明 細 書 二価鉄塩配合物
技術分野
本発明 は動植物の 健全育成、 生物活性の昂進、 病気治療、 食品類の鮮度保持、 防腐、 防黴 ( 力 ビ) 、 防鲭、 水や空気の 改質、 浄化等の 広範な 用 途 に使用 さ れ る 二価鉄塩配合物 に 関す る 。 背景技術
従来、 特開昭 5 9— 1 9 0 2 2 6号公報 ( 日 本国) に 開 示 さ れて い る よ う に 、 三価鉄塩を多量の 強 ア ル 力 リ 水溶液 に投入す る こ と に よ っ て 、 あ る い は二価 鉄塩を多量の 強酸水溶液 に投入す る こ と に よ っ て 得 ら れ る 二価三価鉄塩 は 、 こ れを水 に 溶解 し た場 合 に 、 そ の水を特殊な非 イ オ ン反応系 に変換 し て 、 通常の 水系 に お い て み ら れ る 各種の イ オ ン反応 を 抑制 し 、 適用 対象 に対 し て奇跡的 と も い え る 特殊 な 作用 及 び効果を奏す る こ と が知 ら れて い る 。 す な わ ち 、 生体 に お い て は抗 ウ ィ ル ス 作用 、 抗癌作 用 、 免疫作用等の生理作用 を も た ら し 、 そ の 他 に も 防腐作用 、 金属腐食抑制作用 、 土壌障害除去作 用 等を有す る こ と が知 ら れて い る 。
上述の よ う な優れ た特性を有す る 二価三価鉄塩 で は あ る が、 二価鉄塩 は特 に酸化作用 を受 け やす く 、 製造時点か ら 1 ヶ月 を経過す る と 効果が半減
し 、 本来の 優れた特性を持続 し て発揮す る こ と が で き な い と い う 問題があ り 、 実用 化す る 上での大 き な 問題 と な っ て い た。
本発明 の 目 的 は 、 上記問題を解消 し 、 二価鉄塩 の 有す る 上述の よ う な 優れた特性を長期 に亘 つ て 持続す る こ と の で き る 二価鉄塩配合物を提供す る と ί る o 発明 の 開示
上記課題を解決す る た め に本発明 は 、 二価鉄塩、 ァ ミ ノ 酸類及び還元性物質を配合 し て な る 二価鉄 塩配合物 と し た。
こ の 二価鉄塩配合物を動植物等 に適用 す る と 生 物活性が昂進 さ れ、 成長が促進 さ れ る 。 食品等 に 適用 す る と そ れ ら が腐 り 難 く な り 、 鮮度が長期 に - 亘 つ て保た れ る 。 病気 に対 し て は治療作用 があ る 。 そ の他 に も 土壌、 水、 空気の 改質作用 や浄化作用 があ り 、 帯電防止、 摩擦抵抗の低減、 コ ン ク リ ー 卜 の 強化、 融雪等の作用 があ る 。
上記二価鉄塩配合物 は 、 ア ミ ノ 酸類の配合 に よ つ て化学的 に安定な物質 と さ れ る 。 ま た 、 還元性 物質 の添加 に よ つ て二価鉄塩の酸化が極力 防止 さ れ、 ア ミ ノ 酸類 と の相乗作用 に よ っ て上述の よ う な二価鉄塩の有す る 各種作用 が長期 にわ た っ て持
ITC さ れ 。
ま た 、 上記二価鉄塩配合物 を水 に溶解 し た二価
鉄塩水 溶液 と す る こ と は 好 ま し い 。
上記二 価鉄塩配合物 を 水溶液 と し た 場合 、 上述 の よ う な 二 価鉄塩 の 作用 が効果 的 に 発 せ ら れ る 。 二 価鉄塩水 溶 液 が こ の よ う な 作用 を 発揮す る 理 由 は 定 か で は な い が 、 二価鉄塩配合物が水 溶液 中 に あ る 場合 に は 、 通常 の 水 系 に お い て み ら れる 各種 の イ オ ン 反 応 が抑制 さ れ 、 そ の 水系 を 非 イ オ ン 反 応 系 に 変換 す る 特殊 な 作用 を 有す る た め と 考え ら れ る 。
更 に 、 無機物質 を 上記二価鉄塩水溶液 に 浸 漬 し て 処理す る こ と は 好 ま し い 。
上記二価鉄塩水溶液 に 浸漬 し て 処理 し た 無機物 質 に は 、 二価鉄塩配合物 が安定 な 形で坦持 さ れ る 。 か か る 無機物質 は 、 水 質浄化作用 、 空気浄化作用 、 ガ ソ リ ン 改 質 作用 等 の 作用 を 発揮 す る 。
次 に 、 上記各種物 質 の 具体例 等 に つ い て 、 説 明 す る 。
