JPH0569452A - 自動車用樹脂製バンパの製造法 - Google Patents
自動車用樹脂製バンパの製造法Info
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- JPH0569452A JPH0569452A JP23315091A JP23315091A JPH0569452A JP H0569452 A JPH0569452 A JP H0569452A JP 23315091 A JP23315091 A JP 23315091A JP 23315091 A JP23315091 A JP 23315091A JP H0569452 A JPH0569452 A JP H0569452A
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- Japan
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- bumper
- resin
- bamper
- sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/08—Deep drawing or matched-mould forming, i.e. using mechanical means only
- B29C51/082—Deep drawing or matched-mould forming, i.e. using mechanical means only by shaping between complementary mould parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2791/00—Shaping characteristics in general
- B29C2791/001—Shaping in several steps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2009/00—Layered products
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3044—Bumpers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 自動車用樹脂製バンパを射出成形により製造
する方法において、前記バンパ用樹脂材料に対して非接
着性の樹脂材料からなるシートを前記バンパの前面側の
外形に対応する形状に成形し、該成形シート２を射出成
形装置の金型４に装着し、前記バンパ用樹脂材料を射出
成形して前記シートが樹脂製バンパ本体に密着一体化さ
れた製品をうる。 【効果】 成形シートとバンパ本体とは通常の使用状態
では分離しないが、成形シートを強制的に剥離しようと
するばあいは容易に剥離することができるので、本体の
樹脂のリサイクルが容易となり、環境保護に貢献するこ
とができる。
する方法において、前記バンパ用樹脂材料に対して非接
着性の樹脂材料からなるシートを前記バンパの前面側の
外形に対応する形状に成形し、該成形シート２を射出成
形装置の金型４に装着し、前記バンパ用樹脂材料を射出
成形して前記シートが樹脂製バンパ本体に密着一体化さ
れた製品をうる。 【効果】 成形シートとバンパ本体とは通常の使用状態
では分離しないが、成形シートを強制的に剥離しようと
するばあいは容易に剥離することができるので、本体の
樹脂のリサイクルが容易となり、環境保護に貢献するこ
とができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用樹脂製バンパの
製造法に関する。
製造法に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
自動車用バンパには、主として中小型車のばあい樹脂材
料、たとえばポリプロピレン樹脂などの成形品が使用さ
れている。
自動車用バンパには、主として中小型車のばあい樹脂材
料、たとえばポリプロピレン樹脂などの成形品が使用さ
れている。
【０００３】最近これらの自動車用バンパは自動車車体
と同一色のものが好まれるようになってきている。
と同一色のものが好まれるようになってきている。
【０００４】バンパを着色するには、その材料にあらか
じめ顔料などの着色剤を混入しておいて成形する方法、
無着色のバンパを成形し、車体に取り付け前または取り
付けたのち任意の色に塗装する方法などがある。塗装に
よる方法は、バンパを自動車車体と同一色にすることが
容易なので一般的である。
じめ顔料などの着色剤を混入しておいて成形する方法、
無着色のバンパを成形し、車体に取り付け前または取り
付けたのち任意の色に塗装する方法などがある。塗装に
よる方法は、バンパを自動車車体と同一色にすることが
容易なので一般的である。
【０００５】ところで、取り外して不要となったバンパ
は、従来そのまま廃棄処分されていたが、最近ではバン
パに用いられている素材をリサイクルすることによっ
て、材料を節約し、かつ廃棄ごみの減少による環境保護
への寄与をはかる試みがなされるようになってきた。
は、従来そのまま廃棄処分されていたが、最近ではバン
パに用いられている素材をリサイクルすることによっ
