WO2001052131A1

WO2001052131A1 - Dispositif de distribution de messages et terminaux associes

Info

Publication number: WO2001052131A1
Application number: PCT/JP2000/000092
Authority: WO
Inventors: Keiichi Nakajima
Original assignee: Keiichi Nakajima
Priority date: 2000-01-11
Filing date: 2000-01-11
Publication date: 2001-07-19
Also published as: AU1893300A

Description

明細書メッセージ配信装置及び端末

技術分野

本発明は、通信ネットワークに接続する端末へ広告等のメッセージを送信し、端末のユーザがメッセージを読んだことを示す信号を端末から受信して、ユーザのボイントを加算し、広告を読んだユーザの数に応じて広告提供者へ課金することのできるメッセ一ジ配信装置に関する。

背景技術

従来、インタ一ネットにおいて WWW (Worl d Wi de Web) のページに表示されるバナー広告等の広告手段では、広告が不特定多数のユーザに見られるため、特定のユーザにタ一ゲットを絞り、ュ一ザのニーズに合った個別の広告を配信することは難しい。またバナー広告がクリックされた回数を W e bサーバが計数し、クリック回数に基づいて広告提供者に広告料を課金する方法が取られているが、同じユーザが複数回クリックした場合も計数されるという問題や、だれがバナー広告をクリックしたのかがわからないという問題があり、広告の効果を正確に把握し、マーケティングに役立てたいという広告の提供者のニーズには十分に応えることができない。そこで本発明は、このような問題を解決し、ユーザに合った広告等のメッセージをユーザの端末に送信し、ユーザがメッセージを読んだかどうかを検出することのできる簡便でかつセキュリティが保護されたメッセージ配信装置を提供することを目的とする。発明の開示

このような目的を達成するために、本発明の第 1の形態によれば、通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置であって、メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、送信先端末の端末照合情報をメッセージのメッセージ識別情報に関連づけて格納するメッセージデータベースヒ、メッセージ及びメッセージ識別情報を送信先端末へ送信する送信部と、端末の利用者がメッセージを読んだ場合に、端末が返信するメッセージ識別情報及び端末照合情報を受信する受信部と、受信部が受信したメッセージ識別情報と端末照合情報と力 S、送信先データベースに関連づけられて格納されているか否かを判定する判定部とを備えたことを特徴とする。

端末の利用者の変数を端末照合情報に関連づけて格納する利用者データべ一スと、判定部の判定が成功した場合に、受信部が受信した端末照合情報を用いて利用者データベースを検索し、端末の利用者の変数を更新する利用者情報更新部とをさらに備えてもよレ、。

送信先決定部は、メッセージを送信する複数の端末を決定し、送信先データべ —スは、複数の端末の端末照合情報をメッセージ識別情報に関連づけて格納し、送信部は、送信先決定部が決定する複数の端末の各々にメッセージ及びメッセ一ジ識別情報を送信してもよい。

端末照合情報は端末に固有に割り当てられた識別情報であってもよい。端末照合情報は、端末の機器番号、通信用ァドレス、メールァドレス、及び通信用電話番号のいずれかであってもよい。

送信部は、メッセージ及びメッセージ識別情報とともに、端末照合情報を送信先端末へ送信してもよい。端末照合情報は、端末に固有に割り当てられた識別情報に基づいて、識別情報に対応づけ可能に生成された情報であってもよい。端末照合情報をメッセージ毎に異ならせてもよい。

送信部は、メッセージ識別情報及び端末照合情報をインターネットのリンクァドレスに付随させて端末に送信し、端末の利用者がリンクアドレスにアクセスすることにより、端末からメッセージ識別情報及び端末識別情報が返信され、受信部に受信されてもよい。

利用者の変数は、端末の利用者がメッセージを読む毎に加算されるボイントであり、利用者情報更新部は、判定部の判定が成功した場合に、ボイントを所定の加算量だけ加算してもよい。ポイントの加算量は、メッセージ及び利用者によつて異なってもよい。

メッセージデータベースは、送信先端末のメッセージの未読状態を示す未読フラグをメッセージ識別情報に関連づけて格納し、判定部は、受信部が受信したメッセージ識別コ一ドと端末照合情報と力 s、メッセ一ジデータベースに関連づけられて格納され、且つ未読フラグが未読状態を示していることを判定してもよレ、。判定部の判定の結果、未読フラグが未読状態を示していない場合、既読であることを警告するメッセージを端末に送信する通知部をさらに備えてもよい。照合部の照合の結果、受信部が受信したメッセージ識別情報は送信先データべースに格納されており、受信部が受信した端末照合情報はメッセージ識別情報に関連づけて格納されていない場合に、不正利用であることを警告するメッセージを端末に送信する通知部をさらに備えてもよい。

メッセージデータベースは、メッセージの有効期限をメッセージ識別コードに関連付けて格納し、判定部は、受信部が受信したメッセージ識別情報と端末照合情報とが、送信先データベースに関連づけられて格納され、且つ有効期限を過ぎていないことを判定してもよい。メッセージデータベースは、有効期限を過ぎたメッセージを破棄してもよい。メッセージデータベースは、有効期限を過ぎたメッセージを所定期間の経過の後に破棄してもよい。判定部の判定の結果、メッセージが有効期限を過ぎていた場合に、有効期限切れであることを警告するメッセ一ジを端末に送信する通知部をさらに備えてもよい。

判定部の判定の結果、受信部が受信したメッセージ識別情報がデータベースに格納されていない場合に、メッセ一ジが所定期間内に送信されたものではないか、不正のメッセージであることを警告するメッセージを端末に送信してもよい。利用者データベースは、端末の利用者の属性を端末照合情報に関連づけて格納し、メッセージデータベースは、メッセージを送信すべき利用者の属性をメッセージ識別情報に関連づけて格納し、送信先決定部は、メッセージデータベースに格納された利用者の属性に適合する端末を利用者データベースから検索することにより、メッセージを送信する端末を決定してもよい。メッセージを送信する端末の利用者の属性に基づいて、メッセージの内容の一部または文体を変えてもよい。利用者の属性は、利用者の性別、年齢、住所、職業、勤務地、趣味及び関心事の少なくとも 1つに関する情報であってもよい。

利用者情報更新部は、利用者が読んだメッセージに基づいて利用者の属性の少なくとも一部を更新してもよレ、。

受信部は、端末の利用者がメッセージに対する応答内容を、メッセージ識別情報及び端末情報とともに端末から受信し、利用者情報更新部は、利用者の応答内容に基づいて利用者の属性の少なくとも一部を更新してもよい。

メッセージデータベースは、メッセージの変数をメッセージ識別情報に関連付けて格納し、判定部の判定が成功した場合に、受信部が受信したメッセージ識別情報を用いてメッセージデータベースを検索し、メッセージの変数を更新するメッセージ情報更新部をさらに備えてもよい。メッセージの変数は、複数の端末の利用者がメッセージを読んだ回数を示す利用回数であり、メッセージ情報更新部は、判定部の判定が成功した場合に、利用回数を加算してもよい。メッセージ情報更新部が更新した利用回数に基づいて、メッセージの提供者への課金を計算する課金計算部をさらに備えてもよい。

本発明の第 2の形態によれば、通信ネットワークに接続されたメッセージ配信装置からメッセージを受信する端末であって、メッセージ配信装置からメッセージ、メッセージ識別情報及び端末照合情報を受信する受信部と、メッセージを表示する表示部と、表示部がメッセージをすベて表示したことを必要条件として、メッセージ識別情報及び端末照合情報をメッセージ配信装置に返信する送信部とを備えたことを特徴とする。

表示部はメッセージの末尾に、メッセージ識別情報及び端末照合情報を含めたインターネッ卜のリンクァドレスを表示し、当該端末の利用者がリンクァドレスにアクセスした場合に、送信部はメッセージ識別情報及び端末照合情報をメッセ —ジ配信装置に返信してもよい。

本発明の第 3の形態によれば、通信ネットワークに接続された端末にメッセ一ジを配信するメッセージ配信装置であって、端末の利用者の変数を端末識別情報に関連づけて格納する利用者データベースと、メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、メッセージの識別情報を格納するメッセージデータベースと、送信先端末の端末識別情報とメッセージの識別情報を組み合わせて暗号化した喑号データを生成する暗号部と、メッセージ及び暗号データを送信先端末へ送信する送信部と、端末の利用者がメッセージを読んだ場合に、端末が返信する暗号データを受信する受信部と、受信部が受信した暗号デ一タを復号してメッセージ識別情報及び端末識別情報を抽出する復号部と、復号部が抽出したメッセージ識別情報がメッセージデータベースに格納されているか否かを判定する判定部と、判定部の判定が成功した場合に、復号部が抽出した端末識別情報を用いて利用者データベースを検索し、端末の利用者の変数を更新する利用者情報更新部とを備えたことを特徴とする。

暗号部は、秘密鍵を用いて、メッセージ識別情報及び端末識別情報を組み合わせたデータを暗号化して暗号データを生成し、復号部は喑号データを秘密鍵を用いて復号してもよい。暗号部は、公開鍵を用いて、メッセージ識別情報及び端末識別情報を組み合わせたデータを暗号化して暗号データを生成し、復号部は暗号データを秘密鍵を用いて復号してもよい。

本発明の第 4の形態によれば、通信ネットワークに接続された端末にメッセ一ジを配信するメッセージ配信装置と端末からメッセージに対する応答を受信する応答処理装置とを有するメッセージ配信システムであって、メッセージ配信装置は、メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、送信先端末の端末識別情報及びメッセージの識別情報を組み合わせて暗号化した暗号データを生成する暗号部と、メッセージ及び喑号データを送信先端末へ送信する送信部とを備え、応答処理装置は、端末の利用者の変数を端末の端末識別情報に関連づけて格納する利用者データベースと、端末へ送信されたメッセージの識別情報を格納するメッセージデータベースと、端末の利用者が端末に送信されたメッセージを読んだ場合に、端末が返信する暗号データを受信する受信部と、受信部が受信した暗号データを復号してメッセージの識別情報及び端末の識別情報を抽出する復号部と、復号部が抽出したメッセージ識別情報がメッセージデータベースに格納されているか否かを判定する判定部と、判定部の判定が成功した場合に、復号部が抽出した端末識別情報を用いて利用者データベースを検索し、端末の利用者の変数を更亲干する利用者情報更新部とを備えたことを特徴とする。

暗号部は、公開鍵を用いて、メッセージ識別情報及び端末識別情報を組み合わせたデータを暗号化し、暗号データを生成し、復号部は、暗号データを秘密鍵を用いて復号し、メッセージ識別情報及び端末識別情報を抽出してもよい。

本発明の第 5の形態によれば、通信ネットワークに接続された端末からメッセージに対する応答を受信する応答処理装置であって、端末の利用者の変数を端末識別情報に関連づけて格納する利用者データベースと、端末へ送信されたメッセージの識別情報を格納するメッセージデータベースと、端末の利用者が端末に送信されたメッセージを読んだ場合に、端末が返信する喑号デ一タを受信する受信部と、受信部が受信した暗号データを復号してメッセージの識別情報及び端末の識別情報を抽出する復号部と、復号部が抽出したメッセージ識別情報がメッセージデータベースに格納されているか否かを判定する判定部と、判定部の判定が成功した場合に、復号部が抽出した端末識別情報を用いて利用者データベースを検索し、端末の利用者の変数を更新する利用者情報更新部とを備えたことを特徴とする。

暗号データは公開鍵を用いて暗号化されたデータであり、復号部は、喑号デ一タを秘密鍵を用いて復号し、メッセージ識別情報及び端末識別情報を抽出してもよい。

本発明の第 6の形態によれば、通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置であって、メッセージの変数をメッセージ識別情報に関連づけて格納するメッセージデータベースと、端末がメッセージを要求した場合に、メッセージ及びメッセージ識別情報を端末へ送信する送信部と、端末の利用者がメッセージを読んだ場合に、端末が送信するメッセ一ジ識別情報を受信する受信部と、受信部が受信したメッセージ識別情報を用いてメッセージデ —タベースを検索し、メッセージの変数を更新するメッセージ情報更新部とを備えたことを特徴とする。メッセージの変数は、メッセージのアクセス回数であり、メッセージ情報更新部は、受信部が端末からメッセージ識別情報を受信した場合に、アクセス回数を更新してもよい。メッセージの変数は、メッセージの有用度に関する値であり、受信部は、端末の利用者がメッセージを読んだ場合に、端末が送信するメッセ一ジ識別情報及びメッセージの有用度に関する値を受信し、メッセージ情報更新部は、受信部が受信したメッセージ識別情報を用いて利用者データベースを検索し、端末から受信した有用度に関する値を用いて、メッセージの有用度に関する値を更新してもよレ、。

