WO1991002653A1

WO1991002653A1 - Heat-sensitive recording paper

Info

Publication number: WO1991002653A1
Application number: PCT/JP1989/001121
Authority: WO
Inventors: Yoshimi Ishibashi; Katsumi Moronuki
Original assignee: Honshu Paper Co., Ltd.
Priority date: 1989-08-23
Filing date: 1989-10-31
Publication date: 1991-03-07
Also published as: DE68918287D1; DE68918287T2; EP0439612A4; EP0439612A1; EP0439612B1

Description

明細書

感熱記録紙

技術分野

本発明は感熱記録紙に関し、詳しくは安価であるとともに保存安定性及びサーマルへッドに対する信頼性の高い感熱記録紙に関する。

背景技術

塩基性無色染料と、該塩基性無色染料を熱時発色させる酸性物質とを利用した感熱記録方式は現像工程が不要であり、ハードのメンテナンスが容易である等の特徴を有するため、各極のファタシミリ、プリンタ一や計測機器の記録計等に幅広く利用されてい o

現在、感熱記録紙の支持体としては故紙を含まない上質紙が使用されているが、感熱記録紙のコスト · ダウンの要求と紙パルプの再利用の観点とから、今後感熱記録紙の支持体にますます故紙が導入されてくることが考えられる。

ところで、感熱記録紙の支持体に故紙を配合した場合、高湿保存中に発色印字濃度が低下（退色）したり、高温保存中に地肌力ブリを生じたり、更に長期ランニングテストを行うとサ一マルへッドのドット抜け（サーマルへッドの一部破損）が生じる等の多くの間題点があった。

従って、本発明は安価でかつ省資源化を図れるとともに、保存安定性及びサーマルへッドへの信頼性の高い感熱記録紙を提供することを目的とする。

本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、感熱記録紙の支持体が故紙を含有するとともに、支持体に含まれる残存界面活性剤の量を 1 () 0 0 m 以下にすることにより、上記目的が達成できることを見い出した。また、上記支持体と感熱記録層との間にバリャ一層を設けることにより、更にすぐれた効果が得られることを見い出した。

ところで、故紙は一般的に次の 3工程の組み合せから作られる。

5 即ち、

(1)離解故紙をパルパ一にて機械力と薬品で処理して繊維状にほぐし、印刷インキを繊維より剝離する。

(2)除塵 - · ·故紙に含まれる異物（プラスチックなど）及びごみを除去する。 ·

, ο (3)脱墨繊維より剝離された印刷ィンキをフローテ一ション法又は洗浄法で系外に除去する。

感熱記録紙の支持体が故紙を単に含有する場合、工程 (3)の脱墨工程で使用される脱墨剤の界面活性剤の影響を受け、感熱記録紙は高湿保存時に退色したり、高温保存時に地肌力ブリを生じたり、

. 5 更にサ一マルへッドのドット抜けを生じたりする。本発明者はこれら界面活性剤の影響について検討した結果、例えば界面活性剤ポリ才キシエチレンアレキルフヱニルエーテル、ポリォキシェチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリ才キシつ。口ピレンブロックポリマ一等のノニォン系界面活性剤又は第四級ァン

2 0 モニゥ厶塩類、アルキルトリメチル了ンモニゥムクロライド、セチルトリメチルアンモニゥムク σ ライド、アルキルべンジルメチルアンモニゥムクロリド等の力チォン系界面活性剤の場合には高湿保存時の退色及び高温保存時の地肌カプリが生じ、一方、界面活性剤が脂肪酸石ケン、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級ァ

_{2 5} ルコール硫酸エステル塩、《—ォレフインスルホネート、ジアルキルスルホサクシネート等のァニ才ン系界面活性剤の場合にはサ一マルへッドに対する信頼性が著しく損なわれることを見い出した。本発明はこのような知見に基づいてなされたものである。

発明の開示

即ち、本発明は支持体に、塩基性無色染料と、該塩基性無色染料を熱時発色させる酸性物質とを舍む感熱記録層を設けた感熱記録紙において、前記支持体が故紙を含有するとともに、該支持体に含まれる残存界面活性剤の含有率が〗 0 ϋ O ppm 以下であることを特徴とする感熱記録紙に関する。

