WO1995035641A1 - Communication system, base station, mobile station, and radio communication system - Google Patents

Communication system, base station, mobile station, and radio communication system Download PDF

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Description

明 細 書
発明の名称 通信システム, 基地局, 移動局及び無線通信
システム
技術分野
本発明は、 通信システム, 基地局, 移動局及び無線通信システ ムに関する。 特に本発明は、 基地局と移動局 (端末局) との間で デジタルデータの通信を行う場合に適用される通信システム及び 無線通信システムとそれらのシステムに使用される基地局及び移 動局に関する。
背景技術
従来、 無線通信を行う通信システムと して、 基地局を介して通 信を行う システムが各種開発されている。 即ち、 例えば無線電話 として実用化されている通信システムの場合には、 有線の電話回 線を介して交換局側と接続された基地局と、 端末側の電話機であ る無線電話装置 (移動局) との間で、 無線通信による電話回線を 設定させて、 交換局を介して接続された相手側と無線電話装置と で通話を行う。
このような端末側機器としての無線電話装置としては、 小型に 構成された携帯用無線電話機や自動車に搭載された自動車用無線 電話機などがある。
このような無線電話装置を使用する通信システムは、 従来基地 局と端末側電話装置との問の通信を、 アナ口グ信号の無線伝送に より行っていた。 これに対し、 伝送帯域を効率良く使用するため に、 デジタルデータの無線伝送により基地局と端末側との間の通 信を行う通信システムが開発されている。
このデジタル通信システムは、 基地局と移動局との^のデジタ ルデータの送受信を、 T D M方式 (時分割多重方式) , T D M A 方式 (時分割多元接続方式) などの効率の良い伝送で行うと共に 、 音声信号を高能率符号化、 復号化することで、 アナログ方式に 比べて非常に伝送回線を効率良く使用することができ、 伝送チャ ンネル数などを多く設定できると共に、 ノ ィズの少ない通話音声 の伝送が実現できる。
また、 デジタル通信システムが適用される通信システムの他の 方式として、 C DMA方式 (符号分割多元接続方式) や F DMA 方式 (周波数分割多元接続方式) などがあり、 これらの方式の場 合でも、 従来のアナ口グ伝送による通信よりも伝送効率などが良 い。
こ こで、 現在提案されている TDMA方式による通信システム の一例を示すと、 周波数帯として 8 0 0 MH z帯と 1. 5 GH z 帯とが通信に使用され、 各周波数帯でのチヤ ンネル間隔は 2 5 k H zとされる。 そして、 基地局から移動局への下り回線は TDM 方式で伝送させ、 移動局から基地局への上り回線は T DM A方式 で伝送させる。 また、 伝送データの変調方式としては、 例えば 7Γ Z4シフ ト DQP S K変調などの位相変調が使用される。
そして、 TDM方式, T DM A方式での伝送としては、 例えば 図 1に示すようにス ロ ッ ト 0〜ス ロ ッ ト 5の 6スロ ッ トで 1フ レ ームが構成され、 1 フ レームの半分でサブフ レームが構成される とすると、 例えば基地局から移動局への下り回線の送信は、 1サ ブフ レー厶周期でスロ ッ ト 1 とスロ ッ ト 4のタイ ミ ングで行われ 、 移動局から基地局への上り回線の送信は、 この下り回線の送信 スロ ッ トの直前の所定期間に行われる。 この場合、 各スロ ッ 卜で は同じ周波数が伝送に使用される。
そして、 基地局から送信される信号は、 各スロッ トの中央付近 に 2 0ビッ ト程度のビッ ト数の同期ヮードが配置される。 この同 期ワー ドは、 システム毎に決められていて、 同一の無線電話シス テムでは各基地局で同じ同期ワードを使用する。 そして、 移動局側では、 基地局から送信される同期ワー ドを受 信して、 同期ヮ一 ドを受信したタィ ミ ングを基準として、 基地局 との通信のための同期処理を行う。
また、 各基地局からは、 予め決められた周波数チ ャ ンネル及び ス ロ ッ トで、 報知情報を伝送するようにしてあり、 各移動局が初 期受信を行う場合 (即ち最初に通信できる基地局を探す場合) に は、 この報知情報が伝送される可能性のある全てのチヤ ンネル及 びスロ ッ トの受信処理を行つて、 各チャ ンネル、 ス ロ ッ トの受信 電界強度 (R S S I ) などを測定し、 受信電界強度が高く正確に 報知情報を受信できたチャ ンネルが、 最も近い基地局からの信号 であると判断し、 このチ ヤ ンネルの信号に同期させる処理を行う ο
また、 このようにして或る基地局との通信が開始された後は、 各移動局では、 この基地局から報知情報で伝送される隣接セルの 周波数チャ ンネルの情報に基づいて、 アイ ドルスロ ッ トの期間 ( 即ち基地局と通信をしていない期間) に、 その隣接セルのチャ ン ネルの受信を行つて受信電界強度を測定し、 この隣接セルの受信 電界強度が通信中のセルの受信電界強度より高くなったとき、 こ の隣接セルの基地局との通信に切換えるハンドォフ処理を行う。
このハン ドオフ処理を行うときには、 各基地局毎に同期バース 卜が定義されていて、 この同期バース ト基地局と移動局との間で やり取り して、 該当する基地局との同期を確立させる。
ところで、 このような T D M A方式で伝送が行われるデジタル 無線電話システムの場合には、 1 フ レームに用意されたス πッ ト を個別に使用することで、 1チャ ンネルで多元接続でき、 伝送チ ャ ンネルが効率良く使用できるが、 各移動局との通信に使用され る時間率は、 通信状態にかかわらず一定である。 即ち、 例えば図
1 の例の場合には、 1 フ レームに 6 スロ ッ ト用意された内の 2 ス πッ トが通信に使用されるので、 時間率は 1 / 3に固定されてい る。 このように時 OS]率が固定されていると、 通信の制御は簡単で あるが、 基地局と各移動局との間の通信状態によっては、 もっと 少ない時間率でも通信できる場合があると共に、 逆に通信状態が 悪い場合には時間率を長く して通信したい場合がある。 ところが 、 従来のこの種の通信システムの場合には、 通信状態にかかわら ず時間率が一定で、 必ずしも効率の良い回線使用が行われている とは言えなかった。
なお、 ここでは T D M A方式で伝送される場合について説明し たので、 時間率が一定であると述べたが、 C D M A方式の場合に は符号の使用率を一定として通信が行われる。 また、 F D M A方 式の場合には、 周波数の使用率を一定として通信が行われる。
また、 1回線に割当てられる周波数は 1つであるので、 移動局 が歩行などで比較的ゆつ く り移動している遅いフエ一ジング状態 であるときには、 受信状態が悪いフェージングの谷間になると、 この谷間から抜け出すまでの時間が長くかかり、 通信状態が悪い 状態が比較的長くなって一時的に通話品質が劣化してしまう。
また、 各ス口 ッ トに配された同期ヮ一ドは、 スロッ ト中の他の データとの相互干渉により誤検出される可能性が高く、 誤同期な どが行われないように、 何らかの対策をする必要があった。
また、 この同期ワー ドは 2 0 ビッ ト程度の比較的少ないビッ ト 数で構成されているので、 同期ヮードの受信状態から伝送路状態 の推定などを行うのは困難であった。
また、 各移動局が初期受信を行う場合には、 報知情報が伝送さ れる可能性のある全てのチャ ンネル及びスロ ッ トの受信処理を順 蕃に行って、 ^好に受信できるチヤ ンネルを探す処理を行う必要 があるので、 通信ができるチヤ ンネルが見つかるまでに非常に時 間がかかってしまう不都合があった。 また、 隣接セルの通信に切換わるハンドォフ処理を行う際には 、 基地局から隣接局のチヤ ンネル周波数などを教えてもらう必要 があるので、 各基地局は全ての隣接局の周波数割当て情報などを 記憶しておく必要があった。 さらに、 各移動局側では、 基地局と 通信をしていないアイ ドルスロ ッ 卜の期間に、 隣接基地局からの 制御信号を受信して、 電界強度測定する必要があり、 通話のため の通信とは直接関係のない受信を行う必要があり、 それだけ移動 局で必要な受信時間が長くなり、 通信に必要な電力が大きくなつ てしまうと共に、 その制御のための構成が必要で移動局の装置の 構成を複雑にしていた。
また、 このハン ドオフ処理を行う際には、 切換わる局側の同期 バース トを受信させて同期をとる必要があり、 切換わる局と同期 が取れるまでハン ドォフ時に一時的に通信のできない時間が発生 する場合がある。 このようなことがあると、 ハン ドオフ時に通話 音声が一時的に途絶える瞬断が発生してしまう。
発明の開示
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、 その目 的とするところは、 常時効率良く良好に通信できる通信システム 及び無線通信システムとそれらのシステムに使用される基地局並 びに移動局を提供することにある。
第 1の発明は、 少なく ともひとつの基地局と、 上記基地局との 間でデータの送受信を行う少なく ともひとつの移動局とを備え、 上記基地局と上記移動局のうち少なく とも何れか一方で、 伝送品 質を検出するとともに、 検出された伝送品質に基づいて送信する' データの多重化率を変化させる通信システムとしたものである。 このことによって、 伝送品質に基づいてデータの多重化率が変化 し、 伝送品質に応じた最適な多重化率を設定することで、 最小の 多重化率で効率良く伝送できるようになる。 第 2の発明は、 第 1の発明の通信システムにおいて、 上記基地 局は検出された伝送品質に基づいて送信するデータの多重化率を 変化させるようにしたものである。 このことによって、 基地局側 での制御に基づいて、 適切な多重化率を設定することができ、 良 好に通信制御できる。
第 3の発明は、 第 1の発明の通信システムにおいて、 上記基地 局と上記移動局のうち少なく とも何れか一方は、 受信したデータ に基づいて伝送品質を検出する検出手段を備えているものである 。 このことによって、 多重化率を設定するための処理が良好にで きるようになる。
第 4の発明は、 第 3の発明の通信システムにおいて、 上記基地 局は、 上記検出手段によって検出された伝送品質に基づいて、 送 信するデータの符号化率を変化させることにより送信するデータ の多重化率を変化させるものである。 このことによって、 符号化 率で良好な通信状態を設定できるようになる。
第 5の発明は、 第 3の発明の通信システムにおいて、 上記基地 局は、 送信するデータに同期ヮ一ドを一定の比率で混合して送信 するとともに、 上記移動局の上記検出手段により、 送信されてき た同期ヮードの相関を検出することによって上記回線の状態を検 出するようにしたものである。 このようにしたことで、 送信され たデータを移動局で受信することで同期ワー ドを検出することが でき、 同期ワー ドだけを受信処理する必要がなくなり、 伝送効率 が高くなると共に、 回線状態の検出が良好にできるようになり、 多重化率などの制御が良好にできるようになる。
第 6の発明は、 第 1の発明の通信システムにおいて、 上記通信 システムは、 基地局毎に互いに異なる同期ヮードが設定されてい るとともに、 基地局毎に等しい周波数割り当て及びス口ッ ト割り 当ての状態で、 最大の多重化率で各基地局毎に同期して信号を送 信し、 移動局は、 受信動作を決められた周波数及びスロ ッ トで行 うとともに、 基準となる同期ヮー ドと受信した信号との相関値を 求めて、 最も高い相関値を示す受信した信号に対応する基地局を 選択するようにしたものである。 このようにしたことで、 移動局 側では決められた周波数及びス口 ッ トで受信して、 相関値を検出 するだけで、 良好な基地局の選択が行え、 簡単な処理で最適な基 地局の選択処理が可能になる。
第 7の発明は、 第 1の発明の通信システムにおいて、 上記移動 局は、 データの送受信を行っている基地局から送信されてきた信 号と上記データの送受信を行っている基地局に対応する同期ヮー ドとの間の相関を検出するとともに、 上記データの送受信を行つ ている基地局と隣接する少なく ともひとつの基地局から送信され てく る信号と隣接する基地局に対応する同期ヮードとの相関を検 出し、 上記隣接する基地局から送信されてく る信号と上記隣接す る基地局に対応する同期ワードとの相関値が、 上記データの送受 信を行っている基地局に対応する同期ヮードと上記データの送受 信を行っている基地局から送信されてきた信号との相関値よりも 高い時には、 上記隣接する基地局へのハン ドオフ処理を行うよう にしたものである。 このようにしたことで、 ハンドオフ処理をす るか否かの判断が簡単かつ正確に行え、 良好にハン ドオフ処理を 行って通信を維持できるようになる。
