WO1989002228A1 - Disposable diaper - Google Patents

Description

¾Q 田

使い捨てォムッ

技術分野

本発明は、 ォムッカバーを必要と しない使い捨てォムッ、 と く に脚回 りおよび またはウェス ト回 り に弾性フラ ッ プで形成 した防漏手段を有する該ォムッに関する。 背景技術 ·

ィ ギリ ス特許公開第 2. 181 . 336 Aには、 使い捨てォムッな ど の着用物品において、 弾性フラ ッ プで形成した脚回 り用防漏手 段を備えるものが開示されている。 この防漏手段は、 外方向に 延出 し弾性部材を備える第 1 のフ ラ ッ プと、 一側緣に弾性部材 を備え他側緣を物品本体に連設 して該ー側縁が内方向に向 く よ う に倒した状態でその長さ方向両端部を固定した第 2 の フ ラ ッ プと からなる。

前記第 2 のフ ラ ッ プは、 その弾性部材の収縮力によっ て起き 上がらせる こ とで、 排泄物の横方向への流れを受止するポケ ッ ト を形成するために設け られている。 こ う した構成を有する物 品において、 物品の着用時に、 前記ポケ ッ トが開口するのは、 前記第 2 のフラ ッ プがその弾性部材の収縮力によっ て起き上が つ て股間 （両大腿間の部位） に圧接 した状態にあ る と きであ る。 この と き、 前記第 1 の フ ラ ッ プは、 物品の裏側へ折れ曲が リ 、 大腿にその弾性部材の作用によっ て圧接している状態にあ る。 こ う した状態では、 前記第 1 の フ ラ ッ プの前記折れ曲が り 線と前記第 2 の フラ ッ プの基端線、 すなわち、 前記第 2 の フ ラ ッ プの物品本体に対する前記連設線と が一致し、 前記第 2 の フ ラップは大腿には圧接することはない。

ところで、 前記ポケジ 卜の開口状態は、 前記第 2のフラップ の起き上がリ角度によって著しく異なる。 たとえば、 着用者が 大腿を広げるような姿勢をとつて前記第 2のフラップが伸張し たときや、 着座して前記第 2のフラップが内方向に押し倒され たときなどには、 前記開口状態が十分になされず、 その結果、 前記ポケッ トによる排泄物、 とく に流動性便や尿の受止効果が えられず、 その漏れが生じるという問題がある。

本発明は、 主と して、 前述のよう,な問題を解決することがで きると ともに、 排泄物の漏れ防止と しての優れたシール効果が えられる使い捨てォムッの防漏手段を提供すること を 目的とす る。 発明の開示

本発明は、 液透過性 トップシ一 卜と、 液不透過性バッ クシ一 卜と、 該雨シ一卜間に介在する吸収体と、 弾性部材によって伸 縮する防漏手段を備える使い捨てォムッを対象とする。

前記防漏手段は、 可撓性フラップと、 弾性部材とからなり、 前記フラップは、 ォムッから上方向に突出する脚部分と、 該脚 部分から内方向に張り出す内側分岐部分と、 該脚部分から外方 向に張り出す外側分岐部分と からなり、 かつ、 前記弹性部材は 前記内外側分岐部分に位置しこれらの部分に伸縮弾性ギャザー を作る。

こう した防漏手段は、 脚回 り用と して前記吸収体の対向側の 縦方向に配置されているのが最も好ま しいが、 この場合、 前記 内側分岐部分が通常、 大腿間の部位ではなく大腿に弹性的に密 着すると ともに、 少な く とも該内側分岐部分と脚部分の各内面 によって形成されたポケッ 卜の開口状態が着用者の姿勢などに よる影響を受けることが少なく 、 十分に維持される。 したがつ て、 前記ポケッ トによって排泄物、 と く に流動性便 ' 尿の流出 を十分に受止することができる。 同時に、 前記内側分岐部分と 近接して位置する前記外側分岐部分も大腿に弾性的に密着する ため、 両分岐部分があいまって排泄物の湄れ防止と しての僅れ たシール効果を奏する。 ·

前記防漏手段は、 必要に応じてォムッの腰回 り にも配置さ れ、 同様に僂れたシール効果を奏する。 図面の筒単な説明

第 1 図は、 本発明の実施例にかかるォムッの一部を切欠した 展開平面図。

第 2図は、 第 1 図 2 — 2線における断面図で、 本発明の防漏 手段を主と して示す。

第 3図および第 4 図は、 第 2 図の前記防漏手段の一部の変形 例を示す断面図。

第 5図は、 第 2図の部分斜視図。

第 6図ない し第 10図は、 前記防漏手段の若干の別例を示す断 面図。

第 11図は、 本発明のさ らに他の実施例にかかる一部を切欠し た展開平面図。

第 1 2図は、 第 11図の斜視図。 発明を実施するための最良の形態 本発明を図面を参照して説明すると、 以下のとおりである。 第 1図において、 ォムッは、 液透過性トップシー ト 1 と、 液 不透過性バックシー ト 2 と、 該面シ一卜間に介在する吸収体 3 と、 該吸収体の縱および模対向側緣から外方向に延出する該両 シー ト部分で形成されるウェス トおよびサイ ドフラップ 4， 5 と、 背側ウェス トの横対向側に取り付けられたテーププ ア スナ 一 6 と を含む。