以下、本発明について詳述する。

本発明の感熱記録紙に使用される支持休としては、故紙を含有するものが使用される。

故紙は、使用済みの紙又は板紙、もしくはそれらの紙の裁断くずなどの総称である。

本発明の支持体は、全体が故紙から形成されていてもよい。ただし、 6 0 %以下の量で故紙を含有することが妤ましい。これよりも多く配合すると、支持体の強度が低下しやすく、また白色度が劣化したりする傾向となる。

また、支持体に舍まれる残存界面活性剤の含有率は一般には 1 0 ϋ 0 ppm 以下、好ましくは 8 0 0 p m 以下とすることが必要である。残存界面活性剤の含有量が大きくなるほど、保存安定性が劣化し、ドット抜けが生じやすくなる。

本発明の感熱記録紙に用いられる塩基 t生無色染料としては、例えば、 3， 3 —ビス（ p — ジメチル了ミノフエニル）一 6 — ジメチルァミノフタリド、 3， 3 —ビス（ p — ジメチルァミノフエ二ル）フタリド、 3 — （ p —ジメチルアミノフヱニル）一 3 _ ( 1 , 2 — ジメチルインド—ルー 3 —ィル）フタリド、 3 — （ p — ジメチルァミノフエニル）一 3— ( 2 —メチルインド—ルー 3 —ィル）フタリド、 3， 3 — ビス（ 1， 2 —ジメチルインド—ルー 3 — ィル）一 5 —ジメチルァミノフタリド、 3， 3 — ビス（ 1， 2 —ジメチルインドールー 3 —ィル）一 6 —ジメチルアミノフタリド、 3 , 3 —ビス（ 9 —ェチルカルバゾ一ルー 3 —ィル）一 ΰ — ジメチルァミノフタリド、 3， 3 —ビス（ 2 —フエニルインドール一 5 3 —ィル）一 6 —ジメチルァミノフタリド、 3 — Ρ — ジメチルァミノフエ二ルー 3 — ( 1 —メチルビロール一 3 —ィル）一 6 —ジメチルァミノフタリド等のトリ了リルメタン系染料、 4， 4 ' - ビス一ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、 Ν—ノヽ σ フヱニル一ロイコオーラミン、 Ν— 2 , 4 , 5 — トリクロロフ

I 0 ヱニルロイコオーラミン等のジフヱニルメタン系染料、ベンゾィゾレロイコメチレンブレー、 p —ニトロべンソ'イレロイコメチレンブルー等のチ了ジン系染料、 3 —メチルースピロ一ジナフトビラン、 3 —ェチルースピロ一ジナフトビラン、 3 —フヱニルースピロージナフトピラン、 3 ^ンジルースピロージナフトピラン、

I 5 3 —メチルーナフト（ 6 ' —メトキシベンゾ）スピロピラン、 3 —プロピル一スピロージベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン一 B —ァニリノラクタム、 α —ダミン（ ρ —二トロア二リノ）ラクタム、ローダミン（ ο —クロロア二リノ）ラクタム等のラクタム系染料、 3 — ジメチルァミノ一 7 —メトキシフルオラン、 3

