的なものとなる場合に利用者がその 分野の専門知識を有する人やその分野の話題に明るい人を希望する場合 を想定したもので、 ここでは通訳者が得意とする分野を政治 ·法律 · ビ ジネス ·教育 ·科学技術 ·医療 ·語学 ·スポーツ '趣味等に分けて登録で きるようにした。 尚、 専門分野は多岐にわたるので、 階層的に登録して おいて選択時に利用者の希望するレベルでサーチするようにしてもよい この他に、 各通訳者が保有する資格を登録しておき、 利用者が希望す る資格保有者を通訳に選定できるようにしてもよい。
端末番号については、 ここでは公衆電話回線に接続するテレビ電話端 末を対象としているので、 端末の電話番号を登録することになる。
また、 通訳者登録テーブル 1 1 2には、 登録された通訳者が通訳の受 付が可能か否かを示す受付フラグが設けられており、 登録された通訳者 が自己の端末から通訳センターを呼出し、 ダイアルパッ ドを使用してコ マンド入力することで、 受付フラグをセットしたり、 リセッ 卜したりす ることができるようにした。 これにより、 登録された通訳者は通訳の受 付が可能なときにのみ通訳者登録テーブルの受付フラグをセッ トするこ とにより無駄な呼出を排除でき、 利用者も対応可能な通訳者を迅速に選 択することができる。
第 4図に、 制御装置 1 1 0による接続処理の処理フローを示す。 テレ ビ電話通訳システム 1 0 0は、 呼出元が呼出元端末用回線 I / Fの電話 番号に架電することにより通訳サービスの申込を受付け、 通訳者端末と 呼出先端末を呼出してテレビ電話通訳サービスのための接続を確立する 図のように、 最初に呼出元端末用回線 I Z F 1 2 0に呼出があったこ とを検出する (S 1 0 0 ) 。 呼出が検出されたら、 呼出元端末に対して 呼出元の言語種別の入力を促す画面を表示する (S 1 0 2 ) 。 これは、 例えば第 5 ( a ) 図のようなメッセージを呼出元端末用テロップ 1 3 2 に設定することにより行う。 これに対して呼出元が入力した呼出元の言 語種別を取得する (S 1 0 4 ) 。 これにより、 以降の呼出元端末および 通訳者端末に対するメッセージは取得された呼出元の言語種別により行 Ό。 次に、 呼出元端末に対して呼出先の言語種別の入力を促す画面を表示 する (S 1 0 6 ) 。 これは、 例えば第 5 ( b ) 図のようなメッセ一ジを 呼出元端末用テロップ 1 3 2に設定することにより行う。 これに対して 呼出元が入力した呼出先の言語種別を取得する (S 1 0 8 ) 。 これによ り、 呼出先端末に対するメッセージは取得された呼出先の言語種別によ り行う。
また、 呼出元端末に対して通訳者の選定条件の入力を促す画面を表示 する ( S 1 1 0 ) 。 これは、 例えば第 6 ( a ) 図のようなメッセ一ジを 呼出元端末用テロップ 1 3 2に設定することにより行う。 これに対して 呼出元が入力した通訳者選定条件を取得する (S 1 1 2 ) 。 ここで、 呼 出元が入力する通訳者の選定条件は、 性別 ·年齢区分 ·地域 '専門分野 · 通訳のレベルである。 尚、 地域は郵便番号を用いて指定することとし、 通訳者は居住地が指定された地域に近いものから順に選定されるように した。 いずれの選定項目についても特に指定する必要がない場合は不問 を選ぶことができる。
次に、 通訳者登録テーブル 1 1 2を参照し、 呼出元の言語と呼出先の 言語において指定された通訳レベルを有し、 性別 ·年齢 ·居住地 ·専門 分野が取得された選定条件に合致し、 受付フラグがセットされている通 訳者を抽出し、 呼出元端末に対して通訳者候補リストを表示して希望す る通訳者の選択番号の入力を促す (S 1 1 4 ) 。 これは、 例えば第 6 ( b ) 図のようなメッセージと通訳者候補リストを呼出元端末用テロップ 1 3 2に設定することにより行う。 このとき、 通訳者登録テーブル 1 1 2に登録されている当該通訳者の時間単価 (図示省略) を取出し、 料金 として表示する。 これにより、 利用者は通訳サービスに要する費用を考 慮して適切な通訳者を選択することができる。 尚、 通訳者の時間単価は 、 別途通訳者の通訳レベルと時間単価の関係を規定した課金テーブルを 設け、 選定された通訳者の通訳レベルから課金テーブルを参照して求め るようにしてもよい。 このような通訳者候補リストに対して、 呼出元が 入力した選択番号を取得し (S 1 1 6 ) 、 通訳者登録テーブル 1 1 2か ら当該選択された通訳者の端末番号を取出して呼出す (S 1 1 8 ) 。 こ のとき、 呼出元の個人情報や呼出元と呼出先の言語種別や通訳者の選定 条件等を、 通訳者端末用テロップ 1 7 2を用いて通訳者端末に通知し、 通訳を受けるか否かを確認するようにしてもよい。 尚、 呼出元の個人情 報は、 例えば当該通訳サービスを会員制とし、 あらかじめ登録された会 員情報を利用すればよい。
当該通訳者端末から応答があつたときは (S 1 2 0 ) 、 呼出元端末に 対して呼出先の端末番号の入力を促す画面を表示する (S 1 2 2 ) 。 こ れは、 例えば第 7図のようなメッセージを呼出元端末用テロップ 1 3 2 に設定することにより行う。 これに対して呼出元が入力した呼出先の端 末番号を取出して呼出す (S 1 2 4 ) 。 このとき、 同様に呼出元の個人 情報や呼出元と呼出先の言語種別や通訳者の選定条件等を、 呼出先端末 用テロップ 1 5 2を用いて呼出先端末に通知し、 呼出を受けるか否かや 設定条件の誤り等を確認するようにしてもよい。
そして、 当該呼出先端末から応答があつたときに ( S 1 2 6 ) 、 テレ ビ電話通訳サ一ビスが開始される ( S 1 2 8 ) 。
S 1 2 0で選択された通訳者端末から応答がない場合は、 次候補があ るか否かを判断し (S 1 3 0 ) 、 次候補がある場合は S 1 1 8に戻って 繰返し、 次候補がない場合は呼出元端末にその旨を通知して切断する ( S 1 3 2 ) 。 S 1 2 6で呼出先端末から応答がない場合は、 呼出元端末 および選択された通訳者端末にその旨を通知して切断する (S 1 3 4 ) 制御装置 1 1 0には通訳サービスの利用料金を計算するためのタイマ 一 (図示省略) を備えており、 接続が開始されてから切断されるまでの 時間が計測される。 そして、 通訳サービスの終了後にタイマ一により計 測された時間と前述の時間単価とから利用料金が演算されて課金データ ベ一ス 1 1 4に登録され、 後日利用者に対して請求される。
上記実施形態では、 選択された通訳者端末から応答がない場合は、 単 に呼出元にその旨を通知して切断するとして説明したが、 通訳予約テ一 ブルを設けて呼出元の端末番号と呼出先の端末番号とを登録し、 当該選 択された通訳者からの応答があつたときに呼出元と呼出先に通知してテ レビ電話通訳サービスを設定するようにしてもよい。
上記実施形態では、 呼出元に対して通訳者の選定のために呼出元の言 語種別と呼出先の言語種別を入力させるようにしたが、 呼出元の言語毎 もしくは呼出元の言語と呼出先の言語の組合せ毎に通訳センターの電話 番号を定めておくことで呼出元または呼出先の言語種別を取得するよう にしてもよい。 また、 上記実施形態では、 呼出元に対して通訳者の選定 のために通訳者の選定条件を入力させるようにしたが、 最初に通訳者の 選定条件を指定するか否かを問合せ、 指定しないことを選択したときは 入力された言語種別のみによって通訳者を選定するようにしてもよい。
また、 緊急時は呼出元が最初に特定のダイアル番号を押すことで緊急 対応専門の通訳者を自動的に呼出すようにしてもよい。
上記実施形態では、 テレビ電話通訳システム 1 0 0は回線 I Z F , 多 重 ·分離措置、 映像コーデック、 音声コーデック、 映像合成装置、 音声 合成装置、 制御装置等から構成されるものとして説明したが、 これらは 必ずしも個別の H / Wで構成する必要はなく、 コンピュータを用いてソ フトウエア処理によって各装置の機能を実現するように構成してもよい 上記実施形態では、 通訳者端末 3 0は呼出元端末 1 0や呼出先端末 2 0と同様に通訳センタ一の外にあって、 通訳センターから公衆電話回線 を介して呼出されて通訳サービスを提供するものとして説明したが、 本 願発明はこれに限定されるものではなく、 通訳者端末の一部または全部 を通訳センター内に設けて、 通訳センターから通訳サービスを提供する ようにしてもよいことは言うまでもない。
尚、 上記実施形態では、 通訳者は公衆電話回線に接続可能な端末を有 する限り何処にいても通訳サ一ビスに参加できるので、 前述の受付フラ グを利用して時間の空いたときを有効に活用して通訳サービスを提供で きる。 このようにすることで、 人員確保の難しい通訳サービスを効率的 かつ安定的に運用することができるようになる。
