明 柳 湯 水 混 合 吐 出 装 置 技術分野
本発明 は、 給湯源か ら 供給 さ れ る 高温水 (湯) と 、 給 水源か ら 供給 さ れ る 低温水 (水) と を混合 し 、 所望の温 度の温水を吐出す る 湯水混合吐出装置に関す る 。
背景技術
台所、 浴室、 洗面所な ど、 3 0 eC 〜 4 5 °C程度の温水 を使用 す る 場所 に お い て は、 湯 と 水 と が同時 に供給 さ れ こ れ ら を適量混合 し て適温の温水を吐出 し得 る よ う に し た湯水混合吐出装置、 例え ば、 湯水混合水栓が用 い ら れ て い る 。
従来、 湯水混合水栓 と し て種々 の構造力《知 ら れて い る が、 代表的 な も の と し て は、 サ ー モ ス タ ツ 卜 ミ キ シ ン ク" バル ブや、 シ ン グル レバー式湯水混合水栓な どがあ げ ら れ る o
前者 は混合水流路 に設け、 感温器を介 し て湯、 水の混 合比を 自 動的に制御 し 、 混合水温度を設定温度 に維持す る 自 動温度調節部 と 、 こ れ と は分離 し て弁体に設け ら れ て吐出 の 開始'、 停止 と 流量の調節 を行 う 開閉部 と を有す る も ので あ る 。 後者は温度調節部 と 開閉部を一体的 に構 成 し て こ れ ら 両部の動作を 1 個の レ バ— ハ ン ド ノレ の 回転 及び傾動 に よ り そ れぞれ操作で き る よ う に し た も のであ
サ ー モ ス タ ツ ト ミ キ シ ン グバルブは前述の よ う に温度 の設定お よ び調節を行 う 温度調節部 と 、 吐出 の開始、 停 止お よ び流量の調節を行 う 開閉部が分離 し て設け ら れて い る た め、 操作に手間がか力、 る 。
即 ち 、 常に一定の温度の温水の みを吐出す る 場合に は、 温度調節部で一旦温度を設定 し た後 は、 開閉部を操作す る だ けで良いが、 既に設定 し てあ る 温度 と は異な る 温度 の温水を吐出 し ょ う と す る と き に は、 そ の都度、 温度調 節部を操作 し て温度を設定 し 直 し 、 更に開閉部 も 操作 し な ければな ら ず操作が面倒であ る 。
—方、 シ ン グル レ バー式湯水混合水栓はサ ー モ ス タ ッ ト 機能を有 し てい な い た め、 一旦温度を調節 し て も 吐出 中 に給水、 辁湯圧力が変化 し た り 、 給湯温度が変化す る と 吐水温度が急変 し 、 不快感を与え る ばか り でな く 火傷 の危険 さ え あ る 。
ま た、 従来の湯水混合水栓に よ れば、 レバー ハ ン ドル が無段階に傾動お よ び回動す る ため混合温水の流量、 温 度を所望の値に設定す る た めの 目 安がな く 、 それ ら の設 定は専 ら 使用者の勘に頼っ て い た。 こ の た め 、 結果 と し て混合温水を無駄に吐出 し て し ま っ た り 、 激 し い水跳ね を生 じ て し ま う こ と 力 あ っ た。
ま た、 シ ン グル レバ ー式湯水混合水栓は、 一本の操作 レ バー の操作で混合水の温度調節 と 吐出 の開始、 停止お よ び吐出流量の調整を全て.行 う こ と がで き 非常に操作性
がよ い反面、 例え幼児な どで も 簡単 に レバ一 を動かす こ と がで き る た め、 悪戯な どに よ り 、 ま た は誤 っ て熱湯を ¾ " 出 さ せて し ま う 恐れがあ る 。 ま た使用 中、 手や体が レ '一 に 当 た る こ と に よ り レバーが動い て高温の湯が吐出 さ れて し ま う 恐れ ち め る 。
本発明 は従来技術が有す る 上記の 問題点に鑑みてな さ れた も の で、 従来の サ 一 モ ス タ ツ ト ミ キ シ ン グパ' ノレ ブ に 比べて操作性に優れ、 かつ シ ン グル レバー 式湯水混合水 栓に比べて吐水温度の安定性に優れた湯水混合水栓、 即 ち 、 操作性 と 吐水温度の安定性を兼備え た湯水混合吐出 装置を提供す る こ と を 目 的 と す る 。
発明 の開示
上記の 目 的を達 ^す る た め に 、 本発明 に よ る 湯水混合 吐出装置 、 铪水源に接続 さ れた水流入路 と 耠湯源に接 続 さ れた湯流入路 と 、 水 と 湯が混合 さ れ混合温水が生成 さ れ る 混合室 と 、 水流入路お よ び湯流入路 と 混合室 と の 間 に配設 さ れ、 混合室 に流入す る 水 と 湯の流量比を設定 温度に対応 し て 自 動調節す る 自 動温度調節手段 と 、 混合 室に連通 さ れた混合温水流路 と 、 水流入路 ま た は湯流入 路 と 混合温水流路 と を 自 動温度調節手段をバイ 0 ス し て 選択的 に接続す る バィ パ ス流路 と 、 バィ パ ス流路 に 設置 さ れ、 バイ パ ス流路力、 ら 混合温水流路へ流出 さ れ る 水 ま た は湯の流量を調節す ^ 量調節手段 と 、 混合温水流路 の下流端位置 に設 け ら れた .吐出孔 と を備え て い る
ま た本発明 に よ る 湯水混合吐出装置 に お い て は、 流量 調節 ΐ 段が、 互い に水密かつ摺動 自 在 に配置 さ れた固定 弁体 と可動弁体 と を備え 、 可動弁体に は、 装置本体に傾 動かつ 回動 自 在に支持 さ れた手動の レバー ハ ン ドルが連 結 さ れ、 レバー ハ ン ド ル の傾動操作で吐出孔か ら 吐出 さ れ る 混合温水の流量を調整 し 、 かつ レ バー ハ ン ド ル の 回 動操作で混合温水の温度を調整 し得 る よ う に な っ てい る c ま た、 本発明 に よ る 湯水混合吐出装置に お い て は、 レ バー ハ ン ドル と 一体に傾動 も し く は回動可能な複数の係 合手段が所定の 間隔を有 し て設け ら れてい る 。
ま た、 本発明 に よ る 湯水混合吐出装置に おいて は、 レ バー ハ ン ドルの高温吐出側への動作を規制す る ス ト ッ パ 一手段 と 、 レ バ ー ハ ン ドルに設け ら れた安全ボ タ ン と を 有 し 、 前記安全ボ タ ン の押 し込み操作に よ り 前記ス ト ッ パ ー手段の規制状態を解除す る ス 卜 ッ パ ー解除手段 と を 備え て い る 。
さ ら に本発明 に よ る 湯水混合吐出装置に お い ては、 レ バ 一 ハ ン ド ル の多量吐出範囲への移行を規制す る ス ト ッ パ ー手段 と 、 前記ス ト ッ パ ー手段の規制状態を解除す る ス 卜 ッ パー解除手段 と を備え てい る 。
図面の簡単な説明
第 1 図 は、 本発明 に よ る 湯水混合吐出装置の基本構成 を示すブ ロ ッ ク 図、
第 2 図 は、 本発明 に よ る ,湯水混合吐出装置の第 1 の実
施例を示す ブ ロ ッ ク 図、
第 3 図 は、 第 1 の実施例を湯水混合水栓に適用 し た倒 を示す正断面図、
第 4 図 は、 同側断面図、
第 5 図乃至第 9 図 は、 固定弁体 と 可動弁体の作用 を示 す説明図、
第 1 0 図 は、 固定弁体 と 可動弁体の他の実施例を示す 外観斜視図、
第 1 1 図乃至第 1 5 図 は、 第 1 0 図 に示 し た弁体の作 用 を示す説明 図、
第 1 6 図 は、 可動弁体の側断面図、
第 1 7 図 は、 本発明 に よ る 湯水混合吐出装置の第 2 の 実施例を示すプ ロ ッ ク 図、
第 1 8 図 は、 第 2 の実施例を湯水混合水栓に適用 し た 例を示す正断面図、
第 1 9 図 は、 同側面図、
第 2 0 図お よ び第 2 1 図 は、 本実施例の作用 を示す部 分側断面図、
第 2 2 図乃至第 2 5 図 は、 同様 に本実施例の作用 を示 す部分横断面'図、
第 2 6 図 は、 第 2 の実施例を湯水混合水栓に適用 し た 他の例を示す概略正断面図、
第 2 7 図 は、 同側断面図、
第 2 8 図 は、 固定弁体 と.可動弁体の実施例を示す外観
斜視図、
第 2 9 図乃至第 3 2 図 は、 第 2 8 図 に示 し た弁体の作 用 を示す説明 図、
第 3 3 図 は、 可動弁体の横断面図、
第 3 4 図 は、 固定弁体 と 可動弁体の他の実施例を示す 外観斜視図、
第 3 5 図乃至第 3 8 図 は、 第 3 4 図 に示 し た弁体の作 用 を示す説明 図、
第 3 9 図 は、 可動弁体の横断面図、
第 4 0 図 は、 本発明 に よ る 湯水混合吐出装置の第 3 の 実施例を示す ブ ロ ッ ク 図、
第 4 1 図乃至第 4 3 図は、 こ の実施例に よ る 湯水混合 吐出装置の制御方法を示す タ イ ム チ ヤ 一 ト 、
第 4 4 図 は、 こ の実施例を湯水混合水栓に応用 し た例 を示す側断面図、
第 4 5 図 は、 本発明 の第 4 の実施例を示す側断面図、 第 4 6 図 は こ の実施例の 固定弁体 と 可動弁体の構造 を示す平面図
第 4 7 図 は こ の実施例の作動状態を示す部分断面図 第 4 8 図 は 第 4 7 図 に示 し た状態に お け る 固定弁体 と 可動弁体の位置関係を示す平面図、
第 4 9 図 は、 第 4 の実施例の変形例を示す側断面図、 第 5 0 図 は、 こ の実施例の作動状態を示す部分断面図 第 5 1 図 は、 こ の実施例の要部分解斜視図、
第 5 2 図 ( A ) は、 第 4 の実施例の他の変形例を示す 側断面図、
第 5 2 図 ( B ) は、 第 5 2 図 ( A ) の W部分の部分拡 大断面図、
第 5 3 図 は 、 こ の実施例の要部分解斜視図、
第 5 4 図 ( A ) は、 第 4 の実施例の そ の他の変形例を 示す部分側断面図、
第 5 4 図 ( B ) は、 第 5 4 図 ( A ) の X 部分の部分拡 大断面図、
第 5 5 図 は 、 こ の実施例の要部分解斜視図、
第 5 6 図 ( A ) は、 第 4 の実施例の他の変形 ,を示す 部分側断面図
第 5 6 図 ( B ) は、 第 5 6 図 ( A ) の Y 部分の部分拡 大断面図、
第 5 7 図 は 、 こ の実施例の要部分解斜視図、
第 5 8 図 は 、 本発明 の第 5 の実施例を示す側断面図、 第 5 9 図 は 、 同概略平面図、
第 6 ◦ 図 は 、 回転規制状態を示す要部正断面図、 第 6 1 図 は 、 規制を解除 し た と き の状態を示す要部側 断面図、
第 6 2 図 は 同正断面図、
第 6 3 図 は 規制解除の作動を説明す る 斜視図、 第 6 4 図 は 同部分拡大断面図、
第 6 5 図 は 安全ボ タ ン .の分解斜視図、
第 6 6 図 は、 第 5 の実施例の変形例を示す側断面図、 リ 7 図 は、 同側断面図で、 規制を解除 し た状態を示 す図、
第 6 8 図は、 安全ボ タ ン の分解斜視図、
第 6 9 図 は、 安全ボ タ ン を示す斜視図、
第 7 0 図は、 第 5 の実施例の他の変形例を示す側断面 図、
第 7 1 図 は、 同側断面図で、 規制を解除 し た状態を示 す図、
第 7 2 図 は、 第 7 0 図の A — Α線断面図、
第 7 3 図 は 、 安全ボ タ ン の分解斜視図、
第 7 4 図 は、 安全ボタ ン の ポタ ン受けの斜視図、 第 7 5 図は、 第 5 の実施例の他の変形利を示す側断面 図、
第 7 6 図 は、 回転規制を解除す る 作動を説明す る 要部 断面図
第 7 7 図 は、 ス ト ッ パー リ ン グの平面図、
第 7 8 図 は、 ス ト ッ パ ー リ ン グ と ス ト ッ パ ー ピ ン の作 動を説明す る 斜視図、
第 7 図 は'、 本発明 の第 6 の実施例を示す側断面図、 第 8 0 図 は、 回転規制時の状態を示す要部拡大断面図 第 8 1 図 は、 第 8 0 図の B — B 線断面図、
第 8 2 図 は、 回転規制解除時の状態を示す要部拡大断 面図、
第 8 3 図 は、 上記 の 状態 に お け る 口 ッ ク デ ィ ス ク と ス k ピ ン の 位置関係を示す平断面図、
第 8 4 図 は、 第 6 の実施例の変形例を示す側断面図、 第 8 5 図 は、 回転規制時の状態を示す要部拡大断面図 第 8 6 図 は 、 上記 の状態 に お け る 口 ッ ク デ ィ ス ク と ス 卜 一 リ ン グ の位置関係を示す平断面図、
第 8 7 図 は、 回転規制解除時の状態を示す要部拡大断 面図、
第 8 8 図 は 、 上記 の 状態 に お け る 口 ッ ク デ ィ ス ク と ス 卜 一 リ ン グの位置関係を示す平断面図、
第 8 9 図 は、 ス ト ッ パー リ ン グの外観斜視図、 第 9 0 図 は、 第 6 の実施例の他の変形例を示す側断面 図、
第 9 1 図 は、 規制解除状態を示す部分断面図、 第 9 2 図 は、 第 6 の実施例の そ の他の変形例を示す側 断面図、
第 9 3 図 は、 規制解除状態を示す部分断面図、 第 9 4 図 ( A ) は、 第 5 の実施例の変形例を示す側断 面図、
第 9 4 図 (·Β ) は、 第 9 4 図 ( Α ) の Ζ 部分の部分拡 大断面図
第 9 5 図 は、 規制解除の作用 を説明す る た め の要部拡 大断面図
第 9 6 図 は、 規制を解除 し た状態を説明す る た め の要
部拡大断面図、
第 9 7 図乃至第 9 9 図 は、 固定 リ ン グ と 回転 リ ン グの 作動を説明す る た め の部分拡大正断面図、
第 1 0 ◦ 図 は、 本発明の第 7 の実施例を示す側断面図、 第 1 0 1 図 は、 自 動温度調節バル ブの側断面図、 第 1 0 2 図 は、 第 1 0 1 図の C 一 C 線断面図、
第 1 ◦ 3 図 は、 自 動温度調節バ ル ブの止水時の状態を 示す要部側断面図、
第 1 0 4 図 は、 第 7 の実施例の変形例を示す側断面図, であ る 。
発明を実施す る た め の最良の形態
第 1 図 は本発明 に よ る 湯水混合吐出装置の基本的構成 を示す プ ロ ッ ク 図であ る 。
湯水混合吐出装置 1 0 は、 給水源 1 1 に接続 さ れた水 流入路 1 2 と 、 給湯源 1 3 に接続 さ れた湯流入路 1 4 と 水 と 湯が混合 さ れ混合温水が生成 さ れ る 混合室 1 5 と 、 水流入路 1 2 お よ び湯流入路 1 4 と 混合室 1 5 と の 間に 配設 さ れ、 混合室 1 5 に流入す る 水 と 湯の流量比を設定 濃度に対応 し て 自 動調節す る 自 動温度調節手段 1 6 と 、 混合室 1 5 に連通 さ れた混合温水流路 1 7 と 、 水流入路 1 2 ま た は湯流入路 1 4 と 混合温水流路 1 7 と を 自 動温 度調節手段 1 6 をバ イ パ ス し て選択的 に接铳す る バイ パ ス 流路 1 8 と 、 バ イ パ ス流路 1 8 に設置 さ れ、 バ イ パ ス 流路 1 8 か ら 混合温水流路 1 7 へ流出 さ れ る 水ま た は湯
の流量を調節す る 流量調節手段 1 9 と 、 混合温水流路 1 7 の下流端位置 に設け ら れた吐出孔 2 0 と か ら 構成 さ れて い る 。
ま た 、 自 動温度調節手段 1 6 は さ ら に 自 動温度調節手 段 1 6 への温度設定の変更調整を行 う た め の設定温度調 整手段 1 6 a を有 し てい る 。
こ の よ う な構成か ら な る 本発明 の湯水混合吐出装置 1 0 に お い て は、 給水源 1 1 お よ び給湯源 1 3 か ら 水お よ び湯が、 それぞれ水流入路 1 2 お よ び湯流入路 1 4 を 通 し て、 自 動温度調節手段 1 6 に流入す る 。 こ の流入 し た水お よ び湯 は混合室 1 5 で混合 さ れ る が、 こ の 際、 自 動温度調節手段 1 6 は混合室 1 5 へ流出す る 水 と 湯の流 量比を、 設定温度に対応 し て 自 動調節す る 。 こ れ に よ り 、 混合室 1 5 で は所望の温度の混合温水が生成 さ れ、 混合 温水流路 1 7 を経て吐出孔 2 0 か ら 吐出 さ れ る 。
こ こ で吐出孔 2 0 か ら 吐出 さ れ る 混合温水の温度 よ り も さ ら に高い温度の温水を必要 と す る 場合 に は、 流量調 節手段 1 9 を操作 し て、 湯流入路 1 4 か ら適宜な流量の 湯をバ イ パ ス 流路 1 8 を経由 し て混合温水流路 1 7 へ流 出 さ せ る 。 ま た逆 に低い温度の温水を必要 と す る 場 合 に は、 流量調節手段 1 9 を操作 し て、 水流入路 1 4 か ら の 水を バ イ パ ス 流路 1 8 を経由 し て混合温水流路 1 7 へ流 出 さ せ る 。
ま た 、 設定温度調整手段 1 6 a を用 い て 自 動温度調節 手段 1 6 の設定温度を 自 由に調整す る こ と がで き る 。
こ の よ う に本発明 に よれば、 自 動温度調節手段 1 6 に 対 し 、 一度必要な温度を設定 し てお けば、 後は 自 動的 に 必要な温度の温水を得 る こ と がで き 、 常に吐水温度の安 定性を維持す る こ と がで き る 。
ま た、 こ の温度よ り 高い温水あ る い は低い温水を得 る 場合、 自 動温度調節手段 1 6 の設定温度の調整作業を必 要 と せず、 流量調節手段 1 9 で湯あ る い は水をバ イ パ ス さ せて供給す る だ けで良 く 、 操作性が極めて良い。
第 2 図乃至第 9 図 は、 上述 し た本発明 に よ る 湯水混合 吐出装置を湯水混合水栓 に適用 し た例を示す も のであ る , 第 2 図 はそ の ブ ロ ッ ク 構成図であ り 、 ま ず こ の ブ ロ ッ ク 図を用 い て本実施例の概要を説明す る。
本実施例に お い ては、 流量調節手段は、 混合温水の流 量を開閉調節す る 手段を兼用 し た開閉兼流量調節手段 2 1 であ り 、 水バ イ パ ス流路 1 8 a お よ び湯バ イ パ ス流路 1 S b の下流端位置 に設置 さ れて い る 。
本実施例 に よ れば、 自 動温度調節手段 1 6 に よ り 水お よ び湯の混合比が 自 動調節 さ れ、 混合室 1 5 で所定温度 (適温) の混合温水が生成 さ れ る 。 こ の混合温水 は、 開 閉兼流量調節手段 2 1 に よ り 流出量が調節 さ れ吐出孔 2 0 へ送 ら れ る 。 例え ば開閉兼流量調節手段 2 1 に よ り 混合温水の流出量を零か ら最大吐出量ま で 自 由 に調節す る こ と 力 で き る 。
さ ら に、 開閉兼流量調節手段 2 1 に よ り 水バ イ パ ス 流
路 1 8 a あ る い は湯バ イ パ ス 流路 1 8 b を経由 し て、 適 宜な流量の水あ る い は湯を混合温水 に 対 し 加え る と 、 適 温よ り 低い あ る い は高い温度の温水を容易 に得 る こ と 力' で き る 。
本実施例 に よ れば、 第 1 図 に示 し た湯水混合吐出装置 1 0 の効果 と と も に 、 さ ら に開閉兼流量調節手段 2 1 を 操作す る だけで、 吐出流量の制御 を同時 に行 う こ と がで き 、 操作性の優れた装置 を得 る こ と がで き る 。
第 3 図お よ び第 4 図 は、 本実施例 に よ る 湯水混合水栓 3 〇 の正断面図お よ び側断面図で あ る 。
図中符号 3 1 は水栓の本体、 3 2 は本体 3 1 に装備 さ れた 自 動温度調節部 (以下 自動温調部 と い う ) 、 3 3 は 同様に本体 3 1 に装備 さ れた開閉兼流量調節部 (以下開 閉流調部 と い う ) であ る 。 本体 3 1 に は湯流入路 3 4 、 水流入路 3 5 、 吐出流路 3 6 が内設 さ れ、 湯流入路 3 4 の熱湯、 水流入路 3 5 の冷水は 自 動温調部 3 2 、 開閉流 調部 3 3 を順次経由 し て吐出流路 3 6 に流れ る よ う に構 成 さ れて い る 。
ま た、 本体 3 1 に は湯流入路 3 4 、 水流入路 3 5 、 自 動温調部 3 2 を経由 せず に 、 直接開閉流調部 3 3 を経由 し て吐出流路 3 6 に連絡す る 湯バ イ パ ス 流路 3 7 、 水バ ィ パ ス流路 3 8 力 内設 さ れて い る 。
自 動温調部 3 2 は、 本体 3 1 に相対向 し て形成 さ れた 湯用 お よ び水用 そ れ ぞれ の.温度調節弁座 3 9 , 4 1 を有
し て い る 。 こ れ ら両弁座 3 9 , 4 1 間 に は、 一方で湯用 温度調節弁座 3 9 に対応 し て湯 制御弁 4 2 a を、 他方 で水用温度調節弁座 4 1 に対応 し て水用制御弁 4 2 b を そ れぞれ構成 し 、 一方の弁を閉弁す る 方向への作動が他 方の弁を開弁す る 方向への作動 と な る 温度調節弁体 4 2 が配置 さ れて い る 。 こ の温度調節弁体 4 2 の背後に は、 開閉流調部 3 3 に連絡す る 混合温水流路 4 3 が形成 さ れ、 こ の混合温水流路 4 3 中 に温度調節弁体 4 2 に連係 し 、 内部 に収容 し た ワ ッ ク ス の熱膨脹、 収縮に よ り 設定位置 か ら進退 し て温度調節弁体 4 2 を そ の設定位置か ら進退 し て温度調節弁体 4 2 をそ の設定位置か ら進退移動 さ せ る 感温器 4 4 が配置 さ れてい る 。 そ し て こ の感温器 4 4 に接続 し て、 ス ピ ン ドル 4 5 の 回転操作に よ り 感温器 4 4 を進退 さ せて そ の位置を設定 し、 こ れ に よ り 温度調節 弁体 4 2 の 位置を設定す る 温度設定手段 4 6 が配置 さ れ て い る 。
そ し て、 本実施例では 自動温調部 3 2 は本体 3 1 の軸 線に対 し て直交す る 方向 に設け ら れてお り 、 ス ピ ン ドル 4 5 の一端は本体 3 1 の側面か ら 突出 し 、 こ れ に温度調 節 ハ ン ド ル 4 -7 力 取 り 付 け ら れて い る 。
開閉流調部 3 3 は、 本体 3 1 に 固定 さ れた 円盤状の 固 定弁体 4 8 と 、 こ の 固定弁体 4 8 に水密かつ措動 自 在 に 重ね合わせ ら れた可動弁体 4 9 と に よ り 構成 さ れてい る 固定弁体 4 8 に は、 こ れを厚 さ 方向 に貫通 し て混合温水
5 一 流路 4 3 、 湯バイ パ ス 流路 3 7 、 水バィ パ ス 流路 3 8 に そ れぞれ連絡す る 混合温水流入孔 5 1 、 湯流入孔 5 2 、 水流入孔 5 3 が開穿 さ れて い る (第 5 図参照) 。
こ れ ら の各流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 は 固定弁体 4 8上 に 、 こ れ と 同心に描かれ る 同一の 円 の 円周上に 、 そ の 円 周 に沿 う 円弧状に形成 さ れて、 湯流入孔 5 2 、 混合温水 流入孔 5 1 、 水流入孔 5 3 の順に配置 さ れて い る 。 そ し て混合温水流入孔 5 1 と 他の 2 つ の流入孔 5 2 , 5 3 と の 間 に は僅かな 間隙が設け ら れて い る 。
可動弁 4 9 は、 固定弁体 4 8 の径よ り 小径で は あ る が こ れを 固定弁体 4 8 に重ね合わせた と き 、 こ の弁体 4 8 か ら は み 出 さ な い 限 り 、 どの様な位置 に お い て も 固定弁 体 4 8 の前記 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 を カ バ 一 し 得 る 程度の大 き さ の平面部 4 9 a を有 し てい る (第 5 図 参照) 。 可動弁体 4 9 は、 固定弁体 4 8上に 、 あ ら ゆ る 方向への 直線的進退運動 も 円運動 も 可能な よ う に重ね合 わせ ら れて い る 。
