WO2001034386A1 - Film transparent en matiere plastique pourvu d'un revetement dur - Google Patents

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Description

明 細 書 ハー ドコ一 卜層を有する透明プラスチッ クフィ ルム
技術分野
本発明は、 片面にハ一 ドコー ト層を有する透明プラスチックフィルム に関し、 より詳しく は、 各種工業材料の用途や、 射出成形法によりハ— ドコー ト層が付与されたポリ カーボネー 卜成形品 (例えば、 基板など) を作製する際に用いるハー ドコ一 卜層付きポリ カーボネー 卜フィルムに 関する。 背景技術
従来、 アク リル樹脂、 ポリ スチレン樹脂、 ポリ カーボネー 卜樹脂、 そ の他の合成樹脂からなるプラスチッ ク成形品は、 成形性が良いこと、 透 明性に優れること、 軽量であること、 安価であることなどの利点を有し. 各種工業材料、 建築材料、 装飾材料、 光学材料、 家庭材料などと して広 く使用されている。
一方、 プラスチッ ク成形品は、 ガラス、 金属などに比較すると、 その 表面硬度が低いため耐擦傷性が悪く 、 表面にキズが付き易く、 透明性が 低下したり、 汚染性が高く なるなどの問題を有している。 そのため、 プ ラスチッ ク成形品の表面硬度を高く して耐擦傷性を改善する必要がある, プラスチッ ク成形品の耐擦傷性を改善する一つの方法と して、 プラス チッ ク成形品の表面にハ一 ドコー 卜材からなるハー ドコ一 ト層を形成し. 表面硬度を向上させることが行われている。
ハー ドコー ト材と しては、 エポキシ樹脂系、 アク リル樹脂系、 ァミ ノ 樹脂系、 ポリ シロキサン系などがある。 ハー ドコー ト層の形成は、 これ らのハー ドコ— ト材組成物を適当な溶剤に溶解し、 成形品表面へのスプ レー塗布、 あるいは浸漬塗布などのコーティ ング手段によって数; u mか ら数 1 0 /u mの膜厚のハー ドコ一 卜塗膜を形成し、 次いで、 加熱又は紫 外線照射などの手段によって硬化することにより行われる。
しかし、 この方法では樹脂成形品の表面硬度を向上できるものの、 ェ 業生産という観点からは好ま しくない。 その理由と して、 次の①〜⑤等 が挙げられる。
①ハ一 ドコー 卜層の形成を成形品毎に行わなければならず、 生産効率 が低い。 自動車等の窓のような板状の成形品を得る場合にも、 連続生産 が困難であり、 成形された基板毎に 1 枚ずつ塗布、 硬化を行うという枚 葉方式とならざるを得ない。 ②スプレー塗布ゃ浸漬塗布などのコ一ティ ング手段では均一な膜厚が得られないため、 製品の表面硬度にむらが生 じる。 ③成形品の一面のみ (例えば、 基板の片面のみ) にハー ドコー ト 層を形成する場合の浸漬塗布では、 非塗布部分にマスキングをしなけれ ばならない。 ④ハ一 ドコー 卜層を形成すべき成形品の搬送に多大な経費 が必要になる。 ⑤熱処理タイプのハー ドコ一 卜材の場合には、 射出成形 で作製したプラスチッ ク成形品に存在する分子配向や残留応力が原因と なる反りやねじれ等による寸法変化が生じ、 クラッ クが発生する。
これらの問題を解決するために、 予めハー ドコー 卜層を付与したブラ スチッ クフ イ ルムをプラスチック成形品を射出成形する時に供するとい う方法が考えられた。 これは、 予めハー ドコー ト層を付与したプラスチ ックフィル厶を、 ハー ドコー 卜層が射出成形機の金型の一方の型面を向 く ように、 すなわち、 ハー ドコー ト層が最終成形品の意図する外面に位 置するように装着し、 次に、 金型を閉じ、 プラスチッ クフ イ ルムのベー ス面と金型の他方の型面との間のキャ ビティ ー内にノ ズルから溶融樹脂 を注入して、 冷却し、 成形する、 という方法である。 プラスチックフィ ル厶と溶融樹脂が同種又は同系統の樹脂であれば、 両者はその界面で相 溶し完全に一体化する。 この方法では、 射出成形と同時にハー ドコー ト 層が付与された最終成形品が得られる。
また、 この方法では、 予めハー ドコー ト層を付与したプラスチッ クフ イルム 2枚を用いて、 それぞれのハー ドコ— 卜層が金型の一方の型面及 び他方の型面を向く ように、 すなわち、 ハー ドコー ト層が最終板状成形 品の意図する両外面に位置するように装着して、 射出成形を行うことに より、 1 回の一体化処理で最終板状成形品の両外面にハー ドコー ト層を 付与することも可能である。 この方法については、 日本国特公平 1 一 4 7 2 8 号公報、 日本国特公平 4 — 9 6 4 8号公報及び日本国特公平 4 - 9 6 4 9号公報が参照される。
しかしながら、 この方法では解決しなければならない品質上の問題が ある。 それは成形後のハー ドコー ト層にひびが入る (クラッ クが発生す る) という問題である。
射出成形時に使用する溶融樹脂の温度が高い (例えば、 ポリ 力—ボネ - 卜の場合は 3 1 0〜 3 2 0 °C ) ので、 プラスチッ クフ ィルムを通して ハー ドコ一 卜層も高温になる。 この際、 ハー ドコー ト層はすでに架橋、 硬化しているためプラスチッ クフ ィ ルムの伸びに追随できない。 また、 高温状態から常温に冷却される過程で、 ハー ドコ一 卜層と、 プラスチッ クフィルムゃ溶融樹脂との収縮率が大き く異なるため、 ハー ドコ一 卜層 にクラッ クが入ると考えられる。
この問題を解決するために、 プラスチックフ イ ルムの厚さを厚く して. 射出成形時にハ一 ドコ一 卜層にかかる温度をできるだけ抑えるという方 法が考えられる。 しかし、 そのためにはプラスチッ クフ イ ルムの厚さを 5 0 0 /u m程度も しく はそれ以上にする必要がある。 厚さが 5 0 0 / m を超えるプラスチッ クフイルムをうま く 口ール状に巻き取るには多大の 労力を要するため、 このような厚いプラスチッ クフ イ ルム上へのハー ド コ一卜層の形成は、 連続方式では困難であり枚葉方式で行わなければな らない。 つまリ、 ハー ドコー ト層付きプラスチッ ク フ イ ルムを用意する 時点で、 成形品基板に直接ハー ドコ一 卜層を付与する場合と同じょうな 問題が起きてしまう。
