WO1997032729A1

WO1997032729A1 - Dispositif de formation d'image

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Publication number: WO1997032729A1
Application number: PCT/JP1997/000637
Authority: WO
Inventors: Kazuhiro Nishimura; Iwao Kawamura; Kiyokazu Namekata; Kazuhiro Murakami; Ryoma Suzuki; Naoki Kiyohara; Kensuke Izuma
Original assignee: Copyer Co., Ltd.
Priority date: 1996-03-04
Filing date: 1997-03-03
Publication date: 1997-09-12
Also published as: US6273624B1; US20010005466A1; DE69718768D1; EP0887195B1; EP0887195A4; US6478491B2; EP0887195A1; DE69718768T2

Description

明細書画像形成装置技術分野

本発明は、図形や文字などを印字する印字部材を所定方向に往復動させながら記録紙に画像を形成する画像形成装置に関する。背景技術

コンピュータやワークステーションの出力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙に画像を形成するィンクジュッ卜方式画像形成装置が知られている。このインクジヱット方式画像形成装置は、例えば、インクが吐出する複数のィンク吐出口を有する印宇へッドが搭載されて所定方向に往復動するキャリッジと、この所定方向に直交する方向（記録紙搬送方向）に記録紙を断続的に搬送する搬送装置とを備えている。記録紙に画像を形成する際は、搬送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッジを上記の所定方向に往復動させながら、記録紙のうち、画像が形成される画像形成領域に位置する部分に、印字ヘッドの制御に従いィンク吐出口からインクを吐出して 1バンド分の画像を形成 (印字）し、その後、所定長さだけ記録紙を搬送して画像形成領域に新たに位置する部分に次のバンド分の画像を形成する動作を繰り返す。搬送装置は、通常、記録紙搬送方向に直交する方向に延びる駆動ローラ軸を有する駆動ローラと、この駆動ローラに接離自在に配置され、駆動ローラの外周面を押圧する複数の従勖ローラとを備えている。これら駆動ローラと従動ローラとが記録紙を挟持して、駆動ローラの外周面に記録紙を張り付けるようにして画像形成領域に搬送する。このようにして記録紙を搬送中に、例えば駆動ローラの周囲で記録紙が詰まって紙詰まり（ジャム）が生じることがある。ジャムが生じた場合、駆動ローラから従動ローラを離して記録紙を取り除くのであるが、従動ローラが駆動ローラから離れる距離が短く、このため、記録紙の詰まった位置に手が届きにくいことがある。また、手が届いても記録紙を十分に掴みきれずに記録紙を破いてしまうことがある。したがって、ジャムを解消するのに、長い時間を費やす場合がある。

また、ジャムを解消した後は、従動ローラで駆動ローラを再び押圧し、駆動ローラと従動ローラとで記録紙を挟持して搬送するのであるが、従動ローラが元の正確な位置からずれることがある。このような場合、駆動ローラを何度か回転させると、従動ローラと駆動ローラとが馴染んで従動ローラが元の正確な位置に戻る。しかし、従動ローラが元の正確な位置に戻るまでの間に、記録紙が正しい搬送方向に搬送されないことがあり再びジャムが生じるおそれがある。

また、ジャムが生じるとキャリッジが従動ローラの上方に停止することがある。この場合、記録紙を取り除くために駆動ローラから従動ローラを離すと、従勖ローラが、キャリッジやこのキャリッジに搭載されている印字へッドに衝突し、これらが損傷するおそれもある。

発明の開示

本発明は、上記事情に鑑み、ジャムが生じても、詰まった記録紙を容易に取り除くことができる画像形成装置を提供することを目的とする。上記目的を達成するための本発明の第 1 の画像形成装置は、所定の記録紙搬送方向に記録紙を搬送し、搬送されている記録紙のうち、画像が形成される画像形成領域に位置する部分に、画像を形成する画像形成装置において、 ( 1 ) 記録紙搬送方向に交差する方向に延びる駆動ローラ軸を有し、この駆動ローラ轴を中心に回転することにより記録紙を画像形成領域に搬送する駆動ローラ

( 2 ) 駆動ローラから離れた位置で駆動ローラ轴に並行して延びる、装置本体に回動自在に固定された第 1 の軸

( 3 ) 第 1 の軸の回動に連動して第 1 の軸を中心に回動することにより駆動ローラの外周面から離れる、この外周面を押圧して駆動ローラとの問に記録紙を挟持して搬送する従動ローラ

( 4 ) 記録紙搬送方向に交差する方向に延びる排出ローラ軸を有し、この排出ローラ鼬を中心に回転することにより記録紙を排出する、画像形成領域よりも記録紙搬送方向下流側に配置された排出ローラ

( 5 ) 排出ローラから離れた位置で排出ローラ軸に並行して延びる、装置本体に回動自在に固定された第 2の軸

( 6 ) この第 2の軸の回動に連動してこの第 2の軸を中心に回動することにより排出ローラの外周面から離れる、この外周面を押圧して排出口ーラとの間に記録紙を挟持して排出する従動排出ローラ

( 7 ) 所定方向に回動され、この回動に連動させて第 1の軸及び第 2の軸双方を回動させる操作レバー

を備えたこ匕を特徴とするものである。

ここで、上記の従動ローラ轴は、

( 8 ) 駆動ローラ軸と垂直に交わる Y軸に対して、駆動ローラの回転方向及びこの回転方向とは逆方向にそれぞれ 4 5 ° 傾いた 2本の直線の間の範囲内で駆動ローラの外周面を押圧する第 1従動ローラと、駆動口一ラ軸及び上記の Y軸双方に垂直に交わる X軸に対して、駆動ローラの回転方向及びこの回転方向とは逆方向にそれぞれ 4 5 ° 傾いた 2本の直線の間の範囲内で駆動ローラの外周面を押圧する第 2従動ローラとからなるものであり、さらに、

