明 細 書 携帯情報端末 <技術分野 >
本発明は、 全方向に操作可能な方向操作キーにより表示手段に表示されている カーソルを移動させる携帯情報端末に係り、 特に、 装置の小型化を図りつつ、 誤 操作無く所望の方向にカーソル移動ができ、 カーソル移動の速度も設定変更可能 で、 使い勝手が良くユーザフレンドリな携帯情報端末に関する。
<背景技術 >
近年、 携帯電話機等の携帯情報端末においては、 その利用目的が通話、 イン夕 ーネットのホームページ等の閲覧などと多岐に渡ってきており、 それに伴って、 使い勝手の良い操作性も要求されてきている。 多機能化に伴い、 機能選択時など における複数階層画面に渡るメニュー選択では、 表示部に表示されているメニュ 一に対して、 上下左右の方向に操作可能な方向操作キーを操作してカーソルを動 かし、 表示メニューの選択を行う。 また、 メニュー選択して表示された内容、 例 えば地図等の検索においては、 方向操作キーを操作して地図等の画像を移動させ ている。 なお、 このような操作を行うための方向操作キーとしては、 例えば (上 下左右の) 複数方向にスィッチを配置したものや、 スティック、 トラックボール 等が知られている。 このように、 携帯情報端末の利用目的が多岐に渡ってくると、 方向操作キーの 操作方向を上下左右の 4方向だけでなく斜め上下左右方向をも加えれば、 機能選 択ゃ検索などの操作性をより向上させることができる。 しかしながら、 携帯情報 端末は、 多機能化の要請と共に装置の小型化の要求も高く、 方向操作キーの形状 を大きくすることはできない。 つまり、 単に方向操作キーの操作方向を 8方向以 上に増やしても、 方向操作キーの形状が小さい場合には、 上下方向に操作してい
るつもりでも指が方向操作キーに斜めに当たっているためにカーソルは斜め方向 に移動してしまうなど、 人の指先で思うように操作することが難しく誤操作の原 因となり、 却つて装置の操作性を低下させてしまうことにもなりかねない。 本発明は、 上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、 全方向に操作可能 な方向操作キーにより表示手段に表示されている力一ソルを移動させる携帯情報 端末において、 装置の小型化を図りつつ、 誤操作無く所望の方向にカーソル移動 ができ、 カーソル移動の速度も設定変更可能で、 使い勝手が良くユーザフレンド リな携帯情報端末を提供することを目的としている。
<発明の開示 >
上記課題を解決するために、 本発明の請求の範囲第 1項に係る携帯情報端末は 、 全方向に操作可能な方向操作キーにより表示手段に表示されているカーソルを 移動させる携帯情報端末において、 前記方向操作キーの操作方向を検出する方向 検出手段と、 前記カーソルの可動方向を表示する操作方向表示手段と、 前記操作 方向表示手段に表示されたカーソルの可動方向に対応して前記方向検出手段によ り検出された操作方向を特定の移動方向に変換し、 前記表示手段上での前記力一 ソルの移動を制御する制御手段とを備えたものである。 また、 請求の範囲第 2項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 1項に記載の携 帯情報端末において、 前記操作方向表示手段上に表示される前記カーソルの可動 方向を選択する可動方向選択手段を備えたものである。 また、 請求の範囲第 3項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 1項または第 2 項に記載の携帯情報端末において、 前記操作方向表示手段に表示されたカーソル の可動方向に対応して、 前記方向検出手段により検出される操作方向を前記表示 手段上での力一ソルの特定の移動方向に変換する方向変換テーブルを備えたもの である。
また、 請求の範囲第 4項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 1、 2または 3 項に記載の携帯情報端末において、 前記制御手段は、 前記方向検出手段により検 出された操作方向を特定の移動方向に変換する際に、 これら 2つの方向の角度差 に応じて前記表示手段上での前記カーソルの移動速度を変化させるものである。 また、 請求の範囲第 5項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 4項に記載の携 帯情報端末において、 前記操作方向表示手段上に表示される前記カーソルの可動 方向を選択して、 移動速度を変化させるカーソルの可動方向を特定する速度設定 選択手段を備えたものである。 また、 請求の範囲第 6項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 4または 5項に 記載の携帯情報端末において、 前記方向検出手段により検出される操作方向と前 記表示手段上でのカーソルの特定の移動方向との角度差に応じて前記力一ソルの 移動速度を設定する速度設定テーブルを備えたものである。 