第 8の発明は、 第 1 の発明の通信システムにおいて、 上記基地 局は、 更に送信するデータにスクラ ンブル処理を施す符号化手段 を備えているとともに、 上記移動局は、 受信した信号にデスクラ ンブル処理を施す復号手段を備えているものである。 このことに よって、 スクラ ンブルされて良好に伝送できるようになる。
第 9の発明は、 少なく ともひとつの移動局との間でデータの送 受信を行う基地局であって、 データを多重化して送信する送信手 段と、 上記移動局から送信されたデータを受信する受信手段と、 上記移動局からの伝送品質を検出したデ一タに基づいて上記送信 手段の多重化率を変化させる制御手段を備えている基地局とした ものである。 このことによって、 基地局側での制御により、 デー タの多重化率が変化し、 最適な多重化率で移動局との通信の制御 が効率良くできるようになる。
第 1 0の発明は、 第 9の発明の基地局において、 上記基地局は 、 更に上記移動局から送信されてきたデータに基づいて上記基地 局との間の伝送品質を検出する検出手段を備え、 上記制御手段は 、 上記移動局からの伝送品質を検出したデータと上記検出手段に よって検出された伝送品質に基づいて上記送信手段の多重化率を 変化させるものである。 このことによって、 基地局で検出した伝 送品質と移動局で検出した伝送品質との双方に基づいて、 多重化 率が制御され、 基地局と移動局の双方で良好な受信状態が確保で きるようになる。
第 1 1の発明は、 第 9の発明の甚地局において、 上記送信手段 は、 同期ヮード発生手段と上記同期ヮード発生手段からの同期ヮ 一ドを所定の割合で信号処理されたデータに加算する加算手段と を備えたものである。 このことによって、 基地局からの同期ヮー ドの送信が効率良くできるようになる。
第 1 2の発明は、 第 9の発明の基地局において、 上記送信手段 は、 同期ヮード発生手段と上記同期ヮ一ド発生手段からの同期ヮ 一ドに所定の係数を乗算して信号処理されたデータに加算する加 算手段とを備えているものである。 このことによって、 同期ヮ一 ドの伝送状態を良好に設定することができる。
第 1 3の発明は、 基地局との間で多重化されたデータの送受信 を行う移動局であって、 上記基地局より送信されてきたデータを 受信して、 復調する復調手段と、 上記基地局との間の伝送品質を 検出する検出手段と、 上記基地局にデータを送信するとともに、 上記検出手段によつて検出された伝送品質に関するデータを送信' する送信手段とを備えている移動局としたものである。 このこと によって、 基地局に対して伝送品質に関するデータを送信するこ とが、 良好にできる。
第 1 4の発明は、 第 1 3の発明の移動局において、 上記移動局 は、 上記検出手段による検出結果に基づいて上記基地局に多重化 率を変化させるための信号を生成し、 生成した多重化率を変化さ せるための信号は、 上記送信手段によって送信されるようにした ものである。 このことによって、 移動局側からの命令によって多 重化率を変化させることが可能になる。
第 1 5の発明は、 第 1 3の発明の移動局において、 上記検出手 段は、 基地局より送信されてきた同期ヮ一ドと基準となる同期ヮ 一ドの相関を検出する第 1の検出手段と、 上記第 1の検出手段か らの出力 S N比を検出する第 2の検出手段とを備えているもので ある。 このことによって、 移動局での伝送品質の検出が良好にで きるようになる。
第 1 6の発明は、 第 1 3の発明の移動局において、 上記復調手 段は、 受信手段と、 基準となる同期ワー ドと上記基地局との間に 設定された回線の状態の推定情報に基づいて擬似同期ヮー ドを生 成する生成手段と、 上記生成手段からの擬似同期ワー ドを用いて 上記受信手段からの出力からデータを抽出する抽出手段とを備え ているものである。 このことによって、 基地局から送信される信 号に同期させて復調する処理が良好にできるようになる。
第 1 7の発明は、 第 1 6の発明の移動局において、 上記生成手 段は、 上記越準となる同期ヮー ドを発生する第 1の生成手段と、 上記受信手段からの出力に基づいて上記基地局との PJ]に設定され た回線の状態を推定する推定手段と、 上記第 1の生成手段からの 基準となる同期ヮー ドと上記推定手段からの出力とに基づいて擬 似同期ヮ一 ドを生成する第 2の生成手段とを備えているものであ る。 このことによって、 擬似同期ワードの生成が良好にでき、 受 信信号に含まれる同期ヮー ドの検出が良好にできるようになる。 第 1 8の発明は、 第 1 6の発明の移動局において、 上記移動局 は、 更に複数の同期ワー ドを発生する発生手段と、 上記復調手段 からの受信された信号と上記発生手段からの複数の同期ヮードと 各々相関をとり、 最も相関値の高い上記発生手段からの同期ヮー ドを選択する同期ヮー ド選択手段とを備え、 上記選択手段から出 力される同期ワー ドに基づいて上記復調手段を制御されるように したものである。 このことによって、 良好に受信できる信号の選 択処理が簡単にできるようになる。
第 1 9の発明は、 第 1 8の発明の移動局において、 上記同期ヮ ― ド選択手段は、 上記復調手段からの受信された信号と上記発生 手段からの複数の同期ヮー ドと各々相関を取る相関値検出手段と 、 上記相関値検出手段からの出力に基づいて最も相関値の高い上 記発生手段からの同期ヮー ドを選択する選択手段とを備えている ものである。 このことによって、 同期ワー ドの選択処理が良好に できるようになる。
第 2 0の発明は、 第 1 9の発明の移動局において、 上記同期ヮ ― ド選択手段は、 更に上記選択手段からの出力に基づいて相関値 の中で最も高くなる位置を検出する位置検出手段を備えているも のである。 このことによって、 受信信号に同期したタィ ミ ングの 判断が良好にできる。
第 2 1の発明は、 第 1 9の発明の移動局において、 上記同期ヮ ― ド選択手段は、 更に上記相関値検出手段からの出力に基づいて 基地局を選択する基地局選択手段を備えているものである。 この ことによって、 基地局の選択処理が良好にできるようになる。 第 2 2の発明は、 データを多重化して送信する少なく ともひと つの基地局と、 無線伝送路により上記基地局との間でデータの送 受信を行う少なく ともひとつの移動局とを備え、 上記基地局と上 記移動局のうち少なく とも何れか一方で、 無線伝送路を介して送 信されてきたデータに基づいて無線伝送路によるデータの伝送品 質を検出するとともに、 検出された伝送品質に基づいて送信する データの多重化率を変化させる無線通信システムとしたものであ る。 このことによって、 伝送状態に応じてデータの多重化率を変 化させて、 ^地局と移動局との間で良好にデータ伝送を行うこと ができるようになる。
第 2 3の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記通信システムは、 検出された伝送品質が悪化しているときに は、 多重化率を下げるとともに、 検出された伝送品質が良好であ る場合には多重化率を上げるようにしたものである。 このことに よって、 多重化率の設定が良好にできるようになる。
第 2 4の発明は、 第 2 3の発明の無線通信システムにおいて、 上記基地局は検出された伝送品質に基づいて送信するデータの多 重化率^変化させるようにしたものである。 このことによって、 基地局側でのデータの多重化率の制御により、 伝送状態を良好に 設定できるようになる。
第 2 5の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記基地局と上記移動局のうちの少なく とも何れか一方は、 受信 したデータに基づいて伝送品質を検出する検出手段を備えている ものである。 このことによって、 伝送品質を検出して送信するデ 一夕の多重化率を変化させることが、 良好にできるようになる。 第 2 6の発叨は、 第 2 5の発叨の無線通信システムにおいて、 上記基地局は、 上記検出手段によって検出された伝送品質に基づ いて、 送信するデータの符号化率を変化させることにより送信す るデータの多重化率を変化させるようにしたものである。 このこ とによって、 多重化率を変化させるための処理が、 符号化率の変 化により良好にできるようになる。
第 2 7の発明は、 第 2 5の発明の無線通信システムにおいて、 上記基地局は、 送信するデータに同期ワー ドを一定の比率で混合 して送信するとともに、 上記移動局の上記検出手段により、 送信 されてきた同期ヮー ドの相関を検出することによって上記回線の 状態を検出するようにしたものである。 このことによって、 同期 ヮ一ドの伝送処理が効率良く良好にできるようになる。
第 2 8の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記通信システムは、 基地局毎に互いに異なる同期ヮードが設定 されているとともに、 基地局毎に等しい周波数割り当て及びス π ッ ト割り当ての状態で、 最大の多重化率で各基地局毎に同期して 信号を送信し、 移動局は、 受信動作を決められた周波数及びスロ ッ トで行うとともに、 基準となる同期ヮードと受信した信号との 相関値を求めて、 最も高い相関値を示す受信した信号に対応する 基地局を選択するようにしたものである。 このことによって、 移 動局で受信できる基地局を選択する処理が、 良好にできるように なる。
第 2 9の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記移動局は、 データの送受信を行っている基地局から送信され てきた信号と上記データの送受信を行っている基地局に対応する 同期ヮー ドとの間の相関を検出するとともに、 上記データの送受 信を行っている基地局と隣接する少なく ともひとつの基地局から 送信されてく る信号と隣接する基地局に対応する同期ヮードとの 相関を検出し、 上記隣接する基地局から送信されてく る信号と上 記隣接する基地局に対応する同期ヮー ドとの相関値が、 上記デ一 夕の送受信を行っている基地局に対応する同期ヮードと上記デー タの送受信を行なっている基地局から送信されてきた信号との相 関値よりも高い時には、 上記隣接する基地局へのハンドオフ処理 を行うようにしたものである。 このことによって、 同期ワー ドの 検出処理に基づいて、 効率良くハンドォフ処理ができるようにな る。
第 3 0の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記移動局は、 受信したデータをビタビアルゴリズムにより復調 を行うデコーダを備え、 上記デコーダは、 上記デコーダの状態数 分のパスメ モリが記憶した 0データの数が、 状態数に近いとき、 そのとき受信したビッ トデータは、 信頼性があると判断し、 0デ 一夕の数と 1データの数とが等しいとき、 その受信したビッ トデ —タは信頼性が低いと判断するようにしたものである。 このこと によって、 受信データの復調と同時に受信データの信頼性が判断 できるようになる。
第 3 1の発明は、 第 2 2の発明の無線通信システムにおいて、 上記基地局は、 更に送信するデータにスクラ ンブル処理を施す符 号化手段を備えているとともに、 上記移動局は、 受信した信号に デスク ラ ンブル処理を施す復号手段を備えているものである。 こ のことによって、 スク ラ ンブルされた状態で良好に伝送すること ができるようになる。
図面の簡単な説明
図 1 は無線電話システムのスロ ッ ト構成の例を示す説明図であ る ο
図 2は本発明の一実施例による基地局の送信系を示す構成図で ある。
図 3は図 2の例の同期ヮー ド付加処理を示す構成図である。 図 4は一実施例により同期ヮ一 ドが付加された状態を示す説明 図である。 図 5は一実施例のフ レーム構成を示す説明図である。
図 6は一実施例による移動局での受信状態例を示す説明図であ o
図 7は一実施例による各基地局の周波数, ス ロ ッ ト割当て状態 を示す説明図である。
図 8は一実施例による多重化状態と利用周波数を示す説明図で ある。
図 9は一実施例による移動局の受信系の全体構成を示す構成図 であ 。
図 1 0は図 9の例の初期同期の構成を示す構成図である。
図 1 1 は一実施例による相関検出例を示す波形図である。
図 1 2は図 9の例の通信維持に必要な情報の検出構成を示す構 成図である。
図 1 3は一実施例による他局干渉と雑音による受信波のモデル 例を示す構成図である。
図 1 4は移動局で検出したデータを送信する構成を示す構成図 でのる。
図 1 5は一実施例による移動局の送信系の全体構成を示す構成 図である。
図 1 6は一実施例による通信維持に必要な情報の伝送状態を示 す構成図である。
図 1 Ίは一実施例による回線状態の判断処理を示すフ ロ ーチ ヤ 一 トである。
図 1 8は一実施例による回線状態の判断処理を示すフ ローチ ヤ ー トである。
図 1 9は一実施例による回線状態の判断処理を示すフ ローチヤ 一 トである。
