JPH0519990U - 電子時計の表示構造 - Google Patents
電子時計の表示構造Info
- Publication number
- JPH0519990U JPH0519990U JP6900791U JP6900791U JPH0519990U JP H0519990 U JPH0519990 U JP H0519990U JP 6900791 U JP6900791 U JP 6900791U JP 6900791 U JP6900791 U JP 6900791U JP H0519990 U JPH0519990 U JP H0519990U
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- Japan
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】針式表示と液晶によるデジタル表示をより調和
させた複合表示電子時計を提供する。 【構成】時刻表示指針による表示部に偏光板を必要とし
ない高分子含有液晶を用いた液晶表示パネルを重ねて配
置する。
させた複合表示電子時計を提供する。 【構成】時刻表示指針による表示部に偏光板を必要とし
ない高分子含有液晶を用いた液晶表示パネルを重ねて配
置する。
Description
【0001】
本考案は電子時計の表示構造に関する。
【0002】
従来、アナログ表示とデジタル表示の複合化は多種多様な構造で商品化され市 場に供給されている。中でも時刻表示指針による表示部の前面に反射板を用いな い液晶パネルを重ねて配置し、指針表示を前記液晶パネルを透過して見せる様に した構造の時計は画期的であった。液晶パネルに表示されるデジタル部の有する 機能は、ストップウォッチ機能、200年間完全カレンダー機能、アラーム機能 等々であり、アナログ時計の持つ機械的な動きの美しさと、デジタル時計の持つ 利便さとをみごとに調和させていた。
【0003】
しかし前述の従来技術では以下に述べる重大な欠点を有していた。
【0004】 従来技術に用いている液晶は、いわゆるTN液晶であり、表示体として使用す る為には必ず一対の偏光板が必要であった。その為、透過すると言っても偏光板 を介する分だけどうしても暗くなり、暗いイメージの時計になってしまっていた 。この欠点は、時計、特に腕時計をファッションとして身に付ける携帯者にとっ ては、機能がどんなに優れていようと購入意欲を半減させてしまうものである。
【0005】 そこで本考案の目的は、文字板、指針等の美しさ、明るさを損なうことのない アナログ表示・デジタル表示複合時計を提供することである。
【0006】
本考案の電子時計の表示構造は、時刻表示指針、該指針による表示部に重ねて 配置した液晶パネルを有する電子時計において、前記液晶表示パネルが高分子を 混合した液晶材料を用いた液晶表示パネルであることを特徴とする。
【0007】
以下に図1〜図2を用いて本考案の実施例を説明する。図1は本考案の一実施 例であるムーブメントの要部断面図である。1は地板、アナログ表示輪列、ステ ップモータ、前記モータ駆動・制御IC及び液晶表示ドライバーIC等の電気素 子類を塔載した回路ブロック2等々から成る時計体である。3、4、5は各々指 針輪列である四番車、二番車、筒車である。6、7、8は各々秒針・分針・時針 であり文字板9の上面に配置され時刻のアナログ表示をしている。10、11、 12は液晶パネル構成部材である上パネルガラス、液晶、下パネルガラスである 。ここで液晶11は高分子を液晶材料中に混合させ処理した高分子含有液晶であ り、液晶部分と高分子部分との屈折率の差による光散乱を利用した表示である為 、従来TN液晶パネル等で用いていた偏光板が必要なくなり、電圧無印加時にお いては無色透明に近い状態となる。従って図1に示す様にアナログ表示部と液晶 パネル部を完全に重ねて配置しても、下方向に位置するアナログ表示部が暗くな ることはない。またパネルガラスに形成されている透明電極についても偏光板を 用いない為、従来構造に比べ更に見えにくくなっている。13は前記液晶パネル を固定するパネル枠、14は液晶パネルと回路ブロック2の電気導通をとるコネ クタ、15は時計体1と液晶パネル、パネル枠を固定する回路押え板である。
【0008】 前述の図1に示す実施例は指針表示部の前面に液晶パネルを配置したが指針表 示部と文字板との間に液晶パネルを配置しても同様の効果が得られる。液晶パネ ルは図1の実施例と同様に高分子を液晶材料中に混合させ処理した高分子含有液 晶を用いる。従来技術として、液晶パネルそのものを文字板とした構造は周知で あるが、文字板としての色調自由度が限られる等の欠点を有していた。本考案で は文字板はあくまでも従来の文字板を用いており、デザイン的な自由度を限定さ れることはない。文字板上の任意の位置での表示が可能となり、必要な時だけ表 示を点灯させ、不要時には無点灯とすることにより指針表示だけのシンプルな時 刻表示時計となる。図2は本考案の一実施例である図1に示した構造を有するム ーブメントを使用した腕時計の完成体の外観図であり、液晶表示部を点灯させた 状態を示している。本表示例はカレンダー表示であるが、温度センサー、湿度セ ンサー等を付加したムーブメントを用いれば、温・湿度表示なども可能となり付 加価値が高まる。
【0009】
以上述べた様に本考案によれば従来の偏光板を必要とした液晶パネルを用いた 構造に比らべ、液晶パネルの下面に配置した針式表示、文字板等をより明るく鮮 明に見せることが可能となる。液晶表示を用いたデジタル時計は今や安物イメー ジが強いが、多機能という面では指針式時計に勝っている。指針式時計の機能美 ・高級観に液晶パネルによるデジタル表示の利便性をデザイン的な制約を付加す ることなく複合できれば多様化した市場のニーズに合致した時計を提供する上で 絶大な効果が出てくる。この点に関して本考案の果たす役割は大きい。
【図1】本考案の一実施例であるムーブメント断面図。
【図2】本考案のムーブメントを用いた腕時計の表示例
を示す図。
を示す図。
2 回路ブロック 3 四番車 4 二番車 5 筒車 6 秒針 7 分針 8 時針 9 文字板 10 上ガラス 11 高分子含有液晶 12 下ガラス 13 パネル枠 14 コネクタ 15 回路押え板
Claims (1)
- 【請求項1】時刻表示指針、該指針による表示部に重ね
て配置した液晶表示パネルを有する電子時計において、
前記液晶表示パネルが高分子を混合した液晶材料を用い
た液晶表示パネルであることを特徴とする電子時計の表
示構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6900791U JPH0519990U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電子時計の表示構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6900791U JPH0519990U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電子時計の表示構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519990U true JPH0519990U (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=13390111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6900791U Pending JPH0519990U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電子時計の表示構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519990U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010327A1 (fr) * | 1996-09-02 | 1998-03-12 | Seiko Epson Corporation | Panneau a cristaux liquides et appareil electronique faisant appel a ce panneau |
WO1999012073A1 (fr) * | 1997-09-01 | 1999-03-11 | Citizen Watch Co., Ltd. | Dispositif electronique a unite d'affichage |
JP2001296546A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-10-26 | Asulab Sa | 重ねられた2つのディスプレイ・デバイスを含んでいるコントラスト反転をもつディスプレイ・アセンブリ |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP6900791U patent/JPH0519990U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010327A1 (fr) * | 1996-09-02 | 1998-03-12 | Seiko Epson Corporation | Panneau a cristaux liquides et appareil electronique faisant appel a ce panneau |
WO1999012073A1 (fr) * | 1997-09-01 | 1999-03-11 | Citizen Watch Co., Ltd. | Dispositif electronique a unite d'affichage |
JP2001296546A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-10-26 | Asulab Sa | 重ねられた2つのディスプレイ・デバイスを含んでいるコントラスト反転をもつディスプレイ・アセンブリ |
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