WO2001020442A1 - Disque magnetique, acces a un dispositif de disque magnetique, et support d'enregistrement de programme de commande d'acces au disque pour dispositif de disque magnetique - Google Patents

Description

明 細 書 磁気ディスク装置、 及び磁気ディスク装置のディスクアクセス方法、 並びに磁 気ディスク装置用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体 技術分野

本発明は、 磁気ディスク装置に関し、 特に複数の大容量連続データにアクセス を行う磁気ディスク装置、 及び磁気ディスク装置のディスクアクセス方法、 さら に磁気ディスク装置用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体に関 するものである。 背景技術

O A機器や産業機器等を制御管理するコンピュータシステムにおいて、 扱われる情報データが増大するのに伴い、 それらの情報データを記録する ための記憶装置も大容量化が要求されるようになってきた。 そして現在で はこのような要求を満たす大容量記憶装置と して、 磁気ディスクを記録媒 体とする磁気ディスク装置が広く用いられている。

ところで、 磁気ディスク装置と、 磁気ディスク装置の外部に接続される 上位装置との間でファイ ルを転送する場合、 磁気ディスク装置は、 上位装 置から送られるコマン ドを受信した後、 磁気ディスク装置内の磁気ディス クへアクセスを開始する、 というのが基本動作となっている。

磁気ディスク装置は、 上位装置からコマンドとコマンドパラメータが一緒にな つて送信されてくると、 上位装置がアクセスを要求したデータが磁気ディスク上 で物理的にどの位置に存在するかを算出し、 算出結果に従って、 磁気ディスク装 置内の磁気ディスクのトラックにヘッドをシークさせ、 上位装置が要求したデー タに対する読み書きを行う。

以下、 このような磁気ディスク装置について、 その動作を中心に図面を参照し つつ説明する。

第 7図は、 磁気ディスク装置における動作の説明図であり、 上位装置が、 磁気 9

ディスク装置內の離れた位置に存在する 2つの大容量連続データに対して同時に アクセスする場合、 磁気ディスク上で行われる処理を示すものである。

第 7図において、 ファイル （m— 1 )，、 ファイル m、 ファイル m '、 ファイル m + 1が大容量連続データ Aの 1部を構成し、 また、 ファイル （ n — U '、 フアイ 'レ n、 ファイル n '、 ファイル n + 1が大容量連続データ Bの 1部を構成している またファイル （m— 1 ) ' 及びファイル mはトラック Mに、 フアイル m、 及びフ アイル m + 1はトラック M + 1に、 ファイル （n— 1 ) ' 及びファイル nはトラッ ク Nに、 そしてファイル n ' 及びファイル n十 1はトラック N + 1に存在する。 尚、 各ファイルのサイズは上位装置が 1回のコマン ドで极ぅデ一々長である。 上位装置が 1つの大容量連続データにアクセスする場合、 上位装置は連続する マアイルの順番に、 アクセスするためのコマン ドを発行すればよいが、 上位装置 が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位装置は、 大容 量連続データ Aの各ファイルにアクセスするためのコマンドと、 大容量連続デー タ Bの各ファイルにアクセスするためのコマンドとを、 交互に一定の周期 （帯域 ) で発行する必要がある。 このコマン ドを第 8図に示す。

この場合、 磁気ディスク装置では、 第 8図に示すように、 発行されるコマン ド を受信する毎にコマン ドの内容を解釈し、 コマンドバラメータから要求されたデ ータが磁気ディスク上で物理的にどの位置に存在するかの位置情報を算出し、 磁 気ディスク上のデータへアクセスを実行する。

すなわち、 磁気ディスク上では大容量連続データ Aと、 大容量連続データ Bと に対するアクセスが交互に連続して行われる。

具体的には、 第 7図に示すように、 ファイル mとファイル m ' に対するァクセ ス 1、 ファイル nとファイル n ' に対するアクセス 2を実行するためのシーク 1 、 ファイル nとファイル n ' に対するアクセス 2、 ファイル m + 1に対するァク セス 3を実行するためのシーク 2、 ファイル m + 1に対するアクセス 3、 フアイ ノレ n + 1に対するアクセス 4を実行するためのシーク 3、 ファイル n + 1に対す るアクセス 4、 の順序で磁気ディスクへアクセスが行われる。

しかしながら、 上述した従来の磁気ディスク装置では、 2つの大容量連続デー タを構成する各ファイルに対するアクセスが交互に行われ、 磁気ディスク上のデ 一タに対するアクセスの物理的な開始位置が予測できるにもかかわらず、 磁気デ イスクは上位装置からコマンドが発行されるまで各ファイルに対するアクセスを 開始することができない。 つまり、 磁気ディスクは、 あるファイルへのアクセス 終了から次のファイルにアクセスするためのシークを開始するまでの間に、 磁気 ディスクに対して何も行わないアイ ドル状態が生じることになり、 問題であった つまり、 上位装置が複数の大容量連続データに対し、 同時にアクセスする場合 、 磁気ディスク装置では、 磁気ディスク上でのアクセス開始位置が予測可能なデ ータにアクセスする可能性が極めて高い場合でも、 現在処理中のファイルへのァ クセスが終了すると、 磁気ディスクへのアクセスを停止してコマン ド待ち状態 （ アイ ドル状態） に入り、 次のコマンドが受信されるまでその状態が続く。 そして 、 磁気ディスクは次のコマンドを受信後、 受信したコマン ドを解釈し、 コマン ド パラメータから位置情報を算出してデータの存在する トラックへのシークを行つ た後、 データへのアクセスを開始する。

そのため、 上位装置が複数の大容量連続データに対し、 同時にアクセスする場 合、 磁気ディスクにアクセスを行わないアイ ドル状態の存在により、 データ転送 効率が向上しないという問題を有していた。

そこで本発明はこのような問題点に鑑みて為されたものであり、 その目的は、 複数系統の大容量連続データへのアクセスがあっても、 磁気ディスクとバッファ メモリ間のデータ転送効率を低下させることのなレ、磁気デイスク装置、 及びこの ようなディスクアクセスを可能とした磁気ディスク装置のディスクアクセス方法 、 さらにこのようなディスクアクセス方法に関する磁気ディスク装置用ディスク アクセス制御プログラムを記録した記録媒体、 を提供することである。 発明の開示

本発明の請求の範囲第 1項にかかる磁気ディスク装置は、 記録媒体として用い られる磁気ディスクに対してアクセスを行う事により各種情報のデータを読み書 き可能とした磁気ディスク装置において、 前記磁気ディスク装置内の離れた位置 に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁 気ディスク装置の外部に接続された上位装置がアクセスを行う時、 前記磁気ディ スク装置は、 前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマンドを前記磁 気ディスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマンドの履歴を格納し、 前記 上位装置が発行する新たなコマンドを受信する毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマンドとの比較を行い、 前記各系統に対する コマンドの連続性を検出し、 前記複数の系統それぞれに対してアクセスされるデ ータの存在する、 前記磁気ディスク上の物理的な位置を示す位置情報を保持し、 前記上位装置が発行するコマンドを受信すると、 前記位置情報を保持している系 統が、 前記位置情報を用いて前記磁気ディスク上へのデータアクセスを開始する ものである。

本発明によれば、 磁気ディスク上の大容量連続データへアクセスする際に、 コ マンド受信後のコマンド解釈に要する時間を削減することができ、 さらにある系 統へのアクセス終了から次の系統へのアクセス開始までの時間を短縮して、 デー タ転送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 2項にかかる磁気ディスク装置は、 記録媒体と し て用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行う事により各種情報のデ ータを読み書き可能と した磁気ディスク装置において、 前記磁気ディスク 装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統 それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接続された上位装置が アクセスを行う時、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置が、 前記各系 統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対して発行する と同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たな コマン ドを受信する毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新 たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連 続性を検出し、 前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァ クセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでァク セスが予想される系統のデータが位置する前記磁気ディスク上の トラック データアクセスに用いる磁気へッ ドをシークするものである。 δ

