WO1996027053A1

WO1996027053A1 - Appareil de siege

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Publication number: WO1996027053A1
Application number: PCT/JP1996/000102
Authority: WO
Inventors: Toshio Kurisaki; Yasuhiro Hamafuku; Yasushi Imma
Original assignee: Toto Ltd.
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1996-01-18
Publication date: 1996-09-06
Also published as: CN1176676A; CN1105216C; EP0819798A4; US5898956A; EP0819798A1; KR19980702517A

Description

明細書便座装置

【技術分野】

本発明は、人体局部を洗浄する洗浄機能手段を備えた便座装置に関する。【背景技術】

従来、この種の便座装置として、洋式便器の便鉢に、モータの駆動にょリ進退する洗浄用ノズルを備え、洗浄時に洗浄用ノズルを進出位置まで移勦して噴出口から温水を噴出させてお尻洗浄やビデ洗浄等を行なう装置が知られている。こうした便座装置において、近年、お尻洗浄やビデ洗浄の他に多様な機能を付加したものが提案されている。例えば、お尻洗浄時に約 1秒毎に水勢の強弱を変化させてお尻をリズムカルに刺激してスムーズな排便を促すマッサージ洗浄機能、洗浄ノズルを前後に揺動しながら効果を高めるム一ブ洗浄機能、洗浄ノズルを前後に微小に移動する洗浄位置調節機能、洗浄水の温度を変える温度設定機能などの多様な機能である。そして、これら機能を発揮するに当たって、洗浄用ノズルの進退や温水噴出のための弁操作等について種々の作動状態が規定されている。このように洗浄用ノズルや弁等についての作動状態が多岐に亘ることから、その作動状態の異常に起因する不具合（吐水温度の調節不良等）に対処するため種々の工夫がなされている。例えば、ノズル装置、吐水温度の調節装置等の機能に故障が生じた場合には、洗浄用ノズルや弁等について作動状態に異常が見られるので、その旨を報知するために表示ランプを点滅させたリして、その修理を促す機能を付加することが行なわれている。

しかし、異常の警告を報知する表示ランプを多数設けることは、機能及びコストの点でも難しく、また、その報知に緊急性を要しない場合がある。また、異常が発生した場合には、その異常がどのような状況で生じたかを発見することが難しく、修理に手間取るという問題があった。また、上記便座装置は、使用者の設定に応じて種々の機能を発揮するのである力こうした機能は、停電時に消去されてしまい、故障原因を解析するためのデータとしても使えず、使い勝手のよいものではなかった。

本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、多様な機能を装備した便座装置に関し、その故障原因の正確な究明が可能な便座装置を提供することを目的とする。

【発明の開示】

かかる課題を解決するため、本発明の便座装置は、

便器の便座に着座した人体の局部を洗浄する洗浄機能手段を備える便座装置において、

前記洗浄機能手段の実際の作動状態を監視し、その作動状態を表わす洗浄状態情報を生成する洗浄状態情報手段と、

前記洗浄状態情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する第 1記憶手段と、を備える。

上記構成を有する本発明の便座装置では、人体の局部を洗浄する洗浄機能手段の実際の作動状態は、洗浄状態情報生成手段によリ監視されてその作動状態を表わす洗浄状態情報になる。この場合、監視対象となる作動状態、即ち洗浄機能手段が作動することによって生じる実際の現象としては、洗浄水水勢，洗浄水温度，洗浄水吐出形態，洗浄水吐出時間等があり、これらの作動状態は監視に適した種々のセンサにょリ監視され、洗浄状態情報とされる。例えば、洗浄水水勢 H1GH/L 0W, 洗浄水温度 H IGH/LOW (或いは 4 5 ° , 4 3 ' 等の洗浄水温度そのもの），洗浄水吐出形態ムープマッサージ，洗浄水吐出時間 LONG/SHORT (或いは 8秒， 1 0秒等の洗浄水吐水時間そのもの）等の洗浄状態情報が生成される。そして、この洗浄状態情報は、第 1記憶手段によリ記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段の記憶情報を適宜な機器、例えばデータリーダで読み出せば、洗浄機能手段の実際の作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる実際の作動状態を洗浄機能手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、装置の故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置を速やかに図ることができる。

上記の構成を有する便座装置にあって、

前記該洗浄機能手段の作動状態を設定する第 1設定手段と、

前記第 1設定手段により設定された作動状態を表わす洗浄設定情報を生成する洗浄設定情報生成手段とを備え、

前記第 1記憶手段は、前記洗浄設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有することが好ましい。

このように構成すれば、上記した洗浄機能手段の作動状態、例えば洗浄の O N / O F F , 洗浄水水勢 HIGH/LOW, 洗浄水温度 HIGH/LOW (或いは洗浄水温度そのもの） , 洗浄水吐出形態ム一ブ Zマッサージ，洗浄水吐出時間 LONG/SHORT (或いは洗浄水吐出時間そのもの）等は、第 1設定手段にょリ使用者の操作を介して設定され、これら設定された作動状態（以下、説明の便宜上この作動状態を設定作動状態という）は、洗浄設定情報生成手段により洗浄設定情報とされる。そして、この洗浄設定情報は、上記の洗浄状態情報を記憶する第 1記憶手段により記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段の実際の作動状態に加えて設定作動状態をも、便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる作動状態（実際の作動状態と設定作動状態の両者）を洗浄機能手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、設定作動状態と実際の作動状態との一致 ·不一致の状況をも併せて記憶 '保持できる。よって、故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置をより速やかに図ることができる。

上記した本発明では、以下の態様を採ることができる。

第 1の態様は、上記した本発明の便座装置において、

便器の便座に着座した人体の局部を乾燥させる乾燥手段と、

該乾燥手段の作動状態を設定する第 2設定手段とを備え、

前記洗浄状態情報生成手段は、前記乾燥手段の実際の作動状態をも併せて監視じ、その作動状態を表わす情報を付加して前記洗浄状態情報を生成する手段を有し、前記洗浄設定情報生成手段は、前記第 2設定手段により設定された作動状態を表わす情報を付加して前記洗浄設定情報を生成する手段を有する。

この態様の便座装置では、乾燥手段の実際の作動状態、即ち乾燥手段が作動することによって生じる実際の現象、例えば、温風温度，温風 jam, 温 M 風時間等は、監視に適した種々のセンサにより監視され、洗浄状態情報に付加して生成される。具体的には、温風温度 HI GH/LOW (或いは 4 0 ° , 4 2 · 等の温風温度そのもの），温風風量 HIGH/LOW (或いは 5 \ /m i n , 8 1 / m i n等の温風送風時間そのもの），温風送風時間 LONG/SHORT (或いは 1 0秒， 2 0秒等の温風送風時間そのもの）等の情報が洗浄状態情報に付加される。また、乾燥手段の作動状態、例えば乾燥の O NZ O F F , 温風温度 HIGH/LOW (或いは温風温度そのもの），温風風量 H IGH/LOW (或いは温風風量そのもの），温風送風時間 LONG/SHORT (或いは温風送風時間そのもの）等は、第 2設定手段にょリ使用者の操作を介して設定され、これら設定作動状態は、洗浄設定情報 «手段にょリ洗浄設定情報に付加される。

よって、この態様の便座装置では、乾燥手段に関する情報（乾燥手段の実際の作動状態と設定作動状態を表わす情報）が付加された洗浄状態情報と洗浄設定情報を、第 1記憶手段に記憶して非通電時においても保持する。このため、この態様の便座装置によれば、洗浄機能手段に加えて乾燥手段についてもその作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる作勦状態をこれら手段の故障原因究明の解析データとして用い、装置の故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置を速やかに図ることができる。

第 2の態様は、上記した構成の便座装置において、

前記第 1記憶手段は、

前記洗浄状態情報生成手段の作動不良の発生状況を記憶 ·保持する第 1作動不良記憶手段を有する。

この態様の便座装置では、洗浄状態情報生成手段自体の作動不良、例えば洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態の監視不良や洗浄状態情報の生成不良、よリ具体的には洗浄水水勢等の監視に用いる種々のセンサの不良の発生状況をも洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態と併せて記憶'保持する。よって、洗浄状態情報生成手段自体の作動不良の発生状況をも、洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとすることができるので、斤データの信頼性が向上し装置の故障原因をより正確に究明することができる。

