JP2007102267A - アクセス履歴管理方法、アクセス履歴管理装置、アクセス履歴管理プログラム、記憶装置及び情報処理装置 - Google Patents

アクセス履歴管理方法、アクセス履歴管理装置、アクセス履歴管理プログラム、記憶装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リードアクセス履歴を少ない記憶容量で記憶する。
【解決手段】アクセス履歴管理方法は、ライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードがライトアクセス履歴記憶部に記憶されるステップS4と、リードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドがリードアクセス履歴記憶部に記憶されるステップS5と、リードアクセス取得要求が発生すると、リードアクセス履歴記憶部からリードアクセス取得要求に含まれた要求時刻に関連づけられたリードコマンドが抽出され、ライトアクセス履歴追記部から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードが抽出され、生成されたリードアクセス情報が出力されるステップS6を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続対象記憶部に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理方法、アクセス履歴管理装置、アクセス履歴記憶プログラム、記憶装置及び情報処理装置に関する。
近年の情報処理装置の発展に伴い、フォレンジック(forensic)技術の要求が高まっている。フォレンジックとは、インジデント・レスポンスや法的紛争・訴訟に対し、電磁的記録の証拠保全及び調査・分析を行うとともに、電磁的記録の改ざん・毀損等についての分析・情報収集等を行う一連の科学的調査手法・技術のことを示す。ここで、インジデント・レスポンスとは、コンピュータやネットワーク等の資源及び環境の不正使用、サービス妨害行為、データの破壊、意図しない情報の開示等、並びにそれらへ至るための行為(事象)等への対応等を示す。この様なフォレンジック技術によれば、デジタル証拠の確保が図られることによって、コンピュータセキュリティを積極的に維持することができる。
このフォレンジックの技術の1つとして、情報漏洩を防ぐ、或いは漏洩したデータの内容を正確に知ることのできる装置が、ネットワークの世界で提案されている。しかし、ディスク装置などの記憶装置において、同様の手法を導入しようとすると様々な問題があり、実現が困難であった。
又、記憶装置へのライトデータを全て記憶し、任意の過去の時点のデータを取り出す装置が提案されている。しかし、リードの発生回数はライトに比べて爆発的に多く、リードのアクセス履歴を取り出すことは困難である。
例えば、図17に示すリード/ライトアクセス履歴採取/取り出し可能な装置は、利用者からのリード/ライトアクセス可能なデータ記憶装置に対して、リードアクセスとライトアクセスの履歴を採取又は取り出すことができる。ここで、アクセス履歴は、動作要求命令又は動作応答、要求又は応答時刻などを含むコマンド、ライトデータ又はリードデータを含むペイロードを含む。図17に示す従来技術では、記憶装置に対するリードアクセス又はライトアクセスを監視し、これをそのままリードアクセス又はライトアクセスの履歴として保存する。
一方、記憶装置の変更履歴の採取を行うことで、バックアップに適用する技術として、継続的データ保護(Continuous Data Protection)技術がある。この技術の一例として、ユーザがアプリケーションを実行するためのデータストレージサービスを可能にするストレージシステムがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のシステムは、スナップショット動作とジャーナリングを実行して、損失データを回復させる追加のデータ処理を実行する。スナップショットとジャーナルエントリは、ユーザの生産用データボリュームとは別に保存される。新しいジャーナルエントリを作るために、より古いジャーナルエントリは除去される。本除去は、1つ以上の古いジャーナルエントリを対応するスナップショットに適用して、本スナップショットを更新することにより達成される。その後の損失データの回復は、所定のスナップショットにアクセスして、本スナップショットにジャーナルエントリを適用して希望するデータ状態を再生することにより行われる。
特開2005−18738号公報
しかし、フォレンジック技術となるような、過去のリードアクセス及びライトアクセス、及び過去のある時点での記憶装置のマッピングなどの情報を保存するための実用的な技術は提案されていない。
例えば、図17に示す技術では、リードアクセス履歴及びライトアクセス履歴として、それぞれのコマンドと、ペイロードの全てを保存する必要がある。しかし、一般的な記憶装置の利用現場では、ライトアクセスに対して、リードアクセスのほうが圧倒的に多いため、リードアクセス履歴の増大は著しくなる。そのため、リードアクセス履歴の採取には膨大な記憶容量が必要となり、リード履歴を採取することは困難、或いはコスト面などから非現実的である場合があった。
この様に、従来の技術では、リードアクセス履歴採取について、膨大な記憶容量が必要となることから、リードアクセス履歴の保存は、コスト面から非現実的であると判断され、導入されにくい実状があった。
従って本発明の目的は、リードアクセス履歴を少ない記憶容量で記憶するとともに、リードアクセスの履歴を得るアクセス履歴管理方法、アクセス履歴管理装置、アクセス履歴記憶プログラム、記憶装置及び情報処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、接続対象記憶部に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理方法に関する。即ち、本発明の第1の特徴に係るアクセス履歴管理方法は、接続対象記憶部に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードがライトアクセス履歴記憶部に記憶されるステップと、接続対象記憶部に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドがリードアクセス履歴記憶部に記憶されるステップを備える。
この様なアクセス履歴管理方法によれば、リードアクセスのペイロードを保存することなくコマンドのみのアクセス履歴を取得するので、限られた保存容量でアクセス履歴を保存することができる。
ここで、リードアクセス取得要求が発生すると、リードアクセス履歴記憶部から、リードアクセス取得要求に含まれた要求時刻に関連づけられたリードコマンドが抽出されるステップと、ライトアクセス履歴追記部から、要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードが抽出されるステップと、抽出されたリードコマンドと抽出された前記ライトペイロードから生成されたリードアクセス情報が出力されるステップを更に備えることが好ましい。
これによれば、リードアクセス履歴記憶部においてリードアクセスのペイロードが保存されていなくとも、ライトアクセス履歴記憶部におけるライトアクセスのペイロードからリードアクセスのペイロードを構成することができる。
更に、配置復元要求が発生すると、ライトアクセス履歴追記部から、配置復元要求に含まれる要求アドレスと、配置復元要求に含まれる要求時刻より前で最も直近のライト時刻とに対応づけられたライトペイロードが抽出されるステップと、抽出されたライトペイロードが出力されるステップを更に備えることが好ましい。
これによれば、リードアクセス履歴記憶部に基づいて、所定時刻に基づくディスクの配置復元を可能にすることができる。
本発明の第2の特徴は、接続対象記憶装置に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理装置に関する。即ち、本発明の第2の特徴に係るアクセス履歴管理装置は、接続対象記憶装置と、接続対象記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部とを備える。
ここで、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶装置から、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部を更に備えることが好ましい。
更に、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶装置から、接続対象記憶装置の各アドレスについて、復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部を更に備えることが好ましい。