( 9 ) 第 1従動ローラが回耘自在に固定され、この第 1従動ローラを駆動ローラの外周面に接難させる第 1接離方向に回動する、上記の X鼬に沿って延びる第 1 レバーと、第 2従動ローラが回転自在に固定され、この第 2従勖ローラを駆動ローラの外周面に接離させる第 2接離方向に回動する、上記の Y軸に沿って延びる第 2 レバーとを備え、さらにまた、 ( 1 0 ) 第 1 の鼬は、

第 1 レバ一を第 1接離方向に回動自在に固定する第 1 レバー軸と、第 2 レバ一を第 2接離方向に回動自在に固定する第 2 レバー軸とからなるものであってもよい。

また、

( 1 1 ) 第 1 レバーが、操作レバーの回動に連動して第 1接離方向に回動するものであり、

( 1 2 ) 第 2 レバーが、第 1 レバーの回動に速動して第 2接離方向に回動するものであってもよい。

さらに、

( 1 3 ) 第 2の軸が、従動排出ローラよりも記録紙搬送方向下流側に配置されたものであってもよい。

上記目的を達成するための本発明の第 2の画像形成装置は、画像が形成される画像形成領域に記録紙を搬送する記録紙搬送手段を備え、この記録紙搬送手段によって画像形成領域に搬送された記録紙に画像を形成する画像形成装置において、記録紙搬送手段が、

( 1 4 ) 記録紙搬送方向に交差する方向に延びる駆動ローラ鼬を中心に回転する駆動ローラ

( 1 5 ) 駆動ローラから離れた第 1 レバー軸を中心にしてこの駆動ローラの外周面に接離自在に回動する、駆動ローラ軸と垂直に交わる X釉に沿って延びる第 1 レバー

( 1 6 ) 駆動ローラから離れた第 2レバ一轴を中心にして駆動ローラの外周面に接離自在に回動する、駆動ローラ軸及び X軸双方に垂直に交わる Y軸に沿って延びる第 2レバ一

( 1 7 ) 第 1 レバ一が駆動ローラの外周面に接近したときはこの外周面を押圧して駆動ローラとの間に記録紙を挟持し、第 1 レバーが外周面から離れたときはこの外周面から離れる、第 1 レバーに回転自在に固定された第 1従動ローラ

( 1 8) 第 2レバ一が駆動ローラの外周面に接近したときはこの外周面を押圧して駆動ローラとの問に記録紙を挟持し、第 2レバーがこの外周面から離れたときはこの外周面から離れる、第 2レバーに回転自在に固定された第 2従動口一ラ

とを有するものであり、さらに、

( 1 9 ) 第 1 レバーが、笫 1 レバ一軸から離れた位置で、この第 1 レバ —の回動方向に交差する方向に突出したスライドカム軸を有するものであり、

( 2 0 ) 第 2レバーが、この第 2レバーが駆動ローラの外周面から離れる際にスライドカム軸を押すことにより第 1 レバーを駆動ローラから離すスライドカムを有するものであり、さらに、

( 2 1 ) 所定方向に回動されるこ匕により第 2レバーを回動させる操作レバーを備える

ように構成してもよい。

また、上記したスライドカム軸が、

( 22 ) 第 1及び第 2の従動ローラが駆動ローラの外周面を押圧しているときは、スライドカムから離れているように構成してもよい。

上記目的を達成するための本発明の第 3の画像形成装置は、所定方向に往復動しながら記録紙に画像を形成する印字部材と、所定方向とは交差する方向に、記録紙を挟持して搬送する複数組の一対の搬送ローラとを備え、これら複数組の搬送ローラによって、印字部材の往復動の範囲内にあって画像が形成される画像形成領域に記録紙を搬送し、印字部材で記録紙に画像を形成する画像形成装置において、

( 2 3 ) 一対の搬送ローラを互いに離間させる離問部材

( 24 ) 所定の回動方向に回動することにより、一対の搬送ローラを互いに離問させるように離問部材を操作する操作レバー

( 2 5 ) 印字部材が所定方向に移動して離問部材により離問した搬送口 —ラと干渉する干渉領域に位置しないときには操作レバーの回動を許し

、印字部材が干渉領域に位置するときには操作レバーの回動を禁止する切替部材

を備えたことを特徴とするものである。 ( 2 6 ) 上記の操作レバ一と共に回動する回動カムを有し、

( 2 7 ) 上記の切替部材が、印字部材が画像形成領域から離れたホームポジションに位置するときは回動カムから離れることにより操作レバーの回動を許し、印字部材が画像形成領域に位置するときは回動カムに当接することにより操作レバ一の回動を禁止するものであるように構成してもよい。

また、

( 2 8 ) 上記の操作レバ一と共に回動する操作レバー軸

( 2 9 ) この操作レバー軸に連結されてこの操作レバー軸と共に回動する、回動カムが固定されたレバー軸

を有するように構成してもよい。図面の簡単な説明

F i g. 1は、本発明の画像形成装置の一例である力ラーブロッターの概略構成を示す斜視図である。

F i g. 2は、 F i g. 1のカラ一プロッターを切り欠いて、記録紙の挿入から排出までの経路を示す斜視図である。

F i g. 3は、 F i g. 1 のカラ一プロッタ一の駆動ローラの周辺を示す説明図である。

F i g. 4は、駆動ローラと紙搬送コ口との位匿閧係を示す接式図である。

F i g . 5は、操作レバー、カム軸、及び拍車轴の連結関係を示す斜視図である。

F i g. 6は、駆動ローラの周辺を示し、紙搬送コロを駆動ローラから離すための他の構成を説明する説明図である。

F i g . 7は、切替カムや操作レバーを示す斜視図である。

F i g. 8は、切替カムや操作レバ一の他の例を示す斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。

