細 発明の名称
カ セ ッ ト 標示視認装 技術分野
本発明は、 映像機器明や音響機器等の各種電子機器に おい て、 記録媒体を収納 し た カ セ ッ ト を機器内に装填 し た際に 該カセ ッ ト 標示を識別す る のに好適な カ セ ッ ト 標示視認装 置に 関す る。 背 ϋ技術
従来、 映像機器や音響機器等の各種電子機器には、 テ一 プな どの記録媒体を収納 した 力 セ ッ ト を使用 し、 各種情報 の記録又は再生を行え る よ う に し た も のがあ る。 こ の カセ ッ ト は電子機器に対 して出 し入れ可能に されて い る。
例えば、 ビデオ力 セ 'ソ ト テープ レ コ 一ダ (以下 、 V T R と い う ) 2 0 では、 図 7 に示すよ う に、 テー プ状記録媒体 を収納 した カセ ッ ト 1 0 を、 V T R 2 0 の フ ロ ン ト ノ ネル に設け ら れたカセ ッ 卜 挿入口 3 7 に挿入す る こ とで、 カセ ッ ト 1 0 を V T R 2 0 内へ装填 (通常、 力セ ヅ ト ロ ーデ ィ ン グ と 言われる ) で き る よ う に な っ て い る。 カ セ ッ ト 挿入 口 3 7 には、 上端部を支点 と して 回動可能な カ セ ッ ト ド ア 2 5 が取 り 付け ら れて い る。 力 セ ッ ト 挿入時に は、 カ セ ヅ
ト 1 0 の前端部で こ の ド ア 2 5 を押 し開いて挿入す る。
そ の際、 カセ ッ ト 1 0 は、 図 8 に示す よ う に ラ ベル 1 1 が貼着された背面を手前側に して リ ツ ド 1 0 a 側か ら カセ ッ ト 挿入口 3 7 に挿入さ れ、 カセ ッ ト 揷入口 3 7 下端部に 形成されて い る カセ ッ 卜 ガイ ド部材 2 0 a に案内 さ れて 図 示 しない カ セ ツ ト ホル ダに収容さ れ る。 カ セ 'ソ 卜 ホル ダは、 カセ ッ ト を収納 した後に、 ま ず水平方向に駆動されカ セ ッ ト 1 0 を所定位置の上、 即 ち リ ール台上に搬送 し、 その後 垂直方向に下降す る よ う に駆動さ れ、 カ セ ッ 卜 1 0 を筐体 内の リ ール台に載置す る。 ま た イ ジ ェ ク ト 時に はカセ ッ ト を垂直方向に上舁さ せ、 水平方向に手前にユーザがカ セ ッ 卜 を取 り 外せ る位置 ま で搬送す る。
カ セ ッ 卜 の カ セ ヅ ト ホル ダへの挿入、 かつ カ セ ッ ト ホル ダの上記動作をサポー ト す る ために、 カ セ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a は、 その上面が略水平 と な る よ う に形成され る と 共 に、 その面のカセ ッ ト 移動方向の両端が面取 り を さ れ、 さ ら に筐体内部側は垂直方向の面 2 0 b で形成さ れて い る。 手前側の面取 り 部分はカセ ッ ト 挿入時のガイ ド 部 2 1 であ り、 筐体内部側の面取 り は部分はカセ ッ ト イ ジ ェ ク 時のガ ィ ド 部 2 3 であ り、 筐体内部側の垂直面 2 0 b に よ っ て ίΧ 切 ら れる筐体内の空間を カセ ッ ト ホルダが昇降運動す る よ う に構成さ れて い る。
カ セ ッ ト 1 0 の リ ール台上への搬送を完了 し た際の、 V T R のカセ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a と カセ ッ ト 1 0 の位置関
係を 図 9 ( a ) 、 ( b ) に示 して い る。 図 9 ( a ) は平面 図で、 図 9 ( b ) は図 9 ( a ) の A— A線断而図であ る。 図に 示す と お り、 カ セ ッ ト 1 0 の ラ ベル 1 1 貼着面がカ セ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a の内部垂直面 2 0 b と対向す る よ う に な る。
と こ ろで、 V T R 2 0 に対 して 目 的の動作を さ せ る 前に, 実際に装填されて い る カ セ ッ 卜 1 0 がどの よ う な内容の も のであ る か簡便に確認 した い と い う ユーザの要求があ る。 例え ば長時間にわた つ て装填さ れた ま ま 使用 さ れな い カ セ ッ ト 1 については、 いかな る 内容の プロ グラ ム が記録さ れ て い るか忘れて し ま っ て い る こ と が多 く、 ユーザが新 た な プロ グラ ムの記録を し ょ う と した際に は、 その装填済の力 セ ッ ト に プロ グラ ム を上書 き して も よ い も のであ る か改め て確認す る必要があ っ た。 それに は、 そのカセ ッ ト を 一旦 再生 してみて記録内容を確認,す る 方法も あ る が、 カセ ッ ト 1 0 のラ ベル 1 1 の記述内容で確認で きれば確認作業を短 時間で極めて簡単に行う こ と がで き る。
しか しながら、 V T R 2 0 内部に装填された カセ ッ ト 1 0 は、 そのラ ベル 1 1 が上述の よ う に カ セ ヅ 卜 ガイ ド 部材 2 0 a の内部垂直面 2 O b と対向す る状態 と な っ て い る た め、 図 1 0 に示すよ う に、 仮にユーザがカセ ッ ト ド ア 2 5 を開けて V T R 2 0 内部を硯いて も、 カセ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a が邪魔にな っ て そのラ ベル 1 1 を見る こ と はで き な い。
カ セ 'ソ ト 1 0 が V T R 2 0 内部に装填された状態の ま ま、 その ラ ベル 1 1 を見 る こ と がで き る よ う に す る には、 邪魔 に な る カセ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a をその本来の機能を損な わな い範囲で部分的に除去すればよ い。 ま た、 カセ ッ ト ド ァ 2 5 を透明に して おけばラ ベル を見 る度に それを一 々開 る必要 も な く な る。
