WO2002022456A1

WO2002022456A1 - Capsule a charniere

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Publication number: WO2002022456A1
Application number: PCT/JP2001/007446
Authority: WO
Inventors: Masami Takahashi; Atsushi Oka; Yasuhiro Yamanaka
Original assignee: M.F.V Co., Ltd.
Priority date: 2000-09-04
Filing date: 2001-08-29
Publication date: 2002-03-21
Also published as: DE60131860T2; EP1316510B1; US6834769B2; AU2001282542A1; US20020148802A1; EP1316510A4; JP4159235B2; JP2002068248A; EP1316510A1; DE60131860D1

Description

明細書ヒンジキヤップ

【技術分野】

本発明は、化粧品用ボトル等の容器に用いられるヒンジキヤップに関するものである。

【背景技術】

化粧品用ボトル等の容器に用いられるキャップとして、キャップ本体と、このキヤップ本体の上部を覆蓋可能であってキヤップ本体に対して開閉用ヒンジを介して接続されたキャップカバ一とを有した、いわゆるヒンジキャップがあり、この種のヒンジキャップは、例えば実公平 6 — 1 5 8 4 4号公報中等でも従来技術として取り扱われているように、今や周知である。

このヒンジキヤヅプでは、開閉用ヒンジがパネの役目を果たしており、閉鎖状態から所定だけキャップカバ一を開けると開閉用ヒンジのパネ力で残りの閧動が自動化されたり、開放状態から所定だけキヤップカバーを閉めると開閉用ヒンジのパネ力で残りの閉動が自動化されるという便利さがる。しかし、開動時又は閉動時に与えるべき操作量は明確なものではなく、この操作量が不十分であると開動失敗ゃ閉動失敗となる不便さもあった。

また、閉鎖時の止水性を出すには、キャップ本体とキャップカバ一との間である程度の係合強度を持たせておく必要があるから、開動時にはその係合を解くために強い操作力を必要として、結局のところ両手が必要になるという不具合もあつた。

そこで、これらの不具合を解消することのできるヒンジキャップが、前記実公平 6— 1 5 8 4 4号公報や、その他、実開平 7— 9 7 4 7号公報等で提案されている。

これら公報記載のヒンジキャップでは、キャップ本体の上面にスライド自在な板材が設けられており、この板材の先端部にはキヤップ本体とキヤップカバーとの閉鎖界面から外方へ突出する押しボタン部が設けられたものである。

従って、キャップカバーの閉鎖時にこの板材を押し込み方向ヘスライド操作すると、クサビ作用の発生によってキャップカバ一を押し開かせる（係合の解除）と共に、続けて板材の後端部で開閉用ヒンジを内側から押圧して、これによつてキヤップカバーを片手で開動させることができるというものであった。

従来のヒンジキヤップでは、キヤヅプ本体の上面に板材が設けられていたので、キャップカバ一を開けると板材自体や、これのスライドを保持するための細々とした構造等が丸見えになってしまい、見栄えを悪くしているということがあったまた、板材とキャップ本体とのスライド部分（可動部分）に容器内の内容物等が染み込んで付着成長し、次第に板材の動きが悪化したり板材が外れやすくなつたりすることがあった。

なお、これらを解消するアイデアとして、別部材より成るカバーを板材の上方に被せることも考えられたが、これではいたずらに部品点数を増やし、構造を複雑化させ、また組み立ても面倒になるために、コスト高に繋がり、好適ではなかつ了：。

本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、キャップカバーの開閉に影響されることなく見栄えをよくすることができるものとし、片手での閧動操作性を一層高めることができ、コスト高に繋がることも防止できるようにしたヒンジキャップを提供することを目的とする。

【発明の開示】

前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。

即ち、本発明に係るヒンジキャップは、基本的には、キャップ本体と、このキャップ本体の上部を覆蓋可能であってキヤップ本体に対して開閉用ヒンジを介して接続されたキヤップカバーと、前記キヤップ本体に組み込まれてキヤップカバ一の開操作に用いられる操作体とを有している。

なお、開閉用ヒンジは、キャップ本体側に一体形成されたもの、キャップカバ一側に一体形成されたもの、キヤップ本体及びキヤヅプカバ一を連結する状態で両者に一体形成されたものなど、いずれの場合でもよい。

そして、前記キヤップ本体は、キヤップカバーを開いた状態でも操作体の主要部分を覆い隠すことのできる天板部と、この天板部の外周部に沿って設けられた外周壁部と、この外周壁部の内側に周空間を保持させた状態で内容物流路を取り囲む内周壁部とを有したものとする。

