WO1991019629A1 - Couvercle destine a recevoir un coussinet pneumatique de securite - Google Patents

Description

明 細 書

エ ア ー ノ' ッ グ 収 納 用 カ バ 一

技術分野

本発明 はエ アーバ ツ グ収納用 カ バーに係 り 、 特 にマ ー ク を有する エアーバ ッ グ収納用.カ バーに関する 。

背景技術

乗用車等の車両には、 車両衝突時に、 そ の衝撃、 変形 等 を感知す る こ と に よ り 動作膨張 し て展開 す る エ ア ー バ ッ グが取 り 付 け ら れて お り 、 こ のエ ア 一バ ッ グは ェ ァ一バ ッ グ収納用 カ バー内に収納されている 。 、 第 2 図はエアーバ ッ グ収納用 力 バ一がエア一バ ッ グに 装着さ れた状態を示す概略的な部分断面正面図であ り 、 第 3 図はエアーバ ッ グ収納用 力 バ一の背面図である 。

図 中 、 1 は エ ア ー バ ッ グ収納用 カ バ一 、 2 は エ ア ー ノ ッ グ、 3 は イ ン フ レ 一 タ ー 、 4 は リ ン グ リ テ'一 ナ 、 5 はべ一ス リ テーナ、 6 はプ レー ト 、 7 は リ ベ ッ ト であ る。

エアーバ ッ グ収納用カ バー 1 は、 主板 1 0 0 と 、 該主 板 1 0 0 の側辺か ら起立する側板 1 0 1 と.を有 し た浅い 箱形状の も のである。 こ のカ バ一 1 は主に熱可塑性樹脂 で構成さ れ、 表皮層 1 A と 、 該表皮層 1 A よ り 高硬度の 樹脂力 ら な る コ ア層 1 B と 力 > ら な る 。 該 コ ア層 1 B に は、 エアーバ ッ グ動作開始の と き にカ バ一 1 を容易 に開 裂さ せる ため に テ ア ラ イ ン 1 Cが設け られて いる 。 こ の テ ア ラ イ ン 1 C は、 例えばノ ッ チ状肉薄形状、 ミ シ ン 目 状のス リ ッ -ト 形状等の部分にて構成されている 。

こ の よ う なエアーバ ッ グ収納用 力 バ一は一般に射出成 形法で製造さ れる。 射出成形法の一つ と し て、 予め コ ア 層を成形 し 、 該成形品を表皮層の空間に残 し た金型に装 着 し 、 その表皮層部に熱可塑性ポ リ マーか ら なる表皮材 料を射出成形する いわゆる ィ ンサ一 ト イ ン ジ ェ ク シ ョ ン 法、 があげ られる。 別の射出成形法 と し て、 コ ア層を成 形 し 、 次いでキ ヤ ビテ ィ 型を引離 し 、 コ ア成形品を金型 から取 り 外す こ と な く 連続 して表皮層空間を有する新な キ ヤ ビテ ィ 型を被装 し て表皮材料を射出成形する いわゆ る 二色成形 （ ダブルイ ン ジ ェ ク シ ョ ン ） 法が挙げ ら れ る 。 なお、 射出成形に際 しては、 コ ア層 1 B に、 前述の テ ア ラ イ ンを形成する 。

こ の よう なエア一バ ッ グ収納用 カ バー 1 には、 '製品識 別等の 目 的で、 その表皮層 1 Aの表面に記号、 文字等の マー ク が付さ れている 。 従来、 こ のマーク は、 塗料に よ る 印刷に よ り 形成される 。 別のマーク形成法 と し て、 表 皮層 1 Aの成形時に表皮層の一部に凹凸模様付けする方 法も ある 。 - 従来のマーク形成方法の う ち、 塗料印刷に よ る も ので は、 塗料が剥れ落ちてマークが識別でき な く なる場合が ある 。 しかも 、 単に表皮層に印刷 したのみでは、 高級感 の あるマーク を付す こ と ができ ない。 その上、 カ バ一の 成形後、 塗料に よ る印刷工程を必要 と し 、 生産効率が悪 い _c