この態様は次のように変形することもできる。つまリ、

前記第 1記憶手段は、

前記洗浄状態情報生成手段の作勳不良の発生状況と該作動不良発生時の前記洗浄設定情報とを記憶 ·保持する第 2作動不良記憶手段を有する。

この構成では、洗浄状態情報生成手段自体の作動不良の発生状況に加え、その作動不良が発生した時の洗浄設定情報（例えば、上記の洗浄水水勢 HI GH/LOW, 温風温度 HIGH/LOW等の設定作動状態を表わす情報）をも、更に、洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとすることができるので、解析データの信頼性がょリ向上し装置の故障原因をよリ正確に究明することができる。

第 3の態様は、上記した本発明の便座装置において、

便器の周辺環境の状態を監視する環境監視手段を有し、

前記第 1記憶手段は、

前記監視された便器の周辺環境の状態を記憶 ·保持する環境記憶手段を有する。この態様の便座装置では、便器の周辺環境の状態、例えば便器周辺の温度（室温）や湿度等をも洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態と併せて記憶 ·保持する。よって、洗浄状態情報生成手段や乾燥手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）と便器の周辺環境との対比が可能となリ、洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明に、便座装置の置かれた環境に関するデ —タを用いることを通して、装置の故障原因をより多面的に究明することができる。

第 4の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、

前記第 1記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段の使用状況、例えば便座装置への通電状況，便座装置の便器への装着の継続状況，洗浄機能手段の使用回数，便座装置の便器への着脱回数等は、使用状況監視手段にょリ監視される。よって、その監視結果から、便座装置を便器に装着して日常的に使用する場合の日常使用状況か、非日常的な使用状況、例えば製造過程中や修理中における機能試験的な試験使用状況かが判明する。そして、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて第 1記憶手段の記憶結果を変更することで以下のような効果を得ることができる。

故障の原因究明には、洗浄機能手段や乾燥手段を構成する各機能部、例えば洗浄用ノズルや弁，乾燥装置における温風送風機器等の各機能部の作動状態について故障に到るまでに種々のデータを蓄積し、このデータを利用することが有効である。ところで、この種の便座装置では、その製造過程においてノズル装置や吐水温度の調節装置，乾燥装置等の各々の洗浄機能部について、その作勦状態についての実機試験が通常行なわれている。この試験は、製造ラインに沿ってそのェ程ごと、例えば第 1の工程が乾燥関連部についての組み付け工程であれば、当該工程では、組み付け完了した乾燥関連部に通電してその作動状態を試験する。続く第 2の工程（洗浄関連部組み付け工程）では、組み付け完了した洗浄関連部に通電してその作動状態を試験する。これらの工程では、その^の際の作業効率の向上を図るために、通常、便座は取リ外されており、この便座は最終工程にて組み付けされる。

そして、第 1の工程では、組み付けが済んでいない洗净関連部については通電ができないために断線状態として乾燥関連部についての試験力行なわれる。よつて、洗浄関連部についてただ単にデータを蓄積しただけでは、この試験におけるデータも蓄積されてしまうため、当該データが故障の原因解析に用いられる。このため、修理の際の原因究明およびこれに基づく修理処置に混乱を来たし速やかな故障の復帰を図れなレ、虞がある。

また、実際の修理の際にあっては、修理対象となる洗浄機能部、例えば吐水温度の調節装置，乾燥装置等の修理 ·点検を行なう都合上、これら洗浄機能部を通常使用時には用いないような作動状態におく場合がある。例えば、吐水温度の調節装置にあっては、通常使用する適正範囲外の温度まで一旦上げたりする場合がある。そして、このような場合におけるデータまで蓄積されてしまうため、当該データが次回の故障の原因解析に誤って用いられると、その際の原因究明およびこれに基づく修理処置に混乱を来たし速やかな故障の復帰を図れない虞がある。なお、上記した製造ラインでの作業や修理作業は、便座装置を便器から取り外してから行なわれ、これら作業の間は、便座装置は日常的な使用状況にない。しかしながら、上記の態様の便座装置では、洗浄機能手段の使用状況を監視した監視結果に基づいて第 1記憶手段の記憶結果を変更するので、便座装置の日常的使用状況下においては、故障の原因と直結する洗浄機能手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）、乾燥手段についての作動状態と設定作動状態を付加するものにあっては洗浄機能手段と乾燥手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を記憶手段に記憶，保持し、製造過程や修理の際の非日常的な使用状況下では、洗浄機能手段や乾燥手段の上記作動状態を、変更の一手法たる削除，除外等の手法で記憶手段の記憶結果から変更することができる。このため、製造過程中や修理中における作動状態の記憶結果を、便座装置の故障原因を究明する際の解析対象から削除，除外等することができる。この結果、この態様の便座装置によれば、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 5の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記第 1記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置であっても、洗浄機能手段と乾燥手段の上記した使用状況の監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明する。そして、第 1記憶手段の記憶対象となる情報を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。既述したようにただ単に種々のデータを蓄積しただけでは製造ラインでの実機試験や修理 ·点検時の作動状態がデータとして蓄積されるが、この態様の便座装置では、製造過程中や修理中には、第 1記憶手段の記憶対象となる情報を、ゼロとすることができる。つまり、この態様の便座装置では、製造過程中や修理中には一切の情報を記憶しないようにし、日常的使用状況では洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態（実際の作動状態と設定作勛状態のいずれか若しくはその両者）を記憶することができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

なお、第 1記憶手段の記憶対象となる情報をゼロとすることは、第 1記憶手段への記憶を許可しないことを意味し、当該情報をゼロとしないことは第 1記憶手段への記憶を許可することを意味する。このため、日常的使用状況では洗浄機能手段や乾燥手段の上記作動状態の情報の第 1記憶手段への記憶を許可し、製造過程中や修理中には第 1記憶手段への記憶を許可しないよう構成すれば、製造過程中や修理中における作動状態を故障原因究明のためのデータに当初から含ませない。よって、このように構成しても、非通電時においても記憶-保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 6の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記第 1記憶手段の記憶結果を強制的に変更する強制変更手段を有する。

この態様の便座装置では、第 1記憶手段の記憶結果である洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）、例えば上記した洗浄水水勢 HIGH/LOW, 温風温度 HIGH/LOW等の情報は、強制変更手段により、強制的に変更される。

従って、便座装置の日常的使用状況下或いは経年使用中等の使用状況下において発生する故障の原因と直結する洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態は、強制変更手段により強制的に変更されない限リにおいては、第 1記憶手段に記憶 ·保持される。しかし、便座装置の非日常的な使用状況下での洗浄機能手段や乾燥手段の作動状態、例えば製造過程中や修理中における作動状態は、製造'修理に携わる作業者やタイマ等にょリ変更の一手法たる削除，除外等の手法で、強制変更手段により強制的に第 1記憶手段の記憶結果から変更される。このため、製造過程中や修理中における作動状態の記憶結果を、便座装置の故障原因を究明する際の解析対象から強制的に削除，除外等することができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 7の態様は、上記した本発明の便座装置において、

便器の便座を暖房する便座暖房手段と、

該便座暖房手段の実際の作動状態を監視し、その作動状態を表わす便座状態情報を生成する便座状態情報生成手段とを備え、

前記第 1記憶手段は、前記便座状態情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する第 2記憶手段を有する。

この態様の便座装置では、便座暖房手段の実際の作動状態は、便座状態情報生成手段によリ監視されてその作動状態を表わす便座状態情報になる。この場合、監視対象となる作動状態、即ち便座暖房手段力作動することによって生じる実際の現象としては、便座温度，便座暖房時間等があり、これらの作助状態は監視に適した種々のセンサにより監視され、便座状態情報とされる。例えば、便座温度 HIGH/LOW (或いは 4 5 ' , 4 3 ' 等の便座温度そのもの），便座暖房時間（例えば、深夜の時間を除いた具体的な便座暖房時間）等の便座状態情報が^ Kされる。そして、この便座状態情報は、第 1記憶手段の有する第 2記憶手段により記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段並びに第 2記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて便座暖房手段についても、実際の作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる実際の作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の故障原因究明の解^¹データとすることがきる。このため、装置の故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置を速やかに図ることができる。