また、これに対して前記操作体は、前記キャップ本体における天板部下部の周空間に納められた状態でキャップ本体の外周壁部を貫通して外方に露呈する押しボタン部と、この押しボタン部が押し込まれたときにキャップカバーに対する開作用を生起させる突き押し端とを有したものとする。

このようにすることで、操作.体の殆ど（押しボタン部を除く部分）を見えない状態にでき、見栄えがよくなる。

また、この操作体とキヤップ本体との可動部分に内容物が染み込み難くなるので、操作体の動きが悪化するということも防止される。

一方、前記操作体は、前記開閉用ヒンジに対してその内側から正対して位置付けられる突き押し端と、開閉用ヒンジから離れた位置付けでキャツプ本体から外方露出状態となって設けられる押しボタン部と、この押しボタン部が押し込まれたときに前記突き押し端によって開閉用ヒンジを押圧させる状態にこれら突き押し端と押しボタン部とを連結する伝動杆とを有したものとすることができる。伝動杆の形状は特に限定されるものではなく、例えば、キャップ本体内に設けられる内容物流路に対して、その周りを取り囲むようにして逃がしたリング形としてもよいし、その片方の円弧部分を省略した湾曲棒形としてもよい。

このような伝動杆は、突き押し端が開閉用ヒンジに当接した後、押しボタン部が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、開閉用ヒンジに対する押圧力の蓄えを可能とする弹性材によって形成されているものとする。

このようにすると、開閉用ヒンジに対して、ある程度開動力が強まった時点で一気加勢に押圧できるようになり、キャップカバ一を確実に閧動させることができる。すなわち、キャップカバーの開動に失敗がなく、また操作性が増すというものである。

また、伝動杆を設けておけば、押しボタン部を押圧した後、キャップカバーがキヤップ本体側に対する係合を解除して開くまでの間、突き押し端による開閉用ヒンジへの押圧力が分散するということがあるので、結果として、この開閉用ヒンジに過剰な負担が作用しないようになり、開閉用ヒンジの破損を防止できるという利点に繋がる。

操作体には、前記突き押し端が開閉用ヒンジを押圧するのと前後してキヤップカバーの適所に当接しつつ、押し込み操作量の増加に伴ってキヤップカバーに上向きの開動力を伝える作用部を設けておくのが好ましい。

このようにすることで、キャップカバ一として、その閉鎖時における止水性を高めた場合（キャップ本体との間で強い係合摩擦が生じている場合）でも、キヤヅプカバ一の開動に失敗がなく、また操作性が一層、良好となる。

そして、前記技術的課題を解決する本発明の技術手段は、キャップ本体 2と、該キヤップ本体 2の上部を覆蓋可能であつてキヤップ本体 2に対して開閉用ヒンジ 4を介して接続されたキヤップカバー 3と、前記キヤヅプ本体 2に組み込まれてキヤップカバー 3の閧操作に用いられる操作体 5とを有しており、

前記キヤップ本体 2は、キヤップカバー 3を開いた状態でも操作体 5の主要部分を覆い隠すことのできる天板部 1 0と、該天板部 1 0の外周部に沿って設けられた外周壁部 1 1と、該外周壁部 1 1の内側に配置された内周壁部 1 2とを有し、前記操作体 5は、キャップ本体 2の外周壁部 1 1を貫通して外方に露呈する押しボタン部 3 2と、該押しボタン部 3 2が押し込まれたときにキャップカバ一 3 に対する開作用を生起させる突き押し端 3 4とを有し、天板部 1 0下方の外周壁部 1 1と内周壁部 1 2との間に納められている点にある。

本発明の他の技術手段は、キャップ本体 2と、該キャップ本体 2の上部を覆蓋可能であってキヤヅプ本体 2に対して開閉用ヒンジ 4を介して接続されたキヤヅプカバ一 3と、前記キャップ本体 2に組み込まれてキャップカバ一 3の閧操作に用いられる操作体 5とを有しており、

前記操作体 5は、突き押し端 3 4と、キャップ本体 2から外方露出状態となつた押しボタン部 3 2と、該押しボタン部 3 2が押し込まれたときに前記突き押し端 3 4によって開閉用ヒンジ 4を内側から押圧するように突き押し端 3 4と押しボタン部 3 2とを連結する伝動杆 3 3とを有しており、

前記伝動杆 3 3は、突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4に当接した後、押しボタン部 3 2が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、開閉用ヒンジ 4に対する押圧力を蓄えるように、弾性材によって形成されている点にある。本発明の他の技術手段は、前記操作体 5の突き押し端 3 4は、開閉用ヒンジ 4 に対してその内側から対向するように配置されている点にある。

本発明の他の技術手段は、前記操作体 5には、前記突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4を押圧するのと前後してキャップカバ一 3の適所に当接しつつ押し込み操作量の増加に伴ってキヤップカバー 3に上向きの開動力を伝える作用部 3 5が設けられている点にある。