本発明の第3の特徴は、接続対象記憶装置に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理プログラムに関する。即ち本発明の第3の特徴に係るアクセス履歴管理プログラムは、接続対象記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部とをコンピュータに実行させる。
ここで、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶装置から、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部を更にコンピュータに実行させることが好ましい。
更に、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶装置から、接続対象記憶装置の各アドレスについて、復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部を更にコンピュータに実行させることが好ましい。
本発明の第4の特徴は、アクセス履歴を取得する記憶装置に関する。即ち、本発明の第4の特徴に係る記憶装置は、記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶部に記憶するライトアクセス履歴追記部と、記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶部に記憶するリードアクセス履歴追記部をファームウェアとして実現可能な制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶部を備える。
ここで、制御プログラム記憶部は、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶部から、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、ライトアクセス履歴記憶部から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部を更に実行可能な制御プログラムを記憶することが好ましい。
更に、制御プログラム記憶部は、ライトアクセス履歴記憶部から最新のライト時刻に関連づけられたペイロードを、リードアクセス応答として出力する最新データ取得部を更に実現可能な制御プログラムを記憶することが好ましい。
更に、記憶装置は、ログ構造記録方式で、記録されることが好ましい。
更に、制御プログラム記憶部は、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶装置から、接続対象記憶装置の各アドレスについて、復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部を更に実行可能な制御プログラムを記憶することが好ましい。
本発明の第5の特徴は、接続対象記憶装置のファイル情報を管理し、リードアクセス履歴を取得するファイルシステム部を備える情報処理装置に関する。即ち本発明の第5の特徴に係る情報処理装置は、接続対象記憶装置と、接続対象記憶装置に対する更新アクセスが発生すると、更新アクセスの更新時刻及び更新アドレスを含む更新コマンド及び更新ペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部と、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶装置から要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近の更新時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられた更新ペイロードを抽出し、抽出されたリードコマンドと抽出された更新ペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部とを備えるファイルシステム部とを有する。
ここで、ファイルシステム部は、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶部から、復元要求時刻をキーとしてペイロードを検索するブロック配置構成部を更に備えることが好ましい。
本発明の第6の特徴は、接続対象記憶装置のファイル情報を管理し、リードアクセス履歴を取得するファイルシステム部を備える情報処理装置であって、接続対象記憶装置に対する更新アクセスが発生すると、更新アクセスの更新時刻及び更新アドレスを含む更新コマンド及び更新ペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部と、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶装置から要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近の更新時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられた更新ペイロードを抽出し、抽出されたリードコマンドと抽出された更新ペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部とを備えるファイルシステム部とを有する。
ここで、ファイルシステム部は、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶部から、復元要求時刻をキーとしてペイロードを検索するブロック配置構成部を更に備えることが好ましい。
本発明によれば、リードアクセス履歴を少ない記憶容量で記憶するとともに、リードアクセスの履歴を得るアクセス履歴管理方法、アクセス履歴管理装置、アクセス履歴記憶プログラム、記憶装置及び情報処理装置を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法は、接続対象記憶部に対するリードアクセス履歴を取得する。接続対象記憶部は、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法によってリードアクセス及びライトアクセスなどのアクセス履歴を取得する対象となるデータを記憶する。接続対象記憶記憶部は、例えば半導体記憶装置や磁気ディスク装置などで、デジタル化されたデータを電気的に保持する。
図1を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法を説明する。
まず、ステップS1において、接続対象記憶部に対するイベントが待機される。イベントが発生すると、ステップS2において、イベントの対象に応じて処理が行われる。
ステップS2において、発生したイベントが接続対象記憶部に対するイベントであると判定された場合、ステップS3において、イベントの種別に応じて処理が行われる。発生したイベントがライトアクセスの場合、ステップS4において、ライトアクセスのコマンド及びペイロードがライトアクセス履歴記憶部に記憶される。ここで、ライトアクセスのコマンドは、ライトアクセスが発生したライト時刻、ライトアドレス、ライトデータサイズ、応答時刻、結果などを含む。ペイロードとは、接続対象記憶部のうち、ライトアクセスのコマンドに含まれるライトアドレスに新たに記憶するデータである。
発生したイベントが、接続対象記憶部に対するリードアクセスの場合、ステップS5において、リードアクセスのコマンドがリードアクセス履歴記憶部に記憶される。ここで、リードアクセスのコマンドは、リードアクセスが発生したリード時刻、リードアドレス、リードデータサイズ、応答時刻、結果などを含む。このリードアクセス履歴記憶部には、リードアクセスのペイロード、具体的には、リードアクセスのコマンドに含まれるリードアドレスに記憶されていたデータは記憶されず、リードアクセスのコマンドのみが記憶される。
一方、ステップS2において、発生したイベントがアクセス履歴に対するイベントであると判定された場合、ステップS4及びステップS5で取得した情報に基づいて、アクセス履歴を出力するためにステップS6において、イベントの種別に応じて処理が行われ、ステップS4及びステップS5で取得した情報に基づいて、アクセス履歴が出力される。
発生したイベントが接続対象記憶部の所定時刻及び所定アドレスにおける配置復元要求である場合、ステップS7において、ライトアクセス履歴記憶部から、配置復元要求に含まれる要求アドレスと、配置復元要求に含まれる要求時刻より前で最も直近のライト時刻とに対応づけられたライトペイロードが抽出される