F i g . 1は、画像形成装置の一例である力ラーブ口クタ一（以下、プロッターという）の概略構成を示す斜視図である。

プロッタ一 1は、キャスター 2 a付きのスタンド 2の上部に固定されている。ブロッター 1は、プロッタ一 1を操作するための操作部 3を備えており、この操作部 3に設置された各種スィッチ等により、紙種、ォンラインノオフライン、コマンドなどが指示される。

矢印 A方向から記録紙挿入口 4に挿入された記録紙は、操作部 3からの指示に基づいて、プロッター 1の内部に搬送され、カラー画像が印字されて排出される。また、プロッター 1は、内部を覆うカバ一 5を備えており、このカバー 5を開くことによりプロッタ一 1の内部を見ることができ、後述する操作レバー 4 1 を操作できることとなる。

F i g . 2を参照して、記録紙の搬送経路と印字（画像形成）工程を説明する。

プロッタ一 1では、記録紙挿入口 4から挿入されたシ一ト状の記録紙と、ロール状に巻かれた記録紙（ロール紙 6 ) に印字できる。ここでは、記録紙揷入口 4から挿入されたシ一ト状の記録紙の搬送経路を説明する。

ロール紙 6のカバー 7上で記録紙（例えば、大判のカツ卜紙）を整置して矢印 A方向から記録紙挿入口 4に挿入する。挿入された記録紙は、カバー 7と上ガイド 8との問を通り、下搬送コロ支持板（本発明にいう第 2 レバーの一例である） 9に回転自在に固定された紙搬送コロ（本発明にいう第 2従動ローラの一例であり、本発明にいう一対の搬送ローラの片方の一例でもある） 1 0 a及び上搬送コロ支持板（本発明にいう第 1 レバ一の一例である） 1 1 に回転自在に固定された紙搬送コロ（本発明にいう第 1従動ローラの一例であり、本発明にいう一対の搬送ローラの片方の一例でもある） 1 0 b双方と駆動ローラ 1 2 とに挟持されながら、印字板 1 4の上方（本発明にいう画像形成領域の一例である）に搬送される。印字板 1 4の上方を通過した記録紙は、その後、排出ローラ 2 0とその上方に位置する拍車 2 2 (本発明にいう従動徘出ローラの一例である）とに挟持されて排出される。なお、拍車 2 2は拍車板 2 1 に回転自在に固定されている。

また、プロッター 1 は、矢印 B方向に往復動するキヤリッジ 1 6を備えている。このキャリッジ 1 6はヘッドホルダ 1 8を備えており、このヘッドホルダ 1 8には、各カラーインク（例えばシアン、マゼンタ、ィエロー、黒の各インク）が収納された複数（ここでは 4つ）の印字へッド 1 9が装着されている。キャリッジ 1 6は、モータなどの駆動源（図示せず）に掛設されたベルト 1 7に固定されており、このベル卜 1 7は、駆動源の正逆回転によって矢印 B方向に往復勖する。ベルト 1 7が矢印 B方向に往復動すると、キャリッジ 1 6も案内レール 1 8に案内されて矢印 B方向に往復動する。

記録紙は、矢印 B方向に直交する方向（本発明にいう記録紙搬送方向の一例である）に断続的に搬送される。記録紙に画像を形成するときは、記録紙を一時的に停止させ、キャリッジ 1 6を矢印 B方向に往復動させながら、記録紙のうち、画像形成領域に位置する部分に、印字ヘッド 1 9に入力された画像情報に基づいてィンクを吐出する。その後、所定長さだけ記録紙を搬送して画像形成領域に位置する新たな部分に次のバンド分の画像を形成する。この動作を記録紙の全長に亘つて繰り返す。これにより、記録紙にカラ一画像が形成される。カラ一画像が形成された記録紙は排出ローラ 2 0 と拍車 2 2 とに挟持されながら排出ガイド 2 3に沿って排出される。

F i . 3を参照して、プロッタ一 1の特徴の一部を詳細に説明する上述したように、ブロッター 1では、矢印 A方向からシート状の記録紙を挿入できるだけでなく、矢印 A ' 方向からロール状の記録紙 6 ( F i S . 2参照）を挿入できる。駆動 σ—ラ 1 2は、記録紙搬送方向（矢印 A、 A ' 方向）に直交する駆動ローラ軸 2 4を有し、この駆動ローラ軸 2 4を中心に矢印 C方向に回転する。プロッター 1 の本体 2 5 (本発明にいう装置本体の一例である）には下搬送軸支持板 2 6が固定されており、この下搬送軸支持板 2 6には下搬送軸（本発明にいう第 2 レバー軸の一例である） 2 7が回動自在に固定されている。この下搬送軸 2 7は、駆動ローラ 1 2から離れた位置で駆動ローラ軸 2 4に並行に延びている。さらに、この下搬送軸 2 7には下搬送コロ支持板 9が回動自在に固定されている。下搬送コロ支持板 9には、上述したように、紙搬送コロ 1 0 aが回転自在に固定されている。下搬送コロ支持板 9のうち、下搬送軸 2 7の下方に位置する部分 9 aには、コイルばね 2 8の一端が接続されており、このコイルばね 2 8の他端は本体 2 5に接耪されている。これにより、紙搬送コロ 1 0 aは矢印 D方向とは逆の方向（矢印 D方向及びこの逆方向が、本発明にいう第 2接離方向の一例である）に付勢されて駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aを押圧する。

また、本体 2 5には上搬送軸支持板 2 9が固定されており、この上搬送鼬支持板 2 9には上搬送軸（本発明にいう第 1 レバ一鼬の一例である ) 3 0が回動自在に固定されている。この上搬送軸 3 0は、駆動ローラ 1 2から離れた位置で駆動ローラ軸 2 4に並行に延びている。さらに、この上搬送軸 3 0には上搬送コロ支持板 1 1が回動自在に固定されている。

