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明 細 書 光合分波器 技術分野
本発明は、 アレイ導波路回折格子を用いた光合分波器に関する。 背景技術
近年、 光通信においては、 伝送容量を飛躍的に増大させる手段 と して、 光周波数多重通信の研究開発が盛んに行われている。 光 通信において伝送容量を飛躍的に増大させるには、 波長間隔が可 能な限り 小さい多数の波長成分を有する光を合分波する こ とがで きる光デバイ スが必要で、 その 1 つの手段と してア レイ導波路回 折格子を用いた光合分波器が知 られている (例えば、 特開平 9 一 4 9 9 3 6号公報等) 。
この光合分波器は、 複数の入力導波路、 入力側ス ラブ導波路、 複数の導波路を有するア レイ導波路回折格子、 出力側スラブ導波 路及び複数の出力導波路を当該順に接続したものである。 そして、 この光合分波器は、 例えば、 入力導波路の特定の 1 つの導波路に 入射させた波長多重光 (中心波長 λ 1〜 λ 8, 波長間隔 Δ λ ) を入 力側スラブ導波路—複数の導波路を有するア レイ導波路回折格子 →出力側ス ラブ導波路と伝送して中心波長 λ ΐ〜え 8のそれぞれの 光に分波し、 複数の出力導波路の対応する個々の導波路へと出力 する。
と ころで、 ア レイ導波路回折格子は、 導波路の加工に際し、 作 製される導波路の幅, 高さ, 屈折率がばらつき、 出力側スラブ導 波路で分波される光の中心波長が設計値からずれ易い。
2 このとき、 光の中心波長の設計値からの前記ずれが、 アレイ導 波路回折格子が異なっても予め設計した所定の中心波長から一定 のずれ量であれば、 設計時に対応する こ とによって補正可能で、 問題とはならない。 しかし、 前記中心波長のずれが、 作製した光 合分波器毎に異なる場合には、 補正することができない。 しかも、 このような前記中心波長のずれは、 ア レイ導波路回折格子ごとに 異なるのが普通である。
このため、 ア レイ導波路回折格子を用いた光合分波器において は、 作製後における中心波長のずれを予め見積もる ことが困難で、 これが光合分波器の作製歩留ま り を著し く 低下させる原因となつ ていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、 ア レイ導波路回折 格子を用いても適正に中心波長のずれを補正して波長多重光を合 波あるいは分波する こ とが可能で、 歩留ま り よ く 安価に作製する ことができる光合分波器を提供するこ とを目的とする。 発明の開示
本発明においては上記目的を達成するため、 複数の第 1 の導波 路、 第 1 のスラブ導波路、 複数の導波路を有するア レイ導波路回 折格子、 第 2 のスラブ導波路及び複数の第 2 の導波路を備え、 前 記各導波路が前記の順に接続形成された光合分波器において、 前 記第 1 のスラブ導波路との接続部における前記複数の第 1 の導波 路の間隔と、 前記第 2 のスラブ導波路との接続部における前記複 数の第 2 の導波路の間隔との比が、 前記第 1 のスラブ導波路の焦 点距離と、 前記第 2 のスラブ導波路の焦点距離との比と異なるよ う に構成したのである。
好ま し く は、 前記第 1 のスラブ導波路との接続部における前記
3 複数の第 1 の導波路の間隔と、 前記第 2 のスラブ導波路との接続 部における前記複数の第 2 の導波路の間隔とが等し く 、 前記第 1 のスラブ導波路の焦点距離と、 前記第 2 のスラブ導波路の焦点距 離とが異なるよう に構成する。
また好ま し く は、 前記第 1 のスラブ導波路との接続部における 前記複数の第 1 の導波路の間隔と、 前記第 2 のスラブ導波路との 接続部における前記複数の第 2 の導波路の間隔とが異な り 、 前記 第 1 のスラブ導波路の焦点距離と、 前記第 2 のスラブ導波路の焦 点距離とが等しく なるよう に構成する。