上記二価鉄塩 と し て は 、 塩化第一鉄 ( FeCl2 )、 硫酸第一鉄 ( FeS04 )、 硝酸第一鉄 ( Fe(N03 )2) 、 燐酸第一鉄 ( Fe3 (P04 ) 2 )等 の 無機塩 、 ギ酸第一鉄 ( Fe(HC00)2 )、 酢酸第一鉄 ( Fe(CH3C00) 2 )、 プ ロ ピ オ ン 酸 第 一鉄 ( Fe(CH3CH2C00)2) 、 シ ユ ウ 酸第 一鉄 ( FeC204) 、 酒 石酸第一鉄 ( FeC4H 406 ) 、 フ マ ル酸第 一鉄 ( FeC4H204) 、 乳酸第一鉄 ( Fe(CH3 CH0HC00)2 )等 の 有機酸塩が あ げ ら れ る 。
そ の 他 に 、 二価鉄塩 と し て 、 三価鉄塩 と 下記還
元性物質 と の反応混合物 も 利用 す る こ と がで き る 。 尚、 三価鉄塩 と し て は 、 塩化第二鉄 ( FeCl3 )、 硫酸第二鉄 ( Fe2 (S04 )3 )、 硝酸第二鉄 ( Fe(N03 ) 3) 、 燐酸第二鉄 ( FeP04 )、 硫酸第二鉄 ア ン モ ニ ゥ ム ( Fe2 (NH4 )2 (.S04 )4 )等の 無機塩、 ギ酸第二鉄 ( Fe(HC00)3 )、 酢酸第二鉄 ( Fe(CH3C00)3 )、 ク ェ ン 酸 鉄 ( FeC6H507 ) 、 ス テ ア リ ン 酸 鉄 ( Fe(C1 7H3 5 C 00 ) 3 ) 等の有機酸塩があ げ ら れ る 。
上記 ア ミ ノ 酸類 と し て は 、 グ リ シ ン 、 ァ ラ ニ ン 、 ロ イ シ ン 、 チ ロ シ ン 、 ス レ オ ニ ン 、 セ リ ン 、 プ ロ リ ン 、 ト リ プ ト フ ァ ン 、 メ チ ォニ ン 、 シ ス チ ン 、 シ ス テ ィ ン 等 の モ ノ ア ミ ノ モ ノ 力 ノレ ボ ン 酸 類 、 ァ ス ノ、 ° ラ ギ ン 酸 、 グ ル タ ミ ン 酸 等 の モ ノ ア ミ ノ ジ カ ノレ ボ ン酸類、 リ ジ ン 、 ァ ノレギニ ン 、 ヒ ス チ ジ ン等 の ジ ァ ミ ノ モ ノ カ ル ボ ン酸類等 力《あ げ ら れ る 。 尚 、 ァ ミ ノ 酸類 は二価鉄塩 と 反応 し て有機錯体等を形 成す る に必要な量を配合す る の こ と が好 ま し い 。 ' 上記還元性物質 と し て は 、 ホ ル ム ア ル デ ヒ ド 、 ァ セ ト ア ル デ ヒ ド 、 ギ酸 、 ベ ン ズ ア ル デ ヒ ド 等 の ァ ノレ デ ヒ ド 類 、 シ ョ 糖 、 グ ノレ コ ー ス 、 ラ ク ト ー ス 等 の 糖類 、 ァ ス コ ル ビ ン 酸 、 α — ト コ フ ヱ ノ ー ル の 他、 鉄、 亜鉛、 銅等の 金属類等があ げ ら れ る 。 尚 、 還元性物質 は二価鉄塩を二価の状態 に保持す る か、 又 は三価鉄塩を還元 し て二価 にす る に必要 な量を配合す る の こ と が好ま し い 。
上記無機物質 と し て は 、 鉄、 亜鉛、 銅等の 金属
類、 セ ラ ミ ッ ク ス 、 無機塩類等があ げ ら れ る 。 セ ラ ミ ッ ク ス と し て は 、 ゼ ォ ラ イ ト 、 ァ ノレ ミ ナ 、 炭 化珪素 、 窒化珪素、 コ ー ジ ラ イ ト 等があ げ ら れ る 。 発明 を実施す る た め の最良の形態
以下 に 、 本発明 を具体化 し た二価鉄塩水溶液 の 配合例 1 〜 3 及 びそ れ ら を各種用 途 に適用 し た 実 施例 1 〜 4 1 に つ い て説明す る 。
ま ず、 配合例 1 〜 3 に つ い て説明す る 。
(配合例 1 )
水 1 ( リ ツ ト ル) 中 に 、 硫酸第一鉄水和物 1 モ ノレ ( m 0 1 )、 ァ ス ノ、0 ラ ギ ン 酸 0 . 1 〜 3 . 0 モ ル シ ョ 糖 0 . 1 〜 3 . 0 モ ノレ を 加 え 、 6 0 °C に て 3 時間攪拌 し て禺褐色水溶液 を得た。
(配合例 2 )
水 1 ^ 中 に 、 塩化第二鉄水和物 1 モ ル 、 グ リ シ ' ン 0 1 3 0 モ ル 、 ク ト ー ス 0 . 1 3
0 モ ルを加え 、 6 0 °C に て 3 時間攪拌 し て黒褐色 水溶液 を得 た。
(配合例 3 )
水 1 ^ 中 に 、 塩ィヒ第二鉄水和物 1 モ ル 、 グル タ ミ ン酸 0 . ;! 〜 3 . 0 モ ノレ 、 グノレ コ ー ス 0 . 1 〜 3 . 0 モ ルを加え 、 6 0 °C に て 3 時間攪拌 し て黒 褐色水溶液 を得た 。