2 0 —ジェチルァミノ一 6 —メトキシフルオラン、 3 —ジェチルアミノー 7 —メトキシフルオラン、 3 —ジェチルァミノ一 7 — クロ口フルオラン、 3 —ジェチルアミノー 6 —メチルー 7 _クロ口フルオラン、 3 — ジェチルァミノ一 6， 7 — ジメチルフルオラン、 3 一（ Ν —ェチルー ρ — トルイジノ）一 7 — メチルフルオラン、 3 — ジェチルアミノ一 7 — Ν—ァセチルー Ν —メチルアミノフルォラン、 3 — ジェチルァミノ一 7 — Ν —メチルァミノフルオラン、 3 — ジェチルァミノ一 7 —ジベンジルァミノフルオラン、 3 —ジェチルアミノー 7 — N—メチルー N— ^？ンジルァミノフルオラン 3 —ジェチルアミノ一 7 — Ν—ク口ェチル一 Ν—メチルアミノフ Jレ才ラン、ジェチルアミノ — 7 一 Ν— ジェチルアミノフルオラン、 3 — （ Ν _ェチル一 ρ — トルイジノ）一 6 —メチル _ 7 一フエニルァミノフルオラン、 3 — （Ν—ェチル一 ρ — トルイジノ）一 6 —.メチルー 7 — （ ρ — トルイジノ）フルオラン、 3 —ジェチルアミノー 6 —メチルー 7 —フヱニルァミノフルオラン、 3 —ジェチルァミノ一 7 — （ 2 —カルボメトキシ一フエニルァミノ）フルオラン、 3 — （Ν—ェチルー Ν— i so —アミルァミノ）一 6 —メチル一 7 —フエニルァミノフルオラン， 3 ( Ν— シクロへキシルー： —メチルァミノ）一 6 —メチル 7 フニルアミノフルオラン、 3 — ピロリジノ一 6 —メチル 7 フエニルァミノフルオラン、 3 — ピベリジノー 6 —メチル 7 —フエニルァミノフルオラン、 3 —ジェチルアミノー 6 —メチル _ 7 —キシリジノフルオラン、 3 — ジェチルァミノ一 7 — ( 0 —ク口口フエニルァミノ）フルオラン、 3 — ジブチルァミノ一 7 — （ 0 — クロ口フエニルァミノ）フルオラン、 3 — ピ σ リジノー 6 -- メチルー 7 — ρ —ブチルフエニルァミノフルオラン、 3 — ジェチルアミノー 6 ― メチル _ 7—了二リノフルオラン、 3 — ジブチルァミノ一 6 —メチル一 7 —ァニリノフルオラン、 3 — ( Ν—ェチル一 Ν—イソァミル）ァミノ一 6 —メチルー 7 —ァニリノフルオラン等のフルォラン系染料等が挙げられる。

塩基性無色染料を熱時発色させる無機ないし有機の酸性物質としては、各種のものが公知となっており、例えば、活性白土、酸 †生白土、ァタノ、。ルジャィト、ベントナイト、コロイダルシリ力、珪酸アルミ二ゥム等の無機酸性物質、 4 一 t. e r L—プチルフエノール、 4 ーヒドロキシジフエノキシド、一ナフトール、 β —ナフトール、 4 — ヒドロキシァセトフヱノール、 4 — t er t—才クチルカテコール、 2 ， 2 ' ージヒドキシジフエノール、 2 , 2 ' — メチレンビス（ 4 ーメチルー 6 — ter (_— イソブチルフエノール）、 4 ， 4 ' —イソプロピリデンビス（ 2 —！ _ e —ブチルフヱノール） 4 , A ' 一 sec—ブチリデンジフヱノール、 4 —フエニルフヱノール、 4 ， 4 ' 一イソプロピリデンジフヱノール（ビスフヱノ一ル A ) 、 2 , 2 ' —メチレンビス（ 4 —クロルフヱノール）、ノヽイド口キノン、 4 , 4 ' — シクロへキシリヲンジフヱノール、 4 一ヒド口キシ安息香酸べンジル、 4 ーヒド πキシフタル酸ジメチル、ヒドロキノンモノべンジルエーテル、ノボラック型フエノール榭脂、フユノール重合体等のフユノール性化合物、安息香酸、 P— t er t—ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テレフタル酸、 3 ― s e c—ブチル一 4 ーヒドロキシ安息香酸、 3 — シクロへヰシルー 4 ーヒドロキシ安息香酸、 3 , 5 — ジメチル一 4 ーヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、 3 —イソプロピルサリチル酸、 3 - t e r L—ブチルサリチル酸、 3 —ベンジルサリチル酸、 3 — ( a - メチルべンジル）サリチル酸、 3 — クロル一 5 - ( ひ一メチルべンジル ) サリチル酸、 3 , 5 —ジ— L erいブチルサリチル酸、 3 ーフヱニル一 5 — ( , ージメチルベンジル）サリチル酸、 3 ， 5 — ジ一 "ーメチルべンジルサリチル酸等の芳香族力ルポン酸、及びこれらフニノール性化合物、芳番族力ルポン酸と例えば亚鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、二ッケル等の多価金属との塩等の有機酸性物質等が例示される。

感熱記録層中の塩 ®性無色染料と酸性物質の使 ffl比率は用いられる塩基性無色染料、酸性物質の種類に応じて適宜選択される。一般に塩基性無色染料 1 重量部に対して 1 〜 5 ϋ重量部、好ましくは i i 0重量部程度の酸性物質が使 fflされる。

