WO1999013384A1

WO1999013384A1 - Dispositif electronique miniaturise

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Publication number: WO1999013384A1
Application number: PCT/JP1998/004002
Authority: WO
Inventors: Masahiro Sase
Original assignee: Citizen Watch Co., Ltd.
Priority date: 1997-09-08
Filing date: 1998-09-07
Publication date: 1999-03-18
Also published as: EP0947896A4; CN1145864C; CN1239558A; US6760003B1; HK1021758A1; BR9806169A; JP4187809B2; EP0947896A1; DE69841543D1; JPH1184033A; EP0947896B1

Description

明細書小型電子機器技術分野

本発明は、小型電子機器における情報表示部である例えば液晶パネル等の情報表示状態と表示シャットアウト状態の開閉に用いられるシャツ夕及び該シャツ夕の開閉制御に関するものである。背景技術

小型電子機器である例えば腕時計の情報表示部を情報表示状態と表示シャットアウト状態の開閉に用いられる開閉シャツ夕装置は、従来より存在するが、従来の開閉シャツ夕装置は、メカニカルな機構を用いた方法がほとんどであった。しかしながら、上記の従来の小型電子機器の開閉シャツ夕装置にあっては、複雑なリンク機構をモータを駆動源として駆動し、また、その開閉制御の操作部材となる複雑なスィッチ機構により開閉シャツ夕の開閉を行っていた。次に、該開閉シャツ夕装置を腕時計に適用して、腕に装着した場合、腕時計本体部分の上方に前記開閉シャツ夕装置を配置するため、厚みが大きく、重くなつて腕に装着しづらいものであった。また、一般的にメカニカルな機構は、精密な機械加工ゃメ 'ソキ加工等を施した多数の部品を熟練した作業者により組み立てなければならなかったためコストが高くなり、さらに複雑な機構ゆえ故障も多発する等の欠点があった。従って情報表示部に開閉シャツ夕装置を用いた腕時計は一般に普及することはなかった。

本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであって、その目的とするところは、複雑でメカニカルな機構やその開閉制御の操作部材となる複雑なスィッチ機構等を用いることのない、腕に装着して使用した場合でも、従来の腕時計の厚みと重さが変わらず装着しやすく、低コストで容易に製造でき、また故障が少ない小型電子機器を提供することにある。発明の開示

上記の目的を達成するために、本発明に係る小型電子機器は、情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドラィブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置を備えた小型電子機器において、スィツチ入力を検知するスィツチ手段と前記スィッチ手段の出力信号に基づき前記表示装置の情報表示の表示状態と表示シャツトァゥト状態との切り換え制御を行う表示シャツトァゥト制御手段とを設けた。これにより、情報表示部の情報表示状態と表示シャットァゥト状態との切り換え制御が容易に可能となった。

また、本発明に係る小型電子機器は、前記表示装置の表示情報は表示装置内に設けた液晶を用いた液晶シャツ夕手段によって表示シャツトァゥ卜することもできる。特に液晶シャツ夕手段を用いた場合、複雑でメカニカルな機構を用いることなく、腕時計に適用し装着した場合でも、従来の腕時計の厚みと重さが変わらず装着しやすく、低コストで容易に製造できる。また故障も少なくなつた。また、本発明に係る小型電子機器は、前記スィッチ手段がセンサスィッチ入力を検知するセンサスィツチ手段であってもよい。スィツチ手段としてセンサスィツチを用いた場合、種々のセンシングによりスィツチングが可能となる。

また、本発明に係る小型電子機器は、前記表示シャットアウト制御手段が、スィツチ手段の出力信号に基づき前記表示装置の表示シャツトァゥト状態から情報表示状態への切り換え制御あるいは情報表示状態から表示シャツトァゥト状態への切り換え制御を行うように構成することもできる。

