WO2002005202A1

WO2002005202A1 - Dispositif terminal pour carte a circuit integre

Info

Publication number: WO2002005202A1
Application number: PCT/JP2000/004579
Authority: WO
Inventors: Takashi Hosogoe; Yoshii Hyodo; Yasumasa Yamate
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2000-07-07
Filing date: 2000-07-07
Publication date: 2002-01-17
Also published as: US20030136829A1; US6866192B2

Description

明細書

I cカード端末装置技術分野

本発明は、 I cカードに対してアクセスして、 I Cカードの有する機能を実行する I Cカード端末装置に関する。背景技術

I Cカードは、プラスチックカードに、 CPUとメモリを内蔵する LS Iチップを埋め込んだカードである。従来の磁気カードと比較して、高いセキュリティを確保でき、また、大容量のデータを記憶できるので、クレジットカード、電子マネーなどの複数の機能を 1枚のカードで実現できる。また、 I Cカードの規格として、例えば、 MULTOS, J AVAC ARD、スマートカード for Windows などが知られている。そして、このような I Cカードにアクセスして、 I Cカードと通信を行う I cカード端末装置が、各種提供されている。

図 4は、従来における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態の第一の例を示す図である。図 4では、 I Cカードと I Cカード端末装置それぞれのプログラム構造が示され、プログラム間の通信形態が示される。 I Cカード 1は、複数の機能 A、 B、 Cそれぞれに対応するカード側のアプリケーションプログラム (以下、カードアプリと称する） P_A、 P_B、 P_c、及びカード I/Oを備える。カード I /O (input/output)は、 I。カード O S (オペレーティングシステム) の一部である。

図 4は、 I Cカード端末装置 10 、機能 Aに対応する端末側のアプリケーシヨンプログラム（以下、端末アプリと称する） R_Aのみを有する場合の通信形態例である。端末アプリ R_Aは、端末アプリ R_Aのプロバイダ Q_A及び I Cカードとの通信制御のための I F D (Interface Device)ドライバ、さらには、カード I / Oを介して、カードアプリ P_Aと通信を行う。端末アプリ R_Aからのコマンドは、カード IZOによって、対応するカードアプリ Ρ Αに振り分けられる。即ち、図 4では、端末アプリとカードアプリが、一対一の関係になり、 I F Dドライノは、一つの端末アプリからのみコマンドを受信する。

図 5は、従来における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態の第二の例を示す図である。具体的には、図 5は、 I Cカード端末装置 1 0が、機能 A、 B、 Cに対応する一つの端末アプリ R_{AB C}を有する場合の通信形態例である。この場合、端末アプリ R_{A B C}は、複数の機能に対応している力同時に並行して複数のカードアプリにアクセスしない。例えば、端末アプリ R_{AB C}は、カードアブリ P _Aと通信している間は、他のカードアプリ P _B、 P _cと通信しない。即ち、図 5では、端末アプリとカードアプリが、一対多の関係であり、この場合も、 I F Dドライバは、一つの端末アプリからのみコマンドを受信する。

し力しながら、上述のような端末アプリとカードアプリとの関係が一対多の場合、 I Cカードに新しい機能に対応するカードアプリを追加する場合や、一部の機能を変更する場合、 I cカード端末装置の端末アプリ全体を新たに作り直し、交換する必要があり、非常に面倒である。

図 6は、従来における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態の第三の例を示す図である。具体的には、図 6は、 I Cカード端末 1 0力機能 A、 B、 Cそれぞれに対応する複数の端末アプリ R_A、 R_B、 R_cを有する場合の通信形態例である。即ち、図 6では、端末アプリとカードアプリが、多対多の関係である。このような関係において、カードアプリが追加'変更される場合は、そのカードアプリに対応する端末アプリのみを、 I Cカード端末装置に対して、追加'変更すればよいので、 I Cカード端末装置は、 I Cカードの機能の追加 ·変更に柔軟に対応することができるようになる。

しかしながら、多対多の関係の場合、次のような問題がある。即ち、各端末ァプリは互いに独立であるので、各端末アプリは、他の端末アプリが通信しているかどうかと無関係に、 I F Dドライバに対して、コマンドを送信する。 I F Dドライバは、通信中に新たなコマンドを受信すると、通信中の通信経路を切断し、新たなコマンドに対応する通信経路を設定する。

例えば、端末アプリ R_Aがカードアプリ P Aと通信中に、端末アプリ R_Bが、力一ドアプリ P _Bへのコマンドを I F Dドライバに送信する。そうすると、 I F D ドライバは、カードアプリ P _Aとの間の通信経路を切断し、カードアプリ P _Bとの間の通信経路を設定する。即ち、 I Cカードのカード I /Oは、 I F Dドライノ側からのコマンドをカードアプリ Ρ _Βに振り分ける。従って、端末アプリ R_Aからのコマンドは、カードアプリ P _Bに送信されてしまい、アプリケーションエラーが発生するという問題がある。また、カードアプリ P _Aからのレスポンスも、端末アプリ R _Aに送信されず、通信ェラーが発生するという問題がある。発明の開示