また一方で、 日本国特開平 1 1 一了 0 6 0 6号公報には、 電気製品の 夕 ツチパネル等に使用される、 ハー ドコ一 ト層が設けられたプラスチッ クフイルムであって、 ハー ドコー トの鉛筆硬度が 2 H以上で、 かつマン ドレル試験で 1 O m m以上の曲率の際クラ ッ クの入らないハー ドコ一 卜 フ イ ルムが記載されている。 しかしながら、 同号公報では、 ハー ドコー ト層の伸び率については何ら考慮されていない。 発明の開示
発明の目的
そこで、 本発明の目的は、 射出成形法によりハー ドコー ト層が付与さ れたプラスチック成形品を作製する際に用いるハ一 ドコー 卜層付きブラ スチッ クフィルムであって、 成形後のハー ドコー 卜層にクラッ クが発生 しないハ一 ドコー 卜層付きプラスチッ クフィルムを提供することにある, 特に、 本発明の目的は、 射出成形法によりハー ドコー ト層が付与された ポリ カーボネー ト成形品を得るためのハー ドコー 卜層付きポリ カーボネ 一卜フ ィルムを提供することにある。
発明の概要
本発明者らは銳意検討した結果、 成形後のハー ドコ一 卜層のクラッ ク の発生は常温 ( 2 2 °C ) でのハー ドコ 一 卜層の伸び率と関係することを 見いだした。 そして、 さらに詳細に検討し、 プラスチッ クベースフィ ル ム厚 X と、 ハー ドコー ト層付きプラスチッ クフィル厶を特定条件で引つ 張った時の伸び率 y とが特定の関係を満たす領域では、 ハー ドコー ト層 にクラックが発生しないハー ドコ一 卜層付きプラスチッ クフイルムであ れば、 成形後にもクラッ クが発生しないことを見いだし、 本発明に到達 した。
すなわち、 本発明は、 プラスチッ クベースフ ィ ルムの片面にハー ドコ 一 卜層を有する透明プラスチッ クフイルムであって、
前記ベースフ ィ ルム厚を X ( /u m ) で表し、 前記ハー ドコ ー ト層を有 するプラスチッ クフイルムを 2 2 °C、 片側固定、 引張り速度 2 O mm/ m i nの条件で引っ張った時の伸び率を y ( % ) で表して、
x≤ 1 0 0 において、 y < 5. 1
1 0 0 ≤ X ≤ 1 5 0 において y <— 0 0 1 8 X + 7 5
1 5 0 ≤ X≤ 2 0 0 において y ぐ— 0 0 0 8 X + 6 0
2 0 0 ≤ X≤ 3 0 0 において y <— 0 0 0 5 X + 5 4
3 0 0 ≤ X ≤ 4 0 0 において y < - 0 0 0 3 X + 4 8
4 0 0 ≤ x≤ 5 0 0 において y < - 0 0 0 2 X + 4 4
5 0 0 ≤ xにおいて、 y < 3 , 4
の関係を満たす領域では、 前記条件での引張試験を行った際にハー ドコ ― 卜層にクラッ クが発生しない、 ハ一 ドコー 卜層を有する透明プラスチ ッ クフ ィ ルムである。
図 1 は、 前記べ一スフ イ ルム厚 X ( μ m ) と前記ハー ドコー ト層付き プラスチッ クフ ィ ルムの引張試験の伸び率 y ( % ) との関係を表すグラ フである。 すなわち、 前記グラフにおいて、 直線 A— B、 直線 B —(:、 直線 C一 D、 直線 D _ E及び直線 E — Fは、 それぞれ、
A - B 1 0 0 ≤ x≤ 1 5 0 において、 y =— 0. 0 1 8 x + 7. 5 B - C 1 5 0 ≤ x ≤ 2 0 0 において、 y =— 0. 0 0 8 x + 6. 0 C一 D 2 0 0 ≤ x≤ 3 0 0 において、 y =— 0. 0 0 5 x + 5. 4 D— E : 3 0 0 ≤ x ≤ 4 0 0 において、 y =— 0 . 0 0 3 x + 4 . 8 E — F : 4 0 0 ≤ x ≤ 5 0 0 において、 y =— 0 . 0 0 2 x + 4 . 4 を示す。 本発明のハ一 ドコー ト層を有する透明プラスチックフ イ ルムは. 図 1 のグラフの下側の領域 (斜線を付した領域) においては、 前記条件 での引張試験を行った際にハー ドコー 卜層にクラッ クが発生しない。 本発明において、 前記プラスチッ クベースフィルムとしては、 ポリ 力 ーボネー トフイルムが好適である。
本発明において、 前記ハー ドコー 卜層を有する透明プラスチッ クフィ ルムは、 生産効率の観点から、 ロール状に巻かれていることが好ましい ( 本発明において、 前記プラスチッ クベースフ イ ルムは、 生産効率の観 点から、 膜厚が 1 0 0 u m〜 5 0 のものであることが好ま しい。 本発明のハー ドコー 卜層付きプラスチッ クフイ ルムは、 ディ スプレー カバー、 銘板及び包装容器のうちのいずれかの用途に好適に使用される c 本発明のハ一 ドコー ト層付きプラスチッ クフィルムは、 射出成形によ りプラスチッ ク成形品を製造するにあたり、 プラスチッ クベースフ ィ ル ムの片面にハ一 ドコ一 卜層を有する透明プラスチッ クフィルムを、 ハ一 ドコー 卜層が射出成形用金型内の一方の型面を向く ようにセッ 卜 し、 前 記フ イ ルムのベース面と他方の型面との間にキヤ ビティ ーが形成される ように型締めし、 その後、 前記キヤ ビティ 一内に溶融樹脂を射出して、 冷却し、 成形品本体を成形すると共に、 成形品本体の表面に前記プラス チッ クフィルムを積層一体化して、 ハ一 ドコ一 卜層が付与された成形品 を得るために、 好ま しく用いられる。