本発明によれば、 データへのァクセス終了時に次のアクセスが予想され るデータが存在する トラックへ磁気へッ ドをシークさせて、 磁気ディスク 上の大容量連続データへアクセスする際のコマン ド受信から要求データに ァクセスを開始するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのアクセス開始までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 3項にかかる磁気ディスク装置は、 記録媒体と し て用いられる磁気ディスクに対してァクセスを行う事により各種情報のデ ータを読み書き可能と した磁気ディスク装置において、 前記磁気ディスク 装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統 それぞれに対して、 前記磁気ディス ク装置の外部に接続された上位装置が アクセスを行う時、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置が、 前記各系 統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対して ¾行する と同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たな コマン ドを受信する毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新 たに受信したコマンドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマンドの連 続性を検出し、 前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァ クセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでァク セスが予想される前記系統の存在する前記磁気ディ スク上のデータに対し てアクセスを開始する ものである。

本発明によれば、 次にアクセスが予想されるデータが存在する トラック へ磁気ヘッ ドをシークさせて、 データのアクセスを開始し、 磁気ディスク 上の大容量連続データへアクセスする際のコマン ド受信から要求データの ァクセスを完了するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのアクセス終了までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 4項にかかる磁気ディスク装置は、 請求の範囲第 2項又は請求の範囲第 3項に記載の磁気ディスク装置において、 前記上位 装置からのコマンドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク装置におい て実行中であるシーク動作中に、 前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系統のデータへのァクセスでなかった場合、 予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上の トラックへの前記磁気 へッ ドのシークを中止するものである。

本発明によれば、 予測系統へのシーク中にコマン ドを受信し、 そのコマ ン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただち に予測系統へのシークを中止し、 受信コマン ドの解釈に移行して要求され た系統へのアクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコマン ドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができる。 本発明の請求の範囲第 5項にかかる磁気ディスク装置は、 請求の範囲第 :3項に記載の磁気ディスク装置において、 前記上位装置からのコマン ドを 受信する前に、 すでに前記磁気ディスク装置において実行中である磁気デ イスク上のデータへのアクセス中に、 前記上位装置からコマン ドが発行さ れ、 且つその内容が予想した前記系統のデータへのァクセスでなかった場 合、 予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァクセ スを中止するものである。

本発明によれば、 予測系統へのアクセス中にコマン ドを受信し、 そのコ マン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただ ちに予測系統へのアクセスを中止し、 受信コマンドの解釈に移行して要求 された系統へのアクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコ マンドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができ る。

本発明の請求の範囲第 6項にかかる磁気ディスク装置のディスクァクセ ス方法は、 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置にお けるディスクアクセス方法であって、 前記磁気ディスク装置内の離れた位 置に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統それぞれに対して 、 前記磁気ディスク装置の外部に接続された上位装置がアクセスを行う時 、 前記磁気ディスク装置が、 前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする 為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対して発行すると同時に、 前記コ マン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信す る毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマ ン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、 前 記複数の系統それぞれに対してアクセスされるデータの存在する、 前記磁 気ディス ク上の物理的な位置を示す位置情報を保持し、 前記上位装置が発 行するコマン ドを受信すると、 前記位置情報を保持している系統が、 前記 位置情報を用いて前記磁気ディスク上へのデータァクセスを開始するもの でめる。

本発明によれば、 磁気ディスク上の大容量連続データへアクセスする際 に、 コマン ド受信後のコマン ド解釈に要する時間を削減することができ、 さらにある系統へのアクセス終了から次の系統へのアクセス開始までの時 間を短縮して、 データ転送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 7項にかかる磁気ディスク装置のデイ スクァクセ ス方法は、 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置にお けるディスクァクセス方法であって、 前記磁気ディスク装置内の離れた位 置に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統それぞれに対して 、 前記磁気ディスク装置の外部に接続された上位装置がァクセスを行う時 、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする 為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対して発行すると同時に、 前記コ マン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信す る毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマ ン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、 前 記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのアクセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでァクセスが予想される 系統のデータが位置する前記磁気ディスク上の トラックへ、 データァクセ スに用いる磁気へッ ドをシークするものである。

本発明によれば、 データへのアクセス終了時に次のアクセスが予想され るデータが存在する トラックへ磁気へッ ドをシークさせて、 磁気ディスク 上の大容量連続データヘアクセスする際のコマンド受信から要求データに アクセスを開始するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのァクセス開始までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 8項にかかる磁気ディスク装置のデイ スクァ クセ ス方法は、 記録媒体と して用いられる磁気デイ スクに対してア クセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置にお けるディ スクアクセス方法であって、 前記磁気ディスク装置内の離れた位 置に存在する、 大容量連続データを構成する複数の系統それぞれに対して 、 前記磁気デイ スク装置の外部に接続された上位装置がァ クセスを行う時 、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置が、 前記各系統にア クセスする 為のコマン ドを前記磁気デイ スク装置に対して発行すると同時に、 前記コ マン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信す る毎に、 前記格納されているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマ ン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、 前 記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァクセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでァクセスが予想される 前記系統の存在する前記磁気デイ スク上のデ一タに対してァ クセスを開始 するものである。

本発明によれば、 次にアクセスが予想されるデータが存在する トラック へ磁気ヘッ ドをシークさせて、 データのア クセスを開始し、 磁気ディスク 上の大容量連続データへアクセスする際のコマンド受信から要求データの アクセスを完了するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのアクセス終了までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 9項にかかる磁気ディスク装置のディスクァクセ ス方法は、 請求の範囲第 7項又は請求の範囲第 8項に記載の磁気ディスク 装置のディスクアクセス方法において、 前記上位装置からのコマンドを受 信する前に、 すでに前記磁気ディスク装置において実行中であるシーク動 作中に、 前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した 前記系統のデータへのアクセスでなかった場合、 予想した前記系統の存在 する前記磁気ディスク上の トラックへの前記磁気へッ ドのシ一クを中止す るものである。

本発明によれば、 予測系統へのシーク中にコマンドを受信し、 そのコマ ン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただち に予測系統へのシークを中止し、 受信コマンドの解釈に移行して要求され た系統へのァクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコマン ドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができる。 本発明の請求の範囲第 1 0項にかかる磁気ディスク装置のディス クァ ク セス方法は、 請求の範囲第 8項に記載の磁気ディスク装置のディスクァ ク セス方法において、 前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに 前記磁気ディスク装置において実行中である磁気ディスク上のデータへの アクセス中に、 前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予 想した前記系統のデータへのアクセスでなかった場合、 予想した前記系統 の存在する前記磁気ディスク上のデータへのアクセスを中止するものであ る。

本発明によれば、 予測系統へのア クセス中にコマン ドを受信し、 そのコ マン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただ ちに予測系統へのァクセスを中止し、 受信コマン ドの解釈に移行して要求 された系統へのアクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコ マン ドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができ る。