本発明の他の技術手段は、前記作用部 3 5は、押しボタン部 3 2の上面に設けてあり、押しボタン部 3 2の上面を突き押し端 3 4側へ向けて下り勾配となるように傾斜させることによつて形成してある点にある。

本発明の他の技術手段は、キャップ本体 2と、該キャップ本体 2の上部を覆蓋可能であってキヤップ本体 2に対して開閉用ヒンジ 4を介して接続されたキヤヅプカバ一 3と、前記キャップ本体 2に組み込まれてキャップカバ一 3の開操作に用いられる操作体 5とを有しており、

前記キヤップ本体 2は、キヤップカバ一 3を開いた状態でも操作体 5の主要部分を覆い隠すことのできる天板部 1 0と、該天板部 1 0の外周部に沿って設けられた外周壁部 1 1と、該外周壁部 1 1の内側に配置された内周壁部 1 2とを有し、前記操作体 5は、キャップ本体 2の外周壁部 1 1を貫通して外方に露呈する押しボタン部 3 2と、前記開閉用ヒンジ 4に対してその内側から対向するように配置される突き押し端 3 4と、該押しボタン部 3 2が押し込まれたときに前記突き押し端 3 4によって開閉用ヒンジ 4を押圧してキャップカバ一 3に開作用を生起させるようにこれら突き押し端 3 4と押しボタン部 3 2とを連結する伝動杆 3 3 とを有し、天板部 1 0下方の外周壁部 1 1と内周壁部 1 2との間に納められ、前記伝動杆 3 3は、突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4に当接した後、押しボタン部 3 2が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、開閉用ヒンジ 4に対する押圧力を蓄えるように、弾性材によって形成されている点にある。

本発明の他の技術手段は、前記キャップ本体 2とキャップカバー 3と開閉用ヒンジ 4とが一体に形成されされると共に、操作体 5が別部材として形成されて、操作体 5の大部分が、キャップ本体 2の天板部 1 0下方の外周壁部 1 1と内周壁部 1 2との間に配置されている点にある。本発明の他の技術手段は、内周壁部 1 2の下端部に、内向きの係合爪 1 3が設けられ、この係合爪 1 3が、容器 7の口部 8の下端縁部に係合されている点にある。

本発明の他の技術手段は、キャップ本体 2の天板部 1 0に、パイプ状に突出するた取出口 1 5が設けられ、キャップカバ一 3に、取出口 1 5に対して着脱自在に嵌合可能な口キャップ部 1 9が設けられている点にある。

本発明の他の技術手段は、キャップ本体 2の外周壁部 1 1に、押しボタン部 3 2を通り抜け自在にするためのボタン通孔 3 6が形成されている点にある。本発明の他の技術手段は、伝動杆 3 3は、キヤヅプ本体 2の押しボタン部 3 2 と突き押し端 3 4とを二方向から連結すると共に内周壁部 1 2の周りを取り囲むように、リング状に形成されて、外周壁部 1 1と内周壁部 1 2との間に納められている点にある。

【図面の簡単な説明】

図 1は本発明に係るヒンジキヤップの第 1実施形態についてその閉鎖状態を示す側断面図及び底面図である。

図 2は図 1から開動操作を開始した状況を示す側断面図及び底面図である。図 3は図 2に続く状況を示す側断面図及び底面図である。

図 4は本発明に係るヒンジキヤップの第 1実施形態についてその開放（全開）状態を示す側断面図及び底面図である。

図 5は図 4に対応する平面図である。

図 6は図 5に対応する斜視図である。

図 7は本発明に係るヒンジキヤップの第 1実施形態を分解した状態としてそれを裏側から示した斜視図である。

図 8は本発明に係るヒンジキャップの第 2実施形態についてその閉鎖状態を示す側断面図である。

図 9は本発明に係るヒンジキヤップの第 3実施形態を裏側から示した状態（底面図とした）うえで開動操作前と開動操作後とを上下半分ずつ併記した底面図である。

図 1 0は本発明に係るヒンジキャップの第 4実施形態を裏側から示した状態 (底面図とした）うえで開動操作前と開動操作後とを上下半分ずつ併記した底面図である。

図 1 1は本発明に係るヒンジキャップの第 5実施形態についてその閉鎖状態を示す側断面図である。

図 1 2は本発明に係るヒンジキヤップの第 6実施形態についてその閉鎖状態を示した底面図である。

図 1 3は本発明に係るヒンジキャップの第 7実施形態についてその閉鎖状態を示した底面図である。，【発明を実施するための最良の形態】

以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。

図 1乃至図 7は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 1実施形態を示している c このうち、図 1はヒンジキャップ 1の閉鎖状態であり、この図 1の状態から図 2、図 3へと順番に開動操作を続けて、最終的な開放（全開）状態に至ったものが図 4乃至図 6である。また図 7は、このヒンジキャップ 1を分解して裏側から示した状態である。

