WO1997036418A1

WO1997036418A1 - Lecteur d'images

Info

Publication number: WO1997036418A1
Application number: PCT/JP1997/001068
Authority: WO
Inventors: Haruyoshi Yamada; Yasushi Hoshino; Kohichi Yamaguchi; Toshiki Fujisawa; Satoshi Harada; Kousei Miyauchi
Original assignee: Seiko Epson Corporation; Konica Corporation
Priority date: 1996-03-28
Filing date: 1997-03-27
Publication date: 1997-10-02
Also published as: JPH09266520A; JP3649506B2; EP0830002A1; US6335808B1; EP0830002A4

Description

明細書画像読取装置技術分野

本発明は、写真フィルムやマイクロフィルムなどの透過原稿の画像データを読み取る画像読取装置に関し、詳しくは、複数コマを有するフィルム状の透過原稿を一括読み取りしていわゆるプレビューを可能にする画像読取装置に関する。技術

この種の画像読取装置として、特開平 6— 3 1 1 3 1 1号公報に記載されているものが知られている。この従来の画像読取装置（以下、「第 1の画像読取装置— という）は、複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、キヤリア部材を保持するマガジン部材と、キヤリア部材に保持された透過原稿を照射する照明手段と、照明手段による透過原稿の画像デ一夕を読み取る画像読取手段と、画像読取手段によって読み取られた画像データに基づいて画像を表示するビュー部とを備えている。

この第 1の画像読取装置では、使用者が、透過原稿を装着したキャリア部材をマガジン部材内の原稿読取位置に案内すると、画像読取手段は、移動しながら 1 コマ分の透過原稿の画像データを読み取る。そして、読み取られた画像データがビュー部に出力されることによって、 1コマ分の画像がビュー部に表示され、これによりプレビューが可能になっている。

一方、前記した公報における「従来の技術」の欄に記載されている画像読取装置（以下、「第 2の画像読取装置」という）も従来から知られている。この第 2 の画像読取装置は、透過原稿の画像を投影するスクリーンを備えており、透過原稿の画像を光学的にスクリーンに投影し、これによりプレビューを可能にしている。この第 2の画像読取装置では、キャリア部材を手動によって連続して送り込むことによって、キヤリア部材に装着された透過原稿のすべての画像をプレビュ —することが可能になっている。ところが、従来の第 1の画像読取装置には以下の課題がある。すなわち、第 1 の画像読取装置においてプレビューすることができるのは透過原稿の 1コマ分である。このため、使用者は、画像の読取りまたはプレビューに先立ってキャリア部材に装着されている透過原稿を光に透かして 1つずつ確認することによって、画像の読取りまたはプレビューを希望するコマを特定しなければならない。一方、キヤリア部材に装着された複数の画像が互いにそれそれ近似している場合、特に連写した写真フィルムのように近似画像が連続しているような場合には、光に透かして確認するという方法では、希望する透過原稿を確実に選び出すことは非常に困難である。したがって、使用者は、読み取る画像の特定を容易にするためのプレビュー機能を有しているにも拘わらず、読取りを希望する画像を確実に特定するためには、キャリア部材内の各コマについて、読取位置に案内しかつプレビユーを行わなければならない。このように、第 1の圃像読取装置には、画像の読取対象を特定するために、非常に煩雑な作業を強いられるという課題がある。一方、第 2の従来の画像読取装置では、使用者がキャリア部材を読取位置に手動によって案内することによりキヤリァ部材内のすべての透過原稿を連続して確認することができる。しかし、この第 2の画像読取装置には、透過原稿の画像を画像デ一夕として読み取って記憶することが可能に構成されているわけではなく、単にスクリーン上に光学的に投影するだけである。したがって、何度も確認し直して初めて読取対象の透過原稿を特定できるような場合には、キヤリア部材を所定の読取位置にその都度案内し直さなければならず、依然として煩雑な作業を強いられるという課題がある。

さらに、前述した第 1および第 2の画像読取装置には、以下の共通する課題が存在する。すなわち、一般的に、画像読取装置では、キャリア部材をマガジン部材に差し込み易くするために、差込口を広くする必要があるが、差込口を広くすることによってキヤリア部材とマガジン部材との間に多少のがたが生じてしまう。このため、がたによってキャリア部材の移動精度が低下することにより、画像読取の精度も低下してしまうという課題がある。このように、従来の画像読取装置 'には、マガジン部材にキャリア部材を差し込み易く、かつ精度よく画像を読み取ることができるという 2つの要求を同時に満たすことができないという課題がある。

¾明の開示

本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その観点は、キヤリア部材に保持されている複数コマの透過原稿から画像読取を希望する透過原稿を容易に特定することができる画像読取装置を提供することにある。そしてまた、本発明の観点は、キャリア部材を差し込み易くかつ画像読取精度の高い画像読取装置を提供することにある。