可動弁体 4 9 に は 、 そ の下面、 即 ち 固定弁体 4 8 と の 摺接面 に 、 周縁部の一部を切欠 い て吐出流路 3 6 に連絡 す る よ う に 形成 し た流出 部 5 4 が設け ら れて い る 。 こ の 流出部 5 4 は 、 固定弁体 4 8 の 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 5 3 と ほ ぼ同 じ大 き さ か若干大 き な 円弧形状を有 し て い る
ま た 、 可動弁体 4 9 の背面 に は、 操作力伝達手段 5 5
を介 し て本体 3 1 上部 に設け た レバー ハ ン ドル 5 6 が接 続 さ れて い る 。 レ バ ー ハ ン ドル 5 6 は、 そ の レ バ一
5 6 a を本体 3 1 の正面側に延ば し て設け ら れてい る 。
こ の操作力伝達手段 5 5 は、 レ バ 一 ハ ン ド ル 5 6 の 回 動操作を可動弁体 4 9 の 円運動 に、 上下傾動操作を直線 方向 の進退運動 に それぞれ変換 し得 る よ う に構成 さ れて い る 。 な お、 第 4 図 に お い て、 符号 5 7 は逆止弁であ る 次に第 5 図乃至第 9 図を参照 し て、 開閉流調部 3 3 の 作動を説明す る 。 第 5 図 にお いて、 固定弁体 4 8 の 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 は、 可動弁体 4 9 に よ り 全て 塞がれ、 吐出 は停止 し て い る 。 こ の状態に おい て は、 レ ヽ ン ドノレ 5 6 の レ バ ー 5 6 a は中央部 に あ っ て、 力、 つ最 も上方の位置に あ る 。
第 5 図の状態か ら レバ ー 5 6 a を最 も 下方位置 に ま で 押 し下げ る と 、 可動弁体 4 9 は後退 し 、 第 6 図 に示す状 態に な り 、 流出部 5 4 が混合温水流入孔 5 1 と 整合 し て 自 動温調部 3 2 で設定 し た適温の温水が吐出 さ れ る 。 こ の混合温水 (適温湯) の吐出流量は、 可動弁体 4 9 の移 動位置 に よ り 変化 し 、 最 も後退位置 に あ る と き (第 6 図 の状態) 、 最大吐出流量が得 ら れ る 。
続い て レ バー 5 6 a を右へ回転 さ せ る と 、 可動弁体 4 9 も 右へ回転 し 、 流出部 5 4 は混合温水流入孔 5 1 と 水流入孔 5 3 の双方に整合 し 、 吐出流路 3 6 へは適温の 湯 に冷水が混合 さ れた低温の温水が流出す る 。 こ の可動
弁体 4 9 の 回転の過程に お い て、 流出部 5 4 の混合温水 流入孔 5 1 と 水流入 ¾ 5 3 に対す る 整 台割合が反比例的 に変化 し 、 混合温水流入孔 5 1 の整合割合が減少 し 、 水 流入孔 5 3 の整合割合が増加す る 。 そ し て、 さ ら に右 に 回転 さ せ る こ と に よ り 、 第 8 図 に示す よ う に流出部 5 4 が水流入孔 5 3 の み に整合す る よ う に な り 、 低温の水の みが吐出 さ れ る 。 こ の状態で レバー 5 6 a を上方に 引 き 上げれば、 可動弁体 4 9 が前進 し 、 第 9 図 に 示す よ う に 、 流出部 5 4 と 水流入部 5 3 の整合 は外れ、 水の吐出 は停 止 さ れ る 。
ま た第 6 図の状態か ら レバー 5 6 a を左 に 回転 さ せれ ば、 湯流入孔 5 2 に お い て も 、 前記 し た水流入孔 5 3 を 流出部 1 9 に整合 さ せた と 同様の作動が行われ る 。
即 ち 、 こ の実施例で は レ バ 一 5 6 a の上下傾動、 即 ち 可動弁体 4 9 の進退 に よ り 開閉お よ び流量の調節が行わ れ、 レ バ ー 5 6 a の 回動操作、 即 ち 可動弁体 4 9 の 回転 に よ り 温度の調節が行われ る 。
次 に第 1 0 図乃至第 1 6 図 は開閉流調部 3 3 a の 固定 弁体 と 可動弁体の他の実施例を示す も の で あ る 。 本実施 例で は、 固定弁体 4 8 a に流出孔 5 4 a が貫通 し て開穿 さ れ、 可動弁体 4 9 a に は、 固定弁体 4 8 a に開穿 さ れ た前記実施例 と 同様の 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 と 、 流出孔 5 4 a と の連絡を開閉す る 通路 5 8 が形成 さ れて い る
固定弁体 4 8 a の 3 つ の-流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 は、
前記実施例同様、 固定弁体 4 8 a 上に こ れ と 同心に描か れ る 同一の 円周 に沿 つ て湯流入孔 5 2 、 混合温水流入孔
5 1 、 水流入孔 5 3 の順に配置 さ れ、 全体 と し て三ヶ 月 状を呈す る よ う に形成 さ れて い る 。 流出孔 5 4 a は、 上 記 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 に よ り 形成 さ れ る 円弧 内方 に位置 し て大略キ ノ コ 状に開設 さ れてい る 。
ま た、 可動弁体 4 9 a の通路 5 8 は、 可動弁体 4 9 a の 固定弁体 4 8 a への搢接面に 凹設 さ れて、 流入孔 5 1 ,
5 2 , 5 3 に対応す る 入 り 口 凹部 5 8 a と 、 流出孔
5 4 a に対応す る 出 口 凹部 5 8 b を通孔 5 8 c で連絡 し て形成 さ れて い る 。 こ の 出 口 凹部 5 8 b は、 可動弁体
4 9 a が固定弁体 4 8 a 上の いかな る 位置 に あ っ て も 流 出孔 5 4 a に必ず整合す る よ う な位置、 形状を備え てい る o
上記通路 5 8 の入口 凹部 5 8 a は、 混合温水流入孔 5 1 と ほぼ同 じ 大 き さ 、 形状を有 し 、 かつ 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 に対 し て、 前記実施例 に お け る 流出部 5 4 と 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 と の関係 に相当す る 関係を有 し得 る よ う な位置 に設け ら れてい る 。
こ の実施例に お い て も 、 前記実施例同様、 レ バ ー ハ ン ドル 5 6 の レバー 5 6 a が本体 3 1 の 中央部に あ っ て最 も上方位置 に あ る と き に は、 第 1 1 図 に示す よ う に 3 つ の流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 は、 可動弁体 4 9 a に よ り 全 て塞がれて い る 。 こ の状態か ら レ バー 5 6 a を押 し下げ
れば、 第 1 2 図 に示すよ う に 、 通路 5 8 の入 口 凹部
5 8 a が混合温水流入孔 5 1 に整合 し て適温の湯を吐岀 流路 に流す。
続い て レ バー 5 6 a を右へ回転 さ せれば、 第 1 3 図 の 状態を経て第 1 4 図の状態へ と 変化 し て、 適温の湯へ冷 水が混合 さ れ、 そ の割合が漸増 し 、 冷水の みの吐出 と な る 。 そ し て、 再 び レバ一 5 6 a を弓 I き 上げれば、 第 1 5 図の よ う に入 口 凹部 5 8 a と 水流入孔 5 3 の整合 は外れ、 全ての流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 は閉鎖状態 と な る 。
ま た第 1 3 図の状態か ら レバ一 5 6 a を左 に 回せば、 適温水への熱湯の混合が行われ る 。 そ し て入 口 凹部
5 8 a と 各流入孔 5 1 , 5 2 , 5 3 の整台状態に お い て、 レバー 5 6 a を上下に動かす こ と に よ り 、 両者の整合面 積が增減 し 流量が調節 さ れ る 。
第 1 7 図 は本発明 の第 2 の実施例を示す ブ ロ ッ ク 構成 図であ る 。 こ の実施例 に お い て は、 流量調節手段がバ ィ パ ス 流路の上流端位置 に設置 さ れてい る 。
即 ち 、 本実施例 に お い て は、 流量調節手段は混合温水 の 流量を開閉調節す る 手段を兼用 し た 開閉兼流量調節手 段 5 9 であ り ; バ イ パ ス 流路 1 8 の上流端位置 に 設置 さ れて い る 。
本実施例 に よ れば、 給水源 1 1 お よ び給湯源 1 3 か ら 供給 さ れた水お よ び湯 は、 開閉兼流量調節手段 5 9 を経 由 し て 自 動温度調節手段 1 .6 に流入す る 。 S 動温度調節
手段 1 6 に おい て、 水お よ び湯の混合比が設定温度に対 応 し て g 動調節 さ れ、 混台室 1 5 で所定温度 (適温) の 混合温水が生成 さ れ、 吐出孔 2 0 か ら 吐出 さ れ る 。 こ の 混合温水の吐出流量は、 開閉兼流量調節手段 5 9 に よ り 制御 さ れ る 。
ま た、 開閉兼流量調節手段 5 9 に よ り 、 水あ る い は湯 を、 バイ パ ス流路 1 8 を通 し て混合温水流路 1 7 へ選択 的 に供給す る こ と に よ り 、 簡単容易に適温よ り 低い あ る い は高い温度の温水を得 る こ と がで き る 。
本実施例 に お い て は、 開閉兼流量調節手段 5 9 を 自 動 温度調節手段 1 6 の上流側に配置 し てあ る の で、 給水源 1 1 あ る い は給湯源 1 3 の供給圧力が変動 し た場合で も , 自 動温度調節手段 1 6 に は影響がな く 、 常に最適な温度 の混合温水を得 る こ と がで き る 。
第 1 8 図乃至第 2 5 図 は、 本実施例 に よ る 湯水混合水 栓 6 0 を示す図であ り 、 第 1 8 図お よ び第 1 9 図 はそ の 断面図お よ び側断面図であ る 。
本実施例 に お い て は、 自 動温調部 6 2 は略円筒状を し た カ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 に収め ら れて本体 6 1 内 に配 備 さ れてい る -。 本体 6 1 内 に設け ら れた湯流入路 6 5、 水流入路 6 6 、 吐出流路 6 7 は、 カ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 に よ り 画成 さ れ、 湯流入路 6 5 、 水流入路 6 6 が開 閉流調部 6 3 を介 し て各 々 自 動温調部 6 2 の湯用制御弁 6 2 a 、 水用制御弁 6 2 b に連通 さ れて い る 。 ま た、 吐
出流路 6 7 に は 自 動温調部 6 2 の混合温水流路 6 8 が直 接連通 し て い る 。 そ し て湯用制御弁 6 2 a の湯用温度調 節弁座 6 9 、 水用制御弁 6 2 b の水用温度調節弁座 7 1 は、 そ れぞれカ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 内 に形成 さ れて い
自 動温調部 6 2 は、 本体 6 1 の軸線 と 同一方向 の配置 と な っ てお り 、 調整用 の ス ピ ン ドル 7 2 力 カ ー ト リ ツ ジ ケ ー ス 6 4 の上面に突出 し て い る 。
カ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 は、 上端 に設 け た レ バ一 ハ ン ドル 7 3 の 回動操作 に よ り 軸心を中心に し て所定角度回 転 し 、 傾動操作 に よ り 上下進退す る よ う に本体 6 1 に揷 入 さ れ て い る 。
ス ピ ン ド ノレ 7 2 は レ バ 一 ハ ン ド ノレ 7 3 に よ り 覆 わ れ て お り 、 レ ノ 一ハ ン ドノレ 7 3 を取 り 外す こ と に よ り 、 ド ラ ィ バ一 等の工具を用 い て回動調整す る こ と がで き る 。
開閉流調部 6 3 は 円筒状 に形成 さ れた 構造を有 し 、 力 一 卜 リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 の外周 に嵌着 さ れて、 力 一 ト リ ッ ジ ケ ー ス 6 4 と 一体的 に 回動お よ び進退移動す る よ う に 設け ら れた可動弁体 7 4 を有 し て い る 。 ま た 、 湯流入路
6 5 お よ び水流入路 6 6 に そ れぞれ配備 さ れ、 上記可動 弁体 7 4 を水'密状 に挟持す る 2 つ の 固定弁体 (以下湯側 固定弁体 7 5 a 、 水側固定弁体 7 5 b と い う ) を有 し て い る 。
可動弁体 7 4 に は、 こ れを厚 さ 方向 に 貫通 し て湯路
7 6 と 水路 7 7 が形成 さ れる と 共 に 、 外周 面を上下方向
に溝状 に 凹欠 し て湯バ イ パ ス路 7 8 と 水バ イ パ ス路 7 9 が形成 さ れて い る 。 湯側固定弁体 7 5 a 、 水側固定弁体 7 5 b に は、 各 々 湯流入路 6 5 、 水流入路 6 6 に連絡す る 湯流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 が開穿 さ れて い る 。
湯路 7 6 と 水路 7 7 は、 平面よ り 見て可動弁体 7 4 の 中心線上で対象位置に開設 さ れて い る 。 ま た、 可動弁体 7 4 は、 内周側の開 口 が 自動温調部 6 2 の湯側制御弁 6 2 a 、 水側制御弁 6 2 b に、 外周側の開 口 が湯側固定 弁体 7 5 a の湯流入孔 8 1 、 水側固定弁体 7 5 b の水流 入孔 8 2 に それぞれ対応す る よ う 固定弁体内 に 回転摺動 可能に 嵌揷 さ れて い る 。
湯路 7 6 と 水路 7 7 は、 可動弁体 7 4 の 回動お よ び上 下進退移動 に よ り 、 可動弁体 7 4 の外周側の開 口 の湯流 入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に対す る 整合面積が正比例的 に 増減す る 。 即 ち 、 平面的に は、 可動弁体 7 4 は そ の 回転 範囲の 中心位置 に あ る と き に、 湯流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に対 し て完全に整合 し (第 2 2 図参照) 、 回転範囲 の両端ま で回転 し た状態でその整合が完全に外れ る 。 ま た垂直的 に は、 可動弁体 7 4 が最 も 下方へ前進 し た と き に -流入孔 8 - 1 、 水流入孔 8 2 に対 し て完全に整合 し (第 1 8 図参照) 、 最 も上方 に後退 し た状態に おい て、 そ の整合が完全に外れ る (第 2 1 図参照) 。
湯バ ィ パ ス路 7 8 お よ び水バ イ パ ス路 7 9 は、 各 々 湯 流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に対応 し て湯流入路 6 5 、 水
流入路 6 6 を、 自 動温調部 6 2 を経由せずに吐出流路
6 7 に連絡す る も の で、 湯路 7 6 に 隣接 し て湯バ イ パ ス 路 7 8 が、 水路 7 7 に 隣接 し て水バ イ パ ス路 7 9 が、 湯 路 7 6 お よ び水路 7 7 を結ぶ線に対 し て同 じ 側 に設 け ら れ る (第 2 2 図参照) 。
そ し て、 湯ノく' イ ノ、。 ス 路 7 8 、 水バ イ パ ス 路 7 9 は 、 湯 路 7 6 お よ び水路 7 7 が湯流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に そ れぞれ完全 に整合 し て い る 状態に お い て湯流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に は整合 し な い (第 2 2 図) 。 ま た 、 可動 弁体 7 4 の一方向への 回動 に よ り 、 湯路 7 6 お よ び水路
7 7 の湯流入孔 8 1 お よ び水流入孔 8 2 への整合がずれ る と 、 そ のずれに略相 当す る 分、 例え ば水バ イ パ ス路 7 9 が水流入孔 8 2 に整合す る (第 2 3 図) 。 ま た 同様 に 、 可動弁体 7 4 の逆方向への 回動 に よ り 、 湯バ イ パ ス 路 7 8 が湯流入孔 8 1 に整合す る 。 そ し て湯路 7 6 お よ び水路 7 7 の湯流入孔 8 1 お よ び水流入孔 8 2 への整合 が完全 に外れ る と 、 湯バ イ パ ス路 7 8 ま た は水パ' ィ パ ス 路 7 9 の いずれかが完全 に整合す る (第 2 4 図、 第 2 5 図) 。
ま た 、 湯バ -ィ パ ス路 7 8 、 水バ イ パ ス路 7 9 は、 平面 的 に み て、 湯流入孔 8 1 、 水流入孔 8 2 に整合 し r 態 に お い て、 可動弁体 7 4 の上下進退移動 に よ り 整合面積 が增減 し 、 可動弁体 7 4 が最 も 後退 し た状態で は湯流入 孔 8 1 、 水流入孔 8 2 への.整合が上方へ外れ る よ う に構
成 さ れてい る 。
こ の よ う に 、 本実施例の も の は 自 動温調部 6 2 の上流 側 に おい て、 開閉お よ び流量調節が行われ、 レ バー ハ ン ドル 7 3 の上下傾動操作に よ り 吐出 の開始、 停止お よ び 流量の調節を行 う こ と がで き 、 レバ一 ハ ン ドル 7 3 の左 右回転操作に よ り 温度の調節を行 う こ とがで き る 。
即 ち 、 レ バ ー ハ ン ド ノレ 7 3 の レ バ 一 7 3 a が中央に あ る と き に は こ れを引 き 上げ る こ と に よ り 自 動温調部 6 2 で設定 さ れた適温の温水が吐出 さ れ る が、 レバーハ ン ド ノレ 7 3 を左右に 回転 さ せ る こ と に よ り 、 適温の温水に熱 湯を混合 し て高温の温水 と し 、 ま た冷水を混合 し て低温 の温水 と す る こ と 力くで き る 。 ま た そ の温度は、 レバーハ ン ドノレ 7 3 の回転角度に よ り 、 流量は レバー ハ ン ドル 7 3 の上下角度に よ り 調節 さ れ る 。
第 2 6 図乃至第 3 3 図 は、 第 1 7 図 に示 し た第 2 の実 施例 に よ る 他の湯水混合水栓を示す図であ り 、 第 2 6 図 お よ び第 2 7 図は そ の概略正断面図お よ び側断面図であ
O ο
本実施例 に おい て は、 開閉流調部 8 4 が、 第 3 図で説 明 し た よ う な略円盤状の、 互い に水密かつ措動 自 在に配 置 さ れた固定弁体 8 5 と 可動弁体 8 6 と に構成 さ れてい o
湯水混合水栓 8 0 の本体内 に は、 上方位置 に開閉流調 部 8 4 が配設 さ れ、 そ の可動弁体 8 6 に レ バ ー ハ ン ド ル
8 7 が連結 さ れて い る 。 ま た 、 開閉流調部 8 4 の下方位 置 に 、 こ の軸線 と 直交す る 方向 に第 3 図 に示 し た と 同様 の 自 動温調部 3 2 が配設 さ れて い る 。 符号 4 7 は 、 自 動 温調部 3 2 の温度調整ハ ン ド ルで あ る 。
給水源お よ び給湯源か ら の水流路 8 8 お よ び湯流路 8 9 は、 ま ず開閉流調部 8 4 の 固定弁体 8 5 の水流入孔 お よ び湯流入孔に接続 さ れ、 さ ら に開閉流調部 8 4 を経 由 し て 自 動温調部 3 2 に接続 さ れて い る 。 開閉流調部 8 4 力、 ら は、 自 動温調部 3 2 をバ イ パ ス す る バ イ パ ス 流 路 9 1 が導出 さ れて、 自 動温調部 3 2 か ら の混合温水流 路 9 2 に接続 さ れ、 さ ら に吐出流路 9 3 に連通 さ れて い 固定弁体 8 5 は、 第 2 8 図 に示すよ う に 、 円盤の周縁 部を 2 箇所対称位置で切欠い て柄状突出部 8 5 a を設 け、 全体 と し て キ ノ コ 状 に形 ^ さ れて い る 。 そ し て各 々 の 切 欠部 8 5 b , 8 5 b は、 ハ イ パ ス流路 9 1 へ連通 さ れて い る o
固定弁体 8 5 に は、 そ の柄状突出部 8 5 a に 自 動温調 部の湯側制御弁 に連絡す る 湯流出孔 9 4 a 、 水側制御弁 に連絡す る 水-流出孔 9 4 b が並列状 に貫通開穿 さ れ、 固 定弁体 8 5 の笠状部 8 5 c に は、 本体の湯流路 8 9 、 水 流路 8 8 に連絡す る 湯流入孔 9 5 a 、 水流入孔 9 5 b が 並列状 に開穿 さ れて い る 。
可動弁体 8 6 は固定弁体 8 5 の笠状部 8 5 c の 円弧を
延長 し て形成 さ れ る 円 よ り 小径な 円盤か ら な り 、 湯流入 孔 9 5 a 、 水流入孔 9 5 b と 湯流岀孔 9 4 a 、 水流出孔 9 4 b と の連絡お よ び湯流入孔 9 5 a 、 水流入孔 9 5 b と前記切欠部 8 5 a , 8 5 b と の連絡を開閉す る 2 つ の 通路 9 6 力 形成 さ れてい る 。
通路 9 6 は、 それぞれ可動弁体 8 6 の固定弁体 8 5 へ の搢接面 に凹設 さ れて、 前記流入孔 9 5 a ,
9 5 b に対応す る 入口 凹部 9 6 a と 、 流出孔 9 4 a , 9 4 b に対応す る 出 口 凹部 9 6 b と を通孔 9 6 c で連絡 す る こ と に よ り 形成 さ れて い る (第 3 3 図参照) 。
通路 9 6 と湯、 水流入孔 9 5 a , 9 5 b 、 湯水流出孔 9 4 a , 9 4 b 、 切欠部 8 5 と の関係は、 第 2 9 図乃至 第 3 2 図 に示 し た通 り であ る 。 すな わ ち 、 レバー ハ ン ド ノレ 8 7 が本体中央上部位置 に あ る と き に は、 第 2 9 図 に 示す よ う に 2 つ の通路 9 6 と 2 つ の流入孔 9 5 a , 9 5 b の整合がな く 、 混合温水は吐出 さ れな い。
レ バ—ノヽ ン ドル 8 7 を押 し下げ る と 、 可動弁体 8 6 は 直進的 に後退 し 、 第 3 0 図の よ う に 2 つ の通路 9 6 は そ れぞれ湯流入孔 9 5 a と 湯流出孔 9 4 a 、 水流入孔 9 5 b と 水流-出孔 9 4 b を連絡 し 、 湯 と 水は 自動温調部 3 2 に流れ、 こ こ で適温に調整 さ れて吐出流路 9 3 に流 さ れ る 。
こ の場合、 吐出流量は可動弁体 8 6 の移動に よ り 調整 さ れ、 第 3 0 図 に示す状態で最大 と な る 。
第 3 ◦ 図の状態か ら レ バ一 ハ ン ドル 8 7 を左 ま た は右 に 回動すれば、 第 3 1 図 に示す よ う に 、 可動弁体 8 6 の —方の通路 9 6 の み の入 口 凹部 9 6 a が水 ま た は湯流入 孔 (図示例で は水流入孔 9 5 b ) に整合 し 、 入 口 凹部 9 6 a に連絡す る 出 口 凹部 9 6 b が一方の切欠部 8 5 b に整合 し て、 湯 ま た は水 (図で は水) がバィ パ ス流路
