WO1999057690A1

WO1999057690A1 - Unite de commande pour distributeur automatique

Info

Publication number: WO1999057690A1
Application number: PCT/JP1998/001989
Authority: WO
Inventors: Jun Ehara
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.
Priority date: 1998-04-30
Filing date: 1998-04-30
Publication date: 1999-11-11
Also published as: EP1004993A4; EP1004993A1; KR100536156B1; KR20010020558A; US6496753B1

Description

明細書

自動販売機の制御装置技術分野

本発明は、表示装置等の端末制御装置のための制御プログラムの書換え力可能な、自動販売機の制御装置に関するものである。背景技術

自動販売機の制御では、通常、自動販売機各部を複数のブロックに分け、その分けられた各ブロック毎にそれぞれの端末制御装置で制御を行いながら、それらの各端末制御装置を主制御装置が統括して制御するようにしている。そのような自動販売機において、設置後、仕様の一部変更等のため、端末制御装置の制御プログラムを変更する必要力生じることがある。その点について、端末制御装置の一つである表示装置を例にして説明する。図 4は、従来の表示装置のブロック図である。表示装置 2は、信号線 6により主制御装置と接続されており、 C P U 2 aにより、自動販売機の金額表示器，約り銭切れ表示器等の制御を行う。 C P U 2 aの制御プログラムは、 P R 0 M 2 g に書き込まれており、制御に必要な各種デ一夕は R AM 2 cに記憶される。そのような表示装置 2では、近年、金額表示や約り銭切れ表示だけでなく、広告表示や各種メッセージ等の表示を行えるものも開発されている。そのような自動販売機の表示装置では、設置後、表示方法や表示内容を変更するのに、 P R O M 2 gの内容を書き換える必要力生じる。そのような場合、従来は、新しいプログラムやデータを書き込んだ P R O Mを、対象自動販売機の台数分用意して、設置済の各自動販売機を巡回して、古い P R 0 Mを新しいものに交換するようにしていた。し力、しな力ら、そのようなやり方では、プログラムの更新を行う台数分の P R O Mを用意する必要がある。また、 P R O Mを装着するには、ある程度作業に慣れた人でないと I Cの端子ビンを折り曲げてしまうおそれがある。従って、多くのコストがかかつてしまうという問題点があつた。一方、プログラム書き込み用の R O Mとして、フラッシュ R O M等のデータ書き換え力可能な R O Mを用い、 R O Mを交換することなくプログラムの更新を可能にすることが考えられる。しかし、例えば、表示装置 2でプログラム更新動作を行っている間は、主制御装置から表示装置 2に問合せ信号が来ても、それに応答することができない。そのため、主制御装置は、通信異常の処理を実行して、それ以降、表示装置 2への通信を停止してしまう。その結果、表示装置 2では、プログラム更新作業が終了した後、主制御装置 1と通信しょうとしても通信することができず、一旦自動販売機の電源を切ってリセットをかけなければならなくなる。これによつて、非常に手間がかかってしまうという問題点が発生する。本発明は、上記の問題点を解決し、端末制御装置の制御プログラムの更新を簡単に行えるようにすることを課題とするものである。発明の開示

前記課題を解決するため、本発明の第 1の目的は、複数の端末制御装置と、それらの端末制御装置を統括制御する主制御装置とを有する自動販売機の制御装置であって、前記端末制御装置では、制御プログラムを電気的にデータ書換カ可能な記憶装置に記憶させ、力、つ、該記憶装置に記憶させている制御プログラムの更新を端末制御装置において行えるようにし、その際、更新動作の開始を前記主制御装置に通知して、該端末制御装置から通信がなくても主制御装置が通信異常処理を実行しないようにすることを特徴とする自動販売機の制御装置を提供することである。このようにすると、 R O Mを交換することなく、プログラムの更新が可能になると共に、端末制御装置でプログラム更新動作を行っている間、主制御装置が通信異常の処理を実行することもなくなる。また本発明の第 2の目的は、前記自動販売機の制御装置において、前記端末制御装置に力一ドコネクタを設け、該カ一ドコネクタに更新用制御プログラムを記憶させたメモリ力一ドを挿入したとき、該メモリ力一ドから前記記憶装置に更新用制御プログラムを移し変えるようにしたことを特徴とする自動販売機の制御装置を提供することである。このようにすると、プログラムの更新作業が、メモリ力一ドを差し込むだけで行えるようになる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明おける自動販売機の制御ブロック図である。第 2図は、本発明による表示装置のブロック図である。第 3図は、本発明による表示装置の動作を示すフローチャートである。第 4図は、従来の表示装置のブロック図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。