この観点を達成するために、本発明の画像読取装置は、複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキヤリア部材と、透過原稿を照射する照明手段と、照明手段による透過原稿の画像デ一夕を読み取る画像読取手段と、画像読取手段に画像デ一夕を読み取らせるためにキヤリア部材を移動させるキヤリア移動手段を有するキヤリア台とを備えている画像読取装置において、

画像一括読取命令に従ってキヤリァ移動手段を駆動して透過原稿の各コマの画像デ一夕を画像読取手段に連続的に読み取らせるように制御する読取制御手段を備え、画像読取装置に接続される画像表示装置に読み取った画像データを出力するこの画像読取装置によれば、外部装置または操作スィツチなどから画像一括読取命令が出力されると、読取制御手段が、キャリア移動手段を駆動して透過原稿の各コマの画像データを画像読取手段に連続的に読み取らせるように制御する。次いで、画像読取手段によって読み取られた画像データは、画像読取装置に接続された外部装置である画像表示装置、または画像読取装置に内蔵されている画像表示装置などに出力される。この結果、使用者は、画像表示装置に表示される画像を確認することにより、キヤリア部材に保持されている複数コマの透過原稿から画像読取を希望するコマを容易に特定することができる。

また、本発明の画像読取装置は、複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、透過原稿を照射する照明手段と、照明手段による透過原稿の画像データを読み取る画像読取手段と、画像読取手段に画像データを読み取 ^せるためにキヤリア部材を移動させるキヤリア移動手段を有するキヤリア台とを備えている画像読取装置において、画像読取命令に従ってキヤリァ移動手段を駆動して透過原稿の指定されたコマの画像データを画像読取手段に読み取らせるように制御する読取制御手段を備え、画像読取装置に接続される画像表示装置に読み取った画像デ一夕を出力する。この画像読取装置によれば、外部装置または操作スィッチなどから画像読取命令が出力されると、読取制御手段が、キャリア移動手段を駆動し、画像読取命令によって指定された透過原稿のうちの複数のコマまたは特定の 1コマの画像データを画像読取 T-段に連続的に自動で読み取らせるように制御する。次いで、画像読取手段によって読み取られた画像デ一夕は、画像読取装置に接続された外部装置である画像表示装置、または画像読取装置に内蔵されている画像表示装置などに出力される。この結果、使用者は、画像表示装置に表示される画像を確認することにより、キヤリア部材に保持されている複数コマの透過原稿から画像読取を希望するコマを容易に特定することができる。そしてまた、本発明の画像読取装置は、請求項 1または 2記載の画像読取装置において、読取制御手段は、複数コマのいずれか 1つを指定するコマ指定命令に従い、コマ指定されたコマの画像データを画像読取手段に読み取らせるためにキャリア移動手段を駆動する。この画像読取装置によれば、使用者が、画像読取装置によって読み取られた画像から画像読取を希望する画像を特定した後に操作スイッチを操作した場合などに、コマ指定命令が出力されると、読取制御手段がキャリア移動手段を駆動する。これにより、画像読取手段が、コマ指定されたコマの画像データを読み取る。このように、使用者は、複数のコマの透過原稿から任意のコマを指定して画像デ一夕の読取りを行うことができる。

さらにまた、本発明の画像読取装置は、請求項 3記載の画像読取装置において、キャリア台を移動させるキャリア台移動手段をさらに備え、読取制御手段は、コマ指定命令によってコマ指定されたときに、コマ指定されたコマの透過原稿を画像読取手段の読取位置まで移動させるためにキヤリァ移動手段を駆動すると共に、コマ指定されたコマの画像データを画像読取手段に読み取らせるためにキャリア台移動手段を駆動する。この画像読取装置によれば、読取制御手段は、画像読取手段に対して、画像一括読取命令があった際には、キャリア移動手段を駆動することにより複数コマの透過原稿の画像デ一夕を読み取らせ、コマ指定命令があつた際には、キヤリア台移動手段を駆動することによりコマ指定されたコマの画像デ一夕を読み取らせる。つまり、この画像読取装置では、コマ指定された際には、キヤリア部材自体を移動させる一括読取りのときとは異なり、キヤリア台を移動させることによりキャリア部材を移動させる。一般的に、コマ指定された画像を読み込む際には、キャリア台を精度よく移動させる必要がある一方、一括読取の際においては、少なくとも画像読取りするコマが特定できればよいため、キヤリァ部材の移動精度が低くてもよい。このため、この画像読取装置では、例えば、キヤリァ部材の差込みを容易にするために差込口を広くすることによってキヤリァ台とキヤリア部材との間に多少の隙間やがたが生じたとしても、キヤリア台上にキヤリア部材が静止してさえいれば、キヤリア台上でがたつきながらキヤリア部材を移動させる場合と比較して、コマ指定された画像を高い精度で読み取ることができる。

