JP3304064B2 - 操作表示装置および盤面ユニット - Google Patents

操作表示装置および盤面ユニット

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JP3304064B2
JP3304064B2 JP10149698A JP10149698A JP3304064B2 JP 3304064 B2 JP3304064 B2 JP 3304064B2 JP 10149698 A JP10149698 A JP 10149698A JP 10149698 A JP10149698 A JP 10149698A JP 3304064 B2 JP3304064 B2 JP 3304064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作表示装置に
関し、特に、複数の盤面ユニットを配置した操作表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントや工作機械などにおいて、操作
を行なうための押ボタンや状態表示を行なうための表示
ランプ等を装着した操作表示盤が用いられている。図3
8に従来のこのような操作表示盤2の構成を示す。図3
8Aは、従来の操作表示盤2の正面図であり、図38B
は、図38Aに示す操作表示盤2の要部断面を示す図面
である。
【0003】操作表示盤2は、手動/自動の切換え等を
行なうためのセレクタスィッチ4、起動スイッチ等とし
て用いられる押ボタンスイッチ6、カウンタやタイマー
等として用いられるLED表示器8、プラント等の状態
等を示す液晶表示器10等を、取付けパネル12に取付
けることにより構成される。このように、ひとつの操作
表示盤に、スイッチや表示器等の盤面機器を装着するこ
とにより、プラント等の操作、管理等を集中的に行なう
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の操作表示盤2には、次のような問題点があった。
近年のプラント等の技術の高度化、複雑化にともない、
操作内容、表示内容等が複雑化、多様化している。した
がって、種々の寸法を有する多種、多様な盤面機器を操
作表示盤に装着しなければならない場合が生ずる。この
結果、操作表示盤に装着された種々の盤面機器間に統一
性がないため、見た目に煩雑となるばかりでなく、操作
性、視認性等も低下するおそれがある。また、あとで盤
面機器を追加しようとすると、追加のためのスペースが
確保できない等、操作表示盤の面積利用効率が悪かっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の操作表示盤
の問題点を解決し、盤面機器間に統一性があり、かつ面
積の利用効率のよい操作表示装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の操作表示装置
は、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長
さがいずれも実質的に所定の基準寸法の整数倍であるよ
うな多角形状の表面を備えた複数の盤面ユニットを、当
該表面が相互に実質的に隣接するように配置した操作表
示装置であって、前記隣接した表面全体で構成される全
体表面が、隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ各
辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法の整数倍で
あるような多角形状であり、前記複数の盤面ユニットを
結合し、結合した複数の盤面ユニットをまとめて被取付
け体に取付けるよう構成した操作表示装置において、前
記盤面ユニットにあり溝を設け、複数の盤面ユニットの
隣接したあり溝相互を、あり溝に係合するくさびを突設
した略直方体状の部材を用いてつなぐことにより、当該
あり溝を介して複数の盤面ユニットを相互に結合するよ
う構成するとともに、一辺の長さが実質的に前記基準寸
法であるような正方形を格子単位とする格子状部分を有
し前記配置された複数の盤面ユニットの表面相互の隙間
を液密状に封止し得る封止部材であって、当該格子状部
分のうち前記隙間に対向する格子状部分以外の格子状部
分を除去した封止部材、を備えたこと、を特徴とする。
【0012】請求項2の操作表示装置は、隣接する辺が
相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれも実質
的に所定の基準寸法の整数倍であるような多角形状の表
面を備えた複数の盤面ユニットを、当該表面が相互に実
質的に隣接するように配置した操作表示装置であって、
前記隣接した表面全体で構成される全体表面が、隣接す
る辺が相互に実質的に直交し、かつ各辺の長さがいずれ
も実質的に所定の基準寸法の整数倍であるような多角形
状であり、前記複数の盤面ユニットを結合し、結合した
複数の盤面ユニットをまとめて被取付け体に取付けるよ
う構成した操作表示装置において、前記盤面ユニットを
保持する複数のユニット枠を設け、ユニット枠に係合部
を設けるとともに、複数のユニット枠の隣接した係合部
相互を、係合部に係合する部材を用いてつないで当該複
数のユニット枠を結合することにより、前記複数の盤面
ユニットを結合するよう構成したこと、を特徴とする。
【0013】請求項3の操作表示装置は、請求項の操
作表示装置において、一辺の長さが実質的に前記基準寸
法であるような正方形を格子単位とする格子状部分を有
し前記配置された複数の盤面ユニットの表面相互の隙間
を液密状に封止し得る封止部材であって、当該格子状部
分のうち前記隙間に対向する格子状部分以外の格子状部
分を除去した封止部材、を備えたこと、を特徴とする。
【0014】請求項の操作表示装置は、請求項1ない
し請求項のいずれかの操作表示装置において、隣接す
る盤面ユニット間で通信を行なうためのユニット間通信
手段を有する盤面ユニットを備えたこと、を特徴とす
る。
【0015】請求項の操作表示装置は、請求項1ない
し請求項のいずれかの操作表示装置において、外部機
器との間で通信を行なうための外部通信手段を有する盤
面ユニットを備えたこと、を特徴とする。
【0016】請求項の操作表示装置は、請求項1ない
し請求項のいずれかの操作表示装置において、ユニッ
ト間電気信号路を介して他の盤面ユニットと結合される
とともに外部機器用電気信号路を介して外部機器と結合
されることにより、当該他の盤面ユニットと外部機器と
を間接的に結合する中継用の盤面ユニットを備えたこ
と、を特徴とする。
【0017】請求項の盤面ユニットは、請求項1ない
し請求項のいずれかの操作表示装置に用いられること
を特徴とする。
【0018】請求項の盤面ユニットは、請求項の盤
面ユニットにおいて、相互に結合された複数の盤面機器
を備えたこと、を特徴とする。
【0019】請求項の盤面ユニットは、請求項の盤
面ユニットにおいて、前記複数の盤面機器の端子にそれ
ぞれ接続された複数の入出力端子を有する集合端子部を
備えたこと、を特徴とする。
【0020】請求項10の盤面ユニットは、請求項
盤面ユニットにおいて、シリアル信号の通信を行なうシ
リアル端子と、当該シリアル端子と前記複数の盤面機器
の端子との間における信号の変換を行なう信号変換手段
と、を備えたこと、を特徴とする。
【0021】請求項11の盤面ユニットは、請求項
いし請求項10のいずれかの盤面ユニットにおいて、前
記複数の盤面機器の端子をプリント基板に固定するとと
もに、各盤面機器の一部を当該端子と分離し得るよう構
成したこと、を特徴とする。
【0022】請求項12の盤面ユニットは、請求項
盤面ユニットにおいて、前記被取付け体または隣接する
他の盤面ユニットに対し結合可能に構成された機器保持
枠と、機器保持枠に対し着脱可能に保持された盤面機器
と、を備えたこと、を特徴とする。
【0023】請求項13の盤面ユニットは、請求項12
の盤面ユニットにおいて、当該盤面ユニットの表面は、
前記着脱可能に保持された盤面機器の表面と、前記機器
保持枠の表面とにより構成されていること、を特徴とす
る。
【0024】請求項14の盤面ユニットは、請求項13
の盤面ユニットにおいて、前記着脱可能に保持された盤
面機器とは別の盤面機器を、前記機器保持枠に設けたこ
と、を特徴とする。
【0025】請求項15の盤面ユニットは、請求項14
の盤面ユニットにおいて、前記着脱可能に保持された盤
面機器と前記別の盤面機器とは電気信号路を介して結合
され、当該別の盤面機器を介して、前記着脱可能に保持
された盤面機器に対して、入力または出力を行ない得る
よう構成されていること、を特徴とする。
【0026】請求項16の盤面ユニットは、請求項12
の盤面ユニットにおいて、前記機器保持枠に電気的機能
要素を設け、前記着脱可能に保持された盤面機器または
他の盤面ユニットと、当該電気的機能要素とは、電気信
号路を介して結合可能に構成されていること、を特徴と
する。
【0027】請求項17の盤面ユニットは、請求項
盤面ユニットにおいて、実質的に盤面ユニットの表面全
域を覆うように、化粧板を配置したこと、を特徴とす
る。
【0028】請求項18の盤面ユニットは、請求項17
の盤面ユニットにおいて、盤面機器を備え、前記化粧板
に、当該盤面機器の機能に対応した表示を付したこと、
を特徴とする。
【0029】請求項19の盤面ユニットは、請求項
盤面ユニットにおいて、当該盤面ユニットの表面に、当
該盤面ユニットの近傍に存する他の盤面ユニットの機能
に対応した表示を付したこと、を特徴とする。
【0030】請求項20の盤面ユニットは、請求項
盤面ユニットにおいて、当該盤面ユニットは、制御用コ
ンピュータの画像表示装置を備えたこと、を特徴とす
る。
【0031】請求項21の盤面ユニットは、請求項20
の盤面ユニットにおいて、前記画像表示装置は、前記制
御用コンピュータと一体に形成された画像表示装置であ
ること、を特徴とする。
【0032】請求項22の盤面ユニットは、請求項20
ないし請求項21のいずれかの盤面ユニットにおいて、
前記画像表示装置は、表示画面操作入力機能を備えてい
ること、を特徴とする。
【0033】請求項23の盤面ユニットは、請求項20
ないし請求項22のいずれかの盤面ユニットにおいて、
当該盤面ユニットは、さらに、電気的機能要素を備え、
当該電気的機能要素と前記制御用コンピュータとは、電
気信号路を介して結合可能に構成されていること、を特
徴とする。
【0034】請求項24の盤面ユニットは、請求項23
の盤面ユニットにおいて、当該盤面ユニットは、異なる
電気的機能要素を取り替え可能に保持し得るよう構成さ
れていること、を特徴とする。
【0035】請求項25の操作表示装置は、請求項1な
いし請求項のいずれかの操作表示装置において、前記
盤面ユニットとして、制御用コンピュータの画像表示装
置を有する盤面ユニットと、当該画像表示装置を有する
盤面ユニットと異なる盤面ユニットであって当該制御用
コンピュータと電気信号路を介して結合可能に構成され
た電気的機能要素を有する盤面ユニットと、を備えたこ
と、を特徴とする。
【0036】この発明において、「盤面ユニット」と
は、操作表示装置の操作表示盤面に取付けられるユニッ
トをいう。一つ以上の盤面機器を備えたユニットの他、
盤面機器を備えないダミーユニットも含まれる。実施形
態では、図1の盤面ユニット24cなどが該当する。
【0037】「盤面ユニットの表面」とは、操作表示装
置の操作表示面に表われた、盤面ユニットの面をいう。
実施形態では、図2Aの表面Sなどが該当する。
【0038】「盤面機器」とは、操作表示装置の操作表
示盤面に取付けられ、なんらかの入力または出力を行な
うための機器をいう。実施形態では、図5Aのスイッチ
40が該当する。
【0039】「盤面機器の表面」とは、操作表示装置の
操作表示面に表われた、盤面機器の面をいう。実施形態
では、図24の表面190が該当する。
【0040】「機器保持枠」とは、盤面機器を保持する
枠をいい、少なくともその一部の面が操作表示装置の操
作表示面に表われるものの他、一切の面が操作表示装置
の操作表示面に表われないものをも含む。実施形態で
は、図24のアダプタ162が該当する。
【0041】「機器保持枠の表面」とは、操作表示装置
の操作表示面に表われた、機器保持枠の面をいう。実施
形態では、図24の表面178が該当する。
【0042】「電気的機能要素」とは、なんらかの電気
的な機能を備えた要素をいい、盤面機器を含む他、たと
えば電池やICなどのように外部との入出力を行なわな
い要素をも含む概念である。実施形態では、図30のメ
モリカード用スロット168やローダポート170が該
当する。
【0043】「被取付け体」とは、盤面ユニットや盤面
機器等を取付ける対象をいう。実施形態では、図1の取
付けパネル22が該当する。
【0044】「通信」とは、電気信号や電力を送りまた
は受けることをいい、無線、有線の別を問わない。
【0045】「電気信号路」とは、電気信号や電力を送