こ こで、 本明細書で使用する中心波長とは、 波長多重光から分 波された光における中心波長をいう。 図面の簡単な説明
第 1 図は、 本発明の光合分波器の平面図、 第 2 A図は、 複数の 入力導波路の入力側スラブ導波路側における ピッチ Δ X 1を示す拡 大平面図、 第 2 B図は、 複数の出力導波路の出力側スラブ導波路 側における ピッチ Δ X 2を示す拡大平面図、 第 3 図は、 第 1 図の光 合分波器の機能を説明する模式図、 第 4 図は、 第 1 図の光合分波 器において、 波長多重光を入射させる入力導波路を 1 つずら した ときに特定の出力導波路で測定された出射光の波長特性図、 及び 第 5 図は、 第 1 図の光合分波器の作動原理を凹面回折格子を用い て説明する模式図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の一実施形態を第 1 図乃至第 4 図に基づいて詳細 に説明する。
光合分波器 1 は、 第 1 図に示すよ う に、 シリ コ ン, ガラス等の
4 基板 2 の上に石英系ガラス導波路からなる複数の第 1 の導波路と しての入力導波路 3 、 第 1 のス ラブ導波路と しての; 力側スラブ 導波路 4 、 アレイ導波路回折格子 5 、 第 2 のスラブ導波路と して の出力側スラブ導波路 6 及び複数の第 2 の導波路と しての出力導 波路 7が当該順に接続形成されている。
複数の入力導波路 3 は、 一端がシリ コン基板 2 の端面に露出し、 他端は入力側スラブ導波路 4 と接続されている。 前記接続部は、 第 2 A図に示すよう に、 複数の入力導波路 3 がピッチ Δ Χ 1で接続 されている。 このとき、 複数の入力導波路 3 は、 いずれか 1 つに 光フ ァイバ等の光導波路を介して分波すべき波長多重光が入射さ れる。
入力側スラブ導波路 4は、 F 1の焦点距離を有する凹面型のスラ ブ導波路で、 特定の入力導波路 3 から入射した波長多重光を回折 させてアレイ導波路回折格子 5へと出射する。
ア レイ導波路回折格子 5 は、 複数の導波路を有し、 隣り合う導 波路間の長さの差 A L ( =光路長差)を利用 した回折格子で、 入力 側スラブ導波路 4 における回折で広がった入射光をすベて受光す るのに十分な数の複数のチャ ンネル導波路を有している。 ア レイ 導波路回折格子 5 は、 入力側ス ラブ導波路 4側と出力側スラブ導 波路 6 側との両端における複数の導波路の間隔が等しく 設定され ている。 また、 アレイ導波路回折格子 5 を構成する複数の導波路 は、 接続損失を低減するため、 入力側スラブ導波路 4や出力側ス ラブ導波路 6 との接続部をテ一パ状に拡大している。
出力側スラブ導波路 6 は、 F 2の焦点距離を有する凹面型のスラ ブ導波路で、 ア レイ導波路回折格子 5 を伝搬した波長多重光を複 数の出力導波路 7 に集光させる。 このとき、 波長多重光は、 ァ レ ィ導波路回折格子 5 における角分散によって複数の出力導波路 7
5 への集光位置が波長毎に異なり 、 波長毎に別々 の出力導波路 7 へ 出射される。
複数の出力導波路 7 は、 一端がシリ コン基板 2 の端面に露出し、 他端は出力側ス ラブ導波路 6 と接続されている。 前記接続部は、 第 2 B図に示すよう に、 複数の出力導波路 7 がピッチ Δ Χ 2で接続 されている。 このとき、 複数の入力導波路 3 及び複数の出力導波 路 7 は、 入力側スラブ導波路 4及び出力側スラブ導波路 6 との接 続部がローラン ド円上に配置される。 こ こで、 ローラン ド円とは、 ォゥ面格子の中央に立てた垂線を直径と し、 その長さがォゥ面の 曲率半径に等し く 、 しかも格子の刻線に垂直な面内にある円をい う (共立出版株式会社発行 「化学大辞典 9」 参照) 。