そして、本発明の画像読取装置は、複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、透過原稿を照射する照明手段と、照明手段による透過原稿の画像データを読み取る画像読取手段とを備え、画像データをプレビュー読み取りする際には、キャリア部材をキャリア移動手段により移動させ、画像デー夕を本読み取りする際には、キヤリア移動手段を有するキヤリア台を移動することによりキャリア部材を移動させる。この画像読取装置によれば、プレビュー読み取りする際には、キヤリア移動手段によりキヤリア部材を移動させることにより複数コマの画像データを読み取らせ、本読み取りする際には、キャリア台を移動することによりキヤリァ部材を移動させて所定コマの画像デ一夕を読み取らせる。つまり、本読み取りの際には、キャリア部材自体を移動させるブレビュー読み取りのときとは異なり、キヤリア台を移動させることによりキヤリア部材を移動させる。一般的に、本読み取りの際には、キャリア台を精度よく移動させる必要がある一方、プレビュー読み取りの際においては、少なくともコマ内の画像が読み取れればよいため、キャリア部材の移動精度が低くてもよい。このため、この画像読取装置では、例えば、キャリア部材の差込みを容易にするために差込口を広くすることによってキャリア台とキヤリア部材との間に多少の隙問やがたが生じたとしても、キャリア台上にキャリア部材が静止してさえいれば、キャリア台上でがたつきながらキヤリア部材を移動させる場合と比較して、本読み取りに際しては指定されたコマ内の画像を高い精度で読み取ることができる。上記以外に本発明の画像読取装置は、発明を実施するための最良の形態の記載、あるいは図面から明らかなものを発明の親点とする。

[¾1面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す右側面透視図である。図 2は、本発明に係る画像読取装置の --実施形態を示す正面透視図である。

図 3は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア案内部およびキヤリア台案内部の一実施形態を示す右側面図である。

図 4は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア案内部およびキヤリア台案内部の一実施形態を示す正面図である。

図 5は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア案内部およびキヤリア台案内部の一実施形態を示す平面図である。

図 6は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア案内部の一実施形態を示す右側面図である。

図 7は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア案内部の一実施形態を示す正面図である。

図 8は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリァ案内部の一実施形態を示す平面図である。

図 9は、本発明に係る画像読取装置におけるキヤリア台案内部の一実施形態を示す右側面図である。

図 1 0は、本発明に係る画像読取装置におけるキャリア台案内部の一実施形態を示す正面図である。

図 1 1は、本発明に係る画像読取装置におけるキャリア台案内部の一実施形態を示す平面図である。

図 1 2 ( a ) は、本発明に係るキャリア部材の一実施形態を示す平面図である。図 1 2 ( b ) は、本発明に係るキャリア部材の一実施形態を示す右側面図である c ""図 1 2 ( c ) は、本発明に係るキャリア部材の一実施形態を示す左側面図である _t 図 1 2 ( d ) は、本発明に係るキャリア部材の一実施形態を示す断面図である。図 1 2 ( e ) は、本発明に係るキャリア部材の一実施形態を示す正面図である。図 1 3は、本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す主要回路ブロック図である。発明を実施するための最良の形態

次に、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図 1および 2は、本発明に係る画像読取装置 1の右側面透視図および正面透視図をそれそれ示している。画像読取装置 1は、装置本体 2と、写真フィルムやマイク口フィルムなどのフィルム状の透過原稿を保持するキヤリァ部材 3とを備えている。この画像読取装置 1は、コンピュータ装置などの画像表示装置（図示せず）にデ一夕転送用のインターフヱ一スライン（例えば、 S C S Iライン）を介して接続され、画像デ一夕の高精度の読取り（以下、「本画像読取り」という）に先立って、キャリア部材 3に保持されているすべての透過原稿 4 (図 1 2 ( a ) 参照）または指定された複数のコマ若しくは指定された特定の 1コマの画像デ一夕を自動的に読み込んでその画像デ一夕に基づいて画像表示装置などに表示させるいわゆるプレビューを可能にすることができるように構成されている。このプレビューにおいては、画像表示装置が、画像データをキャリア部材 3の各コマに対応させて記憶すると共に、各コマの画像を 1つずつまたは同時に複数の画像をディスプレイ上に表示することができ、これにより、使用者は、読取対象の画像をディスプレイ上で特定することができると共に、その画像をコマ指定することにより、本画像読取りを行うことができる。