また、本発明に係る小型電子機器は、前記スィッチ手段の出力信号に基づき夕イマカウント動作するタイマ制御手段を更に設け、該タイマ制御手段からのタイムアップ信号に基づき前記表示シャツトァゥト制御手段が前記表示装置の情報表示状態から表示シャツトァゥト状態への切り換え制御あるいは表示シャツトァゥト状態から情報表示状態への切り換え制御を行うようにすることもできる。これにより、前記表示装置の情報表示状態あるいは表示シャツトァゥト状態へ移行している時間の制御を自由に設定し、開閉するあるいは閉閧することができる。また、本発明に係る小型電子機器は、好ましくは前記液晶シャツ夕手段に反射型偏向板を用いることもできる。前記表示装置の表示部が表示シャツトァゥト状態において外部光源からの入射に対して金属光沢のあるシャツ夕装置を構成できる。

また、本発明に係る小型電子機器は、情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドライブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置を備えた小型電子機器において、前記表示装置にスィツチ部材及び該スィツチ部材の開口部を示すスィツチ操作開口部が付いたシャツ夕であるシャツ夕装置、該シャツ夕装置の開閉制御を行うシャツ夕制御手段とを設け、該シャツ夕制御手段の制御に基づき前記シャッ夕装置のスィツチ操作開口部のシャツ夕が開くようにすることもできる。

また、本発明に係る小型電子機器は、前記シャツ夕装置のシャツ夕が液晶を用いた液晶シャッ夕とすることが望ましい。

また、本発明に係る小型電子機器は、前記液晶シャツ夕に反射型偏向板を用いたものとすることもできる。

このように、スィツチ部材及び該スィツチ部材の開口部を示すスィツチ操作開口部が付いたシャツ夕であるシャツ夕装置を容易に製作でき、しかも、表示状態の反射板を任意の色に定めることでバックアップ光を任意の色調にすることが可能となった。さらに、廉価に提供できるようになった。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る小型電子機器の実施例 1のシステムプロック図である。図 2は、同小型電子機器の実施例 1の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

図 3は、本発明に係る小型電子機器の実施例 2のシステムブロック図である。図 4は、同小型電子機器の実施例 2の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

図 5は、本発明に係る小型電子機器の実施例 3のシステムブロック図である。図 6は、同小型電子機器の実施例 3の平面図であり、図 6 ( a ) は、同小型電子機器の実施例 3のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 6 ( b ) は、同小型電子機器の実施例 3のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図である。

図 7は、同小型電子機器の表示部の実施例 3の概略構成を示す分解斜視図である。

図 8は、本発明に係る小型電子機器の実施例 4のシステムブロック図である。図 9は、同小型電子機器の実施例 4の平面図であり、図 9 ( a ) は、同小型電子機器の実施例 4のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 9 ( b ) は、同小型電子機器の実施例 4のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図である。

図 1 0は、同小型電子機器の実施例 4の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

本発明に係る小型電子機器の実施例 1を図 1及び図 2に示す。

図 1は本発明に係る小型電子機器のシステムプロック図、図 2は同小型電子機器の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

本発明に係る小型電子機器の実施例 1をアナログクォーツ時計 Aを例にとって説明する。図 1において、情報発生手段 1は、基準信号発生回路 2と時刻情報発生回路 5により成り、更に基準信号発生回路 2は、時間基準源 3と分周回路 4より構成されている。そして時間基準源 3は、時間基準信号（ 3 2 7 6 8 H z ) を発生する。また、分周回路 4は、時間基準源 3からの時間基準信号を入力とする複数段の分周器より成り、所定の基準信号の信号群を出力する。

次に、時刻情報発生回路 5は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき時刻信号である 1秒ステップ信号を出力する。そして、モ一夕駆動回路である表示ドライブ手段 6は、前記 1秒ステップ信号を入力とし、 1秒駆動信号を出力する。また、表示装置 7の情報表示部 8は、パルスモー夕と該パルスモ一夕に連動する輪列と該輪列に取り付けられた針（時分秒針）より構成され、前記 1秒駆動信号に基づき運針表示を行う。