端末の利用者の変数を端末に関連づけて格納する利用者データベースと、受信部がメッセージ識別情報を端末から受信した場合に、利用者データベースを検索し、メッセージ識別情報を送信した端末の利用者の変数を更新する利用者情報更新部とをさらに備えてもよい。端末の利用者の変数は、メッセージの読了によつて更新される利用者のボイントであり、利用者情報更新部はボイントを所定の更新量だけ更新してもよい。

第 1の形態に記載したすべての変形は、第 3、第 4及び第 5の形態に用いられてもよい。図面の簡単な説明

図 1は、第 1の実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。

図 2は、ユーザ端末 1 0の一例である携帯電話の概略図である。

図 3は、ユーザ端末 1 0の機能構成図である。

図 4は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。

図 5は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。

図 6は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。

図 7は、ユーザデータベース 5◦に格納されるユーザ情報の説明図である。図 8は、広告データベース 6 0に格納される広告情報の説明図である。

図 9は、広告送信先データベース 7 0に格納される広告送信条件の説明図である。図 1 0は、送信先リストのデータ構造の説明図である。

図 1 1は、送信広告の有効期限管理テーブルの説明図である。

図 1 2は、ユーザ端末 1 0の広告受信処理のフローチヤ一トである。

図 1 3は、広告配信処理サーバ 2 0及びメ一ル配信サーバ 3 0の広告配信処理のフ口一チヤ一トである。

図 1 4は、フィードバック処理サーバ 4 0及び広告配信処理サーバ 2 0の完読情報の受信処理のフローチヤ一トである。

図 1 5は、整合性の判定処理 S 3 0 2のフローチヤ一トである。

図 1 6は、整合性判定のエラー処理のフローチャートである。

図 1 7は、ユーザ端末 1 0に表示される電子メールの説明図である。

図 1 8は、完読リンクの一例を示す説明図である。

図 1 9は、完読リンクの一例を示す説明図である。

図 2 0は、完読リンクの一例を示す説明図である。

図 2 1は、ボイント加算された場合に、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセ —ジを示す図である。

図 2 2は、所定期間を過ぎた広告または不正広告の場合に、ユーザ端末 1 0 に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 3は、不正応答である場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 4は、有効期限切れ広告の場合に、ユーザ端末 1 ◦に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 5は、既読広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 6は、ポイント加算された場合に、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセ —ジを示す図である。

図 2 7は、有効期限切れ広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 8は、既読広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

図 2 9は、第 2の実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。図 3 0は、ユーザ端末 1 0によるアンケート処理のフローチヤ一トである。図 3 1は、アンケートの案内の説明図である。

図 3 2は、アンケートの内容の説明図である。

図 3 3は、アンケートの最後の画面の説明図である。

図 3 4は、第 3の実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。図 3 5は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。

図 3 6は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。

図 3 7は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。

図 3 8は、暗号部 2 3 2による喑号データの生成の説明図である。

図 3 9は、復号部 4 1 8による暗号データの復号の説明図である。

図 4 0は、ユーザ端末 1 0の広告受信処理のフローチヤ一トである。

図 4 1は、広告配信処理サーバ 2 0及びメール配信サーバ 3 0の広告配信処理のフローチャートである。

図 4 2は、フィードバック処理サーバ 4 0及び広告配信処理サーバ 2 0の完読情報の受信処理のフローチヤ一トである。

図 4 3は、整合性の判定処理 S 6 0 2のフローチヤ一トである。

図 4 4は、整合性判定のエラー処理のフローチヤ一トである。

図 4 5は、完読リンクの一例を示す説明図である。

図 4 6は、第 4の実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。図 4 7は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。

図 4 8は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。

図 4 9は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。

図 5 0は、喑号部 2 3 2による暗号データの生成の説明図である。

図 5 1は、復号部 4 1 8による暗号データの復号の説明図である。

図 5 2は、第 5の実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。

図 5 3は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージの題名の入力画面の説明図である。

図 5 4は、ユーザ端末 1 (»に表示されるメッセージの本文の入力画面の説明図である。

図 5 5は、 W e bサーバ 4 6で閲覧できるメッセージの題名の説明図である図 5 6は、ユーザ端末 1 0に表示される減算ボイント数を知らせる画面の説明図である。

図 5 7は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージの本文の説明図である。図 5 8は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージ有用度の入力画面の説明図である。

図 5 9は、汎用コンピュータ 6 0 0のハ一ドウエア構成を示すブロック図である。

図面に用いた主な符号の凡例を以下に示す。

1 0 ユーザ端末

2 0 広告配信処理サーバ

3 0 メール配信サーバ

3 8 アンケートサーバ

4 0 フィードバック処理サーバ

5 0 ユーザ： rータべース

6 0 広告データベース

7 0 広告送信先データベース

8 0 認証サ一バ

1 1 0 受信部

1 2 0 表示部

1 3 0 入力部

1 4 0 送信部

2 1 0 広告情報入力部

2 2 0 送信先決定部 2 3 0 送信先情報設定部

2 3 2 暗号部

2 4 0 広告情報更新部

2 5 0 課金計算部

3 1 0 電子メール生成部

3 2 0 送信部

4 1 0 受信部

4 1 8 復号部

4 2 0 判定部

4 3 0 利用者情報更新部

4 4 0 ユーザ通知部

6 0 0 汎用コンピュータ発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を説明する。

(第 1の実施形態）

本発明の第 1の実施形態のメッセージ配信システムについて説明する。本実施形態のメッセージ配信システムにおいては、広告の提供者が、広告を送る条件を指定し、広告を指定された条件でユーザに送ることができ、ユーザが広告を読んだことを検出して、広告を読んだユーザにはボイントを加算し、広告の提供者には広告が読まれた回数に応じた課金を行うことができる。広告を送る条件として、広告を送るべきユーザの属性や広告を送るべき日時や回数を指定することがでさる。

図 1は、本実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。本実施形態のメッセージ配信システムは、ユーザ端末 1 0と、広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィードバック処理サーバ 4 0と、ユーザデータベース 5 0と、広告データベース 6 0と、広告送信先データベース 7 0とを有する。広告配信処理サーバ 2 0、メール配信サーバ 3 0、フィードバック処理サーバ 4 0、ユーザデータベース 5 0、広告データベース 6 0、及び広告送信先データベース 7 0は、請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態の一例である。ユーザ端末 1 0は、請求の範囲における「端末」の実施形態の一例であり、本実施形態のメッセージ配信装置と通信してデータをやりとりし、電子メールの送受信が可能である、データ通信機能を有する携帯電話、または P D Sなどの携帯電子機器、またはパーソナルコンピュータである。

ユーザデータベース 5 0は、請求の範囲における「利用者データベース」の一例であり、広告データベース 6 0及び広告送信先データベース 7 0は、請求の範囲における「メッセージデータベース」の一例である。

広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィードバック処理サーバ 4 0とは、互いに通信してデータを交換することができるように通信ネットワークで接続される。また広告配信処理サ一バ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィ一ドバック処理サーバ 4 0は、それぞれユーザデータベース 5 0、広告データベース 6 0、及び広告送信先データベース 7 0の各データベースにアクセスして、データを登録、更新、検索することができる。

広告配信処理サーバ 2 0は、広告提供者が提供する広告を広告データベース 6 0に格納して管理する。また広告提供者は、広告を送りたいユーザの条件や広告を送る日時や回数などの条件を広告送信条件として広告データベース 6 0に格納させることができる。広告配信処理サーバ 2 0は、広告毎に、広告提供者が指定した広告送信条件に基づいて、ユーザデータベース 5 0から広告送信条件に合うユーザを抽出し、広告を送るべきユーザのユーザ端末 1 0と広告を送るべき日時や回数を決定し、広告送信先データベース 7 0に格納する。

メール配信サーバ 3 0は、広告送信先データべ一ス 7 0に格納された広告の送信条件に基づいて、指定された日時に指定されたユーザ端末 1 0へ広告を電子メールで配信する。電子メールには、広告を識別する広告識別情報と、広告を送信するユーザ端末 1 0を照合するための端末照合情報とを含めるようにする。ユーザ端末 1 0は、メール配信サーバ 3 0から広告を含む電子メールを受信し、電子メールに含まれる広告を読んだ場合に、完読信号をフィードバック処理サ —バ 4 0へ返信する。完読信号には、広告識別情報と端末照合情報とを含めるようにする。

フィードバック処理サーバ 4 0は、ユーザ端末 1 0から完読信号を受け取る。フィードバック処理サーバ 4 0は、完読信号に含まれる広告識別情報及び端末照合情報に基づいて、広告が正当なものであり、広告を送った正当なユーザからの応答であることを検証した後、ユーザデータベース 5 0に格納されたユーザ端末 1 0のユーザのポイントを加算し、広告データベース 6 0に格納された当該広告の利用回数を加算する。

さらに広告送信先データベース 7 0は、広告データベース 6 0に格納された広告について、利用回数に基づいて、広告提供者に課金する。

図 2は、ユーザ端末 1 0の一例である携帯電話の概略図である。ユーザ端末 1 0は、アンテナ 8 0 0と、表示部 8 0 2と、操作ボタン 8 0 4と、ダイヤル用ポタン 8 0 6とを有する。ユーザ端末 1 0はデータバケツト通信機能を有し、デジタルデータを送受信することができる。表示部 8 0 2は、データバケツト通信機能により送受信する文字情報、画像情報を表示する。操作部 8 0 4は、表示部 8 0 2に表示されたメニューやボタンを選択する。ダイヤル用ボタン 8 0 6は、電話番号やパスヮード等を入力するためのボタンである。

ユーザ端末 1 0の他の例として、データ通信機能を有する携帯端末またはパーソナノレコンピュータであってもよレ、。

図 3は、ユーザ端末 1 0の機能構成図である。メール配信サーバ 3 0から電子メールを受信する受信部 1 1 0と、広告を含む電子メールを表示したり、 W e b ページを表示することのできる表示部 1 2 0と、広告の完読リンクを選択したり、アンケートに対する答えを入力することのできる入力部 1 3 0と、完読情報をフィ一ドバック処理サーバ 4 0へ送信する送信部 1 4 0とを有する。

図 4は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。広告配信処理サーバ 2 0は、広告情報入力部 2 1 0と、送信先決定部 2 2 0と、送信先情報設定部 2 3 0と、広告情報更新部 2 4 0と、課金計算部 2 5 0とを有する。また広告配信処理サーバ 2 0はユーザデータベース 5 0、広告データべ一ス 6 0、及び広告送信先データベース ₇ oの各種データベースを操作する図示しないデータベースィンタフェースを有する。

ユーザデータベース 5 0には、おらかじめ広告配信サービスを受けるユーザのユーザ情報が格納される。図 7は、ユーザデータベース 5 0に格納されるユーザ情報の説明図である。広告配信サービスを受けるユーザ毎に、ユーザが利用するユーザ端末 1 0を識別する端末識別情報の一例としての端末識別コード、ユーザが広告を読む度に加算されるポイントの値、ユーザ端末 1 0が広告を電子メールで受け取る際のメールアドレス、ユーザの名前、性別、生年月日、住所、職業、勤務地、趣味、関心事等のユーザ属性が格納される。

図 4に戻って、広告情報入力部 2 1 0は、広告提供者が入力する広告のデータと、広告の送信条件を受け取り、広告データベース 6 0に広告毎に格納する。広告送信条件は、広告を送るべきユーザのユーザ属性や広告を送るべき日時や回数を指定する情報である。

図 8は、広告データベース 6 0に格納される広告情報の説明図である。広告毎に、広告を識別する広告識別情報の一例としての広告識別コードあるいは番号、当該広告の提供者を識別する広告提供者識別コード、広告が読まれた回数によつて加算される広告利用回数、広告の作成日時、広告がユーザに発信される発信日時、広告の有効期限、広告の送信先条件、広告の内容を含むデータが格納される。発信日時は広告が送られるべき日時を指定してもよレ、。また発信日時のフィーノレドに広告が実際にユーザに発信された日時を格納してもよい。また、広告を発信する回数、たとえば 1 日に 2回、週に 1回などを指定するフィールドをさらに設けてもよい。広告の有効期限はたとえば発信時間から 2 4時間に設定される。広告データベース 6 0に格納される送信先条件は、ユーザデータベース 5 0に格納されたユーザ属性の値や範囲を指定することで与えられる。たとえば、「年齢」が「2 0歳以上 3 0歳未満」、かつ「性別」が「女性」、かつ「関心事がフアツシヨン」などの条件式で与えられる。

図 4に戻って、送信先決定部 2 2 0は、広告データベース 6 0に格納された広告毎に広告を送信すべきユーザを指定する。広告データベース 6 0に格納された広告の送信先条件に合うユーザをユーザデータベース 5 0から抽出する。抽出されたすべてのユーザの端末識別コード、ポイント、メールァドレスのリストを作成する。