上記の構成を有する便座装置にあって、

前記便座暖房手段の作動状態を設定する第 3設定手段と、

該第 3設定手段によリ設定された作動状態を表わす便座設定情報を^する便座設定情報生成手段とを備え、前記第 2記憶手段は、前記便座設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有することが好ましい。

このように構成すれば、上記した便座暖房手段の作動状態、例えば便座温度 H I GH/L0W (或いは 4 5 ' , 4 3 ' 等の便座温度そのもの），便座暖房時間（例えば、深夜の時間を除いた具体的な便座暖房時間）等は、第 3設定手段により使用者の操作を介して設定され、これら設定されたこれら設定作動状態は、便座設定情報生成手段により便座設定情報とされる。そして、この便座設定情報は、上記の便座状態情報を記憶する第 2記憶手段にょリ記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段並びに第 2記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて便座暖房手段についても、実際の作動状態と設定作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる作動状態（実際の作動状態と設定作動状態の両者）を洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、設定作動状態と実際の作動状態との一致 ·不一致の状況をも併せて記憶 '保持できる。よって、故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置をより速やかに図ることができる。

第 8の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と便座暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1，第 2記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と乾燥手段に加え便座暖房手段の使用状況についても、便座装置への通電状況，便座装置の便器への装着の;！赚状況，洗浄機能手段と便座暖房手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数等を監視する。そして、その監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明するので、第第 2記憶手段の記憶結果を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。

つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、故障の原因と直結する洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を第 1 , 第 2記憶手段に記憶 ·保持し、製造過程や修理の際の非日常的な使用状況下では、洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の上記作動状態を、変更の一手法たる削除，除外等の手法で記憶手段の記憶結果から変更することができる。このため、製造過程中や修理中における作動状態の記憶結果を、便座装置の故障原因を究明する際の解析対象から削除，除外等することができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 9の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と便座暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 2記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づレ、て変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と便座暖房手段の上記した使用状況の監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明する。そして、第 1，第 2記憶手段の記憶対象となる情報を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。

つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、日常的使用状況では洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を記憶し、製造過程中や修理中には一切の情報を記憶しないようにすることができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに便座暖房手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。第 1 0の態様は、上記した本発明の便座装置において、

便器の周辺環境を暖房する周辺暖房手段と、

該周辺暖房手段の実際の作動状態を監視し、その作動状態を表わす周辺状態情報を生成する周辺状態情報生成手段とを備え、

前記第 1記憶手段は、前記周辺状態情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する第 3記憶手段を有する。

この態様の便座装置では、周辺暖房手段の実際の作動状態は、周辺状態情報生成手段によリ監視されてその作動状態を表わす周辺状態情報になる。この場合、監視対象となる作動状態、即ち周辺暖房手段が作動することによって生じる実際の現象としては、周辺温度（便所室内温度），周辺暖房時間等があり、これらの作動状態は監視に適した種々のセンサによリ監視され、周辺状態情報とされる。例えば、周辺温度 HIGH/LOW (或いは 4 5 ' , 4 3 ° 等の周辺温度そのもの），周辺暖房時間 LONG/SHORT (或いは周辺暖房時間そのもの）等の周辺状態情報が生成される。そして、この周辺状態情報は、第 1記憶手段の有する第 3記憶手段によリ記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段並びに第 3記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて周辺暖房手段についても、実際の作動状態と設定作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる実際の作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、装置の故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置を速やかに図ることができる。上記の構成を有する便座装置にあって、

前記周辺暖房手段の作動状態を設定する第 4設定手段と、

該第 4設定手段によリ設定された作動状態を表わす周辺設定情報を生成する周辺設定情報生成手段とを備え、

前記第 3記憶手段は、前記周辺設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有することが好ましい。

このように構成すれば、上記した周辺暖房手段の作動状態、例えば周辺暖房の O N/ O F F , 周辺温度 HIGH/LOW (或いは周辺温度そのもの），周辺暖房タイマの O NZ O F F並びに周辺暖房時間等は、第 4設定手段により使用者の操作を介して設定され、これら設定作動状態は、周辺設定情報^^手段により周辺設定情報とされる。そして、この周辺設定情報は、上記の周辺状態情報を記憶する第 3 記憶手段により記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段並びに第 3記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて周辺暖房手段についても、実際の作動状態と設定作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる作動状態（実際の作動状態と設定作勦状態の両者）を洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、設定作動状態と実際の作動状態との一致 '不一致の状況をも併せて記憶-保持できる。よって、故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置をよリ速やかに図ることができる。

第 1 1の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と周辺暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 3記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と乾燥手段に加え周辺暖房手段の使用状況についても、便座装置への通電状況，便座装置の便器への装着の St 状況，洗浄機能手段と周辺暖房手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数等を監視する。そして、その監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明するので、第 1 , 第 3記憶手段の記憶結果を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。

つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、故障の原因と直結する洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を第 1 , 第 3記憶手段に記憶 ·保持し、製造過程や修理の際の非日常的な使用状況下では、洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の上記作動状態を、変更の一手法たる削除，除外等の手法で記憶手段の記憶結果から変更することができる。このため、製造過程中や修理中における作動状態の記憶結果を、便座装置の故障原因を究明する際の解析対象から削除，除外等することができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 1 2の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と周辺暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1，第 3記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づ、て変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と周辺暖房手段の上記した使用状況の監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明する。そして、第 1，第 3記憶手段の記憶対象となる情報を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。

つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、日常的使用状況では洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の作動状態（実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を記憶し、製造過程中や修理中には一切の情報を記憶しないようにすることができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 '保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに周辺暖房手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。第 1 3の態様は、上記した本発明の便座装置において、

便器内の臭気を脱臭する脱臭手段と、

該脱臭手段の実際の作動状態を監視し、その作動状態を表わす脱臭状態情報を生成する脱臭状態情報生成手段とを備え、

前記第 1記憶手段は、前記脱臭状態情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する第 4記憶手段を有する。

この態様の便座装置では、脱臭手段の実際の作動状態は、脱臭状態情報生成手段により監視されてその作動状態を表わす脱臭状態情報になる。この場合、監視対象となる作動状態、即ち脱臭手段が作動することによって生じる実際の現象としては、臭気の有無，オゾン発生機器の放電等があり、これらの作動状態は監視に適した種々のセンサにより監視され、脱臭状態情報とされる。そして、この脱臭状態情報は、第 1記憶手段の有する第 4記憶手段により記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記億手段並びに第 4記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて脱臭手段についても、実際の作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 ·保持した情報で表わされる実際の作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の故障原因究明の解析データとすることがきる。このため、装置の故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置を速やかに図ることができる。

上記の構成を有する便座装置にあって、

前記脱臭手段の作動状態を設定する第 5設定手段と、

該第 5設定手段により設定された作動状態を表わす脱臭設定情報を ^^する脱臭設定情報生成手段とを備え、

前記第 4記憶手段は、前記脱臭設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有することが好ましい。

このように構成すれば、上記した脱臭手段の作動状態、例えば脱臭の ONZO F F，脱臭タイマの ONZO F F並びに脱臭時間等は、第 5設定手段により使用者の操作を介して設定され、これら設定作動状態は、脱臭設定情報生成手段によリ脱臭設定情報とされる。そして、この脱臭設定情報は、上記の脱臭状態情報を記憶する第 4記憶手段によリ記憶されて非通電時においても保持される。

よって、この第 1記憶手段並びに第 4記憶手段の記憶情報をデータリーダ等で読み出せば、洗浄機能手段や乾燥手段に加えて脱臭手段についても、実際の作動状態と設定作動状態を便座装置への非通電期間の経過後でも把握でき、この記憶 -保持した情報で表わされる作動状態（実際の作動状態と設定作動状態の両者）を洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の故障原因究明の解祈データとすることがきる。このため、設定作動状態と実際の作動状態との一致 ·不一致の状況をも併せて記憶 '保持できる。よって、故障原因の究明並びにこれに基づく修理処置をより速やかに図ることができる。

