JPH09266524A - 原稿装着装置 - Google Patents

原稿装着装置

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JPH09266524A
JPH09266524A JP8073742A JP7374296A JPH09266524A JP H09266524 A JPH09266524 A JP H09266524A JP 8073742 A JP8073742 A JP 8073742A JP 7374296 A JP7374296 A JP 7374296A JP H09266524 A JPH09266524 A JP H09266524A
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JP8073742A
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Inventor
Seiji Tanaka
静治 田中
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な原稿を装着できると共に画像読取
装置による原稿の種類識別が迅速かつ正確に行うことが
できる原稿装着装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像読取装置1に画像データを読み取ら
せるための原稿4を装着可能なカートリッジ状の原稿装
着装置3であって、画像読取装置1による原稿4の種類
識別を可能にするための識別手段54を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムやマ
イクロフィルムなどの原稿の画像データを読み取る画像
読取装置に用いられる原稿装着装置に関し、詳しくは、
装着する原稿の種類を画像読取装置が識別できるように
構成された原稿装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムなどに記録された画
像データを読み取る画像読取装置が種々提案されてい
る。その一方、写真フィルムの種類も多様化しており、
その種類としては、カラーフィルムやモノクロフィル
ム、ネガフィルムやポジフィルム、通常サイズの写真や
ハーフサイズおよびパノラマサイズなどの画像フォーマ
ット、並びにプリントサービス時にカットする枚数(6
枚または4枚)などに細分化される。このため、画像読
取装置では、これらの写真フィルムの種類に応じて、画
像データ読取手段としてのCCDの蓄積時間制御、白色
基準調整および拡大縮小調整などを適正に行う必要があ
る。
【0003】このような多種の写真フィルムの画像読取
に対応可能な画像読取装置として、特開平6−5425
4号公報に記載されたものが知られている。この画像読
取装置は、装置本体と、短冊状にカットされた写真フィ
ルムを収納するフィルムカセットとを備えている。この
画像読取装置では、フィルムカセットに収納されたフィ
ルムは、フィルム引き出し手段によって引き出された
後、装置本体の読取手段によってその画像データが読み
取られる。この際、読取手段は、写真フィルムにおける
画像の端部を検出した後、写真フィルムを順次送って画
像の反対側の端部を検出することによって画像のフォー
マット、すなわち写真フィルムのサイズを認識してい
る。また、この画像読取装置は、写真フィルムに記録さ
れている画像データをすべて読み込んだ後に、未記録部
分と記録部分との濃度差に基づいて、ネガフィルムおよ
びポジフィルムのいずれであるかを識別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
画像読取装置には以下の問題点がある。すなわち、従来
の画像読取装置では、写真フィルムの種類の識別を写真
フィルムの画像データに基づいて行っているために、特
にカメラメーカの仕様に委ねられている画像のフォーマ
ットなどについては、その識別を誤ってしまうことがあ
るという問題点がある。
【0005】また、従来の画像読取装置では、写真フィ
ルムの種類を識別するために少なくとも1回はその画像
データを読み取らなければならないばかりでなく、数多
くの条件を参酌して多種多様の種類のいずれかであるか
を識別しなければならないために、その識別処理に長時
間を必要としてしまう。このため、写真フィルムの種類
を識別するためだけに、写真フィルムの引出し、スキャ
ンおよび識別処理を行う分、画像データの読取りを迅速
に行うことができないという問題点がある。
【0006】さらに、従来の画像読取装置は、写真フィ
ルムをフィルムカセットに収納する構造のため、短冊状
にカットされた写真フィルムしか画像データの読取りを
行うことができない。したがって、1枚ずつカットされ
たスライド用写真などを読み込むことができないため、
読取対象とすることができる種類が限定されているとい
う問題点もある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、多種多様な原稿を装着できる
と共に画像読取装置による原稿の種類識別が迅速かつ正