送信先情報設定部 2 3 0は、送信先決定部 2 2 0の抽出結果をもとにして、広告毎に、広告識別コードと、広告を送信するユーザの端末識別コード等のリストとを対応づけ、広告送信条件として広告送信先データベース 7 0に格納する。図 9は、広告送信先データベース 7 0に格納される広告送信条件の説明図である。広告毎に、広告識別コード、広告を発信すべき日時、広告の有効期限、送信先リストが格納される。送信先リストは、広告識別コードで識別される広告を送信する複数のユーザの情報を格納する。図 1 0は、送信先リス卜のデータ構造の説明図である。送信先リストは、送信先端末識別コード、送信先端末照合番号、広告を読んだ場合に加算されるポイント数、広告の既読フラグ、広告の読了日時、メールアドレスのデータを、広告が送信されるすべてのユーザについて格納したリストである。加算ポイント数は、広告によって異ならせてもよく、また同じ広告に対して送信先ユーザによって異ならせてもよい。

ここで、送信先端末照合番号は、送信先端末識別コードと対応づけ可能に決められた番号である。送信先端末照合番号を送信先端末識別コードの代わりに用いることにより、送信先端末識別コードが公衆網に流れないようにし、ユーザ固有の情報の漏洩を防ぐことができる。送信先端末照合番号は、広告毎に送信先端末識別コードと対応づけ可能に生成してもよい。広告毎に送信先端末照合番号が異なるため、送信先端末照合番号が不正に利用されることを防ぐことができる。さらに送信先情報設定部 2 3 0は、広告送信先データベース 7 0に格納された送信すべき広告の情報を有効期限に基づいて管理する。図 1 1は、送信広告の有効期限管理テーブルの説明図である。各広告の送信条件は送信広告テーブルとして、有効期限内、有効期限外の領域に分けてデータベースに格納される。有効期限を過ぎた送信広告テーブルは有効期限外の領域に格納され、一定の期間だけ保存される。有効期限外に格納された送信広告テーブルは一定の期間を経た後は、廃棄される。一定の期間はたとえば 1週間に設定される。図 5は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。メール配信サーバ 3 0は、電子メール生成部 3 1 0と、送信部 3 2 0とを有する。またメール配信サーバ 3 0は広告データベース 6 0及び広告送信先データベース 7 0を操作する図示しないデータベースィンタフェースを有する。

電子メ一ル生成部 3 1 0は、広告送信先データベース 7 0に設定された広告送信条件に基づいて、広告を送信先ユーザに配信するための電子メールを生成する。広告データベース 6 0から広告データが抽出され、送信先ユーザ毎に電子メールが作成される。広告データの内容の一部や文体はユーザによって異ならせてもよい。たとえば、年齢層や性別によって文体を異ならせてもよい。

さらに電子メール生成部 3 1 0は、広告送信先データベース 7 0に格納された当該広告の広告識別コードと送信先ユーザの端末照合番号を含めた完読リンクを作成し、電子メールの末尾に付帯させる。完読リンクは、一例としてインターネットのリンクアドレス、すなわち U R Lであり、 U R Lには、ィンターネットの h t t pァドレスの後に、広告識別コードと送信先端末照合番号が付帯する。送信部 3 2 0は、電子メール生成部 3 1 0が作成した完読リンクを含む電子メールを広告送信先データベース 7 0に指定された発信日時に合わせてユーザ端末 1 0に発信する。

図 6は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。フィードバック処理サーバ 4 0は、受信部 4 1 0と、判定部 4 2 0と、利用者情報更新部 4 3 0 と、ユーザ通知部 4 4 0とを有する。

受信部 4 1 0は、ユーザが広告を読んだ場合にユーザ端末 1 0から返信される完読情報を受信する。完読情報は、ユーザ端末 1 0が受信した電子メールに含まれる完読リンクをユーザが選択した場合に、完読リンクに付帯した広告識別コード及び端末照合番号が返信されたものである。判定部 4 2 0は、完読情報に含まれる広告識別コード及び端末照合番号が広告送信先データベース 7 0に対応づけられて格納されているかどうか調べる。

判定部 4 2 0の判定の結果、完読情報の広告識別コードによって識別される広告が有効期限内のものであり、端末照合番号によって識別されるユーザが、当該広告を送ったユーザであることが確かめられた場合、利用者情報更新部 4 3 0は、ユーザデータベース ₅ 0を検索して、当該広告を読んだユーザのポイントを、広告送信先データベース 7 0に格納された所定の加算ポイント数だけ加算する。ユーザ通知部 4 4 0は、判定部 4 2 0の判定の結果、ポイントが加算された場合には、ユーザ端末 1 0に加算後のポイントの値を送信する。判定部 4 2 0の判定の結果、ポイントが加算されなかった場合は、判定結果に応じて、有効期限切れ、不正利用などの警告のメッセージをユーザ端末 1 ◦に送信する。

さらに利用者情報更新部 4 3 0により、ユーザのポイントが加算された場合、図 4に戻って、広告情報更新部 2 4 0は、広告データベース 6 0を検索して、当該広告の利用回数を更新する。課金計算部 2 5 0は、広告データベース 6 0に格納された広告の利用回数に基づいて、当該広告の提供者に対する課金を計算する請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態として、上記の機能構成を広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィードバック処理サーバ 4 0とに機能を分けて実現した場合を説明したが、実施形態はこれ以外に、単一のサーバ内に上記の機能構成をすベて設けるようにしてもよい。また広告配信処理サーバ 2 0、メ一ル配信サーバ 3 0、フィードバック処理サーバ 4 0の各サーバの機能構成の一部を、他のサーバで実行されるように構成してもかまわない。

また、上記の説明ではユーザ端末 1 0はフィードバック処理サ一バ 4 0に接続したが、ユーザ端末 1 0は電話会社のキャリアサーバにまず接続するようにし、キヤリァサーバがユーザ端末 1 0の発信電話番号を検出し、キヤリァサーバが登録済みの特定の発信電話番号以外からのアクセスを拒否するようにしてもよい。また、フィードバック処理サーバ 4 0の受信ポー卜においてユーザ端末 1 0の発信電話番号を認識することができるようにし、登録済みの特定の発信電話番号以外からの接続要求を拒否するようにしてもよい。これにより、登録されていないユーザ端末 1 0が不正な完読情報をフィードバック処理サーバ 4 0へ送ることを防止することができる。図 1 2は、ユーザ端末 1 0 O広告受信処理のフロ一チヤ一トである。ユーザ端末 1 0の受信部 1 1 0は広告を含む電子メールを受信する（S 1 0 0 ) 。表示部 1 2 0は電子メールの内容を表示する（S 1 0 2 ) 。

図 1 7は、ユーザ端末 1 0に表示される電子メールの説明図である。電子メールは、広告内容を示し、末尾には完読リンクが表示される。完読リンクは広告識別コードと端末照合番号を含み、ユーザが完読リンクをクリックすると、広告識別コードと端末照合番号がフィードバック処理サーバ 4 0へ返信される。

完読リンクは、一例としてインターネットのリンクァドレスを示す U R Lであつてもよい。図 1 8、図 1 9及び図 2 0は、完読リンクの一例を示す説明図である。図 1 8は、完読リンクとして、ィンターネットァドレスに、広告識別コードと、端末識別コードの一例として端末 I Pアドレスを付帯させた。図 1 9は、完読リンクとして、ィンターネットァドレスに、広告識別コードと、端末識別コ一ドの一例としてユーザ端末 1 0のユーザ名を付帯させた。図 2 0は、完読リンクとして、インターネットアドレスに、広告識別コードと端末照合番号を付帯させた。いずれの場合でも、ユーザが完読リンクをクリックしたときに、ユーザ端末 1 0がフィードバック処理サーバ 4 0へ接続して、広告識別コードと、端末識別コード又は端末照合番号がフィードバック処理サーバ 4 0へ送信されるように、完読リンクのィンターネットァドレスはフィードバック処理サーバ 4 0の I P ァドレスと関連づけられるように、インターネットのネームサーバの登録がなされているものとする。

図 1 2に戻って、ユーザは電子メールを最後まで表示させ、ユーザ端末 1 0の入力部 1 3 0によって末尾にある完読リンクをクリックする（S 1 0 4 ) 。完 _OT リンクの U R Lがアクセスされ、ユーザ端末 1 0の送信部 1 4 0は、フィードノック処理サーバ 4 0に接続して、フィードバック処理サーバ 4 0へ完読リンクに付帯していた広告識別コードと端末照合番号を送信する（S 1 0 6 ) 。

図 1 3は、広告配信処理サーバ 2 0及びメール配信サーバ 3 0の広告配信処理のフローチャートである。広告情報入力部 2 1 0は、広告データと広告を送るベきユーザの条件を広告データベース 6 0に格納する（S 2 0 0 ) 。送信先決定部 2 2 0はユーザデータべ一ス 5 0を検索して、広告を送るべきユーザを抽出し、送信先端末を決定する（S 2 0 2 ) 。送信先情報設定部 2 3 0は、送信先端末の端末照合コードを広告識別コードに関連付けて広告送信先データベース 7 0に格納する（S 2 0 4 ) 。電子メール生成部 3 1 0は、広告識別コ一ド及び端末照合コードを含む完読リンク情報を作成し、完読リンク情報を含む広告データを電子メールとして作成する（S 2 0 6 ) 。送信部 3 2 0は作成された電子メールを送信先端末へ送信する（S 2 0 8 ) 。

図 1 4は、フィードバック処理サーバ 4 0及び広告配信処理サーバ 2 0の完読情報の受信処理のフローチヤ一トである。フィードバック処理サーバ 4 0の受信部 4 1 0は、ユーザ端末 1 0から完読情報を受信する。完読情報には広告識別コ一ド及び端末照合コードが含まれる（S 3 0 0 ) 。判定部 4 2 0は、完読情報に含まれる広告識別コード及び端末照合コードの整合性を判定する（S 3 0 2 ) 。

図 1 5は、整合性の判定処理 S 3 0 2のフローチヤ一トである。図 1 6は、整合性判定のエラー処理のフローチヤ一トである。判定部 4 2 0は、広告識別コードが広告送信先データベース 7 0に格納されているかどうか調べる（S 3 2 0 ) 。格納されていない場合、広告識別コードで識別される広告は有効期限を過ぎ、かつ有効期限外の領域に保持する所定期間も過ぎたため、データベースから削除されている力、、始めから登録されていなかった不正な広告識別コードである。ュ一ザ通知部 4 4 0は、広告は所定期間内に送信されたものでないか、不正広告であることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 3 2 8 ) 。図 2 2は所定期間を過ぎた広告または不正広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセ一ジを示す図である。

次に、判定部 4 2 0は、広告識別コードと端末照合コードとが広告送信先データベース 7 0に関連付けられて格納されているかどうか調べる（S 3 2 2 ) 。端末照合コードが広告識別コードと関連付けられて格納されていない場合、広告識別コ一ドで識別される広告を送信していないユーザから完読情報が届いたことを意味する。ユーザ通知部 4 4 0は、広告を送信していないユーザからの応答であることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 3 3 0 ) 。図 2 3は、不正応答である場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

次に、判定部 4 2 0は、広告識別コードで識別される広告が有効期限内のものであるかどうかを調べる（S 3 2 4 ) 。有効期限を過ぎていた場合、ユーザ通知部 4 4 0は、広告は有効期限切れであることを警告するメッセ一ジをュ一ザ端末 1 0に送信する（S 3 3 2 ) 。図 2 4は、有効期限切れ広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

次に、判定部 4 2 0は、端末識別コードで識別されるユーザが、広告識別コードで識別される広告を既に読んだかどうかを、広告送信先データベース 7 0に格納された既読フラグによって判定する。既読である場合、フィードバック処理サーバ 4 0は、広告は既読であることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 3 3 4 ) 。図 2 5は、既読広告の場合に、ユーザ端末 1 0に表示される警告メッセージを示す図である。

図 1 4に戻って、整合性の判定処理 S 3 0 2の判定の結果、完読情報が正当なものであることが判明すると、利用者情報更新部 4 3 0は、端末照合コードを用いてュ一ザデータベース 5 0を検索し、端末照合コードで識別される端末のユーザのポイントを所定加算量だけ加算する（S 3 0 4 ) 。ポイント加算量は広告送信先データベース Ί 0に格納された加算ボイント数である。図 2 1は、ボイント加算された場合にユーザ端末 1 0に表示されるメッセージを示す図である。広告情報更新部 2 4 0は、広告識別コードを用いて広告データベース 6 0を検索し、広告識別コードで識別される広告の利用回数を加算する（S 3 0 6 ) 。課金計算部 2 5 0は、広告データベース 6 0に格納された広告について、広告の利用回数に応じて広告提供者への課金を計算する（S 3 0 8 ) 。