本発明の請求の範囲第 1 1項にかかる磁気ディスク装置用制御プロダラ ムを記録した記録媒体は、 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対し てアクセスを行う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気デ イスク装置におけるディスクアクセス方法に関するプログラムを記録した 、 磁気ディスク装置用制御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記 磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを構成す る複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接続され た上位装置がアクセスを行う時、 前記磁気ディスク装置が、 前記上位装置 力；、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対 して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発 行する新たなコマンドを受信する毎に、 前記格納されているコマン ドの履 歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対する コマン ドの連続性を検出し、 前記複数の系統それぞれに対してァクセスさ れるデータの存在する、 前記磁気ディスク上の物理的な位置を示す位置情 報を保持し、 前記上位装置が発行するコマン ドを受信すると、 前記位置情 報を保持している系統が、 前記位置情報を用いて前記磁気デイス ク上への データアクセスを開始するものである。

本発明によれば、 磁気ディスク上の大容量連続データヘアクセスする際 に、 コマン ド受信後のコマン ド解釈に要する時間を削減することができ、 さらにある系統へのア クセス終了から次の系統へのアクセス開始までの時 間を短縮して、 データ転送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 1 2項にかかる磁気デイ スク装置用制御プログラ ムを記録した記録媒体は、 記録媒体と して用いられる磁気ディス クに対し てァクセスを行う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気デ ィスク装置におけるディスクァ クセス方法に関するブログラムを記録した 、 磁気ディスク装置用制御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記 磁気ディスク装置內の離れた位置に存在する、 大容量連続データを構成す る複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接続され た上位装置がアクセスを行う時、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置 力 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気ディスク装置に対 して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発 行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納されているコマンドの履 歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対する コマンドの連続性を検出し、 前記各系統の存在する前記磁気ディスク上の データへのアクセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく 、 次のコ マンドでアクセスが予想される系統のデータが位置する前記磁気ディスク 上の トラックへ、 データアクセスに用いる磁気へッ ドをシークするもので ある。

本発明によれば、 データへのアクセス終了時に次のアクセ スが予想され るデータが存在する トラックへ磁気へッ ドをシークさせて、 磁気ディ スク 上の大容量連続データヘアクセスする際のコマン ド受信から要求データに アクセスを開始するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのァクセス開始までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 1 3項にかかる磁気ディスク装置用制御フ口 ゲラ ムを記録した記録媒体は、 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対し てアクセスを行う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気デ ィスク装置におけるディスクアクセス方法に関するブログラムを記録した 、 磁気ディスク装置用制御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記 磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを構成す る複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接続され た上位装置がア クセスを行う時、 前記磁気ディスク装置は、 前記上位装置 力；、 前記各系統にアクセスする為のコマンドを前記磁気ディス ク装置に対 して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発 行する新たなコマンドを受信する毎に、 前記格納されているコマン ドの履 歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対する コマンドの連続性を検出し、 前記各系統の存在する前記磁気ディスク上の データへのア クセス終了時に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコ マンドでアクセスが予想される前記系統の存在する前記磁気ディスク上の データに対してアクセスを開始するものである。

本発明によれば、 次にアクセスが予想されるデータが存在する トラック へ磁気ヘッ ドをシークさせて、 データのアクセスを開始し、 磁気ディスク 上の大容量連続データへアクセスする際のコマンド受信から要求データの ァクセスを完了するまでの時間を削減することにより、 ある系統へのァク セス終了から次の系統へのァクセス終了までの時間を短縮して、 データ転 送効率を向上させることができる。

本発明の請求の範囲第 1 4項にかかる磁気ディスク装置用制御プログラ ムを記録した記録媒体は、 請求の範囲第 1 2項又は請求の範囲第 1 3項に 記載の磁気ディスク装置用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記 録媒体において、 前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前 記磁気デイスク装置において実行中であるシーク動作中に、 前記上位装置 からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系統のデータへの アクセスでなかった場合、 予想した前記系統の存在する前記磁気ディ スク 上の トラックへの前記磁気へッ ドのシークを中止するものである。

本発明によれば、 予測系統へのシーク中にコマン ドを受信し、 そのコマ ン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただち に予測系統へのシークを中止し、 受信コマンドの解釈に移行して要求され た系統へのアクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコマン ドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができる。 本発明の請求の範囲第 1 5項にかかる磁気デイ スク装置用制御ァログラ ムを記録した記録媒体は、 請求の範囲第 1 3項に記載の磁気ディスク装置 用ディスクア クセス制御フ ロ グラムを記録した記録媒体において、 前記上 位装置からのコマンドを受信する前に、 すでに前記磁気ディ スク装置にお いて実行中である磁気ディスク上のデータへのァクセス中に、 前記上位装 置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系統のデータへ のアクセスでなかった場合、 予想した前記系統の存在する前記磁気ディス ク上のデータへのアクセスを中止するものである。

本発明によれば、 予測系統へのアクセス中にコマン ドを受信し、 そのコ マン ドが予測系統ではなく別系統へアクセスするものであった際に、 ただ ちに予測系統へのアクセスを中止し、 受信コマン ドの解釈に移行して要求 された系統へのアクセスを開始することにより、 予測を誤った場合にもコ マンドで要求された系統へのアクセス開始時間の増加を抑えることができ 本発明の請求の範囲第 1 6項にかかる磁気ディスク装置は、 記録媒体として用 いられる磁気ディスクに対してアクセスを行う事により各種情報のデータを読み 書き可能とした磁気ディスク装置であって、 前記磁気ディスク装置の外部に接続 された上位装置が発行するコマンドに応じて、 前記上位装置と前記磁気ディスク 装置間で転送される 1 コマン ド当たりのデータを複数格納可能なバッファメモリ と、 前記磁気ディスク上のデータに対して読み出しと書き込みを行う リード - ラ イ ト制御部と、 前記上位装置からのコマン ドを受信する際に、 該コマンドの履歴 を格納するコマンド履歴格納手段と、 前記コマンド受信時に、 該受信コマンドと 前記コマンド履歴格納手段内のコマン ド履歴とから、 前記受信コマン ドの連続性 を検出するコマンド連続性検出手段と、 前記コマンド連続性検出手段で連続性が 検出されたコマンドがアクセスする前記磁気ディスク上のデータの存在する、 ιϊίί 記磁気デイスク上の物理的な位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と 、 前記データへアクセスするのに用いる磁気へッ ドに対するシーク制御を行い、 前記磁気ディスク上のデータに対する読み出し命令と書き込み命令を、 前記上位 装置からのコマンドを受信する前に、 前記リード ' ライ 卜制御部に与えることの できる制御部とを備えるものである。

本発明によれば、 磁気ディスク上の複数系統の大容量連続ファイルへのァクセ スに対しても、 コマン ドの屨歴を格納してアクセスが連続しているかどうかを検 出し、 複数系統の連続性が検出された場合に、 各系統でアクセスされるデータの 磁気ディスク上での物理的な位置を示す位置情報を保持し、 コマンド履歴から次 に上位装置からアクセスを要求される系統を予測し、 コマンド受信前にその予測 された系統のデータにアクセスするための処理を開始することで、 ある系統への アクセス終了から次の系統へのアクセス開始までの時間を短縮して、 上位装置と 磁気デイスク装置間のデータ転送効率を向上させることができる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明にかかる磁気ディスク装置の基本構成を示すブロック図であ る。 第 2図は、 本発明の実施の形態 1にかかる 2系統の大容量連続データに対して 同時にアクセスがあつた場合の動作説明図である。

第 3図は、 本発明の実施の形態 2にかかる 2系統の大容量連続データに対して 同時にアクセスがあった場合の動作説明図である。

第 4図は、 本発明の実施の形態 3にかかる 2系統の大容量連続データに対して 同時にアクセスがあつた場合の動作説明図である。

第 5図は、 本発明の実施の形態 4にかかる 2系統の大容量連続データに対して 同時にアクセスがあり且つ予測を誤った場合の動作説明図である。

第 6図は、 本発明の実施の形態 5にかかる 2系統の大容量連続データに対して 同時にアクセスがあり且つ予測を誤った場合の動作説明図である。

第 7図は、 従来の磁気ディスク装置において 2系統の大容量連続データに対し て同時にアクセスがあつた場合の動作説明図である。

第 8図は、 従来の磁気デイスク装置において 2系統の大容量連続データに対し て同時にアクセスがあった場合の動作に関するコマンドを示した図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 尚、 ここで示す実施の形態はあく までも一例であって、 必ずしもこの実施の形 態に限定されるものではない。