これらの各図から明らかなように、このヒンジキャップ 1は、キャップ本体 2 と、キヤヅプカバ一 3と、開閉用ヒンジ 4と、操作体 5とを有している。

本第 1実施形態では、キャップ本体 2、キャップカバー 3及び開閉用ヒンジ 4 の 3者が互いに一体形成され、操作体 5だけが別部材として形成されたものを示してある。キャップ本体 2等の一体形成体についても、操作体 5についても、それそれ適宜合成樹脂材により形成すればよい。

キャップ本体 2は、化粧品用ボトル等の容器 7に対し、その口部 8に取付可能とされたもので、全体として有底の短円筒を逆向きにした形状を呈している。この形状のうち、上面の円形板を形成しているのが天板部 1 0であり、この天板部 1 0の外周部に沿って垂下状に設けられた側壁が外周壁部 1 1である。この外周壁部 1 1の内側には、所定間隔の周空間を保持させた状態で内周壁部 1 2が設けられている。

この周空間は一定間隔とするか否かは特に限定されるものではないが、本第 1 実施形態のように天板部 1 0を平面円形とする場合は一定間隔として、外周壁部 1 1と内周壁部 1 2とを同心円関係に置くのが、成形上、及び容器 7との組み立てに関して好適となる。

この内周壁部 1 2には、その下端部に沿って内向きの係合爪 1 3が設けられており、この係合爪 1 3で容器 7の口部 8まわりに設けられた係合輪 1 4に係合させて、容器 7に対するキャップ本体 2 (即ち、ヒンジキャップ 1全体）の取り付けを可能にしてある。

なお、前記天板部 8には、この内周壁部 1 2で囲まれる範囲内に対応する配置で内容物の取出口 1 5が設けられている。

すなわち、この内周壁部 1 2は、容器 7の口部 8を介するかたちで内容物流路を取り囲むようになつたものと言うことができる。

キヤヅプカバ一 3は、キャップ本体 2の上部を覆蓋可能とされたものであって、このキヤップ本体 2と略同径円形の逆皿形を呈したものとしてある。

本第 1実施形態では、キャップ本体 2の天板部 1 0に設けられた取出口 1 5がパイプ状に突出する形状として、その突端部寄りに係合輪 1 7が設けられたものとしてあり、またこれに対応するように、キャップカバ一 3には、取出口 1 5に外嵌可能な円筒形をした口キャップ部 1 9が垂下形成され、この口キャップ部 1 9の下端部に沿って、前記係合輪 1 7に対応する内向きの係合爪 2 0が設けられたものとしてある。

なお、取出口 1 5に対して口キャップ部 1 9を内嵌させる構造（図示略）としてもよい。

従って、キヤヅプ本体 2にキヤヅプカバ一 3を被せて閉鎖状態としたときには、取出部 1 5に口キャップ部 1 9が外嵌したうえでこれら両者間に強い係合作用が生じ、これによつて高い止水作用が得られるようになつている。

開閉用ヒンジ 4は、言うまでもなく、キャップ本体 2とキャップカバ一 3とを揺動自在に連結させるものである。そして、キャップカバ一 3の閉鎖時には、これをキャップ本体 2にセン夕合わせ状態にし、当然に、このとき取出部 1 5と口キヤヅプ部 1 9とを嵌合状態にさせるものである。

本第 1実施形態において、この開閉用ヒンジ 4は、パネ帯部 2 4と、このパネ帯部 2 4の両脇に設けられた補助連結部 2 5とを有したものとなっており、キヤヅプカバ一 3の開放時（全開時）には、キャップ本体 2の取出口 1 5から内容物を流出させるときにキャップカバ一 3が邪魔にならない程度（図例では 1 8 0 ° ) まで反転させ、且つ、その状態を保持させるものとしてある。

パネ帯部 2 4は、キャップ本体 2の外周壁部 1 1からキヤヅプカバ一 3の上面にまで及んで設けられる切り込み 2 8によって、側面形状が鈎形（倒立 L字状）を呈するように形成されており、その下端部でキャップ本体 2に、また上端部でキヤヅプカバー 3に、それそれ繋がるようになつている。