りまたは受けるための経路をいい、有線経路、無線経路
の別を問わない。実施形態では、図22Aの貫通穴13
8等が該当する。
【0046】「電気信号路を介して結合」とは、2以上
のものが、電気信号路を介して、電気信号や電力を送り
または受ける関係にあることをいう。
【0047】
【発明の作用および効果】請求項1の操作表示装置は、
所定の多角形状の表面を備えた複数の盤面ユニットを、
当該表面が相互に実質的に隣接するように配置した操作
表示装置であって、隣接した表面全体で構成される全体
表面が所定の多角形状であることを特徴とする。
【0048】したがって、個々の盤面ユニット間に統一
性があるため、複数の盤面ユニットを整然と隙間なく配
置することが可能となる。このため、操作性、視認性が
向上する。また、あとで盤面ユニットを追加するための
スペースの確保が容易である。すなわち、盤面ユニット
間に統一性があり、かつ面積の利用効率のよい操作表示
装置を実現することができる。
【0049】また、複数の盤面ユニットを結合し、結合
した複数の盤面ユニットをまとめて被取付け体に取付け
るよう構成したことを特徴とする。したがって、たとえ
ば取り付け用の穴を被取付け体に設ける場合には、該取
り付け用の大きい穴を一つだけ設ければよいから、穴を
あける作業が容易になる。また、被取付け体にあけた穴
に合うような組合せであれば、結合した盤面ユニットの
種類や位置関係を、自由に選択することができる。この
ため、被取付け体を交換することなく、盤面ユニットの
種類や位置関係を変更することができる。
【0050】また、盤面ユニットにあり溝を設け、複数
の盤面ユニットの隣接したあり溝相互を、あり溝に係合
するくさびを突設した略直方体状の部材を用いてつなぐ
ことにより、当該あり溝を介して複数の盤面ユニットを
相互に結合するよう構成するとともに、一辺の長さが実
質的に基準寸法であるような正方形を格子単位とする格
子状部分を有する封止部材であって、当該格子状部分の
うち隙間に対向する格子状部分以外の格子状部分を除去
した封止部材を備えたことを特徴とする。したがって、
結合された複数の盤面ユニットを一体として取扱うこと
ができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易になる
とともに、当該格子状部分を有する所定の大きさの封止
部材を用意しておけば、構成要素となる盤面ユニットの
種類や配置に合せて不要な格子状部分を除去するだけ
で、種々の組合せの操作表示装置に対応した封止部材を
得ることができる。
【0051】請求項2の操作表示装置は、所定の多角形
状の表面を備えた複数の盤面ユニットを、当該表面が相
互に実質的に隣接するように配置した操作表示装置であ
って、隣接した表面全体で構成される全体表面が所定の
多角形状であることを特徴とする。
【0052】したがって、個々の盤面ユニット間に統一
性があるため、複数の盤面ユニットを整然と隙間なく配
置することが可能となる。このため、操作性、視認性が
向上する。また、あとで盤面ユニットを追加するための
スペースの確保が容易である。すなわち、盤面ユニット
間に統一性があり、かつ面積の利用効率のよい操作表示
装置を実現することができる。
【0053】また、複数の盤面ユニットを結合し、結合
した複数の盤面ユニットをまとめて被取付け体に取付け
るよう構成したことを特徴とする。したがって、たとえ
ば取り付け用の穴を被取付け体に設ける場合には、該取
り付け用の大きい穴を一つだけ設ければよいから、穴を
あける作業が容易になる。また、被取付け体にあけた穴
に合うような組合せであれば、結合した盤面ユニットの
種類や位置関係を、自由に選択することができる。この
ため、被取付け体を交換することなく、盤面ユニットの
種類や位置関係を変更することができる。
【0054】また、盤面ユニットを保持する複数のユニ
ット枠を設け、ユニット枠に係合部を設けるとともに、
複数のユニット枠の隣接した係合部相互を、係合部に係
合する部材を用いてつないで当該複数のユニット枠を結
合することにより、複数の盤面ユニットを結合するよう
構成したことを特徴とする。したがって、結合された複
数の盤面ユニットを一体として取扱うことができるた
め、保管、運搬、取付け作業等が容易になる。さらに、
相互に結合されたユニット枠が被取付け体に取付けられ
た後であっても、ユニット枠に保持された盤面ユニット
をユニット枠から抜くことにより、盤面ユニットを取り
出すことができる。このため、個々の盤面ユニットの保
守、点検、交換、変更が容易になる。
【0055】請求項の操作表示装置は、一辺の長さが
実質的に基準寸法であるような正方形を格子単位とする
格子状部分を有する封止部材であって、当該格子状部分
のうち隙間に対向する格子状部分以外の格子状部分を除
去した封止部材を備えたことを特徴とする。したがっ
て、当該格子状部分を有する所定の大きさの封止部材を
用意しておけば、構成要素となる盤面ユニットの種類や
配置に合せて不要な格子状部分を除去するだけで、種々
の組合せの操作表示装置に対応した封止部材を得ること
ができる。
【0056】請求項の操作表示装置は、隣接する盤面
ユニット間で通信を行なうためのユニット間通信手段を
有する盤面ユニットを備えたことを特徴とする。したが
って、盤面ユニットの所定の位置にユニット間通信手段
を設けておくことにより、隣接する盤面ユニット間で容
易に通信を行なうことができる。
【0057】請求項の操作表示装置は、外部機器との
間で通信を行なうための外部通信手段を有する盤面ユニ
ットを備えたことを特徴とする。したがって、操作表示
装置との間で通信を行なうべき外部機器が必要な場合で
あっても、外部機器との間で容易に通信を行なうことが
できる。
【0058】請求項の操作表示装置は、他の盤面ユニ
ットと外部機器とを間接的に結合する中継用の盤面ユニ
ットを備えたことを特徴とする。したがって、外部機器
との間で通信を行なう必要がある場合であっても、外部
機器と個々の盤面ユニットとが直接通信を行なうのでは
なく、中継用の盤面ユニットがまとめて外部機器との通
信を行なうことができる。したがって、外部機器用電気
信号路の数を減らすことができ、省配線を実現すること
ができる。
【0059】請求項の盤面ユニットは、上述のいずれ
かの操作表示装置に用いられることを特徴とする。すな
わち、当該盤面ユニットを組合せ、表面が相互に実質的
に隣接するように配置することにより、上述のいずれか
の操作表示装置を実現することができる。
【0060】請求項の盤面ユニットは、相互に結合さ
れた複数の盤面機器を備えたことを特徴とする。したが
って、盤面ユニット単位で被取付け体に取付ければよい
から、複数の盤面機器を個々に被取付け体に取付ける場
合に比し、取付け作業が容易である。
【0061】請求項の盤面ユニットは、複数の盤面機
器の端子にそれぞれ接続された複数の入出力端子を有す
る集合端子部を備えたことを特徴とする。したがって、
集合端子部をソケットやネジ止め式の端子台とすること
により、ハンダ付け作業等をすることなく迅速に、外部
機器と接続したり、盤面ユニット相互間で接続したりす
ることができる。
【0062】請求項10の盤面ユニットは、シリアル信
号の通信を行なうシリアル端子と、当該シリアル端子と
複数の盤面機器の端子との間における信号の変換を行な
う信号変換手段とを備えたことを特徴とする。したがっ
て、複数の盤面機器が個々に外部機器と通信したり、盤
面ユニット相互間で通信したりする場合に比し、電気信
号路の数を少なくすることができ、省配線を実現するこ
とができる。
【0063】請求項11の盤面ユニットは、複数の盤面
機器の端子部をプリント基板に固定するとともに、各盤
面機器の一部を当該端子部と分離し得るよう構成したこ
とを特徴とする。したがって、複数の盤面機器の端子部
をプリント基板に固定することで、プリント基板上のプ
リント配線を用いて、複数の盤面機器からの配線を行な
うことができる。このため、複数の盤面機器からの配線
を電気コードを用いて行なう場合に比し、配線作業を効
率化することができる。
【0064】また、各盤面機器の一部を当該端子部と分
離することにより、当該盤面機器の一部、または、端子
部のうち、いずれか一方のみを交換することができる。
したがって、当該盤面機器の一部と当該端子部とが分離
できないように構成されている場合に比し、交換コスト
を低減することができる。さらに、盤面ユニットが当該
盤面機器の一部において被取付け体に固定されているよ
うな場合には、盤面ユニットを被取付け体から外すこと
なく、当該端子部のみを交換することができる。このた
め、交換作業を効率的に行なうことができる。
【0065】請求項12の盤面ユニットは、被取付け体
または隣接する他の盤面ユニットに対し結合可能に構成
された機器保持枠と、機器保持枠に対し着脱可能に保持
された盤面機器とを備えたことを特徴とする。
【0066】したがって、盤面ユニットを被取付け体に
取付けた状態、または、盤面ユニット相互を結合した状
態であっても、盤面機器のみを容易に着脱することがで
きる。このため、盤面ユニットを被取付け体に取付けた
まま、または、盤面ユニット相互を結合したままで、盤
面機器のみを取り外して修理、交換等を行なうことが容
易となる。すなわち、盤面機器のメンテナンスが容易に
なる。
【0067】請求項13の盤面ユニットは、当該盤面ユ
ニットの表面が、着脱可能に保持された盤面機器の表面
と、機器保持枠の表面とにより構成されていることを特
徴とする。
【0068】したがって、表面の寸法が異なる異種の盤
面機器にそれぞれ対応した、異種の機器保持枠を用意し
ておけば、対応する盤面機器と機器保持枠とを組合せる
ことにより、同一寸法の表面を有する盤面ユニットを得
ることが可能となる。このため、盤面機器の表面の寸法
が盤面ユニットの表面の寸法を越えない場合には、盤面
機器の表面の寸法に拘らず、所望寸法の表面を有する定
形の盤面ユニットとして取り扱うことが可能となる。
【0069】請求項14の盤面ユニットは、着脱可能に
保持された盤面機器とは別の盤面機器を、前記機器保持
枠に設けたことを特徴とする。
【0070】したがって、保持された盤面機器の表面の
寸法に比して盤面ユニットの表面の寸法がある程度大き
い場合には、盤面ユニットの表面のうち空いている部分
に別の盤面機器を設けることで、操作表示装置の操作表
示面を有効に利用することができる。
【0071】請求項15の盤面ユニットは、着脱可能に
保持された盤面機器と別の盤面機器とが電気信号路を介
して結合され、当該別の盤面機器を介して、着脱可能に
保持された盤面機器に対して、入力または出力を行ない
得るよう構成されていることを特徴とする。
【0072】したがって、当該別の盤面機器を介するこ
とにより、操作表示装置の操作表示面側から、着脱可能
に保持された盤面機器に対して入力または出力を行なう
ことができる。このため、着脱可能に保持された盤面機
器に対する、入力や出力が極めて容易となる。
【0073】請求項16の盤面ユニットは、機器保持枠
に電気的機能要素を設け、着脱可能に保持された盤面機
器または他の盤面ユニットと、当該電気的機能要素と
は、電気信号路を介して結合可能に構成されていること
を特徴とする。
【0074】したがって、保持された盤面機器の寸法に
比して盤面ユニットの寸法がある程度大きい場合には、
盤面ユニットの空いている部分に、電気的機能要素を設
けることで、盤面ユニットのスペースを有効に利用する
ことができる。また、保守、交換頻度の低い電気的機能
要素を、保守、交換頻度の高い盤面機器と分離して機器
保持枠に設けることにより、当該盤面機器の保守、交換
を効率良く行なうことができる。
【0075】請求項17の盤面ユニットは、実質的に盤
面ユニットの表面全域を覆うように、化粧板を配置した
ことを特徴とする。したがって、盤面ユニットの表面の
状態がそれほど良好でなくとも、化粧板で覆うことによ
り、盤面ユニットの外観を美しく保つことができる。
【0076】請求項18の盤面ユニットは、盤面機器を
備え、化粧板に、当該盤面機器の機能に対応した表示を
付したことを特徴とする。
【0077】したがって、ひとつの盤面ユニットに複数
の盤面機器が設けられているような場合であっても、盤
面機器ごとに銘板を設ける必要がないので、製造コスト
を低く抑えることができる。
【0078】また、盤面機器の表面の寸法に比して盤面
ユニットの表面の寸法がある程度大きい場合には、盤面
ユニットの表面のうち空いている部分に、当該盤面機器
の機能に対応した大きな表示を付すことができる。この
ため、盤面機器を操作する際の視認性に優れた操作表示
装置を実現することができる。
【0079】請求項19の盤面ユニットは、当該盤面ユ
ニットの表面に、当該盤面ユニットの近傍に存する他の
盤面ユニットの機能に対応した表示を付したことを特徴
とする。
【0080】したがって、近傍の他の盤面ユニットにお
いて表示を付すことが困難な場合であっても、該表示
を、隣接する当該盤面ユニットの表面のうち空いている