上記実施形態では、 映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8には自端末 の映像信号は入力されていないが、 自端末の映像信号も入力して映像確 認用として合成して表示する機能を設けてもよい。
また、 上記実施形態では、 映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8によ り各端末別に映像を合成するようにしているが、 本願発明はこれに限定 されるものではなく、 すべての端末の映像を一括で合成して各端末に送 信するようにしてもよい。 この場合、 例えば第 2 1 ( a ) 図に示すよう に、 呼出元の映像と呼出先の映像と通訳者の映像とを 4分割画面で表示 するようにしてもよい。
上記実施形態では、 テロップメモリ 1 3 2、 1 5 2、 1 7 2を設け、 これらの出力を対応する映像合成装置 1 2 8、 1 4 8、 1 6 8に加える ことで各端末に文字テロップを表示する機能を設けたが、 音声情報を記 憶するテロップメモリを設け、 これらの出力を対応する音声合成装置 1 3 0、 1 5 0、 1 7 0に加えることで各端末に音声メッセージを出力す る機能を設けてもよい。 これにより、 呼出元 ' 呼出先 ·通訳者のいずれ かが視覚障害者であってもテレビ電話通訳サービスを提供することがで さる。
第 8図に本願発明の第二実施形態にかかるテレビ電話通訳システムの システム構成図を示す。 本実施形態では、 呼出元 · 呼出先 ·通訳者の使 用する各端末が、 インタ一ネッ トに接続する I P (Internet Protocol) 型のテレビ電話端末であって、 We bブラウザ機能を備えたものである 場合のシステム構成例を示す。
図において、 2 0 0は通訳サービスを提供する通訳センターに設置さ れるテレビ電話通訳システムであり、 インターネッ ト 8 0を介して呼出 元が使用する呼出元端末 6 0と呼出先が使用する呼出先端末 7 0と通訳 者が使用する通訳者端末 2 3 1、 2 3 2、 …のいずれかとを接続し、 呼 出元と呼出先に対してテレビ電話通訳サービスを提供する。
呼出元端末 6 0、 呼出先端末 7 0、 通訳者端末 2 3 1、 2 3 2、 …は 、 ここでは映像入力 I ZF機能と音声入出力 I /F機能とネッ トワーク 接続機能とを有するパーソナルコンピュータ等の汎用の処理装置 ( a) に、 情報入力のためのキーボード (b) およびマウス (c) と、 We b サーバ 2 1 0から提示される W e bページ画面と通信サーバ 2 2 0から 供給されるテレビ電話画面を表示するディスプレイ(d)と、 各端末利用 者の映像を撮像するテレビカメラ(e)と、 各端末利用者に対して音声の 入出力を行うヘッ ドセッ ト ( f ) とを備え、 I Pテレビ電話ソフトと W e bブラウザをインストールしたものを使用したが、 専用のテレビ電話 端末を使用してもよい。
尚、 インタ一ネッ トに接続するテレビ電話端末としては、 例えば I T U— T勧告の H. 3 2 3に準拠した I Pテレビ電話端末等があるが、 本 願発明はこれに限らず独自のプロトコルを使用するテレビ電話端末を使 用してもよい。
また、 インターネッ トには無線 LAN式のものが含まれ、 テレビ電話 端末にはテレビ電話機能を有する携帯電話や携帯端末であって W e bァ クセス機能を提供するものを使用してもよい。
テレビ電話通訳システム 2 0 0は、 接続する呼出元端末と呼出先端末 と通訳者端末の各端末ァドレスを設定する接続先テーブル 2 2 2を有し 、 接続先テーブル 2 2 2に登録された端末間を接続して各端末から受信 した映像および音声を合成して各端末に送信する機能を有する通信サー バ 2 2 0と、 前述のように通訳者の選定情報と端末ァドレスと受付フラ グを登録する通訳者登録テーブル 2 1 2を有し、 呼出元端末から W e b ブラウザを使用してアクセスすることによって希望する通訳者を選択し 、 通信サーバ 2 2 0の接続先テーブル 2 2 2に呼出元端末と呼出先端末 と通訳者端末の各端末ァドレスを設定する機能を有する W e bサーバ 2 1 0と、 W e bサーバ 2 1 0および通信サーバ 2 2 0をィン夕一ネッ ト に接続するためのルータ 2 5 0と、 通信サーバ 2 2 0とネッ トワークで 接続される複数の通訳者端末 2 3 1、 2 3 2、 ···、 2 3 Nとから構成さ れる。
第 9図に、 接続先テーブル 2 2 2の例を示す。 図のように、 接続先テ —ブル 2 2 2には呼出元端末の端末ァドレスと呼出先端末の端末ァドレ スと通訳者端末の端末ァドレスとがセッ トとして登録され、 これによつ て 1つの通訳サービスが設定される。 接続先テ一ブル 2 2 2は、 通信サ ーパ 2 2 0の処理能力に応じてこのような端末ァドレスのセッ トを複数 登録できるようになっており、 これにより同時に複数の通訳サービスが 提供される。
尚、 接続先テーブル 2 2 2に登録する端末アドレスは、 インタ一ネッ ト上のアドレスであるから、 一般に I Pアドレスが使用されるが、 これ に限定されるものではなく、 例えばディ レクトリサーバによって付与さ れた名称等を使用するものであってもよい。 通信サーバ 2 2 0は、 接続先テーブル 2 2 2に設定された呼出元端末 と呼出先端末と通訳者端末とに対して、 所定のプロトコルに従ったパケ ッ ト通信を行い、 前述のテレビ電話通訳システム 1 0 0における多重 · 分離装置 1 2 2、 1 4 2、 1 6 2と、 映像コ一デック 1 24、 1 44、 1 64と、 音声コ一デック 1 2 6、 1 46、 1 6 6と、 映像合成装置 1 2 8、 1 48、 1 6 8と、 音声合成装置 1 3 0、 1 5 0、 1 7 0と同等 の機能をソフトウエア処理によって提供する。
これにより、 前述のテレビ電話通訳システム 1 0 0と同様に呼出元端 末と呼出先端末と通訳者端末との間で所定の映像および音声の通信が行 われ、 呼出元と被呼出元の間で通訳者を介したテレビ電話通訳サービス が提供される。
尚、 前述のテレビ電話通訳システム 1 0 0では、 制御装置 1 1 0とテ ロップメモリ 1 3 2、 1 5 2、 1 7 2とを用いて、 用語登録テーブル 1 1 3に登録された用語をテレビ電話対談中に端末からの指令に基づいて 取出し、 端末に文字テロップとして表示する機能を有していたが、 本実 施形態においても通信サーバ 2 2 0のソフト処理によって同様の機能を 設けるようにしてもよい。 また、 We bサーバ 2 1 0によって各端末か ら指定された用語を他の端末に対してポップアップメッセージとして表 示するようにしてもよく、 通信サーバ 2 2 0にテロップメモリを設けて 、 各端末から指定された用語を We bサーバ 2 1 0経由で当該テロップ メモリに書込むことにより各端末に文字テロップを表示するようにして もよい。
前述の通訳センターでは、 呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを 接続する接続処理は制御装置 1 1 0によって実現したが、 本実施形態で は、 各端末が We bアクセス機能を有する場合を対象としているので、 We bサーバ 2 1 0によって接続処理を行う。 第 1 0図に、 We bサーバ 2 1 0による接続処理の処理フロ一を示す 。 本テレビ電話通訳システム 2 0 0においては、 呼出元端末から We b ブラウザを用いて通訳センタ一の We bサ一パ 2 1 0にアクセスして口 グィンすることにより、 通訳サービスの受付処理が開始される。
図のように、 We bサ一バ 2 1 0は、 最初に呼出元の端末ァドレスを 取得し ( S 2 0 0 ) 、 接続先テーブル 2 2 2に設定する (S 2 0 2 ) 。 次に、 呼出元端末に第 5 ( a) 図と同様な呼出元の言語種別の入力を促 す画面を配信し (S 2 0 4) 、 これに対して呼出元が入力した呼出元の 言語種別を取得する (S 2 0 6 ) 。 また、 呼出元端末に第 5 (b) 図と 同様な呼出先の言語種別の入力を促す画面を配信し (S 2 0 8 ) 、 これ に対して呼出元が入力した呼出先の言語種別を取得する (S 2 1 0) 。 また、 呼出元端末に前述の第 6 ( a) 図と同様な通訳者選定条件の入力 を促す画面を配信し (S 2 1 2) 、 これに対して呼出元が入力した通訳 者選定条件を取得する (S 2 1 4) 。