第 2図に示すよう に、 ォムッはフラップ 5の縱方向に延びる 第 2のフラップ 7 を備える。 フラップ 7は、 1枚のシー トで T 型のスリーブ状に形成され、 フラ ップ 5の上面に固定された脚 部分 8 と、 該脚部分の上端部から内方向に張り出す内側分岐部 分 9 と、 該脚部分から外方向に張り出す外側分岐部分 10とから なる。 内外側分岐部分 9， 10中には、 比較的幅広い弾性部材 11 が介在せしめられている。 弹性部材 11は少なく ともォムッの股 下区域に位置しておればよい。

内側分岐部分 9 および Zまたは外側分岐部分 10は、 その長さ 方向両端部またはォムッの前側区域における長さ方向一端部に おいてフラ ップ 5 に固定されている ことが好ま しい。 こう した 固定態様は、 第 1図に符号 12で示す部位において内側分岐部分 9 の長さ方向面端部が固定される場合、 外側分岐部分 10の長さ 方向雨端部が固定される場合、 内外側分岐部分 9 , 10の長さ方 向両端部がともに固定される場合 （第 5図参照）、 ォムッの前 側区域における内側分岐部分の長さ方向一端部が固定される場 合、 ォムッの前側区域における外側分岐部分の長さ方向一端部 が固定される場合、 ォムッの前側区域における内外側分岐部分 9， 10が固定される場合がある。 内外側分岐部分 9， 10の横方向への張り出 し幅は、 第 2 図に 示すよう に両者が実質的に同じ く形成される場合のほか、 第 3 図、 第 4図に示すよう に、 前者が後者よ りも狭く形成される場 合と、 前者が後者よ りも広く形成される場合とがある。

こ う した内外側分岐部分の長さ方向両端部の固定ならびに張 リ出し幅は、 ォムッの大きさ、 フラ ップ 7の吸収体 3 からの距 離、 脚部分 8の突出高さなどを綜合的に考慮して、 最も良好な 着用状態がえられるよ う に決定される。

第 6図ない し第 10図には、 前記 施例と同効果. ·を有する実施 例を示す。

第 6図に示す実施例において、 フラ ップ 7は、 内外側分岐部 分 9， 10がそれぞれスリーブ状に形成され、 それぞれに刖体の 弾性部材 11が介在せしめ られている。

第 7図に示す実施例のフラップ 7は、 内外側分岐部分 9， 10 の側緣にそれぞれ紐状の弾性部材 1 1を該側縁で巻き込むこ と に よつて形成されている。

第 8 図に示す実施例のフラ ップ 7は、 内側分岐部分 9 の側に 紐状の弾性部材 11が、 また、 外側分岐部分 10のほぼ全幅にわた リ紐状の複数本の弾性部材 1 1がそれぞれ該緣で巻き込むこ と に よって形成されている。

第 9 図に示す実施例のフラ ップ 7は、 内外側分岐部分 9 ， 1 0 が 1枚のシー 卜で T型のスリーブ状に形成され、 それに上方向 へ若干弯曲した弾性部材 1 1が介在せしめられている。 また、 こ の実施例では、 トップシー 卜 1 の幅をバッ クシー ト 2 のそれよ リも狭く形成してバッ クシー ト 2 の外側部分に ト ップシー ト 1 が位置しない区域を設け、 該区域を覆う よ う に脚部分 8 の基端 部分 13を接合してある。

第 6図ないし第 8図に示す実施例のフラップ 7は、 2枚のシ 一卜のほぼ下半部を接合して脚部分 8 と、 非接合のほぼ上半部 を内外側分岐部分 9 , 10とに形成されているので、 内外側分岐 部分 9， 10の境界線上に分岐線が生じる。 したがって、 弾性部 材 11が或る程度、 収縮している場合には、 前記分岐線を介して 内外側分岐部分 9， 10がほぼ V型状に上方向に屈曲する傾向が ある。 第 2図ないし第 4図、 第《9 図に示す実施例の内外側分岐 部分 9 , 10の場合も、 弹性部材 11 <¾収縮度などによっては、 上 方向へ U型状に弯曲するこ とはあるが、 第 6図ないし第 8図に 示す実施例の場合の前記屈曲状態がよ り顕著になる。 第 6図な い し第 9 図に示す実施例においても、 第 2図ないし第 4図に示 す実施例と同様に、 内外側分岐部分 9， 10の張り出し幅および それらの長さ方向端部の固定が適宜選択される。

第 2図ないし第 9 図に示す実施例の脚部分 8の基端部 13は、 脚部分 8の外側に位置していることが好ましいが、 これに限定 されない。

第 10図に示す実施例のフラップ 7は、 その形状 · 構造におい て第 2図に示す実施例のそれと同じであるが、 脚部分 8 の基端 部 13が吸収体 3の側縁を巻き込んだトップシート 1 の部分とそ の下面に位置するバックシー ト 2の部分との間に介在固定され ている。