部分を利用して付すことができる。たとえば、当該盤面
ユニットが盤面機器を持たないダミーユニットのような
場合には、当該盤面ユニットの表面全域を用いて、近傍
の他の盤面機器ユニットの機能に対応した大きな表示を
付すことができる。このため、近傍の他の盤面機器を操
作する際の視認性に優れた操作表示装置を実現すること
ができる。
【0081】請求項20の盤面ユニットは、制御用コン
ピュータの画像表示装置を備えたことを特徴とする。し
たがって、操作表示装置が制御用コンピュータを有する
場合には、当該制御用コンピュータの画像表示装置を
も、盤面ユニットとして組込むことにより、画像表示装
置を備えた盤面ユニットを含む複数の盤面ユニットを整
然と隙間なく配置することが可能となる。このため、操
作性、画像表示装置の視認性が向上する。また、周辺機
器等を含む盤面ユニットをあとで追加するためのスペー
スの確保が容易である。
【0082】請求項21の盤面ユニットは、画像表示装
置が、制御用コンピュータと一体に形成された画像表示
装置であることを特徴とする。したがって、画像表示装
置の大きさが種々ある既製の制御用コンピュータ一体型
の画像表示装置を、盤面ユニットに組込むことにより、
当該画像表示装置を備えた盤面ユニットを含む複数の盤
面ユニットを整然と隙間なく配置することが可能とな
る。
【0083】請求項22の盤面ユニットは、画像表示装
置が、表示画面操作入力機能を備えていることを特徴と
する。したがって、盤面ユニットの前面に表れた画像表
示装置の表示画面から、制御用コンピュータに、容易に
入力することができる。
【0084】請求項23の盤面ユニットは、さらに、電
気的機能要素を備え、当該電気的機能要素と制御用コン
ピュータとは、電気信号路を介して結合可能に構成され
ていることを特徴とする。したがって、画像表示装置の
寸法に比して盤面ユニットの寸法がある程度大きい場合
には、盤面ユニットの空いている部分に、電気的機能要
素を設けることで、盤面ユニットのスペースを有効に利
用することができる。
【0085】請求項24の盤面ユニットは、異なる電気
的機能要素を取り替え可能に保持し得るよう構成されて
いることを特徴とする。したがって、盤面ユニット自体
を取り替えることなく、所望の電気的機能要素を、盤面
ユニットに設けることができる。すなわち、盤面ユニッ
ト自体を取り替えることなく、制御用コンピュータとの
間の通信手段を、容易に変更することができる。
【0086】請求項25の操作表示装置は、盤面ユニッ
トとして、制御用コンピュータの画像表示装置を有する
盤面ユニットと、当該画像表示装置を有する盤面ユニッ
トと異なる盤面ユニットであって当該制御用コンピュー
タと電気信号路を介して結合可能に構成された電気的機
能要素を有する盤面ユニットとを備えたことを特徴とす
る。
【0087】したがって、操作表示装置の盤面に所望の
電気的機能要素を有する盤面ユニットを配置することが
可能となる。また、ある電気的機能要素を有する盤面ユ
ニットから、異なる電気的機能要素を有する盤面ユニッ
トへの取り替えを容易に行なうことができる。
【0088】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よる操作表示装置である操作表示盤20の分解斜視図を
示す。操作表示盤20は、プラントや工作機械などの操
作、管理等を集中的に行なうために用いられる。
【0089】操作表示盤20は、複数の盤面ユニット2
4a,24b,24c,24dを備えている。盤面ユニ
ット24aは液晶表示器、盤面ユニット24bはスイッ
チを複数結合した縦型のスイッチユニット、盤面ユニッ
ト24cは横型のスイッチユニット、盤面ユニット24
dは押ボタンスイッチである。これら複数の盤面ユニッ
ト24a〜24dは、プラントや工作機械など(図示せ
ず)の適部に設けられた被取付け体である取付けパネル
22に取付けられる。取付けパネル22に複数の取り付
け用の穴22a,22b,22c,22dをあけ、これ
に盤面ユニット24a〜24dを個々に取り付ける。
【0090】図2Aに、操作表示盤20の正面図を示
す。操作表示盤20を構成する各盤面ユニット24a〜
24dの表面Sは、それぞれ、2辺の長さがm1・L×
m2・L(Lは基準寸法、m1およびm2は正の整数)で
あるような矩形状に形成されている。たとえば、盤面ユ
ニット24aの表面Sは、縦×横が、2・L×3・Lで
あるような矩形状に形成されている。
【0091】各盤面ユニット24a〜24dは、これら
の表面Sが相互に隣接するように配置されており、各盤
面ユニット24a〜24dの表面Sを合わせた操作表示
盤20の全体表面ASは、2辺の長さがn1・L×n2・
L(n1およびn2は正の整数)であるような矩形状に形
成されている。図2Aの例では、操作表示盤20の全体
表面ASは、縦×横が、3・L×4・Lであるような矩
形状に形成されている。
【0092】ここで、基準寸法Lとして、たとえば、人
の指で操作する際に最低限必要な寸法や、表示ランプな
どに必要な最小限度の寸法を採用すると都合がよい。た
とえば、基準寸法Lとして、L=12mm、L=24m
m、L=48mm等が考えられる。この実施形態におい
ては、押ボタンスイッチなど比較的多く用いられる盤面
機器の最小寸法を考慮し、基準寸法L=48mmとして
いる。なお、基準寸法Lとして、DIN規格、ISO規
格、JIS規格等に定められる標準寸法を採用すると、
寸法の標準化を図ることができるので、さらに都合がよ
い。
【0093】このように、盤面ユニットの形状、寸法を
規格化することにより、複数の盤面ユニット24a〜2
4dを整然と隙間なく配置することが可能となり、操作
性、視認性が向上する。また、デザイン的にも統一さ
れ、見た目にも美しいものとなる。
【0094】また、図2Bに示すように、あとで盤面ユ
ニット24eを追加しなければならないような場合に
も、追加するためのスペースの確保が容易である。すな
わち、面積の利用効率が高い。また、盤面ユニットを後
で追加した場合に、デザイン的な統一性が損われること
もない。なお、盤面ユニット24fは、スイッチやラン
プなどの盤面機器を備えないダミーユニットである。ダ
ミーユニットを配置することで、デザイン的な統一性が
損われることを防止することができる。
【0095】盤面ユニット24a〜24dの表面Sを矩
形状とすることにより、個々の盤面ユニット24a〜2
4dの製造、保管、運搬が容易となる。また、盤面ユニ
ット24a〜24dを組合せて所望の矩形状の全体表面
ASを有する操作表示盤20を得ることが容易になる。
さらに、盤面ユニット24a〜24dを取付けパネル2
2に取付けるための取り付け用の穴22a〜22d(図
1参照)を矩形にすることができるため、これら取り付
け用の穴22a〜22dをあける作業が容易になる。
【0096】また、操作表示盤20の全体表面ASを矩
形状とすることで、操作表示盤20全体として、より統
一性があり、かつ面積の利用効率のさらによい操作表示
盤20を実現することができる。また、操作表示盤20
全体の保管、運搬が容易になる。
【0097】また、複数の盤面ユニット24a〜24d
を取付けパネル22に個々に取り付けるようにすること
で、図2Bに示すように、あとで盤面ユニット24e、
24fを追加する場合、取付けパネル22に取り付け用
の穴(図示せず)を追加するだけで、容易にこれらの盤
面ユニットを追加することができる。
【0098】上述の実施形態においては、全体表面AS
が矩形状に形成された操作表示盤20を例に説明した
が、操作表示盤の全体表面ASは矩形状に限定されるも
のではない。たとえば、操作表示盤の全体表面ASを略
「L」字状に形成するようにしてもよい。このような操
作表示盤30の正面図を図3に例示する。
【0099】操作表示盤30の全体表面ASが略「L」
字状になるよう、9個の盤面ユニット34a〜34i
が、取付けパネル32に取付けられている。このように
構成すると、たとえば、操作表示盤30の近傍に、なん
らかの障害物36があるような場合であっても、障害物
36を避けつつ、所望の位置に操作表示盤30を設置す
ることができる。
【0100】なお、操作表示盤の全体表面ASの形状は
とくに限定されるものではない。設置状況に応じ、たと
えば、略「コ」の字状、「ロ」の字状、階段状など所望
の多角形状に形成することができる。
【0101】また、上述の各実施形態においては、盤面
ユニットの表面Sの形状が矩形状である場合を例に説明
したが、盤面ユニットの機能等に応じ、略「L」字状な
ど所望の多角形状に形成することができる。
【0102】つぎに、図4〜図7に、図1に示す盤面ユ
ニット24cを説明するための図面をしめす。図4Aは
盤面ユニット24cの背面図、図4Bは盤面ユニット2
4cの平面図、図4Cは盤面ユニット24cの正面図で
ある。図5Aは盤面ユニット24cの平断面図、図5B
は盤面ユニット24cの右側断面図である。
【0103】図5Aに示すように、盤面ユニット24c
は、盤面機器であるスイッチ40を6個備えており、こ
れらは相互に結合されている。このように、複数のスイ
ッチ40をまとめて結合して盤面ユニット24cとする
と、盤面ユニット単位で取付けパネル22(図1参照)
に取付ければよいから、複数のスイッチ40を個々に取
付けパネル22に取付ける場合に比べて、取付け作業が
容易になる。
【0104】スイッチ40は、押ボタン42を備えた前
部40aと、端子44を備えた後部40bとにより構成
されており、切換えレバー46を操作することにより、
前部40aと後部40bとを切り離すことができる。盤
面ユニット24cは、筐体48を備えており、筐体48
は、前部48aと後部48bとに分離し得るよう構成さ
れている。6個のスイッチ40の前部40aは、筐体4
8の前部48aに取付けられている。また、6個のスイ
ッチ40の後部40bの端子44は、プリント基板50
にハンダ付けされて固定されている。
【0105】したがって、筐体48の後部48bを取り
外し、切換えレバー46を操作することにより、図6に
示すように、筐体48の前部48aに取付けられた6個
のスイッチ40の前部40aと、プリント基板50にハ
ンダ付けされた6個のスイッチ40の後部40bとを、
分離することができる。
【0106】このように構成することにより、スイッチ
40の前部40aまたは後部40bのうち、いずれか一
方のみを交換することができる。したがって、スイッチ
40の前部40aと後部40bとが分離できないように
構成されている場合に比し、交換コストを低減すること
ができる。また、盤面ユニット24cの筐体48の前部
48aが取付けパネル22(図1参照)に固定されてい
るような場合には、盤面ユニット24cを取付けパネル
22から外すことなく、スイッチ40の後部40bのみ
を交換することができる。このため、交換作業を効率的
に行なうことができる。
【0107】スイッチ40は、多機能型のスイッチであ
り、押ボタン42には、照光用ランプ(図示せず)が内
蔵されている。内蔵されている照光用ランプは、押ボタ
ン42の操作にしたがって点滅させたり、押ボタン42
の操作とは無関係に点滅させたりすることができるよう
構成されている。
【0108】プリント基板50は、2枚構成になってお
り、端子44のハンダ付けされた基板と異なる基板に
は、シリアル信号の通信を行なうシリアル端子52と、
信号変換手段である送信ユニット54および受信ユニッ
ト56がハンダ付けにより固定されている。スイッチ4
0の端子44、シリアル端子52、送信ユニット54お
よび受信ユニット56は、プリント基板50に形成され
たプリント配線(図示せず)を介して、適当に接続され
ている。このように、プリント基板50上のプリント配
線を用いて配線を行なうことで、配線を電気コードを用
いて行なう場合に比べ、配線作業を効率化することがで
きる。なお、図4Aに示すように、シリアル端子52
は、入力用、出力用、電源用、およびグランド用の4つ
の端子52a〜52dを備えている。
【0109】図7Aは、送信ユニット54の制御回路を
示すブロック図である。各スイッチ40の端子44(図
5A参照)からの信号(パラレル信号)は、バッファ回
路54aに一旦、保持される。パラレル/シリアル変換
回路54bは、バッファ回路54aに保持されているパ
ラレル信号をシリアル信号に変換する。レベル変換回路
54cは、得られたシリアル信号のレベルを調整したあ
と、シリアル端子52に出力する。
【0110】図7Bは、受信ユニット56の制御回路を
示すブロック図である。シリアル端子52(図5A参
照)から入力されたシリアル信号は、レベル変換回路5
6cを介して、シリアル/パラレル変換回路56bに送
られ、ここでパラレル信号に変換されたのち、バッファ
回路56aを介して、各スイッチ40の端子44に出力
される。
【0111】このように、盤面ユニット24cを構成す
る各スイッチ40の端子44に対応するパラレル信号を
シリアル信号に変換し、まとめて外部機器や他の盤面ユ
ニットと通信するよう構成することで、各スイッチ40