表皮層成形時にその一部に凹凸付け し てマー ク を形成 - し た場合には、 印刷工程を必要 と せず、 ま た、 マ ー ク部 に凹凸が付与.されてある程度高級感の ある マー ク と する こ どは で き る 。 し カ し な力 ら 、 こ の場合 に お レヽ て も 、 マ ー ク は表皮層 と 同材質の樹脂 よ り 形成 さ れる こ と 力 ら 、 マ ー ク 部の質感、 色彩 は周 囲 の表皮層 と 同 一 と な る 。 こ の ため、 その美観、 高級感は十分な も の と は言え な い。 しかも 、 こ の よ う な同材質樹脂の凹凸で形成 さ れ るマー ク は、 照明の具合に よ っ ては識別が困難で、 容易 に確認で き な い場合 も ある。

発明の開示

本発明 は上記従来の問題点を解決 し 、 美観、 高級感に 富み、 しか も識別が容易で剥落の恐れも な いマー ク を有 する エア 一バ ッ グ収納用 カ バーであ っ て、 効率的 に製造 する こ と がで き るエア一バ ッ グ収納用 カ バーを提供する こ と を 目 的 と する 。

本発明のエアーバ ッ グ収納用 カ バーは、 表側 に表出す るマー ク が多色成形又はィ ンサー ト 成形に よ り 形成 さ れ ている こ と を特徴 と する 。

マー ク を多色成形で形成する場合には、 表皮層の樹脂 と は異なる樹脂で、 表皮層に表出するマー ク を形成する こ と がで き る 。 ま た、 マー ク をイ ン サー ト 成形で形成す る場合には、 樹脂以外の金属、 その他の無機材質等で、 表皮層 に表出するマー ク を形成する こ と がで き る 。 しカ も 、 こ れ ら のマーク は、 剥落の恐れも ない。

従っ て、 本発明のエアーバ ッ グ収納用 カ バーのマーク は、 表皮層 と は異なる質感、 色調、 光沢で、 美観、 高級 感.に富み、 し 力 も識別 し 易 く 、 ま た 、 耐久性 に も 優れ る 。

しか も 、 マー ク部の形成は、 一連の射出成形ェ 呈に組 み—込ま れて いる ため、 マーク形成のための別異の工程を 必要 と し な い こ と から、 効率的な生産が可能である 。 図面の簡単な説明

第 l a 図及び第 l b 図は、 それぞれ本発明の一実施例 に係 る エ ア ー ノ ッ グ収納用 カ ノく 一 の マ ー ク 部分 を示す 断面図である 。 第 2 図はエアーバ ッ グ収納用 カ バ ーがェ ァーバ ッ グに装着された状態を示す概略的な部分'断面正 面図、 第 3 図はエアーバ ッ グ収納用 カ バーの背面図であ る 。

発明を実施する ための最良の形態

以下に図面を参照して本発明の実施例について詳細に 説明する 。

第 1 a 図 に示すエア一バ ッ グ収納用 カ バ一 1 は、 表皮 層 1 A に表出するマーク 1 O Aが多色成形に よ り 形成さ れた も のである。 即ち、 本実施例のエアーバ ッ グ収納用 カ バー 1 は、 ま ず、 金型内に コ ア層形成材料を射出成形 し て 、 コ ア層 1 B を形成、 次 い で キ ヤ ビ テ ィ 型 を 引離 し 、 コ ア成形品 を金型か ら 取 り 出 す こ と な く 連続 し て マー ク形成用空間を有する別のキ ヤ ビテ ィ 型を被装 し て マー ク形成材料を射出成形 し 、 その後、 キ ヤ ビテ ィ 型を 引離 し 、 成形品を金型か ら取 り 出す こ と な く 連続 し て表 皮層空間を有する更に別のキ ヤ ビテ ィ 型を被装 し て表皮 層形成材料を射出成形する いわゆ る三色成形に よ り 製造 さ れる 。

第 1 a 図のェ，ァ一バ ッ. グ収納用 カ バーにおいて、 マー ク形成材料 と なる樹脂には特に制限はな く 、 必要に応 じ て 、 表皮層 1 A の形成材料樹脂 と 質感、 光沢、 色調等が 異な る樹脂を用 いる こ と がで き る 。