(実施の形態 1 )

まず、 本発明に係る磁気ディスク装置の一例を第 1の実施の形態として、 図面 を参照しつつ説明する。

第 1図は本実施の形態にかかる磁気ディスク装置 9の構成を示すプロック図で ある。 第 1図において、 磁気ディスク装置 9は、 上位装置 1から発行されるコマ ンド （データアクセス要求） を受信して上位装置 1とデータ転送を行う。

磁気ディスク装置 9は、 上位装置 1とのインタフヱースを制御し上位装置 1か ら受信したコマンドを制御部 5に伝えるホストインタフェース部 2と、 上位装置 1から送信されるコマンドおよびコマンドパラメータと、 受信したコマンドパラ メータを算出し、 次のコマンドで発行されるデータアクセス開始位置を示すコマ ンドパラメータとを格納するコマンド管理部 3と、 上位装置 1から新たなコマン ドを受信する毎に、 コマン ド管理部 3で格納されているコマンドの履歴と、 新た に受信したコマンドとの比較を行って、 受信コマン ドの連続性を検出し、 コマン ドのアクセスが磁気デイスク上のどのデータまで行われていたかを監視し、 最後 にアクセスしたデータの位置情報 （物理的なシリンダ番号、 へッド番号、 セクタ 番号） から、 次回のアクセスで最初にアクセスされるデータの位置情報を生成 - 格納する位置情報管理部 4と、 ホス 卜インタフヱース部 2からコマンド受信が伝 えられる毎にコマンド管理部 3の内容と受信コマン ドの内容とを比較して受信コ マンドの連続性の有無を検出し、 受信コマンドの連続性が検出されると位置情報 管理部 4に格納されている位置情報を使用して、 磁気ディスク装置 9全体の動作 を制御する制御部 5と、 上位装置 1と磁気ディスク 8との間で転送されるデータ を一時的に格納するバッファメモリ 6と、 制御部 5からの命令に従い磁気ディス ク 8に読み出し、 書き込み操作を実行するリード · ライ ト制御部 7と、 磁気ディ スク 8と、 で構成されている。

以下、 このように構成される磁気ディスク装置 9におけるディスクアクセス方 法を、 図面を参照しつつ説明する。

第 2図は、 第 1図に示した磁気デイスク装置 9におけるディスクアクセス方法 の説明図である。 即ち第 2図は、 第 1図に示す磁気ディスク装置 9において、 磁 気デイスク装置 9に接続した上位装置 1 、 磁気デイスク装置 9内の離れた位置 に存在する 2つの大容量連続データ （ここでは 「系統 A」 と 「系統 B」 とする。 ) に対して、 同時にアクセスする場合に磁気ディスク装置 9で行われる処理を示 している。

上位装置 1が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位 装置 1は、 大容量連続データ 「系統 A」 の各ファイルにアクセスするためのコマ ン ドと、 大容量連続データ 「系統 B」 の各ファイルにアクセスするためのコマン ドとを、 交互に一定の周期で発行する。

各大容量連続データ 「系統 A」、 及び 「系統 B」 にアクセスするコマンドは磁気 ディスク装置 9のコマンド管理部 3に格納されており、 コマンド管理部 3に格納 されたコマンドの内容と上位装置 1から受信したコマン ドの内容とから、 制御部 5は、 磁気ディスク装置 9が受信したコマンドが 「系統 A」 及び 「系統 B」 から なる 2系統の連続データに対しアクセスするコマンドである、 と判断する。

まず、 系統 Aの大容量連続データへのアクセスをアクセス 1の期間で実行して いる間に、 次の系統 Aに対するコマンドでアクセスする位置情報を位置情報管理 部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデータ長とから 系統 Aに対する次のコマンドパラメータを算出してコマンド管理部 3に格納する 系統 Aへのアクセス 1を実行後、 次のコマンドを受信するまで磁気ディスク装 置 9はコマン ド待ち状態となる。 続いて、 系統 Bへのアクセスに係わるコマン ド を受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマン ドのデータアクセス開始 位置のコマンドパラメータと、 系統 Bへのアクセスに係わる前回のコマンドから 算出したデータアクセス開始位置のコマンドバラメータとの比較を行い、 その結 果を制御部 5へ通知する。

ここまでをさらに詳しく説明すると、 コマンド管理部 3では、 連続性が認識さ れた受信コマンドと、 受信コマンドと共に上位装置 1から与えられるデータァク セス開始位置とアクセスデータ長のコマンドパラメータとから、 次のコマン ドで その系統にアクセスするためのデータアクセス開始位置を示すコマンドパラメ一 タを算出して格納する。 この値はデータアクセス開始位置とアクセスデータ長と の和で求められる。

位置情報管理部 4では、 連続性が検出されたコマン ドのアクセスが磁気ディス ク 8上のどのデータまで行われたかを監視し、 最後にアクセスしたデータの位置 情報 （物理的なシリンダ番号、 ヘッ ド番号、 セクタ番号） から、 次回のアクセス で最初にアクセスするデータの位置情報を算出して格納する。

次に大容量連続データにアクセスするコマンドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマン ドのデータアクセス開始位置コマンドパラメータと前に 受信したコマンドから算出されたデータアクセス開始位置コマンドパラメータと の比較を行い、 その結果を制御部 5へ通知する。

そして、 その比較結果が一致していれば、 制御部 5は、 位置情報管理部 4に格 納されている位置情報を用いて、 データが存在する トラックへ磁気へッドをシ一 クさせた後、 データへのアクセスをリ一ド · ライ ト制御部 7に命じて系統 Bへの アクセスを開始する。

そして、 系統 Bの大容量連続データへのアクセスをアクセス 2の期間で実行し ている間に、 次の系統 Bに対するコマンドでアクセスする系統 Bの位置情報を位 置情報管理部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデー タ長とから系統 Bに対する次のコマンドパラメータを算出してコマン ド管理部 3 に格納する。

以上のようにして、 磁気ディスク 8上の大容量連続データへアクセスを行う際 のコマンド受信から目的のトラックへのシーク開始までの時間を減らすことがで きる。

その結果、 バッファメモリ 6上に大容量連続データ転送用のデータ転送可能領 域を確保するために必要な時間を短縮して、 磁気ディスク 8とバッファメモリ 6 間のデータ転送効率を低下させることなく、 上位装置 1が必要とする帯域幅を確 保することができる。

また、 上述の方法を適用することができる磁気ディスク装置とすれば、 上述と 同様の効果を得られる装置とすることができ、 さらに、 上述の方法をプログラム として記録媒体に記録すれば、 上述と同様の効果を得られる、 磁気ディスク装置 用ディスクアクセス制御ブログラムを記録した記録媒体として利用可能となる。

(実施の形態 2 )

次に、 データアクセス終了時に、 次のコマンドを待つことなく磁気ヘッドをシ ークするように構成した磁気デイスク装置のディスクアクセス方法を第 2の実施 の形態として、 図面を参照しつつ説明する。

第 3図は、 第 1図に示した磁気ディスク装置 9におけるディスクアクセス方法 の説明図である。 即ち第 3図は、 第 1図に示す磁気ディスク装置 9において、 磁 気ディスク装置 9に接続した上位装置 1力 磁気ディスク装置 9内の離れた位置 に存在する 2つの大容量連続データ （「系統 A」 と 「系統 B」 とする。） に対して 、 同時にアクセスしている場合に磁気ディスク装置 9で行われる処理を示してい る。