1 を介 し て吐出流路 9 2 に流れ る 。 こ の過程 に お い て 適温水へ加え ら れ る 熱湯 ま た は冷水の 流量が可変 し 、 吐 出 さ れ る 混合温水の温度が調節 さ れ る 。 そ し て、 上記第 3 1 図の状態力、 ら レバ一 ハ ン ドル 8 7 を 引 き 上げ る と 、 可動弁体 8 6 は直線的 に前進 し 、 通路 9 6 の入 口 凹部
9 6 a と 整合 し て い た湯 ま た は水流入孔 (図面で は水流 入孔 9 5 b ) が、 上記入 口 凹部 9 6 a 力、 ら 外れ、 水栓が 閉塞 し て吐出が停止 さ れ る (第 3 2 図) 。
第 3 4 図乃至第 3 9 図 は、 前述 し た実施例の 開閉流調 部の他の実施例を示 し て い る 。 こ の実施例で は、 固定弁 体 〗 0 1 が円盤状 に 、 可動弁体 1 0 2 が固定弁体 1 ◦ 1 よ り 小径な 円盤の周緣部を一部切欠い て流出部 1 0 3 を 設 け た形状 に形成 さ れて い る 。 こ の流出部 1 0 3 に よ り 、 後述す る す る-よ う に 、 湯流路 と 湯バ イ パ ス路、 水流路 と 水バイ パ ス路の連絡が開閉制御 さ れ る 。 固定弁体 1 0 1 と 可動弁体 1 0 2 に は、 前記第 2 9 図乃至第 3 3 図 に 示 し た実施例 と 同様 に 、 湯、 水 そ れぞれの 流入孔 1 0 4 ,
1 0 5 と 流出孔 1 0 6 a , 1 0 6 b . こ れ ら 湯流入孔 1
◦ 4 と 湯流出孔 1 0 6 a 、 水流入孔
1 〇 5 と 水流出孔 1 0 6 b の連絡を開閉制御す る 各専用 の通路 1 0 7 , 1 0 7 力《設け ら れて い る 。
前記各流入孔 1 0 4 , 1 0 5 、 流出孔 1 0 6 a ,
1 0 6 b 、 通路 1 0 7 , 1 0 7 の形状、 配置 は、 第 3 4 図 に示す通 り であ る 。 通路 1 0 7 は前記実施例 と 同様、 流入孔 1 0 4 , 1 0 5 に対応す る 入口 凹部 1 0 7 a と 流 出孔 1 0 6 a , 1 ひ 6 b に対応す る 出 口 凹部 1 0 7 b と を、 通孔 1 0 7 c で連絡 し た構造 と な っ てい る 。 そ し て . 第 3 5 図 に示す よ う に、 湯流入孔 1 0 4 と 湯用通路
1 0 7 の入口 凹部 1 0 7 a 、 水流入孔 1 0 5 と 水用通路 1 0 7 の入口 凹部 1 0 7 a の整合が共に全 く な い状態で は止水す る 。 ま た こ の状態か ら 可動弁体 1 0 2 が直線的 に後退 し て、 各流入孔 1 0 4 , 1 0 5 、 流出孔 1 0 6 a 1 0 6 b と 対応す る 各通路 1 0 7 の入 口 凹部 1 0 7 a 、 出 口 凹部 1 ◦ 7 b が共に整合 し た第 3 6 図の状態では、 湯 と水を そ れぞれの流出孔 1 0 6 a , 1 0 6 b 力、 ら 自 動 温調部の湯側制御弁、 水側制御弁に流す。 続い て可動弁 体 1 0 2 が回転 し て、 第 3 7 図 に示す よ う に 、 可動弁体 1 0 2 の流出-部 1 0 3 が、 水流入孔 1 0 5 ま た は湯流入 孔 1 0 4 に整合 し た状態で は、 冷水の みがバィ パス 流路 を介 し て吐出 流路 に流れ る 。 そ し て、 前記第 3 6 図乃至 第 3 7 図へ変化す る 過程で、 自 動温調部へ湯、 水を流す と 同時に バ ィ パ ス 流路 に も水を流す状態が生 じ る 。
さ ら に可動弁体 1 0 2 の 回転が進み 、 湯流入孔 1 0 4 、 水流入孔 1 0 5 を共 に 閉塞す る 笫 3 8 図の状態で は 、 再 び吐出が停止す る 。 ま た第 3 6 図 の状態か ら 第 3 7 図 と は逆の方向 に可動弁体 1 0 2 を回転 さ せれば、 熱湯の み がバイ パス 流路を介 し て吐出流路へ流れ る 。 そ し て どの よ う な吐出 の状態 に お い て も 、 可動弁体 1 0 2 を レバー ハ ン ドル に よ り 進退移動 さ せれば流量を簡単 に調節す る こ と 力《で き る 。
第 4 0 図 は、 本発明 の第 3 の実施例を示す ブ ロ ッ ク 構 成図で あ る 。 こ の実施例 は、 第 2 図 に示 し た実施例の応 用例であ り 、 同一の構成要素 に は 同一の符号を付 し て説 明 を省略す る 。
本実施例 に お い て は、 吐出孔 2 0 の近 く に、 人間の手 や洗浄す る 物な どの存在を感知 し 、 信号を発す る 物体感 知セ ン サ 1 1 0 が配設 さ れて い る 。 ま た、 装置本体か ら 離間 し た位置 に人間の手や足な どで操作 さ れ る 操作ス ィ ツ チ 1 1 2 が設置 さ れて い る 。 こ れ ら の物体感知セ ン サ 1 1 ◦ お よ び操作ス ィ ッ チ 1 1 2 は 、 制御手段 1 1 4 に 接続 さ れ、 制御手段 1 1 4 で は 、 こ れ ら の セ ン サ 1 1 0 、 ス ィ ッ チ 1 1 ·2 力、 ら の 信号 に 基づ い て 、 後述す る よ う な 制御信号を発す る よ う に な っ て い る 。
水流入路 1 2 お よ び湯流入路 1 4 に は、 そ れぞれ 自 動 開閉弁 1 1 5 お よ び 1 1 6 が配設 さ れ、 こ れ ら の 自 動開 閉弁 1 1 5 , 1 1 6 は制御手段 1 1 4 に接続 さ れて い る 。
第 4 1 図乃至第 4 3 図 は、 本実施例 に よ る 湯水混合吐 出装置の制御方法を示す タ イ ム チ ャ ー ト であ り 、 以下、 こ の タ イ ム チ ヤ 一 ト を参照 しつつ本実施例の作用 につ い て説明す る 。
物体感知セ ン サ 1 1 0 か ら は、 光が周期的 に照射 さ れ てお り 、 こ の光が、 接近 し て き た人間の手あ る い は物に よ り 反射 さ れ る と 、 こ の反射光がセ ン サ 1 1 0 で感知 さ れ、 物体の感知信号を発す る 。 こ の感知信号は制御手段 1 1 4 に送 ら れ、 制御手段 1 1 4 力、 ら 自 動開閉弁 1 1 5 1 1 6 に開動作信号が送 ら れ る 。 こ れ に よ り 、 水流入路 1 2 お よ び湯流路 1 4 を通 し て水 と 湯が装置内 に供給 さ れ、 前述 し た実施例 と 同様の作用 に よ り 、 所要の混合温 水が吐出 さ れる 。
手な どが離れて、 物体の感知信号が消滅す る と 、 制御 手段 1 1 4 に よ り 再び自動開閉弁 1 1 5 , 1 1 6 が閉 じ ら れて混合温水の吐出が停止 さ れ る 。 こ の吐出 の停止は 手な どが離れた後 も 一定時間 (例え ば 0 . 3 秒) 吐出を 继続 し た後で行われ る 。 こ の よ う に 、 物体感知セ ン サ 1 1 0 を用 い る こ と に よ り 、 レ バ ー ハ ン ド ルな ど を用 い る こ と な く 自動的 に混合温水を得 る こ とがで き る
(第 4 1 図) 。
フ ッ ト ス ィ ツ チ の よ う な操作ス ィ ツ チ 1 1 2 を用 い た 場合 に は、 第 4 2 図 に示す よ う な作用 を行 う 。 すな わ ち 操作ス ィ ッ チ 1 1 2 を O N にす る と 、 制御手段 1 1 4 か
3 ら の信号 に よ り 自 動開閉弁 1 1 5 , 1 1 6 が開動作を行 い 、 所要の混合温水が吐出 さ れ る 。 再 び操作 ス ィ ッ チ 1 1 2 を作動すれば、 ス ィ ッ チ 0 F F の状態 と な り 、 制 御手段 1 1 4 か ら の信号 に よ り 自 動開閉弁 1 1 5 ,
1 1 6 が閉動作を行い 、 混合温水の吐出が停止 さ れ る 。 こ の よ う に 、 操作ス ィ ッ チ 1 1 2 を用 い て も 、 自 動的 に 適温の混合温水を得 る こ と がで き る (第 4 2 図) 。
次 に 、 物体感知セ ン サ 1 1 0 と 操作 ス ィ ッ チ 1 1 2 と を組合せて用 い た場合の作用 につ い て説明す る 。
ま ず、 物体感知セ ン サ 1 1 0 に よ る 物体感知 に よ り 、 吐出孔か ら 混合温水が 自動的に吐出 さ れ る 。 こ の吐出作 用 が行われて い る 間 に 、 操作ス ィ ッ チ 1 1 2 を作動す る と 、 物体感知セ ン サ 1 1 0 か ら の光の照射が停止 さ れ、 自 動吐水の状態か ら 連続吐水の状態 と な る 。 し た力《 つ て、 手な どを物体感知セ ン サ 1 1 0 か ら 離れた位置へ動か し て も 、 吐出作用がそ の ま ま 継続 さ れ る 。
続い て操作ス ィ ツ チ 1 1 2 を再び作動すれば、 制御手 段 1 1 4 力、 ら の信号に よ り 自 動開閉弁 1 1 5 , 1 1 6 力 開動作を行い 、 混合温水の吐出が停止 さ れ る 。
こ の よ う に '、 物体感知セ ン サ 1 1 0 と 操作 ス ィ ッ チ 1 1 2 と を組合せて用 い る こ と に よ り 、 自 動吐水作用 と 連続吐水作用 の い ずれかを使用者の使用条件 に お い て容 易 に選択す る こ と がで き 、 湯水混合吐出装置の操作性の 向 上 を 図 る こ と がで き る 。
な お 、 本実施例 に お い て、 物体感知セ ン サ 1 1 0 と し て光セ ン サを、 操作ス ィ ッ チ 1 1 2 と し て フ ッ ト ス イ ツ チ を用 い る 例を示 し たが、 こ の他の セ ン サ 、 ス ィ ッ チ を 用 い る こ と は も ち ろ ん可能であ る 。 ま た、 自 動開閉弁 1 1 5 , 1 1 6 と し て は、 例え ば電磁開閉弁を用 い る こ と がで き る 。
第 4 4 図 は本実施例を湯水混合水栓に応用 し た例を示 す側断面図であ る 。 こ の湯水混合水栓 1 2 0 の基本的な 構造は、 第 4 図 に示 し た混合水栓 3 0 と 同一で あ る の で 異な る 部分 につ い て の み説明す る 。
こ の湯水混合水栓 1 2 0 は、 自動吐水作用 を行 う も の で あ る た め 、 レ ノく一ハ ン ドノレ 5 6 の レ バ ー 5 6 a は流量 調整 と 吐出 さ れ る 温水の温度調節の み行い得 る よ う そ の 動作範囲が規制 さ れて い る 。 すな わ ち 、 レバー ハ ン ドル 5 6 の動作を開閉流調部の可動弁体 4 9 に伝え る動力伝 達手段 5 5 に 当接す る ス ト ツ バ部 1 2 1 を設 け、 レバー ハ ン ドル 5 6 が水栓 1 2 0 を閉止す る 位置へ移動で き な い よ う に し て あ る 。
吐出孔 2 0 に 隣接す る 位置 に光セ ン サ 1 1 ◦ が設置 さ れ、 こ の光セ -ン サ 1 1 0 が吐出流路 3 6 内 に配線 さ れた コ 一 ド : L 2 2 に よ り 制御手段 1 1 4 に接続 さ れて い る 。
こ の よ う な構成か ら な る 湯水混台水栓 1 2 0 に よ れば 前述 し た よ う に 、 自 動吐水作用 と 連続吐水作用 と を任意 に組合せて、 適温の混合温水を使用状態に適 し た状態で
得 る こ と 力 で き る 。
以上説明 し た本発明 の各実施例 に よ れば、 一度 自 動温 度調節手段で温度を設定 し てお け ば、 後 は開閉兼用 流量 調節手段の みを操作す る だ けで、 適温の温水の吐出開始、 停止お よ び流量調節 を行 う こ と がで き る と と も に 、 こ の 適温の温水 に 湯ま た は水を加え て、 高温の温水 ま た は低 温の温水を得 る こ と がで き る 。 し た力 つ て、 前回設定 し た温度 と 異な る 温度の温水を吐出 さ せ よ う と す る た びに 、 自 動温度調節手段を操作 し て温度を設定 し 直す必要がな く 、 単 に開閉操作 と 連続 し て温度の調節がで き る の で操 作性が極めて良い。
ま た 、 最 も 使用頻度の高い温度を 自 動温度調節手段 に 設定 し てお けば、 通常の使用 の際、 耠湯圧力等の変化 に よ り 吐出温度が急変す る こ と 力 な く 安全であ る 。
ま た 、 適温の温水 に湯 ま た は水を加え て使用 し て い る と き に給湯圧力が変化 し て も 、 圧力変化の影響を受 け る の は適温の温水 に加え ら れ る 湯 ま た は水側の みであ り 、 吐出温水 に対す る 影響 は少な く 、 吐水温度の安定性が向 上す る 。
第 4 5 図乃'至第 4 8 図 は本発明 の第 4 の実施例を示す 図であ る 。 こ の実施例 に お い て は、 レ バ一 ハ ン ドルの傾 動 あ る い は 回動が段階的 に行われ る よ う に し て あ り 、 レ バ一ハ ン ドルを用 い て混合温水の流量、 温度を所望の状 態 に設定す る 際の 目 安 と な. る よ う に し た こ と を特徴 と し
て い る 。
第 4 5 図 は本実施例 に よ る 湯水混合水栓 1 3 ◦ の側靳^であ る 。
湯水混合水栓 1 3 1 に は上下面を開放す る 筒状部材 1 3 2 の 内部を区画 し て、 機能部収納室 1 3 3 と 吐出流 路 1 3 4 が形成 さ れてい る 。 そ の筒状部材 1 3 2 の外周 に は、 吐出流路 1 3 4 に連絡す る ス パ ゥ ト 部 1 3 6 が設 け ら れてい る 。 こ の スパ ゥ ト 部 1 3 6 の先端に は吐出孔 1 3 6 a が開設 さ れて い る 。 ま た、 筒状部材 1 3 2 の上 部 に は、 機能部収納室 1 3 3 の上面開 口部を覆 う カ バー 1 3 7 が螺着 さ れ、 そ の カ バー 1 3 7 の上方に レバー ハ ン ド ル 1 3 8 が支持 さ れて い る 。 カ バー 1 3 7 の上端 に は、 機能部収納室 1 3 3 に連通す る 平面円形の開 口 1 3 7 a が開設 さ れ、 そ の開 口 1 3 7 a の 口縁に沿 っ て 上端部分の断面が半球状 と な る 突条 1 3 7 b か ら な る 係 合部が形成 さ れて い る 。
レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 は カ バ 一 1 3 7 の上端部分を覆 う 基部 1 3 8 a と 、 そ の基部 1 3 8 a 力、 ら一体に延出す る レ バ ー 1 3 8 b 力、 ら な り 、 後述す る 連係機構 1 3 9 に よ り 、 傾動かつ回動 自 在に支持 さ れてい る 。
機能部収納室 1 3 3 の 内底部 に は固定弁体 1 4 1 が固 定配置 さ れ、 さ ら に そ の 固定弁体 1 4 1 の上面に は、 可 動弁体 1 4 2 が水密状 に かつ滑動 自 在に摺接 し てい る 。
固定弁体 1 4 1 に は、 第 4 6 図 に示す よ う に 、 水流入
孔 1 4 1 a 、 湯流入孔 1 4 1 b 、 混合温水流出孔 1 4 1 c が貫通 し て開穿 さ れて い る 。 そ し て水流入孔 1 4 1 a は水流入路 1 4 5 で耠水源に 、 湯流入孔 1 4 8 b は湯流 入路 1 4 6 で給湯源 に、 混合温水流出孔 1 4 1 c は吐出 流路 1 3 4 を介 し て吐出孔 1 3 6 a に 、 それぞれ連通 し て い る 。
可動弁体 1 4 2 は、 レ バ 一 ハ ン ド ノレ 1 3 8 の 回動操作 に よ り 周方向 に 回動 し 、 か つ レ バ 一 ハ ン ド ノレ 1 3 8 の傾 動操作 に よ り 前後方向 に摺動す る よ う 、 可動弁体 1 4 2 の上方に収納 さ れ る 連係機構 1 3 9 を介 し て レ バー ハ ン ドル 1 3 8 に接続 さ れて い る 。
ま た可動弁体 1 4 2 の下面 (固定弁体 1 4 1 と の搢接 面) に は、 可動弁体 1 4 2 の 回動 に伴 っ て水流入孔 1 4 1 a と 湯流入孔 1 4 1 b の開度を調節す る 開孔 1 4 7 と 、 可動弁体 1 4 2 の搢動 に 伴 っ て流出孔 1 4 4 の開度を調節す る か ま た は流出孔 1 4 4 を閉 じ る 通孔
1 4 8 が凹設 さ れて い る (第 4 6 図参照) 。 さ ら に 可動 弁体 1 4 2 の上面 に は、 開孔 1 4 7 と 通孔 1 4 8 を連絡 す る 凹部 1 4 9 を備え た蓋部材 1 5 1 と 、 こ の蓋部材
】 5 1 を固定-す る 蓋体 1 5 2 が設け ら れ、 こ の蓋体
1 5 2 の上面 に は係止 凹部 1 5 3 が設 け ら れて い る 。 連係機構 1 3 9 は、 蓋体 1 5 2 の上方 に 回動 自 在に設 置 さ れ る 円筒部材 1 3 9 a と 、 こ の 円筒部材 1 3 9 a の 内周 に 下半部を揷入 し た レ バ一 1 3 9 b と を備 え 、 こ の
レバ一 1 3 9 b を ピ ン 1 3 9 c で摺動 自 在に支持す る と 共 に、 こ の レ バー 1 3 9 b の上端を レ バー ハ ン ドノレ : L 3 8 の基部 1 3 8 a 内 に 固定 し 、 かつ下端を係止凹部 1 5 3 に揷入 し て可動弁体 1 4 2 の上面に係合 さ せ、 レバー ハ ン ドル 1 3 8 と 可動弁体 1 4 2 と を上記の如 く 接続さ せて あ る 。
こ れ に よ り 、 レ バ ー ハ ン ドノレ 1 3 8 の傾動 に よ り 、 吐 出孔 1 3 6 a か ら の混合温水の吐水 · 止水お よ びそ の流 量調整が行われ、 ま た、 レバ一 ハ ン ド ル 1 3 8 の回動 に よ り 混合温水の温度調整が行われ る 。
レ バ — ハ ン ドノレ 1 3 8 の基部 1 3 8 b 内 に は、 突条 1 3 7 b に対向す る 凹部 1 3 8 c を設け、 そ の 凹部 1 3 8 c 内 に は、 板状部材 1 5 4 を出没 自在に嵌入す る と共 に、 こ の板状部材 1 5 4 を突条 1 3 7 b 方向 に付勢 す る ばね 1 5 5 力 装填 さ れてい る 。
板状部材 1 5 4 にお け る突条 1 3 7 b と の対向面に は 突条 1 3 7 b の上端部分に係脱 自在に係合 し 、 かつ突条 1 3 7 b の周方向 に沿 っ て湾曲す る 複数の溝 1 5 4 a 〜 1 5 4 d か ら な る 係合受部が、 レ ノく 一 ハ ン ドノレ 1 3 8 の 形状方向 に所定間隔をお い て凹設 さ れてい る 。 こ れに よ り 、 突条 1 3 7 b (係合部) と 各溝 1 5 4 a 〜
1 5 4 d (係合受部) の係合点が、 レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 の傾動方向へ所定間隔 ご と に複数設定 さ れ る 。
溝 1 5 4 a 〜 l 5 4 d の本数お よ びそ れぞれの溝を設
け る 位置 は多様であ る が、 本実施例 に お い て は図示の如 く 4 箇所 と さ れて い る 。
すな わ ち 、 レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 の傾動方向最下段の 溝 1 5 4 a は、 通孔 1 4 8 が流出孔 1 4 1 c に連通 し な い状態 (止水状態) で突条 1 3 7 b に係合す る 位置 に 、 そ の上の溝 1 5 4 b は、 通孔 1 4 8 力《流出孔 1 4 1 c に 連絡 し かつ流出孔 1 4 1 c の開度が小程度の状態 (混合 温水の吐出流量が小の状態) で突条 1 3 7 b に係合す る 位置 に 、 さ ら に そ の上の溝 1 5 4 c は通孔 1 4 8 が流出 孔 1 4 1 c に連通 し かつ流出孔 1 4 1 c の開度が中程度 の状態 (混合温水の吐出流量が適度の状態) で突条
1 3 7 b に係合す る 位置 に、 最上段の溝 1 5 4 d は通孔 1 4 8 力《流出孔 1 4 1 c に連通 し かつ流出孔 1 4 1 c の 開度が最大の状態 (混合温水の吐出流量が最大の状態) で突条 1 3 7 b に係合す る 位置 に そ れぞれ設け ら れて い o
以上の構成に よ れば、 レ バ一 ハ ン ドル 1 3 8 力 第 4 5 図 に示す位置の角度 に あ る と き 、 可動弁体 1 4 2 は 第 4 6 図 に示す位置 に あ り 、 こ の状態で は吐出孔 1 3 6 a 力、 ら の混合-温水の吐出 は行われな い。 こ の状態力、 ら レ バー ハ ン ド ル 1 3 8 を下方へ傾動操作す る と 、 可動弁体
1 4 2 が摺動 し て通孔 1 4 8 が流出孔 1 4 1 c に連通 し 、 吐出孔 1 3 6 a か ら 混台温水が吐出 さ れ、 同時 に流出孔 1 4 1 c の開度が次第 に大 き く な り 混 合温水の流量が増
す る 。 そ の 際、 板状部材 1 5 4 の溝 1 5 4 b 若 し く は 1 5 4 c が突条 1 3 7 b に係 含す る こ と で生ず る 抵抗感 に よ り 、 混台温水の流量が小程度、 或い は中程度 (適度) であ る こ と を認識で き 、 さ ら に溝 1 5 4 d が突条
1 3 7 b に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 混合温水 の流量が最大であ る こ と を認識で き る (第 4 7 図) 。
ま た 、 第 4 6 図あ る い は第 4 8 図の状態に お い て は、 レバ— ハ ン ドル 1 3 8 はそ れぞれ回動範囲の ほぼ中心に 位置 し 、 こ の と き 水流入孔 1 4 1 a 、 湯流入孔 1 4 1 b の開度は ほぼ均等であ る 。 こ の状態力、 ら レバ一ハ ン ドル 1 3 8 を低温側ま た は高温側へ回動操作 し て、 水流入孔 1 4 1 a と 湯流入孔 1 4 1 b の開度比を変え る こ と に よ り 、 混合温水の温度を所望 (低温側若 し く は高温側) に 設定す る 。 こ の時、 板状部材 1 5 4 は溝 1 5 4 a 〜
1 5 4 d の いずれか と 突条 1 3 7 b の係合状態を保持 し て レ バ — ハ ン ド ノレ ;! 3 8 と 一体に 回動す る 。
な お、 上記隣接す る 溝 1 5 4 a 〜 1 5 4 d 間 に さ ら に 溝を設け、 こ れに よ り 上記係合点を増加す る こ と は任意 であ る 。
さ ら に、 本-実施例 に お いて は第 4 5 図 に示す よ う に、 混合栓本体 1 3 ◦ 内 に ロ ッ ク 機構を設け、 レバー 1 3 8 b の 中途部 に 出没 自 在に設け た安全ボ タ ン 1 5 6 の操作 でそ の 口 ッ ク 機構の解除が行え る よ う に な っ てい る 。
ロ ッ ク 機構 は、 カ バー 1 3 7 の開 口 部 1 3 7 a 内 に 回
動不能 に嵌入 さ れた ガ イ ド リ ン グ 1 5 7 と 、 そ の ガイ ド リ ン グ 1 5 7 内周 に装填 さ れ、 レ バ一ハ ン ドノレ 1 3 8 と —体 に 回動す る 円盤状の弾性体 1 5 8 と 、 基端 1 5 9 を 弾性体 1 5 8 の上面に 当接 し 、 先端 1 6 1 を レ バー 1 3 8 b の 中途部に露呈 し て、 レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 内 に進退 自 在に配 さ れ る 線材 1 6 2 と 、 上記弾性体 1 5 8 を上方へ付勢す る ばね 1 6 3 と か ら 構成 さ れて い る 。 ガ ィ ド リ ン グ 1 5 7 の上縁内周 に は、 弾性体 1 5 8 を係止 す る 鍔 1 6 4 力《設け ら れて い る 。