発生したイベントが所定時刻に発生したリードアクセス取得要求である場合、ステップS8において、ライトアクセス履歴記憶部及びリードアクセス履歴記憶部から、ペイロードが抽出される。具体的には、リードアクセス履歴記憶部から、リードアクセス取得要求に含まれた要求時刻に関連づけられたリードコマンドが抽出される。次に、ライトアクセス履歴追記部から、要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードが抽出される。更に、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードから生成されたリードアクセス情報が出力される。
図2に示す例では、アドレス1乃至アドレス4のアドレス空間に対して、時刻t乃至tにおいて発生したアクセスを説明している。
具体的には、時刻tにアドレス1に対して、データaをライトしている。時刻tにアドレス2に対して、データbをライトしている。時刻tにアドレス3に対して、データcをライトしている。時刻tにアドレス4に対して、データdをライトしている。時刻tにアドレス1をリードしている。時刻tにアドレス3をリードしている。時刻tにアドレス1に対して、データaをライトしている。時刻tにアドレス4をリードしている。時刻tにアドレス1をリードしている。
この場合、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法によれば、時刻t乃至時刻t、及び時刻tで発生したライトアクセスは、ライトアクセス履歴記憶部に記憶され、時刻t、時刻t、時刻t及び時刻tで発生したリードアクセスは、リードアクセス履歴記憶部に記憶される。
このとき、時刻tに発生したリードアクセスにより得られたデータを復元する場合について説明する。このリードアクセスは、アドレス1に対するリードアクセスであるので、時刻tより前で最も直近にアドレス1に対して発生したライトアクセスのペイロードから求められる。ここでは、時刻tのライトアクセスのペイロードaが、時刻tに発生したリードアクセスにより得られたデータとなる。同様に、時刻tに発生したリードアクセスにより得られたデータは、時刻tに発生したライトアクセスのペイロードcである。時刻tに発生したリードアクセスにより得られたデータは、時刻tに発生したライトアクセスのペイロードdである。時刻tに発生したリードアクセスにより得られたデータは、時刻tに発生したライトアクセスのペイロードaである。
例えば、接続対象記憶部に対して発生したコマンドは、構造体「command」として、式1に、変数「payload」として、式2に定義される。ここで、変数「payload」は、実体のデータ列が定義されても良い。
struct command {
boolean type; /* コマンドの種別(READ 又は WRITE) */
time accesstime; /* アクセス時間 */
integer address; /* アクセス先のアドレス */
}
・・・(式1)
byte *payload; /* ペイロードのデータ列(へのポインタ) */
・・・(式2)
この場合、時刻tに接続対象記憶部に対して発生したコマンドは、式3で表現される。
command.type = WRITE
command. accesstime = t1
command.address = 1
payload = a1
・・・(式3)
この様に蓄積されたライトアクセス履歴記憶部に基づいて、時刻tに発生したリードアクセスのペイロードを取得する場合、式4で示す条件式で検索される。
command.type = WRITE and
command.address = 1 and
command. accesstime < t5
・・・(式4)
式4に示した条件式に基づいて、ライトアクセス履歴記憶部を、command.accesstimeを降順に、つまり時刻tより過去に向かって逐次検索し、最初にヒットしたものを検索結果とすると、式5に示す結果が出力される。
payload = a1
・・・(式5)
この様に本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法によれば、リードコマンドのペイロードを記憶せず、ライトアクセス履歴記憶部からリードコマンドのペイロードを抽出する。従って、リードコマンドの履歴を記憶する場合でも、大量の保存容量を必要としない。この様に、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法によれば、接続対象記憶部に対するリードアクセス及びライトアクセスの全ての履歴を出力することができる。
次に、第1の実施例乃至第6の実施例を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法の実施例を説明する。
(第1の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第1の実施例においては、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法をアクセス履歴管理装置100に適用し、接続対象記憶装置がアクセス履歴管理装置100以外の接続対象装置150に実装されている例を説明する。
図3に示すように、本発明の第1の実施例に係る接続対象装置150は、接続対象記憶装置151及びアクセス監視部152を備える。
接続対象記憶装置151は、本発明の第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置100が、リードアクセス及びライトアクセスなどのアクセス履歴を取得する対象となる記憶装置である。接続対象記憶装置151は、半導体記憶装置や磁気ディスク装置などで、デジタル化されたデータを電気的に保持する装置である。第1の実施例に係る接続対象記憶装置151は、アクセス記憶採取及び取り出し機能を備えていない。
アクセス監視部152は、接続対象記憶装置151に対してリードアクセス或いはライトアクセスが発生したことをフックし、リードアクセス及びライトアクセスのコマンド等をアクセス履歴管理装置100に送信する。
アクセス履歴管理装置100は、接続対象装置150に備えられた接続対象記憶装置151に対するリードアクセス履歴を取得する。
図3に示すように、本発明の第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置100は、ライトアクセス履歴記憶装置101、リードアクセス履歴記憶装置102、履歴採取部110及び履歴取り出し部120を備える。
ライトアクセス履歴記憶装置101には、接続対象記憶装置151に発生したライトアクセスの履歴が記憶されている。ライトアクセス履歴記憶装置101は、例えば、図4に示す様に、ライトアクセスのコマンドとして、コマンド種別、ライト時刻、ライトアドレスの項目を備える。更にライトアクセス履歴記憶装置101は、ペイロードとして、このライト時刻にこのライトアドレスに対して記憶されたデータが関連づけられている。図4に示したデータは、図2に示した様に接続対象記憶装置151に対するアクセスの履歴を示している。ライトアクセス履歴記憶装置101の第1レコードには、時刻tにアドレス1に対して、データaをライトアクセスが発生したことが記憶されている。
リードアクセス履歴記憶装置102には、接続対象記憶装置151に発生したリードアクセスの履歴が記憶されている。リードアクセス履歴記憶装置102は、例えば、図6に示すように、リードアクセスのコマンドとして、コマンド種別、リード時刻、ライトアドレスの項目を備える。図5に示したデータは、図2に示した様に接続対象記憶装置151に対するアクセスの履歴を示している。リードアクセス履歴記憶装置102の第1レコードには、時刻tにアドレス1に対してリードアクセスが発生したことが記憶されている。
図3に示す例では、ライトアクセス履歴記憶装置101及びリードアクセス履歴記憶装置102は、異なる記憶装置に実装される様に記載したが、物理的に同一の記憶装置に実装されても良い。
履歴採取部110は、アクセス振分部111、ライトアクセス履歴追記部112、リードアクセス履歴追記部113を備える。履歴採取部110は、アクセス振分部111により、接続対象装置150に発生したアクセス種別により処理を振り分ける。更に、履歴採取部110は、ライトアクセス履歴追記部112又はリードアクセス履歴追記部113により、リードアクセスの場合はそのコマンドのみを、ライトアクセスの場合はそのコマンドとペイロードを履歴化して保存する。
アクセス振分部111は、アクセス記憶採取及び取り出し機能を持たない接続対象記憶装置151に対するリードアクセス及びライトアクセスを監視するアクセス監視部152から、アクセスが発生したことが通知されると、リードアクセス或いはライトアクセスのアクセス種別により、ライトアクセス履歴追記部112或いはリードアクセス履歴追記部113のいずれかに処理を振り分ける。