上記配合例 1 〜 3 の二価鉄塩水溶液 に つ い て は
調製時か ら 半年以上経過後 も 後述の よ う な 二価鉄 塩水溶液の有す る 特殊な作用 、 効果 は失わ れな か つ た。 こ れ は ア ミ ノ 酸類の配合 に よ っ て二価鉄塩 の有機錯体が形成 さ れ、 二価鉄塩が化学的 に安定 化 さ れ る こ と 、 及び、 還元性物質 の 添加 に よ っ て 二価鉄塩の 酸化が極力 防止 さ れ る こ と の相乗効果 に よ る も の と 考え ら れ る 。 そ の証拠 に 、 ア ミ ノ 酸 類あ る い は還元性物質の いずれが欠如 し て も 二価 鉄塩の有す る 作用 、 効果を長期 に亘 つ て維持す る こ と 力 で き な い 力、 ら であ る 。
次に 、 上述 の 二価鉄塩水溶液を各種用 途 に適用 し た実施例 1 〜 4 1 に つ い て説明す る 。
尚、 各実施例 に お い て 、 前記配合例 1 〜 3 の各 二価鉄塩水溶液を 、 そ の 鉄分が適当 な モ ル濃度 に な る よ う に希釈 し て使用 し た。 但 し 、 二価鉄塩水 溶液 の 濃度 は 、 各実施例 に お い て示 し た濃度 に 限 定 さ れ る も の で は な く 、 そ の鉄分力 1 0 - 6〜 1 0 一 2 1 モ ル濃度 と な る 範囲 の濃度で有効 に適用可能 で あ る 。
< 実施例 1 > (種子の生物活性の昂進)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 _ 1 5 モ ル濃度) に水稲種子を約 2 4 時間浸漬 し た後、 こ れを播種 し た。 米の 収穫時の収量に つ い て、 前 記処理を施 し た種子を播種 し た処理区 は 1 0 ァ 一 ル当 た り 1 2 俵 ( 1 俵 は米の収穫量を表す単位で、 約 6 0 k g ) で あ っ た の に対 し 、 前記処理を施 し て
い な い通常の種子を播種 し た対照区 は 8 俵 に過 ぎ ず、 前記処理 に よ る 収量の增加が確認 さ れた。
ま た 、 前記配合例 2 の 二価鉄塩水溶液で処理 し た場合 に お け る 米の収量 は 1 0 . 3 俵で あ り 、 配 合例 3 の 二価鉄塩水溶液で処理 し た場合の米の 収 量 は 8 . 5 俵で あ っ た。 尚 、 二価鉄塩水溶液 の 濃 度が高 く な る 程、 米の 収量が多 く な る 傾向 に あ つ た 。
ぐ 実施例 2 〉 (土壌の 改質 そ の 1 )
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 — 1 2 モ ル濃度) 2 0 ^ を 5 0 0 m 2 の土壌 に均一 に散 布 し て 2 ヶ月 間放置 し た。 2 ヶ月 後 に そ の リ ン酸 吸収係数を測定 し た と こ ろ 、 処理区が 6 2 0 と い う 値を示 し た の に対 し 、 未散布の対照区 は 9 3 0 と い う 値を示 し 、 前記水溶液の散布 に よ る 土壌の 改質が認め ら れた。
尚 、 二価鉄塩水溶液 は鉄分が 1 0 — 6〜 1 0 _ 2 1 モ ル濃度 と な る 範囲の 濃度で適用可能で あ る が、 更 に望 ま し く は鉄分力 1 0 — 1 2 〜 1 0 _ 1 5 モ ル濃 度 と な る 範囲で あ る 。
く 実施例 3 〉 (土壌の 改質 そ の 2 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 — 1 2 モ ル濃度) 中 に 、 赤土、 ゼォ ラ イ ト 、 糖蜜 を そ れ ぞれ 1 0 0 対 1 0 0 対 1 の 割合で混合 し た土を常 温 に て 2 4 時間浸漬 し た後、 天 日 乾燥 さ せて混合 土を得た 。 こ の 混合土 6 0 k gを水 田 1 0 ア ー ル に
均一 に散布 し 耕転 (耕す こ と ) 後 に水稲 を植て 5 力 月 間放置 し た。 5 ヶ 月 後 に水 田 の リ ン酸吸収係 を測定 し た と こ ろ 、 処理区が 6 0 8 と い う 値を し た の に対 し 、 未散布の対照区 は 9 8 5 と い う を示 し ヽ §己混合土の散布 に よ る 土壌の 改質が
3 ?