また、 請求の範囲第 7項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 3、 4、 5また は 6項に記載の携帯情報端末において、 前記方向変換テーブルまたは前記方向変 換テ一ブルと前記速度設定テーブルとの組み合わせを複数種備えた操作キーテ一 ブルと、 前記方向変換テーブルまたは前記方向変換テーブルと前記速度設定テー ブルとの組み合わせの 1つを選択する方向表示切換キーとを備えたものである。 さらに、 請求の範囲第 8項に係る携帯情報端末は、 請求の範囲第 1、 2、 3、 4、 5、 6または 7項に記載の携帯情報端末において、 当該操作手段の操作時間 または操作回数に応じて前記表示手段上での前記力一ソルの移動速度を変化させ る操作手段を備えたものである。 本発明の請求の範囲第 1項に係る携帯情報端末では、 全方向に操作可能な方向
操作キーにより表示手段に表示されているカーソルを移動させる携帯情報端末に おいて、 方向検出手段により方向操作キーの操作方向を検出すると、 制御手段で は、 操作方向表示手段に表示された力一ソルの可動方向に対応して、 方向検出手 段により検出された操作方向を特定の移動方向に変換し、 表示手段上での力一ソ ルの移動を制御するようにしている。 これにより、 方向操作キーが如何なる方向 に操作されても、 カーソルは操作方向表示手段に表示された可動方向のみに移動 するので、 小型化した方向操作キーであっても誤操作させることなく、 ユーザ所 望の方向にカーソル移動ができ、 装置の小型化を図りつつ、 使い勝手が良く操作 性に優れたユーザフレンドリな携帯情報端末を実現することができる。 また、 請求の範囲第 2項に係る携帯情報端末では、 可動方向選択手段により、 操作方向表示手段上に表示されるカーソルの可動方向を選択するようにしている 。 これにより、 使用目的や表示画面の内容等に応じてユーザがカーソルの可動方 向を特定することができるので、 使い勝手が良く操作性に優れたユーザフレンド リな携帯情報端末を実現することができる。 また、 請求の範囲第 3項に係る携帯情報端末では、 方向検出手段により検出さ れる操作方向を表示手段上でのカーソルの特定の移動方向に変換する方向変換テ 一ブルを備えて、 制御手段は該方向変換テーブルを参照して表示手段上に表示さ れるカーソルの移動を制御している。 これにより、 制御手段の行う処理がより簡 潔なものとなり、 また、 方向変換テーブルを表示手段に表示したり、 方向変換テ 一ブルの内容についてユーザ編集等を可能とすることにより、 より使い勝手が良 くなり、 操作性も向上する。 また、 請求の範囲第 4項に係る携帯情報端末では、 制御手段は、 方向検出手段 により検出された操作方向を特定の移動方向に変換する際に、 これら 2つの方向 の角度差に応じて表示手段上でのカーソルの移動速度を変化させている。 これに より、 ユーザは方向操作キーの操作方向 (入力角) によってカーソル移動速度を
変えることができるので、 素早く操作したり、 微妙な力一ソルの位置合わせでは 遅くしたりと、 使用目的や表示画面の内容等に応じたカーソルの移動が可能とな り、 より使い勝手が良く操作性に優れた携帯情報端末を実現することができる。 また、 請求の範囲第 5項に係る携帯情報端末では、 速度設定選択手段により、 操作方向表示手段上に表示されるカーソルの可動方向を選折して、 移動速度を変 化させるカーソルの可動方向を特定する。 これにより、 使用目的や表示画面の内 容等に応じてユーザが力一ソルの可動方向を特定することができるので、 使い勝 手が良く操作性に優れたユーザフレンドリな携帯情報端末を実現することができ る。 また、 請求の範囲第 6項に係る携帯情報端末では、 方向検出手段により検出さ れる操作方向と表示手段上でのカーソルの特定の移動方向との角度差に応じて力 一ソルの移動速度を設定する速度設定テーブルを備えて、 制御手段は該速度設定 テーブルを参照して表示手段上に表示されるカーソルの移動速度を制御している 。 これにより、 制御手段の行う処理がより簡潔なものとなり、 また、 速度設定テ 一ブルを表示手段に表示したり、 速度設定テーブルの内容についてユーザ編集等 を可能とすることにより、 より使い勝手が良くなり、 操作性も向上する。 また、 請求の範囲第 7項に係る携帯情報端末では、 方向変換テーブルまたは方 向変換テーブルと速度設定テーブルとの組み合わせを複数種備えた操作キーテー ブルを備え、 方向表示切換キーにより、 方向変換テーブルまたは方向変換テープ ルと速度設定テーブルとの組み合わせの 1つを選択して、 制御手段によるカーソ ルの移動制御に供するようにしている。 これにより、 複数種のカーソルの可動方 向パターンや移動速度パターンから任意の選択が可能となり、 使用目的や表示画 面の内容等に応じてユーザが力一ソルの可動方向や移動速度を設定することがで きるので、 使い勝手が良く操作性に優れたユーザフレンドリな携帯情報端末を実 現することができる。
