WO2000013997A1

WO2000013997A1 - Dispositif de collage d'un morceau de bande adhesive

Info

Publication number: WO2000013997A1
Application number: PCT/JP1999/004619
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Suzuki
Original assignee: Japan Tobacco Inc.
Priority date: 1998-09-03
Filing date: 1999-08-26
Publication date: 2000-03-16
Also published as: CN1104368C; US20020092621A1; TW450936B; CN1316969A; EP1177997A1; EP1177997A4; US6502613B2; AU5444099A

Description

明細書

粘着テープ片貼付装置

技術分野

本発明は、ウェブ同士の接続に供される両面粘着テープ片を、両ウェブの一方に貼り付ける貼付装置に関する。

背景技術

シガレツト製造機では、巻紙供給装置から供給される巻紙により刻みタバコが巻き上げられて、シガレットロッドが形成される。従って、この巻き上げ作業に中断が生じないように巻紙を連続的に供給する必要がある。そこで、巻紙供給装置は、通常 2個のリールを装着し、一方のリールの巻紙の残量が少なくなつたとき、他方のリールから繰り出した新しい巻紙を使用中の巻紙に接続するようにしている。この巻紙接続にあたり、一般には、新しい巻紙の始端に予め貼着した両面粘着テープ片を介して、新しい巻紙の始端と使用中の巻紙の終端とが接続される。

チップぺーパを用いてフィル夕をシガレットに装着するフィルタ付きシガレッ卜の製造においても、チップぺーパの連続供給のため、両面粘着テープ片を介してチップべ—パ同士を接続する作業が行われることがある。従来、巻紙やチップべ一パ等のウェブへの両面粘着テープ片の貼り付けには、例えば、特開平 9— 4 0 2 7 0号公報に開示された装置が用いられている。この粘着テープ供給装置は、粘着テープ（以下、テープ帯と称する）の台紙に設けられた両面粘着テープ片の一つがウェブに対向するようにテープ帯を案内する案内機構と、ウェブに臨んで配された押圧部材をウェブ側へ移動させる押圧機構とを備え、両面粘着テープ片を押圧部材によりウェブに押圧して貼り付けるものとなっている。この粘着テープ供給装置によれば、ウェブへのテープ片の貼り付けに際して押圧部材によりテープ片の全体をウェブに押し付けるので、ウェブが所定位置からずれたり或いはウェブに皺が発生するおそれが低減する。従って、上記の粘着テープ供給装置は、巻紙やチップぺーパ等の、可撓性が高く且つ厚さの薄いウェブに、テープ片を貼り付けることができる点で優れている。

しかしながら、この粘着テープ供給装置を用いて粘着テープ帯の両面粘着テープ片を可撓性が高く厚さの薄いウェブに貼り付ける場合、テ一プ片の貼り付け後に粘着テープ帯をウェブから円滑に剥がすことができないことがある。この場合、ゥェブをテープ片貼付位置からウェブ接続位置まで搬送できず、ウェブの連続供給が阻害される。発明の開示

本発明の目的は、粘着テープ帯の台紙に設けられた両面粘着テープ片の一つをゥエブに確実に貼り付けると共に粘着テープ帯をウェブから確実に剥離できる貼付装置を提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明によれば、ガイド要素により規定されウェブ走行経路の一部をなすウェブ走行経路区間においてウェブに両面粘着テープ片を貼り付ける粘着テープ片貼付装置が提供される。

本発明の粘着テープ片貼付装置は、台紙に複数の両面粘着テープ片を設けてなる粘着テープ帯を繰り出す繰り出しセクションと、前記ゥェブ走行経路区間に沿つて互いに接近離反方向に相対移動自在に且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向に前記ガイド要素に対して相対移動自在に配され前記粘着テープ帯をその台紙側から案内する第 1及び第 2ガイドュニットを有し、前記第 1及び第 2ガイドュニットにより、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記ウェブ走行経路区間側に張り出すと共に前記ウェブ走行経路区間に沿って延び、また、一つの両面粘着テープ片を位置づけ可能且つ領域長さが可変の張り出し領域を粘着テープ帯走行経路に形成可能なガイドセクションと、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記第 1及び第 2ガイドユニットと前記ガイド要素とを互いに接近離反方向に相対移動させる第 1駆動セクションと、前記第 1及び第 2ガイドュニットを前記ウェブ走行経路区間に沿って互いに接近離反方向に相対移動させる第 2駆動セクシヨンとを備えることを特徴とする。

本発明の貼付装置によれば、ガイドセクションの第 1及び第 2ガイドュニットにより粘着テープ帯走行経路に張り出し領域が形成され、また、繰り出しセクションの駆動により粘着テープ帯が走行する。粘着テープ帯の台紙に設けられた両面粘着テープ片のうちの例えば最外方側（最下流側）のものが張り出し領域内に位置づけられると、繰り出しセクションが駆動停止される。次に、第 1駆動セクションが作動してウェブ走行経路区間を横断する方向にみて第 1及び第 2ガイドュニットとガイド要素とが互いに接近するように相対移動し、張り出し領域内に位置づけられた両面粘着テープ片の全体が、ウェブ走行経路区間に静止しているウェブに接触して、両面粘着テープ片がウェブに貼り付けられる。次いで、第 2駆動セクションが作動して第 1ガイドユニットと第 2ガイドュニットとがウェブ走行経路区間に沿つて互いに接近するように相対移動する。両ガイドュニットの接近移動に伴って張り出し領域の長さが短くなり、粘着テープ帯の台紙の、それまで張り出し領域内にあった部分が、張り出し領域から追い出される。すなわち、この台紙部分は、ゥェブ走行経路区間を横断する方向にみてウェブ走行経路区間から離反し、従って、ゥエブに貼り付けられた両面粘着テープ片から剥離される。以上の様にして、両面粘着テープ片の一つをウェブに貼り付ける際に、両面粘着テープ片と台紙とが確実に且つ円滑に互いに剥離される。