|1、め ら れた 。
ま た 、 玄米の 収量 は 、 処理区が 5 2 2 k gに対 し 対照区が 3 6 0 k gで あ « . 4 5 % の増加が認め ら れた 。 尚、 赤土、 ゼォ ラ イ 卜 、 糖蜜の配合比率 は
、 、 *· - 刖記比率に 限定 さ れ る も の で は な い 。
< 実施例 4 > (連作障害の解消 )
前記実施例 3 で調製 さ れた混合土を 、 ソ ゥ カ 病 に よ る 連作障害を生 じ て い る ジ ャ ガイ モ畑 に 1 0 ァ ー ル当 た り 6 0 k gの 割合で散布 し 、 耕転後 に ジ ャ ガ ィ モ を植え つ け た と こ ろ 、 収穫 に至 る ま で に ソ ゥ カ 病が全 く 発生 し な カヽ つ た o
ホ ウ レ ン ソ ゥ 畑 に対 し て も 同様 に上記混合土を 用 し た と こ ろ 、 連作障害が解消 さ れ、 2 0 回 の 作を行 つ て も 成育不良等の 障害を生 じ な か っ た
< 実施例 · 5 > (植栽時の 活着率の 向上)
樹木 (ャ マ モ モ 5 0 本) の移植 に 際 し 、 そ の根 を前言己酉己合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度 ) に約 2 4 時間浸漬 し てか ら 移植 し た。 そ の 後の 活看率 (土地への根の定着率) を調べた と こ ろ 、 前記処理を施 し た樹木の活着率 は 1 0 0 で あ っ た の に対 し 、 未処理の樹木の活着率 は 8
5 % で あ っ た 。
尚 、 前記浸 漬 時 間 に つ い て は 1 〜 3 0 時 間 の 広 範 囲 で 効果 が認 め ら れ る 。
く 実 施例 6 〉 (魚 介類 の 鮮度保持 そ の 1 )
前記配合例 1 の 二 価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 _ 1 5 モ ル濃 度 ) に 漁 獲 直 後 の マ グ ロ を 浸 漬 し た ま ま 、
0 °C で 2 0 日 間 保存 し た 。 こ の 水溶 液 に 浸 漬 さ れ た マ グ ロ は 、 2 0 日 経過後 も エ ラ の 色及 び体色 が 極 め て鮮 明 で あ つ た の に 対 し 、 通常 の 水 に 浸 漬 し て 保存 し た マ グ ロ は 、 2 0 日 経過 後 に お い て エ ラ の 色が退色 し 、 肉 質 も 悪化 し て い た 。 こ れ を K 値
(化学 的 鮮度判別法) で 評価 し た と こ ろ 、 上記水 溶液 で処理 し た マ グ 口 は K 値力 2 3 で あ っ た の に 対 し 、 通常 の 水 で 処理 し た マ グ ロ は K 値 力 6 4 で あ つ 7"こ 0
く 実施例 7 〉 (魚 介類 の 鮮度保持 そ の 2 )
前記配 合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 _ 1 5 モ ル濃度) に 新鮮 な 毛 ガ ニ を 1 0 分 間浸漬 し た 後 、 こ れ を 1 力 月 間 冷蔵 保存 ( 7 °C ) し た 。 上記処理 を 施 し た 毛 ガ ニ は 1 力 月 経過後 も 臭 い も な く 新鮮 で あ っ た が 、 上記処理 を 施 さ な か っ た 毛 ガ 二 は 1 力 月 経過 後 に 腐臭 を 放 っ た 。
ま た 、 カ キ の ム キ 身 (貝 殻 を 取 り 除 い た 肉 質 ) で 行 っ た 場 合 も 同 様 の 効果 が認 め ら れ た 。
< 実施例 8 〉 (魚介類 の 畜養 そ の 1 )
1 t ( ト ン ) の 活 魚 (生 き て い る 魚 の こ と ) の
水槽 に 、 前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分が 1 0 — 1 5 モ ル濃度) と 海水濃度 と な る 量の食塩 と を 入れ、 ア ジ 2 0 0 匹を入れて 7 日 間畜養 し た。 こ の水槽で し た ア ジ は一匹 も 死な な カヽ つ た が 海水 と 同 じ 濃度の 通常の食塩水を満た し た水槽で 畜養 し た ァ ジ は 2 0 0 匹 の う ち 3 0 匹が死んだ 。 ぐ 実施例 9 > (魚介類の 畜養 そ の 2 )
1 t の 水槽 に 、 海水 と 共 に前記酉己合例 1 の二価 鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 - 1 5 モ ル濃度 ) を満た し 、 ホ タ テ貝 1 5 0 個を入れて 1 5 日 間畜養 し た の 水槽中で し た ホ タ テ貝 は一匹 も 死な なか つ た の に対 し 通の海水を満た し た水槽中で畜養 し た ホ タ テ貝 の 4 2 % は死滅 し た。
ぐ 実施例 1 0 > (魚介類の そ の 3 )
1 t の 水 、 海水 と 共に前記配合例 1 の 二価 鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 - 1 5 モ ル濃度 ) を満た し 、 毛 ガニ 5 0 匹 ( 2 5 k g ) を入れて 7 日 間畜養 し た こ の水槽 中で畜養 し た 5 0 匹の 毛ガ二 の 7 日 後の 重量 は 2 4 k gで あ つ た の に対 し 、 普通の 海水を満 た し た水槽 中 で畜養 し た毛ガ二 の重量 は 1 5 k gで あ っ た 。 即 ち 、 二価鉄塩水溶液の 併用 に よ り ガ二 の 身落 ち (重量の 減少 ) が防止 さ れた 。
