WO1997039869A1

WO1997039869A1 - Materiau composite de type plaque et procede de fabrication

Info

Publication number: WO1997039869A1
Application number: PCT/JP1997/001190
Authority: WO
Inventors: Kan'ichi Sato; Masayuki Oishi; Satoshi Fujimoto; Makoto Nogawa
Original assignee: Komatsu Ltd.
Priority date: 1996-04-22
Filing date: 1997-04-07
Publication date: 1997-10-30
Also published as: JPH09286039A; EP0908287A1; EP0908287A4; US6296799B1

Description

明細書

板状複合体およびその製造法技術分野

本発明は、一方の面に位置されるガラス層と、このガラス層に対して他方の面側に位置される樹脂層とが積層状に設けられ、例えば車両のいわゆる前面ガラスなどに用いて好適な板状複合体およびその製造法に関するものである。背景技術

従来、このように軽量化を図っての板状複合体として、更には表面における傷付きにくさを図っての一方の面にガラス層を位置させる板状複合体としては、既に成形された榭脂板の前面となる一面に板状のガラスを積層状に接着したものがある。また、この成形された樹脂板の前後面の両面に各板状のガラスをその榭脂板をサンドィツチ状に挟むようにして積層状に接着したものがある。

しかしながら、前述されたものにおいては、既に成形された樹脂板に板状のガラスを接着するためにその成形された樹脂板がそり、ひけなどで表面が平坦でない場合には、接着される板状のガラスとの間に隙間が形成されてしまい接着不良となる問題点がある。

本発明は、このような問題点を解消することを目的として、表面における傷付きにくさを図って少なくとも一方の面にガラス層が位置されるものでありながら、接着不良もなく容易に製造でき、しかも応力ひずみが発生しない板状複合体およびその製造法を提供するとにめ。発明の開示本発明による板状複合体は、前述された目的を達成するために、

( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成されるガラス層および

( b ) このガラス層に対する他方の面側に位置されてそのガラス層に沿わせて溶融樹脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される樹脂層を有して、これらガラス層および樹脂層が積層状に設けられることを特徴とするものである。

また、

( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成される第 1 のガラス層、

( b ) 他方の面側に位置されかつ前記第 1 のガラス層に平行に配される板状のガラスでもって形成される第 2 のガラス層および

( c ) これら第 1 および第 2 のガラス層間にそれらガラス層に沿わせて溶融榭脂材料をその溶融榭脂材料の全体に一様に加えることで展張させ成形することにより形成される樹脂層

を有して、これら第 1 のガラス層、樹脂層および第 2 のガラス層がその順序で積層状に設けられることを特徴とするものである。

さらに、

( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成されるガラス層、

( b ) 他方の面側に位置されかつ前記ガラス層に平行に配される樹脂板でもって形成される第 1 の樹脂層および

( c ) これらガラス層および第 1 の樹脂層間にそれらガラス層および第 1 の樹脂層に沿わせて溶融榭脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される第 2 の樹脂層を有して、これらガラス層、第 2の樹脂層および第 1 の樹脂層がその順序で積層状に設けられることを特徴とするものである。

したがって、板状のガラスでもって形成されるガラス層に沿わせて溶融樹脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることにより展張させて成形することにより樹脂層が形成されていることから、表面における傷付きにくさを図って少なくとも一方の面にガラス層が位置されるものでありながら、ガラス層および樹脂層間の接着不良もない。しかも、溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張して樹脂層が成形されるために応力ひずみが発生しない。

また、前記溶融樹脂材料の全体に加えられる圧力が、前記溶融樹脂材料に含まれる気体の気泡として成長するのを抑制するに足る圧力とすれば、樹脂層は気泡により白濁することもない。

前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記榭脂層との接合面にはシランカップリング剤またはボランを塗布する前処理が施されること、または少なくとも前記ガラス層と前記樹脂層との接合面間に前記板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料に接着しかつその溶融樹脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料間の収縮差および熱膨張差を緩和する例えば熱可塑性樹脂材料で構成される中間層が設けられることが好ましい _c このようにすれば、ガラス層と樹脂層との接着の強度が図れる。なお、中間層は、前記樹脂層を形成するに先立って、前記板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面に前記樹脂材料を塗布するブライマ処理を施すこと、またはその樹脂材料で構成される樹脂フィルムを貼着することにより設けるのが良い。

前記板状のガラスは透明であるとともに、前記溶融榭脂材料はポリカーボネィト榭脂、アタリル樹脂、ポリスチレン榭脂、ァモルファスポリオレフイン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ェチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A) 、熱可塑性ポリウレタン（T P U) 、エチレン ' アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（氷素化 S B R ) 、ポリビニルブチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマであり、前記溶融榭脂材料の全体に一様に加えられる圧力はその溶融榭脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k g Z c m² 以上であることが好ましい。このようにすれば、透明な白濁がなく応力の歪みのない板状複合体を得ることができる。