本発明において、好ましくは、前記ガイドセクションは、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向において前記ガイド要素に対して接近離反方向に移動可能に配されたガイドセクション本体を有する。前記第 2ガイドュニッ卜は前記ガイドセクシヨン本体に固定され、前記第 1ガイドユニットは、前記ガイドセクション本体により該ガイドセクション本体に対して前記ウェブ走行経路区間に沿って移動自在に支持される。前記第 1駆動セクションは、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記ガイドセクション本体を前記ガイド要素に対して接近離反方向に移動させる。前記第 2駆動セクションは、前記ガイドセクション本体に対して前記第 1ガイドュニットを前記ウェブ走行経路区間に沿って接近離反方向に移動させる。この好適態様によれば、第 1及び第 2ガイドュニッ卜の相対移動ゃ両ガイドュニッ卜とガイド要素との相対移動に係る貼付装置各部の構成や駆動制御手順が簡易になる。

より好ましくは、前記ガイドセクションは、前記粘着テープ帯走行経路において前記張り出し領域の上流側に配され且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記張り出し領域に関して前記ウェブ走行経路区間と反対側の位置において前記ガイドセクション本体により回転自在に支持された第 1ガイドローラと、前記ガイドセクション本体により該ガイドセクション本体に対して前記ウェブ走行経路区間に沿って移動自在に支持されたベースブロックと、前記粘着テープ帯走行経路において前記張り出し領域の下流側に配され且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記張り出し領域に関して前記ウェブ走行経路区間と反対側の位置において前記ベースプロックにより回転自在に支持された第 2ガイドローラとを含む。

この好適態様によれば、粘着テープ帯走行経路に張り出し領域を確実に形成でき、また、張り出し領域の上流側から同領域への粘着テープ帯の走行ならびに張り出し領域からその下流側への粘着テープ帯の走行を円滑に行える。

好ましくは、前記複数の両面粘着テ一プ片は、前記粘着テープ帯の長手方向に互いに間隔をおいて前記台紙に予め貼り付けられる。

この好適態様によれば、台紙に予め貼り付けられた連続した両面粘着テープを前記複数の両面粘着テープ片に切断するための切断セクションを貼付装置に装備することなしに、複数の両面粘着テープ片を台紙に設けることができ、貼付装置の構成が簡易になる。また、両面粘着テープ片間に所定の間隔が確保されるので、粘着テープ帯走行経路の張り出し領域内に一つの両面粘着テープ片を確実に位置づけることができ、この両面粘着テ一プ片をウェブに確実に貼着でき、また、この両面粘着テープ片と台紙との剥離を確実に行える。

好ましくは、本発明の貼付装置は、前記粘着テープ帯走行経路に臨んで配され前記粘着テープ帯走行経路における前記粘着テープ帯の走行位置を表す検出信号を出力する検出ユニットと、前記検出信号に基づき前記繰り出しセクションによる前記粘着テープ帯の繰り出し量を調整する調整ユニットとを更に備える。

この好適態様によれば、粘着テープ帯の走行位置に応じて粘着テープ帯の繰り出し量を調整するので、粘着テープ帯走行経路の張り出し領域に一つの両面粘着テ— プ片を正確に位置づけることができる。

より好ましくは、前記複数の両面粘着テープ片は、前記台紙と異なる色に着色される。前記検出ュニットは、前記粘着テ一プ帯走行経路に臨んで配された少なくとも一つの光学式検出器を含む。

この好適態様によれば、両面粘着テープ片が台紙と異なる色に着色されているので、両面粘着テープ片と台紙（粘着テープ帯のテープ片非形成部分すなわち台紙露出部分）との境界部分が光学的に明確に区別され、従って、光学式検出器により粘着テープ帯の走行位置を高精度で光学的に検出可能である。また、両面粘着テープ片の間に光学式位置マ一クを特に設ける必要がなくなり、粘着テープ帯の構成が簡易になる。

好ましくは、本発明の貼付装置は、前記粘着テープ帯走行経路に沿う前記粘着テープ帯の移動を一時的に抑制する移動抑制ュニットを更に備える。

この好適態様によれば、粘着テープ帯走行経路の張り出し領域内に位置づけられた両面粘着テープ片をウェブに貼り付ける際およびこの両面粘着テープ片と台紙とを互いに剥離させる際に、粘着テープ帯の移動すなわち走行を一時的に抑制することにより粘着テープ帯に大きいテンションを付与することができ、ウェブへのテ一プ片の貼付けおよびテープ片と台紙との剥離を確実に行える。

好ましくは、本発明の貼付装置は、前記粘着テープ帯のロールと共に回転するブレーキドラムとこれに摺接するブレーキシュ一とを含むブレーキ機構を更に備える。前記移動抑制ュニットは、前記ブレーキシュ一を押圧可能に配されたプッシャと、このプッシャを前記ブレ一キシュ一に押圧するプッシャァクチユエ一夕とを含む。

この好適態様によれば、前記粘着テープ帯走行経路に沿って走行する前記粘着テ —プ帯にブレーキ機構により適度のテンションを付与でき、また、ウェブへの両面粘着テープ片の貼付けにあたり移動抑制ュニットはブレーキ機構を介して粘着テープ帯の移動を抑制できる。すなわち、貼付装置にブレーキ機構が装備される場合、移動抑制ュニットを簡易に構成できる。