確に行うことができる原稿装着装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の原稿装着装置は、読取装置に画像データを
読み取らせるための原稿を装着可能なカートリッジ状の
原稿装着装置であって、画像読取装置による原稿の種類
識別を可能にするための識別手段を備えていることを特
徴とする。
【0009】この原稿装着装置では、カートリッジ状に
構成されているため、多種多様な原稿に個別的に対応し
て装着可能になる。また、原稿装着装置を画像読取装置
に装着すれば、画像読取装置は、原稿とは別個独立した
穴や切欠などの位置およびバーコード表示などの識別手
段に基づいて原稿の種類を識別する。このため、例え
ば、写真フィルムなどのようにカメラメーカの仕様に応
じて画像フォーマットが若干異なるような場合であって
も、画像読取装置は、写真フィルムの種類を正確に識別
することができる。さらに、画像読取装置側では、原稿
が多種類のいずれかを識別するという識別処理を、読み
取った画像データに基づいて行うのではなく識別手段の
情報に基づいて行うため、直ちに原稿の種類を識別する
ことができる。
【0010】請求項2記載の原稿装着装置は、請求項1
記載の原稿装着装置において、識別手段が、装着する原
稿よりも画像読取装置に対する挿入側に設けられている
ことを特徴とする。
【0011】この原稿装着装置では、画像読取装置は、
まず最初に、識別手段に基づいて原稿の種類を識別し、
次いで、原稿の画像データを読み込むことができる。こ
のように、画像読取装置は、1回の走査によって原稿の
種類の識別および原稿の画像データの読取りを連続して
行うことができるので、画像読取りを迅速に行うことが
できる。
【0012】請求項3記載の原稿装着装置は、請求項1
または2記載の原稿装着装置において、識別手段は、原
稿の種類に応じた形状の孔部および切欠部のいずれかで
形成されていることを特徴とする。
【0013】この原稿装着装置では、例えば、画像読取
装置が孔部や切欠部の形状を原稿の種類に対応させて記
憶しておくことにより、画像読取装置は、孔部や切欠部
の形状に基づいて原稿の種類を識別することができる。
この場合、孔部や切欠部で識別させることができるた
め、原稿装着装置を簡易に構成することができる。
【0014】請求項4記載の原稿装着装置は、請求項1
または2記載の原稿装着装置において、識別手段は、原
稿の種類に応じた位置に形成された孔部および切欠部の
いずれかであることを特徴とする。
【0015】この原稿装着装置では、識別手段は、同一
形状の孔部や切欠部の位置を変えるだけで、多種多様な
原稿の種類に対応する情報を有する。したがって、画像
読取装置は、予めその位置に対応する原稿の種類を記憶
しておくだけで、正確かつ迅速に原稿の種類を識別する
ことができる。
【0016】請求項5記載の原稿装着装置は、請求項4
記載の原稿装着装置において、識別手段は原稿の装着面
に形成された孔部であって、孔部の近傍には、画像読取
装置によるシェーディング補正および白色基準調整の少
なくとも一方を可能にするためのネガベースフィルムを
孔部を覆うように装着可能なネガベース装着手段が設け
られていることを特徴とする。
【0017】この原稿装着装置では、識別手段としての
孔部と、シェーディング補正などにおいて光を透過させ
るために必要な窓部とを兼用することができる。この場
合、シェーディング補正などは、正確な画像データの読
取りに一般的に必要とされるものであるため、実質的に
は、コストアップさせることなく識別手段としての孔部
を構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原稿装着装置
の実施形態を画像読取装置に使用される例について添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1および2は、画像読取装置1の右側面
図および正面図をそれぞれ示している。画像読取装置1
は、装置本体2と、写真フィルムやマイクロフィルムな
どのフィルム状の透過原稿を保持するカートリッジ状の
キャリア部材(原稿装着装置)3とを備えている。この
画像読取装置1は、コンピュータ装置などの画像表示装
置(図示せず)にデータ転送用のインターフェースライ
ン(例えば、スカジー(SCSI)ライン)を介して接
続され、画像データの高精度の読取り(以下、「本画像
読取り」という)に先立って、キャリア部材3に保持さ
れているすべての透過原稿4(図12(a)参照)また
は指定された複数のコマ若しくは指定された特定の1コ
マの画像データを自動的に読み込んでその画像データに
基づいて画像表示装置などに表示させるいわゆるプレビ
ューを可能にすることができるように構成されている。
このプレビューにおいては、画像表示装置が、画像デー
タをキャリア部材3の各コマに対応させて記憶すると共
に、各コマの画像を1つずつまたは同時に複数の画像を
ディスプレイ上に表示することができ、これにより、使
用者は、読取対象の画像をディスプレイ上で特定するこ
とができると共に、その画像をコマ指定することによ
り、本画像読取りを行うことができる。
【0020】キャリア部材3は、装着する透過原稿4の
種類、すなわち、カラーフィルムやモノクロフィルム、
ネガフィルムやポジフィルム、通常サイズの写真やハー
