JPH1131199A - Icカード及びicカード端末装置 - Google Patents

Icカード及びicカード端末装置

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JPH1131199A
JPH1131199A JP9186858A JP18685897A JPH1131199A JP H1131199 A JPH1131199 A JP H1131199A JP 9186858 A JP9186858 A JP 9186858A JP 18685897 A JP18685897 A JP 18685897A JP H1131199 A JPH1131199 A JP H1131199A
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application
card terminal
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JP9186858A
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English (en)
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Teiji Kuwabara
禎司 桑原
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチアプリケーション対応のICカードに
格納されている複数のアプリケーションに対する特定の
情報の表示と保護機能を、安価なICカード端末装置で
実現する。 【解決手段】 AP選択コマンド、表示データ取得コマ
ンド、保護(ロック/アンロック)コマンドを設け、IC
カード端末装置1はAP選択コマンドに引き続き、表示
データ取得コマンドや保護コマンドを送信する。これに
対し、ICカードでは、AP選択コマンドで選択された
アプリケーションが、引き続き送られてくる表示データ
取得コマンドや保護コマンドを実行し、定められた形式
の表示データを格納したレスポンスをICカード端末装
置1に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードとその
端末装置に係り、特に、複数のアプリケーションプログ
ラム(以下、単に、アプリケーションという)が格納さ
れているICカードと、このICカードの夫々のアプリ
ケーションが有する情報の表示や保護を行なうICカー
ド端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICカードでは、1つのアプリケ
ーションしか格納されておらず、これを用いるICカー
ド端末装置は、このICカードに格納されている特定の
アプリケーションしか扱えなかった。例えば、電子マネ
ーサービスに対して、電子ワレット(電子財布)などの
個人用ICカード端末装置が提供されているが、電子ワ
レットには、電子マネー専用の機能しかもっておらず、
この電子マネー以外のアプリケーションを格納したIC
カードは、この電子ワレットを用いて利用することがで
きなかった。
【0003】ところが、最近、ICカードの用途が多岐
にわたり、ICカードサービスが多様化してきたため
に、複数の異なるアプリケーションを搭載できるマルチ
アプリケーション対応のICカードが登場した。例え
ば、近い将来、電子マネーとクレジットカードとに対す
るアプリケーションが同一のICカードに納められ、1
枚のICカードで電子マネーとクレジットカードとの両
方のサービスを受けることができるようになるが、従来
の個人用ICカード端末装置では、1つのアプリケーシ
ョンにしか対応できないため、上記の多様化したICカ
ードに対しても、個人用のICカード端末装置では、そ
のうちの1つのアプリケーションしか利用することがで
きず、全てのアプリケーションをできるようにしようと
すると、そのアプリケーション毎にICカード端末装置
を揃えることが必要になる。
【0004】また、一方では、多様化するICカードに
対応するため、ICカードに対するデバイスドライバや
オペレーティングシステムの機能を標準化し、高度なア
プリケーションインタフェースを提供することにより、
ICカードを利用したアプリケーション(ICカード端
末機能)の開発を容易にしようという動きがある。この
中では、マルチアプリケーション対応のICカードへの
対応も考慮されており、複数のアプリケーションに対す
る端末機能を容易に実現することができる。このような
標準化の一例が、“EMV'96 Integrated Circuit Card T
erminal Specification for Payment Systems”の「Par
tII−Software Architecture」に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この標
準化に沿ったICカード端末装置は、かなり大きな容量
のオペレーティングシステムやライブラリなどのシステ
ムソフトウェアを必要とするため、電子ワレットのよう
に、低機能で(例えば、金額などのICカードの特定情
報に関する表示と保護機能など)安価なICカード端末
装置を実現することは困難である。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、I
Cカードに格納されている複数のアプリケーションに対
する特定の情報の表示と保護機能を、安価なICカード
端末装置で実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示データ取得コマンド,ロックコマン
ド,アンロックコマンド,アプリケーション識別子取得
コマンド及びアプリケーション選択コマンドとこれらコ
マンドに対するレスポンスを定め、アプリケーション識
別子取得コマンドのレスポンスには、ICカード内のア
プリケーション一覧データを格納し、表示データ取得コ
マンドに対するレスポンスには、表示データを格納す
る。
【0008】ここで、コマンドはICカード端末装置か
らICカードに送信され、ICカードがコマンドに対す
る処理を行なった後、その結果がレスポンスとしてIC
カードからICカード端末装置に送信される。
【0009】ICカードのオペレーティングシステムに
は、ICカード端末装置から送信されたアプリケーショ
ン識別子取得コマンドに対応して、アプリケーション一
覧データをレスポンスとしてICカード端末装置に送信
する手段と、アプリケーション選択コマンドに基づいて
アプリケーションを選択する手段とを設け、各アプリケ
ーションには、表示データ取得コマンドのレスポンスと
して表示データをICカードに送信する手段と、ロック
/アンロックコマンドに対応して情報の表示・読出しの
禁止/禁止解除を設定する手段を設ける。
【0010】ICカード端末装置には、取得したアプリ
ケーション識別子を表示してユーザに選択させる手段
と、選択された識別子に対応するアプリケーションを選
択するためにアプリケーション選択コマンドを送信する
手段と、表示データ取得コマンドやロックコマンド,ア
ンロックコマンドの送信をユーザが指示するための手段
と、取得した表示データを表示する手段とを設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるICカード端末装
置の一実施形態を示す外観図であって、1はICカード