好ましくは、本発明の貼付装置は、前記繰り出しセクション、前記第 1及び第 2 駆動セクションならびに前記移動抑制ュニッ卜のそれぞれの駆動を制御する制御セクションを更に備える。

この好適態様によれば、貼付装置によるウェブへの両面粘着テープ片の貼付けを自動的に且つ確実に実施できる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施例の貼付装置が装備された巻紙供給ュニッ卜を示す概略図、

図 2は、図 1の貼付装置を詳細に示す正面図、

図 3は、粘着テープ帯の部分拡大断面図、図 4は、貼付装置の両面粘着テープ片貼付動作を示す概略図、図 5は、貼付装置の昇降ガイドュニットの下動動作を示す概略図、

図 6は、昇降ガイドュニッ卜の下動によるテープ片と台紙との剥離を示す部分拡大図、

図 7は、貼付装置のコントローラ及びその周辺要素を示す概略ブロック図、図 8は、コントローラにより実施される制御ルーチンの一部を示すフローチヤ一ト、および

図 9は、制御ルーチンの残部を示す図 8に続くフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

以下、シガレツト製造機の巻紙供給ュニット及びこれに装備される本発明の一実施例の貼付装置を説明する。

図 1に示すように、巻紙供給ュニット 1は第 1及び第 2巻紙ロール 2 , 4を有し、両口一ル 2、 4のいずれか一方から繰り出された第 1または第 2巻紙（より一般的にはウェブ） P 1または P 2を、多数のガイドロ一ラにより規定される巻紙走行経路（より一般的にはウェブ走行経路）に沿って走行させ、図示しないリザ一バポックスを介して、シガレツト製造機の卷管セクションに向けて供給するようになっている。図 1中、巻紙走行経路は、巻紙 P l、 P 2をそれぞれ示す実線および 2点鎖線により表される。

シガレツト製造に供されている第 1巻紙 P 1の残量が少なくなつた場合、巻紙供給ュニット 1では、第 1巻紙 P 1に第 2巻紙 P 2を接続する自動接続作業が行われる。この接続作業にあたり、シリンダ 6の駆動によりサクシヨンコンペャ 8が、図 1中、 2点鎖線で示される位置まで立ち起こされる。また、昇降ロール 1 0がガイドレール 1 1に沿って下降して、図 1に 2点鎖線で示すように、第 1巻紙 P 1の走行経路を変更し、第 2巻紙 P 2の始端部への両面粘着テープ片の貼付け作業のために巻紙供給ュニット 1の前面からせり出される貼付装置 1 4と第 1巻紙 P 1との干渉を回避する。更に、引き出しアーム 1 2が、第 2巻紙 P 2の始端部を巻紙口一ル 4から引き出し、次いで、アーム旋回軸のまわりで旋回して、巻紙 P 2をサクシヨンコンペャ 8の吸引面上に位置づける。次に、サクシヨンコンペャ 8は、吸引した巻紙 P 2を更に下方に搬送して巻紙 P 2の始端部を貼付装置 1 4に対向させる。サクシヨンコンベア 8は、巻紙 P 2の走行経路を規定するガイド要素として機能する。そして、貼付装置 1 4により巻紙 P 2の始端部に両面粘着テープ片を貼付け、次いで、第 1巻紙 P 1の終端部に第 2巻紙 P 2の始端部を両面粘着テープ片を介して接続する。

第 2巻紙 P 2への第 1巻紙 P 1の接続作業は上記の場合と同様であるので、説明を省略する。以下の説明では、巻紙 P 1または P 2を巻紙 Pと称する。

貼付装置 1 4は、巻紙供給ュニッ卜 1の本体の前面に取り付けられ、両面粘着テ一プ片を巻紙 Pに貼り付けるとき、上述のように巻紙供給ュニット本体の前面からせり出され、サクションコンべャ 8の吸引面に保持された巻紙 Pの近傍に位置づけられる。巻紙供給ュニット本体に対する貼付装置 1 4の前進後退は、例えば複動型エアシリンダ（図 7に符号 9 3で示す）及びスライドレールとを含む公知の前後スライド機構により行われる。

図 2に示すように、貼付装置 1 4の本体は、巻紙供給ュニット 1の奥行き方向に互いに離間し且つ互いに平行に延びる前後壁プレート 2 2 , 2 4を上下プレート 2 6 , 2 8で相互に連結してなるボックスフレ一ム（以下、本体フレーム 2 0と称する）からなる。図 2では、前壁プレート 2 2及び下プレート 2 8を一部破断して示す。

本体フレーム 2 0には、粘着テープ帯のロール 5 8が装着されるホルダ 3 0と粘着テープ帯を巻き取るリール 3 2とが前壁プレー卜 2 2の前面から突出して設けられ、ホルダ 3 0及びリール 3 2は、それぞれシャフト 3 4， 3 6の外端部に取り付けられている。これらシャフト 3 4 , 3 6は、前壁プレート 2 2を貫通して延び、それぞれ図示しない軸受を介して前壁プレート 2 2に回転自在に支持されている。ホルダシャフト 3 4の、前後壁プレート 2 2、 2 4の間に位置する内端部にはブレーキドラム 3 8が取り付けられ、このブレーキドラム 3 8の外周面にブレーキシュ一4 0が摺接している。ブレーキシュ一 4 0は、アーム 4 2、ピン 4 3、引張コィルばね 4 4及び調整プレート 4 5を組み合わせた公知の回動機構により、ブレーキドラム 3 8の外周面に対して所定の押圧力で押し付けられている。