が個々に外部機器と通信したり盤面ユニット相互間で通
信したりする場合に比し、配線の数を少なくすることが
できる。すなわち、省配線を実現することができる。
【0112】つぎに、図8および図9に、他の実施形態
による盤面ユニット60を説明するための図面を示す。
図8Aは盤面ユニット60の背面図、図8Bは盤面ユニ
ット60の平面図、図8Cは盤面ユニット60の正面図
である。図9Aは盤面ユニット60の平断面図、図9B
は盤面ユニット60の右側断面図である。
【0113】図9Aに示すように、盤面ユニット60
は、相互に結合されたスイッチ40を6個備えており、
図5Aに示す盤面ユニット24cと類似の構成である。
ただし、図9Aに示すように、盤面ユニット60におい
ては、外部機器との間や盤面ユニット相互間で通信する
ための手段として、集合端子部であるコネクタ62を備
えている。
【0114】コネクタ62は、プリント基板64にハン
ダ付けにより固定されている。コネクタ62は、入出力
端子である26本のピン62a〜62z(図8A参照)
を備えている。6個のスイッチ40の端子44とコネク
タ62のピン62a〜62zとは、プリント基板64に
形成されたプリント配線(図示せず)を介して、適当に
接続されている。なお、前述の盤面ユニット24c(図
5A参照)と異なり、この盤面ユニット60におけるコ
ネクタ62は、ピン62a〜62zと各スイッチ40の
端子44とが1対1に接続されたパラレル入出力端子と
なっている。
【0115】このように、外部機器等との間でコネクタ
62を用いて接続するよう構成することで、盤面ユニッ
ト60の取付け作業を行なったり保守作業を行なったり
する際に、ハンダ付け作業等をすることなく迅速に、外
部機器等との接続などを行なうことができる。
【0116】つぎに、図10および図11に、さらに他
の実施形態による盤面ユニット70を説明するための図
面を示す。図10Aは盤面ユニット70の背面図、図1
0Bは盤面ユニット70の平面図、図10Cは盤面ユニ
ット70の正面図である。図11Aは盤面ユニット70
の平断面図、図11Bは盤面ユニット70の右側断面図
である。
【0117】図11Aに示すように、盤面ユニット70
は、図9Aに示す盤面ユニット60と類似の構成であ
る。ただし、図11Aに示すように、盤面ユニット70
においては、外部機器との間や盤面ユニット相互間で通
信するための手段として、集合端子部である端子台72
を備えている点で、コネクタ62を備えている盤面ユニ
ット60と異なる。
【0118】端子台72は、プリント基板74にハンダ
付けにより固定されている。端子台72は、入出力端子
である20個の端子72a〜72tを備えている。6個
のスイッチ40の端子44と端子台72の端子72a〜
72tとは、プリント基板74に形成されたプリント配
線(図示せず)を介して、適当に接続されている。前述
の盤面ユニット60(図9A参照)の場合と同様に、こ
の盤面ユニット70における端子台72も、パラレル入
出力端子となっている。
【0119】このように、外部機器等との間で端子台7
2を用いて接続するよう構成することで、接続のための
電気コード(図示せず)を一本ずつ端子72a〜72t
に接続することができる。このため、盤面ユニット70
の取付け作業等を行なったり保守作業を行なったりする
際に、コネクタ等を用意する必要がなく、また、融通が
きく。なお、接続のための電気コードと端子72aとの
接続は、端子台72に設けられたネジ76を用いて行な
うので、接続作業時等においてハンダ付け作業をする必
要はない。
【0120】なお、上述の実施形態においては、図6に
示すように、筐体48の前部48aに取付けられた6個
のスイッチ40の前部40aと、プリント基板50にハ
ンダ付けされた6個のスイッチ40の後部40bとを、
分離することができるよう構成したが、これらを分離す
ることができないよう構成することもできる。
【0121】また、盤面ユニットを構成する複数の盤面
機器として、多機能型のスイッチ40を例に説明した
が、複数の盤面機器は、これに限定されるものではな
い。複数の盤面機器として、たとえば、単なる押ボタン
スイッチ、セレクタスイッチ、鍵式スイッチ、表示ラン
プ等を用いることができる。また、異なる種類の盤面機
器を組合せて一つの盤面ユニットを構成することもでき
る。
【0122】つぎに図12に、この発明のさらに他の実
施形態による操作表示装置である操作表示盤80の斜視
図を示す。前述の操作表示盤20(図1参照)と同様
に、操作表示盤80は、複数の盤面ユニット84a〜8
4gを備えている。
【0123】操作表示盤80を構成する各盤面ユニット
84a〜84gの表面Sは、それぞれ、2辺の長さがm
1・L×m2・L(Lは基準寸法、m1およびm2は正の整
数)であるような矩形状に形成されており、各盤面ユニ
ット84a〜84gの表面Sが相互に隣接するように配
置されており、また、操作表示盤80の全体表面AS
は、2辺の長さがn1・L×n2・L(n1およびn2は正
の整数)であるような矩形状に形成されている点は、前
述の操作表示盤20と同様である。
【0124】ただし、操作表示盤20の場合は、取付け
パネル22に複数の盤面ユニット24a〜24dを個々
に取り付けたが(図1参照)、操作表示盤80において
は、これら複数の盤面ユニット84a〜84gを結合
し、結合した複数の盤面ユニット84a〜84gを、ま
とめて取付けパネル82に取付けるよう構成している。
【0125】図13〜図17は、図12に示す操作表示
盤80の裏面取付け(図13のX2側からの取付け)の
場合における構造を説明するための図面である。ただ
し、図13〜図17においては、説明の便宜上、操作表
示盤80は、同一寸法の表面S(2・L×2・Lの正方
形)を持つ4つの盤面ユニット88を備えているものと
する。
【0126】図13は、裏面取付けの場合における操作
表示盤80の断面構成を示す図面である。操作表示盤8
0は、複数のユニット枠90を備えている。当該複数の
ユニット枠90は、相互に結合されている。各ユニット
枠90には、それぞれ、盤面ユニット88が挿入され、
保持されている。このように構成することで、複数の盤
面ユニット88は、ユニット枠90を介して、相互に結
合されることになる。
【0127】図14および図15は、複数のユニット枠
90を結合する手順を示す図面である。なお、図14
は、ユニット枠90を、裏面(図13のX2側)から見
た斜視図である。図14Aに示すように、ユニット枠9
0の適部に、あり溝(係合部)92が形成されている。
この例では、正方形状のユニット枠90の各辺のほぼ中
央に一つずつ、あり溝92が形成されている。複数のユ
ニット枠90を、所望の位置に、あり溝92同士が隣接
するよう配置し、隣接したあり溝92相互をつなぐよう
に、くさび94を挿入する。このようにして、複数のユ
ニット枠90を結合する(図14B参照)。
【0128】つぎに、図14C、図14Dに示すよう
に、結合された複数のユニット枠90に、外枠96を取
付ける。図14Cに示すように、外枠96は、4つの部
材96a〜96dから構成されており、各部材96a〜
96dを、ネジ98を用いて、結合された複数のユニッ
ト枠90に取付ける。
【0129】つぎに、図15に示すように、封止部材で
あるパッキン100(図16参照)を、ユニット枠90
および外枠96の表側(図中X1側)に配置し、パッキ
ン100を介して、各盤面ユニット88を、各ユニット
枠90に挿入する。パッキン100により、複数の盤面
ユニット88の表面S相互の隙間や、盤面ユニット90
と外枠96との隙間を、液密状に封止することができ
る。
【0130】図16に示すように、パッキン100は、
一辺の長さが実質的に基準寸法Lであるような正方形を
格子単位とする格子状部分を有している。使用に際し、
当該格子状部分のうち、隣接する盤面ユニット90相互
間の隙間、および、盤面ユニット90と外枠96との隙
間に対向する格子状部分100a以外の格子状部分10
0bは、除去される。
【0131】このように、基準寸法Lであるような正方
形を格子単位とする格子状部分を有する所定の大きさの
パッキンを用意しておけば、構成要素となる盤面ユニッ
トの種類や配置に合せて不要な格子状部分を除去するだ
けで、種々の組合せの操作表示盤に対応したパッキンを
得ることができる。
【0132】盤面ユニット88は、「コ」の字状の止め
具102(図17参照)とネジ104とを用いて、ユニ
ット枠90に固定される。
【0133】つぎに、図15に示すように、盤面ユニッ
ト88の固定されたユニット枠90の結合体を、取付け
パネル82に取付ける。取付けは裏側から行なう。取付
けパネル82の裏側に配置したユニット枠90の結合体
と、表側に配置した縁枠86とにより取付けパネル82
を挟み、ネジ106を用いて固定する。このようにし
て、図13に示すような裏面取付け構造の操作表示盤8
0が完成する。
【0134】このように、相互に結合された複数の盤面
ユニット88を、まとめて取付けパネル82に取付ける
よう構成すれば、取り付け用の穴として、大きい穴82
aを一つだけ取付けパネル82に設ければよいから、穴
をあける作業が容易になる。また、取付けパネル82に
あけた穴82aに合うような組合せであれば、結合した
盤面ユニットの種類や位置関係を、自由に選択すること
ができる。このため、取付けパネル82を交換すること
なく、盤面ユニットの種類や位置関係を変更することが
できる。
【0135】また、複数の盤面ユニット88を保持する
複数のユニット枠90を設け、当該複数のユニット枠9
0を結合することにより、複数の盤面ユニット88を結
合するよう構成すれば、結合された複数の盤面ユニット
88を一体として取扱うことができるため、保管、運
搬、取付け作業等が容易になる。さらに、相互に結合さ
れたユニット枠90が取付けパネル82に取付けられた
後であっても、ユニット枠90に保持された盤面ユニッ
ト88をユニット枠90から抜くことにより、盤面ユニ
ット88を取り出すことができる。このため、個々の盤
面ユニット88の保守、点検、交換、変更が容易にな
る。
【0136】図12に示す操作表示盤80は、上述の裏
面取付け(図13参照)の他、表面取付け(図18のX
1側からの取付け)によっても取付けることができる。
図18および図19は、表面取付けの場合における操作
表示盤80の構造を説明するための図面である。図18
は、表面取付けの場合における操作表示盤80の断面構
成を示す図面である。図19は、表面取付けの手順を説
明するための図面である。
【0137】図19に示すように、まず、複数のユニッ
ト枠90を結合したあと、パッキン100をユニット枠
90の表側(図中X1側)に配置し、パッキン100を
介して、各盤面ユニット88を各ユニット枠90に挿入
し、挿入した盤面ユニット88を、「コ」の字状の止め
具102とネジ104とを用いて、ユニット枠90に固
定する。
【0138】つぎに、盤面ユニット88の固定されたユ
ニット枠90の結合体を、表側から取付けパネル82に
挿入する。取付けパネル82の裏側に配置した外枠11
2と、表側に配置した縁枠110とにより取付けパネル
82を挟み、ネジ106を用いて固定するとともに、ネ
ジ98を用いて外枠112とユニット枠90の結合体と
を固定する。このようにして、図18に示すような表面
取付け構造の操作表示盤80が完成する。なお、図18
に示すように、ネジ98を貫通させるために外枠112
に設けられた貫通穴112aは、図に示すX1、X2方
向が長手方向となるような長穴に形成されている。これ
は、取付けパネル82の厚さが種々あることに対処する
ためである。
【0139】このように、図12に示す操作表示盤80
は、図13における外枠96および縁枠86を用いる
か、図18に示す外枠112および縁枠110を用いる
かにより、裏面取付けか表面取付けかを選択することが
できる。このため、取付け現場において、取付け方法を
容易に選択し、または変更することができる。
【0140】上述の実施形態においては、ユニット枠9
0の適部にあり溝92を設け、複数のユニット枠90の
隣接したあり溝92相互をつなぐように、くさび94を
挿入することで、複数のユニット枠90を結合するよう
構成したが、複数のユニット枠を結合する方法は、これ
に限るものではない。たとえば、あり溝の替りに他の形
状の係合溝(係合部)を設けてもよい。この場合、くさ
びの形状も該係合溝にあわせて形成しておけばよい。ま
た、くさびを用いずに、隣接するユニット枠の係合部相
互が、直接係合するよう構成することもできる。この場
合、隣接するユニット枠のうち、一方のユニット枠の係
合部を、たとえばあり溝形状に形成し、他方のユニット
枠の係合部を、あり溝に係入する形状に形成すればよ
い。さらに、ユニット枠相互間に係合部を設けることな
く、複数のユニット枠をまとめて外枠でこれらを囲むこ
とにより、複数のユニット枠相互を結合するよう構成す
ることもできる。
【0141】また、上述の実施形態においては、盤面ユ
