WO1998047128A1

WO1998047128A1 - Elements de panneau d'affichage de controle

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Publication number: WO1998047128A1
Application number: PCT/JP1998/001705
Authority: WO
Inventors: Toshihiro Fujita; Yoshitaka Tsuji; Tatsunobu Nakai; Yoshihide Nakano; Yosio Sekino; Masaaki Fujii; Toshiyuki Kasama; Takao Hosorogi; Masao Dohi; Shinichi Ishino; Shigeto Ogino; Tomonori Nishiki; Takehiko Tajika; Masahiko Kawakami; Yuuhei Sugai
Original assignee: Idec Izumi Corporation
Priority date: 1997-04-14
Filing date: 1998-04-13
Publication date: 1998-10-22
Also published as: EP0930598A1; US6525667B1; EP0930598A4; JPH11215631A

Description

明細書操作表示装置および盤面ュニッ卜技 1¾分野この発明は、操作表示装置に関し、特に、複数の盤面ュニッ卜を配置した操作表示装置、およびその操作表示装置に用いられる盤面ュニッ卜に関する。

プラントゃ工作機械などにおいて、操作を行なうための押ボタンや状態表示を行なうための表示ランプ等を装着した操作表示装置が用いられている。このような典型的な操作表示装置は、手動/自動の切換え等を行なうためのセレクタスイッチや、起動スィツチ等として用いられる押ボタンスィッチや、カウンタや夕イマ一等として用いられる L E D表示器や、ブラント等の状態等を示す液晶表示器等を、取付けパネルに取付けることにより構成される。このように、ひとつの操作表示装置に、スィッチや表示器等の盤面機器を装着することにより、プラント等の操作、管理等を集中的に行なうことができるようになつている。

しかし、上記のような典型的な操作表示装置には、次のような問題点があった。近年のプラント等の技術の高度化、複雑化にともない、操作内容、表示内容等が複雑化、多様化している。したがって、種々の寸法を有する多種、多様な盤面機器を操作表示装置に装着しなければならない場合が生ずる。この結果、操作表示装置に装着された種々の盤面機器間に統一性がないため、見た目に煩雑となるばかりでなく、操作性、視認性等も低下するおそれがある。また、あとで盤面機器を追加しょうとすると、追加のためのスペースが確保できない等、操作表示装置の面積利用効率が悪かった。

言い換えれば、現状の操作パネルでは、市場ニーズである「標準化」に対応しきれておらず、さらには「省配線化」、「省力化（組立等に手間がかからない）」、「オープンネッ卜化」あるいは「安全性」についても十分対応しきれていなかつた。発明の開示

<発明の目的〉

この発明は、上記の問題の克服を意図しており、盤面ュニット間に統一性があり、かつ面積の利用効率のよい操作表示装置を提供することを目的とする。

この発明の他の目的は、奥行きの薄型化が可能であり、製造工程を簡略化できるともに、使用する各盤面ュニッ卜の寸法および形状に統一性があり、面積の利用効率のよし、操作表示装置を提供することである。

この発明のさらに他の目的は、本体に対して着脱自在に設けられる入力端末を本体に装着した状態でも、入力端末からの操作入力を良好に行うことができる操作表示装置を提供することである。

<発明の構成および作用 >

この発明は、所定の外部機器の制御および管理の少なくともいずれか一方を行うための操作表示装置であって、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（ L) の整数倍であるような多角形状の表面（ S， 1 9 2 ) をそれぞれ備える複数の盤面ュニッ卜（ 2 4 a〜 2 4 f ， 34 a〜 34 f ， 6 0, 7 0， 8 4 a〜 8 4 g， 8 8， 1 2 2, 1 3 2, 1 5 2, 1 6 0, 2 0 0, 2 1 0 , 2 2 0, U, U 1〜U 7 ) を備え、この複数の盤面ュニッ卜のそれぞれの表面の全体で構成される全体表面（： A S ) が所定の多角形状を有するように互いに隣接して配置されており、前記多角形状は、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（ L) の整数倍となっており、さらに、前記複数の盤面ュニットを互いに結合する結合手段（ 2 2, 3 2, 8 2, 9 0， 9 2, 9 4, 1 24, 1 26, 1 2 8, 1 3 6， 1 5 6, 1 6 2, 1 74, 64 1 , 64 5 , 64 7 ) を、備える。

これによつて、個々の盤面ュニット間に統一性があるため、複数の盤面ュニットを整然と隙間なく配置することが可能となる。このため、操作性、視認性が向上する。また、あとで盤面ュニットを追加するためのスペースの確保が容易である。すなわち、盤面ュニット間に統一性があり、かつ面積の利用効率のよい操作表示装置を実現することができる。

好ましくは、前記盤面ュニッ卜の前記表面が矩形状であるのがよい。

これによつて、盤面ュニッ卜の製造、保管、運搬が容易である。また、盤面ュニットを組合せて所望の多角形状の操作表示装置を得ることがより容易になる。さらに、盤面ユニットをマウント部材に個々に取り付ける場合には、たとえばマゥント部材に設ける取り付け用の穴を矩形にすることができるため、該取り付け用の穴をあける作業が容易になる。

また、好ましくは、互いに連結された前記複数の盤面ュニッ卜の前記全体表面が矩形状であるのがよい。

これによつて、操作表示装置全体として、より統一性があり、かつ面積の利用効率のさらによい操作表示装置を実現することができる。また、操作表示装置全体の保管、運搬が容易である。さらに、結合した複数の盤面ュニットをまとめてマウント部材に取付ける場合には、たとえばマウント部材に設ける取り付け用の穴を矩形にすることができるため、該取り付け用の穴をあける作業が容易になる。さらに、好ましくは、前記結合手段は、前記複数の盤面ュニッ卜が個々にマウン卜されるマウント部材（ 2 2， 3 2 ) を備えるのがよい。

これによつて、あとで盤面ュニッ卜を追加する場合、たとえばマウント部材にマウント用の穴を追加するだけで、容易に盤面ュニットを追加することができる。また、好ましくは、前記結合手段は、前記複数の盤面ュニットを相互に結合して盤面ュニット結合体とする結合部と、前記盤面ュニッ卜結合体がマウン卜されるマウント部材（ 8 2 , 1 2 8 ) とを備えるのがよい。

これによつて、たとえばマウント用の穴をマウント部材に設ける場合には、該マウン卜用の大きい穴を一つだけ設ければよいから、穴をあける作業が容易になる。また、マウント部材にあけた穴に合うような組合せであれば、結合される盤面ユニットの種類や位置関係を、自由に選択することができる。このため、マウント部材を交換することなく、盤面ュニッ卜の種類や位置関係を変更することができる。

さらに、好ましくは、前記結合手段は、各盤面ュニッ卜に設けられた係合部 ( 1 2 4；) を備えており、前記係合部を介して前記複数の盤面ュニッ卜が相互に結合されるのがよい。

これによつて、結合された複数の盤面ュニッ卜を一体として取扱うことができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易になる。

また、好ましくは、前記結合手段は、前記各盤面ュニッ卜を保持する複数のュニット枠（. 9 0 ) を備えており、前記複数のュニット枠を結合することにより、前記複数の盤面ュニッ卜が結合されるのがよい。

これによつて、結合された複数の盤面ュニットを一体として取扱うことができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易になる。さらに、相互に結合されたュニッ卜枠がマウント部材に取付けられた後であっても、ュニッ卜枠に保持された盤面ュニットをュニッ卜枠から抜くことにより、盤面ュニッ卜を取り出すことができる。このため、個々の盤面ュニッ卜の保守、点検、交換、変更が容易になる。さらに、好ましくは、前記複数の盤面ュニッ卜の表面相互の隙間を液密状に封止する封止部材（ 1 0 0 ) をさらに備え、前記封止部材は、 2次元グリッドのー部を除去して形成されてなり、前記 2次元グリツドは、実質的に前記基準寸法に相当するグリッドピッチを有するのがよい。

これによつて、当該格子状部分を有する所定の大きさの封止部材を用意しておけば、構成要素となる盤面ュニッ卜の種類や配置に合せて不要な格子状部分を除去するだけで、種々の組合せの操作表示装置に対応した封止部材を得ることができる。

また、好ましくは、前記複数の盤面ユニットのうちの少なくとも一つの盤面ュニットは、前記複数の盤面ュニット間で通信を行なうためのュニット間通信部 ( 1 3 4， 1 5 4 ) を備えているのがよい。

これによつて、盤面ュニッ卜の所定の位置にュニッ卜間通信手段を設けておくことにより、隣接する盤面ュニット間で容易に通信を行なうことができる。

さらに、好ましくは、前記複数の盤面ュニットのうちの少なくとも一つの盤面ュニットは、前記外部機器との間で通信を行なうための外部通信部（ 1 3 9 ) を備えているのがよい。

これによつて、操作表示装置との間で通信を行なうべき外部機器が必要な場合であっても、外部機器との間で容易に通信を行なうことができる。

また、好ましくは、前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニットは、ュニット間電気信号路（ 1 3 8 , 1 5 8 ) を介して他の盤面ュニッ卜と結合されるとともに外部機器用電気信号路を介して前記外部機器と結合されることにより、当該他の盤面ュニッ卜と外部機器とを間接的に結合する中継用の盤面ュニッ卜であるのがよい。

これによつて、外部機器との間で通信を行なう必要がある場合であっても、外部機器と個々の盤面ュニットとが直接通信を行なうのではなく、中継用の盤面ュニッ卜がまとめて外部機器との通信を行なうことができる。したがって、外部機器用電気信号路の数を減らすことができ、省配線を実現することができる。

さらに、好ましくは、前記複数の盤面ュニッ卜（ U ) が単一面に沿って隣接されて配置されることによりパネル状のパネル本体（ 6 3 8 .) が構成されるのがよい。

これによつて、例えば、各種のュニッ卜が前面扉側と後部箱側とに空間的に分離されて 2層構造で配置された箱形の制御箱に比べて、操作表示装置の奥行きの大幅な薄型化を図ることができる。

また、好ましくは、前記複数の盤面ュニッ卜は、操作入力および表示の少なくともいずれか一方を行うための端末ユニット（ 6 2 3 , 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 1， 6 3 3 ) と前面側に入出力部を持たない回路ュニッ卜（ 6 3 5 ) とを含んでなるュニット群であり、前記ュニット群の前記各盤面ュニッ卜間での相互接続が、前記パネル本体に付随した配線（ 6 5 6 , 6 5 7 ) によって完結しているのがよい。

これによつて、前記箱型の制御箱のように前面扉側と後部箱側とでュニット間の煩雑な配線接続作業を行う必要がなく、製造工程の簡略化を図ることができる。さらに、好ましくは、前記ュニット群の前記各盤面ュニット間での前記相互接続のための接続端と、前記ュニット群から前記外部機器への接続線の接続端と力、前記パネル本体の裏面側に設けられているのがよい。これによつて、配線接続作業をパネル本体の裏面側で--括して行うことができ、接続作業の大幅な簡略化を図ることができる。

また、好ましくは、前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニットはダミ一ュニット（ 6 3 5 , 6 3 6， 6 3 7 ) であり、そのダミ一ュニッ卜に前記回路ュニッ卜が組込まれるのがよい。

これによつて、操作表示装置の余剰スペースを有効に利用することができ、制御パネルを小型化することができる。

さらに、好ましくは、前記端末ユニットには、複数の操作スィッチを備えた入カュニット（ 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3；) が含まれ、前記回路ュニッ卜には、前記入力ュニッ卜の前記複数の操作スィッチからパラレルに与えられる制御用の入力信号をシリアルな制御信号に変換して前記外部機器に出力する通信ユニット（ 6 3 5 ) が含まれるのがよい。

これによつて、制御対象の外部機器と制御パネル間の通信ケーブルの信号線の省配線化を図ることができる。

また、好ましくは、前記端末ュニッ卜には、所定の視認情報を表示する表示ュニット（ 6 2 3 ) が含まれるのがよい。

これによつて、例えば表示ュニットに制御対象の外部機器の設定状態や運転状態に係る視認情報を表示させることができ、複雑な制御でも良好に行うことがでさる。

さらに、好ましくは、前記端末ュニッ卜には、複数の操作スィツチを備えた入カュニット（ 6 2 5， 6 2 7， 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3 ) が含まれ、前記回路ュニッ卜には、前記入力ュニッ卜から与えられる制御用の入力信号に応答し、その入力信号に対応付けて予め設定されている制御内容を示す指合を前記外部機器に与えるプログラム型の制御ュニッ卜が含まれるのがよい。

これによつて、操作表示装置には入力ュニッ卜から与えられる制御用の入力信号に応答し、その入力信号に対応する予め設定されて複雑な制御内容を予め制御ユニットに設定しておくことにより、複雑な制御でも入力ュニッ卜の簡単なスィツチ操作により簡単に行うことができる。

また、好ましくは、前記回路ュニッ卜には、前記ュニッ卜群のうちの電源供給が必要な前記盤面ュニッ卜に電源を供給する電源ュニッ卜が含まれるのがよい。これによつて、電源ュニットも他の盤面ュニッ卜と同様に平面的に連設されるようになっているので、制御パネルを厚型化することなく電源ュニッ卜を備えることができる。

さらに、好ましくは、前記複数の盤面ュニット（U 1〜U 5：) のうちの少なくとも一つの盤面ュニッ卜（U 1 ) は、ユニット本体（: 7 2 2 ) と、前記ュニット本体に対して着脱自在に設けられるとともに、前記ュニット本体との間で有線または無線により前記外部機器の制御に必要な信号の授受が可能である入力端末 ( 7 2 5 ) と、前記ュニット本体の前面部および前記入力端末に設けられ、前記入力端末の装着操作に応じて、互いに連結することにより前記入力端末を前記ュニット本体の前記前面部に固定する一方、取外し操作に応じて前記入力端末と前記ユニット本体との連結を解除する連結部（： 7 4 9 , 7 5 5 ) と、を備えるのがよい。

これによつて、必要に応じて入力端末をュニット本体から取外して外部機器の制御等に必要な操作入力を入力端末を通じて行うことができる。これとともに、入力端末をュニット本体に装着した際には連結部により入力端末が本体の前面部にしつかり固定されるので、入力端末が揺れ動いて操作入力がやりにくりというようなことがなく、装着状態においても入力端末を通じて操作入力を良好に行うことができる。

さらに、連結部による入力端末のュニット本体への連結および連結解除が入力端末の着脱操作に応じてなされるようになっているので、入力端末の着脱の際に操作者がわざわざ入力端末とュニット本体との連結および連結解除を行う必要がなく、操作性がよい。

また、好ましくは、前記ュニット本体が前記複数の盤面ュニッ卜のうちの他の盤面ユニット（ U 2〜U 5 ) と組み合わされて構成される表示装置本体（ 7 2 3 ) と、前記入力端末とはそれぞれ所定の操作スィッチ群（： S W 7 0 1〜 S W 7 0 6〕を有しており、前記ュニッ卜本体には、前記入力端末の前記ュニット本体からの取外しを検知し、前記表示装置本体に設けられる前記操作スィツチ群の少なくとも一部の操作スィツチ（： S W 7 0 1〜 S W 7 0 3 ) からの前記操作入力の受付けを休止させる検知部（ 7 5 1 ) が備えられるのがよい。

これによつて、入力端末が取外された状態では、例えば、表示装置本体と入力端末とで独立に操作入力が行われると制御に混乱が生じるような表示装置本体の操作スィツチ群の操作スィツチを休止させることによって、表示装置本体と入力端末との両方から独立に操作入力が行われて制御に混乱が生じるのを防止することができる。

また、取外し操作に伴って表示装置本体の所定の操作スィッチからの入力受付けを確実に休止させることができ、わざわざ操作者が表示装置本体の操作スィッチの入力受付け状態を切替える必要がないので操作性がよい。

さらに、好ましくは、前記入力端末は、前記外部機器の制御に必要な所定の視認情報を表示する表示部（ 7 4 3 ) をさらに備えるのがよい。

これによつて、入力端末には制御に必要な視認情報を表示する表示部が備えられているので、例えば表示部に制御対象の外部機器の設定状態や運転状態に係る視認情報を表示させることができ、複雑な制御でも良好に行うことができる。また、好ましくは、前記ュニッ卜本体の前記前面部には、前記連結部により前記ュニット本体に固定された前記入力端末を収容する収容凹部（ 7 3 3 ) が設けられているのがよい。

これによつて、装着状態において何等かの障害物が入力端末に接触して入力端末が破損するのを防止することができるとともに、装着状態においてュニッ卜本体の前面部をフラットな状態になるように構成することができ、前面部をすつきりとしたデザィンにすることができる。

さらに、好ましくは、前記ュニット本体の前記収容凹部の周縁部の少なくとも一部は前記入力端末の外形よりも外方に拡大され、前記入力端末と前記収容凹部の内周面との間に所定の隙間部（ 7 6 1 ) が形成されているのがよい。