ブレ一キシュ一 4 0の上方において前後壁プレート 2 2 , 2 4の間には単動型のエアシリンダ 4 6が配設され、このエアシリンダ 4 6のピストンロッドにはプッシャ 4 8が取り付けられている。貼付装置のコントローラ 9 0の電磁弁駆動部 9 0 c (図 9 ) の制御下で、電磁弁ュニット 9 1を構成する所要数の電磁弁のうちの、ェァシリンダ 4 6に対応するエア供給用電磁弁が開かれると、エア源 9 2からエアシリンダ 4 6のシリンダ室にエアが供給されてエアシリンダ 4 6のピストンロッドが伸長動作し、これに伴ってプッシャ 4 8はブレ一キシュ一 4 0に当接してこれを押圧する。それ故、例えば、巻紙 Pへの両面粘着テープ片の貼付作業にあたって、エアシリンダ 4 6を上記のように駆動することにより、ブレーキシュ一 4 0の押圧力を通常よりも増大させることができる。このとき、ブレーキシュ一 4 0からブレ —キドラム 3 8に通常よりも大きなブレーキ力が加えられ、ブレーキドラム 3 8と一体のロール 5 8の回転が抑制され、ロール 5 8に巻回された粘着テープ帯の移動が抑制される。このため、台紙 Dに多数の両面粘着テープ片 Aを設けてなる粘着テープ帯 T (図 3 ) に大きいテンションを付与することができ、巻紙 Pへのテープ片 Aの貼付けおよびテープ片 Aと台紙 Dとの剥離を確実に行えるようになる。

すなわち、プッシャ 4 8及びエアシリンダ（プッシャァクチユエ一夕） 4 6は、コントローラ（制御セクション） 9 0の制御下で作動して粘着テープ帯 Tの移動を一時的に抑制する移動抑制ュニットの主要部分を構成している。リールシャフト 3 6の内端部には歯付きプーリ 5 0が取り付けられている。また、前後の壁プレート 2 2， 2 4間にはステッピングモータ 5 2が配設されており、このモ一夕 5 2の出力軸（図示しない）にも歯付きプ一リ 5 4が取り付けられている。そして、歯付きプーリ 5 2， 5 4間には歯付きベルト 5 6が掛け回されている。なお、リールシャフト 3 6の軸受には図示しないワンウェイクラッチが介装され、リ —ル 3 2の逆回転を制限するようになっている。この構成において、モータ 5 2が回転駆動されると、粘着テープ帯 Tがシャフト 3 6のリール 3 2に巻き取られることになる。

図 2中、 2点鎖線で示されるように、ホルダ 3 0にはテープロール 5 8が保持されており、このテープロール 5 8から粘着テープ帯 Tが引き出される。図 3に示されるように、また、既に略述したように、粘着テープ帯 Tは、帯状の台紙 Dに両面粘着テープ片 Aを連続的に連ねてなり、個々のテープ片 Aは、その片面にて台紙 D に貼着保持されている。これら連続するテ一プ片 Aの間には所定の間隔 L (例えば 2 mm程度）が確保されている。また、テープ片 Aは台紙 Dとは異なる色に着色されている。なお、テープロール 5 8において、粘着テープ帯 Tは、その台紙 Dに関してテープ片 Aの列が内側に配されるように卷回されており、それ故、図示のようにテープ帯 Tが引き出されるまでは、テ一プ片 Aが外部へ露出することはない。ホルダ 3 0の近傍には、ガイドビン 5 9及びロワガイドローラ（第 1ガイドローラ） 6 0が並んで配置されてテープ帯走行経路の上流側部分を構成している。ガイドビン 5 9及びロワガイドローラ 6 0は、本体フレーム 2 0の前壁プレート 2 2により回転自在に支持されている。テープロール 5 8から引き出されたテープ帯 Tは、ガイドビン 5 9及びロワガイドロ一ラ 6 0により案内され、これらの間を水平に延び、次いでロワガイドロ一ラ 6 0に沿って上方に屈曲される。ガイドビン 5 9及びロワガイドロ一ラ 6 0間において、テープ帯走行経路の下方には 2つの光学センサ 6 2 aが同走行経路に沿って互いに隣接し且つテープ帯のテープ片貼付面に臨んで配置されている。これらの光学センサ 6 2 aは、テープ片貼付面側からテープ帯のテープ片と台紙との境界部分を検出してテープ走行経路におけるテープ帯の走行位置を表す検出信号を出力する検出ユニット 6 2 (図 7 ) を構成する。

リール 3 2の近傍にはアツパガィドロ一ラ 6 4が配置されている。テープ帯 Tは、ロワガイドローラ 6 0からアツパガイドローラ 6 4に向けて案内され、更に、アツパガイドローラ 6 4を経てリール 3 2まで案内され、このリール 3 2に卷き取られるようになっている。

上述したモータ 5 2を駆動すると、リール 3 2を巻き取り方向に回転させることができ、これによりテープロール 5 8からテープ帯 Tを繰り出すことができる。すなわち、モータ 5 2及びホルダ 3 0、 3 2は、テープ帯 Tを繰り出す繰り出しセクションの主要部分を構成している。

貼付装置 1 4のガイドセクションは、テープ帯走行経路を規定するもので、上記のガイドピン 5 9及びガイドローラ 6 0、 6 4をその主要部分として含む。このガイドセクションは、ガイド口一ラ 6 0， 6 4間に配されたガイドブロック 6 6及び昇降ガイドュニット 6 8を有している。ガイドブロック 6 6及びガイドュニット 6 8は、巻紙走行経路の一部をなす経路区間（より一般にはウェブ走行経路区間）に対向するテ一プ帯走行経路の中間部分を規定している。そして、この巻紙走行経路区間において、両面粘着テープ片が巻紙 Pに貼り付けられる。巻紙走行経路は、図 1に例示するように、昇降ローラ 1 0を含む多数のガイドローラにより規定される。また、巻紙接続時には、サクシヨンコンベア 8の吸引面により巻紙走行経路区間が規定される。