し か しなが ら、 カ セ ッ ト ド ア 2 5 を透明に す る と、 こ の カセ ッ ト ド ア 2 5 を介 して常時 V T R 2 0 内部の機構が丸 見え にな り 製品デザィ ン上好ま し く な い。
上記の如 く、 装填 し た カ セ ッ 卜 のラ ベル を カ セ ヅ 卜 ド ア を介 して見 る こ と がで き る よ う に構成す る と、 機器筐体内 部が丸見え に な り デザィ ン的に好ま し く ない と い う 問題が あ つ た。
そ こ で、 本発明は、 カ セ ッ ト 装填後で も カ セ ッ ト の ラ ベ ル を見る こ とがで き、 加えて機器内部が外部か ら極力視け ない よ う に して製品デザイ ン性を向上さ せた カ セ ッ ト 標示 視認装置を提供す る こ と を 目 的 と す る。 発明の開示
第 1 の発明に よ る カセ ッ ト 標示視認装置は、
一側面に ラベルが貼着さ れたカ セ ッ ト と、
前記カセ ッ ト が挿入さ れ る カセ ッ ト 揷入口 を備え、 挿入 された カセ ッ ト が内部の所定位置に装着される筐体 と、
前記カ セ ッ ト 揷入口に対 して設け ら れた第 1 のカ セ ッ
ト ド アであ っ て、 少な く と も その一部が透明部材で形成さ れ、 前記カ セ ッ ト の挿入時に開 き、 かつ カセ ッ ト が前 ¾筐 体内にあ る場合及びな い場合に該カセ ヅ ト 挿入 口 を閉 じ る よ う に構成され、 カ セ ッ ト が前記筐体内に収容された状態 において前記透明部材部分を介 して該カ セ 'ソ 卜 のラ ベルの 視認を可能 と す る よ う に構成された第 1 のカセ ッ 卜 ド ア と. こ の第 1 のカセ ッ 卜 ド アの筐体内部側に配置され た 第 2 のカ セ ッ ト ド アであ っ て、 不透明部材で形成さ れ、 前記力 セ ヅ 卜 の挿入時に前記第 1 のカセ ッ 卜 ド ア と共に開 き、 か つカセ ッ ト が筐体内の所定位置に あ る状態において前記第 1 のカセ ッ ト ド アの透明部分に よ る前記カ セ ツ 卜 の ラ ベル の視認を許容す る位置に開 き、 さ ら に前記カセ ッ ト が前記 筐体内に な い状態において前記第 1 のカ セ ッ ト ド アの少な く と も透明部分 と対向する位置に配置さ れる よ う に構成さ れた第 2 のカ セ ヅ ト ド ア と、 を具備 し た もので あ る。
第 1 の発明に よ り、 カセ ッ ト が筐体内の所定位置に 装填 された後は、 第 1 の カセ ッ ト ド ア を押 し開かず と も、 透明 部を介 してカセ ッ ト 装填されたカ セ ッ ト 背面ラ ベル を容易 に見 る こ と がで き るので、 装填さ れてい る カセ ッ 卜 の内容 を確認、 把握する こ と がで き る。 ま た、 第 2 のカセ ッ ト ド ァは、 カセ ッ ト 揷入時に第 1 のカ セ ッ ト ド ア と 連動 して開 く こ と に よ り、 カ セ ッ 卜 挿入搬送経路を確保す る こ と がで き る。 さ ら に、 第 2 のカセ ッ ト ド アは、 不透明部材で構成 されて い るので、 筐体内に カセ ッ 卜 が装填さ れていな い と
P T/JP97/01131
- 6 - きは、 第 1 のカ セ ッ ト ド アの透明部を通 して入 る外光を筐 体内部に侵入す る こ と のな い よ う に遮光す る こ と がで き、 筐体内部にあ る物に対 して熱的な変形や故障を生 じ さ せ る こ と がない。
第 2 の発明に よ る カセ ッ ト 標示視認装置は、
一側面に ラ ベルが貼着さ れた カセ 'ソ 卜 と、
機器筐体に設け ら れた前記カ セ ッ 卜 の揷人口 と、
前記機器筐体内に設け ら れ、 前記カセ ッ ト 挿入口か ら前 記ラ ベルが貼着された面がカセ ッ ト 挿入 口側 と な る 方 向に 挿人さ れた カセ ツ ト を収容す る第 1 の位置か ら、 水平方向 に移動 した後垂直方向に降下 して前記収容 した カ セ ッ ト を 機器筐体内の所定位置であ る第 2 の位置に搬送 し、 かつ前 記第 2 の位置か ら垂直方向に 上昇 した後、 水平方向に移動 して前記カ セ ッ ト を前記第 1 の位置に搬送す る カ セ ッ ト ホ ルダ と、
前記カセ ッ ト 挿入 口 と 前記カ セ 'ソ 卜 ホル ダの間の前記機 器筐体内に設け られ、 前記第 1 の位置にあ る カ セ ッ ト ホル ダへの前記カセ ッ ト の挿入を案内す る案内部材であ っ て、 m記カ セ ヅ 卜 を収容 し たカ セ ッ ト ホル ダが前記第 2 の位置 にあ る と き に前記カ セ ッ 卜 のラ ベル面を前記カ セ ッ ト 挿入 口に対 して露出さ せ る切欠 き部が設け ら れた案内部材 と、 前記カセ ッ ト 挿入口 に対 して設け られた第 1 のカセ 、ソ 卜 ド アであ っ て、 少な く と も その一部が透明部材で形成され、 前記カ セ ッ 卜 の挿入時に開 き、 かつカセ ッ 卜 が前記筐体内
にあ る場合及びない場合に該カ セ ッ ト 挿入口 を閉 じ る よ う に構成され、 それに よ つ て カセ ッ ト を収容 した カ セ ヅ ト ホ ル ダが前記第 2 の位置にあ る状態において 前記透明部材部 分を介 して該カ セ ッ ト のラ ベルの視認を可能と す る よ う に 構成さ れた第 1 のカセ ッ ト ド ア と、
こ の第 1 のカセ ッ ト ド アの筐体内部側に配; aさ れた第 2 のカ セ ッ ト ド アであ っ て、 不透明部材で形成さ れ、 前記力 セ ッ ト の揷人時に前記第 1 のカセ ッ ト ド ア と 共に開 き、 か つカ セ ッ ト を収容 した カ セ ッ ト ホル ダが前記第 2 の位置に あ る状態に おいて前記第 1 のカ セ ッ ト ド アの透明部分に よ る前記カセ ッ ト の ラ ベルの視認を許容す る位置に開 き、 さ ら に前記カセ ッ ト が前記筐体内に な い状態におい て前記第
1 のカセ 、ソ 卜 ド アの少な く と も 透明部分 と対向す る位置に 配置さ れる よ う に構成さ れた第 2 のカセ ッ ト ド ア と、 を具 備 し た も のであ る。