次に、 通訳者登録テーブル 2 1 2を参照して取得された言語種別と選 定条件に合致する通訳者のうち受付フラグがセッ トされている通訳者を 選定し、 呼出元端末に前述の第 6 (b) 図と同様な該当者リストを配信 して希望する通訳者の選択番号の入力を促す (S 2 1 6) 。 これに対し て呼出元が入力した通訳者の選択番号を取得し、 通訳者登録テーブル 2 1 2から当該選択された通訳者の端末アドレスを取得する (S 2 1 8 ) 。 取得した通訳者の端末ァドレスに基づいて通訳者端末に呼出画面を配 信し (S 2 2 0 ) 、 呼出を受付る旨の回答があつたときは (S 2 2 2 ) 、 当該通訳者の端末ァドレスを接続先テーブル 2 2 2に設定する (S 2 24) 。 次に、 呼出元端末に第 7図と同様な呼出先の端末アドレスの入 力を促す画面を配信し (S 2 2 6 ) 、 これに対して呼出元が入力した呼 出先の端末ァドレスを取得する (S 2 2 8 ) 。 取得した呼出先の端末ァ ドレスに基づいて呼出先端末に対して呼出画面を配信し (S 2 3 0 ) 、 呼出を受付る旨の回答があつたときは (S 2 3 2 ) 、 当該呼出先の端末 アドレスを接続先テーブル 2 2 2に設定する (S 2 3 4 ) 。 これにより 、 テレビ電話通訳サービスが開始される (S 2 3 6 ) 。
S 2 2 2で通訳者端末から呼出を受付る旨の回答がない場合は、 次候 補があるか否かを判断し (S 2 3 8 ) 、 次候補がある場合は呼出元端末 に他の候補を選択するよう促すメッセ一ジを配信して (S 2 4 0 ) 、 S 2 1 8に戻り、 次候補がない場合は呼出元端末にその旨通知して (S 2 4 2 ) 、 終了する。 S 2 3 2で呼出先端末から呼出を受付る旨の回答が ない場合は、 呼出元端末および選択された通訳者端末にその旨通知して ( S 2 4 4 ) 、 終了する。
上記実施形態においても、 選択された通訳者端末から呼出を受付る旨 の回答がない場合は、 単に呼出元にその旨を通知して終了するとして説 明したが、 通訳予約テーブルを設けて呼出元の端末ァドレスと呼出先の 端末アドレスとを登録し、 当該選択された通訳者からの応答があつたと きに呼出元と呼出先に通知してテレビ電話通訳サービスを設定するよう にしてもよい。
上記実施形態では、 通訳者端末は通訳センターのテレビ電話通訳シス テム 2 0 0内にあるものとして説明したが、 本願発明はこれに限定され るものではなく、 通訳者端末の一部または全部が通訳センター外にあつ てインタ一ネッ トを介して接続されるものであってもよく、 同一の処理 によって対応することができる。
上記実施形態では、 呼出元や呼出先や通訳者が使用するテレビ電話端 末が公衆電話回線に接続する電話型のテレビ電話端末である場合とィン タ一ネッ トに接続する I P型のテレビ電話端末である場合とに分けてテ レビ電話通訳システムの構成を説明したが、 電話型のテレビ電話端末と I P型のテレビ電話端末とはプロトコル変換を行うゲートウェイを設け ることで相互に通信可能であり、 いずれかのプロトコルに対応するテレ ビ電話通訳システムを設置してゲートウエイを介して他のプロトコルを 使用するテレビ電話端末に対応させるようにしてもよい。
このように、 本テレビ電話通訳システムは公衆電話回線またはイン夕 —ネッ トに接続可能な端末を有する限り何処にいても通訳サービスの提 供を受けたり、 通訳サービスを提供したりすることができる。 通訳者は 必ずしも通訳センタ一に足を運ぶ必要はなく、 自宅やテレビ電話端末の ある施設や拠点から参加でき、 テレビ電話機能を有する携帯電話や携帯 端末を使用して通訳サービスを提供することも可能である。
また、 通訳のできる人が通訳セン夕一の通訳者登録テーブルに登録し ておけば、 いつでも都合の良いときにサービスできる。 従って、 通訳セ ンターを運用する側から見ても、 通訳者を通訳センターに集める必要が ないので、 時間的にも費用的にも効率的な通訳センターの運用が可能と なる。
上記実施形態では、 1人の通訳者によって呼出先の言語を呼出元の言 語に通訳することと呼出元の言語を呼出先の言語に通訳することの両方 を行っていたが、 呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳者と 呼出元の言語を呼出先の言語に通訳する第 2通訳者とを個別に設定して 、 双方向同時通訳を行うようにすることもできる。
第 1 1図に、 双方向同時通訳サービスを提供する本願発明の第三実施 形態にかかるテレビ電話通訳システムのシステム構成例を示す。 ここで は、 電話型のテレビ電話を用いた場合の構成例を示しているが、 前述の ように I P電話型のテレビ電話を用いても同様に構成できる。
図において、 3 0 0は双方向同時通訳サービスを提供する通訳センタ 一に設置されるテレビ電話通訳システムであり、 公衆電話回線 4 0を介 して、 呼出元が使用するテレビ電話端末 (以下、 呼出元端末と呼ぶ) 1 0と、 呼出先が使用するテレビ電話端末 (以下、 呼出先端末と呼ぶ) 2 0と、 第 1通訳者が使用するテレビ電話端末 (以下、 第 1通訳者端末と 呼ぶ) 3 2と、 第 2通訳者が使用するテレビ電話端末 (以下、 第 2通訳 者端末と呼ぶ) 34とを接続し、 呼出元と呼出先の間のテレビ電話対談 を第 1通訳者と第 2通訳者がテレビ電話を介して双方向同時通訳するテ レビ電話通訳サービスを提供するものである。
テレビ電話通訳システム 3 0 0は、 呼出元端末用回線 I ZF 3 2 0と 呼出先端末用回線 I /F 34 0と第 1通訳者端末用回線 I /F 3 6 0と 第 2通訳者用回線 I /F 3 8 0とを備え、 多重 · 分離装置 3 2 2 , 34 2、 3 6 2、 3 8 2と、 映像コーデック 3 24、 344、 3 6 4、 3 8 4と、 音声コ一デック 3 2 6、 3 4 6、 3 6 6、 3 8 6とが接続されて いる。 ここで、 各回線 I ZF、 各多重'分離装置、 各映像コ一デック、 各 音声コ一デックは、 各端末で使用されるプロトコルに対応して呼制御や ストリ一ミング制御、 映像信号や音声信号の圧縮 ·伸張が行われる。 呼出元端末用映像コ一デック 3 24の映像入力には、 呼出先端末用映 像コ一デック 3 44からの映像出力と第 1通訳者端末用映像コ一デック 3 64からの映像出力と呼出元端末用テロップメモリ 3 3 2の出力とを 合成する映像合成装置 3 2 8が接続され、 呼出先端末用映像コ一デック 344の映像入力には、 呼出元端末用映像コーデック 3 24からの映像 出力と第 2通訳者端末用映像コーデック 3 8 4からの映像出力と呼出先 端末用テロップメモリ 3 5 2の出力とを合成する映像合成装置 348が 接続されている。
また、 第 1通訳者端末用映像コーデック 3 64の映像入力には、 呼出 元端末用映像コ一デック 3 2 4からの映像出力と呼出先端末用映像コ一 デック 344からの映像出力と第 1通訳者端末用テロップメモリ 3 7 2 の出力とを合成する映像合成装置 3 6 8が接続され、 第 2通訳者端末用 の映像コーデック 3 8 4の映像入力には、 呼出先端末用映像コーデック 3 4 4からの映像出力と呼出元端末用映像コーデック 3 2 4からの映像 出力と第 2通訳者端末用テロップメモリ 3 9 2の出力とを合成する映像 合成装置 3 8 8が接続されている。
尚、 呼出元端末 · 呼出先端末では、 第 1通訳者や第 2通訳者の映像表 示は省略することができるが、 通訳者の映像を表示することで通訳され た音声の判読が容易になるので、 通訳者の映像を合成できるようにして おくことが好ましい。
また、 第 1通訳者端末 ·第 2通訳者端末では、 呼出元や呼出先の映像 表示は省略することができるが、 これらの映像を表示することで通訳す る際の音声の判読が容易になるので、 呼出元や呼出先の映像を表示でき るようにしておくことが好ましい。