ところで、前記中間層を設ける場合には、この中間層を構成する熱可塑性樹脂材料を、前記樹脂層の成形後において透明性を有するポリカーボネィト樹脂、ァクリル樹脂、ポリスチレン榭脂、ァモルファスポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフ夕レー卜樹脂、ェチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A) 、熱可塑性ポリウレタン（T P U ) 、エチレン ' アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジヱンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマとすれば良い。また、樹脂板を用いる場合には、透明な樹脂板となるポリカーボネィト樹脂、ァクリル榭脂、ポリスチレン樹脂、ァモルファスポリオレフィン榭脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ェチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン ♦ アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルブチラート（ P V B ) およびポリオレフイン系エラストーマの榭脂材料のうちの成形される溶融榭脂材料よりも融点が高く硬質な樹脂材料を選択することが好ましい。なお、前記板状のガラスを肉薄にすればするほど軽量化が図れる次に、本発明による板状複合体の製造法は、前述された目的を達成するために、

圧縮成形装置の両金型のうちの少なくともいずれか一方の金型の内側に板状のガラスが当接して密着するようにその板状のガラスを配し、次に金型キヤビティに供給される溶融樹脂材料をその板状のガラスに沿わせてその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させるようにしてそれら両金型の型締めを行い圧縮成形することにより、前記板状のガラスでもって形成されるガラス層および、溶融榭脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される樹脂層を積層状に有する板状複合体を製造することを特徴とするものである。

前記板状のガラスにおける前記溶融樹脂材料の成形により形成される樹脂層との接合面には、これら板状のガラスおよび成形される溶融榭脂材料に接着しかつその溶融樹脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料間の収縮差および熱膨張差を緩和する樹脂材料を塗布するプライマ処理が予め施され、またはその樹脂材料で構成される樹脂フィルムが予め貼着されていることが好ましい。

なお、製造される扳状複合体を透明な白濁がなく応力歪みのないものとするには、前記板状のガラスを透明なものとするとともに、前記溶融榭脂材料をポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン榭脂、アモルファスポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン · アクリル酸エステル . 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビニルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマとし、前記溶融榭脂材料の全体に一様に加えられる圧力はその溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k gノ c m ² 以上にすれば良い。なお前記プライマ処理のための榭脂材料および樹脂フィルムを構成する樹脂材料は、前述のように前記榭脂材料の成形後には透明性を有するポリカーボネイト樹脂、ァクリル樹脂、ポリスチレン榭脂、ァモルファスポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレ一ト榭脂、エチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン ( T P U ) 、エチレン ' アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビニルブチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマなどの熱可塑性榭脂材料とすれば良い。

また、板状複合体の設計上、樹脂層の厚みをより薄くしたい場合には、前記溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形したのちの板状複合体を、一方の面に位置され加熱装置を有する第 1 のプレートと他方の面に位置されかつ前記第 1 のプレートに平行に配置され加熱装置を有する第 2 のプレー卜の間に装塡し、前記溶融榭脂材料の全体に熱および圧力を一様に加えることで更に再流動化させて展張させるようにして再度圧縮成形することにより形成することが好ましい。なお、前記再度圧縮成形において、固化した前記溶融榭脂材料を更に再流動化させて展張するに必要な成形温度を 2 0 0 t以下とし、前記溶融榭脂材料を更に再流動化させて展張するに必要な圧力を 2 0 k g / c m ² 以下とすることが好ましい。

本発明の他の目的は、後述される詳細な説明から明らかにされる, しかしながら、詳細な説明および具体的実施例は最も好ましい実施態様について説明するが、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形はその詳細な説明から当業者にとって明らかであることから、具体例として述べるものである。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明による板状複合体およびその製造法の実施例を説明するに際して用いる射出圧縮成形機の全体概略図、

図 2 ( a ) 〜（ e ) は、図 1 に示されている射出圧縮成形機により本発明による板状複合体を製造する工程を示す工程概略図、図 3 は、図 1 に示されている射出圧縮成形機により本発明による板状複合体を製造するに際しての可動金型とスクリユーとのシ一ケンスチヤ一ト図、

図 4 は、図 2 に示されている工程で製造される板状複合体の断面図、

図 5 は、別実施態様としての中間層を省略して板状のガラスの接合面にシランカツプリング剤またはボランを塗布する前処理を施した場合の板状複合体の断面図、

図 6 は、さらに別実施態様としての両面にガラス層を有する板状複合体を製造する工程を示す図 2 ( b ) に対応する工程概略図、図 7 は、図 6 に示されている工程で製造される板状複合体の断面図である。発明を実施するための最良の形態

