WO1997032165A1 - Conditionneur d'air du type suspendu au plafond - Google Patents

Description

明 細 書

天吊 り 形の空気調和機

技術分野

本発明 は空気調和機に関 し 、 特に天井 か ら 吊 り 下げる 形の空 気調和機に好適であ る。

背景技術

従来、 冷温風の送風に優れ、 圧迫感の少な い薄型 の空気調和 機 と し て 、 例 え ば、 特開平 5 — 9 9 4 5 4 号公報の も の が知 ら れて レ、 る 。

上記従来技術では 、 本体キ ャ ビネ ッ ト の底面部が背面か ら 正 面側 に行 く に従 っ て上方に挙が る よ う に な っ てお り 、 圧迫感の 軽減が図 ら れて い る 。 し 力 し 、 よ り 低 コ ス ト にす る こ と 、 よ り 信頼性を挙げる こ と 、 冷温風の性能 を 向上す る には十分 と は言 い難かっ た。

本発明 の 目 的は、 上記従来技術の問題点 を解決 し 、 組立性を 損な う こ と な く 性能、 信頼性の向上を 図 り 、 かつ薄型の 天 吊 り 形空気調和機を提供する こ と にあ る。

発明の開示

本発明 に よ る 天 吊 り 形の空気調和機は 、 底面部が背面部か ら 正面部に行 く に し た が っ て 上方にせ り 上が り 、 上面部が正面部 付近 で 下 方 に 下 が る こ と に よ り 、 側 面 か ら 見 て 先細 り 形状 と な っ た本体 キ ャ ビネ ッ 卜 と 、 略先細 り 形状 と な っ た部分に配置 さ れ、 天井面に対 し て斜め下方に向かっ て開 口 し た吹出 口 と を 備えてレ、 る。

底面部が背面部か ら 正面部に行 く に し た が っ て 上方にせ り 上 が る よ う に構成 さ れ る こ と に よ り 、 空気調和機を室 内 に設置す る と き に、 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 の前部が薄 く な る ので室内 に い る 利用者に圧迫感を与 え る こ と が ない。 そ し て 、 天 吊 り 形の空気 調和機であ り なが ら 室内の他のィ ンテ リ ャ と の違和感を無 く し 、 調和 さ せる こ と ができ る。

ま た 、 上 面部が正面部付近で 下方に 下げ、 先細 り 形状 と し 、 そ の部分に 吹 出 口 を 設け る こ と に よ り 、 空気調和機か ら の冷温 風を縮流 し 、 整流す る こ と 力 Sで き る 。 し たが っ て 、 送風時に効 率良 く 遠方 に吹 き 出す こ と が可能 と な り 、 騒音の発生 も 少な く でき る 。

さ ら に 、 空気調和機か ら の冷温風、 特に温風時は よ り 下方に 吹き 出す必要が あ る た め 、 吹 き 出 さ れた温風は本体 キ ヤ ビネ ッ ト 自 身で 障害 に な り やす い。 し カゝ し 、 吹 出 口 は先細 り 形状 と な っ た部分 に配置 さ れ、 天井面 に対 し て斜め下方に 向かっ て 開 口 す る ため 、 冷温風は吹 き 出 さ れた直後 に乱れ る こ と がな く な る。

ま た、 本発明 の天吊 り 形の空気調和機は、 本体キ ャ ビネ ッ ト の底面部に設 け られ、 背面部か ら 正面部に行 く に し たが っ て 半 径 3 0 0 〜 6 0 O m m の 曲率で上方にせ り 上が っ た形状の水受 け と 、 該水受 け の先端部分に配置 さ れ、 斜め下方に 向か っ て 開 口 した吹出 口 と を備 えて い る 。

底面部のせ り 上が り 部を半径 3 0 0 〜 6 0 O m m の 曲率 と し 、 かつ水受 け と す る こ と に よ り 、 室内 イ ン テ リ ャ と 調和に好適 で あ り 、 冷温風を 吹き 出 さ れた直後の乱れ を低減 し 、 かつ吹出 口 付近での結露等 に よ る 水滴 を効率良 く 、 水受 け後方 の部分へ導 く こ と がで き る 。