以上のように構成された時計 Aの表示装置 7の情報表示部 8と、一体又は別体に構成されるシャツ夕部 Bの液晶パネルである液晶シャツ夕手段 1 3は、図 2 /JP98/

(別体にて図示）に示すように液晶セル 2 0を挟むように吸収型偏向板 2 1と反射型偏向板 2 2が層状に配設されている。更に、その上方に風防ガラス 2 3が配置されている。そして、実施例 4の図 1 0に示すように、前記吸収型偏向板 2 1 は、一方の偏向軸が透過軸 Xであり、他方は吸収軸からなる吸収型偏向板とし、反射型偏向板 2 2は、一方の偏向軸が透過軸 Xであり、他方は反射軸 Yからなる反射型偏向板としている。そして、本実施形態に利用する反射型偏向板は、実際には、住友スリーェム株式会社のオプティカルフィルム D B E F (商品名）を使用する。また、実験的には、メタルグリッド型偏向板（0 . 2〃mピッチの金属グリッドをガラス上に形成）、液晶と位相差板の組み合わせを利用した。

また、上記した偏向板の特性を液晶セル 2 0を挟まない状態で説明すると、吸収型偏向板 2 1か反射型偏向板 2 2のいずれか一方の偏向板を固定し、他方の偏向板を回転させると、吸収型偏向板 2 1の透過軸 Xと反射型偏向板 2 2の透過軸 Xが平行する角度（0 ° ) では、透過特性を示し、吸収型偏向板 2 1の透過軸 X に対して反射型偏向板 2 2の反射軸 Yが直交（9 0 ° ) の場合には、反射強度が大きくでる。そのため、外部光源により光沢のある反射特性が得られ、時計の風防ガラス 2 3からの光の入射に対して金属光沢（メタリック調）の色調のあるシャッ夕を構成できる。また、前記吸収型偏向板 2 1を反射型偏向板とし、反射型偏向板 2 2を吸収型偏向板としても、上記と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。

そして、上記したシャツ夕部 Bの液晶シャツ夕手段 1 3をシャツ夕として駆動させるには、図 1に示すように、例えば通常のボタンスィッチのほかに装着感知センサスイッチ、角度（傾斜）センサスイッチ、タヅチセンサ、ショックセンサ、水圧を検知する水感センサ等のスィツチ手段 9より出力されたスィツチング信号は、シャツ夕開閉を制御する制御回路 1 1とシャツ夕を駆動する液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2より成る表示シャツトァゥト制御手段 1 0に制御信号として入力され表示装置 7の液晶シャツ夕手段 1 3である前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御しシャツ夕の開閉を行う。スィッチ手段 9により液晶シャツ夕手段 1 3の開制御を行うこともできるし、閉制御を行うようにすることもできる。また、前記液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2では、前記基準信号発生回路 2の所定の基準信号が供給され、液晶シャツ夕手段 1 3をドライブするためのシャツ夕駆動信号が形成される。

本発明に係る小型電子機器の実施例 2を図 3及び図 4に示す。

図 3は本発明に係る小型電子機器の実施例 2のシステムブロック図、図 4は同小型電子機器の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

小型電子機器の実施例 2をデジタルクォーツ時計 A 1を例にとって説明する。さて、図 3において、情報発生手段 1 0 0の時刻情報発生回路 5 0、表示ドライブ手段 6 0、情報表示部 8 0、夕イマ制御回路 1 4以外、基本的に実施例 1と同様なため同一符号を付し説明を省略する。

そして、時刻カウンタである時刻情報発生回路 5 0は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき、時刻をカウントし時刻信号を出力する。そして、液晶ドライバである表示ドライブ手段 6 0は、前記時刻信号に基づき表示ドライブ信号を出力する。また、情報表示部 8 0である液晶パネルは、表示ドライブ信号に基づき時刻のデジタル表示を行う。