上搬送コロ支持板 1 1 には、上述したように、紙搬送コロ 1 0 bが回転自在に固定されている。上搬送コロ支持板 1 1 には、上搬送軸 3 0に対して反対側に延びるカムレバ一 3 1が上搬送軸 3 0を介して一体的に固定されている。カムレバ一 3 1の先端部にはコイルばね 3 2の一端が接続されており、このコイルばね 3 2の他端は本体 2 5に接続されている。これにより、紙搬送コロ 1 0 bは矢印 E方向とは逆の方向（矢印 E 方向及びこの逆方向が本発明にいう第 1接離方向の一例である）に付勢されて駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aを押圧する。

このようにして紙搬送コ口 1 0 a , 1 0 bが駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aを押圧するので、駆動ローラ 1 2の回転によって、下搬送コロ支持板 9の内側のガイド部 3 3及び上搬送コロ支持板 1 1 の内側のガイド部 3 4で記録紙を案内しながら記録紙を搬送方向に搬送できる。

F i g . 3を再び参照して、記録紙が駆動ローラ 1 2の周辺で紙詰まりを起こし、ジャムが発生した場合の処理について説明する。

本体 2 5にはカム麯取付け板 3 5が固定されており、このカム軸取付け板 3 5には、カム軸 3 6が回動自在に固定されている。さらに、カム軸 3 6にはカム 3 7が回動自在に固定されてる。カム 3 7を矢印 F方向に回動させると、上搬送コロ支持板 1 1 に固定されたカムレバ一 3 1 も矢印 F方向に回動する。紙搬送コロ 1 0 bは、上搬送軸 3 0に対して力ムレバー 3 1 とは反対側に位置するので、矢印 E方向に移動することとなり、駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aから離れる。

下搬送コロ支持板 9の上端部にはスライドカム軸 3 8が固定されている。このスライドカム軸 3 8は、上搬送コロ支持板 1 1 の矢印 E方向への回動に伴って、上搬送コ口支持板 1 1 の上面に形成されたスライドカム 3 9に接触して押されながら、上搬送軸 3 0に近付く方へ移動する。これにより、下搬送コロ支持板 9が矢印 D方向へ移動して紙搬送コロ 1 0 aが駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aから離れる。このようにして、力ム 3 7を矢印 F方向に回動させることにより、ニ点鎮線で示されるように上搬送コロ支持板 1 1が回動してスライドカム軸 3 8がスライドカム 3 9を移動し、さらに、下搬送コロ支持板 9も、ニ点鎮線で示されるように回動するので、下搬送コロ支持板 9に固定された紙搬送コロ 1 0 a 、及び上搬送コロ支持板 1 1 に固定された紙搬送コロ 1 0 b双方が駆動ローラ 1 2から離れる。

一方、上述したように、排出ローラ 2 0の上方には拍車 2 2が E置されており、この拍車 2 2は拍車板 2 1 に回転自在に固定されている。この拍車板 2 1 は、駆動ローラ鼬 2 4に平行であって拍車 2 2よりも記録紙搬送方向下流側に配置された拍車軸（本発明にいう第 2の軸の一例である） 4 0に固定されている。拍車軸 4 0は、後述するように、操作レバ一 4 1 (F i . 2参照）の操作によって矢印 G方向に回動し、これにより、拍車 2 2が排出ローラ 2 0から離れ、拍車板 2 1 は記録紙搬送方向の上流側に向いて開く。

なお、操作レバー 4 1 は、記録紙の搬送に支障のない位置に設置されている。この操作レバ一 4 1 を操作するにはカバ一 5を開く必要があり、操作レバ一 4 1 を矢印 H方向（ F i g . 2参照）回動させると、上述のように紙搬送コ口 1 0 a , 1 0 bが駆動ローラ 1 2から離れると共に、拍車 2 2が排出ローラ 2 0から離れるので、ジャム処理が容易になる o

以上説明したように、カム 37が矢印 F方向に回動することにより、紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 b、ガイド部 3 3、 34等が、駆動ローラ 1 2 から離れた場所に位置する下搬送軸 2 7、上搬送軸 3 0を中心に回動して駆動ローラ 1 2から離れるので、駆動ローラ 1 2の周辺において発生したジャムをいつそう容易に処理できる。

さらに、駆動ローラ 1 2よりも記録紙搬送方向下流側の搬送された記録紙にジャムが発生しても、拍車板 2 1が記録紙搬送方向の上流側に向いて、紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 bなどと同期して開くので、ジャムをいつそう容易に処理できる。

さらにまた、下搬送軸 2 7が下搬送軸支持板 2 6を介して本体 2 5に固定されており、下搬送軸 2 7に固定された下搬送コ α支持板 9に紙搬送コロ 1 0 aが固定されているので、紙搬送コロ 1 0 aと駆動ローラ軸 24との平行関係は常に一定である。したがって、駆動ローラ 1 2から離した紙搬送コロ 1 O aを駆動ローラ 1 2の外周面 1 2 aの元の正確な位置に直ちに戻すことができ、記録紙が正しい搬送方向に搬送されることとなる。この点は、紙搬送コロ 1 0 bについても同様である。 F i . 4を参照して、駆動ローラ 1 2と紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 b との位置関係を説明する。

駆動ローラ 1 2から紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 bを離したり駆動ローラ 1 2を紙搬送ローラ 1 0 a， 1 0 bで押圧したりする動作を効率的に行うと共にジャム処理を容易にするためには、駆動ローラ 1 2と紙搬送コ口 1 0 a， 1 0 bとを所定の位置に配置する必要がある。ここで、駆動ローラ軸 24と垂直に交わる Y軸（ここでは、駆動ローラ軸の中心を通り垂直に延びる軸を一例として示す）と、駆動ローラ軸 24及び Y軸双方に垂直に交わる X軸（ここでは、駆動ローラ軸の中心を水平に通る軸を一例として示す）とを仮想する。さらに、 Y軸を基線として、 F i g . 4における時計回り方向（駆動ローラ 1 2の回転方向、矢印 C方向）に、それぞれ、 45° 、 90° 、 1 35^β 、 1 80° 、 2 25° 、 27 0。、 3 1 5° 傾いた直線を仮想する。