次に、本発明による板状複合体およびその製造法の具体的実施例について射出圧縮成形機でもって製造する場合につき、図面を参照しつつ説明する。

まず、射出圧縮成形機の全体概略が示されている図 1 において、この射出圧縮成形機 1 は、圧縮成形ュニット 1 0 および射出ュニット 3 0 と、これら圧縮成形ュニット 1 0 および射出ュニット 3 0 を制御するコントローラ Aとより構成されている。前記圧縮成形ュニット 1 0 において、テーブル 1 1 に対して固定され左方側に延出するように設けられているフレーム 1 2 の左側部には型開閉シリンダ 1 3が設けられている。この型開閉シリンダ 1 3 のピストンロッド 1 4 にはフレーム 1 2 内の可動ダイプレート 1 5が係着されている, この可動ダイプレート 1 5 は、コントローラ Aによる電磁切換弁 1 6 に対する励磁切換制御の制御操作によつて油圧源 1 7 から型開閉シリンダ 1 3 に給排する圧油を制御することにより左右方向に移動駆動させられる。この可動ダイプレー卜 1 5 の右側には可動金型 1 8が取付けられているとともに、この可動金型 1 8 に対向させるようにしてテーブル 1 1 の左側に固定金型 1 9 が取付けられている。この固定金型 1 9 には、注入口 2 0が穿設され、この注入口 2 0 を通じて両金型 1 8 , 1 9間に形成される金型キヤビティ 2 1 に溶融樹脂材料が供給される。

一方、圧縮成形ュニット 1 0 には、可動ダイプレート 1 5 が型開閉シリンダ 1 3 により右方向に駆動されて、この可動ダイプレート 1 5 に取付けられている可動金型 1 8が固定金型 1 9 に対して所定間隔 1 ！になったときにその可動ダイプレート 1 5をロックするとともに、このロックされた可動ダイプレート 1 5 を両金型 1 8 , 1 9の型締めを行うように更にその可動ダイプレート 1 5 を右方向に移動させる型締め装置 2 2が設けられている。この型締め装置 2 2 は、可動ダイプレート 1 5 の上下に、次の機構をそれぞれ設けることにより構成されている。

すなわち、型締め装置 2 2 は、テーブル 1 1 に対して固定されて設けられているハイトァジャス夕 2 2 a と、このハイトァジャス夕 2 2 aによりロッド 2 2 bを介して左右方向に両金型 1 8 , 1 9 の厚み、所定間隔 1 , などに合わせて移動調節されるシリンダフレーム 2 2 c と、このシリンダフレーム 2 2 c に対して図示されている矢印方向 a に回動自在にピン 2 2 d , 2 2 eを介して支持されている先端側に型締めシリンダ 2 2 f を有するリンク 2 2 gおよびそのリンク 2 2 gを可動ダイプレート 1 5 に対して遠近方向に矢印方向 aに回動させるロックシリンダ 2 2 h とより構成されている。なお同様にコントローラ Aにより電磁切換弁 2 3 , 2 5 に対する励磁切換制御および流量制御弁 2 4 に対する流量制御の制御操作を行うことでもって油圧源 1 7 から型締めシリンダ 2 2 f およびロックシリンダ 2 2 h に給排する圧油を制御することにより、可動ダイプレート 1 5 および可動金型 1 8がお方向に移動駆動され、またリンク 2

2 gが矢印方向 a に駆動される。

次に、射出ュニット 3 0 において、ノズル部 3 1 は圧縮成形ュニット 1 0 における固定金型 1 9 の注入口 2 0 に接合しているとともに、シリンダ 3 2 内には加熱されているそのシリンダ 3 2 内において材料ホッパ 3 3 から供給される可塑化合成樹脂のペレツト状または粉末状などの榭脂材料を溶融混練しつつ、溶融樹脂材料を計量してノズル部 3 1 に穿設されている流路 3 4 、更には固定金型 1 9 における注入口 2 0 を介して金型キヤビティ 2 1 に射出供給するスクリュー 3 5が内装されている。このスクリユー 3 5 の榭脂材料の溶融混練などのための回転はスクリユー回転モータ 3 6 により行われる。また、スクリュー 3 5およびスクリュー回転モータ 3 6 は基盤

3 7 に取付けられているとともに、この基盤 3 7 はコントローラ A により流量制御弁 3 8 に対する流量制御および電磁リリーフ弁 3 9 に対する圧力値設定制御の制御操作を行うことでもって油圧源 4 0 から油圧ピストン 4 1 に袷排される圧油を制御することにより左右方向に移動駆動される。言い換えれば、射出供給される溶融樹脂材料の計量および計量された溶融樹脂材料の金型キヤビティ 2 1 への射出供給などのためのスクリュー 3 5のノズル部 3 1 に向かっての進退、更にはシリンダ 3 2 内の溶融樹脂材料を所定射出圧力とするためのスクリユー 3 5 に対する所定押圧力の付与などは、油圧ビストン 4 1 への圧油の給排により基盤 3 7 を介して行われる。

また、コントローラ Aには、基盤 3 7 に係合されているスクリュ一位置検出器 4 2 により実測されるスクリュー位置値が与えられ、この実測されるスクリユー位置値と設定ストロ一ク値との比較結果にもとづき、所定のプログラムにしたがって前述の各電磁切換弁 1 6 , 2 3 , 2 5、更には流量制御弁 2 4 , 3 8 および電磁リリーフ弁 3 9 の制御操作、またスクリユー回転モータ 3 6 の回転または停止の制御も、加えてノズル部 3 1 の流路 3 4 に介装されている開閉バルブ 4 3 のサ一ボモータ 4 4 を介しての開閉の制御も、コント口 —ラ Aによりスクリユー 3 5 の進退などに関連して行っている。続いて、前述されたように構成される射出圧縮成形機 1 における本発明による板状複合体の製造法の各工程につき、図 2 ( a ) 〜（ e ) および図 3 を参照しつつ説明する。なお、図 3 における各符号 ι 〜νπは、次の各（ I ) 〜（W ) に対応している。