光合分波器 1 は、 以上のよう に構成され、 入力側スラブ導波路 4 との接続部における複数の入力導波路 3 のピッチ Δ Χ 1と、 出力 側スラブ導波路 6 との接続部における複数の出力導波路 7 のピッ チ Δ Χ 2との比が、 入力側スラブ導波路 4 の焦点距離 F 1と、 出力 側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2との比と異なる ことを特徴とする。
また、 光合分波器 1 は、 入力側スラブ導波路 4 との接続部にお ける複数の入力導波路 3 のピッチ Δ Χ 1と、 出力側スラブ導波路 6 との接続部における複数の出力導波路 7 のピッチ Δ Χ 2とが等しく 、 入力側スラブ導波路 4の焦点距離 F 1と、 出力側スラブ導波路 6 の 焦点距離 F 2とが異なるよう に構成する。 更に、 光合分波器 1 は、 入力側スラブ導波路 4 との接続部における複数の入力導波路 3 の ピッチ Δ Χ 1と、 出力側スラブ導波路 6 との接続部における複数の 出力導波路 7 のピッチ Δ Χ 2とが異なり、 入力側スラブ導波路 4 の 焦点距離 F 1と、 出力側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2とが等し く なるよう に構成する。
上記のよ う に構成される光合分波器 1 は、 第 5 図に示す凹面回
折格子 1 0 を用いて以下のよう に作動原理を説明する こ とができ る。
先ず、 凹面回折格子 1 0 は、 ピッチ dで格子が形成され、 曲率 半径を Rとする。 そして、 凹面回折格子 1 0 の表面に回折格子 1 0の中心 Oで接するローラン ド円 1 1 (半径 = RZ 2 ) を考える。 このとき、 第 5 図において、 点 Fは凹面回折格子 1 0 の焦点であ る。
ローラ ン ド円 1 1 上の任意の位置に入カス リ ッ ト 1 2 を置き、 入カス リ ッ ト 1 2から光を入射させる と、 この入射光は凹面回折 格子 1 0で次の回折方程式を満たす角度に回折され、 ローラ ン ド 円 1 1 上の点に集光する。
n R d (sin0 i + sin0 。) = m λ (式 1 )
こ こで、 0 i は入射角、 0 。は出射角、 n Rはローラ ン ド円 1 1 内の媒体 1 3の屈折率、 mは回折次数、 λ は波長、 dは回折格子 のピッチである。
従って、 前記集光位置に出力ス リ ッ ト 1 4 を形成すれば、 特定 波長え 、 特定次数 mの回折光だけを出力する ことができる。
前記のよ う に、 光合分波器 1 は、 複数の入力導波路 3及び複数 の出力導波路 7 は、 入力側ス ラブ導波路 4及び出力側スラブ導波 路 6 との接続部がローラン ド円上に配置されている。
従って、 光合分波器 1 は、 複数の入力導波路 3 , 入力側スラブ 導波路 4, 入力側スラブ導波路 4 とア レイ導波路回折格子 5 との 接続部が、 凹面回折格子 1 0 のそれぞれ入力ス リ ッ ト 1 2 , 媒体 1 3 , 格子面と対応する こ とになる。 同様に、 複数の出力導波路 7 , 出力側スラブ導波路 6, ア レイ導波路回折格子 5 と出力側ス ラブ導波路 6 との接続部が、 凹面回折格子 1 0 のそれぞれ出カス リ ッ ト 1 4, 媒体 1 3 , 格子面と対応する。 また、 入力側ス ラブ
導波路 4及び出力側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 1, F 2は、 凹面 回折格子 1 0 の焦点距離と対応する。
と ころで、 光合分波器 1 は、 ア レイ導波路回折格子 5 が複数の チャ ンネル導波路を有し、 これら複数のチャ ンネル導波路は N番 目 と (N + 1 )番目の導波路(Nは自然数)の光路長差 が一定に 設定されている。 このため、 ア レイ導波路回折格子 5 は、 入力側 スラブ導波路 4 との接続部から出力側スラブ導波路 6 との接続部 に至る全長を波長多重光が伝搬する こ とで、 凹面回折格子 1 0 と 同一の回折作用をする。