上位装置 1が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位 装置 1は、 大容量連続データ 「系統 A」 の各ファイルにアクセスするためのコマ ン ドと、 大容量連続データ 「系統 B」 の各ファイルにアクセスするためのコマン ドとを、 交互に一定の周期で発行する。

各大容量連続データ 「系統 A」、 及び 「系統 B」 にアクセスするコマンドは磁気 ディスク装置 9のコマンド管理部 3に格納されており、 コマンド管理部 3に格納 されたコマンドの内容と上位装置 1から受信したコマンドの內容とから、 制御部 5は、 磁気ディスク装置 9が受信したコマンドが 「系統 A」 及び 「系統 B」 から なる 2系統の連続データに対しアクセスするコマンドである、 と判断する。

まず、 系統 Aの大容量連続データへのアクセスをアクセス 1の期間で実行して いる間に、 次の系統 Aに対するコマンドでアクセスする位置情報を位置情報管理 部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデータ長とから 系統 Aに対する次のコマンドパラメータを算出してコマンド管理部 3に格納する 系統 Aのアクセス 1を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 するが、 制御部 5は、 コマンド受信前にコマンド管理部 3に格納されているコマ ンド履歴から次にアクセスする系統 「系統 B」 を予測し、 位置情報管理部 4に格 納されている予測された系統 「系統 B」 の位置情報が示すトラックに磁気ヘッ ド をシーク（系統 Bシーク）させる。

二こまでをさらに詳しく説明すると、 コマンド管理部 3では、 連続性が認識さ れた受信コマンドと、 受信コマンドと共に上位装置 1から与えられるデータァク セス開始位置とアクセスデータ長のコマンドパラメータとから、 次のコマンドで その系統にアクセスするためのデータアクセス開始位置を示すコマンドパラメ一 タを算出して格納する。 この値はデータアクセス開始位置とアクセスデータ長と の和で求められる。

位置情報管理部 4では、 連続性が検出されたコマンドのアクセスが磁気ディス ク 8上のどのデータまで行われたかを監視し、 最後にアクセスしたデータの位置 情報 （物理的なシリンダ番号、 ヘッド番号、 セクタ番号） から、 次回のアクセス で最初にァクセスするデータの位置情報を算出して格納する。

次に、 磁気ディスク 8にアクセスしている系統へのアクセスが終了した時に、 制御部 5は、 コマンド管理部 3に格納されているコマンド履歴から次にアクセス する系統を予測し、 位置情報管理部 4に格納している予測された系統の位置情報 が示すトラックに磁気へッ ドをシークさせる。

そして制御部 5によるシーク動作終了後、 大容量連続データにアクセスするコ ；ー） マン ドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマンドのデ一タァクセ ス開始位置コマン ドパラメータと前に受信したコマンドから算出されたデータァ クセス開始位置コマンドバラメータとの比較を行い、 その結果を制御部 5 へ通知 する。

そして、 その比較結果が一致していれば、 制御部 5は、 位置情報管理部 4に格0 納されている位置情報を用いて、 目的のデータが存在するデータへのアクセスを リード ' ライ 卜制御部 7に命じて系統 Bへのアクセスを開始する。

そして、 系統 Bの大容量連続データへのアクセスをアクセス 2の期間で実行し ている間に、 次の系統 Bに対するコマンドでアクセスする系統 Bの位置情報を位 置情報管理部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデ一5 タ長とから系統 Bに対する次のコマンドパラメ一タを算出してコマンド管理部 3 に格納する。

系統 Bのアクセス 2を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 するが、 制御部 5は、 コマンド受信前にコマンド管理部 3に格納されているコマ ンド履歴から次にアクセスする系統 「系統 A」 を予測し、 位置情報管理部 4に格0 納されている予測された系統 「系統 A」 の位置情報が示すトラックに磁気へッ ド をシーク（系統 Aシーク）させる。

以上のようにして、 磁気ディスク 8上の大容量連続データへアクセスを行う際 のコマンド受信から、 実際、 データにアクセスを開始するまでの時間を減らすこ とができる。

5 その結果、 バッファメモリ 6上に大容量連続データ転送用のデータ転送可能領 域を確保するために必要な時間を短縮して、 磁気ディスク 8とバッファメモリ 6 間のデータ転送効率を低下させることなく、 上位装置 1が必要とする帯域幅を確 保することができる。

また、 上述の方法を適用することができる磁気ディスク装置とすれば、 上述と 同様の効果を得られる装置とすることができ、 さらに、 上述の方法をブログラム として記録媒体に記録すれば、 上述と同様の効果を得られる、 磁気ディスク装置 用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体として利用可能となる。

(実施の形態 3 )

次に、 データアクセス終了時に、 次のコマンドを待つ二となく、 次のコマンド でアクセスが予想されるデータの記載された磁気デイスクにアクセスを開始する ように構成した、 磁気ディスク装置のディスクアクセス方法を第 3の実施の形態 として、 図面を参照しつつ説明する。

第 4図は、 第 1図に示した磁気デイスク装置 9におけるディスクアクセス方法 の説明図である。 即ち第 4図は、 第 1図に示した磁気ディスク装置 9において、 磁気デイ スク装置 9に接続した上位装置 1力；、 磁気デイ スク装置 9内の離れた位 置に存在する 2つの大容量連続データ （「系統 A」 と 「系統 B」 とする。） に対し て、 同時にアクセスしている場合に磁気ディスク装置 9で行われる処理を示して いる。

上位装置 1が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位 装置 1は、 大容量連続データ 「系統 A」 の各ファイルにアクセスするためのコマ ンドと、 大容量連続データ 「系統 B」 の各ファイルにアクセスするためのコマン ドとを、 交互に一定の周期で発行する。

各大容量連続データ 「系統 A」、 及び 「系統 B」 にアクセスするコマンドは磁気 ディスク装置 9のコマンド管理部 3に格納されており、 コマンド管理部 3に格納 されたコマンドの内容と上位装置 1から受信したコマンドの内容とから、 制御部 5は、 磁気ディスク装置 9が受信したコマンドが 「系統 A」 及び 「系統 B」 から なる 2系統の連続データに対しアクセスするコマンドである、 と判断する。 まず、 系統 Aの大容量連続データへのアクセスをアクセス 1の期間で実行して いる間に、 次の系統 Aに対するコマンドでアクセスする位置情報を位置情報管理 部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデータ長とから 系統 Aに対する次のコマンドパラメータを算出してコマンド管理部 3に格納する 系統 Aのアクセス 1を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 する力 制御部 5は、 コマンド受信前にコマンド管理部 3に格納されているコマ ンド履歴から次にアクセスする系統 「系統 B」 を予測し、 位置情報管理部 4に格 納されている予測された系統 「系統 B」 の位置情報が示すトラックに磁気ヘッ ド をシーク（系統 Bシーク）させる。 シーク動作終了後、 位置情報管理部 4に格納さ れている位置情報で示されるデータへのアクセス（系統 Bアクセス 2 )をリード - ライ ト制御部 7に命じる。

ここまでをさらに詳しく説明すると、 コマンド管理部 3では、 連続性が認識さ れた受信コマンドと、 受信コマンドと共に上位装置 1から与えられるデータァク セス開始位置とアクセスデータ長のコマンドパラメータとから、 次のコマンドで その系統にアクセスするためのデータアクセス開始位置を示すコマンドパラメ一 タを算出して格納する。 この値はデータアクセス開始位置とアクセスデータ長と の和で求められる。