これによつて、入力端末の取外しの際、その隙間部に手を挿入して入力端末を把持して取外すことができ、取外しの際の操作性がよい。

また、好ましくは、前記ュニッ卜本体と前記入力端末とは通信ケーブル（ 7 4 5 ) で接続されており、前記ュニット本体には、前記通信ケーブルの引出操作に応じて前記通信ケーブルを送出する一方、所定の操作が加えられるとこれに応答して送出していた前記通信ケーブルを巻戻すケーブル巻取機構（ 7 6 2 ) がさらに備えられるのがよい。

これによつて、入力端末の装着時に通信ケーブルをわざわざ収納する作業が必要なく、操作性がよいとともに、装着状態において表示装置本体の前面部で通信ケーブルが垂れ下がり操作入力の邪魔になることがない。また、表示装置本体の前面部をすつきりとさせてデザィン性を向上させることができる。

さらに、この発明は、所定の外部機器の制御および管理の少なくともいずれか一方を行うための操作表示装置の盤面に他の盤面ュニッ卜とともにマウントされる盤面ュニット（.24 a〜 24 i , 34 a〜 34 f ， 6 0 , 7 0， 8 4 a〜 8 4 g, 8 8, 1 2 2， 1 3 2, 1 5 2 , 1 6 0, 2 0 0, 2 1 0, 2 2 0, U, U 1〜U 7 :) であって、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（ L ) の整数倍であり、前記盤面の少なくとも一部を構成する矩形状の表面（ S, 1 9 2 ) を有するュニット本体と、前記ュニット本体を他の盤面ユニットと結合するための結合手段（ 9 2 , 1 2 4 , 1 6 2, 1 74 ) と、を備える。

これによつて、個々の盤面ュニッ卜間に統一性があるため、複数の盤面ュニットを整然と隙間なく配置することが可能となる。このため、操作性、視認性が向上する。また、あとで盤面ュニットを追加するためのスペースの確保が容易である。すなわち、盤面ュニット間に統一性があり、かつ面積の利用効率のよい操作表示装置を実現することができる。

好ましくは、前記ユニット本体が、相互に結合された複数の盤面機器（ 4 0 ) を備えるのがよい。

これによつて、盤面ュニット単位でマウント部材に取付ければよいから、複数の盤面機器を個々にマウント部材に取付ける場合に比し、取付け作業が容易である。

また、好ましくは、前記ュニット本体が、前記複数の盤面機器の端子にそれぞれ接続された複数の入出力端子を有する集合端子部（ 6 2, 7 2 ) を備えるのがよい。

これによつ,て、集合端子部をソケットゃネジ止め式の端子台とすることにより、ハンダ付け作業等をすることなく迅速に、外部機器と接続したり、盤面ュニット相互間で接続したりすることができる。

さらに、好ましくは、シリアル信号の通信を行なうシリアル端子と、当該シリアル端子と前記複数の盤面機器（ 4 0 ) の端子（ 4 4 ) との間における信号の変換を行なう信号変換部（ 5 4 , 5 6 ) と、を備えるのがよい。

これによつて、複数の盤面機器が個々に外部機器と通信したり、盤面ュニット相互間で通信したりする場合に比し、電気信号路の数を少なくすることができ、省配線を実現することができる。

また、好ましくは、前記複数の盤面機器（: 4 0 ) の端子（: 4 4 ) をプリント基板（ 5 0 ) に固定するとともに、前記各盤面機器の一部（ 4 0 a ) が当該端子と分離可能であるのがよい。

これによつて、複数の盤面機器の端子部をプリント基板に固定することで、プリント基板上のプリント配線を用いて、複数の盤面機器からの配線を行なうことができる。このため、複数の盤面機器からの配線を電気コードを用いて行なう場合に比し、配線作業を効率化することができる。

また、各盤面機器の一部を当該端子部と分離することにより、当該盤面機器の一部、または、端子部のうち、いずれか一方のみを交換することができる。したがって、当該盤面機器の一部と当該端子部とが分離できないように構成されている場合に比し、交換コス卜を低減することができる。さらに、盤面ュニッ卜が当該盤面機器の一部においてマウント部材に固定されているような場合には、盤面ュニットをマウント部材から外すことなく、当該端子部のみを交換することができる。このため、交換作業を効率的に行なうことができる。

さらに、好ましくは、前記結合手段は、係合部を有するマウン卜枠（ 1 6 2 ) を備えるとともに、前記ュニット本体が、前記マウン卜枠に対し着脱自在に保持された第 1盤面機器（ 1 8 0 :) を備え、前記係合部は、前記他の盤面ュニットまたは他のマウント枠に対して係合可能であるのよがよい。

これによつて、盤面ュニットをマウント部材に取付けた状態、または、盤面ュニット相互を結合した状態であっても、盤面機器のみを容易に着脱することができる。このため、盤面ユニットをマウント部材に取付けたまま、または、盤面ュニッ卜相互を結合したままで、盤面機器のみを取り外して修理、交換等を行なうことが容易となる。すなわち、盤面機器のメンテナンスが容易になる。

また、好ましくは、前記盤面ュニッ卜の前記表面（ 1 9 2 ) は、前記第 1盤面機器の表面（ 1 9 0 ) と、前記マウント枠の表面（ 1 7 8 ) とを含むのがよい。これによつて、表面の寸法が異なる異種の盤面機器にそれぞれ対応した、異種のマウント枠を用意しておけば、対応する盤面機器とマウント枠とを組合せることにより、同一寸法の表面を有する盤面ユニットを得ることが可能となる。このため、盤面機器の表面の寸法が盤面ュニッ卜の表面の寸法を越えない場合には、盤面機器の表面の寸法に拘らず、所望寸法の表面を有する定形の盤面ュニッ卜として取り扱うことが可能となる。

さらに、好ましくは、第 2盤面機器（ 1 6 8， 1 7 0 ) を、前記マウント枠にさらにマウン卜するのがよい。

これによつて、第 1盤面機器の表面の寸法に比して盤面ュニッ卜の表面の寸法がある程度大きい場合には、盤面ュニッ卜の表面のうち空いている部分に第 2盤面機器を設けることで、操作表示装置の操作表示面を有効に利用することができる。

また、好ましくは、前記第 1盤面機器と前記第 2盤面機器とは電気信号路を介して結合され、前記第 2盤面機器を介して、前記第 1盤面機器に対して、当該盤面ュニットの外部との間で信号の入力または出力を行ない得るのがよい。

これによつて、第 2盤面機器を介することにより、操作表示装置の操作表示面側から、第 1盤面機器に対して入力または出力を行なうことができる。このため、第 1盤面機器に対する、入力や出力が極めて容易となる。

さらに、好ましくは、前記マウント枠に電気的機能要素がさらにマウントされ、前記第 1盤面機器または他の盤面ュニッ卜と、当該電気的機能要素とは、電気信号路を介して電気的に結合可能であるのがよい。

これによつて、保持された盤面機器の寸法に比して盤面ュニッ卜の寸法がある程度大きい場合には、盤面ュニッ卜の空いている部分に、電気的機能要素をマウントすることで、盤面ユニットのスペースを有効に利用することができる。また、保守、交換頻度の低い電気的機能要素を、保守、交換頻度の高い盤面機器と分離してマウント枠にマウントすることにより、当該盤面機器の保守、交換を効率良く行なうことができる。

また、好ましくは、実質的に盤面ュニッ卜の表面全域を覆う化粧板（ 2 0 4 ) をさらに備えるのがよい。

これによつて、盤面ュニッ卜の表面の状態がそれほど良好でなくとも、化粧板で覆うことにより、盤面ュニッ卜の外観を美しく保つことができる。

さらに、好ましくは、前記ュニット本体が盤面機器を備え、前記化粧板に、当該盤面機器の機能に対応した表示（ 2 0 4 b ) を付すのがよい。

これによつて、ひとつの盤面ュニッ卜に複数の盤面機器が設けられているような場合であっても、盤面機器ごとに銘板を設ける必要がないので、製造コストを低く抑えることができる。

また、好ましくは、当該盤面ユニットの表面に、当該盤面ユニットの近傍に存する他の盤面ュニッ卜の機能に対応した表示〔 2 1 6 a， 2 1 6 b を付すのがよい。

これによつて、近傍の他の盤面ュニッ卜において表示を付すことが困難な場合であっても、該表示を、隣接する当該盤面ュニッ卜の表面のうち空いている部分を利用して付すことができる。たとえば、当該盤面ュニッ卜が盤面機器を持たないダミーュニッ卜のような場合には、当該盤面ュニッ卜の表面全域を用いて、近傍の他の盤面機器ュニッ卜の機能に対応した大きな表示を付すことができる。このため、近傍の他の盤面機器を操作する際の視認性に優れた操作表示装置を実現することができる。

なお、この発明において、「盤面ュニッ卜の表面」とは、操作表示装置の操作表示面に表われた、盤面ュニッ卜の面をいう。実施例では、第 2図（ A ) の表面 Sなどが該当する。

また、「盤面機器」とは、操作表示装置の操作表示盤面に取付けられ、なんらかの入力または出力を行なうための機器をいう。実施例では、第 5図（A ) のスイッチ 4 0などが該当する。

さらに、「盤面機器の表面」とは、操作表示装置の操作表示面に表われた、盤面機器の面をいう。実施例では、第 2 4図の表面 1 9 0などが該当する。また、「マウント枠」とは、盤面機器を保持する枠をいい、少なくともその一部の面が操作表示装置の操作表示面に表われるものの他、一切の面が操作表示装置の操作表示面に表われないものをも含む。実施例では、第 2 4図のアダプタ 1 6 2などが該当する。

さらに、「マウント枠の表面」とは、操作表示装置の操作表示面に表われた、マウント枠の面をいう。実施例では、第 2 4図の表面 1 7 8などが該当する。また、「電気的機能要素」とは、なんらかの電気的な機能を備えた要素をいい、盤面機器を含む他、たとえば電池や I Cなどのように外部との入出力を行なわない要素をも含む概念である。実施例では、第 3 0図のメモリカード用スロット 1 6 8やローダポート 1 7 0などが該当する。

さらに、「マウント部材」とは、盤面ユニットや盤面機器等を取付ける対象をいう。実施例では、第 1図の取付けパネル 2 2などが該当する。

また、「通信」とは、電気信号や電力を送りまたは受けることをいい、無線、有線の別を問わない。

さらに、「電気信号路」とは、電気信号や電力を送りまたは受けるための経路をいい、有線経路、無線経路の別を問わない。実施例では、第 2 2図（ A ) の貫通穴 1 3 8等が該当する。

また、「電気信号路を介して結合」とは、 2以上のものが、電気信号路を介して、電気信号や電力を送りまたは受ける関係にあることをいう。

この発明の他の目的および特徴は、以下の説明の中で明らかにされる。図面の簡単な説明第 1図は、この発明の第 1実施例に係る操作表示装置である操作表示盤 2 0の分解斜視図である。

第 2図（: A ) は操作表示盤 2 0の正面図であり、第 2図（ B ) はあとで盤面ュニットを追加した場合の操作表示盤 2 0の正面図である。

第 3図は、操作表示盤 3 0の正面図である。

第 4図（ A ) は盤面ュニッ卜 2 4 cの背面図であり、第 4図（ B ) は盤面ュニット 2 4 cの平面図であり、第 4図（ C ) は盤面ュニット 2 4 cの正面図である。第 5図（A ) は盤面ュニット 2 4 cの平断面図であり、第 5図（ B ) は盤面ュニッ卜 2 4 cの右側断面図である。

第 6図は、盤面ュニット 2 4 cを前後に分離した状態を示す図面である。

第 7図 A ) は送信ュニッ卜 5 4の制御回路を示すプロック図であり、第 7図 ( B ) は受信ュニット 5 6の制御回路を示すプロック図である。

第 8図（: A ) はこの発明の第 2実施例に係る盤面ユニット 6 0の背面図であり、第 8図（ B ) は盤面ュニット 6 0の平面図であり、第 8図（ C：) は盤面ュニット 6 0の正面図である。

第 9図は盤面ュニッ卜 6 0の平断面図であり、第 9図（ B ) は盤面ュニット 6 0の右側断面図である。

第 1 0図（: A ) はこの発明の第 3実施例に係る盤面ュニット 7 0の背面図であり、第 1 0図（： B ) は盤面ュニット 7 0の平面図であり、第 1 0図（ C ) は盤面ュニット 7 0の正面図である。

第 1 1図（: A ) は盤面ュニット 7 0の平断面図であり、第 1 1図（ B ) は盤面ユニット 7 0の右側断面図である。

第 1 2図は、この発明の第 4実施例に係る操作表示装置である操作表示盤 8 0 の斜視図である。

図 1 3図は、裏面取付けの場合における操作表示盤 8 0の断面構成を示す図面である。

第 1 4図（ A ) 、第 1 4図（： B ) 、第 1 4図（： C ) および第 1 4図（ D ) は、複数のュニッ卜枠 9 0を結合する手順を示す図面である。

第 1 5図は、複数のュニッ卜枠 9 0を結合する手順を示す図面である。

第 1 6図は、ノ、⁰ッキン 1 0 0の平面図である。

第 1 7図は、「U」の字状の止め具 1 0 2を示す斜視図である。

第 1 8図は、表面取付けの場合における操作表示盤 8 0の断面構成を示す図面である。

第 1 9図は、表面取付けの手順を説明するための図面である。

第 2 0図は、第 4実施例の変形例に係る操作表示盤 1 2 0の断面構成を略記した図面である。

第 2 1図は、操作表示盤 1 2 0を構成する複数の盤面ュニット 1 2 2を相互に結合する手順を説明するための図面である。

第 2 2図（A ) はこの発明の第 5実施例に係る操作表示装置である操作表示盤 1 3 0の断面構成を略記した図面であり、第 2 2図 B .) は、第 5実施例の変形例に係る操作表示盤 1 4 0の断面構成を略記した図面である。

第 2 3図は、第 5実施例の他の変形例に係る有線によりュニット間通信を行なうよう構成した場合の、操作表示盤 1 5 0の断面構成の一例を略記した図面である。

第 2 4図（A ) はこの発明の第 6実施例に係る盤面ュニット 1 6 0の正面図であり、第 2 4図（: B ) は盤面ュニット 1 6 0の底面図である。

第 2 5図（: A ) は盤面ュニッ卜 1 6 0の右側面図であり、第 2 5 ( B ) は盤面ュニット 1 6 0の背面図である。

第 2 6図（A ) は盤面ュニッ卜 1 6 0に用いるアダプタ 1 6 2の正面図であり、第 2 6図（ B ) はアダプタ 1 6 2の底面図である。

第 2 7図（A ) は、アダプタ 1 6 2の右側面図であり、第 2 7図（ B ) はァダプタ 1 6 2の背面図である。

第 2 8図（: A ) は盤面ュニット 1 6 0に用いる液晶表示器 1 8 0の正面図であり、第 2 8図（ B ) は液晶表示器 1 8 0の底面図である。

第 2 9図（: A ) は液晶表示器 1 8 0の右側面図であり、第 2 9図（ B ) は液晶表示器 1 8 0の背面図である。

第 3 0図は、アダプタ 1 6 2の表面 1 7 8の一部を拡大した図面である。

第 3 1図は、この発明の第 7実施例に係る盤面ュニッ卜 2 0 0の正面図である。第 3 2図は、盤面ュニット 2 0 0の分解斜視図である。

第 3 3図は、この発明の第 8実施例に係る盤面ュニット 2 1 0の斜視図である。第 3 4図ないし第 3 6図は、第 1ないし第 8実施例の具体例の電気的構成を示すブロック図である。

第 3 7図は、この発明の第 9実施例に係る操作表示装置である制御パネル 6 2

1の正面図である。第 3 8図は、制御パネル 6 2 1における裏面側の保護カバーを取外した状態の背面図である。

第 3 9図は、制御パネル 6 2 1の断面図である。

第 4 0図は、制御パネル 6 2 1に備えられる各ュニッ卜の外枠部を結合する際の様子を示す斜視図である。

第 4 1図は、図 4 0の互いに結合された外枠部にュニッ卜の本体部を取付ける際の様子を示す斜視図である。

第 4 2図は、この発明の第 1 0実施例に係る操作表示装置である制御パネル 7 2 1の正面図である。

第 4 3図は、制御パネル 7 2 1の斜視図である。

第 4 4図は、制御パネル 7 2 1に備えられる入力端末の係止部材とパネル本体の連結手段とが係合した状態を示す断面図である。

第 4 5図は、制御パネル 7 2 1に備えられるュニッ卜のュニット本体内に備えられるケーブル巻取機構の構成を示す断面図である。

第 4 6図は、第 1 0実施例の変形例に係る制御パネル 7 9 1の正面図である。発明を実施するための最良の形態

<第 1実施例 >

第 1図に、この発明の第 1実施例による操作表示装置である操作表示盤 2 0の分解斜視図を示す。操作表示盤 2 0は、プラントや工作機械などの操作、管理等を集中的に行なうために用いられる。