ぐ 実施例 1 1 > (野菜の鮮度保持 そ の 1 )
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) に ホ ウ レ ン ソ ゥ を 1 0 分間浸漬 し た後 完全 に水切 り し て ビニ ー ル袋 に詰め 、 2 0 。C で 7
日 間 放 置 し た 。 こ の 水溶 液 に 浸漬 し た ホ ウ レ ン ソ ゥ は 7 日 後 に お い て も 全 く 変色 し な 力、 つ た 力 、 通 常 の 水 に 浸 漬 し た ホ ウ レ ン ソ ゥ は 7 日 後 に は 完全 に 2¾» し
く 実施例 1 2 〉 (野菜 の 鮮度保持 そ の 2 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 . 0 一 1 5 モ ル濃 度 ) に 2 4 時 間 浸 漬 し た ゼ ォ ラ イ ト を ビ 二 一 ノレ袋 の 内 面 に 塗布 し 、 こ の ビニ ー ル袋 に ホ ウ レ ン ソ ゥ を 入 れ 、 2 0 °C に て 7 日 間放 置 し た 。 こ の ビ ニ ー ル袋 に 入 れ た ホ ウ レ ン ソ ゥ は 7 日 後 に お い て も 全 く 変色 し な か っ た が 、 通常 の ビ ニ ー ル袋 中 に て保存 し た ホ ウ レ ン ソ ゥ は 7 日 後 に は 完全 に 黒 変 し た 。
ま た 、 豚 肉 、 マ グ ロ の 切 り 身 で も 同様 の 効果 力 認 め ら れ た 。 - く 実施例 1 3 > (化粧 品等 へ の 応用 そ の 1 )
前記配合例 1 の 二 価鉄塩水溶液 (鉄分 1 Q — 1 5 モ ル濃 度 ) 1 m ^ を ハ ン ド ク リ ー ム 5 0 g ( グ ラ ム ) に 添加 し 、 こ の ノヽ ン ド ク リ ー ム の 肌 に 対す る 化粧 の 乗 り 、 感触等 を 評価 し た 。 上記水溶液 を 添 加 し た ハ ン ド ク リ ー ム は 化粧 の 乗 り が著 し く 向上 し た 。 ま た 、 毎 日 1 回 1 ヶ 月 間 の 連続使用 に よ つ て 確認 で き る 程度 に 、 肌 の 染 み が減少 し た 。
く 実施例 1 4 > (化粧品等 へ の 応用 そ の 2 )
前記配 合例 1 の 二 価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度 ) 1 m ^ を 通常 の 毛髪美容仕上 げ液 1 0
0 m i に添加 し 、 こ の仕上げ液をパ ー マ ネ ン ト の 際 に毛髪 に 噴霧 し た。 こ の 仕上げ液を 3 力 月 間使 用 し たが、 毛髪の 損傷 は全 く 認め ら れず、 潤 い の あ る 毛髪を維持で き た。 こ れ に対 し 、 通常の仕上 げ液を 3 力 月 間使用 し た と こ ろ 、 毛髪の 損傷が認 め ら れた 。
< 実施例 1 5 > (化粧品等への応用 そ の 3 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) 1 m ^ を通常の化粧水 1 0 0 g に添カロ し て使用 し た と こ ろ 、 皮膚の保湿性の 向上が認め ら れ、 かつ 、 かゆ みが軽減 さ れた。
ま た 、 ロ ー シ ョ ン 、 ヘ ア ー ト ニ ッ ク 、 ィ匕粧用 油 に適用 し た場合 も 同様の 効果が認め ら れた。 特 に 、 ヘ ア ー ト ニ ッ ク に お い て は フ ケ 、 力 ユ ミ が軽減 さ れた 。
< 実施例 1 6 〉 (洗剤への応用 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) l m を家庭用 中性洗剤 1 0 0 m に 添加 し 、 こ の洗剤を 2 0 人の モ ニ タ ー に 3 力 月 間 継続使用 さ せ た。 こ の 洗剤 は 、 二価鉄塩水溶液を 添加す る 前 に比較 し 、 洗浄力 の 向上が認め ら れ、 かつ 、 指掌の荒れ等の 障害を全 く 生 じ な か っ た。
ま た 、 シ ャ ン プ ー に適用 し た場合 も 同様の 効果 が認め ら れ、 更 に 、 こ の シ ャ ン プ ー の使用 に よ つ て 、 フ ケ 、 力 ユ ミ 力《軽減 さ れた。
く 実施例 1 7 > (健康 の増進)
幼 児 1 0 0 人 を 無作為 に 選抜 し 、 そ の う ち の 5 0 人 に 前記配合例 1 の 二価鉄塩水 溶液 (鉄分 1 0 — 1 5 モ ル濃 度 ) を 一 日 1 0 O m _g ずつ 3 ヶ 月 間連 続 し て 飲料 さ せ た 。 そ の 年 の 冬期 の 風邪 の 発病率 を 調 査 し た と こ ろ 、 こ の 水 溶液 を 飲料 さ せ た グ ル ー プ の 発病率 は 5 % で あ っ た の に 対 し 、 飲料 さ せ な 力、 つ た グ ル ー プ の 発病率 は 2 5 % で あ っ た 。 < 実施例 1 8 〉 (病気 の 治療 そ の 1 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 _ 1 5 モ ル濃度) に 2 4 時 間 浸 漬処理 し た ゼ ォ ラ イ ト を マ ス ク の 内 面 に 塗布 し た 。 こ の マ ス ク を 激 し い 喘 息症状 を 呈 し て い る 患者 に 使用 さ せ た と こ ろ 、 喘 息症状 が 1 週 間 で 治癒 さ れ た 。