て、材料を節約し、かつ廃棄ごみの減少による環境保護
への寄与をはかる試みがなされるようになってきた。
【０００６】不要となったバンパはそのまま粉砕してバ
ンパ成形用材料とし、これを成形して新たな自動車用バ
ンパとすることができれば、コストなどの点から最も望
ましいことであるが、塗装されたバンパをそのまま粉砕
して再びバンパに成形しても、塗料が混入してくる結
果、外観、物性などの品質が低くなって、バンパへの使
用に耐えうる製品はえられない。
ンパ成形用材料とし、これを成形して新たな自動車用バ
ンパとすることができれば、コストなどの点から最も望
ましいことであるが、塗装されたバンパをそのまま粉砕
して再びバンパに成形しても、塗料が混入してくる結
果、外観、物性などの品質が低くなって、バンパへの使
用に耐えうる製品はえられない。
【０００７】したがって、自動車用バンパの装飾を直接
塗装で行なわずに、使用時にはバンパに密着一体化され
ているが、廃棄処理時には容易に除去しうる材料で装飾
することができれば、バンパ材料のリサイクルが容易と
なり環境保護に寄与するばかりか、ひいてはコストダウ
ンにも貢献することができることになる。
塗装で行なわずに、使用時にはバンパに密着一体化され
ているが、廃棄処理時には容易に除去しうる材料で装飾
することができれば、バンパ材料のリサイクルが容易と
なり環境保護に寄与するばかりか、ひいてはコストダウ
ンにも貢献することができることになる。
【０００８】本発明者らはこの点に着目して鋭意研究の
結果、自動車用樹脂製バンパに対して非接着性の樹脂材
料からなるシートで前記バンパの前面側を密着被覆する
ことによって前記課題を解決しうることを発見し、本発
明を完成するに至った。
結果、自動車用樹脂製バンパに対して非接着性の樹脂材
料からなるシートで前記バンパの前面側を密着被覆する
ことによって前記課題を解決しうることを発見し、本発
明を完成するに至った。
【０００９】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、自動
車用樹脂製バンパを射出成形により製造する方法におい
て、前記バンパ用樹脂材料に対して非接着性の樹脂材料
からなるシートを前記バンパの前面側の外形に対応する
形状に成形し、該成形シートを射出成形装置の金型に装
着し、前記バンパ用樹脂材料を射出成形して前記シート
が樹脂製バンパ本体に密着一体化された製品をうること
を特徴とする、自動車用樹脂製バンパの製造法に関す
る。
車用樹脂製バンパを射出成形により製造する方法におい
て、前記バンパ用樹脂材料に対して非接着性の樹脂材料
からなるシートを前記バンパの前面側の外形に対応する
形状に成形し、該成形シートを射出成形装置の金型に装
着し、前記バンパ用樹脂材料を射出成形して前記シート
が樹脂製バンパ本体に密着一体化された製品をうること
を特徴とする、自動車用樹脂製バンパの製造法に関す
る。
【００１０】
【作用および実施例】本発明の方法においては、まずバ
ンパ本体の樹脂材料に対して接着性のない樹脂材料から
なるシートをバンパ本体の前面側の外形に対応する形に
成形する。
ンパ本体の樹脂材料に対して接着性のない樹脂材料から
なるシートをバンパ本体の前面側の外形に対応する形に
成形する。
【００１１】前記樹脂シートの材質はバンパ本体と長時
間密着しておいも、たとえば相溶性などによって、接着
してしまわないものであれば特別の制限はない。バンパ
本体がポリオレフィン系樹脂からなるばあいは、たとえ
ばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニ
レンエーテル／ポリアミドアロイ、ポリカーボネート／
ポリブチレンテレフタレートアロイなどが好ましく用い
られる。
間密着しておいも、たとえば相溶性などによって、接着
してしまわないものであれば特別の制限はない。バンパ
本体がポリオレフィン系樹脂からなるばあいは、たとえ
ばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニ
レンエーテル／ポリアミドアロイ、ポリカーボネート／
ポリブチレンテレフタレートアロイなどが好ましく用い
られる。
【００１２】前記樹脂シートの厚さには特別の制限はな
いが、強度および引き剥しの容易性などの点から 0.3〜
１mm程度の範囲のものが好ましく用いられる。厚さが前
記範囲未満では、衝突その他の接触などでシートが破れ
る惧れがあり、前記範囲を超えても特別の効果はないば
かりか、低グレード品向けにしかならないシート材料の
リサイクル量が増加するので、いずれのばあいも好まし
くない。
いが、強度および引き剥しの容易性などの点から 0.3〜
１mm程度の範囲のものが好ましく用いられる。厚さが前
記範囲未満では、衝突その他の接触などでシートが破れ
る惧れがあり、前記範囲を超えても特別の効果はないば
かりか、低グレード品向けにしかならないシート材料の
リサイクル量が増加するので、いずれのばあいも好まし
くない。
【００１３】前記シートは着色剤の添加によって着色し
てもよいが、後で塗装を施すばあいは無着色のものが使
用される。また必要に応じてその他の添加剤を加えても
よい。
てもよいが、後で塗装を施すばあいは無着色のものが使
用される。また必要に応じてその他の添加剤を加えても
よい。
【００１４】前記シートはバンパの前面側の外形に対応
する金型を用いて、対応する形に成形される。