図 2 0は一実施例による回線状態の判断処理を示すフロ ーチヤ 一トである。
図 2 1 は一実施例で想定される伝送路のモデル例を示す構成図 でめる。
図 2 2は一実施例で想定される伝送路の処理後の等価なモデル 例を示す構成図である。
図 2 3は一実施例による伝送路推定状態を示す構成図である。 図 2 4は一実施例による同期ヮー ド除去状態を示す構成図であ o
図 2 5は一実施例による畳込み符号化器と伝送路のモデル例を 示す構成図である。
図 2 6は一実施例によるビタビデコーダの構成例を示す構成図 である。
図 2 7は一実施例による各ステータスに対するパス候補の様子 を示す説明図である。
図 2 8は一実施例によるセル配置状態とィ ンターリーブとの関 係を示す説明図である。
図 2 9は一実施例による基地局からの下り回線の干渉状態を示 す特性図である。
図 3 ϋは一実施例による移動局からの上り回線の干渉状態を示 す特性図である。
図 3 1 は一実施例によるセルのパーテショ ン分け状態を示す説 明図である。
図 3 2は本発明の他の実施例による基地局の送信系を示す構成 図である。
図 3 3は図 3 2の例による伝送路の等価モデル例を示す構成図 でめる。
図 3 4は図 3 3に示す等価モデルを簡略化して示す構成図であ る ο 図 3 5は他の実施例での合成特性の詳細を示す構成図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の一実施例を図 2〜図 3 1を参照して説明する。 本例においては、 基地局と端末機器としての携帯用無線電話装 置 (移動局) との間で高能率符号化されたデジタルデータの無線 通信が行われるデジタル無線電話システムに適用したもので、 基 地局が所定状態で複数配置されたいわゆるセルラ方式と称される システムとされる。
•基地局の構成
まず、 基地局側の送信系の構成を図 2に示すと、 図 2において 1 1は基地局から送信するデータ (通話のための音声データなど のデータ) の入力端子を示し、 この入力端子 1 1に得られる送信 データを畳込み符号化器 1 2に供給し、 畳込み符号化を行う。 そ して、 この畳込み符号化された送信データを、 πΖ4シフ ト DQ P S Κ変調器 1 3で位相変調である ττΖ4シフ ト DQP S K変調 を行う。 そして、 この ττΖ4シフ ト DCIP S Κ変調された送信デ 一夕を、 バッ フ ァ 1 4に供給し、 送信時に必要なデータの多重化 処理を行う。 この処理は、 スロッ ト単位で行うもので、 伝送状態 に応じて処理状態を変化させる。 その具体的な処理については後 述する。
そして、 このバッファ 1 4が出力する送信データを、 加算器 1 5に供給し、 同期ワードを付加する処理を行う。 即ち、 各基地局 は所定ビッ ト数の固有の同期ワー ドが設定されていて、 移動局は この同期ワー ドで示されるタイ ミ ングに同期して基地局との通信 を行う。 そして、 同期ワー ド発生回路 1 6は、 この固有の同期ヮ ー ドを ττΖ4シフ ト DQP S Κ変調されたデータとして所定周期 で出力するようにしてある。 そして、 この同期ワー ド発生回路 1 6が出力する同期ワードのデータを、 係数乗算器 1 7に供給して «倍し、 この 倍された同期ヮ一 ドデータを加算器 1 5に供給し 、 ノ ッ フ ァ 1 4が出力する送信データに混合する。
ここで本例においては、 係数乗算器 1 7で乗算する係数 とし て 0 . 5 (又はその近傍の値) を設定し、 図 3に示すように、 バ ッ フ ァ 1 4が出力して端子 1 5 aに得られる多重化された送信デ ータである情報系列 X kに、 端子 1 7 aに得られる同期ワー ド系 列 S kの 0 . 5倍された信号を、 加算器 1 5で加算して送信系列 t kとする。
このように処理されたデータのコ ンスタ レーシヨ ンは、 図 4 に 示すようになる。 即ち、 7Γ / 4 シフ ト D Q P S K変調された送信 データである情報系列 X kは、 図 4の Aに示すように、 I チャ ン ネルと Qチャ ンネルとを直交させて形成される空間内の 9 0 ° ず つシフ ト した 4値 ^ 0 2 , Θ 3 , 4 の何れかを示すデータ となる。 そして、 係数乗算器 1 7が出力する 0 . 5倍された同期 ヮー ド系列 S kは、 図 4の Bに示すように、 同様に 9 0 ° ずつシ フ ト した 4値の何れかを示すデータとなっているが、 情報系列 X kに比べ各値のレベルが 1 Z 2になっている。 そして、 この情報 系列 X kと同期ヮー ド系列 S kとを混合した送信系列 t kは、 元 の情報系列 X kの各値 , , θ 2 , Θ 3 , <9 4 毎に 4値の内の何 れかの同期ワー ドが加算されるので、 図 4の Cに示すように、 元 の 4値 , , θ 2 , 0 3 , 4 の周囲の 4値の何れかの値となり 、 結局図 4の Cに示す 1 6値の内の何れかの値を示すようになる o
ここで図 2の説明に戻ると、 このように同期ヮー ドが混合され た加算器 1 5の出力信号 (送信系列 t k ) を、 送信フィルタ 1 8 , 送信スイ ッチ 1 9を介して混合器 2 0に供給する。 この混合器 2 0では、 P L L回路で構成される周波数シンセサイザ 2 1が出 力する送信チャ ンネル設定用周波数信号を、 送信系列 t kに混合 し、 所定のチ ャ ンネルの送信信号とし、 この送信信号を送信了 ン プ 2 2で増幅した後、 アンテナ 2 3から無線送信させる。 この場 合、 送信スィ ツチ 1 9の開閉と周波数シンセサイザ 2 1での送信 チヤ ンネルの設定と送信ア ンプ 2 2 の増幅出力の設定とは、 この 基地局での送信を制御するコ ン ト ローラ (図示せず) の制御で行 われる。 送信スィ ツチ 1 9の開閲は、 送信ス ロ ッ トの期間だけ接 続させる制御が行われる。 周波数シンセサイザ 2 1での送信チヤ ンネルの設定は、 各送信スロ ッ ト毎に行われ、 適切な送信周波数 を設定させる。 送信アンプ 2 2の増幅出力の設定は、 移動局との 通信状態に応じて行われ、 コ ン ト ローラが通信状態が悪いと判断 したとき、 最大の増幅率を設定させ、 その他のときには最大の増 幅率よりも低い増幅率を設定させる。 この増幅率の設定について は後述する。
♦ 通信データの構成
こ こで、 本例の基地局と移動局との間で通信が行われるフ レー ム構成について説明すると、 本例においては図 5に示すように、 送信データが構成される。 即ち、 1 スロ ッ トが 1 . 2 5 m秒とさ れ、 この 1 ス ロ ッ ト内の 1 m秒が送受信区間とされ、 残りの 2 5 Ο 秒がガードタイムとされる。 そして、 スロ ッ ト番号 0からス ロ ッ ト審号 1 5までの 1 6スロ ッ トで 1 フ レームが構成され、 1 フ レームは 2 0 m秒となる。 そして本例においては、 1 フ レーム 内の各ス o ッ トで異なる送信周波数 (送信チ ヤンネル) を設定す る。 このため、 周波数シンセサイザ 2 1 での送信チャ ンネル設定 用周波数信号を、 1 ス ロ ッ ト毎に変更させる必要がある。 この各 スロ ッ ト に設定される送信チ ヤ ンネルは、 基地局から伝送される 信号に含まれる報知情報などで各移動局に伝送させる。 そして、 本例の場合には、 基地局からの下り回線の送信と、 移動局からの 上り回線の送信とを時分割で行う T D M A方式 (時分割多重接続 方式) が適用され、 例えば或る 1 フ レームで下り回線の送信が行 われ、 次の 1 フ レームで上り回線の送信が行われ、 2 フ レームで 通信が完結するようにしてある。 なお、 各スロ ッ ト期間には、 各 基地局に固有の同期ワー ドが上述した構成 (図 3参照) で付加さ れている。
そして、 各移動局が基地局と初期同期を行うために必要な各基 地局からの報知情報の送信は、 同期したタイ ミ ングで行われる。 即ち、 例えば図 6に示すように、 例えば隣接する 3組の基地局 A , B, Cが存在する場合、 このそれぞれの基地局 A , B , Cで行 われる通信は、 図 7の A , B , Cに示すように、 フ レーム周期が 一致したものとされ、 各フ レーム内の全ス ロ ッ トを使用して初期 同期を行うために必要な報知情報を送信する。 そして、 各スロ ッ ト期間で送信チヤ ンネルを変更させるが、 報知情報の場合の送信 チ ャ ンネルの設 についても各基地局で同一のス ロ ッ ト期間には 同一のチャ ンネルを設定させる。 即ち、 或るフ レームのスロ ッ ト 審号 0の期間には、 各基地局で送信チヤ ンネル f 。 を設定させ、 次のスロ ッ ト 1では送信チヤ ンネル f , を設定させ、 以下順に送 信チ ャ ンネル f 2 , f 3 , f Λ , · · · ·と 1 スロ ッ ト毎に変化させ る ο
そして、 各基地局と移動局との間の通話のための通信を行う際 には、 通信状態に応じて、 1 フ レーム内の通信に使用するスロ ッ ト数を設定する制御を基地局が行う。 即ち、 図 8の Αに示すよう に 1 フ レームが 1 6 スロ ッ トで構成されている場合、 図 8の Bに 示すように、 1 フ レー厶内の 1 6 ス ロ ッ トを、 それぞれ別の移動 局との通信に使用した場合には、 1通信チャ ンネル当たり 1 6多 重の伝送が行われる。 なお、 図 8において示される U 0 , U 1, U 2 , · · · ·は、 通信を行う移動局の番号を示している。
例えば、 1 6多重の場合には、 U 0 として示した移動局は、 各 フレームの最初のスロ ッ ト期間 (図 8の Bにハッチングを付して 示す期間) だけで通信が行われる。 また、 最初のフ レームの通信 が行われるス 口 ッ ト期間で送信チヤ ンネル f kを設定したとき、 次のフ レームの通信が行われるスロ ッ ト期間で送信チヤ ンネル f k + 1を設定させ、 順次送信チャ ンネルを変更させる。
そして、 この 1 6多重で良好な通信品質が確保できないときに は、 1 フ レーム内の 2 ス ロ ッ トを使用して特定の移動局と通信を 行う。 例えば、 図 8の Cに示すように、 U 0 として示した移動局 は、 各フレームの最初の 2スロ ッ ト期 [¾] (図 8の Cにハッチング を付して示す期間) を使用して通信を行う。 この場合、 同一のデ ータを 2 ス ロ ッ ト期間連続して送信させる。 また、 送信チャ ンネ ルは、 この U 0 として示した移動局と通信が行われるスロ ッ ト毎 に、 順に送信チ ャ ンネル f k , f k + 1 , f k + 2 , f k + 3 , · ' · ·と変化させる。 この 1 フ レーム 2スロッ トを使用した場合に は、 全ての移動局と 2 スロ ッ トずつ使用すると、 1通信チャ ンネ ル当たり 8多重の伝送が行われる。
そして、 さらにこの 8多重の伝送で良好な通信品質が確保でき ないときには、 1 フレーム内の 4 ス ロ ッ トを使用して特定の移動 局と通信を行う。 例えば、 図 8の Dに示すように、 U 0 として示 した移動局は、 各フレームの最初の 4 スロ ッ ト期間 (図 8の Dに ハッチングを付して示す期間) を使用して通信を行う。 この場合 、 同一のデータを 4スロ ッ ト期間連続して送信させる。 また、 送 信チャ ンネルは、 この U 0 として示した移動局と通信が行われる スロ ッ ト毎に、 順に送信チャ ンネル f k , f k + 1 , f k + 2 , f k + 3 , ' · · ·と変化させる。 この 1 フ レーム 4スロッ トを使用 した場合には、 全ての移動局と 4スロッ トずつ使用すると、 1通 信チャ ンネル当たり 4多重の伝送が行われる。
そして、 さらにこの 4多重の伝送で良好な通信品質が確保でき ないときには、 1 フ レーム内の 8スロッ トを使用して特定の移動 局と通信を行う。 例えば、 図 8の Eに示すように、 U 0 として示 した移動局は、 各フレームの最初の 8 スロ ッ ト期 1¾ (図 8の Eに ハッチングを付して示す期間) を使用して通信を行う。 この場合 、 同一のデータを 8 スロ ッ ト期間連続して送信させる。 また、 送 信チャ ンネルは、 この U 0 として示した移動局と通信が行われる スロ ッ ト毎に、 順に送信チャ ンネル f k, f k + 1 , f k + 2 , f k + 3 , · · · ·と変化させる。 この 1 フ レーム 8 ス ロ ッ トを使用 した場合には、 全ての移動局と 8 スロ ッ トずつ使用すると、 1通 信チ ャ ンネル当たり 2多重の伝送が行われる。
