WO1990001186A1 - System for remotely diagnozing cnc - Google Patents

Description

明

C N Cのリ モー ト診断方式 技 術 分 野

本発明は数値制御装置 （C N C ) の故 ftを遠隔地から診断 する C N Cのリモー ト診断方式に関し、 特に数値制御装置の 表示データを遠隔操作でコ ン ピュ一夕側に転送する C N Cの リ モー ト診断方式に関する。 背 景 技 術

数値制御装置はマイ クロプロセ ッサを始めとする半導体技 術、 ソ フ ト ウ ェ ア技術の発達により、 より複雑になり、 高度 になっている。 このような数値制御装置の故障率は信頼性技 術の向上によって改善されているが、 一旦障害が発生すると、 その原因を糾明するのは極めて困難になる。

すなわち、 複雑な障害になると、 サービスエ ンジニアには、 エ レク ト ロニクス、 ソ フ ト ゥヱァ、 機械、 加工技術等の総合 的な知識が必要とされる。

しかし、 このような知識を十分に有するサービスェ ンジ二 ァは極めて少ない。 また、 そのような優秀なサービスェ ンジ ニァを個々の数値制御装置が設置された工場に専任で派遣す ることも人的資源の無駄である。 発 明 の 開 示 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、 数値 制御装置の表示データを遠隔操作でコ ンピュータ側に転送す る C N Cのリモ一ト診断方式を提供することを目的とする。 本発明では上記課題を解決するために、

数値制御装置 （C N C ) の故障を遠隔地から診断する C N Cのリモー ト診断方式において、 リモー ト操作指令を行う操 作キーと、 該リモート操作指令を送信用テキス トに変換する 操作指令変換手段と、 診断データをビデオ信号に変換する表 示データ変換手段と、 該表示データを表示する表示装置と、 前記送信用テキス トを送信し、 前記診断データを受信する通 信制御部と、 を有するコ ンピュータと、 前記リモ一 ト指令を 解読する リモート操作指令解読手段と、 前記 モー ト操作指 令によって必要な診断データを選択する診断データ選択手段 と、 該診断データを表示する表示装置と、 前記診断データを 送信用テキス トに変換するビデオデータ変換手段と、 前記リ モート操作指令を受信し、 前記診断データを送信する通信制 御部と、 を有する数値制御装置と、 前記コ ンピュータと前記 数値制御装置を結合する通信回線と、 から構成されることを 特徴とする C N Cのリモー ト診断方式が、

提供される。

コ ンピュータ側はリ モー ト操作指令を出力し、 これを通信 回線を通して数値制御装置に転送し、 このリモート操作指令 によつて選択された数値制御装置側の診断データをコ ンビュ 一夕側に転送する。

サービスエ ンジニアはコ ンピュータ側に表示されたデータ から数値制御装置の故障診断を行う。 図 面 の 簡 単 な 説 明 第 1図は本発明の C N Cのリモー ト診断方式の一実施例の ブロ ッ ク図、

第 2図は本発明のハー ドウェアのブロック図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第 1図に本発明の C N。のリモー ト診断方式の一実施例の ブロ ック図を示す。 図において、 1 0はコ ン ピュータであり、 —般の 1 6 ビッ ト、 あるいは 3 2 ビッ トのパーソナルコ ン ビ ユ ータ （ P C ) 、 あるいはワークステーショ ンが使用できる。 こ こでは、 ノ 一ソナルコ ン ピュータ （ P C ) を使用すること で説明する。 このパーソナルコ ン ピュ ータ 1 0 はサービスの 拠点に配置され、 総合的な知識を有するサービスェンジニァ によって、 リ モー ト操作指令が行われる。 サービスェ ンジ二 ァはこのパーソナルコ ン ピュータ 1 0によって、 必要な操作 指令を出し、 必要なデータを遠隔地の数値制御装置から得て、 診断を実行し、 障害箇所あるいは加工プログラムの誤り、 パ ラメ 一夕の設定の誤り等を発見し、 必要に応じて修理の指示、 加工プログラムの修正指示等を行う。

1 1 は操作キーであり、 操作キーから必要なリモー ト操作 指令 1 2が指令される。 1 3は操作指令変換手段であり、 リ モー ト操作指令 1 2を送信用テキス トに変換する。 すなわち、 リモ一 ト操作指令を送信用のコード、 フォーマツ トに変換し、 チェックビッ トの追加等を行う。 1 4は送信制御手段であり、 送信の開始を通知する。