第 1 4の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と脱臭手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 4記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づレ、て変更する記憶結果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と乾燥手段に加え脱臭手段の使用状況についても、便座装置への通電状況，便座装置の便器への装着の継続状況，洗浄機能手段と脱臭手段の使用回数，便座装置の便器への着脱回数を監視する。そして、その監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明するので、第 1 , 第 4記憶手段の記憶結果を、この使用状況監視手段の監視結果に基づレ、て変更することで以下のような効果を得ることができる。つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、故障の原因と直結する洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の作勦状態 (実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を第 1 , 第 4記憶手段に記憶，保持し、製造過程や修理の際の非日常的な使用状況下では、洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の上記作動状態を、変更の一手法たる削除，除外等の手法で記憶手段の記憶結果から変更することができる。このため、製造過程中や修理中における作勦状態の記' It^果を、便座装置の故障原因を究明する際の解析対象から削除，除外等することができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶，保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

第 1 5の態様は、上記した本発明の便座装置において、

前記洗浄機能手段と脱臭手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 4記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶果変更手段とを有する。

この態様の便座装置では、洗浄機能手段と脱臭手段の上記した使用状況の監視結果から、便座装置の使用状況は日常使用状況か非日常的な使用状況かが判明する。そして、第 1 , 第 4記憶手段の記憶対象となる情報を、この使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更することで以下のような効果を得ることができる。つまり、この態様の便座装置であっても、便座装置の日常的使用状況下においては、日常的使用状況では洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の作動状態 (実際の作動状態と設定作動状態のいずれか若しくはその両者）を記憶し、製造過程中や修理中には一切の情報を記憶しないようにすることができる。この結果、この態様の便座装置によっても、非通電時においても記憶 ·保持した作動状態を洗浄機能手段や乾燥手段並びに脱臭手段の故障原因究明の解析データとする際の信頼性が向上し、装置の故障原因を正確に究明することができる。

【図面の簡単な説明】

図 1は、本発明の一実施例に係る便座装置を搭載した洋式便器を示す外観図。図 2は、便座装置の温水ノズル制御装置を示すブロック図。

図 3は、電子制御装置及びその入出力装置を示すプロック図。

図 4は、その他の入出力装置を示すブロック図。

図 5は、便座装置 1 0に関する異常判定処理を示すフローチャート。

図 6は、変形例の便座装置に関する異常判定処理を示すフローチャート。

図 7は、周辺暖房および脱臭に関連する入出力装置を示すブロック図。

図 8は、リモコンの識別コード設定処理を示すフローチャート。

【発明を実施するための最良の形態】

次に、本発明に係る便座装置の実施の形態を実施例に碁づき説明する。図 1は、便座装置 1 0を装着した洋式便器を示す外観図、図 2は、便座装置の温水 Zノズル制御装置を示すプロック図、図 3はその電子制御装置及び入出力部のプロック図である。この便座装置 1 0は、便座としての基本的な機能（局部洗浄と乾燥および便座暖房）を備えたものであるが、便器周辺に温風を吹き出して便器周辺を暖房する暖房装置と、便器ボール面内の空気を吸引しその空気からオゾン発生機器（ォゾナイザ）の生成するオゾンにて臭気を除去する脱臭装置のいずれか若しくは両者が組み込み可能である。この場合、暖房装置，脱臭装置は、便座装置 1 0力 ^ '便器本体の左右に有する袖部に組み込まれる。

これらの図において、便座装置 1 0は、便器本体 5に装着されるものであり、ケ一シング本体 1 1と、ケ一シング本体 1 1に装着された洗净水を局部に噴出するノズル装置 1 2と、操作ボタン 1 3 A (図 3参照）及び表示ランブ 1 3 Bを有する操作部 1 3と、操作部 1 3の操作ボタン 1 3 Aの操作に基づいて上記温水吐水及びノズル位置を制御する温水 Zノズル制御装置 1 4 (図 2参照）と便座 1 5 並びに便蓋 1 5 Aを備えている。また、便藎 1 5 Aを支持するケ一シング本体 1

1の中間部（図示省略）には、人体局部に温風を吹き付けてこれを乾燥させる乾燥装置 8 0 (図 3参照）が組み込まれている。そして、この乾燥装置 8 0は、空気を加熱する乾燥用ヒータ 8 1と、この加熱された空気を送風する乾燥用ファン 8 2とを有する。

外部水源は、便器本体 5のボール面 5 aに流す洗浄水を貯留する洗浄水タンク (図示省略）に配管接続されると共に、図 2に示すように、途中の分岐金具 2 0 から、連結管 2 1を介して、便座装置 1 0にも配管接続され、これに給水している。

便座装置 1 0は、上流側から、給水アダプタ 2 2、減圧弁 2 3、電磁弁 2 4、安全弁 2 5からなるバルブュニット 2 6と、供給された水を温水用サーミスタ 2 8 aにより温度検出しつつ洗浄用ヒータ 2 9で適温まで加熱する熱交換器 3 0及び吐水状態を検出するフロートスィッチ 3 1とからなる熱交換器ユニット 3 2と、逆止弁 3 3、流調モータ 3 4により駆動される流調弁 3 5を備えた流調ュニット 3 6と、第 1開閉弁 3 7 a及び第 2開閉弁 3 7 bを有する開閉弁ユニット 3 7とを備え、その先端には、ノズル装置 1 2が接続されている。ノズル装置 1 2は、洗浄用ノズル 4 0を軸方向に駆動するための駆動装置 4 1等から構成されている。次に、便器本体 5に着座した人体の局部の洗浄に関する各ュニット等の大まかな動作を説明する。便座 1 5に使用者力 ί座ると、着座センサ 1 5 a (図 3参照）からその旨の信号が出力される。その後、使用者が操作部 1 3を操作して、例えばお尻洗浄ボタン 1 3 aを押すと、駆動装置 4 1を駆動して洗浄用ノズル 4 0を一体的に洗浄位置まで前進し、バルブュニット 2 6の電磁弁 2 4および第 1開閉弁 3 7 aを開いて、洗浄水の噴出を開始する。この洗净水の水勢は、流調弁 3 5 の下流に設けた流量センサ 3 5 aにより監視（検出）される。

この場合の着座センサ 1 5 aのオン信号やお尻洗浄ボタン 1 3 aのオン信号は勿論、洗浄用ノズル 4 0がお尻洗浄位置まで前進した旨或いはその位置まで前進していない旨の信号や第 1開閉弁 3 7 aの開弁信号或いは閉弁信号は、後述の電子制御装置 1 0 0で種々の処理に用いられる。なお、洗浄用ノズル 4 0がお尻洗浄位置まで前進した旨の信号は、駆動装置 4 1に駆動信号を出力したことで、お尻洗浄位置まで前進していない旨の信号は、当該駆動信号が出力されていないことで、電子制御装置 1 0 0の C P U 1 0 2によりデータコード化され、後述する所定のタイミングでバックアップ RAM I 0 7の所定アドレスに記憶される。また、第 1開閉弁 3 7 aの開弁信号或いは閉弁信号についても同様でぁリ、この開閉弁への駆動信号の出力の状況によりデータコ一ド化されて記憶される。

そして、洗浄終了後、操作部 1 3の停止ボタン 1 3 c (図 3 ) を押して洗浄の終了を指示すると、洗浄用ヒータ 2 9への通電を終了すると共に、電磁弁 2 4および第 1開閉弁 3 7 aを閉じて洗浄水の噴出を終了する。その後、駆動装置 4 1 を逆転して洗浄用ノズル 4 0を収納位置に退避する。なお、ビデ洗浄ボタン 1 3 bを押すと、ビデ洗浄位置まで洗浄用ノズル 4 0が進出して電磁弁 2 4および第 2開閉弁 3 7 bを開いて洗浄水の噴出を開始し、停止ボタン 1 3 cの押し下げにょリ洗浄を終了する。

洗浄が終了して乾燥ボタン 1 3 dが押されると、乾燥装置 8 0の乾燥用ヒータ 8 1 , 乾燥用ファン 8 2に通電が行なわれ、乾燥用ヒータ 8 1で加熱された空気が乾燥用ファン 8 2によリ温風として吹き出され、人体局部に温風を送風する局部乾燥が行なわれる。この乾燥は、停止ボタン 1 3 cが押されることにより停止する。