端末装置、2は表示装置、3はカードコネクタ、4aは
選択ボタン、4bは表示ボタン、4cはロックボタン、
4dはアンロックボタン、5は本発明によるICカード
である。なお、これら選択ボタン4a、表示ボタン4
b、ロックボタン4c及びアンロックボタン4dを総称
して、操作ボタン4という。
【0012】同図において、ICカード端末装置1は表
示装置2と操作ボタン4とICカードコネクタ3とを有
しており、このカードコネクタ3を介してICカード5
が接続される。表示装置2はテキスト2行分の表示が可
能であり、第1行目には、ICカード5から読み取るア
プリケーションの種別が、また、第2行目には、第1行
目に表示されたアプリケーションの表示データが表示さ
れる。操作ボタン4としては、アプリケーションを選択
する選択ボタン4aと、ICカード5から表示データを
読み出して表示装置2で表示させることを指示する表示
ボタン4bと、データのロックを指示するロックボタン
4cと、データのロックを解除するアンロックボタン4
dが設けられている。
【0013】図2は図1に示したICカード端末装置1
の回路構成を示すブロック図であって、6は表示部、7
は入力部、8はコマンド処理部、9はICC(ICカー
ド)制御部である。
【0014】ICカード端末装置1の回路系は、表示部
6と入力部7とコマンド処理部8とICC制御部9とか
ら構成される。表示部6は、コマンド処理部8の指示に
基づいて、表示装置2(図1)にアプリケーションの種
別やアプリケーションのデータを表示するものであり、
入力部7は、コマンド処理部8の要求に基づいて、ユー
ザが操作した操作ボタン4(図1)の種類を判別し、そ
の判別結果をコマンド処理部8に渡す。ICC制御部9
は、ISO規格で定められるプロトコルなどに基づい
て、カードコネクタ3(図1)介して接続されたICカ
ード5(図1)へのコマンド処理部8の発行コマンドの
送信や、このICカード5からのレスポンスの受信を制
御する。コマンド処理部8は、ユーザの操作ボタン4の
操作に基づくICカード5へのコマンド発行や、ICカ
ード5からのレスポンスの表示などの処理を行なう。
【0015】図3は図1におけるICカード5の一実施
形態を示す構成図であって、10はOS(オペレーティ
ングシステム)、AP1〜APnはアプリケーション、1
1は固定処理部、12は表示処理部である。なお、これ
らアプリケーションAP1〜APn を総称してアプリケ
ーションAPという。
【0016】同図において、ICカード5は、OS10
とn個のアプリケーションAP1〜APn(但し、nに1
以上の整数)とで構成されている。なお、アプリケーシ
ョンを持たないICカードも存在し得るが、この実施形
態では、このようなICカードを対象としない。
【0017】各アプリケーションAPは固有処理部11
と表示処理部12とから構成されている。固有処理部1
1は、それが属するアプリケーションAPi(但し、i
=1,2,……,n)が提供する固有の機能を実現する
部分であり、表示処理部12は、データの表示や保護に
関する処理を行なう部分である。
【0018】ICカード5には、アプリケーションAP
毎の識別子と名称との一覧、及びアプリケーションAP
毎の表示データが格納されている。
【0019】図4はICカード5とICカード端末装置
1との間のコマンドとレスポンスのフォーマットを示す
図である。このフォーマットは、ISO規格に従うもの
であるが、コマンドとそれに対応するレスポンスは、本
発明に基づいて独自に定めたものである。
【0020】本発明独自のコマンドとしては、次のよう
なものがある。 アプリケーション識別子取得コマンド:これは、IC
カード5から各アプリケーションAPの識別子と名称を
取り込むためのコマンドである。 アプリケーション選択コマンド:これは、表示データ
を表示装置2で表示すべきアプリケーションAPを選択
するためのコマンドである。 表示データ取得コマンド:これは、表示状態にあるア
プリケーションAPの表示データを表示装置2に表示さ
せるために表示すべきデータをICカード5から取得す
るためのコマンドである。 ロックコマンド:これは、表示データの表示を禁止す
るコマンドであり、ロックボタン4cの操作によって発
生される。 アンロックコマンド:これは、選択状態にあるアプリ
ケーションAPの表示データがロック状態にあるとき、
これを解除するためのコマンドであり、アンロックボタ
ン4dの操作によって発生される。
【0021】次に、上記各コマンドとこれに対するレス
ポンスのフォーマットについて説明する。
【0022】図4(a)はアプリケーション選択コマン
ドやロックコマンド,アンロックコマンドとしてのコマ
ンド410に用いられるフォーマットを示すものであっ
て、このコマンド410はヘッダのみから構成されてい
る。このヘッダはCLA,INS,P1/P2の情報か
らなり、CLAには、このコマンド410がISO規格
で定めるコマンドか、それ以外のコマンドかを区別する
というコマンドのクラスを表わしており、ここでは、こ
のISO規格で定めるコマンド以外のコマンドとして、
この実施形態が定める上記の特有のコマンドとする。I
NSには、コマンド410の種別が記述されている(即
ち、コマンド410がアプリケーション選択コマンド
か、ロックコマンドか、アンロックコマンドかを示
す)。また、P1,P2には、コマンド410の機能の
詳細が規定されるものであるが、ここでは、意味のある
情報は含まれておらず、例えば、0が設定される。
【0023】図4(b)は図4(a)に示したコマンド
410に対するレスポンス420のフォーマットを示す
図であり、トレイラだけから構成されている。このトレ
イラを構成するSW1/SW2はレスポンス420のス
テータスを表わす。これは、アプリケーション選択コマ
ンドとロックコマンド、アンロックコマンドのコマンド
410に対するICカード5の処理結果を反映してお
り、SW1/SW2は夫々のコマンド毎に値とその意味
が定められている。
【0024】図4(c)はアプリケーション識別子取得
コマンドや表示データ取得コマンドとしてのコマンド4
30に用いられるフォーマットを示すものであり、ヘッ
ダとボディとで構成されている。このヘッダは図4
(a)に示したコマンド410と同じ構成をなしてい
る。ボディを構成するLeは、コマンド430に対応す
るレスポンス440に含まれるデータの長さを示してい
る。例えば、コマンド430が表示データ取得コマンド
である場合には、このLeにより、ICカード5に16
バイトの表示データをレスポンスとして返すように指示
する。アプリケーション識別子取得コマンドである場合
には、ICカード5に登録されているアプリケーション
の長さに応じてデータ長が異なるので、Leには0が設
定される。この場合には、ICカード5から送られてく
るデータを可変長とする。
【0025】図4(d)は図4(c)に示したコマンド
430に対するレスポンス440のフォーマットを示す
ものであって、ボディとトレイラとから構成されてい
る。このトレイラは、図4(b)に示したトレイラと同
様であり、SW1/SW2はコマンド430毎に値とそ
の意味が定められている。DATA450はICカード
5からICカード端末装置1に送られるデータである。
図4(c)で示すフォーマットの表示データ取得コマン
ドの情報Leで16バイトと指示されている場合には、
これに対応するレスポンス440では、このDATAに
16バイトの表示データ(文字コード列)が格納され
る。
【0026】図4(e)はコマンド430がアプリケー