さ ら に 、 本発明 に よ る 天 吊 り 形の空気調和機は、 本体 キ ヤ ビ ネ ッ 卜 の 底 面 部 に 設 け ら れ、 背 面部 か ら 正面部 に 行 く に し た が っ て上方にせ り 上が っ た形状の水受 け と 、 該水受け の先端部 分に配置 さ れ、 斜め 下方に 向かっ て開 口 した吹出 口 と 該吹出 口 に設け られて風向 を制御 し 、 かつ吹出 口 が実質的 に全閉す る ま で駆動可能 と さ れた横ハネ と を備 えて い る。

空気調和機の運転が停止 さ れ長時間休止 して い る と き 、 ホ コ リ に よ り 空気調和機内部に雑菌 が発生 し 、 二オイ 等の原因 と な る が、 風向 を制御す る 横ハネ は吹出 口 が 実質的に 全閉す る ま で 駆動可能 と な り 、 休止 時に全閉すれば雑菌の進入 を 防 ぐ こ と が で き る 。 ま た 、 空気調和機內部、 特に熱交換器の保守、 長寿命 ィ匕な どに も有利 と な る。

さ ら に 、 本発明 に よ る 空気調和機は、 本体キ ャ ビネ ッ 卜 の略 先端部分に配置 さ れ 、 斜め下方に 向か っ て 開 口 した 吹出 口 と 、 該吹出 口 か ら の風向 を制御す る 横ハネ と 、 冷房運転時に横ハ ネ を略水平に し て風向 を略水平 と す る 手段 と 、 暖房運転時に横ハ ネの先端を斜め下方に して、 前記風向 を斜め下方 と す る 手段 と 、 運転の停止 時に横ハネ に よ っ て 吹出 口 を実質的 に 閉 じ る 手段 と を備 えてい る。

横ハネ は冷房運転時に は水平 に し 、 暖房運転時に は先端を斜 め下方に な る よ う に 回転 さ せ、 運転の停止時に は、 さ ら に 冷房 か ら暖房方 向へ回転 さ せ吹出 口 を実質的 に 閉 じ る よ う にす る こ と に よ り 、 横ハネ の駆動 を一連 の無駄の ない動き と す る こ と が でき る 。 よ っ て 、 横ハネ の駆動 を行 う ル一バ機構、 及びそ の制 御 を行 う マ イ コ ン等 に よ る アル ゴ リ ズム を簡単にす る こ と が で き 、 低コ ス ト に有利 と な る 。

さ ら に 、 本発明 に よ る 空気調和機は 、 本体キ ャ ビネ ッ ト の略 先端部分に配置 さ れ、 斜め下方 に 向 かっ て 開 口 し た 吹出 口 と 、 該吹出 口 力ゝ ら の風向 を 定め る 横ノ、ネ と 、 該横ハネ の 向 き を可変 する ル一 バ機構 と 、 空気調和機の運転の開始及び停止 を指令 し 、 該運転の停止 を指令 し た時にル ーバ機構 を作動 さ せ、 吹 出 口 を 閉塞する リ モ コ ン S W と を備 えて い る。

リ モ コ ン S W を空気調和機の運転の開始及ぴ停止 の指令のみ な ら ず、 停止 の指令 と 共に吹 出 口 を 閉塞す る よ う にす る こ と に よ り 、 運転 を休止 さ せ る と き に は必ず吹出 口 を 閉 じ る こ と と な る 。 よ っ て 、 吹出 口 を 閉 じ る こ と を忘れ る こ と が な く な り 、 操 作性及び信頼性の向上 と な る。

さ ら に 、 本発明 に よ る 天吊 り 形の空気調和機は、 本体キ ヤ ビ ネ ッ ト の略先端部分 に配置 さ れ、 斜 め下方に 向かっ て 開 口 し た 吹出 口 と 、 該吹出 口 力ゝ ら の風向 を 定 め る 横ハネ と 、 該横ハネ の 向 き を可変す る ル ーバ機構 と 、 冷房運転時に横ハネ を略水平に し て風向 を 略水平 と す る 手段 と 、 空気調和機の運転開始時に横 ハネ を冷房運転時の略水平の位置 と な る 方向 に駆動す る 手段 と を備 えて い る。