ガイ ド リ ン グ 1 5 7 の 内周 に は 凸部を、 弾性体の外周 に は そ の 凸部 に係合 し て レ バ 一 ハ ン ドノレ 1 3 8 の 回動を 規制す る 凸片 を それぞれ設け (共 に 図示せず) 、 湯流入 孔 1 4 1 b の開度が最大に な る 位置の手前で前記凸部 と 凸片が係合す る よ う に し てあ る 。
線材の先端 1 6 1 は図示の如 く 傾斜状 に立 ち 上が る と 共に、 安全ボ タ ン 1 5 6 に搢接 し 、 安全ボ タ ン 1 5 6 の 没動に よ り 基端 1 5 9 方向 に移動 し て弾性体 1 5 8 を押 し 下げ、 凸部 と 凸片の係合を外す よ う に な つ て い る 。
こ の よ う に 、 レ バー ハ ン ドル 1 3 8 を高温側 に 回動操 作す る と 、 混合温水の設定温度が最高温度、 す な わ ち熱 湯 に な る 手前で レ バ 一 ハ ン ド ル 1 3 8 の 回動が規制 さ れ る 。 よ っ て、 使用者が予期せずに熱湯が吐出 さ れ る お そ れがな く 、 使用時の安全性を向上す る こ と がで き る 。
第 4 9 図〜第 5 1 図 は 、 レ バ 一 ハ ン ド ル の傾動方向 と
回動方向 の それぞれに複数の係 合点を設定 し た場合の実 施例を示 し て い る 。 な お、 こ れ以降に説明す る 実施 に お い て は、 上記 し た実施例 と 同様 に構成 さ れ る 部分につ い て は図中 に 同一の符号を付 し 、 そ の説明 につ い て は省 略す る 。
レバー ハ ン ドル 1 3 8 の傾動方向 に.お け る係合点は、 カ バー 1 3 7 の開 口部 1 3 7 a 内 に設置 し た 中間部材 1 6 5 の上面 に 、 流量調節側の突出部材 ( ピ ン ) 1 6 6 か ら な る 係合部を 出没 自 在に設け る と 共に、 レ バーハ ン ド ル 1 3 8 に お け る 基部 1 3 8 a の 内面 に溝 1 6 7 a 〜 1 6 7 f か ら な る複数の係合受部を設けて形成 さ れてい る o
中間部材 1 6 5 は上面が半円形状の起立部 1 6 5 a を 左右に設けて、 こ の両起立部 1 6 5 a の 間を連係機構 1 3 9 の レ バ 一 1 3 9 b の上半部揷入ス ペ ー ス と し 、 レ バー ハ ン ドル 1 3 8 と一体に回動す る よ う 円筒部材 1 3 9 a の上面に係止 さ れてい る 。 前記 どち ら か一方の 起立部 1 6 5 a の上面に は孔 1 6 5 b を凹設 し 、 そ の孔 1 6 5 b 内 に ばね 1 6 8 と 突出部材 1 6 6 が挿入 さ れて い る 。 - 突出部材 1 6 6 は、 ばね 1 6 8 に よ っ て係合部材 1 6 7 の方向へ付勢 さ れてい る 。
係合部材 1 6 7 は、 基部 1 3 8 a の 内面に お け る 突出 部材 1 6 6 と 対面す る 部分 に装着 さ れて い て、 そ の下面
に は突出部材 1 6 6 が係脱 自 在 に係合す る 溝 1 6 7 a 〜 1 6 7 ί が、 レ バ一 ノ、 ン ドノレ 1 3 8 の傾動方向 に対 し て 並列状 に 凹設 さ れて い る 。
レ バー ハ ン ドル 1 3 8 の 回動方向 に お け る 係合点 は、 中 間部材 1 6 5 の下方 に 、 多数の溝 (係合受部)
1 6 9 a … を有す る 係合 リ ン グ 1 6 9 を設置す る と 共 に 中間部材 1 6 5 の下面に温度調節側の突出部材 ( ピ ン )
1 7 2 力、 ら な る 係台部を 出没 自 在 に 設け て形成 さ れて い 係 ^ リ ン グ 1 6 9 に は、 そ の上面全長 に亘 つ て、 任意 な ピ ッ チ を も っ て連続状 に溝 1 6 9 a … が設 け ら れて お り 、 そ れ ら の溝 1 6 9 a … 力 中 間部材 1 6 5 の下面 に搢 接す る よ う 、 カ バ一 1 3 7 の開 口 部 1 3 7 a 内 に 回動不 能に 設置 さ れて い る 。
突出部材 1 7 2 は、 中間部材 1 6 5 の下面 に溝
1 6 9 a … と 対面す る よ う 凹設 し た孔 1 6 5 c 内 に ばね 1 7 1 と 共に挿入 さ れ、 そ の ばね 1 7 1 に よ っ て溝 1 6 9 a …方向 に 付勢 さ れて い る 。
以上の構成 に よ れば、 レ バー ハ ン ドノレ 1 3 8 が第 4 9 図 に示す位置-の角度 に あ る と き 、 可動弁体 1 4 2 は前述 し た第 4 6 図 と 同一の位置 に あ り 、 こ の状態で吐出孔 1 3 6 a 力、 ら の混 台温水の吐出 は行われな い。 こ の状態 力、 ら レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 を下方へ傾動操作す る と 、 可 動弁体 1 4 2 が揩動 し て、 吐出孔 1 3 6 a か ら 混 台温水
が吐出 さ れ、 同時 に そ の流量が調整 さ れ る 。 そ の 際、 流 量調節側の突岀部材 1 6 6 が、 係合部材 1 6 7 の溝 1 6 7 b 〜 l 6 7 f に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 、 混合温水の流量の増減を段階的に認識で き る 。
ま た 、 第 4 9 図或い は第 5 0 図 に示す状態に お いて、 レ バー ハ ン ドル 1 3 8 はそ の回動範囲の ほぼ中心に位置 し 、 こ の と き 水流入孔 1 4 1 a 、 湯流入孔 1 4 1 b の開 度は ほ ぼ均等であ る 。 こ の状態力、 ら レバ一 ハ ン ドル 1 3 8 を低温側ま た は高温側へ回動操作 し て、 混合温水 温度を所望 (低温側若 し く は高温側) に設定す る 。 そ の 際、 温度調節側の突出部材 1 7 2 が係合 リ ン グ 1 6 9 の 溝 1 6 9 a … に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 、 混 合温水温度の低温側若 し く は高温側への移行を段階的 に 認識で き る 。 こ の時、 係合部材 1 6 7 は、 溝 1 6 7 a 〜 1 6 7 f の いずれか と 突出部材 1 6 6 と の係合状態を保 持 し て レバ一ハ ン ドル 1 3 8 と 一体に 回動す る 。
な お、 係合 リ ン グ 1 6 9 に おけ る 各溝 1 6 9 a … 間の ピ ッ チ を、 レ バ ー ハ ン ドル 1 3 8 の低温側 · 高温側への 回動方向 に 向 け て漸次幅狭 と すれば、 混合温水の温度調 整時 ( レ バ ー ハ ン ドル 1 3 8 の 回動操作時) に お い て生 ず る 抵抗感の 間隔が低温側、 高温側へ行 く に し たが つ て 狭 く な る 。 こ れ に よ り 、 視力障害者な ど力《 レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 を操作 し て温度調整す る 際の ガイ ド と す る こ と も で き る 。
第 5 2 図お よ び第 5 3 図 は、 レ バ ー ハ ン ドルの 回動方 向 に複数の 係台点を設定 し た場合 の実施 を示 し て い る すな わ ち 、 こ の実施例 に お い て は、 レ バー ハ ン ドノレ 1 3 8 と 一体に 回動す る 円筒部材 1 3 9 a の上面に孔 1 7 3 を凹設 し 、 そ の孔 1 7 3 内 に ばね 1 7 4 を装填 し て突出部材 ( ボー ル) 1 7 5 か ら な る 係合部を 出没 自 在 に支持 し 、 さ ら に 円筒部材 1 3 9 a の上面 に摺接す る 係 合 り ン グ 1 7 6 力《カ バー 1 3 7 の開 口 部 1 3 7 a 内周 に 固定配置 さ れて い る (第 5 2 図 ( B ) 参照) 。
係 合 リ ン グ 1 7 6 の下面 (円筒部材 1 3 9 a の上面 と の摺接面) に は、 突出部材 1 7 5 が係脱 自 在 に係合す る 溝 1 7 7 a 〜 l 7 7 c 力、 ら な る 複数の係 台受部カ《 、 レ ノく 一ハ ン ドル 1 3 8 の 回動方向 に所定間隔を お い て凹設 さ れ、 こ れに よ り レ バ 一 ハ ン ドル 1 3 8 の 回動方向 に所定 間隔をお い て複数の係合点が設定 さ れ る 。
溝 1 7 7 a 〜 l 7 7 c を設け る 数お よ びそれぞれの溝 の位置 は多様であ る が、 こ の実施例 に お い て図示の如 く 3 箇所 と す る 。
レ バ ー ハ ン ド ル 1 3 8 の 回動方向 の 中 間の溝 1 7 7 b は、 水流入孔 ·1 4 1 a と 湯流入孔 1 4 1 b の開度が均等 な状態 (混 台温水温度が適度の状態) で、 突出部材 1 7 5 が係合す る 位置 に 、 高温側の溝 1 7 7 a は水流入 孔 1 4 1 a の開度が大の状態 ( 合温水温度が低め の状 態) で突出部材 1 7 が係.台す る 位置 に 、 泜温側の溝
1 7 7 c は湯流入孔 1 4 3 の開度が大の状態 (混合温水 温度が高め状態) で突出部村 1 7 5 が係合す る 位置 に、 そ れぞれ設 け ら れてい る 。
な お、 隣接す る 溝 1 7 7 a と 1 7 7 b の間、 ま た は 1 7 7 b と 1 7 7 c の 間 に さ ら に溝を設け、 こ れに よ り 上記係合点を増やす こ と は任意であ る 。
以上の構成に よ れば、 第 5 2 図 に示 し た状態に お い て, レ バー ハ ン ドル 1 3 8 はそ の 回動範囲の ほぼ中心に位置 し 、 こ の と き 水流入孔 1 4 1 a 、 湯流入孔 1 4 1 b の開 度は ほぼ均等であ る 。 こ の状態力、 ら レバ一 ハ ン ドル
1 3 8 を低温側 ま た は高温側に回動操作 し て、 混合温水 温度を所望 (低温側若 し く は高温側) に設定す る 。 そ の 際、 突出部材 1 7 5 が係合 リ ン グ 1 7 6 の溝 1 7 7 a 〜 1 7 7 c に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 、 混合温 水温度が低め若 し く は高め、 さ ら に は適度に設定さ れた こ と を認識で き る 。
第 5 4 図お よ び第 5 5 図は、 第 5 2 図お よ び第 5 3 図 に示 し た突出部材 1 7 5 を水平方向へ出没 自 在に支持 し た例を示す。
すな わ ち 、 -こ の実施例 に お い て は、 レ ノく' 一 ハ ン ドル 1 3 8 と 一体 に 回動す る 円筒部材 1 3 9 a の周面に孔 】 7 3 を水平方向 に 凹設 し て、 そ の孔 1 7 3 内 に、 ばね 1 7 4 と 突出部材 1 7 5 を装填 し 、 さ ら に 円筒部材
1 3 9 a の周面 に摺接す る 円弧状の 係台ガイ ド 1 7 9 が
カ バ一 1 3 7 の開 口部 1 3 7 a 内周 に 固定配置 さ れて い る (第 5 4 図 ( B ) 参照) 。
係合ガイ ド 1 7 9 の 内面 ( 円筒部材 1 3 9 a の周面 と の搢接面) に は、 突出部材 (係合部) 1 7 5 が係脱 自 在 に係合す る 複数の溝 (係合受部) 1 7 9 a 〜 1 7 9 c を . レバー ハ ン ドル 1 3 8 の 回動方向 に所定の 間隔をお い て 凹設 し 、 こ れ に よ り レ バ 一 ハ ン ド ル 1 3 8 の 回動方 向 に 所定の 間隔をお い て複数の係合点が設定 さ れ る 。
溝 1 7 9 a ~ 1 7 9 c を設 け る 数お よ びそ れぞれの 溝 の位置 は多様であ る が、 こ の実施例 に お い て は前記実施 例 と 同様に 3 箇所 と す る 。
以上の構成に よ れば、 突出部材 1 7 5 が係合ガイ ド
1 7 9 の溝 1 7 9 a 〜 l 7 9 c に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 、 混合温水温度が低め若 し く は高め、 さ ら に は適度に設定 さ れた こ と を認識で き る 。
第 5 6 図お よ び第 5 7 図 は第 5 4 図お よ び第 5 5 図 に 示 し た突出部材 1 7 5 に代え て、 板ばね等の弾性部材 1 8 1 を用 い て係合部を形成 し た例を示す。
すな わ ち 、 こ の実施例 に お い て は、 レ バー ノヽ ン ドル 1 3 8 と 一体-に 回動す る 円筒部材 1 3 9 a の周面 に孔 1 7 3 を水平方向 に 凹設 し て、 そ の孔 1 7 3 内 に弾性部 材 1 8 1 を装填 し て あ る 。 さ ら に 円筒部材 1 3 9 a の周 面 に搢接す る 円弧状の係合ガイ ド 1 8 2 が、 カ バー
1 3 7 の開 口部 1 3 7 a 内周 に 固定配置 さ れて い る 。
係合ガイ ド 1 8 2 の 内面 (円筒部材 1 3 9 a 周面 と の 摺接面) に は、 弾性部材 1 8 1 の先端部 1 8 1 a が係脱 自 在に係合す る 複数の溝 (係合受部) 1 8 2 a 〜
1 8 2 c 力《 レバ一 ハ ン ドノレ 1 3 8 の 回動方向 に所定の 間 隔をおいて凹設 さ れ、 こ れに よ り レバー ハ ン ドル 1 3 8 の 回動方向 に所定の 間隔をおい て複数の係合点が設定 さ れ る 。
溝 1 8 2 a 〜 l 8 2 c を設け る 数お よ びそ れぞれの溝 の位置 は多様であ る が、 こ の実施例 に お い て は前記実施 例 と 同様に 3 箇所 と す る 。
以上の構成に よ れば、 弾性部材 1 8 1 の先端 1 8 1 a が係合ガイ ド 1 8 2 の溝 1 8 2 a 〜 1 8 2 c に係合す る こ と で生ず る 抵抗感に よ り 、 混合温水温度が低め若 し く は高め、 さ ら に は適度に設定 さ れた こ と を認識で き る 。
以上説明 し た よ う に、 本実施例 に よれば、 レバー ハ ン ドルを傾動若 し く は回動操作す る 際、 適宜間隔 ご と に得 ら れ る 抵抗感を 目 安に し て混合温水の流量、 温度を所望 の状態に設定で き る 。
し たが っ て、 所望流量、 所望温度の混合温水を得 る た め の設定時間を短縮 し て、 そ の使い勝手を向上 さ せ る と 共 に、 混合温水が無駄に吐出 さ れる よ う な お それを な く す こ と がで き る 。
第 5 8 図乃至第 6 5 図 は本発明 の第 5 の実施例を示す 図であ る 。 本実施例 に よ る 湯水混 合水栓 は、 所定の 温度 以上の温水を吐出 さ せ よ う と す る と き に は、 意識 し て特 別の操作を し な い 限 り 、 それ以上操作 レ バー を動かす こ と 力 で き な い よ う に し た も のであ り 、 こ れに よ り 火傷の 危険を防止す る こ と がで き る こ と を特徴 と し て い る 。
第 5 8 図 に お い て符号 2 0 1 は湯水混 合水栓 2 0 0 の 本体であ り 、 上面を開 口 し た弁室 2 0 2 を有 し 、 こ の弁 室 2 0 2 内 に弁要素な どの機能部を収め た カ ー 卜 リ ッ ジ ケ ー ス 2 0 3 が収納配備 さ れ、 そ の上 に バル ブガ イ ド 2 0 4 力く載置 さ れて い る 。 弁室 2 0 2 の 開 口部 に は、 力 一 卜 リ ッ ジ押 さ え 2 ◦ 5 が嵌着 さ れてお り 、 開 口部 に螺 着 し た カ バー 2 0 6 の締め付け に よ り 、 バル ブガイ ド 2 0 4 の上面に 対 し カ ー ト リ ッ ジ押 さ え 2 ◦ 5 が押圧 さ れて い る 。
カ ー ト リ ッ ジ押 さ え 2 ◦ 5 に は ス 卜 ッ パ一 リ ン グ
2 0 7 が嵌着固定 さ れて お り 、 こ の ス 卜 ッ パ ー リ ン グ 2 0 7 の 内周面 に は、 そ の 円周 の所定角 度範囲を 内方 に 突出 し て形成 し た ス 卜 ッ パ一部 2 0 8 が設け ら れて い る 。
ま た バノレ ブガ イ ド 2 ◦ 4 に は、 作動 レ バー 2 0 9 力く回 動 自 在に軸支 さ れてお り 、 こ の作動 レ バ ー 2 0 9 は下端 が カ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 2 0 3 内 の可動弁体 2 1 1 の背面 に 設 け た レ バ ー 係合凹部 2 1 2 に 回転不能 に係合 し 、 上 端 に は レ バ 一 ハ ン ド ル 2 1 3 力《連結 さ れて い る 。
レ バ — ハ ン ド ル 2 1 3 は、 本体 2 0 1 の上面部を覆 う キ ャ ッ プ状の基部 2 1 3 b と 、 こ の基部 2 1 3 b 力、 ら斜 め上方 に延び る レバー部 2 1 3 a と 力、 ら な り 、 基部 2 1 3 b の 中央が作動 レバー 2 0 9 の上端 に 固定 さ れ、 そ の 水平方向及び垂直方向の 回動をバル ブガイ ド 2 0 4 ま た は作動 レバ一 2 0 9 を介 し て可動弁体 2 1 1 に伝え る よ う に な つ てい る。
レバ— ハ ン ドル 2 1 3 の基部 2 1 3 b の下面に は、 ピ ン ガイ ド穴 2 1 5 が偏心位置 に穿設 さ れてお り 、 こ の穴 2 1 5 に は ス ト ッ パ一 ピ ン 2 1 6 が上下進退 自 在に揷入 さ れてパネ 2 1 7 に よ り 前進方向 に付勢 さ れ、 通常は穴 2 1 5 力、 ら突出 し てス ト ツ パー リ ン グ 2 ◦ 7 内 に延びて い る o
ス ト 。一 ピ ン 2 1 6 は 、 本体 2 ◦ 1 の軸心力、 ら 、 ス ト ッ パ一 リ ン グ 2 0 7 内周 の ス ト 。一部 2 0 8 の半径 よ り 大き く 、 ス ト ッ パ ー部 2 0 8 を除 く 部分の半径よ り 僅か に小 さ い距離を有す る 部位に位置 し てい る 。 従 っ て こ の ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 は 、 レ バ ー ハ ン ド ル 2 1 3 の 水平方向 の 回動 に対 し て所定の 回転角 度位置 にお いて、 ス ト ッ パー リ ン グ 2 0 7 の ス ト ッ ノ、。 一部 2 0 8 に 当 り 、 レ バ— ハ ン ド ル 2 1 3 の そ れ以上の 回転を規制す る 。
こ の ス ト ツ ノ、。 ー リ ン グ 2 0 7 の ス ト ッ パ ー部 2 0 8 と ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 に よ る レ ノく 一 ハ ン ド ノレ 2 1 3 の高 温吐出側への 回転に 対す る 回転規制位置 は、 レ バ一 ハ ン
ドル 2 1 3 を そ れ以上高温側 に 回転 さ せ る と 混合温水温 度が火傷の危険が生 じ る 程度 に高温 に な る 所定の 位置 に 設定 さ れて い る 。
—方、 ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 の後端 に は、 可撓性を有 し軸線方向 に は剛性の線材 2 1 7 、 例え ば ピア ノ 線の一 端が接続 さ れ、 こ の線材 2 1 7 の他端力 レ バー 部 2 1 3 a に穿設 し た通孔 2 1 8 を挿通 し て、 レ バー 部 2 1 3 a の 中 間部下面 2 1 7 に設 け た安全ボ タ ン 2 2 ◦ に連絡 し て い る 。
安全ボ タ ン 2 2 0 は、 通孔 2 1 8 内 に連絡 し て レバ ー 部 2 1 3 a の下面に 凹設 し た ボ タ ン装着用 凹穴 2 2 1 に 出没 自 在かつ脱落不能に装着 し た押 し ボ タ ン 2 2 2 と 、 ス ラ イ ダー 2 2 3 と 力、 ら な り 、 押 し ボ タ ン 2 2 2 は通常 バネ 2 2 4 の付勢力で下方に下が り 、 レバー 部 2 1 3 a の下面か ら 突出 し た状態に な っ て い る 。
押 し ボ タ ン 2 2 2 は、 レバ一部 2 1 3 a に装着 し た状 態 に お い て、 上面か ら 背面 に か け て切 り 欠 い て、 こ の 切 り 欠 き 部の前面側を上向 き 前方 に傾斜す る ガ イ ド面
2 2 5 に形成 し た ス ラ イ ダー収納部 2 2 6 を有 し てお り 、 こ の収納部 2 -2 6 に ス ラ イ ダー 2 2 3 を収納配置 し て い ス ラ イ ダー 2 2 3 は、 押 し ボ タ ン 2 2 2 の ガイ ド面 2 2 5 に対応す る テ ー パ ー 面 2 2 7 を有す る 略直角 三角 形の駒状 に形成 さ れ、 テ ー パ ー 面 2 2 7 を ガ イ ド面 に搢
接せ し めて、 押 し ボ タ ン 2 2 2 の ス ラ イ ダー収納部 2 2 6 に収納 さ れてい る 。
押 し ボ タ ン 2 2 2 の ガイ ド面 2 2 5及びス ラ イ ダー
2 2 3 の テー パ ー 面 2 2 7 に は、 線材揷通孔 2 2 8が切 り 欠 き 形成 さ れて お り (第 6 5 図参照) 、 レ バ ー部 2 1
3 a に穿設 し た通孔 2 1 8力、 ら 弓 I き 出 さ れ、 こ れ ら線材 揷通孔 2 2 8を揷通す る 線材 2 1 7 が、 ス ラ イ ダー
2 2 3 の側壁に架装 し た軸 ピ ン 2 2 9 に 固着 さ れてい る , すな わ ち 、 ス ラ イ ダー 2 2 3 は通常、 バ ネ 2 2 4 に よ る ス ト ッ パ一 ピ ン 2 1 6 を前進方向 に付勢す る 力 に よ り 、 線材 2 1 7 を介 し て前方 に引 っ 張 られ、 押 し ボ タ ン 2 2 2 の ガ イ ド面 2 2 5 の前部位置に設置 さ れて い る 。
こ の状態に お い て押 し ボ タ ン 2 2 2 を押 し込む と 、 押 し ボ タ ン 2 2 2 の上方への移動 に伴 っ て ス ラ イ ダー
2 2 3がガイ ド面 に沿 っ て後方に移動す る 。
そ し て こ の ス ラ イ ダ一 2 2 3 の後方への移動 に よ り 、 ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6が線材 2 1 7 に引 っ 張 ら れて上方 へ引 き 上げ ら れ後退す る 。
ま た、 押 し ボ タ ン 2 2 2への押 し込み力 を解除すれば ノ ネ 2 2 4 の力 に よ り ス ト ッ パ一 ピ ン 2 1 6 は再び下方 へ押 し 出 さ れ、 それに伴 っ て線材 2 1 7がス ラ イ ダー 2 2 3 を弓 I つ 張 る ので、 ス ラ イ ダー 2 2 3 は押 し ボ タ ン 2 2 2 のガイ ド面 2 2 5 に沿 っ て摺動 し 、 元の前方位置 に復帰す る 。 .