( I ) 据え付け工程

固定金型 1 9 に対して可動金型 1 8 が所定間隔 1 t を超える型開き状態にある状態において本実施例では可動金型 1 8 の内側に所定形状に形成されている 0 . 1 m mの肉薄の板状のガラス 5 0 を接当させて隙間なく密着するように配して据え付ける。この板状のガラス 5 0 の可動金型 1 8 に接当する面と反対側の面には、後述する樹脂材料で構成される榭脂フィルム 5 1 が予め貼着されている。

( Π ) 型閉じ工程

板状のガラス 5 0が内側に据え付けられている可動金型 1 8 を固定金型 1 9 に対して所定間隔 1 , になるまで電磁切換弁 1 6 に対する励磁切換制御の制御操作を行って型開閉シリンダ 1 3 により可動ダイプレート 1 5 を右方向に移動駆動させることで前進移動させる, ( 1 ) 可動金型ロック工程（図 2 (a) )

まず、固定金型 1 9 に対して可動金型 1 8 が所定間隔 1 i になつた状態で電磁切換弁 2 5 に対する励磁切換制御の制御操作を行ってロックシリンダ 2 2 h によりリンク 2 2 gを可動ダイプレート 1 5 側に回動させ、次には電磁切換弁 2 3 に対する励磁切換制御および流量制御弁 2 4 に対する流量制御の制御操作を行って型締めシリンダ 2 2 f の右端側が可動ダイプレート 1 5 の左側面に接当するようにその型締めシリンダ 2 2 f を駆動させて可動ダイプレート 1 5、言い換えれば可動金型 1 8 をロックする。続いて、型締めシリンダ 2 2 f により可動金型 1 8が固定金型 1 9 に対して圧縮しろ 1 ₂ の間隔になるまで可動ダイプレート 1 5 を右方向に移動駆動させることで前進移動させる。

( IV ) 射出供給工程（図 2 (b) )

可動金型 1 8が固定金型 1 9 に対して圧縮しろ 1 ₂ の間隔にある状態でサ一ボモータ 4 4 を駆動させて射出ュニット 3 0 のノズル部 3 1 における開閉バルブ 4 3 を開けるとともに、流量制御弁 3 8 に対する流量制御および電磁リリーフ弁 3 9 に対する圧力値設定制御の制御操作を行って油圧ビストン 4 1 によりスクリュー 3 5 を前進させて流路 3 4 および注入口 2 0 を介して金型キヤビティ 2 1 に溶融樹脂材料 5 2 を、本実施例ではその溶融樹脂材料 5 2 に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力の 1 5 k g Z c m ² 以上である 1 5 0 k g / c m ² で射出供給を行う。

( V ) 金型キヤビティ収縮工程（図 2 (c) )

金型キヤビティ 2 1 に溶融樹脂材料 5 2 を 1 5 0 k g / c m ² で射出供給しながら型締めシリンダ 2 2 f により可動金型 1 8 を固定金型 1 9側へ両金型 1 8 , 1 9の平行状態を保ちながら圧縮しろ 1 ₂ の間隔だけ前進移動させて金型キヤビティ 2 1 のキヤビティ容積を収縮させる。これにより、射出供給されている溶融樹脂材料 5 2 を板状のガラス 5 0 に沿わせて本実施例では溶融樹脂材料 5 2 に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力以上である 1 0 0 k g / c m ² の圧力でその溶融樹脂材料 5 2 の全体に一様に加えながら厚みが 3 m mになるように展張させる。なお、成形に必要量の溶融されている榭脂材料 5 2が金型キヤビティ 2 1 に射出供給された状態においてサーボモータ 4 4 を駆動させて開閉バルブ 4 3 を閉じる。この時、開閉バルブ 4 3 を閉じることにより、プレスの圧力で樹脂材料 5 2 が射出ュニット 3 0への逆流を防止できる < また、開閉バルブ 4 3 は金型の樹脂通路にあっても同等の効果が得りれる。

( VI ) 冷却工程（図 2 ( d) )

可動金型 1 8 を固定金型 1 9側へ圧縮しろ 1 ₂ ( = 1 1 一本実施例においては厚み 3 m m ) の間隔だけ前進移動させて金型キヤビティ 2 1 のキヤビティ容積を収縮させた状態で、型締めシリンダ 2 2 f により 1 5 k g / c m ² 以上の圧力で保圧をかけながら展張された溶融樹脂材料 5 2が冷却されて樹脂フイルム 5 1 の融着により板状のガラス 5 0 に接合されるまで圧縮保持する。

( VH ) 型開き工程（図 2 (e) )