運転中 、 つ ま り 横ハネが冷房か ら 暖房の位置に あ る と き 、 電 源が き れた場合、 吹 出 口 が閉塞 さ れない こ と に な る 。 そ し て 、 次 に 電源が入れ られた と き 、 横ハ ネ の駆動す る 範囲 の全て を検 出す る セ ン サ が無ければ、 横ハネ の位置が検 出 さ れず 、 誤動作 をす る 恐れがあ る。 し カゝ し 、 運転開始時に横ハネ を 冷房運転時 の略水平の位置 と な る 方向 に 一度、 横ハネ が 閉 じ た位置か ら 水 平に な る ま での時間 に対 し て 、 十分な時間 を持 っ て駆動す る こ と に よ り 、 上述の誤動作を防 ぐ こ と ができ る 。

さ ら に 、 本発明 に よ る 天 吊 り 形の空気調和機は、 底面部が背 面部か ら 正面部に行 く に し た が っ て上方 にせ り 上が り 、 上面部 が正面部付近で下方に下が る こ と に よ り 、 側面が先細 り 形状 と な っ た本体 キ ャ ビネ ッ 卜 と 、 該本体 キ ャ ビネ ッ 卜 内 に側面力 ら 見て斜めに配置 し た熱交換器 と 、 上面か ら 見て熱交換器の側面 部に配置 さ れた冷媒分流器、 接続配管及び電子膨張弁 と を備 え て レヽ る。

冷媒分流器、 接続配管及び電子膨張弁 を熱交換器の側面部 に 配置す る こ と に よ り 、 熱交換器の背面、 つ ま り 通風路 と な る 部 分 に通風抵抗 と な る も の を無 く す こ と が で き る 。 よ っ て 、 熱交 換等の効率 を 向上で き 、 かつ薄型で圧迫感がな く 、 天吊 り 形で あ り な力 S ら 室内イ ン テ リ ャ と の調和を良 く す る こ と ができ る。

さ ら に 、 本発明 に よ る 天吊 り 形の空気調和機は、 上面部が正 面部付近で 下方に下が る 形状 と な っ た本体キ ャ ビネ ッ ト と 、 上 面部が水平 と な っ た部分で本体キ ヤ ビネ ッ 卜 の側面に固定 され、 L 字形を し た板状の 吊 り 金具 と 、 該板状の 吊 り 金具を少な く と も床面カゝ ら 見 えな い よ う に 囲 っ て本体キ ヤ ビネ ッ 卜 の側面に 取 り 付け られ る脇カバ と を備 え てい る。

吊 り 金具を床面方 向 カゝ ら 見 え ない よ う に脇カ バで囲 う こ と に よ り 、 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 を 吊 り 下げる 吊 り ボル ト の本体キ ヤ ビ ネ ッ ト 部分が隠れ る 。 よ っ て 、 よ り 一層 、 室内イ ン テ リ ャ と の 調和 を 良 く し た デザイ ン が 可能 と な り 、 さ ら に 通 常 は 金属 で メ ツ キ 、 塗装等が必要 と さ れ る 吊 り 金具な ど の防鲭のた めの表 面処理を簡単にする こ と がで き る。

図面の簡単な説明

第 1 図は本発明 の天 吊 り 形の空気調和機の実施の形態 を示す 床面か ら 見た斜視図 、 第 2 図 は第 1 図 を真下 よ り 見た下面図 、 第 3 図 は正面 よ り 見た正面図、 第 4 図 は主に配管の要部を示す 右側面か ら の断面図 、 第 5 図は主に横ハネ部示す右側面か ら の 断面図 、 第 6 図は 吊 り ボル 卜 部 を示す右側面図 、 第 7 図は 吊 り 金具部の上面図、 第 8 図 は横ハネ の駆動状態 を説明す る 運転停 止時の側断面図、 第 9 図 は同 じ く 暖房時の側断面図 、 第 1 0 図 は同 じ く 冷房時の側断面図、 第 1 1 図は横ハネ の動作を説明す る 電源投入時の フ ロ ーチ ャ ー ト 図 、 第 1 2 図は同 じ く 冷房時の フ ロ ーチ ヤ — 卜 図 、 第 1 3 図 は暖房時の フ ロ ーチ ャ ー ト 図 、 第