また、 本発明のハー ドコー ト層付きプラスチッ クフ ィ ルムは、 射出成 形によりプラスチック板状成形品を製造するにあたり、 プラスチックべ —スフイルムの片面にハー ドコー 卜層を有する透明プラスチッ クフィル 厶 2枚を、 それぞれハー ドコ一 卜層が射出成形用金型内の一方の型面及 び他方の型面を向く ようにセッ 卜 し、 前記両フ イ ルムのベース面同士の 間にキヤ ビティ 一が形成されるように型締めし、 その後、 前記キヤ ビテ ィ ー内に溶融樹脂を射出して、 冷却し、 成形品本体を成形すると共に、 成形品本体の両面に前記プラスチッ クフ ィ ルムを積層一体化して、 両面 にハー ドコ一 卜層が付与された板状成形品を得るために、 好ましく用い られる。
このような成形品と しては、 例えば、 乗用車やバスなど自動車の窓、 電車や飛行機などの窓、 ショ ーウイ ン ドー、 サンテラス用透明板、 自動 車のサンルーフ等が挙げられるが、 他にも種々の成形品に本発明のハー ドコー ト層付き透明プラスチッ クフ ィ ルムを適用することができる。 図面の簡単な説明
図 1 は、 ハー ドコー ト層付きプラスチッ クフィルムにおけるベースフ イルム厚 X ( Ai m ) とハー ドコー ト層付きプラスチッ クフ ィ ルムの引張 試験の伸び率 y ( % ) との関係を表すグラフである。
図 2 は、 本発明のハー ドコ一 ト層付き透明プラスチッ クフィルムの断 面図である。
図 3 は、 本発明のハー ドコー ト層付き透明プラスチッ クフ ィ ルムの用 途を説明するための図であり、 射出成形用金型を型締めした状態を示す 断面図である。
図 4 は、 図 3 の射出成形により得られたハー ドコー ト層が付与された 成形品の層構成を示す断面図である。
図 5 は、 本発明のハ一 ドコ一 ト層付き透明プラスチッ クフィルムの用 途を説明するための図であり、 射出成形用金型を型締めした状態を示す 断面図である。
図 6 は、 図 5 の射出成形により得られた両面にハー ドコー ト層が付与 された成形品の層構成を示す断面図である。 発明を実施するための形態
図 2 は、 本発明のハー ドコ一 卜層付き透明プラスチッ クフィルムの断 面図である。 本発明のハー ドコー 卜層付き透明プラスチッ クフ ィ ルム ( 1 ) は、 プラスチックベースフィルム(l a )の片面にハー ドコ一 卜層(1 b ) を有する。
プラスチッ クベースフ ィ ルム( 1 a )の材料と しては、 ポリ カーボネ一 卜 樹脂、 ポリエステル樹脂、 ポリ アミ ド樹脂、 ポリイ ミ ド樹脂、 アク リル 樹脂、 ポリ スチレン樹脂等が挙げられるが、 透明性に優れ、 軽量で耐衝 撃性に優れる点から、 ポリ 力一ボネ一 卜樹脂が好適である。 また、 自動 車の窓等のように成形品本体がポリ カーボネー 卜樹脂からなる場合にも, 成形品本体とベースフ ィルムとの一体化を考慮すると、 プラスチッ クべ 一スフィ ルムの材料と してポリ カーボネ一 卜樹脂が好適である。 成形品 本体とベ一スフィルムの材料が同一のもの又は相溶化しやすい類似構造 のものであれば、 射出成形時に相溶一体化しやすく好ま しい。
ハー ドコー ト層(l b )は、 プラスチッ クべ一スフ ィ ルム(1 a )上にハー ド コー ト材組成物を塗布し、 乾燥、 硬化することによ り形成される。
ハー ドコー ト材と しては、 シリ コーン系、 メラミ ン系等の熱硬化型ハ 一 ドコ— 卜材もあるが、 硬化反応性等の製造性の点から、 紫外線硬化型 ハー ドコー ト材の方が好ま しい。
紫外線硬化型ハー ドコー 卜材と しては、 不飽和ポリエステル樹脂系、 アク リル系等のラジカル重合性ハー ドコー ト材、 エポキシ系、 ビニルェ 一テル系等の力チ才ン重合性ハー ドコー ト材を用いることができる。 硬 化反応性、 表面硬度を考慮すると、 アク リル系のラジカル重合性ハー ド コ一 ト材が望ましい。 ァク リル系のラジ力ル重合性ハ— ドコ一 卜材は、 分子内に 2個以上の (メ タ) ァク リ ロイル基を有する多官能 (メタ) ァク リ レー ト及び光重 合開始剤を主たる構成成分とする。
多官能 (メタ) ァク リ レー トと しては、 例えば、 1 , 6—へキサンジ (メタ) ァク リ レー 卜、 (ポリ) エチレングリ コールジ (メタ) ァク リ レー ト、 (ポリ) プロ ピレングリ コ一ルジ (メタ) ァク リ レ一 卜、 ネオ ペンチルグリ コールジ (メタ) ァク リ レー 卜等の 2官能 (メタ) ァク リ レー 卜、 ペン夕エ リ ス リ トール ト リ (メ タ) ァク リ レー 卜、 卜 リ メチ口 ールプロノ、。ン ト リ (メタ) ァク リ レー 卜、 グリセロール ト リ (メタ) ァ ク リ レー 卜、 卜 リ ス一 ( 2 — ヒ ドロキシェチル) 一イ ソ シァヌル酸エス テル (メタ) ァク リ レー 卜等の 3官能 (メタ) ァク リ レー 卜、 ペンタエ リ ス リ ト一ルテ トラ (メ タ) ァク リ レー 卜、 ジペン夕エ リ ス リ トールへ キサ (メタ) ァク リ レー ト等の 4官能以上の (メタ) ァク リ レー 卜が挙 げられる。
これらのうち、 例えば、 ペンタエリ スリ トール ト リ (メタ) ァク リ レ ー ト、 ペン夕エ リ ス リ トールテ トラ (メ タ) ァク リ レー 卜、 ジペンタエ リ スり トールへキサ (メタ) ァク リ レー ト等が高い硬度が得られる点か ら好ま しい。
これらのうち 1 種を単独で用いてもよく、 2種以上を併用してもよい ( 上記多官能 (メタ) ァク リ レー 卜の使用量は、 ハー ドコー ト材中 (固形 分換算) 2 0〜 8 0重量%程度である。