フサイズおよびパノラマサイズなどの画像フォーマッ
ト、並びにプリントサービス時にカットする枚数(6枚
または4枚)などにそれぞれ対応して、後述するシェー
ディング補正および白色基準調整のための孔部54,5
5の形成位置を互いに異ならせてある。一方、画像読取
装置1は、その形成位置を透過原稿4の種類に対応させ
て記憶しており、キャリア部材3を差し込んだ際に、そ
の形成位置を検出すると共に、透過原稿4の種類を識別
する。そして、画像読取装置1は、これらの透過原稿4
の種類に応じて、後述するCCD25の蓄積時間制御、
白色基準調整および拡大縮小調整などを適正に行ってい
る。
【0021】以下、各構成要素について詳述する。
【0022】装置本体2は、図1,2にそれぞれ示すよ
うに、その本体ケースKに、キャリア部材3を差し込む
ためのキャリア差込口11と、キャリア差込口11に差
し込まれたキャリア部材3を保持すると共に本体ケース
K内部に案内するキャリア台12と、キャリア部材3に
よって保持されている透過原稿4に光を照射する照射部
13と、キャリア台12を移動させるための基台14
と、各部に電源を供給する電源部15と、各種デジタル
処理を行うデジタル処理回路を載置するプリント基板1
6と、電源スイッチ17と、データ転送用インターフェ
ースラインに接続するためのコネクタ18とを備えてい
る。また、キャリア台12には、プレビュー時において
CCD25に画像データを読み取らせるためにキャリア
部材3を移動させて画像読取位置に案内するキャリア案
内部21が配設されており、基台14には、本画像読取
り時においてCCD25に画像データを読み取らせるた
めにキャリア台12を移動させてキャリア部材3を画像
読取位置に案内するキャリア台案内部22と、照射部1
3によって照射され透過原稿4を透過した光をほぼ90
゜の角度で反射させる反射板23と、反射板23によっ
て反射された光を集光する集光レンズ24と、集光レン
ズ24によって集光された光を光電変換するCCD25
とが配設されている。
【0023】キャリア差込口11は、その上部の側壁1
1aが傾斜するように形成されており、その側壁11a
に沿ってキャリア部材3を差し込むことにより、キャリ
ア部材3をキャリア台12に容易に案内できるようにな
っている。
【0024】基台14は、本体ケースKに固定されてお
り、図2〜5、および図9,10にそれぞれ示すよう
に、キャリア部材3の移動方向A(図3参照)と平行に
本体ケースK内に固定されているシャフト31,31に
沿ってキャリア台12を移動させることができるように
構成されている。具体的には、図3,4,9,10にそ
れぞれ示すように、基台14の下部には、キャリア台1
2を移動させるためのステッピングモータである第1モ
ータ32と、第1モータ32のモータ軸に軸着されてい
る第1歯車33に噛合する第2歯車34と、第2歯車3
4に同軸で設けられている小径歯車35に噛合すると共
に同軸で設けられている小径歯車37を有する第3歯車
36とが配設されている。一方、キャリア台12の図4
における左体の内側側面の下部には、小径歯車37に噛
合するラック38が形成されている。これにより、第1
モータ32が駆動されると、第1歯車33、第2歯車3
4、小径歯車35、第3歯車36、小径歯車37および
ラック38を介してキャリア台12に動力が伝達される
結果、キャリア台12は、シャフト31,31に沿って
移動する。この場合、キャリア台案内部22は、第1モ
ータ32の1ステップの回転によって、例えば約11マ
イクロmと極めて高い精度でキャリア部材3をキャリア
台12ごと移動させることができ、これにより、画像デ
ータの読取精度を高くすることが可能になっている。ま
た、キャリア台案内部22は、特に限定されないが、キ
ャリア部材3に取り付けられた透過原稿4の1コマ分を
移動させることができるように構成されており、これに
より、装置本体2の内部スペースが有効に利用されてい
る。なお、上記第1モータ32および各種歯車33〜3
7は、前述したキャリア台案内部22を構成する。
【0025】キャリア台12は、キャリア部材3の先端
から後端までを本体ケースK内に案内できるように構成
されており、図4〜7にそれぞれ示すように、キャリア
部材3を移動させるためのステッピングモータである第
2モータ41と、第2モータ41のモータ軸に軸着され
ている第4歯車42に噛合する第5歯車43と、第5歯
車43に同軸で設けられている小径歯車44に噛合する
第6歯車45とを備えている。一方、キャリア部材3の
図4における右側面の厚み方向のほぼ中央部には、第6
歯車45に噛合するラック46が形成されている(図8
および図12(b)参照)。これにより、第2モータ4
1が駆動されると、第4歯車42、第5歯車43、小径
歯車44、第6歯車45およびラック46を介してキャ
リア部材3に動力が伝達される結果、キャリア部材3
は、キャリア台12に保持された状態で本体ケースK内
部を移動する。この場合、第2モータ41の1ステップ
の回転によってキャリア台12が移動する距離は、第1
モータ32の1ステップの回転によってキャリア部材3
が移動する距離よりも大きくなっている。このため、プ
レビューの際には、キャリア部材3が速く移動すること
により画像データの読取り速度が速く、これにより、プ