さらに、 請求の範囲第 8項に係る携帯情報端末では、 操作手段の操作時間また は操作回数に応じて、 表示手段上での力一ソルの移動速度を変化させるようにし ている。 例えば、 方向表示切換キーや確定キー等の特定キーを操作手段として使 用する場合、 該特定キーの押下時間ゃクリックの回数等によりカーソルの移動速 度を設定するものである。 このように、 カーソルの移動速度を設定変更できるの で、 素早く操作したり、 微妙なカーソルの位置合わせでは遅くしたりと、 使用目 的や表示画面の内容等に応じたカーソルの移動が可能となり、 より使い勝手が良 く操作性に優れた携帯情報端末を実現することができる。
<図面の簡単な説明 >
図 1は、 本発明の第 1の実施形態に係る携帯情報端末の構成図である。
図 2 (a) は、 実施形態の携帯情報端末の外観構成図であり、 図 2 (b) は力 一ソル可動方向を選択する際の操作方向表示部の表示例を示す説明図である。 図 3は、 記憶に保持されている操作キーテーブル中の方向変換テーブルを例示 する説明図である。
図 4は、 第 1の実施形態の携帯情報端末の動作を説明するフローチャートであ る o
図 5は、 本発明の第 2の実施形態に係る携帯情報端末の構成図である。
図 6 (a) は、 記憶部に保持されている操作キーテーブル中の方向変換テープ ルを例示する説明図であり、 図 6 (b) は速度設定テーブルを例示する説明図で め 。
図 7は、 第 2の実施形態の携帯情報端末の動作を説明するフローチヤ一トであ る o なお、 図中の符号、 100は携帯情報端末、 101は制御部 (CPU)、 10 2は表示部、 103は操作方向表示部、 104はアンテナ、 105はスピーカ、 106はマイクロフォン、 108は操作部、 109 aは方向操作キー、 109 b
は確定キー、 1 0 9 cは方向表示切換キー、 1 1 0は方向検出部、 1 1 1は記憶 部、 1 1 2は操作キ一テーブル、 1 1 2 aは方向変換テーブル、 1 1 2 bは速度 設定テーブル、 1 1 3は送受信部、 1 1 4は音声処理部、 1 1 5は表示制御部、 1 1 6は信号処理部である。
<発明を実施するための最良の形態 >
以下、 本発明の携帯情報端末の実施の形態について、 〔第 1の実施形態〕 、 〔 第 2の実施形態〕 の順に図面を参照して詳細に説明する。
〔第 1の実施形態〕
図 1は本発明の第 1の実施形態に係る携帯情報端末の構成図である。
図 1において、 本実施形態の携帯情報端末 1 0 0は、 制御部 (C P U ) 1 0 1 と、 表示部 1 0 2と、 操作方向表示部 1 0 3と、 アンテナ 1 0 4と、 スピーカ 1 0 5と、 マイクロフォン 1 0 6と、 少なくとも方向操作キー 1 0 9 a , 確定キー 1 0 9 bおよび方向表示切換キー 1 0 9 cを備えた操作部 1 0 8と、 方向検出部 1 1 0と、 操作キ一テーブル 1 1 2を備えた記憶部 1 1 1と、 送受信部 1 1 3と 、 音声処理部 1 1 4と、 表示制御部 1 1 5と、 信号処理部 1 1 6とを備えた構成 である。 ここで、 スピーカ 1 0 5およびマイクロフォン 1 0 6に接続されている音声処 理部 1 1 4は、 制御部 1 0 1の制御に基づきアンテナ 1 0 4に接続されている送 受信部 1 1 3を介して通話等を行うものであり、 また制御部 1 0 1は、 送受信部 1 1 3を介してィン夕一ネヅ 卜のホームページ等へのアクセスなども可能である 。 これら通常の無線通信機能を実現するための構成については、 周知のものであ るので詳細な説明を省略する。 図 2 ( a ) には、 本実施形態の携帯情報端末 1 0 0の外観構成図を示す。 同図 に示すように、 L C Dパネル等で具現される表示部 1 0 2と、 操作キ一 1 0 9 a