上述した効率的な動作を行うためには、これらの直線のうち、 3 1 5° 傾いた直線、 Υ軸、及び 45。傾いた直線の間の範囲では、紙搬送コ口 1 0 bを Υ軸方向に移動させる。さらに、 22 5° 傾いた直線、 X軸 ( 270。傾いた直線）、及び 3 1 5 ° 傾いた直線の間の範囲では、紙搬送コロ 1 0 aを X軸方向に移動させる。このような方向に紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 bを移動させるために、プロッタ一 1では、下搬送コロ支持板 9を Y鼬方向に延びるものとし、上搬送コロ支持板 1 1 を X軸方向に延びるものとしている。

F i . 5を参照して、操作レバ一 4 1の矢印 H方向の回動に速動してカム軸 36と拍車 40とが回動する様子を説明する。

F i g . 5は、 F i g . 2の紙面の右方向から操作レバ一 4 1等を見た図であり、本発明にいう切替部材ゃ回転カムなどが省略されている。切替部材ゃ回転カムについては、後述する F i g . 7、 F i . 8を参照して説明する。

操作レバー 4 1を矢印 H方向に回動すると、操作レバ一 4 1 に固定された操作レバー軸 42、及び操作レバー鼬 42に固定されたレバー 43 も同じ方向（矢印 H方向）に回動する。レバー 43に連結された第一連結棒 44は変換レバ一 45に連結されている。変換レバー 45は変換軸

46を中心にして回動自在に固定されている。このため、操作レバ一 4 1が矢印 H方向に回動すると、変換レバ一 45は矢印 J方向に回動する。変換レバ一 45に連結された第二連結棒 47はカムレバー 48に連結されており、カムレバー 48はカム軸 36を矢印 K方向に回動させる。カム軸 36が矢印 K方向に回動すると、カム鼬 36が矢印 F方向（F i

5. 3参照）に回勖することとなり、 F i g . 3を参照して説明したように、カム 37によって紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 bが駆動ローラ 1 2から離れる。

また、変換レバー 45には第三連結棒 49が連結されており、さらに第三連結棒 49には拍車レバー 50が連結されている。拍車レバ一 50 は拍車軸 40に固定されている。操作レバ一 4 1の矢印 H方向の回動に連動して拍車軸 40が矢印 L方向に回動することにより、拍車 22が固定された拍車板 2 1が矢印 G方向（F i g . 3参照）に回動し、拍車 2 2が排出ローラから離れる。ここでは、上記した下搬送軸 30、カム軸 36、拍車軸 40などによって、本発明にいう離間部材が構成されている。

以上説明したように、カム 37が矢印 F方向に回動することにより、紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 b、ガイド部 33、 34等が、駆動ローラ 1 2 から離れた場所に位置する下搬送軸 27、上搬送軸 30を中心に回動して駆動ローラ 1 2から離れるので、駆動ローラ 1 2の周辺において発生したジャムを容易に処理できる。さらに、駆動ローラ 1 2よりも記録紙搬送方向下流側の搬送された記録紙にジャムが発生しても、拍車板 2 1 が記録紙搬送方向の上流側に向いて、紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 bなどと同期して閧くので、ジャムをいつそう容易に処理できる。

以上、変換レバー 45を中心とした各連結棒 44, 47 , 49などの配置を説明したが、各連結棒やそれらの配置は、プロッタ一 1の内部の機器やそれらの配置、及びそれらの作動方向や作動距離等によって決定されるものである。ここでは、各動作を分かり易くするために簡素化して説明した。上記の構成よりも複雑な構成のみならずさらに簡素化した構成も本発明の範囲内である。

F i g. 6を参照して、紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 bを駆動ローラ 1 2 から離すための他の構成を説明する。

F i g. 6では、 F i g. 3に示す構造と異なる点を主に説明する。なお、 F i g. 3に示す構成要素と同一の構成要素には、同一の符号が付されている。

F i g. 3では、カム 37を回勖させて上搬送コロ支持板 1 1を回勖させ、紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 bを駆動ローラ 1 2から離す構成を説明したが、 F i g. 6では、カム 53を回動させて下搬送コロ支持板 54 を回動させ、紙搬送コ口 1 0 a， 1 0 bを駆動ローラ 1 2から離す構成を説明する。ここでは、ジャムが発生した場合の処理を例にして説明する。

本体 2 5にはカム軸取付け板 5 1が固定されており、このカム軸取付け板 5 1には、回動自在にカム軸 52が固定されている。さらに、このカム軸 52には、このカム軸 52と一体的に回動するカム 53が固定されている。カム 54が矢印 F，方向に回動すると、下搬送コロ支持板 5 4は下搬送軸 27を中心に矢印 D' 方向に回動し、紙搬送コロ 1 0 aが駆動ローラ 1 2から離れる。下搬送コロ支持板 54の上端部にはスライドカム軸 56が形成されている。このスライドカム麯 56は、上搬送コロ支持板 55の下面に形成されたスライドカム 57に接触して押されながら移動し、これにより、下搬送コロ支持板 54が矢印 E' 方向に回動する。このようにして、操作レバー 4 1 (F i g. 2参照）を回動させてカム 53を矢印 F' 方向に回動させることにより、下搬送コロ支持板 5 に固定された紙搬送コ口 1 0 a、及び上搬送コロ支持板 55に固定された紙搬送コロ 1 0 bを駆動ローラ 1 2から離す。したがって、駆動ローラ 1 2の周辺において発生したジャムを容易に処理できる。