上記の説明では、ユーザは電子メールで配信された広告の内容を読むだけであつたが、ユーザが電子メールで配信された広告内容についてより詳細な情報を取得できるように、詳細情報へのリンクァドレスをユーザに送信するようにしてもよレ、。図 2 6は、ボイント加算された場合に、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージを示す図である。表示画面の「広告詳細」ボタンは、インターネットのリンクァドレスであり、広告の詳細な情報が格納された W e bページにリンクする。ユーザは「広告詳細」ボタンを選択することにより、電子メールで配信された広告に関して、広告の詳細内容、地図情報、画像情報、予約フォーム、注文フォーム等が記載された W e bページにアクセスすることができる。これにより、ュ一ザは電子メールで受信した広告に興味がある場合や詳細な情報を入手したい場合に、「広告詳細」リンクにアクセスすることにより、広告の詳細内容、地図情報、画像等を入手することができ、また予約フォーム、注文フォーム等で予約や注文を行うことができる。

「広告詳細」リンクは、ポイント加算のメッセージに付帯させたが、電子メールで受信する広告メッセージに付帯させてもよい。また「広告詳細」リンクは、図 2 7、図 2 8のように、広告が有効期限切れである場合、広告が既読である場合の警告メッセージに付帯させてもよい。これにより、有効期限切れもしくは既読の広告メールに対しても、ユーザは広告の詳細情報を得ることができる。

「広告詳細」リンクについても、広告と同様の有効期限を設けてもよい。ボイントアップに制限を設けるため、広告の「完読」リンクのアクセスの有効期限は 2 4時間など短い期間に設定するのが好ましいが、「広告詳細」リンクのァクセスの有効期限は 3日間などやや長い期間に設定するのが好ましい。

「広告詳細」リンクを設けることにより、広告効果をより正確に評価することができる。たとえば、「完読」リンクにアクセスしたユーザの内、何人が「広告詳細」リンクにアクセスしたかという統計情報を取得でき、広告提供者に広告効果の指標として提示することができる。また「広告詳細」リンクのアクセス回数に応じて広告提供者に広告料を課金してもよい。さらに、ユーザのポイント加算について、ユーザが「完読」リンクと「広告詳細」リンクの両方にアクセスした場合に、ポイントの加算量を多くしてもよい。また有効期限切れの広告の「完読」リンクにアクセスした場合でも、「広告詳細」リンクにアクセスした場合には、有効期限内の「完読」リンクにアクセスした場合のポイント加算量の半分だけポイント加算されるようにしてもよレ、。

以上述べたように、本実施形態のメッセージ配信装置によれば、ユーザに広告を送信する際に、広告にユーザ毎に固有の照合情報を持たせ、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた照合情報が返信されることにより、広告を読んだユーザを識別することができる。したがって広告を読んだユーザのボイントを加算し、広告を読んだユーザの数に応じた広告料を広告提供者に課金することが可能である。

(第 2の実施形態）

本発明の第 2の実施形態のメッセージ配信装置について説明する。本実施形態のメッセージ配信装置は、ユーザにアンケー卜の案内を配信し、アンケ一トに答えたユーザに対してボイントを加算する。

図 2 9は、本実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。本実施形態のメッセージ配信システムは、ユーザ端末 1 0と、広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、アンケートサーバ 3 8と、フィードバック処理サーバ 4 0と、ユーザデータべ一ス 5 0と、広告データベース 6 0と、広告送信先データベース 7 0とを有する。

広告配信処理サーバ 2 0、メール配信サーバ 3 0、アンケ一トサーバ 3 8、フィ一ドバック処理サーバ 4 0、ユーザデータベース 5 0、広告データベース 6 0 、及び広告送信先データベース 7 0は、請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態の一例である。ユーザ端末 1 0は、第 1の実施形態と同じである以下、本実施形態のメッセージ配信装置について、第 1の実施形態と同じ構成と動作については説明を省略し、第 1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。

広告配信処理サーバ 2 0は、アンケート主催者が提供するアンケートの案内を広告として広告データベース 6 0に格納して管理する。またアンケ一ト主催者は、アンケートの案内を送りたいユーザの条件やアンケートの案内を送る日時や回数などの条件を送信条件として広告データベース 6 0に格納させることができる。広告配信処理サーバ 2 0は、アンケート主催者が指定した送信条件に基づいて、ユーザデータベース ₅ 0から送信条件に合うユーザを抽出し、アンケートの案内を送るべきユーザのユーザ端末 1 0とアンケー卜の案内を送るべき日時や回数を決定し、広告送信先データベース 7 0に格納する。

メール配信サーバ 3 0は、広告送信先データベース 7 0に格納されたアンケートの案内の送信条件に基づいて、指定された日時に指定されたユーザ端末 1 0へアンケ一卜の案内を電子メールで配信する。電子メールには、アンケ一トの案内を識別する広告識別情報と、アンケートの案内を送信するユーザ端末 1 0を照合するための端末照合情報とを含めるようにする。配信されるアンケートの案内には、アンケ一トに答えた場合に加算されるボイント数を知らせる内容を含めてもよい。

ユーザ端末 1 0は、メール配信サーバ 3 0からアンケートの案内を電子メールとして受信する。ユーザ端末 1 0のユーザが電子メールに含まれるスタートボタンをクリックすると、ユーザ端末 1 0はアンケ一トサーバ 3 8に接続し、電子メ —ルに含まれていた広告識別情報と端末照合情報がアンケートサーバ 3 8に送られ、ユーザ固有のアンケートの内容がユーザ端末 1 0に表示される。

アンケートサーバ 3 8は、 W e bサーバであることが好ましく、アンケートの案内に含まれるスタートボタンにアンケートサーバ 3 8のインターネットリンクァドレスが含まれており、さらにィンターネットリンクァドレスに広告識別情報と端末照合情報とが付帯していることが好ましい。これによりユーザ端末 1 0 のユーザがスタートボタンをクリックすることにより、ユーザ端末 1 0が自動的にアンケートサーバ 3 8に接続され、広告識別情報と端末照合情報に基づいてァンケー卜の案内が W e bページとしてユーザ毎に構成される。たとえば、広告識別情報で識別されるアンケートの内容の一部または文体をユーザ毎に異ならせてもよい。

アンケートの最後には、終了ボタンが表示され、ユーザが終了ボタンを押すと、広告識別情報と端末照合情報とが、フィードバック処理サーバ 4 0へ送信される。終了ボタンはフィ一ドバック処理サーバ 4 0のィンターネットリンクァドレスを含み、インターネットリンクァドレスに広告識別情報と端末照合情報とが付帯していることが好ましい。上記の説明では、端末照合情報がアンケートの最後の終了ボタンに付帯したが、端末識別情報を付帯させてもよい。第 1の実施形態では電子メールで広告識別情報と端末照合情報を送信していたため、端末識別情報に対応づけられる端末照合情報を用いて、端末識別情報がそのまま電子メールで送信されないようにした。本実施形態ではアンケートサーバ 3 8は W e bページをユーザ端末 1 0に表示させるため、終了ボタンに端末識別情報を付帯させていても、ユーザ端末 1 0には端末識別情報が見えないように構成することが可能である。たとえば、 C G I 等の手段を用いて、終了ボタンのクリックによって、アンケートサーバ 3 8内に格納された広告識別情報と端末識別がフィードバック処理サーバ 4 0に送信されるようにすることができる。

図 3 0は、ユーザ端末 1 0によるアンケ一ト処理のフローチヤ一トである。ュ一ザ端末 1 0の受信部 1 1 0は、アンケー卜の案内を電子メールで受信する（S 1 2 0 ) 。図 3 1は、アンケー卜の案内の説明図である。表示部 1 2 0に表示される電子メールのアンケ一ト案内の末尾にはスタートボタンがある。ユーザ端末 1 0のュ一ザが入力部 1 3 0によってスタートボタンをクリックすると、ュ一ザ端末 1 0はアンケートサーバ 3 8に接続する（S 1 2 2 ) 。アンケートサーバ 3 8は表示部 1 2 0にアンケートの内容を表示させる。図 3 2は、アンケ一トの内容の説明図である。ユーザは入力部 1 3 0によってアンケ一トに対する答えを入力する（S 1 2 4 ) 。図 3 3は、アンケートの最後の画面の説明図である。アンケー卜の最後には終了ボタンが表示される。ユーザはアンケ一卜の終了ボタンを押す（S 1 2 6 ) 。終了ボタンのクリックにより、アンケートに対する答えと、広告識別コードと、端末照合コードまたは端末識別コードとがフィードバック処理サーバ 4 0に送信される（S 1 2 8 ) 。

フィードバック処理サーバ 4 0が広告識別コードと、端末照合コードまたは端末識別コードとを受信した後、アンケー卜の回答信号が正当なアンケ一卜に対するものであること、アンケートの案内が送られた正当なユーザからのアンケートの回答であることが確認され、ユーザのボイントが加算され、アンケ一ト提供者に課金される。以上述べたように、本実施形態のメッセージ配信装置によれば、アンケ一トを取りたいユーザにアンケートの案内を送信し、ュ一ザがアンケートに答えた場合にユーザのポィントをカ D算し、アンケートに答えたユーザの数に応じてアンケート提供者に課金することができる。

(第 3の実施形態）

本発明の第 3の実施形態のメッセージ配信システムについて説明する。本実施形態のメッセージ配信システムにおいては、メッセージ配信装置は、広告識別コ一ドと送信先のユーザ端末の端末識別コードとを組み合わせて暗号データを作成し、広告に付帯させてユーザ端末に送信する。ユーザが広告を読んだ場合、ュ —ザ端末は広告に付帯した暗号データをメッセージ配信装置に返信する。メッセージ配信装置は暗号データを復号し、広告識別コードと端末識別コードとを抽出し、端末識別コードで識別されるユーザのポイントを加算し、広告識別コードで識別される広告の提供者に対して、広告が読まれたユーザの数に応じて課金する。本実施形態のメッセージ配信装置では、ユーザ端末から受信した暗号データを復号することにより、広告識別コードと端末識別コードとを抽出できるため、広告を送った送信先のユーザ端末を広告に対応づけて記憶しておく必要がない点力第 1の実施形態のメッセージ配信装置とは異なる。

図 3 4は、本実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。本実施形態のメッセージ配信システムは、ユーザ端末 1 0と、広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィードバック処理サーバ 4 0と、ユーザデータべ一ス 5 0と、広告データべ一ス 6 0とを有する。

広告配信処理サーバ 2 0、メール配信サーバ 3 0、フィードバック処理サーバ 4 0、ユーザデータベース 5 0、及び広告データベース 6 0は、請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態の一例である。ユーザ端末 1 0は、第 1 の実施形態と同じであるから説明を省略する。

以下、本実施形態のメッセージ配信装置について、第 1の実施形態と同じ構成と動作については説明を省略し、第 1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図 3 5は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。広告配信処理サーバ 2 0は、広告情報入力部 2 1 ()と、送信先決定部 2 2 0と、暗号部 2 3 2と、広告情報更新部 2 4 0と、課金計算部 2 5 0とを有する。また広告配信処理サーバ 2 0はユーザデータベース 5 0及び広告データベース 6 0を操作する図示しないデータベースィンタフエースを有する。広告の送信先ユーザを広告毎に記憶しなくてもよいから、第 1の実施形態とは違い、広告送信先データベース 7 0は必要としなレ、。

送信先決定部 2 2 0は、広告データベース 6 0に格納された広告毎に広告を送信すべきユーザを指定する。広告データベース 6 0に格納された広告の送信先条件に合うユーザをユーザデータベース 5 0から抽出する。喑号部 2 3 2は広告識別コードと抽出された送信先のユーザ端末 1 0の端末識別コードとを組み合わせて暗号データを作成する。

図 3 6は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。メール配信サーバ 3 0 は、電子メール生成部 3 1 0と、送信部 3 2 0とを有する。またメール配信サーノく 3 0は広告データベース 6 0を操作する図示しないデータベースィンタフエ —スを有する。

電子メール生成部 3 1 0は、広告を送信先ユーザに配信するための電子メールを生成する。広告データベース 6 0から広告データが抽出され、送信先ユーザ毎に電子メールが作成される。広告データの内容の一部や文体はユーザによって異ならせてもよい。たとえば、年齢層や性別によって文体を異ならせてもよい。さらに電子メール生成部 3 1 0は、暗号部 2 3 2が生成した広告の広告識別コ一ドと送信先ユーザの端末識別コードを組み合わせた暗号データを電子メールの末尾に付帯させる。喑号データは、一例としてインターネットのリンクァドレス、すなわち U R Lであり、 U R Lには、ィンターネットの h t t pアドレスの後に、広告識別コードと送信先端末識別コードを組み合わせた喑号データが付帯する。