する金型を用いて、対応する形に成形される。
【００１５】前記シートの成形方法は特別の制限はなく
各種成形法が採用されうるが、通常真空成形法によるの
が一般的である。
各種成形法が採用されうるが、通常真空成形法によるの
が一般的である。
【００１６】図１はシートの成形方法の一実施例を示す
説明図であり、同図には真空成形装置の金型１で成形さ
れたシート２を金型１から取り出す直前の状態が示され
ている。
説明図であり、同図には真空成形装置の金型１で成形さ
れたシート２を金型１から取り出す直前の状態が示され
ている。
【００１７】成形された前記シート２は金型１から取り
出され、必要に応じて不要部、たとえばバンパ本体の開
口部（ライセンスプレート取付孔、空気取入口、ランプ
取付孔など）に相当する箇所などがカットされる。
出され、必要に応じて不要部、たとえばバンパ本体の開
口部（ライセンスプレート取付孔、空気取入口、ランプ
取付孔など）に相当する箇所などがカットされる。
【００１８】図２は不要部がカットされた成形シート
（以下、バンパ本体に装飾を付加するという意味で、加
飾シートという）を示す概略断面図である。
（以下、バンパ本体に装飾を付加するという意味で、加
飾シートという）を示す概略断面図である。
【００１９】つぎにこの加飾シートを射出成形装置の金
型に装着し、バンパ本体を射出成形する。
型に装着し、バンパ本体を射出成形する。
【００２０】図３はバンパ本体を射出成形装置で成形す
る状態を示す説明図である。
る状態を示す説明図である。
【００２１】図３に示すように、バンパ本体が成形され
る金型４内に前記加飾シート３を装着し、ついでバンパ
本体を構成する樹脂材料を射出し、バンパ本体５の成形
を行なうと、前記加飾シート３がその表面に密着せしめ
られる。
る金型４内に前記加飾シート３を装着し、ついでバンパ
本体を構成する樹脂材料を射出し、バンパ本体５の成形
を行なうと、前記加飾シート３がその表面に密着せしめ
られる。
【００２２】この密着の機構は詳らかではないが、接着
剤を使用しないにもかかわらず、バンパ本体と加飾シー
トとはバンパとしての通常の使用状態下では分離しない
程度に強固に密着一体化されている。しかし強制的に分
離しようとするばあいは簡単に両者を分離することがで
きる。
剤を使用しないにもかかわらず、バンパ本体と加飾シー
トとはバンパとしての通常の使用状態下では分離しない
程度に強固に密着一体化されている。しかし強制的に分
離しようとするばあいは簡単に両者を分離することがで
きる。
【００２３】図４は前記金型４から取り出した加飾シー
ト３とバンパ本体５とが一体化されたバンパ成形品を示
す概略断面図である。
ト３とバンパ本体５とが一体化されたバンパ成形品を示
す概略断面図である。
【００２４】バンパ本体の材料としてはリサイクルが容
易である点から、ポリオレフィン系樹脂が好ましく使用
される。ポリオレフィン系樹脂としてはポリプロピレ
ン、プロピレンとエチレンとの共重合体、ポリプロピレ
ンと他の樹脂とのブレンド物などのポリオレフィン系樹
脂を主体とするものが用いられる。とくに変性ポリプロ
ピレンが好ましく用いられる。かかる変性ポリプロピレ
ンとしては、たとえばポリプロピレン50〜90重量％、エ
チレン- プロピレン共重合体５〜40重量％およびポリエ
チレン０〜30重量％からなる組成のものがあげられる。
易である点から、ポリオレフィン系樹脂が好ましく使用
される。ポリオレフィン系樹脂としてはポリプロピレ
ン、プロピレンとエチレンとの共重合体、ポリプロピレ
ンと他の樹脂とのブレンド物などのポリオレフィン系樹
脂を主体とするものが用いられる。とくに変性ポリプロ
ピレンが好ましく用いられる。かかる変性ポリプロピレ
ンとしては、たとえばポリプロピレン50〜90重量％、エ
チレン- プロピレン共重合体５〜40重量％およびポリエ
チレン０〜30重量％からなる組成のものがあげられる。
【００２５】前記樹脂材料には、必要に応じて添加剤、
たとえばタルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどを
添加することができる。
たとえばタルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどを
添加することができる。
【００２６】射出成形の条件は使用される樹脂によって
異なるが、それぞれ通常使用される条件の範囲で行なえ
ばよい。
異なるが、それぞれ通常使用される条件の範囲で行なえ
ばよい。
【００２７】射出成形操作完了後、成形品は取り出さ
れ、塗装ののち、必要に応じて端末押えモール６などが
取り付けられて製品とされる。モール６としては金属製
あるいはプラスチック製のものが使用される。
れ、塗装ののち、必要に応じて端末押えモール６などが
取り付けられて製品とされる。モール６としては金属製
あるいはプラスチック製のものが使用される。
【００２８】図５は製品化されたバンパを示す概略断面
図である。
図である。
【００２９】なお、加飾シートを、あらかじめ成形した
樹脂製バンパ本体にあとから取り付ける製造法も不可能
ではないが、そのばあいには前記加飾シートの厚さを２
〜３mm程度に厚くして剛性をもたせる必要があり、低グ
レードのリサイクル材料が増加するうえ、取り付け工程
も加わるので好ましい方法ではない。
樹脂製バンパ本体にあとから取り付ける製造法も不可能