さらに、 上記多官能 (メタ) ァク リ レー 卜の他に、 光重合性才リ ゴマ 一あるいはポリ マーを用いることもできる。 例えば、 末端に (メタ) ァ ク リ ロイル基を有するオリ ゴマーあるいはポリマーであって、 重量平均 分子量 M wが例えば 1 0 0 0〜 5 0 0 0 0程度のものである。 オリ ゴマ 一あるいはポリ マー部と しては、 例えば、 ウ レタン重合体、 エポキシ重 合体、 ポリ エステル重合体、 スチレン重合体、 スチ レン zァク リ ロ二 卜 リル共重合体、 スチレン (メタ) ァク リ レー 卜共重合体、 (メタ) ァ ク リ レ一 卜重合体、 ブタジエン重合体、 シ リ コーン重合体から形成され るもの等が挙げられる。 光重合性才リ ゴマ一あるいはポリマ一と しては, 例えば、 多価アルコールと多価イソシァネー 卜と水酸基含有 (メタ) ァ ク リ レー トとを反応させて得られるウ レタン (メタ) ァク リ レー ト、 多 価アルコールと多価カルボン酸及び 又はその無水物と (メタ) ァク リ ル酸とをエステル化させて得られるポリエステル (メタ) ァク リ レー 卜、 分子内に 2個以上のエポキシ基を有する化合物に (メタ) アク リル酸を 反応させて得られるエポキシ (メタ) ァク リ レー ト、 ポリ スチリル (メ 夕) ァク リ レー 卜、 ポリブタジエン (メタ) ァク リ レー 卜等が挙げられ る。
光重合開始剤は、 公知の種々のものを用いることができる。 例えば、 ケ 卜 ン類 (ァセ 卜 フエ ノ ン、 プロ ピオフ エ ノ ン、 アン 卜ラキノ ン、 チ才 キサン ト ン、 ベンゾフ I ノ ン又はそれらの誘導体) 、 安息香酸エステル 類 (例えば p — ジメチルァミ ノ安息香酸メチル) 、 ベンゾイ ンエーテル 又はその誘導体 (例えばべンゾイ ンメチルエーテル、 ベンゾイ ンェチル エーテル) 、 ァシルホスフ ィ ン才キシ ド等から選択するとよい。 もちろ ん、 これら以外のものを用いてもよい。
光重合開始剤の使用量は、 例えば、 前記多官能 (メタ) ァク リ レー 卜
( A ) 1 0 0重量部に対して 0 . 〗 ~ 3 0重量部、 好ま しく は 〜 2 0 重量部程度の範囲から選択できる。
前記ハ一 ドコー 卜材を希釈する有機溶剤と しては、 ハー ドコー ト材を 構成する材料が可溶なものであれば、 制限なく使用できる。 例えば、 有 機溶剤として、 エチルアルコール、 n —プロ ピルアルコール、 イソプロ ピルアルコール、 n —ブチルアルコール等のアルコール類、 メチルェチ ルケ ト ン (M E K ) 、 メチルイ ソブチルケ ト ン、 シク ロへキサノ ン等の ケ ト ン類、 酢酸ェチル、 酢酸プチル、 トルエン、 ジブチルヒ ドロキシ ト ルェン、 キシレン、 2 —メ トキシエタ ノ ール、 2 —エ トキシエタ ノ ール. エチレングリ コールジメ チルエーテル、 エチレングリ コールジェチルェ 一テル、 ジエチレングリ コールジメチルエーテル、 メチルセロソゾレブ、 ェチルセ口ソルブ、 ジブチルマレー 卜等が挙げられる。 有機溶剤を単独 で用いてもよいが、 プラスチッ クベースフ ィ ルムへのハー ドコー 卜層の 密着性や、 ハー ドコー ト層の硬度等を考慮して、 2種以上を混合して用 いることが多い。
ハー ドコー 卜材組成物における紫外線硬化型ハー ドコー 卜材と有機溶 剤の配合割合は、 組成物全体を基準と して、 通常、 紫外線硬化型ハー ド コー ト材 2 0 - 8 0重量%、 有機溶剤 2 0〜 8 0重量%程度である。 ノヽ 一 ドコー ト材の良好な溶解性、 適切な粘度 (塗布適性) が得られるよう に決定すればよい。
また、 ハー ドコー ト材組成物には、 必要に応じて、 紫外線吸収剤、 紫 外線安定剤、 酸化防止剤、 熱重合禁止剤等の各種公知の添加剤を含ませ てもよい。
ハー ドコー 卜材組成物は、 多官能 (メタ) ァク リ レー 卜及び光重合開 始剤等のハ— ドコー 卜材成分を上記特定の有機溶剤に、 常法により分散 又は溶解して得ることができる。
本発明のハー ドコ一 卜層付きプラスチッ クフィルムを得るには、 生産 効率の点から、 ロール状に巻かれた長尺のプラスチッ クベースフ ィ ルム に連続的にハー ドコー ト材組成物を塗布、 乾燥、 硬化させ、 その後、 口 ール状に巻き取る方法が好適である。
ハー ドコー ト材組成物の連続的塗布は、 バーコ— 卜法、 ドク夕一ブレ ー ド法、 リバースコー ト法、 メイヤーバ一コー ト法、 グラ ビアコー ト法, コ ンマコ一 卜法、 スリ ッ トダイ コー ト法等の公知の方法で行うことがで きる。
塗布後の乾燥は、 例えば 5 0 〜 1 2 0 °Cの温度範囲で、 例えば 1 0秒 〜 5分間程度で行うとよい。 乾燥後、 紫外線照射を行い、 硬化させる。 紫外線照射は、 キセノ ンラ ンプ、 低圧水銀灯、 中圧水銀灯、 高圧水銀灯, 超高圧水銀灯、 メタルハライ ドランプ、 力一ボンアーク灯、 タングステ ンランプ等のランプを用いて、 紫外線を 2 0 0 〜 2 0 0 0 m J / c m 2 程度照射するとよい。 硬化後、 ハー ドコー ト層が形成されたフ ィ ルムを □—ル状に巻き取る。
ハ — ドコー 卜材の種類によって程度の差はあるが、 一般に紫外線照射 量を増やすと硬化がより進む。 そのため、 前記引張試験を行った際に、 よリ低い伸び率 yでクラッ クが発生する傾向にある。
プラスチッ クベースフ ィ ルムは、 膜厚 1 0 Ο /t rr!〜 5 0 0 mのもの が好ましく、 膜厚 2 0 0 u m〜 4 0 のものがより好ましい。
1 0 0 /u mよりも薄いと、 ハー ドコー ト層付きフ ィ ルムを射出成形金型 に装着する際、 フ ィ ルムにシヮが入ったり、 また、 作業性も悪くなる。 —方、 5 0 0 u mよ り も厚いフ ィ ルムでは、 塗布時のベースフ イ ルムの 搬送やロール状に巻く際により大きな労力を要するようになる。
