JP2006071227A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】人体にやさしい穏やかなおやすみ運転をする。
【解決手段】室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口8及び下吹出口9をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファン5と下ファン6を備え、筐体前面に吸込口7を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、通常の冷房運転では上吹出口8を閉じ上ファン5は停止し、下吹出口9を開け下ファン6を運転することで下吹出口9より送風を行い、冷房時のおやすみ運転時には下吹出口9を閉じ下ファン6を停止し、上吹出口8を開け上ファン5を運転することで上吹出口8より送風を行うようにする。
【選択図】図2
【解決手段】室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口8及び下吹出口9をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファン5と下ファン6を備え、筐体前面に吸込口7を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、通常の冷房運転では上吹出口8を閉じ上ファン5は停止し、下吹出口9を開け下ファン6を運転することで下吹出口9より送風を行い、冷房時のおやすみ運転時には下吹出口9を閉じ下ファン6を停止し、上吹出口8を開け上ファン5を運転することで上吹出口8より送風を行うようにする。
【選択図】図2
Description
この発明は室内ユニットと室外ユニットを冷媒配管で接続して使用する、家庭用の空気調和機の室内ユニットに関するものである。
従来の空気調和機では、床置き式の室内ユニットに於いて、上下に2つの吹出口と2つのファンを設け、冷房運転時には上部のファンを運転すると共に下部のファンを停止し、上方へ冷気を吹出す事で冷房を行い、暖房運転時には下部のファンを運転すると共に上部のファンを停止し、床面に沿って温風を吹き出す事で空調を行うものであった。(例えば、特許文献1参照)
また室内壁面の上方に取り付けた室内ユニットで、この室内ユニットの下部に設けられた1つの吹出口で冷暖房を行う空気調和機もある。この空気調和機は冷房時には風向を斜め下方向に、暖房運転時には風向を下方向に調節して運転を行うものである。
特開平5−26106号公報
また室内壁面の上方に取り付けた室内ユニットで、この室内ユニットの下部に設けられた1つの吹出口で冷暖房を行う空気調和機もある。この空気調和機は冷房時には風向を斜め下方向に、暖房運転時には風向を下方向に調節して運転を行うものである。
しかしながら、この従来の空気調和機は室内ユニットが床置き式であるために冷房運転では冷風の吹き出し位置が低いために冷風が直接人体に接触する場合が多くあり、不快感を使用者に与える事が有った。
また後者の室内ユニットは、特に就寝時の冷房運転では直接人体に冷風が当たる事で冷風による不快感だけではなくカゼをひいたり等の健康面で問題があった。
また暖房運転では天井付近に暖気が停滞し、室内の温度分布が偏ってしまう傾向があった。
また後者の室内ユニットは、特に就寝時の冷房運転では直接人体に冷風が当たる事で冷風による不快感だけではなくカゼをひいたり等の健康面で問題があった。
また暖房運転では天井付近に暖気が停滞し、室内の温度分布が偏ってしまう傾向があった。
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口及び下吹出口をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファンと下ファンを備え、筐体前面に吸込口を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、通常の冷房運転では上吹出口を閉じ上ファンは停止し、下吹出口を開け下ファンを運転することで下吹出口より送風を行い、冷房時のおやすみ運転時には下吹出口を閉じ下ファンを停止し、上吹出口を開け上ファンを運転することで上吹出口より送風を行うものである。
また室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口及び下吹出口をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファンと下ファンを備え、筐体前面に吸込口を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、冷房運転では上吹出口を閉じ上ファンは停止し、下吹出口を開け下ファンを運転することで下吹出口より送風を行い、暖房運転では上下の吹出口を開け上下のファンを運転することで上下の吹出口より同時に送風を行うものである。