第 1 2図に、 テレビ電話通訳システム 3 0 0においてテレビ対談中に 各端末画面に表示される映像の例を示す。 第 1 2 ( a ) 図は呼出元端末 の画面であり、 映像合成装置 3 2 8によって呼出先の映像に第 1通訳者 の映像を合成した映像が表示される。 ここでは、 呼出先の映像を親画面 、 第 1通訳者の映像を子画面としてピクチャーィンピクチャー表示して いるが、 第 1通訳者の映像を親画面、 呼出先の映像を子画面としてピク チヤ f ンピクチャー表示してもよく、 両者を均等に表示してもよい。 第 1 2 ( b ) 図は呼出先端末の画面であり、 映像合成装置 3 4 8のよつ て呼出元の映像に第 2通訳者の映像を合成した映像が表示される。 ここ では、 呼出元の映像を親画面、 第 2通訳者の映像を子画面としてピクチ ヤーインピクチャー表示しているが、 第 2通訳者の映像を親画面、 呼出 先の映像を子画面としてピクチャーインピクチャ一表示してもよく、 両 者を均等に表示してもよい。 第 1 2 ( c ) 図は第 1通訳者端末の画面で あり、 映像合成装置 3 6 8によって呼出先端末の映像に呼出元端末の映 像を合成した映像が表示される。 ここでは、 呼出先の映像を親画面、 呼 出元の映像を子画面としてピクチャーィンピクチャ一表示しているが、 その逆でもよく、 両者を均等表示してもよい。 第 1 2 ( d ) 図は第 2通 訳者端末の画面であり、 映像合成装置 3 8 8によって呼出先元端末の映 像に呼出先端末の映像を合成した映像が表示される。 ここでは、 呼出元 の映像を親画面、 呼出先の映像を子画面としてピクチャ rンピクチャ —表示しているが、 その逆でもよく、 両者を均等表示してもよい。 一方、 呼出元端末用音声コ一デック 3 2 6の音声入力には、 呼出先端 末用音声コ一デック 3 4 6からの音声出力と第 1通訳者端末用音声コー デック 3 6 6からの音声出力とを合成する音声合成装置 3 3 0が接続さ れ、 呼出先端末用音声コ一デック 3 4 6の音声入力には、 呼出元端末用 音声コーデック 3 2 6からの音声出力と第 2通訳者端末用音声コーデッ ク 3 8 6からの音声出力とを合成する音声合成装置 3 5 0が接続されて いる。
また、 第 1通訳者端末用音声コーデック 3 6 6の音声入力には、 呼出 先端末用音声コーデック 3 4 6からの音声出力が接続され、 第 2通訳者 端末用音声コ一デック 3 8 6の音声入力には、 呼出元端末用音声コ一デ ック 3 2 6からの音声出力が接続されている。
これにより、 第 1通訳者の音声は呼出元にのみ送信され、 第 2通訳者 の音声は呼出先にのみ送信されるので、 呼出元の発言が第 2通訳者の音 声によって妨げられたり、 呼出先の発言が第 1通訳者の音声によって妨 げられることを防止でき、 スムースに対談できる。
また、 呼出元端末用音声合成装置 3 3 0は、 第 1通訳者端末からの音 声を検知したときに呼出先端末からの音声レベルを抑圧する機能を備え 、 呼出先端末用音声合成装置 3 5 0は、 第 2通訳者端末からの音声を検 知したときに呼出元端末からの音声レベルを抑圧する機能を備えている 。 これにより、 呼出元および呼出先において、 それぞれ第 1通訳者また は第 2通訳者の音声が相手方の音声に重なって聴き取り困難となること を防止できるので、 第 1通訳者および第 2通訳者は発言者の発言を同時 通訳することができ、 迅速かつ的確な通訳が可能となる。
第 1 7図に、 音声合成装置 3 3 0、 3 5 0における呼出先音声または 呼出元音声の抑圧機能の具体的実施例を示す。 図のように、 第 1通訳者 端末用音声コーデック 3 6 6からの音声出力は呼出元端末用の音声信号 加算器 3 9 0に接続されており、 第 2通訳者端末用音声コーデック 3 8 6からの音声出力は呼出先端末用の音声信号加算器 3 9 3に接続されて いる。 従って、 呼出元には不要な第 2通訳者の音声は伝達されず、 呼出 先には不要な第 1通訳者の音声は伝達されない。
一方、 呼出元端末用の音声信号加算器 3 9 0には呼出先端末用音声コ 一デック 3 4 6からの音声出力が減衰器 3 9 1を介して接続されており 、 信号検出器 3 9 2によって第 1通訳者からの音声が検出されたときに 、 呼出先端末からの音声を減衰させる。 また、 呼出先端末用の音声信号 加算器 3 9 3には呼出元端末用音声コ一デック 3 2 6からの音声出力が 減衰器 3 9 4を介して接続されており、 信号検出器 3 9 5によって第 2 通訳者からの音声が検出されたときに、 呼出元端末からの音声を減衰さ せる。 ここで、 信号検出器 3 9 2、 3 9 5は、 ノイズ等により相手方の 音声が誤って減衰させられるのを防止するため適当な検出レベルに設定 されている。
尚、 信号検出器 3 9 2、 3 9 5において通訳者の音声が検出された直 後の通訳者の音声を呼出元または呼出先が確実に聴取できるように、 音 声信号加算器 3 9 0、 3 9 3の通訳者の音声入力に適当な信号遅延器を 設けるようにしてもよい。 上記実施例では、 呼出元または呼出先が第 1通訳者または第 2通訳者 の音声を聞くときに相手方の生の音声をある程度聴取可能なように、 減 衰器 3 9 1 、 3 9 4によって減衰させるようにしたが、 スィッチによつ て完全に遮断するようにしてもよい。
第 1 8図に、 通訳者の音声が伝達されたときに相手方の音声を遮断し 、 通訳者の音声のみを伝達する場合の実施例を示す。 図のように、 前述 の音声信号加算器 3 9 0、 3 9 3に代えてスィッチ 3 9 7、 3 9 8を用 レ 、 信号検出器 3 9 2、 3 9 5によって通訳者の音声を検出したときに 、 スィッチ 3 9 7、 3 9 8を相手方の音声から通訳者の音声に切換える 。 その他の構成は第 1 7図と同等である。
尚、 信号検出器 3 9 2、 3 9 5において通訳者の音声が検出された直 後の通訳者の音声を呼出元または呼出先が確実に聴取できるように、 ス イッチ 3 9 7、 3 9 8の通訳者の音声入力に適当な信号遅延器を設ける ようにしてもよい。
上記実施例では、 音声信号加算器 3 9 0、 3 9 3は通訳者の音声と相 手方の音声を単純加算するものとして説明したが、 2つの信号を音声多 重合成するようしてもよい。 例えば、 端末がステレオ音声対応のもので あれば、 相手方の音声を左信号、 通訳者の音声をお信号としてステレオ 合成した信号を送信し、 端末側で受信者が必要とする音声を選択する。 この場合、 テレビ電話通訳システムにおいて相手方の音声を減衰させる 減衰器を設ける必要はなく、 受信側で状況に応じてへッ ドセッ トの左側 と右側の音量バランスを調節して聴くようにすればよい。
上記実施形態では、 第 1通訳者は呼出先の音声のみを聴取して通訳し 、 第 2通訳者は呼出元の音声のみを聴取して通訳するものとして説明し たが、 第 1通訳者に送信する音声に呼出元の音声や第 2通訳者の音声を 減衰させて加算するかまたは音声多重合成して送信し、 第 2通訳者に送 信する音声に呼出先の音声や第 1通訳者の音声を減衰させて加算するか または音声多重合成して送信するようにしてもよい。 このようにすれば 、 各通訳者は対談全体の進行状況や通訳相手の反応を確認しながら通訳 を行うことができる。
また、 テレビ電話通訳システム 3 0 0は、 通訳者が使用する通訳者用 端末の端末番号を登録する通訳者登録テーブル 3 1 2を有し、 各回線 I ZF 3 2 0、 34 0、 3 6 0、 3 8 0、 各多重'分離装置 3 2 2、 34 2 、 3 6 2、 3 8 2、 各映像合成装置 3 2 8、 34 8、 3 6 8、 3 8 8、 各音声合成装置 3 3 0、 3 5 0、 各テロップメモリ 3 3 2、 3 5 2、 3 7 2、 3 9 2のそれぞれと接続される制御装置 3 1 0を備え、 呼出元端 末からの呼出を受付る機能と、 呼出元の言語種別と呼出先の言語種別を 取得する機能と、 通訳者の選定条件を取得する機能と、 当該取得された 言語種別と選定条件とから通訳者登録テーブル 3 1 2を参照して第 1通 訳者と第 2通訳者の端末番号を取出す機能と、 当該取出した端末番号に よって第 1通訳者端末と第 2通訳者端末を呼出す機能と、 呼出先の端末 番号を取得する機能と、 当該取得した端末番号によって呼出先端末を呼 出す機能とによって、 呼出元端末と呼出先端末と第 1通訳者端末と第 2 通訳者端末とを接続する機能を提供する。
また、 各映像合成装置 3 2 8、 348、 3 6 8、 3 8 8や各音声合成 装置 3 3 0、 3 5 0の動作は、 制御装置 3 1 0によってコントロールさ れており、 各端末から利用者がダイアルパッ ドの所定の番号ポタンを押 すことによって映像表示方法または音声表示方法を変更する機能を有す る。 これは、 各多重 '分離装置 3 2 2、 34 2、 3 6 2、 3 8 2におい て各端末でダイアルパッ ドの番号ポタンが押されたことをデータ信号ま たはトーン信号により検出し、 これを制御装置に伝達することにより実 現できる。 これにより、 各端末では目的に応じて必要な映像や音声のみ を選択して表示したり、 親画面と子画面を入替えたり、 子画面の位置を 変更するなど、 柔軟な使い方ができる。