溶融樹脂材料 5 2 の冷却後に、電磁切換弁 2 3 に対する励磁切換制御の制御操作を行って型締めシリンダ 2 2 f を駆動させ可動金型

1 8 、言い換えれば可動ダイプレート 1 5 のロック状態を解除し、また電磁切換弁 2 5 に対する励磁切換制御の制御操作を行って口ックシリンダ 2 2 hを駆動させ、リンク 2 2 gを可動ダイプレート 1 5側から離れるように回動させる。続いて、電磁切換弁 1 6 に対する励磁切換制御の制御操作を行って型開閉シリンダ 1 3 により可動ダイプレート 1 5 を左方向に移動駆動させて可動金型 1 8 を後退移動させる。こうして、図 4 に示されているような板状のガラス 5 0 でもって形成されるガラス層 5 5、榭脂フィルム 5 1 でもって形成される中間層 5 6 および溶融樹脂材料 5 2 を成形することにより形成される樹脂層 5 7がその順序で積層状に設けられている板状複合体 5 8 を取り出す。

本実施例において板状のガラス 5 0 としては、肉薄の 0 . 1 m m を用いたが、好ましくは、 0 . 1 〜 3 m mの範囲内であれば良い。また、樹脂層 5 7 の厚みが 3 m mに成形されるようにしたが、好ましくは榭脂層 5 7 の厚みが 3 m m〜 6 m mの範囲内であれば良い。なお、用途によっては板状のガラス 5 0 および榭脂層 5 7 の厚みはそれらの範囲外であつっても良いことは言うまでもない。

なお、前述の榭脂フィルム 5 1 を構成する樹脂材料としては、板状のガラス 5 0 および成形される溶融樹脂材料 5 2 に接着しかつその溶融樹脂材料 5 2の成形時におけるそれら板状のガラス 5 0 および成形される溶融樹脂材料 5 2 間の収縮差および熱膨張差を緩和するものが選択されれば、ガラス層 5 5 と樹脂層 5 7 との接着の強度が図れる。この榭脂材料としては、例えば透明な板状複合体 5 8 を製造するに際し、板状のガラス 5 0が透明であることは勿論のこと、透明性を有する溶融樹脂材料 5 2 としての熱可塑性樹脂材料と同様の、例えばポリカーボネィト樹脂、ァクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、アモルファスポリオレフィン榭脂、ポリエチレンテレフタレート榭脂、エチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（T P U ) 、エチレン ♦ アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラスト一マを用いるのが良い。特に、透明な白濁のない上に応力歪みのない板状複合体 5 8 を製造するには、溶融樹脂材料 5 2 を板状のガラス 5 0 に沿わせて展張させ成形するための圧力としてその溶融樹脂材料 5 2 に、この溶融榭脂材料 5 2 に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る 1 5 k g / c m ² 以上の圧力でその溶融樹脂材料 5 2 の全体に一様に加えるようにすればよい。

本実施例においては、中間層 5 6 を前述された樹脂材料より構成される樹脂フィルム 5 1 を貼着して形成したが、このような榭脂材料を板状のガラス 5 0 の接合面に塗布するプライマ処理を予め施しても良い。または、中間層 5 6 を全く省略しても良く、更には図 5 に示されているように中間層を省略してガラス層 5 5 ' を形成する板状のガラス 5 0 ' の接合面に接着の強度を図るためにシラン力ップリング剤またはボランを塗布する前処理を施して板状複合体 5 8 ' を製造しても良い。

なお、前述のような中間層 5 6を形成する場合には、前記榭脂フィルム 5 1 が貼着されているまたはプライマ処理が施されている板状のガラス 5 0 における接合面上に印刷処理を施すことができる。また、板状のガラス 5 0 における中間層 5 6 との接合面には、鏡面処理、更にはインジウム · スズ酸化物膜などの透明導電膜をスパッタリングにより施すことができる。

本実施例においては、板状複合体 5 8 の一面にガラス層 5 5 を設けたが、図 6 に示されているように金型キヤビティ 2 1 ，に溶融樹脂材料 5 2 " を射出供給する注入口 2 0 ' を脇側に設ければ、所定形状に形成された肉薄の板状のガラス 5 0 " , 5 0 " 'を可動金型 1 8 ' および固定金型 1 9 ' の内側にそれぞれ接当させて隙間なく密着するように配して据え付けることで図 7 に示されているような板状複合体の両面にガラス層 5 5 " , 5 5 を有する板状複合体 5 8 を製造することができる。なお、図中における符号 5 6 ' , 5 6 " は中間層であるが、この中間層 5 6 ' , 5 6 " を全く省略し、または中間層 5 6 ' , 5 6 " に代えて前述のようにシランカップリング剤またはボランを塗布する前処理を施しても良いことは言うまでもない。また、ガラス層 5 5 "'を構成する板状のガラス 5 0 "'に代えて、前述と同様のポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、アモルファスポリオレフイン樹脂、ポリエチレンテレフ夕レート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A) 、熱可塑性ポリウレタン（T P U) 、エチレン · アクリル酸エステル · 無氷マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート（ P V B ) 、ポリオレフイン系エラストーマなどの樹脂材料による透明性を有する榭脂板を用いても良い, この場合に、榭脂板の樹脂材料を榭脂層 5 7 の樹脂材料よりも融点が高く硬質の樹脂材料を選択するのが良い。なお、この場合も榭脂板と榭脂層 5 7 " との間に榭脂フィルムの貼着またはプライマ処理を施すことによる中間層を形成しても良く、更には樹脂フィルムが貼着されているまたはプライマ処理が施されている板状のガラスにおける接合面上に印刷処理を施しても良い。また、樹脂板における中間層との接合面には鏡面処理、更には透明導電膜を施しても良い < さらには、中間層を省略しても良いことは言うまでもない。