以下、各構成要素について詳述する。

装置本体 2は、図 1、 2にそれそれ示すように、その本体ケース Kに、キヤリァ部材 3を差し込むためのキヤリア差込口 1 1と、キヤリア差込口 1 1に差し込まれたキヤリァ部材 3を保持すると共に本体ケース K内部に案内するキヤリァ台 1 2と、キヤリア部材 3によって保持されている透過原稿 4に光を照射する照射部（投影部） 1 3と、キャリア台 1 2を移動させるための基台 1 4と、各部に電 -源を供給する電源部 1 5と、各種デジタル処理を行うデジタル処理回路を載置するプリント基板 1 6と、電源スィツチ 1 7と、デ一夕転送用ィン夕一フェースラインに接続するためのコネクタ 1 8とを備えている。また、キャリア台 1 2には、プレビュー時において C C D (画像読取手段） 2 5に画像デ一夕を読み取らせるためにキヤリア部材 3を移動させて画像読取位 Γίに案内するキヤリア案内部（キャリア移動手段） 2 1が配設されており、基台 1 4には、本画像読取り時において C C D 2 5に画像デ一夕を読み取らせるためにキヤリア台 1 2を移動させてキャリァ部材 3を画像読取位置に案内するキヤリァ台案内部（キヤリァ台移動手段） 2 2と、照射部 1 3によって照射され透過原稿 4を透過した光をほぼ 9 0 ° の角度で反射させる反射板 2 3と、反射板 2 3によって反射された光を集光する集光レンズ 2 4と、集光レンズ 2 4によって集光された光を光電変換する C C D 2 5 とが配設されている。

キャリア差込口 1 1は、その上部の側壁 1 1 aが傾斜するように形成されており、その側壁 1 1 aに沿ってキャリア部材 3を差し込むことにより、キャリア部材 3をキャリア台 1 2に容易に案内できるようになつている。

基台 1 4は、本体ケース Kに固定されており、図 2〜5、および図 9、 1 0にそれそれ示すように、キャリア部材 3の移動方向 A (図 3参照）と平行に本体ケース K内に固定されているシャフト 3 1、 3 1に沿ってキヤリア台 1 2を移動させることができるように構成されている。具体的には、図 3、 4、 9、 1 0にそれそれ示すように、基台 1 4の下部には、キャリア台 1 2を移動させるためのステツビングモー夕である第 1モ一夕 3 2と、第 1モ一夕 3 2のモ一夕軸に軸着されている第 1歯車 3 3に嚙合する第 2歯車 3 4と、第 2歯車 3 4に同軸で設けられている小径歯車 3 5に嚙合すると共に同軸で設けられている小径歯車 3 7を有する第 3歯車 3 6とが配設されている。一方、図 4に示すようにキヤリア台 1 2 の左体の内側側面の下部には、小径歯車 3 7に嚙合するラック 3 8が形成されている。これにより、第 1モー夕 3 2が駆動されると、第 1歯車 3 3、第 2歯車 3 4、小径歯車 3 5、第 3歯車 3 6、小径歯車 3 7およびラック 3 8を介してキヤリア台 1 2に動力が伝達される結果、キャリア台 1 2は、シャフト 3 1、 3 1に沿って移動する。この場合、キャリア台案内部 2 2は、第 1モ一夕 3 2の 1ステ 'ップの回転によって、例えば約 1 1マイクロ mと極めて高い精度でキャリア部材 3をキャリア台 1 2ごと移動させることができ、これにより、画像データの読取精度を高くすることが可能になっている。また、キャリア台案内部 2 2は、特に限定されないが、キヤリア部材 3に取り付けられた透過原稿 4の 1コマ分を移動させることができるように構成されており、これにより、装置本体 2の内部スぺースが有効に利用されている。なお、上記第 1モー夕 3 2および各種歯車 3 3〜 3 7は、前述したキャリア台案内部 2 2を構成する。

キヤリア台 1 2は、キヤリア部材 3の先端から後端までを本体ケース K内に案内できるように構成されており、図 4〜7にそれそれ示すように、キャリア部材 3を移動させるためのステツビングモー夕である第 2モー夕 4 1と、第 2モー夕 4 1のモー夕軸に軸着されている第 4歯車 4 2に嚙合する第 5歯車 4 3と、第 5 歯車 4 3に同軸で設けられている小径歯車 4 4に嚙合する第 6歯車 4 5とを備えている。一方、図 4におけるキャリア部材 3の右側面の厚み方向のほぼ中央部には、第 6歯車 4 5に嚙合するラック 4 6が形成されている（図 8および図 1 2 ( b ) 参照）。これにより、第 2モータ 4 1が駆動されると、第 4歯車 4 2、第 5歯車 4 3、小径歯車 4 4、第 6歯車 4 5およびラック 4 6を介してキャリア部材 3に動力が伝達される結果、キャリア部材 3は、キャリア台 1 2に保持された状態で本体ケース K内部を移動する。この場合、第 2モ一夕 4 1の 1ステップの回転によってキヤリア台 1 2が移動する距離は、第 1モー夕 3 2の 1ステップの回転によってキヤリア部材 3が移動する距離よりも大きくなつている。このため、プレビューの際には、キャリア部材 3が速く移動することにより画像デ一夕の読取り速度が速く、これにより、プレビューの際の読取対象の特定を素速く行うことが可能になっている。なお、上記第 2モー夕 4 1および各種歯車 4 2〜4 5は、前述したキヤリア案内部 2 1を構成する。