第 1 b 図 'に示すエア一バ ッ グ収納用 カ バー 1 は、 表皮 層 1 A に表出するマー ク 1 0 B がイ ンサー ト 成形 に よ り 形成さ れた も のである 。 即ち、 本実施例のエア 一バ ッ グ 収納用 カ バ一 1 は、 予め、 金型内 にマー ク 1 0 B を所定 位置に配置 し てお き 、 前述の二色成形法に従っ て、 コ ア 層 ' f B 及び表皮層 1 A を射出成形 し て製造さ れる 。

第 1 b 図 に示 すエ ア ーバ ッ グ収納用 カ バ 一 1 に お い て、 マー ク 1 0 B の材質 と し ては、 金属、 ガラ ス 、 セ ラ ミ ッ ク等の無機材料等を用 いる こ と がで き る 。 ま た、 射 出成形温度に耐える ものであれば、 樹脂を用 いる こ と も で き る 。

なお、 本発明にお いて、 表皮層及びコ ア層の樹脂材料 には特に制限はな く 、 従来よ り 用 い られて いる も のを い ずれ も適用 する こ と がで き 、 補強用ネ ッ 卜 等をイ ンサー 卜 し た も のであ っ て も良レ、。

ま た、 本発明 において、 マーク の種類 （文字、 記号、 図案） 、 大 き さ等には特に制限はな く 、 ま た、 その形成 箇所 も任意であるが、 'マーク形状は、 表皮層 1 Aか らの 脱落防止のために、 第 1 a 図、 第 1 b 図 に示す如 く 、 表 皮層 1 A 内 に埋設 した部分の面積 （表皮層 1 Aの表面に 平行な面の断面積） の方が表皮層 1 A に表出する面の面 積 よ り も大 き く 設計するのが好ま し い。

産業上の利用可能性

以上詳述 し た通 り 、 本発明 のエア ーバ ッ グ収納用 力 バ一によれば、 美観、 高級感に富み、 識別 し易 く しかも 耐久性 に優れた マ ー ク を有す る エ ア 一バ ッ グ収納用 力 バーが提供さ れる。

しかも 、 本発明のエアーバ ッ グ収納用 カ バーは、 合理 的な成形法に よ り 、 簡便かつ高精度に、 不良品の発生も 殆 どな く 、 高い歩留 り にて確実かつ効率的 に製造する こ と が可能であ り 、 製品の大幅な コ ス ト ダウ ン を図る こ と が可能である 。

Claims

請求の範囲

( 1 ) ェ ' ァ ノ ッ グ装置 に 用 い ら れ る 合成樹脂製の 力 バー にお いて、 表側に表出するマー ク が多色成形法 に よ り 形成さ れて いる こ と を特徴 と するエアーバ ッ グ収納用 カ ノ ー 。

( 2 ) カ バーの表面の樹脂 と 、 質感、 光沢、 及び色調 の少な く と も 1 つが異なる樹脂にて前記マーク が構成さ れて いる請求の範囲第 1 項記載の カ バー。

( 3 ) 多色成形法が三色成形法である請求の範囲第 1 項記載の カ バ 一 。

( 4 ) 表側に表出するマークがイ ンサー ト 成形 に よ り 形成されて いる こ と を特徴 と するエアーバ ッ グ収納用 力 バ ー 。

( 5 ) マー クが、 金属、 ガラ ス ま たはセ ラ ミ ッ ク製で ある請求の範囲第 3 項記載のカ バー。

( 6 ) 前記カ バーは、 主板 と 、 主板の側辺か ら起立す る側板を有 し た箱形状である請求の範囲第 1 項記載の 力 . ノ 一。

( 7 ) 前記合成樹脂は熱可塑性合成樹脂である 請求の 範囲第 1 項記載のカ バ一。

( 8 ) カ ノ ー 内 に埋 ま っ て い る マ ー ク の面積が、 力 バーか ら表出する マー ク表出面積よ り も大 き い請求の範 囲第 1 項記載のカ バー。