貼付装置 1 4は、上述したように巻紙供給ュニット 1の前面に対して前進後退することができるだけでなく、更に、全体的に巻紙 Pに対して接近離反方向に移動可能に設けられている。具体的には、貼付装置 1 4の本体フレーム 2 0は、例えば公知の複動型エアシリンダ（図 7に符号 9 4で示す）とスライドレールとから構成される水平スライド機構を介して、巻紙供給ュニット 1に対して図 2に矢印で示すように、水平方向にスライド可能に設けられている。

貼付装置 1 4の本体フレーム 2 0は、上記のガイドブロック（第 2ガイドュニット） 6 6及び昇降ガイドュニット（第 1ガイドュニット） 6 8を支持するガイドセクシヨン本体としても機能する。本体フレーム 2 0を巻紙供給ュニット 1に対してスライドさせる上記水平スライド機構は、巻紙走行経路区間を横断する方向（好ましくは当該経路区間に直交する方向）にみて、ガイドセクション本体（ガイドブロック 6 6及びガイドュニット 6 8 )と巻紙走行経路区間を規定するサクシヨンコンベア 8とを互いに接近離反方向に相対移動させる第 1駆動セクションを構成する。上記水平スライド機構に代えて、シリンダ 6とサクシヨンコンベア 8とを含むァッセンプリを本体フレーム 2 0に対して水平移動自在なように構成して、サクションコンベア（ガイド要素） 8ひいては巻紙走行経路区間の巻紙をガイドセクション本体に対して水平移動させるようにしても良い。

本実施例において、ガイドブロック 6 6は、本体フレーム 2 0の前壁プレート 2 2に固定され、また、昇降ガイドユニット 6 8は、前壁プレート（ガイドセクション本体） 2 2によりガイドブロック 6 6に対して移動自在に支持されている。図 2に示すように、前壁プレート 2 2には、該プレートの高さ方向中間部の巻紙 P側に、矩形の切欠 7 2が設けられており、昇降ガイドユニット 6 8は、この切欠 7 2内に配置されている。昇降ガイドュニット 6 8は、例えば前壁プレート 2 2に設けられたガイドレール（図示略）を介して前壁プレート 2 2に昇降自在に支持されたベースブロック 7 8と、このベースブロック 7 8に取り付けられたガイドブレート 7 4及びガイドローラ（第 2ガイドローラ） 7 6とを有している。

後壁プレート 2 4には、昇降ガイドュニット 6 8の後方に位置して複動型のエアシリンダ 8 0が配設されており、このエアシリンダ 8 0のピストンロッド 8 2と上述のベースブロック 7 8とは、接続プレート 8 4を介して相互に連結されている。従って、昇降ガイドュニット 6 8は、ピストンロッド 8 2の伸縮動作に伴い、その伸縮ストローク分だけ切欠 7 2内を下降又は上昇することができる。また、エアシリンダ 8 0には、スピードコントロール機構が組み込まれている。エアシリンダ 8 0およびべ一スブロック 7 8は、ガイドブロック 6 6及び昇降ガイドュニット 6 8 を巻紙走行経路区間に沿って互いに接近離反方向に相対移動させる第 2駆動セクシヨンの主要部分を構成している。

ガイドブロック 6 6は、その外方端に、本体フレーム 2 0の巻紙側端面から巻紙 Pに向けて突出したエッジ 7 0を有している。貼付装置 1 4の水平方向にみて、このエッジ 7 0は、本体フレーム（ガイドセクション本体） 2 0の巻紙側端面から巻紙 P側へ突出した位置にあり、従って、ロワガイドローラ 6 0に関して巻紙側の水平方向位置に配される。昇降ガイドュニット 6 8のガイドブレ一ト 7 4は、その先端がエッジ 7 0と同一水平方向位置をとるように配置され、また、同ガイドュニット 6 8のガイドロ一ラ 7 6は、ロワガイドローラ 6 0よりも僅かに巻紙側の水平方向位置をとるように配置されている。

ガイドブロック 6 6のエッジ 7 0及び昇降ガイドュニット 6 8のガイドプレート 7 4は何れも、テープ帯 Tの幅寸法に対応する所定の幅を有し、テープ帯 Tを台紙 D側から案内するようになっている。

テープ帯走行経路において、テープ帯 Tは、ロワガイドローラ 6 0からその下流側のエツジ 7 0へ斜め上方に延び、エツジ 7 0において本体フレーム 2 0の巻紙側端面よりも水平方向外方に配される。次に、テープ帯 Tは、エッジ 7 0からガイドプレート 7 4の先端へ垂直上向きに延び、この間、略同一の水平方向位置をとる。そして、テープ帯 Tは、ガイドブレ一ト 7 4の先端においてガイドローラ 7 6に向けて水平方向内方へ大きく屈曲される。従って、テープ帯 Tは、ガイドブロック 6 6のエッジ 7 0と昇降ガイドュニット 6 8のガイドブレ一卜 7 4の先端との間の領域では、巻紙 Pに向けて張り出した状態にある。換言すれば、ガイドブロック（第 2ガイドユニット） 6 6と昇降ガイドユニット（第 1ガイドユニット） 6 8とにより、上述の巻紙走行経路区間を横断する方向にみて当該経路区間側に張り出すと共にこの経路区間に沿って延びる張り出し領域が、テープ帯走行経路に形成される。好ましくは、張り出し領域は、巻紙走行経路区間に直交する方向に張り出し、また、巻紙走行経路区間に配された巻紙部分のテープ片貼付面に対して平行に延びる。両ガイドユニット 6 6、 6 8は、巻紙走行経路区間に沿って互いに接近離反方向に相対移動自在であり、従って、テープ帯走行経路の張り出し領域の長さは可変であり、この張り出し領域に一つの両面粘着テープ片を位置づけ可能である。