ライトアクセス履歴追記部112は、接続対象記憶装置151に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンドと、ライトペイロードと、をライトアクセス履歴記憶装置101に記憶する。このとき、ライトアクセス履歴追記部112は、ライトコマンドに含まれる全ての項目を、ライトアクセス履歴記憶装置101に記憶しても良い。
リードアクセス履歴追記部113は、接続対象記憶装置151に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドを、リードアクセス履歴記憶装置に102記憶する。このとき、リードアクセス履歴追記部113は、リードコマンドに含まれる全ての項目を、リードアクセス履歴記憶装置102に記憶しても良いが、リードコマンドに対する応答に含まれるペイロード、具体的には、リードコマンドにより読み出された接続対象記憶装置151のデータは、リードアクセス履歴記憶装置102に記憶されない。
履歴取り出し部120は、リードアクセス再構成部121を備える。履歴取り出し部120は、過去のライトアクセスを取り出す場合、ライトアクセス履歴記憶装置101から直接、コマンド及びペイロードを取り出す。一方、過去のリードアクセスを取り出す場合、履歴取り出し部120は、リードアクセス再構成部121により、リードアクセスのコマンドのみを保存したリードアクセス履歴記憶装置102から、ライトアクセスのコマンド及びペイロードを保存したライトアクセス履歴記憶装置101を参照して、リードアクセスのペイロードを再構成し、コマンド及びペイロードを取り出す。
リードアクセス再構成部121は、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶装置102から、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出する。ここで、リードアクセス取得要求は、所定時刻に発生したリードアクセスのリードアドレス及びペイロードを含むリードアクセス情報を要求する処理である。更にリードアクセス再構成部121は、ライトアクセス履歴記憶装置101から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出する。更にリードアクセス再構成部121は、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードから、リードアクセス情報を生成し出力する。
リードアクセス再構成部121は、図6に示すように、コマンド及びペイロードからなるライトアクセスの履歴(ライトアクセス履歴)と、コマンドだけからなるリードアクセスの履歴(リードアクセス履歴)を入力とし、リードアクセスのペイロードを再構成したうえ、リードアクセスのコマンド及びペイロードを出力する。
リードアクセス再構成部121によるリードアクセス再構成処理を、図6を参照して説明する。
まず、ステップS101において、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻が抽出される。更に、リードアクセス履歴記憶装置102から、ペイロードを取得したいリードアクセスのコマンドから、接続対象記憶装置151のどのアドレスに対するリードであったかが取得される。具体的には、抽出された要求時刻に対応づけられたリードアドレスを取得する。
次に、ステップS102において、ステップS101で抽出されたアドレスに対して、そのリードアクセスが発生した要求時刻より前で最も最後にライトを行ったライトアクセスが、ライトアクセス履歴記憶装置101から取り出される。
ステップS103において、ステップS101で抽出されたリードアクセスのコマンドと、ステップS102において抽出されたライトアクセスのペイロードから、リードアクセス情報が再構成される。
この様に第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置によれば、アクセス監視部152によって検知された接続対象記憶装置151に対するリードアクセス又はライトアクセスが、アクセス振分部111により、アクセス種別に基づいて処理が振り分けられる。ライトアクセス履歴追記部112又はリードアクセス履歴追記部113により、例えば、図4又は図5に示したような構造でデータが蓄積される。
これにより、リードアクセスのペイロードを履歴情報として記憶しなくとも、ライトアクセスの履歴情報からリードアクセスの履歴情報を構成することができる。従って、第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置100によれば、膨大な保存容量を必要とすることなく、リードアクセスの履歴を全て保存することができる。
(第2の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第2の実施例においては、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法を記憶装置200に適用する場合について説明する。第2の実施例においては、アクセス履歴を取得する記憶装置200は、最新のデータが記憶された記憶部を備えない。記憶装置200に対するアクセスが発生すると、ライトアクセス履歴記憶部201及びリードアクセス履歴記憶部202のみから応答を生成する。
記憶装置200は、ライトアクセス履歴記憶部201、リードアクセス履歴記憶部202及び所定の処理を実現可能な制御プログラム(ファームウェア)を記憶する制御プログラム記憶部を備える。制御プログラム記憶部に記憶された制御プログラムが記憶装置200に実装されることにより、図8に示すような相関関係が実現される。
第2の実施例に係る記憶装置200は、ログ(追記)構造記録方式が採用されている。これにより、ライトアクセス履歴の履歴領域と、記憶装置200の記憶領域(ログデータ)を1つに統合し、必要な記憶領域を削減することができる。
ログ構造ファイルシステムに代表されるログ構造記録方式では、ライトデータを古いデータに上書きするのではなく、追記(ログ)で記録する。そのため、ライトデータはログデータとも呼ばれる。「上書き」がランダムライトになるのに対して、「追記」はシーケンシャルライトであるので、ログ構造記録方式では、ライトアクセス性能の向上を図ることができる。一方、リードアクセスのときには、ログデータの中からリード対象のアドレスに対して最後にライトしたときのデータを検索し、これをリードデータとして応答する。ライトデータは追記構造で記録するため、結果的に過去の任意のライトデータを取り出すことも可能になる。
図8に示すように、第2の実施例に係る記憶装置200は、ライトアクセス履歴記憶部201、リードアクセス履歴記憶部202、履歴採取機能つき記憶装置提供部210及び履歴取り出し部220を備える。
ライトアクセス履歴記憶部201は、第1の実施例のライトアクセス履歴記憶装置101と同様である。リードアクセス履歴記憶部202は、第1の実施例のリードアクセス履歴記憶装置102と同様である。
履歴採取機能つき記憶装置提供部210は、第1の実施例に係る接続対象記憶装置151及び履歴採取部110を提供している。履歴採取機能つき記憶装置提供部210は、アクセス振分部211、ライトアクセス履歴追記部212、リードアクセス履歴追記部213及び最新データ取得部214を備えている。
アクセス振分部211は、記憶装置200に対するアクセスが発生すると、リードアクセス或いはライトアクセスのアクセス種別により、ライトアクセス履歴追記部212或いはリードアクセス履歴追記部213のいずれかに処理を振り分ける。
ライトアクセス履歴追記部212は、記憶装置200に対するライトアクセスが発生すると、ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶部201に記憶する。更に、ライトアクセス履歴追記部212は、ライトアクセスに対する応答を出力する。
リードアクセス履歴追記部213は、記憶装置200に対するリードアクセスが発生すると、リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶部213に記憶する。更にリードアクセス履歴追記部213は、最も直近
最新データ取得部214は、ライトアクセス履歴記憶部201から、各アドレスに対する最新のライト時刻に関連づけられたペイロードを、リードアクセス応答として出力する。更に、最新データ取得部214によってライトアクセス履歴記憶部201から最新データが取得されると、リードアクセス履歴追記部213によって、最新データが取得されたことが、リードアクセス履歴記憶部202に記憶される。