, 確定キ一 1 0 9 b, 表示切換キー 1 0 9 cおよびテンキー等を備えた操作部 1 0 8を備えた構成である。 なお、 表示部 1 0 2の上方にはスピーカ 1 0 5が、 操 作部 1 0 8の下方にはマイクロフォン 1 0 6がそれそれ配置されるが、 図 2 ( a ) では省略している。 表示部 1 0 2には、 文字、 数字を含むテキストの他、 (地図情報や株価情報等 の) 画像も表示可能である。 また、 表示部 1 0 2の表示領域の内、 右下の破線で 囲った部分は操作方向表示部 1 0 3である。 操作方向表示部 1 0 3内には、 表示 部 1 0 2上に表示されているカーソルの可動方向が矢印で表示される。 なお、 操 作方向表示部 1 0 3は常時表示部 1 0 2上の所定位置に構成されていても良いし 、 ユーザの表示設定に従って必要に応じて構成するようにしても良い。 また、 操 作方向表示部 1 0 3の表示部 1 0 2上の位置もユーザの設定に基づき、 所望の位 置に構成することも可能である。 操作部 1 0 8の操作キー 1 0 9 aは、 特許請求の範囲にいう方向操作キーに該 当し、 操作キー 1 0 9 aの操作により、 表示部 1 0 2上に表示されている力一ソ ルを操作方向表示部 1 0 3上に表示されているカーソルの可動方向 (例えば、 上 下左右や斜め上下左右等) に応じた方向に移動させることが可能である。 具体的 には、 操作キー 1 0 9 aの操作方向は、 その入力角 Θが方向検出部により検出さ れ、 信号処理部 1 1 6で信号処理された後、 制御部 1 0 2により記憶部 1 1 1の 操作キ一テーブル 1 1 2 (方向変換テーブル 1 1 2 a ) を参照してカーソルの移 動方向が決定され、 表示制御部 1 1 5の制御を介して表示部 1 0 2上のカーソル が移動することになる。 また確定キ一 1 0 9 bについては、 種々の選択動作時にユーザが当該確定キー 1 0 9 bを押下することにより、 ユーザ選択が確定する。 さらに表示切換キー 1 0 9 cは、 力一ソルの可動方向を、 例えば上下左右の方向から斜め上下左右の方 向へ或いはその逆に切り換える時などに使用するもので、 この表示切換キー 1 0
9 cの押下に連動して、 操作方向表示部 1 0 3内の方向表示が切り換わる。 また、 記憶部 1 1 1は、 例えば揮発性および不揮発性の半導体メモリ (R A M , R O M , E E P R O M , フラッシュメモリ) 等で実現され、 制御部 1 0 1上で 実行されるプログラムや制御部 1 0 1が扱う各種データ等が記憶されている。 ま た記憶部 1 1 1には、 方向変換テーブル 1 1 2 aを備えた操作キーテーブル 1 1 2が格納されている。 方向変換テーブル 1 1 2 aは、 操作キー 1 0 9 aの操作方 向 (入力角 Θ) を操作方向表示部 1 0 3上に表示されたカーソルの可動方向に対 応して特定の移動方向に変換するものである。 操作キー 1 0 9 aは全方向に操作 可能であるが、 制御部 1 0 1がこの方向変換テーブル 1 1 2 aを参照して変換す ることにより、 所定範囲の (操作キー 1 0 9 aの操作) 入力角 Θについて特定方 向の力一ソル移動に変換されることになる。 図 3は、 記憶部 1 1 1に保持されている操作キーテーブル 1 1 2中の方向変換 テーブル 1 1 2 aを例示する説明図である。 方向変換テーブル 1 1 2 aは複数の カーソル可動方向パターンを備えており、 図 3には、 カーソルの可動方向が上下 左右の 4方向の場合と、 斜め上下左右の 4方向の場合における方向変換テーブル が例示されている。 操作キー 1 0 9 aの操作方向 (入力角 Θ) に応じて表示部 1 0 2上の力一ソルの移動方向が特定されるが、 例えば、 力一ソルの可動方向が上 下左右の 4方向の場合には、 入力角 Θが— 4 5度から + 4 5度の範囲では θ= 0 度に変換されて、 カーソルは右方向に移動することになり、 入力角 Θが + 4 5度 から + 1 3 5度の範囲では θ= 9 0度に変換されて、 力一ソルは上方向に移動す ることになる。 方向変換テーブル 1 1 2 aの中の何れのカーソル可動方向パターンを使用する かは、 ユーザが表示切換キ一 1 0 9 cを用いて設定する。 つまり、 表示切換キー
1 0 9 cの押下に連動して、 制御部 1 0 1は方向変換テーブル 1 1 2 a中の力一 ソル可動方向パターンを順次選択してゆき、 同時に、 操作方向表示部 1 0 3内の
表示も選択されたカーソル可動方向パターンの方向表示に切り換わる。 なお、 力一ソル可動方向パターンについては、 ユーザが可動方向を 1つ 1つ選 択することも可能である。 これは、 可動方向選択手段により、 操作方向表示部 1 0 3上に表示されるカーソルの可動方向を選択するものである。 なお、 可動方向 選択手段は、 図 1に図示しない操作部 1 0 8の他のキーを使用するか、 或いは表 示切換キー 1 0 9 cを兼用しても良い。 また、 カーソル可動方向の選択は、 例え ば、 図 2 ( b ) に示すように、 操作方向表示部 1 0 3に複数の方向表示 (図中、 破線による 8方向の表示) をしておき、 ユーザが可動方向を選択する (図中、 実 線の矢印) ようにすれば良い。 この場合、 ユーザが選択したカーソル可動方向パ ターンについて、 該当する入力角 Θと移動方向の変換表が存在すれば該変換表を 使用するが、 該当する入力角 Θと移動方向の変換表が無い場合には、 ユーザが変 換表を編集,作成するようにしても良いし、 制御部 1 0 1が自動的に作成しても 良い。 