そして、実施例 1と同様に構成されたシャツ夕部 B 1の液晶パネルである液晶シャッ夕手段 1 3は、図 4に示すように時計 A 1の表示装置 7 0の情報表示部 8 0の上方に、配置される。

そして、上記したシャツ夕部 B 1の液晶シャツ夕手段 1 3をシャツ夕として駆動させるには、実施例 1と同様に、スィッチ手段 9より出力されたスイッチング信号は、シャツ夕開閉を制御する制御回路 1 1とシャッ夕を駆動する液晶シャツ夕ドライブ回路 1 2より成る表示シャツトァゥト制御手段 1 0に制御信号として入力され表示装置 7 0の液晶シャツ夕手段 1 3である前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御しシャツ夕の開閉を行う。

また、図 3に示すように、前記スィッチ手段 9のスイッチング信号に基づき前記液晶シャツ夕手段 1 3が表示シャツトァゥト状態から情報表示状態に切り換わり、更に設けた夕イマカウント動作する夕イマ制御回路 1 4 (夕イマカウント開始は前記スィツチ手段 9からのスィツチング信号に基づく）の制御すなわちタイマ制御回路 1 4からタイムアップにより出力される閉信号は、表示シャツトァゥト制御手段 1 0に閉信号として入力制御され、表示シャツトァゥトを制御する信号として、表示装置 7 0の液晶シャツ夕手段 1 3である前記液晶セル 2 0の電圧印加を制御し液晶パネルの表示をシャツトァゥトする。従って、前記タイマ制御回路 1 4に所望の制御時間（例えば 5秒）を入力設定することにより液晶シャツ夕手段 1 3のシャヅ夕が開いている時間（例えば 5秒）を自在に制御することができる。

また、使用目的に応じて、前記スィッチ手段 9のスイッチング信号に基づき液晶シャツ夕手段 1 3が情報表示状態から表示シャツトァゥト状態に切り換わり、更に設けた夕イマカウント動作する夕イマ制御回路 1 4からのタイムアップにより出力される信号の制御に基づき再び情報表示状態に戻るように、前記夕イマ制御回路 1 4から出力される信号は開信号とし、前記スィツチ手段 9の出力は閉信号であってもよい。そして、いずれの場合もリセヅト（R ) 機能等により夕イマカウント動作は、開始する。

本発明に係る小型電子機器の実施例 3を図 5から図 7に示す。

図 5は本発明に係る小型電子機器の実施例 3のシステムブロック図、図 6は同小型電子機器の平面図である。図 6 ( a ) は、同小型電子機器のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 6 ( b ) は、同小型電子機器のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図、図 7は、同小型電子機器の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

小型電子機器の実施例 3をデジタルクォーツ時計 A 2を例にとって説明する。図 5の時計 A 2において、情報発生手段 1 0 1は、実施例 2の情報発生手段 1 0 0にクロノ情報発生回路 1 5をさらに設けたこと及び第 1表示ドライブ手段 6 1、第 2表示ドライブ手段 6 2、表示装置 1 7以外は、同様の構成となるため同一の符号を付す。

時刻情報発生回路 5 0である時刻カウン夕は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づき、時刻をカウントし時刻信号を出力する。そして、第 1表示ドライブ手段 6 1である液晶ドライバは、前記時刻信号に基づき表示ドライブ信号を表示装置 1 7である液晶表示パネル 2 0 Dに与える。液晶表示パネル 2 0 D は、液晶セル 2 0 1を挟むように吸収型偏向板 2 1 0と吸収型偏向板 2 1 1が層状に配設されている。そして、前記液晶表示パネル 2 0 Dの時刻表示部 5 Dに時刻表示される。

また、同様にクロノ情報発生回路 1 5であるクロノカウン夕は、基準信号発生回路 2からの所定の基準信号に基づきクロノ計測時間をカウントしクロノ信号を出力する。そして、液晶ドライバである第 2表示ドライブ手段 6 2は、前記クロノ信号に基づき表示ドライブ信号を前記液晶表示パネル 2 0 Dのクロノ表示部 1 5 Dにクロノ情報であるストヅプウォッチ（クロノ計測）の機能が表示される。そして、前記クロノ情報発生回路 1 5の作動及び停止、ゼロリセットは、シャツ夕装置 1 8の操作スィツチ信号によりなされる。