送信部 3 2 0は、電子メール生成部 3 1 0が作成した暗号データを含む電子メールをユーザ端末 1 0に発信する。図 3 7は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。フィードバック処理サーバ 4 0は、受信部 4 1 ◦と、復号部 4 1 8と、判定部 4 2 0と、利用者情報更新部 4 3 0と、ユーザ通知部 4 4 0とを有する。

受信部 4 1 0は、ユーザが広告を読んだ場合にユーザ端末 1 0から返信される完読情報を受信する。完読情報は、ユーザ端末 1 0が受信した電子メールに含まれる完読リンクをユーザが選択した場合に、完読リンクに付帯した暗号データが返信されたものである。

復号部 4 1 8は、完読情報に含まれる暗号データから広告識別コードと端末識別コードを抽出する。判定部 4 2 0は、復号部 4 1 8が抽出した広告識別コードで識別される広告が広告データベース 6 0に格納されていること、復号部 4 1 8 が抽出した端末識別コードで識別されるユーザがユーザデータベース 5 0に格納されていることを確認する。

判定部 4 2 0の判定の結果、完読情報の広告識別コードによって識別される広告が有効期限内のものであり、端末識別コードによって識別されるユーザが、当該広告を送ったユーザであることが確かめられた場合、利用者情報更新部 4 3 0 は、ユーザデータベース 5 0を検索して、当該広告を読んだユーザのポイントを、広告送信先データベース 7◦に格納された所定の加算ポイント数だけ加算するユーザ通知部 4 4 0は、判定部 4 2 0の判定の結果、ポイン卜が加算された場合には、ユーザ端末 1 0に加算後のポイントの値を送信する。判定部 4 2 0の判定の結果、ポイントが加算されなかった場合は、判定結果に応じて、有効期限切れ、不正利用などの警告のメッセージをユーザ端末 1 0に送信する。

さらに利用者情報更新部 4 3 0により、ユーザのボイントが加算された場合、図 3 5に戻って、広告情報更新部 2 4 0は、広告データベース 6 0を検索して、当該広告の利用回数を更新する。課金計算部 2 5 0は、広告データベース 6 0に格納された広告の利用回数に基づいて、当該広告の提供者に対する課金を計算する。

仮に、広告を送信されていないユーザが、暗号データを偽造し、悪意でポイントを獲得しようとしても、広告識別コードと端末識別コードを組み合わせた暗号データを正しく作ることはできない。そのため喑号データを復号した時点で、暗号データの偽造を発見することができ、不正なボイント獲得を防止することがでさる。

図 3 8は、暗号部 2 3 2による喑号データの生成の説明図である。暗号部 2 3 2は、広告識別コードと端末識別コード、及び暗号鍵を入力して、暗号データを生成して出力する。図 3 9は、復号部 4 1 8による暗号データの復号の説明図である。復号部 4 1 8は暗号データ、及び暗号化の際に用いた暗号鍵を復号鍵として入力して、暗号データを復号し、広告識別コードと端末識別コードとを出力する。

通信文 Mに対して、鍵 kを用いて暗号化関数 Eによって暗号化したデータを E (M, k ) とする。また通信文 Mに対して、鍵 kを用いて複号化関数 Dによって復号化したデータを D (M, k ) とする。

鍵 k、暗号化関数 Eが与えられたとき、暗号化データ E (M, k ) を求めることは容易である。また鍵 k、復号化関数 Dが与えられたとき、復号化データ D ( M, k ) を求めることは容易である。しかし鍵 kを知らなければ、暗号化データ E (M, k ) から通信文 Mを復元することはできない。すなわち、暗号化関数 E の逆関数である復号化関数 Dを求めることは計算量の点で困難である。

鍵 kと復号化関数 Dを知っているなら、暗号化データ E (M, k ) に対して、秘密鍵 kを用いて復元化関数 Dによって、 D ( E (M, k ) ， k ) の値を求めることにより、容易に通信文 Mを復元することができる。すなわち、式 M = D ( E (M, k ) ， k ) が成立する。

広告配信処理サーバ 2 0の暗号部 2 3 2は、広告識別コードと端末識別コードを組み合わせたデータを通信文 Mとして、鍵 kにより暗号化データ E (M, k ) を作成する。広告識別コードと端末識別コードの組み合わせたデータは、単純に広告識別コ一ドと端末識別コードを連結させてデータであってもよい。または一定の規則、たとえば広告識別コ一ドの上位ビットと下位ビット、及び端末識別コードの上位ビットと下位ビットを適当に交換して組み合わせたデータであってもよい。

メール配信サーバ 3 0は電子メールに暗号化データ E (M, k ) を付帯させて送信先のユーザ端末 1 0へ送信する。フィードバック処理サーバ 4 0は、ユーザ端末 1 0が返信した暗号化データ E (M, k ) を受信して、秘密鍵 kを用いて喑号化データ E (M， k ) を復元する。すなわち D ( E (M, k ) ， k ) の値を求める。正しい暗号化データ E (M, k ) であれば、 D ( E (M， k ) , k ) =M であり、通信文 Mを解読でき、広告識別コード及び端末識別コードとを抽出できる。

暗号データの作成には一方向性ハッシュ関数を用いることができる。一方向性ノ、ッシュ関数とは、関数値 yから h ( X ) = yとなるような値 Xを求めることが計算量の点で困難なハッシュ関数 h ( x ) である。一方向性ハッシュ関数を用いることにより、発生された喑号データの系列を観察しても、ハッシュ関数を予測することが困難であり、セキュリティの高い喑号データを生成することができる。また、暗号データは広告識別コードと端末識別コ一ドを組み合わせたものであり、広告毎に異なるデータが生成されるため、暗号データの解読は一層困難である。さらに端末識別コ一ドの代わりに、端末識別コ一ドと対応づけが可能な端末照合コードを用いて、同じユーザであっても広告毎に端末照合コードが異なるようにすることにより、さらに解読を困難にすることもできる。

図 4 0は、ユーザ端末 1 0の広告受信処理のフローチヤ一トである。ユーザ端末 1 0の受信部 1 1 0は広告を含む電子メールを受信する（S 4 0 0 ) 。表示部 1 2 0は電子メールの内容を表示する（S 4 0 2 ) 。電子メールは、広告内容を示し、末尾には完読リンクが表示される。完読リンクは暗号データを含み、ユーザが完読リンクをクリックすると、暗号データがフィードバック処理サーバ 4 0 へ返信される。

完読リンクは、一例としてインターネットのリンクァドレスを示す U R Lである。図 4 5は、完読リンクの一例を示す説明図である。完読リンクとして、ィンターネットァドレスに喑号データを付帯させた。

図 4 0に戻って、ユーザは電子メールを最後まで表示させ、ュ一ザ端末 1 0の入力部 1 3 0によって末尾にある完読リンクをクリックする（S 4 0 4 'さリンクの U R Lがアクセスさ Π、ユーザ端末 1 0の送信部 1 4 0は、フィードバック処理サーバ 4 0に接続して、フィードバック処理サーバ 4 0へ完読リンクに付帯していた暗号データを送信する（S 4 0 6 ) 。

図 4 1は、広告配信処理サーバ 2 0及びメール配信サーバ 3 0の広告配信処理のフローチヤ一トである。広告情報入力部 2 1 0は、広告データと広告を送るベきユーザの条件を広告データベース 6 0に格納する（S 5 0 0 ) 。送信先決定部 2 2 0はユーザデータベース 5 0を検索して、広告を送るべきユーザを抽出し、送信先端末を決定する（S 5 0 2 ) 。暗号部 2 3 2は、送信先端末の端末照合コードと広告識別コードを組み合わせて暗号データを作成する（S 5 0 4 ) 。電子メール生成部 3 1 0は、暗号データを含む完読リンク情報を作成し、完読リンク

'ト主

I n報を含む広告データを電子メールとして作成する（S 5 0 6 ) 。送信部 3 2 0 は作成された電子メールを送信先端末へ送信する（S 5 0 8 ) 。

図 4 2は、フィードバック処理サーバ 4 0及び広告配信処理サーバ 2 0の完読情報の受信処理のフローチヤ一トである。フィードバック処理サーバ 4 0の受信部 4 1 0は、ユーザ端末 1 0から完読情報を受信する。完読情報には暗号データが含まれる（S 6 0 0 ) 。復号部 4 1 8は、暗号データを復号し、広告識別コードと端末照合コードを抽出する（S 6 0 1 ) 。判定部 4 2 0は、広告識別コード及び端末照合コードの整合性を判定する（S 6 0 2 ) 。

図 4 3は、整合性の判定処理 S 6 0 2のフローチヤ一トである。図 4 4は、整合性判定のエラー処理のフローチヤ一トである。判定部 4 2 0は、広告識別コードが広告データベース 6 0に格納されているかどうか調べる（S 6 2 0 ) 。格納されていない場合、広告識別コードで識別される広告は有効期限を過ぎ、かつ有効期限外の領域に保持する所定期間も過ぎたため、データベースから削除されている力 \ 始めから登録されていなかった不正な広告識別コードである。ユーザ通知部 4 4 0は、広告は所定期間内に送信されたものでないか、不正広告であることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 6 2 8 ) 。

次に、判定部 4 2 0は、端末照合コードがユーザデータベース 5 0に格納されているかどうか調べる（S 6 2 2 ) 。端末照合コードが格納されていない場合、広告識別コ一ドで識別される広告を送信していないユーザから完読情報が届いたことを意味する。ユーザ通知部 4 4 0は、広告を送信していないユーザからの応答であることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 6 3 0 ) 次に、判定部 4 2 0は、広告識別コードで識別される広告が有効期限内のものであるかどうかを調べる（S 6 2 4 ) 。有効期限を過ぎていた場合、ユーザ通知部 4 4 0は、広告は有効期限切れであることを警告するメッセージをユーザ端末 1 0に送信する（S 6 3 2 ) 。

図 4 2に戻って、整合性の判定処理 S 6 0 2の判定の結果、完読情報が正当なものであることが判明すると、利用者情報更新部 4 3 0は、端末照合コードを用いてユーザデータベース 5 0を検索し、端末照合コードで識別される端末のユーザのボイントを所定加算量だけ加算する（ S 6 0 4 ) 。広告情報更新部 2 4 0は、広告識別コードを用いて広告データベース 6 0を検索し、広告識別コードで識別される広告の利用回数を加算する（S 6 0 6 ) 。課金計算部 2 5 0は、広告デ —タベース 6 0に格納された広告について、広告の利用回数に応じて広告提供者への課金を計算する（S 6 0 8 ) 。

以上述べたように、本実施形態のメッセージ配信装置によれば、ユーザに広告を送信する際に、広告識別コードと端末識別コ一ドを組み合わせた喑号データを広告に付帯させ、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた暗号データが返信されることにより、広告を読んだユーザを識別することができる。したがって、広告を送信したユーザの端末識別コードを記憶しておく必要がなく、簡便に広告を読んだユーザを確認することができ、広告を読んだユーザのボイントを加算し、広告を読んだユーザの数によつて広告提供者に課金することが可能である。

(第 4の実施形態）

本発明の第 4の実施形態のメッセ一ジ配信システムについて説明する。本実施形態のメッセージ配信システムにおいては、喑号データの作成、復号に公開鍵喑号方式を用い、メッセージ配信装置の機能を、公開鍵を用いる広告配信処理サーバと、秘密鍵を用いるフィードバック処理サーバとに分離させる点が第 3の実施形態とは異なる。広告配信処理サーバは、広告識別コードと、送信先のユーザ端末を識別する端末識別コードとを組み合わせ、公開鍵を用いて暗号データを作成し、広告に付帯させてユーザ端末に送信する。ユーザが広告を読んだ場合、ユーザ端末は広告に付帯した暗号データをフィードバック処理サーバに返信する。フィ一ドバック処理サーバは暗号デ—タを復号し、広告識別コードと端末識別コ一ドとを抽出し、端末識別コードで識別されるユーザのボイントを加算し、広告識別コードで識別される広告の提供者に対して、広告が読まれたユーザの数に応じて課金する。

図 4 6は、本実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。本実施形態のメッセージ配信システムは、ユーザ端末 1 0と、広告配信処理サーバ 2 0と、メール配信サーバ 3 0と、フィードバック処理サーバ 4 0と、ユーザデータべ一ス 5 0、 5 2と、広告データベース 6 0、 6 2と、認証サーバ 8 0とを有する。広告配信処理サーバ 2 0、メール配信サーバ 3 0、ユーザデータベース 5 0、及び広告データベース 6 0は、請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態の一例である。フィードバック処理サーバ 4 0、ユーザデータベース 5 2 、及び広告データベース 6 2は、請求の範囲における「応答処理装置」の実施形態の一例である。ユーザ端末 1 0は、第 1の実施形態と同じであるから説明を省略する。認証サーバ 8 0は、フィードバック処理サーバ 4 0が使用する秘密鍵を定め、秘密鍵に対する公開鍵を、広告配信処理サーバ 2 0に発行する。