ニット88を、「コ」の字状の止め具102を用いてユ
ニット枠90に固定するよう構成したが、盤面ユニット
88をユニット枠90に固定する方法は、これに限定さ
れるものではない。
【0142】上述の実施形態においては、複数の盤面ユ
ニット88を保持する複数のユニット枠90を設け、当
該複数のユニット枠90を結合することにより、複数の
盤面ユニット88を結合するよう構成したが、盤面ユニ
ット自体を相互に結合することもできる。図20〜図2
1に、盤面ユニット自体を相互に結合するよう構成した
場合の操作表示盤120の例を示す。図20は、操作表
示盤120の断面構成を略記した図面である。図21
は、操作表示盤120を構成する複数の盤面ユニット1
22を相互に結合する手順を説明するための図面であ
る。
【0143】図21に示すように、各盤面ユニット12
2の適部に、あり溝(係合部)124が形成されてい
る。この例では、複数の盤面ユニット122を、所望の
位置に、あり溝124同士が隣接するよう配置し、隣接
したあり溝124相互をつなぐように、くさび126を
挿入する。このようにして、複数の盤面ユニット122
を結合する。
【0144】図20に示すように、結合した複数の盤面
ユニット122を取付パネル128に取付けることによ
り、操作表示盤120が完成する。このようにすれば、
結合された複数の盤面ユニット122を一体として取扱
うことができるため、保管、運搬、取付け作業等が容易
になる。
【0145】なお、くさび126を挿入する前に、盤面
ユニット122にパッキン100(図16参照)をはめ
込んでおくことにより、複数の盤面ユニット122の表
面S相互の隙間や、盤面ユニット122と取付パネル1
28との隙間を、液密状に封止することができる。
【0146】つぎに図22Aに、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤130の
断面構成を略記する。前述の操作表示盤120(図20
参照)の場合と同様に、操作表示盤130においては、
くさび136を用いて複数の盤面ユニット132が相互
に結合されている。
【0147】盤面ユニット132は、隣接する盤面ユニ
ット132相互間で通信を行なうためのユニット間通信
手段である投受光器134を備えている。投受光器13
4は、隣接する盤面ユニット132に対して赤外光等の
光信号を発する投光機能と、隣接する盤面ユニット13
2からの光信号を受ける受光機能とを備えている。くさ
び136の略中央部には、盤面ユニット132の隣接方
向に貫通した貫通穴138が設けられ、該貫通穴138
を介して、隣接する盤面ユニット132間の信号光が往
来する。貫通穴138が、ユニット間電気信号路に対応
する。
【0148】このように、隣接する盤面ユニット132
の相対位置を、くさび等を用いて確実に位置合わせする
ことができるので、隣接する盤面ユニット間で容易に通
信を行なうことができる。
【0149】また、この実施形態においては、盤面ユニ
ット132のひとつは、コントローラ等の外部機器(図
示せず)と通信を行なうための外部通信手段(外部機器
用電気信号路)である通信ケーブル139を備えてい
る。したがって、通信ケーブル139を備えた盤面ユニ
ット132は、他の盤面ユニット132と外部機器とを
間接的に結合する中継用の盤面ユニット132として機
能する。
【0150】このように構成すれば、外部機器との間で
通信を行なう必要がある場合であっても、外部機器と個
々の盤面ユニットとが直接通信を行なうのではなく、中
継用の盤面ユニットがまとめて外部機器との通信を行な
うことができる。したがって、通信ケーブルの数を減ら
すことができ、省配線を実現することができる。
【0151】つぎに図22Bに、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤140の
断面構成を略記する。前述の操作表示盤130(図22
A参照)においては、盤面ユニット132のひとつが、
コントローラ等の外部機器と通信を行なうための通信ケ
ーブル139を備えていたが、操作表示盤140におい
てはそのような盤面ユニット132はない。これは、盤
面ユニット132のひとつがコントローラを備えている
ため、外部機器との配線が不要になったためである。こ
のように構成すれば、省配線をさらに進めることができ
る。
【0152】なお、上述の実施形態(図22参照)にお
いては、光を用いてユニット間通信を行なうよう構成し
たが、ユニット間通信の方法はこれに限定されるもので
はない。たとえば、インダクタンス等を用いて通信する
こともできる。また、無線通信のみならず、有線により
通信することもできる。
【0153】図23に、有線によりユニット間通信を行
なうよう構成した場合の、操作表示盤150の断面構成
の一例を略記する。前述の操作表示盤130(図22A
参照)の場合と同様に、操作表示盤150においては、
くさび156を用いて複数の盤面ユニット152が相互
に結合されている。
【0154】盤面ユニット152には、ユニット間通信
手段として、投受光器134(図22A参照)ではな
く、接触子154を備えている。接触子154は、くさ
び156に設けられた金属等の導体158を介して、隣
接する盤面ユニット152の接触子154と電気的に接
続される。このようにして、隣接する盤面ユニット15
2相互間で、有線によりユニット間通信を行なうことが
できる。なお、導体158が、ユニット間電気信号路に
対応する。
【0155】なお、ユニット間通信を行なうことなく、
コントローラなどの外部機器に対し、各盤面ユニットか
ら個々に通信ケーブルを接続するよう構成することもで
きる。
【0156】なお、上述の実施形態においては、盤面ユ
ニット122等の適部にあり溝124を設け、複数の盤
面ユニット122等の隣接したあり溝124相互をつな
ぐように、くさび126を挿入することで、複数の盤面
ユニット122等を結合するよう構成したが、複数の盤
面ユニットを結合する方法は、これに限るものではな
い。たとえば、あり溝の替りに他の形状の係合溝(係合
部)を設けてもよい。この場合、くさびの形状も該係合
溝にあわせて形成しておけばよい。また、くさびを用い
ずに、隣接する盤面ユニットの係合部相互が、直接係合
するよう構成することもできる。この場合、隣接する盤
面ユニットのうち、一方の盤面ユニットの係合部を、た
とえばあり溝形状に形成し、他方の盤面ユニットの係合
部を、あり溝に係入する形状に形成すればよい。さら
に、盤面ユニット相互間に係合部を設けることなく、複
数の盤面ユニットをまとめて外枠でこれらを囲むことに
より、複数の盤面ユニット相互を結合するよう構成する
こともできる。
【0157】また、上述の各実施形態においては、基準
寸法Lであるような正方形を格子単位とする格子状部分
を有する所定の大きさのパッキンを用意しておき、操作
表示盤の構成要素となる盤面ユニットの種類や配置に合
せて不要な格子状部分を除去することで、種々の組合せ
の操作表示盤に対応したパッキンを得るよう構成した
が、盤面ユニットの種類や配置に合せて不要な格子状部
分の除去されたパッキンを、最初から複数種用意してお
くこともできる。
【0158】つぎに、図24ないし図30に、さらに他
の実施形態による盤面ユニット160を説明するための
図面を示す。図24Aは盤面ユニット160の正面図、
図24Bは盤面ユニット160の底面図である。図25
Aは盤面ユニット160の右側面図、図25Bは盤面ユ
ニット160の背面図である。
【0159】図26Aは盤面ユニット160に用いる機
器保持枠であるアダプタ162の正面図、図26Bはア
ダプタ162の底面図である。図27Aはアダプタ16
2の右側面図、図27Bはアダプタ162の背面図であ
る。また、図30は、アダプタ162の表面178の一
部(保護蓋164を開けた状態)を拡大した図面であ
る。
【0160】図28Aは盤面ユニット160に用いる盤
面機器である液晶表示器180の正面図、図28Bは液
晶表示器180の底面図である。図29Aは液晶表示器
180の右側面図、図29Bは液晶表示器180の背面
図である。
【0161】図24Aに示すように、盤面ユニット16
0は、アダプタ162と、アダプタ162に対し着脱可
能に保持された液晶表示器180とを備えている。液晶
表示器180の表面190とアダプタ162の表面17
8とは、ともに操作表示面に露出している。したがっ
て、液晶表示器180の表面190とアダプタ162の
表面178とにより、盤面ユニット160の表面192
を構成している。この実施形態においては、液晶表示器
180の表面190の表面を取り囲むように、アダプタ
162の表面178が形成されている。
【0162】図26Bに示すように、アダプタ162
は、枠体172およびカードケース176を備えてい
る。枠体172には、あり溝(係合部)174が設けら
れている。このあり溝174と、隣接する他の盤面ユニ
ット(図示せず)のあり溝とを、くさび126(図21
参照)を介して結合するよう構成されている。
【0163】図26Aに示すように、アダプタ162の
枠体172は、中抜き額縁状に形成されている。枠体1
72の図中向かって右端側にやや広いスペースを設け、
ここに、図30に示すように、別の盤面機器(電気的機
能要素)であるメモリカード用スロット168およびロ
ーダポート170を設けている。
【0164】このように、保持された液晶表示器180
の表面190の寸法に比して盤面ユニット160の表面
192の寸法がある程度大きい場合には、盤面ユニット
160の表面192のうち空いている部分に別の盤面機
器であるメモリカード用スロット168やローダポート
170を設けることで、操作表示装置の操作表示面を有
効に利用することができる。
【0165】メモリカード用スロット168には、液晶
表示器180に用いるメモリカード(図示せず)を挿入
することができる。このように構成すれば、液晶表示器
180の機能を変更したり拡張したりするためのメモリ
カードの交換を、操作表示装置の前面から容易に行なう
ことができ、好都合である。なお、メモリカード用スロ
ット168に挿入されたメモリカードは、カードケース
176(図26B参照)内に収納される。
【0166】また、ローダポート170は、コンピュー
タ(図示せず)などの外部機器と液晶表示器180との
通信を行なうための端子であるが、このように構成する
ことで、操作表示装置の前面から通信を行なうことがで
き、好都合である。
【0167】メモリカード用スロット168およびロー
ダポート170は、図26Aに示すように、通常は、開
閉可能な保護蓋164で覆われており、リリースノブ1
66を操作することで、保護蓋164を開けることが可
能となる。なお上述のように、図30は、保護蓋164
を開けた状態の図である。
【0168】メモリカード用スロット168およびロー
ダポート170は、図25Bに示すカードケース176
の背部に設けられたコネクタ176aに接続されてい
る。コネクタ176aには、電気信号路である接続コー
ド(図示せず)の一端が接続される。接続コードの他端
は、液晶表示器180の背部に設けられたコネクタ(図
示せず)に接続される。なお、該コネクタは、液晶表示
器180の背部のコネクタ保護カバー188を、ニッパ
等を用いて切断除去することにより、使用可能となる。
このようにして、メモリカード用スロット168および
ローダポート170と、液晶表示器180とが接続され
る。
【0169】図28Aに示すように、液晶表示器180
は、筐体182および液晶表示面184を備えている。
すなわち、液晶表示器180の表面190は、該液晶表
示面184と、これを取り囲むように配置された筐体1
82の表面182aとにより構成されている。
【0170】図28Bに示すように、筐体182の底面
には、外部機器や他の盤面ユニットとの間で通信を行な
うための端子186が、種々設けられている。なお、筐
体182の内部には、液晶表示器180の動作させる制
御部や駆動部(図示せず)が設けられている。
【0171】上述のように、液晶表示器180はアダプ
タ162に対し着脱可能に保持されているので、図24
Aに示す盤面ユニット160を取付けパネル22(図1
参照)に取付けた状態、または、他の盤面ユニットと結
合した状態であっても、液晶表示器180のみを容易に
着脱することができる。このため、盤面ユニット160
を取付けパネル22に取付けたまま、または、他の盤面
ユニットと結合したままで、液晶表示器180のみを取
り外して修理、交換等を行なうことが容易となる。すな
わち、液晶表示器180のメンテナンスが容易になる。
なお、通常の使用状態においては、液晶表示器180と
アダプタ162とは、ネジや金具(図示せず)等を用い
て相互に固定されている。
【0172】また、筐体182の寸法が異なる異種の液
晶表示器180にそれぞれ対応した、異種のアダプタ1
62を用意しておけば、対応する寸法の液晶表示器18
0とアダプタ162とを組合せることにより、同一寸法