レビューの際の読取対象の特定を素速く行うことが可能
になっている。なお、上記第2モータ41および各種歯
車42〜45は、前述したキャリア案内部21を構成す
る。
【0026】キャリア部材3は、図12(a)〜(e)
にそれぞれ示すように、薄肉長尺に形成されている。キ
ャリア部材3は、特に限定されないが6つ原稿窓51,
51・・と、各原稿窓51の両側に形成され装着面の上
方側(同図(a)において紙面手前側)に突出する断面
長方形形状の突出部52,52・・と、キャリア部材3
の長手方向の両端(同図において上下端)に位置する原
稿窓51,51のそれぞれの長手方向の両端側に形成さ
れ装着面の上方側に突出する断面長方形形状の突出部5
3,53とを備えている。
【0027】このキャリア部材3では、突出部52,5
2・・と突出部53,53との間に透過原稿4をはめ込
むことによって、透過原稿4が突出部52,52・・と
突出部53,53とで挟持される状態でキャリア部材3
に取り付けることができる。また、透明なプラスチック
板(図示せず)を突出部52,52・・と突出部53,
53との間にはめ込むことによって、キャリア部材3の
ベース面とプラスチック板とで透過原稿4をその表裏か
ら挟持することができ、これにより、透過原稿4の撓み
を防止している。この場合、一般的に写真フィルムなど
はプリントサービス時において6コマ毎に区切られるた
め、このキャリア部材3では、その6コマ分の透過原稿
4をはめ込むと、透過原稿4の各コマがそれぞれ原稿窓
51,51・・の真上に位置するようになっている。こ
の結果、照射部13から光が照射されると、その透過光
が透過原稿4および原稿窓51を介して反射板23に到
達する。
【0028】さらに、キャリア部材3の長手方向の先端
部(同図において上部側)および後端部には、それぞれ
本発明における識別手段を構成する孔部54と孔部55
とが形成されている。孔部54は、キャリア部材3に装
着する透過原稿4の種類に応じて先端部からの形成位置
を予め互いに異ならせてある。具体的には、例えば、透
過原稿4が連続する6コマの写真フィルムおよび4コマ
のスライド用マウント(図15)の場合には、孔部54
は、キャリア部材3,103の先端部から12.5mm
および13.5mmの位置にそれぞれ形成されている。
また、孔部54は、透過原稿4が他の種類の場合にも、
その種類に応じて予め設定された位置に形成されてい
る。
【0029】図15のキャリア部材103は、透過原稿
4が固着されたスライド用マウント104(二点鎖線で
示す)をはめ込むことが可能な構成にしてある。このキ
ャリア部材103への取付は、スライド用マウント10
4をラック46側より斜めに挿入し、マウント収納部1
12に落とし込む。また、スライド用マウント104は
押さえバネ110によってキャリア部材103に保持さ
れる。一方、スライド用マウント104を取り外す場合
は、変形孔111を紙面裏側から突き上げることによっ
て、マウント収納部112から簡単に外すことができ
る。
【0030】また、孔部54,55の幅方向の両端側お
よびキャリア部材3の長手方向の両端側には、突出部5
6,56・・、および前述した突出部53と同形状の突
出部57,57がそれぞれ形成されている。この場合、
突出部56,56と突出部53,57との間に、ネガフ
ィルムの未記録部分である茶ベースフィルム(ネガベー
スフィルム)をはめ込むことによって、その茶ベースフ
ィルムが突出部56,56と突出部53,57とで挟持
される状態でキャリア部材3に取り付けることができ
る。また、透明なプラスチック板(図示せず)を突出部
56,56と突出部53,57との間にはめ込むことに
よって、キャリア部材3のベース面とプラスチック板
(両者でフィルム挟持手段を構成する)とで取り付けた
茶ベースフィルムをその表裏から挟持することができる
ようになっている。このように、茶ベースフィルムが孔
部57を覆う結果、茶ベースフィルムを透過する光の濃
度がCCD25によって検出され、その濃度に基づいて
画像のシェーディング補正や白黒色基準調整ができるよ
うになっている。この場合、スプロケット穴がない側の
縁部が突出部53,57に当接する程度の長さに茶ベー
スフィルムを作成し、その茶ベースフィルムを突出部5
6,56と突出部53,57の間にはめ込むだけで挟持
される。このため、茶ベースフィルムの装着作業を極め
て容易に行うことができる。また、プラスチック板とベ
ース面とで透過原稿4および茶ベースフィルムを表裏か
ら挟持するため、透過原稿4および茶ベースフィルムの
撓みが有効に防止されると共に画像データの読取条件を
同一にすることができる結果、シェーディング補正や白
色基準調整時における補正データを精度よく生成するこ
とができる。この場合、プラスチック板と窓部54(ま
たは55)の縁部を形成するベース面とが、装置本体2
内のCCD25の画像読取の主走査方向(CCD25の
配列ライン方向であって、同図(a)に矢印Bで示す方
向)に沿って茶ベースフィルムを挟持するため、その主
走査方向における撓みの発生がより有効に防止される結
果、補正データを極めて精度よく生成することができ
る。さらに、キャリア部材3の長手方向の両端側に孔部
54,55を形成することによって、キャリア部材3が