< 実施例 1 9 〉 (病気 の 治療 そ の 2 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 - 1 5 モ ル濃度) に 2 4 時 間 浸 漬処理 し た 後 、 乾燥 さ せ た マ ス ク を 、 花 粉症患者 に 使用 さ せ た と こ ろ 、 着 用 直後 か ら 鼻水等 の 症状 が消 失 し た 。
< 実施例 2 0 〉 (病気 の 治療 そ の 3 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度 ) を 末期 乳癌患者 に 1 日 4 0 0 m £ ず つ 服 用 さ せ た と こ ろ 、 5 0 日 間 で癌組織 の 直径 は 半 分 に 縮退 し 、 腹水 と 腫れが完治 し た 。 ま た 、 9 0 日 後 、 癌組織 は レ ン ト ゲ ン で感知 で き な い ま で に 至 っ た 。
ぐ 実 施 例 2 1 > (病 気 の 治療 そ の 4 )
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) を肝硬変患者に 1 日 4 0 0 m ずつ服 用 さ せ た と こ ろ 、 数 日 で G O T ( G lutamat e Oxa 1 acetate Transaminase ) は 1 2 0 カヽ ら 5 5 に 、 G Ρ Γ ( Gl ut amat e Pyruvat e Transaminase ) は 、 6 8 力、 ら 4 7 に低下 し 、 自 覚症状 も 大幅 に改善 さ れた 。
く 実施例 2 2 > (病気の 治療 そ の 5 )
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) を 、 脳 内 に ピ ン ポ ン玉程度の血腫を起 こ し た脳梗塞患者に 1 日 4 0 0 m ^ ずつ服用 さ せ た と こ ろ 、 5 0 日 で脳 内血腫の消失を確認 し 、 自 覚症状 も 大幅 に 改善 さ れた。
< 実施例 2 3 > (病気の 治療 そ の 6 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 _ 1 5 モ ル濃度) に 2 4 時間浸漬処理 し た ゼォ ラ イ ト 2 0 0 g を 2 0 0 の 浴槽 に入れ、 こ の浴槽 にて 2 ' 力 月 間入浴を繰 り 返 し た と こ ろ 、 足指の水虫が完 治 し た。
く 実施例 2 4 〉 (病気の治療 そ の 7 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 — 1 5 モ ル濃度) を使用 し て再結晶 し た食塩 3 g を 、 練 り 歯磨 き 1 0 0 g に添カ卩 し た。 こ の 歯磨 き を歯槽 膿漏の 患者 に 1 力 月 間使用 さ せ た と こ ろ 、 症状の 改善が認め ら れた。
< 実施例 2 5 > (動物の 成長促進)
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 G _ 1 5 モ ノレ濃度) を マ ウ ス に 一 日 に 2 O m ^ ずつ飲 ま せ て飼育 し た 。 こ の水溶液で飼育 し た マ ウ ス は 1 0 日 後 に は通常の水で飼育 し た マ ウ ス に比 し 、 体重 力 3 0 %増え た 。
ぐ 実施例 2 6 〉 (脱臭作用 )
異臭を放つ ア ジ の干物製造工場 に お い て 、 前記 配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 — 1 5 モ ル濃 度) を 噴霧 し た と こ ろ 、 そ の 直後か ら 異臭が極め て少 な く な つ た。
< 実施例 2 7 〉 (食品の 防腐)
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) を使用 し て再結晶 さ せ た食塩 ( N a C l ) を使用 し て 力 マ ボ コ (魚 肉 を原料 と し た加工食 品) の製造を行 っ た。 こ の食塩を使用 し た カ マ ボ コ は 2 5 °C で 2 0 日 間保存 し て も 腐 ら な か っ た の に対 し 、 通常の 食塩を使用 し た 力 マ ボ コ は 7 日 目 に し て腐 っ て し ま っ た。
ま た 、 上記食塩を生麵 (小麦粉等を原料 と し た 加工食品) の製造 に 使用 し た 時 も 同様の効果が認 め ら れた。
く 実施例 2 8 > (壁面の 防黴)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) 2 0 0 m を水性塗料 2 0 k g に配合 し 、 こ れを浴室の壁面 に塗布 し た と こ ろ 、 6 ヶ月 経過後 に お い て も 黴 ( 力 ビ) は発生 し な 力、 つ た 。
こ れ に対 し 、 通常の 水性塗料を塗布 し た浴室の壁 面 に は 2 ヶ 月 後 に黴の 発生がみ ら れた。