操作表示盤 2 0は、複数の盤面ユニット 2 4 a , 2 4 b , 2 4 c , 2 4 dを備えている。盤面ュニット 2 4 aは液晶表示器、盤面ュニッ卜 2 4 bはスィツチを複数結合した縦型のスィツチュニット、盤面ュニット 2 4 cは横型のスィツチュニット、盤面ュニッ卜 2 4 dは押ボタンスィツチである。これら複数の盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dは、プラントゃ工作機械など（図示せず）の適部に設けられたマウン卜部材である取付けパネル 2 2に取付けられる。取付けパネル 2 2に複数の取り付け用の穴 2 2 a， 2 2 b , 2 2 c , 2 2 dをあけ、これに盤面ュニッ卜 24 a〜 24 dを個々に取り付ける。

第 2図 A) に、操作表示盤 2 0の正面図を示す。操作表示盤 2 0を構成する各盤面ュニット 24 a〜 24 dの表面 Sは、それぞれ、 2辺の長さが ml · L x m2 - L (:Lは基準寸法、 mlおよび m2は正の整数）であるような矩形状に形成されている。たとえば、盤面ュニット 24 aの表面 Sは、縦 X横が、 2 · L X 3

• Lであるような矩形状に形成されている。

各盤面ュニット 24 a〜 24 dは、これらの表面 Sが相互に隣接するように配置されており、各盤面ュニット 24 a〜 24 clの表面 Sを合わせた操作表示盤 2

0の全体表面 ASは、 2辺の長さが nl · L X n2 · L ( n 1および n 2は正の整数 J であるような矩形状に形成されている。第 2図（ A:) の例では、操作表示盤 2 0 の全体表面 A Sは、縦 X横が、 3 · L x 4 · Lであるような矩形状に形成されている。

ここで、基準寸法しとして、たとえば、人の指で操作する際に最低限必要な寸法や、表示ランプなどに必要な最小限度の寸法を採用すると都合がよい。たとえば、基準寸法 Lとして、 L = 1 2mm、 L = 24 mm、 L = 48 mm等が考えられる。この実施例においては、押ボタンスィッチなど比較的多く用いられる盤面機器の最小寸法を考慮し、基準寸法 L = 4 8mmとしている。なお、基準寸法 L として、 D I N (Deutsche Industire- orm.) 規格、 I S O ( International Org anization for Standardization 規格、 J I S ( Japanese Industrial Standar d) 規格等に定められる標準寸法を採用すると、寸法の標準化を図ることができるので、さらに都合がよい。

このように、盤面ュニッ卜の形状、寸法を規格化することにより、複数の盤面ユニット 24 a〜 24 dを整然と隙間なく配置することが可能となり、操作性、視認性が向上する。また、デザイン的にも統一され、見た目にも美しいものとなる。

また、第 2図（B) に示すように、後で盤面ュニット 24 eを追加しなければならないような場合にも、追加するためのスペースの確保が容易である。すなわち、面積の利用効率が高い。また、盤面ユニット 24 eを後で追加した場合に、デザイン的な統一性が損われることもない。なお、盤面ュニッ卜 24 f は、スィツチやランプなどの盤面機器を備えないダミーュニットである。ダミーュニッ卜を配置することで、デザィン的な統一性が損われることを防止することができる。盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dの表面 Sを矩形状とすることにより、個々の盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dの製造、保管、運搬が容易となる。また、盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dを組合せて所望の矩形状の全体表面 A Sを有する操作表示盤 2 0 を得ることが容易になる。さらに、盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dを取付けパネル 2 2に取付けるための取り付け用の穴 2 2 a〜 2 2 d (第 1図参照）を矩形にすることができるため、これら取り付け用の穴 2 2 a〜 2 2 dをあける作業が容易になる。

また、操作表示盤 2 0の全体表面 A Sを矩形状とすることで、操作表示盤 2 0 全体として、より統一性があり、かつ面積の利用効率のさらによい操作表示盤 2 0を実現することができる。また、操作表示盤 2 0全体の保管、運搬が容易になる。

また、複数の盤面ュニット 2 4 a〜 2 4 dを取付けパネル 2 2に個々に取り付けるようにすることで、第 2図（B ) に示すように、後で盤面ュニット 2 4 e、 2 4 f を追加する場合、取付けパネル 2 2に取り付け用の穴（図示せず）を追加するだけで、容易にこれらの盤面ュニッ卜を追加することができる。

上述の実施例においては、全体表面 A Sが矩形状に形成された操作表示盤 2 0 を例に説明したが、操作表示盤の全体表面 A Sは矩形状に限定されるものではない。たとえば、上記実施例の変形例として、操作表示盤の全体表面 A Sを略「L」字状に形成するようにしてもよい。このような操作表示盤 3 0の正面図を第 3図に例示する。

操作表示盤 3 0の全体表面 A Sが略「し」字状になるよう、 9個の盤面ュニット 3 4 a〜 3 4 i力^ 取付けパネル 3 2に取付けられている。このように構成すると、たとえば、操作表示盤 3 0の近傍に、なんらかの障害物 3 6があるような場合であっても、障害物 3 6を避けつつ、所望の位置に操作表示盤 3 0を設置することができる。

なお、操作表示盤の全体表面 A Sの形状はとくに限定されるものではない。設置状況に応じ、たとえば、略「U」字状、矩形リング状、階段状など所望の多角形状に形成することができる。

また、'上述の実施例においては、盤面ュニッ卜の表面 Sの形状が矩形状である場合を例に説明したが、盤面ュニッ卜の機能等に応じ、略「し」字状など所望の多角形状に形成することができる。

つぎに、第 4図〜第 7図に、第 1図に示す盤面ュニッ卜 2 4 cを説明するための図面を示す。第 4図（A ) は盤面ュニット 2 4 cの背面図、第 4図（B ) は盤面ュニット 2 4 cの平面図、第 4図（ C ) は盤面ュニット 2 4 cの正面図である。第 5図（： A ) は盤面ュニット 2 4 cの平断面図、第 5図（B ) は盤面ュニッ卜 2 4 cの右側断面図である。

第 5図（A ) に示すように、盤面ュニッ卜 2 4 cは、盤面機器であるスィツチ 4 0を 6個備えており、これらは相互に結合されている。このように、複数のスイッチ 4 0をまとめて結合して盤面ュニット 2 4 cとすると、盤面ュニット単位で取付けパネル 2 2 (：第 1図参照）に取付ければよいから、複数のスィッチ 4 0 を個々に取付けパネル 2 2に取付ける場合に比べて、取付け作業が容易になる。スィッチ 4 0は、押ボタン 4 2を備えた前部 4 0 aと、端子 4 4を備えた後部 4 0 bとにより構成されており、切換えレバ一 4 6を操作することにより、前部 4 0 aと後部 4 0 bとを切り離すことができる。盤面ュニット 2 4 cは、筐体 4 8を備えており、筐体 4 8は、前部 4 8 aと後部 4 8 bとに分離し得るよう構成されている。 6個のスィツチ 4 0の前部 4 0 aは、筐体 4 8の前部 4 8 aに取付けられている。また、 6個のスィッチ 4 0の後部 4 0 bの端子 4 4は、プリント基板 5 0にハンダ付けされて固定されている。

したがって、筐体 4 8の後部 4 8 bを取り外し、切換えレバ一 4 6を操作することにより、第 6図に示すように、筐体 4 8の前部 4 8 aに取付けられた 6個のスィッチ 4 0の前部 4 0 aと、プリント基板 5 0にハンダ付けされた 6個のスィツチ 4 0の後部 4 0 bとを、分離することができる。

このように構成することにより、スィッチ 4 0の前部 4 0 aまたは後部 4 0 b のうち、いずれか一方のみを交換することができる。したがって、スィッチ 4 0 の前部 4 0 aと後部 4 0 bとが分離できないように構成されている場合に比し、交換コストを低減することができる。また、盤面ュニッ卜 2 4 じの筐体 4 8の前部 4 8 aが取付けパネル 2 2 ⁽：第 1図参照）に固定されているような場合には、盤面ュニッ卜 2 4 cを取付けパネル 2 2から外すことなく、スィッチ 4 0の後部 4 0 bのみを交換することができる。このため、交換作業を効率的に行なうことができる。

スィッチ 4 0は、多機能型のスィッチであり、押ボタン 4 2には、照光用ランプ（図示せず）が内蔵されている。内蔵されている照光用ランプは、押ボタン 4 2の操作にしたがって点滅させたり、押ボタン 4 2の操作とは無関係に点滅させたりすることができるよう構成されている。

プリント基板 5 0は、 2枚構成になっており、端子 4 4のハンダ付けされた基板と異なる基板には、シリアル信号の通信を行なうシリアル端子 5 2と、信号変換部である送信ュニット 5 4および受信ュニット 5 6力ヽンダ付けにより固定されている。スィッチ 4 0の端子 4 4、シリアル端子 5 2、送信ュニッ卜 5 4および受信ュニット 5 6は、プリント基板 5 0に形成されたプリン卜配線、図示せずを介して、適当に接続されている。このように、プリント基板 5 0上のプリン卜配線を用いて配線を行なうことで、配線を電気コードを用いて行なう場合に比べ、配線作業を効率化することができる。なお、第 4図（ A ) に示すように、シリアル端子 5 2は、入力用、出力用、電源用、およびグランド用の 4つの端子 5 2 a 〜 5 2 clを備えている。

第 7図 A ) は、送信ユニット 5 4の制御回路を示すブロック図である。各スイッチ 4 0の端子 4 4 (第 5図（ A ) 参照）からの信号（パラレル信号）は、ノくッファ回路 5 4 aに一旦、保持される。パラレル /シリアル変換回路 5 4 bは、バッファ回路 5 4 aに保持されているパラレル信号をシリアル信号に変換する。レベル変換回路 5 4 cは、得られたシリアル信号のレベルを調整したあと、シリアル端子 5 2に出力する。

第 7図（ B ) は、受信ユニット 5 6の制御回路を示すブロック図である。シリアル端子 5 2 (第 5図（ A ) 参照）から入力されたシリアル信号は、レベル変換回路 5 6 cを介して、シリアル/パラレル変換回路 5 6 bに送られ、ここでパラレル信号に変換されたのち、バッファ回路 5 6 aを介して、各スィツチ 4 0の端子 4 4に出力される。このように、盤面ュニット 2 4 t を構成する各スィツチ 4 0の端子 4 4に対応するパラレル信号をシリアル信号に変換し、まとめて外部機器や他の盤面ュニッ卜と通信するよう構成することで、各スィッチ 4 0が個々に外部機器と通信したり盤面ュニット相互間で通信したりする場合に比し、配線の数を少なくすることができる。すなわち、省配線を実現することができる。

<第 2実施例 >

つぎに、第 8図および第 9図に、この発明の第 2実施例による盤面ュニッ卜 6 0を説明するための図面を示す。第 8図（ A ) は盤面ユニット 6 0の背面図、第 8図（： B ) は盤面ュニット 6 0の平面図、第 8図（： C ) は盤面ュニット 6 0の正面図である。第 9図（A ) は盤面ュニット 6 0の平断面図、第 9図（ B :) は盤面ュニット 6 0の右側断面図である。

第 9図（ A ) に示すように、盤面ュニット 6 0は、相互に結合されたスィツチ 4 0を 6個備えており、第 5図（ A ) に示す盤面ュニッ卜 2 4 c と類似の構成である。ただし、第 9図 (. A ) に示すように、盤面ュニット 6 0においては、外部機器との間や盤面ュニッ卜相互間で通信するための手段として、集合端子部であるコネクタ 6 2を備えている。

コネクタ 6 2は、プリン卜基板 6 4にハンダ付けにより固定されている。コネクタ 6 2は、入出力端子である 2 6本のピン 6 2 a〜 6 2 z '：第 8図（ A ) 参照を備えている。 6個のスィッチ 4 0の端子 4 4とコネクタ 6 2のピン 6 2 a〜 6 2 zとは、プリント基板 6 4に形成されたプリン卜配線（図示せず:）を介して、適当に接続されている。なお、前述の盤面ユニット 2 4 c (：第 5図（: A ) 参照）と異なり、この盤面ュニット 6 0におけるコネクタ 6 2は、ピン 6 2 a〜 6 2 z と各スィツチ 4 0の端子 4 4と力 1対 1に接続されたパラレル入出力端子となつている。 '

このように、外部機器等との間でコネクタ 6 2を用いて接続するよう構成することで、盤面ュニット 6 0の取付け作業を行なったり保守作業を行なったりする際に、ハンダ付け作業等をすることなく迅速に、外部機器等との接続などを行なうことができる。ぐ第 3実施例 >

つぎに、第 1 0図および第 1 1図に、この発明の第 3実施例による盤面ュニット 7 0を説明するための図面を示す。第 1 0図 A ) は盤面ュニット 7 0の背面図、第 1 0図（: B ) は盤面ュニット 7 0の平面図、第 1 0図（ C ) は盤面ュニット 7 0の正面図である。第 1 1図（ A ) は盤面ュニット 7 0の平断面図、第 1 1 図（ B ) は盤面ュニット 7 0の右側断面図である。

第 1 1図（A ) に示すように、盤面ュニット 7 0は、第 9図（: A ) に示す盤面ユニット 6 0と類似の構成である。ただし、第 1 1図（A ) に示すように、盤面ユニット 7 0においては、外部機器との間や盤面ュニッ卜相互間で通信するための手段として、集合端子部である端子台 Ί 2を備えている点で、コネクタ 6 2を備えている盤面ュニッ卜 6 0と異なる。

端子台 7 2は、プリント基板 7 4にハンダ付けにより固定されている。端子台 7 2は、入出力端子である 2 0個の端子 7 2 a〜 7 2 tを備えている。 6個のスイッチ 4 0の端子 4 4と端子台 7 2の端子 7 2 a〜 7 2 t とは、プリント基板 7 4に形成されたプリント配線（図示せず）を介して、適当に接続されている。前述の盤面ュニット 6 0 (：第 9図（A ) 参照）の場合と同様に、この盤面ュニット 7 0における端子台 7 2も、パラレル入出力端子となっている。

このように、外部機器等との間で端子台 7 2を用いて接続するよう構成することで、接続のための電気コ一ド（図示せず）を一本ずつ端子 7 2 a〜 7 2 tに接続することができる。このため、盤面ユニット 7 0の取付け作業等を行なったり保守作業を行なったりする際に、コネクタ等を用意する必要がなく、また、融通がきく。なお、接続のための電気コ一ドと端子 7 2 aとの接続は、端子台 7 2に設けられたネジ 7 6を用いて行なうので、接続作業時等においてハンダ付け作業をする必要はない。

なお、上述の各実施例においては、第 6図に示すように、筐体 4 8の前部 4 8 aに取付けられた 6個のスィツチ 4 0の前部 4 0 aと、プリント基板 5 0にハンダ付けされた 6個のスィツチ 4 0の後部 4 0 bとを、分離することができるよう構成したが、これらを分離することができないよう構成することもできる。また、盤面ユニットを構成する複数の盤面機器として、多機能型のスィッチ 4 0を例に説明したが、複数の盤面機器は、これに限定されるものではない。複数の盤面機器として、たとえば、単なる押ボタンスィッチ、セレクタスィッチ、鍵式スィッチ、表示ランプ等を用いることができる。また、異なる種類の盤面機器を組合せて一つの盤面ュニットを構成することもできる。ぐ第 4実施例 >

つぎに、第 1 2図に、この発明の第 4実施例による操作表示装置である操作表示盤 8 0の斜視図を示す。前述の操作表示盤 2 0 ί第 1図参照）と同様に、操作表示盤 8 0は、複数の盤面ュニット 8 4 a〜 8 4 gを備えている。

操作表示盤 8 0を構成する各盤面ュニット 8 4 a〜 8 4 gの表面 Sは、それぞれ、 2辺の長さが m l ' L X m 2 · L (： Lは基準寸法、 m 1および m 2は正の整数）であるような矩形状に形成されており、各盤面ュニット 8 4 a〜 8 4 gの表面 S が相互に隣接するように配置されており、また、操作表示盤 8 0の全体表面 A S は、 2辺の長さが n l · L X n 2 · L ( n 1および n 2は正の整数）であるような矩形状に形成されている点は、前述の操作表示盤 2 0と同様である。

ただし、操作表示盤 2 0の場合は、取付けパネル 2 2に複数の盤面ュニッ卜 2 4 a〜 2 4 dを個々に取り付けた力、' （第 1図参照）、操作表示盤 8 0においては、これら複数の盤面ュニッ卜 8 4 a〜 8 4 gを結合し、結合した複数の盤面ュニット 8 4 a〜 8 4 gを、まとめて取付けパネル 8 2に取付けるよう構成している。第 1 3図〜第 1 7図は、第 1 2図に示す操作表示盤 8 0の裏面取付け（第 1 3 図の X 2側からの取付け）の場合における構造を説明するための図面である。ただし、第 1 3図〜第 1 7図においては、説明の便宜上、操作表示盤 8 0は、同一寸法の表面 S ( 2 · L X 2 · Lの正方形）を持つ 4つの盤面ュニット 8 8を備えているものとする。