な お 、 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 の 上方へ の 引 上 げ時、 ピ ン 2 1 6 は ス ト ッ ノ 一 部 に 押 し 当 て ら れ て い る の で、 引 上 げ に 対す る 抵抗が大 き く 、 動 き が重 く な る 。 こ の た め 、 こ れを 軽 く す る た め に 、 ス ト ッ ノ、° 一 部 2 0 8 に は、 口 一 ラ ー ピ ン 2 3 1 力く、 そ の ロ ー ラ 一 面を ス ト ッ ノ、。 一 部
2 〇 8 の ピ ン 当 た り 面 に 露出 す る よ う に 設 け ら れて い る (第 6 4 図参照) 。
こ の よ う に 、 本実施例 の シ ン グル レ バ 一 式湯水混合水 栓 に あ っ て は 、 レ バ 一 ハ ン ドノレ 2 1 3 を水平方向 に 回転 操作 し て混合温水 の 温度を調節す る に 際 し 、 レ バ ー ハ ン ド ル 2 1 3 を左側 に 回 し て吐出 温水 の 温度 を 高温 に し ょ う と す る と き 、 レ バ 一 ハ ン ドノレ 2 1 3 が一定 の 位 置 ま で 回転す る と 、 ス ト ッ パ 一 ピ ン 2 1 6 力 < ス ト ッ ノ 一 リ ン グ
2 ◦ 7 の ス ト ッ パ ー 部 2 0 8 に 当 た っ て レ バ — ノヽ ン ドル
2 1 3 は そ れ以上左側、 即 ち 、 高温側 に は 回転で き な く な り 、 所定温度以上の 高温の 温水が吐 出 さ れ る こ と が な い o
し か し 、 更 に そ れ以上高温の 温水 を 吐 出 さ せ よ う と す る と き に は、 安全 ボ タ ン 2 2 0 の 押 し ボ タ ン 2 2 2 を押 し 込 め ば、 ス ラ イ ダ ー 2 2 3 が後退 し 、 線材 2 1 7 を介 し て ス ト ツ パ ピ ン 2 1 6 力 ス ト ツ ノ 一 リ ン グ 2 0 7 よ り 上方へ 引 上 げ ら れ、 ピ ン 2 1 6 の ス ト ッ パ 一 部 2 0 8 へ の 係 合が外れ る の で、 レ バ 一 ハ ン ド ル 2 1 3 を更 に 左 側 に 回転 さ せ る こ と が可能 に な り 、 吐 出 温水 を更 に 高温 に 調節す る こ と が可能 に な る (第 6 1 図 、 第 6 2 図、 第
6 4 図参照) 。
第 6 6 図乃至第 6 9 図 は、 前記第 5 の実施例の変形例 を示す図であ る 。
こ の実施例 は、 安全ボ タ ン の構造が前記第 5 の実施例 と 異な っ て い る 以外 は前記実施例 と 同 じ構造であ る 。
従 っ て、 以下の説明 に お い て は前記実施例 と 同 じ構造 の部分 につ い て は、 図面中同一部材を同一符号で示 し 、 説明 を省略す る 。
本実施例 は、 前記実施例の よ う に押 し ボタ ン の押 し 込 み に よ り ス ラ イ ダ ー を直接ス ラ イ ド さ せ る も の で は な く 、 押 し ボ タ ン の押 し込み に よ り 、 ま ず転が り 軸を動か し、 こ の転力《 り 軸を介 し てス ラ イ ダー を ス ラ イ ド さ せ る よ う に し た も の で あ る 。
安全ボ タ ン 2 4 0 は、 第 6 8 図 に詳細 に示す よ う に、 レバ ー部 2 1 3 a の下面 に凹設 さ れた ボ タ ン装着用 凹穴 2 2 1 に嵌着固定 さ れた ボ タ ン受 け 2 4 1 、 ボタ ン受け 2 4 1 内 に嵌合装着 さ れ る ボ タ ン カ バー 2 4 2 、 ボ タ ン カ ノく一 2 4 2 に装備 さ れ る 転力《 り 軸 2 4 3 、 ボ タ ン カ ノく - 2 4 2 内 に 出没 自 在かつ脱落不能 に装着 さ れ る 押 し ボ 夕 ン 2 4 4 及-び こ の押 し ボ タ ン 2 4 4 内 に収納配置 さ れ て通孔力、 ら 弓 I き 出 し た線材を連結す る ス ラ イ ダー 2 4 5 の 4 部材 に よ り 構成 さ れて い る 。
ボ タ ン受け 2 4 1 は軸方向 の一端 に フ ラ ン ジ 2 4 6 を 有す る 円筒状 に形成 さ れて、 そ の周壁に線材導入孔
2 4 7 カ<開設 さ れて い る 。 こ の ボ タ ン 受 け 2 4 1 は 、 フ ラ ン ジ 2 4 6 を下側に し て レ ノ '一 部 2 1 3 a の 凹穴
2 2 1 に嵌着固定 さ れ、 線材導入孔 2 4 7 が通孔 2 1 8 に 対応 し て配置 さ れて い る 。
ボ タ ン カ バ ー 2 4 2 は 、 そ れ ぞれ一側面が垂直平面 に 、 他側面が垂直曲面 に形成 さ れ、 そ の垂直平面側を相互平 行 に対向 さ せて起立す る 一対の起立壁部 2 4 2 a と 、 こ れを そ の一側端上部 に お い て一体 に連結す る プ リ ッ ジ状 の連結部 2 4 2 b 力、 ら な る 。 そ し て両起立壁部 2 4 2 a の垂直曲面の 曲線を延長 し て両者を結ぶ線 に よ り 形成 さ れ る 円 の 直径が、 ボ タ ン受け 2 4 1 の 内径 と ほぼ等 し く な る よ う に形成 さ れて い る 。 ボ タ ン カ バ一 2 4 2 は、 レ バ ー ハ ン ドル 2 1 3 に装着 し た状態に お い て、 連結部 2 4 2 b 力 s '上方 に な る よ う に ボ タ ン 受け 2 4 1 内 に嵌合 固定 さ れ、 そ の 中心を挟んで連結部 2 4 2 b と 対向す る 位置 に お い て、 上下両端 に わ た っ て延びる ス リ ツ ト 状 に 形成 さ れた開 口 2 4 8 を、 ボ タ ン 受け 2 4 1 の線材導入 孔 2 4 7 に対応 さ せて い る 。
そ し て起立壁部 2 4 2 a の対向す る 垂直平面 に は、 ボ タ ン 係合用 凹'部 2 4 9 が相対状 に 切 り 欠 き 形成 さ れて お り 、 こ の 凹部 2 4 9 の一側、 具体的 に は、 前記 ス リ ツ 卜 状開 口 2 4 8 側に 凹部 2 4 9 底面よ り 一段高 く ロ ッ , 用 段部 2 5 1 が形成 さ れて い る 。
ま た こ の起立壁部 2 4 2. a の垂直平面 に は、 そ の上端
か ら ボ タ ン係合凹部 2 4 9 の底面 と 同 じ 高 さ 位置 ま で、 上下方向 に延び る ガイ ド溝 2 5 2 力《 口 ッ ク 用段部 2 5 1 と 交差 し て形成 さ れて い る 。
一方、 連結部 2 4 2 b に は、 そ の上面中央部 に前記ス リ ッ ト 状開 口 2 4 8 と 同方向を向 く 凹溝状の ス ラ イ ダー ガ イ ド 2 5 3 力 切 り 欠 き 形成 さ れてい る 。
そ し て こ の ボ タ ン カ バー 2 4 2 に は、 ボ タ ン 係合用 凹 部 2 4 9 に係合 さ せて押 し ボ タ ン 2 4 4 が収納配置 さ れ る と 共 に、 ガイ ド溝 2 5 2 に両端を係合 し て転が り 拳由 2 4 3 が上下動 自 在かつ 回転 自 在に架装 さ れ、 更に ス ラ イ ダー ガイ ド 2 5 3 に係合 さ せてス ラ イ ダー 2 4 5 力《配 ήΧ S れ し い る o
押 し ボ タ ン 2 4 4 は、 ボタ ン カ バ一 2 4 2 の起立壁部 2 4 2 a 間の幅 に ほぼ相当す る 横幅を有 し、 上面が開 口 し た箱状 に形成 さ れ、 そ の両側面に そ れぞれ係合突起 2 5 3 が突出形成 し てあ り 、 係合突起 2 5 3 を ボ タ ン 力 バ ー 2 4 2 の ボ タ ン係合凹部 2 4 9 に係合 し て、 ボ タ ン カ バー 2 4 2 の起立壁部 2 4 2 a 間 に上下及び前後 に移 動 自 在に収納配設 さ れてい る 。 そ し て、 そ の下部がボ タ ン カ バ ー 2 4 -2 及びボ タ ン受け 2 4 1 か ら 下方へ突出 し て い る 。
転力《 り 軸 2 4 3 は、 押 し ボタ ン 2 4 4 の上方に位置 し た ガ イ ド溝 2 5 2 間 に架装 さ れ、 自 重に よ り 下方 に下が つ て押 し ボ タ ン 2 4 4 の上 に乗 っ て い る 。
ス ラ イ ダー 2 4 5 は、 ボ タ ン カ バ ー 2 4 2 の ス ラ イ ダ 一 ガ イ ド 2 5 3 の 幅 と 同 じ 幅 を有す る 平面長方形 の 基板 部 2 4 5 a と 、 こ の 基板部 2 4 5 a の 下面 に そ の 長手側 両端部 を残 し て一体 に 形成 さ れた垂下部 2 4 5 b か ら な り 、 基板部 2 4 5 a の後端が ス ラ イ ダ ー ガ イ ド 2 5 3 に 前後揩動 自 在 に 係 合 さ れて配置 さ れ、 垂下部 2 4 5 b カ 押 し ボ タ ン 2 4 4 の 開 口 内 に 挿入 さ れ て い る 。
垂下部 2 4 5 b は 、 そ の 前面側が上向 き 前方 に 傾斜す る テ ー パ ー 面 に 形成 さ れ る と 共 に 、 背面側が垂 直面 に 形 成 さ れて お り 、 押 し ボ タ ン 2 4 4 の 開 口 内 に 挿入 さ れ、 背面及 び両側面が押 し ボ タ ン 2 4 4 の 内 面 に 摺接す る と 共 に 、 前面が転力く り 軸 2 4 3 に 摺接 し て い る 。
ま た ス ラ イ ダ ー 2 4 5 は、 基板部 2 4 5 a の 前端 に 切 り 込 み 2 5 4 力《設 け ら れて お り 、 こ の 切 り 込み 2 5 4 に 線材 2 1 7 の先端 に 取 り 付 け た 係止 ピ ン 2 5 5 が係止 さ れて い る 。 そ し て こ の 係止 ピ ン 2 5 5 に レ バ 一 部 2 1 3 a の通孔 2 1 8 力、 ら 弓 I き 出 し 、 ボ タ ン 受 け 2 4 1 の 線材 導入孔 2 4 7 を通 し た 線材 2 1 7 が連結 さ れて い る 。
こ の 安全 ボ タ ン 2 4 0 の 押 し ボ タ ン 2 4 4 を押 し 上 げ て カ バ ー 2 4 ·2 内 に 押 し 込 む こ と に よ り 、 転力《 り 幸由 2 4 3 が押 し 上 げ ら れ、 こ の 転力《 り 軸 2 4 3 の 上方へ の 移動 に 伴 っ て、 転力 り 軸 2 4 3 力《 ス ラ イ ダ ー 2 4 5 の 傾 斜 し た 前面 を介 し て ス ラ イ ダ ー 2 4 5 を後 ろ に 押す。 こ の ス ラ イ ダ ー 2 4 5 の 後方.移動 に よ り 、 ス ラ イ ダ ー
2 4 5 は線材 2 1 7 を引 っ 張 っ て ス ト 、° — ピ ン 2 1 6 を ス ト ツ パ一 リ ン グ 2 0 7 よ り 上方へ引上げ る 。 こ れに よ り 前記実施例 と 同様に、 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 の ス ト ッ パ一部 2 0 8 へ の係合が外れ る の で 、 レ バ ー ヽ ン ド ル 2 1 3 を規制位置よ り 更に 回転 さ せ る こ と が可能に な り 、 吐出温水を所定温度よ り 更に高温に調節す る こ と が可能 に な る 。
そ し て、 こ の状態か ら 押 し ボ タ ン 2 4 4 を前方に押せ ば、 押 し ボ タ ン 2 4 4 は前方へ移動 し てそ の係合突起 2 5 3 力《 ロ ッ ク 用 の段部 2 5 1 に乗 り 上げ る ので、 押 し ボ タ ン 2 4 4 力、 ら手を離 し て も ポ夕 ン 2 5 3 は下方へ下 力《 ら ず、 転が り 軸 2 4 3 を押 し上げた状態に保持す る 。 こ れに よ り 、 ス ラ イ ダー 2 4 5 も 後方へ下が っ た位置 に 固定 さ れた ま ま と な り 、 ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 は引上げ ら れた状態 に保たれ る 。
な お ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 を戻す に は、 押 し ボ タ ン 2 4 4 を後方ヘ ス ラ イ ド さ せ、 手を離せばよ い。
次に第 7 0 図乃至第 7 4 図 に示す前記第 5 の実施例の 変形例 につ い て説明す る 。
前述 し た二つ の実施例で は、 安全ボ タ ンが、 ス ト ッ パ 一 ピ ン 2 1 6 に連絡す る 線材 2 1 7 を接続 し た ス ラ イ ダ — を後 ろ に移動 さ せ る こ と に よ り 、 線材 2 1 7 を引 っ 張 つ て ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 を ス ト ツ パ ー リ ン グ よ り 上方 に 引 き 上げて、 レ バ一 ハ ン ド ル の 回転規制を解除す る 構
造であ っ た。 本実施例 は、 線材 2 1 7 を撓 ま せ る こ と に よ り 、 線材 2 1 7 が連絡す る ス ト ッ パ — ピ ン 2 1 6 を 弓 ί つ 張 っ て上に 引 き 上げ、 規制を解除す る よ う な 構造 に な つ て い る 。 こ の点に お い て前述の二つ の実施例 と は安全 ボ タ ン の構造が異な る が、 そ れ以外の部分 に つ い て は前 述の実施例 と 同 じ 構造 と な っ て い る 。
本実施例 に お い て、 安全ボ タ ン 2 6 ◦ は、 相互 に 嵌め 合 い係合す る ボ タ ン受け 2 6 1 及びボ タ ン カ バー 2 6 2 、 ボ タ ン カ バー 2 6 2 に嵌め込み装着 さ れ る 押 し ボ タ ン 2 6 3 、 押 し ボ タ ン 2 6 3 の上面 に 回勤可能 に取 り 付 け ら れ る ケ ー ブル押 さ え 2 6 4 の 4 部材力、 ら 構成 さ れて い 0
ボ タ ン受け 2 6 1 に は、 第 7 4 図 に示す よ う に 円盤 2 6 5 の片面側周縁部 に 、 円盤 2 6 5 の 中心を挟んで対向 す る 一対の位置規制用脚片 2 6 6 が突出形成 さ れて い る 。 ボ タ ン受け に対応す る ボ タ ン カ バー 2 6 2 に は、 第 7 3 図 に示すよ う に 、 中央部 に ボ タ ン孔 2 6 7 を開穿 し た 円 盤 2 6 8 の周縁部 に 、 ボ タ ン受け 2 6 1 の脚片 2 6 6 力《 係 台す る 、 位置決め切 り 欠 き 2 6 9 が設け ら れて い る と ί1.- に 、 切 り 欠-き 2 6 9 の 間の ボ タ ン孔 2 6 7 の周縁の 位 置 に 、 高 さ 規制用脚片 2 7 1 力 突設 さ れて い る 。 こ れ に よ り 、 ボ タ ン 受け 2 6 1 と ボ タ ン カ バー 2 6 2 は そ れぞ れの脚片 2 6 6 , 2 7 1 を突出側を対向 さ せて配置 さ れ、 位置規制用脚片 2 6 6 と 位置決め切 り 欠 き 2 6 9 が嵌め
台 い係合 し 、 高 さ 規制用脚片 2 7 1 が ボタ ン受け 2 6 1 の 円盤 2 6 5 に 当接 さ れてい る 。
そ し て、 ボ タ ン受け 2 6 1 に は、 一方の位置規制用脚 片 2 6 6 a に線材導入孔 2 7 2 が穿設 さ れ、 他方の位置 規制用脚片 2 6 6 b に線材固定部 2 7 3 が設け ら れて い o
ま た、 こ の ボ タ ン受け 2 6 1 に は、 線材固定部 2 7 3 を設け た脚片 2 6 6 b の 中途部内面か ら 、 円盤 2 6 5 部 分 にかけ て肉厚部 2 7 4 が設け ら れ、 そ し て こ の 円盤 2 6 5 部分の 肉厚部 2 7 4 に、 線材導入孔 2 7 2 と 線材 固定部 2 7 3 を結ぶ線に対 し て直交す る よ う に、 線材押 さ え受け凹部 2 7 5 が切 り 欠 き 形成 さ れて い る 。
な お、 線材固定部 2 7 3 は、 脚片 2 6 6 b の部分の 肉 厚部 2 7 4 に前記実施例 と 同様切 り 込みを設け、 こ の切 り 込み に線材 2 1 7 の端部 に取 り 付け た係止 ピ ン 2 5 5 を係止す る こ と に よ り 線材 2 1 7 を固定す る よ う に な つ てい る 。
—方、 ボ タ ン カ バ一 2 6 2 に は、 後述す る 押 し ボ タ ン 2 6 3 の係合突起 2 7 6 と 係合す る ボ タ ン係合凹部 2 7 7 が円盤- 2 6 8部分 に形成 さ れ る と 共に 、 こ の ボ タ ン係合凹部 2 7 7 に 隣接 し て、 ロ ッ ク 用段部 2 7 8がー 段高 く 形成 さ れて い る 。
押 し ボ タ ン 2 6 3 は円柱形状の駒片力、 ら な り 、 そ の軸 方向 の一端 に 、 線材押 さ え 2 6 4 が取 り 付 け ら れ、 他端
部 に は摘 み 2 7 9 が形成 さ れ る と 共 に 、 周 面 に は一対 の 係合突起 2 7 6 が突 出 形成 さ れて い る 。 線材押 さ え 2 6 4 は線材押 さ え 受 け 凹部 2 7 5 に 対応 し 、 かつ 、 摘 み 2 7 9 側力《 ボ タ ン 孔 2 6 7 力、 ら ボ タ ン カ バ ー 2 6 2 外 へ突 出す る よ う に 、 ボ タ ン カ バ ー 2 6 2 に 装着 さ れ、 係 合突起 2 7 6 は ボ タ ン 係合凹部 2 7 7 に上下動 自 在 に 係 合 さ れて い る 。
押 し ボ タ ン 2 6 3 と 線材押 さ え 2 6 4 は 、 ボ タ ン 2 6 3 に 設 け た 凸軸 2 6 3 a と 線材押 さ え 2 6 4 に 設 け た 軸受穴 と の 係合 に よ り 相互 に 回転 自 在 に 組み立て ら れ て い る 。 ま た線材押 さ え 2 6 4 は、 線材押 さ え 受 け 凹部 2 7 5 に 対応す る 形状 に 形成 さ れて い る 。
ま た ボ タ ン 係 合 凹部 2 7 7 と 口 ッ ク 用 段部 2 7 8 は 、 ボ タ ン の 係 合突起 2 7 6 に 対応す る よ う に そ れぞれ一対 ずつ ボ タ ン 孔 2 6 7 の 周 緣 に 沿 っ て 同 じ 方 向 に 隣接す る よ う に 設 け ら れて い る 。 ま た 、 ロ ッ ク 用 段部 2 7 8 は 、 ボ タ ン 2 6 3 を押 し 込ん だ状態 に お け る 係合突起 2 7 6 の高 さ 位置 と 同 じ 高 さ 位置 に あ り 、 ボ タ ン 係合 凹部 2 7 7 は 、 こ の 凹部 2 7 7 に 係合突起 2 7 6 が係合 し て い る 状態で ボ -タ ン が ガ 夕 つ か な い よ う に 、 少 な く と も そ の一方が係 合突起 2 7 6 と 同 じ 幅 に 形成 し て あ る 。
こ の安全ボ タ ン 2 6 0 は前記実施例同様、 レ バ 一 ハ ン ド ル 2 1 3 の レ バ ー 部 2 1 3 a に 凹設 し た ボ タ ン 装着用 凹穴 2 2 1 に 嵌着 固定 さ れ、 通孔 2 1 8 力、 ら 引 き 出 さ れ
た線材 2 1 7 が線材導入孔 2 7 2 に 引 き 込ま れて、 線材 押 さ え 2 6 4 と 線材押 さ え受け段部 2 7 5 と の 間を通 つ て線材固定部 2 7 3 に連結固定 さ れ る 。
従 っ て、 こ の実施例で は安全ボ タ ン 2 6 0 の ボ タ ン 2 6 3 を押 し込ま な い状態に あ っ て は、 前記二つ の実施 例同様ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 力 バネ 2 2 4 に押 さ れて ピ ン ガイ ド穴 2 1 5 力、 ら突出 し、 ス ト ッ パー リ ン グ 2 0 7 の ス ト ッ パ一部 2 0 8 と の係合に よ り レ バ一 ハ ン ドル 2 1 3 の 回転を規制す る が、 ボ タ ン 2 6 3 を押 し込む こ と に よ り 、 線材押 さ え 2 6 4 が線材 2 1 7 を線材押 さ え 受け凹部 2 7 5 内 に押 し込むの で、 線材 2 1 7 が こ の 凹 部 2 7 5 の形状に倣 っ て撓み、 ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 を 引 っ 張 っ て、 ピ ン 2 1 6 を ス ト ツ パー リ ン グ 2 0 7 よ り 上方 に 引 き 上げ る 。 こ れ に よ り 、 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 の ス ト ッ パ一部 2 0 8への係合が外れて、 レバ一 ハ ン ド ル 2 1 3 の 回転規制が解除 さ れ る 。