く 実施例 2 9 〉 (金属 の 防銪)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) l O O m ^ に 、 酸ィ匕防止剤 と し て の ヒ ド ロ キ シ ル ァ ミ ン 1 0 0 m g を添加 し た水溶液 に 、 鉄片 を 2 4 時間浸漬処理 し た。 そ し て 、 こ の鉄片 を 1 % の食塩水 に浸 し てそ の後の様子を観察 し た。 上記処理を施 し た鉄片 は 3 0 日 経過後 も 銪 ( さ び) を生 じ な か っ た の に対 し 、 未処理の鉄片 は 7 日 間で鲭を生 じ た。
尚 、 上記水溶液への 浸漬時間 は 1 〜 3 0 時間 の 範囲で効果が認め ら れ る 。
く 実施例 3 0 > (水の 改質 そ の 1 )
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 Q — 1 5 モ ル濃度) に 2 4 時間浸漬処理 し た セ ラ ミ ッ ク ス を 用 い て濾過材を作製 し た。 そ し て 、 こ の 濾過材 で水道水 ( 日 本国、 名古屋巿の水道水) を濾過 し た 。 そ の結果、 こ の 濾過材を使用 す る こ と に よ り 、 1 年以上 に わ た り 水道水か ら は 、 味や臭 い の刺激 が取 り 除かれ、 味 も マ イ ゾレ ド な も の と な っ た。
く 実施例 3 1 > ( 水 の 改質 そ の 2 )
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 — 1 5 モ ル濃度) に 2 4 時間浸漬処理 し た セ ラ ミ ッ ク ス を用 い て濾過材を作製 し た。 こ の濾過材を通過 さ せ た水 (以下、 処理水 と い う ) を使用 し て下記実
験を行 っ た と こ ろ 、 下記の よ う な効果が認め ら れ た。
( 1 )処理水を サ ツ キ に 1 力 月 間散水 し た と こ ろ 、 著 し い 発根が認め ら れ、 葉の色 も 濃 く な つ た。
( 2 )処理水を採卵鶏 6 0 羽 に 1 力 月 間投与 し た と こ ろ 、 産卵率が 5 %上昇 し 、 鶏舎の 悪臭 も 消失 し
( 3 )処理水を乳牛 5 頭 に 3 力 月 間投与 し た と こ ろ 、 採乳量が 1 2 % 向上 し 、 乳房炎 も 発生 し な く な つ た。
( 4 )処理水を浴用 に使用 し た と こ ろ 、 水虫の症状 が軽減 さ れた。
( 5 )処理水 を飲料 に供 し た と こ ろ 、 肝炎、 花粉症、 便秘、 風邪等の 症状の 改善が見 ら れた。
( 6 )処理水を鰻 ( ゥ ナ ギ) の 養殖 に用 い た と こ ろ 、 1 力 月 間で増体率が通常の 3 倍 に な つ た。
( 7 )処理水を室内 に 噴霧 し た と こ ろ 、 室 内 の悪臭 が除去 さ れ た 。
( 8 )処理水で生 う どん を練 っ た と こ ろ 、 生 う どん の 日 持 ち が著 し く 向上 し た 。
( 9 )処理水で醤油 を製造 し た と こ ろ 、 醱酵期 間が 短縮 さ れ、 味 も ま ろ やか に な っ た。
ぐ 実施例 3 2 > (空気の 改質)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) を ゼォ ラ イ 卜 に 2 4 時間浸漬 し 乾燥 さ せ た後、 こ の ゼォ ラ イ ト を充填 し て な る エ ア フ ィ
ル タ ー を作 り 、 こ の エ ア フ イ ノレ タ ー を通過 さ せ た 空気中で植物 ( ホ ウ レ ン ソ ゥ ) を栽培 し た。 そ の 結果、 上記エ ア フ ィ ル タ ー を通過 さ せ た空気中で 栽培 し た植物 は 、 通常の空気中で栽培 し た植物 に 比 し て 1 ヶ月 後 に は新鮮重量で 5 0 % の重量増加 が認め ら れた。 尚 、 上記水溶液への浸漬時間 は 1 〜 3 0 時間 の範囲で効果が認め ら れ る 。
ま た 、 上記エ ア フ ィ ル タ 一 を 自 動車の エ ン ジ ン 吸気 口 に取 り 付 け た と こ ろ 、 排気ガ ス 中 の炭化水 素、 窒素酸化物等の低下が認め ら れた。
< 実施例 3 3 〉 (排水の浄化)
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) に鉄片及び銅片を 2 4 時間浸漬 さ せた 後、 こ れ ら 金属片 を家庭排水中 に投入 し た。 そ の 結果、 こ の排水か ら 濁 り がな く な り 透明度が著 し く 向上 し た。 ま た 、 下記表 一 1 に示す よ う に数値 的 に も 排水の 浄化が確認 さ れた。
尚、 上記水溶液への浸漬時間 につ い て は 、 1 〜 3 0 時間 の範囲で効果が認め ら れ る 。
家庭排水の 処理結果 金属片 金属片 投入前 投入後
B 0 D ( * 1 ) 6 2 0 0
( B i o l og i cal Oxy en Demand )
C 0 D ( * 1 ) 1 8 0 0 1 0
( Chemi cal Oxy en Demand )
S S ( * 1 ) 8 3
(浮遊固形物)
ノ ノレ マ ノレ へ キ サ ン
抽 出物質含有量 ( U ) 4 3 0 2. 5 大腸菌数 ( * 2 8 X 1 0 4 X 1 0