図 1 に示されるように、 プラスチッ クべ一スフイルムの膜厚 Xが大き くなるほど、 前記引張試験を行った際に、 より低い伸び率 yでクラ ッ ク が発生しても、 本発明の要件を満たし得るようになる。 ベースフ ィ ルム の膜厚が大きくなるほど、 ハ ー ドコ一 卜層付きプラスチッ クフ ィ ルムを 射出成形に用いた場合に、 ハ ー ドコー 卜層にかかる温度が抑えられるの で、 前記引張試験でのクラッ ク発生時の伸び率 yが低く ても、 実用的性 能を満たし得るようになる。
ハー ドコー ト層の厚さは、 通常、 硬化後 0. 5 m〜 2 0 m程度、 好ましく は 2 m〜 1 5 m程度になるようにすればよい。
ハー ドコー ト層が厚く なるほど、 前記引張試験を行った際に、 より低 い伸び率 yでクラッ クが発生する傾向にある。
本発明の要件を満たす、 すなわち、 図 〗 のグラフの斜線を付した領域 においては、 前記条件での引張試験を行った際にハ一 ドコ一 ト層にクラ ッ クが発生しないハー ドコー 卜層付きプラスチッ クフィル厶を得るには. 以下のようにすればよい。
使用するハー ドコー ト材によって、 ハー ドコ一 卜材それぞれの絶対的 な硬さに違いがある。 硬いハー ドコー ト層ほど、 プラスチッ クべ一スフ ィルムの伸びに追従できにく く なる。 まず、 ハー ドコ一 卜材特有の硬さ を考慮する。
そして、 上述したように、 ハー ドコー ト層形成時の紫外線照射量が增 えるほど、 またハー ドコ一 卜層が厚く なるほど、 前記引張試験を行った 際に、 より低い伸び率 yでクラッ クが発生する傾向にあり、 逆に、 ブラ スチッ クベースフ ィ ル厶の膜厚 Xが大きく なるほど、 前記引張試験を行 つた際に、 より低い伸び率 yでクラ ッ クが発生しても、 本発明の要件を 満たし得る傾向にある。 これらの諸条件を考慮、 調整して、 本発明の要 件を満たすハー ドコー 卜層付きプラスチックフ イ ルムを得ることができ る。 次に、 図 3 、 4 、 5及び 6 を参照して、 本発明のハー ドコー ト層付き プラスチッ クフ イ ルムの射出成形法における用途について説明する。 図 3 は、 射出成形用金型を型締めした状態を示す断面図であり、 図 4 は、 図 3の射出成形によリ得られたハー ドコー 卜層が付与された成形品 の層構成を示す断面図である。
図 5 は、 射出成形用金型を型締めした状態を示す断面図であり、 図 6 は、 図 5の射出成形によリ得られた両面にハー ドコ一 卜層が付与された 成形品の層構成を示す断面図である。
図 3において、 本発明のハ一 ドコー ト層付きプラスチッ クフ ィ ルム (1) を、 ハー ドコ ー 卜層(lb)が射出成形用金型の可動型(3) 面を向く よ うにセッ 卜 し、 前記フイルムベース面(la)と固定型(4) 面との間にキヤ ビティ 一(5) が形成されるように型締めする。 その後、 常法によりゲ一 卜(6) から前記キヤ ビティ 一(5) 内に溶融樹脂を射出して、 冷却する。 この操作により、 図 4に示すように、 成形品本体(2) が成形されると 同時に、 成形品本体(2) の表面に前記プラスチッ クフ ィ ルム(1 ) が積層 —体化されて、 ハー ドコー ト層(1b)が付与された成形品が得られる。 こ の際、 成形品本体(2) を構成する射出すべき溶融樹脂とベースフ イ ルム (la)の材料は、 互いに相溶化しやすいもの、 特に同一材料であることが 好ましい。 射出成形時の熱により、 ベ一スフ イ ルム(1a)のキヤ ビティ ー (5) 側の表面が溶けて溶着し、 成形品本体(2) と強固に一体化される。 成形後、 両金型(3) (4) を開けて成形品を取り出し、 必要部分を ト リ ミ ングして完成品を得る。
本発明のハー ドコ一 卜層付きプラスチッ クフイルム(1) を用いること により、 射出成形時の熱、 また高温状態から常温への冷却にもかかわら ず、 ハー ドコ一 卜層にクラ ッ クが入ることがない。
図 5は、 両面にハー ドコ 一 卜層が付与された成形品を製造する場合を 示し、 2枚の本発明のハー ドコー 卜層付きプラスチッ クフ ィ ルムを用い る。
図 5において、 ハ一 ドコ一 卜層付きプラスチッ クフ ィ ルム(1) (1) を、 それぞれハー ドコー 卜層(1b)(1b)が射出成形用金型の可動型(了) 面及び 固定型(8) 面を向く ように、 可動型(了) 、 固定型(8) とスライ ド型(9) との間に挟んでセッ 卜 し、 前記フイ ルムベース面(la) (la)同士の間にキ ャ ビティ一(10)が形成されるように型締めする。 その後、 常法にょリゲ 一卜(11)から前記キャ ビティ ー(10)内に溶融樹脂を射出して、 冷却する ( この操作により、 図 6 に示すように、 成形品本体(2) が成形されると 同時に、 成形品本体(2) の両表面に前記プラスチッ クフイルム(1 ) (1) が積層一体化されて、 両面にハー ドコー 卜層(1b)(1b)が付与された成形 品が得られる。 成形後、 金型(了) (8) (9) を開けて成形品を取り出し、 必要部分を 卜 リ ミ ングして完成品を得る。
本発明のハー ドコー ト層付きプラスチッ クフ イ ルム(1 ) (1) を用いる ことにより、 射出成形時の熱、 また高温状態から常温への冷却にもかか わらず、 ハー ドコー ト層にクラッ クが入ることがない。 このようにして、 両面にハ一 ドコー 卜層が付与された成形品を得ることができる。 また、 用いる 2枚のフ イ ルム(1) (1 ) におけるハー ドコー ト層を本発明の範囲 内で異ならしめると、 成形品本体(2) の両面で異なる特徴を持たせたハ 一 ドコ一 卜層を付与することも可能である。 例えば、 自動車の窓のよう な場合に、 窓の外側と車内側とで、 最適なハー ドコー ト層を付与するこ とも可能である。 実施例
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、 本発明は これら実施例に限定されるものではない。 以下において、 量を示す 「部」 とは特に断りのない限り重量部を表す。
[実施例 1 ]
(プラスチッ クベースフ ィ ルム)