キャリア部材 3は、図 1 2 ( a ) 〜（e ) にそれそれ示すように、薄肉長尺に形成されている。キャリア部材 3は、特に限定されないが 6つ原稿窓 5 1、 5 1 …と、各原稿窓 5 1の両側に形成され装着面の上方側（同図（a ) において紙面手前側）に突出する断面長方形形状の突出部 5 2、 5 2…と、キャリア部材 3の長手方向の両端（同図において上下端）に位置する原稿窓 5 1、 5 1のそれそれ長手方向の両端側に形成され装着面の上方側に突出する断面長方形形状の突出部 5 3、 5 3とを備えている。このキャリア部材 3では、突出部 5 2、 5 2…と突出部 5 3、 5 3との間に透過原稿 4をはめ込むことによって、透過原稿 4が突出部 5 2、 5 2…と突出部 5 3、 5 3とで挟持される状態でキャリア部材 3に取り付けることができる。また、透明なプラスチック板（図示せず）を突出部 5 2、 5 2…と突出部 5 3、 5 3との間にはめ込むことによって、キヤリァ部材 3のべ一ス面とプラスチック板とで透過原稿 4をその表裏から挟持することができ、これにより、透過原稿 4の橈みを防止している。この場合、一般的に写真フィルムなどはプリントサービス時において 6コマ毎に区切られるため、このキャリア部材 3では、その 6コマ分の透過原稿 4をはめ込むと、透過原稿 4の各コマがそれそれ原稿窓 5 1、 5 1…の真上に位置するようになっている。この結果、照射部 1 3から光が照射されると、その透過光が透過原稿 4および原稿窓 5 1を介して反射板 2 3に到達する。

さらに、キャリア部材 3の長手方向の先端側（同図において上部側）および後端部には、孔部 5 4および 5 5がそれそれ形成されると共に、孔部 5 4、 5 5の幅方向の両端側およびキャリア部材 3の長手方向の両端側には、突出部 5 6、 5 6…および前述した突出部 5 3と同形状の突出部 5 7、 5 7がそれそれ形成されている。この場合、突出部 5 6、 5 6と突出部 5 3、 5 7との間にネガフィルムの未記録部分である茶べ一スフイルムをはめ込むことによって、その茶べ一スフイルムが突出部 5 6、 5 6と突出部 5 3、 5 7とで挟持される状態でキャリア部材 3に取り付けることができる。また、透明なプラスチック板を突出部 5 6、 5 6と突出部 5 3、 5 7との間にはめ込むことによって、キャリア部材 3のベース面とブラスチック板とで取り付けた茶ペースフィルムをその表裏から挟持することができるようになつている。このように、茶べ一スフイルムが孔部 5 7を覆う結果、茶べ一スフイルムを透過する光の濃度が C C D 2 5によって検出され、その濃度に基づいて画像のシエーデイング補正や白色基準調整ができるようになつている。この場合、プラスチック板とベース面とで透過原稿 4および茶べ一スフイルムを表裏から挾持するため、透過原稿 4および茶べ一スフイルムの撓みが有効に防止されると共に画像デ一夕の読取条件を同一にすることができる結果、シ ^エーディング補正や白色基準調整時における補正デ一夕を精度よく生成することができる。また、プラスチヅク板と窓部 5 4 (または 5 5 ) の縁部を形成するべース面とが、装置本体 2内の C C D 2 5の画像読取の主走査方向（C C D 2 5の配列ライン方向であって、同図（a ) に矢印 Bで示す方向）に沿って茶べ一スフイルムを挟持するため、その主走査方向における撓みの発生がより有効に防止される結果、補正デ一夕を極めて精度よく生成することができる。さらに、キヤリァ部材 3の長手方向の両端側に孔部 5 4、 5 5を形成することによって、キヤリァ部材 3が方向 Aのいずれの向きに移動する場合であっても、シエーディング補正や白色基準調整が可能になっている。なお、孔部 5 4、 5 5は、画像読取位置を決めるための基準孔として機能させてもよい。

さらに、同図（c ) に示すように、キャリア部材 3の側面（厚み面）であって孔部 5 5寄りの原稿窓 5 1の中間部位近辺には、孔部 5 5上の透過原稿 4を画像読取位置に位置合わせするための切欠き 5 8が形成されている。一方、本体ケ一ス K内にはイン夕ラブ夕が配置されており（図示せず）、イン夕ラプ夕がキヤリァ部材 3の先端部と共に切欠き 5 8の通過を検出すれば、メイン C P U 7 1 (図 1 3参照）が、その通過検出信号に基づいて、第 2モー夕 4 1に対してモ一夕駆動用のドライブ信号を出力することにより、透過原稿 4の位置合わせを行うことができるようになつている。