第 2 の発明に よ り、 例え ば V T Rの場合のよ う に、 カセ ッ ト を カセ ッ ト ホルダ と共に初期位置であ る第 1 の位置か ら カ セ ッ ト 装填位置であ る第 2 の位置に挿入 し、 或いはそ の逆に第 2 位置か ら 第 1 の位置に排出 し易い よ う に、 カセ ッ ト 揷入口付近の機器筐体内部に設けた案内部材に切欠 き 部が設け られて い る で、 カ セ ヅ 卜 を収容 した カ セ ヅ 卜 ホル ダが前記第 2 の位置にあ る と き に、 装填された カ セ ッ ト の ラベル面を前記カセ ッ 卜 挿入口に対 して露呈さ せ る こ と が で き る。
V T R カ セ ッ 卜 が筐体内の第 2 の位置に装填された後は 第 1 のカセ ッ ト ド ア を押 し開かず と も、 その透明部を介 し て カ セ ッ ト 装填さ れた カ セ ッ ト 背面ラ ベル を容易に見 る こ と がで き るので、 装填されて い る カセ ッ 卜 の内容を確認、 把握す る こ とがで き る。 ま た、 第 2 のカ セ ッ ト ド アは、 力 セ 'ソ ト 挿入時に第 1 のカセ ヅ ト ド ア と連動 して 開 く こ と に よ り、 カ セ ッ ト 挿入搬送絰路を確保す る こ と がで き る。 さ ら に、 第 2 のカ セ ッ ト ド アは、 不透明部材で構成さ れて い るので、 箧体内に カ セ ッ ト が装填されて いな い と きは、 第 1 のカセ ッ ト ド アの透明部 を通 して入 る外光を 筐体内部に 侵入す る こ とのない よ う に遮光す る こ と がで き、 筐体内部 にあ る機構物に対 して熱的な変形や故障を生 じ させ る こ と がない。
第 3 の発明に よ る カセ ッ ト 標示視認装置は、 第 2 の発明 におけ る前記第 2 のカセ ッ ト ド アが、 前記カセ ッ ト を収容 した カセ ッ ト ホル ダが前記筐体内の所定位置又は第 2 の位 置にあ る際に前記カセ ッ 卜 の上面に 当接す る よ う に構成 し た こ と を特徴と す る も のであ る。
第 3 の発明に よ り、 筐体内にカ セ ヅ 卜 が装填されて い る と き で も、 不透明な第 2 のカ セ ッ ト ド アがカセ ッ 卜 の上面 に 当接 して これを覆 う ので、 機器筐体内部への外光の侵人 を防 ぎ、 筐体内部の機構に対 して熱的な変形や故障を生 じ さ せ る こ と のない よ う に す る こ と がで き、 かつデザィ ン的 に も優れて い る。 ま た、 カ セ ッ ト の挿入時及び排出時に力
セ ッ ト の下降, 上昇の各動作に連動 して、 第 2 の力 セ ヅ ト ド ア を開閉で き る構成であ るので、 第 2 のカ セ ッ ト ド アに 関 して は ド ア開閉 レ バー等の部品 を必要 と せずに開閉可能 であ り、 部品点数を増やす こ と も ない。
第 4 の発明に よ る カセ ッ ト 標示視認装置は、 第 1 又は第 2 の発明に おけ る第 2 のカ セ ツ ト ド アの第 1 のカ セ ッ ト ド ァ側の面に、 機器に 関連 し た表示が設け ら れて い る こ と を 特徴 と する ものであ る。
第 4 の発明に よ り、 第 2 のカセ 'ソ 卜 ド アの表面に メ ーカ 名或いは機種名な どを含む機器に 関連 した標示 を入れ る こ と に よ り、 ユーザーは該標示を第 1 のカ セ ッ ト ド アの透明 部を通 し視認す る こ と が可能であ り、 筐体内部に カ セ ッ ト がない場合には特に カセ ッ ト 揷入口内に標示が見え て、 機 種な どの確認を行え る ほか、 筐体の外観をデザィ ン的に優 れた も のに する こ と がで き る。
第 5 の発明に よ る カセ ッ ト 標示視認装置は、 第 1 の発明 におけ る第 2 のカセ ッ ト ド アの第 1 のカセ ッ ト ド ア側の面 に、 記号、 マー ク に よ る表示が設け られて い る こ と を特徴 と す る も のであ る。
第 5 の発明に よ り、 第 2 のカセ ッ 卜 ド アの表面に記 、 マーク 等の標示を入れる こ と に よ り、 ユーザ—は該標示を 第 1 のカセ ッ ト ド アの透明部を通 し視認す る こ と が可能で あ り、 筐体内部にカセ ッ 卜 がない場合に は特に カセ ッ ト 揷 入口内に記号、 マー ク が見えて、 カセ ッ ト 挿入時の確認 ·
案内 と な るほか、 筐体の外観をデザィ ン的に優れた も のに す る こ と がで き る。
第 6 の発明に よ る カ セ ッ 卜 標 視認装置は、 第 1 又は第 2 の発明におけ る第 1 のカ セ ッ ト ド アの透明部分の領域が、 カセ ツ 卜 の ラ ベル添付領域に対応 して形成さ れて い る こ と を特徴 と す る も のであ る。
第 6 の発明に よ り、 カセ ッ 卜 が筐体内部の所定位置に装 填さ れた時、 第 1 のカ セ ッ ト ド アの透明部を通 して、 装填 さ れた カセ ッ 卜 のラ ベゾレ領域を全て 見 る こ と がで き る。
第 7 の発明に よ る カ セ ッ 卜 標示視認装置は、 第 2 の発明 におけ る案内部材の切欠 き部は、 筐体内部に 向かっ て 下降 す る 面を有す る斜面形状に形成さ れて い る こ と を特徴 と す る も のであ る。
第 7 の発明に よ り、 機器筐体内部に装填された カ セ ッ ト の背面ラ ベル を容易に見る こ と がで き る と共に、 切欠 き部 が斜面状であ るので、 カセ ッ 卜 挿入 口か ら 内部 を靦い た場 合で も、 カセ ッ ト 背面に対 して下降す る 面が続いて い るの で、 単に切 り 欠いた場合に比ベ、 デザイ ン的に も 好ま しい 状態を形成す る こ と がで き る。 図面の簡単な説明
図 1 は本発明に係 る カセ ッ ト標示視認装置の一実施の形 態を示す斜視図であ る。
図 2 はカセ ッ ト標示視認装置におけ る カセ ッ ト 揷入前の
状態を示す断面図であ る。
図 3 はカ セ ッ ト 標示視認装鬨におけ る カ セ ッ ト 揷入時の 状態を示す断面図であ る。
図 4 はカセ ッ 卜 標示視認装置に おけ る カセ ッ ト 装墳後の 状態を示す断面図であ る。