ション識別子取得コマンドである場合のレスポンス44
0におけるDATA450を示すものであって、この場
合、ICカード5に格納されているアプリケーションA
Pの個数をnとすると、夫々のアプリケーションAPに
対するレコード1〜nが設定されて、その全てがこのD
ATAに納められる。ここで、各レコード1〜nにおい
て、情報T1はレコードを識別するタグであり、情報V
1には、アプリケーション選択で用いるアプリケーショ
ンAPの識別子とICカード端末装置1で表示するアプ
リケーションAPの名称とが格納され、情報L1はV1
のデータ長を示す。
【0027】図4に示したフォーマットのコマンドとレ
スポンスは、ISO規格の定める伝送プロトコルに基づ
いて、ICカード5とICカード端末装置1との間でや
りとりされる。ICカード5における伝送プロトコルの
制御はOS10で行ない、ICカード端末装置1におけ
る伝送プロトコル制御はICC制御部9で行なう。かか
るプロトコル制御は、従来のICカードとICカード端
末装置の間で既に実装されているものであって、ここで
は、その説明を省略する。
【0028】図3において、ICカード端末装置1の固
有処理部11は、夫々のアプリケーション固有のサービ
ス,機能に依存した処理を行なう。これらの処理では、
ISO規格で定めるコマンド/レスポンスやサービス特
有のコマンド/レスポンスがICカード5とICカード
端末装置1との間でやりとりされるが、この実施形態で
は、アプリケーション固有のサービス,機能には依存し
ないので、これらのコマンドやレスポンスの説明は行な
わない。
【0029】次に、ICカード端末装置1とICカード
5の処理についてを説明する。
【0030】ICカード5をICカード端末装置1に挿
入すると、ICカード端末装置1からICカード5にリ
セット信号が送られ、これに応答して、ICカード5か
らICカード端末装置1にATR(Answer to Reset)信
号が送られる。このATR信号には、それ以降の通信プ
ロトコルの指定や伝送速度などの情報が含まれている。
また、サービスによっては、ICカード5とICカード
端末装置1が互いに正しい相手関係にあるかどうかのチ
ェックをする場合もあるが、ICカード5やICカード
端末装置1の動作を示す夫々のフローチャートでは、省
略している。
【0031】図1及び図2に示したICカード端末装置
1で図5に示す処理500が行なわれ、図3に示したI
Cカード5で図6に示す処理600が行なわれるが、ま
ず、図5を用いてICカード端末装置1の処理について
説明する。
【0032】図5において、コマンド処理部8は、図4
(c)に示したフォーマット430のアプリケーション
識別子取得コマンドを発行し(ステップ501)、IC
カード5が図6でのステップ601〜603,609の
処理を待って(ステップ502)、ICカード5からこ
のアプリケーション識別子取得コマンド430に対する
レスポンス440を受け取る(ステップ503)。ここ
で、コマンドを発行するとは、コマンド処理部8が、I
CC制御部9に対し、ICカード5へのコマンドの送信
を指示することを意味する。また、ICC制御部9は、
コマンドの送信及びレスポンスの受信などの制御を行な
うが、ICカード5からのレスポンスの受取りを完了す
ると、それをコマンド処理部8に渡す。このことをコマ
ンド処理部8がレスポンスを受け取るという。
【0033】アプリケーション識別子取得コマンドに対
するレスポンスのボディには、図4(d),(e)で説明し
たように、ICカード5に登録されているアプリケーシ
ョンn個のAP1〜APn夫々に対するレコード1〜nが
存在する。そこで、コマンド処理部8は、ステップ50
3において、これらレコード1〜n夫々のVに格納され
ているこれらアプリケーションAPの識別子と名称との
ペアを内蔵のワークエリアに格納する。図4(e)に示
すV1,2,……,n毎の識別子と名称とのペアを夫々、 (ID1 ,NAME1),(ID2 ,NAME2),……,(I
n ,NAMEn) とすると、選択ボタン4aが操作される前の初期状態で
は、識別子ID1を持つアプリケーションAP1が自動的
に選択状態とされる。また、後述するが、ICカード5
においても、上記のレスポンス440を送るとともに、
初期状態として、やはり識別子ID1を持つアプリケー
ションAP1が選択状態とされている。いずれのアプリ
ケーションAPが選択状態にあるかを示す情報はOS1
0に保持されている。
【0034】コマンド処理部8は表示部6を制御し、表
示装置2の第1行目に、現在選択状態のアプリケーショ
ンAPの名称を表示する(ステップ505)。この場
合、初期状態として、識別子ID1が選択されているの
で、これを持つアプリケーションAP1の名称が表示さ
れれることになる。
【0035】かかるアプリケーションの表示状態で、コ
マンド処理部8は、操作ボタン4からの入力も受け付け
るように、入力部7に指示する(ステップ506)。そ
して、入力部7によってユーザが操作した操作ボタン4
の種類が通知されると、この操作ボタンの種類を判定し
(ステップ507)、その判定結果に応じた以下に示す
処理を行なう。
【0036】そこで、操作される操作ボタン4が選択ボ
タン4aであるときには、コマンド処理部8は、選択状
態とするアプリケーションをワークエリアに格納してい
るそれまで選択状態にあったアプリケーションの次の識
別子を持つアプリケーションAPとし、この識別子が次
の選択状態とするアプリケーションAPの名称を読み出
し、表示装置2に表示させる(ステップ508)。例え
ば、識別子ID1を持つアプリケーションAP1の選択状
態のときに選択ボタン4aが操作されたとすると、次の
識別子ID2を持つアプリケーションAP2が選択状態と
なり、その名称が表示装置2に表示される。一般に、識
別子IDi(i=1,2,……,n−1)を持つアプリケ
ーションAPiが選択状態にあるときに選択ボタン4a
が操作されると、次の識別子ID(i+1)を持つアプリケ
ーションAP(i+1)が選択状態とされてその名称が表示
装置2に表示される。但し、識別子IDnを持つアプリ
ケーションAPnが選択されているときに選択ボタン4
aが操作されたときには、最初の識別子ID1をもつア
プリケーションAP1が選択状態とされ、その名称が表
示装置2で表示される。この場合、名称のデータはコマ
ンド処理部8で生成されるが、その実際の表示処理を行
なうのは表示部6である。
【0037】コマンド処理部8は、このように次のアプ
リケーションAPを選択状態にすると、図4(a)に示
すフォーマット410のアプリケーション選択コマンド
を発行してICカード5に送り(ステップ509)、そ
の後、図6に示すICカード5での処理600のステッ
プ601,602,604,609の処理を待って、図
4(b)で示すフォーマット420のレスポンスを受け
取ると(ステップ510)、ステップ506に戻って操
作ボタン4からの入力待ち状態となる。
【0038】なお、アプリケーションAPを1つしか持
たないICカード5に対しては(即ち、n=1の場
合)、このアプリケーションAPのみが選択状態にあ
り、選択ボタン4aは機能しない。従って、コマンド処
理部8のワークエリア内に1つのアプリケーションAP
の識別子と名称としか登録されていないときには、選択
ボタン4aが操作されると、直接ステップ506に戻
り、この選択ボタン4aの操作に対する処理は行なわれ
ない。
【0039】ロックボタン4cが操作されたと判定した