第 1 3図は、裏面取付けの場合における操作表示盤 8 0の断面構成を示す図面である。操作表示盤 8 0は、複数のュニッ卜枠 9 0を備えている。当該複数のュニット枠 9 0は、相互に結合されている。各ュニット枠 9 0には、それぞれ、盤面ュニット 8 8が挿入され、保持されている。このように構成することで、複数の盤面ュニッ卜 8 8は、ュニット枠 9 0を介して、相互に結合されることになる。なお、ここでは、盤面ュニッ卜 8 8とユニット枠 9 0とは、別部品としてとらえているが、ュニット枠 9 0を盤面ュニット 8 8の部品の一部としてとらえることもできる。

第 1 4図および第 1 5図は、複数のュニット枠 9 0を結合する手順を示す図面である。なお、第 1 4図は、ュニット枠 9 0を、裏面（'第 1 3図の X 2側）から見た斜視図である。第 1 4図（: A ) に示すように、ュニット枠 9 0の適部に、あり溝（係合部） 9 2が形成されている。この例では、正方形状のュニット枠 9 0 の各辺のほぼ中央に一つずつ、あり溝 9 2が形成されている。複数のュニット枠 9 0を、所望の位置に、あり溝 9 2同士が隣接するよう配置し、隣接したあり溝

9 2相互をつなぐように、くさび 9 4を挿入する。このようにして、複数のュニット枠 9 0を結合する（第 1 4図（ B 参照）。

つぎに、第 1 4図（ C ) 、第 1 4図（ D ) に示すように、結合された複数のュニット枠 9 0に、外枠 9 6を取付ける。第 1 4図（ C ) に示すように、外枠 9 6 は、 4つの部材 9 6 a〜 9 6 dから構成されており、各部材 9 6 a〜 9 6 dを、ネジ 9 8を用いて、結合された複数のュニッ卜枠 9 0に取付ける。

つぎに、第 1 5図に示すように、封止部材であるパッキン 1 0 0 (第 1 6図参照）を、ュニッ卜枠 9 0および外枠 9 6の表側（図中 X 1側）に配置し、パツキン 1 0 0を介して、各盤面ュニッ卜 8 8を、各ュニット枠 9 0に挿入する。パッキン 1 0 0により、複数の盤面ュニット 8 8の表面 S相互の隙間や、盤面ュニット 9 0と外枠 9 6との隙間を、液密状に封止することができる。

第 1 6図に示すように、パッキン 1 0 0は、一辺の長さが実質的に基準寸法 L であるような正方形を格子単位とする格子状部分を有している。使用に際し、当該格子状部分のうち、隣接する盤面ュニッ卜 8 8相互間の隙間、および、盤面ュニット 8 8と外枠 9 6との隙間に対向する格子状部分 1 0 0 a以外の格子状部分

1 0 0 bは、除去される。

このように、基準寸法 Lであるような正方形を格子単位とする格子状部分を有する所定の大きさのパッキンを用意しておけば、構成要素となる盤面ュニッ卜の種類や配置に合せて不要な格子状部分を除去するだけで、種々の組合せの操作表示盤に対応したパッキン 1 0 0を得ることができる。

盤面ユニット 8 8は、「U」の字状の止め具 1 0 2 (第 1 7図参照.）とネジ 1 0 4とを用いて、ュニット枠 9 0に固定される。

つぎに、第 1 5図に示すように、盤面ュニッ卜 8 8と固定されたュニッ卜枠 9 0の結合体を、取付けパネル 8 2に取付ける。取付けは裏側から行なう。取付けパネル 8 2の裏側に配置したュニット枠 9 0の結合体と、表側に配置した縁枠 8 6とにより取付けパネル 8 2を挟み、ネジ 1 0 6を用いて固定する。このようにして、第 1 3図に示すような裏面取付け構造の操作表示盤 8 0が完成する。

このように、相互に結合された複数の盤面ユニット 8 8を、まとめて取付けパネル 8 2に取付けるよう構成すれば、取り付け用の穴として、大きい穴 8 2 aを一つだけ取付けパネル 8 2に設ければよいから、穴をあける作業が容易になる。また、取付けパネル 8 2にあけた穴 8 2 aに合うような組合せであれば、結合した盤面ユニットの種類や位置関係を、自由に選択することができる。このため、取付けパネル 8 2を交換することなく、盤面ュニッ卜の種類や位置関係を変更することができる。

また、複数の盤面ュニッ卜 8 8を保持する複数のュニッ卜枠 9 0を設け、当該複数のュニッ卜枠 9 0を結合することにより、複数の盤面ュニット 8 8を結合するよう構成すれば、結合された複数の盤面ュニット 8 8を一体として取扱うことができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易になる。さらに、相互に結合されたュニッ卜枠 9 0が取付けパネル 8 2に取付けられた後であっても、ュニット枠 9 0に保持された盤面ュニッ卜 8 8をュニッ卜枠 9 0から抜くことにより、盤面ュニット 8 8を取り出すことができる。このため、個々の盤面ュニット 8 8の保守、点検、交換、変更が容易になる。

第 1 2図に示す操作表示盤 8 0は、上述の裏面取付け（：第 1 3図参照）の他、表面側からの取付け（第 1 8図の X 1側からの取付け）によっても取付けることができる。第 1 8図および第 1 9図は、この表面取付けの場合における操作表示盤 8 0の構造を説明するための図面である。第 1 8図は、表面取付けの場合における操作表示盤 8 0の断面構成を示す図面である。第 1 9図は、表面取付けの手順を説明するための図面である。第 1 9図に示すように、まず、複数のュニッ卜枠 9 0を結合したあと、、。ツキン 1 0 0をュニット枠 9 0の表側（：図中 X 1側）に配置し、ッキン 1 0 0を介して、各盤面卜 8 8を各ュニット枠 9 0に挿入し、挿入した盤面ュニット 8 8を、「U」の字状の止め具 1 0 2とネジ 1 0 4とを用いて、ュニッ卜枠 9 0 に固定する。

つぎに、盤面ュニッ卜 8 8の固定されたユニット枠 9 0の結合体を、表側から取付けパネル 8 2に挿入する。取付けパネル 8 2の裏側に配置した外枠 1 1 2と、表側に配置した縁枠 1 1 0とにより取付けパネル 8 2を挟み、ネジ 1 0 6を用いて固定するとともに、ネジ 9 8を用いて外枠 1 1 2とュニット枠 9 0の結合体とを固定する。このようにして、第 1 8図に示すような表面取付け構造の操作表示盤 8 0が完成する。なお、第 1 8図に示すように、ネジ 9 8を貫通させるために外枠 1 1 2に設けられた貫通穴 1 1 2 aは、図に示す X 1、 X 2方向が長手方向となるような長穴に形成されている。これは、取付けパネル 8 2の厚さが種々あることに対処するためである。

このように、第 1 2図に示す操作表示盤 8 0は、第 1 3図における外枠 9 6および縁枠 8 6を用いる力、、第 1 8図に示す外枠 1 1 2および縁枠 1 1 0を用いるかにより、裏面取付けか表面取付けかを選択することができる。このため、取付け現場において、取付け方法を容易に選択し、または変更することができる。なお、この実施例においては、ュニッ卜枠 9 0の適部にあり溝 9 2を設け、複数のト枠 9 0の隣接したあり溝 9 2相互をつなぐように、くさび 9 4を挿入することで、複数のト枠 9 0を結合するよう構成したが、複数のュニッ卜枠 9 0を結合する方法は、これに限るものではない。たとえば、あり溝 9 2の替りに他の形状の係合溝（係合部）を設けてもよい。この場合、くさび 9 4の形状も該係合溝にあわせて形成しておけばよい。

また、くさび 9 4を用いずに、隣接する枠 9 0の係合部相互が、直接係合するよう構成することもできる。この場合、隣接するュニッ卜枠 9 0のうち、一方のユニット枠 9 0の係合部を、たとえばあり溝形状に形成し、他方のト枠 9 0の係合部を、あり溝に係入する形状に形成すればよい。

さらに、ュ÷ット枠相互間に係合部を設けることなく、複数のユニット枠 9 0 をまとめて外枠でこれらを囲むことにより、複数のュニット枠相互を結合するよう構成することもできる。

さらにまた、この実施例においては、盤面ユニット 8 8を、「U」の字状の止め具 1 0 2を用いてュニット枠 9 0に固定するよう構成したが、盤面ュニッ卜 8 8をュニット枠 9 0に固定する方法は、これに限定されるものではない。

また、この実施例においては、複数の盤面ュニット 8 8を保持する複数のュニット枠 9 0を設け、当該複数のュニット枠 9 0を結合することにより、複数の盤面ュニット 8 8を結合するよう構成したが、盤面ュニット自体を相互に結合することもできる。この実施例の変形例として、第 2 0図〜第 2 1図に、盤面ュニット自体を相互に結合するよう構成した場合の操作表示盤 1 2 0の例を示す。第 2 0図は、操作表示盤 1 2 0の断面構成を略記した図面である。第 2 1図は、操作表示盤 1 2 0を構成する複数の盤面ュニット 1 2 2を相互に結合する手順を説明するための図面である。

第 2 1図に示すように、各盤面ュニッ卜 1 2 2の適部に、あり溝（係合部） 1 2 4が形成されている。この例では、複数の盤面ュニット 1 2 2を、所望の位置に、あり溝 1 2 4同士が隣接するよう配置し、隣接したあり溝 1 2 4相互をつなぐように、くさび 1 2 6を挿入する。このようにして、複数の盤面ュニット 1 2 2を結合する。

第 2 0図に示すように、結合した複数の盤面ュニット 1 2 2を取付パネル 1 2 8に取付けることにより、操作表示盤 1 2 0が完成する。このようにすれば、結合された複数の盤面ュニッ卜 1 2 2を一体として取扱うことができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易になる。

なお、くさび 1 2 6を挿入する前に、盤面ュニット 1 2 2にパッキン 1 0 0 (第 1 6図参照）をはめ込んでおくことにより、複数の盤面ュニッ卜 1 2 2の表面 S相互の隙間や、盤面ュニッ卜 1 2 2と取付パネル 1 2 8との隙間を、液密状に封止することができる。

また、くさび 1 2 6にて結合された複数の盤面ユニット 1 2 2 (ユニット結合体）のケース側面（：外周面）に沿ってュニット結合体を外囲するように、ュニット結合体の外周に外枠（外周フレーム： > を取着するように構成すれば、各盤面ュニット 1 2 2を強固に連結することができる。ュニット結合体を外囲する外枠としては、前述の外枠 9 6等が使用できる。このような外枠とュニット結合体との固定方法としては、例えば、ネジ止めによる方法や、外枠の内周面とュニッ卜結合体の外周面との間の複数箇所に、両壁面を両側に押圧することによって外枠とュニット結合体とを固定する所定の固定部材をそれぞれ挿入する方法等がある。

<第 5実施例 >

つぎに第 2 2図（: A ) に、この発明の第 5実施例による操作表示装置である操作表示盤 1 3 0の断面構成を略記する。前述の操作表示盤 1 2 0 (第 2 0図参照の場合と同様に、操作表示盤 1 3 0においては、くさび 1 3 6を用いて複数の盤面ュニット 1 3 2が相互に結合されている。

盤面ュニット 1 3 2は、隣接する盤面ュニット 1 3 2相互間で通信を行なうためのュニット間通信部である投受光器（： I r D A ( Infrared Data Association ) 通信機器） 1 3 4を備えている。投受光器 1 3 4は、隣接する盤面ュニット 1 3 2に対して赤外光等の光信号を発する投光機能と、隣接する盤面ュニット 1 3 2 からの光信号を受ける受光機能とを備えている。くさび 1 3 6の略中央部には、盤面ュニッ卜 1 3 2の隣接方向に貫通した貫通穴 1 3 8が設けられ、該貫通穴 1 3 8を介して、隣接する盤面ュニット 1 3 2間の信号光が往来する。貫通穴 1 3 8カ^ ュニット間電気信号路に対応する。

このように、隣接する盤面ュニット 1 3 2の相対位置を、くさび等を用いて確実に位置合わせすることができるので、隣接する盤面ュニッ卜間で容易に通信を行なうことができる。

また、この実施例においては、盤面ユニット 1 3 2のひとつは、コントローラ等の外部機器（図示せず）と通信を行なうための外部通信部（外部機器用電気信号路）である通信ケーブル 1 3 9を備えている。したがって、通信ケーブル 1 3 9を備えた盤面ュニッ卜 1 3 2は、他の盤面ュニット 1 3 2と外部機器とを間接的に結合する中継用の盤面ュニッ卜 1 3 2として機能する。

このように構成すれば、外部機器との間で通信を行なう必要がある場合であつても、外部機器と個々の盤面ュニットとが直接通信を行なうのではなく、中継用の盤面ュニッ卜がまとめて外部機器との通信を行なうことができる。したがって、通信ケーブルの数を減らすことができ、省配線を実現することができる。

つぎに、第 2 2図（ B ) に、この実施例に係る操作表示盤 1 3 0の変形例である操作表示盤 1 4 0の断面構成を略記する。前述の操作表示盤 1 3 0 ⁽第 2 2図 ( A ) 参照）においては、盤面ュニット 1 3 2のひとつが、コントローラ等の外部機器と通信を行なうための通信ケーブル 1 3 9を備えていたが、操作表示盤 1 4 0においてはそのような盤面ュニット 1 3 2はない。これは、盤面ュニッ卜 1 3 2のひとつがコントローラを備えているため、外部機器との配線が不要になつたためである。このように構成すれば、省配線をさらに進めることができる。なお、この実施例およびその変形例（第 2 2図参照〕においては、光を用いてュニット間通信を行なうよう構成したカ^ ュニット間通信の方法はこれに限定されるものではない。たとえば、インダク夕ンス等を用いて通信することもできる。また、無線通信のみならず、有線により通信することもできる。

さらに、この実施例の他の変形例として、第 2 3図に、有線によりュニット間通信を行なうよう構成した操作表示盤 1 5 0の断面構成の一例を略記する。前述の操作表示盤 1 3 0 (第 2 2図（ A ) 参照）の場合と同様に、操作表示盤 1 5 0 においては、くさび 1 5 6を用いて複数の盤面ュニット 1 5 2が相互に結合されている。

盤面ュニット 1 5 2には、ュニット間通信部として、投受光器 1 3 4 (第 2 2 図（A ) 参照）ではなく、接触子 1 5 4を備えている。接触子 1 5 4は、くさび 1 5 6に設けられた金属等の導体 1 5 8を介して、隣接する盤面ュニッ卜 1 5 2 の接触子 1 5 4と電気的に接続される。このようにして、隣接する盤面ュニッ卜 1 5 2相互間で、有線によりュニット間通信を行なうことができる。なお、導体 1 5 8カ^ ュニッ卜間電気信号路に対応する。

なお、ュニット間通信を行なうことなく、コントローラなどの外部機器に対し、各盤面ュニッ卜から個々に通信ケーブルを接続するよう構成することもできる。なお、上述の第 4実施例の変形例（第 2 1図参照）、および第 5実施例等においては、盤面ュニット 1 2 2等の適部にあり溝 1 2 4を設け、複数の盤面ュニッ卜 1 2 2等の隣接したあり溝 1 2 4相互をつなぐように、くさび 1 2 6を挿入することで、複数の盤面ュニッ卜 1 2 2等を結合するよう構成したが、複数の盤面ュニットを結合する方法は、これに限るものではない。たとえば、あり溝の替りに他の形状の係合溝（係合部:）を設けてもよい。この場合、くさびの形状も該係合溝にあわせて形成しておけばよい。また、くさびを用いずに、隣接する盤面ュニッ卜の係合部相互が、直接係合するよう構成することもできる。この場合、隣接する盤面ュニットのうち、一方の盤面ュニッ卜の係合部を、たとえばあり溝形状に形成し、他方の盤面ュニッ卜の係合部を、あり溝に係入する形状に形成すればよい。さらに、盤面ュニッ卜相互間に係合部を設けることなく、複数の盤面ュニッ卜をまとめて外枠でこれらを囲むことにより、複数の盤面ュニッ卜相互を結合するよう構成することもできる。

また、上述の各実施例においては、基準寸法 Lであるような正方形を格子単位とする格子状部分を有する所定の大きさのパッキンを用意しておき、操作表示盤の構成要素となる盤面ュニッ卜の種類や配置に合せて不要な格子状部分を除去することで、種々の組合せの操作表示盤に対応したパッキンを得るよう構成したカ^ 盤面ュニッ卜の種類や配置に合せて不要な格子状部分の除去されたパッキンを、最初から複数種用意しておくこともできる。ぐ第 6実施例 >

つぎに、第 2 4図ないし第 3 0図に、この発明の第 6実施例による盤面ュニット 1 6 0を説明するための図面を示す。第 2 4図（ A ) は盤面ュニッ卜 1 6 0の正面図、第 2 4図（B ) は盤面ュニット 1 6 0の底面図である。第 2 5図（A ) は盤面ュニッ卜 1 6 0の右側面図、第 2 5図（ B ) は盤面ュニット 1 6 0の背面図である。