ところで、ガラス層 5 5が厚み 0 . 1 mm、熱可塑製ポリウレタンの榭脂材料で構成される厚み 0. 4 mmの樹脂フィルム 5 1 より形成される中間層 5 6およびポリカーボネィ卜樹脂より構成される厚み 6 mmの樹脂層 5 7 が積層状に設けられている板状複合体 5 8 に対してガラス層 5 5 を上面にして上方 l mの高さから 2 2 5 の綱球を自然落下をさせて衝撃実験を行ったところガラス層 5 5 にひび割れは生じなかった。

さらに、板状複合体を、成形される溶融榭脂材料による複数個の榭脂層を介在させる層状の板状複合体とすることもできる。例えば. 板状のガラスで形成されるガラス層、溶融樹脂材料で成形され形成される榭脂層、樹脂板で形成される樹脂層、溶融樹脂材料で成形され形成される樹脂層、樹脂板で形成される樹脂層が順次に層状に配される場合、更には板状のガラスで形成されるガラス層、溶融樹脂材料で成形され形成される樹脂層、樹脂板で成形され形成される榭脂層、溶融樹脂材料で成形され形成される榭脂層、板状のガラスで形成されるガラス層が順次に層状に配される場合などである。

また、本実施例における圧縮成形ュニッ卜 1 0 に替えて特開平 5 - 2 2 0 7 4 9号公報および特開平 5 — 2 8 5 9 5 5号公報に開示されている圧縮成形ュニットを用いることができる。

なお、板状複合体の設計上、榭脂層 5 7 の厚みをより薄くしたい場合には、特開平 4 一 3 6 1 0 3 4 号公報および特開平 4 — 3 3 9 6 4 6号公報に開示されているようなホッ卜プレス法でもって、容易にかつ短時間に薄肉化を図るために射出後、室温まで下がった板状複合体を、例えば特開平 8 — 1 9 8 9 6 号公報に開示されているようなホットプレス装置を用い、プレート温度 1 5 0 ° で 5 k g Z c m ² の圧力で 1 0秒聞加圧することにより、固化して形成された樹脂層 5 7 を加熱し钦化させ、圧縮させて l m mの厚さから 0 . 6 m mの厚さにすることができる。

前述のように、本発明は、種々に変更可能なことは明らかであるこのような変更は本発明の精神および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭な全てのそのような変形，変更は、請求の範囲に含まれるものである。

Claims

誇求の範囲 ( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成されるガラス層および ( b ) このガラス層に対する他方の面側に位置されてそのガラス層に沿わせて溶融樹脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される樹脂層を有して、これらガラス層および樹脂層が稜層状に設けられることを特徴とする板状複合体。前記溶融樹脂材料の全体に一様に加えられる圧力は、前記溶融榭脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力であることを特徴とする請求項 1 に記載の板状複合体。前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面には、シランカップリング剤またはボランを塗布する前処理が施されることを特徴とする講求項 1 または 2 に記載の板状複合体。前記板状のガラスは透明であるとともに、前記溶融樹脂材料はポリカ一ボネィト榭脂、ァクリル榭脂、ポリスチレン榭脂、アモルファスポリオレフィン榭脂、ポリエチレンテレフタレ一ト榭脂、エチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン - アクリル酸エステル · 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート（ P V B ) またはポリオレフィン系エラストーマであり、前記溶融樹脂材料の全体に一様に加えられる圧力はその溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k g Z c m 2 以上であることを特激とする請求項 2 に記載の板状複合体。前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が形成されることを特徴とする請求項 1 または 2 に記載の板状複合体。前記ガラス雇と前記樹脂層との接合面間には、榭脂材料で構成される中間層が設けられることを特徴とする請求項 1 に記載の板状複合体。前記中間層を構成する榭脂材料は、前記板状のガラスおよび成形される溶融榭脂材料に接着しかつその溶融榭脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料間の収縮差および热膨張差を緩和するものであることを特徴とする請求項 6 に記載の板状複合体。前記中間層は、前記樹脂層を形成するに先立って、前記板状のガラスにおける前記榭脂層との接合面に前記樹脂材料を塗布するプライマ処理を施すことまたはその樹脂材料で構成される榭脂フィルムを貼着することにより設けられることを特徴とする請求項 6 に記載の板状複合体。前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記中間層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が施されることを特徴とする諫求項 6 に記載の板状複合体。 0 . 前記ブライマ処理が施され、または樹脂フィルムが貼着されている前記板状のガラスにおける接合面上に印刷処理が施されることを特徴とする請求項 8 に記載の板状複合体。

1 . ( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成される第 1 のガラス層、

( c ) これら第 1 および第 2 のガラス層間にそれらガラス層に沿わせて溶融樹脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される榭脂層を有して、これら第 1 のガラス層、樹脂層および第 2 のガラス層がその順序で積層状に設けられることを特徴とする板状複合体。