こ れに よ り 、 レバーハ ン ド ルを規制位置よ り 更に 回転 さ せ る こ と が可能に な り 、 吐出温水を所定温度よ り 更に 高温に調節す る こ と が可能に な る 。
そ し て、 こ の時の係合突起 2 7 6 の位置は、 ロ ッ ク 用 段部 2 7 8 と 同 じ高 さ 位置 に あ る ので、 ボ タ ン 2 6 3 を 押 し込ん だ ま ま の状態で、 摘み 2 7 9 を摘んでボ タ ン 2 6 3 を回転 さ せれば、 第 7 2 図 に示すよ う に、 係合突 起 2 7 6 力《 ロ ッ ク 用段部 2 7 8 に係止 さ れ、 ボ タ ン
2 6 3 は押 し 込 ま れた状態 に保持 さ れ る 。 こ れ に よ り 線 衬 2 7 6 は撓ん だ状態を保 ち 、 ス 卜 ッ パ 一 ピ ン 2 1 6 は 引 き 上げ ら れた状態に維持 さ れ る 。
従 っ て こ の状態 に し てお け ば、 混合水栓は何の規制 も な く 熱湯を吐出す る こ と がで き る 。
な お、 温度規制の あ る 元の状態に戻す に は、 ボ タ ン 2 6 3 を元の方向 に 回転 さ せ、 ロ ッ ク 用段部 2 7 8 力、 ら 係合突起 2 7 6 を外せばよ い。 即 ち 、 係合突起 2 7 6 の ロ ッ ク 用段部 2 7 8への係合が外れれば、 ボ タ ン 2 6 3 はバネ 2 2 4 の付勢力 に よ り 下方へ下力く っ て、 線材押 さ え 2 6 4 に よ る 線材 2 1 7 の線材押 さ え受 け凹部 2 7 5 への押 し込み力 な く な る 。 こ れに よ り 、 線材 2 1 7 の撓 み に よ る ピ ン 2 1 6 の 弓 I つ 張 り 力 な く な り 、 ピ ン 2 1 6 が元の状態に突出 し て、 再びス ト ッ パ一 リ ン グ 2 0 7 の ス ト ッ パ一部 2 0 8への係合が行われ る 状態に な る 。
上記 し た実施例 は、 以上説明 し た よ う に安全ボ タ ン に ロ ッ ク 機構を設け て ス ト ッ パ ー 解除状態を ロ ッ ク で き る よ う に し た も の であ る 力《、 こ の よ う な構造 と す る こ と に よ り 、 短時間の 間 に高温の湯を頻繁 に 吐出 さ せ る よ う な 使用 の仕方をす る 場 合 に は、 そ の都度 ス ト ッ パ ー 解除の 操作をす る 必要がな く な り 使い勝手が よ く な る 。
次 に第 7 5 図乃至第 7 8 図 に示す実施例の も の は、 ス ト ツ バ一 ピ ン 2 8 1 を遠隔操作す る 手段 と し て線材 に 代 え て薄板 2 8 2 を用 い る も の で あ る 。 すな わ ち 、 — 端 が
ス ト ッ パ ー ピ ン 2 8 1 に連結 (又 は 当接) さ れ た薄板 2 8 2 力 、 レ バ ー ハ ン ド ノレ 2 1 3 の レ バ一 部 2 1 3 a に 穿設 し た通孔 2 1 8 を揷通 し て ボ タ ン装着用 凹穴 2 2 1 内 に 延びてお り 、 そ の端部が三角 形に折 り 曲 げ ら れて押 し ボ タ ン 2 8 3 に対応す る テ 面 2 8 4 を形成 し て い る o
こ の実施例の場合、 ボ タ ン装着用 の 凹穴 2 2 1 力 < レバ — 部 2 1 3 a の上面 に開 口 す る よ う に形成 さ れ、 ボ タ ン 2 8 3 力く こ の 凹穴 2 2 1 に上か ら下に押 し込む よ う に装 着 さ れて い る 。 ま た、 薄板 2 8 2 に形成 さ れ る テ 面 2 8 4 は、 レ バー部 2 1 3 a の基部側に向 い て上向 き に傾斜す る よ う に形成 し てあ る 。
ス ト 、。 一 ピ ン 2 8 1 は 、 作動軸 2 8 5 を そ の軸方向 に対 し て こ れ と 交差す る よ う に貫通 し て、 ス ト ッ パー リ ン グ 2 8 6 の 中心線上 に設け ら れてお り 、 レ バー ハ ン ド ノレ 2 1 3 の水平後方の 回動 に伴 う 作動軸 2 8 5 の 回転に よ り 、 そ の両端を ス 卜 ッ パー リ ン グ 2 8 6 の 内周面に搢 接 し て水平に 回転す る よ う に な っ て い る 。
ス ト ツ パー リ ン グ 2 8 6 は、 バル ブガイ ド 2 8 7 の上 方に配置 さ れて、 本体 2 0 1 の上端に装着 し た カ バー 2 0 6 に ス プラ イ ン 2 8 8 に よ り 回転不能に 固定 さ れて い る 。 そ の上端に は 内方 に突出す る フ ラ ン ジ 2 8 9 が設 け ら れ、 こ の フ ラ ン ジ 2 8 9 に ス ト ピ ン 2 8 1 が 下方力、 ら バネ 2 9 1 に よ り 摺動 自 在 に押 し 付け ら れて い
る o
ま た ス 卜 ッ パ ー リ ン グ 2 8 6 の フ ラ ン ジ 2 8 9 に は 、 そ の周方向 の所定位置の下面に、 ス ト ッ パ ー 部 2 9 2 力' 下向 き に突出形成 さ れてい る 。
—方、 薄板 2 8 2 に は 、 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 8 1 の高温 吐出 Jlij へ の 回動 に よ り 、 ス ト ッ パ一部 2 9 2 に衝突す る 端部側 に 偏位す る 位置 に 、 作動軸 2 8 5 が貫通 し て連結 さ れて い る 。
な お 、 上記 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 8 1 を貫通 さ せ る た め に 、 作動軸 2 8 5 に穿設す る 貫通孔 2 9 3 は、 レ バー ハ ン ド ノレ 2 1 3 の垂直方向 の 回動 に伴 う 作動軸 2 8 5 の傾動 に よ り 、 ス ト ッ パ 一 ピ ン 2 8 1 の水平状態 に影響を及ぼす こ と が な い よ う に 逃 げ力《設 け ら れて い る 。
本実施例 に お い て は、 混合水栓の レ バ一 ハ ン ドル
2 1 3 の高温吐出側への 回動は、 通常、 レバー ハ ン ドル 2 1 3 の 回動 に連動す る ス ト ッ パー ピ ン 2 8 1 力くス ト ツ パ ー 部 2 9 2 に衝突す る 位置で回転が規制 さ れ る が、 ボ タ ン 2 8 3 を押 し 込む こ と に よ り 、 薄板 2 8 2 を介 し て ス ト ッ パー ピ ン 2 8 1 の ス ト ッ パー 部 2 9 2 への衝突側 が、 ス ト ツ バ一 部 2 9 2 の下端よ り 下方へ押 し 下げ ら れ る た め、 両者の衝突が回避 さ れ、 レ バー ハ ン ドル 2 1 3 は更に高温側へ回転可能に な る 。 即 ち 更 に高温の温水の 吐出が可能 に な る 。
な お、 第 7 5 図 に お い て苻号 2 9 5 で示す凹部 と 凸部
は、 使用者が流量調節 に 際 し て流量の大、 中、 小を ク リ ッ ク 感に よ り 認識で き る よ う に し た流量認識手段であ り 、 レ バ一 ハ ン ド ル の垂直方向 の 回転操作に伴 う 上記凹部 と 凸部の係脱 に よ り 、 ク リ ッ ク 感が得 ら れる よ う に な っ て い る
次に第 7 9 図乃至第 8 3 図 は本発明 の第 6 の実施例を 示 し 、 こ の実施例 は、 前述 し た各実施例が線材や、 薄板 を用 い て ス 卜 ッ パ一 ピ ン を遠隔操作す る も のであ る の に 対 し 、 ボ タ ン操作に よ り 直接ス ト ッ パ ー ピ ン力 ス ト ッ パ 一部力、 ら 逃げ ら れ る よ う に し た も のであ る 。
即 ち 、 こ の実施例 に おい て は、 弁要素な どを収容す る カ ー ト リ ッ ジ ケ ー ス 2 9 7 上に配設 さ れ る カ ー ト リ ッ ジ 押 さ え 2 9 8 の上方に、 レ ノく一ハ ン ド ル 2 1 3 の 回転操 作に伴 う 作動軸 2 9 9 の 回転に連動 し て回転す る タ ー ン デ ィ ス ク 3 0 1 を設け、 ス ト ッ パー ピ ン 3 0 2 を、 デ ィ ス ク 3 0 1 を上下摺動 自 在に貫通 し て起立 し 、 下端が力 ― ト リ ッ ジ押 さ え 2 9 8 の上面周縁部に 当接す る よ う に 配設す る 。 そ し て レバ一 ハ ン ドノレ 2 1 3 の 回転に よ り 、 ス ト 。 一 ピ ン 3 0 2 力《 カ ー ト リ ッ ジ押 さ え 2 9 8 の上 面周緣部に沿 っ て回転す る よ に なす と 共に、 力 一 ト リ ッ ジ押 さ え 2 9 8 の上面周縁部 に、 レバー ハ ン ドル
2 1 3 を湯側 に所定角度回転操作 し た と き の ス ト ッ パー ビ ン 3 0 2 の位置 に相 当す る 部分 に、 ス 卜 ッ パ 一部 3 〇 3 を設け る 。 こ の ス ト 、。一 部 3 0 3 は第 8 0 図 に示す
よ う に 、 レ バ ー ハ ン ド ル 2 1 3 を水側か ら 所定回転角 度 ま で湯側 に 回転 さ せ る 間、 ス ト ッ パ一 ピ ン 3 0 2 が移動 す る 部分 に対 し て傾斜面 3 0 4 を介 し て一段高 く 形成 し て構成 し て あ る 。
ま た 、 レ バ 一 ン ド ル 2 1 3 に は 、 そ の基部 2 1 3 a 即 ち本体の上端開 口 部を覆 う 部分 に ボ タ ン穴 3 0 5 を開 設 し 、 こ の ボ タ ン穴 3 0 5 に下面を開 口 さ せ た 円筒状の 押 し ボ タ 3 0 6 をパネ 3 0 7 に よ り 上方へ付勢せ し め て出没 自 在かつ 回転不能 に装着 し て あ る 。
押 し ボ タ ン 内周 面 に は、 ア ク メ ネ ジ 3 0 8が切 っ て あ り 、 こ の ア ク メ ネ ジ 3 0 8 を介 し て、 ボ タ ン 3 0 5 に 棒 軸 3 0 9 が嫘着連結 さ れ、 棒軸 3 0 9 の下端 に装備 し た 半円形の ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 1 を、 ス ト ッ パ ー ピ ン 3 〇 2 の頭部 に若干の隙間をお い て対応 さ せて い る 。
従 っ て こ の 実施例 の場合、 レ バ ー ハ ン ドノレ 2 1 3 を湯 側 に 回転 さ せて行 き 、 所定の 回転角度に達す る と 、 レ バ — ハ ン ドル 2 1 3 の 回転 に 伴 い 、 カ ー ト リ ッ ジ 押 さ え
2 9 8 の上面の周縁部を移動 し て き た ス 卜 ッ パ ー ピ ン
3 0 2 力《、 ス ト ッ パ 一 部 3 0 3 の 傾斜面 3 0 4 に 沿 っ て せ り 上力《 り な力《 ら 更 に移動 し ょ う と す る 。 し 力、 し ス ト ツ — ピ ン 3 0 2 の頭部 は 、 ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 1 に よ り 押 さ え ら れ る た め (第 8 0 図、 第 8 1 図参照) 、 そ れ以 上の 移動がで き な く な り 、 従 っ て レ バ 一 ハ ン ド ル 2 1 3 も そ れ以上回転 さ せ る こ とがで き な く な り 、 そ の 位置で
ス ト ッ プす る 。 即 ち そ れ以上高温の湯を吐出 さ せ る た め の操作 はで き な く な り 、 不用意に高温の湯を吐出 さ せて し ま う よ う な 危険が防止 さ れる 。
—方、 こ の状態で押 し ボ タ ン 3 0 6 を押 し込む と 、 ァ ク メ ネ ジ 3 0 8 に よ り 、 棒軸 3 0 9 お よ び ロ ッ ク デ イ ス ク 3 1 1 力 第 8 2 図、 第 8 3 図 に示すよ う に 回転 し 、 ス ト ッ パー ピ ン 3 0 2 の頭部力、 ら 外れ る 。 こ れに よ り ス ト ッ パ ー ピ ン 3 0 2 は上方へ移動す る こ と が可能 と な り 、 ロ ッ ク 状態は解除 さ れ る 。 従 っ て押 し ボ タ ン 3 0 6 を押 し な力《 ら レ バ ー ハ ン ド ル 2 1 3 を湯側に 回転操作すれば、 ス ト ッ パー ピ ン 3 0 2 は ス ト ッ パ一部 3 0 3 を傾斜面 3 〇 4 に沿 っ てせ り 上力《 り な力《 ら移動 し 、 レ バ一 ハ ン ド ノレ 2 1 3 は高温側への 回転操作につ い て規制を受け な く な り 、 高温の湯の吐出 も 可能 と な る 。
第 8 4 図乃至第 8 9 図 に示す実施例 は、 前記の第 6実 施例 と 同様、 遠隔操作手段を用 いず、 ス ト ッ パー 部の設 置位置の近 く に規制解除操作部を設け た も のであ る 。
即 ち 、 こ の実施例 に お い て は、 半円形の ロ ッ ク デ イ ス ク 3 1 3 が、 そ の半円形の 直線部分力 レバ一 ハ ン ドル 2 1 3 の 回転'操作に よ る 棒軸 3 1 4 の移動軌跡に対 し て 交差す る よ う に 、 棒軸 3 1 4 の下端 に設け ら れてい る 。 —方、 こ れに対応す る ス ト ッ パー部 3 1 5 は、 バルブガ ィ ド 3 1 6 の上方 に設け た ス ト ツ パ ー リ ン グ 3 1 7 の上 面 に、 棒軸 3 1.4 の軌跡よ り 内方に配置 し 、 レ バ一 ハ ン
ドル 2 1 3 を湯側 に所定角度回転操作 し た と き 、 ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 3 が当接す る よ う に突岀形成 し てあ る 。
従 っ て、 レ バー ハ ン ドル 2 1 3 を湯側 に 回転操作す る と 、 所定の 回転角 度で第 8 5 図及び第 8 6 図 に示す よ う に 、 ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 3 力 ス ト ッ パ ー 部 3 1 5 に衝突 す る 。 こ れに よ り 、 そ の位置で レ ノく 一 ハ ン ドル 2 1 3 の 回転が規制 さ れ、 それ以上高温の湯を吐出 さ せ る こ と は で き な い。 一方、 押 し ボ タ ン 3 1 8 を押す と 、 第 8 7 図 及び第 8 8 図 に示す よ う に、 ア ク メ ネ ジ 3 1 9 に よ り 、 棒軸 3 1 4 を介 し て ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 3 力く回転 し 、 そ の直線部分がス ト ッ パ 一 部 3 1 5 の外周 に 回 り 込み、 ス 卜 ツ バ一 部 3 1 5 と の衝突状態が解除 さ れ る 。 こ れに よ り 、 レ バ 一 ハ ン ド ノレ 2 1 3 の 回転規制が無 く な る の で 、 レバ— ハ ン ドル 2 1 3 は更に湯側 に 回転 さ せ る こ と がで き る よ う に な り 、 高温湯の吐出が可能に な る 。
ま た、 棒軸 3 1 4 を長 く し てお け ば、 押 し ボ タ ン 3 1 8 を押 し た と き 、 ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 3 を回転 さ せ る だけでな く 、 ス ト ッ パー リ ン グ 3 1 7 の 円弧状傾斜面 3 1 7 a に沿 っ て下方へ移動 さ せ、 ロ ッ ク デ ィ ス ク 3 1 3 の解除を よ'り 確実 に行 う こ と がで き る 。
第 9 0 図及び第 9 1 図 に示す シ ン グ ル レ バ ー式湯水混 合水栓が具備す る ス ト ッ パ ー機構 3 2 0 は、 レ バ 一 ハ ン ドル 2 1 3 の基端の正面部 に設け ら れ る 押 し ボ タ ン 3 2 1 と 、 こ の押 し ボ タ ン. 3 2 1 に取付 け ら れ る ス 卜 ッ
、"一板 3 2 2 、 及び混合水栓の本体 2 0 1 側に設け ら れ ス ト ッ パ 一板 3 2 2 が衝止 さ れ る 衝止面 3 2 3 を備え て い る o
押 し ボ タ ン 3 2 1 は、 レ バ 一 ハ ン ドノレ 2 1 3 の基端部 の正面に穿設 し た取付穴 3 2 4 に嵌装 さ れ、 そ の基端部 に ネ ジ 3 2 5 を介 し てス ト ッ パ ー板 3 2 2 が取付け ら れ てい る 。 取付穴 3 2 4 の底部 と 押 し ボ タ ン基端部 と の 間 に は ス プ リ ン グ 3 2 6 が弾装さ れ、 所要 ス ト ロ ー ク に て 出没す る よ う に さ れ て い る 。 押 し ボ タ ン 3 2 1 に取付 ら れ る ス ト ッ パ ー 板 3 2 2 は 、 レ バ 一 ン ド ノレ 2 1 3 の 基 端部 に形成 し た作動空間 3 2 7 内 に下方へ突出す る 状態 での ぞみ、 押 し ボ タ ン 3 2 1 の 出ノ没操作に伴 っ て作動 空間 3 2 7 内 に おいて外側位置 と 内側位置 と の 間で移動 す る 。
—方、 衝止面 3 2 3 は、 混合水栓本体 2 0 1 の上部開 口縁に形成 さ れ、 レバー ハ ン ドル 2 1 3 を規制位置 ま で 下げた時 に、 外側位置 に あ る ス 卜 ッ パ ー板 3 2 2 の先端 が こ の衝止面 3 2 3 に衝止 し て、 レバー ハ ン ドル
2 1 3 がそ れ以上下方 に 回動す る の を禁止す る よ う に な つ て い る 。 '
ま た、 多量吐水の必要に応 じ て押 し ボ タ ン 3 2 1 を押 す と 、 ス ト ッ パ ー板 3 2 2 が内側位置 に移動 し て上記衝 止関係が解除 さ れ、 第 9 1 図 に示すよ う に レ バー ハ ン ド ル 2 1 3 を多量瓧水範囲ま で移動す る こ と が可能 と な る 。
ま た、 押 し ボ タ ン 3 2 1 を離す と 、 押 し ボ タ ン 3 2 1 は レ バ— ハ ン ドノレ 2 1 3 を上げた時に 、 ス プ リ ン グ 3 2 6 の弾性に よ り 外側位置 ま で復帰 し 、 再び規制状態 に戻 る 。
第 9 2 図及び第 9 3 図 に示す シ ン グ ル レ バ一 式湯水混 合水栓が具備す る ス ト ッ パー機構 3 3 0 は、 レ バー ハ ン ドル 2 1 3 の基端の上面部 に設 け ら れ る 押 し ボ タ ン
3 3 1 と 、 こ の押 し ボ タ ン 3 3 1 の先端 に よ っ て押 さ れ て揺動す る ス ト ツ バ — 体 3 3 2 、 及び混合水栓本体
2 1 0 側 に設け ら れ、 ス ト ッ パ ー体 3 3 2 が衝止す る 衝 止部 3 3 3 を備え て い る 。
押 し ボ タ ン 3 3 1 は、 レ バ 一 ハ ン ドル 2 1 3 の基端部 の上面に穿設 し た取付穴 3 3 4 に嵌装 し 、 そ の基端部に 押 し棒 3 3.5 が取付け ら れ る と 共に、 取付穴 3 3 4 の底 部 と 押 し ボ タ ン基端部 と の 間 に ス プ リ ン グ 3 3 6 が弾装 さ れ、 所要ス ト ロ ー ク に て 出没す る よ う に構成 さ れて い る
押 し ボ タ ン 3 3 1 の 出没作動に よ っ て、 揺動す る ス ト ッ パ一体 3 3 2 は、 レ バー ハ ン ドル 2 1 3 の基端部 に形 成 し た作動空間 3 3 7 内 に お い て支軸 3 3 2 a に軸支 さ れ る こ と に よ 'り 揺動 自 在 に支持 さ れて い る 。 ま た 、 ス ト ツ バ一体 3 3 2 は、 そ の下半部を略扇形 に形成す る と 共 に 、 上半部 は棒状 に延出 さ せて作動空間 3 3 7 内 に の ぞ ま せた押 し棒 3 3 5 の先端 に付 き 合わ さ れて い る 。 こ れ に よ り 、 押 し ボ タ ン 3 3 1 -の押 し 操作 に よ っ て上記 し た