これらの物質を含む塗布液の調製には、一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライター、サンドグラインダ一等の撹桦 · 粉碎機により塩基性無色染料と酸性物質とを一緒に又は別々に分散し、塗液として調製される。この場合、分散粒子はできるだけ小さいことが望ましく、具体的には 2 m 以下の粒子になるまで分散することが望ましい。

かかる塗液中には接着剤としてデンプン類、ヒド口キシェチリレセレロース、メチルセレロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ジィソブチレン ·無水マレィン酸共重合体塩、スチレン ' 無水マレィン酸共重合体塩、ヱチレン · アタリル酸共重合体塩、スチレン • アタリル酸共重合体塩、スチレン ' ブタジヱン共重合体ヱマルジョン等が全固形分の 1 0 〜 4 0重量％、奵-ましくは 1 5 〜 0 - 重量％程度用いられる。

更に、塗液中には各極の助剂を添加することができ、例えば、ジォクチルスルフォコハク酸ナトリゥム、ドテ'シルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラウリルアルコ一ル硫酸ェステル · ナトリゥム塩、アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフニノン系、トリアゾール某等の紫外線吸収剤、その他消泡剂、蛍光染料、着色染料等が挙げられる。

また、必要に応じてステ了リン酸亚鉛、ステ了リン酸カルシゥム、ポリエチレンワックス、力レナロウ、 "ラフィンワックス、エステルワックス等の滑剤、カオリン、クレー、タルク、炭酸力ルシゥム，焼成クレー、酸化チタン、 ¾藻上、微粒子状無水シリ力、活性白土等の無機顔料、及びステアリン酸了ミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、ォレイン酸ァミドルミチン酸ァミド、抹番才レイン酸ァミド、ャシ脂肪酸アミド、メタ一ターフヱ二ル、ノ、"ラベンジルビフヱニル、ヒドロキシナフトェ酸のエステル誘導体、ジベンジルテレフタレ一ト、トリベンジルアミン等の増感剤を添加することもできる。

本発明において、支持体と感熱記録層との間にバリヤ一層を設けることが好ましい。このバリヤ一層により、支持体中に含まれる界面活性剤の影響を少なくし、保存時の退色や、地肌カプリ、サーマルへッドに対する信頼性が更に改善された感熱記録紙が得られる。

例えば、バリヤ一層は造膜性を有する高分子化合物が使用され、カゼイン、ポリビニルアルコール、アルギン酸アンモニゥ厶、メチレセ ·レ口一ス、ヒドロキシェチレセ Jレロース、カレボキシメチルセルロース、無水マレィン酸共重合体、スチレン ♦無水マレィン酸共重合体、スチレン · ブタジェン共重合体等が挙げられる。これらの高分子化合物は通常ェマルジヨンの型で使用される。また、塗工量としては一般に 0. 3 X m^J ~ 5. 0 g / m 好ましくは 0. 5 g Z m'〜 2. 0 g Z rrf ^ある。 0. 3 g Z nfより少ない場合には、界面活性剤の影饗を阻止する効果が低下し、一方、 5. 0 g Z rrfより大きくなると、画質が劣る傾向となる。

なお、必要に応じて、感熱記録層上に保護層を設けても良い。また、上記バリャ一層の上に更に顔料を含む中間層を設けることもできる。

(実施例）

以下、本発明について実施例により更に詳述する。

感熱塗料の調製

黒発色塩基性染料 3 — （ N—ェチルー N —イソァミル）了ミノ一 6 — メチル一 7 —了二リノ一フルオラン ( S - 2 0 5 ：山田化学製） 9重: 部 ♦ ポリビニルアルコール 1 2 %水溶液 1 5重. 部 • ポリスチレンァクリル酸了ンモニゥム

2 ϋ %水溶液 0. 7重: ：部

•水 3 0重. 部

Β液 · 2 , 2 —ビス（ 4 一才キシフエニル）

フ。ロノヾン 2 0重量部

♦ メタ一タ一フヱニル 2 0重量部

• ポリビニルアルコール 1 2 %水溶液 5 0重量部

• ポリスチレンァクリル酸アンモニゥム

2 0 %水溶液 3重量部

.水 6 2. 3重量部

Α、 Β液を各々にサンドグラインダ一で分散粒子が平均粒径 2 〃m 以下になるように分散させた。

C液 · 軽質炭酸力ルシゥム 2 5重量部

• ポリアクリル酸ソ一ダ 4 0 %水溶液丄重量部

. 水 2 4重量部

C液をホモミキサ一で i 0分間分散させた

上記のように調製した Λ液 5 4. 7重量部、 B液 1 5 5. 3重量部及び C液 5 0重量部を混合し、得られた混合物にステアリン酸亜鉛 3 0 %分散休 3 3. 3重量部及びポリビニルアルコ—ル 1 2 %水溶液〗 0 ()重量部及び水 1 '3 ()重量部を添加して感熱塗料とした。実施例 JL