図 5 はカ セ ッ ト 標示視認装置を V T R 内に構成 し た J¾体 例に おけ る カセ ッ ト 挿入状態を示す断面図であ る。
図 6 はカ セ ッ ト 標示視認装置 を V T R 内に構成 した 具体 例におけ る カセ ッ 卜 装填後の状態を示す断而図であ る。
図 7 は V T R と カ セ ッ ト 関係を示す斜視図であ る。
図 8 は従来の V T R に用 い られて い る カセ 'ソ ト ガイ ド 部 材を説明す る ための図であ る。
図 9 ( a ) は従来の V T R におけ る カ セ ッ ト 装填後の状態 を示す平面図であ る。
図 9 ( b ) は図 9 ( a ) の A — A線断面図であ る。
図 1 0 は従来のカ セ ッ 卜 標示視認装置の一例 を示す断面 図。 発明を実施す る た めの最良の形態
実施の形態について図面を参照 して説明する。
図 1 は本発明に係 るカセ ッ ト標示視認装置の一実施の形 態を示す斜視図であ り、 カセ ッ ト 挿入前のカセ ッ 卜 標示視 認装置を示 して い る。 尚、 図 1 は図 8 に示す装置 と 同様な 構成要素について は同一符号を付 してあ る。
図 1 に示すよ う に、 カセ ヅ ト 1 0 はその背面に ラ ベル 1 1 が貼若さ れ、 こ の背面 と 反対側の端部に、 V T R 2 0 内 に装填された際に開いて 内部に収容さ れた磁気テープの引 出 し を許容す る リ 'ソ ド 1 0 a が設け られて い る。
電子機器 と しての V T R 2 0 の 体前面に はカ セ ッ 卜 を 禅入す る ためのカセ 'ソ ト 挿入口 3 7 が設け られ、 カセ ヅ ト 揷入口 3 7 の筐体内部上側に は、 第 1 及び第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 0、 5 1 が、 カセ ッ ト 挿入方向に前後に、 夫々 その 上端部を支点に して カ セ ッ ト 挿入 Li を開閉す る よ う に 回動 可能に取付け られて い る。
カ セ ヅ ト 揷入口 3 7 下端部に はカセ ッ ト 1 0 の内部への 挿入及び内部か らのカセ ッ 卜 の取 り 出 し を案内 す る た めの カ セ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a が設け られて い る。
カ セ ッ ト 1 0 は、 その リ ツ ド 1 0 a側でカ セ ッ ト ド ア 5 0、 5 1 を順に押 し開 く よ う に して挿入され る。 この と き、 カ セ ッ ト 1 0 はその底面がカセ ッ ト ガイ ド部材 2 O a の力 セ ッ ト 水平ガイ ド部 2 1 で案内さ れて後述す る カ セ ッ ト ホ ルダに収容され、 カ セ ッ ト ホルダに よ っ て V T R 内部の所 定位 ISであ る リ ール台上に装填され る。
カ セ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a は、 水平状に形成さ れた カセ ッ ト 水平ガイ ド部 2 2 を有 し、 そのカセ ッ ト 挿入方向の両 端が面取 り され、 カ セ 'ソ ト 挿入ガイ ド部 2 1 と カセ 'ソ ト 排 出ガイ ド部 2 3 が形成されて い る。 カセ ッ ト 水平ガイ ド部 2 2 は、 カセ ッ ト 1 0 の底面 と の接触面積を小さ く す る 目
的で、 平面か ら若干突出す る よ う に形成されて い る。
カ セ ッ 卜 挿入ガイ ド部 2 1 は、 カセ ッ 卜 1 0 の挿入時に その底面がカセ ッ 卜 水平ガイ ド 部 2 2 に乗 り 上がる よ う に 案内 し、 カ セ ッ ト 排出ガイ ド部 2 3 はカ セ ッ ト 配出時に そ の底面がカ セ ッ ト 水平ガィ ド 部 2 2 に乗 り 上がる よ う に案 内す る。
カセ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a には、 さ ら に ま た その長手方 向の中間部に、 カ セ ッ ト 1 0 のラ ベル 1 1 を カ セ ヅ ト 揷入 口 3 7 側か ら視認で き る よ う にす る た めに、 内部に 向かつ て下降す る面を冇 し た斜面部 2 4 が設け られて い る。
斜面部 2 4 は、 V T R 2 0 の フ ロ ン ト ノ、' ネ ル近傍に設け られた カセ ヅ ト ガイ ド部材 2 0 a の略々 中央部分に、 カセ ヅ ト 揷入口 3 7 か ら V T R 2 0 内部に下降す る 斜面を形成 す る よ う に切 り 欠 く こ と に よ って、 断面が斜面状 と な る よ う に形成された も のであ る。 こ の斜面部 2 4 の カ セ ッ 卜 fe5 方向に対応す る長さ は、 例え ばカ セ ッ ト の幅よ り 短 く、 力 セ ヅ ト 1 0 のラ ベル貼着領域に対応させて い る。 こ の場合、 斜面部 2 4 をカセ ッ ト 幅方向の中心に対 して対称に設け る こ と に よ り、 カセ ッ ト 1 0 のラ ベル貼着領域の長さ の う ち の文字記入領域に対応させ る こ と がで き、 カセ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a の外観を好ま しい形状 と して い る。
ま た、 カ セ ッ ト 1 0 の幅方向の長さ よ り も、 斜面部 2 4 のカセ ッ ト 幅方向の長さ が小さ く 設定さ れてお り、 し たが つて、 カセ ッ ト 水平ガイ ド 部 2 2 は、 セ ッ ト 揷入時、 カセ
ッ ト 1 0 の左右両端部分を ガイ ド す るのに必要な長さ を確 保 して い る。 これに よ り、 カ セ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a と し ての機械的強度 も 確保で き る よ う に して い る。