また、 F i g. 3と同様に、駆動ローラ 1 2よりも記録紙搬送方向下流側に搬送された記録紙にジャムが発生しても、拍車板 2 1が記録紙搬送方向の上流側に向いて紙搬送コロ 1 0 a， 1 0 bなどと同期して開くので、ジャムをいつそう容易に処理できる。

F i g . 7を参照して、切替部材や、操作レバーに固定化された回動カムについて説明する。 F i g . 7では、 F i g . 5に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。

操作レバー 4 1には、この操作レバ一 4 1 と共に回動する操作レバー軸 42が固定されている。操作レバ一軸 42には、この操作レバー軸 4 2と共に回勖する回動カム 60が固定されている。したがって、操作レバ一 4 1が矢印 H方向に回動すると、回動カム 60も矢印 H方向に回動する。

プロッタ 1 ( F i g . 1参照）の本体 25 (F i . 3参照）には力ム板 6 1が固定されている。このカム板 6 1 には、矢印 P方向及びその反対方向に回動するカム軸 62が固定されている。カム軸 62には、このカム軸 62と共に回動する切替カム（本発明にいう切替部材の一例である） 63が固定されている。切替カム 6 3は、ねじりコイルばね 64 によって、矢印 P方向とは反対方向に付勢されている。また、カム板 6 1 には、切替カム 63が当接してその回動が規制されるストッパ 65が形成されている。

ブロッタ 1 には、キャリッジ 1 6の往復動を案内する補助レール 66 が形成されている。この補助レール 66のうち、ホームポジションに位置する部分には、切替カム 63の上部 63 aが貫通した切欠き 67が形成されている。一方、切替カム 63の下部 63 bは回動カム 60の当接部 60 aに当接しており、回動カム 60の回動が禁止されている。このため、切替カム 63の下部 63 bが回動カム 60の当接部 63 aに当接しているときは、操作レバー 4 1を矢印 H方向に回動できない。

キャリッジ 1 6がホームポジションに移動してくると、キャリッジ 1 6に形成されたカム 68が切替カム 63の上部 63 aを押し倒す。この結果、切替カム 63がカム軸 62を中心にして矢印 P方向に回動し、切替カム 53の下部 63 bが回動カム 60から離れる。これにより、操作レバ一 4 1 を矢印 H方向に回動でき、 F i g . 3に示す紙搬送コロ 1 0 a , 1 0 bを駆動ローラ 1 2から離すと共に、拍車 22を排出ローラ 2 0から離すことができ、詰まった紙を取り除くことができる。

このように、キャリッジ 1 6がホームポジションに位置するときにだけ操作レバー 41を矢印 H方向に回動して、 F i g. 3に示す紙搬送コ口 1 0 a, 1 0 bや拍車 22を動かすことができる。一方、キャリッジ 1 6がホームポジション以外の画像形成領域の近傍に位置するときは操作レバー 4 1を矢印 H方向に回動できないので、紙詰まりを処理する際にキヤリッジゃ印字へッドが紙搬送コロ 1 0 a, 1 0 bや拍車 22によつて損傷することを防止できる。

F i g. 8を参照して、切替カムや、回動カムの他の例を説明する。

F i . 8では、 F i g . 5及び F i g . 7に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。

操作レバ一 4 1 には、この操作レバ一 4 1 と共に回動する操作レバー軸 4 2が固定されている。操作レバー軸 42には、この操作レバ一鼬 4 2 と共に回動するレバ一 43 ' が固定されている。したがって、操作レバー 4 1が矢印 H方向に回動すると、レバ一 43 ' も矢印 H方向に回動する。また、本体 2 3 (F i g . 3参照）には回動自在にレバ一鼬 7 2 が取り付けられており、このレバ一軸 72には、回動カム 6 0 ' とレバ一 7 1が固定されている。レバー 43 ' とレバ一 7 1 とは、第四連結棒 7 0によつて連結されている。

本体 2 5に固定されたカム板 6 1 には、矢印 P ' 方向及びその反対方向に回動するカム軸 7 3が固定されている。カム軸 73には、このカム軸 7 3 と共に回動する切替カム（本発明にいう切替部材の一例である） 74が固定されている。切替カム 74は、ばね 7 5によって矢印 P ' 方向とは反対方向に付勢されている。また、カム板 6 1 には、切替カム 7 4が当接してその回動が規制されるス卜ツバ 7 6が形成されている。プロッタ 1 に形成された補助レール 66のうち、ホームポジションに位置する部分には、切替カム 74の上部 74 aが貫通した切欠き 67が形成されている。一方、切替カム 74の下部 74 bは回動カム 60 ' の当接部 6 0 aに当接しており、回動カム 6 0 ' の回動が禁止されている。このため、切替カム 7 4の下部 74 bが回動カム 60 ' の当接部 60 ' aに当接しているときは、操作レバー 4 1 を矢印 H方向に回動できない o

キャリッジ 1 6がホームポジションに移動してくると、キャリッジ 1 6に形成されたカム 68が切替カム 74の上部 7 4 aを押し倒す。この結果、切替カム 74がカム軸 7 3を中心にして矢印 P方向に回動し、切替カム 74の下部 74 bが回動カム 6 0 ' から離れる。これにより、操作レバー 4 1 を矢印 H方向に回動でき、 F i g . 3に示す紙搬送コロ 1 0 a , 1 0 bを駆動ローラ 1 2から離すと共に、拍車 2 2を排出ローラ 2 0から離すことができ、詰まった紙を取り除くことができる。

このように、キャリッジ 1 6がホームポジションに位置するときにだけ操作レバ一 4 1 を矢印 H方向に回動して、 F i g . 3に示す紙搬送コ Π 1 0 a , 1 0 bや拍車 2 2を動かすことができる。一方、キャリッジ 1 6がホームポジション以外の画像形成領域の近傍に位置するときは操作レバ一 4 1 を矢印 H方向に回動できないので、紙詰まりを処理する際にキヤリジゃ印字へッドが紙搬送コロ 1 0 a , 1 0 bや拍車 2 2によつて損傷することを防止できる。