位置情報管理部 4では、 連続性が検出されたコマンドのアクセスが磁気ディス ク 8上のどのデータまで行われたかを監視し、 最後にアクセスしたデータの位置 情報 （物理的なシリンダ番号、 ヘッ ド番号、 セクタ番号） から、 次回のアクセス で最初にアクセスするデータの位置情報を算出して格納する。

次に、 磁気ディスク 8にアクセスしている系統へのアクセスが終了した時に、 制御部 5は、 コマンド管理部 3に格納されているコマンド履歴から次にアクセス する系統を予測し、 位置情報管理部 4に格納している予測された系統の位置情報 が示すトラックに磁気へッドをシークさせる。

そして制御部 5によるシーク動作終了後、 位置情報管理部 4に格納されている 位置情報で示されるデータへのアクセスをリード ' ライ ト制御部 7に命じる。 大容量連続データにアクセスするコマンドを受信すると、 コマンド管理部 3で は、 受信したコマンドのデータアクセス開始位置コマンドパラメータと前回のコ マンドから算出されたデータアクセス開始位置コマンドパラメータとの比較を行 い、 その結果を制御部 5へ通知する。

そして、 その比較結果が一致している場合、 制御部 5は、 現在行われているァ クセスのアクセスデータ長より も受信コマンドのアクセスデータ長が長ければ、 現在行われているアクセスの延長をリード · ライ ト制御部 7に命じる。 また、 現 在行われているアクセスのアクセスデータ長より も受信コマンドのアクセスデー タ長が短かレ、ならば、 受信コマンドで要求されたアクセスデータのデータ長を有 効データ長として処理し、 磁気ディスク 8上で有効データに続く次のデータの位 置情報を位置情報管理部 4に格納する。 そして要求されたデータ長のアクセスが 終了すれば、 アクセスの停止をリード · ライ 卜制御部 7に命じる。

そして、 系統 Bの大容量連続データへのアクセスをアクセス 2の期間で実行し ている間に、 次の系統 Bに関するコマンドでアクセスする系統 Bの位置情報を位 置情報管理部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデー タ長とから系統 Bに対する次のコマンドパラメ一タを算出してコマンド管理部 3 に格納する。

系統 Bのアクセス 2を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 するが、 制御部 5は、 コマンド受信前にコマン ド管理部 3に格納されているコマ ンド履歴から次にアクセスする系統 「系統 A」 を予測し、 位置情報管理部 4に格 納されている予測された系統 「系統 A」 の位置情報が示すトラックに磁気ヘッ ド をシーク（系統 Aシーク）させる。 シーク動作終了後、 位置情報管理部 4に格納さ れている位置情報で示されるデータへのアクセス（系統 Aアクセス 2 )をリード - ライ 卜制御部 7に命じる。

以上のようにして、 磁気ディスク 8上の大容量連続データへアクセスする際の コマンド受信から実際にデータアクセスを終了するまでの時間を減らすことがで きる。

その結果、 バッファメモリ 6上に大容量連続データ転送用のデータ転送可能領 域を確保するために必要な時間を短縮して、 磁気ディスク 8とバッファメモリ 6 間のデータ転送効率を低下させることなく、 上位装置 1が必要とする帯域幅を確 保することができる。

また、 上述の方法を適用することができる磁気ディスク装置とすれば、 上述と 同様の効果を得られる装置とすることができ、 さらに、 上述の方法をプログラム として記録媒体に記録すれば、 上述と同様の効果を得られる、 磁気ディスク装置 用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体として利用可能となる。

(実施の形態 4 ) 次に、 上述した第 2及び第 3の実施の形態において、 シーク動作中に、 新たに ¾行されたコマン ドの内容が、 予め予想したデータへのアクセスでなかった場合 、 シーク動作を中止するように構成した磁気デイスク装置のデイスクアクセス方 法を、 第 4の実施の形態として図面を参照しつつ説明する。

第 5図は、 第 1図に示した磁気ディスク装置 9におけるディスクアクセス方法 の説明図である。 即ち第 5図は、 第 1図に示した磁気ディスク装置 9において、 磁気デイ スク装置 9に接続した上位装置 1が、 磁気デイスク装置 9内の離れた位 置に存在する 2つの大容量連続データ （「系統 A」 と 「系統 B」 とする。） に対し て、 同時にアクセスしている場合に磁気ディスク装置 9で行われる処理を示して いる。

上位装置 1が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位 装置 1は、 大容量連続データ 「系統 A」 の各ファイルにアクセスするためのコマ ン ドと、 大容量連続データ 「系統 B」 の各ファイルにアクセスするためのコマン ドとを、 交互に一定の周期で発行する。

各大容量連続データ 「系統 A」、 及び 「系統 B」 にアクセスするコマン ドは磁気 ディスク装置 9のコマンド管理部 3に格納されており、 コマンド管理部 3に格納 されたコマン ドの内容と上位装置 1から受信したコマン ドの内容とから、 制御部 5は、 磁気ディスク装置 9が受信したコマン ドが 「系統 A」 及び 「系統 B」 から なる 2系統の連続データに対しアクセスするコマンドである、 と判断する。

まず、 系統 Aの大容量連続デー々へのアクセスをアクセス 1の期間で実行して いる間に、 次の系統 Aに対するコマンドでアクセスする位置情報を位置情報管理 部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデータ長とから 系統 Aに対する次のコマンドパラメータを算出してコマンド管理部 3に格納する 系統 Aのアクセス 1を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 するが、 制御部 5は、 コマン ド受信前にコマン ド管理部 3に格納されているコマ ン ド履歴から次にアクセスする系統 「系統 B」 を予測し、 位置情報管理部 4に格 納されている予測された系統 「系統 B j の位置情報が示すトラックに磁気ヘッ ド をシーク（系統 Bシーク）させる。 制御部 5による系統 Bシーク動作中に、 系統 Cの大容量連続データにアクセス するコマンドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマンドのデータ アクセス開始位置コマンドパラメータと前回のコマンドから算出したデータァク セス開始位置コマンドパラメータとの比較を行い、 その結果を制御部 5へ通知す ここまでをさらに詳しく説明すると、 コマンド管理部 3では、 連続性が認識さ れた受信コマンドと、 受信コマンドと共に上位装置 1から与えられるデータァク セス開始位置とアクセスデータ長のコマンドパラメ一タとから、 次のコマンドで その系統にアクセスするためのデータアクセス開始位置を示すコマンドバラメ一 タを算出して格納する。 この値はデータアクセス開始位置とアクセスデータ長と の和で求められる。

位置情報管理部 4では、 連続性が検出されたコマンドのァクセスが磁気ディス ク 8上のどのデータまで行われたかを監視し、 最後にアクセスしたデータの位置 情報 （物理的なシリンダ番号、 ヘッド番号、 セクタ番号） から、 次回のアクセス で最初にアクセスするデータの位置情報を算出して格納する。

次に、 磁気ディスク 8にアクセスしている系統へのアクセスが終了した時に、 制御部 5は、 コマンド管理部 3に格納されているコマンド履歴から次にアクセス する系統を予測し、 位置情報管理部 4に格納している予測された系統の位置情報 が示すトラックに磁気へッ ドをシークさせる。

そして制御部 5によるシーク動作中に、 大容量連続データにアクセスするコマ ンドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマンドのデータアクセス 開始位置コマンドパラメータと前に受信したコマンドから算出されたデータァク セス開始位置コマンドパラメータとの比較を行い、 その結果を制御部 5 へ通知す る。

そして、 その比較結果が一致していなければ、 制御部 5は、 現在行っているシ ーク動作をただちに中止して、 受信コマンドに対する通常のコマンド処理を開始 する。