図 1は、自動販売機の制御ブロック図である。表示装置 2は、金額表示器，釣り銭切れ表示器等の表示器及びその制御装置からなる（図示せず）。 δϋ貨識別装置 3は、自動販売機の硬貨投入口（図示せず）に投入された硬貨の識別及び約り銭の排出を行う。商品払出装置 4は、商品搬出機構及びその制御装置からなる。入力装置 5は、自動販売機の各種設定データを設定変更するためのものである。主制御装置 1は、信号線 6を介してそれら各端末制御装置との間でデータ交換を行ったり動作指示を出したりしてそれらを統括制御する。表示装置 2は、例えば、ドッ卜マトリックス LEDで構成される金額表示器を具えており、それにより投入金額のほか文字やグラフィックデータを表示できる _c そして、その制御は、図 2に示すような、 CPU2 a、それを動作させるためのプログラムと表示デ一夕を記憶させるフラッシュ ROM2 b、各種デ一夕を記憶させる RAM2 cで実行される。さらに、表示装置 2は、メモリカードを接続するための力一ドコネクタ 2 dを具えており、更新用プログラムを書き込んだメモリカード（図示せず）をそれに差し込むことにより、フラッシュ ROM2 bに更新用プログラムを移し変えることができるようにしている。また、カード処理中表示 LED 2 eは、カードコネクタ 2 dにメモリカードを差し込んでフラッシュ ROM 2 bの内容を書き換えている間、点灯してそのことを知らせるための L E Dランプである。カード異常表示 LED 2 f は、カードコネクタ 2 dに差し込まれたメモリ力一ドの内容に異常があつたとき、点灯してそれを知らせるための L EDランプである。この自動販売機では、力一ドコネクタ 2 dに差し込まれたメモリ力一ドからフラッシュ ROM2 bに更新用プログラムを移し変えることができるようにしている力その更新動作の開始に先立って、主制御装置 1に更新開始を通知する。主制御装置 1は、そのような通知を受け取ると、それ以降から更新終了の通知が来るまで、表示装置 2に問い合わせ信号を通知する力それに対する応答がなくても、通信異常の処理を実行しないようにしている。その際の処理を表示装置 2の処理フローチヤ一トを使って説明する。図 3は、表示装置の動作を示すフローチヤ一トである。

ステップ 1 · ··通常の表示制御を行う。ステップ 2…力一ドコネクタ 2 dにメモリ力一ドカ差し込まれてあるか否かを判別し、なければステツプ 1に戻す。

ステップ 3…メモリ力一ドがあれば、それに書き込まれているデータの内容のチェックを行い、フラッシュ ROM 2 bの更新用データであるか否かを判別する。ステップ 4…メモリ一カードに書き込まれているデ一夕がフラッシュ ROM2 bの更新用データでなければ、力一ド異常表示 L ED2 fを点灯させて、力一ド内容が異常であることを知らせる。

ステップ 5…力一ドコネクタ 2 dに、まだメモリ力一ドカ差し込まれている力、否かを判別する。

ステップ 6…メモリカードがカードコネクタ 2 dから抜かれていたら、カード異常表示 LED 2 fを消灯させる。

ステップ 7…ステップ 3でフラッシュ ROM2 bの更新用データであったら、力一ド処理中表示 LED2 eを点灯させて、処理の途中でメモリ力一ドカ弓 Iき抜かれることがないように、力一ド処理中であることを知らせる。

ステップ 8 · "主制御装置 1へフラッシュ ROM2bの更新動作を開始することを通知する。主制御装置 1は、その通知を受けたら、表示装置 2に対して、今まで通り問合せ信号は送信するが、表示装置 2から応答がなくても、通信異常処理は実行しない。