方向Aのいずれの向きに移動する場合であっても、シェ
ーディング補正や白色基準調整が可能になっている。な
お、孔部54,55は、画像読取位置を決めるための基
準孔として機能させてもよい。
【0031】さらに、同図(c)に示すように、キャリ
ア部材3の側面(厚み面)であって孔部55寄りの原稿
窓51の中間部位近辺には、孔部55上の透過原稿4を
画像読取位置に位置合わせするための切欠き58が形成
されている。一方、本体ケースK内にはインタラプタが
配置されており(図示せず)、インタラプタがキャリア
部材3の先端部と共に切欠き58の通過を検出すれば、
メインCPU71(図13参照)が、その通過検出信号
に基づいて、第2モータ41に対してモータ駆動用のド
ライブ信号を出力することにより、透過原稿4の位置合
わせを行うことができるようになっている。
【0032】前述した照射部13は、図1に示すよう
に、インバータ回路61と、画像読取の際の光源である
キセノンランプ62,63,64と、キセノンランプ6
2,63,64からの光を拡散する拡散板65とを備え
ている。キセノンランプ62,63および64は、それ
ぞれ、ランプ制御部81(図13参照)によって一定の
順番で点灯するように制御され、青色、緑色および赤色
の波長の光を発光する。この結果、CCD25によって
透過原稿4を透過した3色がそれぞれ光電変換されて、
後述する画像制御部内のバッファRAM82(図13参
照)にカラー画像の画像データが前記3色毎に記憶され
る。なお、光源はキセノンランプに限らず、例えば、前
述した3色をそれぞれ発光可能な3つのLEDや、3色
を含む光を発光可能な蛍光灯などを使用してもよい。
【0033】次に、図13を参照して、画像読取装置1
の制御系統について説明する。
【0034】同図に示す回路ブロック図は、画像読取装
置1の制御回路70を含む主要回路を示しており、各電
気回路部品は、前述したプリント基板16に搭載されて
いる。制御回路70は、各種処理の中核をなし内部RO
Mを有するメインCPU71を備えている。内部ROM
は、キャリア部材3における孔部54の位置を透過原稿
4の種類に対応させて記憶している。また、制御回路7
0は、メインCPU71の制御下で画像処理を実行する
画像処理ゲートアレイ72と、CCD25から出力され
る画像信号をA/D変換するA/D変換部73と、画像
データや各種信号を所定の通信フォーマットのデータに
変換すると共に変換したデータをホストコンピュータで
ある画像表示装置とメインCPU71との間で受け渡す
インターフェース部74と、メインCPU71のドライ
ブ信号に基づいて第1および第2モータ32,41をそ
れぞれ駆動する第1モータドライバ75および第2モー
タドライバ76とを備えている。また、ゲートアレイ7
2は、インバータ回路61を介して点灯制御信号を出力
することによりキセノンランプ62〜64の点灯を制御
するランプ制御部81と、画像データを記憶するバッフ
ァRAM82と、A/D変換部73から出力される画像
データを取り込んで各画素に対応させてバッファRAM
82に記憶させると共にシェーディング補正や白黒色基
準調整などを実行する画像制御部83と、メインCPU
71から出力される蓄積間隔信号やシフト信号およびク
ロック信号に従ってCCD制御信号を出力することによ
りCCD25の光電変換を制御するCCD制御部84と
を備えている。
【0035】次いで、画像読取装置1における画像読取
処理について説明する。
【0036】まず、キャリア差込口11にキャリア部材
3が差し込まれると、その先端部がインタラプタを通過
することにより、インタラプタが通過検出信号をメイン
CPU71に出力する。メインCPU71は、ドライブ
信号を出力し、第2モータ41を駆動することによっ
て、キャリア部材3を本体ケースK内の所定待機位置に
案内する。この場合、孔部54がインタラプタを通過す
る際に、インタラプタは、孔部54の通過を検出し、そ
の通過検出信号をメインCPU71に出力する。メイン
CPU71は、先端部の通過検出信号の出力時から孔部
54の通過検出信号の出力時までの時間差と、第2モー
タ41によるキャリア部材3の移動速度とに基づいて、
孔部54の先端部からの位置を検出する。次いで、メイ
ンCPU71は、内部ROMに記憶されている位置デー
タと透過原稿4の種類データとに基づいて、キャリア部
材3に装着されている透過原稿4の種類を識別する。
【0037】次に、メインCPU71は、インターフェ
ース部74を介して画像表示装置からプレビュー信号が
出力されると、メインCPU71は、ドライブ信号を第
2モータドライバ76に出力することにより第2モータ
41を駆動させ、図示しない他のインタラプタから先端
部の通過検出信号が出力されるまでキャリア部材3を移
動させる。このときに、孔部54がキセノンランプ62
〜64の真下に位置する。次いで、メインCPU71
は、キセノンランプ62〜64を点灯させずに、CCD
制御部84にCCD制御信号を出力することによりCC
D25からの画像データを画像制御部83に読み取らせ
る。次に、メインCPU71は、画像制御部83に対し
て、このときの画像データを0階調の輝度レベルに設定
させることにより黒色レベル調整を行う。この場合、画