さらに、 既存の入力角 Θと移動方向の変換表についても、 変換表を表示し てユーザ編集できるようにしても良い。 次に、 本実施形態の携帯情報端末の動作について、 図 4に示すフローチャート を参照して説明する。 ここでは、 初期状態 (ステップ S 4 0 1 ) として、 表示部 1 0 2上に複数の項目を持つメニュー選択画面が表示されており、 図 2 ( a ) に 示したように表示部 1 0 2の右下の表示領域に操作方向表示部 1 0 3が構成され ているものとする。 先ず、 ステップ S 4 0 2では、 操作部 1 0 8の表示切換キー 1 0 9 cが押下さ れたか否かを判断する。 表示切換キー 1 0 9 cが押下された場合には、 ステップ S 4 0 3で、 制御部 1 0 1が使用する方向変換テーブル 1 1 2 aの力一ソル可動 方向パターンを切り換えると共に、 操作方向表示部 1 0 3の方向表示を切り換え る。 また、 表示切換キー 1 0 9 cが押下されなければステップ S 4 0 4に進む。
次に、 ステップ S 4 0 4では、 操作キー 1 0 9 aが操作されたか否かを判断す る。 操作キー 1 0 9 aが操作されなければステップ S 4 0 2に戻り、 操作された ならステップ S 4 0 5に進む。 ステップ S 4 0 5では、 方向検出部 1 1 0により 操作キー 1 0 9 aの操作方向 (入力角 Θ) を検出して、 操作キーテーブル 1 1 2 中の方向変換テーブル 1 1 2 a (の選択されているカーソル可動方向パターン) を参照して移動方向を決定し、 表示制御部 1 1 5の制御を介して表示部 1 0 2上 の力一ソルを移動させる。 その後、 ステップ S 4 0 6では、 確定キー 1 0 9 bが押下されたか否かを判断 する。 つまり、 メニュー選択画面において、 ユーザが希望するメニュー項目に力 一ソルがかかるとユーザは確定キー 1 0 9 bを押下するが、 携帯情報端末側では これを検知して、 ステップ S 4 0 7で該メニュー項目を実行することになる。 ま た、 ステップ S 4 0 6で確定キ一 1 0 9 bが押下されないときは、 ステップ S 4 0 2に戻る。 以上説明したように、 本実施形態の情報携帯端末では、 全方向に操作可能な操 作キ一 1 0 9 aにより表示部 1 0 2に表示されているカーソルを移動させる携帯 情報端末において、 方向検出部 1 1 0により操作キー 1 0 9 aの操作方向を検出 すると、 制御部 1 0 1では、 操作方向表示部 1 0 3に表示されたカーソルの可動 方向に対応して、 方向検出部 1 1 0により検出された操作方向を特定の移動方向 に変換し、 表示部 1 0 2上でのカーソルの移動を制御する。 これにより、 操作キ - 1 0 9 aが如何なる方向に操作されても、 カーソルは操作方向表示部 1 0 3に 表示された可動方向のみに移動するので、 操作キー 1 0 9 aを小型化した構造で あってもユーザが誤操作することなく、 ユーザ所望の方向にカーソル移動ができ 、 装置の小型化を図りつつ、 使い勝手が良く操作性に優れたユーザフレンドリな 携帯情報端末を実現することができる。 また、 制御部 1 0 1は方向変換テーブル 1 1 2 aを参照して表示部 1 0 2上に
表示される力一ソルの移動を制御しているが、 方向変換テーブル 1 1 2 aを表示 部 1 0 2に表示したり、 方向変換テーブル 1 1 2 aの内容についてユーザ編集等 を可能とすることにより、 より使い勝手が良くなり、 操作性を向上させることが できる。 また、 表示切換キー 1 0 9 cにより、 方向変換テーブル 1 1 2 aからカーソル 可動方向パターンの 1つを選択して、 制御部 1 0 1による力一ソルの移動制御に 供するようにしている。 これにより、 複数種のカーソルの可動方向パターンから 任意の選択が可能となり、 使用目的や表示画面の内容等に応じてユーザが力一ソ ルの可動方向や移動速度を設定することができるので、 使い勝手や操作性を向上 させることができる。 また、 表示切換キー 1 0 9 c等を可動方向選択手段として、 操作方向表示部 1 0 3上に表示されるカーソルの可動方向を選択することにより、 使用目的や表示 画面の内容等に応じてユーザがカーソルの可動方向を特定することができ、 使い 勝手や操作性を向上させることができる。 さらに、 表示切換キー 1 0 9 cや確定キー 1 0 9 b等の特定キーを操作手段と して、 該特定キーの操作時間または操作回数に応じて、 表示部 1 0 2上での力一 ソルの移動速度を変化させても良い。 例えば、 表示切換キー 1 0 9 cにより操作 方向表示部 1 0 3の方向表示を切り換える際に、 表示切換キー 1 0 9 cを一定時 間以上押下したり、 ダブルクリックしたりすると、 切り換えた方向内でカーソル が高速動作するように移動速度データを方向変換テーブル 1 0 2 aに付加してお けば、 力一ソルの移動方向だけでなく移動速度についても設定変更が可能となる 。 これにより、 例えば、 使用目的や表示画面の内容等に応じて素早く操作したり 、 微妙なカーソルの位置合わせでは遅くしたりと、 カーソルの移動速度の変更が 可能となり、 より使い勝手が良く操作性に優れた携帯情報端末を実現することが できる。