ステップ 9…表示装置 2の通信不可フラグをセットして、それ以後は、主制御装置 1への通信を停止する。

ステップ 10…更新作業に必要なプログラム、すなわち、ステップ 12力、らステツプ 14を実; するためのプログラムをフラッシュ ROM 2 bから RAM 2 c に移す。

ステップ 11〜RAM2 cに移したプログラムへ制御を移す。

ステップ 12…フラッシュ ROM2 bのプログラム格納領域のデータを消去する。ステップ 1 3…メモリカードから新しいプログラムを読み込み、それをフラッシュ R 0 M 2 bのプログラム格納領域に書き込む。

ステップ 1 4…フラッシュ R OM 2 bに書き込んだプログラムに制御を移す。その際、更新前のプログラムで動作していた状態は、 R AM 2 cに記憶されているため、新しいプログラムに制御を移しても問題なく動作を継続することができる

ステップ 1 5…表示装置 2の通信不可フラグをリセッ卜して、再び、主制御装置 1への通信を開始する。

ステップ 1 6…主制御装置 1へフラッシュ R 0 M 2 bの更新動作が終了したことを通知する。主制御装置 1は、その通知を受けたら、元の制御に戻す。

ステップ 1 7…力一ド処理中表示 L E D 2 eを消灯させて、力一ドコネクタ 2 dからメモリ力一ドを引き抜ける状態になったことを知らせる。なお、上記実施形態では、プログラムの更新を行うのが表示装置 2であったため、更新動作中であることをカード処理中表示 L E D 2 eにより直接表示することができた。しかし、表示装置 2以外の各端末制御装置のプログラムの更新を行う場合は、各端末制御装置で直接そのような表示をすることはできない。そこで、主制御装置 1は、表示装置 2以外のいずれかの端末制御装置からプログラム更新動作開始の通知を受けたら、表示装置 2に対してプログラム更新動作中の表示指令を出すようにすることもできる。また、上記実施形態では、フラッシュ R OM 2 bの内容の更新をメモリカードを使って行ったが、必ずしもそれに限定されず、例えば、表示装置 2にケーブルコネクタを設け、データ書込用の携帯端末装置をそれに接続することで、フラッシュ R OM 2 bの内容の更新を行うようにすることもできる。産業上の利用可能性

以上述べた如く、本発明による自動販売機の制御装置では、端末制御装置の制御プログラムを電気的にデータ書換カ可能な記憶装置に記憶させ、力、つ、該制御プログラムの更新を端末制御装置において行えるようにし、その際、更新動作の開始を主制御装置に通知して、該端末制御装置から応答がなくても主制御装置が通信異常処理を実行しないようにした。その結果、 R O Mを交換することなく、プログラムの更新が可能になると共に、端末制御装置でプログラム更新動作を行つている間、主制御装置が通信異常の処理を実行することもなくなる。また、本発明による自動販売機の制御装置は、端末制御装置にカードコネクタを設け、該カ一ドコネクタに更新用制御プログラムを記憶させたメモリ力一ドを挿入したとき、該メモリ力一ドから前記記憶装置に更新用制御プログラムを移し変えるようにした。その結果、プログラムの更新作業が、メモリカードを差し込むだけで済むようになる。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の端末制御装置と、それらの端末制御装置を統括制御する主制御装置とを有する自動販売機の制御装置であって、前記端末制御装置では、制御プログラムを電気的にデータ書換カ可能な記憶装置に記憶させ、力、つ、該記憶装置に記憶させている制御プログラムの更新を端末制御装置において行えるようにし、その際、更新動作の開始を前記主制御装置に通知して、該端末制御装置から通信がなくても主制御装置が通信異常処理を実行しないようにすることを特徴とする自動販売機の制御装置。

2. 前記端末制御装置に力一ドコネクタを設け、該カ一ドコネクタに更新用制御プログラムを記憶させたメモリ力一ドを揷入したとき、該メモリ力一ドから前記記憶装置に更新用制御プログラムを移し変えるようにしたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の自動販売機の制御装置。