以下、貼付装置 1 4のテープ片貼付動作を説明する。

テープロール 5 8には、テープ片 Aが貼着されていない所定長さのリード部を最先端部に有するテープ帯 Tが巻回されており、貼付装置 1 4の運転に先だって、必要に応じてテープ帯 Tをテープロール 5 8から引き出してそのリ一ド部をリール 3 2に係止しておく。

上記のようにテープ帯 Tをセットアップした状態で、貼付装置 1 4が運転される。貼付装置 1 4の運転時、コントローラ 9 0は、図 8及び図 9に例示したフローチヤ —卜で表される制御を実施して、貼付装置 1 4の各種作動部の駆動を制御する。モータ 5 2を駆動すると、リール 3 2にテープ帯 Tが巻き取られるので、テープロール 5 8からテープ帯 Tが繰り出される。このとき、ブレ一キシュ一 4 0とブレーキドラム 3 8との間の摩擦力によりホルダ 3 0の回転に所定の抵抗が与えられ、繰り出されるテープ帯 Tに適当な張力が発生する。

テープ帯 Tが繰り出される間、 2つの光学センサ 6 2 aの出力に基づいて、テ一プ帯 Tの台紙 Dに貼り付けられたテープ片 Aのうち最外方側のものの先端がテ一プ帯走行経路でみて上流側の光学センサ 6 2 aまで到達したか否かが判別される (図 8のステップ S 1 )。例えば、上流側の光学センサ 6 2 aからの出力が台紙 D に相当する第 1レベルである一方で、下流側の光学センサ 6 2 aからの出力が、第 1レベルからテープ片 Aに相当する第 2レベルに変化すると、テープ片 Aの到達が判別される。テープ片 Aが台紙 Dと異なる色に着色されているので、光学センサ 6

2 aによるテープ片 Aの検出を好適に行うことができる。

貼付装置 1 4のコントローラ 9 0は、モータ 5 2の回転角を制御するモー夕駆動部 9 0 aと、夕イマ 9 0 bとを内蔵しており、 2つの光学センサ 6 2 aの検出信号に基づいてテープ片 Aの先端を検出した時点からタイマ 9 0 bに予め設定されている所定時間が経過するまでモー夕 5 2を回転駆動し（ステップ S 3 ) 、所定時間が経過するとモー夕 5 2の回転を停止する（ステップ S 4 ) 。この所定時間は、テ —プ片 Aが光学センサ 6 2 aにより検出されてから、テープ帯 Tの繰り出しにより、ガイドブロック 6 6のエッジ 7 0とガイドプレート 7 4の先端とにより画成されるテープ帯走行経路の張り出し領域内にこのテープ片 Aが正確に位置付けられるまでに通常要する時間に等しく設定される。コントローラ 9 0は、テープ帯 Tの繰り出し量を調整する調整ユニットとして機能する。

上述のようにしてテープ片 Aがエッジ 7 0とガイドプレート 7 4先端との間の張り出し領域に位置付けられると、エアシリンダ 4 6に係るエア供給用電磁弁が開いて図 5に矢印で示すようにエアシリンダ 4 6が駆動され、そのピストンロッドに取り付けられたプッシャ 4 8によりブレ一キシュ一 4 0を介してブレーキドラム

3 8が更に押圧され、テ一プロ一ル 5 8が装着されたホルダ 3 0の自由な回転が拘束される。また、リール 3 2の巻き取り方向と逆方向への回転は、ワンウェイクラツチにより制限されている。従って、テープ帯走行経路上のテープ帯 Tの繰り出し方向への移動及び巻き戻し方向への移動が拘束される。すなわち、テープ帯 Tの移動が抑制または禁止される（ステップ S 5 ) 。

次に、水平スライド機構のエアシリンダ 9 4に係る往動用電磁弁が開いてエアシリンダ 9 4の往動側シリンダ室にエアが供給され、貼付装置 1 4が全体的に巻紙 P に向けて水平移動される（ステップ S 6 ) 。そして、例えば、リミットスィッチ群 9 5を構成するリミツトスイッチの対応するものがオン作動して、貼付装置 1 4が目標水平移動位置に到達したことが検出されると（ステップ S 7 ) 、エアシリンダ 9 4へのエア供給が停止され、貼付装置 1 4はこの水平移動完了位置に静止する。このとき、図 4に示すように、エッジ 7 0とガイドプレート 7 4先端との間の張り出し領域に位置付けられているテープ片 Aは、巻紙走行経路区間を規定するサクシヨンコンペャ 8の吸引面に保持されている巻紙 Pにその全体が押し付けられ、このテープ片 Aが巻紙 Pに張り付けられる。このとき、テープ帯走行経路に沿ったテープ帯 Tの移動が拘束されており、ロワガイドロ一ラ 6 0からアツパガィドロ一ラ 6 4までの間におけるテープ帯 Tの経路長は実質的に変化しない。それ故、テープ片 Aが巻紙 Pに対してずれた位置に貼り付けられるおそれが除去され或いは低減される。