の表面192を有する盤面ユニット160を得ることが
可能となる。このため、液晶表示器180の表面190
の寸法が盤面ユニット160の寸法を越えない場合に
は、液晶表示器180の表面190の寸法に拘らず、所
望寸法の表面192を有する定形の盤面ユニット160
として取り扱うことが可能となる。
【0173】また、このように構成すれば、液晶表示器
180自体の寸法は、任意に定めることが可能となる。
したがって、液晶表示面184の寸法に合わせた最小寸
法の液晶表示器180を作っておくことにより、液晶表
示器180単体で使用する場合には最小寸法の液晶表示
器として使用することができ、かつ、アダプタ162と
ともに使用する場合には標準寸法の盤面ユニット160
として使用することができるので、都合がよい。
【0174】なお、この実施形態においては、着脱可能
に保持された盤面機器と、機器保持枠に設けられた別の
盤面機器とを結合する電気信号路として接続コードを用
い、該接続コードを介して、当該盤面機器と別の盤面機
器との間で通信を行なう場合を例に説明したが、着脱可
能に保持された盤面機器と別の盤面機器との間の通信
は、接続コードを介しておこなうものに限定されるもの
ではない。たとえば、図22に示すように、赤外光等の
光信号を通信媒体として通信を行なうようにしてもよ
い。また、図23に示すように、着脱可能に保持された
盤面機器および別の盤面機器に、それぞれ接触子を設
け、双方の接触子を直接的にまたは間接的に接触させる
ことにより、通信を行なうようにしてもよい。
【0175】また、この実施形態においては、機器保持
枠に設ける電気的機能要素として、メモリカード用スロ
ットおよびローダポートを例示したが、電気的機能要素
として他の盤面機器を用いることもできる。さらに、電
気的機能要素として、盤面機器以外のもの、たとえば、
電池やIC等を用いることもできる。
【0176】また、この実施形態においては、機器保持
枠に、着脱可能に保持された盤面機器とは別の盤面機器
(電気的機能要素)を設けるよう構成したが、必ずしも
機器保持枠に当該別の盤面機器(電気的機能要素)を設
ける必要はない。
【0177】なお、この実施形態においては、機器保持
枠の表面が、盤面ユニットの表面の一部として操作表示
装置の操作表面に露出する場合を例に説明したが、必ず
しも、機器保持枠の表面が操作表示装置の操作表面に露
出している必要はない。
【0178】つぎに、図31ないし図32に、さらに他
の実施形態による盤面ユニット200を説明するための
図面を示す。図31は、盤面ユニット200の正面図で
ある。図32は盤面ユニット200の分解斜視図であ
る。
【0179】図32に示すように、盤面ユニット200
は、盤面機器であるスイッチを2つ備えた横型のスイッ
チユニットであり、筐体202、化粧板である銘板シー
ト204、一対のスイッチ操作部206、一対のスイッ
チコンタクト208を備えている。
【0180】筐体202の正面に設けられた凹部202
bに銘板シート204をはめ込むとともに、銘板シート
204に設けられた貫通穴204aおよび筐体202に
設けられた貫通穴202aを介して、スイッチ操作部2
06の挿入用筒部206aを、スイッチコンタクト20
8の穴部208aに挿入して固定することにより、盤面
ユニット200を組みつける。
【0181】図31に示すように、このようにして組つ
けられた盤面ユニット200の表面201は、ほとんど
銘板シート204により覆われている。したがって、た
とえば、筐体202としてプラスチックの成形品を用い
たような場合に、成形時の「ひけ」を銘板シート204
により覆い隠すことができる。このため、「ひけ」が比
較的大きいプラスチック材料を用いたり、「ひけ」の大
きい条件下で成形したとしても、盤面ユニット200の
外観を美しく保つことができる。つまり、表面がそれほ
ど美しくない筐体202を用いたとしても、盤面ユニッ
ト200の外観を美しく保つことができる。すなわち、
筐体202の表面状態にとらわれることなく、強度や製
造コストを重視して筐体202を形成することができ
る。
【0182】この銘板シート204には、各スイッチの
機能に対応した表示(「ON」、「OFF」)204b
が大きく印刷されている。したがって、ひとつの盤面ユ
ニット200に、このように2つのスイッチが設けられ
ているような場合であっても、各スイッチごとに銘板を
設ける必要がないので、製造コストを低く抑えることが
できる。
【0183】また、この実施形態のように、各スイッチ
の表面の寸法に比して盤面ユニット200の表面201
の寸法がある程度大きい場合には、盤面ユニット200
の表面201のうち空いている部分に、当該スイッチの
機能に対応した大きな表示204bを付すことができ
る。このため、スイッチを操作する際の視認性に優れた
操作表示装置を実現することができる。
【0184】なお、この実施形態においては、化粧板と
して、各スイッチの機能に対応した表示を印刷した銘板
シートを用いた場合を例に説明したが、各スイッチの機
能に対応した表示のない、単なる化粧板を用いることも
できる。
【0185】つぎに、図33に、さらに他の実施形態に
よる盤面ユニット210を説明するための図面を示す。
図33は、盤面ユニット210の斜視図である。図33
に示すように、盤面ユニット210は、筐体212と、
筐体212の表面に設けられた銘板214とを備えてい
る。すなわち、盤面ユニット210は、スイッチなどの
盤面機器を備えていないダミーユニットである。銘板2
14には、当該盤面ユニット210の近傍に存する他の
盤面機器ユニット220の機能に対応した表示216
a、216b、・・・が付されている。
【0186】すなわち、盤面ユニット210に隣接する
盤面ユニット220は、スイッチ226a、226b、
・・・を複数結合した横型のスイッチユニットであり、
盤面ユニット210の銘板214には、この隣接する盤
面ユニット220のスイッチ226a、226b、・・
・の機能に対応させて、表示216a、216b、・・
・が付されているのである。
【0187】したがって、隣接する他の盤面ユニット2
20においてスイッチ226a、226b、・・・の機
能に対応した表示を付すことが困難な場合であっても、
該表示216a、216b、・・・を、ダミーユニット
である盤面ユニット210の表面のほぼ全域を利用し
て、大きく付すことができる。このため、隣接する盤面
機器220を操作する際の視認性に優れた操作表示装置
を実現することができる。
【0188】なお、この実施形態においては、表示を付
した銘板を筐体に設けた場合を例に説明したが、銘板を
用いず、たとえば印刷等により、筐体に直接的に表示を
設けるよう構成することもできる。
【0189】また、この実施形態においては、盤面機器
を備えていないダミーユニットに、隣接する他の盤面ユ
ニットの機能に対応した表示を付すよう構成したが、表
示が紛らわしくない場合には、盤面機器を備えた盤面ユ
ニットに、該盤面ユニットに隣接する他の盤面ユニット
の機能に対応した表示を付すよう構成することもでき
る。
【0190】つぎに、図34に、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤300を
概念的に表したブロック図を示す。操作表示盤300
は、表示ブロック301、スイッチブロック302、周
辺機器ブロック303、FDD(フロッピーディスクド
ライブ)ブロック304を備えている。これら各ブロッ
ク301〜304が、盤面ユニットに対応する。各ブロ
ックの形状、寸法は、前述の各実施形態の場合と同様に
規格化されており、前述の各種の方法で互いに組み合わ
されて取付けパネル(図示せず)に取付けられている。
【0191】操作表示盤300の近傍、たとえば操作表
示盤300の裏側に、制御用コンピュータであるパーソ
ナルコンピュータPCを備えたPCユニット305が配
置されている。
【0192】この実施形態においては、表示ブロック3
01は、パーソナルコンピュータPCの画像表示装置で
ある液晶表示器を備えており、当該液晶表示器の表示面
の前面に、透明のタッチパネル(図示せず)を設けるよ
うにしている。タッチパネルは、表示画面操作入力機能
を備えている。すなわち、タッチパネルを設けることに
より、表示面に表示された視認情報がタッチパネルを透
過して視認可能となるとともに、タッチパネル上に設定
された操作入力領域を押圧操作することによって操作入
力を行なうことができる。
【0193】また、タッチパネル以外に、たとえば、操
作感(クリック感)を持たせた透明なスイッチ等を当該
液晶表示器の表示面の前面に設けるようにしてもよい。
なお、タッチパネルや上記透明なスイッチ等を、設けな
いようにすることもできる。
【0194】スイッチブロック302は、盤面機器であ
る上述の多機能型のスイッチを複数備えており、PCユ
ニット305との間で、パラレル通信等で信号の授受が
行われる。
【0195】周辺機器ブロック303には、周辺機器を
接続するためのポートや周辺機器自体が設けられる。上
記ポートとしては、たとえば、キーボードを接続するた
めのキーボードポート、マウスを接続するためのマウス
ポート、赤外線通信を行なうためのIrDAポート等が
ある。上記周辺機器自体としては、たとえば、CD−R
OMドライブを備えたCD−ROMドライブユニット等
がある。なお、周辺機器ブロック303として、異なる
種類のものを用意しておき、制御対象や用途に応じて、
これらの中から選択できるようにしておくことが好まし
い。
【0196】PCユニット305は、表示ブロック30
1、スイッチブロック302、周辺機器ブロック303
およびFDDブロック304と、前述の種々の方法で電
気的に接続されている(すなわち、電気信号路を介して
結合されている)。
【0197】PCユニット305は、表示ブロック30
1を構成する液晶表示器の表示内容の制御、表示ブロッ
ク301に設けられたタッチパネルからの入力の受付
け、スイッチブロック302を構成する各スイッチから
の入力の受付けおよび当該各スイッチの点灯制御、周辺
機器ブロック303に接続された周辺機器や周辺機器ブ
ロック303に設けられた周辺機器の制御および当該周
辺機器等との間での各種情報の授受、FDDブロック3
04の制御およびFDDブロック304との間での各種
情報の授受、ならびに、スイッチブロック302等から
の入力内容に基づいた制御対象の制御などを行ってい
る。
【0198】また、PCユニット305は、ISA(In
dustry Standard Architecture)バス接続部305a,
305bを備えており、ISAバス接続部305aに接
続されたパラレル通信ボード(図示せず)を介してスイ
ッチブロック302とパラレル接続され、ISAバス接
続部305bに接続されたネットワークボード(図示せ
ず)を介して所定のネットワーク(オープンネットワー
ク)に接続されている。
【0199】上述のオープンネットワークとは、通信規
格の公開されている種々のネットワークのいずれかをい
い、該ネットワークを介して、制御対象の外部機器等に
設けられたセンサやリレー(図示せず)との間で通信を
行なうことができる。また、該ネットワークを介して、
当該外部機器等を制御するためのPLCとの間で通信を
行なうことができる。
【0200】つぎに、図35に、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤500を
概念的に表したブロック図を示す。操作表示盤500
は、盤面ユニットとして、表示ブロック301、スイッ
チブロック302、周辺機器ブロック303、FDDブ
ロック304を備えている。すなわち、盤面ユニット5
00の構成および機能は、上述の操作表示盤300(図
34参照)と同様である。
【0201】前述の実施形態(図34参照)において
は、制御用コンピュータとしてパーソナルコンピュータ
PCを用いたが、この実施形態(図35参照)において
は、制御用コンピュータとしてオープンコントローラを
用いている。オープンコントローラを備えたオープンコ
ントローラユニット501は、操作表示盤500の近
傍、たとえば、操作表示盤500の裏面に配置される。
【0202】オープンコントローラユニット501は、
イーサネット接続ブロック511、VGA(Video Grap
hics Array)ブロック512、CPU(PC)ブロック
513、入出力ブロック514、515、オープンネッ
ト接続ブロック516を備えている。これらの各ブロッ
ク511〜516は、後述するISAバス接続部513
aまたはPLC専用バス接続部513bを介して、着脱
自在に互いに電気的に接続されている。
【0203】イーサネット接続ブロック511は、この
操作表示盤500およびオープンコントローラユニット
501をLAN(Local Area Network)に接続するため
のものである。VGAブロック512は、CPUブロッ
ク513の制御に基づいて、表示ブロック301を構成
する液晶表示器の表示内容を制御するようになってい