従って、 光合分波器 1 は、 第 1 図において、 例えば、 入力導波 路 3 の 4番目の導波路 3 d に入射した波長多重光 (中心波長 λ 1〜 λ 8 , 波長間隔 Δ λ ) を、 入力側スラブ導波路 4—アレイ導波路回 折格子 5→出力側ス ラブ導波路 6 と伝送し、 中心波長 λ ΐ〜え 8の それぞれの光を分波し、 複数の出力導波路 7 の対応する個々 の導 波路へと出力する。
このとき、 本発明の光合分波器 1 においては、 入力側スラブ導 波路 4 との接続部における複数の入力導波路 3 のピッチ Δ Χ 1と、 出力側スラブ導波路 6 との接続部における複数の出力導波路 7 の ピッチ△ X 2との比が、 入力側ス ラブ導波路 4 の焦点距離 F 1と、 出力側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2との比と異なる ことを特徴と する。
また、 光合分波器 1 は、 2種類のローラ ン ド円に基づいて、 以 下のよう に中心波長のずれを補正して波長多重光を合波あるいは 分波する機能を説明することができる。
先ず、 複数の入力導波路 3 及び複数の出力導波路 7 は、 入力側 スラブ導波路 4及び出力側スラブ導波路 6 との接続部が、 第 3 図 に示す模式図において、 ローラ ン ド円 2 1 上に配置されている場
合を考える。
凹面回折格子 2 0 のローラン ド円 2 1 に関し、 円 2 1上の点 B 1 から波長 λ 、 回折次数 mの光を入射させ、 この入射光が凹面回折 格子 2 0で回折されて円 2 1 上の他の点 Cに集光する とき (この 場合をケース 1 とする) 、 回折方程式は前記式 1 の左辺にア レイ 導波路回折格子 5で生じる位相差 n e A Lを加えた次式で示される t n R d ( s i n 0 i + s i n 0 。) + n c Δ L = m λ (式 2 ) こ こで、 n cはアレイ導波路回折格子 5の実効屈折率、 A Lはァ レイ導波路回折格子 5の隣り合う導波路間の光路長差である。
また、 点 B 1から η Δ X 2 ( nは整数)だけ離れたローラ ン ド円 2 1 上の点 B 2から波長 λ B2、 回折次数 mの光を入射させ、 この入射 光が凹面回折格子 2 0で回折されて点 Cに集光する とき (この場 合をケース 2 とする) 、 入射角を 0 B 2 とする と、 上記と同様にし て、 回折方程式は次式で示される。
n R d (sin0 B 2 + sin0。) + n c A L =m A B 2 (式 3 ) 従って、 式 2及び式 3よ り次の式 4が得られる。
入 B 2— 入 = n R d Zm (sin0 B 2 "~ sin0 ; ) (式 4 ) 次に、 第 3 図において、 複数の入力導波路 3 と入力側ス ラブ導 波路 4 との接続部が凹面回折格子 2 5 のローラン ド円 2 6 上に、 複数の出力導波路 7 と出力側スラブ導波路 6 との接続部が、 ロー ラン ド円 2 1上に配置されている場合を考える。
こ こで、 凹面回折格子 2 0, 2 5 は共通の中点〇を有し、 口一 ラン ド円 2 6上の点 A 1は、 〇 B 1の延長上にある。
このとき、 ローラン ド円 2 6上の点 A 1から波長え 、 回折次数 m の光を入射させ、 この入射光が凹面回折格子 2 5で回折されて点 Cに集光する とき (この場合をケース 3 とする) 、 ケース 3 はケ ース 1 と入射角、 出射角共に同じであるから、 回折方程式は前記
9 式 2 と同一に表現される。
n R d ( s i n 0 i + s i n 0 o ) + n c Δ L = m λ (式 5 ) また、 点 A 1から n △ X 1 ( n は整数)だけ離れたローラン ド円 2 6上の点 A 2から波長 λ Α2、 回折次数 mの光を入射させ、 この入射 光が点 C に集光する とき (この場合をケース 4 とする) 、 入射角 を 0 A 2 とすると、 上記と同様にして、 回折方程式は次式で示され る。