ときには(ステップ507)、コマンド処理部8は、図
4(a)に示すフォーマット410のロックコマンドを
発行し(ステップ511)、また、アンロックボタン4
dが操作されたと判定したときには(ステップ50
7)、図4(a)に示すフォーマット410のアンロッ
クコマンドを発行し(ステップ513)、夫々ICカー
ド5で図6(a),(b)で示す所定の処理の終了まで
待機して(ステップ512,514)、かかるコマンド
に対する図4(b)に示すフォーマット420のレスポ
ンスを受け取り、ステップ506に戻る。
【0040】また、表示ボタン4bが操作されたと判定
したときには(ステップ507)、図4(c)に示すフ
ォーマット430の表示データ取得コマンドを発行し
(ステップ515)、その後、ICカード5で図6
(a),(b)で示す所定の処理の終了まで待機して
(ステップ516)、これに対する図4(d),(e)
に示すフォーマット440,450のレスポンスを受け
取り、このレスポンスのボディに含まれる表示データを
表示装置2に表示して(ステップ517)、ステップ5
06に戻る。
【0041】次に、図6により、ICカード5の処理に
ついて説明する。
【0042】図6(a)において、OS10は、ICカ
ード端末装置1からコマンドを受信すると(ステップ6
01)、そのコマンドの種類を判定する(ステップ60
2)。
【0043】受信したコマンドが図4(c)に示すフォー
マット430のアプリケーション識別子取得コマンドで
ある場合には、ICカード5に登録されている各アプリ
ケーションの識別子と名称のペア(ID1,NAME1),
(ID2 ,NAME2),……,(IDn ,NAMEn)を図4
(d),(e)に示すフォーマット440,450のレスポ
ンスでのレコード1〜nのV1,V2,……,Vnに夫々格
納し、アプリケーション識別子取得コマンドに対するレ
スポンスを生成する。そして、識別子ID1を持つアプ
リケーションAP1を選択状態とする(ステップ60
3)。このレスポンスはICカード端末装置1に送信さ
れる(ステップ609)。
【0044】受信したコマンドがアプリケーション選択
コマンドである場合には(ステップ602)、図5のス
テップ508,509で説明した同様の方法により、次
のアプリケーションを選択状態にしてレスポンスを生成
し(ステップ604)、このレスポンスをICカード端
末装置1に送る(ステップ609)。ICカード端末装
置1では、このレスポンスが図5のステップ510で受
け取られる。
【0045】その他のコマンドを受信した場合(ステッ
プ602)には、その受信コマンドの種類に応じて、こ
れに対する処理をOS10で処理する場合(ステップ6
05)と、OS10がこの受信コマンドをいずれかのア
プリケーションAPに渡し、これに制御を渡す場合(ス
テップ606)とがある。前者の場合には、OS10が
このコマンドに対応する処理を行ない、その結果に基づ
いてレスポンスを生成してICカード端末装置1に送信
する(ステップ609)。後者の場合には、OS10が
コマンドを渡すアプリケーションAPは現在選択状態に
あるアプリケーションであり、このアプリケーションA
Pがこのコマンドに対する処理を行なう間待機して(ス
テップ607)、この処理の結果生成されるレスポンス
を受け取り(ステップ608)、これをICカード端末
装置1に送信する(ステップ609)。
【0046】なお、アプリケーションAPに渡されるコ
マンドの中には、ロックコマンドやアンロックコマン
ド,表示データ取得コマンドが含まれる。
【0047】図6(b)は図6(a)におけるステップ
606でのアプリケーションAPの処理を示すフローチ
ャートである。
【0048】同図において、アプリケーションAPは、
OS10から受信コマンドが渡されると、その種類を判
定し(ステップ651)、受信コマンドがロックコマン
ドであるときには、そのロックフラグをONにするロッ
ク処理を行ない(ステップ652)、受信コマンドがア
ンロックコマンドであるときには、このロックフラグを
OFFにするアンロック処理を行ない(ステップ65
3)、受信コマンドが表示データ取得コマンドであると
きには、ファイルでの表示データの設定処理を行ない
(ステップ654)、これら以外の場合には、アプリケ
ーション固有のサービス,機能などに関わる処理を行な
う(ステップ655)。夫々の処理が完了すると、アプ
リケーションAPはレスポンスを設定し、OS10にこ
のレスポンスを渡して制御を戻す(ステップ657)。
【0049】ここで、ステップ654で行なわれる表示
データの設定処理は、次のようなものである。
【0050】即ち、ロックフラグがOFFの場合には、
アプリケーションAPが保持している情報に関わる表示
データを生成し、図4(d)に示すフォーマット440
のレスポンスのボディに格納する。また、ロックフラグ
がONの場合には、表示できないこと(表示禁止)をユー
ザに知らせる表示データを生成し、同じレスポンスのボ
ディに格納する。このようにして、所望のアプリケーシ
ョンAPの表示データの表示を禁止させることができ
て、データの保護を図ることができるし、また、保護が
必要でなくなったデータの表示も可能となる。
【0051】また、表示すべき情報が複数存在する場
合、例えば、表示すべき情報をDi(但し、i=1,2,
……,m)とし、直前の表示データ取得コマンドで表示
データを生成した情報をDjとすると、j≠mの場合に
は、次の情報D(j+1)の表示データを、j=mの場合に
は、最初の情報D1の表示データを夫々生成し、これを
ICカード端末装置1に送信する。これにより、表示ボ
タン4bを次々に操作する毎に、同じアプリケーション
APの複数の表示データを順番に表示装置2に表示させ
ることができる。
【0052】なお、図6(b)に示す処理では、ステッ
プ655の処理がアプリケーションAPの固有処理部1
1で行なわれ、その以外の処理は表示処理部12で行な
われる。
【0053】以上のように、この実施形態では、ロック
コマンド,アンロックコマンド及び表示データ取得コマ
ンドとそれらのレスポンスは、ICカード5に搭載する
アプリケーションに依存せず、ICカード5とICカー
ド端末装置1との間で定められるているので、新しいア
プリケーションがICカード5に搭載されても、そのア
プリケーションがこれらのコマンドをサポートする限り
において、図5に示したICカード端末装置1の処理は
変更せずに、新しいアプリケーションのデータの表示や
保護が可能となる。
【0054】図7は本発明によるICカードとこれを用
いたICカード端末装置の他の実施形態でのコマンドの
フォーマットを示す図である。
【0055】この実施形態では、ロックコマンドとアン
ロックコマンドのフォーマットとして、図7に示すフォ
ーマット700を用いる。このフォーマット700のヘ
ッダ部分は、図4(a)に示したコマンド410のヘッ
ダと同じであるが、これにさらに、ICカード端末装置
1の識別子を格納するDATAとこのDATAの長さを
示すLcとから構成されるボディが付加されている。
【0056】この実施形態においては、図5に示したI
Cカード端末装置1の処理におけるロックコマンド発行
処理(ステップ516)とアンロックコマンド発行処理
(ステップ517)において、コマンド700のDAT
AにICカード端末装置1に設定されている識別子(操
作識別子)を設定してICカード5に送る。そして、図
6(b)に示すICカード5の処理におけるロック処理
(ステップ652)では、ロックフラグをONにする(即