また、上記便座 1 5には便座用ヒータ 5 3が設けられており、便座 1 5の便座面は保温されている。この便座用ヒータ 5 3による便座暖房は、 O N/O F Fボタンにより行なわれ、その温度設定も可能である。

これらの場合にあっても、乾燥ボタン 1 3 d , 停止ボタン 1 3 cのオン信号やビデ洗浄位置までの洗浄用ノズル 4 0が前進した旨等についても、やはり電子制御装置 1 0 0で種々の処理に用いられ、それぞれ記憶される。

こうした温水ノズル制御装置 1 4のうち洗浄用ヒータ 2 9及び便座用ヒータ 5 3 , 乾燥用ヒータ 8 1等を制御する回路は、図 3に示すマイクロコンピュータを含む電子制御装置 1 0 0を中心に構成されている。

電子制御装置 1 0 0は、図 3に示すように、予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温度等を制御するための各種演算処理を実行する C PU 102と、 CPU 102で各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納された ROM 104と、同じく CPU 102で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされる RAM 106と、非通電状態でもデータを記憶しているバックアップ RAM 107と、各センサからの検出信号やスィッチからの信号を入力して CPU 102の処理可能な信号に変換する入力処理回路 108と、 CPU 102での演算結果に応じて電磁弁 24等に信号を出力する出力処理回路 109等を備えている。なお、上記バックアップ RAM 107は、内蔵電池にょリバックアップされるもの、フラッシュメモリなど電気的に書込 ·読み出し可能なデバイスでぁリ、電源遮断時にもそのデータが消去されない各種の装置を適用できる。

図 3に示す操作部 13の操作ボタン 13 Aには、各種のスィッチが設けられている。すなわち、お尻洗浄ボタン 13 a、ビデ洗浄ボタン 1 3b、停止ボタン 1 3 c、温風を吹き出すための乾燥ボタン 1 3 d、マッサージ洗浄を設定するマツサージ設定ボタン 13 e、ム一ブ洗浄を行なわせるム一ブ設定ボタン 13 f 、吐水温度の調節用の吐水温設定ボタン 13 g、水量調節用の水量調節ボタン 13 h、洗浄用ノズル 40を前後方向へ移助するノズル位置調節ボタン 13 i、後述する異常判定処理におけるデータのリセットを指示するためのリセットボタン 13 k が設けられている。そして、これらのボタンの操作時には、その旨の信号（オン信号）が電子制御装置 100に入力され、それぞれ所定のタイミングでバックァッブ RAMI 07の所定アドレスに記憶される。

更に、この操作部 13には、洗浄用ヒータ 29及び便座用ヒータ 53等の機能部への通電が開始されてから所定時間経過すると、例えば 2時間程度経過すると所定の ON信号（継続通電 ON信号）を電子制御装置 100に出力するタイマ 1 6が内蔵されている。このタイマ 16は、通常の使用時に使用者がその設定時間を調整するものではなく、工場出荷時或いはトイレへの設置時にのみ設定時間 (上記の 2時間）がセットされる。

また、便座 1 5には、該便座 1 5への着座を検出する着座センサ 1 5 aが設けられており、やはり当該センサの信号（オン信号）も電子制御装置 100に入力され、所定のタイミングでバックアップ R AM I 0 7の所定アドレスに記憶される。着座センサ 1 5 aとしては、例えば、便座 1 5の表面の便座用ヒータ 5 3について静電容量の変化を測定して着座の有無を検出するセンサや、圧力センサを用いることができる。また、便座装置 1 0の設定状態は、 L E D等からなる表示ランプ 1 3 Bによリ表示される。表示ランプ 1 3 Bは、各種の作勦状態や異常やタイマ予約の有無を知らせる各種表示機能を備えている。更に、便座 1 5の褢面には、便器本体 5へのこの便座 1 5の着脱を検出する着脱センサ 1 7が設けられている。この着脱センサ 1 7は、便器本体 5に便座 1 5力取り付けられると所定の O N信号（取付 O N信号）を電子制御装置 1 0 0に出力し、便座 1 5が取り外されると当該信号の出力を停止する。

このほか、電子制御装置 1 0 0の入力処理回路 1 0 8には、以下のセンサゃボタンが接続されている。即ち、図 4に示すように、洗浄に関しては、図 3に示した以外に、洗浄用ノズル 4 0からの洗浄水水勢を流量にて検出する流量センサ 3 5 aが接続されている。乾燥装置 8 0に関しては、局部乾燥のために吹き出す温風の温度を設定する乾燥温度設定ボタン 1 3 mと、その風量を設定する乾燥風量設定ボタン 1 3 nと、吹き出された温風温度を検出する温風温度センサ 5 4と、その風量を検出する風量センサ 5 5とが接続されている。なお、局部乾燥の O N ZO F Fは、既述したように乾燥ボタン 1 3 dと停止ボタン 1 3 cでなされる。また、局部乾燥の風量を固定する場合には、乾燥風量設定ボタン 1 3 nは不要である。

便座 1 5の暖房に関しては、便座用ヒータ 5 3の温度を設定する便座温度設定ボタン 1 3 pと、便座用ヒータ 5 3をオンする便座 O Nボタン 1 3 q，オフする便座 O F Fボタン 1 3 sと、便座用ヒータ 5 3を例えば深夜以外の時間帯に直つて O Nとするための便座暖房タイマボタン 1 3 tと、便座 1 5の表面温度を検出する便座温度センサ 5 6と力 S接続されている。便座暖房についての O N/O F F 並びに温度設定の各ボタンは、日常的な使用状況下で頻繁に操作されるものではないので、ケ一シング本体 1 1の袖部側面等に設けられている。

'次に、電子制御装置 1 0 0によリ実行される便座装置 1 0に関する異常判定処理について、図 5のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ S 5 2にて、各種センサやタイマ等をスキャンして、ノズル装置 1 2やバルブュニット 2 6，熱交換器ュニット 3 2，流調ュニット 3 6，開閉弁ユニット 3 7等の各々の洗浄機能部のほか、局部乾燥，便座暖房等の便座装置 1 0全体についてのデータを読み込む。具体的には、各センサからの信号の有無による断線の発生有無や、着脱センサ 1 7からの取付 O N信号による取付完了の旨を表わすデータ（取付完了データ），タイマ 1 6からの継続通電 O N信号による継続使用中の旨を表わすデータ（継続使用中データ）等の洗浄機能部および便座装置 1 0全体としての各種データのほか、温水用サーミスタ 2 8 aの検出温度 TM s力 i読み込まれる。

これらデータのうち、断線の発生有無のデータは、本発明にいう局部洗浄並びに乾燥の手段について監視してその作動状態を表わすデータを生成する洗浄状態情報生成手段が生成した一の洗浄状態情報であって、その作勦が不良であるという作動状態を表わす情報データである。また、各種センサからの信号は、本発明にいう洗浄状態情報^ ^手段が監視して生成した洗浄状態情報に関するデータである。例えば、温水用サーミスタ 2 8 aからの信号は、洗浄用ヒータ 2 9により行なわれた洗浄水の温水化の作動状態を表わす洗浄状態情報である。タイマ 1 6 および着脱センサ 1 7からの信号は、本発明にいう使用状況監視手段の監視結果に関するデータであり、タイマ 1 6の計時時間から製造過程や修理中であるか、日常的な使用状況であるかが判る。また、着脱センサ 1 7の O NZO F Fの回数から、便器本体 5への便座装置 1 0の着脱回数が判明する。

続くステップ S 5 4にて、温水用サーミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが所定温度 TM s c以上か否かについて判定される。ここで、温水用サーミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが所定温度 TM s cを下回る場合には、ステップ S 5 5に移行しステップ S 5 2で読み込み済みのデータから断線の有無を判定する。そして、断線がなければそのまま本処理を終了し、断線があればこの断線は故障原因の究明に有効であるとして後述の処理にて記憶すべくステップ S 5 6に移行する。