以上のようにして、 磁気ディスク 8上の大容量連続データへアクセスする際に 次のアクセスに対する予測を誤つた場合でも、 アクセス時間の増加を防ぐことが できる。

また、 上述の方法を適用することができる磁気ディスク装置とすれば、 上述と 同様の効果を得られる装置とすることができ、 さらに、 上述の方法をプログラム として記録媒体に記録すれば、 上述と同様の効果を得られる、 磁気ディスク装置 用ディスクァクセス制御ブログラムを記録した記録媒体として利用可能となる。

(実施の形態 5 )

次に、 上述した第 3の実施の形態において、 磁気ディスク装置において実行中 であるデータアクセス中に、 新たに発行されたコマン ドの内容が、 予め予想した データへのアクセスでなかった場合、 データアクセスを一旦中止するように構成 した磁気ディスク装置のディスクアクセス方法を、 第 5の実施の形態として、 図 面を参照しつつ説明する。

第 6図は、 第 1図に示した磁気ディスク装置 9におけるディスクアクセス方法 の説明図である。 即ち第 6図は、 第 1図に示す磁気ディスク装置 9において、 磁 気ディスク装置 9に接続した上位装置 1力；、 磁気ディスク装置 9内の離れた位置 に存在する 2つの大容量連続データ （「系統 A」 と 「系統 B」 とする。） に対して 、 同時にアクセスしている場合に磁気ディスク装置 9で行われる処理を示してい る。

上位装置 1が 2つの大容量連続データに対して同時にアクセスする場合、 上位 装置 1は、 大容量連続データ 「系統 A」 の各ファイルにアクセスするためのコマ ンドと、 大容量連続データ 「系統 B」 の各ファイルにアクセスするためのコマン ドとを、 交互に一定の周期で発行する。

各大容量連続データ 「系統 A」、 及び 「系統 B」 にアクセスするコマンドは磁気 ディスク装置 9のコマンド管理部 3に格納されており、 コマンド管理部 3に格納 されたコマンドの内容と上位装置 1から受信したコマンドの内容とから、 制御部 5は、 磁気ディスク装置 9が受信したコマンドが 「系統 A」 及び 「系統 B」 から なる 2系統の連続データに対しアクセスするコマンドである、 と判断する。 まず、 系統 Aの大容量連続データへのアクセスをアクセス 1の期間で実行して いる間に、 次の系統 Aに対するコマンドでアクセスする位置情報を位置情報管理 部 4に格納すると共に、 次のデータアクセス開始位置とアクセスデータ長とから 系統 Aに対する次のコマンドパラメータを算出してコマンド管理部 3に格納する 系統 Aのアクセス 1を実行後、 磁気ディスク装置 9はコマンド待ち状態に移行 するが、 制御部 5は、 コマンド受信前にコマンド管理部 3に格納されているコマ ンド履歴から次にアクセスする系統 「系統 B」 を予測し、 位置情報管理部 4に格 納されている予測された系統 「系統 B」 の位置情報が示すトラックに磁気ヘッ ド をシーク（系統 Bシーク）させる。 シーク動作終了後、 コマンド管理部 3に格納さ れているアクセスデータ長を用いて算出された位置情報管理部 4に格納されてい る位置情報で示されるデータへのアクセス （系統 Bアクセス 2 ) をリード ' ライ ト制御部 7に命じる。

リ一ドライ ト制御部 7による系統 Bアクセス中に、 系統 Cの大容量連続データ にアクセスするコマンドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマン ドのデータアクセス開始位置コマン ドパラメータと前回のコマン ドから算出した データアクセス開始位置コマンドパラメータとの比較を行い、 その結果を制御部 5へ通知する。

ここまでをさらに詳しく説明すると、 コマンド管理部 3では、 連続性が認識さ れた受信コマンドと、 受信コマンドと共に上位装置 1から与えられるデータァク セス開始位置とアクセスデータ長のコマンドパラメータとから、 次のコマンドで その系統にアクセスするためのデータアクセス開始位置を示すコマンドパラメ一 タを算出して格納する。 二の値はデータアクセス開始位置とアクセスデータ長と の和で求められる。

位置情報管理部 4では、 連続性が検出されたコマンドのアクセスが磁気ディス ク 8上のどのデータまで行われたかを監視し、 最後にアクセスしたデータの位置 情報 （物理的なシリンダ番号、 ヘッ ド番号、 セクタ番号） から、 次回のアクセス で最初にアクセスするデータの位置情報を算出して格納する。

次に、 磁気ディスク 8にアクセスしている系統へのアクセスが終了した時に、 制御部 5は、 コマンド管理部 3に格納されているコマンド履歴から次にアクセス する系統を予測し、 位置情報管理部 4に格納している予測された系統の位置情報 が示すトラックに磁気へッドをシークさせる。 そして制御部 5によるシーク動作終了後、 コマンド管理部 3に格納されている アクセスデータ長を用いて算出された位置情報管理部 4に格納されている位置情 報で示されるデータへのアクセスをリード · ライ ト制御部 7に命じる。

リードライ ト制御部 7によるアクセス中に、 大容量連続データにアクセスする コマンドを受信すると、 コマンド管理部 3では、 受信したコマンドのデ一タァク セス開始位置コマンドパラメータと前回のコマンドから算出されたデータァクセ ス開始位置コマンドパラメータとの比較を行い、 その結果を制御部 5へ通知する そして、 その比較結果が一致していなければ、 制御部 5は、 現在行っているァ クセス動作をただちに中止して、 受信コマンドに対する通常のコマンド処理を開 始する。

以上のようにして、 磁気ディスク 8上の大容量連続データへアクセスする際に 次のアクセスに対する予測を誤つた場合でも、 アクセス時間の増加を防ぐことが できる。

また、 上述の方法を適用することができる磁気ディスク装置とすれば、 上述と 同様の効果を得られる装置とすることができ、 さらに、 上述の方法をフログラム として記録媒体に記録すれば、 上述と同様の効果を得られる、 磁気ディスク装置 用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体と して利用可能となる。 産業上の利用可能性

以上のように本発明にかかる磁気ディスク装置、 及び磁気ディスク装置のディ スクアクセス方法、 並びに磁気デイスク装置用ディスクアクセス制御フログラム を記録した記録媒体は、 複数系統の大容量連続データへのアクセスが行われても 、 磁気ディスクとバッファメモリ間のデータ転送効率を向上させることができ、 O A機器や産業機器等を制御管理するコンピュータシステムの大容量記憶装置等 に適している。

Claims

請求の範囲

1 . 記録媒体と して用いられる磁気デイ スクに対してア クセスを行う 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置におい 前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディ スク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にア クセスする為のコマン ドを前記磁気デ イ スク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比蛟を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記複数の系統それぞれに対してアクセスされるデータの存在する、 前 記磁気ディスク上の物理的な位置を示す位置情報を保持し、

前記上位装置が発行するコマン ドを受信すると、 前記位置情報を保持し ている系統が、 前記位置情報を用いて前記磁気ディスク上へのデータァク セスを開始する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置。

2 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行う 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置におい 前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマンドを前記磁気デ ィスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマンドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのアクセス終了時 δ に、 次のコマンド受信を待つことなく、 次のコマン ドでアクセスが予想さ れる系統のデータが位置する前記磁気ディスク上の トラックへ、 データァ クセスに用いる磁気へッ ドをシークする、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置。

3 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行う0 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置におい 前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

5 前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ ィスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、0 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァクセス終了時 に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでアクセスが予想さ れる前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデータに対してアクセスを 開始する、