応答処理装置のユーザデータベース 5 2は、メッセージ配信装置のユーザデータべ一ス 5 0が格納するユーザに関するデータを格納する。メッセージ配信装置が複数ある場合は、応答処理装置のユーザデータベース 5 2は、複数のメッセ一ジ配信装置のユーザデータベース 5 0が格納するデータを格納する。応答処理装置の広告データベース 6 2は、メッセージ配信装置の広告データベース 6 0が格納する広告に関するデータを格納する。メッセージ配信装置が複数ある場合は、応答処理装置の広告データベース 6 2は、複数のメッセージ配信装置の広告データベース 6 0が格納するデータを格納する。応答処理装置は広告データを配信する必要がないため、広告データベース 6 2は、広告データベース 6 0とは違って広告データの情報は格納せず、広告識別コード、広告提供者識別コード、広告利用回数、有効期限の情報を格納するようにしてもよい。また、メッセージ配信装置は、ユーザデータベース 5 0と広告データベース 6 0に格納するデータを、応答処理装置へ送信し、応答処理装置は受信したデータをユーザデータベース 5 2 及び広告データベース 6 2に格納するようにしてもよい。

以下、本実施形態のメッセージ配信装置について、第 3の実施形態と同じ構成と動作については説明を省略し、第 3の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。

図 4 7は、広告配信処理サーバ 2 0の機能構成図である。広告配信処理サーバ 2 0は、広告情報入力部 2 1 0と、送信先決定部 2 2 0と、暗号部 2 3 2とを有する。また広告配信処理サーバ 2 0はユーザデータベース 5 0及び広告データべース 6 0を操作する図示しないデータベースィンタフェースを有する。広告の送信先ユーザを広告毎に記憶しなくてもよいから、第 1 の実施形態とは違い、広告送信先データベース 7 0は必要としない。

送信先決定部 2 2 0は、広告データベース 6 0に格納された広告毎に広告を送信すべきユーザを指定する。広告データベース ₆ 0に格納された広告の送信先条件に合うユーザをユーザデータベース 5 0から抽出する。暗号部 2 3 2は広告識別コードと抽出された送信先のユーザ端末 1 0の端末識別コードとを組み合わせて暗号データを作成する。

図 4 8は、メール配信サーバ 3 0の機能構成図である。本実施形態のメール配信サーバ 3 0の構成及び動作は、第 3の実施形態のメール配信サーバ 3 0と同じであるから説明を省略する。

図 4 9は、フィードバック処理サーバ 4 0の機能構成図である。フィードバック処理サーバ 4 0は、受信部 4 1 0と、復号部 4 1 8と、判定部 4 2 0と、利用者情報更新部 4 3 0と、ユーザ通知部 4 4 0と、広告情報更新部 4 5 0と、課金計算部 4 6 0とを有する。また広告配信処理サーバ 4 0はユーザデータベース 5 2及び広告データベース 6 2を操作する図示しないデータベースィンタフエースを有する。本実施形態のフィードバック処理サーバ 4 0は、広告情報更新部 4 5 0及び課金計算部 4 6 0を有する点が、第 3の実施形態のフィ一ドバック処理サーバ 4 0とは異なる。それ以外の構成要素については第 3の実施形態のフィ一ドバック処理サーバ 4 0の同一符号を付した構成要素と同じ動作をするので説明を省略する。

利用者情報更新部 4 3 0により、ユーザのポイントが加算された場合、広告情報更新部 4 5 0は、広告データベース 6 2を検索して、当該広告の利用回数を更新する。課金計算部 5 6 0は、広告データベース 6 2に格納された広告の利用回数に基づいて、当該広告の提供者に対する課金を計算する。

図 5 0は、暗号部 2 3 2による喑号データの生成の説明図である。喑号部 2 3 2は、広告識別コードと端末識別コード、及び暗号鍵として公開鍵を入力して、暗号データを生成して出力する。図 5 1は、復号部 4 1 8による喑号データの復号の説明図である。復号部 4 1 8は喑号データ、及び復号鍵として秘密鍵を入力して、暗号データを復号し、広告識別コードと端末識別コードとを出力する。公開鍵暗号方式では、暗号鍵と復号鍵が異なり、喑号鍵を公開し、復号鍵を秘密にする。公開された暗号鍵を公開鍵と呼び、秘密にされた復号鍵を秘密鍵と呼ぶ。通信文 Mに対して、公開鍵 p kを用いて暗号化関数 Eによって暗号化したデータを E (M, p k ) とする。また通信文 Mに対して、秘密鍵 s kを用いて復号化関数 Dによって複号化したデータを D (M, s k ) とする。

公開鍵暗号方式において、公開鍵 p k、暗号化関数 Eが与えられたとき、暗号化データ E (M， p k ) を求めることは容易である。また秘密鍵 s k、復号化関数 Dが与えられたとき、複号化データ D (M, s k ) を求めることは容易である。公開鍵 p k、暗号化関数 Eは誰もが知っているため、全ての通信文 Mに対して、暗号化データ E (M， p k ) を容易に計算できるが、秘密鍵 s kを知らなければ、暗号化データ E (M, p k ) から通信文 Mを復元することはできない。すなわち、暗号化関数 Eの逆関数である復号化関数 Dを求めることは計算量の点で困難である。秘密鍵 s kと複号化関数 Dを知っているなら、暗号化データ E (M, p k) に対して、秘密鍵 s kを用いて復元化関数 Dによって、 D (E (M, p k) , s k ) の値を求めることにより、容易に通信文 Mを復元することができる。すなわち、式 M=D (E (M, p k) , s k) が成立する。

公開鍵暗号方式を用いた場合、広告配信処理サーバ 20の喑号部 232は、広告識別コードと端末識別コードを組み合わせたデータを通信文 Mとして、公開鍵 p kにより暗号化データ E (M, p k) を作成する。広告識別コードと端末識別コードの組み合わせたデータは、単純に広告識別コードと端末識別コードを連結させてデータであってもよい。または一定の規則、たとえば広告識別コードの上位ビットと下位ビット、及び端末識別コードの上位ビットと下位ビットを適当に交換して組み合わせたデータであってもよい。

メール配信サーバ 30は電子メールに暗号化データ E (M， p k) を付帯させて送信先のユーザ端末 1 0へ送信する。フィードバック処理サーバ 40は、ユーザ端末 1 0が返信した暗号化データ E (M, p k) を受信して、秘密鍵 s kを用いて暗号化データ E (M, p k) を復元する。すなわち D (E (M, p k) , s k) の値を求める。正しい暗号化データ E (M, p k) であれば、 D (E (M, p k) ， s k) =Mであり、通信文 Mを解読でき、広告識別コード及び端末識別コードとを抽出できる。

公開鍵暗号方式を用いれば、暗号化関数 Eと、公開鍵 p kを公開して、誰でも暗号化できるようにし、復号化関数 Dと秘密鍵 s kを知る者だけが暗号化データを復号できるため、広告配信処理サーバ 20とフィードバック処理サーバ 40の運用を異なる管理者に任せることができるようになる。たとえば、広告配信処理サーバ 20は、広告配信を行う複数の広告配信業者に運営を委ね、広告配信業者に公開鍵を配布する。公開鍵を配布された広告配信業者が独自に運営するそれぞれの広告配信処理サーバ 20は、ユーザ端末 1 0に広告を配信し、公開鍵で喑号データを作成する。一方、フィードバック処理サーバ 40は、セキュリティの高レ、、信用できるサーバとして運用され、フィ一ドバック処理サーバ 40の管理者のみが知る秘密鍵によって喑号データを復号する。広告の配信と、ユーザからの広告の完読情報の処理とを分離させたことにより、広告配信業者が公開鍵を用いて自由にユーザに広告を配信できる。また広告の配信機能を複数の広告配信サーバに分散させることにより広告配信処理の効率化を図ることができる。

以上述べたように、本実施形態のメッセージ配信システムによれば、ユーザに送信する広告に広告識別コードと端末識別コードを組み合わせた暗号データを付帯させる際、公開鍵を用いて暗号データを作成し、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた暗号データを返信させ、秘密鍵で復号し、広告を読んだユーザを識別することができる。公開鍵を配布することにより、複数の広告配信サーバが独立してユーザに広告を配信することができる。また広告の配信機能を複数の広告配信サーバに分散させることにより広告配信処理の効率化を図ることができる。

(第 5の実施形態）

本発明の第 5の実施形態のメッセージ配信装置について説明する。本実施形態のメッセージ配信装置は、ユーザがメッセージを登録することができ、他のユーザが登録されたメッセージを受信し、メッセージの有用度に関して応答をすることができる。

図 5 2は、本実施形態のメッセージ配信システムの構成図である。本実施形態のメッセージ配信システムは、ユーザ端末 1 0と、ポイント処理サーバ 2 4と、メール配信サーバ 3 0と、キヤリァサーバ 4 4と、 W e bサーバ 4 6と、ユーザデータベース 5 0と、メッセージデータべ一ス 6 4とを有する。

ポィント処理サーバ 2 4、メール配信サーバ 3 0、キヤリァサーバ 4 4 、 W e bサーバ 4 6、ユーザデータベース 5 0、及びメッセ一ジデータベース 6 4は、請求の範囲における「メッセージ配信装置」の実施形態の一例である。ユーザ端末 1 0は、第 1 の実施形態と同じであるから説明を省略する。

ユーザはメッセージを登録するために、ユーザ端末 1 0を用いて、情報アップロード専用サイトにアクセスする。情報アップロード専用サイトは会員にのみァクセスが許可されるアクセス制限のあるサイトである。ユーザはキヤリァサーバ 4 4においてパスヮ一ドを入力することによりユーザ認証され、情報アップロード専用サイトへのアクセスが許可される。ユーザは登録したいメッセージを題名と本文とに分けて入力して、送信する。図 5 3は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージの題名の入力画面の説明図である。図 5 4は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージの本文の入力画面の説明図である。メッセージの題名と本文は、キヤリァサーバ 4 4がユーザ認証したときに得られるユーザ情報とともにボイント処理サーバ 2 4に送信される。

ポイント処理サーバ 2 4は、第 1、 2、及び第 3の実施形態の広告配信処理サーバ 2 0と同様に動作する。メッセージの識別コード、メッセージの提供者情報、メッセージの有効期限等のメッセージ情報がメッセージデータベース 6 2に格納され、メッセージは有効期限が過ぎると廃棄される。登録されたメッセージの題名のみが W e bサーバ 4 6にアップロードされ、ユーザは登録されたメッセージの題名を閲覧することができる。

図 5 5は、 W e bサーバ 4 6で閲覧できるメッセージの題名の説明図である。閲覧されるメッセージの題名の他に、メッセージの信頼指数が各メッセージに対して表示される。 U (Useful) の値は、このメッセージを読んで役に立つと答えたユーザの人数、 C (Claim) の値は、このメッセージを読んで役に立たなかつたと答えたユーザの人数、 N (Number) の値は、このメッセージを読んだユーザの数を示す。 U、 Cの値は、ユーザの人数の代わりに、ユーザが答えたメッセ一ジ有用度を示す指標値の平均値であってもよい。

ユーザが読みたいメッセージを選択すると、ユーザ端末 1 0はポイント処理サ —バ 2 4に接続され、キヤリァサーバ 4 4のユーザデータベース 5 0によるユーザ認証の情報とともに、アクセス制限されたサイ卜へ移行し、ユーザ端末 1 0のユーザ認証がなされ、会員であることが確認される。会員であることが確認されると、メッセージのダウンロードによって減算されるポィント数を知らせる画面がユーザ端末 1 0に表示される。図 5 6は、ユーザ端末 1 0に表示される減算ポィント数を知らせる画面の説明図である。ユーザが O Kボタンを押すと、電子メ —ルによってメッセージの本文がユーザ端末 1 0に送信される。図 5 7は、ユーザ端末 1 0に表示されるメッセージの本文の説明図である。メッセージの本文の末尾にま、感想リンクが付帯する。感想リンクは、第 1の実施形態における完読リンクと同様の働きをもち、感想リンクをクリックすることにより、メッセージ識別コードと端末識別コードとがポイント処理サーバ 2 4 へ返信される。感想リンクをクリックすると、自動的にユーザ認証され、メッセ —ジに対する有用度に関する情報を入力するサイトに接続される。図 5 8は、ュ一ザ端末 1 0に表示されるメッセージ有用度の入力画面の説明図である。ユーザが役に立つと回答すれば、メッセージの閲覧画面における信頼指数の Uの値が加算され、役に立たないと回答すれば、信頼指数の Cの値が加算される。