1 4 図は運転停止の フ ロ ーチ ヤ 一 卜 図であ る。

発明 を実施す る た め の最良の形態

以下、 図面を用 いて本発明 の実施の形態を説明す る。

まず、 第 1 〜 5 図 を参照 し て全体の構成説明す る _P

本体キ ャ ビネ ッ 卜 1 は上方の天井面に対向 し た上面部 2 、 主 と し て壁側 に 向 け ら れ る 背面部 4 、 床面 に対向す る 底面部 3 、 お よ び正 面 と な る 正 面部 5 を 有 し て い る 。 ま た 、 本体 キ ヤ ビ ネ ッ ト 1 は、 4 本の 吊 り ボル ト 2 1 で天井 よ り 吊 り 下げ られる。

本体キ ャ ビネ ッ ト 1 は室外ユ ニ ッ ト （図示せず） と 冷媒配管 (図示せず） と 接続 さ れて い る 。 そ して 、 室内空気 を底面部 3 に設け ら れた吸込 グ リ ノレ 1 5 、 フ ィ ル タ 1 6 を介 し て送風機 1 1 に よ っ て 吸い込む。 次に 、 熱交換器 1 0 を通過 さ せ、 熱交換 を行い、 熱交換 さ れた空気を吹 出 口 6 か ら 吹 き 出す。 水受 2 4 は、 冷房時に熱交換器 1 0 に結露 し 、 滴下 した凝縮水を受け る。 底面部 3 が背面部 4 力 i ら正面部 5 に行 く に したが っ て上方に せ り 上が り 、 上面部 2 が正面部付近で矢視 8 に示す よ う に下方 に 下 が る こ と に よ り 、 側 面か ら 見て 先細 り 形状 と な っ た 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 と 、 略先細 り 形状 と な っ た部分に配置 さ れ、 天 井面に対 し て斜め下方に 向かっ て 開 口 し た吹出 口 6 と を備 え て い る。

本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 の底面部 3 は、 背面部 4 か ら 正面部 5 に 行 く に したが っ て上方にせ り 上が る よ う に構成 さ れる。 つま り 、 背面部 4 側の吸込 グ リ ル 1 5 は、 ほぼ水平で あ り 、 水受 2 4 は 本体キ ャ ビネ ッ ト 1 の 內側の保水面のみな らず、 意匠面 2 6 ま で背面部 4 か ら正面部 5 に行 く に した が っ て 半径 3 0 0 〜 6 0 O m m の 曲率で上方にせ り 上がっ て い る。

よ っ て 、 空気調和機 を 室 内 に 設置す る と き に 、 本 体 キ ヤ ビ ネ ッ 卜 1 の 前部が薄 く な る の で全体が薄 く 見 え る だ け で な く 、 空気調和機の 下に い る 利用者の圧迫感 を軽減でき る 。 そ して 、 天吊 り 形の空気調和機は、 他の室内イ ン テ リ ャ と は異質に な り 易 いが、 違和感を無 く して調和 させ る デザイ ンが可能 と な る 。

ま た 、 上面部 2 が正面部 5 付近で下方 に下が る よ う に断熱材 2 8 、 2 9 、 3 0 の形状、 特に 2 9 の断熱材の形状は決め られ、 そ の外側の意匠面 も 断熱材 2 9 と 合っ た形状 と な っ て い る 。 こ れ に よ り 、 本体 キ ャ ビネ ッ ト 1 は側 面か ら 見 て 先細 り 形状 と な っ て レ、 る 。 さ ら に 、 吹出 口 6 は先細 り 形状 と な っ た部分に配 置 され、 天井面に対 し て斜め下方に 向かっ て開 口 してい る 。

こ れに よ り 、 熱交換器 1 0 を通過 し た 冷温風は縮流及び整流 さ れる 。 ま た、 送風時に効率良 く 遠方に 吹 き 出す こ と が可能 と な る の で騒音の発生 も少な く でき る。

さ ら に、 冷温風、 特に温風時は横ハネ 7 に よ り 下方に吹 き 出 す必要が あ り 、 吹き 出 さ れた温風は本体キ ャ ビネ ッ 卜 1 自 身の 水受 2 4 部 で障害に な り やすい。 し カゝ し 、 吹出 口 6 を先細 り 形 状 と な っ た部分に配置 し 、 天井面に対 し て斜め下方に 向 かっ て 開 口 す る た め、 冷温風は吹き 出 さ れた直後 に水受 2 4 等 に よ つ て乱 さ れる 恐れはない。