一方、ステップ S 5 4にて温水用サ一ミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが所定温虔 TM s c以上であると判定した場合とステップ S 5 5で肯定判定した場合には、ステップ S 5 6にて電磁弁 2 4を閉じる。これにより、洗浄用ノズル 4 0から所定温度以上の高温吐水が禁止される。

なお、洗浄用ノズル 4 0からの高温吐水を防止する他の手段として、洗浄用ノズル 4 0をバイパスするバイパス通路（図示省略）を設けると共に、バイパス通路にバイパス弁を設け、このバイパス弁を開けることによリ高温水をバイパス通路を通じて捨て水してもよい。

続くステップ S 5 8にて、 RAM 1 0 6に一次的に記憶されている他の各種状態の検出データまたは制御データを読み込む。検出データまたは制御データとしては、操作ボタン 1 3 Aにおける種々のボタンと便座暖房に関する上記各ボタンの設定状態、温水用サーミスタ 2 8 aの検出温度ピーク値 T H s、着座センサ 1 5 aの着座状態を示す信号、電磁弁 2 4の開弁状態で吐水中か否かを示す信号、洗浄用ノズル 4 0がお尻洗浄位置或いはビデ洗浄位置まで前進若しくは前進しない旨の信号、局部乾燥についての温風温度，風量等を示す信号等のデータである。この場合、上記各設定ボタンからの信号は、本発明にいう洗净設定情報生成が生成する洗浄設定情報に関するデータであり、着座センサ 1 5 aからの信号は、本発明にいう使用状況監視手段の監視結果に関するデータでぁリ、この信号によリノズル装置 1 2や乾燥装置 8 0の使用回数が判明する。そして、洗浄用ノズル 4 0がお尻洗浄位置或いはビデ洗浄位置まで前進若しくは前進しない旨の信号および電磁弁 2 4の開弁状態で吐水中か否かを示す信号は、本発明にいう洗浄状態情報生成手段が監視して生成した洗浄状態情報に関するデータである。なお、この制御データの読込（ステップ S 5 8 ) を、ステップ S 5 6での電磁弁 2 4の閉弁処理（即ち、閉弁信号出力）の前に行なったり、当該処理と同時に行なうよう構成することもできる。

続くステップ S 6 0では、種々のデータのバックアップ R AM 1 0 7への記憶を行ない、その後はステップ 6 1にて、その記憶のリセットの要否判定を行ない、ステップ 6 2では、糸続使用中には発生しないために故障原因の究明には関与しないと思われる不要データのリセットを行なう。つまり、ステップ 6 0では、温水用サ一ミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが所定温度以上となれば温度調節を行なう熱交換器ュニット 3 2の作動不良が考えられるので、検出温度 TM sが所定温度以上であった旨を、ステップ S 5 2 , 5 8で読み込んだ各種状態の検出データ及び制御データや着脱センサ 1 7の取付 0 N信号による取付完了データとタイマ 1 6の継続通電 O N信号による継続使用中データ等の洗浄機能部および装置関連データに加え、ステップ S 5 5にて判定した断線ありの旨のデータと併せてバックアップ RAM 1 0 7に記憶する。この際、ステップ S 5 2 , 5 5 , 5 8等で読み込んだデータも記憶するのは、これらデータは種々の作動不良（例えば、上記の温度調節不良）が起きた際の原因究明に有効であるためである。

このようにしてバックアップ R AM 1 0 7にデータを記憶する場合、その記憶の態様は種々のものが採り得る。例えば、記憶対象となる総てのデータの集合を一単位として時系列的に蓄積して記憶し、予め割リ当てられた記憶領域がこの一単位ごとの記憶で総て使用されると、過去の記憶したデータを古いものから順次更新して記憶することもできる。つまリ、洗浄水温度の異常の時のデータを挟んだその前後の期間のデータが、所定時間（例えば数時間〜数十時間）に亘つて時系列的に蓄積 '記憶される。よって、この場合には、洗浄水温度異常に至るまでのデータを時系列的に取得できる。また、一単位ごとに順次 E f記憶することもできる。或いは、記憶対象となるデータを、洗浄水温度異常の原因究明に関与するもののみとすることもできる。具体的には、便座用ヒータ 5 3による便座温度や乾燥用ヒータ 8 1による温風温度は、洗浄水温度に異常が起きてもその原因に関与することは少ないので、便座暖房と局部乾燥に関するデータは記憶しないようにしてもよい。もっとも、ステップ S 5 4において、洗浄水温度異常に加え、便座温度異常や乾燥温度異常の判定を該当するセンサ出力や設定値等から行なうような場合には、便座用ヒータ 5 3や乾燥用ヒータ 8 1等についてもそのデータが記憶されることは勿論である。

続くステップ 6 1では、取付完了データと糸赚使用中データとが共に記憶されたか否かの判断を通して、バックアップ R AM I 0 7の記憶データのリセットの要否判定を行なう。つまり、上記両データがあれば、便座 1 5の便器本体 5への取り付けが既に完了し、その後に洗浄用ヒータ 2 9や便座用ヒータ 5 3等の機能部への通電が所定時間継続して行なわれていることになる。よって、今回記憶した種々のデータは、便座装置 1 0を便器本体 5に装着した通常使用時におけるものであり、便座 1 5の製造過程の試験或いはその修理によりバックアップ RAM 1 0 7に記憶したデータではないといえる。このため、上記両データがあれば、そのまま上記の各種データはバックアップ RAM 1 0 7に記憶されたままとなる。一方、上記の両データがない場合には、今回記憶した種々のデータは、便座 1 5 の通常の使用状態でのデータではないため故障原因の究明には関与しないとしてステップ 6 2でリセットされる。なお、便座装置 1 0を有する便座 1 5は、通常 1時間程度でその製造が完了するため、タイマ 1 6の継続通電 O N信号により継続使用中デ一タが記憶される場合には、製造過程に有り得ないといえる。

また、取付完了データと継続使用中データとによリ上記リセットを一旦行なつた後には、それ以降について (iS々のデータの記憶を行なうために、この両データによるリセットが完了した旨を記憶し、それ以後はこの両データによるリセットを行なわない。もっとも、修理等のために通電が停止されてから再度通電が開始された場合には、上記両データにより上記のリセットを行なう。

更に、ステップ S 5 8でリセットボタン 1 3 kの O N信号を読み込めば、製造過程終了後の出荷時における当該ボタンの O N操作により、製造過程の試験によリ記憶したデータは強制的にリセット（消去）される。或いは、便座 1 5の便器本体 5への取付施行時や故障修復作業完了時の O N操作によリ、製造過程時におけるデータのほか故障を発生させた前回までのデータは強制的にリセット（消去）される。このため、次回以降にバックアップ RAM 1 0 7に記憶されるデータは、故障原因に関連するデータとなる。

この場合、バックアップ RAM 1 0 7へは、操作ボタン 1 3 Aの各種ボタンからの指示内容、例えばお尻洗浄ボタン 1 3 aによるお尻洗浄指示等と、洗浄用ノズル 4 0がお尻洗浄位置まで前進したか否かの信号もデータとして記憶されている。そして、バックアップ R AM 1 0 7のデータがリセットされていない場合には、便座 1 5の通常の使用状態における各種ボタンからの指示内容とその指示に基づく作動の結果（お尻洗浄位置まで前進したか否か）との一致 '不一致の状況をも併せて記憶 '保持できる。

上記のステップ S 6 2に続くステップ S 6 3では、所定以上の高温を検出した旨や断線があった旨およびその断線発生箇所等のほか、故障原因の究明には関与しないとしてデータをリセットした旨等を表示ランプ 1 3 Bに表示し、その旨を報知する。なお、ステップ S 6 0で記憶した種々のデータは、故障処置のための非通電時は勿論、通電復帰後も継続して記憶されるため、このデータに基づいて継続して吐水禁止状態にすることも可能である。