前述した照射部 1 3は、図 1に示すように、インバー夕回路 6 1と、画像読取の際の光源であるキセノンランプ 6 2、 6 3、 6 4と、キセノンランプ 6 2、 6 3、 6 4からの光を拡散する拡散板 6 5とを備えている。キセノンランプ 6 2、 6 3および 6 4は、それそれ、ランプ制御部 8 1 (図 1 3参照）によって一定の順番で点灯するように制御され、青色、緑色および赤色の波長の光を発光する。この結果、 C C D 2 5によって透過原稿 4を透過した 3色がそれそれ光電変換されて、後述する画像制御部内のバッファ R A M 8 2 (図 1 3参照）にカラ一画像の画像データが前記 3色毎に記憶される。なお、光源はキセノンランプに限らず、例えば、前述した 3色をそれそれ発光可能な 3つの L E Dや、 3色を含む光を発光可能な蛍光灯などを使用してもよい。

次に、図 1 3を参照して、画像読取装置 1の制御系統について説明する。

同図に示す回路ブロック図は、画像読取装置 1の制御回路 7 0を含む主要回路を示しており、各電気回路部品は、前述したプリント基板 1 6に搭載されている。制御回路 70は、各種処理の中核をなすメイン CPU (読取制御手段） 71と、メイン C P U 71の制御下で画像処理を実行する画像処理ゲ一トアレイ 72と、 CCD 25から出力される画像信号を A/D変換する A/D変換部 73と、画像デ一夕や各種信号を所定の通信フォーマットのデータに変換すると共に変換したデ一夕をホストコンピュータである画像表示装置とメイン CPU 7 1との間で受け渡すィン夕一フェース部 74と、メイン CPU7 1のドライブ信号に基づいて第 1および第 2モー夕 32、 41をそれそれ駆動する第 1モ一夕ドライバ 75および第 2モー夕ドライバ 76とを備えている。ここで、メイン CPU 7 1、画像処理ゲートアレイ 72および CCD25が本発明における画像読取手段を構成する。また、ゲートアレイ 72は、インバー夕回路 6 1を介して点灯制御信号を出力することによりキセノンランプ 62〜64の点灯を制御するランプ制御部 81 と、画像データを記憶するバヅファ RAM82と、 A/D変換部 73から出力される画像データを取り込んで各画素に対応させてバッファ R A M 82に記憶させると共にシェ一ディング補正や白黒色基準調整などを実行する画像制御部 83と、メイン CPU 71から出力される蓄積間隔信号ゃシフト信号およびクロック信号に従って CCD制御信号を出力することにより CCD 25の光電変換を制御する CCD制御部 84とを備えている。

次いで、画像読取装置 1における画像読取処理について説明する。

まず、キャリア差込口 1 1にキャリア部材 3が差し込まれると、その先端部がィン夕ラブ夕を通過することにより、ィン夕ラブ夕が通過検出信号をメイン CP U7 1に出力する。メイン CPU 71は、ドライブ信号を出力し、第 2モー夕 4 1を駆動することによって、キヤリァ部材 3を本体ケース K内の所定待機位置に案内する。この状態で、イン夕一フェース部 74を介して画像表示装置からプレビュー信号（一括読取命令、画像読取命令）が出力されると、メイン CPU 71 は、ドライブ信号を第 2モータドライバ 76に出力することにより第 2モ一夕 4 1を駆動させ、先端部の通過検出信号が出力されるまでキヤリア部材 3を移動させる。このときに、孔部 54がキセノンランプ 62〜64の真下に位置する。次 - いで、メイン CPU71は、キセノンランプ 62〜 64を点灯させずに、 CCD 制御信号を出力することにより CCD 25からの画像データを画像制御部 83に読み取らせる。次に、メイン CPU71は、画像制御部 83に対して、このときの画像データを 0階調の輝度レベルに設定させることにより黒色レベル調整を行う。この場合、画像デ一夕の輝度レベルは、各色每に 256階調に設定されており、 0階調が黒レベルに、 255階調が白レベルにそれそれ対応する。

次に、メイン CPU 7 1は、キセノンランプ 62〜64を順次 1灯づっ点灯させると共に、画像制御部 83に対して C CD 25からの R、 G、 Bの画像データを順次読み取らせる。メイン CPU7 1は、このときに読み取った画像データの最大値が 230〜250程度の階調になるように、内蔵 ROMに記惊されているァテ一ブルに従い第 2モ一夕 4 1の駆動速度を調整したり、キセノンランプ 62 〜64の点灯時間をそれそれ調整したりすることにより白色レベル調整を行う。同時に、メイン CPU7 1は、画像制御部 83に対して、シェーディング補正を実行させる。つまり、キセノンランプ 62 ~64の光量や反射板 23の反射係数および集光レンズ 24の収差などによって、 CCD 25の 1列の画像データが均一に 256階調になるように補正デ一夕を生成する。この場合、孔部 54にネガフィルムの茶ベースフィルムが取り付けられているときは、その茶べ一スフィルムを介して透過した輝度を白レベルとし、茶ベースフィルムが取り付けられていないときには、孔部 54を直接通過した光の輝度が白レベルになるように自動的に補正データを生成する。これらの処理によって、自動的に、画像デ一夕の輝度レベルのダイナミックレンジを最も大きくすることができる。なお、上述した一連の作業において、先端部を検出して孔部 54によって黒色レベル調整や、白色レベル調整およびシエーディング補正を行っているが、孔部 55によってこれらの調整などを行ってもよい。