そして、 さらにこの 8多重の伝送で良好な通信品質が確保でき ないときには、 1 フ レーム内の全スロ ッ ト (即ち 1 6スロ ッ ト) を使用して特定の移動局と通信を行う。 例えば、 図 8の Fに示す ように、 U 0 として示した移動局は、 各フ レームの全スロ ッ ト期 間を使用して通信を行う。 この場合、 同一のデータを 1 6ス口ッ ト期間連続して送信させる。 また、 送信チヤンネルは、 この U 0 として示した移動局と通信が行われるスロッ ト毎に、 順に送信チ ヤ ンネル f k, f k + l, f k + 2 , f k + 3 , · · · ·と変化させ る。 この 1 フ レーム 1 6 ス ロ ッ トを使用した場合には、 1通信チ ヤ ンネルでの多重なしで伝送が行われる。
ここではスロ ッ ト数を増やす場合について説明したが、 逆に通 話品質が良好になつたときは、 ス ロ ッ ト数を減らすことができる ことは勿論である。
なお、 図 8に示した例では、 1 スロッ ト内で 1移動局との通信 に複数スロ ッ ト使用する場合に、 使用するスロ ッ トを連続させた が、 1 スロ ッ ト内に用意された 1 6 スロ ッ トの何れを使用しても 良い。 また、 通信を行う移動局^に適切な使用ス口 ッ ト数は異な るので、 例えば 1通信チャ ンネル内で、 移動局毎にス πッ ト数を 変化させても良い。 即ち、 或る移動局とはスロ ッ ト番号 0 のス ロ ッ トを使用して 1 フ レーム 1 スロ ッ トで通信を行い、 他の移動局 とはスロ ッ ト番号 1, 2 のス ロ ッ トを使用して 1 フ レーム 2 ス ロ ッ 卜で通信を行うようにしても良い。 また、 図 8の例では 1 フ レ ームで使用するス ロ ッ ト数として、 1, 2 , 4, 8 , 1 6の例を 示したが、 その他のス ロ ッ ト数 (即ち 3, 5, 6 , 7 , 9 , 1 0 , 1 1, 1 2, 1 3 , 1 4, 1 5の何れか) を設定させても良い o
また、 こ こでは通信に使用するス口 ッ ト数を変化させて、 通信 に使用する時間率を変化させるようにしたが、 他の要因により通 信の時間率を変化させるようにしても良い。 例えば、 送信側での 符号化率を変化させ、 通信状態が悪いとき符号化されたデータの 冗長度を大き く して、 受信側で正しく復号できる可能性を高く し ても良い。
また、 上述したス ロ ッ ト数の変化と、 符号化率などの変化とを 組み合わせるようにしても良い。 即ち、 上述実施例では 1 フ レー ムで複数ス ロ ッ ト送信させる場合でも、 各スロ ッ トで同じデータ を送信させるようにしたが、 符号化率や伝送レー トなどを伝送す るス ロ ッ ト数に応じて設定するようにしても良い。 即ち、 例えば 使用するス ロ ッ ト数が 2倍になったとき、 符号化率を 1 Z 2にす るようにしても良い。 後述する図 1 5に示す移動局は、 この符号 化率の変化とス π ッ ト数の変化とを組合わせた場合の送信構成で ある。
なお、 ここまで説叨した例では、 通信方式が T D M Α方式の伝 送システムに適用した例であるため、 使用スロッ ト数などの時間 率を変化させて多重化率を変化させる構成としたが、 他の通信方 式の場合には、 その方式に適した多重化率の制御を行う必要があ る。 例えば、 C D M A方式 (符号分割多元接続方式) の通信シス テムの場合には、 符号の使用数を変化させて、 多重化率を変化さ せて、 同様の伝送効率改善を行うことができる。 また、 F D M A 方式 (周波数分割多元接続方式) の通信システムの場合には、 周 波数の使用数 (即ち使用帯域など) を変化させて、 同様の伝送効 率改善を行うことができる。
•移動局の構成
次に、 基地局と通信を行う移動局側の受信系の構成を図 9に示 す。 ここでの移動局は、 2系統の受信系を備えてダイバ一シティ 受信を行うようにしてあり、 図 9において、 3 1及び 4 1 はアン テナを示し、 アンテナ 3 1, 1が受信した信号を、 それぞれ受 信アンプ 3 2, 4 2を介して混合器 3 3, 4 3に供給し、 P L L 回路で構成される周波数シンセサイザ 5 1が出力する受信チヤ ン ネル設定用周波数信号を混合し、 中間周波信号とする。
そして、 この混合器 3 3 , 4 3が出力する中間周波信号を、 そ れぞれ受信スィ ッチ 3 4 , 4 4を介して受信フィ ルタ 3 5, 4 5 に供給し、 受信データの抽出を行う。 この場合、 受信スィ ツチ 3 4 , 4 4は、 受信スロッ トの期間だけ接続されるスィ ツチで、 こ の移動局での受信動作を制御するスロ ッ トタイ ミ ング生成回路 ( 図示せず) の制御により開閉する。
そして、 各受信フィ ルタ 3 5 , 4 5が出力する中間周波信号を 、 それぞれ減算器 3 6 , 4 6に供給し、 各減算器 3 6, 4 6で受 信側で作成した同期ヮードを減算して、 伝送信号から同期ヮード 成分を除去して情報系列だけを抽出する処理を行う。
この情報系列だけを抽出する処理を行うために、 移動局では同 期ワー ド発生回路 5 2を備え、 この同期ワー ド発生回路 5 2は、 現在受信中の基地局の同期ヮードの 7Γ / 4 シフ ト D Q P S K変調 されたデータを発生する。 そして、 この同期ヮー ド発生回路 5 2 が出力する同期ヮー ドのデータを、 伝送路推定回路 5 3及び同期 ワー ドレブリ力作成回路 5 4に供給する。 そして、 各受信フィル タ 3 5, 4 5が出力する中間周波信号を伝送路推定回路 5 3に供 給し、 基準となる同期ヮー ドとの相関の検出より伝送路状態を各 受信系毎に推定する。 そして、 推定した伝送路状態のデータを、 同期ワー ドレブリ力作成回路 5 4及び各受信系の整合フィ ルタ 3 7 , 4 7に供給する。
そして、 同期ヮー ドレプリ力作成回路 5 では、 同期ヮー ド発 生回路 5 2から供給される同期ワー ドを、 伝送路推定回路 5 3か ら供給される伝送路状態のデータに基づいて受信した状態の同期 ワー ドのレプリ カを各受信系毎に作成し、 作成した同期ヮー ドの レプリ力を減算器 3 6及び 4 6に供給し、 受信した中間周波信号 から同期ヮー ドのレプリカを減算する。
この減算器 3 G , 4 6での減算により、 中間周波信号に含まれ る同期ヮー ド成分が除去され、 減算器 3 6及び 4 6の出力信号は 情報成分だけになる。 そして、 この情報成分だけになつた中間周 波信号を、 それぞれの受信系毎に整合フィ ルタ 3 7 , 4 7 に供給 する。 このそれぞれの整合フィ ルタ 3 7, 4 7では、 情報成分だ けになつた中間周波信号から伝送路特性を取り除く補正処理 (或 いはキャ リ アの位相補正処理) が行われる。
そして、 それぞれの受信系の整合フィルタ 3 7, 4 7で補正処 理された信号を、 加算器 5 5に供給して加算し、 1系統の受信信 号とする。 或いは、 加算器 5 5の代わりに切換スィ ッチを設けて 、 良好な受信系の信号を選択させる。
そして、 加算器 5 5が出力する受信信号を、 バッファ 5 6に供 給し、 送信側で多重化されたデータを元のデータ構成に戻す処理 を行う。 この処理はスロ ッ ト単位で行われる。 そして、 バッ フ ァ 5 6で処理された受信信号をビタビデコーダ 5 7に供給し、 ビタ ビアルゴリズムを用いて伝送された情報系列 (ビッ トデータ) を 復調して出力端子 5 8に得る。 また、 情報系列の復調と同時に、 復調した情報の信頼度情報を得て、 この信頼度情報を出力端子 5 9に得る。 このビタビデコーダ 5 7での復調処理及び信頼度情報 を得るための処理については後述する。
次に、 このように構成される移動局の受信系において、 基地局 と初期同期を行うための構成を、 図 1 0を参照して説明する。 移動局が通信を開始する場合には、 移動局の現在位置で通信で きる基地局を探す初期同期動作を行う。 この基地局を探す動作は 、 各基地局毎に設定された同期ワー ドに基づいて行われる。 本例 の場合には、 この同期ワー ドは基地局からの伝送信号に重畳され ているので、 基地局から送信される信号に含まれる同期ヮ一ド成 分を検出して、 初期同期動作を行う。
図 1 0 はこのための構成を示す図で、 各受信系の受信フィルタ 3 5 , 4 5が出力する受信信号 (中間周波信号) を、 相関器 6 3 に供給する。 この相関器 6 3には、 同期ワー ド発生回路 6 2が接 続してあり、 同期する可能性のある基地局の同期ワー ドデータ ( 変調されたデータ) が、 同期ヮード発生回路 6 2から所定数 (こ こでは 3個) 供給される。 ここで、 移動局が例えば図 6に示すよ うな位置にあり、 基地局 A , 基地局 B , 基地局 Cの 3局からの報 知情報が受信できる状態にあるとすると、 同期ワー ド発生回路 6 2は、 この 3局 A, B , Cの同期ワー ドデータを相関器 6 3に供 給する。
そして、 相関器 6 3では、 供給される受信信号と 3局 A , B , Cの同期ヮ一 ドデータとの相 1 を個別にとり、 その相関値のデー タを基地局検出回路 6 4及び選択回路 6 5に供給する。 基地局検 出回路 6 4では、 最も相関値が高い系を検出し、 この検出した系 の同期ヮ一ドが、 最も良好に通信できる基地局の同期ヮードであ ると判断する。 例えば、 基地局 A , B, Cの同期ワードデータとの相関値が、 図 1 1の A, B, Cに示す状態であるとき、 基地局 Aとの相関値 が最も高く、 基地局 Aと良好に通信ができると判断する。
そして、 基地局検出回路 6 4で判断した系の相関値のデータを 選択回路 6 5で選択させて出力させる。 そして、 この選択回路 6 5が出力する相関値のデータを、 同期位置検出回路 6 6に供給す る。 この同期位置検出回路 6 6では、 供給される相関値のデータ の中で、 相関値が最も高くなる位置を検出し、 この検出した位置 を基準となる同期位置とする。 例えば、 図 1 1の例の場合には、 図 1 1の Aに示す基地局 Aが選択されている場合に、 この基地局 Aの相関値の中で最も高く なる位置 t aが同期位置検出回路 6 6 で検出され、 このタ.ィ ミ ング t aのデータを、 スロ ッ トタイ ミ ン グ生成回路 6 1 に供給する。
このスロ ッ トタイ ミ ング生成回路 6 1 は、 供給されるタイ ミ ン グデータに基づいて、 スロ ッ ト周期を判断し、 各受信系の受信ス イ ッチ 3 4, 4 4を開閉させるタィ ミ ングを判断する。 また、 周 波数シンセサイザ 5 1が出力する受信チャ ンネル設定用周波数信 号の切換えタイ ミ ングも、 このスロ ッ トタイ ミ ング生成回路 6 1 の制御で設定される。
このように、 図 1 0の構成により最も良好に通信ができる基地 局の同期ワードが検出されて、 この検出した同期ワードに同期し た基地局と移動局との通信が開始される。 なお、 この初期同期時 に使用される通信チャ ンネルは、 上述した図 7に示すように、 各 局で互いに等しい周波数割当て, スロッ ト割当てを持ち、 各移動 局側ではこの初期同期時の周波数割当て, スロ ッ ト割当てのデー 夕については予め判っている。
次に、 このようにして開始された通信を維持するための移動局 側の構成について、 図 1 2を参照して説明する。 基地局と移動局との間で通話のための通信が開始された後は、 移動局が基地局との通信状態を監視して、 良好に通信ができてい るか否か判断する。 図 1 2はこのための受信系の構成を示す図で 、 各受信系の受信フ ィ ルタ 3 5 , 4 5が出力する受信信号を、 信 号レベル測定回路 7 1 と相関器 7 2, 7 3とに供給する。 信号レ ベル測定回路 7 1では受信信号のレベルを測定する。 そして相関 器 7 2は、 自局同期ワード発生回路 7 4が接続され、 この同期ヮ 一ド発生回路 7 4が出力する自局 (現在通信中の基地局) の同期 ワー ドの変調信号と、 受信信号との相関を検出する。 また相関器 7 3は、 隣接局同期ワー ド発生回路 7 6が接続され、 この同期ヮ 一ド発生回路 7 Gが出力する隣接局 (現在通信中の基地局のェ リ ァと隣接するェ リァの基地局) の同期ヮードの変調信号と、 受信 信号との相関を検出する。
この場合、 隣接局同期ヮー ド発生回路 7 6での隣接局の同期ヮ ー ドデータの発生は、 この移動局が現在通信中の基地局から送信 される報知情報に含まれる隣接局の同期ヮ一 ド情報を、 この移動 局の通信制御部 (図示せず) が判別して、 判別した同期ワード情 報を端子 Ί 5を介して隣接局同期ヮ一ド発生回路 Ί 6に供給する ことで行われる。