第 2 6図（ A ) は盤面ュニット 1 6 0に用いるマウント枠であるアダプタ 1 6 2の正面図、第 2 6図（： B ) はアダプタ 1 6 2の底面図である。第 2 7図（： A ) はアダプタ 1 6 2の右側面図、第 2 7図（ B ) はアダプタ 1 6 2の背面図である。また、第 3 0図は、アダプタ 1 6 2の表面 1 7 8の一部（保護蓋 1 6 4を開けた状態）を拡大した図面である。

第 2 8図（ Λ ) は盤面ュニッ卜 1 6 0に用いる盤面機器である液晶表示器 1 8 0の正面図、第 2 8図（B ) は液晶表示器 1 8 0の底面図である。第 2 9図（ A ) は液晶表示器 1 8 0の右側面図、第 2 9図（: B ) は液晶表示器 1 8 0の背面図である。

第 2 4図（A ) に示すように、盤面ュニット 1 6 0は、アダプタ 1 6 2と、ァダプタ 1 6 2に対し着脱可能に保持された液晶表示器 1 8 0とを備えている。液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0とアダプタ 1 6 2の表面 1 7 8とは、ともに操作表示面に露出している。したがって、液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0とアダプタ 1 6 2の表面 1 7 8とにより、盤面ュニット 1 6 0の表面 1 9 2を構成している。この実施例においては、液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0の表面を取り囲むように、アダプタ 1 6 2の表面 1 7 8が形成されている。

第 2 6図（: B ) に示すように、アダプタ 1 6 2は、枠体 1 Ί 2および力一ドケース 1 7 6を備えている。枠体 1 7 2には、あり溝（係合部） 1 7 4が設けられている。このあり溝 1 7 4と、隣接する他の盤面ユニット（図示せず:）のあり溝とを、くさび 1 2 6 (第 2 1図参照）を介して結合するよう構成されている。第 2 6図（A ) に示すように、アダプタ 1 6 2の枠体 1 7 2は、中抜き額縁状に形成されている。枠体 1 7 2の図中向かって右端側にやや広いスペースを設け、ここに、第 3 0図に示すように、別の盤面機器（電気的機能要素；であるメモリカード用スロット 1 6 8およびローダポート 1 7 0を設けている。

このように、保持された液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0の寸法よりも盤面ュニット 1 6 0の表面 1 9 2の寸法がある程度大きい場合には、盤面ュニット 1 6 0 の表面 1 9 2のうち空いている部分に別の盤面機器であるメモリカード用ス口ッ卜 1 6 8やローダポー卜 1 7 0を設けることで、操作表示装置の操作表示面を有効に利用することができる。

メモリカード用スロット 1 6 8には、液晶表示器 1 8 0に用いるメモリカード (図示せず）を挿入することができる。このように構成すれば、液晶表示器 1 8 0の機能を変更したり拡張したりするためのメモリカ一ドの交換を、操作表示装置の前面から容易に行なうことができ、好都合である。なお、メモリカード用スロット 1 6 8に挿入されたメモリカードは、カードケース 1 7 6 (第 2 6図（ B ) 参照）内に収衲される。また、ローダポート 1 7 0は、コンピュータ（図示せず）などの外部機器と液晶表示器 1 8 0との通信を行なうための端子であるが、このように構成することで、操作表示盤の前面から通信を行なうことができ、好都合である。

メモリカード用スロット 1 6 8および口一ダボ一卜 1 7 0は、第 2 6図（ A ) に示すように、通常は、開閉可能な保護蓋 1 6 4で覆われており、リリースノブ 1 6 6を操作することで、保護蓋 1 6 4を開けることが可能となる。なお上述のように、第 3 0図は、保護蓋 1 6 4を開けた状態の図である。

メモリカード用スロット 1 6 8およびローダポート 1 7 0は、第 2 5図（ B ) に示す力一ドケース 1 7 6の背部に設けられたコネクタ 1 7 6 aに接続されている。コネクタ 1 7 6 aには、電気信号路である接続コード（図示せず）の一端が接続される。接続コードの他端は、液晶表示器 1 8 0の背部に設けられたコネクタ（図示せず）に接続される。なお、該コネクタは、液晶表示器 1 8 0の背部のコネクタ保護カバ一 1 8 8を、二ッパ等を用いて切断除去することにより、使用可能となる。このようにして、メモリカード用スロット 1 6 8およびローダポート 1 7 0と、液晶表示器 1 8 0とが接続される。

第 2 8図（A ) に示すように、液晶表示器 1 8 0は、筐体 1 8 2および液晶表示面 1 8 4を備えている。すなわち、液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0は、該液晶表示面 1 8 4と、これを取り囲むように配置された筐体 1 8 2の表面 1 8 2 aとにより構成されている。

第 2 8図（B ) に示すように、筐体 1 8 2の底面には、外部機器や他の盤面ュニッ卜との間で通信を行なうための端子 1 8 6カ^ 種々設けられている。なお、筐体 1 8 2の内部には、液晶表示器 1 8 0の動作させる制御部や駆動部（図示せず）が設けられている。

上述のように、液晶表示器 1 8 0はアダプタ 1 6 2に対し着脱可能に保持されているので、第 2 4図（: A ) に示す盤面ュニッ卜 1 6 0を取付けパネル 2 2 (：第 1図参照）に取付けた状態、または、他の盤面ュニッ卜と結合した状態であっても、液晶表示器 1 8 0のみを容易に着脱することができる。このため、盤面ュニット 1 6 0を取付けパネル 2 2に取付けたままで、または、他の盤面ュニッ卜と結合したままで、液晶表示器 1 8 0のみを取り外して修理、交換等を行なうことが容易となる。すなわち、液晶表示器 1 8 0のメンテナンス（ L C Dゃパ'ックラィ卜の寿命による交換や、機能アップのためのプログラムの設定変更等）が容易になる。なお、通常の使用状態においては、液晶表示器 1 8 0とアダプタ 1 6 2 とは、ネジゃ金具（：図示せず）等を用いて相互に固定されている。

また、筐体 1 8 2の寸法が異なる異種の液晶表示器 1 8 0にそれぞれ対応した、異種のアダプタ 1 6 2を用意しておけば、対応する寸法の液晶表示器 1 8 0とァダプタ 1 6 2とを組合せることにより、同一寸法の表面 1 9 2を有する盤面ュニット 1 6 0を得ることが可能となる。このため、液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0 の寸法が盤面ュニット 1 6 0の寸法を越えない場合には、液晶表示器 1 8 0の表面 1 9 0の寸法に拘らず、所望寸法の表面 1 9 2を有する定形の盤面ュニッ卜 1 6 0として取り扱うことが可能となる。

また、このように構成すれば、液晶表示器 1 8 0自体の寸法は、任意に定めることが可能となる。したがって、液晶表示面 1 8 4の寸法に合わせた最小寸法の液晶表示器 1 8 0を作っておくことにより、液晶表示器 1 8 0単体で使用する場合には最小寸法の液晶表示器として使用することができ、かつ、アダプタ 1 6 2 とともに使用する場合には標準寸法の盤面ュニット 1 6 0として使用することができるので、都合がよい。

なお、この実施例においては、着脱可能に保持された盤面機器と、マウント枠に設けられた別の盤面機器とを結合する電気信号路として接続コードを用い、該接続コードを介して、当該盤面機器と別の盤面機器との間で通信を行なう場合を例に説明したが、着脱可能に保持された盤面機器と別の盤面機器との間の通信は、接続コードを介しておこなうものに限定されるものではない。たとえば、第 2 2 図に示すように、赤外光等の光信号を通信媒体として通信を行なうようにしてもよい。また、第 2 3図に示すように、着脱可能に保持された盤面機器および別の盤面機器に、それぞれ接触子を設け、双方の接触子を直接的にまたは間接的に接触させることにより、通信を行なうようにしてもよい。

また、この実施例においては、マウント枠に設ける電気的機能要素として、メモリカード用スロットおよびローダポートを例示したが、電気的機能要素として他の盤面機器を用いることもできる。さらに、電気的機能要素として、盤面機器以外のもの、たとえば、電池や I C等を用いることもできる。

また、この実施例においては、マウント枠に、着脱可能に保持された盤面機器とは別の盤面機器（電気的機能要素）を設けるよう構成したが、必ずしもマウント枠に当該別の盤面機器（電気的機能要素）を設ける必要はない。

なお、この実施例においては、マウント枠の表面が、盤面ュニッ卜の表面の一部として操作表示装置の操作表面に露出する場合を例に説明したが、必ずしも、マウン卜枠の表面が操作表示装置の操作表面に露出している必要はない。ぐ第 7実施例〉

つぎに、第 3 1図ないし第 3 2図に、この発明の第 7実施例による盤面ュニット 2 0 0を説明するための図面を示す。第 3 1図は、盤面ュニット 2 0 0の正面図である。第 3 2図は盤面ュニット 2 0 0の分解斜視図である。

第 3 2図に示すように、盤面ュニット 2 0 0は、盤面機器であるスィツチを 2 つ備えた横型のスィッチュニットであり、筐体 2 0 2、化粧板である銘板シート 2 0 4、一対のスィッチ操作部 2 0 6、一対のスィツチコンタクト 2 0 8を備えている。

筐体 2 0 2の正面に設けられた凹部 2 0 2 bに銘板シ一ト 2 0 4をはめ込むとともに、銘板シート 2 0 4に設けられた貫通穴 2 0 4 aおよび筐体 2 0 2に設けられた貫通穴 2 0 2 aを介して、スィツチ操作部 2 0 6の揷入用筒部 2 0 6 aを、スィッチコンタクト 2 0 8の穴部 2 0 8 aに挿入して固定することにより、盤面ユニット 2 0 0を組みつける。

第 3 1図に示すように、このようにして組みつけられた盤面ュニット 2 0 0の表面 2 0 1は、ほとんど銘板シート 2 0 4により覆われている。したがって、たとえば、筐体 2 0 2としてプラスチックの成形品を用いたような場合に、成形時の「ひけ（s ink mark) 」を銘板シ一ト 2 0 4により覆い隠すことができる。このため、「ひけ」が比較的大きいプラスチック材料を用いたり、「ひけ」の大きい条件下で成形したとしても、盤面ュニッ卜 2 0 0の外観を美しく保つことができる。

つまり、表面がそれほど美しくない筐体 2 0 2を用いたとしても、盤面ュニット 2 0 0の外観を美しく保つことができる。すなわち、筐体 2 0 2の表面状態にとらわれることなく、強度や製造コス卜を重視して筐体 2 0 2を形成することができる。

この銘板シ一ト 2 0 4には、各スィツチの機能に対応した表示（「0 N」、「〇 F F」 2 04 bが大きく印刷されている。したがって、ひとつの盤面ュニット 2 0 0に、このように 2つのスィツチが設けられているような場合であっても、各スィッチごとに銘板を設ける必要がないので、製造コストを低く抑えることができる。

また、この実施例のように、各スィッチの表面の寸法に比して盤面ュニッ卜 2 0 0の表面 2 0 1の寸法がある程度大きい場合には、盤面ュニット 2 0 0の表面 2 0 1のうち空いている部分に、当該スィツチの機能に対応した大きな表示 2 0 4 bを付すことができる。このため、スィッチを操作する際の視認性に優れた操作表示装置を実現することができる。

なお、この実施例においては、化粧板として、各スィッチの機能に対応した表示 2 0 4 bを印刷した銘板シー卜を用いた場合を例に説明したが、このような表示 2 0 4 bのない、単なる化粧板を用いることもできる。ぐ第 8実施例 >

つぎに、第 3 3図に、この発明の第 8実施例による盤面ュニッ卜 2 1 0を説明するための図面を示す。第 3 3図は、盤面ュニット 2 1 0の斜視図である。第 3 3図に示すように、盤面ュニット 2 1 0は、筐体 2 1 2と、筐体 2 1 2の表面に設けられた銘板 2 1 4とを備えている。すなわち、盤面ュニット 2 1 0は、スィツチなどの盤面機器を備えていないダミーュニッ卜である。銘板 2 1 4には、当該盤面ュニット 2 1 0の近傍に存する他の盤面機器ュニット 2 2 0の機能に対応した表示 2 1 6 a、 2 1 6 b, · · 'が付されている。

すなわち、盤面ュニット 2 1 0に隣接する盤面ュニット 2 2 0は、スィッチ 2 2 6 a , 2 2 6 b_s - - -を複数結合した横型のスィツチュニットであり、盤面ユニット 2 1 0の銘板 2 1 4には、この隣接する盤面ュニッ卜 2 2 0のスィッチ 2 2 6 a、 2 2 6 b、 · · ·の機能に対応させて、表示 2 1 6 a、 2 1 6 b、 - • ·が付されているのである。

したがって、隣接する他の盤面ュニット 2 2 0においてスィッチ 2 2 6 a、 2 2 6 b . · · · の機能に対応した表示を付すことが困難な場合であっても、該表示 2 1 6 a、 2 1 6 b , · · 'を、ダミ一ュニッ卜である盤面ュニット 2 1 0の表面のほぼ全域を利用して、大きく付すことができる。このため、隣接する盤面機器 2 2 0を操作する際の視認性に優れた操作表示装置を実現することができる。なお、この実施例においては、表示を付した銘板を筐体に設けた場合を例に説明したが、銘板を用いず、たとえば印刷等により、筐体に直接的に表示を設けるよう構成することもできる。

また、この実施例においては、盤面機器を備えていないダミーュニッ卜に、隣接する他の盤面ュニッ卜の機能に対応した表示を付すよう構成したが、表示が紛らわしくない場合には、盤面機器を備えた盤面ュニッ卜に、該盤面ュニッ卜に隣接する他の盤面ュニッ卜の機能に対応した表示を付すよう構成することもできる。

<第 1ないし第 8実施例の具体例 >

つぎに、図 3 4ないし図 3 6に、第 1ないし第 8実施例の具体例である操作表示盤 3 0 0， 4 0 0 , 5 0 0の電気的構成を示すブロック図を示す。

図 3 4に示される操作表示盤 3 0 0は、表示プロック 3 0 1 と、スィッチプロック 3 0 2と、周辺機器ブロック 3 0 3と、 F D D (：フロッピーディスクドライブ）プロック 3 0 4と、 P C (パーソナルコンピュ一夕）ュニッ卜 3 0 5とを備えて構成されている。このうち、表示プロック 3 0 1 と、スイツチブロック 3 0 2と、周辺機器プロック 3 0 3と、 F D Dブロック 3 0 4と力、前述の各実施例に係る盤面ュニッ卜の具体例であり、前述のように規格化されてブロック化されており、前述の各種の方法で互いに組み合わされて、操作表示盤 3 0 0の盤面 3 1 0に配設される。 P Cユニット 3 0 5は、操作表示盤 3 0 0内のいずれかの部分、例えば盤面 3 1 0の裏面側の部分に配設される。

表示プロック 3 0 1に備えられる表示装置の表示面には、タッチスクリーン (夕ツチパネル:）（図示せず）が配設されており、各種の視認情報の表示だけでなく、表示面上に設けられる操作入力領域を押圧操作することによって操作入力も行われるようになっている。スィツチブロック 3 0 2は、複数の盤面機器であるスィッチを備えており、 P Cユニット 3 0 5との間でパラレル通信等で信号の授受が行われる。周辺機器ブロック 3 0 3としては、例えば、キーボードポートュニット、マウスポートュニッ卜、 I r D Aュニット、 C D— R O Mュニット等が備えらえる。なお、ここでは、表示ブロック 3 0 1に、表示面に夕ツチスクリ —ンが配設された表示装置を使用したが、タツチスクリーンを備えない表示機能のみの表示装置を使用してもよい。

P Cユニット 3 0 5は、表示ブロック 3 0 1、スィッチブロック 3 0 2、周辺機器ブロック 3 0 3および F D Dブロック 3 0 4と前述の種々の方法で電気的に接続されており、表示ブロック 3 0 1の表示内容の制御、表示プロック 3 0 1に付設された夕ツチスクリーンからの入力の受付け、スィッチブロック 3 0 2からの入力の受付け、周辺機器プロック 3 0 3の制御および周辺機器プロック 3 0 3 との間での各種情報の授受、 F D Dブロック 3 0 4の制御および F D Dブロック

3 0 4との間での各種情報の授受、および、スィッチブロック 3 0 2等からの入力内容に基づいた制御対象の制御などを行っている。

また、 P Cュニット 3 0 5は、 I S A (； Industry Standard Architecture) ス接続部 3 0 5 a , 3 0 5 bを備えており、 I S Aバス接続部 3 0 5 aを通じてスィツチプロック 3 0 2と接続され、 I S Aバス接続部 3 0 5 bを通じて所定のネットワーク 0 p e n— N e t w 0 r k ) と接続されている。なお、 I S A ス接続部（: 3 0 5 a , 3 0 5 b等）に接続されている所定の通信ボードについては、図示していない。以下、同様である。

つぎに、図 3 5に示される操作表示盤 4 0 0は、盤面ュニッ卜として、スィッチブロック 4 0 1、周辺機器ブロック 4 0 2 P C . C a r dブロック 4 0 3 スィツチブロック 4 0 4 U S B ( Universal Serial Bus ) · H U Bブロック 4 0 5、スィツチブロック 4 0 6、パネルコンピュー夕 4 0 7および拡張ュニット