ち、ICカード端末装置1へのデータの送信を禁止す
る)とともに、受信したコマンド700のDATAに格
納されているこの装置識別子を保持する。同様にして、
アンロックコマンド700によって行なうアンロック処
理(ステップ653)では、この保持している装置識別
子と受信したアンロックコマンド700のDATAに格
納されている装置識別子とを比較し、両者が一致したと
きにだけ、ロックフラグをOFFにする(即ち、上記の
データロックを解除し、表示データのICカード端末装
置1への送信を許可する)。
【0057】この実施形態においては、このように、I
Cカード5でのロックフラグをONしてデータをロック
すると、このデータロックをしたICカード端末装置1
と同じ装置識別子を持つICカード端末装置でしか、こ
のデータロックを解除することができず、より強力な表
示データの保護が可能となる。
【0058】なお、ICカード端末装置1に数値キーや
文字キーを設け、これによってユーザの識別子やパスワ
ードを入力できるようにし、かかる識別子やパスワード
を上記の装置識別子の代わりに利用することができるよ
うにすることもでき、これによっても同様の効果が得ら
れることはいうまでもない。
【0059】図8は本発明によるICカード端末装置の
さらに他の実施形態の回路系を示すブロック図であっ
て、13はインタプリタ、14はスクリプト格納部であ
り、図2に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。また、この実施形態の外観は、図1に
示したものと同様である。
【0060】同図において、このICカード端末装置1
は、図2に示した実施例にインタプリタ13とスクリプ
ト格納部14とを追加した構成をなしている。スクリプ
トはICカード端末装置1の処理を記述した情報であ
り、インタプリタ13は、コマンド処理部8からその機
能が呼び出し、スクリプト格納部14からスクリプトを
読み出して、このスクリプトに基づいて表示データの表
示,保護を行なうものである。
【0061】即ち、コマンド処理部8は、アプリケーシ
ョン選択コマンドのレスポンスとして、ICカード5か
らスクリプトと表示データとを取得し、それらをスクリ
プト格納部14に格納してインタプリタ13を起動す
る。インタプリタ13は、スクリプト格納部14からス
クリプトを取り出し、このスクリプトに基づいてICカ
ード5内の表示データの表示,保護を行なう。
【0062】この実施形態におけるコマンドとレスポン
スのフォーマットは、アプリケーション選択コマンドと
そのレスポンスを除いて、先の実施形態と同じである。
【0063】この実施形態のアプリケーション選択コマ
ンドのフォーマットは、図4(a)に示すフォーマット
410ではなく、図4(c)に示すフォーマット430
をなしており、そこでのLeには0が設定される。この
アプリケーション選択コマンドに対応するレスポンスの
フォーマットは、図4(d)に示したフォーマット44
0を持ち、そのDATAも図4(e)に示すフォーマッ
ト460を持つ。そして、このDATA460のレコー
ド1にはスクリプトが格納され、これに引き続くレコー
ド2,3,……には表示データが格納される。但し、後
述するように、表示データがロックされている場合に
は、これらレコードには表示データは格納されずに、ス
クリプトだけが格納される。
【0064】図9はスクリプトの一具体例を示す図であ
る。
【0065】同図において、スクリプト901〜903
は処理に必要な変数の定義と値の設定である。「tota
l」は表示すべきデータの個数、「num」は表示データを
示す添え字である。スクリプト904,905は、表示
ボタン4bが操作されると、レコード「num+2」のデー
タを表示し、「num」の値を更新することを意味する。
「MOD(num+1,total)」は「num+1」を「total」で割った
余りを示す。スクリプト906,907は夫々、ロック
ボタン4cが操作されると、ロックコマンドを発行し、
アンロックボタン4dが操作されると、アンロックコマ
ンドを発行することを意味する。
【0066】インタプリタ13は、変数の値を設定する
と、入力部2に入力要求をし、入力部2からのユーザが
操作した操作ボタン4の種類が渡されると、その操作ボ
タンの種類に応じて、スクリプト904/905,90
6,907に書かれている処理を行なう。スクリプト9
04の「Display(num+2)」の実行では、インタプリタ1
3は、レスポンスのレコード「num+2」に表示データが
格納されている場合、この表示データを表示するように
表示部6に指示し、この表示データが格納されていない
場合には、データがロックされて表示できない旨を表示
するように指示する。この表示が終了すると、入力部2
に入力要求を出す。
【0067】スクリプト906の「Locdata」やスクリ
プト907の「Unlockdata」の実行では、インタプリタ
13は、ICC制御部9に夫々ロックコマンド,アンロ
ックコマンドの発行を指示し、これに対するレスポンス
を受け取ると、入力部7に入力要求を出す。入力部7か
ら選択ボタン4aが操作されたことが通知されると、イ
ンタプリタ13は、処理を終了し、コマンド処理部8に
制御を移す。
【0068】図10は図8におけるコマンド処理部8の
処理の流れを示すフローチャートである。同図におい
て、ステップ501〜503は図5におけるステップ5
01〜503と同じである。
【0069】ステップ503の処理が終わると、選択状
態にある識別子ID1のアプリケーションAP1の名称を
表示装置2に表示し(ステップ1004)、上記のアプリ
ケーション選択コマンドを発行してICカード5に送信
する(ステップ1005)。そして、ICカード5から上
記のレスポンスを受け取ると、このレスポンスからスク
リプトと表示データとを抽出してスクリプト格納部14
に格納し、インタプリタ13を起動する(ステップ10
06)。その後、インタプリタ13の処理が終了して制
御が移るのを待ち(ステップ1007)、この処理が終
了して制御がコマンド処理部8に移ると、ワークエリア
に格納されているアプリケーションAPの識別子と名称
のペアの個数をチェックし(ステップ1008)、2つ
以上のペアが存在すれば、次のアプリケーションAPを
選択状態にしてステップ1004の処理へ戻り(ステッ
プ1009)、それ以外の場合には、インタプリタ13
を再度起動する。これにより、インタプリタ13は、以
前と同じスクリプトを実行することになる(ステップ1
006)。
【0070】次に、図11により、この実施形態におけ
るICカード5の処理について説明する。
【0071】OS10は、図11(a)に示す処理11
00を実行する。この処理1100では、先に説明した
実施形態とアプリケーション選択コマンドが異なるの
で、このコマンドを受信したときの処理が異なる。
【0072】即ち、OS10は、受信したコマンドがア
プリケーション選択コマンドであることを判定すると
(ステップ602)、次のアプリケーションAPを選択状
態にする(ステップ604)。これにより、この選択状態
にしたアプリケーションAPはそのスクリプトと表示デ
ータとを含む上記のレスポンスを生成するが、OS10
はこの選択状態のアプリケーションAPを呼び出して
(ステップ1101)、このレスポンスを作成し(ステッ
プ1102)、ICカード端末装置1に送信して(ステ
ップ609)ステップ601に戻る。これ以外の処理
は、図6(a)と同様である。
【0073】選択状態にあるアプリケーションAPがス