〔第 2の実施形態〕
次に、 図 5は本発明の第 2の実施形態に係る携帯情報端末の構成図である。 本 実施形態の情報携帯端末の構成は、 第 1の実施形態 (図 1参照) とほぼ同等の構 成であるが、 記憶部 1 1 1内の操作キーテーブル 1 1 2に、 方向変換テーブル 1 1 2 aおよび速度設定テーブル 1 1 2 bを備えている点が異なる。 なお、 図 5に おいて、 第 1の実施形態 (図 1参照) と同一の構成要素についてはその説明を省 略する。 第 2の実施形態の携帯情報端末は、 第 1の実施形態と同様に、 操作キー 1 0 9 aの操作方向を操作方向表示部 1 0 3上に表示されたカーソルの可動方向に対応 して特定の移動方向に変換して、 表示部 1 0 2上での力一ソルの移動方向を制御 する機能を備えていると共に、 第 2の実施形態固有の機能として、 操作キ一 1 0 9 aの操作方向と変換されたカーソル移動方向との 2つの方向の角度差 φに応じ てカーソルの移動速度を変化させる機能を持つ点がその特徴となっている。 図 6は、 記憶部 1 1 1に保持されている操作キーテーブル 1 1 2中の方向変換 テーブル 1 1 2 a (同図 (a ) ) および速度設定テーブル 1 1 2 b (同図 (b ) ) を例示する説明図である。 方向変換テーブル 1 1 2 aは、 第 1の実施形態 (図 3参照) と同様に、 複数のカーソル可動方向パターンを備えており、 図 6 ( a ) では、 カーソルの可動方向が上下の 2方向の場合と、 左右の 2方向の場合におけ る方向変換テーブルが例示されている。 操作キー 1 0 9 aの操作方向 (入力角 Θ ) に応じて表示部 1 0 2上のカーソルの移動方向が特定される。 方向変換テーブル 1 1 2 aの中の何れのカーソル可動方向パターンを使用する かは、 ユーザが表示切換キー 1 0 9 cを用いて設定する。 つまり、 表示切換キー 1 0 9 cの押下に連動して、 制御部 1 0 1は方向変換テーブル 1 1 2 a中のカー ソル可動方向パターンを順次選択してゆき、 同時に、 操作方向表示部 1 0 3内の
表示も選択されたカーソル可動方向パターンの方向表示に切り換わる。 なお、 カーソル可動方向パターンについては、 ユーザが可動方向を 1つ 1つ選 択することも可能である。 例えば、 第 1の実施形態 (図 2 ( b ) 参照) と同様に 、 操作方向表示部 1 0 3内の複数の方向表示から可動方向を選択するようにして も良いし、 図 3の上下左右の 4方向のカーソル可動方向パターンが選択されてい る時に、 その 4方向から上下または左右の 2方向を選択することにより、 図 6 ( a ) のカーソル可動方向パターンを選択するようにしても良い。 この場合、 ュ一 ザが選択したカーソル可動方向パターンについて、 該当する入力角 Θと移動方向 の変換表が存在すれば該変換表を使用するが、 該当する入力角 Θと移動方向の変 換表が無い場合には、 ユーザが変換表を編集 '作成するようにしても良いし、 制 御部 1 0 1が自動的に作成しても良い。 さらに、 既存の入力角 Θと移動方向の変 換表についても、 変換表を表示してユーザ編集できるようにしても良い。 また、 図 6 ( b ) の速度設定テーブル 1 1 2 bは、 操作キー 1 0 9 aの操作方 向と変換されたカーソル移動方向との角度差 φに応じて、 カーソルの移動速度を 最低速から最高速までの 5段階に変化させるものである。 「Α」 はカーソル可動 方向パターンに応じて代わる変数であり、 例えば、 上下または左右の 2方向の力 —ソル可動方向パターンが選択されている時は 9 0度となり、 上下左右または斜 め上下左右の 4方向のカーソル可動方向パターンが選択されている時は 4 5度と なる。 なお、 図 6 ( b ) では、 角度差 φが小さい時はより高速のカーソル移動速 度で、 角度差 φが大きくなるにつれてより低速のカーソル移動速度となるように 設定しているがこれに限定されるものではなく、 カーソルの移動速度の変化につ いては、 段階数を含めて任意に設定することが可能である。 次に、 本実施形態の携帯情報端末の動作について、 図 7に示すフローチャート を参照して説明する。 ここでは、 初期状態 (ステップ S 7 0 1 ) として、 表示部 1 0 2上には複数の項目を持つメニュー選択画面が表示されており、 表示部 1 0