従って、キャップカバ一 3が閉鎖状態にあるとき（図 1参照）に、このパネ帯部 2 4の下端部寄りを内側から径方向外側（図 1中の左方から右方）へ向けて押すと、このパネ帯部 2 4は、押された部分が内反りするようなかたちでこれに抗するバネカを高めてゆき（図 2及び図 3参照）、このバネカは、キャップカバー 3が所定角度に至るまではキャップカバー 3を閉鎖方向へ付勢することになるが、所定角度を超えた時点で付勢方向が逆転してキヤップカバー 3を開放方向へ向かわせるものとなり、最終的にはキヤップカバー 3を所定の開き角度に開かせた状態でバネカを略消失して（図 4参照）、結果としてこのときのキヤヅプカバ一 3 の開き状態が保持されるというものである。

操作体 5は、その主要部の殆どがキャップ本体 2における天板部 1 0の下部に納められるかたちで組み込まれて、キヤヅプカバ一 3の閧操作に用いられるものである。

この操作体 5は、押しボタン部 3 2と、伝動杆 3 3と、突き押し端 3 4と、作用部 3 5とを有している。

押しボタン部 3 2は、キャップ本体 2の外周壁部 1 1を貫通して外方に露呈するようになされたもので、その位置付けは、操作性及び力の伝達性から言えば、開閉用ヒンジ 4からなるベく離れた位置とするのが好適となる。

本第 1実施形態では、開閉用ヒンジ 4の対称位置（即ち、容器 7の正面）に 1 個だけ設けている。そのため、キャップ本体 2の外周壁部 1 1において、その該当位置（正面位置）には、押しボタン部 3 2を通り抜け自在にするためのボタン通孔 3 6が形成されている。

なお、図示は省略するが、例えばこの押しボタン部 3 2を、キャップ本体 2の左右両側部に 2個設けるようなことも可能である。

突き押し端 3 4は、開閉用ヒンジ 4のパネ帯部 2 4に対してその内側から正対して位置付けられるようになつている。そのため、キャップ本体 2の外周壁部 1 1において、その該当位置（真後ろ位置）には、開閉用ヒンジ 4の内面に向けて突き押し端 3 4を通り抜け自在にするための作用端通孔 3 7が形成されている。本第 1実施形態において、この突き押し端 3 4はチップ状の突起 3 8を伴ったものとしてある。しかし、このような突起 3 8を伴うか否かは特に限定されるものではなく、後述する伝動杆 3 3と混然一体のかたちとして（突き押し端 3 4単独としての明確な形状がない状態で）設けることもできる。

すなわち、この突き押し端 3 4は、要は、押しボタン部 3 2が押し込まれたときに、この押し込み力を開閉用ヒンジ 4に伝えて、キャップカバ一 3に対する開作用として生起可能であればよいものである。

伝動杆 3 3は、押しボタン部 3 2と突き押し端 3 4とを連結するものである。本第 1実施形態において伝動杆 3 3はリング形に形成されたものとしてあり、従って押しボタン部 3 2と突き押し端 3 4との間を二方向から連結していることになる。

すなわち、この伝動杆 3 3は、キヤヅプ本体 2内の周空間（外周壁部 1 1と内周壁部 1 2との間）に完全に納められることになり、このことは、この伝動杆 3 3がキャップ本体 2内に設けられる内容物流路（内周壁部 1 2の内方）に対して、その周りを取り囲むようなかたちを有しており、キヤップ本体 2との接触干渉を逃がしていることになる。

このような伝動杆 3 3は、その長手方向を曲げようとする外力に対して、所定の弾性力を生起させる弾性材（樹脂材ゃ金属材等）によって形成されている。この弾性材に必要とされる弾性力は、突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4に当接した後、押しボタン部 3 2が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、伝動杆 3 3が曲げられることに伴って開閉用ヒンジ 4に対する押圧力の蓄えを可能とする程度のものとされる。

伝動杆 3 3にこのような弾性力があると、開閉用ヒンジ 4に対して、ある程度開動力が強まつた時点でこれを一気加勢に押圧できるようになり、キヤップカバ一 3を確実に開動させることができるというものである。

なお、前記のように、この伝動杆 3 3がリング形に形成されていることは、伝動杆 3 3の曲がり変形を左右両側でバランスさせ（即ち、伝動杆 3 3が左右対称形を保持しつつリング形を縦圧縮 '横拡大させるように変形させる）、もって突き押し端 3 4に直進性を与える点で有利となっている。

これらのことにより、キャップカバー 3の開動に失敗がなく、また操作性が増すことになる。

作用部 3 5は、押しポタン部 3 2が押されて突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4 を押圧するときに、これと前後して（前 '後 '同時を含む）キャップカバ一 3の適所に当接しつつ、押しボタン部 3 2に対する押し込み操作量の増加に伴って、キヤップカバ一 3に上向きの開動力を伝えるようになったものである。