底面部 3 のせ り 上が り 部を半径 3 0 0 〜 6 0 O m m の 曲率 と し 、 かつ水受 2 4 と な っ て い る ので、 本体キ ャ ビネ ッ ト 1 の 中 で吹出 口 6 付近での結露等に よ る 水滴 を そ の勾配に よ っ て効率 良 く 水受け後方の部分へ導 く こ と ができ る。

水受 2 4 は 中空成形 さ れた後 、 断熱材 2 5 が充填 さ れ、 意匠 面 2 6 と 一体化 さ れて い る。 よ っ て 、 組立性が 良 い と 共 に 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 内部 の受水面か ら 意匠面 2 6 への熱伝導度 を少 な く でき 、 結露の防止 に有利であ る。

さ ら に 、 風向 を制御す る 横ハネ 7 は、 吹出 口 6 が実質的に 全 閉す る ま で 回転軸 3 6 を 中 心 と し て駆動可能 と さ れて い る 。 こ の横ハネ 7 の動作を第 8 〜 1 3 図にて説明する。

運転停止 時は第 8 図の よ う に 吹出 口 6 は図示す る 状態 （ A ) の よ う に ほ ぼ閉 じ ら れて レ、 る。 こ れに よ り 、 空気調和機が長時 間休止 し て い る と き 、 ホ コ リ に よ り 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 の 内部 に雑菌が発生 し 、 二 オイ 等 と な る こ と を 防 ぐ こ と がで き る 。 ま た 、 熱交換器 1 0 の保守、 長寿命化な ど に も 防鲭 、 異物 の進入 な どの点で有利 と な る。

暖房時、 横ハネ 7 はモー タ 3 3 に よ っ て 、 歯車 B 3 5 、 歯車

A 3 4 を介 して減速 さ れ図示 A の状態か ら 第 9 図 B の状態 ま で 吹出 口 6 の近傍で吹 出 口 6 の 両側 に設 け られた回転軸 3 6 を 中 心 と し て略 8 0 度回転 さ れ る 。 横ハネ 7 の先端は斜 め下方 と な る。 モー タ 3 3 、 歯車 B 3 5 、 歯車 A 3 4 は横ハネ 7 を駆動す る ル一バ機構であ る。

冷房時に は 、 さ ら に 同 方向へ回転 さ れ、 第 1 0 図 C の状態 ま でほぼ水平 と な る ま で全閉状態の Aか ら略 1 2 0 度回転す る。 以上の よ う な構成 に よ っ て 、 横ハネ 7 の駆動 を一連の無駄の な い動 き と す る こ と が で き ル 一 バ機構 、 及びそ の制御を行 う マ ィ コ ン等 に よ る ア ル ゴ リ ズム は以下に説明す る よ う に簡単 と な り 、 低コ ス ト 化に有利 と な る。

電源 O N時の動作を第 1 1 図の フ ロ 一チ ャー ト にて説明す る 。 運転開始時に電源が O N (ス テ ッ プ 4 0 ) さ れる と 、 横ハネ

7 を C の状態 と な る 方向 に一度 、 横ハ ネ 7 が 閉 じ た A の位置か ら C の水 平 に な る ま で の 時間 に 対 し て 、 +分 な 時間 を持 っ て モー タ 3 3 を駆動す る （ス テ ッ プ 4 1 、 4 2 、 4 3 ) 。 そ し て 、 モ 一 タ 3 3 はすべ り 状態 と な っ て 、 横ハネ 7 は ほぼ C の位置で 固定 さ れ る。

空気調和機の運転 中 、 つ ま り 横ハネ 7 が冷房か ら 暖房の位置 に あ る に も係わ ら ず電源が き れた場合、 吹出 口 6 が 閉塞 さ れな レ、 こ と に な る 。 し た 力 S つ て 、 次 に電源が入れ ら れた と き 、 横ハ ネの駆動す る 範囲の 全て を検出す る セ ンサが無 ければ、 横ハネ 7 の位置が検出 さ れず、 誤動作をす る 恐れが あ る 。 し か し 、 上 述のス テ ッ プ 4 0 〜 4 4 に よ り こ の誤動作を防 ぐ こ と ができ る。 つ ぎに 、 冷房、 暖房時におけ る横ハネ 7 の動作を本体キ ヤ ビ ネ ッ ト 1 と は別に設 け られた （図示せず） リ モ コ ン S Wに よ つ て、 指令 さ れ る。 そ の動作を以下に説明する。