. 前記溶融榭脂材料の全体に一様に加えられる圧力は、前記溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力であることを特徴とする請求項 1 1 に記載の板状複合体。

. 少なくとも前記第 1 のガラス層を形成する板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面、または前記第 2 のガラス層を形成する板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面には、シランカツプリング剤またはボランを塗布する前処理が施されることを特徴とする請求項 1 1 または 1 2 に記載の板状複合体。. 前記両板状のガラスは透明であるとともに、前記溶融樹脂材料はポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、アモルファスポリオレフイン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン ♦ アクリル酸エステル ' 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビニルプチラート（ P V B ) またはポリォレフィン系エラストーマであり、前記溶融樹脂材料の全体に —様に加える圧力はその溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k g / c m ² £1上であることを特徴とする請求項 1 に記載の板状複合体。

5. 少なくとも前記第 1 または第 2 のガラス層を形成する板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が形成されることを特徴とする請求項 1 1 または 1 2 に記載の板状複合体。

6. 少なくとも前記第 1 のガラス層と前記樹脂層との接合面間または前記第 2 のガラス層と前記榭脂層との接合面間には、榭脂材料で構成される中間層が設けられることを特徴とする請求項 1 1 に記載の板状複合体。

7 . 前記中間層を構成する榭脂材料は、前記板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料に接着しかつその溶融榭脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料間の収縮差および熱膨張差を緩和するものであることを特徴とする請求項 1 6 に記載の板状複合体。

8 . 前記中間層を構成する樹脂材料は、熱可塑性榭脂材料であることを特徴とする請求項 7 または 1 7 に記載の板状複合体。 9. 前記中間層を構成する樹脂材料は、更に前記樹脂層の成形後には透明性を有するものであることを特徴とする請求項 1 8 に記載の板状複合体。

0. 前記板状のガラスは透明であるとともに、前記成形される溶融樹脂材料はポリカーボネィ卜樹脂、ァクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、アモルファスポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A ) 熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン ' ァクリル酸エステル ♦ 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビニルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマであり、前記溶融樹脂材料の全体に一様に加えられる圧力はその溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k g / c m ² 以上であり、前記中間層を構成する熱可塑性樹脂材料はポリカーボネィト榭脂、ァクリル樹脂、ポリスチレン榭脂アモルファスポリオレフィン榭脂、ポリエチレンテレフタレ一ト榭脂、エチレン鲊酸ビニル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン ' アクリル酸エステル · 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジヱンゴム（水素ィ匕 S B R ) 、ポリビニルプチラート（ P V B ) またはポリオレフィン系エラストーマであることを特徴とする請求項 1 9 に記載の板状複合体。

1 . 前記中間層は、前記樹脂層を形成するに先立って、前記板状のガラスにおける前記樹脂層との接合面に前記樹脂材料を塗布するプライマ処理を施すことまたはその樹脂材料で構成される樹脂フィルムを貼着することにより設けられることを特徴とする請求項 1 6 に記載の板状複合体。

2 . 前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記中間層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が施されることを特徴とする請求項 1 6 に記載の板状複合体。

3 . 前記プライマ処理が施され、または樹脂フィルムが貼着されている前記板状のガラスにおける接合面上に印刷処理が施されることを特徴とする請求項 2 1 に記載の板状複合体。

. ( a ) —方の面に位置されて板状のガラスでもって形成されるガラス層、

( b ) 他方の面側に位置されかつ前記ガラス層に平行に配される樹脂板でもって形成される第 1 の榭脂層および

( c ) これらガラス層および第 1 の樹脂層間にそれらガラス層および第 1 の樹脂層に沿わせて溶融榭脂材料をその溶融榭脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される第 2 の樹脂層

を有して、これらガラス層、第 2 の榭脂層および第 1 の樹脂層がその順序で積層状に設けられることを特徴とする板状複合体 <. 前記溶融榭脂材料の全体に一様に加えられる圧力は、前記溶融樹脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力であることを特徴とする請求項 2 4 に記載の板状複合体。

. 少なくとも前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記第 2 の榭脂層との接合面には、シランカップリング剤またはボランを塗布する前処理が施されることを特徴とする請求項 2 4 または 2 5 に記載の板状複合体。

. 前記板状のガラスおよび樹脂板は透明であるとともに、前記溶融榭脂材料はポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、アモルファスポリオレフィン榭脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン * アクリル酸エステル · 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブ夕ジェンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマであり、前記溶融樹脂材料の全体に一様に加える圧力はその溶融榭脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのに抑制するに足る圧力である 1 5 k g / c m ² 以上であることを特徴とする請求項 2 5 に記載の板状複合体。

. 前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記第 2 の樹脂層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が形成されることを特徴とする請求項 2 4 または 2 5 に記載の板状複合体。

9 . 前記ガラス層と前記第 2の樹脂層との接合面間には、樹脂材料で構成される中間層が設けられることを特徴とする請求項 2 4 に記載の板状複合体。

0. 前記中間層を構成する樹脂材料は、前記板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料に接着しかつその溶融榭脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融榭脂材料間の収縮差および熱膨張差を緩和するものであることを特徴とする請求項 2 9 に記載の板状複合体。