1 5は通信制御部であり、 リモート操作指令を送信し、 診 断データを受信する。 ここでは物理的なイ ンタフェースは R. S 2 3 Cを使用しているが、 必要に応じて他のィ ンタフヱ —スを使用することができる。

1 6は数値制御装置 3 0からの診断データの受信を内部に 通知する受信制御手段であり、 1 7はこの受信した診断デー タからビデオ R A Mデータを取り出すビデオデータ取出し手 段である。 1 8は表示データ変痪手段であり、 データを表示 装置の 1画面分のビデオデータに変換する。 1 9はビデオ R A Mであり、 1画面分のビデオデータが格納される。 勿論、 このビデオ R A Mは必要に応じて複数画面分の容量に拡張す ることができる。 2 0は表示装置であり、 C R Tあるいは液 晶表示装置等が使用されるが、 ここでは C R Tを使用する。

ここでは、 後述の数値制御装置の表示装置の 1画面分の表 示が表示装置 2 0に表示され、 サービスエンジニアはこの画 面を見て、 サービスセンタで、 遠隔地に設置された数値制御 装置の診断を実行することができる。

3 0は診断の対象となる数値制御装置 （C N C ) であり、 サービスエンジニアのいるサービスセンタから遠隔地に設置 されている。 3 1 は通信制御部であり、 通信制御部 1 5 と同 様な R S 2 3 2 Cイ ンタ フェースで構成されている。 3 2は 受信制御手段であり、 リモー ト操作指令の受信を内部に通知 する。 3 3はリモー ト操作指令解読手段であり、 受信した信 号から リモー ト操作指令を解読する。 ここでは、 リモー ト操 作指令は表示画面を選択する選択信号が使用される。 3 4は 診断データ選択手段であり、 リモー ト操作指令による診断デ ータが選択されるが、 実際には表示画面が内部のメ モ リから 選択される。 診断データ選択手段 3 4は、 また操作キー 3 8 から、 数値制御装置 3 0側にいるオペレータによって、 選択 信号を入力される。 これはパーソナルコ ンピュータ 1 0側に いるサービスェンジニァの指示に基づいて、 行われる。

3 5は診断データ変換手段であり、 選択された表示画面の データを表示可能な 1 画面分のデータに変換する。 3 6はビ デ才 R A Mであり、 表示装置 3 7に表示するビデオデータが 格納され、 表示装置 3 7 に表示される。 この表示装置は数値 制御装置の近辺にいるオペレータによって、 監視される。

ビデオ R A M 3 6のデータはビデオデータ読み取り手段 3

9によって、 読み取られ、 ビデオデータ変換手段 4 0によつ て、 チヱ ッ クビッ ト等が追加され、 送信用テキス トに変換さ れる。 この送信用テキス トは送信制御手段 4 1から、 送信通 知が出され、 診断データと して通信制御部 3 1 から出力され る。

ここで、 リモー ト操作される数値制御装置 1 0の画面には 以下のようなものがある。

( i ) 現在位置画面、 残り移動量表示画面

現在位置等はどの機械位置で障害が発生したかを知るため の基本的な量であり、 故障診断の基本データとなる。 ( ii ) ァラ ーム表示画面

アラーム表示画面はアラ ームの内容が表示されており、 こ れはオペレータが簡単に判別できる場合もあるが、 複雑なァ ラームの場合はサービスェンジニァが見て判断する必要があ る。 特に、 現地のオペレータが数値制御装置等に十分な知識 が無い場合もあるので、 了ラ 一ム画面をサ一ビスェ ンジ二ァ が参照する必要がある。

(iii) 入出力信号画面

数値制御装置への入出力信号は外部のハードウェアが正常 に動作しているかどうかを判断するために使用される。

(iv) ラダ一の状態表示画面

数値制御装置に内蔵されたプログラマブル ' コ ン ト ローラ のラダープログラムあるいはプロ グラマブル · コ ン トローラ の入出力信号を参照することにより、 機械側に起因する障害 を発見することができる。

その他にパ一 トプログラム表示画面、 ノ、。ラメ 一タ表示画面、 R OMZR AMのデータ表示画面、 オフセ ッ ト表示画面及び システムプログラムの版数表示画面等を選択する必要がある。 勿論、 これらの画面は単なる例であり、 必要に応じて故障診 断に必要な新たな画面を予め規定し、 選択することもできる。