この作用部 3 5を設ける箇所は特に限定されるものではないが、本第 1実施形態では、押しボタン部 3 2の上面に設けてある。

すなわち、押しボタン部 3 2の上面を突き押し端 3 4側へ向けて下り勾配となるように傾斜させることによつて形成してある。

また、これに合わせて、キャップカバ一 3が閉鎖しているときにあって、この作用部 3 5の上部へ乗るような配置で、キャップカバー 3側から下向きに突出する滑り子 4 0を形成させた。この滑り子 4 0の下面も、作用部 3 5と同じ向きの勾配が付されている。

従って、作用部 3 5の後方移動により、これと滑り子 4 0との間でカム作用が生じ、このカム作用でキヤップカバ一 3を上方へ押し上げようとするクサビ作用に繋がるというものである。

このようにすることで、前記したように、キャップカバー 3の閉鎖時における止水性を高めてあっても、キャップカバ一の開動に失敗がなく、また操作性が一層、良好となる。

このような構成とされたヒンジキャップ 1では、キヤヅプカバ一 3が閉鎖した状態（図 1参照）では、取出部 1 5に口キャップ部 1 9が外嵌したうえでこれら両者間に強い係合作用が生じているので、これによつて高い止水作用が得られている。この状態から押しボタン部 3 2を押し込み操作する（図 2及び図 3参照）と、その最初の段階では、まず操作体 5の突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4のパネ帯部 2 4にその内側から当接すると共に、作用部 3 5が滑り子 4 0に当接する。そして、押しボタン部 3 2の押し込み量が進むと、突き押し端 3 4によるパネ帯部 2 4の押圧、及び伝動杆 3 3での弾性力の蓄えが開始されると共に、作用部 3 5と滑り子 4 0との間でのカム作用がクサビ作用に転じるようになる。

そのため、キャップカバー 3は、取出部 1 5から口キャップ部 1 9が押し上げられて外嵌を外される状態を経て、開動することになる。

このようにして、キヤヅプカバ一 3が開かれる（図 4参照）ことで、取出口 1 5から内容物を取出可能な状態となる。

勿論、このような押しボタン部 3 2の押し込み操作は、片手で行えるものである

そして、このキャップカバ一 3が開放した状態では、キャップ本体 2の天板部 1 0が、操作体 5の主要部分（押しボタン部 3 2を除く部分）をほぼ全面的に覆い隠しているので、操作体 5は見えず、それだけ見栄えは好感を与えるものとなつている。

また、この操作体 5とキャップ本体 2との可動部分（伝動杆 3 3まわり）に内容物が染み込み難くなるので、操作体 5の動きが悪化するということも防止される。

図 8は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 2実施形態を示している。

この第 2実施形態のヒンジキャップ 1が、前記した第 1実施形態と異なるところは、操作体 5の押しボタン部 3 2を嵩高なものとして、その上面に設けた作用部 3 5を高位に保持させ、もって、キャップカバ一 3に対してわざわざ滑り子 4 0を設けなくとも、キャップカバー 3に必要十分なカム作用乃至クサビ作用を生起できるようにしている点にある。

従って、それだけキャップカバ一 3としての構造簡潔化が図れ、低コスト化に繋がるという利点がある。

その他の構成乃至細部構造や、使用方法及び各種作用効果等は第 1実施形態と略同じであるので、ここでの詳説は省略する。図 9は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 3実施形態を示している。

この第 3実施形態のヒンジキャップ 1が、前記した第 1実施形態と異なるところは、操作体 5の押しボタン部 3 2に対し、キャップ本体 2から外方へ露呈している先端部分に、押しボタン部 3 2を所定量押し込むことによってボタン通孔 3 6の開口縁部に当接するストヅパ突起 4 5が設けられている点にある。

従って、このストヅパ突起 4 5によって、押しボタン部 3 2の押し込み量を制限できるものである。すなわち、操作体 5の破損や、押し込み過ぎによる押しボタン部 3 2の外れ（キャップ本体 2内へ押し込み状態のまま戻ってこない状態）を防止できるという利点がある。

その他の構成乃至細部構造や、使用方法及び各種作用効果等は第 1実施形態と略同じであるので、ここでの詳説は省略する。 - 図 1 0は、本発明に係るヒンジキヤップ 1の第 4実施形態を示している。

この第 4実施形態のヒンジキャップ 1も、前記第 3実施形態と略同趣旨であり、押しボタン部 3 2の押し込み量を制限して、操作体 5の破損や、押し込み過ぎによる押しボタン部 3 2の外れ（キャップ本体 2内へ押し込み状態のまま戻ってこない状態）を防止するものである。