以上の よ う に構成さ れた カ セ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a の斜 面部 2 4 に よ っ て、 装填さ れた カ セ ッ ト 1 0 の ラ ベル 1 1 を視認す る こ と が可能であ る が、 それを カ セ ッ ト ド ア 5 0 を介 して行 う ために、 カセ ッ ト ド ア 5 0 には、 その一部の 領域に透明部 5 0 a が形成さ れて お り、 その他の部分は不 透明 に形成さ れて い る。 ま た、 こ のカ セ ッ ト ド ア 5 0 の奥 に、 カセ ッ ト ド ア 5 1 が設け られて い る。 カセ ッ ト ド ア 5 1 は カ セ ヅ 卜 ド ア 5 0 がカ セ ヅ 卜 の ラ ベル を外部か ら 視認 可能に す る と い う 本来の機能を発揮 して いない と き、 即ち、 カセ ッ ト が装填されて いな い と き に、 その透明部 5 0 a を 覆 う と 共に、 斜面部 2 4 を閉塞 して V T R 2 0 の内部機構 が外部か ら 見えない よ う に す る働 き をす る。
第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 に設け られた透明部 5 0 a は、 例え ばカセ ッ ト 装填後におけ る カセ ッ 卜 背面ラ ベル 1 1 の 可視が可能な範囲の領域に設け ら れて い る。 即ち、 透明部 5 0 a の横方向の長さ、 縦方向の幅は、 カセ ッ ト 1 0 のラ ベル貼着領域の長さ、 幅に対応す る よ う に設定さ れ る。 こ の よ う に、 第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 の所定領域にのみ、 透 明部 5 0 a を設け る こ と に よ り、 例え ばカ セ ッ ト 装填後に おけ る カセ ッ ト 1 0 の必要な部分、 即ち、 ΐϊ面ラ ベル 1 1 のみが見 られ、 視覚的に好ま しい感 じ を与え る よ う に して
い る。
第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 は、 カセ ッ ト 挿入口 3 7 の内側 装 ^:近傍に回動可能に軸若さ れて い る。 ま た、 第 1 の カ セ ッ ト ド ア 5 0 には、 図示は し ないがカセ ッ ト ホルダ と連動 する ド ア閲閉 レ バ 一が係合されて お り、 カセ ッ ト 排出時に カ セ 'ソ ト ホル ダの移動に伴い、 該 ド ア開閉 レ ノ 一に よ つ て 駆動さ れて 筐体内部方向に開 く よ う に構成さ れて い る。 ま た、 カ セ ッ ト 挿入時おいて は、 ド ア開閉 レ バ一 との係合が 解かれ、 カ セ ッ 卜 ド ア 5 0 はカセ ヅ 卜 1 0 の リ ツ ド 1 0 a 側端部に よ って押 し開かれ る。
一方、 第 1 のカセ ッ ト ド アの筐体内部側に配設さ れた第 2 の カセ ッ ト ド ア 5 1 は、 カセ ッ ト 挿入時、 第 1 のカ セ ッ 卜 ド ア 5 0 が回動す る と、 それに 当接 して押 し上げら れ る よ う に開 く。 ま た、 カ セ ッ ト 排出時に も ド ア開閉 レ ノ 一で 駆動され る第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 と 当接 して 同様に開 く。 即ち、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 は、 第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 と連動 して開 く よ う に構成されて い る。
第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 の ド ア幅は、 少な く と も 第 1 の カセ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a の幅の大き さ で形成され て い る。 ま た、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 のカセ ッ ト 幅方向 に対応す る長さ は、 閉 じた際に、 カセ ッ ト ガイ ド部材 2 0 aの斜面部 2 4 を封止す る こ と がで き る よ う な長さ に形成 されて い る。 つま り、 少な く と も 斜面部 2 4 の カセ ッ ト 幅 方向に対応す る長さ を有 して形成されて い る。 これに よ り、
カセ ッ ト 挿入以前に おいて は、 第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 の 透明部 5 0 a を介 して、 V T R 内部機構が ^かれ る の を防 ぐ こ と がで き る。
ま た、 第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 は不透明部材で形成され. その前面 (装置外側か ら 見 え る而) には、 例え ばメ ー カ 名. 或いは機器装置名等の標示マーク 5 1 a が設け ら れて い る: こ の標示マーク 5 1 a は、 例えば前記第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a か ら の視認可能な領域に設け ら れて い る。 したがっ て、 カ セ ッ ト 揷入以前では、 第 1 の力 セ ヅ 卜 5 0 の透明部 5 0 a か ら は第 2 の カセ ッ ト ド ア 5 1 の標示 マー ク 5 1 a が視覚に入 り、 好ま しい感 じ を与 え る こ と が で き る と 共に、 標示マーク 5 1 a がカ セ ッ ト 揷入口 3 7 内 部にあ る こ と か ら、 カ セ ッ ト を挿入す る際の挿入方向の案 内を効果的に行う こ と も で き る。