履歴取り出し部220は、リードアクセス再構成部221を備える。リードアクセス再構成部221は、リードアクセス取得要求が入力されると、リードアクセス履歴記憶部202から、リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出する。次に、リードアクセス再構成部221は、ライトアクセス履歴記憶部201から要求時刻より前で最も直近のライト時刻と、抽出されたリードコマンドに含まれるリードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出する。更に、リードアクセス再構成部221は、抽出されたリードコマンドと抽出されたライトペイロードからリードアクセス情報を生成する。
次に、図9を参照して、第2の実施例に係る履歴採取機能つき記憶装置提供部210によるアクセス処理を説明する。
まず、ステップS201において、アクセス振分部211によってアクセス要求が受信されると、ステップS202においてアクセスの種類によって処理が振り分けられる。
ステップS202においてライトアクセスだと判定されると、ステップS203において、ライトアクセスのコマンド及びペイロードが、ライトアクセス履歴記憶部201に追記される。更に、ステップS204において、ライトアクセス応答が出力される。
一方ステップS202においてリードアクセスであると判定されると、ステップS205において、追記構造のライトアクセス履歴記憶部から、当該アドレスの最新のデータが読み出される。次に、ステップS206において、リードアクセスのコマンドのみが、リードアクセス履歴記憶部202に追記される。更に、ステップS207において、リードアクセス応答として、当該アドレスの最新のデータを含むリードアクセス応答が出力される。
この様に、記憶装置200のログ構造記録方式のライトデータ(ログデータ)は、第1の実施例において説明したライトアクセス履歴のペイロードとみることもできる。そのことから、ログ構造方式のログデータを拡張して、ライトアクセス履歴に仕立てることができる。言い換えれば、ログ構造記録方式のログデータをライトアクセス履歴に統合することができる。これにより、ライトアクセス履歴用の記憶領域と、記憶装置200の記憶領域を別々に用意するのではなく、ライトアクセス履歴用の記憶領域1つで記憶装置の記憶領域を兼ねることができ、全体で必要な記憶容量の削減が実現できる。
(第3の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第3の実施例においては、第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置を、ブロックデバイスである接続対象記憶装置351に適用した場合を説明する。ブロックデバイスとは、複数バイトからなるデータブロックを1つの単位としてデータの入出力を行うデバイスである。
第3の実施例に係る接続対象記憶装置351は、自由に読み書きできるブロック空間を提供する。アクセス履歴管理装置は、接続対象記憶装置351のブロック空間に対するリードアクセス及びライトアクセスを履歴化して、データを採取及び取り出しする。
第3の実施例に係るアクセス履歴管理装置300は、図10に示すように、ファイルシステムやデータベースなどのアクセスアプリケーション360から接続対象記憶装置351へのアクセスをフックし、ライトアクセス履歴記憶装置301及びリードアクセス履歴記憶装置302にアクセス履歴を記憶する。更に、監視アプリケーション、レストアアプリケーションなどの要求アプリケーション370からの要請に応じて、ライトアクセス、ブロック配置、リードアクセスなどの情報が提供される。
アクセス履歴管理装置300は、ライトアクセス履歴記憶装置301、リードアクセス履歴記憶装置302、アクセス監視部311、アクセス振分部312、ライトアクセス履歴追記部313、リードアクセス履歴追記部314、ライトアクセス取得要求受付部321、第1の検索部322、ブロック配置復元要求受付部323、第2の検索部324、ブロック配置構成部325、リードアクセス取得要求受付部326、第3の検索部327、リードアクセス再構成部328を備える。
ライトアクセス履歴記憶装置301及びリードアクセス履歴記憶装置302は、第1の実施例のライトアクセス履歴記憶装置101及びリードアクセス履歴記憶装置102と同様である。ただし、第3の実施例に係る接続対象記憶装置351はブロックデバイスであるので、リードアドレス及びライトアドレスは、ブロックデバイスのアドレスを示す。ライトアクセス履歴記憶装置301及びリードアクセス履歴記憶装置302のディスク装置の割当方法は問わない。具体的には、接続対象記憶装置351に記憶されたデータと、履歴データが別々のディスク装置に配置されても良いし、同一のディスク装置に配置されても良い。
アクセス監視部311は、ブロックデバイスのインタフェイスとなり、接続対象記憶装置351に対するアクセスがフックされると、アクセス振分部312に処理させる。
アクセス振分部312、ライトアクセス履歴追記部313及びリードアクセス履歴追記部314は、第1の実施例のアクセス振分部111、ライトアクセス履歴追記部112及びリードアクセス履歴追記部113と同様である。
ライトアクセス取得要求受付部321は、要求時刻に発生したライトアクセス情報を取得するライトアクセス取得要求が、要求アプリケーション370から入力されると、第1の検索部322に、入力されたライトアクセス取得要求に従ってライトアクセスを取得させる。
図11を参照して、ライトアクセス取得要求受付部321及び第1の検索部322によるライトアクセス取得処理を説明する。図11では、時刻tに発生したライトアクセスの取り出し、及び時刻t以前又は以降にブロックアドレスaddrに対してライトしたライトアクセスの取り出しについて説明する。
まず、ステップS301において、ライトアクセス取得要求受付部321より、ライトアクセス取得要求が入力されると、ステップS302において、入力されたライトアクセス取得要求の種類に応じて処理が振り分けられる。
時刻tのライトアクセスの情報を取得する場合、ステップS303において、ライト時刻tをキーとしてライトアクセス履歴記憶装置301が検索され、コマンドに時刻tが含まれるライトアクセス履歴が取り出される。ステップS304において、ステップS303で取り出されたライトアクセス履歴が要求アプリケーション370に応答される。
一方、時刻t以前或いは以後にブロックアドレスaddrにライトされたライトアクセスの情報を取得する場合、第1キーとして時刻t以前或いは以後、第2キーとしてブロックアドレスaddrを条件として、ライトアクセス履歴記憶装置301が検索され、コマンド部の時刻が時刻t以前或いは以後、かつライトアドレスがブロックアドレスaddrであるライトアクセス履歴が取り出される。ステップS306において、ステップS305で取り出されたライトアクセスのペイロードが、ブロックデータとして要求アプリケーション370に応答される。
図11に示す例の他に、t以前或いは以後にブロックデータblkをペイロードとしてライトしたライトアクセスの取り出しなども実現することができる。
ブロック配置復元要求受付部323は、要求時刻のブロック配置を復元するブロック配置復元要求が、要求アプリケーション370から入力されると、第2の検索部324に、入力されたブロック配置復元要求に従って、ブロック配置を取得させる。このとき、第2の検索部324は、ブロック配置構成部325に、ライトアクセス履歴記憶装置301に記憶された情報に従って、ブロックの配置を構成させる。例えば、復元要求時刻のブロック配置を復元する場合、復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、ライトアクセス履歴記憶装置301から、接続対象記憶装置351の各アドレスについて、復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、復元要求時刻のブロック配置を再構成する
図12を参照して、ブロック配置復元要求受付部323、第2の検索部324及びブロック配置構成部325によるブロック配置復元処理を説明する。図12では、時刻tのブロック空間の再現、及び時刻t以前又は以降にブロックデータblkを含んでいたブロック空間の再現について説明する。
まず、ステップS321において、ブロック配置復元要求受付部323より、ブロック配置復元要求が入力されると、ステップS322において、入力されたブロック配置復元要求の種別に応じて処理が振り分けられる。
時刻tのブロック空間を再現する場合、ステップS323において、時刻tをキーとしてライトアクセス履歴記憶装置301が記憶され、コマンド部に時刻tが含まれているライトアクセス履歴のインデックスが抽出される。次に、ステップS324において、それ以前の時刻に関連づけられたライトアクセス履歴を遡ることにより、時刻t時点でのブロックデバイス内のブロック配置状態が復元される。ステップS325において、ステップS324で復元されたブロック配置状態が、要求アプリケーション370に応答される。