ただ、前記第 3実施形態との違いは、操作体 5の押しボタン部 3 2に対し、キヤップ本体 2の内方に隠れる根本部分にストツパ突起 4 5が設けられており、これに対してキヤップ本体 2の内部に、このストッパ突起 4 5と所定位置で係合する当て止め爪 4 6が設けられている点にある。

図 1 1は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 5実施形態を示している。

この第 5実施形態のヒンジキャップ 1が、前記した第 1実施形態と異なるところは、操作体 5の突き押し端 3 4が、伝動杆 3 3と混然一体に（第 1実施形態におけるチヅプ状の突起 3 8のような単独形状を具備しない状態で）設けられている点にある。

ただ、これだけでは突き押し端 3 4を開閉用ヒンジ 4のパネ帯部 2 4に当接させるのが困難であるので、本第 5実施形態では、キヤヅプカバ一 3に対して突き押し端 3 4へ向けて突出する受圧部 5 0を設けてある。

その他の構成乃至細部構造や、使用方法及び各種作用効果等は第 1実施形態と略同じであるので、ここでの詳説は省略する。

図 1 2は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 6実施形態を示している。この第 6実施形態のヒンジキャップ 1が、前記した第 1実施形態と異なるところは、操作体 5の伝動杆 3 3を 1本だけとして、押しボタン部 3 2と突き押し端

3 4との間を片側連結状態にしている点にある。

従って、それだけ操作体 5としての構造簡潔化が図れ、低コスト化に繋がるという利点がある。

図 1 3は、本発明に係るヒンジキャップ 1の第 7実施形態を示している。この第 7実施形態のヒンジキャップ 1でも、操作体 5の伝動杆 3 3は 1本だけとしてある。

そして、そのうえで、押しボタン部 3 2の押し込み量を制限して、操作体 5の破損や、押し込み過ぎによる押しボタン部 3 2の外れ（キャップ本体 2内へ押し込み状態のまま戻ってこない状態）を防止するための措置も講じてある。

すなわち、押しボタン部 3 2に対し、キャップ本体 2の内方に隠れる根本部分にストヅパ突起 4 5が設けられており、これに対してキャップ本体 2の内部に、このストツパ突起 4 5と所定位置で係合する当て止め爪 4 6が設けられているものである。

なお、図示は省略するが、ストッパ突起 4 5は、キャップ本体 2から外方へ露呈している先端部分に、押しボタン部 3 2を所定量押し込むことによってボタン通孔 3 6の開口縁部に当接するかたちで設けることもできる（図 9参照）。ところで、本発明は、前記した各実施形態に限定されるものではない。

例えば、操作体 5において、伝動杆 3 3は、弾性力を有しないもの（例えば硬質プラスチックや硬い金属等を素材とするもの）としてもよい。

この場合には、押しボタン部 3 2を押し込んでゆき、取出部 1 5から口キヤヅプ部 1 9が押し上げられてそれらの係合が外された状態から、更に押しボタン部 3 2が押し込まれると、突き押し端 3 4が開閉用ヒンジ 4のパネ帯部 2 4にその内側から当接するという状態が得られる。すなわち、この作用中において伝動杆 3 3に押圧力（弾性力）が蓄えられるという作用は含まれない。

キヤップ本体 2等についても、合成樹脂材によって形成することが限定されるものではなく、一部又は全部をアルミやステンレス等の金属製とする場合をはじめ、ガラス製等とすることもできる。

キャップ本体 2等や容器 7の外形状は、平面形状として楕円や円等に限定されるものではなく、例えば角型にするなどの変更が可能である。

その他、実施の態様に応じて適宜変更が可能である。

以上の説明から明らかなように、本発明に係るヒンジキャップでは、キャップ本体が甲板部を有したものとされており、開閉用ヒンジの内側へ押し込み閧動力を伝えるための操作体は、キャップカバ一を開いた状態でも、その殆どが覆い隠された状態になる。従って、見栄えがよくなり、また操作体の可動部分に内容物が染み込み難くなるので、その動きが悪化することもない。

また、操作体の伝動杆に弾性材を持たせておくことで、開閉用ヒンジを強い力で一気加勢に押圧できるようになり、キヤップカバーの開動を容易且つ確実に行える利点がある。

【産業上の利用可能性】

本発明は、化粧品用ボトル等の容器に用いられるキャップとして有用である。

Claims

請求の範囲キャップ本体（2) と、該キャップ本体（2) の上部を覆蓋可能であってキャヅプ本体（2) に対して開閉用ヒンジ（4) を介して接続されたキヤヅプカバー（3) と、前記キャップ本体（2) に組み込まれてキャップカバ一（3) の閧操作に用いられる操作体（5) とを有しており、

前記キャップ本体（2) は、キャップカバー (3) を開いた状態でも操作体 (5) の主要部分を覆い隠すことのできる天板部（10) と、該天板部（1 0) の外周部に沿って設けられた外周壁部（11) と、該外周壁部（11) の内側に配置された内周壁部（12) とを有し、