カ セ ッ ト 揷入時、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 は、 第 1 の力 セ ッ ト ド ア 5 0 と連動 して開 き、 カセ ッ ト 装填後に は、 力 セ ヅ ト ホル ダに装填さ れた カ セ ヅ ト 1 0 の上面に載架され る。 つま り、 カセ ッ ト 装填動作に伴い第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 が閉 じ る と、 第 2 のカ ツ ト ド ア 5 1 は何 ら付勢さ れて いな いため、 自 ら 閉 じ る方向 (図中下方向) へ と 回転 して、 装填された カセ ッ ト 1 0 の後端部上面 と 当接す る。 こ の と き、 第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a か ら は、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 の後方側は視覚に入 ら ない。 カセ ッ ト 装填完了状態では、 第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0
a か ら は、 装填された カセ ヅ 卜 1 0 の背面ラ ベル 1 1 が視 覚に 入 る他、 該カセ ッ ト 1 0 の上面に載架 して い る第 2 の カ セ ッ ト ド ア 5 1 の標示マーク 5 1 a も 視覚に人 り、 結果 と して、 従来に無い新たなデザイ ン形状を形成す る こ と が で き、 ユーザに対 し て好ま しい感 じ を え る こ と がで き る ( カ セ ヅ ト 排出時に は、 カ セ 'ソ 卜 ホル ダの上昇 に よ っ て第 2 の カ セ ッ ト ド ア 5 1 が開 く 方向に回動す る。 カ セ ッ ト ホ ル ダの移動に伴い、 第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 も、 カセ ッ ト の排出動作に支障 と な ら な いタ イ ミ ン グで開 く よ う に ド ァ 開閉 レ バーに よ っ て駆動される。 こ の よ う に第 1 及び第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 0、 5 1 が共に開 く こ と に よ り、 カ セ ッ ト 1 0 を排出す る た めの絰路が確保され る。
次に、 図 2 乃至図 4 を参照 しな が ら 図 1 に示す装置の動 作を詳細に説明す る。 図 2 乃至図 4 は本発明に係 る カ セ ッ 卜標示視認装置の動作を説明す る ための装置主要部分の断 面図であ り、 図 2 はカセ ッ ト 揷入前の装置の状態を示 し、 図 3 はカセ ッ ト 挿入時におけ る装置の状態を示 し、 図 4 は カセ ッ ト 装填後におけ る装置の状態を示 して い る。 尚、 こ れ ら の図は図 1 に示す構成要素 と 同様の構成要素につ いて は同一符号を付 して い る。
カ セ ッ ト 挿入前の状態では、 図 2 に示す よ う に第 1 及び 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 0、 5 1 は共に閉 じ ら て い る。 こ の 状態で、 例えばユーザが図示例の よ う に V T R のカ セ ッ ト 挿入 口近傍か ら V T R 内部を見 る も の と す る と、 第 1 の力
セ ヅ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a を介 して、 第 1 の カ セ ヅ ト ド ア 5 0 の後方に併設された第 2 のカセ ッ 卜 ド ア 5 1 の ^ 面上にあ る標示マー ク 5 1 a のみが視覚に入 る。 こ れに よ り、 V T R 内部の機構部分が見え る こ と な く、 標示マー ク 5 1 a のみが視覚に入 る こ と か ら、 従来に無い新たなデザ ィ ン を形成 して好ま しい感 じ を与え る こ と がで き る。 ま た, こ の と き、 透明部 5 0 a を介 して外光が入射さ れた と して も、 第 2 のカセ ッ 卜 ド ア 5 1 に よ っ てタ 光が遮断され る こ と か ら、 V T R 内部に入射され る こ と はな く、 V T R の機 能上について も 影響 を及ぼす こ と がない。 同時に、 外光が 第 2 のカセ ッ 卜 ド ア 5 1 の標示マー ク 5 1 a を照 ら す こ と にな る こ と か ら、 よ り 一層標示マー ク 5 1 a が引 き 立 ち、 好ま しい感 じ を与え る こ と がで き る。
その後、 ユーザの視覚に入 る標示マー ク 5 1 a は、 カセ ヅ ト 挿入時におけ る カセ ッ ト 揷入口 3 7 内部への案内 す る も の と して も 用 レ、 る こ と が可能であ る。 βリち、 ユーザは図 2 に示すよ う に、 カ セ ッ ト 1 0 の前端部に よ っ て、 標示マ ー ク 5 l a が見え る 第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 を押 し開いて、 カセ ッ 卜 挿入口 3 7 内に挿入する。
す る と、 カセ ッ ト 1 0 の挿入に よ り、 第 1 の カセ ッ ト ド ァ 5 0 が開 く と 同時に、 該第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 と連動 す る こ と に よ り、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 も 開 き、 図 3 に 示す よ う に カセ ッ ト 挿入経路が確保され る。 そ して、 カセ ッ ト 1 0 はカセ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a のカセ ッ ト 水平ガイ
ド部 2 1 に よ っ て、 水平方 向に ガイ ド さ れなが ら 図示 しな い カセ ッ ト ホルダに収容さ れ る。 カ セ ッ ト 1 0 を収容 し た カセ ッ ト ホル ダは、 ま ず V T R 内部方向に水平に移動 し、 その後、 垂直方向に下降す る よ う に駆動され、 カ セ ッ ト 1 0 を 図示 し ない リ ール台上に装着す る。 カ セ ッ 卜 ホル ダの 移動の途中で、 カセ ッ ト ド ア 5 0 は、 カ セ ッ ト 1 0 と 当接 状態が解かれ、 カ セ ッ ト 挿人口 を閉 じ る よ う に な る。