メッセージを提供したユーザは、提供したメッセージを読んだユーザの数に応じて、ポイント加算される。またメッセージを読んだユーザはメッセージをダウンロードした際に一定のボイント数を消費し、ボイントが減算される。メッセージを提供したユーザは、提供したメッセージの信頼指数に応じて、ポイント加算されるようにしてもよレ、。メッセージの有効期限が切れると、集計結果がメッセ一ジを提供したユーザに電子メールで通知される。

上記の説明において、ユーザ端末 1 0として携帯電話を用いることを前提として、ユーザの認証はキヤリァサーバ 4 4で行われるとしたが、ユーザ端末 1 0が携帯端末やパーソナルコンピュータである場合は、 S S L (Secure Socket Lay er) 等の安全な通信手段で、ポイント処理サーバ 2 4のサイトと接続して、データを交換したり、パスヮード認証するようにしてもよレ、。

また、メッセージに対する信頼指数によって、メッセージをユーザがダウン口一ドするときに減算されるボイント数を異ならせてもよい。またメッセージの提供者は、メッセージを読んだときに消費されるポイント数を自分のボイントとして獲得できるようにしてもよレ、。

以上述べたように、本実施形態のメッセージ配信装置によれば、ユーザがアツプロ一ドしたメッセージを他のユーザが読んだ場合、メッセージの有用度が集計される。ユーザはメッセージの題名とメッセージの有用度を見て、必要なメッセ —ジを選んでダウンロードすることができる。

(第 6の実施形態）第 1、第 2、第 3、第 4、及び第 5の実施形態のメッセージ配信装置は、汎用コンピュータで実現してもよい。図 5 9は、汎用コンピュータ 6 00のハードウエア構成を示すブロック図である。図 5 9において、コンピュータ 600は、 C PU 60 2は ROM604及び RAM606に格納されたプログラムに基づいて動作する。入力装置 608により、メッセ一ジ配信装置の管理者がデータゃコマンドを入力することができる。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ 6 1 0は、設定情報及び C PU 6 02が動作するプログラムを格納する。フロッピーデイスクドライブ 6 1 4はフロッピーディスク 6 24力らデータまたはプログラムを読み取り C PU 6 0 2に提供する。 CD— ROMドライブ 6 1 6は CD— ROM 6 2 6からデータまたはプログラムを読み取り C PU 6 0 2に提供する。通信インタフェース 6 1 8は、通信回線に接続し、ユーザ端末 1 0との間でデータを送受信する。データベースインタフェース 6 1 2は、各種データベース 6 22と接続してデータベースにおけるデータを送受信する。さらにメッセージ配信装置は、ディスプレイ 6 2 8に接続するためのィンターフェースを備え、管理者はディスプレイ 6 28によってメッセージ配信装置の稼働状況を監視したり、設定情報を確認することができる。

C PU 602が実行するソフトウェアは、フロッピーディスク 624または C D-ROM6 26等の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体に格納されたソフトウェアは圧縮されていても非圧縮であっても良い。ソフトウェアは記録媒体からハードディスクドライブ 6 1 0にインストーノレされ、 RAM 60 6に読み出されて C PU 6 02により実行される。

記録媒体に格納されて提供されるソフトウエア、即ちハードディスクドライブ 6 1 0にィンストールされるソフトウユアは、機能構成として、広告情報入力モジュールと、送信先決定モジュールと、送信先情報設定モジュールと、暗号モジユールと、広告情報更新モジュールと、課金計算モジュールと、電子メール生成モジュールと、送信モジュールと、受信モジュールと、復号モジュールと、判定モジュールと、利用者情報更新モジュールと、ユーザ通知モジュールとを有する上記モジュールがコンピュータ 6 0 0に働きかけて、 C P U 6 0 2に行わせる処理は、それぞれ、第 1、第 2及び第 3の実施形態の対応する広告情報入力部 2 1 0、送信先決定部 2 2 0、送信先情報設定部 2 3 0、喑号部 2 3 2、広告情報更新部 2 4 0または 4 5 0、課金計算部 2 5 0または 4 6 0、電子メール生成部 3 1 0、送信部 3 2 0、受信部 4 1 0、復号部 4 1 8、判定部 4 2 0、利用者情報更新部 4 3 0、及びユーザ通知部 4 4 0の機能及び動作と同一であるから、説明を省略する。

図 5 9に示した、記録媒体の一例としてのフロッピーディスク 6 2 4または C D - R O M 6 2 6には、本出願で説明した全ての実施形態に係るメッセージ配信装置に係る広告配信処理サーバ 2 0、メール配信サーバ 3 0、及びフィードバック処理サーバ 4 0の動作の一部または全ての機能を格納することができる。これらのプログラムは記録媒体から直接 R AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスクドライブにィンストールされた後に R A Mに読み出されて実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良い。又、符号化した形態で格納されていても良い。記録媒体としては、フロッピーディスク、 C D— R O Mの他にも、 D V D等の光学記録媒体、 M D等の磁気記録媒体、 P D等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、 I Cカードゃミニチュア一力一ドなどの半導体メモリ一等を用いることができる。又、専用通信ネットワークゃィンターネッ卜に接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたは R A M等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムをメッセージ配信装置に提供しても良い。このような記録媒体は、メッセージ配信装置を製造するためのみに使用されるものであり、そのような記録媒体の業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成することは明らかである。

以上述べたように、本発明のメッセージ配信システムによれば、ユーザに広告を送信する際に、広告にユーザ毎に固有の照合情報を持たせ、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた照合情報が返信されることにより、広告を読んだユーザを識別することができる。したがって広告を読んだユーザのボイントを加算し、広告を読んだユーザの数に応じた広告料を広告提供者に課金することが可能である。

また、本発明のメッセージ配信システムによれば、アンケートを取りたいユーザにアンケートの案内を送信し、ユーザがアンケ一トに答えた場合にユーザのポィントを加算し、アンケートに答えたユーザの数に応じてアンケート提供者に課金することができる。

また、本発明のメッセージ配信システムによれば、ユーザに広告を送信する際に、広告識別コードと端末識別コードを組み合わせた暗号データを広告に付帯させ、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた暗号データが返信されることにより、広告を読んだユーザを識別することができる。したがって、広告を送信したユーザを記憶しておく必要がなく、簡便に広告を読んだユーザを確認することができ、広告を読んだユーザのポイントを加算し、広告を読んだュ一ザの数によって広告提供者に課金することが可能である。

また、本発明のメッセージ配信システムによれば、ユーザに送信する広告に広告識別コードと端末識別コードを組み合わせた暗号データを付帯させる際、公開鍵を用いて暗号データを作成し、ユーザが広告を受信して読んだ場合に、広告に付帯させた喑号データを返信させ、秘密鍵で復号し、広告を読んだユーザを識別することができる。公開鍵を配布することにより、複数の広告配信サーバが独立してユーザに広告を配信することができる。また広告の配信機能を複数の広告配信サーバに分散させることにより広告配信処理の効率化を図ることができる。また、本実施形態のメッセージ配信システムによれば、ユーザがアップロードしたメッセージを他のユーザが読んだ場合、メッセージの有用度が集計される。ユーザはメッセージの題名とメッセージの有用度を見て、必要なメッセージを選んでダウンロードすることができる。

本発明のメッセージ配信システムによれば、ユーザは、携帯電話という携帯性の優れた通信端末を持ち歩いて、いつでも、どこでも、自分が関心のある情報を広告等のメッセージで受信することができる。またメッセージを読んだ場合にはポイントが加算され、ポイント数に応じて商品をもらったり、キャッシュバックを受けたりすることができる：一方、広告提供者は、広告を送るユーザをあらかじめ絞っておき、指定した時問に、指定した回数だけ特定のターゲットユーザに広告を配信することができるまた広告提供者は、広告が実際に読まれたユーザの数に応じて、広告料が課金される。したがって効果的に広告を配信し、かつ広告料を節約することができる。

以上発明の実施の形態を説明したが、本出願に係る発明の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、特許請求の範囲に記載の発明を実施することができる。そのような発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属することもまた、特許請求の範囲の記載から明らかである。産業上の利用可能性

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、広告等のメッセージをユーザの端末装置に送信し、メッセージを読んだユーザを簡便に検出することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置であって、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、前記送信先端末の端末照合情報を前記メッセージのメッセージ識別情報に関連づけて格納するメッセージデータベースと、

前記メッセージ及び前記メッセージ識別情報を前記送信先端末へ送信する送信部と、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報を受信する受信部と、

前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報と前記端末照合情報と力前記送信先データベースに関連づけられて格納されているか否かを判定する判定部と

を備えたことを特徴とするメッセージ配信装置。

2 . 前記端末の利用者の変数を前記端末照合情報に関連づけて格納する利用者テータベースと、前記判定部の前記判定が成功した場合に、前記受信部が受信した前記端末照合情報を用いて前記利用者データベースを検索し、前記端末の前記利用者の前記変数を更新する利用者情報更新部と

をさらに備えたことを特徴とする請求項 1に記載のメッセ一ジ配信装置。

3 . 前記送信先決定部は、前記メッセージを送信する複数の前記端末を決定し、前記送信先データベースは、前記複数の前記端末の前記端末照合情報を前記メッセージ識別情報に関連づけて格納し、前記送信部は、前記送信先決定部が決定する前記複数の端末の各々に前記メッセージ及び前記メッセージ識別情報を送信することを特徴とする請求項 2に記載のメッセ一ジ配信装置。

4 . 前記端末照合情報は前記端末に固有に割り当てられた識別情報であることを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

5 . 前記端末照合情報は、前記端末の機器番号、通信用ァドレス、メールァドレス、及び通信用電話番号のいずれかであることを特徴とする請求項 4に記載のメッセージ配信装置。

6 . 前記送信部は、前記メッセージ及び前記メッセージ識別情報とともに、前記端末照合情報を前記送信先端末へ送信することを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

7 . 前記端末照合情報は、前記端末に固有に割り当てられた識別情報に基づいて、前記識別情報に対応づけ可能に生成された情報であることを特徴とする請求項 6に記載のメッセージ配信装置。

8 . 前記端末照合情報を前記メッセ一ジ毎に異ならせたことを特徴とする請求項 7に記載のメッセージ配信装置。

9 . 前記送信部は、前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報をィンターネットのリンクァドレスに付随させて前記端末に送信し、前記端末の前記利用者が前記リンクァドレスにアクセスすることにより、前記端末から前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報が返信され、前記受信部に受信されることを特徴とする請求項 8に記載のメッセージ配信装置。

1 0 . 前記利用者の前記変数は、前記端末の利用者が前記メッセージを読む毎に加算されるボイントであり、前記利用者情報更新部は、前記判定部の判定が成功した場合に、前記ボイントを所定の加算量だけ加算することを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

1 1 . 前記ポイントの前記加算量は、前記メッセージ及び前記利用者によって異なることを特徴とする請求項 1 0に記載のメッセージ配信装置。

1 2 . 前記メッセージデータベースは、前記送信先端末の前記メッセージの未読状態を示す未読フラグを前記メッセ一ジ識別情報に関連づけて格納し、前記判定部は、前記受信部が受信した前記メッセージ識別コードと前記端末照合情報とが、前記メッセージデータベースに関連づけられて格納され、且つ前記未読フラグが未読状態を示していることを判定する

ことを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

1 3 . 前記判定部の判定の結果、前記未読フラグが未読状態を示していない場合、既読であることを警告するメッセージを前記端末に送信する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項 1 2に記載のメッセージ配信装置。

1 4 . 前記照合部の照合の結果、前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報は前記送信先データベースに格納されており、前記受信部が受信した前記端末照合情報は前記メッセージ識別情報に関連づけて格納されていない場合に、不正利用であることを警告するメッセージを前記端末に送信する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

1 5 . 前記メッセージデータベースは、前記メッセージの有効期限を前記メッセージ識別コードに関連付けて格納し、

前記判定部は、前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報と前記端末照合情報とが、前記送信先データベースに関連づけられて格納され、且つ前記有効期限を過ぎていないことを判定することを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

1 6 . 前記メッセージデータベースは、前記有効期限を過ぎた前記メッセージを破棄することを特徴とする請求項 1 5に記載のメッセージ配信装置。

1 7 . 前記メッセ一ジデータベースは、前記有効期限を過ぎた前記メッセージを所定期間の経過の後に破棄することを特徴とする請求項 1 5に記載のメッセージ配信装置。

1 8 . 前記判定部の判定の結果、前記メッセージが前記有効期限を過ぎていた場合に、有効期限切れであることを警告するメッセージを前記端末に送信する通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項 1 5または 1 6に記載のメッセージ配信装置。

1 9 . 前記判定部の判定の結果、前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報が前記データベースに格納されていない場合に、前記メッセージが前記所定期間内に送信されたものではない力、不正のメッセージであることを警告するメッセージを前記端末に送信することを特徴とする請求項 1 7に記載のメッセージ