次に、メイン CPU 7 1は、ドライブ信号を出力することにより、先頭（ 1つ目）の原稿窓 51の端部が読取位置の先頭に位置するようにキャリア部材 3を移動させた後に、画像の読取りを開始する。画像の読取りに際しては、メイン CP U 7 1からランプ制御部 81に各種パラメ一夕が出力されることにより、ランプ制御部 81が、インバー夕回路 6 1に点灯制御信号を出力し、これにより、キセ —ノンランプ 62〜 64が順次 1灯づっ点灯する。メイン CPU 71は、ドライブ信号および CCD制御信号を出力しながら、画像制御部 83に画像の R、 G、 B 画像デ一夕を順次読み取らせる。

読み取られた画像デ一夕は、画像制御部 83によってシヱーデイング補正、色補正および拡大縮小処理が行われた後に一旦バッファ RAM 82に記憶される。そして、メイン CPU7 1は、バッファ RAM82に記憶された画像データを読み込み、インターフェース部 74に出力する。同時に、イン夕一フェース部 74 は、画像デ一夕を所定の通信フォーマットのデ一夕に変換し、変換したデータを画像表示装置に出力する。

メイン CPU 7 1は、 1つ目の原稿窓に対応する透過原稿 4の画像を読み取つた後、ドライブ信号を継続して出力し、第 2モ一夕 41を所定ステップ数回転させて 2番目の原稿窓 51の端部が読取位置の先頭に位置するようにキヤリア部材 3を移動させる。次いで、メイン CPU 7 1は、ランプ制御部 81および画像制御部 83に対して、それそれ各種パラメ一夕を出力することによって画像制御部 83に透過原稿 4の画像デ一夕を読み取らせる。メイン CPU7 1は、これらの処理を繰り返して、順次、第 3番目〜第 6番目の原稿窓 5 1、 5 1…の透過原稿 4の画像デ一夕を読み取らせると共に、その都度、画像データをイン夕一フエ一ス部 74に出力する。なお、このプレビュー処理においては、 CCD 25において、複数の隣り合った CCD素子の出力をまとめて 1つの画素データとすることにより、本画像読取り時の解像度よりも低い 50〜30 Odp i程度の解像度で読取りが行われる。これにより、プレビューの読取時間の短縮化が図られる。また、画像読取精度が多少低くてもよいため、キャリア台 12とキャリア部材 3との間での多少のがたが許容されるため、例えば、キャリア差込口 1 1の開口面積を広くしたり、ラック 46と第 6歯車 45との喃合を緩めにしたりすることにより、キヤリア部材 3の本体ケース K内への差し込みを容易にすることができる。画像表示装置は、入力した画像データを画像データ RAM (図示せず）に記憶し、所定のキ一操作が行われると、指定した原稿窓 5 1の透過原稿 4の画像をデイスプレイ装置に表示する。

一方、使用者が、ディスプレイ装置上で画像の確認をした後に、キ一操作によりコマ指定すると、インターフェース部 74を介して画像表示装置からメイン C PU 71にコマ指定信号（コマ指定命令）が出力される。メイン CPU 7 1は、第 2モ一夕ドライバ 7 6にドライブ信号を出力することにより、第 2モ一夕 4 1 を所定ステップ数だけ駆動させ、指定されたコマの原稿窓 5 1が読取位置の先頭に位置するようにキャリア部材 3を案内する。次いで、メイン C P U 7 1は、本画像読取りを開始し、第 1モ一夕ドライバ 7 5にドライブ信号を出力することにより、キャリア台 1 2が原稿窓 5 1の 1コマ分だけ移動するように、第 1モー夕 3 2を所定ステップ数だけ駆動させる。また、これと同時に、メイン C P U 7 1 は、点灯制御信号および C C D制御信号を出力することにより、前述したシエーデイング処理などを実行すると共に画像データを読み取る。この場合、第 1モー夕 3 2の 1ステップ数の回転におけるキヤリア台 1 2の移動距離が極めて小さいため、高い精度で画像を読み取ることができる。この読み取られた画像データは、前述したのと同じようにして、メイン C P U 7 1によってインターフェース部 7 4を介して画像表示装置に出力される。この後、画像表示装置では、画像デ一夕に基づく画像の表示処理、画像デ一夕の輝度調整などの画像加工 ·修正処理、任意のコマの画像を他のコマの画像にはめ込むはめ込み処理、および M O (光磁気ディスク）や D A T、 MD、フロッピ一ディスクなどの記憶媒体への書込処理などが行われる。