第 2図ないし第 10図に示すいずれの実施例においても、 少な く とも脚部分 8 と内側分岐部分 9 の各内面によってポケッ ト 14 が形成される。 ポケッ ト 14は、 内側分岐部分 9 および/または 外側分岐部分 10の長さ方向端部の固定の有無にかかわらず形成 されるが、 その固定があっ た方がポケッ ト開口方向の安定性確 保のう えで好ま しい。

さ らに、 第 11図、 第 12図においては、 前記各実施例における 内側分岐部分 9 の変形例を示す。 この実施例における内側分岐 部分 9 は、 中央部から前後方向へ漸次幅狭く なるよ う に弯曲さ れ、 この弯曲縁に治って紐状の弾性部材 11 a が、 かつ、 外側分 岐部分 10に比較的幅広い弹性部材 l i b がそれぞれ配置されてい る。 また、 こ の実施例においては、 ウェス ト フラ ッ プ 4 の ト ツ プシー ト 1 とバッ ク シー ト 2 と の に比較的幅広い弹性部材 15 が介在せしめ られている。

ト ップシー ト 1 は、 不織布 · 多孔性プラスチッ ク フ ィ ルム な ど、 ノ 'ッ クシー ト 2 は、 通気性プラスチッ ク フィ ルム ' 該フィ ルムと不織布とのラ ミ ネー トシ一 卜など、 吸収体 3 は、 フ ラ ジ フパルプ · 該パルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物な ど、 従来、 この種のォムッの素材と して公知のものを用いる こ と が できるが、 と く に限定されない。

フラ ッ プ 7 は、 少な く ともその一部が高度に可撓性に して通 気防水性を有する素材から形成される こ と が好ま しい。 フ ラ ッ プ 7 の通気防水性を有する部位の態様と しては、 脚部分 8 がそ うである場合、 外側分岐部分 10がそうである場合、 脚部分 8、 外側分岐部分 10がそう である場合、 脚部分 8 、 内外側分岐部分 9 , 10がそうである場合がある。 通気防水性を有する素材と し ては、 不織布 · 多孔性プラスチッ ク フ ィ ルム ' 該両者のラ ミ ネ 一卜シー 卜などが用い られる。

弾性部材 1 1は、 天然または合成ゴム ' ポリ ウ レ タ ンな どのプ ラスチッ ク ' 熱処理で伸縮弾性を発現または回復するプラ スチ バーを必要と しないォムッと して適している。 このォムッの防 漏手段は、 着用者の脚回 り を伸縮弾性ギャザーでシールするも のと して有用であるほか、 着用者の腰回り を伸縮弾性ギャザー でシールするものと しても有用である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 掖透過性トジ プシー 卜と、 液不透過性バックシー ト と 、 該 兩シー ト間に介在する吸収体と、 弾性部材によって伸縮する 防漏手段を備える使い捨てォムッにおいて、

前記防漏手段は、 可撓性フラップと、 弹性部材とからな り、

前記フラップは、 ォムッか 上方向に突出する脚部分と、 該脚部分から内方向に張り出す P¾側分岐部分と、 該脚部分か ら外方向に張り出す外側分岐部分とからなリ、

前記弾性部材は前記内外側分岐部分の少なく とも一部に位 置して伸縮弹性ギャザーを作り、

少なく とも前記脚部分と前記内側分岐部分の各内面で排泄 物を受容するためのポケッ トを形成している

ことを特徴とする前記ォムッ。

2 . 前記弹性部材は、 少なく とも、 前記内外側分岐部分の側緣 に、 かつ、 それらの長さ方向のほぼ中央部に位置している請 求の範囲第 1項記载のォムッ。

3 . 前記脚部分は、 前記吸収体の外側縁から外方向に延びるベ 一スフラップに連設されている請求の範囲第 1項記載のォム V。

4 . 前記ベースフラップは、 少なく とも前記バックシー ト部分 によつて形成されている請求の範囲第 1項記載のォムッ。

5 . 前記防漏手段を構成する フ ラ ッ プの少なく とも一部が通気 1¾水性である請求の範囲第 1項記载のォムッ。

6 . 前記内外側分岐部分の少なく とも一方の長さ方向端部がォ ムッ本体に固定されている請求の範囲第 1項記载のォムッ。

7 . 前記内外側分岐部分は少な く とも一つのスリーブ状に形成 され、 前記弾性部材は該スリーブ内に挿入されている請求の 範囲第 1項記載のォ厶ッ。

8 . 前記防漏手段は、 ォムッの股下区域における対向側部に備 えている請求の範囲第 1項または第 3項記载のォムッ。

9 . 前記防漏手段は， ォムッのウェス ト部に備えている請求の 範囲第 1項または第 3項記载 ォムッ。

0 . 前記防漏手段は、 ォムッの股で区域における:対向側部およ びウェス 卜部に備えている請求の範囲第 1項または第 3項記 載のォムッ。