そして、 信号レベル測定回路 7 1で測定した受信信号レベルの データと、 相関器 7 2が検出した自局の同期ヮー ドの相関値のデ 一夕とを、 S N比換算回路 7 7に供給し、 自局の同期ワードの受 信状態に関するデータとしての S N比のデータを得る。 また、 相 関器 7 2が検出した自局の同期ヮ一 ドの相関値のデータと、 相関 器 7 3が検出した隣接局の同期ヮードの相関値のデータとの比を 、 レベル比検出回路 7 8で検出する。 さらに、 相関器 7 3が検出 した隣接局の同期ヮー ドの相関値のピーク位置を、 他局同期位置 検出回路 Ί 9で検出する。 そして、 検出した自局の同期ワードの S N比のデータと、 自局 と隣接局との同期ヮ一 ドの相関値の比のデータと、 隣接局の同期 ワー ドのピーク位置のデータとを、 この移動局の通信制御部 (図 示せず) に供給する。 そして、 この通信制御部では、 自局の同期 ワードの S N比に基づいて、 基地局との通信状態が良好か否か判 断する。 このとき、 他局干渉や雑音が増加したと判断 (この判断 は上述したデータの他の要因についても判断する) したときには 、 送受信が行われるデータの時閗率を増加させる。 具体的には、 図 8に示したように、 1 フ レーム中の通信に使用するスロ ッ ト数 を増やすように、 基地局に対して要求を行う。 また、 逆に他局干 渉や雑音が減少したと判断したときには、 送受信に使用される時 間率 (即ちス ロ ッ ト数など) を減少させる要求を基地局に対して 行う。
そして、 レベル比検出回路 7 8の出力データで、 隣接局の同期 ワー ドの相関値の方が、 自局の同期ワードの相関値よりも高いこ とが判つたときには、 隣接局との通信に切換えるハンドオフ処理 を行う。 このハン ドオフ時には、 隣接局の同期ヮー ドに同期した 通信に切換える必要があるが、 他局同期位置検出回路 7 9で検出 したピーク位置のデータを使用して、 隣接局と同期させる処理を 行う。 即ち、 各基地局から送信される同期データで示される同期 タイ ミ ングについては、 若干異なるものになっていて、 他局との 通信に切換える場合には、 切換える相手の局の同期データで示さ れるタイ ミ ングに切換える必要があるが、 本例の場合には他局同 期位置検出回路 7 9で他局の同期位置を検出しているので、 他局 に切換える際に、 直ちに他局の同期タイ ミ ングが判り、 切換える 相手の局との正確な通信が直ちにできる。
なお、 本例のシステムの場合には、 基本的には各基地局からは 同期して通信が行われているが、 基地局の位置の違いに起因して 、 伝搬遅延の時間差などが生じて、 各移動局で受信する場合には タイ ミ ングが異なるものになってしまう。
ここで、 自局からの受信波に、 他局干渉などが重畳される様子 を、 図 1 3に通信モデルとして示す。 自局 Aの送信情報は、 加算 器 1 5 1 aで自局で同期ヮー ドが付加されて送信され、 伝搬遅延 て A が生じた状態で所定の伝送路 1 5 2 aを通過する。 また、 他 局 Bの送信情報も、 加算器 1 5 1 bでこの局で同期ワー ドが付加 されて送信され、 伝搬遅延て B が生じた状態で所定の伝送路 1 5 2 bを通過する。 そして、 各局の送信波が加算 (加算器 1 5 3 ) され、 さらに雑音が加算 (加算器 1 5 4 ) されて受信波となる。 次に、 移動局内で検出したデータを基地局側へ送信する構成に ついて図 1 4を参照して説明すると、 2系統の受信用アンテナ 3 1, 4 1の内、 アンテナ 4 1 は送信アンテナとしても使用され、 アンテナ 4 1 と受信アンプ 4 2 との間に、 送信と受信とを切換え る切換スィ ッチ 4 1 3を接続してある。
そして、 受信フィ ルタ 3 5, 4 5が出力する受信信号を、 受信 処理部 4 0 1 に供給し、 受信データを復調処理し、 復調された受 信データの内の音声データなどのユーザーデータを、 ユーザーデ ータ処理部 4 0 2に供給し、 音声出力処理などを行う。 また、 受 信データ中の制御データ (基地局からの制御データ) を、 回線制 御データ処理部 4 0 3に供給し、 制御データに基づいた移動局内 の制御を行う。
そして、 各受信フィ ルタ 3 5 , 4 5の出力は、 初期同期部 6 0 及び回線品贊情報検出部 7 0に供給され、 それぞれ対応した処理 が行われるようにしてある。 ここで、 初期同期部 6 0は、 図 1 0 に示した同期ヮー ド発生回路 6 2から同期位置検出回路 6 6まで の構成に相当し、 検出した同期位置データを、 スロ ッ トタイ ミ ン グ生成回路 6 1 に供給する。 また、 回線品質情報検出部 7 0は、 図 1 2に示した検出構成に相当し、 検出部 7 ϋで検出された S N 比のデータと、 自局と隣接局との相関値のデータと、 隣接局のピ ーク位置のデータとを、 回線維持データ処理部 4 0 4に供給する 。 また、 受信処理部 4 0 1で復調されたデータの信頼性に関する データを、 回線維持データ処理部 4 0 4に供給する。 なお、 この 信頼性に関するデータを検出する処理については後述する。
そして、 回線 持データ処理部 4 0 4では、 供給されるそれぞ れのデータを、 送信用のデータ形式に変換し、 変換された各検出 データを送信処理部 4 0 5に供給する。 また、 この送信処理部 4 0 5は、 送信側のユーザーデータ処理部 4 0 6から音声データな どのユーザ一データが供給されると共に、 送信側の回線制御デー タ処理部 4 0 7から基地局へ送信する制御データが供給され、 こ れらのデータを各送信ス口ッ ト内の所定位置に配置してス口 ッ ト 構成のデータとした後、 このスロ ッ ト構成のデータに変調などの 送信処理を行う。
そして、 送信処理部 4 0 5で送信処理されて得た送信信号を、 送信フィ ルタ 4 0 8、 送信スィ ツチ 4 0 9を介して混合器 4 1 0 に供給し、 周波数シンセサイザ 4 1 1が出力する周波数信号を混 合して所定の送信周波数の送信信号とする。 そして、 この送信周 波数とされた送信信号を、 送信アンプ 4 1 2を介して切換スィ ッ チ 4 1 3に供給し、 アンテナ 4 1から無線送信させる。
なお、 送信スイ ッチ 4 0 9は、 スロ ッ トタイ ミ ング生成回路 6 1 により開閉が制御されるスィ ツチで、 送信するスロッ ト期間だ け閉状態となるスィ ツチである。 また、 周波数シンセサイザ 4 1 1の出力周波数や切換スィ ツチ 4 1 3の切換についても、 スロッ トタイ ミ ング生成回路 6 1 により制御される。 また、 この移動局 の受信周波数と送信周波数が同一の場合には、 受信系の周波数シ ンセサイザ 5 1 と送信系の周波数シンセサイザ 4 1 1 は、 1個で 兼用させることができる。
次に、 移動局での送信処理を図 1 5を参照して説明すると、 端 子 5 0 1 に得られる音声データ (付随する制御データを含む) と 、 端子 5 0 2に得られる回線維持データ (図 1 4の回線維持デー タ処理部 4 0 4が出力するデータ) を、 合成回路 5 0 3に供給し 、 1 スロ ッ ト Nビッ トのデータに合成させた後、 この Nビッ 卜の データを符号化率可変畳込み符号化器 5 0 4に供給する。 この畳 込み符号化器 5 0 4は、 端子 5 0 5に得られる符号化率設定デ— タ (基地局側から送信される制御データに含まれる) に基づいて 符号化率が設定され、 符号化率が 1 Z 2 R (Rは任意の整数) と され、 (N X 2 R) ビッ トのデータとする。 例えば符号化率と し て、 1 2, 1 X 4 , 1 Z 8, 1 Z 1 6等が選択される。
そして、 この畳込み符号化器 5 0 4が出力する (N X 2 R) ビ ッ トのデータを、 D Q P S K変調器 5 0 6で 4 シフ ト 0 (^? S K変調し、 この変調信号をバッフ ァ 5 0 7に供給する。 このバ ッファ 5 0 7は、 1単位で送信されるスロッ ト数のデータとする 回路で、 (N + 1 ) 〔シンボル〕 X R 〔スロ ッ ト〕 の送信データ と して、 加算器 5 0 8に供給する。 ここで、 バッ フ ァ 5 0 7の出 カタイ ミ ングは、 スロ ッ トタイ ミ ング生成回路 6 1 (図 1 4など 参照) から、 端子 5 1 2を介して供給される送信タィ ミ ングデ一 タに基づいたタィ ミ ングとされ、 符号化器 5 0 4での符号化率に 応じて 1単位のス口 ッ ト数が変化する。
また、 同期ヮー ド発生回路 5 0 9が出力する同期ヮードを、 係 数乗算器 5 1 0で係数" ("は例えば 0. 5 ) を乗算し、 この係 数が乗算された同期ヮ一 ドを加算器 5 0 8に供給し、 送信データ に 1 スロッ トずつ同期ヮ一 ドを加算処理する。 なお、 同期ヮ一ド 発生回路 5 0 9には、 端子 5 1 2から送信タイ ミ ングデータが供 給され、 スロッ トタイ ミ ングに同期して同期ヮ一ドが発生するよ うにしてあると共に、 端子 5 1 1から同期ヮ一ドデータが供給さ れ、 現在通信中の基地局の同期ヮ— ドが同期ヮー ド発生 0路 5 0 9から発生されるようにしてある。
そして、 加算器 5 0 8で同期ワー ドが加算された送信データを 、 送信フィ ルタ 4 0 8, 送信スィ ツチ 4 0 9を介して混合器 4 1 0に供給し、 周波数シンセサイザ 4 1 1が出力する周波数信号を 混合して、 所定の送信周波数の送信信号として、 この送信信号を 送信アンプ 4 1 2を介してアンテナ 4 1 に供給し、 無線送信させ る o
ここで、 本例の無線電話システムで基地局と移動局との間の通 信維持に必要な情報の伝送状態を図 1 6に示す。 ここでは基地局 Aと移動局 aとの間で通信が行われているとする。 基地局 Aは、 回線マネ ンジメ ン ト部 2 0 1 と移動局 aにおする回線制御部 2 0 2 とを備え、 伝搬路 2 0 3を介して移動局 2 0 4 (移動局 a ) と 通信が行われる。 そして、 基地局 Aの回線マネンジメ ン ト部 2 0 1 は、 I S D N回線などの電話回線 2 0 5 と接続されると共に、 他の基地局 2 0 6 とも接続され、 ハンド才フ処理に関する情報な どが伝送される。
そして、 電話回線 2 0 5を介して供給される通話データとして の音声データ d 1が、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1, 回線制御部 2 0 2を介して移動局 2 0 4へ送信されると共に、 移動局 2 0 4 から逆の経路で電話回線 2 0 5へも音声データ d 1が送信される 。 このとき、 移動局 2 0 4では受信信号の状態より、 自局品質 d 2を検出して、 移動局品質の情報 d 3として回線制御部 2 0 2へ 伝送させる。 また、 回線制御部 2 0 2でも、 受信信号の状態から 基地局品質の情報 d 4を得る。 そして、 それぞれの局品質データ を回線制御部 2 0 2内の品質比較部 2 0 2 aに供給し、 品質が悪 い方を判断する。 そして、 これらの通信品質の情報を回線制御部 2 0 2が判断し て、 回線マネ ンジメ ン ト部 2 0 1 に対して通信に必要なス 口 ッ ト の割当て (スロ ッ ト数の増減) 要求などの通信の多重化率 (こ こ では多重化率として 用するスロ ッ ト数に対応した時間率) を設 定させる要求の情報 d 5の伝送を行う。 そして、 この要求に基づ いて空いている 定のス口 ッ トをこの移動局 2 0 4 との通信に割 当てる許可を、 回線制御部 2 0 2に対して行い、 回線制御部 2 0 2が設定されたス口 ッ ト割当て情報等を移動局 2 0 4に対して報 知情報 d 6 として伝送させる。
また、 他局 2 0 6の同期ヮ― ドの情報などの他局情報 d 7を、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1, 回線制御部 2 0 2を介して移動局 2 0 4に報知情報として伝送させ、 移動局側で他局レベルの測定 に必要な情報を得る。
そして、 移動局 2 0 4で他局レベル d 8を同期ヮ一ドなどから 検出し、 他局の同期タイ ミ ング d 1 2を検出すると共に、 検出し た他局レベルの情報 d 9を回線制御部 2 0 2に伝送させる。 回線 制御部 2 0 2では、 この他局レベルデータと移動局品質データ中 の基地局 (自局) レベルデータとを、 レベル比較部 2 0 2 bに供 給し、 他局レベルの方が高くなつたと判断したとき、 他局に切換 えるハン ドオフ処理が必要であると判断する。 そして、 このハン ド才フ処理が必要であると判断したとき、 回線マネ ンジメ ン ト部 2 0 1 に対してハン ドォ フ要求 d 1 0を行い、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1の制御に基づいて、 ハン ドオフ情報 d 1 1を移動局 2 0 に伝送させ、 他局 2 0 6側での処理と同期させながら基地局 を切換える処理を実行させる。
次に、 このようにして基地局の回線制御部 2 0 2で行われる通 信制御処理を、 図 1 7〜図 2 0のフ ローチャ ー トを参照して説明 する。 まず、 図 1 7に示すように、 他局レベルが自局レベルより大き いか否かレベル比較部 2 ϋ 2 bで判断し (ステ ッ プ S 1 1 ) 、 '他 局レベルの方が大きい場合には、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1へ 他局へのハン ドォフ要求を行う (ステ ップ S 1 2 ) 。 そして、 回 線マネ ンジメ ン ト 部 2 0 1からハン ドオフ許可があるか否か判断 し (ステ ッ プ S 1 3 ) 、 ハン ドォフ許可があつた場合、 他の基地 局 (ステ ッ プ S 1 1で判断した他局) に切換えるハン ドォ フ処理 を行う (ステップ S 1 4 ) 。