一方、時刻t以前又は以降にブロックデータblkを含んでいたブロック空間を再現する場合、ステップS326において、第1キーとして時刻t以前又は以降、第2キーとしてブロックデータblkを条件として、ライトアクセス履歴記憶装置301が検索され、コマンド部の時刻が時刻t以前或いは以後、かつペイロードがブロックデータblkであるライトアクセス履歴のインデックスが抽出される。次に、ステップS324において、ブロックデータblkを含んでいた接続対象記憶装置351内のブロック配置状態が復元される。ステップS328において、ステップS327で復元されたブロック配置状態が、要求アプリケーション370に応答される。
図12に示す例の他に、時刻t以前又は以降にブロックデータblkをライトする前又はライトした後のブロック空間の再現、時刻t以前又は以降にブロックアドレスaddrにライトする前或いはした後のブロック空間の再現、時刻t以前又は以降にブロックデータblkをリードしたときのブロック空間の再現、時刻t以前又は以降にブロックアドレスaddrをリードしたときのブロック空間の再現なども実現することができる。
リードアクセス取得要求受付部326は、要求時刻に発生したリードアクセス情報を取得するリードアクセス取得要求が、要求アプリケーション370から入力されると、第3の検索部327に、入力されたリードアクセス取得要求に従ってリードアクセスを取得させる。このとき、第3の検索部327は、リードアクセス再構成部328に、ライトアクセス履歴記憶装置301及びリードアクセス履歴記憶装置302に記憶された情報に従って、リードアクセス情報を構成する。
図13を参照して、リードアクセス取得要求受付部326、第3の検索部327及びリードアクセス再構成部328によるリードアクセス取得処理を説明する。図13では、時刻tのリードアクセスの取り出しについて説明する。
まず、ステップS341において、リードアクセス取得要求受付部326より、時刻tにおけるリードアクセス取得要求が入力されると、ステップS342において、時刻tをキーとしてリードアクセス履歴記憶装置302が検索され、コマンドに時刻tが含まれるリードアクセス履歴が取り出され、ステップS343において、ステップS342において抽出されたリードアクセス履歴からリード対象のブロックアドレスが取得される。
次に、ステップS344において、ステップS343で取得されたブロックアドレスについて、ライトアクセス履歴記憶装置301から、時刻t以前にライトされたライトアクセス履歴が取り出され、ステップS345において、ステップS342において取得されたリードアクセスのコマンドと、ステップS345で取得されたペイロードから、リードアクセス情報が再構成される。ステップS346において、ステップS345で再構成されたリードアクセス情報が要求アプリケーション370に応答される。
図13に示す例の他に、時刻t以前或いは以降に、ブロックデータblkをペイロードとしてリードしたリードアクセス、時刻t以前或いは以降に、ブロックアドレスaddrに対してリードしたリードアクセスの取り出しなども実現することができる。
この様に、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法は、ブロックデバイスである接続対象記憶装置351に適応することができる。
(第4の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第4の実施例においては、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法を、一般的なコンピュータ装置のファイルシステムに適用した情報処理装置400について説明する。
情報処理装置400に備えられたファイルシステム部410は、ユーザアプリケーション460から接続対象記憶装置451へのアクセスのインタフェイスとなるファイルシステムである。ファイルシステム部410は、アクセス監視部411、アクセス振分部412、ライトアクセス履歴追記部413、リードアクセス履歴追記部414、ライトアクセス取得要求受付部421、第1の検索部422、ファイル復元要求受付部423、第2の検索部424、ファイル構成部425、リードアクセス取得要求受付部426、第3の検索部427、リードアクセス再構成部428、システム制御部430を備える。
アクセス監視部411、アクセス振分部412、ライトアクセス履歴追記部413、リードアクセス履歴追記部414、ライトアクセス取得要求受付部421、第1の検索部422、ファイル復元要求受付部423、第2の検索部424、ファイル構成部425、リードアクセス取得要求受付部426、第3の検索部427及びリードアクセス再構成部428は、図10に示した各機能と比べると同様の機能を備える。ただし、図10に示した各機能はブロックデバイスを対象とするが、図14に示した各機能はファイルシステムを対象とする点が異なる。
従って、リードアクセス及びライトアクセスの単位は、ブロック単位ではなくバイト単位であって、1アクセスがブロックアドレスの1ブロックに対するアクセスではなく、任意ファイルの任意オフセットからの任意バイト長に対するアクセスとなる。そのため、1つのリードアクセス履歴のペイロードを再現するために、複数のライト履歴のペイロードを組み合わせる必要がある場合もある。
又、アクセスの種類はリード又はライトだけではなく、生成、削除、移動、名前変更、初期化などもある。そのため、例えば、ある時点でライトした後ファイルを移動して、リードする、というアクセスがあったとき、ライトアクセス履歴のペイロードからリード履歴のペイロードを得るには、途中のファイルの移動アクセスの履歴も採取する必要がある。
このため、ファイルシステムに実装する場合は、リードアクセス履歴及びライトアクセス履歴だけではなく、これら以外のアクセス履歴もあわせて採取する必要がある。この実装方法は、例えばCVSによるファイル追跡が挙げられる。
この様に、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法は、ファイルシステムに適応することができる。
(第5の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第5の実施例は、図15に示すように、第2の実施例をブロックデバイスに適用した場合について説明する。
第5の実施例に係る記憶装置500は、ライトアクセス履歴記憶部501、リードアクセス履歴記憶部502及び所定の処理を実現可能な制御プログラム(ファームウェア)を記憶する制御プログラム記憶部を備える。制御プログラム記憶部に記憶された制御プログラムが記憶装置500に実装されることにより、図15に示すような相関関係が実現される。図15に示した各機能は、第2の実施例及び第3の実施例で説明した通りである。
ここで、ライトアクセス履歴記憶部501及びリードアクセス履歴記憶部502のディスク装置の割当方法は問わない。具体的には、これらのデータが別々のディスクに配置されても良いし、同一ディスク上に別々に配置されても良いし、同一ディスク上にランダムに配置されても良い。
(第6の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第6の実施例は、図16に示すように、第2の実施例をファイルシステムに適用した情報処理装置600である。図16に示した各機能は、第2の実施例及び第4の実施例で説明した通りである。
ここで、ライトアクセス履歴記憶部601及びリードアクセス履歴記憶部602のディスク装置の割当方法は問わない。具体的には、これらのデータが別々のディスクに配置されても良いし、同一ディスク上に別々に配置されても良いし、同一ディスク上にランダムに配置されても良い。
(第7の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第7の実施例は、第1の実施例及び第2の実施例をオブジェクトデバイスに適用した例である。オブジェクトデバイスとは、ブロックブロックデバイスにファイルシステムのようなインタフェイスを持たせたもので、その代表例に、OSD(或いはOBSD;Object-Based Storage Devices,SNIAワーキンググループURL: http://www.snia.org/tech_activities/workgroups/osd/参照)がある。