ではないが、そのばあいには前記加飾シートの厚さを２
〜３mm程度に厚くして剛性をもたせる必要があり、低グ
レードのリサイクル材料が増加するうえ、取り付け工程
も加わるので好ましい方法ではない。
【００３０】本発明の方法によってえられたバンパが不
要となったばあいには、モール６を取り外し、加飾シー
トの端部を剥し、そこを握持して引っぱると加飾シート
全体を容易に剥離することがができる。
要となったばあいには、モール６を取り外し、加飾シー
トの端部を剥し、そこを握持して引っぱると加飾シート
全体を容易に剥離することがができる。
【００３１】本発明の方法によってえられたバンパは、
加飾シートとバンパ本体とが密着一体化しているにもか
かわらず、簡単に両者を分離することができ、バンパ本
体の樹脂材料はバンパ本体再生用樹脂原料として、また
加飾シートは低グレードの再生樹脂原料として利用する
ことができる。
加飾シートとバンパ本体とが密着一体化しているにもか
かわらず、簡単に両者を分離することができ、バンパ本
体の樹脂材料はバンパ本体再生用樹脂原料として、また
加飾シートは低グレードの再生樹脂原料として利用する
ことができる。
【００３２】本発明の方法によってえられたバンパは、
表面が加飾シートで被覆されているので、本体樹脂の劣
化が小さく、その点でも本体樹脂のリサイクルに有利で
ある。
表面が加飾シートで被覆されているので、本体樹脂の劣
化が小さく、その点でも本体樹脂のリサイクルに有利で
ある。
【００３３】また加飾シートとして塗装の容易な樹脂シ
ートを使用できるので、従来のバンパへの直接塗装のば
あいのようにトリクロロエチレン洗浄などの前処理の必
要がなく、工程が簡略化されるとともに環境汚染対策の
点でも有利である。
ートを使用できるので、従来のバンパへの直接塗装のば
あいのようにトリクロロエチレン洗浄などの前処理の必
要がなく、工程が簡略化されるとともに環境汚染対策の
点でも有利である。
【００３４】つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
【００３５】実施例１ 厚さ0.8mm のポリエチレンテレフタレートシートを真空
成形してバンパの前面側の形状に対応する形状を有する
成形シートをえた。
成形してバンパの前面側の形状に対応する形状を有する
成形シートをえた。
【００３６】この成形シートからライセンスプレート取
付孔、空気取入孔、ランプ取付孔に対応する部分を除去
した。
付孔、空気取入孔、ランプ取付孔に対応する部分を除去
した。
【００３７】えられた加飾シートを射出成形装置の金型
に装着し、ポリプロピレン樹脂を射出成形して、加飾シ
ートとポリプロピレン樹脂のバンパ本体とが密着一体化
された成形品をえた。
に装着し、ポリプロピレン樹脂を射出成形して、加飾シ
ートとポリプロピレン樹脂のバンパ本体とが密着一体化
された成形品をえた。
【００３８】この成形品の前面側をホワイト塗色のポリ
エステルウレタンまたはポリエステルメラミン系樹脂塗
料で塗装し、アルミニウム製端末押えモールを取付けて
バンパ製品をえた。
エステルウレタンまたはポリエステルメラミン系樹脂塗
料で塗装し、アルミニウム製端末押えモールを取付けて
バンパ製品をえた。
【００３９】えられたバンパ製品を実車に装着し、480
時間の走行テストを行なったところ、加飾シートの全面
剥離はもちろんのこと部分的剥離もまったく認められ
ず、密着一体化したままであった。
時間の走行テストを行なったところ、加飾シートの全面
剥離はもちろんのこと部分的剥離もまったく認められ
ず、密着一体化したままであった。
【００４０】つぎに前記バンパからモールを取り外し、
加飾シートの端部をナイフで剥し、剥した部分を手で持
って引っぱたところ、加飾シート全体を簡単に剥離する
ことができた。
加飾シートの端部をナイフで剥し、剥した部分を手で持
って引っぱたところ、加飾シート全体を簡単に剥離する
ことができた。
【００４１】実施例２〜３ シート材料としてポリカーボネート樹脂シート（実施例
２）およびＡＢＳ樹脂シートをそれぞれ用いたほかは実
施例１とまったく同様にしてバンパを製造した。
２）およびＡＢＳ樹脂シートをそれぞれ用いたほかは実
施例１とまったく同様にしてバンパを製造した。
【００４２】えられたバンパについて実施例１と同様に
実車テストを行なったところ、加飾シートの剥離はまっ
たく認められなかった。また実施例１と同様にして加飾
シートの剥離を行なったところ、容易に剥離できた。
実車テストを行なったところ、加飾シートの剥離はまっ
たく認められなかった。また実施例１と同様にして加飾
シートの剥離を行なったところ、容易に剥離できた。
【００４３】
【発明の効果】本発明の方法によってえられた自動車用
バンパは自動車車体と同一の塗装が可能であり、かつ簡
単にその塗膜を除去することができるので、バンパ本体
の樹脂材料のリサイクルが容易となり、環境保護に貢献
することができる。
バンパは自動車車体と同一の塗装が可能であり、かつ簡
単にその塗膜を除去することができるので、バンパ本体
の樹脂材料のリサイクルが容易となり、環境保護に貢献
することができる。
【図１】樹脂シートの成形方法の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図２】加飾シートの一例を示す概略断面図である。