更に、 各映像合成装置 3 2 8、 3 4 8、 3 6 8、 3 8 8の入力には、 それぞれ呼出元端末用テロップメモリ 3 3 2、 呼出先端末用テロップメ モリ 3 5 2、 第 1通訳者端末用テロップメモリ 3 7 2、 第 2通訳者端末 用テロップメモリ 3 9 2が接続されており、 各テロップメモリ 3 3 2、 3 5 2、 3 7 2、 3 9 2の内容は制御装置 3 1 0から設定できるように なっている。 これにより、 通訳を介したテレビ電話対談を設定する際に 、 各端末に対するメッセ一ジを各テロップメモリ 3 3 2、 3 5 2、 3 7 2 , 3 9 2に設定し、 各映像合成装置 3 2 8、 3 4 8、 3 6 8、 3 8 8 に対して各テロップメモリ 3 3 2、 3 5 2、 3 7 2、 3 9 2の信号を選 択する指令を出すことで、 各端末に対して必要なメッセージを伝達して 4者間通話を確立することができる。
また、 テレビ電話対談において説明の困難な用語や発音の困難な言葉 等がある場合に、 その用語をあらかじめ各端末のダイアルパッ ドの番号 に対応させて制御装置 3 1 0の用語登録テーブル 3 1 3に登録しておき 、 テレビ電話対談中に各端末のダイアルパッ ドが押されたことを各多重 •分離装置 3 2 2、 3 4 2、 3 6 2、 3 8 2においてデ一夕信号または トーン信号により検出し、 押されたダイアルパッ ドの番号に対応する用 語を用語登録テーブル 3 1 3から取出して文字テロップを生成し、 各テ 口ップメモリに設定することで各端末にその用語を表示することができ る。 これにより、 説明の困難な用語や発音の困難な言葉を文字テロップ により相手方に伝えることができるので、 より迅速で的確なテレビ電話 対談が行える。
次に、 双方向同時通訳によるテレビ電話対談を設定するための制御装 置 3 1 0による接続処理について説明する。 この場合も、 処理に先だって制御装置 3 1 0の通訳者登録テーブル 3 1 2には、 適当な端末 (図示省略) から、 通訳者の選定情報と各通訳者 が使用する端末の端末番号を登録しておく。 第 1 3図に通訳者登録テ一 ブル 3 1 2に登録される登録項目の例を示す。 図のように、 通訳者登録 テーブル 3 1 2に登録される登録項目は、 第 3図に示した通訳者登録テ 一ブル 1 1 2の登録項目と同等であるが、 対応可能な言語については、 ヒアリングのレベルとスピーキングのレベルとを区分して登録するよう にした。 これにより、 呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳 者と呼出元の言語を呼出先の言語に通訳する第 2通訳者のそれぞれにつ いて最適な通訳者を選定することが可能となる。
第 1 4図に、 制御装置 3 1 0による接続処理の処理フローを示す。 テ レビ電話通訳システム 3 0 0は、 呼出元が呼出元端末用回線 I Z Fの電 話番号に架電することにより通訳サービスの申込を受付け、 第 1通訳者 端末と第 2通訳者端末と呼出先端末を呼出して双方向同時電話通訳サー ビスのための接続を確立する。
図のように、 最初に呼出元端末用回線 I / F 3 2 0に呼出があったこ とを検出する (S 3 0 0 ) 。 呼出が検出されたら、 呼出元端末に対して 第 5 ( a ) 図と同様な呼出元の言語種別の入力を促す画面を表示し (S 3 0 2 ) 、 これに対して呼出元が入力した呼出元の言語種別を取得する ( S 3 0 4 ) 。 また、 呼出元端末に対して第 5 ( b ) 図と同様な呼出先 の言語種別の入力を促す画面を表示し (S 3 0 6 ) 、 これに対して呼出 元が入力した呼出先の言語種別を取得する (S 3 0 8 ) 。 次に、 呼出元 端末に対して第 6 ( a ) 図と同様な通訳者の選定条件の入力を促す画面 を表示し (S 3 1 0 ) 、 これに対して呼出元が入力した通訳者選定条件 を取得する (S 3 1 2 ) 。 ここで、 呼出元が入力する通訳者の選定条件 は、 前述の単一通訳の場合と同様に性別 ·年齢区分 ·地域'専門分野 .通 訳のレベルである。 尚、 地域は郵便番号を用いて指定することとし、 通 訳者は居住地が指定された地域に近いものから順に選定されるようにし た。 いずれの選定項目についても特に指定する必要がない場合は不問を 選ぶことができる。
次に、 通訳者登録テーブル 3 1 2を参照して、 呼出先の言語のヒアリ ングレベルと呼出元の言語のスピ一キングレベルが指定された通訳レべ ルを有し、 性別 ·年齢 '地域 ·専門分野が取得された選定条件に合致し、 受付フラグがセッ トされている通訳者を第 1通訳者として選定し (S 3 1 4 ) 、 当該選定された通訳者の端末番号を取出して呼出す (S 3 1 6 ) 。 当該第 1通訳者端末から応答があつたときは (S 3 1 8 ) 、 通訳者 登録テーブル 3 1 2を参照して、 呼出元の言語のヒアリングレベルと呼 出先の言語のスピーキングレベルが指定された通訳レベルを有し、 性別 •年齢 '地域 ·専門分野が取得された選定条件に合致し、 受付フラグがセ ットされている通訳者を第 2通訳者として選定し (S 3 2 0 ) 、 当該選 定された通訳者の端末番号を取出して呼出す ( S 3 2 2 )
当該第 2通訳者端末から応答があつたときは (S 3 2 4 ) 、 呼出元端 末に対して第 7図と同様な呼出先の端末番号の入力を促す画面を表示し ( S 3 2 6 ) 、 これに対して呼出元が入力した呼出先の端末番号を取出 して呼出す (S 3 2 8 ) 。
そして、 当該呼出先端末から応答があつたときに ( S 3 3 0 ) 、 双方 向同時通訳によるテレビ電話通訳サ一ビスが開始される (S 3 3 2 ) 。
S 3 1 8で第 1通訳者端末から応答がない場合は、 次候補があるか否 かを判断し (S 3 3 4 ) 、 次候補がある場合は S 3 1 4に戻って繰返し 、 次候補がない場合は呼出元端末にその旨を通知して切断する (S 3 3 6 ) 。 S 3 2 4で第 2通訳者端末から応答がない場合は、 次候補がある か否かを判断し (S 3 3 8 ) 、 次候補がある場合は S 3 2 0に戻って繰 返し、 次候補がない場合は呼出元端末および第 1通訳者端末にその旨を 通知して切断する (S 3 4 0 ) 。 S 3 3 0で呼出先端末から応答がない 場合は、 呼出元端末、 第 1通訳者端末および第 2通訳者端末にその旨を 通知して切断する (S 3 4 2 ) 。
尚、 第 1通訳者の選定 (S 3 1 4 ) および第 2通訳者の選定 (S 3 2 0 ) にっては、 簡単のため通訳者登録テーブル 3 1 2を参照して所定の 条件に該当する通訳者を選定するとして説明したが、 第 1通訳者と第 2 通訳者のそれぞれについて、 第一実施形態の場合と同様に第 6 ( b ) 図 と同様な該当者リス卜を表示し、 その中から呼出元に選択させるように してもよい。 また、 このとき通訳者登録テーブル 3 1 2に登録されてい る第 1通訳者と第 2通訳者の時間単価 (図示省略) を取出し、 料金とし て表示するようにしてもよい。 これにより、 利用者は通訳サービスに要 する費用を考慮して適切な通訳者を選択することができる。 尚、 通訳者 の時間単価は、 別途通訳者の通訳レベルと時間単価の関係を ¾定した課 金テーブルを設け、 選定された通訳者の通訳レベルから課金テーブルを 参照して求めるようにしてもよい。
制御装置 3 1 0には通訳サ一ビスの利用料金を計算するためのタイマ 一 (図示省略) を備えており、 接続が開始されてから切断されるまでの 時間が計測される。 そして、 通訳サービスの終了後にタイマーにより計 測された時間と、 前述の第 1通訳者の時間単価と第 2通訳者の時間単価 の合計とから利用料金が演算されて課金デ一タベース 3 1 4に登録され 、 後日利用者に対して請求される。
上記実施形態では、 選択された通訳者端末から応答がない場合は、 単 に呼出元にその旨を通知して切断するとして説明したが、 通訳予約テ一 ブルを設けて呼出元の端末番号と呼出先の端末番号とを登録し、 当該選 択された第 1通訳者および第 2通訳者の両方からの応答があつたときに 呼出元と呼出先に通知してテレビ電話対談を設定するようにしてもよい 上記実施形態では、 テレビ電話通訳システム 3 0 0は回線 I Z F、 多 重 ·分離措置、 映像コーデック、 音声コーデック、 映像合成装置、 音声 合成装置、 制御装置等から構成されるものとして説明したが、 これらは 必ずしも個別の H Z Wで構成する必要はなく、 コンピュータを用いてソ フトウエア処理によって各装置の機能を実現するように構成してもよい 上記実施形態では、 第 1通訳者端末 3 2および第 2通訳者端末 3 4は 呼出元端末 1 0や呼出先端末 2 0と同様に通訳センタ一の外にあって、 通訳センタ一から公衆電話回線を介して呼出されて通訳サービスを提供 するものとして説明したが、 本願発明はこれに限定されるものではなく 、 通訳者端末の一部または全部を通訳センター内に設けて、 通訳センタ —から通訳サービスを提供するようにしてもよいことはいうまでもない 。