なお、上記の実施形態では、キャリッジがホームポジションに位置するときのみ、切替部材によって操作レバ一の回動が許されたが、キヤリッジの位置をホームポジションに限定せずに、離間した搬送ローラ等に衝突しない干渉領域以外の位置にキヤリッジがある時には、操作レバ一の回動が許される構成でもよい。さらに上記の実施形態では、インクジエツ卜方式の画像形成装置に本発明を適用したが、ペン式の画像形成装置に本発明を適用することもできる。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明の第 1の画像形成装置によれば、操作レバ一を回動させることにより、駆動ローラから離れた位置で駆動ローラ軸に並行に延びる第 1の軸を中心に従動ローラが回動して駆動ローラの外周面から離れると共に、駆動ローラから離れた位置で駆動ローラ軸に並行に延びる第 2の軸を中心に従動排出ローラが回動して排出 α—ラの外周面から離れるので、ジャムを容易に処理できるだけでなく、駆動口ーラから離れた従動ローラを元の正確な位置に直ちに戻すことができるここで、従勖ローラが第 1従勖ローラと第 2従動ローラとからなるものであり、さらに、第 1 レバ一と第 2 レバーとを備え、さらにまた、第 1 の軸が第 1 レバ一軸と第 2 レバー軸とからなるものである場合は、駆動ローラの外周面のこれら第 1及び第 2従動ローラを効率良く接離できる。

また、第 1 レバーが、操作レバーの回動に連動して第 1接雕方向に回動するものであり、第 2 レバ一が第 1 レバーの回動に連動して第 2接離方向に回動するものである場合は、いっそう効率良く、駆動ローラの外周面にこれら第 1及び第 2従動ローラを接離できる。

さらに、第 2の軸が、従勖排出ローラよりも記録柢搬送方向下流側に SB Sされたものである場合は、記録紙搬送方向上流側から記録紙を取り出すことができるので、ジャム処理をいつそう容易にできる。

また、本発明の第 2の画像形成装置によれば、第 1及び第 2 レバ一を駆動ローラの外周面に接近させて第 1及び第 2従動ローラでこの外周面を押圧し、駆動ローラと第 1及び第 2従動ローラとで記録紙を挟持して搬送する。ジャムが発生した場合は、第 2従動ローラが駆動ローラの外周面から離れるように、操作レバーを回動して第 2 レバーを回動させる。これにより、第 2 レバーのスライドカムが第 1 レバ一のスライドカム軸を押して第 1従動ローラも駆勖ローラの外周面から離れる。このように、操作レバ一を回動するだけで、第 1従動ローラと第 2従動ローラが駆動ローラの外周面から離れるので、ジャムが生じても、詰まった記録紙を容易に取り出すことができる。また、詰まった記録紙を取り除いた後は、再び記録紙を搬送するため、第 1及び第 2 レバ一を回動させて、第 1及び第 2従動ローラで駆動ローラの外周面を押す。したがって、記録紙を搬送できる状態に容易に復帰できる。また、第 1及び第 2 レバ一それぞれは、たがいに垂直に交わる X軸及び Y鼬に沿って延び、駆動ローラから難れた第 1及び第 2 レバ一軸を中心に回動するので、ジャムが生じても、詰まった記録紙をいつそう容易に取り除くことができ、しかも、駆動ローラから離れた第 1及び第 2従動ローラを元の正確な位置に直ちに戻すことができる。

また、本発明の第 3の画像形成装置によれば、印字部材が干渉領域に位置するときには、切替部材によって操作レバーの回動が禁止され、この結果、一対の搬送ローラを互いに離問させることができない。一方、印字部材が干渉領域に位置しないときには、切替部材によって操作レバ —の回動が許され、この結果、一対の搬送ローラを互いに離間できることとなるので、紙詰まりを処理する際に戴問した搬送ローラ等によって印字部材が損傷することを防止できる。

ここで、操作レバ一と共に回動する回動カムを有し、切替部材が、印字部材が画像形成領域から離れたホームポジションに位置するときは回動カムから離れることにより操作レバーの回動を許し、印字部材が画像形成領域の近傍に位置するときは回動カムに当接することにより操作レバーの回動を禁止するものである場合は、比較的簡易な構造で印字部材の損傷をいっそう確実に防止できる。

また、操作レバ一と共に回動する操作レバー軸と、この操作レバ一軸に連結されてこの操作レバ一軸と共に回動する、回動カムが固定されたレバ一軸とを有する場合は、操作レバーを K置する位置を自由に選択でさる。

Claims

請求の範囲

1 . 所定の記録紙搬送方向に記録紙を搬送し、搬送されている記録紙のうち、画像が形成される画像形成領域に位置する部分に、画像を形成する画像形成装置において、

前記記録紙搬送方向に交差する方向に延びる駆動ローラ軸を有し、該駆動ローラ軸を中心に回転することにより記録紙を前記画像形成領域に搬送する駆動ローラと、

該駆動ローラから離れた位置で前記駆動ローラ軸に並行して延びる、装置本体に回動自在に固定された第 1の軸と、

該第 1の麯の回動に連動して該第 1 の轴を中心に回動することにより前記駆動ローラの前記外周面から離れる、該外阇面を押圧して該駆動口ーラとの間に記録紙を挟持して搬送する従勖ローラと、

前記記録紙搬送方向に交差する方向に延びる排出ローラ軸を有し、該排出ローラ軸を中心に回転することにより記録紙を排出する、前記画像形成領域よりも前記記録紙搬送方向下流側に配置された排出ローラと、該排出ローラから離れた位置で前記排出ローラ軸に並行して延びる、装置本体に回動自在に固定された第 2の軸と、

該第 2の軸の回動に連動して該第 2の軸を中心に回動することにより前記排出ローラの外周面から離れる、該外周面を押圧して該排出ローラとの間に記録紙を挟持して排出する従動排出ローラと、