押出成形により作製された幅 1 2 c m、 厚さ 1 0 0 /u mのポリ カーボ ネ一 トフ イ ルムを使用した。 (ハー ドコー ト材組成物 A )
光重合性モノマー :
ペン夕エ リ ス リ 卜一ル ト リ ァク リ レー ト 4部 ペン夕エ リ ス リ 卜一ルテ トラァク リ レー 卜 1 0部 光重合性才リ ゴマ一 : 1 3部 ウ レタンァク リ レー 卜 (分子量 1 0 0 0〜2 0 0 0程度のもの) 光重合開始剤 : ィルガキュア一 1 8 4 (チバガイギ—社製) 3部
M E Kノ トルェン Z酢酸ブチル /ィソプロ ピルアルコール
- 1 / 1 / 1 / 1 (重量比) 了 0部 以上を混合、 溶解して、 紫外線硬化性樹脂組成物 Aを得た。 上記組成物をメイヤーバーコ一卜法により上記 1 0 0 m厚のポリ 力 一ボネ— 卜フ ィ ルム上に塗布、 乾燥後、 高圧水銀灯により紫外線照射 (照射量 : 3 0 0 m J / c m 2 ) を行ない硬化させ、 膜厚 5 mのハ— ドコー ト層を形成し、 ロール状に巻き取った。 このようにして、 ハー ド コー ト層付き透明ポリ 力一ボネ一 トフ イ ルムを得た。
(引張り試験)
得られたハ一 ドコー 卜層付きポリ カーボネー 卜フ ィ ルムを 1 5 c m X 1 c mに裁断し、 サンプルのチヤ ッキング幅が 1 0 c mになるようにテ ンシロ ンに装着した。 次いで、 下部チヤ ッキング部は固定し、 上部チヤ ッキング部を 2 0 m m / m i nの速度で上方向に引つ張り、 該フ ィルム が何%伸びた時にハー ドコー 卜層にクラックが入るかを観察した。 クラ ックの観察は 1 0倍の拡大鏡を用いて行なった。 なお、 引張り試験は 2 2 °Cで行なった。
実施例 1 のハー ドコ一 ト層付きポリ 力一ボネ一 トフ イ ルムのクラッ ク 発生時の伸び率は、 8 . 2 %であった。 (射出成形)
得られたハ一 ドコー 卜層付きポリ カーボネー 卜フ ィ ルムを 1 0 c m X 2 0 c mに裁断した。 このフィルムを、 図 3 を参照して、 ノヽ一 ドコー ト 層(l b )が上側になるように射出成形用金型(3 ) ( 4 ) に装着し、 型締めし た。 次に、 溶融ポリ カーボネー 卜樹脂温度 3 1 5 °C、 金型温度 8 0 °C、 溶融ポリ カーボネ— 卜樹脂充塡時間と冷却時間を含めた成形時間 3 0 s e cで射出成形を行ない、 片面にハー ドコ— ト層が付与された成形品基 板を得た。 成形後のハ一 ドコ一 ト層にクラッ クが発生しているか否かを. 目視及び 1 0倍の拡大鏡を用いて観察した。
実施例 1 のハー ドコ一 ト層付きポリ カーボネ一 卜フ イ ルムを用いた場 合、 成形後のハ一 ドコ一 卜層にクラッ クは発生していなかつた。 以下の実施例 2〜 2 4及び比較例 1 〜 1 2 で得られたハー ドコ— 卜層 付きポリ カーボネー トフ ィ ルムについても、 実施例 1 と同様に、 引張り 試験を行いクラッ ク発生時の伸び率を求めた。 また、 実施例 1 と同様に. 射出成形を行ない、 成形後のハー ドコー 卜層のクラッ ク発生の有無を評 価した。
[実施例 1 ]
厚さ 1 5 0 u mのポリ カーボネー 卜フィルムを使用 した以外は、 実施 例 1 と同様に行なつた。
[実施例 3 ]
厚さ 2 0 0 mのポリ カーボネー トフ イ ルムを使用した以外は、 実施 例 1 と同様に行なつた。 [実施例 4 ]
厚さ 3 0 0 mのポリ カーボネー 卜フィル厶を使用した以外は、 実施 例 1 と同様に行なった。
[実施例 5 ]
厚さ 4 0 0 u mのポリ カーボネー 卜フィル厶を使用した以外は、 実施 例 1 と同様に行なった。
[実施例 6 ]
厚さ 5 0 0 mのポリ カーボネー 卜フィ ル厶を使用した以外は、 実施 例 1 と同様に行なった。
[実施例了 ]
ハー ドコ— ト材組成物 Aの塗布量を変えて、 ハー ドコー 卜層の膜厚を 3 u mにした以外は、 実施例 1 と同様に行なった。
[実施例 8 ]
ハー ドコ— 卜材組成物 Aの塗布量を変えて、 ハー ドコ— 卜層の膜厚を 1 0 mにした以外は、 実施例 1 と同様に行なった。
[実施例 9 ]
紫外線照射量を 1 O O O m J Z c m 2 にした以外は、 実施例 8 と同様 に行なった。
[比較例 1 ]
ハー ドコー ト材組成物 Aの塗布量を変えて、 ハー ドコー 卜層の膜厚を 1 5 mにした以外は、 実施例 9 と同様に行なった。 [実施例 1 0 ]
(ハー ドコ— 卜材組成物 B )
光重合性モノ マ一 :
ジシク ロペン夕ニルァク リ レー ト 8部 ペンタエ リ ス リ トール 卜 リ アク リ レ一 卜 9部 ペン夕エ リ ス リ トールテ 卜ラァク リ レ一 卜 了部
1 , 6 —へキサンジオールジァク リ レー 卜 3部 光重合開始剤 : ィルガキュア一 9 0 了 (チバガイギ一社製) 3部 トルエン イ ソプロ ピルアルコール = 1 / 1 (重量比) 了 0部 以上を混合、 溶解して、 紫外線硬化性樹脂組成物 Bを得た。
ハー ドコ— ト材組成物 Aに代えてハ— ドコ— 卜材組成物 Bを用いた以 外は、 実施例 2 と同様に行った。
[実施例 1 1 ]
厚さ 2 0 0 mのポリ 力一ボネ一 卜フィ ルムを使用した以外は、 実施 例 1 0 と同様に行なった。
[実施例 1 1 ]
厚さ 3 0 0 u mのポリ 力一ボネ一 卜フ ィル厶を使用した以外は、 実施 例 1 0 と同様に行なった。
[実施例 1 3 ]
厚さ 4 0 0 mのポリ カーボネー トフィルムを使用した以外は、 実施 例 1 0 と同様に行なった。
[実施例 1 4 ]
厚さ 5 0 0 mのポリ カーボネー 卜フィルムを使用した以外は、 実施 例 1 0 と同様に行なつた。
[実施例 1 5 ] ハー ドコ— 卜材組成物 Aの代わりにハー ドコー 卜材組成物 Bを用いた 以外は、 実施例了 と同様に行なった。