以上説明したように、本実施例では、温水用サーミスタ 2 8 aが所定温度以上を検出したリ断線等の不具合が発生したときに、その旨をバックアップ RAM 1 0 7に記憶し、更にそのときの検出データ及び制御データ等の各種データを記憶し、このデータを取付完了データと糸続使用中データの有無により変更する。そして、この変更により、便座装置の製造時の試験により得られ継続使用中に得られたものではないデータを、故障が発生した際の原因究明のためのデータとして使用しないようにすることができる。換言すれば、便座装置 1 0を使用中にのみ得られるデータを、故障原因の究明のためのデータとする。このため、本実施例の便座装置 1 0によれば、洗浄用ヒータ 2 9や便座用ヒータ 5 3等の機能部についてのデータを故障の原因究明の解析データとして用いる際の信頼性が向上し、以下に記すような装置故障の原因を正確に究明することができる。

即ち、バックアップ R AM I 0 7に記憶されたデータのうち、操作ボタン 1 3 Aの設定状態により、お尻洗浄ボタン 1 3 aまたはビデ洗浄ボタン 1 3 bがオンされているか否か及び停止ボタン 1 3 cが押されているか否力 \ 乾燥ボタン 1 3 dのオンオフ等の制御データにより、いずれの時点または状態にて、温水用サーミスタ 2 8 aから所定温度以上が検出されたか否かを、正確に知ることができる。或いは、ボタンからの指示通りに洗浄用ノズル 4 0等が駆勦したか否かを、正確に知ることができる。

また、着座センサ 1 5 aの着座検出データにより、便座 1 5への着座中に故障したか否か、他の温水用サーミスタ 2 8 aの検出温度ピーク値 T H sや他のデータに基づいて、温水用サ一ミスタ 2 8 a自体の故障であるか否かを正確に知ることができる。

更に、フロートスィッチ 3 1からの信号により、温水用サ一ミスタ 2 8 aが熱交換器 3 0の満水時に故障したか否か、洗浄用ヒータ 2 9への制御量により加熱制御に原因があるか否か等を正確に知ることができる。

次に、上記した実施例の変形例について説明する。この変形例では、図 6に示すように、異常判定処理の処理内容が次のように一部異なる。即ち、最初の処理であるステップ S 5 0にて、便座 1 5を便器本体 5に取り付けてその使用を開始してから所定時間が経過したか否かをタイマ 1 6の続通電 O N信号の有無によリ、或いは着脱センサ 1 7が O Nされているか否かをその取付 O N信号の有無により判定する。そして、いずれかが否定されれば、各機能部に関するデータは継続使用中のものではなく製造過程における試験によるものであるとして、本ル一チンを終了する。つまり、この場合には、バックアップ RAM 1 0 7への記'慮対象がゼロとされ、何のデータの記憶も行なわない。そして、ステップ S 5 0の肯定判定に続いては、継続使用中に得られた各機能部に閱するデータで故障原因の究明を行なうべく、上記したステップ S 5 2を行なう。なお、この場合には、温水用サ一ミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが読み込まれる。

このステップ S 5 2からステップ S 5 8までは上記の実施例と同一の処理を行ない、ステップ S 5 8に続いては、ステップ S 6 0を行なう。つまり、温水用サ一ミスタ 2 8 aの検出温度 TM sが所定温度以上であった旨と、ステップ S 5 8 で読み込んだ各種状態の検出データ及び制御データ等も、上記実施例のステップ S 6 0と同様に、バックアップ R AM 1 0 7に記憶する。このステップ S 6 0以降は、上記の実施例のステップ S 6 3に移行する。この変形例にあっても、 ϋ¾続使用中に得られた各機能部に関するデータで故障原因の究明を行なうので、やはリ装置故障の原因を正確に究明することができる。また、ステップ S 5 0で否定判定した場合には、データの記憶を行なわないので処理負荷の低減を図ることができる。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。

例えば、局部洗浄と乾燥および便座暖房といった便座としての基本的な機能以外に、便器周辺に温風を吹き出して便器周辺を暖房する周辺暖房（便所内暖房）や、便器ボール面内の空気を吸引しその空気からオゾン発生機器（ォゾナイザ）の生成するオゾンにて臭気を除去する脱臭をも行なう便座装置 1 0にあっては、以下のように構成すればよい。周辺暖房を行なう暖房装置 6 0と脱臭を行なう脱臭装置 7 0は、図 1に示すケ一シング本体 1 1の左袖部 1 1 aと右袖部 1 1 bに、それぞれ組み込まれる。図 7の周辺暖房および脱臭に関連する入出力装置を示すブロック図に示すように、暖房装置 6 0は、空気を加熱するヒータ 6 1 (図 7参照）と、この加熱された空気を送風するファン 6 2とを有する。脱臭装置 7 0は、空気を吸引する吸引ファン 7 1と、空気に対して放電してオゾンを発生させるォゾナイザ 7 2とを有する。そして、これらは、電子制御装置 1 0 0に接続されている。

また、電子制御装置 1 0 0には、便器本体 5の周辺を暖房する暖房装置 6 0に関しては、暖房温度を設定する暖房温度設定ボタン 1 3 uと、ヒータ 6 1をオンする暖房 O Nボタン 1 3 V , オフする暖房 O F Fボタン 1 3 Xと、ヒータ 6 1を例えば深夜以外の時間帯に亘つて O Nとするための周辺暖房タイマボタン 1 3 y と、便器本体 5周辺の温度を検出する温度センサ 5 7と力、 '接続されている。便器本体 5内を脱臭する脱臭装置 7 0に関しては、ォゾナイザ 7 2でのオゾン発生をその周辺の温度をもつて間接的に検出するオゾン/温度センサ 5 8が接続されている。なお、脱臭装置 7 0の O N ZO F Fは、着座センサ 1 5 aの O NZO F F でなされる。

この構成では、その設定ボタンやセンサからの信号は、既述した流量センサ 3 5 aや尻洗浄ボタン 1 3 a等と同様に取り扱われ、暖房装置 6 0や脱臭装置 7 0 の故障原因の解析デ一タとされる。

また、データのリセットを強制的に行なうためのリセットボタン 1 3 kを操作ボタン 1 3 Aの一ボタンとして構成したが、このリセットボタン 1 3 kをリモコンに設けることもできる。なお、この場合には、リモコンから送信される信号 (リセット信号）を受信する受信手段を操作部 1 3等に設けて、その信号が電子制御装置 1 0 0に入力されるようにすればよい。

ここで、リセットボタン 1 3 kを初めとする操作ボタン 1 3 Aの種々のボタンをリモコンに設け、このリモコンにてノズル装置 1 2等の設定を行なう場合の他の変形例について説明する。

リモコンにて設定を行なうこの変形例の便座装置 1 0では、公共施設等で同じタイプのものを複数連立して設置した場合には、隣のリモコンの信号で作動することを防止する必要がある。よって、便座装置 1 0を識別するための識別コードを設置場所にかかわらず簡単に設定又は変更できるように、また、一旦設定した識別コードは修理等のために便座装置 1 0が便器本体 5から取り外された後にも保持できるようするためである。

この変形例で行なう処理は、便座装置本体に識別コードを設定する処理と、これに対応してリモコン側に同じ識別コードを設定する処理を備えている。

まず、便座装置本体側への識別コードの設定について図 8のフローチヤ一トを用いて説明する。本ルーチンは、ビデ洗浄ボタン 1 3 bを押しな力ら電源を投入すると起動される。最初のステップ S 4 0 2では、入力モードの待機処理となる。この状態から、お尻洗浄ボタン 1 3 a、乾燥ボタン 1 3 d、停止ボタン 1 3 cのいずれかが押されると、次のステップ S 4 0 4へ進み、いずれのボタン力 ί押されたか否かの判定が実行される。

ステップ S 4 0 4の判定処理にて、選択されたボタンに対応した識別コードがステップ S 4 0 6 , S 4 0 8 , S 4 1 0で選択される。すなわち、お尻洗浄ボタン 1 3 aが押されると、ステップ S 4 0 6にて標準コード C 0力選択され、乾燥ボタン 1 3 dが押されると、ステップ S 4 0 8にて特定コード C 1が選択され、停止ボタン 1 3 cカ押されると、ステップ S 4 1 0にて特定コード C 2力選択される。なお、これらのコードは、予め R O M 1 0 4に記憶されており、上記対応するボタン力押されたときに選択的に読み出される。続くステップ S 4 1 2では、所定の確定ボタンが押されたと判定されると、ステップ S 4 1 4にて、選択された識別コードがバックアップ RAM 1 0 7の所定の番地に記憶される。