そ して、 ステ ッ プ S 1 1で自局レベルの方が大きいと判断した 場合及びステップ S 1 3でハンドォフ許可がない場合には、 図 1 8のフ ローチャー トの処理へと移る。 この処理では、 レベル比較 部 2 0 2 bで移動局レベルと基地局レベルとの比較を行い (ステ ップ S 2 1 ) 、 移動局レベルの方が高い場合には、 信号レベル最 小値 m i nを、 このときの基地局レベルとする (ステップ S 2 2 ) 。 また、 兹地局レベルの方が高い場合には、 信号レベル最小値 m i nを、 このときの移動局レベルとする (ステップ S 2 3 ) 。 そして次に、 設定した信号レベル最小値 m i nが、 予め設定さ れた適正な信号レベルの基準値である 〔設定レベル値 + (ΔΖ2 ) 〕 よりも大きいか否か判断する (ステ ッ プ S 2 4) 。 こ こで、 〔設定レベル値 + (Δ/ 2 ) 〕 より も大きい場合には、 後述する 図 1 9の処理に移り、 小さい場合には、 さらに信号レベル最小値 m i nが 〔設定レベル値一 (ΔΖ 2 ) 〕 より も小さいか否か判断 する (ステップ S 2 5 ) 。 ここで、 〔設定レベル値一 (ΔΖ2 ) 〕 よりも信号レベル最小値 m i nが小さい場合には、 後述する図 2 0の処理に移り、 大きい場合には、 移動局での受信信号の S N 比と、 基地局との受信信号の S N比の比較を行う (ステップ S 2 6 ) 。 そして、 基地局の S N比の方が低い場合には、 S N比最小 値 m i nを、 このときの基地局の受信信号の S N比とする (ステ ップ S 2 7 ) 。 また、 移動局の S N比の方が低い場合には、 S N 比最小値 m i nを、 このときの移動局の受信信号の S N'比とする (ステップ S 2 8 ) 。
そして次に、 設定した S N比最小値 m i nが、 予め設定された 適正な S N比の基準値である 〔設定 S N比 + (Δ/ 2 ) 〕 よりも 大きいか否か判断する (ステップ S 2 9 ) 。 ここで、 〔設定 S N 比 + (ΔΖ2 ) 〕 よりも大きい場合には、 後述する図 1 9の処理 に移り、 小さい場合には、 さらに S N比最小値 m i nが 〔設定 S N比一 (ΔΖ2 ) 〕 よりも小さいか否か判断する (ステップ S 3 0 ) 。 ここで、 〔設定 S N比一 (ΔΖ2 ) 〕 より も S N比最小値 m i nが小さい場合には、 後述する図 2 0の処理に移り、 大きい 場合には、 図 1 7のフローチャー トの処理に戻る。
そして、 図 1 8のフローチャー トのステップ S 2 4で設定され たレベルの範囲以上であると判断された場合及びステップ S 2 9 で設定された S N比の範囲以上であると判断された場合には、 K 1 9のフローチャー トの処理に移り、 現在伝送に使用される時間 率である使用スロ ッ ト数 Nが最小値か否か判断する (ステップ S 3 1 ) 。 ここで、 Nが最小値のとき (即ちこれ以上スロッ ト数を 減らすことが出来ないとき) には、 図 1 7のフローチャー トの処 理に戻る。 そして、 Nが最小値でない場合には、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1へ、 使用スロ ッ ト数 Nを減少させる要求を行い (ス テツプ S 3 2 ) 、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1では新たな Nの値 を、 現在の Nの値から 1減算した値とし (ステップ S 3 3) 、 使 用スロ ッ ト数を 1スロ ッ ト少なくする。 また、 符号化率が可変で ある場合には、 それに応じて伝送データの符号化率を変化させる o そして、 図 1 7のフローチャー トの処理に戻る。
そして、 図 1 8のフローチャー トのステップ S 2 5で設定され たレベルの範函以下であると判断された場合及びステップ S 3 0 で設定された S N比の範囲以下であると判断された場合には、 図 2 0のフ ローチ ヤ一トの処理に移り、 現在伝送に使用される時間 率である使用ス口 ッ ト数 Nが最大値か否か判断する (ステ ッ プ S 4 1 ) 。 こ こで、 Nが最大値のとき (即ちこれ以上スロ ッ ト数を 増やすことが出来ないとき) には、 図 1 7のフ ロ ーチ ャー トの処 理に戻る。 そして、 Nが最大値でない場合には、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1 へ、 使用ス ロ ッ ト数 Nを増やす要求を行い (ステツ プ S 4 3 ) 、 回線マネンジメ ン ト部 2 0 1ではス ロ ッ ト数を増や すことが可能か (即ち空きス ロ ッ トがあるか) 否か判断し (ステ ップ S 4 3 ) 、 可能である場合には、 新たな Nの値を現在の Nの 値から 1加算した値とし (ステ ッ プ S 4 4 ) 、 使用スロ ッ ト数を 1 スロ ッ ト増加させる。 また、 符号化率を変化させる場合には、 それに応じて伝送データの符号化率も変化させる。 そして、 図 1 7 のフ ロ ーチ ャ ー トの処理に戻る。
· 伝送特性の説明
次に、 本例のシステムで基地局と移動局との間で行われる通信 の伝送特性について説明する。 まず、 図 2 1 に本例のシステムで 想定される伝送路のモデルの例を示す。 端子 1 0 1 に得られる基 地局からの送信系列 t kは、 マルチパスなどの影響を受けて、 遅 延手段 1 0 2 , 1 0 3で遅延したシンボル t k— 1 , t k 一 2 と なり、 それぞれのシンボルがそれぞれ係数乗算器 1 0 4, 1 0 5 , 1 0 6で重み付け係数 a Q , a , , a 2 が乗算されて加算器 1 0 7 , 1 0 8で加算される。 そして、 この加算データに加法的雑 音 II kが加算器 1 0 9で加算されて、 受信系列 r kとなって移動 局に届く。
こ こで、 本例においては基地局から伝送させる情報に、 同期ヮ 一ドが重畳されているので、 移動局での受信時に伝送路推定を行 つて同期ヮ一ドを除去する必要がある。 図 2 3は、 この受信時の 伝送路推定の構成を示す図で、 端子 1 2 1 に得られる受信信号 r kは、 移動局側で既知の基地局の同期ヮー ド S kとの相関が検出 される。 即ち、 端子 1 2 1 に得られる受信信号 r kは、 遅延手段 1 2 2 , 1 2 3により順次遅延される。 そして、 遅延されてない 受信信号 r kと、 順次遅延された受信信号 r kとが、 相関検出器 1 2 8 , 1 2 9 , 1 3 0に供給され、 それぞれ既知の同期ヮ一 ド S kとの相閲が検出される。 そして、 それぞれの相関検出値 a 0 ' , a , ' , a 2 ' が、 図 2 1 に示す伝送路モデルの重み付け係 数 a。 , a , , a 2 に於ける伝送路推定値となる。
そして、 検出した伝送路推定値を用いて同期ワー ドの除去を行 う。 即ち、 図 1 7に示すように、 移動局で既知のデータとして端 子 1 3 1 に得られる同期ワー ド S kは、 係数乗算器 1 3 2で"倍 (この"は基地局側で設定された《 : 約 0. 5 と同じ値とする) された後、 図 2 1 に示す伝送路のモデルと同じ伝送路 (遅延手段 1 3 3 , 1 3 4 , 係数乗算器 1 3 5 , 1 3 6, 1 3 7 , 加算器 1 3 8 , 1 3 9の構成) を構成させて、 伝送された状態と同じ状態 の同期ワー ド (即ち受信同期ワー ドのレプリ カ S k ' ) を作成す る。 このとき、 伝送路推定した相関検出値 a D ' a , ' , a 2 ' を、 係数乗算器 1 3 5, 1 3 6 , 1 3 7に設定させる。 そして 、 この系を通過した受信同期ワー ドのレプリカ S k ' を、 減算器 1 4 1で端子 1 4 0に得られる受信信号 r kから減算し、 同期ヮ ― ドが除去された受信情報系列 u kを得る。
ここまでの処理と等価な送受信系のモデルを図 2 2に示すと、 端子 1 1 1 に得られる情報系列 X kは、 マルチパスの影響で遅延 手段 1 1 2, 1 1 3で遅延した信号 X k— 1 , X k— 2 となり、 遅延されてない信号 X kと遅延信号 X k— 1, X k— 2とに対し 、 それぞれ伝送路の推定値 a Q ' , a , ' , a 2 ' が、 係数乗算 器 1 1 4 , 1 1 5, 1 1 6で乗算され、 加算器 1 1 7, 1 1 8で 加算される。 さらに、 加算器 1 1 9で加法的雑音 n kが加算され て、 受信情報系列 u kとなる。
このように、 本例の場合には伝送情報に重畳された同期ヮ一 ド に基づいて、 伝送路の推定が行われると共に、 受信側でこの重畳 された同期ワー ドを良好に除去することができる。 なお、 同期ヮ ー ドを重畳する係数《は、 これを大きな値にすると伝送路推定値 の精度が良くなるが、 送信信号電力が大きくなり無駄である。 ま た、 逆に係数"が小さすぎると、 S N比が不足して、 良い推定値 が得られなく なってしまう。 このため、 同期ワー ドを重畳する係 数"は、 0. 5前後の値とするのが、 最も好ましい。
次に、 本例の伝送システムで畳込み符号化されて伝送される状 態について説明する。 図 2 5は、 畳込み符号化器と伝送路のモデ ルの例を示す図で、 端子 1 1から畳込み符号化器 1 2に得られる 伝送データである情報ビッ ト X kは、 直列に接続された遅延回路 1 2 a , 1 2 bで構成されるシフ ト レジスタに入力され、 加算器 1 2 c , 1 2 dで過去 2 ビッ トの情報を元に 2 シンボル Y。k, Y l kが作成され、 この 2 シンボル Y0k, Y lkが伝送される。 なお、 この畳込み符号化器 1 2は、 K= 3, R = 1 / 2の畳込み符号化 器である。 ここで、 伝送路において加算器 8 1, 8 2で11 1 1{, η 2kなる雑音又は受信エラーが加算されて、 受信シンボル r。k, r
1 kか 1守りれ 0 o
そして、 この受信シンボル r Q k, Γ l kを受信側で復調する構成 について説明すると、 ビタ ビアルゴリ ズ厶を適用したビタ ビデコ ーダ (図 9のデコーダ 5 7 ) で復調される。 図 2 6は、 このビタ ビデコーダの構成を示す図で、 まず A S C回路 (Add Compare Se lect回路) 9 1 内のブラ ンチノ ト リ ツク計算回路 9 1 aで、 ブラ ンチメ ト リ ッ ク b mが計算され、 このブラ ンチメ ト リ ッ ク b mを 各 A S C部 9 1 b, 9 1 c , 9 1 d, 9 1 eに供給する。 ここで 、 各 A S C部 9 1 b, 9 1 c , 9 1 d , 9 l eには、 符号化器に おける各ステ一 トを仮定して、 ステー ト にその尤度を示すステ 一トメ ト リ ッ ク S mを定義する。
そして、 ブラ ンチメ ト リ ック計算回路 9 1 aでの計算としては 、 各ステー トと仮定する情報ビッ トにおける符号化のシンボルと 、 実際に受信したシンボル r。k, r との差より、 ブラ ンチメ ト リ ック b mを計算する。
そして、 各 A S C部 9 1 b, 9 1 c, 9 1 d, 9 1 eでは、 各 ステー ト毎に仮定されている情報ビッ トの内のどのビッ トが入力 されるのがもっともらしいか、 それぞれ次に示すステー トメ ト リ ッ ク S mQ , S m , を計算して比較する。
ステー ト メ ト リ ッ ク : 3 irio = ¾ m + b m 0
ステー ト メ ト リ ッ ク ΐτΐ ι = ί> m + b m i
この比較により値の小さい方 (即ちもっともらしい方) を各 A S C部 9 1 b, 9 1 c , 9 1 d , 9 1 eで選択する。 そして、 ス テー ト に対応するビッ ト ( S m。 , S m , , S m2 , S m3 ) を パスメ モ リ部 9 2に出力すると共に、 選択情報をセレクタ 9 3に 供給する。
ノ スメ モ リ部 9 2は、 セ レク タ 9 3がシフ ト レジスタの最終段 に接続された構成とされ、 各 A S C部 9 1 b, 9 1 c , 9 1 d, 9 1 eから供給されるビッ トを順にパスメ モ リ部 9 2内のシフ ト レジスタでシフ トすると共に、 A S C部からセ レク タ 9 3に供給 される選択情報により、 最大パスの可能性のなくなったパスを外 させる。 このため、 パスメ モ リ部 9 2で最終段までシフ ト された ビッ ト は、 A S C部のステー ト メ ト リ ッ クの値 S m。 〜 S m 3 が 最小となるステー ト に対応するパスのビッ トが選択され、 復号結 果 λ k_ K-M が端子 5 8に得られる。