従って、本発明の目的は、エラーを生じさせることなく、複数の端末アプリそれぞれからのコマンドに対する通信処理を実行可能な I Cカード端末装置を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明では、 I Cカード端末装置において、 I C カードとの通信を制御する I F Dドライバに、ある端末アプリがそれに対応するカードプロダラムと通信している間、他の端末アプリによるカードプログラムとの通信を禁止する通信制御機能が与えられる。これにより、 I Dカード端末装置は、複数の端末アプリからのコマンドを、エラーを生じさせることなく処理することができる。

好ましくは、本発明の I cカード端末装置は、複数の機能それぞれに対応する複数のカードプログラムを記憶する I Cカードと通信する I .Cカード端末装置において、

前記複数の機能それぞれに対応する複数の端末プログラムを記憶するメモリ部と、

前記複数の端末プログラムそれぞれを実行して、実行される各端末プログラムに対応する各カードプログラムと通信する演算処理部と、

前記複数のカードプログラムとの通信を制御する通信制御部とを備え、前記通信制御部は、前記複数のカードプログラムのうちの第一のカードプログラムとの通信中、他のカードプロダラムとの通信を禁止することを特徴とする。具体的には、前記通信制御部は、前記第一のカードプログラムとの通信中に、第二のカードプログラムへのコマンドを受信すると、当該コマンドの前記第二のカードプログラムへの送信を待機する。更に好ましくは、前記通信制御部は、前記第一のカードプログラムとの通信終了後、前記コマンドを前記第二のカードプ口ダラムに送信し、前記第二のカードプログラムとの通信を許可する。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態における I cカード端末装置の概略プロック構成図である。

図 2は、本発明の実施の形態における I Cカード端末装置の模式図である。図 3は、本発明の実施の形態における通信制御処理のフローチヤ一トである。図 4は、従来における I Gカードと I Cカード端末装置との通信形態の第一の例を示す図である。

図 5は、従来における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態の第二の例を示す図である。 '

図 6は、従来における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態の第三の例を示す図である。発明を実施するための最良の形態 .

以下、本努明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態によって限定されるものではない。

図 1は、本発明の実施の形態における I Cカード端末装置の概略図である。図 1 ( a ) は外観図、図 1 ( b ) はプロック図である。 I Cカード 1は、クレジットカード機能や電子マネー機能などの複数の機能に対応する L S Iチップ 2を内蔵する。 L S Iチップ 2は、各機能に対応するカードアプリを格納する。図 1 ( a ) に示されるように、 I Cカード端末装置 1 0は、例えば、ハンディタイプの端末であって、金額や暗証番号などの情報を入力するための入力部 1 4、液晶などを利用した表示部 1 5及ぴ図示されない I Cカード差込口などを備える。さらに、図 1 ( b ) に示されるように、 I Cカード端末装置 1 0は、 I Cカード 1に対するデータの読み書きのためのリーダ/ライタ 1 1、 I Cカード 1との通信を制御する I F D (Interface Device) 1 2、及ぴマイクロコンピュータ 1 3を内蔵する。マイクロコンピュータ 13は、各機能に対応する端末アプリ及び各端末アプリのプロバイダを格納するメモリと、この端末アプリを実行し、カードアプリと通信する演算処理部（CPU) とを含む。

図 2は、本発明の実施の形態における I Cカードと I Cカード端末装置との通信形態を示す図である。図 2によれば、本発明の I. Cカード端末装置 10の I F D1 2に内蔵されるプログラム（I F.Dドライバ）に、ある端末アプリがそれに対応するカードプロダラムと通信している間、他の端末ァプリによるカードプログラムとの通信を禁止する通信制御機能（セッションマネージャ）が与えられる。なお、図 2では、説明のために、セッションマネージャが I FDドライバの外に示されている。

図 3は、本宪明の実施の形態における通信制御のフロ一チヤ一トである。例えば、まず、端末アプリ R_Aは、 I FDドライバに対して、カードアプリ P_Aへのコマンドを送信する（S I)。 I FDドライバは、コマンド処理のための通信中であるかどう力確認、する（S 2) 。例えば、 I FDドライバは、フラグを有し、以下に説明するように、コマンドを待ち行列から読み出すと、フラグをオンし、力一ドアプリからの応答を端末アプリに送信すると、フラグをオフにする。即ち、フラグがオンの間がカードアプリとの通信中である。