第7の実施例に係るオブジェクトデバイスによる実装は、第3の実施例及び第5の実施例に示したブロックデバイスへの実装技術に基づく。ただし、オブジェクトデバイスの場合は、ブロックデバイスと異なり、リードアクセス及びライトアクセスの他に、オープン、削除、コレクション定義又は変更、フォーマットなどのアクセスが存在する。そのため、ライトアクセス履歴のペイロードからリード履歴のペイロードを再生するためには、第4の実施例及び第6の実施例に示したファイルシステムの場合と同様に、これらのアクセス履歴もあわせて採取する必要がある。
(第8の実施例)
本発明の最良の実施の形態の第8の実施例は、本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法をユーザアプリケーション、データベースなどのアプリケーションに実装する。第8の実施例は、第4の実施例及び第6の実施例に示したファイルシステムへの実装技術の適用領域を変更することにより実現される。各種アクセスに対する操作履歴(例えば、リード、ライト、オープン、削除、異動、名前変更など)が、ファイルアクセス単位ではなく、アプリケーションのトランザクション単位で採取される。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の最良の実施の形態及び第1乃至第8の実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の最良の実施の形態においては、リードアクセスとライトアクセスの各履歴を、異なる記憶部に記憶する場合について説明したが、1つの記憶部に記憶しても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法の処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係るアクセス履歴管理方法を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態の第1の実施例に係るアクセス履歴管理装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の第1の実施例に係るライトアクセス履歴記憶装置のデータ構造とデータの一例である。 本発明の最良の実施の形態の第1の実施例に係るリードアクセス履歴記憶装置のデータ構造とデータの一例である。 本発明の最良の実施の形態の第1の実施例に係るリードアクセス再構成部を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態の第1の実施例に係るリードアクセス再構成部によるリードアクセス再構成処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の第2の実施例に係る記憶装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の第2の実施例に係る履歴採取機能つき記憶装置提供部210によるアクセス処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の第3の実施例に係るアクセス履歴管理装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の第3の実施例に係るライトアクセス取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の第3の実施例に係るブロック配置復元処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の第3の実施例に係るリードアクセス処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の第4の実施例に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の第5の実施例に係る記憶装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の第6の実施例に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 従来のアクセス履歴管理装置の機能ブロック図である。
符号の説明
100…アクセス履歴管理装置
101、301…ライトアクセス履歴記憶装置
102、302…リードアクセス履歴記憶装置
110…履歴採取部
111、211、312、412…アクセス振分部
112、212、313、413…ライトアクセス履歴追記部
113、213、313、413…リードアクセス履歴追記部
120、220…履歴取り出し部
121、221…リードアクセス再構成部
150、451…接続対象装置
151、351…接続対象記憶装置
152、311、411…アクセス監視部
200、500…記憶装置
201、501、601…ライトアクセス履歴記憶部
202、502、602…リードアクセス履歴記憶部
210…履歴採取機能付き記憶装置提供部
214…最新データ取得部
220…履歴取り出し部
321、421…ライトアクセス取得要求受付部
322、324、327、422、424、427…検索部
323…ブロック配置復元要求受付部
325…ブロック配置構成部
326、426…リードアクセス取得要求受付部
328、428…リードアクセス再構成部
360…アクセスアプリケーション
370…要求アプリケーション
400、600…情報処理装置
410…ファイルシステム部
421…ライトアクセス取得要求受付部
423…ファイル復元要求受付部
425…ファイル構成部
430…システム制御部
460…ユーザアプリケーション

Claims (18)

  1. 接続対象記憶部に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理方法であって、
    前記接続対象記憶部に対するライトアクセスが発生すると、前記ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードがライトアクセス履歴記憶部に記憶されるステップと、
    前記接続対象記憶部に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドがリードアクセス履歴記憶部に記憶されるステップ
    を備えることを特徴とするアクセス履歴管理方法。
  2. リードアクセス取得要求が発生すると、前記リードアクセス履歴記憶部から、前記リードアクセス取得要求に含まれた要求時刻に関連づけられたリードコマンドが抽出されるステップと、
    前記ライトアクセス履歴追記部から、前記要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び前記抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられたライトペイロードが抽出されるステップと、
    前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記ライトペイロードから生成されたリードアクセス情報が出力されるステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のアクセス履歴管理方法。
  3. 配置復元要求が発生すると、前記ライトアクセス履歴追記部から、前記配置復元要求に含まれる要求アドレスと、前記配置復元要求に含まれる要求時刻より前で最も直近のライト時刻とに対応づけられたライトペイロードが抽出されるステップと、
    前記抽出されたライトペイロードが出力されるステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のアクセス履歴管理方法。
  4. 接続対象記憶装置に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理装置であって、
    接続対象記憶装置と、
    前記接続対象記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、前記ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、
    前記接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部
    とを備えることを特徴とするアクセス履歴管理装置。
  5. リードアクセス取得要求が入力されると、前記リードアクセス履歴記憶装置から、前記リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、前記ライトアクセス履歴記憶装置から前記要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記ライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部