次に、シャツ夕部 B 2のシャツ夕装置 1 8をシャツ夕として駆動させるには、実施例 1と同様に、スィッチ手段 9より出力されたスイッチング信号が、シャツ夕開閉を制御する開閉制御回路 1 1 1とシャツ夕を駆動する開閉ドライブ回路 1 3 0よりなるシャツ夕制御手段 1 1 0に制御信号として入力され、シャツ夕装置 1 8のシャツ夕開閉を制御する制御信号として出力される。また、開閉ドライブ回路 1 3 0に、前記基準信号発生回路 2からの所定の基準信号が供給されているのはシャツ夕装置 1 8の駆動信号を形成するためである。

上記シャツ夕装置 1 8を構成する液晶シャツ夕パネル 2 O Aは、図 7に示すように時刻情報シャッ夕窓部 5 Aとクロノ情報シャツ夕窓部 1 5 A及びスタート/ ストップスィッチ窓部 3 1 Aとリセットスィヅチ窓部 3 2 Aがセグメントされた液晶セル 2 0 2を挟むように吸収型偏向板 2 1と反射型偏向板 2 2が層状に配設されている。

そして、上記したシャヅ夕部 B 2のシャツ夕装置 1 8は、実施例 1と同様なスィツチ手段 9がスィツチング信号を発生した場合、前記液晶シャツ夕パネル 2 0 Aの液晶セル 2 0 2にセグメントされた、時刻情報シャヅ夕窓部 5 Aとクロノ情報シャヅ夕窓部 1 5 A及びス夕一ト /ストヅプスィツチ窓部 3 1 Aとリセヅトスィツチ窓部 3 2 Aが電圧印加により表示状態となり下方に位置する表示装置 1 7 の時刻表示部 5 D及びク口ノ表示部 1 5 Dに表示された時刻情報及びクロノ情報を風防ガラス 2 3を通して視認可能となる。

次に、クロノ情報発生回路 1 5を作動、停止、ゼロリセットさせるスィッチ部材 3 1， 3 2について説明すると、図 7に示すように風防ガラス 2 3の上表面と透明夕ツチパネルの下表面に、それぞれ透明電極を平面概略十字形に配置し、前記透明な夕ツチパネル 24の当該部分を押圧することにより接触し、スィッチングを検知する検知部 3 1 B, 32 Bを設ける。

また、反射板 30の反射面 30 Aにスィッチ文字 3 1 D， 32Dをそれぞれ印刷等により設け、そして、前記検知部 3 1 B, 32Bと前記スィッチ窓部 3 1 A, 32 A及び前記スィツチ文字部 3 1 D, 32Dは平面視で形状が一致するように配置されている。従って、前記時刻表示部 5 D及びクロノ表示部 15 Dが表示されると同時に、反射板 30の反射光により、スィッチ文字 31 D, 32Dが電圧印加により表示状態（シャツ夕開状態）となる液晶シャツ夕パネル 2 OAのスィツチ窓部 3 1 A, 32 Aを透過し、さらに風防ガラス 23と夕ツチパネル 24に挟持された検知部 31 B, 32 Bをも透過し、スイッチ部材 3 1 , 32として、視認可能となる。そして、前記夕ツチパネル 24の検知部 31 B, 32 B部分を押圧することによりスィ 'ソチオン状態になり、前記クロノ情報発生回路 15を作動させることができる。

本発明に係る小型電子機器の実施例 4を図 8から図 10に示す。

図 8は本発明に係る小型電子機器の実施例 4のシステムブロック図、図 9は、同小型電子機器の平面図を示す。図 9 (a) は、同小型電子機器のシャツ夕が開いた状態を示す平面図、図 9 (b) は、同小型電子機器のシャツ夕が閉じた状態を示す平面図、図 10は、同小型電子機器の表示部の概略構成を示す分解斜視図である。