ステップ S 2において通信中である場合は、 I FDドライバは、コマンドを I FDドライバの待ち行列（キュー）に格納する（S 3) 。別のコマンドのための通信が終了すると（S4) 、 I FDドライバは、キューからコマンドを読み出す (S 5)。

続いて、 I FDドライバは、 I Cカードのカード I/Oにカードアプリ選択コマンドを送信する（S 6) 。この場合、カードアプリ選択コマンドは、カードアプリ P_Aの選択を要求する。カード IZOは、上記カードアプリ選択コマンドを受信すると、カードアプリ Ρ _Αへの通信経路を選択し、 I FDドライバに応答を返信する（S 7) 。

なお、ステップ S 5において読み出されたコマンドが、直前の通信で処理されたコマンドと同じカードアプリに対するコマンドである場合、 I FDドライノは、カードアプリ選択コマンドを送信しなくともよい。例えば、直前の通信で処理されたコマンドも、端末アプリ R_Aからカードアプリ P_Aへのコマンドであった場合、カード iZoは、既に、カードアプリ P_Aへの通信経路を選択しているので、あらためてカードアプリ P Aへの通信経路を選択するためのカードアプリ選択コマンドを送信せずとも、コマンドは、カードアプリ P_Aに送信される。

I FDドライバは、カードアプリ選択コマンドの応答を受信すると、上記キュ一から読み出したコマンドをカード I /Oに送信する（S 8)。カード I/Oは、コマンドをカードアプリ P_Aに転送する（S 9) 。カードアプリ P Aは、受信したコマンドに対する処理を実行し（S 1 0) 、その処理結果に対する応答をカード I/Oに送信する（S 1 1) 。そして、カード I/Oは、その応答を I FDドライバに送信し（S 1 2) 、さらに、 I FDドライバは、その応答を端末アプリ R _Aに転送する（S 1 3) 。 I FDドライノは、カードアプリ P_Aからの応答を端末アプリ R Aに転送すると、再度、キューをチェックして、コマンドが格納されていれば、それを順に読み出して、上述の処理を繰り返す。

このように、本発明の実施の形態によれば、 I FDドライバに、待ち行列（キユー）を設定し、別のコマンドに対する通信中の場合、端末アプリからのコマンドを一旦格納する。そして、別のコマンドに対する通信終了後、そのコマンドをキューから読み出して、そのコマンドに対する通信が開始される。即ち、一つのコマンドに対する通信が終了するまで、別のコマンドに対する通信を待機させることで、端末アプリからのコマンドがそれに対応するカードアプリに送信されないエラーや、カードアプリからの応答が I Dカード端末装置に送信されないエラ一などを生じさせることなく、複数の端末ァプリからのコマンドを処理することができる。

本発明の実施の形態における I cカードの機能は、クレジットカード機能や電子マネー機能に限られない。例えば、 I cカードを利用した購入に対して、その購入金額に対応するポイントサービス機能や、購入履歴などを管理する顧客管理機能、デビットカード機能などを有していてもよい。

また、 I Cカード端末装置は、ハンディタイプに限られず、据え置きタイプの端末装置であってもよいし、 I Cカード読み取り可能なパーソナルコンピュータなどであってもよい。産業上の利用の可能性

以上説明したように本発明によれば、 I Cカード端末装置において、 I Cカードとの通信を制御する I F Dドライバに、ある端末アプリがそれに対応するカードプログラムと通信している間、他の端末ァプリによるカードプログラムとの通信を禁止する通信制御機能が与えられる。これにより、 I Cカード端末装置は、複数の端末アプリからのコマンドを、エラーを生じさせることなく処理することができる。

本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。

Claims

請求の範囲

1 - 複数の機能それぞれに対応する複数の"カードプログラムを記憶する I c力一ドと通信する I cカード端末装置において、

前記複数の機能それぞれに対応する複数の端末プロダラムを記憶するメモリ部と、

前記複数の端末プログラムそれぞれを実行して、実行される各端末プロダラムに対応する各カードプロダラムと通信する演算処理部と .、

前記複数のカードプロダラムとの通信を制御する通信制御部とを備え、前記通信制御部は、前記複数のカードプログラムのうちの第一のカードプログラムとの通信中、他のカードプログラムとの通信を禁止することを特徴とする I cカード端末装置。

2 . 請求の範囲 1において、

前記通信制御部は、前記第一のカードプログラムとの通信中に、第二のカードプログラムへのコマンドを受信すると、当該コマンドの前記第二の力—ドプログラムへの送信を待機することを特徴とする I Cカード端末装置。

3 . 請求の範囲 2において、

前記通信制御部は、前記第一のカードプログラムとの通信終了後、前記コマンドを前記第二のカードプログラムに送信し、前記第二のカードプログラムとの通信を許可することを特徴とする I Cカード端末装置。