次に、 このビタ ビデコーダに接続された信頼度検出回路 9 4に ついて説明する。 まず、 パスメ モ リ部 9 2におけるパス候補は、 常に尤度の高いパスが残るようセレク ト されシフ トされるので、 通常パス候補のパス後半部分は大部分が同じ系列となる。 この様 子を図 2 7に示すと、 パスメ モ リ長を Mとすると、 図 2 7の Bに 示すように、 伝送路の状態が比較的良好なときには、 比較的早く パスの後半部分が同一になつてしまう。 これに対し、 図 2 7の C に示すように、 伝送路の状態が比較的悪いときには、 候補から外 せるパスの決定が遅くなり、 パスメモ リの後半までパスは同一に ならない。 そして、 伝送の状態が通常のときには、 図 2 7の Aに 示すように、 ほぼ中間でパスが同一になる。
そこで、 パスメ モ リ部 9 2を構成するシフ ト レジス夕のほぼ中 ¾13の先頭から L番目のメモリの値を、 信頼度検出回路 9 4に供給 し、 この検出回路 9 4内の信頼度計算回路 9 4 aで、 全てのステ ー トについて 1 の数又は 0の数をカウ ン トする。 ここで、 パスが L審目の時点でまだ合流してなければ、 1の数と 0の数はほぼ半 分になる。 そこで、 信頼度計算回路 9 4 aでは、 この合流した数 を、 次式 〔数 1〕 で求める。
〔数 1〕
C , - κ - L - I ( N / 2 ) - η , I
但し、 Nはステー ト数, η , は 1の数である。
そして、 この式で求めた値 C k K - L が ϋに近ければ信頼性が低 いことが判り、 逆に Ν Ζ 2に近ければ信頼性が高いことが判る。 そして、 信頼度計算回路 9 4 aが求めた信頼性の値 Cを、 このし 番目のメ モ リのデータが出力端子 5 8から出力されるタイ ミ ング まで遅延させる遅延回路列 9 4 b〜 9 4 z (この遅延回路の接続 段数は 〔パスメモ リ長 M〕 一 〔信頼度推定長 L〕 ) を設け、 この 遅延回路列で遅延された信頼度情報 C k - K _ L を端子 5 9に供給す る。 . そして、 この回路を備えた移動局の通信制御部 (図示せず) で は、 端子 5 8に得られる復.号データ U - K - M を使用する場合に、 端子 5 9 に得られる信頼度情報 C k - K - L を参照する。
なお、 信頼度情報 C k Κ - Ι_ は、 前後の数データを平均化して通 信制御部に供給するようにしても良い。
• 他局干渉の影響についての説明
次に、 本例のシステムで基地局と移動局との間で通信する場合 の、 他の基地局からの干渉の影響について説明する。 まず、 本例 のシステムで考えられるセル (基地局) の配置例を、 図 2 8に示 す。 こ こでは、 それぞれのセルの形状を六角形とし、 各六角形の セルのほぼ中央部分に基地局があるとする。 そして、 図 2 8でほ ぼ中央部分に ( 0, 0 ) として示されるセルを基準となるセルと し、 他のセルで示される数字は、 基準セルからの i方向及び j方 向の距離を示している。 そして本例においては、 基準セルからの 距離で次式 〔数 2〕 が成り立つセルが、 基準セルと同一周波数が 使用できるとする。
〔数 2〕
( 3 i 2 + j 2 ) ÷ 4 N = 0
但し、 Nはイ ンターリーブ数である。
図 2 9, 図 3 0は他局干渉状態を示す図で、 図 2 9は基地局か ら移動局への下り回線の干渉状態を示し、 後述する送信出力の制 御を行った場合の例である。 また、 図 3 0は移動局から基地局へ の上り回線の干渉状態を示し、 この場合には送信出力は一定であ る。 この図 2 9 , 図 3 0において、 L 1 と示される特性は、 自局 の隣のセルで同一の周波数を通信に使用している場合の干渉レべ ルで、 以下 L 3 , L 4 , L 7 , L 9 , L 1 2は、 それぞれ自局か ら 3局目, 4局目, 7局目, 9局目, 1 2局目のセルで同一の周 波数を通信に使用している場合の干渉レべルである。 ここで、 本例の伝送システムで伝送されたデータのビッ トエラ
—レー ト (ビッ ト誤り率) を 1 %とするために必要な S/Nを、 次の表 1 に示す。
表 1
Figure imgf000044_0001
a : 利用するスロ ッ ト数
b : 多重できる C H数
c : 1 %得るのに必要な SZN 〔 dZB〕
d : 左記 SZN以上の CZ Iがとれるセルからの距離
e : 各パーテショ ンの面積率
f : 各パ一テシヨ ンで 2 4 0 k H zあたりの C H数
この表 1 は、 他局からの干渉が SZNを下げている場合に、 基 地局にどれだけ近づけば、 ビッ トエラーレート 1 %を確保できる のかを示す表で、 1 フレーム内の利用スロ ッ ト数 (図 8参照) と 、 その利用スロッ ト数での SZNの例を示したものである。
図 3 1 は、 この表 1 に基づいたセルの分割状態を示し、 六角形 のセルの中央に基地局があるとすると、 この基地局からセルの端 部までの距離を 1 とし、 距離 0. 4 5までの範囲をェ リア A 1、 距離 0. 4 5〜距離 0. 7の範囲をエ リア A 2、 距離 0. 7〜距 離 0. 8 5の範囲をエ リア A 3、 距離 0. 8 5〜距離 0. 9 5の 範囲をェ リ ア A 4、 距離 0. 9 5〜距離 1の範囲をェ リア A 5 と する。
エ リ ア A 1では、 1 フ レーム 1 6ス口 ッ ト用意された内の 1 ス ロ ッ トだけを使用するので 1 6チ ャ ンネル多重でき、 2 4 0 k H zあたりのチ ャ ンネル数は 3. 2 となる。 エ リ ア A 2では、 1 フ レームで 2ス ロ ッ ト使用するので 8チャ ンネル多重でき、 2 4 0 k H zあたりのチ ャ ンネル数は 2. 4となる。 エ リア A 3では、 1 フ レームで 3スロ ッ ト使用するので約 5. 3チヤ ンネル多重で き、 2 4 0 k H zあたりのチャ ンネル数は 1. 0 6 となる。 エ リ ァ A 4では、 1 フ レームで 4ス ロ ッ トを使用するので、 4チャ ン ネル多重でき、 2 4 0 k H zあたりのチャ ンネル数 0. 4となる 。 エ リ ア A 5では、 1 フ レーム 6スロ ッ トを使用するので、 約 2 . 7チ ャ ンネル多重でき、 2 4 0 k H zあたりのチャ ンネル数は 0. 2 7 となる。
この各分割ェ リ ァのチャ ンネル数を 1セル全体の平均で見ると 、 2 4 0 k H zあたり 7. 3 3チ ャ ンネルとなり、 1チャ ンネル あたり約 3 3 k H zで良いことになる。 この 1 チ ャ ンネルあたり 約 3 3 k H z と言う値は、 現在実用化されているデジタル無線電 話システムと比較すると、 例えば日本国内で実用化されている或 るデジタル無線電話システムでは 1チヤ ンネルあたりの周波数が 約 1 0 5 k H z となり、 本例のシステムの方が周波数利用効率が 約 3倍高いことになる。
なお、 ここまでの説明は理想的な六角形形状のセルの場合での 計算であり、 この例では利用する 1 フ レームでス ロ ッ ト数が 6ス ロッ トまでで、 良好な伝送状態が確保されるが、 実際には 1 フ レ ーム 1 6ス口 ッ ト用意された内の 8ス口 ッ ト以上を使用すること も考えられる。 そして、 1 フ レームに用意された 1 6スロ ッ ト全 てを使用しても伝送品質が充分でない場合には、 数 d Bの範囲で 基地局からの送信出力を大き くすることで、 良好に伝送できるよ うになる。 この送信出力の変化は、 図 1 に示す構成の基地局の場 合、 例えば送信ァンプ 2 2の出力を変化させることで実現できる o
なお、 1 セル内で確率的にこのよう に全スロ ッ ト使用し、 なお かつ送信出力を大き くする必要のあるケースはまれで、 また本例 の場合には利用周波数が 1 ス ロ ッ ト毎に変化するので、 送信出力 を大きくすることが他のセルでの通信に悪影響を与える可能性は 殆どない。
• スク ラ ンブルして伝送する場合の例
次に、 本発明の俾の実施例として、 スクラ ンブルして伝送させ る場合の例を、 図 3 2〜図 3 5を参照して説明する。
図 3 2は、 本例の基地局の構成を示す図で、 本例の場合には畳 込み符号化器 1 2が出力する畳込み符号化されたデータを、 デー タ変換回路 6 0 1 .に供給し、 データ列を変換させる。 そして、 変 換されたデータを、 ス ク ラ ンブル回路 6 0 2に供給し、 端子 6 0 3に得られる既知スク ラ ンブルパター ンを乗算してス ク ラ ンブル されたデータとする。 そして、 このスク ラ ンブルされたデータを 、 ττ Ζ 4 シフ ト D Q P S Κ変調器 1 3に供給し、 π Ζ 4 シフ ト D Q P .§ K変調を行う。 その他の部分は、 図 2に示した基地局と同 じ構成である。
こ こで、 データ変換回路 6 0 1及びス ク ラ ンブル回路 6 0 2で の具体的な処理例を説明すると、 1 フ レーム ( 2 0 m秒) で 4 0 0 ビッ トを送信するシステムにおいて、 1 フ レーム中に 4 0 0 〔 m u のスロ ッ トを 2回送信するシステムとする。 なお、 m uは 変調単位を示す。
まず、 情報ビッ ト (X。 〜X 3 3 3 ) を符号化率 4の畳込み符号 化器 1 2に供給して、 以下の 〔 4 0 0 X 4 シンボル〕 を得るもの とする。
S 0, 0 s 0* 399
S 1 > 0 s 1 , 399
S 2, 0 s 2, 399
S 3, 0 s 3 39 a
そして、 データ変換回路 6 0 1では S。 と S , S 2 と S 4 を 一組にして、 以下のデータを得る。
1T10, 0 ~ m 0 , 339
m 1 , 0 ~ m i , 3 a a
そして、 スク ラ ンブル回路 6 0 2では、 この各組のデータに既 知スク ラ ンブルパターン u 。 〜! I 333 を乗算して、 次のデータを る。
1Ώ 0, 0 ~m 0, 399
m ι, ο ~ in 1, 39s
そして、 このデータを ττΖ 4 シフ ト D Q P S Κ変調器 1 3で変 調することで、 QP S Κ信号の信号点に配置された以下のデータ となる。
Q 0, 0 〜q 0, 333
q l , o '〜 g i , 39s
そして、 この基地局の同期ワー ド系列 w。 〜w333 を q。 , q ! に加算器 1 5で加算して、 以下の送信スロ ッ トを得る。
t 0, 0 ~ X. 0, 399
I 1 » 0 〜 I 1, 333
そして、 本例の場合には 1 スロ ッ ト毎に送信周波数を変えるの で、 この 2つの送信スロ ッ ト t 。 , t , を、 それぞれ異なる周波 数で変調して送信する。
そして、 移動局の受信系の構成としては、 基本的には図 9に示 した受信系と同じ構成である。 但し本例の場合には、 ビタビデコ ーダ 5 7でビタビ復号と同時にデスクラ ンブルを行う。
この送受信系の等価モデルを、 図 3 3に示すと、 端子 1 6 1 に 得られる送信情報系列 Xは、 直接又は遅延手段 1 6 2 , 1 6 3 , 1 6 4を介して、 符号化率 4の畳込み符号化器 1 6 5に供給され 、 畳込み符号化特性 G o , G , , G 2 , G3 毎に、 端子 1 7 1,
1 7 2に得られる既知スク ラ ンブルバターン uがゲー ト回路 1 6 6, 1 6 7, 1 6 8 , 1 6 9で重畳される。 そして、 スク ラ ンプ ルされたデータが QP S K変調器 1 7 3, 1 7 4で位相変調され 、 それぞれ遅延手段と係数乗算器と加算器とで構成される伝送路 モデルを通過して、 4種の受信データ Γ 。Α, Γ Ο Β, Γ , Α, r が 得られる。 ここで、 各伝送路モデルの係数乗算器 1 7 5, 1 7 6 , 1 7 7 , 1 7 8に設定される係数 a ' 。A, a ' 0B, a ' , a ' 1Bは、 a ' Q Aが第 1 スロ ッ トで一方のアンテナの受信系の伝送 路特性推定値、 a ' Q Bが第 1 スロ ッ トで他方のアンテナの受信系 の伝送路特性推定値、 a ' 1Aが第 2スロッ トで一方のアンテナの 受信系の伝送路特性推定値、 a ' 1 Bが第 2スロ ッ トで他方のアン テナの受信系の伝送路特性推定値で、 受信データ r 0A, r。B, r 1A, r I Bがそれぞれの埸合における受信データである。
この図 3 3に示す伝送モデルを簡略化したものを、 図 3 4に示 す。 端子 1 8 1 に得られる送信情報系列 Xを直接及び遅延手段 1 8 2, 1 8 3, 1 8 4 , 1 8 5, 1 8 6を介して畳込み符号化器