小型電子機器の実施例 4をデジタルクォーツ時計 A 3を例にとって説明する。図 10に示すように本実施例において、実施例 3では、 2層の液晶パネルを使用したが、 1層の液晶パネルで同等の機能を持たせるようにした以外は、基本的に実施例 3と略同様の構成である。図 8において基準信号発生手段 20 1からの信号は、時刻情報制御手段 15 1, クロノ情報制御手段 152, 開閉ドライブ回路 12 1に与えられる。時刻情報制御手段 1 5 1の信号は、第 1表示ドライブ手段 61を介して第 1の表示ドライブ信号として表示装置 7 1へ、クロノ情報制御手段 1 52の信号は、第 2表示ドライブ手段 62を介して第 2の表示ドライブ信号として表示装置 7 1へ供給される。また、スィッチ手段 9より出力されたスイッチング信号は、スィッチ用のシャッ夕の開閉を制御する開閉制御回路 1 1 2とスィッチ用のシャツ夕を駆動する開閉ドライブ回路 1 2 1よりなるシャツ夕制御手段 1 2 0に制御信号として入力され、スイッチ用のシャツ夕装置 8 1のシャツ夕開閉を制御する制御信号として出力される。そして、上記スィッチ手段 9より出力されたスイッチング信号は、同時に時刻情報制御手段 1 5 1及びクロノ情報制御手段 1 5 2に出力される。また、前記開閉ドライブ回路 1 2 1に前記基準信号発生手段 2 0 1からの所定の基準信号が供給されているのはスィツチ用のシャツ夕装置 8 1の駆動信号を形成するためである。

そして、図 9及び図 1 0に示すように、上記時刻情報制御手段 1 5 1及びクロノ情報制御手段 1 5 2に入力されるスィツチ手段 9からのスィツチング信号に基づき液晶セル 2 0 0に実施例 3のセグメント表示に対してちようど反転（ネガ状態）された状態で設けられた時刻情報制御手段 1 5 1により駆動される表示セグメント 5 E及びクロノ情報制御手段 1 5 2により駆動される表示セグメント 1 5 Eが透過状態となり反射板 3 0の反射面 3 0 Aよりの反射光が透過し表示情報が視認可能となる。

次に、クロノ情報制御手段 1 5 2を作動、停止、ゼロリセットさせるスイッチ部材 3 1， 3 2 (図 9参照）については、スィツチ文字 3 1 D , 3 2 Dが、電圧印加により表示状態となる一層の液晶表示シャッ夕パネル 3 0 0のスィツチ窓部 3 1 E , 3 2 Eを透過し、さらに風防ガラス 2 3と夕ヅチパネル 2 4に挟持された検知部 3 1 B , 3 2 Bをも透過し、スィッチ部材 3 1， 3 2として、視認可能となる。そして、前記タヅチパネル 2 4の検知部 3 1 B , 3 2 B部分を押圧することによりスィツチオン状態になり、前記クロノ情報制御手段 1 5 2を作動させることができる。このことは、実施例 3と同様である。

そして、図 1 0に図示した如く吸収型偏向板 2 1か反射型偏向板 2 2のいずれか一方の偏向板を固定し、他方の偏向板を回転させた配置とする。吸収型偏向板 2 1の透過軸 Xと反射型偏向板 2 2の透過軸 Xが平行する角度（0 ° ) では、 9 0 ° ツイストするツイステヅドネマテヅク（T N ) の液晶セル 2 0 0を挟んで電圧印加なしの状態では、反射特性を示し、電圧印加がある状態（電圧印加されているセグメント）は、透過特性を示す。そのため、電圧印加なしの状態では、外部光源により光沢のある反射特性が得られ、時計の風防ガラス 2 3からの光の入射に対して金属光沢（メタリック調）の色調のあるシャツ夕を構成できる。また、両方の偏向板を反射型偏向板としても、上記と同様の作用効果が得られる。