テップ1103を実行する。
【0074】このステップ1103の処理は、図11
(b)に示すように、図6(b)に示すステップ606の
処理と同様であるが、この実施形態では、図6(b)に示
す処理606での表示データ設定処理654が不要とな
り、その代りに、ステップ651で受信コマンドがアプ
リケーション選択コマンドと判定された場合のスクリプ
ト設定処理(ステップ1104)が追加される。
【0075】このステップ1104では、選択状態のア
プリケーションAPのロックフラグがOFFである場合
には、スクリプトと表示すべき情報の表示データを上記
レスポンスに格納し、このロックフラグがONである場
合には、スクリプトだけを上記レスポンスに格納するも
のである。
【0076】以上のように、この実施形態では、ICカ
ード端末装置1がICカード5から送信されるレスポン
ス中のスクリプトに基づいて処理を行なうので、ICカ
ード5に新しいアプリケーションAPが追加された場合
でも、そのアプリケーションAPがスクリプトを送信す
る能力があれば、ICカード端末装置1を変更せず、新
しいアプリケーションAPが有する情報を表示し、保持
することができる。
【0077】また、この実施形態では、コマンドとレス
ポンスのフォーマットを図4で示した各アプリケーショ
ンに共通のものとしたが、スクリプトにアプリケーショ
ンAPでサポートしているコマンドを定義し、操作ボタ
ン4の種類とコマンドとの対応表を持たせ、ユーザが操
作した操作ボタン4に対応するコマンドを選択してIC
C制御部9に送信するような処理を記述する能力を持た
せることにより、アプリケーション固有のコマンド/レ
スポンスを持たせることも可能である。この場合、アプ
リケーションAPには、固有処理部11と表示処理部1
2の区別は不要となり、全てアプリケーションAPの固
有処理と見做すことができる。
【0078】図12は本発明によるICカードのさらに
他の実施形態を示すブロック図であって、図3に対応す
る部分には同一符号を付けている。
【0079】同図において、この実施形態は、図3に示
したICカード5と同様に、OS10とn個(但し、n
は1以上の整数)のアプリケーションAPとから構成さ
れているが、図3に示したICカード5とは異なり、ア
プリケーションAP1〜APnは固有処理部と表示処理部
に分離されておらず、いわば全てが個々のアプリケーシ
ョン固有の処理を行なう。特定の情報の表示,保護に関
するコマンドの処理は全てOS10で行なう。
【0080】この実施形態において、表示データの表示
や保護のために用いるコマンドは、アプリケーション識
別子取得コマンドとロックコマンドとアンロックコマン
ドとISO規格で定められるICカード5内のファイル
の選択や読出しを指示するコマンドである。
【0081】図4(c)に示すフォーマット430がア
プリケーション識別子取得コマンドのフォーマットして
用いられ、図4(d),(e)に示すフォーマット44
0,450がアプリケーション識別子取得コマンドに対
するレスポンスのフォーマットとして用いられる。フォ
ーマット450での各レコードのVには、アプリケーシ
ョンAPの名称と識別子、それに、このアプリケーショ
ンに関わる表示データが納められているファイルのパス
名称が格納される。このファイルには、図5,図6で示
した実施形態で説明したフォーマット450と同じ構造
を持つ表示データが格納されている。
【0082】ロック/アンロックコマンドには、図4
(a)に示すフォーマット410が、そのレスポンスに
は、図4(b)に示すフォーマット420が夫々用いら
れる。これらは先の実施形態と同様である。
【0083】ファイルの選択,読出しに関するコマンド
は、ISO規格に基づいてそのフォーマットが定められ
ている。ICカード5に搭載されているアプリケーショ
ンAPの名称や識別子,表示情報を格納したファイルの
パス名は、予めOS10が管理するファイルに登録され
ている。
【0084】まず、最初に、図13を用いてICカード
端末装置1の処理を説明する。なお、このICカード端
末装置1も、図1及び図2で示されるものと同じであ
る。
【0085】図1,図2及び図13において、コマンド
処理部8は、先に説明したようにしてアプリケーション
識別子取得コマンドを発行し、そのレスポンスを受け取
ると(ステップ501,502)、このレスポンスに含
まれるアプリケーションAPの名称,識別子及びファイ
ルパス名称をワークエリアに設定し(ステップ130
1)、図5で説明したのと同様に、識別子ID1のアプ
リケーションAP1を選択状態とする(ステップ130
1)。そして、選択状態のアプリケーションAP1の名
称を表示装置2に表示し、操作ボタン4の入力を受け付
ける(ステップ1303)。
【0086】その後、いずれかの操作ボタン4が操作さ
れると、その種類が判定される(ステップ1304)。
いま、選択ボタン4aが操作されたとすると、次のアプ
リケーションAP2を選択状態にし、その名称を表示装
置2で表示させる(ステップ1305)。ロックボタン
4cあるいはアンロックボタン4dが操作されると、ロ
ックコマンドあるいはアンロックコマンドを発行する
(ステップ1310あるいは1311)。表示ボタン4
bが操作されたときには、ファイル読出し処理を行なう
(ステップ1306〜1309)。
【0087】このファイル読出し処理では、まず、選択
状態になっているアプリケーションAPに関わるファイ
ルを選択するために、そのファイルのパス名称を指定し
たファイル選択コマンドを発行し、ICカード5からこ
れに対するレスポンスを受け取ると、ファイルの読出コ
マンドを発行する(以上、ステップ1306)。そのレ
スポンスからファイル内に格納されている表示データを
読み出し、この表示データを表示装置2に表示させる
(ステップ1307)。そして、操作ボタン4の入力受
付状態となり(ステップ1308)、表示ボタン4b以
外の操作ボタン4が操作されたときには(ステップ13
09)、ステップ1304に戻るが、表示ボタン4bが
再び操作されたときには(ステップ1309)、ファイ
ル内の表示データを表示する(ステップ1307)。こ
のとき、上記のファイルに複数の表示データが存在する
場合には、表示ボタン4bを操作される度にこれら表示
データが順番に表示されるように制御する。
【0088】次に、図14により、図12に示すICカ
ード5での処理の流れについて説明する。なお、図14
(a)に示す処理1400はICカード5のOS10で
の処理の流れを示すものであり、図14(b)は図14
(a)のステップ1403のアプリケーションAPでの
処理の流れを示すものである。
【0089】図14(a)において、OS10は、IC
カード端末装置1からコマンドを受信すると(ステップ
601)、その受信コマンドの種類を判別して(ステッ
プ602)、その種類に応じて定められた処理を実行
し、その結果をレスポンスとしてICカード端末装置1
に送信する(ステップ609)。
【0090】ここで、受信コマンドがアプリケーション
識別子取得コマンドである場合には、登録されているア
プリケーションAPの名称や識別子,表示情報を含むフ
ァイルのパス名称をレスポンスのDATA450(図4
(e))に設定し(ステップ1401)、ICカード端
末装置1に送信する(ステップ609)。
【0091】受信コマンドがファイル選択コマンド,フ
ァイルの読出コマンド,ロックコマンドあるいはアンロ
ックコマンドである場合には、ファイルに関わる処理が