* 1… 単位 は p pm *2…単位 は個 Z m £
< 実施例 3 4 〉 (油類の 改質)
前記配合例 1 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) 0 . 1 m ^ を軽油 1 ^ に添加 し た と こ ろ 、 軽油 の 沸点が 2 °C 降下 し て燃焼性が向上 し た こ れ に対 し 、 軽油 に通常の水を 同様 に添加 し て も 沸点の 降下 は み ら れ な か っ た。
< 実施例 3 5 〉 (燃費 の 向上)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 5
1 0
モ ル濃度 ) に 3 0 0 〜 5 0 0 g の鉄片及 び銅片を 2 4 時間浸漬 さ せた後、 こ れ ら 金属片を 自 動車の ガ ソ リ ン タ ン ク 内 に投入 し た。 そ の結果、 金属片 の投入前 に比べ 1 £ 当 り の走行距離が 2 3 % 向上 し た上、 少な く と も 6 ヶ月 以上有効な こ と が確認 さ れた。
尚、 上記水溶液への浸漬時間 は 1 〜 3 0 時間の 範囲で効果が認め ら れ る 。
< 実施例 3 6 > (排ガ ス の浄化)
前記配合例 1 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 - 1 5 モ ル濃度 ) を 、 ガ ソ リ ン に対 し 、 1 万分の 1 の量 だ け添加 し た。 こ の ガ ソ リ ン を使用 し て 自 動車を 走行 さ せた と こ ろ 、 下記表 一 2 に示す如 く 、 著 し い排気ガ ス の浄化が認め ら れた。
表 一 2 排気ガ ス の測定結果 添加 ガ ソ リ ン 無添加ガ ソ リ ン 一酸化炭素 7 p p m 7 8 p p m 炭化水素 5 p p m 1 9 m 窒素酸化物 0 . 5 p p m 6 . 2 p p m
< 実施例 3 7 > (帯電防止)
前記配合例 塩水溶液 (鉄分 1 5
2 の 二価鉄 1 0 モ ル濃度) を ビ ニ ー ノレ フ ィ ゾレ ム に塗布 し た。 そ の
結果、 ビ ニ ー ル フ ィ ル ム の摩擦帯電圧 は塗布前の
5 0 0 0 V に対 し 、 塗布後 に は 1 2 0 V と 著 し く 低下 し た。
ぐ 実施例 3 8 〉 (摩擦抵抗の低減)
前記配合例 2 の二価鉄塩水溶液 (鉄分 1 0 一 1 5 モ ル濃度) 1 . 0 m ^ を シ リ コ ー ン系潤滑油 1 0 £ に添加 し た と こ ろ 、 こ の潤滑油 の摩擦抵抗 は添 加前 に比べて 3 0 %低減 さ れ た。
< 実施例 3 9 > ( コ ン ク リ ー ト の 強化)
コ ン ク リ ー ト の 混練 に使用 す る 水 1 t に 、 前記 配合例 2 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分が 1 0 — 1 5 モ ル 濃度) 1 ^ を添加 し て コ ン ク リ ー ト を混練 し た。 そ の結果、 上記水溶液を添加 し て混練 し た コ ン ク リ ー ト は通常の水だ けで混練 し た コ ン ク リ ー 卜 に 比べ圧縮強度が 5 0 % 向上 し た。 - く 実施例 4 0 > (路面の 融雪 そ の 1 )
路面 1 m 2 に対 し 、 前記配合例 2 の二価鉄塩水 溶液 (鉄分 1 0 — 1 5 モ ル濃度) 1 £ を 予 め 均一 に 散布 し て お き 、 降雪 し た 際の 融雪速度 (雪の 融 け る 速 さ ) を調べた。 前記水溶液 を散布 し た路面の 融雪量 は 、 散布 さ れて い な い路面の 融雪量 に比べ、 目 視で き る 程度 に 明瞭 な差異が認め ら れた 。 尚 、 こ の試験 は 、 無風かつ快晴の 日 の午後 1 〜 3 時の 間 に お い て な さ れ、 こ の 間 の平均気温 は 7 °Cで あ つ た。
く 実施例 4 1 > (路面の 融雪 そ の 2 )
ア ス フ ァ ル ト の 溶融混練時に ア ス フ ァ ル ト 1 t に対 し 、 前記配合例 2 の 二価鉄塩水溶液 (鉄分が 1 0 — 1 5 モ ル濃度) 1 を加え 、 こ の ァ ス フ ア ル ト を使用 し て路面を舗装 し た。 そ の結果、 こ の路 面 に は通常の ァ ス フ ア ル 卜 の 路面 に比べて上記実 施例 4 0 と 同 じ 融雪効果が認め ら れた。 産業上の利用 可能性
以上説明 し た よ う に 、 本発明 の 二価鉄塩配合物、 そ の 水溶液 、 及びそ の 水溶液で処理 し た無機物質 は 、 種子の生物活性の昂進、 土壌の 改質、 野菜 の 鮮度保持等の 農業的用途、 魚介類の鮮度保持、 畜 養等の 漁業的用 途、 健康の増進、 病気治療等の 医 療的用途の 他、 化粧品類、 洗剤の 改良、 動物の成 長促進、 脱臭、 食品の 防腐、 壁面の 防黴、 金属 の 防鲭、 水、 空気等の 改質、 排水、 排気ガ ス の 浄化、 油類の 改質 、 帯電防止、 摩擦抵抗の 低減、 コ ン ク リ 一 卜 の 強化、 路面の融雪等の極め て広範な用 途 に使用 す る こ と がで き る 。
そ し て 、 そ れぞれの場合 に お い て極め て優れた 効果を発揮す る の み な ら ず、 そ の効果を長期 にわ た っ て持続す る こ と 力 で き る 。