像データの輝度レベルは、各色毎に256階調に設定さ
れており、0階調が黒レベルに、256階調が白レベル
にそれぞれ対応する。
【0038】次に、メインCPU71は、キセノンラン
プ62〜64を点灯させると共に、画像制御部83に対
してCCD25からの画像データを読み取らせる。この
場合、メインCPU71は、キャリア部材3に装着され
ている透過原稿4の種類に応じてCCD25の蓄積時間
を変更し最適な条件で画像データを読み取る。次いで、
メインCPU71は、このときに読み取った画像データ
の最大値が230〜250程度の階調になるように、内
蔵ROMに記憶されているγテーブルに従い第2モータ
41の駆動速度を調整したり、キセノンランプ62〜6
4の点灯時間をそれぞれ調整したりすることにより白色
レベル調整を行う。同時に、メインCPU71は、画像
制御部83に対して、シェーディング補正を実行させ
る。つまり、キセノンランプ62〜64の光量や反射板
23の反射係数および集光レンズ24の収差などによっ
て、CCD25の1列の画像データが均一に256階調
になるように補正データを生成する。この場合、孔部5
4にネガフィルムの茶ベースフィルムが取り付けられて
いるときは、その茶ベースフィルムを介して透過した輝
度を白レベルとし、茶ベースフィルムが取り付けられて
いないときには、孔部54を直接通過した光の輝度が白
レベルになるように自動的に補正データを生成する。こ
れらの処理によって、自動的に、画像データの輝度レベ
ルのダイナミックレンジを最も大きくすることができ
る。なお、上述した一連の作業において、先端部を検出
して孔部54によって黒レベル調整や、白色レベル調整
およびシェーディング補正を行っているが、孔部55に
よってこれらの調整などを行ってもよい。
【0039】次に、メインCPU71は、ドライブ信号
を出力することにより、先頭(1つ目)の原稿窓51の
端部が読取位置の先頭に位置するようにキャリア部材3
を移動させた後に、画像の読取りを開始する。画像の読
取りに際しては、メインCPU71からランプ制御部8
1に各種パラメータが出力されることにより、ランプ制
御部81が、インバータ回路61に点灯制御信号を出力
し、これにより、キセノンランプ62〜64が点灯す
る。メインCPU71は、ドライブ信号およびCCD制
御信号を出力しながら、画像制御部83に画像の画像デ
ータを読み取らせる。
【0040】読み取られた画像データは、メインCPU
71の制御下で、画像制御部83によってシェーディン
グ補正、色補正および拡大縮小処理が行われる。この場
合、キャリア部材3に装着されている透過原稿4の種類
に応じて適正な拡大縮小補正などが行われる。次いで、
画像データは、これらの処理が行われた後に一旦バッフ
ァRAM82に記憶される。そして、メインCPU71
が、バッファRAM82に記憶された画像データを読み
込み、インターフェース部74に出力する。同時に、イ
ンターフェース部74は、画像データを所定の通信フォ
ーマットのデータに変換し、変換したデータを画像表示
装置に出力する。
【0041】メインCPU71は、1つ目の原稿窓に対
応する透過原稿4の画像を読み取った後、ドライブ信号
を継続して出力し、第2モータ41を所定ステップ数回
転させて2番目の原稿窓51の端部が読取位置の先頭に
位置するようにキャリア部材3を移動させる。次いで、
メインCPU71は、ランプ制御部81および画像制御
部83に対して、それぞれ透過原稿4の種類に応じた適
正な各種パラメータを出力することによって画像制御部
83に透過原稿4の画像データを読み取らせる。メイン
CPU71は、これらの処理を繰り返して、順次、第3
番目〜第6番目の原稿窓51,51・・の透過原稿4の
画像データを読み取らせると共に、その都度、画像デー
タをインターフェース部74に出力する。なお、このプ
レビュー処理においては、CCD25において、複数の
隣り合ったCCD素子の出力をまとめて1つの画素デー
タとすることにより、本画像読取り時の解像度よりも低
い50〜300dpi程度の解像度で読取りが行われ
る。これにより、プレビューの読取時間の短縮化が図ら
れる。また、画像読取精度が多少低くてもよいため、キ
ャリア台12とキャリア部材3との間での多少のがたが
許容されるため、例えば、キャリア差込口11の開口面
積を広くしたり、ラック46と第6歯車45との噛合を
緩めにしたりすることにより、キャリア部材3の本体ケ
ースK内への差し込みを容易にすることができる。
【0042】画像表示装置は、入力した画像データを画
像データRAM(図示せず)に記憶し、所定のキー操作
が行われると、指定した原稿窓51の透過原稿4の画像
をディスプレイ装置に表示する。
【0043】一方、使用者が、ディスプレイ装置上で画
像の確認をした後に、キー操作によりコマ指定すると、
インターフェース部74を介して画像表示装置からメイ
ンCPU71にコマ指定信号が出力される。メインCP
U71は、第2モータドライバ76にドライブ信号を出
力することにより、第2モータ41を所定ステップ数だ
け駆動させ、指定されたコマの原稿窓51が読取位置の
先頭に位置するようにキャリア部材3を案内する。次い
で、メインCPU71は、本画像読取りを開始し、第1
モータドライバ75にドライブ信号を出力することによ