また、上記実施例 1から 4において、上偏向板として吸収型偏向板 2 1を下偏向板として反射型偏向板 2 2を用いたが、上、下偏向板の両方とも反射型偏向板 2 2を用いること、あるいは上偏向板として反射型偏向板 2 2を、下偏向板として吸収型偏向板 2 1を用いることも有効な実施形態である。産業上の利用可能性

以上のように、本発明は、腕時計その他の小型電子機器として用いるのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドライブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置とを備えた小型電子機器において、スィツチ入力を検知するスィツチ手段と、前記スィツチ手段の出力信号に基づき前記表示装置の情報表示の表示状態と表示シャツトァゥト状態との切り換え制御を行う表示シャツトァゥト制御手段とを設けたことを特徴とする小型電子機器。

2 . 前記表示装置の表示情報は表示装置内に設けた液晶を用いた液晶シャツ夕手段によって表示シャツトァゥ卜されることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の小型電子機器。

3 . 前記スィツチ手段がセンサスィツチ入力を検知するセンサスィツチ手段であることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項のいずれかに記載の小型電子機

4 . 情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドライブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置とを備えた小型電子機器において、

前記スィツチ手段の出力信号に基づきタイマカウント動作する夕イマ制御手段と、該タイマ制御手段からのタイムアップ信号に基づき前記表示装置の情報表示状態と表示シャツトァゥト状態との切り換え制御を行う表示シャツトァゥト制御手段とを設けたことを特徴とする小型電子機器。

5 . 前記表示シャツトァゥト制御手段はスィツチ手段の出力信号に基づき前記表示装置の表示シャツトァゥト状態から情報表示状態への切り換え制御を行う構成とすると共に、

前記スィッチ手段の出力信号に基づきタイマカウント動作する夕イマ制御手段を設け、該夕イマ制御手段からのタイムアップ信号に基づき前記表示シャツトァゥト制御手段は前記表示装置の情報表示状態から表示シャツトァゥト状態への切り換え制御を行うことを特徴とする請求の範囲第 1項、第 2項又は第 3項のいずれかに記載の小型電子機器。

6 . 前記表示シャツトァゥト制御手段はスィツチ手段の出力信号に基づき前記表示装置の情報表示状態から表示シャットァゥト状態への切り換え制御を行う構成とすると共に、

前記スィツチ手段の出力信号に基づきタイマカウント動作する夕イマ制御手段を設け、該夕イマ制御手段からのタイムアップ信号に基づき前記表示シャツトァゥト制御手段は前記表示装置の表示シャツトァゥト状態から情報表示状態への切り換え制御を行うことを特徴とする請求の範囲第 1項、第 2項又は第 3項のいずれかに記載の小型電子機器。

7 . 前記液晶シャツ夕手段に反射型偏向板を用いたことを特徴とする請求の範囲第 2項ないし第 6項のいずれかに記載の小型電子機器。

8 . 情報発生手段、該情報発生手段からの信号に基づき表示駆動するための信号を出力する表示ドライブ手段、該表示ドライブ手段の出力信号に基づき情報表示を行う表示装置を備えた小型電子機器において、前記表示装置にスィツチ部材及び該スィツチ部材の開口部を示すスィツチ操作開口部が付いたシャツ夕であるシャッ夕装置、該シャツ夕装置の開閉制御を行うシャツ夕制御手段とを設け、該シャッ夕制御手段の制御に基づき前記シャツ夕装置のスィツチ操作開口部のシャツ夕が開くことを特徴とする小型電子機器。

9 . 前記シャッ夕装置のシャツ夕が液晶を用いた液晶シャツ夕であることを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の小型電子機器。

1 0 . 前記液晶シャツ夕に反射型偏向板を用いたことを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の小型電子機器。