所定方向に回動され、該回動に連動させて前記第 1及び前記第 2の軸双方を回動させる操作レバーとを備えたことを特徴とする画像形成装置

2 . 前記従動ローラ軸は、

前記駆動ローラ軸と垂直に交わる Y軸に対して、前記駆動ローラの回転方向及び該回転方向とは逆方向にそれぞれ 4 5 ° 傾いた 2本の直線の間の範囲内で前記駆動ローラの外周面を抻圧する第 1従動ローラと、前記駆動ローラ鼬及び前記 Y軸双方に垂直に交わる X軸に対して、前記駆動ローラの回転方向及び該回転方向とは逆方向にそれぞれ 4 5 ° 傾いた 2本の直線の間の範囲内で前記駆動ローラの外周面を押圧する第 2従動ローラとからなるものであり、さらに、

前記第 1従動ローラが回転自在に固定され、該第 1従動ローラを前記駆動ローラの外周面に接離させる第 1接離方向に回勖する、前記 X軸に沿って延びる第 1 レバーと、前記第 2従動ローラが回転自在に固定され、該第 2従動ローラを前記駆動ローラの前記外周面に接離させる第 2接離方向に回動する、前記 Y軸に沿って延びる第 2 レバーとを備え、さらにまた、

前記第 1の鼬が、

前記第 1 レバーを前記第 1接離方向に回動自在に固定する第 1 レバー鼬と、前記第 2 レバ一を前記第 2接離方向に回動自在に固定する第 2 レバ一軸とからなるものであることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の画像形成装置。

3 . 前記第 1 レバーが、前記操作レバーの回動に連動して前記第 1接離方向に回動するものであり、

前記第 2 レバーが、前記第 1 レバーの回動に連動して前記第 2接離方向に回勖するものであることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の画像形成装置。

4 . 前記第 2の軸が、前記従動排出ローラよりも前記記録紙搬送方向下流側に配置されたものであることを特徴とする請求の範囲第 1 , 2 , 又は 3項に記載の画像形成装置。

5 . 画像が形成される画像形成領域に記録紙を搬送する記録紙搬送手段を備え、該記録紙搬送手段によって前記画像形成領域に搬送された記録紙に画像を形成する画像形成装置において、

前記記録紙搬送手段が、

前記記録紙搬送方向に交差する方向に延びる駆動ローラ鼬を中心に回転する駆動ローラと、

前記駆動ローラから離れた第 1 レバ一鼬を中心にして前記駆動ローラの外周面に接雕自在に回勖する、前記駆動ローラ軸と垂直に交わる X軸に沿って延びる第 1 レバーと、

前記駆動ローラから離れた第 2 レバ一軸を中心にして前記駆動ローラの外周面に接離自在に回動する、前記駆動口一ラ轴及び前記 X軸双方に垂直に交わる Y軸に沿って延びる第 2 レバーと、

前記第 1 レバーが前記駆動ローラの外周面に接近したときは該外周面を押圧して該駆動ローラとの間に記録紙を挟持し、該第 1 レバ一が該外周面から離れたときは該外周面から雜れる、前記第 1 レバーに回転自在に固定された第 1従動ローラと、

前記第 2 レバーが前記駆動ローラの外周面に接近したときは該外周面を押圧して該駆勖ローラとの間に記録紙を挟持し、該第 2 レバーが該外周面から離れたときは該外周面から離れる、前記第 2 レバーに回転自在に固定された第 2従動ローラとを有するものであり、さらに、

前記第 1 レバーが、前記第 1 レバー軸から離れた位置で、該第 1 レバ —の回動方向に交差する方向に突出したスライドカム軸を有するものであり、

前記第 2 レバ一が、該第 2 レバーが前記駆動ローラの外周面から難れる際に前記スライドカム鼬を押すことにより前記第 1 レバ一を前記駆動ローラから離すスライドカムを有するものであり、さらに、

所定方向に回動されることにより前記第 2 レバ一を回動させる操作レバ一を備えたことを特徴とするインクジヱット方式画像形成装置。

6 . 前記スライドカム軸が、

前記第 1及び前記第 2の従動ローラが前記駆動ローラの外周面を抻圧しているときは、前記スライドカムから離れているものであることを待徴とする請求の範囲第 5項に記載の画像形成装 g。

7 . 所定方向に往復動しながら記録紙に画像を形成する印字部材と、前記所定方向とは交差する方向に、記録紙を挟持して搬送する複数組の一対の搬送ローラとを備え、これら複数組の搬送ローラによって、前記印字部材の往復動の範囲内にあって画像が形成される画像形成領域に記録紙を搬送し、前記印字部材で該記録紙に画像を形成する画像形成装 gにおいて、

前記一対の搬送ローラを互いに離間させる離簡部材と、

所定の回動方向に回勖することにより、前記一対の搬送ローラを互いに雜間させるように前記離間部材を操作する操作レバーと、

前記印字部材が前記所定方向に移動して前記離間部材により離間した前記搬送ローラと干渉する干渉領域に位置しないときには前記操作レバ一の回動を許し、前記印字部材が前記干渉領域に位置するときには前記揉作レバーの回動を禁止する切替部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。

8 . 前記操作レバ一と共に回勖する回動カムを有し、

前記切替部材が、前記印字部材が前記画像形成領域から離れたホームポジションに位置するときは前記回動カムから離れることにより前記操作レバーの回動を許し、前記印字部材が前記画像形成領域に位置するときは前記回勖カムに当接することにより前記操作レバーの回勖を禁止するものであることを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の画像形成装置

9 . 前記操作レバーと共に回動する操作レバ一軸と、該操作レバー鼬に連結されて該操作レバー軸と共に回動する、前記回勖カムが固定されたレバー鼬とを有することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の画像形成装置。