n R d (sin( A 2 + sin0 0) + n c A L =m A A 2 (式 6 ) 従って、 式 5及び式 6 よ り次の式 7 が得られる。
A A 2 - A = n R d / m ( s in Θ A 2 - s in Θ ; ) (式 7 ) このとき、 0 は十分に小さ いので sin S ^ S と し、 λ Α 2 — λ = Δ λ Α、 λ Β 2 - λ = Δ λ Β 、 θ Α 2 - θ , = Α θ Α, θ Β 2 - θ , = A 0 Βとすると、 式 4及び式 7 は以下のよう に書き換えられる。
△ λ Β = (n R d Zm) · Δ θ Β (式 8 )
Δ λ Α = ( η R d / m) · Δ 0 Α (式 9 )
ところで、 入力側スラブ導波路 4 は焦点距離が F 1、 出力側スラ ブ導波路 6 は焦点距離が F 2であるから、 第 3 図よ り、 次式が導か れる。
η Δ X 2= F 2厶 θ B (式 1 0 )
n △ X 1 = F 1 Δ Θ A (式 1 1 )
従って、 式 1 0 , 式 1 1 を式 8 , 式 9 にそれぞれ代入して得た 式に基づいて、 Δ λ Αと Δ λ Βとの比を求めこれを整理する こ とに より、 次式が得られる。
Δ λ Α= (Δ Χ 1/ Δ Χ 2) ( F 2/ F 1) Δ λ Β (式 1 2 ) この式 1 2 を基に、 入力側スラブ導波路 4 の焦点距離 F l、 出力 側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2、 Δ X 1, Δ Χ 2の関係について検 討する。
10 先ず、 次に示す式 1 3が成立する場合、 式 1 4が導かれる。
F 1 : F 2= Δ X 1 : Δ X 2 (式 1 3 )
厶 λ Α = Δ λ B (式 1 4 )
即ち、 式 1 4は、 複数の入力導波路 3 から ローラ ン ド円 2 1 に 入射する光の位置に関し、 入力導波路 3 を η本、 即ち、 η Δ Χ2ず ら したときの出力導波路 7での中心波長のずれ量と、 ローラ ン ド 円 2 6 に入射させる光の位置に関し、 入力導波路 3 を η本、 即ち、 η Δ Χ Ιずら したときの出力導波路 7での中心波長のずれ量とが同 じであることを示している。
従って、 式 1 3 の関係を満たす限り 、 入力導波路 3 を η本ずら したときの出力導波路 7での中心波長ずれ量は、 ア レイ導波路回 折格子を用いた従来の光合分波器と同じである。
一方、 次の式 1 5が成立する場合には、 式 1 6 となる。
F 1 : F 2≠ Δ X 1 : Δ X 2 (式 1 5 )
厶 λ Α≠△ λ Β (式 1 6 )
即ち、 式 1 6 は、 複数の入力導波路 3か ら 口一ラ ン ド円 2 1 に 入射する光の位置に関し、 入力導波路 3 を η本ずら したとき ( η Δ Χ 2ずら したとき) の出力導波路 7での中心波長のずれ量と、 口 —ラン ド円 2 6 に入射させる光の位置に関し、 入力導波路 3 を η 本ずら したとき ( η Δ Χ Ιずら したとき) の出力導波路 7での中心 波長のずれ量とが異なることを示している。
従って、 ローラン ド円 2 6上の入力導波路 3 を η本ずら したと きのローラ ン ド円 2 1 上の出力導波路 7 における中心波長のずれ 量は、 アレイ導波路回折格子を用した従来の光合分波器と異なり、 式 1 2から明らかなように、 (Δ X 1Z Δ X 2) ( F 2/ F 1)倍ずれる ことになる。
以上から、 本発明の光合分波器 1 は、 入力側スラブ導波路 4の