第 1 2 図 は冷房時の動作で あ り 、 ま ず リ モ コ ン S Wに よ っ て 冷房が指示 さ れ る （ ス テ ッ プ 4 5 ) 。 そ の後横ハネ 7 はル ーバ 機構に よ っ て水平に な る ま で駆動 さ れ、 保持 さ れ る （ス テ ッ プ 4 6 ) 。 冷房の停止 が指示 さ れれば、 第 1 4 図 で説明す る停止 モ ー ドへ移行す る 。 つぎ に 、 風向 の可変モ ー ド （ ォ一 ト ルーバ） カ リ モ コ ン s w に よ っ て指示 されれば （ス テ ッ プ 4 8 ) 、 モー タ 3 3 へ通電 し、 ル一バ機構が作動 し て 、 横ハネ 7 は C か ら B 位置の 間で可変 さ れ上下にス イ ン グす る （ス テ ッ プ 4 9 、 5 0 、 5 1 ) 。

リ モ コ ン S Wで風向 を 固定す る こ と が指示 さ れれば （ ス テ ツ プ 5 2 ) 、 モー タ 3 3 へ通電 し 、 ルーバ機構が作動 し て 、 横ハ ネ 7 は指示 さ れた位置で固 定 さ れる （ ス テ ッ プ 5 3 、 5 4 、 5 5 ) 。

第 1 3 図 は暖房時の動作であ り 、 ま ず リ モ コ ン S Wに よ っ て 暖房が指示 さ れ る （ ス テ ッ プ 5 6 ) 。 吹 出 し温度が 4 0 度以 下 で あれば横ハネ 7 の水平位置を保持 し 、 そ う でな ければモー タ 3 3 へ通電 し てル一バ機構 を作動 さ せ、 横ハネ 7 を 下 向 き 方向 へ駆動す る （ス テ ッ プ 5 7 、 5 8 、 5 9 、 6 0 、 6 1 ) 。

第 1 4 図 は運転の停止時であ り 、 リ モ コ ン S Wに よ っ て 空気 調和機の運転の停止 を指令 し （ ス テ ッ プ 6 2 ) 、 運転の停止 を 指令 し た時にモー タ 3 3 に通電 し 、 ルーバ機構を作動 さ せ、 吹 出 口 6 を 閉塞 し 、 電源を O F F す る （ ス テ ッ プ 6 3 、 6 4 、 6 5 、 6 6 ) o

以上、 リ モ コ ン S Wを 空気調和機の運転の開始及び停止 の指 令のみな ら ず、 停止 の指令 と 共 に吹出 口 6 を 閉塞す る よ う にす る こ と に よ り 、 運転を休止 さ せ る と き に は必ず吹出 口 6 を 閉 じ る こ と と な る 。 よ っ て 、 吹出 口 6 を閉 じ る こ と を利用者が忘れ る こ と がない。

つ ぎに本体キ ャ ビネ ッ ト 1 内 の各部品 の配置を第 2 図、 第 4 図及び第 5 図にて説明す る 。

熱交換器 1 0 は、 本体キ ャ ビネ ッ ト 1 内 に 第 4 図 に 図示 さ れ る よ う に側面か ら 見て 上面部 2 に対 し て 時計回 り に 3 0 5 0 度 の斜 め に配置 さ れ て い る 。 3 0 5 0 度 に す る こ と は本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 を薄型にす る こ と と 、 効率の点 よ り 望ま し い。 ま た 、 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 1 内 に は上面か ら 見て熱交換器 1 0 の側面部に配置 さ れた冷媒分流器 1 9 、 接続配管 と し て液側接 続配管 1 3 、 ガス側接続配管 1 2 及 び電子膨張弁 3 1 がそれぞ れ配置 さ れて い る 。 3 2 は回路に必要な部品が納め られ る 電気 品箱であ り 、 背面部 4 の近辺に 固定 さ れている。

液側接続配管 1 3 、 ガス 側接続配管 1 2 は室外ュ ニ ッ 卜 （図 示せず） と 接続 さ れ冷凍サイ ク ルを構成 し 、 液側接続配管 1 3 よ り の冷媒は電子膨張弁 3 1 を経て熱交換器 1 0 導かれ る 。 冷媒分流器 1 9 は冷暖房を切 り 換え る た め に冷媒 通路 を切 り 換え る 。