1 8 7に供給する。 また、 既知スク ラ ンブルバターン uを、 端子 1 8 8から直接及び遅延手段 1 8 9, 1 9 0を介して畳込み符号 化器 1 8 7に供給する。 この畳込み符号化器 1 8 7は、 段数 K== 6、 符号化率 R = 1 / 4の符号化器として:!込み符号化し、 ビタ ビ復号する。 そして、 それぞれ合成特性 G' 。 , , , G' 2 , G' 3 を有する 4種類の受信データ r QA, r QB, r , A, r 1 Bを 得る。
ここで、 合成特性 G' 。 の詳細を図 3 5に示すと、 端子 3 0 1 に得られる送信情報系列 Xを直接又は遅延手段 3 0 2, 3 0 3 , 3 0 4, 3 0 5 , 3 0 6を介して順に畳込み符号化器 3 0 7 , 3 0 8, 3 0 9に供給する。 そして、 各畳込み符号化器 3 0 7 , 3 0 8, 3 0 9の出力に、 端子 3 1 6, 3 1 7に得られるスク ラ ン ブルパターン uを、 直接又は遅延手段 3 1 8, 3 1 9 , 3 2 0 , 3 2 1を介して重畳する処理を、 ゲー ト回路 3 1 0 , 3 1 1, 3 1 2 , 3 1 3 , 3 1 4, 3 1 5で行う。 そして、 各ゲー ト回路 3 1 0, 3 1 1, 3 1 2 , 3 1 3 , 3 1 , 3 1 5の出力を、 Q P S K変調回路 3 2 2, 3 2 3 , 3 2 4に供給し、 位相変調された データとする。 そして、 この位相変調されたデータを、 伝送路特 性を乗算する係数乗算器 3 2 5, 3 2 6 , 3 2 7で乗算し、 加算 器 3 2 8で各系の加算を行って受信データ r 0Aとする。 ここで、 畳込み符号化器 3 0 7 , 3 0 8 , 3 0 9から係数乗算器 3 2 5 , 3 2 6 , 3 2 7までの系が、 合成特性 G' 。 に相当する。

Claims

請 求 の 範 囲
1. 少なく ともひとつの基地局と、
上記基地局との間でデータの送受信を行う少なく ともひとつ の移動局とを備え、
上記基地局と上記移動局のうち少なく とも何れか一方で、 伝 送品質を検出するとともに、 検出された伝送品質に基づいて送 信するデータの多重化率を変化させることを特徴とする通信シ ステ厶 o
2 . 上記基地局は検出された伝送品質に基づいて送信するデータ の多重化率を変化させることを特徴とする請求の範面第 1項記 載の通信システム。
3 . 上記基地局と上記移動局のうち少なく とも何れか一方は、 受 信したデータに基づいて伝送品質を検出する検出手段を備えて いることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の通信システム。
4 . 上記基地局は、 上記検出手段によって検出された伝送品質に 基づいて、 送信するデータの符号化率を変化させることにより 送信するデータの多重化率を変化させることを特徴とする請求 の範囲第 3項記載の通信システム。
5 . 上記基地局は、 送信するデータに同期ワー ドを一定の比率で 混合して送信するとともに、
上記移動局の上記検出手段により送信されてきた同期ワード の相関を検出することによって上記回線の状態を検出するよう にした請求の範囲第 3項記載の通信システム。
6 . 上記通信システムは、 基地局毎に互いに異なる同期ワードが 設定されているとともに、 基地局毎に等しい周波数割り当て及 びスロッ ト割り当ての状態で、 最大の多重化率で各基地局毎に 同期して信号を送信し、 移動局は、 受信動作を決められた周波数及びス口 ッ トで行う とともに、 基準となる同期ヮ一 ドと受信した信号との相関値を 求めて、 最も高い相関値を示す受信した信号に対応する基地局 を選択するようにした請求の範囲第 1項記載の通信システム。
7 . 上記移動局は、 データの送受信を行っている基地局から送信 されてきた信号と上記データの送受信を行っている S地局に対 応する同期ヮー ドとの間の相関を検出するとともに、 上記デー タの送受信を行っている基地局と隣接する少なく ともひとつの 基地局から送信されてく る信号と隣接する基地局に対応する同 期ワー ドとの相関を検出し、 上記隣接する基地局から送信され てく る信号と上記隣接する基地局に対応する同期ヮー ドとの相 関値が、 上記データの送受信を行っている基地局に対応する同 期ヮー ドと上記データの送受信を行っている基地局から送信さ れてきた信号との相関値よりも高い時には、 上記隣接する基地 局へのハン ドオフ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 1 項記載の通信システム。
8 . 上記基地局は、 更に送信するデータにスク ラ ンブル処理を施 す符号化手段を備えているとともに、 上記移動局は、 受信した 信号にデスク ラ ンブル処理を施す復号手段を備えていることを 特徴とする請求の範囲第 1項記載の通信システム。
9 . 少なく ともひとつの移動局との間でデータの送受信を行う基 后コ 、あって、
データを多重化して送信する送信手段と、
上記移動局から送信されたデータを受信する受信手段と、 上記移動局からの伝送品質を検出したデータに基づいて上記 送信手段の多重化率を変化させる制御手段を備えている基地局 ο
0 . 上記基地局は、 更に上記移動局から送信されてきたデータに 基づいて上記基地局との間の伝送品質を検出する検出手段を備 え、 上記制御手段は、 上記移動局からの伝送品質を検出したデ 一夕と上記検出手段によって検出された伝送品質に基づいて上 記送信手段の多重化率を変化させることを特徴とする請求の範 囲第 9項記載の基地局。
1 1 . 上記送信手段は、 同期ワー ド発生手段と上記同期ワー ド発生 手段からの同期ヮー ドを所定の割合で信号処理されたデータに 加算する加算手段とを備えていることを特徴とする請求の範囲 第 9項記載の基地局。
1 2 . 上記送信手段は、 同期ワー ド発生手 と上記同期ワー ド発生 手段からの同期ヮードに所定の係数を乗算して信号処理された データに加算する加算手段とを備えていることを特徴とする請 求の範囲第 9項記載の基地局。
1 3 . 基地局との間で多重化されたデータの送受信を行う移動局で あって、
上記基地局より送信されてきたデータを受信して、 復調する 復調手段と、
上記基地局との間の伝送品質を検出する検出手段と、 上記基地局にデータを送信するとともに、 上記検出手段によ つて検出された伝送品質に関するデータを送信する送信手段と を備えていることを特徴とする移動局。
1 4 . 上記移動局は、 上記検出手段による検出結果に基づいて上 記基地局に多重化率を変化させるための信号を生成し、 生成し た多重化率を変化させるための信号は、 上記送信手段によって 送信されることを特徴とする請求の範囲第 1 3項記載の移動局 o
1 5 . 上記検出芋段は、 基地局より送信されてきた同期ワードと 基準となる同期ワー ドの相閲を検出する第 1の検出手疫と、 上 記第 1の検出手段からの出力 S N比を検出する第 2の検出手段 とを備えていることを特徴とする請求の範 HI第 1 3項記載の移 動局。
1 6 . 上記復調手段は、 受信手段と、 基準となる同期ワー ドと上 記基地局との間に設定された回線の状態の推定情報に基づいて 擬似同期ヮー ドを生成する生成手设と、 上記生成手段からの擬 似同期ヮー ドを用いて上記受信手段からの出力からデータを抽 出する抽出手段とを備えていることを特徴とする請求の範囲第 1 3頌記載の移動局。
1 7 . 上記生成手段は、 上記基準となる同期ワー ドを発生する第 1 の生成手段と、 上記受信手段からの出力に基づいて上記基地 局との間に設定された回線の状態を推定する推定手段と、 上記 第 1の生成手段からの基準となる同期ヮ一ドと上記推定手段か らの出力とに基づいて擬似同期ヮードを生成する第 2の生成手 段とを備えていることを特徴とする請求の範國第 1 6項記^の 移動局。
1 8 . 上記移動局は、 更に複数の同期ヮードを発生する発生手段 と、 上記復調手段からの受信された信号と上記発生手段からの 複数の同期ヮー ドと各々相関をとり、 最も相関値の高い上記発 生手段からの同期ヮ一ドを選択する同期ヮ一ド選択手段とを備 え、 上記選択手段から出力される同期ヮー ドに基づいて上記復 調手段を制御されることを特徴とする請求の範囲第 1 6項記載 の移動局。
1 9 . 上記同期ワー ド選択手段は、 上記復調手段からの受信され た信号と上記発生手段からの複数の同期ヮ一ドと各々相関を取 る相関値検出手段と、 上記相関値検出手段からの出力に基づい て最も相関値の高い上記発生手段からの同期ヮ一ドを選択する 選択手段とを備えていることを 徴とする請求の範囲第 1 8項 記載の移動局。
2 0 . 上記同期ワー ド選択手段は、 更に上記選択手段からの出力 に基づいて相関値の中で最も高くなる位置を検出する位置検出 手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 1 9項記載の 移動局。
2 1 . 上記同期ワー ド選択手段は、 更に上記相関値検出手段から の出力に基づいて基地局を選択する基地局選択手段を備えてい ることを特徴とする請求の範囲第 1 9項記載の移動局。
2 2 . データを多重化して送信する少なく ともひとつの基地局と 無線伝送路により上記基地局との間でデータの送受信を行う 少なく ともひとつの移動局とを備え、
上記基地局と上記移動局のうち少なく とも何れか一方で、 無 線伝送路を介して送信されてきたデータに基づいて無線伝送路 によるデータの伝送品質を検出するとともに、 検出された伝送 品質に基づいて送信するデータの多重化率を変化させることを 特徴とする無線通信システム。
2 3 . 上記通信システムは、 検出された伝送品質が悪化している ときには、 多重化率を下げるとともに、 検出された伝送品質が 良好である場合には多重化率を上げることを特徴とする請求の 範囲第 2 2項記載の無線通信システム。
2 4 . 上記基地局は検出された伝送品質に基づいて送信するデー 夕の多重化率を変化させることを特徴とする請求の範囲第 2 3 項記載の無線通信システム。
2 5 . 上記基地局と上記移動局のうちの少なく とも何れか一方は
、 受信したデータに基づいて伝送品質を検出する検出手段を備 えていることを特徴とする請求の範囲第 2 2項記載の無線通信 システム。
2 6 . 上記基地局は、 上記検出手段によって検出された伝送品質 に基づいて、 送信するデータの符号化率を変化させることによ り送信するデータの多重化率を変化させることを特徴とする請 求の範囲第 2 5項記載の無線通信システム。
2 7 . 上記基地局は、 送信するデータに同期ワードを一定の比率 で混合して送信するとともに、
上記移動局の上記検出手段により、 送信されてきた同期ヮ— ドの相関を検出することによって上記回線の状態を検出するよ うにした請求の範囲第 2 5項記載の無線通信システム。
2 8 . 上記通信システムは、 基地局毎に互いに異なる同期ワー ド が設定されているとともに、 基地局毎に等しい周波数割り当て 及びスロ ッ ト割り当ての状態で、 最大の多重化率で各基地局毎 に同期して信号を送信し、
移動局は、 受信動作を決められた周波数及びスロ ッ 卜で行う とともに、 基準となる同期ワードと受信した信号との相関値を 求めて、 最も高い相関値を示す受信した信号に対応する基地局 を選択するようにした請求の範囲第 2 2項記載の無線通信シス テム。
2 9 . 上記移動局は、 データの送受信を行っている基地局から送 信されてきた信号と上記データの送受信を行っている基地局に 対応する同期ヮー ドとの間の相閲を検出するとともに、 上記デ ータの送受信を行っている基地局と隣接する少なく ともひとつ の基地局から送信されてく る信号と隣接する基地局に対応する 同期ヮー ドとの相関を検出し、 上記隣接する基地局から送信さ れてくる信号と上記隣接する基地局に対応する同期ヮードとの 相関値が、 上記データの送受信を行っている基地局に対応する 同期ヮードと上記データの送受信を行っている基地局から送信 されてきた信号との相関値よりも高い時には、 上記隣 する基 地局へのハンドォフ処理を行うことを特徴とする請求の範囲第
2 2項記載の無線通信システム。
3 0 . 上記移動局は、 受信したデータをビタビアルゴリズムによ り復調を行うデコーダを備え、 上記デコーダは、 上記デコーダ の状態数分のパスメ モ リ が記憶した 0データの数が、 状態数に 近いとき、 そのとき受信したビッ トデータは、 信頼性があると 判断し、 0データの数と 1データの数とが等しいとき、 その受 信したビッ トデータは信頼性が低いと判断することを特徴とす る^求の範囲第 2 2項記載の無線通信システム。
3 1 . 上記基地局は、 更に送信するデータにス ク ラ ンブル処理を 施す符号化手段を備えているとともに、 上記移動局は、 受信し た信号にデスクラ.ンブル処理を施す復号手段を備えていること を特徴とする請求の範囲第 2 2項記載の無線通信システム。
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