次に、エアシリンダ 8 0に対応する下動用電磁弁が駆動されてエアシリンダ 8 0 の下動用シリンダ室へのエア供給によりピストンロッド 8 2が伸長動作し、図 5に矢印で示すように昇降ガイドユニット 6 8がガイドブロック 6 6に向けて移動、つまり、降下する（ステップ S 8 ) 。

図 6に示されるように、この昇降ガイドユニット 6 8の降下に伴って、エッジ 7 0とガイドプレート 7 4先端との間の張り出し領域の長さが徐々に短縮し、これによりテープ帯 Tの台紙 Dが、巻紙 Pに貼り付けられたテープ片 Aから次第に剥離される。

テープ帯走行経路は、ガイドブレ一ト 7 4の先端に形成されたガイド面 8 6において台紙 Dを大きく屈曲させるように構成されている。ガイド面 8 6は、図 6に示すように滑らかな円弧状に形成され、また、ガイドプレート 7 4は、台紙 Dとの間の摩擦係数が低い素材からなる。そして、昇降ガイドュニット 6 8の下動中、テ一プ帯走行経路に沿ったテ一プ帯 Tの移動が依然として拘束されており、ガイドロ一ラ 6 0、 6 4間でのテープ帯経路長は変化しない。従って、ガイド面 8 6における台紙 Dの屈曲部位は、昇降ガイドュニット 6 8の下動と共にテープ帯の上流側（下方側）へ滑らかに移動する。しかも、台紙 Dの屈曲部位の移動量は、昇降ガイドュニット 6 8の下動量に等しい。このため、昇降ガイドユニット 6 8の下動、すなわち、台紙 Dを屈曲させるガイド面 8 6を有するガイドプレート 7 4の下動につれて、台紙 Dがテープ片 Aからスムースに剥がれる。

昇降ガイドュニット 6 8は、ガイドローラ 7 6とアツパガィドローラ 6 4との間を延びる台紙 Dに対して平行に昇降するように構成されている。従って、昇降ガイドュニット 6 8の降下中、ステップ S 6、 S 7での貼付装置 1 4の水平移動により達成されたガイドプレート 7 4のガイド面 8 6とテープ帯 Tとの圧接状態が保持される。すなわち、巻紙 Pに張り付けられたテープ片 Aからの台紙 Dの剥離が昇降ガイドユニット 6 8の下動により行われる間、テ一プ片 Aは、台紙 Dを介してガイドプレート 7 4のガイド面 8 6により巻紙 P側へ押圧され、テープ片 Aが巻紙 Pから剥がれるおそれが除去あるいは低減される。

なお、テープ片 Aからの台紙 Dの剥離中における巻紙 Pからのテープ片 Aの剥離をより確実に防止するべく、昇降ガイドュニット 6 8の下動の開始から完了までの間、ステップ S 6、 S 7での貼付装置 1 4の水平移動の完了位置から貼付装置 1 4 を巻紙 P側へ更に移動させて、ガイドプレート 7 4によるテープ帯 Tの巻紙 P側への押圧力を更に増大させるようにしても良い。

その後、リミツトスイッチ群 9 5のうち対応するものがオン作動して昇降ガイドュニット 6 8の下動完了すなわち台紙剥離完了が判別されると（ステップ S 9 ) 、下動用電磁弁がオフされてエアシリンダ 8 0の下動用シリンダ室へのエア供給が停止し、昇降ガイドユニット 6 8が下動完了位置に保持される。また、水平スライド機構のエアシリンダ 9 4に係る往動用電磁弁が閉じると共に復動用電磁弁が開いてシリンダ 9 4の復動用シリンダ室にエアが供給され、貼付装置 1 4全体が巻紙 Pから離反する方向へ水平移動し（ステップ S 1 0 ) 、サクシヨンコンペャ 8上の巻紙 Pには、貼り付けられたテープ片 Aのみが残される。

そして、貼付装置 1 4が図 1の待機位置まで戻されると（ステップ S I 1 ) 、ェァシリンダ 9 4に係る復動用電磁弁が閉じて貼付装置 1 4の復帰方向への水平移動が完了する。更に、昇降ガイドュニット 6 8に対応する上動用電磁弁がオンされてエアシリンダ 8 0の上動用シリンダ室へのエア供給が行われ、昇降ガイドュニット 6 8が上動する（ステップ S 1 2 ) 。リミットスィッチにより上動完了が検出されると（ステップ S 1 3 ) 、エア供給が停止されて昇降ガイドュニット 6 8が待機位置に保持される、更に、エアシリンダ 4 6に対応するエア供給用電磁弁がオフされると共にエア排出用電磁弁がオンされて、エアシリンダ 4 6のシリンダ室内のェァが排出され、同エアシリンダの復帰スプリングのばね力でピストンロッドが復動し、これにより、プッシャ 4 8によるブレーキドラム 3 8へのブレーキ力付与すなわちテープ帯の移動抑制が解除される（ステップ S 1 3 ) 。この結果、貼付装置 1 4は初期状態に復帰し、巻紙供給ュニット 1の次回の自動接続作業に待機する。上述した実施例の貼付装置 1 4によれば、テープ片 Aの貼り付けと同時に台紙 D を確実に剥離することができるので、供給ュニット 1によるスムーズな巻紙 Pの自動接続作業の進行に大きく寄与する。

また、この実施例のように、予めテープ帯 Tにおいて連続したテープ片 A間に所定間隔 Lが確保されていれば、貼付装置 1 4によるテープ片 Aの貼り付け及び台紙 Dの剥離をより確実に行うことができる。しかも、テープ片 Aを着色することで、光学センサ 6 2 aによるテープ片 Aの検出が容易となり、テープ帯 Tの繰り出し及びテープ片 Aの位置付け精度がより向上する。