る。
【0204】入出力ブロック514には、スイッチブロ
ック302を構成する各スイッチが接続されている。当
該各スイッチからの入力信号が、入出力ブロック514
を介してCPUブロック513に入力され、または、C
PUブロック513からの出力信号が、入出力ブロック
514を介して、各スイッチへ伝達される。
【0205】入出力ブロック515には、制御対象の外
部機器等が接続されるようになっている。すなわち、外
部機器等に設けられたセンサ(図示せず)等からの入力
信号が取込まれ、または、外部機器等に設けられたリレ
ー(図示せず)等に出力信号が送られる。
【0206】なお、入出力ブロック514、515は、
複数の入出力ポート(8ポート、16ポート、・・・
等)を備えている。したがって、入出力ポートの数に比
し、入出力の数が少ないような場合には、たとえば、ス
イッチブロック302を構成する各スイッチおよび制御
対象の外部機器等を、ともに入出力ブロック514に接
続することもできる。この場合、入出力ブロック515
は不要になる。
【0207】オープンネット接続ブロック516は、上
述のオープンネットワークに接続されている。とくに、
制御対象の外部機器等が、遠距離を隔てて配置されてい
る場合等には、信頼性等の観点から、オープンネットワ
ークを介して当該外部機器等と通信することが好まし
い。
【0208】CPUブロック513は、オープンコント
ローラユニット501を構成する他のブロック511等
を介してまたは直接に、表示ブロック301を構成する
液晶表示器の表示内容の制御、表示ブロック301に設
けられたタッチパネルからの入力の受付け、スイッチブ
ロック302を構成する各スイッチからの入力の受付け
および当該各スイッチの点灯制御、周辺機器ブロック3
03に接続された周辺機器や周辺機器ブロック303に
設けられた周辺機器の制御および当該周辺機器等との間
での各種情報の授受、FDDブロック304の制御およ
びFDDブロック304との間での各種情報の授受、な
らびに、スイッチブロック302等からの入力内容に基
づいた制御対象の制御などを行っている。
【0209】また、CPUブロック513は、ISAバ
ス接続部513aおよびPLC(programmable logic c
ontroller)専用バス接続部513bを備えている。I
SAバス接続部513aには、たとえば、上述のイーサ
ネット接続ブロック511やVGAブロック512が接
続され、PLC専用バス接続部513bには、たとえ
ば、上述の入出力ブロック514、515や、オープン
ネット接続ブロック516が接続される。
【0210】このように、制御用コンピュータとしてオ
ープンコントローラを用いれば、制御対象や制御目的に
応じて、自由に各ブロック(たとえば入出力ブロック)
を変更したり追加したりすることができるので、好都合
である。また、PLC専用バス接続部513bを設ける
ことで、入出力処理を高速化することが可能となる。
【0211】つぎに、図36に、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤400を
概念的に表したブロック図を示す。操作表示盤400
は、盤面ユニットとして、スイッチブロック401、周
辺機器ブロック402、PCカードブロック403、ス
イッチブロック404、USB(Universal Serial Bu
s)ハブブロック405、スイッチブロック406、表
示ブロック409を備えている。
【0212】これら各ブロック401〜406および4
09が、盤面ユニットに対応する。各ブロックの形状、
寸法は、前述の各実施形態の場合と同様に規格化されて
おり、前述の各種の方法で互いに組み合わされて取付け
パネル(図示せず)に取付けられている。
【0213】前述の実施形態(図34、図35参照)に
おいては、画像表示装置として、制御用コンピュータと
分離された液晶表示器を用いたが、この実施形態におい
ては、画像表示装置として、制御用コンピュータである
パーソナルコンピュータと一体に形成された液晶表示器
を用いている。当該一体に形成されたパーソナルコンピ
ュータおよび液晶表示器を、パネルコンピュータ407
と呼んでいる。
【0214】つまり、表示ブロック409はパネルコン
ピュータ407を備えており、表示ブロック409の表
面には、パネルコンピュータ407の液晶表示部が露出
している。パネルコンピュータ407には、インターフ
ェース接続部407a、USB接続部407b、ISA
バス接続部407cが設けられている。
【0215】パネルコンピュータ407のISAバス接
続部407cに、拡張ユニット408が接続されてい
る。拡張ユニット408は、パネルコンピュータ407
のISAバス接続部407cを拡張するためのものであ
り、複数のISAバス接続部408aないし408cを
有している。この拡張ユニット408を接続すること
で、パネルコンピュータ407のISAバス接続部40
7cを、一つから複数(ここでは、3つ)に拡張するこ
とでできるようになっている。
【0216】スイッチブロック401,404,406
は、盤面機器である上述の多機能型のスイッチを、それ
ぞれ複数備えている。このうち、スイッチブロック40
1は、拡張ユニット408のISAバス接続部408a
に接続されたパラレル通信ボード(図示せず)を介して
拡張ユニット408に接続されており、拡張ユニット4
08と各スイッチとの間で、信号をパラレルに伝達でき
るようになっている。このように構成することで、パネ
ルコンピュータ407と各スイッチ間で1対1に信号伝
達を行なうことができる。このため、信号伝達に対する
高信頼性が要求される動力関係のスイッチや緊急停止ス
イッチ等に用いると好都合である。
【0217】一方、スイッチブロック404,406
は、ともに、構成要素である各スイッチから出力される
パラレル信号をシリアル信号に変換したり、シリアル信
号をパラレル信号に変換して各スイッチに与えたりする
変換通信部(図示せず)を備えている。すなわち、スイ
ッチブロック404,406を構成する各スイッチとパ
ネルコンピュータ407との間では、シリアル信号の形
で通信が行なわれる。
【0218】スイッチブロック404は、パネルコンピ
ュータ407のUSB接続部407bに接続されてお
り、スイッチブロック404の入出力信号は、USB規
格に適応した信号となるように構成されている。
【0219】スイッチブロック406は、拡張ユニット
408のISAバス接続部408bに接続されたネット
ワークボード(図示せず)を介して拡張ユニット408
に接続されており、スイッチブロック406の入出力信
号は、USB規格とは別の所定の規格に適応するように
構成されている。すなわち、スイッチブロック406
は、所定のネットワークを形成するようになっている。
【0220】周辺機器ブロック402は、前述の周辺機
器ブロック303(図34、図35参照)と同様なブロ
ックであり、パネルコンピュータ407に接続されるよ
うになっている。
【0221】PCカードブロック403には、PCMC
IA(Personal Computer Memory Card International A
ssosiation)スロットが設けられており、当該PCMC
IAスロットは、パネルコンピュータのインターフェー
ス接続部407aに接続されている。したがって、種々
のPCカードをPCMCIAスロットに挿入すること
で、これらのPCカードとパネルコンピュータ407と
を接続することができる。
【0222】USBハブブロック405には複数のUS
Bポートが設けられ、USB対応の各種周辺機器等をパ
ネルコンピュータ407に接続できるようになってい
る。
【0223】また、パネルコンピュータ407は、拡張
ユニット408のISAバス接続部408cに接続され
たネットワークボード(図示せず)を介して、上述のオ
ープンネットワークに接続されている。
【0224】つぎに、図37に、この発明のさらに他の
実施形態による操作表示装置である操作表示盤600の
正面図を示す。上述の場合(図36参照)と同様に、こ
の操作表示盤600においては、制御用コンピュータで
あるパーソナルコンピュータと画像表示装置である液晶
表示器が一体に形成されたパネルコンピュータ407を
用いている。
【0225】操作表示盤600は、盤面ユニットとし
て、表示ブロック601、スイッチブロック401、ス
イッチブロック602を備えている。各ブロックの形
状、寸法は、前述の各実施形態の場合と同様に規格化さ
れており、前述の各種の方法で互いに組み合わされて取
付けパネル(図示せず)に取付けられている。
【0226】スイッチブロック401は、図36のスイ
ッチブロック401と同様の構成である。スイッチブロ
ック602は、単一のスイッチにより構成されている。
【0227】前述の実施形態(図34、図35、図36
参照)の場合と異なり、この実施形態(図37参照)に
おいては、一つの盤面ユニット(表示ブロック601)
の中に、異種の盤面機器(電気的機能要素)611〜6
17を設けるよう構成している。
【0228】すなわち、表示ブロック601は、パネル
コンピュータ407の液晶表示器を備えた液晶表示ユニ
ット611、FDDドライブを備えたFDDユニット6
12、PCMCIAスロットを備えたPCカードユニッ
ト613、キーボードポートを備えたキーボードポート
ユニット614、マウスポートを備えたマウスポートユ
ニット615、USBポートを備えたUSBポートユニ
ット616、赤外線通信のためのIrDAポートを備え
たIrDAポートユニット617を備えている。このよ
うに構成することで、スペースを有効に利用することが
できる。
【0229】なお、液晶表示ユニット611、FDDユ
ニット612、PCカードユニット613、キーボード
ポートユニット614、マウスポートユニット615、
USBポートユニット616、IrDAポートユニット
617は、上述と同様の手段により、パネルコンピュー
タ407に電気的に接続されている。
【0230】表示ブロック601を構成する各ユニット
は、着脱可能に構成されており、制御対象や目的に応じ
て、ユニットを交換することができる。たとえば、FD
Dユニット612を外して、代わりにCD−ROMドラ
イブユニット(図示せず)を装着することもできる。ま
た、IrDAポートユニット617を外して、代わり
に、USBポートユニット616を増設することもでき
る。
【0231】なお、上述の各実施形態においては、画像
表示装置として液晶表示器を用いた場合を例に説明した
が、画像表示装置は、これに限定されるものではない。
画像表示装置として、たとえば、プラズマディスプレイ
やCRT(陰極線管)等を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による操作表示装置であ
る操作表示盤20の分解斜視図である。
【図2】図2Aは、操作表示盤20の正面図である。図
2Bは、あとで盤面ユニット24eを追加した場合の操
作表示盤20の正面図である。
【図3】操作表示盤30の正面図である。
【図4】図4Aは盤面ユニット24cの背面図、図4B
は盤面ユニット24cの平面図、図4Cは盤面ユニット
24cの正面図である。
【図5】図5Aは盤面ユニット24cの平断面図、図5
Bは盤面ユニット24cの右側断面図である。
【図6】盤面ユニット24cを前後に分離した状態を示
す図面である。
【図7】図7Aは送信ユニット54の制御回路を示すブ
ロック図である。図7Bは受信ユニット56の制御回路
を示すブロック図である。
【図8】図8Aは盤面ユニット60の背面図、図8Bは
盤面ユニット60の平面図、図8Cは盤面ユニット60
の正面図である。
【図9】図9Aは盤面ユニット60の平断面図、図9B
は盤面ユニット60の右側断面図である。
【図10】図10Aは盤面ユニット70の背面図、図1
0Bは盤面ユニット70の平面図、図10Cは盤面ユニ
ット70の正面図である。
【図11】図11Aは盤面ユニット70の平断面図、図
11Bは盤面ユニット70の右側断面図である。
【図12】この発明のさらに他の実施形態による操作表
示装置である操作表示盤80の斜視図である。
【図13】裏面取付けの場合における操作表示盤80の
断面構成を示す図面である。
【図14】図14A,図14B,図14C,図14D
は、複数のユニット枠90を結合する手順を示す図面で
ある。
【図15】複数のユニット枠90を結合する手順を示す
図面である。
【図16】パッキン100の平面図である。
【図17】「コ」の字状の止め具102を示す斜視図で
ある。
【図18】表面取付けの場合における操作表示盤80の
断面構成を示す図面である。
【図19】表面取付けの手順を説明するための図面であ
る。
【図20】操作表示盤120の断面構成を略記した図面
である。
【図21】操作表示盤120を構成する複数の盤面ユニ
ット122を相互に結合する手順を説明するための図面
である。
【図22】図22Aは、この発明のさらに他の実施形態