この発明によれば、就寝時のおやすみ冷房運転では上ファンにより天井面に沿って冷気が広がったのち、居住空間へ冷気が降りてくるので、冷風が直接人体に接触する事がなく、不快感を使用者に与える事がなくなり、人体にやさしい穏やかなおやすみ運転をする事ができる。
また暖房時、上下の吹出口より同時に温風を吹き出すことで、天井付近の暖気を常時撹拌し室内の温度分布の均一化ができるものである。
また暖房時、上下の吹出口より同時に温風を吹き出すことで、天井付近の暖気を常時撹拌し室内の温度分布の均一化ができるものである。
次に、この発明に係る空気調和機を図面に示された一実施例で説明する。1はセパレート式空気調和機の室内ユニットで、室内の壁面上方に据え付けられ冷暖房を行うものであり、本体ベース2と前方の前面パネル3によって筐体を形成し、この筐体内には略中央を前後にくの字型に折り曲げた熱交換器4と2つのクロスフローファン5・6等を備えている。
また前記前面パネル3は中央に吸込口7を、上面に上吹出口8を、底面に下吹出口9を備え、上吹出口8の内部には上ファン5を、下吹出口9の内部には下ファン6を備え、前記吸込口7と上ファン5と上吹出口8を連通して上送風経路10を、前記吸込口7と下ファン6と下吹出口9を連通して下送風経路11形成している。
前記熱交換器4はアルミニウムのフィンに銅管を貫通して形成するフィンチューブ式の熱交換器で、冷媒配管(図示せず)で室外ユニット12に備えた圧縮機(図示せず)等と接続され、冷房運転時には低温に、暖房運転時には高温になり熱交換を行うことで吹出口8・9から冷風や温風を送風して室内の冷暖房を行うものである。
13は水平羽根と前記上吹出口8の蓋の機能を有する上ルーバで、上吹出口8から吹き出す上下方向の風向を調節すると共に、運転停止時や通常の冷房運転時には自動的に上吹出口8を閉じる位置に停止するものである。
14は水平羽根と前記下吹出口9の蓋の機能を有する下ルーバで、下吹出口9から吹き出す上下方向の風向を調節すると共に、運転停止時や冷房のおやすみ運転時には自動的に下吹出口9を閉じる位置に停止するものである。
15は前記下吹出口9の本体ベース2に取り付けられた左右風向板で下吹出口9から吹き出す左右方向の風向を調節するものである。
16は前記熱交換器4の下方に設けられたドレンパンで、冷房運転や除湿運転時に熱交換器4から発生した結露水を受けてドレンホース(図示せず)に導き、結露水を屋外に排水するものである。
17は前記吸込口7と熱交換器4の間に備えたフィルタで、網状の樹脂からなるものである。
18は据付板で、室内ユニット1を壁に取り付けるために使用するものである。
16は前記熱交換器4の下方に設けられたドレンパンで、冷房運転や除湿運転時に熱交換器4から発生した結露水を受けてドレンホース(図示せず)に導き、結露水を屋外に排水するものである。
17は前記吸込口7と熱交換器4の間に備えたフィルタで、網状の樹脂からなるものである。
18は据付板で、室内ユニット1を壁に取り付けるために使用するものである。
19は上ルーバモータで、前記上ルーバ13の軸に取り付けられ、回動により上ルーバ13の角度を変化させるものである。
20は下ルーバモータで、前記下ルーバ14の軸に取り付けられ、回動により下ルーバ14の角度を変化させるものである。
20は下ルーバモータで、前記下ルーバ14の軸に取り付けられ、回動により下ルーバ14の角度を変化させるものである。
21は前記上ファン5を回転するための上送風モータで、前記上ファン5は下ファン6に比べて小径であるために上送風モータ21も小型のものを使用しファン軸の右端に取り付けられている。
22は下ファン6を回転するための下送風モータであり、径の大きい下ファン6を回転するために比較的大きな直流モータを使用し、ファン軸の右端に取り付けられている。
また前記下ファン6を大風量で主体として使用し、上ファン5を小風量で補助的に使用するものであり、上ファン5と上送風モータ21をとてもコンパクトに収納できるものである。
22は下ファン6を回転するための下送風モータであり、径の大きい下ファン6を回転するために比較的大きな直流モータを使用し、ファン軸の右端に取り付けられている。
また前記下ファン6を大風量で主体として使用し、上ファン5を小風量で補助的に使用するものであり、上ファン5と上送風モータ21をとてもコンパクトに収納できるものである。
23は室内制御部で、空気調和機の運転停止等の空気調和機全体の制御を行うマイクロコンピュータ等の制御装置である。
24はワイヤレスリモコン25の受信装置で、このリモコン25からの信号を前記室内制御部23に中継するものである。
26は前記リモコン25の操作部で、運転スイッチ27や冷暖房の切替等を行うモードスイッチ28や室温設定スイッチ29やおやすみ運転スイッチ30等のスイッチ類を備えている。
前記のスイッチ類はスイッチ動作後、ボタンを離すと初期状態に戻るモーメンタリ式のスイッチから構成している。