    を更に備えることを特徴とする請求項4記載のアクセス履歴管理装置。
  6. 復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、前記ライトアクセス履歴記憶装置から、前記接続対象記憶装置の各アドレスについて、前記復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、前記復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のアクセス履歴管理装置。
  7. 接続対象記憶装置に対するリードアクセス履歴を取得するアクセス履歴管理プログラムであって、
    前記接続対象記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、前記ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、
    前記接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部
    とをコンピュータに実行させることを特徴とするアクセス履歴管理プログラム。
  8. リードアクセス取得要求が入力されると、前記リードアクセス履歴記憶装置から、前記リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、前記ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記ライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部
    を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のアクセス履歴管理プログラム。
  9. 復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、前記ライトアクセス履歴記憶装置から、前記接続対象記憶装置の各アドレスについて、前記復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、前記復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部
    を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のアクセス履歴管理プログラム。
  10. アクセス履歴を取得する記憶装置であって、
    前記記憶装置に対するライトアクセスが発生すると、前記ライトアクセスのライト時刻及びライトアドレスを含むライトコマンド及びライトペイロードをライトアクセス履歴記憶部に記憶するライトアクセス履歴追記部と、
    前記記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶部に記憶するリードアクセス履歴追記部
    をファームウェアとして実現可能な制御プログラムを記憶する制御プログラム記憶部
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  11. 前記制御プログラム記憶部は、
    リードアクセス取得要求が入力されると、前記リードアクセス履歴記憶部から、前記リードアクセス取得要求に含まれる要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、前記ライトアクセス履歴記憶部から前記要求時刻より前で最も直近のライト時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられたライトペイロードを抽出し、前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記ライトペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部
    を更に実行可能な制御プログラムを記憶することを特徴とする請求項10に記載の記憶装置。
  12. 前記制御プログラム記憶部は、
    前記ライトアクセス履歴記憶部から最新のライト時刻に関連づけられたペイロードを、リードアクセス応答として出力する最新データ取得部
    を更に実現可能な制御プログラムを記憶することを特徴とする請求項11記載の記憶装置。
  13. ログ構造記録方式で、記録されることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項記載の記憶装置。
  14. 前記制御プログラム記憶部は、
    復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、前記ライトアクセス履歴記憶装置から、前記接続対象記憶装置の各アドレスについて、前記復元要求時刻より前で最も直近の時刻に関連づけられたペイロードを抽出して、前記復元要求時刻のブロック配置を再構成するブロック配置構成部
    を更に実行可能な制御プログラムを記憶することを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれか1項記載の記憶装置。
  15. 接続対象記憶装置のファイル情報を管理し、リードアクセス履歴を取得するファイルシステム部を備える情報処理装置であって、
    接続対象記憶装置と、
    前記接続対象記憶装置に対する更新アクセスが発生すると、前記更新アクセスの更新時刻及び更新アドレスを含む更新コマンド及び更新ペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、
    前記接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部と、
    リードアクセス取得要求が入力されると、前記リードアクセス履歴記憶装置から前記要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、前記ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近の更新時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられた更新ペイロードを抽出し、前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記更新ペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部
    とを備えるファイルシステム部
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
  16. 前記ファイルシステム部は、
    復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、前記ライトアクセス履歴記憶部から、前記復元要求時刻をキーとしてペイロードを検索するブロック配置構成部
    を更に備えることを特徴とする請求項15記載の情報処理装置。
  17. 接続対象記憶装置のファイル情報を管理し、リードアクセス履歴を取得するファイルシステム部を備える情報処理装置であって、
    前記接続対象記憶装置に対する更新アクセスが発生すると、前記更新アクセスの更新時刻及び更新アドレスを含む更新コマンド及び更新ペイロードをライトアクセス履歴記憶装置に記憶するライトアクセス履歴追記部と、
    前記接続対象記憶装置に対するリードアクセスが発生すると、前記リードアクセスのリード時刻及びリードアドレスを含むリードコマンドをリードアクセス履歴記憶装置に記憶するリードアクセス履歴追記部と、
    リードアクセス取得要求が入力されると、前記リードアクセス履歴記憶装置から前記要求時刻に関連づけられたリードコマンドを抽出するとともに、前記ライトアクセス履歴記憶装置から要求時刻より前で最も直近の更新時刻及び抽出されたリードコマンドに含まれる前記リードアドレスに対応づけられた更新ペイロードを抽出し、前記抽出されたリードコマンドと抽出された前記更新ペイロードからリードアクセス情報を生成するリードアクセス再構成部
    とを備えるファイルシステム部
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
  18. 前記ファイルシステム部は、
    復元要求時刻を含むブロック配置復元要求が入力されると、前記ライトアクセス履歴記憶部から、前記復元要求時刻をキーとしてペイロードを検索するブロック配置構成部
    を更に備えることを特徴とする請求項17記載の情報処理装置。

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