カセ ッ 卜 ド ア 5 1 はカ セ ヅ ト ホル ダの移動中、 収容され た カ セ ヅ 卜 1 0 の上面に 当接 し、 カセ ッ 卜 装填完了後 も、 その状態を保つ。 即ち、 カ セ ッ ト 装填完了状態では第 2 の カセ ッ ト ド ア 5 1 は、 図 4 に示す よ う に完全に閉 じ ら れて お ら ず、 標示マー ク をやや下方に 向け位置に停止 して い る ( カ セ ッ ト ロ ーデ イ ン グ完了後、 例えばユーザが図 4 に示 すよ う に V T R のカセ ッ ト 挿入口 3 7 近傍か ら、 V T R 内 部を見 る も の と す る。 す る と、 ユーザは第 1 のカセ ッ ト ド ァ 5 0 を押 し開け る こ と な く、 該カセ ッ ト ド ア 5 ◦ の透明 部 5 0 a、 カセ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a の斜面部 2 4 上 を介 して、 カセ ッ ト 1 0 の背面ラ ベル 1 1 を容易に可視す る こ と がで き る。 これに よ り、 装填されたカセ ッ ト の内容を一 目 で認識す る こ と が可能 と な る。 ま た、 この と き、 第 2 の カセ ッ ト ド ア 5 1 の標示マー ク 5 1 a もユーザの視覚に入 る こ と か ら、 デザィ ン的に も従来に無い良好な形状が得 ら れ、 ユーザに対 して好ま しい感 じ を与え る こ と が可能 と な る。
尚、 カセ ッ ト ガイ ド 部材 2 0 a の近傍に、 例え ば装置内 部を照 ら すための点灯装置 を設け、 該点灯装置に よ っ て下 方向か ら 前記第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 の標示マー ク 5 1 a 及び背面ラ ベル 1 1 に照射す る よ う に構成 して も 良い。 こ の場合、 一層、 標示マー ク 5 1 a が ^かび上が る よ う に兒 え る こ と が可能 と な り、 ま た背面 ラ ベル 1 1 も 良好に視認 す る こ と も 可能 と な る。
ま た、 図 4 に示す よ う に、 カセ ッ ト 1 0 の装填が完了 し た際には、 第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 が、 カ セ ヅ 卜 の後端部 上面に 当接 して い る た め、 カ セ ッ 卜 の上部空間が閉 じ られ る よ う にな る。 このため、 第 1 の 力 セ ヅ ト ド ア 5 0 の透明 部 5 0 a か ら V T R 内部の機構が見えて し ま う と い う こ と がな く、 さ ら に、 外光が第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 に よ り 遮 断さ れる こ と か ら、 V T R 内部への外光の入射を防 Itす る こ と も 可能 と な る。 これに よ り、 V T R機器性能に悪影響 を与え る こ と な く、 安定 した機器性能を保持す る こ と も 可 能であ る。
カセ ッ ト 排出時には、 カ セ ッ 卜 ホル ダ と共に カセ ッ ト 1 0 が上昇す る。 す る と、 カ セ ッ ト 1 0 と 当接 して い る第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 1 が、 力 セ ヅ ト 1 0 の上昇に よ っ て、 A 方向 (図中矢印方向) に回動 して完全に問き、 カ セ ッ ト ホ ルダ ( 図示せず) の移動に伴 っ て ド ア開閉 レ バー (図示せ ず) に よ っ て第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 も B 方向 (図中矢印 方向) に回動 して完全に開 く。 これに よ り、 力 セ ヅ ト 排出
時のカセ ッ ト 搬送経路が確保される。 つ ま り、 第 2 の カセ ッ ト ド ア 5 1 は、 ド ァ開閉 レ バ一等の部品を設け る こ と な く カ セ ッ ト 挿入時、 或いはカセ ッ ト 排出時にて 自 動的 に ド ァの開閉を行う こ と が可能と な る。
その後、 カ セ ッ ト 1 0 は、 カセ ッ ト ホル ダに よ っ て カセ ッ 卜 ガイ ド部材 2 0 a 上 を押 し出され、 その ラ ベル 1 1 側 がカ セ ッ ト 挿入口 3 7 か ら 突出 してユーザが抜 き取 る こ と ので き る位置まで搬送さ れる こ とで排出が完了 す る。 カ セ ッ ト 排出完了状態では、 カ セ ッ ト 1 0 と カ セ ッ ト ド ア 5 0 . 5 1 の位置関係は、 図 3 と 同様であ り、 カ セ ッ ト ド ア 5 0 . 5 1 はそれぞれカセ ヅ ト 1 0 の上面に 当接 して い る。
ユーザに よ っ て カ セ ッ ト 1 0 が V T R 2 0 か ら抜 き取 ら れる と、 再び、 第 1 及び第 2 のカ セ ッ ト ド ア 5 0、 5 1 は、 共に閉 じ られ る こ と に な り、 図 2 に示すカセ ッ ト 挿入待機 状態に戻る。
図 5 及び図 6 に、 カ セ ヅ ト ホル ダ 2 6 を含む V T R 内部 の具体構成を示す。 図 5 はカセ ッ 卜 1 0 がカ セ ッ ト ホルダ
2 6 へ収容された状態を示 して い る。
図 5 に示すよ う に、 V T R 2 0 の前面には、 セ ッ ト 挿入 口 3 7 を備え た フ ロ ン ト ノ ネル 3 6 が配設されて お り、 こ の フ ロ ン 卜 パネル 3 6 を支え る よ う に底板 3 5 が配設され て い る。
V T R 2 0 内には、 ブ リ ン ト 基板 3 4 の他に、 シ ャ ー シ
3 2 が配設されてお り、 こ の シ ャ ーシ 3 2 上に カ セ ッ ト ホ
ルダ支持板 2 9 が立設されて い る。 カセ ッ ト ホル ダ 2 6 は. その外面に設け られた突起 2 7、 2 8 が、 カ セ ッ ト ホル ダ 支持板 2 9 に設けた 案内溝 3 0、 3 1 に 夫々揷通されて お り、 図示 しない駆動機構に よ っ て 案内溝 3 0、 3 1 に沿 つ て移動す る よ う に駆動され る。