上半部が押 さ れて、 扇形の下半部が内側へ向 けて回動 し て移動す る 。
一方、 衝止面 3 3 3 は 、 混合水栓本体 2 0 1 の上部開 口縁に形成 さ れ、 レ バ 一 ハ ン ド ル 2 1 3 を規制位置ま で 下げた時に、 外側位置 に あ る ス 卜 ッ パ 一体 3 3 2 の下端 が こ の衝止面 3 3 3 に衝止 し て、 レバー ハ ン ドル 2 1 3 がそれ以上下方に 回動す る の を禁止す る よ う に な っ てい る o
ま た、 多量吐水の必要に応 じ て押 し ボ タ ン 3 3 1 を押 す と 、 ス ト ッ パ ー体 3 3 2 の下半部が内側へ回動 し て上 記衝止関係が解除 さ れ、 第 9 3 図 に示すよ う に、 レバー ハ ン ドル 2 1 3 を多量吐水範囲 に ま で移動す る こ と が可 能 と な る 。
押 さ れた ボ タ ン 3 3 1 はス プ リ ン グ 3 3 6 の弾性に よ り す ぐ に突出位置 ま で戻 り 、 次に レバー ハ ン ドノレ 2 1 3 を上げた時に、 ス ト ッ パ一体 3 3 2 力 自 重に よ り 外側位 置 に復帰 し 、 再び規制状態に戻 る 。
第 9 4 図乃至第 9 9 図 に示す実施例 は、 第 5 8 図 に示 し た実施例の変形例であ る 。 こ の実施例 に よ る 安全ボ タ ン 3 4 0 は、 通孔 2 1 8 に連絡 し て レバ一部 2 1 3 a の 下面に 凹設 し ボ タ ン装着用 凹穴 2 2 1 に 出没 自 在かつ 脱落不能に装着 し た押 し ボ タ ン 3 4 1 と 、 同様に上記凹 穴 2 2 1 内 に収納装備 し た ス ラ イ ダー 3 4 2 と 力、 ら な り , 押 し ボ タ ン 3 4 1 は通常そ の 自 重で下方 に下力《 り 、 レバ 一部 2 1 3 a の-下面力、 ら 突出 し てい る 。
押 し ボ タ ン 3 4 1 は、 レ バ 一 部 2 1 3 a に 装着 し た 状 態で上面 に 開 口 す る ス ラ イ ダ ー 係合 凹部 3 4 3 を有 し て お り 、 こ の 凹部 3 4 3 力《 ス ラ イ ダ ー 3 4 2 に 係合 し て い る
ス ラ イ ダー 3 4 2 は 、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の 奥で、 ボ タ ン 装着用 凹穴 2 2 1 に レ バ ー 部 2 1 3 a の 軸方向 に 進退 自 在 に 配備 さ れ、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の ス ラ イ ダ ー 係 合 凹 部 3 4 3 と 係合 し て い る 。 ス ラ イ ダ ー 3 4 2 の 側面力、 ら は 、 ロ ッ ク 機構 3 4 5 の 固定 リ ン グ 3 4 6 に 連結す る 操 作軸 3 4 7 が、 レ バ ー ハ ン ド ル基部 2 1 3 b 側 に 突 出 し て延 びて い る 。
ス ラ イ ダ ー 係 合凹部 3 4 3 と ス ラ イ ダ ー 3 4 2 に は 、 相互 に 摺接 し 、 押 し ボ タ ン の 押 し 込 み動作 に よ り ス ラ イ ダ一 3 4 2 を案 内 し て レ バ ー ハ ン ド ル 2 1 3 の 基部 2 1 3 b 側 に ス ラ イ ド さ せ る テ 一 ノ、。 — 状 の ガ イ ド面 3 4 8 が形成 さ れて い る 。
ま た 、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の 周 面部 に は 、 ス ラ イ ダ ー の 操作軸 3 4 7 が挿通す る 操作軸揷通部 3 4 9 が切欠形成 さ れて い る 。
ロ ッ ク 機構 3 4 5 は 、 レ バ 一 部 2 1 3 a の 通孔 2 1 8 が ボ タ ン 装着用 凹穴 2 2 1 に 連絡す る 部分 に 嵌 合 さ れ る ガ イ ド ス リ ー ブ 3 5 1 と 、 ス ラ イ ダ ー 3 4 2 の 操作聿由 3 4 7 に 連結固定 さ れて ガ イ ド ス リ ー ブ 3 5 1 内 に 挿入 さ れ る 固定 リ ン グ 3 4 6 と 、 固定 リ ン グ 3 4 6 と 対向 し て ガ イ ド ス リ ー ブ 3 5 1 内 に 嵌 め込 ま れ る 回転 リ ン グ
3 5 3 と 力、 ら な っ て い る 。 回転 リ ン グ 3 5 3 の線材側 に 設 け た EQ部 に線村 2 1 7 の先端が、 バネ 2 2 4 に押 さ れ て嵌合 さ れてい る 。
固定 リ ン グ 3 4 6 の先端に は、 鋸歯状歯 3 4 6 a が形 成 さ れ、 側周面に は凸部 3 4 6 b が形成 さ れてい る 。 回 転 リ ン グ 3 5 3 の固定 リ ン グ 3 4 6 に対向す る 側の面 に は、 固定 リ ン グ 3 4 6 の鋸歯状歯 3 4 6 a と 合致す る 鋸 歯状歯 3 5 3 a が形成 さ れ、 側周面 に は凸部 3 5 3 b 力く 形成 さ れてい る 。 ま た ガイ ドス リ ー ブ 3 5 1 の 内周面に は、 固定 リ ン グ 3 4 6 及び回転 リ ン グ 3 5 3 の各凸部 3 4 6 b , 3 5 3 b が係合す る 溝 3 5 1 a と 鋸歯状の段 部 3 5 1 b と が周方向 に交互に形成 さ れてい る 。
こ の ロ ッ ク 機構 3 4 5 は、 通常第 9 4 図、 第 9 7 図 に 示す よ う に 、 回転 リ ン グ 3 5 3 が そ の 凸部 3 5 3 b をガ ィ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の鋸歯状の段部 3 5 1 b に係止 さ せ て前進位置 に あ り 、 線材 2 1 7 が、 パネ 2 2 4 に よ る 後 退方向への付勢力 に抗 し て、 ス ト ッ パ一 ピ ン 2 1 6 を穴 カヽ ら 押 し だ し て、 ス ト ッ パー部 2 0 8 への衝突が可能な よ う に ス ト ッ ノ、。 ー リ ン グ 2 0 7 内 に突出 さ せて い る 。
そ し て こ の状態力、 ら 押 し ボ ダ ン 3 1 4 を押 し込む と 、 第 9 5 図、 第 9 8 図 に示す よ う に、 ス ラ イ ダー 3 4 2 と 押 し ボ タ ン 3 4 1 の ガイ ド面 3 4 8 の搢動に よ り 、 ス ラ イ ダー 3 4 2 力《押 し ボ タ ン 3 4 1 の ガイ ド面 3 4 8 に沿 つ て前進す る の で、 固定 リ ン グ 3 4 6 は操作軸 3 4 7 に
押 さ れて前方 に移動 し 、 回転 リ ン グ 3 5 3 を ガイ ド ス リ — ブ 3 5 1 の鋸歯状の段部 3 5 l b 力、 ら 押 し 離す。 こ れ に よ り 、 回転 リ ン グ 3 5 3 は そ の鋸歯状歯 3 5 3 a が固 定 リ ン グ 3 4 6 の鋸歯状歯 3 4 6 a に喃み 台 っ て少 し 回 転 し 、 凸部 3 5 3 b 力 ガイ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の溝 3 5 1 a に対応す る よ う に な る 。
こ れに よ り 、 押 し ボ タ ン 3 4 1 力、 ら 手を離 し て、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の押 し込み を止め る と 、 回転 リ ン グ 3 5 3 は、 凸部 3 5 3 b 力 ガイ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の溝 3 5 1 a に 嵌 ま り 、 線材 2 1 7 を介す る パネ 2 2 4 の付勢力 に よ り 、 こ の溝 3 5 1 a に案内 さ れて後退 し 、 第 9 6 図、 第 9 9 図 に示す状態 に な る 。 従 っ てス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 は、 バネ 2 2 4 の力で後退 し 、 ス ト ッ パー部 2 0 8 に衝 突す る こ と 力くな い よ う に ス ト ツ パー リ ン グ 2 0 7 の上方 に 引 き 上げ ら れ る 。
次に再び押 し ボ タ ン 3 4 1 を押 し 込む と 、 ス ラ イ ダー 3 4 2 の前進 に よ り 、 固定 リ ン グ 3 4 6 が前進 し て回転 リ ン グ 3 5 3 を前方 に押 し だ し 、 凸部 3 5 3 b を ガイ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の溝 3 5 1 a 力、 ら 外す。 こ の と き 回転 リ ン グ 3 5 3 は、' 鋸歯状歯 3 5 3 a 力 固定 リ ン グ 3 4 6 の 鋸歯状歯 3 4 6 a に嚙み 合 っ て少 し 回転 し 、 凸部 3 5 3 b がガイ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の段部 3 5 1 b に対応す る よ う に な る 。 従 っ て、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の押 し 込み を止め れば、 再び第 9 4 図、 第 9 7 図 に示す よ う に 、 回転 リ ン
グ 3 5 3 力《、 そ の 凸部 3 5 3 b をガイ ド ス リ ー ブ 3 5 1 の鋸歯状の段部 3 5 1 b に係止 さ せて前進位置 に固定 さ れ、 線材 2 1 7 が、 バネ 2 2 4 に よ る 後退方向への付勢 力 に抗 し て ス 卜 ッ パー ピ ン 2 1 6 を穴 2 1 5 力、 ら 押 し 出 し 、 ス ト ッ ノ、。 一 リ ン グ 2 ◦ 7 内 に突出 さ せた状態に保持 す る 。
即 ち 、 こ の ロ ッ ク 機構 3 4 5 は 、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の 押 し 込み操作毎に 、 ス ト ッ パ ー ピ ン 2 1 6 を規制位置及 び規制解除位置 に 固定す る 。
こ の よ う に 、 本実施例 に よれば、 押 し ボ タ ン 3 4 1 の 押 し込み操作に よ り 、 ス ト ッ パー ピ ン 2 1 6 を規制位置 に 固定す る こ と 力《で き 、 レバーハ ン ドノレ 2 1 3 を、 水平 方向 に 回転操作 し て混合温水の温度を調節す る に 際 し 、 レバーハ ン ドル 2 1 3 を左側に 回 し て吐出温水温度を高 温 に し ょ う と す る と き 、 レバーハ ン ドノレ 2 1 3 が一定の 位置 ま で回転す る と 、 ス ト ッ パ 一 ピ ン 2 1 6 力 ス ト ッ ノ、° ー リ ン グ 2 〇 7 の ス ト ツ ノヽ。—部 2 ◦ 8 に 当接 し て レ ノく 一 ハ ン ドル 2 1 3 は そ れ以上左側、 即 ち高温側 に は回転で き な く な り 、 所定温度以上の高温の湯が吐出 さ れ る こ と がな い。 . - し 力、 し 、 更に そ れ以上高温の湯が必要な と き に は、 押 し ボ タ ン 3 4 1 を押 し 込み操作すれば、 ス ト ッ ノ、。 一 ピ ン 2 1 6 を規制解除位置 に 引 き 上げて固定す る こ と が で き る の で 、 ス ト ッ パ 一 ピ ン 2 1 6 の ス ト ッ パ 一 部 2 0 8 へ
の係合が な く な り 、 レ バー ヽ ン ドル 2 1 3 を更 に左 に 回 転す る こ と が可能に な り 、 吐出温水を更 に 高温に調節す る こ と 力《で き る 。 そ し て こ の状態は再 び押 し ボ タ ン 3 4 1 の押 し込み操作をす る ま で保持 さ れ る 。
以上説明 し た よ う に 、 本実施例 に よ れば、 レ バー ハ ン ドルの湯側への 回転操作を所定角度 ま で に規制す る ス ト ツ バ一手段を設け、 安全ボ タ ン を操作 し な い 限 り 、 レ バ 一ハ ン ドルを そ れ以上高温側 に 回転 さ せ る こ と がで き な い よ う に し た ので、 誤 っ て高温の湯を吐出 さ せて し ま つ た り 、 幼児等が悪戯に よ り 高温の湯を吐出 さ せ る よ う な 危険を防止す る こ と がで き 、 安全であ る 。
し か も 安全ボ ン タ を操作すれば、 上記規制を解除 し て 高温の湯の吐出 も 可能で あ る の で、 シ ン グル レ バー式湯 水混合水栓 と し ての操作性を損な う こ と も な い。
ま た安全ボ タ ン に ロ ッ ク 機構を設 け て ス 卜 ッ パ ー解除 状態を ロ ッ ク で き る よ う に し た ので、 短時間の 間 に高温 の湯を頻繁 に吐出 さ せ る よ う な使用 の仕方をす る 場合 に は、 一度ボ タ ン操作をすれば、 そ の都度 ス ト ッ パ ー 解除 の操作をす る 必要がな く な り 使い勝手がよ く な る な どの 優れた効果を奏す る 。
第 1 0 0 図乃至第 1 0 4 図 は、 本発明 の第 7 の実施例 を示す図で あ る 。 こ の実施例 は、 設定 さ れた適温の温水 や、 熱湯、 冷水を供給す る こ と がで き る と と も に 、 設定 温度を 自 動的 に維持す る こ と ので き る 湯水混合水栓 と し
て従来用 い ら れてい る サ ー モ ス タ ツ ト ミ キ シ ン グバルブ の有す る 問題点を解決す る た め に な さ れた も のであ る 。 従来の サ 一 モ ス タ ツ 卜 ミ キ シ ン グノくル ブは、 1 つ の調整 バル ブで冷水か ら 熱湯ま での温度を設定調節 し 、 こ の調 整バルブの下流に設け た開閉バルブを開けて上記調整バ ル ブで調整 し.た水、 温水、 熱湯を吐出す る よ う に な っ て い る 。 し 力、 し 、 以下の よ う な 問題点を有 し てい る 。
① 1 つ の調整バル ブで冷水か ら熱湯ま で吐水す る 構 造であ る た め、 誤操作に よ り 熱湯を吐出 さ せて し ま う 恐 れがあ り 危険であ る 。 温度調節ハ ン ド ル に安全ボタ ン を 設けて、 こ の安全ボ タ ン を操作 し な い と所定温度以上の 高温設定がで き な い よ う に な っ て い る も の も提供 さ れて い る が、 温度設定が熱湯に な っ てい る 場合、 それに気付 かずに不用意に開閉バルブを開 く と 熱湯を吐出 し て し ま う 。 従 っ て安全の た め に は開閉バルブを開 く 前 に必ず設 定温度を確認す る 必要があ り 、 非常 に煩わ し く 、 特に注 意力が散漫に な り 易い傾向があ る 老人に と っ て は配慮力 望 ま れる 。
② 1 つ のバル ブで温度調節をす る た め、 冷水か ら 又 は熱湯か ら適温に移動す る ま で に応答遅れが生 じ 、 温度 が安定す る ま で に時間がかか る 。 ま た、 こ の応答遅れは、 温度の行 き 過 ぎを生 じ る こ と に な り 、 危険で も あ る 。
③ 使用 に 際 し て は、 温度調節バ ル ブで温度を調節 し て力、 ら 開閉バルブを操作 し な ければな ら な い の で、 操作
が面倒で手間がかか る 。
④ 1 つ の温度調節バル ブで冷水か ら 熱湯 ま で吐水 さ せ な ければな ら な い た め、 操作が複雑であ る ばか り で な く 、 使用頻度 も 高 く な り 、 信頼性向上が困難であ る 。
⑤ 実際の使用 に 当 っ て は、 冷水か ら 熱湯 ま での広範 囲の吐出 を必要 と す る 場合は少な く 、 4 2 °C前後の適温 の温水 と 、 冷水 ま た は熱湯の いずれかの吐出がで き れば 事足 り る ケ ー ス がほ と ん どであ り 、 使用条件 に 関係な く 冷水か ら熱湯 ま でを吐出す る 従来の サ ー モ ス 夕 ッ ト ミ キ シ ン グバノレ ブは、 必ず し も 使い易 い混合水栓で は な い。
以下、 本実施例を図面を参照 し て説明す る 。
本実施例 は、 適温水吐水専用 の 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 に 、 それぞれ専用 の湯バルブ 3 7 0 と 水バル ブ 3 8 0 を組み合 わせ た シ ス テ ム の も の で あ る 。 各バ ル ブ 3 6 0 , 3 7 0 , 3 8 0 は、 それぞれ単独の ユニ ッ ト に構 成 さ れて連結管 3 6 1 で連絡 さ れ、 切換バルブ 3 9 0 を 介 し て カ ラ ン 3 6 2 と シ ャ ワ ー 3 6 3 に 切換吐水で き る よ う に さ れて い る 。 各バ ノレ ブ 3 6 0 , 3 7 0 , 3 8 0 は 、 浴槽上緣面等、 水平状 の カ ウ ン タ 一 面 3 6 4 に それぞれ そ の本体 3 6 5 , 3 7 5 , 3 8 5 を収容 し た状態で設置 さ れて い る 。
第 1 ◦ 1 図 に お い て符号 3 6 0 は、 自 動温度調節バル ブであ り 、 そ の本体 3 6 5 は、 少な く と も そ の上部の適 宜な 長 さ が、 外周面 に 螺子鄧 3 6 6 を有す る 円 筒状 に形
成 さ れて い る 。 本体 3 6 5 は、 カ ウ ン タ 一 3 6 4 に開設 し た取付孔 3 6 7 に、 カ ウ ン タ ー 3 6 4 の裏側か ら 揷入 し て、 螺子部 3 6 6 に嫘着 し た ナ ツ 卜 3 6 8 と 締付け リ ン グ 3 6 9 と でカ ウ ン タ 一 3 6 4 を挟持 し て、 カ ウ ン タ — 3 6 4 に取付固定 さ れてい る 。
こ の本体 3 6 5 は空洞体で、 そ の空洞部 に は下側か ら 順次、 湯室 3 7 2 、 水室 3 7 3 、 混合室 3 7 4 が上下隣 接状 に画成 さ れてお り 、 湯室 3 7 2 に は湯人口 3 7 6 と 湯バ ル ブ 3 7 0 への湯供铪孔 3 7 7 が、 水室 3 7 3 〖こ は 、 水入口 3 7 8 と 水バルブ 3 8 0 への水供铪孔 3 7 9 力 そ れぞれ開設 さ れ、 ま た混合室 3 7 4 に は、 湯バルブ
3 7 0 、 水バル ブ 3 8 0 力、 ら の湯、 水そ れぞれの 2 次流 入孔 3 8 1 , 3 8 2 と 、 吐水具への流出孔 3 8 3 がそれ ぞれ開設 さ れてい る 。
湯室 3 7 2及び水室 3 7 3 は、 本体 3 6 5 の側方へ膨 出す る 部分を有 し 、 こ の膨出部分の下面 に、 湯入口
3 7 6 、 水入口 3 7 8が、 側面に湯供給孔 3 7 7 、 水供 給孔 3 7 9 がそれぞれ突出状に開設 さ れて い る 。 そ し て、 湯供給 口 3 7 7 、 水供給 口 3 7 9 が、 そ れぞれ後述す る 湯バルブュニ ッ ト の湯導入孔、 水バル ブュニ ッ ト の水導 入孔 に連結管若 し く はホ ー ス等 3 6 1 を介 し て接続 さ れ てい る 。 ま た湯入口 3 7 6 、 水入口 3 7 8 に は、 図示 し て は い な いが、 給湯、 給水配管が接続 さ れ、 そ の接続部 に は逆止弁が装着 さ れてい る 。
一方、 混 台室 3 7 4 の湯、 水 そ れ ぞれ の 2 次流入孔 3 8 1 , 3 8 2 と 、 流出孔 3 8 3 は、 同一水平面に お い て本体 3 6 5 の側面に突出状 に 開設 さ れ、 湯用 2 次流入 孔 3 8 1 は、 湯バル ブ 3 7 0 の湯出 口 、 水用 2 次流入孔 3 8 2 は水バ ル ブ 3 8 0 の水出 口 、 流出孔 3 8 3 は後述 す る 切換バル ブ 3 9 0 の入 口 に そ れぞれ連結管若 し く は ホ ー ス 等 3 6 1 を介 し て接続 さ れて い る 。
ま た 、 混合室 3 7 4 に は、 上方へ延 びて本体 3 6 5 の 上面に開 口 す る 上部開 口 3 8 6 が、 湯室 3 7 2 に は本体 3 6 5 の下面 に開 口 す る 下部開 口 3 8 7 が同軸 に 開設 さ れ、 混台室 3 7 4 と 水室 3 7 3 を 区画す る 隔壁 3 8 8 と 、 水室 3 7 3 と 湯室 3 7 2 と を区画す る 隔壁 3 8 9 に も 、 上記上部開 口 3 8 6 、 下部開 口 3 8 7 と 同軸 に開 口