尚、 上記実施形態では、 通訳者は公衆電話回線に接続可能な端末を有 する限り何処にいても通訳サービスに参加できるので、 前述の受付フラ グを利用して時間の空いたときを有効に活用して通訳サービスを提供で きる。 このようにすることで、 人員確保の難しい通訳サービスを効率的 かつ安定的に運用することができるようになる。
上記実施形態では、 映像合成装置 3 2 8、 3 4 8、 3 6 8、 3 8 8に は自端末の映像信号は入力されていないが、 自端末の映像信号も入力し て映像確認用として合成して表示する機能を設けてもよい。
また、 上記実施形態では、 映像合成装置 3 2 8、 3 4 8、 3 6 8、 3 8 8により各端末別に映像を合成するようにしているが、 本願発明はこ れに限定されるものではなく、 すべての端末の映像を一括で合成して各 端末に送信するようにしてもよい。 この場合、 例えば第 2 1 ( b ) 図に 示すように、 呼出元の映像と呼出先の映像と第 1通訳者の映像と第 2通 訳者の映像とを 4分割画面で表示するようにしてもよい。
上記実施形態では、 テロップメモリ 3 3 2、 3 5 2、 3 7 2、 3 9 2 を設け、 これらの出力を対応する映像合成装置 3 2 8、 3 4 8、 3 6 8 、 3 8 8に加えることで各端末に文字テロップを表示する機能を設けた が、 音声情報を記憶するテロップメモリを設け、 これらの出力を対応す る音声合成装置 3 3 0、 3 5 0に加えるとともに、 第 1通訳者端末用音 声コ一デック 3 6 6および第 2通訳者端末用音声コ一デック 3 8 6の入 力に音声合成装置を設け、 これらに対応するテロップメモリの出力を加 えることで各端末に音声メッセージを出力する機能を設けてもよい。 こ れにより、 呼出元 ·呼出先 ·第 1通訳者'第 2通訳者のいずれかが視覚障 害者であってもテレビ電話通訳サービスを提供することができる。
最後に、 テレビ電話通訳サ一ビス中の映像および音声を記録して利用 者の要求により再生して送信する記録再生機能について述べる。
第 1 9図に第一実施形態にかかるテレビ電話通訳システムにおける記 録再生機能の実施例を示す。 図のように、 呼出元端末用映像コ一デック 1 2 4からの映像と呼出先端末用映像コ一デック 1 4 4からの映像と通 訳者端末用映像コ一デック 1 6 4からの映像は映像合成器 1 1 6で合成 され、 映像音声記録再生装置 1 1 8に送られる。 また、 呼出元端末に送 信される音声合成装置 1 3 0の出力音声と呼出先端末に送信される音声 合成装置 1 5 0の出力音声は、 前者を左音声、 後者を右音声として音声 多重合成器 1 1 7において音声多重合成され、 映像音声記録再生装置 1 1 8に送られる。
通訳サ一ビス中の映像合成器 1 1 6の出力映像と音声多重合成器 1 1 7による出力音声は、 制御装置 1 1 0からの指令により映像音声記録再 生装置 1 1 8に自動記録され、 利用者別に保存される。 映像音声記録再 生装置 1 1 8に保存された映像および音声は、 呼出元端末または呼出先 端末において所定のダイアル番号が押されたことを多重'分離装置 1 2 2または 1 4 2が検出したときに、 制御装置 1 1 0からの指令により再 生され、 検出された端末の映像合成装置 1 2 8または 1 4 8と音声合成 装置 1 3 0または 1 5 0を介して各端末に送信される。
これにより、 利用者は通訳サービス中の各端末の映像を、 例えば第 2 1 ( a ) 図のような 4分割合成映像により確認できる。 また、 利用者端 末が音声多重分離機能を有する場合は、 通訳サービス中の各端末の音声 を、 左音声では呼出元の言語により、 右音声では呼出先の言語により確 認できる。 尚、 利用者は後に通訳センターに架電して所定のアクセスコ —ドを端末から入力することによつても映像音声記録再生装置 1 1 8に 保存された映像および音声を再生して確認することができる。
尚、 映像音声記録再生装置に記録する映像の合成方法や音声の合成方 法は、 上記のものに限定されるものではなく、 利用者が通訳サービスの 内容を確認できるものである限りどのようなものでもよい。 また、 利用 者端末が音声多重分離機能を有さない場合のために、 呼出元に送信され る音声と呼出先に送信される音声を個別に記録し、 端末から指定された 音声を再生して送信するようにしてもよい。
また、 利用者には当該通訳サービスを受けた以外の人を含めてもよく 、 アクセスを許可された人がテレビ電話端末を用いて通訳センターに架 電し、 所定のアクセスコードを入力したときにも映像音声記録再生装置 1 1 8に保存された映像および音声を再生して送信するようにしてもよ い。
第 2 0図に第三実施形態にかかる双方向同時通訳によるテレビ電話通 訳システムにおける記録再生機能の実施例を示す。 図のように、 呼出元 映像コ一デック 3 2 4からの映像と呼出先映像コーデック 3 4 4からの 映像と第 1通訳者映像コ一デック 3 6 4からの映像と第 2通訳者映像コ —デック 3 8 4からの映像は映像合成器 3 1 6で合成され、 映像音声記 録再生装置 3 1 8に送られる。 また、 呼出元端末に送信される音声合成 装置 3 3 0の出力音声と呼出先端末に送信される音声合成装置 3 5 0の 出力音声は、 前者を左音声、 後者を右音声として音声多重合成器 3 1 7 において音声多重合成され、 映像音声記録再生装置 3 1 8に送られる。 通訳サービス中の映像合成器 3 1 6の出力映像と音声多重合成器 3 1 7による出力音声は、 制御装置 3 1 0からの指令により映像音声記録再 生装置 3 1 8に自動記録され、 利用者別に保存される。 映像音声記録再 生装置 3 1 8に保存された映像および音声は、 呼出元端末または呼出先 端末において所定のダイアル番号が押されたことを多重'分離装置 3 2 2または 3 4 2が検出したときに、 制御装置 3 1 0からの指令により再 生され、 検出された端末の映像合成装置 3 2 8または 3 4 8と音声合成 装置 3 3 0または 3 5 0を介して各端末に送られる。
これにより、 利用者は通訳サービス中の各端末の映像を、 例えば第 2 1 ( b ) 図のような 4分割合成映像として確認できる。 また、 利用者端 末が音声多重分離機能を有する場合は、 通訳サービス中の各端末の音声 を、 左音声では呼出元の言語により、 右音声では呼出先の言語により確 認できる。 尚、 利用者は後に通訳センタ一に架電して所定のアクセスコ 一ドを端末から入力することによつても映像音声記録再生装置 3 1 8に 保存された映像および音声を再生して確認することができる。
尚、 映像音声記録再生装置に記録する映像の合成方法や音声の合成方 法は、 上記のものに限定されるものではなく、 利用者が通訳サービスの 内容を確認できるものである限りどのようなものでもよい。 また、 利用 者端末が音声多重分離機能を有さない場合のために、 呼出元端末に送信 される音声と呼出先端末に送信される音声を個別に記録し、 端末から指 定された音声を再生して送信するようにしてもよい。
また、 利用者には当該通訳サービスを受けた以外の人を含めてもよく 、 アクセスを許可された人がテレビ電話端末を用いて通訳セン夕一に架 電し、 所定のアクセスコードを入力したときにも映像音声記録再生装置 3 1 8に保存された映像および音声を再生して送信するようにしてもよ い。 産業上の利用可能性
上述したように、 本願発明のテレビ電話通訳システムまたはテレビ電 話通訳方法によれば、 呼出元が事前に通訳者を探し出して呼出先と協議 する必要がなく、 緊急対応可能であって、 通訳者の拘束時間を最小限と して通訳サービスのコストを低減できるという効果がある。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 異なる言語を使用する呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を通 訳者が通訳するテレビ電話通訳システムであって、
呼出元端末と呼出先端末と通訳者端末とを接続する接続手段と、 前記 接続手段により接続された各端末間の映像および音声の通信を行う通信 手段とを備え、
前記接続手段は、 通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の端末番号と が少なくとも登録される通訳者登録テーブルを備え、 呼出元端末からの 呼出を受付る機能と、 前記呼出を受付た呼出元端末から呼出先の端末番 号と呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とを取得する機能と、 前記取 得された呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とから前記通訳者登録テ —ブルを参照して通訳者の端末番号を取出す機能と、 前記取出された通 訳者の端末番号により通訳者端末を呼出す機能と、 前記取得された呼出 先の端末番号により.呼出先端末を呼出す機能とを有し、