24はワイヤレスリモコン25の受信装置で、このリモコン25からの信号を前記室内制御部23に中継するものである。
26は前記リモコン25の操作部で、運転スイッチ27や冷暖房の切替等を行うモードスイッチ28や室温設定スイッチ29やおやすみ運転スイッチ30等のスイッチ類を備えている。
前記のスイッチ類はスイッチ動作後、ボタンを離すと初期状態に戻るモーメンタリ式のスイッチから構成している。
作動について説明すれば、通常の冷房運転では上ファン5と上ルーバ13は停止しているので上吹出口8は閉じられ、下ファン6が回転し下ルーバ14が水平からやや下向きの位置に回動し、下送風経路11を通って強い冷風が下吹出口9から室内へ吹き出され、使用者へ直接冷風を届けることができ、強い冷風感を使用者に与えることができるものである。
そしておやすみ運転スイッチ30を操作して冷房のおやすみ運転に切り換えれば、下ファン6と下ルーバ14は停止して下吹出口9は閉じられ、上ファン5が回転を開始し上ルーバ13斜め上方に回動し、上送風経路10を通って上吹出口8から天井に沿って冷気が広がり、居住空間へ冷気が降りてくるので、冷風が直接人体に接触する事がなく、不快感を使用者に与える事がなくなり、人体にやさしい穏やかなおやすみ運転をする事ができる。
また暖房運転では、上下のファン5・6が回転すると共に、上下のルーバ13・14が回動し、下吹出口9からは強い温風が室内に吹き出され、上吹出口8から吹き出される温風によって天井付近の暖気を常時撹拌して室内の温度分布の均一化をはかるものである。
5 上ファン
6 下ファン
7 吸込口
8 上吹出口
9 下吹出口
13 上ルーバ
14 下ルーバ
6 下ファン
7 吸込口
8 上吹出口
9 下吹出口
13 上ルーバ
14 下ルーバ
Claims (2)
- 室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口及び下吹出口をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファンと下ファンを備え、筐体前面に吸込口を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、通常の冷房運転では上吹出口を閉じ上ファンは停止し、下吹出口を開け下ファンを運転することで下吹出口より送風を行い、冷房時のおやすみ運転時には下吹出口を閉じ下ファンを停止し、上吹出口を開け上ファンを運転することで上吹出口より送風を行う事を特徴とする空気調和機。
- 室内ユニットを室内の壁面上方に設置し、前記室内ユニットの筐体の上部及び下部に上吹出口及び下吹出口をそれぞれ設け、各吹出口の内部に上ファンと下ファンを備え、筐体前面に吸込口を設け、この吸込口の内側に熱交換器を備えた空気調和機に於いて、前記各吹出口に蓋を兼用する水平羽根を設け、冷房運転では上吹出口を閉じ上ファンは停止し、下吹出口を開け下ファンを運転することで下吹出口より送風を行い、暖房運転では上下の吹出口を開け上下のファンを運転することで上下の吹出口より同時に送風を行う事を特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257310A JP2006071227A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257310A JP2006071227A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006071227A true JP2006071227A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36152044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004257310A Pending JP2006071227A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006071227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010032067A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機 |
CN105841229A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-08-10 | 广东美的制冷设备有限公司 | 壁挂式空调室内机及空调器 |
-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004257310A patent/JP2006071227A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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