2の右下の操作方向表示部 1 0 3は、 図 2 ( b ) に示したように可動方向を選択 する表示となっているものとする。 なお、 この可動方向選択モードへの移行は、 メニュー選択によって移行するようにしても良いし、 特定キーの押下によって移 行するようにしても良い。 先ず、 ステップ S 7 0 2では、 操作部 1 0 8の操作キー 1 0 9 aが押下された か否かを判断する。 操作キー 1 0 9 aが押下された場合には、 ステップ S 7 0 3 でカーソルの可動方向をユーザが選択する。 具体的には、 ユーザが操作キ一 1 0
9 aによって可動方向 (点線の矢印) を巡回しながら、 表示切換キー 1 0 9 cを 押下することによって選択される。 この時、 ユーザが選択したカーソル可動方向 パターンについて、 該当する入力角 Θと移動方向の変換表が存在すれば該変換表 を使用するが、 該当する入力角 Θと移動方向の変換表が無い場合には、 表示部 1 0 2に変換表を表示してユーザが編集 '作成するか、 或いは制御部 1 0 1が自動 的に作成する。 そして、 ステップ S 7 0 4では、 確定キー 1 0 9 bが押下されたか否かを判断 する。 確定キー 1 0 9 bが押下された場合には、 力一ソル可動方向パターンが選 択 '確定されたものとして、 ステップ S 7 0 5に進む。 また、 ステップ S 7 0 2 で操作キー 1 0 9 aが押下されない場合、 並びに、 ステップ S 7 0 4で確定キー
1 0 9 bが押下されない場合には、 再びステップ S 7 0 2に戻る。 次に、 ステップ S 7 0 5では、 操作キー 1 0 9 aが操作されたか否かを判断す る。 操作キ一 1 0 9 aが操作されるまでこの判断を繰り返し、 操作キ一 1 0 9 a が操作されたならステップ S 7 0 6に進む。 ステップ S 7 0 6では、 方向検出部 1 1 0により操作キー 1 0 9 aの操作方向 (入力角 Θ) を検出して、 操作キーテ —ブル 1 1 2中の方向変換テーブル 1 1 2 a (の選択されている力一ソル可動方 向パターン) を参照して移動方向を決定すると共に、 速度設定テーブル 1 1 2 b を参照して、 操作キー 1 0 9 aの操作方向と変換されたカーソル移動方向との角
度差 φに応じてカーソルの移動速度を所定の速度に設定し、 表示制御部 1 1 5の 制御を介して表示部 1 0 2上のカーソルを変換された移動方向に設定速度で移動 させる。 その後、 ステップ S 7 0 7では、 確定キ一 1 0 9 bが押下されたか否かを判断 する。 つまり、 メニュー選択画面において、 ユーザが希望するメニュー項目に力 —ソルがかかるとユーザは確定キー 1 0 9 bを押下するが、 携帯情報端末側では これを検知して、 ステップ S 7 0 8で該メニュー項目を実行することになる。 ま た、 ステップ S 7 0 7で確定キー 1 0 9 bが押下されないときは、 ステップ S 7 0 5に戻る。 以上説明したように、 本実施形態の情報携帯端末では、 全方向に操作可能な操 作キー 1 0 9 aにより表示部 1 0 2に表示されているカーソルを移動して選択を 行う携帯情報端末において、 方向検出部 1 1 0により操作キー 1 0 9 aの操作方 向を検出すると、 制御部 1 0 1では、 方向変換テーブル 1 1 2 aを参照して、 操 作方向表示部 1 0 3に表示されたカーソルの可動方向に対応しつつ方向検出部 1 1 0により検出された操作方向を特定の移動方向に変換すると共に、 速度設定テ —ブル 1 1 2 bを参照して、 操作キー 1 0 9 aの操作方向と変換されたカーソル 移動方向との角度差 φに応じてカーソルの移動速度を所定の速度に設定し、 表示 制御部 1 1 5の制御を介して表示部 1 0 2上のカーソルを変換された移動方向に 設定速度で移動させる。 これにより、 操作キー 1 0 9 aが如何なる方向に操作されても、 力一ソルは操 作方向表示部 1 0 3に表示された可動方向のみに移動するので、 操作キー 1 0 9 aを小型化した構造であってもユーザが誤操作することなく、 ユーザ所望の方向 にカーソル移動ができ、 装置の小型化を図りつつ、 使い勝手が良く操作性に優れ たユーザフレンドリな携帯情報端末を実現することができる。 また、 操作キー 1
0 9 aの操作方向を微妙に調整することによりカーソルの移動速度を変えること