2 0 . 前記利用者データベースは、前記端末の利用者の属性を前記端末照合情報に関連づけて格納し、

前記メッセージデータベースは、前記メッセージを送信すべき利用者の属性を前記メッセージ識別情報に関連づけて格納し、

前記送信先決定部は、前記メッセージデータベースに格納された前記利用者の前記属性に適合する前記端末を前記利用者データベースから検索することにより、前記メッセージを送信する前記端末を決定することを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

2 1 . 前記メッセージを送信する前記端末の前記利用者の前記属性に基づいて、前記メッセージの内容の一部または文体を変えることを特徴とする請求項 2 0 に記載のメッセージ配信装置。

2 2 . 前記利用者の前記属性は、利用者の性別、年齢、住所、職業、勤務地、趣味及び関心事の少なくとも 1つに関する情報であることを特徴とする請求項 2 1に記載のメッセージ配信装置。

2 3 . 前記利用者情報更新部は、前記利用者が読んだ前記メッセージに基づいて前記利用者の前記属性の少なくとも一部を更新することを特徴とする請求項 2 2に記載のメッセージ配信装置。

2 4 . 前記受信部は、前記端末の利用者が前記メッセージに対する応答内容を、前記メッセージ識別情報及び前記端末情報とともに前記端末から受信し、前記利用者情報更新部は、前記利用者の前記応答内容に基づいて前記利用者の前記属性の少なくとも一部を更新することを特徴とする請求項 2 2に記載のメッセージ配信装置。

2 5 . 前記メッセージデータベースは、前記メッセージの変数を前記メッセージ識別情報に関連付けて格納し、

前記判定部の判定が成功した場合に、前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報を用いて前記メッセージデータベースを検索し、前記メッセージの変数を更新するメッセージ情報更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項 3に記載のメッセージ配信装置。

2 6 . 前記メッセージの前記変数は、前記複数の端末の前記利用者が前記メッセージを読んだ回数を示す利用回数であり、前記メッセージ情報更新部は、前記判定部の判定が成功した場合に、前記利用回数を加算することを特徴とする請求項 2 5に記載のメッセージ配信装置。

2 7 . 前記メッセージ情報更新部が更新した前記利用回数に基づいて、前記メッセージの提供者への課金を計算する課金計算部をさらに備えたことを特徴とする請求項 2 6に記載のメッセージ配信装置。

2 8 . 通信ネットワークに接続されたメッセージ配信装置からメッセージを受信する端末であって、

前記メッセージ配信装置からメッセージ、メッセージ識別情報及び端末照合情報を受信する受信部と、

前記メッセージを表示する表示部と、

前記表示部が前記メッセージをすベて表示したことを必要条件として、前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報を前記メッセ一ジ配信装置に返信する送信部と

を備えたことを特徴とする端末。

2 9 . 前記表示部は前記メッセージの末尾に、前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報を含めたィンターネッ卜のリンクァドレスを表示し、当該端末の利用者が前記リンクアドレスにアクセスした場合に、前記送信部は前記メッセ一ジ識別情報及び前記端末照合情報を前記メッセージ配信装置に返信することを特徴とする請求項 2 8に記載の端末。

3 0 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置であって、

前記端末の利用者の変数を端末識別情報に関連づけて格納する利用者データベースと、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、前記メッセージの識別情報を格納するメッセージデータベースと、

前記送信先端末の前記端末識別情報及び前記メッセージの識別情報を組み合わせて暗号化した喑号デ一タを生成する暗号部と、

前記メッセ一ジ及び前記喑号デ一タを前記送信先端末へ送信する送信部と、前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記喑号デ一タを受信する受信部と、

前記受信部が受信した前記暗号データを復号して前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出する復号部と、

前記復号部が抽出した前記メッセージ識別情報が前記メッセージデータべ一スに格納されているか否かを判定する判定部と、

前記判定部の判定が成功した場合に、前記復号部が抽出した前記端末識別情報を用いて前記利用者データベースを検索し、前記端末の利用者の前記変数を更新する利用者情報更新部と

を備えたことを特徴とするメッセージ配信装置。

3 1 . 前記暗号部は、秘密鍵を用いて、前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を組み合わせたデータを暗号化し、前記暗号データを生成し、前記復号部は、前記暗号データを前記秘密鍵を用いて復号し、前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出することを特徴とする請求項 3 0に記載のメッセージ配信装置。

3 2 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置と前記端末から前記メッセージに対する応答を受信する応答処理装置とを有するメッセージ配信システムであって、

前記メッセージ配信装置は、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定する送信先決定部と、前記送信先端末の端末識別情報及び前記メッセージの識別情報を組み合わせて暗号化した暗号データを生成する暗号部と、

前記メッセージ及び前記暗号データを前記送信先端末へ送信する送信部とを備え、

前記応答処理装置は、

前記端末の利用者の変数を前記端末の端末識別情報に関連づけて格納する利 4Q

WO 01/52131 ^{i J} PCT/JP00/00092 用者データベースと、

前記端末へ送信された前記メッセージの識別情報を格納するメッセージデータベースと、

前記端末の利用者が前記端末に送信されたメッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する暗号データを受信する受信部と、

前記受信部が受信した前記暗号データを復号して前記メッセージの識別情報及び前記端末の識別情報を抽出する復号部と、

を備えたことを特徴とするメッセージ配信システム。

3 3 . 前記暗号部は、公開鍵を用いて、前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を組み合わせたデータを暗号化し、前記暗号データを生成し、前記復号部は、前記喑号データを秘密鍵を用いて復号し、前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出することを特徴とする請求項 3 2に記載のメッセージ配信システム。

3 4 . 通信ネットワークに接続された端末からメッセージに対する応答を受信する応答処理装置であって、

前記受信部が受信した前記暗号データを復号して前記メッセージの識別情報及び前記端末の識別情報を抽出する復号部と、前記復号部が抽出した前記メッセージ識別情報が前記メッセージデータべ一スに格納されているか否かを判定する判定部と、

を備えたことを特徴とする応答処理装置。

3 5 . 前記喑号データは公開鍵を用いて暗号化されたデータであり、前記復号部は、前記喑号データを秘密鍵を用いて復号し、前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出することを特徴とする請求項 3 4に記載の応答処理装置。

3 6 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信装置であって、

メッセージの変数をメッセージ識別情報に関連づけて格納するメッセージデータベースと、前記端末が前記メッセージを要求した場合に、前記メッセージ及び前記メッセ —ジ識別情報を前記端末へ送信する送信部と、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が送信する前記メッセージ識別情報を受信する受信部と、

前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報を用いて前記メッセージデータベースを検索し、前記メッセージの変数を更新するメッセージ情報更新部とを備えたことを特徴とするメッセージ配信装置。

3 7 . 前記メッセージの前記変数は、メッセージのアクセス回数であり、前記メッセージ情報更新部は、前記受信部が前記端末から前記メッセージ識別情報を受信した場合に、前記アクセス回数を更新することを特徴とする請求項 3 6に記載のメッセージ配信装置。

3 8 . 前記メッセージの前記変数は、メッセージの有用度に関する値であり、前記受信部は、前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が送信する前記メッセージ識別情報及び前記メッセージの前記有用度に関する値を受信し、前記メッセージ情報更新部は、前記受信部が受信した前記メッセージ識別情報を用いて前記利用者データベースを検索し、前記端末から受信した前記有用度に関する値を用いて、前記メッセージの前記有用度に関する値を更新することを特徴とする請求項 3 6に記載のメッセージ配信装置。

3 9 . 端末の利用者の変数を前記端末に関連づけて格納する利用者データべ一スと、

前記受信部が前記メッセージ識別情報を前記端末から受信した場合に、前記利用者データベースを検索し、前記メッセージ識別情報を送信した前記端末の前記利用者の前記変数を更新する利用者情報更新部と

をさらに備えたことを特徴とする請求項 3 6に記載のメッセージ配信装置。

4 0 . 前記端末の前記利用者の前記変数は、前記メッセージの読了によって更新される利用者のボイントであり、前記利用者情報更新部は前記ボイントを所定の更新量だけ更新することを特徴とする請求項 3 9に記載のメッセージ配信装置。

4 1 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセ一ジを配信するメッセージ配信方法であって、

前記端末の利用者の変数を端末照合情報に関連づけて格納し、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定し、

前記送信先端末の前記端末照合情報を前記メッセージのメッセージ識別情報に関連づけて格納し、

前記メッセージ及び前記メッセージ識別情報を前記送信先端末へ送信し、前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報を受信し、

受信した前記メッセージ識別情報と前記端末照合情報とが関連づけられて格納されているか否かを判定し、

判定が成功した場合に、受信した前記端末照合情報で識別される前記端末の前記利用者の前記変数を更新する

ことを特徵とするメッセージ配信方法。

4 2 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するメッセージ配信方法であって、

前記端末の利用者の変数を端末識別情報に関連づけて格納し、

前記メッセージの識別情報を格納し、

前記送信先端末の前記端末識別情報と前記メッセージの識別情報を組み合わせて暗号化し、

前記メッセージ及び前記暗号データを前記送信先端末へ送信し、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記暗号データを受信し、

受信した前記喑号データを復号して前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出し、

抽出した前記メッセージ識別情報が格納されているか否かを判定し、判定が成功した場合に、抽出した前記端末識別情報によって識別される前記端末の利用者情報を更新する

ことを特徴とするメッセージ配信方法。

4 3 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセ一ジを配信するメッセージ配信方法であって、

メッセージの変数をメッセージ識別情報に関連づけて格納し、

前記端末が前記メッセージを要求した場合に、前記メッセージ及び前記メッセ一ジ識別情報を前記端末へ送信し、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が送信する前記メッセージ識別情報を受信し、

受信した前記メッセージ識別情報を用いて前記利用者データベースを検索し、前記メッセージの変数を更新する

ことを特徴とするメッセージ配信方法。

4 4 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するコンビユータ用のプログラムを格納した記録媒体であって、前記プログラムが、

前記端末の利用者の変数を端末照合情報に関連づけて格納させる利用者情報格納モジュールと、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定させる送信先決定モジュールと、

前記送信先端末の前記端末照合情報を前記メッセージのメッセージ識別情報に関連づけて格納させるメッセージ情報格納モジュールと、

前記メッセージ及び前記メッセージ識別情報を前記送信先端末へ送信させる送信モジユーノレと、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記メッセージ識別情報及び前記端末照合情報を受信させる受信モジュールと、前記受信モジュールが受信した前記メッセージ識別情報と前記端末照合情報と力前記メッセージ情報格納モジュールによって格納されているか否かを判定させる判定モジュールと

前記判定モジュールの判定が成功した場合に、前記受信モジュールが受信した前記端末照合情報を用いて、前記利用者情報格納モジュールが格納する前記端末の利用者の前記変数を更新させる利用者情報更新モジュールと

を備えたことを特徴とする記録媒体。

4 5 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するコンビュ一タ用のプログラムを格納した記録媒体であって、前記プログラムが、

前記端末の利用者の変数を端末識別情報に関連づけて格納させる利用者情報格納モジユーノレと、

メッセージ毎にメッセージを送信する送信先端末を決定させる送信先決定モシユーノレと、

前記メッセージの識別情報を格納させるメッセージ情報格納モジュールと、前記送信先端末の前記端末識別情報と前記メッセージの識別情報を組み合わせて暗号化した喑号データを生成させる暗号モジュールと、

前記メッセージ及び前記暗号データを前記送信先端末へ送信させる送信モジユールと、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が返信する前記暗号データを受信させる受信モジュ一ルと、

前記受信モジュールが受信した前記暗号データを復号して前記メッセージ識別情報及び前記端末識別情報を抽出させる復号モジュールと、

前記復号モジュールが抽出した前記メッセージ識別情報が前記メッセージデータベースに格納されているか否かを判定させる判定モジュールと、

前記判定モジュールの判定が成功した場合に、前記復号モジュールが抽出した前記端末識別情報を用いて、前記利用者情報格納モジュールが格納する前記端末の利用者の前記変数を更新させる利用者情報更新モジュールと

を備えたことを特徴とする記録媒体。

4 6 . 通信ネットワークに接続された端末にメッセージを配信するコンビユータ用のプログラムを格納した記録媒体であって、前記プログラムが、

メッセージの変数をメッセージ識別情報に関連づけて格納させるメッセージ情報格納モジュールと、

前記端末が前記メッセージを要求した場合に、前記メッセージ及び前記メッセ一ジ識別情報を前記端末へ送信さえる送信モジュールと、

前記端末の利用者が前記メッセージを読んだ場合に、前記端末が送信する前記メッセ一ジ識別情報を受信させる受信モジュールと、

前記受信モジュールが受信した前記メッセージ識別情報を用いて、前記メッセ一ジ情報格納モジュールが格納する前記メッセージの前記変数を更新させるメッセージ情報更新モジュールと

を備えたことを特徴とする記録媒体。