1 . 前記中間層を構成する樹脂材料は、熱可塑性樹脂材料であることを特徴とする請求項 3 0 に記載の板状複合体。

2. 前記中間層を構成する樹脂材料は、更に前記樹脂層の成形後には透明性を有するものであることを特徴とする請求項 3 1 に記載の板状複合体。

3 . 前記板状のガラスおよび樹脂板は透明であるとともに、前記成形される溶融樹脂材料はポリカーボネィ卜樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン榭脂、ァモルファスポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート榭脂、エチレン酢酸ビニル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン - アクリル酸エステル · 無水マレィン酸三元共重合体、水添スチレンブタジエンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビュルプチラート ( P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマであり、前記溶融榭脂材料の全体に一様に加えられる圧力はその溶融榭脂材料に含まれる気体が気泡として成長するのを抑制するに足る圧力である 1 5 k g Z c m ² 以上であり、前記中間層を構成する熱可塑性樹脂材料はポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン榭脂、アモルファスポリオレフィン榭脂、ポリェチレンテレフタレート榭脂、エチレン酢酸ビュル共重合体（ E V A ) 、熱可塑性ポリウレタン（ T P U ) 、エチレン ' アクリル酸エステル · 無水マレイン酸三元共重合体、水添スチレンブタジェンゴム（水素化 S B R ) 、ポリビニルプチラート（ P V B ) またはポリオレフイン系エラストーマであることを特徴とする請求項 3 2 に記載の板状複合体。

. 前記中間層は、前記第 2 の樹脂層を形成するに先立って、前記板状のガラスにおける前記第 2 の樹脂層との接合面に前記樹脂材料を塗布するプライマ処理を施すことまたはその樹脂材料で構成される樹脂フィルムを貼着することにより設けられることを特徴とする請求項 2 9 に記載の板状複合体。

5 . 前記ガラス層を形成する板状のガラスにおける前記中間層との接合面には、鏡面処理または透明導電膜が施されることを特徴とする請求項 2 9 に記載の板状複合体。

6 . 前記プライマ処理が施され、または樹脂フィルムが貼着されている前記板状のガラスにおける接合面上に印刷処理が施されることを特徴とする請求項 3 4 に記載の板状複合体。

7 . 前記溶融樹脂材料をその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形させるのは、金型キヤビティに供袷される溶融榭脂材料を圧縮成形する圧縮成形装置を用いることを特徴とする胄求項 1 , 2 , 1 1 , 1 2 , 2 4 または 2 5 に記載の板状複合体。

8 . 圧縮成形装置の両金型のうちの少なくともいずれか一方の金型の内側に板状のガラスが当接して密着するようにその板状のガラスを配し、次に金型キヤビティに供給される溶融樹脂材料をその板状のガラスに沿わせてその溶融樹脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させるようにしてそれら両金型の型締めを行い圧縮成形することにより、前記板状のガラスでもつて形成されるガラス層および、溶融榭脂材料をその溶融榭脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形することにより形成される榭脂層を積層状に有する板状複合体を製造することを特徴とする板状複合体の製造方法。

9 . 前記溶融樹脂材料の全体に一様に加えられる圧力は、前記溶融樹脂材料に含まれる気体の気泡として成長するのを抑制するに足る圧力であることを特徴とする請求項 3 8 に記載の板状複合体の製造方法。

0 . 前記板状のガラスにおける前記溶融樹脂材料の成形により形成される榭脂層との接合面には、これら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料に接着しかつその溶融樹脂材料の成形時におけるそれら板状のガラスおよび成形される溶融樹脂材料間の収縮差および熱膨張差を緩和する榭脂材料を塗布するブライマ処理が予め施され、またはその樹脂材料で構成される榭脂フィルムが予め貼着されていることを特徴とする請求項 3 8 または 3 9 に記載の板状複合体の製造法。

1 . 前記プライマ処理が施されまたは樹脂フィルムが貼着されている板状のガラスにおける接合面上には印刷処理が施されていることを特徴とする請求項 4 0 に記載の板状複合体の製造法 _t . 前記溶融榭脂材料の全体に圧力を一様に加えることで展張させ成形したのちの板状複合体を、一方の面に位置され加熱装置を有する第 1 のプレートと他方の面に位置されかつ前記第 1 のプレートに平行に配置され加熱装置を有する第 2 のプレートの間に装塡し、前記溶融樹脂材料の全体に熱および圧力を一様に加えることで更に再流動化させて展張させるようにして再度圧縮成形することにより形成することを特徴とする請求項 3 8 または 3 9 に記載の板状複合体の製造法。

. 前記再度圧縮成形において、固化した前記溶融樹脂材料を更に再流動化させて展張するに必要な成形温度を 2 0 0 ' 以下とし、前記溶融樹脂材料を更に再流動化させて展張するに必要な圧力を 2 0 k g / c m ³ 以下とすることを特徴とする請求項 4 2 に記載の板状複合体の製造法。