5 1及び 5 2は送信データを通信回線 5 3上の信号に変換 するためのモデムである。 ここでは、 通信回線 5 3は 2 4 0 0 b i tZs〜9 6 0 0 b i tZs程度の公衆回線を使用し ている。 しかし、 画像データを高速に伝送するために、 高速 ディ ジタル伝送用の 6 4 k b i t / s以上の伝送ラィ ンが望 ま しい。 通信ラィ ンを高速にした場合は、 通信制御部 1 5及 び 3 1 も、 変更する必要がある。

第 2図に本発明のハー ドウェアのブロ ック図を示す。 図に おいて、 3 0は数値制御装置 （C N C ) であり、 6 1 は数値 制御装置を制御するプロセッサである。 6 2はシステムプロ グラムの格納された R 0 M、 6 3はシステムプログラムが口 一ディ ングされ、 かつ他のデータを格納する R A Mである。 1 1 は操作キー、 2 0は表示装置、 6 4はバッテ リバッ クさ れた不揮発性メ モ リを構成する C M O Sである。 7 1〜 7 5 は軸制御回路であり、 各軸の位置制御を行う。 8 1〜8 5は サ一ボアンプであり、 サーボモータ 9 1〜 9 5を駆動する。

6 5 は通信用ポー トであり、 リモー ト操作信号等を出力し、 ビデオ信号を受信する。

6 6は数値制御装置 3 0に内蔵された P M C (プログラマ ブル · マ シ ン ' コ ン ト ローラ） であり、 ラダー形式で作成さ れたシーケンスプログラムで機械側を制御する。 6 7は I Z 〇ュニッ トであり、 機械側の強電盤あるいは操作盤への入出 力のィ ンタ フヱ ースである。

5 1及び 5 2はモデム、 5 3は通信回線である。

1 0 はパーソナルコ ンピュータであり、 コ ンピュータ部 4

2に通信用ポ一 ト 4 3が追加されている。

上記の説明では、 パ一ソナルコ ンピュータからのリモー ト 操作は診断に必要な画面選択信号であり、 診断データは表示 画面のビデオ信号としたが、 これ以外にも必要な信号をリモ ー ト操作で指令し、 数値制御装置から選択してパーソナルコ ンピュータ側で受信することができる。 このために、 予めそ のプロ トコルを定めておく必要がある。

以上説明したように本発明では、 コ ンピュータ側から遠隔 地に設置された数値制御装置の表示画面信号等をリモー ト操 作によって、 得るように構成したので、 総合的な知識を有す るサービスェ ンジニァが遠隔地から数値制御装置の故障診断 がで'きる。

従って、 障害の復旧時間が短縮され、 かつコス トも低減さ れる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 数値制御装置 （C N C ) の故障を遠隔地から診断する C N Cのリ モー ト診断方式において、

リモー ト操作指令を行う操作キーと、 該リモー ト操作指令 を送信用テキス トに変換する操作指令変換手段と、 診断デー タをビデオ信号に変換する表示データ変換手段と、 該表示デ ータを表示する表示装置と、 前記送信用テキス トを送信し、 前記診断データを受信する通信制御部と、 を有するコ ン ピュ ータと、

前記リモー ト指令を解読する リモー ト操作指令解読手段と， 前記リ モー ト操作指令によって必要な診断データを選択する 診断データ選択手段と、 該診断データを表示する表示装置と、 前記診断データを送信用テキス トに変換するビデオデータ変 換手段と、 前記リモー ト操作指令を受信し、 前記診断データ を送信する通信制御部と、 を有する数値制御装置と、

前記コ ン ピュータと前記数値制御装置を結合する通信回線 と、

から構成されることを特徴とする C N Cのリ モー ト診断方 式。

2 . 前記リ モー ト操作指令は表示画面選択信号であり、 前' 記診断データは表示画面のビデオ信号であることを特徴とす る特許請求の範囲第 1項記載の C N Cのリモー ト診断方式。

3 . リ モー ト操作指令を行う操作キーと、

該リモー ト操作指令を送信用テキス トに変換する操作指令 変換手段と、 診断データをビデオ信号に変換する表示デ一タ変換手段と - 該表示データを表示する表示装置と、

前記送信用テキス トを送信し、 前記診断データを受信する 通信制御部と、

を有することを特徴とするコ ンピュータ。

4 . リ モー ト指令を解読する リ モー ト操作指令解読手段と. 前倉己リ モー ト操作指令によって必要な診断データを選択す る診断データ選択手段と、

該診断データを表示する表示装置と、

前記診断デ一タを送信用テキス トに変換するビデオデータ 変換手段と、

前記リ モー ト操作指令を受信し、 前記診断データを送信す る通信制御部と、

を有することを特徴とする数値制御装置。