冷媒分流器 1 9 、 接続配管 1 2 1 3 及び電子膨張弁 3 1 を 熱交換器 1 0 の側面部に全て配置す る こ と に よ り 、 熱交換器 1 0 の背面、 つ ま り 通風路 と な る 部分に通風抵抗 と な る も の を無 く し て い る 。 よ っ て 、 熱交換等 1 0 の効率を 向上で き 、 かつ本 体キ ャ ビネ ッ ト 1 は薄型 と な る 。 よ っ て 、 利用者に圧迫感が な く 、 天 吊 り 形であ り な が ら 室内イ ン テ リ ャ と の調和が良 いデザ イ ンが可能 と な る。

第 6 7 図 にて 、 吊 り ボノレ 卜 に よ っ て本体キ ャ ビネ ッ ト 1 を 吊 り 下げる部分の説明 をす る 。

本体キ ャ ビネ ッ 卜 1 の側面に は、 第 3 図 に示す よ う な L 字形 を した板状の 吊 り 金具 2 3 が上面部 2 の水平部分で固定 さ れて い る 。 吊 り 金具 2 3 の上面は第 7 図 に示す よ う な形状 を し て お り 、 溝 3 6 力'； 吊 り ボル ト 2 1 の径 よ り 大 き い幅で設 け ら れて い る。 よ っ て、 吊 り ボノレ 卜 2 1 は溝 3 6 ではめ込む こ と ができ る。 ま た 、 脇カ バ 1 8 お よ び 1 7 は 吊 り 金具 2 3 を少 な く と も床 面カゝ ら利用 者には見 え な レ、 よ う に 囲 っ て 本体キ ャ ビネ ッ 卜 1 の 側面に取 り 付け られてい る 。

吊 り 金具 2 3 を床面方向カゝ ら 見 え ない よ う に脇カ バ 1 8 、 1 7 で囲 う こ と に よ り 、 吊 り ボノレ 卜 2 1 の本体キ ャ ビネ ッ 卜 1 部 分、 特に座付 き ナ ツ 卜 2 2 が隠れ る 。 よ っ て 、 よ り 一層室内ィ ンテ リ ャ と の調和を 良 く したデザイ ン が可能 と な り 、 通常は金 厲で メ ツ キ 、 塗装等 が必要 と さ れ る 吊 り 金具 2 3 、 吊 り ボル ト 2 1 、 座付 き ナ ツ ト 2 2 な どの防鲭の た め の表面処理を簡単に 、 低価格にする こ と ができ る。

以上述べた よ う に本発明 に よ れば、 組立性を損な う こ と な く 性能、 信頼性の 向上 を図 り 、 かつ薄型の天 吊 り 形空気調和機 を 提供す る こ と ができ る。

Claims

請求の範囲

1 . 天井面に対向す る 上面部、 床面に対向す る 底面部、 背面部 及び正面部 を有す る 本体キ ヤ ビネ ッ ト か ら な る 天吊 り 形の空気 調和機において、

底面部が背面部カゝ ら 正面部に行 く に し たが っ て上方にせ り 上 が り 、 前記上面部が正面部付近で下方に 下が る こ と に よ り 、 側 面か ら 見て先細 り 形状 と なっ た前記本体キ ヤ ビネ ッ 卜 と 、

略先細 り 形状 と な っ た部分に配置 さ れ、 天井面 に 対 し て斜 め 下方に 向かっ て開 口 し た吹出 口 と

を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

2 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に対 向す る 底面部、 背面部 及び正面部 を有す る 本体キ ャ ビネ ッ ト か ら な る 天 吊 り 形の空気 調和機において 、

前記本体キ ャ ビネ ッ 卜 の底面部に設 け ら れ、 背面部か ら 正面 部に行 く に し たが っ て 半径 3 0 0 〜 6 0 0 m m の 曲 率で上方 に せ り 上が っ た形状の水受 け と 、

該水受 け の先端部分に配置 さ れ、 斜 め下方に 向 かっ て開 口 し た吹出 口 と

を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

3 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に 対 向す る 底面部、 背面部 及び正面部 を有す る 本体キ ヤ ビネ ッ ト カゝ ら な る 天 吊 り 形の空気 調和機において、