4 0 8を盤面 4 1 0内に備えている。これらの盤面ユニットが、前述の各実施例に係る盤面ュニッ卜の具体例であり、前述のように規格化されてブロック化されており、前述の各種の方法で互いに組み合わされて、操作表示盤 4 0 0の盤面 4 1 0に配設される。パネルコンピュー夕 4 0 7は、パーソナルコンピュー夕本体と、ディスプレーとが一体化されたものであり、ィン夕一フヱ一ス接続部 4 0 7 a、 U S B接続部

4 0 7 b , I S Aバス接続部 4 0 7 cが設けられている。

複数の I S Aバス接続部 4 0 8 aないし 4 0 8 dを有する拡張ュニット 4 0 8 は、パネルコンピュ一夕 4 0 7の I S Aバス接続部（接続ポ一ト） 4 0 7 じを拡張するためのものであり、この拡張ュニッ卜 4 0 8をパネルコンピュー夕 4 0 8 の I S Aバス接続部 4 0 7 cに接続することで、パネルコンピュー夕 4 0 7の I

5 Aバス接続部 4 0 7 cを、一つから複数（ここでは、 3つ）に拡張することでできるようになつている。

スィッチブロック 4 0 1， 4 0 4 , 4 0 6は、複数の盤面機器であるスィッチを備えている。このうち、スィッチブロック 4 0 1は、拡張ュニット 4 0 8の I S Aバス接続部 4 0 8 aに接続されており、各スィッチからの信号をパラレルに出力するようになっている。スィッチブロック 4 0 4 , 4 0 6は、その各スイツチから出力される信号をシリアル信号に変換する通信部を備えており、各スイツチからの信号がシリアル信号として出力されるようになっている。

ここでは、スィッチブロック 4 0 4から出力される信号は、 U S B規格に適応されており、パネルコンピュータ 4 0 7の U S B接続部 4 0 7 bに入力されるようになつている。また、スィッチブロック 4 0 6から出力される信号は、 U S B 規格とは別の所定の規格に適応されており、拡張ュニット 4 0 8の I S Aバス接続部 4 0 8 aに入力されるようになっている。つまり、このスィッチブロック 4 0 6は、所定のネッ卜ワークを形成するようになっている。

周辺機器プロック 4 0 2は、前述の周辺機器プロック 3 0 3と同様なブロックであり、パネルコンピュータ 4 0 7に接続されるようになっている。 P C · C a r cl (: P し M C 丄 A (Personal し omputer Memory Card International Assosiati on) ) ブロック 4 0 3は、パネルコンピュ一夕のインターフヱ一ス接続部 4 0 7 aに接続されており、この P C ■ C a r dブロック 4 0 3を通じて種々の P C - C a r dをパネルコンピュータ 4 0 7に接続できるようになつている。 U S B · H u bブロック 4 0 5には、コンピュー夕等の各種の情報処理機器等が接続されるようになっており、これらの情報処理機器等が、 U S B . H u bブロック 4 0 5を介してパネルコンピュータ 4 0 7に接続されるようになっている。図 3 6に示される操作表示盤 5 0 0は、表示プロック 3 0 1 と、スィッチプロック 3 0 2と、周辺機器ブロック 3 0 3と、 F D Dブロック 3 0 4と、制御部 5 0 1 とを備えて構成されている。このうち、表示プロック 3 0 1 と、スィツチブロック 3 0 2と、周辺機器ブロック 3 0 3と、 F D Dブロック 3 0 4と力、'、前述の各実施例に係る盤面ュニッ卜の具体例であり、前述のように規格化されてプロック化されており、前述の各種の方法で互いに組み合わされて、操作表示盤 5 0 0の盤面 5 1 0に配設される。これらの盤面ュニッ卜の構成は、前述の図 3 4の操作表示盤 3 0 0の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。

制御部 5 0 1は、イーサネット接続ブロック 5 1 1 と、 V G A ( Video Graphi cs Array) ブロック 5 1 2と、 C P U (； P C ) ブロック 5 1 3と、入出力プロック 5 1 4， 5 1 5とを備えて構成されている。これらのブロック 5 1 1ないし 5 1 5は、接続部 5 1 6を介して着脱自在に互いに電気的に接続されてた状態で、操作表示盤 5 0 0内のいずれかの部分、例えば盤面 5 1 0の裏面側の部分に配設される。

イーサネット接続ブロック 5 1 1は、この操作表示盤 5 0 0を L A N ( Local Area Network に接続するためのものである。 V G Aブロック 5 1 2は、 C P U プロック 5 1 3の制御に基づいて表示プロック 3 0 1の表示内容を制御するようになっている。

入出力プロック 5 1 4には、スィツチプロック 3 0 2が接続されており、スィツチプロック 3 0 2からの出力信号が、入出力プロック 5 1 4を介して C P Uブロック 5 1 3に入力されるようになっている。入出力プロック 5 1 5には、制御対象の外部機器等が接続されるようになつている。

C P Uブロック 5 1 3は、表示プロック 3 0 1の表示内容の制御、表示プロック 3 0 1に付設された夕ツチスクリ一ンからの入力の受付け、スィツチブロック 3 0 2からの入力の受付け、周辺機器ブロック 3 0 3の制御および周辺機器プロック 3 0 3との間での各種情報の授受、 F D Dブロック 3 0 4の制御および F D Dプロック 3 0 4との間での各種情報の授受、および、スィツチプロック 3 0 2 等からの入力内容に基づいた制御対象の制御などを行っている。また、 C P Uブロック 5 1 3は、 I S Aバス接続部 5 1 3 aと P L C ( programmable logic con troller) 専用のバス接続部 5 1 3 bとを備えている。ぐ第 9実施例 >

第 3 7図はこの発明の第 9実施例に係る操作表示装置である制御パネルの正面図であり、第 3 8図はその制御パネルにおける裏面側の保護カバーを取外した状態の背面図であり、第 3 9図はその制御パネルの断面図である。

この制御パネル 6 2 1は、パネル本体 6 3 8と、そのパネル本体 6 3 8の裏面側に装着される保護カバ一 6 3 9とを備えて構成されている。パネル本体 6 3 8 は、表示入力ユニット 6 2 3、複数の入力ユニット 6 2 5， 6 2 7， 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3、通信ュニット（フリ一ュニット） 6 3 5、およびダミーュニット 6 3 6 , 6 3 7等からなる各種のュニッ卜（盤面ュニッ卜） Uが平面的に組合わされて実質的に一体化されて構成されている。これらのユニット Uのうち、ダミ —ュニット 6 3 6 , 6 3 7は、主に、ュニット Uを組み合わせてパネル本体 6 3 8を構成する際に、パネル本体 6 3 8の形状を所定の形状にするために使用されるものであり、制御対象の制御に直接必要はない。

ここで、この発明の端末ユニットには、表示入力ユニット 6 2 3および入力ュニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3の他、後に変形例として後述するキーボードュニッ卜、タイマユ二ッ卜、カウンタュ二ット、メ一ターュニット、表示灯ュニッ卜、数字表示ュニット等が含まれており、回路ュニッ卜には、通信ユニット 6 3 5の他、後に変形例として後述する制御ュニット、電源ュニット等のフリーュニッ卜が含まれている。

これらの各ュニット Uは、実質的に直方体形状を有しており、その正面に向けられる表面 Sは、縦横の寸法 L l， L 2が所定の基準寸法 Lの実質的に整数倍となるような矩形状となっている。また、各ュニット Uは、四角枠状の外枠部 6 4 1 (第 4 0図参照）と、その外枠部 6 4 1内に備えられる直方体状の本体部 6 4 3 (第 4 1図参照）と備えて構成されている。各ユニット Uの本体部 6 4 3には、後述する操作スィツチ S W 6 0 1等の構成が備えられている。

各ユニット Uの外枠部 6 4 1の側面部には、第 4 0図に示されるように、所定崮所にュニット Uの奥行き方向に沿って延びるとともに、外枠部 6 4 1の外周面から径方向内方に向けてその内側面がテ一パ状に広がった係合溝（係合部:） 6 4 5が設けられている。この係合溝 6 4 5は、各外枠部 6 4 1を隣接配置した際に、隣接する外枠部 6 4 1の係合溝 6 4 5同士が互いに対向するような位置に設けられている。このため、隣接配置された外枠部 6 4 1の互いに対向する係合溝 6 4 5に断面形状が蝶ネクタイ状のくさび 6 4 7を押込むことによって、各ュニッ卜 Uの外枠部 6 4 1が互いに平面的に結合されるようになっている。

このように、各ュニット Uの外枠部 6 4 1が互いに結合されると、第 4 1図に示されるように、各ュニット Uの本体部 6 4 3を対応する外枠部 6 4 1に挿入することにより、複数のュニッ卜 Uを平面的に連設して組合わせたパネル本体 6 3 8が構成されるようになっており、必要に応じて使用するュニット Uの種類や配置等を自由に変更可能となっている。

表示入力ュニッ卜 6 2 3は、液晶表示パネル 6 5 1 と押ボタンスィツチ等の複数の操作スィツチ S W 6 0 2とを備えており、この制御パネル 6 2 1の制御対象である外部機器の設定状態や運転状況等を示す制御に必要な視認情報が液晶表示パネル 6 5 1によって表示されるとともに、各操作スィツチ S W 6 0 2を通じて制御に必要な所定の操作入力が行われるようになっている。

入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 3には、それぞれ押ボタンスイツチ等の複数の操作スィッチ S W 6 0 3 , S W 6 0 4 , S W 6 0 5 , S W 6 0 6が設けられており、この操作スィッチ S W 6 0 3 , S W 6 0 4 , S W 6 0 5 , S W 6 0 6を通じて外部機器の制御に必要な所定の操作入力が行われるようになっている。入力ュニッ卜 6 3 1には、外部機器の非常停止を行うための非常停止用の操作スィツチ S W 6 0 1が備えられている。

通信ュニット 6 3 5は、表示入力ュニッ卜 6 2 3の操作スィツチ S W 6 0 2、入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9の操作スィッチ S W 6 0 3， S W 6 0 4 , S W 6 0 5からパラレルに入力される入力信号をシリアル信号に変換して通信ケ —ブル 6 5 3を通じて制御対象の外部機器に制御信号として出力する機能を有している。なお、入力ユニット 6 3 1， 6 3 3の操作スィッチ S W 6 0 1 , S W 6 0 6からの入力信号は、通信ュニッ卜 6 3 5を介さずに直接外部機器に与えられるようになっている。

ここで、ダミーユニット 6 3 6， 6 3 7とは、外部機器の制御に必要なュニット Uを平面的に組合わせる際に生じる余剰スペースを埋めるためのュニッ卜 Uであり、必要に応じて使用されるようになっている。また、フリーユニットとは、通信ュニッ卜 6 3 5のように、表面 S側に操作スィツチや表示機器等の入出力部が設けられておらず、表面 S側にはその構成が露わになっていないュニット Uのことをいい、ここでは、ダミーユニットの外枠部 64 1の内部に所定の機能構成を組込んだものをフリ一ュニッ卜と呼んでいる。

このような各ュニット U (ダミーュニット 6 3 6， 6 3 7は除く）の裏面側には、. 第 3 8図に示されるように、各ュニット Uの相互間や、外部機器や、外部から供給される電源線との電気的な接続のための電気接続部 6 5 5が設けられており、各ュニット Uを平面的に組合わせた状態での各ュニッ卜 Uの配線接続が容易に行えるようになっているとともに、これらの配線によって各ュニット U間の相互配線が実質的に完結している。

通信ュニッ卜 6 3 5の所定の電気接続部 6 5 5と表示入力ュニット 6 2 3および入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7, 6 2 9の所定の電気接続部 6 5 5との間には、操作スィッチ SW 6 0 2 , SW6 0 3, SW6 04, SW 6 0 5から通信ュニット 6 3 5への入力信号伝達用の通信ケーブル 6 5 6および信号線 6 5 7がコネクタ 6 5 8， 6 5 9により接続されており、通信ュニット 6 3 5の所定の電気接続部 6 5 5には、制御信号を外部機器に伝達するための通信ケーブル 6 5 3がコネクタ 6 6 0により接続されており、表示入力ュニット 6 2 3の所定の電気接続部 6 5 5には外部機器等からの表示情報入力用の通信ケーブル 6 6 1が図示しないコネクタにより接続されている。これらのコネクタ 6 5 8， 6 5 9, 6 6 0等はすべて着脱自在である。なお、第 3 8図では入力ュニット 6 3 1， 6 3 3に接続される接続ケーブルは省略されている。

また、各操作スィッチ SW6 0 1ないし SW 6 0 6には、必要に応じて各操作スィッチ SW6 0 1ないし SW 6 0 6に割当てられた操作入力の内容を表示するための銘板表示が付されるようになっており、入力ュニット 6 3 3のように表面 Sに十分な余剰スペースがある場合には、第 3 7図に示されるように銘板表示のための十分な大きさの銘板設置領域 6 7 1が確保できるようになつている。しかし、入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9の場合、表面 Sに十分な余剰スペースがなく、小さなサイズでしか銘板表示を付すことができないが、入力ュニット 6 2 9に隣接するフリ一ュニット（通信ュニット 6 3 5 ) ゃダミ一ュニット 6 3 6 , 6 3 7の表面 S上に、銘板設置領域 6 7 3を確保することができるようになっている。

以上のように、本実施例によれば、外部機器の制御に必要な各種のュニット U の全てが平面的に一体配置されているので、例えば、一般的なボックス型の制御箱等のように、各種のュニッ卜が前面扉側と後部箱側とに 2層構造で配置される場合に比べて奥行き A (第 3 9図参照）の大幅な薄型化を図ることができるとともに、一般的な制御箱のように前面扉側と後部箱側とでュニット間の煩雑な配線接続作業を行う必要がなく、製造工程の簡略化を図ることができる。

また、電気接続部 6 5 5が各ュニッ卜 Uの裏面側に設けられているので、各ュニット Uが平面的に組合わされた状態で行う配線接続作業をパネル本体 6 3 8の裏面側で一括して行うことができ、接続作業の大幅な簡略化を図ることができる。さらに、実質的に直方体状にブロック化された各ュニット Uは、正面から見たときの平面形状が矩形状であり、その矩形状の縦横の寸法 L 1 , L 2が実質的に所定の基準寸法 Lの整数倍となっており、各ュニッ卜 U間に統一性があり、各ュニット Uを整然と隙間なく配置することができるとともに、ュニット Uの配置の変更や入替えが容易であり、ュニット Uの変更や追加に容易に対応することができ、面積利用効率を向上させることができる。

また、隣接配置された各ュニット Uの外枠部 6 4 1の互いに対向した係合溝 6 4 5にくさび 6 4 7を挿入することにより、複数のュニット Uを平面的に結合するようになっているので、自由な配置で所望とするュニット Uを平面的に組合わせることができ、ュニッ卜 Uの種類、配置位置等を自由に変更することができ、非常に自由度の高い制御パネル 6 2 1を提供することができる。

さらに、入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9等と、通信ユニット 6 3 5等のフリ一ュニットゃダミ一ュニット 6 3 6 , 6 3 7とを平面的に組合わせることにより、 Xカュッ卜 6 2 9等の入力ュニッ卜 Uに隣接するフリ一ュニットゃダミ —ュニッ卜 6 3 6， 6 3 7の表面 S上に、その入力ュニッ卜 6 2 9等に設けられる操作スィツチ S W 6 0 5等の銘板設置領域 6 7 3を確保することができ、十分な大きさで銘板表示を行うことができるとともに、スペースを有効に利用することができる。

また、この制御パネル 6 2 1には通信ュニット 6 3 5が備えられ、この通信ュニット 6 3 5力、'、表示入力ュニット 6 2 3の操作スィツチ S W 6 0 2、入力ュニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9の操作スィツチ S W 6 0 3 , S W 6 0 4 , S W 6 0 5からパラレルに入力される入力信号をシリアル信号に変換して制御対象の外部機器に送信するようになっているので、制御対象の外部機器と制御パネル 6 2 1 間の通信ケーブル 6 5 3の信号線の省配線化を図ることができる。

さらに、この制御パネル 6 2 1には表示入力ユニット 6 2 3が備えられ、その表示入力ュニッ卜 6 2 3の液晶表示パネル 6 5 1によって制御対象の外部機器の設定状態や運転状態に係る視認情報が表示されるようになっているので、複雑な制御でも液晶表示パネル 6 5 1の表示を参照することにより良好に行うことができる。

また、表示入力ユニット 6 2 3および入力ユニット 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3を平面的に組合わせる際に生じる余剰スペースを埋めるために組込まれるダミ一ュニッ卜に通信のための機能構成を組込んで通信ュニッ卜 6 3 5 としてあるので、制御パネル 6 2 1の余剰スペースを有効に利用することができ、制御パネル 6 2 1を小型化することができる。