なお、以上の実施形態では、透過原稿 4を透過する光に基づいて画像読取を行う例について説明したが、これに限らず、反射光に基づいて画像読込みする場合にも適用できるのは勿論である。

また、本実施形態では、キャリア移動手段およびキャリア台移動手段を、モ一夕 3 2、 4 1や種々の歯車で構成したが、これに限らず、モータと、リンク機構やベルト機構との組合せで構成することもできる。

さらに、本実施形態では、透過原稿 4に基づく画像を外部の画像表示装置に表示する例について説明したが、画像読取装置 1内に液晶パネルやブラウン管などの表示部を備え、この画像表示装置としての表示部に画像を表示させてもよい。また、一括読取命令や画像読取命令およびコマ指定命令についても、装置本体 2 に操作スィツチを設け、その操作スィツチの操作によってこれらの命令を出力するように構成してもよい。席:業上の利用の可能件

この発明の画像読取装置によれば、読取制御手段が複数のコマの透過原稿を画像読取手段に対して連続して読み取らせることにより、使用者は、読み取られた透過原稿の画像を画像表示装置に表示させ、その表示画像で確認することにより、キャリア部材に保持されている複数コマの透過原稿から画像読取を希望する透過原稿を容易に特定することができる。このため、複数コマを自動的に連続読取するために毎コマづっ動かさなければならない手間を省くことができる。

また、この発明の画像読取装置によれば、読取制御手段が透過原稿のうちの指定された複数のコマまたは特定の 1コマを画像読取手段に対して連続して読み取らせることにより、使用者は、読み取られた透過原稿の画像を画像表示装置に表示させ、その表示画像で確認することにより、キャリア部材に保持されている複数コマの透過原稿から画像読取を希望する透過原稿を容易に特定することができる。このため、複数コマを自動的に連続読取するために毎コマづっ動かさなければならない手間を省くことができる。

さらに、この発明の画像読取装置によれば、使用者は、例えば、操作スィッチによってコマ指定することにより、複数のコマの透過原稿から任意のコマの画像データを画像読取手段に読み取らせることができる。

さらにまた、この発明の画像読取装置によれば、キャリア台移動手段によってキヤリア台ごとキヤリア部材を移動させるため、差込口を広くしたりすることにより、キヤリァ部材の画像読取装置内への差込みを容易にすることができると共に、コマ指定された画像を高い精度で読み取ることができる。

Claims

請求の範囲画像読取装置

1 . 複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、前記透過原稿を照射する照明手段と、該照明手段による前記透過原稿の画像デ一夕を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段に前記画像データを読み取らせるために前記キヤリァ部材を移動させるキヤリア移動手段を有するキヤリア台とを備えている画像読取装置において、

画像一括読取命令に従って前記キヤリア移動手段を駆動して前記透過原稿の各コマの画像データを前記画像読取手段に連続的に読み取らせるように制御する読取制御手段を備え、当該画像読取装置に接続される画像表示装置に前記読み取つた画像データを出力することを特徴とする画像読取装置。

2 . 複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、前記透過原稿を照射する照明手段と、該照明手段による前記透過原稿の画像データを読み取る画像読取手段と、該画像読取手段に前記画像データを読み取らせるために前記キヤリア部材を移動させるキヤリア移動手段を有するキヤリア台とを備えている画像読取装置において、

画像読取命令に従って前記キヤリア移動手段を駆動して前記透過原稿の指定されたコマの画像データを前記画像読取手段に読み取らせるように制御する読取制御手段を備え、当該画像読取装置に接続される画像表示装置に前記読み取った画像データを出力することを特徴とする画像読取装置。

3 . 前記読取制御手段は、前記複数コマのいずれか 1つを指定するコマ指定命令に従い、当該コマ指定されたコマの画像データを前記画像読取手段に読み取らせるために前記キャリァ移動手段を駆動することを特徴とする請求項 1または 2 記載の画像読取装置。

4 . 前記キャリア台を移動させるキャリア台移動手段をさらに備え、前記読取制御手段は、前記コマ指定命令によってコマ指定されたときに、前記コマ指定されたコマの透過原稿を前記画像読取手段の読取位置まで移動させるために前記キャリア移動手段を駆動すると共に、前記コマ指定されたコマの画像デ一夕を前記画像読取手段に読み取らせるために前記キヤリア台移動手段を駆動することを特徴とする請求項 3記載の画像読取装置。

5 . 複数コマを有するフィルム状の透過原稿を保持するキャリア部材と、前記透過原稿を照射する照明手段と、該照明手段による前記透過原稿の画像データを読み取る画像読取手段とを備え、

前記画像データをプレビュー読み取りする際には、前記キヤリア部材をキヤリァ移動手段により移動させ、

前記画像デ一夕を本読み取りする際には、前記キヤリア移動手段を有するキヤリア台を移動することにより前記キヤリア部材を移動させることを特徴とする画像読取装置。