【図３】バンパ本体を射出成形装置で成形する状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】バンパ成形品を示す概略断面図である。
【図５】製品化されたバンパを示す概略断面図である。
１ 真空成形装置の金型 ２ 成形シート ３ 加飾シート ４ 射出成形装置の金型 ５ バンパ本体 ６ 端末押えモール
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車用樹脂製バンパを射出成形により
製造する方法において、前記バンパ用樹脂材料に対して
非接着性の樹脂材料からなるシートを前記バンパの前面
側の外形に対応する形状に成形し、該成形シートを射出
成形装置の金型に装着し、前記バンパ用樹脂材料を射出
成形して前記シートが樹脂製バンパ本体に密着一体化さ
れた製品をうることを特徴とする、自動車用樹脂製バン
パの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23315091A JPH0569452A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用樹脂製バンパの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23315091A JPH0569452A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用樹脂製バンパの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569452A true JPH0569452A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16950503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23315091A Pending JPH0569452A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用樹脂製バンパの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569452A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0701107A2 (en) | 1994-09-09 | 1996-03-13 | Fuji Electric Co. Ltd. | Vibration measuring instrument |
| US5780129A (en) * | 1994-01-11 | 1998-07-14 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Multi-layer blow-molded article |
| US5831178A (en) * | 1995-08-29 | 1998-11-03 | Fuji Electric Co., Ltd. | Vibration type measuring instrument |
| US5965824A (en) * | 1995-12-15 | 1999-10-12 | Fuji Electric Co., Ltd. | Vibration type measuring instrument |
| JP2002240658A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Toray Ind Inc | 金属／ｆｒｐ製衝撃吸収部材 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP23315091A patent/JPH0569452A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5780129A (en) * | 1994-01-11 | 1998-07-14 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Multi-layer blow-molded article |
| EP0701107A2 (en) | 1994-09-09 | 1996-03-13 | Fuji Electric Co. Ltd. | Vibration measuring instrument |
| US5831178A (en) * | 1995-08-29 | 1998-11-03 | Fuji Electric Co., Ltd. | Vibration type measuring instrument |
| US5965824A (en) * | 1995-12-15 | 1999-10-12 | Fuji Electric Co., Ltd. | Vibration type measuring instrument |
| JP2002240658A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Toray Ind Inc | 金属／ｆｒｐ製衝撃吸収部材 |
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