ここで、本実施例の制御パネル 6 2 1の第 1の変形例として、前述のュニット Uの他に、あるいはいずれかのュニット Uの代わりとして、前述の各操作スイツチ S W 6 0 2ないし S W 6 0 5等からの所定の入力信号に対応付けて所定の制御内容をプログラムしておくことができる P Cュニットあるいは P L Cュニッ卜等の情報処理機能を備えた制御ュニットをフリーュニッ卜として他のュニット Uと同様にして備えてもよい。これによつて、複雑な制御内容を予め制御ュニッ卜にプログラムしておくことにより、複雑な制御でも入力ュニット 6 2 5， 6 2 7 , 6 2 9等の簡単なスィツチ操作により簡単に行うことができる。

また、本実施例の制御パネル 6 2 1の第 2の変形例として、前述のュニット U の他に、あるいはいずれかのユニット Uの代わりとして、表示入力ユニット 6 2 3や通信ュニット 6 3 5等の電源供給が必要なュニット Uへの電源供給を行う電源ュニッ卜をフリーュニットとして他のュニッ卜 Uと同様にして備えてもよい。あるいは、同様に、前述のュニット Uの他に、あるいはいずれかのュニット Uの代わりとして、所定の入力キーが配設されたキーボードュニッ卜等の入力ュニットゃ、所定時間のカウン卜動作を行いそのカウント時間を表示するタイマユ二ット、所定のカウント値を表示するカウン夕ュニット、所定の計測値を表示するメ —ターュニット、表示灯ュニット、所定の数字表示器を備えた数字表示ュニッ卜等の表示ュニットを端末ュニッ卜として他のュニット Uと同様にして備えてもよい。これによつて、制御パネルの奥行きを厚型化することなく、これらの各種ュニットを備えることができる。

さらに、本実施例の制御パネル 6 2 1の第 3の変形例として、入力ュニット 6 2 5， 6 2 7 , 6 2 9や通信ユニット 6 3 5内を前後に 2分割して、例えばその 2分割された前面側に入力ユニット 6 2 5， 6 2 7 , 6 2 9を備え、裏面側に通信ュニッ卜 6 3 5を備え、複数の機能構成を 1つのュニット Uに備えるようにしてもよい。すなわち、本発明においては、ュニット群が単一平面に沿って連設ないしは配置されておればよく、空間的に分離されていなければ部分的に積層されていてもよい。

また、本実施例の第 4の変形例として、本実施例に係る制御パネル 6 2 1を他の大型の制御パネルの盤面に組込んでもよい。

<第 1 0実施例 >

第 4 2図はこの発明の第 1 0実施例に係る操作表示装置である制御パネルの平面図であり、第 4 3図はその制御パネルの斜視図である。この制御パネル 7 2 1 は、所定の操作入力に基づいて所定の外部機器を制御するためのものであり、外枠部材 7 2 7と、その前面側に組込まれた複数のュニット（盤面ュニット） U 1 ないし U 5からなるパネル本体（：表示装置本体） 7 2 3とを備えて構成されている。

ュニット U 1は、他のュニット U 2ないし U 5と組み合わされてパネル本体 7 2 3を構成するュニット本体 7 2 2と、そのュニット本体 7 2 2に着脱自在に備えられる入力端末 7 2 5とを備えて構成されている。ユニット U 1のュニット本体 7 2 2は、入力端末 7 2 5と伴ってモパイルュニッ卜を構成しており、このュニッ卜本体 7 2 2の前面部 7 3 1 には、入力端末 7 2 5を収容する収容凹部 7 3 3が設けられている。

ュニット U 2ないし U 4は、押しボタンスィツチ等の複数の操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3がそれぞれ設けられた入力ュニッ卜であり、同じく入力ュニットであるュニット U 5には、押ボタンスィツチ等からなる非常停止用の操作スィツチ S W 7 0 4が設けられている。

入力端末 7 2 5の前面部 7 4 1には、押ボタンスィッチ等の複数種類の操作スイッチ S W 7 0 5 , S W 7 0 6 , S W 7 0 7が複数個ずつ設けられているとともに、制御対象の外部機器の設定状態や運転状態等の制御に必要な視認情報を表示するための液晶表示パネル 7 4 3が組込まれている。ここで、 3個設けられている操作スィツチ S W 7 0 5のうちの 1個は非常停止スィツチとなっている。

入力端末 7 2 5とパネル本体 7 2 3のュニット U 1 とは通信ケーブル 7 4 5で接続されており、操作スィツチ S W 7 0 5ないし S W 7 0 7からの制御用の信号、液晶表示パネル 7 4 3での表示に必要な信号がこの通信ケーブル 7 4 5を介してパネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5との間でやり取りされるようになつている。なお、ここでは、パネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5との間の信号の授受を、通信ケーブル 7 4 5により行うようにしたが、無線通信により行うようにしてもよい。

入力端末 7 2 5の背面部 7 4 7には、両側、ここでは上下両側に突出する係止爪 7 4 9 aを先端部に有する 2本の係止部材（連結部 7 4 9と、ユニット本体 7 2 2に備えられる後述する安全スィッチ（：検知部） 7 5 1 に差込まれる差込部材 7 5 3とが突設されている。これに対応して、ユニット本体 7 2 2の収容凹部 7 3 3内には、入力端末 7 2 5の背面部 7 4 7に設けられた 2本の係止部材 7 4 9および差込部材 7 5 3とそれぞれ対向する位置に 2つの連結部 7 5 5と安全スイッチ 7 5 1 とが設けられている。

各連結部 7 ,5 5の筐体 7 5 7内には、第 4 4図に示されるように、入力端末 7 2 5の係止部材 7 4 9の係止爪 7 4 9 aの突出方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた 2本の弾性腕 7 5 9 aを有するロック部材 7 5 9が備えられている。各弾性腕 7 5 9 aの先端部には、断面が半円状の係止部 7 5 9 bが設けられている。その係止部 7 5 9は、各弾性腕 7 5 9の先端部から互いに対向する方向に突出している。

このため、入力端末 7 2 5の装着の際、筐体 7 5 7の前面の開口部 7 5 5 aから係止部材 7 4 9の係止爪 7 4 9 aが挿入され、両係止部 7 5 9 bの間に押込まれると、その係止爪 7 4 9 aが両弾性腕 7 5 9 aを互いに離反する方向に撓ませつつ両弾性腕 7 5 9 a間内に進むようになつている。そして、係止爪 7 4 9 aが両係止部 7 5 9 bを通過した時点で、第 4 4図に示されるように、両側から両係止部 7 5 9 bが係止爪 7 4 9 aと係合（連結）し、入力端末 7 2 5がュニット本体 7 2 2の収容凹部 7 3 3内に固定されるようになっている。

この連結状態において、入力端末 7 2 5を手前に引っ張ると、係止部材 7 4 9 の係止爪 7 4 9 aが両弾性腕 7 5 9 aを押広げるようにして両弾性腕 5 9 a間内から後退し、係止爪 7 4 9 aと両弾性腕 7 5 9 aとの係合（連結）が解除されるようになっている。なお、この係合部材 7 4 9および連結部 7 5 5の構成はあくまでも例示であり、これに限定するものでない。

安全スィツチ 7 5 1は、入力端末 7 2 5の着脱に伴うその前面の開口部 7 5 1 aからの入力端末 7 2 5の差込部材 7 5 3の挿入および引出動作に応じてォンォフすることにより入力端末 7 2 5の着脱を検知する図示しない検知スィツチをその内部に備えている。これによつて、安全スィッチ 7 5 1は、入力端末 7 2 5がパネル本体 7 2 3から取外されているときには、パネル本体 7 2 3の操作スィッチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 4のうち、パネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5とで独立して操作入力が行われると制御に混乱が生じるおそれがある操作スィツチ、ここでは操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3から外部機器への通信ラインを遮断し、操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3からの操作入力の受付けを休止させる機能を有している。

なお、入力端末 7 2 5力パネル本体 7 2 3に装着されているときには、安全スイッチ 7 5 1による操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3の受付休止は解除されるようになつている。また、入力端末 7 2 5の操作スィツチ S W 7 0 5ないし S W 7 0 7、およびパネル本体 7 2 3の非常停止用の操作スィツチ S W 7 0 4 からの操作入力は、入力端末 7 2 5の着脱状態にかかわらず常に受付け可能な状態となつている。

パネル本体 7 2 3の操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3と、入力端末 7 2 5の操作スィツチ S W 7 0 5ないし S W 7 0 7とは、使用状況によって互いに同様な機能や指合が割当てられることも、あるいは全く異なつた機能等が割当てられることもあるが、入力端末 7 2 5をパネル本体 7 2 3から取外しているときは、パネル本体 7 2 3の操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3からの操作入力の受付けを休止することによって、パネル本体 7 2 3側と入力端末 7 2 5側とで個々に操作入力が行われて制御が混乱するのが防止されるようになっている。ュニッ卜本体 7 2 2の前面部 7 3 1に設けられる収容凹部 7 3 3は、正面から見たときの平面形状が矩形形状となっており、その左右方向の幅は、同様に矩形形状を有する入力端末 7 2 5の左右方向の幅よりも所定寸法だけ大きく設定されている。その結果、入力端末 7 2 5が収容凹部 7 3 3内に装着された状態において、入力端末 7 2 5の左右の側面部と収容凹部 7 3 3の左右の内周面との間に手が挿入できる程度の隙間部 7 6 1が生じるようになつている。

また、ュニット本体 7 2 2の内部には、第 4 5図に示されるように、通信ケーブル 7 4 5を巻取るためのケーブル巻取機構 7 6 2が備らえれている。なお、ここで示すケーブル巻取機構 7 6 2の構成はあくまでも例示であり、これに限定されるものではない。

このケーブル巻取機構 7 6 2は、通信ケーブル 7 4 5が巻回されるリ一ル 7 6 3と、このリール 7 6 3を通信ケーブル 7 4 5を巻取る方向に回転駆動するゼンマイパネ 7 6 5と、ロック機構 7 6 9とを備えて構成されている。ロック機構 7

6 9は、リール 7 6 3の送出方向への回転を許容する一方、ゼンマイパネ 7 6 5 の付勢力によってリール 7 6 3が巻取回転方向に回転するのを阻止する。また、口ック機構 7 6 3は、ュニット本体 7 2 2の前面部 7 3 1に設けられる押ボタン

7 6 7と連動しており、押ボタン 7 6 7が押圧操作されるのに連動して、それまで阻止していた巻取リール 7 6 3の巻取回転方向への回転を許容する。ゼンマイバネ 7 6 5は、一端がリ一ル 7 6 3と一体に回転するリール 7 6 3の回転軸 7 6 3 aに結合され、他端がュニット本体 7 2 2内の所定の固定位置 7 7 1に固定された状態で、常時リール 7 6 3を巻取回転方向に付勢している。このため、通信ケーブル 7 4 5が引出されてリ一ル 7 6 3が送出回転方向へ回転すると、これに伴ってゼンマイバネ 7 6 5が巻込まれて弾性エネルギーが蓄積されるようになっている。なお、ここでは、ゼンマイバネ 7 6 5を採用したがコイルバネ等の他のバネ部材を採用してもよい。

口ック機構 7 6 9は、外周部に複数の歯 7 7 3 aを有するギヤ部材 7 7 3と、このギヤ部材 7 7 3の歯 7 7 3 aに係合して、ギヤ部材 7 7 3およびリール 7 6 3の巻取方向への回転を阻止するラッチ部材 7 7 5とを備えている。なお、ギヤ部材 7 7 3は、リール 7 6 3と一体に回転するようになっている。

ラツチ部材 7 7 5は、その基端部 7 7 5 aを中心に回転可能に軸支された L字型形状を有しており、その一方の先端部には、ギヤ部材 7 7 3の歯 7 7 3 aと係合する係合爪 7 7 5 aが設けれている。また、その他方の先端部は、引っ張りバネ 7 7 7によって前記係合爪 7 7 5 aがギヤ部材 7 7 3の歯 7 7 3 aと係合する方向に引っ張られており、これによつて係合爪 7 7 5 aが基本的に常時ギヤ部材 7 7 3と係合するようになつている。

ギヤ部材 7 7 3に設けられる各歯 7 7 3 aは、リ一ル 7 6 3の送出回転方向に対して順方向となるようにその送出回転方向に対して後方に傾いて設けられている。このため、リール 7 6 3が送出回転方向へ回転したときには、ラッチ部材 7 7 5によってギヤ部材 7 7 3およびリール 7 6 3の回転が許容されるが、リール 7 6 3が巻取回転方向に回転したときには、ラッチ部材 7 7 5によってギヤ部材 7 7 3およびリ一ル 7 6 3の回転が阻止されるようになっている。

押ボタン 7 6 7は、前後にスライド可能にュニット本体 7 2 2の前側壁部 7 7 9の貫通孔 7 7 9 a内に備えられている。そして、この押ボタン 7 6 7が矢印 7 8 1で示すように押込まれると、押ボタン 7 6 7によってラッチ部材 7 7 5の係合爪 7 7 5 aが設けられない側の先端部が押圧移動されて、ラツチ部材 7 7 5カ^ 矢印 7 8 3で示すように、引っ張りパネ 7 7 7のバネ力に杭して係合爪 7 7 5 a をギヤ部材 7 7 3から離反させる方向に回転され、これによつて、ラッチ部材 7 7 5とギヤ部材 7 7 3との係合が解除される。その結果、押ボタン 7 6 7が引つ張りパネ 7 7 7のバネ力に杭して押込まれている間、リール 7 6 3の巻取回転方向への回転が許容され、リ一ル 7 6 3がゼンマイバネ 7 6 5の蓄積されている弾性エネルギーによって巻取回転方向に回転駆動され、これに伴って通信ケーブル 7 4 5が巻取られる。

すなわち、通信ケーブル 7 4 5は、収容凹部 7 3 3の內周面に設けられた孔部 7 8 5を介してユニット本体 7 2 2内部に引込まれて巻取リール 7 6 3に巻回されており、押ボタン 7 6 7を押圧操作することによって、引出した通信ケーブル 7 4 5がワンタッチでュニット本体 7 2 2内に引込まれて収納されるようになつている。

また、制御パネル 7 2 3の盤面を構成する各ュニット U 1ないし U 5は、正面から見たときの形状、特に前面部 7 3 1の形状が矩形状となるようにブロック化され、その矩形状の縦横の寸法 L 1， L 2は所定の基準寸法 Lの実質的に整数倍となっている。このような各ユニット U 1ないし U 5は、互いに平面的に連結されて盤面を構成するようになっており、また、必要に応じて各ュニッ卜 U 1ないし U 5の配置の変更、他のュニッ卜（盤面ュニット）との入替えや追加に柔軟に対応できるようになつている。

以上のように、本実施例によれば、必要に応じて入力端末 7 2 5をパネル本体 7 2 3から取外し、その入力端末 7 2 5を通じて操作入力を行うことができるので、優れた操作入力環境を提供できるとともに、入力端末 7 2 5をパネル本体 7 2 3に装着した際には係止部材 7 4 9および連結部 7 5 5により入力端末 7 2 5 がパネル本体 7 2 3の前面部 7 3 1にしつかり固定されるので、装着状態において入力端末 7 2 5が揺れ動いて操作入力がやりにくりというようなことがなく、装着状態においても入力端末 7 2 5を通じて操作入力を良好に行うことができる。また、連結部 7 5 5は、入力端末 7 2 5の装着操作に応じて、入力端末 7 2 5 の係止部材 7 4 9と連結して入力端末 7 2 5をュニッ卜本体 7 2 2に固定する一方、取外し操作に応じて係止部材 7 4 9との連結を解除するようになっているので、入力端末 7 2 5の着脱の際に操作者がわざわざ入力端末 7 2 5とパネル本体 7 2 3との連結および連結解除を行う必要がなく、操作性がよい。さらに、入力端末 7 2 5がパネル本体 7 2 3から取外されているときには、ノ、。ネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5とで独立して操作入力が行われると制御に混乱が生じるおそれがある操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3からの操作入力の受付けが安全スィツチ 7 5 1によって休止されるようになっている。このため、入力端末 7 2 5が取外された状態では、パネル本体 7 2 3の操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3に優先させて入力端末 7 2 5の操作スィツチ S W 7 0 6ないし S W 7 0 7からの操作入力を行うことができ、操作入力がパネル本体 7 2 3 と入力端子 7 2 5との両方から入力されることによって制御に混乱が生じるのを防止することができる。なお、パネル本体 7 2 3に設けられる非常停止スィッチ S W 7 0 4は、入力端末 7 2 5が取外されているときでも入力を行えるようになつているので、緊急の場合の非常停止はパネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5との両方で行えるようになつている。

また、入力端末 7 2 5の着脱に伴って安全スィツチ 7 5 1によって操作スィッチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3の入力受付けの休止および休止解除が行われるようになっているので、入力端末 7 2 5の着脱に伴って操作スィツチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3からの入力受付けの休止および休止解除を確実に行うことができるとともに、わざわざ操作者がパネル本体 7 2 3の操作スィッチ S W 7 0 1ないし S W 7 0 3の入力受付け状態を切替える必要がないので操作性がよい。