故紙の配合率 4 0 %でァニオン系界面活性剤（アルキルべンゼンスルホン酸ナトリウム）の残存量が 2 4 0 p pm の米坪 5 0 g / m'の原紙に上記感熱塗料を、乾燥後の塗布量が 5 g Z m^sとなるように塗布し、乾燥し、更にカレンダ一処理を行って、記録面のベック -平滑度が 6 ϋ ϋ秒の感熱記録紙を得た。

実施例 2

故紙の配合率が 5 0 %で、ノニオン系界面活性剂（ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル）の残存量が 4 3 0 pm の米坪 5 0 gZm'-の原紙から実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た実施例 3

故紙の配合率が 6 0 %で、ノニオン系界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルフヱニルエーテル）の残存量が 5 1 0 pm の米坪 5 0 gZn の原紙から実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た実施例 4

故紙の配合率が 5 ϋ %で、カチオン系界而活性剤（アルキルトリメチルアンモニゥ厶クロライド）の残存量が 7 ϋ () ppm の米坪 5 0 gZrfの原紙から実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た。実施例 5

故紙の配合率が 5 0 %で、ァニオン系界面活性剤（アルキルべンゼンスルホン酸ナトリウム）の残存量が 9 5 0 p m の米坪 5 0 gZrrfの原紙から、実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た。比較例 1

故紙の配合率が 5 0 %で、ァニオン系界而活性剤（アルキルべンゼンスルホン酸ナトリウム）の残存量が 1 2 0 0 ppm の米坪 5 0 g/m^aの原紙から実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た。比較例 2

故紙の配合率が 5 0 %で、ノニォン系界面活性剤（ポリ才キシエチレンアルキルフユニルエーテル）の残存量が 1 4 0 0 ppm の米坪 5 0 gZn の原紙から実施例〗と同様にして感熱記録紙を得 n 比蛟例 3

故紙の配合率が 5 0 %で、カチオン系界面活性剤（アルキルトリメチルアンモニゥムクライド）の残存量が 1 5 0 ϋ ppm の米坪 5 0 g / m^sの原紙から実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た。比較例 4

故紙の配合率が 4 ϋ %で、ノニ才ン系界而活性剤（ポリ才キシエチレンアルキルフヱニルエーテル）の残存量が 1 5 0 ϋ pm である米坪 5 O g Z n の原紙から、実施例 1 と同様にして感熱記録紙を得た。

実施例 6

原紙上に、ポリビニルアルコ一ルを 1 g Z rrfとなるように塗布したことを除いて、実施例 4と同様にして感熱記録紙を得た。

実施例 7

原紙上に、ポリビニルアルコールを 1 g Z n となるように塗布したことを除いて、実施例 5 と同様にして感熱記録紙を得た。

実施例 8

ポリビニルアルコールの塗布量を 2 g Z rn^sとしたことを除いて、実施例 7 と同様にして感熱記録紙を得た。

次に、実施例 1〜8、比蛟例 1〜 4で得られた感熱記録紙について以下の試験を行い、その結果を表 1 に示した。

)保存性

感熱ファクシミリ F F 6 2 1 C 〔富土-通㈱製〕を用いてテストバタ一ンを印字記録し、地肌と印字部とをマクべス濃度計 R D -- 5 1 4を 11]いて測定した。更に、 F' F 6 2 1 Cで印字したサンプルを、下記の保存性試験に用いた。

a ) 耐湿性

4 0 "C - 9 0 % R IIの高湿条件下に 2 4時間保存し、保存後の地肌部及び印字部をマクベス R D— 5 1 4を用いて測定した。 b ) 耐熱性

6 ϋ I：の高温乾燥条件下に 2 4時間保存し、保存後の地肌部及び印字部の濃度をマクベス濃度計 R D— 5 1 4を fflいて測定した。 (2)へッド破壊テスト