3 9 1 , 3 9 2 が形成 さ れて い る 。
上部開 口 3 8 6 は混合室 3 7 4 の 各 2 次流入孔 3 8 1 , 3 8 2 、 流出孔 3 8 3 が位置す る 平面の 径よ り 小径であ り 、 混合室 3 7 4 と 水室 3 7 3 と の 間の隔壁 3 8 8 の開 口 3 9 1 は、 上部開 口 3 8 6 と 同径、 水室 3 7 3 と 湯室 3 7 2 と の 間の 隔壁 3 8 9 の開 口 3 9 2 は、 そ れ ら よ り 小径 に形成さ れて い る 。
そ し て 、 本体 3 6 5 の下部開 口 3 8 7 に は 、 湯弁座 3 9 3 を構成す る 湯弁座部材 3 9 4 を 内側 に 装着 し た蓋 3 9 5 が螺着 さ れ、 上部開 口 3 8 6 か ら 機能部を 内装す る ラ イ ナ ー 3 9 6 が本体 3 6 5 内 に 嵌揷 さ れて い る 。 ま た 、 湯室 3 7 2 と 水室 3 7 3 を画成す る 隔壁 3 8 9 の 開
口 3 9 2 に は、 円筒状の温度調節弁体 3 9 7 が摺動かつ 上下進退 自 在に 嵌合配置 さ れ、 そ の下端面が湯弁座 3 9 3 に対応 さ せ ら れて い る 。 こ の温度調節弁体 3 9 7 は、 湯弁座部材 3 9 4 と の 間 に弾装 し たバネ 3 9 8 に よ り 上方に付勢 さ れてい る 。
ラ イ ナ ー 3 9 9 は、 円筒状 に形成 さ れてお り 、 上部開 口 3 8 6 力、 ら本体 3 6 5 内 に挿入 さ れて混合室 3 7 4 を 上下 に貫通 し 、 混合室 3 7 4 を ラ イ ナ ー 3 9 9 の外側 に おい て湯、 水の 2 次流入孔 3 8 1 , 3 8 2 と 流出孔 3 8 3 と を連絡す る 環状の流路状に画成す る と 共に、 更 に こ の混合室 3 7 4 と 水室 3 7 3 と を区画す る 隔壁 3 8 8 の開 口 3 9 1 を揷通 し て、 先端が水室 3 7 3 内 に 挿入 さ れてい る 。
ま た 、 ラ イ ナ 一 3 9 9 に は そ の周面 に 、 ラ イ ナ ー 3 9 9 の 内部を そ の外側に環状 に画成 さ れた混合室
3 7 4 に連絡す る 混合水流出孔 4 0 1 が縦長の長孔状に 形成 さ れてい る 。
そ し て、 こ の ラ イ ナ 一 3 9 9 に は、 さ ら に筒部材
4 0 2 が内部に嵌台装着 さ れて い る 。
筒部材 4 ◦ '2 は円筒状に形成 さ れ、 そ の上部 に はハ ン ド ノレ 4 0 3 を取着 し た ス ピ ン ド ル 4 0 4 が嫘着接続 さ れ てお り 、 下端部に は水弁座 4 0 5 を構成す る 環状の水弁 座部材 4 0 6 が一体的 に嵌着 さ れ、 そ の下端面が温度調 節弁体 3 9 7 の、上端面に対応 さ れてい る 。
こ の水弁座 4 0 5 、 温度調節弁体 3 9 7 、 お よ び湯弁 座 3 9 3 は、 水室 3 7 3 、 湯室 3 7 2 力、 ら 混合室 3 7 4 への水、 湯の流入比を調節 し て、 混合温水の温度を調節 す る 温度調節弁 4 0 7 を構成 し て い る 。
筒部材 4 0 2 は、 ラ イ ナ 一 3 9 9 の上下方向 の 中途部 内周面及び下部内周面 に そ れぞれ形成 さ れた 内方へ環状 に突出す る ガ イ ド面部 4 0 8 , 4 0 9 に上下方向進退 自 在に ガイ ド さ れて ラ イ ナ 一 3 9 9 内 に配備 さ れて い る 。 ラ イ ナ ー 3 9 9 の上下 2 つ の ガイ ド面部 4 0 8 , 4 0 9 間 に対応す る 部位の周面 に は、 混合水通孔 4 1 0 が開設 さ れ る と 共に、 混合水流出孔 4 0 1 内 に挿入 さ れ る 回転 防止 ピ ン 4 1 1 が一体的 に突設 さ れて い る 。
ま た 、 筒部材 4 0 2 は、 混合水通孔 4 1 0 よ り 上方位 置 に お い て 、 仕切壁 4 1 2 に よ り 内部空間が上下 に 区画 さ れてお り 、 下部空間 に は感温器 4 1 3 が収容配備 さ れ、 上部空間 に は 内部 に エ レ メ ン 卜 押え 4 1 4 と 、 こ れを下 方 に付勢す る バネ 4 1 5 を収め たバネ ケ ー ス 4 1 6 が収 容配備 さ れて い る 。
感温器 4 1 3 と し て は、 器体内 に ワ ッ ク ス を充填封入 し 、 こ の ワ ッ ク ス の熱膨長 に よ り 、 突軸 4 1 7 を器体 よ り 突出伸長せ し め る ワ ッ ク ス エ レ メ ン ト 式感温器が用 い ら れて い る 。 こ の感温器 4 1 3 は、 器体下端部が弁軸 4 1 8 を介 し て温度調節弁体 3 9 7 に連絡 さ れ、 上端部 が仕切壁 4 1 2 を貫通 し て.筒部材 4 0 2 の上部空間 に 延
び、 突軸 4 1 7 力《バネ ケ ー ス 4 1 6 内 の エ レ メ ン ト 押え 4 1 4 に 当接 さ れ る 。
バネ ケ ー ス 4 1 6 は、 下面を開 口 し た 円筒状に形成 さ れ、 そ の外周面 に設け た ネ ジ 4 1 9 を筒部材 4 0 2 の上 部空間 内周 面 に設け たネ ジ 4 2 0 に螺合 し てお り 、 上部 に は温度調節軸 4 2 1 が連結 さ れて い る 。
バネ ケ ー ス 4 1 6 と 温度調節軸 4 2 1 は、 ノく'ネ ケ ー ス 4 1 6 上面 に 開設 し た孔 4 2 2 に 、 温度調節軸 4 2 1 の 下端部が嵌合す る よ う に な つ てお り 、 両者 に は相互に係 合す る ス プ ラ イ ン 4 2 3 が形成 さ れてい る 。
温度調節軸 4 2 1 は、 ス ピ ン ドル 4 0 4 を軸方向 に貫 通 し て回転 自 在に設け ら れてお り 、 ス ピ ン ドル 4 0 4 の 上端か ら突出 し た温度調節軸 4 2 1 の上端に は、 温度調 節用摘み 4 2 4 が取付固定 さ れてい る 。
従 っ て、 こ の温度調節用摘み 4 2 4 を回転操作す る こ と に よ り 、 温度調節軸 4 2 1 が回転 し 、 ス プ ラ イ ン 4 2 3 を介 し てノく ネ ケ ー ス 4 1 6 を回転 さ せ る の で、 バ ネ ケ ー ス 4 1 6 がネ ジ 4 1 9 , 4 2 0 の嫘合に よ り 上下 に進退 し 、 エ レ メ ン ト 押え 4 1 4 の位置が上下に可変す る 。 従 っ て感温器 4 1 3 、 弁軸 4 1 8 を介 し て温度調節 弁体 3 9 7 の位置が上下に可変 し 、 温度調節弁体 3 9 7 と 湯弁座 3 9 3 、 水弁座 4 ◦ 5 と の 間隔、 即 ち 湯 と 水 と の混合比が調節 さ れ る 。
—方、 ハ ン ド ル 4 0 3 を回転操作す る こ と に よ り 、 ス
- S 3 - ピ ン ドル 4 0 4 が回転 し 、 こ れ に螺着す る 筒部材 4 0 2 は、 ラ イ ナ 一 3 9 9 の混合水流出 4 0 1 への ピ ン 4 1 1 の係合 に よ り 回転が防止 さ れて い る の で上下 に進 退す ^ 。
そ し て筒部材 4 0 2 の前進 に よ り 、 そ の下端 に設け ら れた水弁座部材 4 0 6 が温度調節弁体 3 9 7 の上面に 当 接 し て水側を閉止 し 、 更 に弁体 3 9 7 の下面が湯弁座部 材 3 9 4 に 当接 し て湯側を も 閉止す る 。 こ れに よ り 自 動 温度調節バル ブ 3 6 0 が閉弁 さ れ る 。
ま た 、 筒部材 4 0 2 の後退 に よ り 、 バネ 3 9 8 に 付勢 さ れて弁体 3 9 7 が湯弁座部材 3 9 4 か ら 離れ、 更 に 、 水弁座部材 4 0 6 が弁体 3 9 7 か ら 離れて、 自 動温度調 節バルブ 3 6 0 が開弁す る 。
即 ち 、 湯弁座部材 3 9 4 、 水弁座部材 4 ◦ 6 お よ び温 度調節弁体 3 9 7 は 自 動温度調節バル ブの開閉弁 4 0 0 を構成 し て い る (第 1 0 3 図参照) 。
こ の 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 の開弁 に よ り 、 湯入 口 3 7 6 力、 ら 湯室 3 7 2 に入 っ た湯 と 、 水入 口 3 7 8 力、 ら 水室 3 7 3 に入 っ た湯 は、 そ れぞれ温度調節弁体 3 9 7 と 溢弁座 3 9 3 、 水弁座 4 0 5 の を通 っ て筒部材 4 0 2 内 に流入 し 混台す る と 共 に 、 感温器 4 1 3 に接触 し な が ら 流動 し て混合水通孔 4 1 0 、 混 合水流出孔 4 0 1 を通過 し 、 混合室 3 7 4 の流出孔 3 8 3 よ り 流出 し て切換バルブ 3 9 0 へ供給 さ れ る 。
こ の 際、 混合水温度が設定温度よ り 高温であれば、 感 温器 4 1 3 内の ワ ッ ク ス の熱膨張に よ り 突軸 4 1 7 が伸 びて温度調節弁体 3 9 7 を湯弁座 3 9 3 側 に近づけ、 逆 に低温であれば ヮ ッ ク ス の収縮に よ り バネ 3 9 8 に押 さ れて温度調節弁体 3 9 7 が水弁座 4 0 5側に近づ き 、 混 合水を 自 動的 に設定温度に維持す る 。
な お、 こ の 自動温度調節バル ブ 3 6 ◦ は適温吐出専用 で あ り 、 温度調節用摘み 4 2 4 は一旦温度を設定 し た後 は ほ と ん ど操作す る 必要がな い た め、 ハ ン ドル 4 0 3 の 上面 に、 着脱可能に キ ャ ッ プ 4 2 6 を取着 し 、 通常 は こ の キ ャ ッ プ 4 2 6 に よ り 覆い 隠 し てお く よ う に な っ て い る o
—方、 湯バル ブ 3 7 0 、 水バ ル ブ 3 8 0 、 切換バ ル ブ 3 9 0 は 、 いずれ も 本体 3 7 5 , 3 8 5 , 4 3 0 の上面 に開設 し た開 口 部 4 2 7 (湯バルブ 3 7 ◦ 以外 は図示せ ず) に 円筒状の ラ イ ナ ー 4 2 8 , 4 2 9 , 4 3 1 が嫘着 さ れ、 こ れ ら の ラ イ ナ ー 4 2 8 , 4 2 9 , 4 3 1 の上部 が本体 3 7 5 , 3 8 5 , 4 3 0 の上方に突出 し て延びて お り 、 こ れ ら の ラ イ ナ ー 4 2 8, 4 2 9 , 4 3 1 を、 力 ゥ ン タ ー 3 6 4 に開設 し た取付孔に、 カ ウ ン タ ー 3 6 4 の裏側か ら 揷入 し て、 本体 3 7 5 , 3 8 5 , 4 3 ◦ の開 口 部 4 2 7 の 外周 に螺着 し た ナ ッ ト 4 3 2 , 4 3 3 , 4 3 4 と ラ イ ナ ー 4 2 8 , 4 2 9 , 4 3 1 外周 に嫘着 し た 化粧金具 4 3 、5 , 4 3 6 , 4 3 7 と で カ ウ ン タ 一
3 6 4 を挟持 し て、 カ ウ ン タ 一 3 6 4 に取付固定 さ れて 湯バル ブ 3 7 ◦ と 、 水バノレ ブ 3 8 0 と は同 じ 構造であ り 、 本体 3 7 5 3 8 5 の下面に導入孔 (湯導入孔
4 3 8、 水導入孔 4 3 9 ) 、 側面 に 出 口 (湯出 口 4 4 1 水出 口 4 4 2 ) がそ れぞれ開設 さ れてお り 、 導入孔
4 3 8 , 4 3 9 と 出 口 4 4 1 , 4 4 2 を連絡す る 流路 4 4 3 , 4 4 4 に、 上記開 口 部 4 2 7 と 同拳由 に弁座
4 4 5 , 4 4 6 力《形成 さ れて い る 。
そ し て、 ラ イ ナ 一 4 2 8 , 4 2 9 内 に は、 上端 に開閉 ン ド ノレ 4 4 7 , 4 4 8 を装着す る ス ピ ン ド ノレ 4 4 9 , 4 5 1 が上下進退 自 在に揷入螺着 さ れて い る 。 ま た、 こ れ ら の ス ピ ン ドル 4 4 9 , 4 5 1 の下端 に設け た開閉弁 体 4 5 2 , 4 5 3 力、'、 弁座 4 4 5 4 4 6 に接離 自 在 に 対応 し てそ れぞれ開閉弁を構成 し てい る 。
従 っ て、 こ れ ら 湯バノレ ブ 3 7 0 、 水バル ブ 3 8 0 は そ れぞれ開閉ハ ン ドル 4 4 7 , 4 4 8 の 回転操作 に よ り 、 ス ピ ン ド ル 4 4 9 4 5 1 が上下進退 し て、 弁体 4 5 2 , 4 5 3 力《弁座 4 4 5 4 4 6 に接離 し て開閉す る 。
バル ブ 3 7 0 の開弁 に よ り 自 動温度調節バル ブ
3 6 0 の湯室 3 7 2 に 供給 さ れ る 湯が、 湯バル ブ 3 7 0 に導入 さ れ、 こ の湯バル ブ 3 7 ◦ を経由 し て 自 動温度調 節 バル ブ 3 6 0 の混合室 3 7 に流れ、 こ の 混 合室
3 7 4 を通 っ て切換バル ブ 3 9 0 に供給 さ れ る 。
ま た、 水バル ブ 3 8 0 の開弁 に よ り 、 自動温度調節バ ル ブ 3 6 0 の水室 3 7 3 に供給 さ れ る 水が、 水バ ル ブ 3 8 ◦ を経由 し て 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 の混合室 3 7 4 に流れ、 こ の混合室 3 7 4 力、 ら 切換バルブ 3 9 0 に供給 さ れ る 。
即 ち 、 こ れ ら 湯バル ブ 3 7 0 、 水バル ブ 3 8 ◦ は、 そ の開弁に よ り 、 湯、 水を単独で切換バルブ 3 9 0 に供給 す る こ と がで き る 。
切換バ ノレブ 3 9 ◦ は、 本体 4 3 0 の上面が、 開 口 と 同 軸 に、 カ ラ ン用弁座 4 5 4 と シ ャ ワ ー用弁座 4 5 6が相 対状に形成 さ れ、 ラ イ ナ ー 4 3 1 に螺着 さ れて本体 4 3 0 内 に挿入さ れた ス ピ ン ドル 4 5 7 の先端に設けた切換 弁体 4 5 8が、 上記両弁座 4 5 4 と 4 5 6 の 間 に配置 さ れて、 正背両面で両弁座 4 5 4 , 4 5 6 に対応 し てお り 、 両弁座 4 5 4 , 4 5 6 の 1 次側 に は、 入口 4 5 9 力《、 力 ラ ン 閉弁座 4 5 4 の 2 次側に は、 カ ラ ン連絡 口 4 6 1 が、 ま た シ ャ ワ ー用弁座 4 5 4 の 2 次側 に は、 シ ャ ワ ー連絡 口 4 6 2 が開設 さ れて い る 。
切換弁体 4 5 8 は、 ス ピ ン ドル 4 5 7 の上端に取着 し た切換ハ ン ド ル 4 6 3 の 回転に よ り 進退 し、 前進 に よ り シ ャ ワ ー用弁座 4 5 6 に着座 し て こ れを閉止 し 、 後退に よ り カ ラ ン用弁座 4 5 4 に着座 し て こ れを閉止す る 。
切換バル ブ 3 9 0 の カ ラ ン連絡 口 4 6 1 は、 適当 な連 結管若 し く は ホ 7 " ス等 3 6 1 を介 し て カ ラ ン 3 6 2 に接
続 さ れ、 シ ャ ワ ー連絡 口 4 6 2 に は シ ャ ワ ー ホ ー ス j ^ レ O
こ の よ う に 、 本実施例 に よ る シ ス テ ム混合水栓 は、 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 の ハ ン ド ル 4 0 3 の開操作 に よ り 、 予め設定 さ れた適温の温水を切換バル ブ 3 9 0 で選 択 さ れた カ ラ ン 3 6 2 又 は シ ャ ワ ー 3 6 3 に供給す る こ と がで き る 。 ま た 、 湯ノく ノレブ 3 7 0 の開閉ハ ン ドル 4 4 7 の開操作 に よ り 熱湯を、 ま た水バル ブ 3 8 0 の 開 閉ハ ン ドル 4 4 8 の開操作に よ り 冷水を、 そ の ま ま 供給 す る こ と がで き る 。
ま た予 め 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 で設定 さ れて い る 適温 と 熱湯 と の間の温度、 又 は適温 と 冷水 と の 間の温度 の温水が必要な場合 に は、 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 と 湯バル ブ 3 7 ◦ 又 は水バル ブ 3 8 ◦ を開 く こ と に よ り 、 それを得 る こ と 力くで き る 。
以上の説明で は 自 動温度調節バル ブ 3 6 0 と 、 湯バル ブ 3 7 0 と 、 水バル ブ 3 8 0 と を組 み 合 わ せ た シ ス テ ム に つ い て述べ たが、 第 1 0 4 図 に示す よ う に 、 自 動温度 調節バノレ ブ 3 6 0 と 湯バル ブ 3 7 0 又 は水バル ブ 3 8 0 の いずれか一方 (例え ば湯バル ブ 3 7 0 ) の組み合わせ と す る こ と も 可能で あ り 、 そ の場合 に は 自 動温度調節 バ ル ブ 3 6 0 の不要 と な る 供給孔 (例え ば水供給孔 3 7 3 ) 、 2 次流入孔 例え ば水用 2 次流入孔 3 8 2 ) を育蓋 4 6 7 で閉鎖すれば良 い。
ま た い う ま で も な く 、 湯、 水を供給す る 吐水器具が 1 個であ っ て も良 く 、 吐水器具が例え ばカ ラ ン 3 6 2 の み であ る 場合に は、 切換バルブ 3 9 ◦ を介在 さ せず、 自 動 温度調節バルブ 3 6 0 の流出 口 3 8 3 を連結管又は ホ 一 ス 等 3 6 1 で直接カ ラ ン 3 6 2 に連絡すれは良い。
本実施例 は下記す る よ う な効果を奏す る 。
① 適温専用 の 自 動温度調節バル ブ と 、 湯専用 の湯バ ル ブ、 水専用 の水バル ブの双方、 又 は一方の組み合わせ に よ り 構成 し 、 適温、 熱湯、 冷水の操作ハ ン ドルを独立 さ せた の で、 誤操作が少な く 、 誤操作 に よ る 火傷等の危 険を防止す る こ と がで き る 。
② 適温、 熱湯、 冷水をそ れぞれ専用 のバル ブで供給 す る ので、 従来の サ一 モ ス タ ツ ト ミ キ シ ン グバル ブの よ う に適温の温水を得 る た め に、 冷水又は熱湯力、 ら適温に 調節す る 必要がな く 、 即座に適温の温水を吐出 さ せ る こ と 力 で き る 。
③ 適温、 熱湯、 冷水をそれぞれ専用 のバル ブの開操 作 に よ り 供給す る ので、 1 つ の操作で適温、 熱湯、 冷水 の所望の も の を吐出 さ せ る こ と がで き 、 操作が簡単であ o "
④ 適温、 熱湯、 冷水を それぞれ専用 のバル ブで供給 す る の で、 各バル ブは 1 つ のバルブで熱湯力、 ら 冷水ま で を供給す る 従来の サー モ ス タ ツ 卜 ミ キ シ ン グバルブに比 ベて使用頻度が小 さ く な る ばか り でな く 、 機能部の構造
も単純に な り 、 信頼性が向上す る 。
⑤ 適温専用 の 自 動温度調節バル ブに 対 し て、 熱湯専 用 の湯バル ブ、 冷水専用 の水バル ブの双方、 又 は一方を 組み合わせて構成 し 、 各バル ブュ ニ ッ 卜 は連結管若 し く は ホ ー ス で連結す る よ う に し た ので、 加工負荷の かか る 本体部、 機能部 は標準化 さ れ、 コ ス ト 低減が図 ら れ る と 共に施工の標準化 も 図 ら れ、 高度の施工技術を必要 と し な い o
⑥ 適温専用 の 自 動温度調節バ ル ブ に対 し て熱湯専用 の湯バル ブ、 冷水専用 の水バル ブの双方又 は一方を任意 に組み合わせて構成す る こ と がで き る ので、 使用条件 に 応 じ て最適の シ ス テム を提供す る こ と がで き る 。
産業上の利用可能性
以上説明 し た よ う に 、 本発明 に よ れば、 操作性に優れ、 かつ安定 し た吐出温水を得 る こ と がで き る 。 本発明 は、 台所、 浴室、 洗面所な ど におい て用 い ら れ る 、 湯 と 水の 混合温水を吐出す る 湯水混合水栓に適用す る こ と がで き る o