WO1997023755A1 - Structure de fixation d'un capuchon - Google Patents

Description

曰月 キャップの固定構造 ^分野

本発明は、 煙草等の着火に用いるガスライ夕一のキヤヅブをガスライ夕一本体 に嵌着し固定させる構造に関し、 特に、 キャップを自動組立によりガスライタ一 に形成した支柱の凹部に嵌着する組立てが容易になるように改良した構造に関す る。 ガスライターにおけるキヤッブは、 キヤップ内に突出しているノズルから噴出 したガスと空気とを適正な混合比にして、 隣接する発火石とやすり又は発電装置 により発生させた火花で着火し、 キャップの上端の火口から消えることなく炎を 出す役割を行う。 このキャップは、 ガスライタ一上端に形成した支柱の凹部にキ ャヅブに形成したフック部を嵌着して固定させている。

即ち、 支柱に画成した凹部の周縁は支柱の面から直角に凹んだ構造であり、 他 方、 キヤッブのフック部は凹部と同寸法又は若干小さくした切片をキヤッブの内 側に膨出させた構造となっている。 キャップを支柱に組込む際には、 ライン上を 移動してきたライ夕一の上方から、 キヤッブのフック部と支柱の凹部とが適合す る位置で押込み、 膨出した切片が凹部内に収納される。

しかしながら、 凹部周縁の直角の縁と膨出した切片の縁とが同じ位置にならな いうちにキヤッブが押込まれると、 フック部の切片が凹部の縁に乗り上がった状 態で組立てられ、 十分に嵌着されていないため衝擎により簡単に外れてしまうこ とにより凹部に対するフック部の正確な位置決めが必要となる力⁵、 ずれが生じる ことが多く組立しづらいという問題がある。

また、 キャップに形成するフック部の寸法や位置と、 支柱に画成する凹部の大 きさ等とに製造する際必然的にバラヅキを生じてしまうため、 自動組立過程では 調整が困難で、 不良率が高くなつてしまうという問題がある。

本発明はこの点に鑑み、 キヤッブに形成したフック部と凹部とが確実に嵌着困 定できるように、 凹部の周縁に面取り部を形成し、 キャップの外れを防いだガス ライターを提供することを目的とする。

発明の開示

上記目的を達成するために本発明は、 ライター上端に形成した支柱と、 前記支 柱に画成した凹部と、 前記凹部に嵌着するフック部が形成された火口を有するキ ヤップと、 を備え、 前記凹部の周縁の少なくとも一辺に面取り部を形成するよう にした。

上記のようにガスライター上端の支柱に画成した凹部の少なくとも一辺の縁に 面取り部が施されているので、 キヤッブを取付ける際にフック部の弾性切片の端 縁が面取り部の傾斜面に当接し、 続けて押込まれることで凹部内に弾性切片を滑 りこませて嵌着固定することができ、 組立てが容易となる。

また、 フック部や凹部を夫々製作する際に生ずるバラツキは、 凹部の縁に設け た面取り部がバラツキを吸収し、 自動組付における調整を容易にすることができ る

の簡単な説明

図 1は、 本発明に係るキヤッブ固定構造を施したガスライターの全体斜視図、 図 2は、 キヤヅブの傾斜図、

図 3は、 中間ケース部における第 1実施例に係る凹部の外観斜視図、 図 4は、 フック部の弾性切片と凹部との嵌着状態を示す断面平面図、 図 5は、 凹部の第 2実施例の外親正面図、

図 6は、 凹部の第 3実施例の外親正面図である。

発明を実方 ^ ^るための最良の形態 本発明に係るキヤッブの固定構造の実施例を図面に基づき説明する。 図 1に示 すガスライタ一 1は本発明のキャップの固定構造が施された一例を示すもので、 内部に液化したガスが貯蔵された有底長方体を呈するブラスチック製ガスタンク 本体部 2と、 該ガスタンク本体部 2の開口部の蓋をし、 図示しないガス流量調整 機構を載置するとともに、 圧電装置ややすり車等の点火装置 4を支持する支柱が 形成された中間ケース部 3と、 火口 5を有しフック部 6が形成されたキヤッブ 7 とからなる。 8は炎の長さを調整するためのつまみである。 キャップ 7は図 2に示すように、 馬蹄形を呈する金属製で、 その天板に火口 5 が穿設され、 側板に複数の空気孔 1 0が穿設してある。 また側板の両端下方にフ ック部 6が形成され、 このフック部 6は下記凹部 1 5の幅と同じか又は若干小さ いコの字状に切込まれ、 台形状にキヤップ 7内に膨出するように形成した弾性切 片 1 1からなる。

前記フック部 6の弾性切片 1 1が嵌着される凹部 1 5は、 図 3に示す中間ケ一 ス部 3に立設している支柱 1 6に画成される。 この凹部 1 5は支柱 1 6外側の下 方に所定の深さに矩形状に設けられ、 凹部 1 5の周縁の一辺は、 他の辺が直角に 形成してあるのと異なり、 深さの略中央部分から外側に傾斜した面取り部 1 7が 形成してある。

以上のような構成からなる固定構造における作用を図 4を参考に詳細に記述す る。

中間ケース部 3の支柱 1 6を上向きにして組立てライン上を流れてきたライ夕 一半完成品は、 キャップ装着用機械の所定位置で静止し、 キャップ 7のフック部 6と凹部 1 5とが合致するようにして上方から投入される。 フック部 6の弾性切 片 1 1の側縁が凹部 1 5の両側縁内に入る位置で組込まれる際は、 障害なくスム 一ズに凸部 1 5内に収納され完了する。

ところが、 図 4 (A ) に示すように、 弾性切片 1 1の側縁が凹部 1 5の側縁よ り外側にはみ出した状態で組込まれるような位置にセッ卜された場合には、 従来 の凹部の構造と異なり、 弾性切片 1 1の側縁が凹部 1 5の面取り部 1 7に当接し、 続けて押し込まれることにより図 4 ( B ) のように傾斜面 1 7を滑って弾性切片 1 1自体が凹部 1 5内に収納される。 更にセッ卜位置がずれて弾性切片 1 1の面 が凹部 1 5の面取り部 1 7の傾斜面に当接する位置で組込まれた場合にも、 切片 の面取り部 1 7の傾斜面を滑ることにより、 弾性切片 1 1自体が凹部 1 5内に収 納される。

尚、 図 5の第 2実施例に示すように凹部 2 0の両側縁に外側に向けた傾斜面を 有する面取り部 2 1， 2 2を、 図 6の第 3実施例に示すように凹部 2 3の上緣に も面取り部 2 4を形成してもよく、 この手段を講じることにより確実にキヤッブ のフック部を凹部に嵌着固定することができる。

Claims

言青求の

( 1 ) ライタ一上端に形成した支柱と、

前記支柱に画成した凹部と、

前記凹部に嵌着するフック部が形成された火口を有するキャップと、 を備え、 前記凹部の周縁の少なくとも一辺に面取り部を形成したことを特徴とす るキヤッブの固定構造。

( 2 ) 前記フック部には台形状の弾性切片をキャップ内に突出形成したことを 特徴とする請求項 1記載のキャップの固定構造。