WO1995007017A1 - Procede de cueillette de jeunes plants - Google Patents

Description

明 細 書

採 苗 方 法 産業上の利用分野

木発明はイチゴ、 トマト、 サッマイモのようにランナ 一を有する植物の採苗方法に関するものである。 従来の技術

従来は第 7図に示すように土床（1) に親株（2) を植え て複数次のランナー（3Α，3Β，3 3D) 等を生長させ、 該ラ ンナ一（3A，3B，3C，3D) の境界の発根部（4) の部分をロッ クウ一ル、 ポリウレタン発泡体等からなる吸水体（5) に 挿入し、 該吸水体（5) を土床（1) 中に掘込み、 該発根部 (4) から発根せしめて苗（6) を生長させていた。

該苗（6) はその前後でランナー（3A，3B，3C，3D) から切 離して採取し、 吸水体（5) を付けたま ゝで通常水耕また は土耕で仮植を行い、 花芽分化させた後に定植を行なう o

しかしながら上記従来の採苗方法では、 土床（1) で行 われるために親株（2) の植付けや発根部（4.) の堀込み、 苗^、 の採取等を低い姿勢で行わねばならず、 また発根 部（4) の堀込みや苗（6) の採取等も土床（1) を掘って行 わなければならず、 採苗作業は極めて労力の大きなもの あつ Q 発明の開示 '

本発明は上記従来の課題を解決するための手段として 、 高所に配置された植物床（11 )に植えた親株（12)から複 数次のランナー（13A, 13B, 13C， 13D) を垂下り状態で生長 せしめ、 ランナー（13A, 13B， 13C， 13D) 境界の発根部（14) に空中で吸水体（15)を取付け、 該吸水体（15)には空中で 水を散布して該発根部（14)から発根せしめて苗（16)を生 長させ、 その後空中において苗（16)の前後でランナー（1 3A， 13B, 13 13D) を切断して採苗する採苗方法を提供す るものである。

本発明では植物床（1 1 )は高所に配置され、 該植物床（1 1.)に植えた親株（12)から生長した複数次のランナー（13A ， 13B， 13C， 13D) の発根部（14)に吸水体（15)を取付けるが 、 この吸水体（15)取付け作業は作業者が立ったま ゝ、 空 中で行なうことが出来、 土中に堀込む作業も解消される o

そして空中において該吸水体（15)に水を散布して給水 を行ない発根部（14)から発根せしめて苗（16)を生長させ る。 苗（16)が生長したら苗（16.)の前後でランナー（13A， .l 3B, 13C, 13D) を切断して採苗を行なう。 この採苗は吸水 体取付け作業と同様に作業者が立ったま ゝ空中で行なう ことが出来、 土中から堀り起す作業も解消される。

したがって本発明においては採苗作業が非常に楽にか つ能率的に出来るようになる。 本発明はイチゴ以外にト マト、 サツマィ乇等ランナーから採苗する植物にはすべ て適用出来る。 図面の簡単な説明

第 1図〜第 6図は本発明の一実施例を示すものである

O

【第 1図】

側面図

【第 2図】

べッ ド断面図

【第 3図】

一部省略正面図

【第 4図】

吸水体取付前説明図

【 T 5図】

吸水体取付状態説明図

【第 6図】

仮植べッ ド斜視図

【第 7図】

従来例の説明断面図 【符号の説明】

11 ベッ ド

12 親株

13A， 13B， 13 13D ランナー

14 発根部

15 吸水体

16 苗

20 給水管

21 ノズル 発明の詳細な説明

本発明を第 1図〜第 6図に示す一実施例によって説明 すれば、 植物床（11)はフレーム（17)上に載置することに よって温室（10)内において高所に配置される。 該植物床 (11)は第 2図に示すように内部に養液 Sが送通されてい るべッ ド（11A) と、 該べッ ド（11A) 上面に嵌着される孔 明きパネル（11B) とからなり、 該孔明きパネル（11B) の 孔（11 C ) には例えばイチゴの親株（ 12 )を担持した吸水体 Π5)が嵌着される。