一方、リモコン側の識別コードの設定は、上記処理とほぼ同様な処理にて実行する。すなわち、リモコンのお尻洗浄ボタンを押しながら、リモコンの電池ボックスに電池を入れると、リモコンコード設定モードになる。予め割り付けられた識別コードに対応するボタンのうちから、便座装置本体で押したボタンと同じボタンを押し、さらに確定ボタンを押す。これにより、便座装置本体で設定したと同じ識別コードがリモコンのバックアップ RAM 1 0 7に記憶される。

このように、便座装置本体側及びリモコンに、予め割リ付けられた複数の識別コードのうちから 1を選択して、同じ識別コードを設定することにより、複数の識別コードから、隣接する便座装置 1 0で設定したものと異なった識別コードを設定することができる。こうして設定された識別コードは、バックアップ RAM 1 0 7に記憶され、停電時にもデータが消去されないから、その機種を特定するデータとなる。

この変形例によれば、公共施設等に、リモコンを備えた便座装置 1 0を連立して設置する際に、その設置現場において、隣接するもの同士を異なった識別コードとする設定を簡単に行なうことができる。したがって、従来のように、便座装置の生産ラインや設置現場において、便座装置本体の制御装置内のパターンカツトを行なったり、ジャンパー線や抵抗を付加して、識別コードを設定するような面倒な作業が不要になる。

なお、上記変形例では、便座装置本体及びリモコンの両方について識別コードの設定を行なっているが、以下の構成を採用することにより、便座装置本体だけで一層簡単に設定することができる。すなわち、便座装置 1 0の操作部 1 3のビデ洗浄ボタン 1 3 bを押しながら電源を入れて、リモコンの識別コード設定処理に移行させる。そして、リモコンから送信を行なうと、送信信号に含まれている識別コードを判別し、該判別した識別コードが便座装置本体のバックアップ R A M 1 0 7に記憶させる。

したがって、識別コードが予め設定された複数のリモコンのうちから 1を選択して、該リモコンから送信をすれば、便座装置本体がリモコンから受信した信号に基づいて識別コードを抽出して便座装置本体のバックアップ RAM 1 0 7に記憶するから、便座装置 1 0及びリモコンでの識別コードの設定作業も不要となり、一層作業が簡単になる。なお、便座装置 1 0の操作部 1 3のうちから 1つを選択して、リモコンへ送信するようにしてもよい。その他、特殊な外部入力装置を用いて、便座装置 1 0及びリモコンの設定コードを設定することも可能である。

【産業上の利用可能性】

以上説明したように、本発明に係る便座装置は、その有する種々の機能を実現する機器に故障が発生した場合の原因究明の簡略化に適してレ、る。

Claims

請求の範囲

1 . 便器の便座に着座した人体の局部を洗浄する洗浄機能手段を備える便座装置において、

前記洗浄状態情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する第 1記憶手段と、を備えること

を特徴とする便座装置。

2 . 請求項 1記載の便座装置において、

前記第 1設定手段によリ設定された作動状態を表わす洗浄設定情報を生成する洗浄設定情報生成手段とを備え、

前記第 1記憶手段は、前記洗浄設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有する。

3 . 請求項 2記載の便座装置において、

該乾燥手段の作動状態を設定する第 2設定手段とを備え、

前記洗浄状態情報生成手段は、前記乾燥手段の実際の作動状態をも併せて監視し、その作動状態を表わす情報を付加して前記洗净状態情報を生成する手段を有し、

前記洗浄設定情報生成手段は、前記第 2設定手段により設定された作動状態を表わす情報を付加して前記洗浄設定情報を生成する手段を有する。

4 . 請求項 1又は請求項 2記載の便座装置において、

前記第 1記憶手段は、

5 . 請求項 2又は請求項 3記載の便座装置において、

前記第 1記憶手段は、

前記洗浄状態情報生成手段の作動不良の発生状況と該作動不良発生時の前記洗浄設定情報とを記憶 ·保持する第 2作動不良記憶手段を有する。

6 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

便器の周辺環境の状態を監視する環境監視手段を有し、

前記第 1記憶手段は、

前記監視された便器の周辺環境の状態を記憶 ·保持する環境記憶手段を有する。

7 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

8 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

9 . 請求項 7又は請求項 8記載の便座装置であつて、

前記使用状況監視手段は、

前記使用状況として、前記便座装置への通電状況，前記便座装置の便器への装着の継続状況，前記洗浄機能手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数の少なくとも一つを監視する監視手段を有する。

1 0 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座裝置において、前記第 1記憶手段の記憶結果を強制的に変更する強制変更手段を有する。

1 1 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

便器の便座を暖房する便座暖房手段と、

1 2 . 請求項 1 1記載の便座装置において、

前記便座暖房手段の作動状態を設定する第 3設定手段と、

該第 3設定手段にょリ設定された作動状態を表わす便座設定情報を生成する便座設定情報生成手段とを備え、

前記第 2記憶手段は、前記便座設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有する。

1 3 . 請求項 1 1又は請求項 1 2記載の便座装置において、

1 4 . 請求項 1 1又は請求項 1 2記載の便座装置において、

前記洗浄機能手段と便座暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 2記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

1 5 . 請求項 1 3又は請求項 1 4記載の便座装置において、

前記使用状況監視手段は、

前記使用状況として、前記便座装置への通電状況，前記便座装置の便器への装着の継続状況，前記洗浄機能手段と便座暖房手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数の少なくとも一つを監視する監視手段を有する。

1 6 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

便器の周辺環境を暖房する周辺暖房手段と、

1 7 . 請求項 1 6記載の便座装置において、

前記周辺暖房手段の作動状態を設定する第 4設定手段と、

該第 4設定手段により設定された作動状態を表わす周辺設定情報を^^する周辺設定情報生成手段とを備え、

前記第 3記憶手段は、前記周辺設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有する。

1 8 . 請求項 1 6又は請求項 1 7記載の便座装置において、

前記洗浄機能手段と周辺暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1，第 3記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

1 9 . 請求項 1 6又は請求項 1 7記載の便座装置において、

前記洗净機能手段と周辺暖房手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 3記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使用状況監視手段の監視結果に基づ、て変更する記憶結果変更手段とを^する。

2 0 . 請求項 1 8又は請求項 1 9記載の便座装置において、

前記使用状況監視手段は、前記使用状況として、前記便座装置への通電状況，前記便座装置の便器への装着の継続状況，前記洗浄機能手段と周辺暖房手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数，周辺環境の季節の少なくとも一つを監視する監視手段を有する。

2 1 . 請求項 1ないし請求項 3いずれか記載の便座装置において、

便器内の臭気を脱臭する脱臭手段と、

2 2 . 請求項 2 1記載の便座装置において、

前記脱臭手段の作動状態を設定する第 5設定手段と、

該第 5設定手段により設定された作動状態を表わす脱臭設定情報を^^する脱臭設定情報生成手段とを備え、

前記第 4記憶手段は、前記脱臭設定情報を記憶し、該記憶結果を非通電時においても保持する手段を有する。

2 3 . 請求項 2 1又は請求項 2 2記載の便座装置において、

前記洗浄機能手段と脱臭手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 4記憶手段の記憶結果を前記使用状況監視手段の監視結果に基づいて変更する記憶結果変更手段とを有する。

2 4 . 請求項 2 1又は請求項 2 2記載の便座装置において、

前記洗浄機能手段と脱臭手段の使用状況を監視する使用状況監視手段と、前記第 1 , 第 4記憶手段の記憶対象となる情報を、前記使 Jlj状況監視手段の監視結果に基づレ、て変更する記憶結果変更手段とを有する。

2 5 . 請求項 2 3又は請求項 2 4記載の便座装置であって、前記使用状況監視手段は、

前記使用状況として、前記便座装置への通電状況，前記便座装置の便器への装着の継続状況，前記洗浄機能手段と脱臭手段の使用回数，前記便座装置の便器への着脱回数の少なくとも一つを監視する監視手段を有する。