さらに、入力端末 7 2 5には制御対象の外部機器の設定状態や運転状態等の制御に必要な視認情報を表示する液晶表示パネル 7 4 3が備えられているので、液晶表示パネル 7 4 3の表示を参照することにより複雑な制御でも良好に行うことができる。

また、パネル本体 7 2 3に装着された入力端末 7 2 5はュニッ卜 U 1の収容凹部 7 3 3内に収容されるようになっているので、装着状態において何等かの障害物が入力端末 7 2 5に接触して入力端末 7 2 5が破損するのを防止することができるとともに、装着状態においてパネル本体 7 2 3の前面部 7 3 1をフラッ卜な状態になるように構成することができ、前面部 7 3 1をすっきりとしたデザィンにすることができる。

さらに、人力端末 7 2 5をパネル本体 7 2 3に装着した際、入力端末 7 2 5の左右両側において入力端末 7 2 5と収容凹部 7 3 3の内周面との間に所定の隙間部 7 6 1が形成されるようになっているので、入力端末 7 2 5の取外しの際、その隙間部 7 6 1に手を挿入して入力端末 7 2 5を把持して取外すことができ、取外しの際の操作性がよい。

また、パネル本体 7 2 3と入力端末 7 2 5とを接続する通信ケーブル 7 4 5 、押ボタン 7 6 7を押圧操作することによってワンタッチでュニッ卜本体 7 2 2内のリ一ル 7 6 3に巻取られ、ュニット本体 7 2 2内に収納されるようになっている。このため、入力端末 7 2 5の装着時に操作者が通信ケーブル 7 4 5をわざわざ収納する必要がなく、操作性がよいとともに、装着状態においてパネル本体 7 2 3の前面部 7 3 1で通信ケーブル 7 4 5が垂れ下がり操作入力の邪魔になることがなく、また、パネル本体 7 2 3の前面部 7 3 1をすっきりとさせて、デザィン性の向上が図れる。

さらに、制御パネル 7 2 1の盤面を構成する各ュニッ卜 U 1ないし U 5は、正面から見たときの形状、特に前面部 7 3 1の形状が矩形状となるようにブロック化され、その矩形状の縦横の寸法 L 1 , L 2は所定の基準寸法 Lの実質的に整数倍となっており、統一性があり、また、自由に組合せ方を変更できるようになつている。このため、各ュニット U 1ないし U 5を隙間なく組合わせることができるとともに、各ュニット U 1ないし U 5の配置の変更や、ュニッ卜の入替えおよび追加等に柔軟に対応することができ、面積利用効率を向上させることができる。第 4 6図は本実施例に係る制御パネル 7 2 1の変形例の正面図であり、この変形例に係る制御パネル 7 9 1は、前述の制御パネル 7 2 1よりも大型の制御パネルであり、その盤面 7 9 1 aには制御パネル 7 2 1が他のュニット（盤面ュニット） U 6および U 7とともに組込まれている。このように、制御パネル 7 2 1を他の制御パネル 7 9 1の盤面 7 9 1 aに組込む際にも、制御パネル 7 2 1の各ュニット U 1ないし U 5が前述のように規格化されているので、制御パネル 7 9 1 の盤面 7 9 1 aに設ける制御パネル 7 2 1用の組込孔を規格に合わせて設けておけばよく、制御パネル 7 9 1の製造効率を向上させることができる。

なお、本実施例では、ュニット本体 7 2 2の前面部 7 3 1に入力端末 7 2 5を収容する収容凹部 7 3 3を設けたが、このような収容凹部 7 3 3を設けず、平坦な前面部 7 3 1に前述の連結部 7 5 5および安全スィツチ 7 5 1を取付け（あるいは埋込み）、入力端末 7 2 5をュニット本体 7 2 2の前面部 7 3 1から突出させた状態で、ユニット本体 7 2 2に連結固定するようにしてもよい。以上この発明の各実施例について説明したが、この発明の範囲は上記実施例に限られるものではなく、添付された請求の範囲によって規定される。

Claims

請求の範囲

1. 所定の外部機器の制御および管理の少なくともいずれか一方を行うための操作表示装置であって、

隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（:L) の整数倍であるような多角形状の表面（ S, 1 9 2 ) をそれぞれ備える複数の盤面ュニット（ 2 4 a〜 2 4 f ， 3 4 a〜 3 4 i , 6 0 , 7 0， 84 a〜 84 g, 8 8， 1 2 2, 1 3 2, 1 5 2 , 1 6 0 , 2 0 0, 2 1 0 , 2 2 0， U， U 1〜U 7.) を備え、この複数の盤面ユニットのそれぞれの表面の全体で構成される全体表面（ A S) が所定の多角形状を有するように互いに隣接して配置されており、前記全体表面の前記多角形状は、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（： L) の整数倍となっており、さらに、

前記複数の盤面ユニットを互いに結合する結合手段（ 2 2， 3 2， 8 2, 9 0， 9 2, 94， 1 2 4, 1 2 6, 1 2 8, 1 3 6 , 1 5 6, 1 6 2 , 1 74 , 64 1 , 64 5, 6 4 7.) を、備える操作表示装置。

2. 請求の範囲 1に記載の操作表示装置において、

前記盤面ュニッ卜の前記表面が矩形状である、操作表示装置。

3. 請求の範囲 2に記載の操作表示装置において、

互いに連結された前記複数の盤面ュニッ卜の前記全体表面が矩形状である、操作表示装置。

4. 請求の範囲 3に記載の操作表示装置において、

前記結合手段は、

前記複数の盤面ュニッ卜が個々にマウントされるマウント部材（.2 2, 3 2；) を備える、操作表示装置。

5. 請求の範囲 3に記載の操作表示装置において、

前記結合手段は、

前記複数の盤面ュニットを相互に結合して盤面ュニット結合体とする結合部と、前記盤面ュニット結合体がマウン卜されるマウント部材（ 8 2 , 1 2 8 ) と、を備える、操作表示装置。

6 . 請求の範囲 5に記載の操作表示装置において、

前記結合手段は、

各盤面ュニッ卜に設けられた係合部（: 1 2 4 ) を備えており、

前記係合部を介して前記複数の盤面ュニッ卜が相互に結合される、操作表示装

7 . 請求の範囲 5に記載の操作表示装置において、

前記結合手段は、

前記各盤面ュニッ卜を保持する複数のュニット枠（ 9 0 ) を備えており、前記複数のュニット枠を結合することにより、前記複数の盤面ュニッ卜が結合される、操作表示装置。

8 . 請求の範囲 6に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニッ卜の表面相互の隙間を液密状に封止する封止部材（ 1 0

0 ) をさらに備え、

前記封止部材は、 2次元グリツドの一部を除去して形成されてなり、前記 2次元グリッドは、実質的に前記基準寸法に相当するグリッドピッチを有する、操作表示装置。

9 . 請求の範囲 3に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニットは、前記複数の盤面ュニット間で通信を行なうためのュニット間通信部（ 1 3 4 , 1 5 4 ) を備えている、操作表示装置。

1 0 . 請求の範囲 3に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニットは、前記外部機器との間で通信を行なうための外部通信部（： 1 3 9 ) を備えている、操作表示

1 1 . 請求の範囲 3に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニッ卜は、ュニット間電気信号路（ 1 3 8， 1 5 8 を介して他の盤面ュニッ卜と結合されるとともに外部機器用電気信号路を介して前記外部機器と結合されることにより、当該他の盤面ュニッ卜と前記外部機器とを間接的に結合する中継用の盤面ュニッ卜である、操作表示装置。

1 2 . 請求の範囲 1に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニット（： U ) が単一面に沿って隣接されて配置されることによりパネル状のパネル本体（ 6 3 8 ) が構成される、操作表示装置。

1 3 . 請求の範囲 1 2に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニットは、操作入力および表示の少なくともいずれか一方を行うための端末ユニット（： 6 2 3 , 6 2 5 , 6 2 7， 6 2 9， 6 3 1， 6 3 3 ) と前面側に入出力部を持たない回路ュニッ卜（ 6 3 5；) とを含んでなるュニッ卜群であり、

前記ュニット群の前記各盤面ュニッ卜間での相互接続が、前記パネル本体に付随した配線（ 6 5 6 , 6 5 7；) によって完結している、操作表示装置。

1 4 . 請求の範囲 1 3に記載の操作表示装置において、

前記ュニッ卜群の前記各盤面ュニッ卜間での前記相互接続のための接続端と、前記ュニット群から前記外部機器への接続線の接続端とが、前記パネル本体の裏面側に設けられている、操作表示装置。

1 5 . 請求の範囲 1 4に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニッ卜のうちの少なくとも一つの盤面ュニッ卜はダミーュニット（. 6 3 5 , 6 3 6， 6 3 7 ) であり、そのダミ一ュニッ卜に前記回路ュニッ卜が組込まれる、操作表示装置。

1 6 . 請求の範囲 1 5に記載の操作表示装置において、

前記端末ュニッ卜には、複数の操作スィツチを備えた入力ュニット（ 6 2 5 , 6 2 7 , 6 2 9 , 6 3 1 , 6 3 3 ) が含まれ、

前記回路ュニッ卜には、前記入力ュニッ卜の前記複数の操作スィッチからパラレルに与えられる制御用の入力信号をシリアルな制御信号に変換して前記外部機器に出力する通信ュニット（ 6 3 5 ) が含まれる、操作表示装置。

1 7 . 請求の範囲 1 5に記載の操作表示装置において、

前記端末ュニッ卜には、所定の視認情報を表示する表示ュニット ' 6 2 3 ) が含まれる、操作表示装置。

1 8. 請求の範囲 1 5に記載の操作表示装置において、

前記端末ュニッ卜には、複数の操作スィッチを備えた入力ュニット（ 6 2 5， 6 2 7, 6 2 9, 6 3 1 , 6 3 3 ) が含まれ、

前記回路ュニッ卜には、前記入力ュニッ卜から与えられる制御用の入力信号に応答し、その入力信号に対応付けて予め設定されている制御内容を示す指合を前記外部機器に与えるプログラム型の制御ュニッ卜が含まれる、操作表示装置。

1 9. 請求の範囲 1 5に記載の操作表示装置において、

前記回路ュニッ卜には、前記ュニット群のうちの電源供給が必要な前記盤面ュニッ卜に電源を供給する電源ュニッ卜が含まれる、操作表示装置。

2 0. 請求の範囲 1に記載の操作表示装置において、

前記複数の盤面ュニット（ U 1〜U 5 ) のうちの少なくとも一つの盤面ュニット（U 1 ) は、

ュニット本体（.7 2 2 ) と、

前記ュニッ卜本体に対して着脱自在に設けられるとともに、前記ュニット本体との間で有線または無線により前記外部機器の制御に必要な信号の授受が可能である入力端末（: 7 2 5 ) と、

前記ュニット本体の前面部および前記入力端末に設けられ、前記入力端末の装着操作に応じて、互いに連結することにより前記入力端末を前記ュニット本体の前記前面部に固定する一方、取外し操作に応じて前記入力端末と前記ュニット本体との連結を解除する連結部（ 74 9， 7 5 5 ) と、

を備える、操作表示装置。

2 1. 請求の範囲 2 0に記載の操作表示装置において、

前記ュニット本体が前記複数の盤面ュニッ卜のうちの他の盤面ュニット（U 2 〜U 5 ) と組み合わされて構成される表示装置本体（ 7 2 3 ) と、前記入力端末とはそれぞれ所定の操作スィツチ群（ SW7 0 1〜SW7 0 6 ) を有しており、前記ュニット本体には、前記入力端末の前記ュニット本体からの取外しを検知し、前記表示装置本体に設けられる前記操作スィツチ群の少なくとも一部の操作スィッチ（： SW7 0 1〜 SW 7 0 3：) からの前記操作入力の受付けを休止させる検知部（.7 5 1 ) が備えられる、操作表示装置。

2 2. 請求の範囲 2 0に記載の操作表示装置において、

前記入力端末は、前記外部機器の制御に必要な所定の視認情報を表示する表示部（ 7 4 3 ) をさらに備える、操作表示装置。

2 3. 請求の範囲 2 0に記載の操作表示装置において、

前記ュニット本体の前記前面部には、前記連結部により前記ュニッ卜本体に固定された前記入力端末を収容する収容凹部（ 7 3 3 ) が設けられている、操作表

24. 請求の範囲 2 3に記載の操作表示装置において、

前記ュニッ卜本体の前記収容凹部の周縁部の少なくとも一部は前記入力端末の外形よりも外方に拡大され、前記入力端末と前記収容凹部の内周面との間に所定の隙間部（ 7 6 1 ) が形成されている、操作表示装置。

2 5. 請求の範囲 2 0に記載の操作表示装置において、

前記ュニット本体と前記入力端末とは通信ケーブル 7 4 5 ) で接続されており、

前記ュニッ卜本体には、前記通信ケーブルの引出操作に応じて前記通信ケ一ブルを送出する一方、所定の操作が加えられるとこれに応答して送出していた前記通信ケーブルを巻戻すケーブル巻取機構（ 7 6 2 ) がさらに備えられる、操作表示装置。

2 6. 所定の外部機器の制御および管理の少なくともいずれか一方を行うための操作表示装置の盤面に他の盤面ュニットとともにマウン卜される盤面ュニット ( 24 a〜 2 4 f ， 34 a〜 34 f ， 6 0， 7 0， 84 a〜 8 4 g， 8 8 , 1 2 2, 1 3 2， 1 5 2, 1 6 0, 2 0 0, 2 1 0, 2 2 0, U， U 1〜U 7 ) であつて、

隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法（L) の整数倍であり、前記盤面の少なくとも一部を構成する矩形状の表面（ S, 1 9 2 ) を有するユニット本体と、

前記ュニット本体を他の盤面ュニッ卜と結合するための結合手段（ 9 2 , 1 2 4， 1 6 2, 1 7 4 ) と、

を備える、盤面ュニット。

27. 請求の範囲 26に記載の盤面ュニッ卜において、

前記ュニット本体が、

相互に結合された複数の盤面機器（ 4 0 を備えた、盤面ュニッ卜。

28. 請求の範囲 2 7に記載の盤面ュニッ卜において、

前記ュニット本体が、

前記複数の盤面機器の端子にそれぞれ接続された複数の入出力端子を有する集合端子部（ 62， 72) を備えた、盤面ユニット。

29. 請求の範囲 27に記載の盤面ュニッ卜において、

前記ュニット本体力、'、

シリアル信号の通信を行なうシリアル端子と、

当該シリアル端子と前記複数の盤面機器（ 40 ) の端子（ 44 ) との間における信号の変換を行なう信号変換部（: 54, 5 6 ) と、

を備える、盤面ュニッ卜。

30. 請求の範囲 27に記載の盤面ュニッ卜において、

前記複数の盤面機器（ 4 0；) の端子（ 44 ) をプリント基板（ 50 ) に固定するとともに、前記各盤面機器の一部（ 40 a ) が当該端子と分離可能である、盤 tiュニット。

3 1. 請求の範囲 26に記載の盤面ュニッ卜において、

前記結合手段は、

係合部を有するマウント枠（ 1 6 2 ) を備えるとともに、

m §己ュニッ卜本体力、

前記マウント枠に対し着脱可能に保持された第 1盤面機器（ 1 80) を備え、前記係合部は、前記他の盤面ュニットまたは他のマウント枠に対して係合可能でめる、盤面ュニット。

32. 請求の範囲 3 1に記載の盤面ュニッ卜において、

前記盤面ュニットの前記表面（ 1 92) は、前記第 1盤面機器の表面（.1 90) と、前記マウント枠の表面（ 1 7 8 :) とを含む、盤面ュニット。

33. 請求の範囲 3 2に記載の盤面ュニットにおいて、第 2盤面機器（： 1 6 8, 1 7 0 ) を、前記マウント枠にさらにマウントした、盤面ュニッ卜。

34. 請求の範囲 3 3に記載の盤面ュニッ卜において、

前記第 1盤面機器と前記第 2盤面機器とは電気信号路を介して結合され、前記第 2盤面機器を介して、前記第 1盤面機器に対して、入力または出力を行ない得る、盤面ュニッ卜。

3 5. 請求の範囲 3 1に記載の盤面ュニッ卜において、

前記マウント枠に電気的機能要素がさらにマウン卜され、

前記第 1盤面機器また他の盤面ュニッ卜と、当該電気的機能要素とは、電気信号路を介して電気的に結合可能である、盤面ュニット。

3 6. 請求の範囲 2 6に記載の盤面ュニットにおいて、

実質的に前記盤面ュニッ卜の表面全域を覆う化粧板（: 2 0 4 )

をさらに備える、盤面ュニット。

3 7. 請求の範囲 3 6に記載の盤面ュニットにおいて、

前記ュニッ卜本体が盤面機器を備え、

前記化粧板に、当該盤面機器の機能に対応した表示（: 2 04 b ) を付した、盤面ュニット。

3 8. 請求の範囲 2 6に記載の盤面ュニットにおいて、

当該盤面ュニッ卜の表面に、当該盤面ュニッ卜の近傍に存する他の盤面ュニッ卜の機能に対応した表示（: 2 1 6 a, 2 1 6 b) を付した、盤面ュニッ卜。