上記養液 Sは第 3図に示すように給液口（18)から植物 床（11)のべッ ド（11A) 内に供給され、 排液口（19)から排 出されるが、 養液 Sのべッ ド（11A) 内での流動を円滑に するために、 べッ ド（11A) は給液口（18)側が若干高くな るようにすることが望ましい。

このようにして親株（12)を水耕栽培によって生長させ ると、 先ず該親株（12)からは第 1次ランナー（13A) が垂 下り状態で生長し更に第 1次ランナー（13A) の端末部か ら第 2次ランナー（13B) が垂下り状態で生長する。

第 1次ランナー（13A) と第 2次ランナー（13B) との境 界は発根部（14)になるから、 該発根部（14)に第 4図およ び第 5図に示すように U字ピン（15A) によって吸水体（1 5)を取付ける。 吸水体（15)の取付作業は空中で行われる から作業者は立ったま 、楽な姿勢で作業が出来る。 そし て温室（10)の屋根（10A) に配管された給水管（20)から差 出されるノズル（21 )から適宜水を吸水体（15)に散布して 発根部（14)に空中で給水を行なう。

このようにして第 2次ランナー（13B) を生長させ、 更 に第 2次ランナー（13B) の端末からは第 3次ラ ンナー（1 3C) を垂下り状態で生長せしめ、 更に第 3次ランナー（1 30 の端末からは第 4次ランナー（13D) を垂下り状態で 生長せしめるのであるが、 第 2次ラ ンナー（13B) と第 3 次ランナー（13C) との境界の発根部（14)、 および第 3次 ランナー（13C) と第 4次ランナー（13D) との境界の発根 部（14.)には逐次吸水体（15)を同様に取付け、 ノズル（21 ) から空中給水を行なう。 イチゴの場合は通常第 4次ラン ナ一（13D) が最終ランナーとなる。 このようにしてノズル（21 )から吸水体（15)を介して発 根部（14)に空中給水を行ない苗（16)を生長させる。 苗（1 6)が生長したら苗（16)の前後でランナー（13A， 13B, 13C， 1 3D) を切断して苗（16)の採取を行なうが、 この作業も作 業者が立ったまゝで楽な姿勢で空中で行なうことが出来 る。

上記のようにして採取された苗（16)は第 6図に示すよ うに吸水体（15)を取付けたま ゝで仮植べッ ド（22)に仮植 する。 該仮植べッ ド（22)はべッ ド（22A) と該べッ ド（22A ) 上面に嵌着される孔明きパネル（22B) とからなり、 台 (13)上に載置され、 該孔明きパネル（22B) の孔（22C) に 該苗（16)を吸水体（15)を介して嵌着する。 該べッ ド（22A ) 内には給水口（23)から養液が供給され、 排出口（24)か ら排出される。

このようにして苗（16)を仮植べッ ド（22)に仮植し、 花 芽分化させた後に定植べッ ドに移して定植を行なう。 上 記仮植および定植は土床（1 ) で行なってもよい。 本発 明において使用する吸水体（15)としては、 例えばポリゥ レ夕ン発泡体、 ロックウール成形物等従来から使用され ている吸水体（5) があるが、 例えばパルプ、 木質繊維、 植物繊維、 紙等の微生物によって分解可能な材料の成形 物とすれば、 土床に仮植や定植を行なう際にそのま、土 中に放置して微生物分解させることが出来るし、 また水 耕の場合でも使用後の廃棄物を発酵させて堆肥とする とが出来る。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 高所に配置された植物床に植えた植物の親株から複 数次のランナーを垂下り状態で生長せしめ、 ランナー境 界の発根部に空中で吸水体を取付け、 該吸水体には空中 で水を散布して該発根部から発根せしめて該植物の苗を 生長させ、 その後空中において各苗の前後でランナーを 切断して採苗することを特徴とする採苗方法

2 . 該植物はイチゴである請求の範囲 1 に記載の採苗方 法