前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して少なくとも前記呼出先端末 からの映像を含む映像と少なくとも前記通訳者端末からの音声を含む音 声を送信する機能と、 前記呼出先端末に対して少なくとも前記呼出元端 末からの映像を含む映像と少なくとも前記通訳者端末からの音声を含む 音声を送信する機能と、 前記通訳者端末に対して少なくとも前記呼出元 端末からの音声と前記呼出先端末からの音声を含む音声を送信する機能 とを有することを特徴とする、 テレビ電話通訳システム。
2 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの映 像を親画面、 前記通訳者端末からの映像を子画面として合成した映像を 送信する機能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの映像を 親画面、 前記通訳者端末からの映像を子画面として合成した映像を送信 する機能と、 前記通訳者端末に対して前記呼出元端末からの映像と前記 呼出先端末からの映像とを合成した映像を送信する機能とを有すること を特徴とする、 請求項 1に記載のテレビ電話通訳システム。
3 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの音 声と前記通訳者端末からの音声を合成して送信する第 1音声送信機能と 、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記通訳者端末 からの音声を合成して送信する第 2音声送信機能と、 前記通訳者端末に 対して前記呼出元端末からの音声と前記呼出先端末からの音声を合成し て送信する第 3音声送信機能とを有し、
前記通訳者端末からの指令により、 前記第 1音声送信機能に供給する 通訳者端末からの音声と前記第 2音声送信機能に供給する通訳者端末か らの音声のいずれか不要な側の音声を抑圧する不要側音声抑圧機能を有 し、
前記第 1音声送信機能は、 前記通訳者端末からの音声を検知したとき に前記呼出先端末からの音声を抑圧する呼出先音声抑圧機能を有し、 前記第 2音声送信機能は、 前記通訳者端末からの音声を検知したとき に前記呼出元端末からの音声を抑圧する呼出元音声抑圧機能を有するこ とを特徴とする、 請求項 1または請求項 2に記載のテレビ電話通訳シス テム
4 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの音 声と前記通訳者端末からの音声を切換えて送信する第 1音声送信機能と 、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記通訳者端末 からの音声を切換えて送信する第 2音声送信機能と、 前記通訳者端末に 対して前記呼出元端末からの音声と前記呼出先端末からの音声を合成し て送信する第 3音声送信機能とを有し、
前記通訳者端末からの指令により、 前記第 1音声送信機能に供給する 通訳者端末からの音声と前記第 2音声送信機能に供給する通訳者端末か らの音声のいずれか不要な側の音声を抑圧する不要側音声抑圧機能を有 し、
前記第 1音声送信機能は、 前記通訳者端末からの音声を検知したとき , に前記呼出先端末からの音声を遮断して前記通訳者からの音声を送信す る機能を有し、
前記第 2音声送信機能は、 前記通訳者端末からの音声を検知したとき に前記呼出元端末からの音声を遮断して前記通訳者端末の音声を送信す る機能を有することを特徴とする、 請求項 1または請求項 2に記載のテ レビ電話通訳システム。
5 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの音 声と前記通訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 1音声送 信機能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記通 訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 2音声送信機能と、 前記通訳者端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記呼出先端末か らの音声を音声多重合成して送信する第 3音声送信機能とを有し、 前記通訳者端末からの指令により、 前記第 1音声送信機能に供給する 通訳者端末からの音声と前記第 2音声送信機能に供給する通訳者端末か らの音声のいずれか不要な側の音声を抑圧する不要側音声抑圧機能を有 することを特徴とする、 請求項 1または請求項 2に記載のテレビ電話通
6 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末からの映像と前記呼出先端末から の映像と前記通訳者端末からの映像を含む映像と、 前記呼出元端末から の音声と前記呼出先端末からの音声と前記通訳者端末からの音声を含む 音声とを記録する機能と、 前記記録された映像および音声を端末からの 要求により再生して送信する機能とを有することを特徴とする、 請求項 1ないし請求項 5のいずれかに記載のテレビ電話通訳システム。
7 . 異なる言語を使用する呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を、 呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳者と呼出元の言語を呼 出先の言語に通訳する第 2通訳者とによって通訳するテレビ電話通訳シ ステムであって、
呼出元端末と呼出先端末と第 1通訳者端末と第 2通訳者端末とを接続 する接続手段と、 前記接続手段により接続された各端末間の映像および 音声の通信を行う通信手段とを備え、
前記接続手段は、 通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の端末番号と が少なくとも登録される通訳者登録テーブルを備え、 呼出元端末からの 呼出を受付る機能と、 前記呼出を受付た呼出元端末から呼出先の端末番 号と呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とを取得する機能と、 前記取 得された呼出先の言語種別と呼出元の言語種別とから前記通訳者登録テ 一ブルを参照して第 1通訳者の端末番号を取出す機能と、 前記取出され た第 1通訳者の端末番号により第 1通訳者端末を呼出す機能と、 前記取 得された呼出元の言語種別と呼出先の言語種別とから前記通訳者登録テ —ブルを参照して第 2通訳者の端末番号を取出す機能と、 前記取出され た第 2通訳者の端末番号により第 2通訳者端末を呼出す機能と、 前記取 得された呼出先の端末番号により呼出先端末を呼出す機能とを有し、 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して少なくとも前記呼出先端末 からの映像を含む映像と少なくとも前記第 1通訳者端末からの音声を含 む音声を送信する機能と、 前記呼出先端末に対して少なくとも前記呼出 元端末からの映像を含む映像と少なくとも前記第 2通訳者端末からの音 声を含む音声を送信する機能と、 前記第 1通訳者端末に対して少なくと も前記呼出先端末からの音声を含む音声を送信する機能と、 前記第 2通 訳者端末に対して少なくとも前記呼出元端末からの音声を含む音声を送 信する機能とを有することを特徴とする、 テレビ電話通訳システム。
8 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの映 像を親画面、 前記第 1通訳者端末からの映像を子画面として合成した映 像を送信する機能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの映
) 像を親画面、 前記第 2通訳者端末からの映像を子画面として合成した映 像を送信する機能と、 前記第 1通訳者端末に対して前記呼出先端末から の映像と前記呼出元端末からの映像とを合成した映像を送信する機能と 、 前記第 2通訳者端末に対して前記呼出元端末からの映像と前記呼出先 端末からの映像とを合成した映像を送信する機能とを有することを特徴 とする、 請求項 7に記載のテレビ電話通訳システム。