り、キャリア台12が原稿窓51の1コマ分だけ移動す
るように、第1モータ32を所定ステップ数だけ駆動さ
せる。また、これと同時に、メインCPU71は、点灯
制御信号およびCCD制御信号を出力することにより、
前述したシェーディング補正や白黒色基準調整などを実
行すると共に画像データを読み取る。この場合、第1モ
ータ32の1ステップ数の回転におけるキャリア台12
の移動距離が極めて小さいため、高い精度で画像を読み
取ることができる。この読み取られた画像データは、前
述したのと同じようにして、メインCPU71によって
インターフェース部74を介して画像表示装置に出力さ
れる。この後、画像表示装置では、画像データに基づく
画像の表示処理、画像データの輝度調整などの画像加工
・修正処理、任意のコマの画像を他のコマの画像にはめ
込むはめ込み処理、およびMO(光磁気ディスク)やD
AT、MD、フロッピーディスクなどの記憶媒体への書
込処理などが行われる。
【0044】以上のように、本実施形態に係るキャリア
部材3,103によれば、孔部54の位置を透過原稿4
の種類に応じて変えているため、画像読取装置1は、キ
ャリア部材3,103の種類を識別することにより、装
着されている透過原稿4の種類を識別することが可能に
なる。この結果、画像読取装置1は、透過原稿4の種類
に応じてCCD25の蓄積時間制御、白色基準調整およ
び拡大縮小調整など適切な処理を実行することができ
る。また、孔部54をキャリア部材3,103の先頭側
に形成したため、透過原稿4の種類の識別および画像デ
ータの読取りを連続して行うことができる結果、画像読
取りの処理時間を短縮することができる。
【0045】なお、以上の実施形態では、本発明におけ
る識別手段を孔部54で構成する例について説明した
が、孔部55も識別手段とすることができるし、キャリ
ア部材3,103の側面に切欠部を設け、切欠部の先端
部からの位置によって識別手段を構成することもでき
る。さらに、孔部と切欠部との組合せや、茶ベースフィ
ルムの一部に印刷したバーコード表示などによって識別
手段を構成することもできる。かかる場合には、数多く
の種類の透過原稿4の識別が可能なる。さらに、本実施
形態では、シェーディング用の孔部54と識別手段とを
兼用する例について説明したが、孔部54とは別の孔部
によて識別手段を構成してもよい。また、本実施形態で
は、長方形の孔部54の位置によって透過原稿4の種類
を識別する例について説明したが、孔部54の形状を正
方形や楕円形および円形などの形状を変えたり、その大
きさを変えることによって識別手段を構成することもで
きる。
【0046】また、ネガベースフィルム装着手段は、本
実施形態において説明した形状に限定されない。例え
ば、突出部53,57に代えて、その部位に、茶ベース
フィルムの両縁部を挟み込むことができるような断面コ
字状の差込口を形成してもよい。
【0047】さらに、キャリア部材3は、本実施形態で
説明した構成に限定されない。例えば、図14に示すよ
うに、キャリア部材91を、上板92と下板93とで透
過原稿4を挟持するように構成してもよい。このキャリ
ア部材91は、基本的には、上板92と、キャリア部材
3とほぼ同じ構成の下板93とをはめ合わせて構成され
ている。具体的には、上板92に形成した爪部94,9
4を、下板93に設けたシャフト95の下部に潜り込ま
せると共に、上板92に形成した係合部96を下板93
に形成した孔部(図示せず)に係合させることによっ
て、上板92と下板93とをはめ合わせている。また、
上板92には、下板93の突出部52,52・・、5
3,53および57,57がそれぞれ嵌入可能な孔部9
7,97・・が形成されると共に、原稿窓51,51・
・および孔部(識別手段)54,55とそれぞれ同形状
の原稿窓98,98・・および孔部99,99が形成さ
れている。なお、同図に示すキャリア部材91は、キャ
リア部材3と同一の構成要素には同一の符号を用いてそ
の詳細説明を省略する。このキャリア部材91では、上
板92と下板93とで透過原稿4および茶ベースフィル
ム100を表裏から挟持することによって、透過原稿4
および茶ベースフィルム100の撓みを防止している。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の原稿装
着装置によれば、カートリッジ状に構成されているた
め、多種多様な原稿に個別的に対応して装着可能にな
る。また、画像読取装置が、原稿とは別個独立した識別
手段に基づいて原稿の種類を識別するため、例えば、写
真フィルムなどのようにカメラメーカの仕様に応じて画
像フォーマットが若干異なるような場合であっても、画
像読取装置は、写真フィルムの種類を正確かつ迅速に識
別することができる。
【0049】請求項2記載の原稿装着装置によれば、画
像読取装置が1回の走査によって原稿の種類の識別およ
び原稿の画像データの読取りを連続して行うことができ
る結果、画像読取りが迅速に行われる。
【0050】請求項3記載の原稿装着装置によれば、孔
部や切欠部で識別手段を構成することにより、原稿装着
装置を簡易に構成することができる。
【0051】請求項4記載の原稿装着装置によれば、同
一形状の孔部や切欠部の位置を変えることによって識別