市販の京セラサ一マルへッド（ K J T一 2 1 6 — 8 M G F 1 ) を用い、プラテン —ルに感熱記録紙を巻きつけ、プラテンロールとサ一マルヘッドを固定させ（ 0. 1 5 kgf/cm) . S Q V - 8 5 % R IIの環境条件に入れ、へッドに印加した状態で 2 0時間保存した後、ベタ印字を行い、そのドット抜け率を調べた。

評価〇ドット抜け率が 5 %以下

△ ドット抜け率が 5〜 1 0 %以下

X ドット抜け率が 1 0 %以上

故紙/ 保存テストへッド界面活性剤

の配合率保存前耐湿性耐熱性破壊

(%) 種類残存量地肌部印字部地肌部印字部地肌部印字部試験実施例 1 40 ァニオン系 240 0.06 1,25 0.08 K20 0.13 1.26 〇

2 50 ノニオン系 430 0.06 1.25 0.08 1.21 0.14 1.27 〇

3 60 ノ二オン系 510 0.06 1.26 0.08 1.22 0.13 1.25 〇

4 50 カチオン系 700 0.06 1.25 0.12 1.23 0.14 1.22 〇

5 50 ァニオン系 950 0.06 1.26 0.06 1.15 0.12 1.23 〇比較例 1 50 ァニオン系 1200 0.06 1.26 0.06 1.04 0.12 1.24 X

2 50 ノ二オン系 1400 0.06 1.25 0.06 0.81 0.23 0.92 Δ

3 50 カチオン系 1500 0.06 1.25 0.15 1.19 0.24 1.21 X

4 40 ノユオン系 1500 0.06 1.25 0.06 0.79 0.21 0.89 △ 実施例 6 50 カチオン系 700 0.06 1.25 0.08 1.22 0.13 1.21 〇

7 50 ァユオン系 950 0.06 1.23 0.06 1.19 0.11 1.20 〇

8 50 ァニォン系 950 0.06 1.22 0.06 1.20 0.12 1.23 〇ァニォン系界面活性剤アルキルベンゼンスルホン酸ナトリゥム

ノニオン系 " ポリ才キシエチレンアルキルフエ二ルェ一テル

力チ才ン系 " ァノレキノレトリメチノレアンモニゥムク αライド

表 1から分るように故紙を配合したにもかかわらず界面活性剤の残存量を 1 0 0 0 m 以下とすることにより、安価でかつ省資源化を図れるとともに、保存性が良好でかっサ一マルへッドに対する信頼性の高い感熱記録紙が得られる。また、バリヤ一層を、支持体と感熱記録紙との間に設けることにより、更に性能が向上することが分る。

Claims

請求の範囲

1. 支持体上に、塩 ®性無色染料と、該塩基性無色染料を熱時発色させる酸性物質とを舍む感熱記録層を設けた感熱記録紙において、前記支持体が故紙を含有するとともに、該支持体に含まれ 5 る残存界面活性剤の含有率が 1 0 0 O ppm 以下であることを特徴とする感熱記録紙。

2. 前記故紙の含有量が 6 0 %以下である請求の範囲 1 に記載の感熱記録紙。

3. 前記界面活性剤の含有率が 8 0 0 ppm 以下である請求の範 . 0 朋 1 に記載の感熱記録紙。

4. 前記支持体と、前記感熱記録層との間にバリヤ一層を設けた請求の範 1 1 に記載の感熱記録紙。

5. 前記ノ、' リャ一層がカゼィン、ポリビニルアルコール、ァルギ'ン酸アンモニゥ厶、メチルセル σ —ス、ヒドキシェチレセ jレ

I 5 ロース、カルボヰシメチルセルロース、無水マレィン酸共重合体、スチレン ·無水マレィン酸共重合体及びスチレン · ブタジェン共重合体からなる群から選ばれる高分子化合物からなる請求の範圈 4に記載の感熱記録紙。

6. 前記バリヤ一層の塗布: が 0. 3〜 5. 0 g Z m²である請求の

2 ϋ 範 1 5に記載の感熱記録紙。

7. 前記バリヤー層の塗布: が 0. 5〜2. () g Z rrfである請求の範囲 6に記載の感熱記録紙。