[比較例 2 ]
厚さ 1 0 0 mのポリ カーボネ一 トフィルムを使用した以外は、 実施 例 1 0 と同様に行なった。
[実施例 1 6 ]
紫外線照射量を 1 0 0 0 m J / c m 2 にした以外は、 実施例 1 1 と同 様に行なった。
[実施例 1 7 ]
厚さ 3 0 0 mのポリ カーボネー 卜フィルムを使用した以外は、 実施 例 1 6 と同様に行なった。
[実施例 〗 8 ]
ハー ドコー ト材組成物 Bの塗布量を変えて、 ハー ドコー ト層の膜厚を 1 0 yu mにした以外は、 実施例 1 了 と同様に行なった。
[実施例 1 9 ]
厚さ 4 0 0 u mのポリ カーボネ一 卜フィル厶を使用した以外は、 実施 例 1 8 と同様に行なった。
[実施例 2 0 ]
厚さ 5 0 0 mのポリ カーボネ一 卜フィルムを使用した以外は、 実施 例 1 8 と同様に行なった。
[比較例 3 ]
厚さ 1 5 0 mのポリ カーボネー 卜フィルムを使用した以外は、 実施 例 1 6 と同様に行なった。
[比較例 4 ]
厚さ 2 0 0 mのポリ カーボネー トフィルムを使用した以外は、 実施 例 1 8 と同様に行なった。 [比較例 5 ]
ハー ドコ— ト材組成物 Bの塗布量を変えて、 ハ— ドコー 卜層の膜厚を 1 5 mにした以外は、 実施例 1 8 と同様に行なった。
[実施例 2 1 ]
ハー ドコー ト材組成物 Bの塗布量を変えて、 ハー ドコー ト層の膜厚を 1 5 u mにした以外は、 実施例 1 9 と同様に行なった。
[実施例 1 2 ]
厚さ 5 0 0 mのポリ カーボネー トフィル厶を使用した以外は、 実施 例 1 1 と同様に行なつた。
[比較例 6 ]
(ハー ドコー 卜材組成物 C )
光重合性モノマー :
ペン夕エリ スリ トールテ トラァク リ レー 卜 1 5部 光重合性才リ ゴマ— : 1 2部 ポリエステルァク リ レ一 卜 (分子量 1 2 0 0 〜 1 5 0 0程度のもの) 光重合開始剤 : ィルガキュア— 1 8 4 (チバガイギ一社製) 3部 トルエン //イソプロ ピルアルコール = 1 / 1 (重量比) 了 0部 以上を混合、 溶解して、 紫外線硬化性樹脂組成物 Cを得た。
ハー ドコー ト材組成物 Bに代えてハー ドコー ト材組成物 Cを用いた以 外は、 実施例 1 了 と同様に行った。
[比較例了 ]
ハー ドコー 卜材組成物 Bの代わりにハー ドコー 卜材組成物 Cを用いた 以外は、 比較例 2 と同様に行なった。
[比較例 8 ] 厚さ 1 5 0 mのポリ 力一ボネ一 トフィルムを使用した以外は、 比較 例了 と同様に行なった。
[比較例 9 ]
厚さ 2 0 O yu mのポリ カーボネー トフ ィ ルムを使用した以外は、 比較 例了 と同様に行なった。
[比較例 1 0 ]
厚さ 3 0 0 mのポリ カーボネー トフィルムを使用した以外は、 比較 例了 と同様に行なつた。
[実施例 2 3 ]
厚さ 4 0 O w mのポリ カーボネ一 卜フィルムを使用した以外は、 比較 例了 と同様に行なった。
[実施例 2 4 ]
厚さ 5 0 0 mのポリ カーボネー トフィル厶を使用した以外は、 比較 例了 と同様に行なった。
[比較例 1 1 ]
紫外線照射量を 1 0 0 0 m J Z c m 2 にした以外は、 実施例 2 3 と同 様に行なった。
[比較例 1 2 ]
厚さ 5 0 0 ^ mのポリ カーボネー 卜フ ィ ルムを使用した以外は、 比較 例 1 1 と同様に行なつた。
実施例 1 〜 2 4及び比較例 〜 1 1 の結果を表 1 に示す。 引張り試
ド ベ;ース s u y照 量 クラック ¾ ? ¾¾ 生 卜材組成物 (mJ/cm ) 時の伸び率 %) の有無 关施例 1 A 1 0 0 5 3 0 0 8 2 発生なし 実施例 2 A 1 5 0 5 3 0 0 8 . 5 発生なし 実施例 3 A 2 0 0 5 3 0 0 9 3 発生なし 実施例 4 A 3 0 0 5 3 0 0 9 . 7 発生なし 実施例 5 A 4 0 0 5 3 0 0 1 0 . 2 発生なし 実施例 6 A 5 0 0 5 3 0 0 1 0 . 6 発生なし 実施例了 A 1 0 0 3 3 0 0 1 0 . 0 発生なし 実施例 8 A 1 0 0 1 0 3 0 0 7 . 0 発生なし 実施例 9 A 1 0 0 面 1 ¾ 1 0 1 0 0 0 5 • 7 発生なし 比較例 1 A 1 0 0 1 5 1 0 0 0 5 . 1 発玍有リ
ii- 実施例 1 0 B 1 5 0 5 3 0 0 4 . 8 5§生なし
i- 実施例 1 1 B 2 0 0 5 3 0 0 5 . 3 生なし 実施例 1 2 B 3 0 0 5 3 0 0 5 • 6 発生 し
■ψ^ 実施例 1 3 B 4 0 0 5 3 0 0 5 . 8 発生なし 芙施例 1 4 B 5 0 0 5 3 0 0 6 • 0 発生なし 実施例 1 5 B 1 0 0 3 3 0 0 5 . 8 発生なし Ϊ π
比^例 2 1 0 0 5 3 0 0 4 6 発生 ¾ V 失她 1タリ 1 u u 5 I U U U 4 4 し 夫她例 1 U U 5 1 u u u 4 • 5 ?ε3ι し n n
关她 1タリ 1 U U 1 U 1 u u u 3fc^7<*.し i
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[実施例 2 5 ]
実施例 1 で得られたハー ドコ一 卜層付きポリ カーボネ一 卜フ イ ルムを 用いて、 次のようにして射出成形を行った。