手段を構成することができ、これにより、多種多様な原
稿の種類に対応する原稿装着装置を簡易に構成すること
ができる。
【0052】請求項5記載の原稿装着装置によれば、識
別手段としての孔部と、シェーディング補正などにおい
て光を透過させるために必要な窓部とを兼用することが
できる結果、実質的にコストアップさせることなく識別
手段としての孔部を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像読取装置の右側面断面図
である。
【図2】本実施形態に係る画像読取装置の正面透視図で
ある。
【図3】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の右側面図である。
【図4】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の正面図である。
【図5】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の平面図である。
【図6】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の右側面図である。
【図7】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の正面図である。
【図8】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の平面図である。
【図9】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア台案内部の右側面図である。
【図10】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャ
リア台案内部の正面図である。
【図11】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャ
リア台案内部の平面図である。
【図12】(a)はキャリア部材の平面図であり、
(b)はキャリア部材の右側面図であり、(c)はキャ
リア部材の左側面図であり、(d)はキャリア部材の断
面図であり、(e)はキャリア部材の正面図である。
【図13】本実施形態に係る画像読取装置の主要回路ブ
ロック図である。
【図14】(a)は他の実施形態に係るキャリア部材の
構成および組立を示す平面図であり、(b)はキャリア
部材の組立時における側面図であり、(c)はキャリア
部材の正面断面図である。
【図15】(a)はスライド用マウントを搭載するキャ
リア部材の平面図であり、(b)はキャリア部材の右側
面図であり、(c)はキャリア部材の断面図であり、
(d)はキャリア部材の正面断面図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 3 キャリア部材 4 透過原稿 53 突出部 54 孔部 55 孔部 56 突出部 57 突出部 91 キャリア部材 92 上板 93 下板 100 茶ベースフィルム 103 キャリア部材 104 スライド用マウント

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置に画像データを読み取らせ
    るための原稿を装着可能なカートリッジ状の原稿装着装
    置であって、 前記画像読取装置による前記原稿の種類識別を可能にす
    るための識別手段を備えていることを特徴とする原稿装
    着装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段は、装着する前記原稿より
    も前記画像読取装置に対する挿入側に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の原稿装着装置。
  3. 【請求項3】 前記識別手段は、前記原稿の種類に応じ
    た形状の孔部および切欠部のいずれかで形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の原稿装着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記識別手段は、前記原稿の種類に応じ
    た位置に形成された孔部および切欠部のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の原稿装着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記識別手段は前記原稿の装着面に形成
    された孔部であって、当該孔部の近傍には、前記画像読
    取装置によるシェーディング補正および白色基準調整の
    少なくとも一方を可能にするためのネガベースフィルム
    を前記孔部を覆うように装着可能なネガベース装着手段
    が設けられていることを特徴とする請求項4記載の原稿
    装着装置。
JP8073742A 1996-03-28 1996-03-28 原稿装着装置 Pending JPH09266524A (ja)

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