ができるので、 使用目的や表示画面の内容等に応じて素早く操作したり、 微妙な カーソルの位置合わせでは遅くしたりと、 カーソルの移動速度の変更が可能とな り、 より使い勝手が良く操作性に優れた携帯情報端末を実現することができる。 また、 操作キー 1 0 9 aおよび表示切換キー 1 0 9 cを可動方向選択手段とし て、 操作方向表示部 1 0 3上に表示されるカーソルの可動方向を選択するので、 使用目的や表示画面の内容等に応じてユーザがカーソルの可動方向を特定するこ とができ、 使い勝手や操作性を向上させることができる。 なお、 上記第 1および第 2の実施形態では、 全方向に操作可能な操作キー 1 0 9 aとして、 図 2 ( a ) に示すような押下式のボタンスィッチ形状の形態とした が、 これに限定されることなく、 スティック形状やトラックボール形状のもの、 或いは夕ツチパッド形状のものなど、 他の形態のものにも適用可能である。 また、 これらのキーのセン夕一にスィッチを配置して、 該スィッチの操作方法 により操作キー 1 0 9 aに確定キー 1 0 9 bおよび表示切換キー 1 0 9 cを兼ね させることも可能である。 例えば、 上記スィツチの通常のクリックによつて操作 キー 1 0 9 aを表示切換キー 1 0 9 cとして使用し、 上記スィツチのダブルクリ ックにより操作キー 1 0 9 aを確定キー 1 0 9 bとして使用する。 これにより、 操作部 1 0 8のキーの種類を減らして、 装置の小型化を図ることができる。 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、 本発明の精神と範 囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にと つて明らかである。
本出願は、 2001年 7月 31日出願の日本特許出願 Να2001-231754に基づくものであ り、 その内容はここに参照として取り込まれる。
<産業上の利用可能性 >
以上説明したように、 本発明の携帯情報端末によれば、 全方向に操作可能な方 向操作キーにより表示手段に表示されているカーソルを移動して選択を行う携帯 情報端末において、 方向検出手段により方向操作キーの操作方向を検出すると、 制御手段では、 操作方向表示手段に表示された力一ソルの可動方向に対応して、 方向検出手段により検出された操作方向を特定の移動方向に変換し、 表示手段上 でのカーソルの移動を制御することとしたので、 方向操作キーが如何なる方向に 操作されても、 カーソルは操作方向表示手段に表示された可動方向のみに移動す ることになり、 小型化した方向操作キーであっても誤操作させることなく、 ユー ザ所望の方向にカーソル移動ができ、 装置の小型化を図りつつ、 使い勝手が良く 操作性に優れたユーザフレンドリな携帯情報端末を提供することができる。 また、 本発明によれば、 可動方向選択手段により、 操作方向表示手段上に表示 されるカーソルの可動方向を選択することとしたので、 使用目的や表示画面の内 容等に応じてユーザが力一ソルの可動方向を特定することができ、 使い勝手が良 く操作性に優れたユーザフレンドリな携帯情報端末を提供することができる。 また、 本発明によれば、 制御手段が方向検出手段により検出された操作方向を 特定の移動方向に変換する際に、 これら 2つの方向の角度差に応じて表示手段上 でのカーソルの移動速度を変化させることとしたので、 ユーザは方向操作キーの 操作方向 (入力角) によってカーソル移動速度を変えることができ、 素早く操作 したり、 微妙なカーソルの位置合わせでは遅くしたりと、 使用目的や表示画面の 内容等に応じたカーソルの移動が可能となり、 より使い勝手が良く操作性に優れ た携帯情報端末を提供することができる。 また、 本発明によれば、 速度設定選択手段により、 操作方向表示手段上に表示 されるカーソルの可動方向を選択して、 移動速度を変化させるカーソルの可動方 向を特定することとしたので、 使用目的や表示画面の内容等に応じてユーザが力 —ソルの可動方向を特定することができ、 使い勝手が良く操作性に優れたユーザ
フレンドリな携帯情報端末を提供することができる。 また、 本発明によれば、 方向検出手段により検出される操作方向を表示手段上 でのカーソルの特定の移動方向に変換する方向変換テーブル、 または、 該方向変 換テーブル並びに方向検出手段により検出される操作方向と表示手段上でのカー ソルの特定の移動方向との角度差に応じて力一ソルの移動速度を設定する速度設 定テーブルの組み合わせを複数種備えた操作キーテーブルを備え、 方向表示切換 キーにより、 方向変換テーブルまたは方向変換テーブルと速度設定テーブルとの 組み合わせの 1つを選択して、 制御手段によるカーソルの移動制御に供すること としたので、 複数種のカーソルの可動方向パターンや移動速度パターンから任意 の選択が可能となり、 使用目的や表示画面の内容等に応じてユーザが力一ソルの 可動方向や移動速度を設定することができるので、 使い勝手が良く操作性に優れ たユーザフレンドリな携帯情報端末を提供することができる。