前記本体キ ャ ビネ ッ 卜 の底面部に設 け ら れ、 背面部か ら 正面 部に行 く に し たが っ て上方にせ り 上が っ た形状の水受 け と 、 該水受け の先端部分に配置 さ れ、 斜 め下方 に 向 かっ て 開 口 し た吹出 口 と 該吹出 口 に設 け ら れて風向 を制御 し 、 かつ前記吹 出 口 が実質 的に全閉す る ま で駆動可能 と さ れた横ハネ と

を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

4 . 天井面 に対向す る 上面部 、 床面に対 向す る 底面部、 背面部 を有す る 本体キ ャ ビネ ッ ト か ら な る 天吊 り 形の空気調和機にお いて、

前記本体 キ ャ ビネ ッ 卜 の略先端部分に配置 さ れ、 斜め下方に 向かっ て開 口 し た吹出 口 と 、

該吹出 口 か ら の風向 を制御す る 横ハネ と 、

冷房運転時に前記横ハネ を略水平に し て風向 を略水平 と す る 手段 と 、

暖房運転時に前記横ハ ネ の先端を斜め 下方に し て 、 前記風向 を斜め下方 と す る 手段 と 、

運転の停止時に前記横ハネ に よ っ て前記吹出 口 を 実質的に 閉 じ る 手段 と

を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

5 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に対向す る 底面部、 背面部 を有す る 本体キ ヤ ビネ ッ ト か ら な る 天 吊 り 形の空気調和機にお いて、

前記本体 キ ャ ビネ ッ ト の略先端部分に配置 さ れ、 斜め 下方に 向かっ て開 口 した吹出 口 と 、

該吹出 口 か ら の風向 を定め る横ハネ と 、

該横ハネ の向 き を可変す るルーバ機構 と 、

前記空気調和機の運転の開始及び停止 を指令 し 、 該運転の停 止 を指令 し た時に前記ル一 バ機構 を作動 さ せ、 前記吹出 口 を 閉 塞す る リ モ コ ン S W と を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

6 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に対向す る 底面部、 背面部 を有す る 本体キ ャ ビネ ッ ト カゝ ら な る 天吊 り 形の空気調和機に お いて、

前記本体 キ ャ ビネ ッ ト の略先端部分に配置 さ れ、 斜め 下方に 向かっ て開 口 し た吹出 口 と 、

該吹出 口 か ら の風向 を定め る横ハネ と 、

該横ハネ の向 き を可変す る ルーバ機構 と 、

冷房運転時に前記横ハネ を略水平に し て風向 を略水平 と す る 手段 と 、

前記空気調和機の運転開始時に前記横ハネ を冷房運転時の略 水平の位置 と な る 方向に駆動する 手段 と

を備え た こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

7 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に対向す る 底面部、 背面部 及び正面部 を有す る 本体キ ャ ビネ ッ ト か ら な る 天 吊 り 形 の空気 調和機において、

底面部が背面部か ら 正面部に行 く に し たが っ て上 方にせ り 上 力 S り 、 上面部が正面部付近で下方に下が る こ と に よ り 、 側面が 先細 り 形状 と なっ た前記本体キ ャ ビネ ッ 卜 と 、

該本体キ ヤ ビネ ッ ト 内 に側面か ら 見て斜 め に配置 し た熱交換 器 と 、

上面か ら 見て前記熱交換器の側面部に配置 さ れた冷媒分流器、 接続配管及び電子膨張弁 と

を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

8 . 請求項 7 記載の も の において 、 前記熱交換器を前記上面部 に対 し て 時計回 り に 3 0 〜 5 0 度の斜め に配置 し た こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。

9 . 天井面 に対向す る 上面部、 床面に対 向す る 底面部、 背面部 及び正面部 を有す る 本体キ ャ ビネ ッ ト か ら な る 天吊 り 形の空気 調和機において、

上 面部 が 正 面部付近 で 下方 に 下 が る 形 状 と な っ た 前記 本体 キ ャ ビネ ッ 卜 と 、

上面部が水平 と な っ た部分で前記本体キ ヤ ビネ ッ 卜 の側面に 固定 さ れ、 L 字形を し た板状の 吊 り 金具 と 、

該板状の 吊 り 金具を少な く と も 前記床面か ら 見 え ない よ う に 囲っ て前記本体キ ャ ビネ ッ 卜 の側面に取 り 付け られる 脇カバ と を備 えた こ と を特徴 と す る 天吊 り 形の空気調和機。