行なわれる(ステップ1402)。即ち、ファイル選択
コマンドを受信したときには、このコマンドのパス名称
で指定されたファイルをカレントファイルに設定する。
ファイルの読出コマンドを受信したときには、そのカレ
ントファイルがロックされているかどうかをチェック
し、ロックされていなければ、カレントファイルのレコ
ードをレスポンスのDATA450(図4(e))に設
定してICカード端末装置1に送信する。また、カレン
トファイルがロックされている場合には、レコードを送
信せず、アクセス違反であることを図4(d)に示すフ
ォーマット440のレスポンスのトレイラのSW1/S
W2のステータスで通知する。ロックコマンドを受信し
たときには、カレントファイルをロックし、アンロック
コマンドを受信したときには、カレントファイルのロッ
クを解除する。
【0092】OS10に対するその他のコマンドを受信
した場合には、これに対応する処理を行ない(ステップ
605)、アプリケーションに対するコマンドを受信し
た場合には、これに対応するアプリケーションAPを呼
び出し(ステップ1403)、アプリケーションAPが
コマンドの処理を行なう。この処理結果をOS10が取
り込んでレスポンスを設定し(ステップ608)、IC
カード端末装置1に送信する(ステップ609)。
【0093】この実施形態においては、アプリケーショ
ンAPでは、表示データの表示,保護に関する処理を行
なう必要がない。このアプリケーションAPの処理(即
ち、ステップ1403)を図14(b)により説明す
る。
【0094】アプリケーションAPは、OS10から呼
び出されると、受信コマンドの種類を判定し(ステップ
1451)、コマンドに対応した処理を行なう(ステッ
プ1452)。その結果、表示データを変更する必要が
あるかどうかを判断し(ステップ1453)、その必要
があれば、自分の表示データを格納しているファイルの
内容を更新する(ステップ1454)。
【0095】図15はこの実施形態におけるICカード
5のファイル構造の一具体例を示す図である。
【0096】同図において、MF,DF,EFは夫々I
SO規格で定められるマスタファイル,デェディケーテ
ィドファイル,エレメンタリファイルを表わしている。
マスタファイルMFはICカード内に唯1つ存在し、ル
ートディレクトリの役割を果たすとともに、ICカード
全体のセキュリティと共通データの格納ファイルとして
の役割を持っている。デェディケーティドファイルDF
はディレクトリの役割を持つファイルであり、直下のエ
レメンタリファイルEFファイルのセキュリティ要因を
規定する。このエレメンタリファイルEFはデータを格
納するファイルである。
【0097】この実施形態では、マスタファイルMF1
500の直下のエレメンタリファイルEF1520に、
登録されているアプリケーションAPの名称や識別子,
表示情報を保持するエレメンタリファイルEF1521
のパス名称を格納する。各アプリケーションAPに対応
するデェディケーティドファイルDF1510を設け、
その下に各アプリケーションAPのデータを格納するエ
レメンタリファイルEF1521,1522を置く。エ
レメンタリファイルEF1521には、表示データが全
てのアプリケーションAPに共通するフォーマットで格
納されている。エレメンタリファイルEF1522に
は、表示データ以外のアプリケーションAPのデータが
格納されている。このデータは各アプリケーション毎に
様々なフォーマットで格納されている。
【0098】以上のように、この実施形態では、特定の
情報の表示,保護に関する処理はOSで行ない、各アプ
リケーションAPは表示データを含むファイルを更新す
るだけでよいので、アプリケーションAPの開発が容易
になるという利点がある。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ICカードに格納されている複数のアプリケーションに
対する特定の情報の表示と保護機能を、安価なICカー
ド端末装置で実現するが可能となり、ICカードに新し
いアプリケーションが登録された場合でも、ICカード
端末装置を変更することなく、新しいアプリケーション
が保持するデータをICカード端末装置で表示し、新し
いアプリケーションの情報を保護することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカード端末装置の一実施形態
を示す外観図である。
【図2】図1に示したICカード端末装置での構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明によるICカードの一実施形態の構成を
示すブロック図である。
【図4】図1〜図3に示した実施形態に用いるコマンド
とレスポンスとのフォーマットの一具体例を示す図であ
る。
【図5】図2に示したICカード端末装置の処理を示す
フローチャートである。
【図6】図3に示したICカードの処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明によるICカード及びICカード端末装
置の他の実施形態で用いるコマンドのフォーマットの一
具体例を示す図である。
【図8】本発明によるICカード端末装置のさらに他の
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した実施形態に用いられるスクリプト
の一具体例を示す図である。
【図10】図9に示したICカード端末装置の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図11】図9に示した実施形態が用いるICカードの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明によるICカードのさらに他の実施形
態を示すブロック図である。
【図13】図12に示したICカードを用いるICカー
ド端末装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】図12に示したICカードの処理の流れを示
すフローチャートである。
【図15】図12に示したICカードでのファイルの構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 ICカード端末装置 2 表示装置 3 カードコネクタ 4a〜4d 操作ボタン 5 ICカード 6 表示部 7 入力部 8 コマンド処理部 9 ICC制御部 10 OS(オペレーティングシステム) 11 固定処理部 12 表示処理部 13 インタプリタ 14 スクリプト格納部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーションプログラムと、
    該アプリケーションプログラム夫々が処理を遂行する上
    で必要な機能を提供するシステムプログラムと、ICカ
    ード端末装置との情報の送受信手段とを備えたICカー
    ドにおいて、 該ICカード端末装置からの表示データを要求する第1
    のコマンドを該送受信手段で受信し、 該第1のコマンドに対し、該アプリケーションプログラ
    ムのいずれかが処理動作して該ICカード端末装置の表
    示装置で表示可能なフォーマットの該表示データを含む
    レスポンスを生成し、 該送受信手段により、生成した該レスポンスを該ICカ
    ード端末装置に送信することを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のコマンドに対して処理動作する前記アプリケ