前記操作体（5) は、キャップ本体（2) の外周壁部（11) を貫通して外方に露呈する押しボタン部（32) と、該押しボタン部（32) が押し込まれたときにキャップカバー (3) に対する閧作用を生起させる突き押し端（3 4) とを有し、天板部（10) 下方の外周壁部（11) と内周壁部（ 12) との間に納められていることを特徴とするヒンジキヤップ。

キャップ本体（2) と、該キャップ本体（2) の上部を覆蓋可能であってキヤップ本体（2) に対して開閉用ヒンジ（4) を介して接続されたキャップ力バ一（3) と、前記キャップ本体（2) に組み込まれてキャップカバー（3) の開操作に用いられる操作体（5) とを有しており、

前記操作体（5) は、突き押し端（34) と、キャップ本体（2) から外方露出状態となった押しボタン部（32) と、該押しボタン部（32) が押し込まれたときに前記突き押し端（34) によって開閉用ヒンジ（4) を内側から押圧するように突き押し端（34) と押しボタン部（32) とを連結する伝動杆（33) とを有しており、

前記伝動杆（33) は、突き押し端（34) が開閉用ヒンジ（4) に当接した後、押しボタン部（32) が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、開閉用ヒンジ（4) に対する押圧力を蓄えるように、弾性材によって形成されていることを特徴とするヒンジキヤヅプ

前記操作体（5) の突き押し端（34) は、開閉用ヒンジ（4) に対してその内側から対向するように配置されていることを特徴とする請求項 2記載のヒンジキヤヅプ

前記操作体（5) には、前記突き押し端（34) が開閉用ヒンジ（4) を押圧するのと前後してキヤヅプカバ一（3) の適所に当接しつつ押し込み操作量の増加に伴ってキャップカバ一（3) に上向きの開動力を伝える作用部（3 5) が設けられていることを特徴とする請求項 2記載のヒンジキャップ。

前記作用部（35) は、押しボタン部（32) の上面に設けてあり、押しボタン部（32) の上面を突き押し端（34)側へ向けて下り勾配となるように傾斜させることによって形成してあることを特徴とする請求項 3又は 4記載のヒンジキヤヅプ。

前記操作体（5) は、キャップ本体（2) の外周壁部（1 1) を貫通して外方に露呈する押しボタン部（32) と、前記開閉用ヒンジ（4) に対してその内側から対向するように配置される突き押し端（34) と、該押しボタン部 (32) が押し込まれたときに前記突き押し端（34) によって開閉用ヒンジ (4) を押圧してキャップカバ一（3) に開作用を生起させるようにこれら突き押し端（34) と押しボタン部（32) とを連結する伝動杆（33) とを有し、天板部（10) 下方の外周壁部（11) と内周壁部（12) との間に納められ、

前記伝動杆（33) は、突き押し端（34) が開閉用ヒンジ（4) に当接した後、押しボタン部（32) が所定量押し込まれるまでの操作ストローク間に、開閉用ヒンジ（4) に対する押圧力を蓄えるように、弾性材によって形成されていることを特徴とするヒンジキヤヅプ。

前記キヤヅプ本体（2) とキャップカバ一（3) と開閉用ヒンジ（4) とが —体に形成されると共に、操作体（5) が別部材として形成されて、操作体 ( 5 ) の大部分が、キヤップ本体（ 2 ) の天板部（10) 下方の外周壁部（ 1 1) と内周壁部（12) との間に配置されていることを特徴とする請求項 6記 '載のヒンジキヤップ。

内周壁部（12) の下端部に、内向きの係合爪（13) が設けられ、この係合爪（ 13) が、容器（7) の口部（8) の下端縁部に係合されていることを特徴とする請求項 6記載のヒンジキヤップ。

キャップ本体（2) の天板部（10) に、パイプ状に突出する取出口（1 5) が設けられ、キャップカバ一 (3) に、取出口（15) に対して着脱自在に嵌合可能な口キャップ部（19) が設けられていることを特徴とする請求項 6記載のヒンジキャップ。

0 キャップ本体（2) の外周壁部（11) に、押しボタン部（32) を通り抜け自在にするためのボタン通孔（36) が形成されていることを特徴とする請求項 6記載のヒンジキヤヅプ。

1 伝動杆（33) は、キャップ本体（2) の押しボタン部（32) と突き押し端（34) とを二方向から連結すると共に内周壁部（12) の周りを取り囲むように、リング状に形成されて、外周壁部（11) と内周壁部（12) との間に納められていることを特徴とする請求項 6記載のヒンジキヤップ。