シ ャ ー シ 3 2 上には、 カ セ ッ ト 1 0 の リ 一ル部分が係合 す る リ ール台 3 3 が配設さ れて い る。 ま た、 V T R 内部に は、 底板 3 5 に対 して、 カ セ ッ ト ガイ ド部材を構成す る 力 セ ッ ト ガイ ド板 4 0 が立設さ れて い る。 カセ 'ソ ト ガイ ド板 4 0 はカ セ ヅ ト ガイ ド部材 を構成す る た めに、 カセ ッ ト 挿 入口 3 7 の付近で折 り 曲げ られた形状に成形されて い る。 即ち、 カセ ッ ト ガイ ド板 4 0 に は、 カセ ッ ト 揷入口 3 7 後 方の カセ ッ ト 搬送経路の途中の位置に、 カセ ッ ト 揷入ガイ ド部 2 1 と、 カ セ ッ ト 水平ガイ ド 部 2 2 と、 カ セ ッ ト 排出 ガイ ド部 2 3 と、 斜面部 2 4 と が形成さ れて い る。
カ セ ッ ト 1 0 がカ セ ッ 卜 挿入口 3 7 か ら挿入され る と、 上述 した よ う に第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 が開 き、 同時に、 該第 1 のカ セ ッ 卜 ド ア 5 0 と連動 して第 2 のカ セ ヅ 卜 ド ア 5 1 も 開 く。
カ セ ッ ト ホルダ 2 6 は、 図 5 に 示す状態か ら、 カ セ ッ ト ホル ダ支持板 2 9 の案内溝 3 0、 3 1 に沿っ て水平方向に 移動 し、 その後、 カ セ ッ ト ガイ ド板 4 0 の内部側の垂直面 で区切 ら れ る空間を垂直方向に下降す る。 その過程におい て、 第 1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 は、 カセ ッ ト 1 0 との当接が
解かれ、 カ セ ッ ト 挿入口 3 7 を閉 じ る。
そ して、 図 6 に示す よ う に、 カ セ ッ ト ホル ダ 2 6 がカセ ヅ ト 1 0 を リ ール台 3 3 上に装着す る こ とで、 カ セ ヅ ト 1 0 の装填が完了す る が、 こ の状態では第 2 のカセ ヅ ト ド ア 5 1 がカセ ッ 卜 1 0 の上面に 当接 し た ま ま であ る。
尚、 カ セ ッ ト 1 0 の リ ツ ド 1 0 a は、 カセ ッ ト 1 0 の装 填ま での過程において、 図示 し な い リ 'ソ ド ロ ッ ク解除機構 に よ っ て、 その ロ ッ ク が解除され、 かつ開かれ る。
カセ ッ ト 排出時に は、 図示 し な い カセ ッ ト 開閉 レ ノ 一に よ っ て、 カ セ ッ ト ド ア 5 0 が開かれて、 カ セ ッ ト ホノレ ダ 2 6 に よ っ て カセ ッ ト 1 0 が排出位置に搬送され る。 その過 程において、 カセ 'ソ ト 1 0 の リ ツ ド 1 0 a が閉 じ る。
こ の よ う なカセ ヅ ト 装填状態では、 第 1 のカ セ ッ ト ド ア 5 0 をユーザが押 し開かな く て も、 カセ ッ ト 1 0 の背面ラ ベル 1 1 はカセ ッ ト ガイ ド板 4 0 の斜面部 2 4 の存在 と 共 に、 第 1 の カセ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a に よ っ て、 視 認す る こ と がで き る。 ま た、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 の標 示マーク 5 1 a も、 第 1 のカセ ッ 卜 ド ア 5 0 の透明部 5 0 a を介 して 見る こ と がで き、 例え ば、 V T R 内部のカ セ ッ ト ガイ ド部材 2 0 a近傍に点灯装置を設け る こ と に よ っ て、 暗室での使用時において も、 該標示マー ク 5 1 a が浮 き上 がる よ う に見え る こ と か ら、 カ セ ッ ト 挿入時に おけ る カセ ッ ト 挿入後 3 7 の案内を効果的に行え る と 共に、 デザイ ン 的に も従来に無い装置外観を得 る こ と がで き る。 更に、 第
1 のカセ ッ ト ド ア 5 0 の透明部 5 0 a を介 して V T R 内部 が見え る こ と がな く、 こ の透明部 5 0 a を介 して外光が入 射さ れた と して も、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 に よ っ て外光 を遮断する こ と が可能と な り、 外光に起因す る機器装置性 能の劣化を防止 して、 機器性能の安定化 を図 る こ と が可能 と な る。
尚、 本発明に係 る 実施の形態に おいて は、 機器と して V T R について説明 し たが、 本発明はこれに限定されず、 力 セ ッ ト を装填す る必要のあ る電子機器について広 く 応用 す る こ と がで き る も のであ る。 産業上の利用可能性
以上述べた よ う に 本発明に よれば、 透明部 5 0 a を有す る第 1 の カ セ ヅ ト ド ア と、 標示マーク 5 1 a を有す る第 2 の カ セ ヅ ト ド ァ 5 1 と を併設 した こ と に よ り、 カセ ッ ト 装 填後におけ る ラ ベル 1 1 の視認を容易に行う こ と がで き、 装填されて い る カセ ッ ト の内容を確認、 把握す る こ と がで き る。 3 た第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 に よ って、 カセ ッ 卜 が 装填されて いない と き に V T R 内部機構が見え てデザィ ン 的に好ま し く な い と い う 問題を解決す る こ と がで き、 更に、 第 2 の カ セ ヅ ト ド ア 5 1 に標示マー ク 5 1 a を設け る こ と に よ り、 見栄えのす る外観を備え た装置を得 る こ と がで き る。 ま た、 第 2 のカセ ッ ト ド ア 5 1 は、 ド ア開閉 レ バー等 の部品を必要 と せずに閧閉可能であ る ため、 部品点数を増
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