得られたハー ドコ一 卜層付きポリ カーボネー 卜フ ィ ルムを 1 0 c m X 2 O c mに裁断し、 2枚のフ イ ルムとした。 2枚のフ イ ルムを、 図 5 を 参照して、 それぞれハー ドコー 卜層(1b)(1b)が上側及び下側になるよう に射出成形用金型(了)(8)(9) に装着し、 前記両フ イ ルムのベース (1a) (la)面同士の間にキヤ ビティ 一(10)が形成されるように型締めした。 次 に、 溶融ポリ カーボネー ト樹脂温度 3 1 5 °C、 金型温度 8 0 °C、 溶融ポ リ カーボネ一 卜樹脂充塡時間と冷却時間を含めた成形時間 3 0 s e cで 射出成形を行ない、 両面にハ— ドコー 卜層が付与された成形品基板を得 た。 成形後のハ一 ドコー 卜層にクラックが発生しているか否かを、 目視 及び 1 0倍の拡大鏡を用いて観察したところ、 両面いずれにもハー ドコ 一ト層にクラッ クは発生していなかった。 本発明は、 その精神または主要な特徴から逸脱することなく、 他のい ろいろな形態で実施することができる。 そのため、 前述の実施例はあら ゆる点で単なる例示にすぎず、 限定的に解釈してはならない。 さらに、 請求の範囲の均等範囲に属する変更は、 すべて本発明の範囲内のもので ある。 産業上の利用可能性
本発明によれば、 クラッ クが発生しないハ一 ドコー 卜層を有するプラ スチックフィルムが提供される。 前記ハー ドコー 卜層付きプラスチッ ク フ イ ルムは、 耐擦傷性に優れ、 例えば、 0 A機器のディ スプレーカバー. 銘板、 食品包装容器などの各種工業材料、 建築材料、 装飾材料、 光学材 料、 家庭材料などと して広く用いることができる。
前記ハー ドコ一 ト層付きプラスチッ クフィ ル厶は、 射出成形法により ハー ドコー ト層が付与されたブラスチッ ク成形品を作製する際に用いる と、 成形後のハ一 ドコ一 卜層にクラックが発生しない。 特に、 本発明に よれば、 射出成形法によりハー ドコ— ト層が付与されたポリ カーボネー 卜成形品を得るためのハー ドコー 卜層付きポリ 力一ボネ一 トフイ ルムが 提供される。
本発明のハ一 ドコー ト層付きプラスチッ クフイルムは、 種々の射出成 形品を製造する場合に用いることができるが、 ハ一 ドコ一 ト層が付与さ れた自動車の窓、 電車や飛行機などの窓、 ショ ーウ イ ン ドー、 サンテラ ス用透明板、 自動車のサンルーフ等を製造する場合に、 と りわけ好適で ある。

Claims

1 . プラスチックベースフィ ルムの片面にハー ドコ一 ト層を有す る透明プラスチッ クフィルムであって、
前記ベースフ ィ ルム厚を X ( u m) で表し、 前記ハー ドコー ト層を有 するプラスチッ クフ ィ ルムを 2 2 °C、 片側固定、 引張り速度 2 0 m m Z m i nの条件で引っ張った時の伸び率を y (%) で表して、
X ≤ 1 0 0 において、 y < 5. 1
1 0 0 ≤ x≤ 1 5 0 において、 y <— 0 0 1 8 x + 了
1 5 0 ≤ x≤ 2 0 0 において、 y <— 0 0 0 8 x + 6
2 0 0 ≤ x≤ 3 0 0 において、 y <— 0 0 0 5 x + 5
3 0 0 ≤ x≤ 4 0 0 において、 y <— 0 0 0 3 x + 4
4 0 0 ≤ x≤ 5 0 0 において、 y <— 0 0 0 2 x + 4
5 0 0 ≤ xにおいて、 y < 3. 4
の関係を満たす領域では、 前記条件での引張試験を行った際にハー ドコ - 卜層にクラッ クが発生しない、 ハ一 ドコー ト層を有する透明プラスチ ッ クフ ィ ゾレム。
2. 前記プラスチックベースフィ ルムがポリ カーボネー 卜フィ ル 厶である、 請求の範囲第 1 項に記載のハー ドコ一 卜層を有する透明ブラ スチッ ク フ イ ルム。
3. ロール状に巻かれている、 請求の範囲第 1 項に記載のハー ド コ一 卜層を有する透明プラスチッ クフィ ルム。
4. 前記プラスチッ クベースフ イ ルムは、 膜厚が 1 0 0 / m〜 5 0 0 mのものである、 請求の範囲第 1 項〜第 3項のうちのいずれか 1 項に記載のハー ドコー 卜層を有する透明プラスチックフ イ ルム。
5. ディ スプレーカバ一、 銘板及び包装容器のうちのいずれかの 用途に使用される、 請求の範囲第 1 項〜第 4項のうちのいずれか 1 項に 記載のハー ドコ一 卜層を有する透明プラスチッ クフイルム。
6 . 射出成形によりプラスチック成形品を製造するにあたり、 プ ラスチッ クベースフイルムの片面にハー ドコ一 卜層を有する透明プラス チッ クフ イ ルムを、 ハ一 ドコー 卜層が射出成形用金型内の一方の型面を 向く ようにセッ 卜 し、 前記フィルムのベース面と他方の型面との間にキ ャ ビティ ーが形成されるように型締めし、 その後、 前記キヤ ビティ ー内 に溶融樹脂を射出して、 冷却し、 成形品本体を成形すると共に、 成形品 本体の表面に前記プラスチッ クフィル厶を積層一体化して、 ハー ドコー ト層が付与された成形品を得るために用いられる、 請求の範囲第 1 項〜 第 4項のうちのいずれか 1 項に記載のハ一 ドコー 卜層を有する透明ブラ スチッ クフ ィ ゾレム。
了 . 射出成形によリプラスチック扳状成形品を製造するにあたり、 プラスチッ クべ一スフイルムの片面にハー ドコ一 卜層を有する透明プラ スチッ クフィルム 2枚を、 それぞれハー ドコー 卜層が射出成形用金型内 の一方の型面及び他方の型面を向く ようにセッ 卜 し、 前記两フィルムの ベース面同士の間にキヤ ビティ ーが形成されるように型締めし、 その後, 前記キヤ ビティ ー内に溶融樹脂を射出して、 冷却し、 成形品本体を成形 すると共に、 成形品本体の両面に前記ブラスチッ クフ ィ ルムを積層一体 化して、 両面にハー ドコー ト層が付与された扳状成形品を得るために用 いられる、 請求の範囲第 1 項〜第 4項のうちのいずれか 1 項に記載のハ - ドコ一 卜層を有する透明プラスチッ クフ ィ ルム。
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