    ーションプログラムを、前記送受信手段で受信する前記
    ICカード端末装置からの第2のコマンドに応じて選択
    することを特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記送受信手段によってデータロックのための第3のコ
    マンドを受信したとき、前記第2のコマンドで選択され
    た前記アプリケーションプログラムによって処理される
    データの前記ICカード端末装置への送信を禁止するこ
    とを特徴とするICカード。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記送受信手段によってデータロック解除のための第4
    のコマンドを受信したとき、該第3のコマンドによるデ
    ータの送信禁止を解除して送信を許可することを特徴と
    するICカード。
  5. 【請求項5】 複数のアプリケーションプログラムと、
    該アプリケーションプログラム夫々が処理を遂行する上
    で必要な機能を提供するシステムプログラムと、ICカ
    ード端末装置との情報の送受信手段とを備えたICカー
    ドにおいて、 該ICカード端末装置が実行可能な手続きを記載したス
    クリプトとを有し、該送受信手段により該スクリプトを
    該ICカード端末装置に送信することを特徴とするIC
    カード。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 ICカード端末装置からICカード内のアプリケーショ
    ンプログラムを選択するための第1のコマンドを受信
    し、該第1のコマンドのレスポンスとして、該第1のコ
    マンドで選択されたアプリケーションプログラムに対応
    する前記スクリプトを前記ICカード端末装置へ送信す
    ることを特徴とするICカード。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記スクリプトには、前記ICカード端末装置の情報入
    力手段と表示手段との制御に関わる手続きが記載されて
    おり、 前記スクリプトに基づいて前記ICカード端末装置で表
    示される表示データを前記ICカード端末装置に送信す
    ることを特徴とするICカード。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ICカード端末装置からデータロックのための第3
    のコマンドを受信したとき、前記第2のコマンドで選択
    された前記アプリケーションプログラムが有する前記ス
    クリプトに対応した前記表示データの前記ICカード端
    末装置への送信を禁止することを特徴とするICカー
    ド。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 データロックを解除するための第4のコマンドを受信し
    たとき、前記第2のコマンドで選択された前記アプリケ
    ーションプログラムが有する前記スクリプトに対応した
    前記表示データの送信禁止を解除し、送信を許可するこ
    とを特徴とするICカード。
  10. 【請求項10】 複数のアプリケーションプログラムと
    各アプリケーションプログラムが処理を遂行する上で必
    要な機能を提供するシステムプログラムを備えたICカ
    ードとの間で情報の送受信を行なう通信手段と、入力手
    段と、表示手段とを備えたICカード端末装置におい
    て、 該上記ICカードから受信した実行すべき手続きを記述
    したスクリプトを実行する手段を有することを特徴とす
    るICカード端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記スクリプトには、前記入力手段と前記表示手段との
    制御に関わる手続きが記載されており、 前記スクリプトに基づいて前記入力手段と前記表示手段
    の制御を行なうことを特徴とするICカード端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記スクリプトには、前記ICカードへのコマンド発行
    処理に関わる手続きが記載されており、 前記スクリプトに基づいて、前記ICカードへコマンド
    を送信することを特徴とするICカード端末装置。
  13. 【請求項13】 複数のアプリケーションプログラム
    と、該アプリケーションプログラム夫々が処理を遂行す
    る上で必要な機能を提供するシステムプログラムと、I
    Cカード端末装置との情報の送受信手段を備えたICカ
    ードにおいて、 該ICカード端末装置が表示可能なフォーマットで記述
    された表示データを含む第1のファイルと、 該第1のファイルと該アプリケーションプログラムを対
    応づける情報を格納した第2のファイルとを備えたこと
    を特徴とするICカード。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のICカードとの間
    で情報の送受信を行なう通信手段と、入力手段と、表示
    手段を備えたICカード端末装置において、 該ICカードから前記第2のファイルの情報を読み出す
    手段と、 読み出した前記第2のファイルの情報に基づいて、該I
    Cカードから前記第1のファイルを読み出す手段とを設
    け、読み出した前記第1のファイルに含まれる表示デー
    タを該表示手段で表示することを特徴とするICカード
    端末装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記第2のファイルの情報は、前記アプリケーションプ
    ログラムを識別するための第1の情報と、前記アプリケ
    ーションプログラムに対応づけられた前記第1のファイ
    ルを特定する第2の情報とからなり、 読み出した前記第2のファイルの該第1の情報を前記表
    示手段で表示するとともに、 表示した該第1の情報を特定する手段と、特定された該
    第1の情報に関連する該第2の情報に基づいて前記IC
    カードから前記第1のファイルを読み出す手段とを設け
    たことを特徴とするICカード端末装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記ICカードからのデータの読出しを禁止する第1の
    指示手段と、 前記第1の情報を特定する前記手段で特定された前記ア
    プリケーションプログラムに対応づけられた前記第1の
    ファイルの読出しの禁止を前記ICカードに通知する手
    段とを設けたことを特徴とするICカード端末装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記第1の指示手段で指示された読出し禁止を解除する
    第2の指示手段と、 前記第1の情報を特定する前記手段で特定された前記ア
    プリケーションプログラムに対応づけられた前記第1の
    ファイルの読出し禁止の解除を前記ICカードに通知す
    る手段とを設けたことを特徴とするICカード端末装
    置。
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