5 ことを特徴とする、 磁気ディスク装置。

4 . 請求の範囲第 2項又は請求の範囲第 3項に記載の磁気ディスク装 置において、

前記上位装置からのコマンドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク 装置において実行中であるシーク動作中に、 前記上位装置からコマンドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデータへのアクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上の トラックへの前記磁 気へッ ドのシークを中止する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置。

5 . 請求の範囲第 3項に記載の磁気ディスク装置において、

前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク 装置において実行中である磁気ディスク上のデー々へのァクセス中に、 前記上位装置からコマンドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデータへのアクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデ一々へのア クセス を中止する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置。

6 . 記録媒体と して用いられる磁気デイ スクに対してアクセスを行う 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディ ス ク装置におけ るディスクアクセス方法であって、

前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がァクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置が、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ ィスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記複数の系統それぞれに対してアクセスされるデータの存在する、 前 記磁気ディスク上の物理的な位置を示す位置情報を保持し、

前記上位装置が発行するコマンドを受信すると、 前記位置情報を保持し ている系統が、 前記位置情報を用いて前記磁気ディスク上へのデータァク セスを開始する、

二とを特徴とする、 磁気ディスク装置のディス クァ クセス方法。

7 . 記録媒体と して用いられる磁気デイ スクに対してア クセスを行う 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディ ス ク装置におけ るディ スクアクセス方法であって、

前記磁気デイ スク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続デ一々を 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディ ス ク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気デイ スク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ イ スク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのァクセス終了時 に、 次のコマン ド受信を待つこ となく 、 次のコマン ドでアクセスが予想さ れる系統のデータが位置する前記磁気ディスク上の トラック データァ クセスに用いる磁気へッ ドをシークする、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディスクアクセス方法。

8 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してア クセスを行う 事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置におけ るディスクアクセス方法であって、

前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ イスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマンドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのア クセス終了時 に、 次のコマンド受信を待つことなく、 次のコマン ドでアクセスが予想さ れる前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデータに対してアクセスを 開始する、

ことを特徴とする、 磁気ディス ク装置のディス クアクセス方法。

9 . 請求の範囲第 7項又は請求の範囲第 8項に記載の磁気デイ スク装 置のディスクアクセス方法において、

前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク 装置において実行中であるシーク動作中に、

前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデ一タへのァクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気ディス ク上の トラックへの前記磁 気ヘッ ドのシークを中止する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディスクア クセス方法。

1 0 . 請求の範囲第 8項に記載の磁気ディスク装置のデイ スクァクセ ス方法において、

前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク 装置において実行中である磁気デイスク上のデータへのアクセス中に、 前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデータへのアクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのアクセス を中止する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディスクアクセス方法。

1 1 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置にお けるディスクアクセス方法に関するプログラムを記録した、 磁気デイスク 装置用制御プログラムを記録した記録媒体であって、 前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置が、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ ィスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記複数の系統それぞれに対してアクセスされるデータの存在する、 前 記磁気ディスク上の物理的な位置を示す位置情報を保持し、

前記上位装置が発行するコマン ドを受信すると、 前記位置情報を保持し ている系統が、 前記位置情報を用いて前記磁気ディスク上へのデータァク セスを開始する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディスクアクセス方法を記録し た、 磁気ディスク装置用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録 媒体。

1 2 . 記録媒体と して用いられる磁気ディス クに対してア クセスを行 ぅ亊により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置にお けるディスクアクセス方法に関するプログラムを記録した、 磁気デイスク 装置用制御プログラムを記録した記録媒体であって、

前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマンドを前記磁気デ ィスク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマンドの履歴と、 前記新たに受信したコマンドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気ディスク上のデータへのアクセス終了時 に、 次のコマンド受信を待つことなく、 次のコマン ドでア クセスが予想さ れる系統のデータが位置する前記磁気デイ スク上の 卜ラックへ、 データァ クセスに用いる磁気へッ ドをシークする、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディス クァクセス方法を記録し た、 磁気ディスク装置用ディスクアクセス制御プロ グラムを記録した記録 媒体。

1 3 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してァクセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディ スク装置にお けるディスクアクセス方法に関するプロ グラムを記録した、 磁気ディスク 装置用制御ブログラムを記録した記録媒体であって、

前記磁気ディスク装置内の離れた位置に存在する、 大容量連続データを 構成する複数の系統それぞれに対して、 前記磁気ディスク装置の外部に接 続された上位装置がアクセスを行う時、

前記磁気ディスク装置は、

前記上位装置が、 前記各系統にアクセスする為のコマン ドを前記磁気デ イ スク装置に対して発行すると同時に、 前記コマン ドの履歴を格納し、 前記上位装置が発行する新たなコマン ドを受信する毎に、 前記格納され ているコマン ドの履歴と、 前記新たに受信したコマン ドとの比較を行い、 前記各系統に対するコマン ドの連続性を検出し、

前記各系統の存在する前記磁気デイ スク上のデータへのアクセス終了時 に、 次のコマン ド受信を待つことなく、 次のコマン ドでアクセスが予想さ れる前記系統の存在する前記磁気ディスク上のデータに対してアクセスを 開始する、

ことを特徴とする、 磁気ディスク装置のディスクアクセス方法を記録し た、 磁気デイ スク装置用デイスクアクセス制御プログラムを記録した記録 媒体。

1 4 . 請求の範囲第 1 2項又は請求の範囲第 1 3項に記載の磁気ディ スク装置用ディスクアクセス制御プログラムを記録した記録媒体において 前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前記磁気ディスク 装置において実行中であるシーク動作中に、

前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデータへのアクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気ディスク上の 卜ラックへの前記磁 気へッ ドのシークを中止する、

二とを特徴とする、 磁気ディスク装置用ディスクアクセス制御プログラ ムを記録した記録媒体。

1 5 . 請求の範囲第 1 3項に記載の磁気ディスク装置用デイ スクァク セス制御プログラムを記録した記録媒体において、

前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 すでに前記磁気ディ スク 装置において実行中である磁気ディスク上のデータへのァクセス中に、 前記上位装置からコマン ドが発行され、 且つその内容が予想した前記系 統のデータへのアクセスでなかった場合、

予想した前記系統の存在する前記磁気デイ スク上のデータへのアクセス を中止する、

ことを特徴とする、 磁気デイスク装置用デイスクアクセス制御フ口グラ ムを記録した記録媒体。

1 6 . 記録媒体と して用いられる磁気ディスクに対してアクセスを行 う事により各種情報のデータを読み書き可能と した磁気ディスク装置であ つて、

前記磁気ディスク装置の外部に接続された上位装置が発行するコマン ド に応じて、 前記上位装置と前記磁気ディスク装置間で転送される 1 コマン ド当たりのデータを複数格納可能なバッファメモリ と、

前記磁気ディスク上のデータに対して読み出しと書き込みを行う リ一ド - ライ ト制御部と、

前記上位装置からのコマンドを受信する際に、 該コマン ドの履歴を格納 するコマンド履歴格納手段と、

前記コマン ド受信時に、 該受信コマンドと前記コマン ド履歴格納手段内 のコマン ド履歴とから、 前記受信コマンドの連続性を検出するコマンド連 続性検出手段と、

前記コマン ド連続性検出手段で連続性が検出されたコマン ドがアクセス する前記磁気ディスク上のデータの存在する、 前記磁気ディスク上の物理 的な位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と、

前記データへアクセスするのに用いる磁気へッ ドに対するシ一ク制御を 行い、 前記磁気ディスク上のデータに対する読み出し命令と書き込み命令 を、 前記上位装置からのコマン ドを受信する前に、 前記リード · ライ ト制 御部に与えることのできる制御部と

を備えたこと、 を特徴とする、 磁気ディスク装置。