による操作表示装置である操作表示盤130の断面構成
を略記した図面である。図22Bは、この発明のさらに
他の実施形態による操作表示装置である操作表示盤14
0の断面構成を略記した図面である。
【図23】有線によりユニット間通信を行なうよう構成
した場合の、操作表示盤150の断面構成の一例を略記
した図面である。
【図24】図24Aは、この発明のさらに他の実施形態
による盤面ユニット160の正面図である。図24B
は、盤面ユニット160の底面図である。
【図25】図25Aは、盤面ユニット160の右側面図
である。図25Bは、盤面ユニット160の背面図であ
る。
【図26】図26Aは、盤面ユニット160に用いるア
ダプタ162の正面図である。図26Bは、アダプタ1
62の底面図である。
【図27】図27Aは、アダプタ162の右側面図であ
る。図27Bは、アダプタ162の背面図である。
【図28】図28Aは、盤面ユニット160に用いる液
晶表示器180の正面図である。図28Bは、液晶表示
器180の底面図である。
【図29】図29Aは、液晶表示器180の右側面図で
ある。図29Bは、液晶表示器180の背面図である。
【図30】アダプタ162の表面178の一部を拡大し
た図面である。
【図31】この発明のさらに他の実施形態による盤面ユ
ニット200の正面図である。
【図32】盤面ユニット200の分解斜視図である。
【図33】この発明のさらに他の実施形態による盤面ユ
ニット210の斜視図である。
【図34】この発明のさらに他の実施形態による操作表
示盤300を概念的に表したブロック図である。
【図35】この発明のさらに他の実施形態による操作表
示盤500を概念的に表したブロック図である。
【図36】この発明のさらに他の実施形態による操作表
示盤400を概念的に表したブロック図である。
【図37】この発明のさらに他の実施形態による操作表
示盤600の正面図である。
【図38】図38Aは、従来の操作表示盤2の正面図で
あり、図38Bは、図38Aに示す操作表示盤2の要部
断面を示す図面である。
【符号の説明】
20・・・・・・・・操作表示盤 24a〜24d・・・盤面ユニット L・・・・・・・・・基準寸法 S・・・・・・・・・表面 AS・・・・・・・・全体表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関野 芳雄 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 藤井 昌明 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 笠間 俊幸 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 錦 朋範 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 田近 雄彦 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 川上 昌彦 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 菅井 祐平 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31 号 和泉電気株式会社内 審査官 仁木 浩 (56)参考文献 特開 平7−143626(JP,A) 特開 平8−305979(JP,A) 実開 平4−34809(JP,U) 実開 昭56−43216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 15/00

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ
    各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法の整数倍
    であるような多角形状の表面を備えた複数の盤面ユニッ
    トを、当該表面が相互に実質的に隣接するように配置し
    た操作表示装置であって、前記隣接した表面全体で構成
    される全体表面が、隣接する辺が相互に実質的に直交
    し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法
    の整数倍であるような多角形状であり、前記複数の盤面
    ユニットを結合し、結合した複数の盤面ユニットをまと
    めて被取付け体に取付けるよう構成した操作表示装置に
    おいて、前記盤面ユニットにあり溝を設け、複数の盤面
    ユニットの隣接したあり溝相互を、あり溝に係合するく
    さびを突設した略直方体状の部材を用いてつなぐことに
    より、当該あり溝を介して複数の盤面ユニットを相互に
    結合するよう構成するとともに、一辺の長さが実質的に
    前記基準寸法であるような正方形を格子単位とする格子
    状部分を有し前記配置された複数の盤面ユニットの表面
    相互の隙間を液密状に封止し得る封止部材であって、当
    該格子状部分のうち前記隙間に対向する格子状部分以外
    の格子状部分を除去した封止部材、を備えたこと、を特
    徴とする操作表示装置。
  2. 【請求項2】隣接する辺が相互に実質的に直交し、かつ
    各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法の整数倍
    であるような多角形状の表面を備えた複数の盤面ユニッ
    トを、当該表面が相互に実質的に隣接するように配置し
    た操作表示装置であって、前記隣接した表面全体で構成
    される全体表面が、隣接する辺が相互に実質的に直交
    し、かつ各辺の長さがいずれも実質的に所定の基準寸法
    の整数倍であるような多角形状であり、前記複数の盤面
    ユニットを結合し、結合した複数の盤面ユニットをまと
    めて被取付け体に取付けるよう構成した操作表示装置に
    おいて、前記盤面ユニットを保持する複数のユニット枠
    を設け、ユニット枠に係合部を設けるとともに、複数の
    ユニット枠の隣接した係合部相互を、係合部に係合する
    部材を用いてつないで当該複数のユニット枠を結合する
    ことにより、前記複数の盤面ユニットを結合するよう構
    成したこと、を特徴とする操作表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2の操作表示装置において、一辺の
    長さが実質的に前記基準寸法であるような正方形を格子
    単位とする格子状部分を有し前記配置された複数の盤面
    ユニットの表面相互の隙間を液密状に封止し得る封止部
    材であって、当該格子状部分のうち前記隙間に対向する
    格子状部分以外の格子状部分を除去した封止部材、を備
    えたこと、を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの操作
    表示装置において、隣接する盤面ユニット間で通信を行
    なうためのユニット間通信手段を有する盤面ユニットを
    備えたこと、を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの操作
    表示装置において、外部機器との間で通信を行なうため
    の外部通信手段を有する盤面ユニットを備えたこと、を
    特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの操作
    表示装置において、ユニット間電気信号路を介して他の
    盤面ユニットと結合されるとともに外部機器用電気信号
    路を介して外部機器と結合されることにより、当該他の
    盤面ユニットと外部機器とを間接的に結合する中継用の
    盤面ユニットを備えたこと、を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかの操作
    表示装置に用いられることを特徴とする盤面ユニット。
  8. 【請求項8】請求項7の盤面ユニットにおいて、相互に
    結合された複数の盤面機器を備えたこと、を特徴とする
    もの。
  9. 【請求項9】請求項8の盤面ユニットにおいて、前記複
    数の盤面機器の端子にそれぞれ接続された複数の入出力
    端子を有する集合端子部を備えたこと、を特徴とするも
    の。
  10. 【請求項10】請求項8の盤面ユニットにおいて、シリ
    アル信号の通信を行なうシリアル端子と、当該シリアル
    端子と前記複数の盤面機器の端子との間における信号の
    変換を行なう信号変換手段と、を備えたこと、を特徴と
    するもの。
  11. 【請求項11】請求項8ないし請求項10のいずれかの
    盤面ユニットにおいて、 前記複数の盤面機器の端子をプリント基板に固定すると
    ともに、各盤面機器の一部を当該端子と分離し得るよう
    構成したこと、を特徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項7の盤面ユニットにおいて、前記
    被取付け体または隣接する他の盤面ユニットに対し結合
    可能に構成された機器保持枠と、機器保持枠に対し着脱
    可能に保持された盤面機器と、を備えたこと、を特徴と
    するもの。
  13. 【請求項13】請求項12の盤面ユニットにおいて、当
    該盤面ユニットの表面は、前記着脱可能に保持された盤
    面機器の表面と、前記機器保持枠の表面とにより構成さ
    れていること、を特徴とするもの。
  14. 【請求項14】請求項13の盤面ユニットにおいて、前
    記着脱可能に保持された盤面機器とは別の盤面機器を、
    前記機器保持枠に設けたこと、を特徴とするもの。
  15. 【請求項15】請求項14の盤面ユニットにおいて、前
    記着脱可能に保持された盤面機器と前記別の盤面機器と
    は電気信号路を介して結合され、当該別の盤面機器を介
    して、前記着脱可能に保持された盤面機器に対して、入
    力または出力を行ない得るよう構成されていること、を
    特徴とするもの。
  16. 【請求項16】請求項12の盤面ユニットにおいて、前
    記機器保持枠に電気的機能要素を設け、前記着脱可能に
    保持された盤面機器または他の盤面ユニットと、当該電
    気的機能要素とは、電気信号路を介して結合可能に構成
    されていること、 を特徴とするもの。
  17. 【請求項17】請求項7の盤面ユニットにおいて、実質
    的に盤面ユニットの表面全域を覆うように、化粧板を配
    置したこと、を特徴とするもの。
  18. 【請求項18】請求項17の盤面ユニットにおいて、盤
    面機器を備え、前記化粧板に、当該盤面機器の機能に対
    応した表示を付したこと、を特徴とするもの。
  19. 【請求項19】請求項7の盤面ユニットにおいて、当該
    盤面ユニットの表面に、 当該盤面ユニットの近傍に存する他の盤面ユニットの機
    能に対応した表示を付したこと、を特徴とするもの。
  20. 【請求項20】請求項7の盤面ユニットにおいて、当該
    盤面ユニットは、制御用コンピュータの画像表示装置を
    備えたこと、を特徴とするもの。
  21. 【請求項21】請求項20の盤面ユニットにおいて、前
    記画像表示装置は、前記制御用コンピュータと一体に形
    成された画像表示装置であること、を特徴とするもの。
  22. 【請求項22】請求項20ないし請求項21のいずれか
    の盤面ユニットにおいて、前記画像表示装置は、表示画
    面操作入力機能を備えていること、を特徴とするもの。
  23. 【請求項23】請求項20ないし請求項22のいずれか
    の盤面ユニットにおいて、当該盤面ユニットは、さら
    に、電気的機能要素を備え、当該電気的機能要素と前記
    制御用コンピュータとは、電気信号路を介して結合可能
    に構成されていること、を特徴とするもの。
  24. 【請求項24】請求項23の盤面ユニットにおいて、当
    該盤面ユニットは、異なる電気的機能要素を取り替え可
    能に保持し得るよう構成されていること、を特徴とする
    もの。
  25. 【請求項25】請求項1ないし請求項6のいずれかの操
    作表示装置において、前記盤面ユニットとして、制御用
    コンピュータの画像表示装置を有する盤面ユニットと、
    当該画像表示装置を有する盤面ユニットと異なる盤面ユ
    ニットであって当該制御用コンピュータと電気信号路を
    介して結合可能に構成された電気的機能要素を有する盤
    面ユニットと、を備えたこと、を特徴とするもの。
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