11 焦点距離 F l、 出力側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2、 ピッチ Δ Χ 1, 厶 X 2を適切に設定すれば、 作製中に生じた中心波長のずれの度合 いに応じて、 複数の入力導波路 3 のう ち、 波長多重光を入射させ る入力導波路 3 の位置をずらすこ とによ り 、 目的とする中心波長 の光を複数の出力導波路 7 中の特定の出力導波路 7 に集光させる こ とができ、 作製段階で生じた中心波長のばらつきを補正する こ とができる。
こ こで、 光合分波器 1 は、 複数の出力導波路 7側から個々 の波 長の光を入射させ、 出力側スラブ導波路 6 →ア レイ導波路回折格 子 5—入力側スラブ導波路 4 を伝搬させる こ とによって波長多重 光に合波させて複数の入力導波路 3 の特定の導波路に出射させる こともできる。
実施例 1
第 1 図に示す光合分波器 1 において、 第 2 A図に示す入力側ス ラブ導波路 4 との接続部における複数の入力導波路 3 のピッチ Δ X 1 と、 第 2 B図に示す出力側スラブ導波路 6 との接続部におけ る複数の出力導波路 7 のピッチ Δ Χ 2とを 2 0 mに設定し (厶 X 1 = Δ Χ 2= 2 0 m) 、 入力側スラブ導波路 4 の焦点距離 F l = 1 0 0 3 2 z m、 出力側スラブ導波路 6 の焦点距離 F 2= 8 7 7 8 m ( F 1 : F 2= 8 : 7 ) に設定し、 動作波長域 1. 5 5 μ ηι帯で、 波長間隔 1 0 0 GHz (-約 0. 8 n m )の下に、 作動特性を以下のよう に測定した。
光合分波器 1 は、 他の設計諸元を、 多重チャ ンネル数 N ch= l 6 、 線分散 - Z S ^ mZ n m アレイ導波路回折格子 5 の導波路 ピッチ = 1 5 , 導波路数 = 1 0 0 本、 光路長差 A L = 6 5. 3 u m 回折次数 m= 6 1 、 FSR (Fr ee Spectral Range) = 2 5 n m と した。 なお、 出力導波路 7 の導波路は 2 0本配設した。
12 こ こで、 光合分波器 1 は、 F l : F 2= 8 : 7 と したので、 式 1 3 よ り Δ Χ Ι : Δ X 2= 8 : 7であれば、 前記従来の光合分波器と 同一の特性を示すことになる。
しかし、 光合分波器 1 は、 Δ Χ 1 = Δ Χ2としたので、 前記従来 の光合分波器とは特性が異なる。
そこで、 光合分波器 1 において、 波長多重光を入射する入力導 波路 3 を 4番目の導波路 3 dから 5番目の導波路 3 e に 1 つずら したとき、 特定の出力導波路 7 d に出射される光の波長特性を測 定した。 その結果を第 4図示す。
第 4図において、 点線は、 波長多重光を 4番目の導波路 3 d に 入射させたとき、 出力導波路 7 dで測定された出射光の波長特性、 実線は、 波長多重光を 5番目の導波路 3 e に入射させたとき、 出 力導波路 7 dで測定された出射光の波長特性である。 第 4図から 明らかなよ う に、 光合分波器 1 は、 入力導波路 3 を 1 つずらすこ とで、 出力導波路 7 へ出射される光の中心波長が、 0. 7 n m長波 長側へずれたこ とが分かる。 前記した従来の光合分波器では、 光 の中心波長ずれ量が 0. 8 n mであるのに対し、 本発明の光合分波 器 1では、 光の中心波長ずれ量が 0. 7 n mとなった。
この結果は、 使用 した波長多重光の波長間隔 0. 8 n mに対し、 式 1 2 よ り 計算される 1 X 7 / 8 X0. 8 = 0. 7 n mと一致した。 このこ とから、 本実施例の光合分波器 1 は、 波長補正が可能であ ることが確認された。
こ こで、 本実施例の光合分波器 1 は、 ア レイ導波路回折格子 5 において、 入力側ス ラブ導波路 4側と出力側スラブ導波路 6側と の両端における複数の導波路の ピッチを等し く 設定したが、 異な らせてもよいことは言う までもない。
また、 入力導波路 3や出力導波路 7 の導波路の数は、 使用する