更に、ホルダ 3 0のブレーキ力をエアシリンダ 4 6により増加することで、通常のブレーキ力を低く設定してモータ 5 2によるテープ帯 Tの繰り出しを良好に行うことができる。そして、台紙 Dを剥離するときはブレーキ力を高め、テープ帯 T の自由な走行を拘束して剥離動作を確実に行うことができる。この発明は、上述した一実施例に制約されることなく、各部の具体的な構成を種々に変形可能である。上述の実施例では、ガイドブロック 6 6及びガイドブレート 7 4をテープ帯 Tに摺接する部材としているが、これらの一方又は両方をローラやピンに置き換えてもよい。

また、昇降ガイドュニット 6 8に巻き取りリールを一体的に設け、昇降ガイドュニット 6 8の降下と同時にリールを同期して回転させて台紙 Dを巻き取ることもできる。この場合、次に昇降ガイドユニット 6 8を上昇させると、リールを回転させることなくテープ帯 Tが繰り出される。

更に、テープ片 Aを貼り付けるべきウェブは、シガレットの巻紙やチップべ一パに限定されない。

Claims

請求の範囲

1 .ガイド要素により規定されウェブ走行経路の一部をなすウェブ走行経路区間においてウェブに両面粘着テープ片を貼り付ける粘着テープ片貼付装置において、台紙に複数の両面粘着テープ片を設けてなる粘着テープ帯を繰り出す繰り出しセクションと、

前記ウェブ走行経路区間に沿って互いに接近離反方向に相対移動自在且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向に前記ガイド要素に対して相対移動自在に配され前記粘着テープ帯をその台紙側から案内する第 1及び第 2ガイドュニットを有し、前記第 1及び第 2ガイドユニットにより、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記ウェブ走行経路区間側に張り出すと共に前記ウェブ走行経路区間に沿って延び、また、一つの両面粘着テープ片を位置づけ可能且つ領域長さが可変の張り出し領域を粘着テープ帯走行経路に形成可能なガイドセクションと、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記第 1及び第 2ガイドュニットと前記ウェブ走行経路区間とを互いに接近離反方向に相対移動させる第 1駆動セクションと、

前記第 1及び第 2ガイドュニッ卜を前記ウェブ走行経路区間に沿って互いに接近離反方向に相対移動させる第 2駆動セクシヨンと

を備えることを特徴とする粘着テープ片貼付装置。

2 . 前記ガイドセクションは、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向において前記ウェブ走行経路区間に対して接近離反方向に移動可能に配されたガイドセクション本体を有し、

前記第 2ガイドュニットは前記ガイドセクション本体に固定され、

前記第 1ガイドュニットは、前記ガイドセクション本体により該ガイドセクション本体に対して前記ウェブ走行経路区間に沿って移動自在に支持され、

前記第 1駆動セクションは、前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記ガイドセクション本体を前記ガイド要素に対して接近離反方向に移動させ、前記第 2駆動セクションは、前記ガイドセクション本体に対して前記第 1ガイドュニットを前記ウェブ走行経路区間に沿って接近離反方向に移動させる

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の粘着テ一プ片貼付装置。

3 . 前記ガイドセクションは、前記粘着テープ帯走行経路において前記張り出し領域の上流側に配され且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記張り出し領域に関して前記ウェブ走行経路区間と反対側の位置において前記ガイドセクション本体により回転自在に支持された第 1ガイドローラと、前記ガイドセクシヨン本体により該ガイドセクション本体に対して前記ウェブ走行経路区間に沿つて移動自在に支持されたべ一スブロックと、前記粘着テープ帯走行経路において前記張り出し領域の下流側に配され且つ前記ウェブ走行経路区間を横断する方向にみて前記張り出し領域に関して前記ウェブ走行経路区間と反対側の位置において前記べ一スブロックにより回転自在に支持された第 2ガイドローラとを含むことを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の粘着テープ片貼付装置。

4. 前記複数の両面粘着テープ片は、前記粘着テープ帯の長手方向に互いに間隔をおいて前記台紙に予め貼り付けられる

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の粘着テープ片貼付装置。

5 .前記粘着テープ帯走行経路に臨んで配され前記粘着テープ帯走行経路における前記粘着テープ帯の走行位置を表す検出信号を出力する検出ユニットと、前記検出信号に基づき前記繰り出しセクションによる前記粘着テープ帯の繰り出し量を調整する調整ユニットと

を更に備えることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の粘着テープ片貼付装

6 . 前記複数の両面粘着テープ片は、前記台紙と異なる色に着色され、前記検出ュニットは、前記粘着テープ帯走行経路に臨んで配された少なくとも一つの光学式検出器を含む

ことを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の粘着テープ片貼付装置。

7 .前記粘着テープ帯走行経路に沿う前記粘着テープ帯の移動を一時的に抑制する移動抑制ュニットを更に備える

8 .前記粘着テープ帯のロールと共に回転するブレーキドラムとこれに摺接するブレーキシュ一とを含むブレーキ機構を更に備え、

前記移動抑制ュニットは、前記ブレーキシュ一を押圧可能に配されたプッシャと、このプッシャを前記ブレ一キシュ一に押圧するプッシャァクチユエ一夕とを含むことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の粘着テープ片貼付装置。

9 . 前記繰り出しセクション、前記第 1及び第 2駆動セクションならびに前記移動抑制ュニッ卜のそれぞれの駆動を制御する制御セクションを更に備える

ことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の粘着テープ片貼付装置。