9 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの音 声と前記第 1通訳者端末からの音声を合成して送信する第 1音声送信機 能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記第 2通 訳者端末からの音声を合成して送信する第 2音声送信機能と、 前記第 1 通訳者端末に対して少なくとも前記呼出先端末からの音声を送信する第 3音声送信機能と、 前記第 2通訳者端末に対して少なくとも前記呼出元 端末からの音声を送信する第 4音声送信機能とを有し、
前記第 1音声送信機能は、 前記第 1通訳者端末からの音声を検知した ときに前記呼出先端末からの音声を抑圧する呼出先音声抑圧機能を有し 前記第 2音声送信機能は、 前記第 2通訳者端末からの音声を検知した ときに前記呼出元端末からの音声を抑圧する呼出元音声抑圧機能を有す ることを特徴とする、 請求項 7または請求項 8に記載のテレビ電話通訳 1 0 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの 音声と前記第 1通訳者端末からの音声を切換えて送信する第 1音声送信 機能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と前記第 2 通訳者端末からの音声を切換えて送信する第 2音声送信機能と、 前記第 1通訳者端末に対して少なくとも前記呼出先端末からの音声を送信する 第 3音声送信機能と、 前記第 2通訳者端末に対して少なくとも前記呼出 元端末からの音声を送信する第 4音声送信機能とを有し、
前記第 1音声送信機能は、 前記第 1通訳者端末からの音声を検知した ときに前記呼出先端末からの音声を遮断して前記第 1通訳者端末からの 音声を送信する機能を有し、
前記第 2音声送信機能は、 前記第 2通訳者端末からの音声を検知した ときに前記呼出元端末からの音声を遮断して前記第 2通訳者端末からの 音声を送信する機能を有することを特徴とする、 請求項 7または請求項 8に記載のテレビ電話通訳システム。
1 1 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末に対して前記呼出先端末からの 音声と前記第 1通訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 1 音声送信機能と、 前記呼出先端末に対して前記呼出元端末からの音声と 前記第 2通訳者端末からの音声を音声多重合成して送信する第 2音声送 信機能と、 前記第 1通訳者端末に対して少なくとも前記呼出先端末から の音声を送信する第 3音声送信機能と、 前記第 2通訳者端末に対して少 なくとも前記呼出元端末からの音声を送信する第 4音声送信機能とを有 することを特徴とする、 請求項 7または請求項 8に記載のテレビ電話通 訳システム。
1 2 . 前記通信手段は、 前記呼出元端末からの映像と前記呼出先端末か らの映像と前記第 1通訳者端末からの映像と前記第 2通訳者端末からの 映像を含む映像と、 前記呼出元端末からの音声と前記呼出先端末からの 音声と前記第 1通訳者端末からの音声と前記第 2通訳者端末からの音声 を含む音声とを記録する機能と、 前記記録された映像および音声を端末 からの要求により再生して送信する機能とを有することを特徴とする、 請求項 7ないし請求項 1 1のいずれかに記載のテレビ電話通訳システム
1 3 . 前記通訳者登録テーブルには、 通訳者を選択する選択情報が登録 され、
前記接続手段は、 前記呼出元端末から通訳者の選択条件を取得する機 能と、 前記取得された通訳者の選択条件から前記通訳者登録テーブルを 参照して該当する通訳者の端末番号を取出す機能とを有することを特徴 とする、 請求項 1ないし請求項 1 2のいずれかに記載のテレビ電話通訳
1 4 . 前記通訳者登録テーブルには、 通訳者が受付可能か否かを示す受 付フラグが登録され、
前記接続手段は、 前記通訳者登録テーブルの受付フラグを参照して受 付可能な通訳者の端末番号を取出す機能を有することを特徴とする、 請 求項 1ないし請求項 1 3のいずれかに記載のテレビ電話通訳システム。
1 5 . 前記接続手段は、 前記各端末に対して送信する文字メッセ一ジを 生成する機能を有し、
前記通信手段は、 前記各端末に対して前記生成された文字メッセージ を送出する機能を有することを特徴とする、 請求項 1ないし請求項 1 4 のいずれかに記載のテレビ電話通訳システム。
1 6 . 前記接続手段は、 前記各端末に対して送信する音声メッセージを 生成する機能を有し、
前記通信手段は、 前記各端末に対して前記生成された音声メッセージ を送出する機能を有することを特徴とする、 請求項 1ないし請求項 1 5 のいずれかに記載のテレビ電話通訳システム。
1 7 . 前記接続手段は、 前記各端末からの指令により対話中に使用する 用語を登録する機能と、 前記各端末からの指令により前記登録された用 語を取出してテロップを生成する機能とを有し、
前記通信手段は、 前記各端末に対して前記生成されたテロップを送出 する機能を有することを特徴とする、 請求項 1ないし請求項 1 6のいず れかに記載のテレビ電話通訳システム。
1 8 . 前記通訳者登録テーブルには、 通訳者の課金情報が登録され、 前記接続手段は、 前記呼出元端末または前記呼出先端末が通訳サービ スを受けている時間を計測する機能と、 前記計測された時間と前記通訳 者登録テ一ブルに登録されている課金情報とから利用料金を演算する機 能とを有することを特徴とする、 請求項 1ないし請求項 1 7のいずれか に記載のテレビ電話通訳システム。
1 9 . 異なる言語を使用する呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を 通訳者が通訳するテレビ電話通訳方法であって、
通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の端末番号とが少なくとも登録 される通訳者登録テーブルを用い、
呼出元端末からの呼出を受付るステツプと、 前記呼出を受付た呼出元 端末から呼出先の端末番号と呼出先の言語種別と呼出元の言語種別とを 取得するステツプと、 前記取得された呼出元の言語種別と呼出先の言語 種別とから前記通訳者登録テーブルを参照して通訳者の端末番号を取出 すステップと、 前記取出された通訳者の端末番号により通訳者端末を呼 出すステツプと、 前記取得された呼出先の端末番号により呼出先端末を 呼出すステップとを有し、
前記呼出元端末に対して少なくとも前記呼出先端末からの映像を含む 映像と少なくとも前記通訳者端末からの音声を含む音声を送信するステ ップと、 前記呼出先端末に対して少なくとも前記呼出元端末からの映像 を含む映像と少なくとも前記通訳者端末からの音声を含む音声を送信す るステップと、 前記通訳者端末に対して少なくとも前記呼出元端末から の音声と前記呼出先端末からの音声を含む音声を送信するステツプとを 有することを特徴とする、 テレビ電話通訳方法。
2 0 . 異なる言語を使用する呼出元と呼出先との間のテレビ電話対談を 、 呼出先の言語を呼出元の言語に通訳する第 1通訳者と呼出元の言語を 呼出先の言語に通訳する第 2通訳者とによって通訳するテレビ電話通訳 方法であって、
通訳者が通訳可能な言語種別と通訳者の端末番号とが少なくとも登録 される通訳者登録テ一ブルを用い、
呼出元端末からの呼出を受付るステップと、 前記呼出を受付た呼出元 端末から呼出先の端末番号と呼出先の言語種別と呼出元の言語種別とを 取得するステップと、 前記取得された呼出先の言語種別と呼出元の言語 種別とから前記通訳者登録テーブルを参照して第 1通訳者の端末番号を 取出すステップと、 前記取出された第 1通訳者の端末番号により第 1通 訳者端末を呼出すステップと、 前記取得された呼出元の言語種別と呼出 先の言語種別とから前記通訳者登録テーブルを参照して第 2通訳者の端 末番号を取出すステツプと、 前記取出された第 2通訳者の端末番号によ り第 2通訳者端末を呼出すステツプと、 前記取得された呼出先の端末番 号により呼出先端末を呼出すステツプとを有し、
前記呼出元端末に対して少なくとも前記呼出先端末からの映像を含む 映像と少なくとも前記第 1通訳者端末からの音声を含む音声を送信する ステップと、 前記呼出先端末に対して少なくとも前記呼出元端末からの 映像を含む映像と少なくとも前記第 2通訳者端末からの音声を含む音声 を送信するステップと、 前記第 1通訳者端末に対して少なくとも前記呼 出先端末からの音声を含む音声を送信するステップと、 前記第 2通訳者 端末に対して少なくとも前記呼出先端末からの音声を含む音声を送信す るステップとを有することを特徴とする、 テレビ電話通訳方法。
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