WO1987007573A1 - Apparatus for transporting elongated articles - Google Patents

Description

明 細 書

昃 尺 物 運 搬 車

技術分野

本発明は撖機用ビー ム或は産業機械用 ロ ール等の畏尺 物を支持し、 前進及び横行する 2 方向への移行が可能な 運搬車に関する も のであ る。

背景技術

出願人は以前に斯種運搬単と して第 1 図に示す如 く 、 車体（1)の両靖にキ ャ ス タ ー （3)(3)を具え、 車体中央部 には切換レバー（18)の操作によ って水平面内で 3 0度向 . き を切 り 換え可能な方向転換用主導糝（19)を設け、る と共 に、 物品受部（90)を具えた支持ア ー ム（9)(9)を油圧シ リ ン ダ一装置（ 6 )の ビス ト ン ロ ッ ド（60)に連縻したも のを 提案している（日本国 実開昭 57-165562、 実開昭 60— 536 74)。

上記運搬単に於て、 支持ア ー ム（9)(9)は畀降が可能で あ り、 油圧シ リ ン ダー装置（ 6 )を動作せ しめるこ とによ り 、 支持アー ム（9)(9)を任意の高さで固定出来、 或は支 持した物品を昇降駆動する こ とが可能である。

と こ ろが、これまでの運搬車に於ては、 支持アーム（9) ( 9 )の取付角度は変えるこ とが出来ず、 例えば撖物工場 に於て床面から一定の高さ に載置されたビ ー ム を運搬車 の支持アー ムによ って受け取り 、 總機に装桀する場合、 支持ア ーム（ 9 )の水平面に対する上向 き角度が過大であ る と、 床面から左程高 く ない位置にある ビ ームを受け取 るこ とが出来ない。 又、 支持アー ム（ S )を下向 き に取付 ける と、 床面から高い位置にある ビ ー ム を受け取る為に、 昇降ス ト ロ ー クの大なる昇降装置が必要とな る。 従っ て、 これまでの支持アーム（ 3 )は作業内容に比較的適した角 度を選定して取り 付けら れてお り 、 作業範囲は所定の高 さ領域に限ら れていた。

本発明は、 支持アームの角度位置を作業内容におじて 最適に調整出来る長尺物の運搬車を明らかにする も ので ある。 '

発明の開示

本発明は昇降装置の出力部に横杆を水平に取付け、 該 横杆の両凝に引出し杆を夫々出没可能に嵌めた。 該引出 し杆ほ前記横杆の両端部に設けた係合部に摺動可能に嵌つ た角柱部と、 該角柱部の断面形状に内接する円形断面を 有する細轴部と を同轴上に具え、 両引出し杆の両端に支 持アー ムが突設されてい る。

引出し杆を横杆に対し摺動せ しめ、 引出し杆の細轴部 を横杆の係合部に一致せ しめる こ と によ り 、 引出し杆は 回動自由とな る。

引出し杆を回動せしめて支持アー ムの角度を調節した 後、 再び引出し杆を摺動せ しめ、 角柱部を横杆の係合部 に嵌める。 これによ つて引出し秆は回動不能に係止され、 支持ア ー ムの位置が固定される。

引出し杆は角柱部が横杆の係合部に対して係合するこ との出来る複数の位相位置で係止する こ とが出来るから、 支持ア ー ム の横杆に対する角度位置を作業内容にお じて 最適に調整する こ とが可能である。 又、 支持ア ー ムの角 度謂簦機構は、 横杆に引出し杆を嵌めただけの簡易な構 成であ り 、 調節も容易である。

図面の簡単な説明

第 1 図は長尺物運搬単の斜面図、 第 2 図は横杆に引出 し杆を嵌めた状想の断面図、 第 3 図は第 2 図 — ΠΙ線に 沿う 断面図、 第 4図はア ー ムの 度切換えの説明図、 第 5 図は連結金具の斜面図、 第 6 図は第 1 図 VI— VI糠に沿 う 断面図、 第 7 図は第 1 図 VII— VI線に沿う 断面図、 第 8 図は運搬阜を分解梱包した状想の斜面図、 第 3 図は油圧 ポ ン プの正面図、 第 1 0 図は油圧ポ ン プの分解斜面図、 第 1 1 図は油抜きハ ン ド ルの斜面図、 第 1 2 図は油抜き ハ ン ド ルの取付け状想の正面図、 第 1 3 図はキ ャ ス タ ー の取付け部の新面図である。

発明を実施するための最良の形想

第 1 図の如 く 阜体（ 1 )は手押しハ ン ドル（10 )を具え、 正面に向 う 前進及びそれと直角な方向に進む横行が可能 である。 単体（ 1 )上に、 案内縦溝（20 20 )を具えた門型 1： フ レ ー ム（ 2 )が立設され、 該フ レ ー ム （2)に昇降枠（5)が 配設されている。

車体（ 1 )は、 横枠（11)の両側に連結金具（12)( 12)によ つ て横枠（11)と直交して脚枠（13)( 13)を水平に取り 付けて 構成されている。 - 第 6 図、 第 7 図に示す如く 横枠（11)及び脚枠（13)(13) の断面形状は台形であって、 連結金具（12)には上部に横 枠（11)が余裕のある状態に嵌ま る台形貫通孔（14)、 下部 には、 前記台形貫通孔（14)と連通し且つ該貫通孔（14)のJJ 方向とは直角方向に延び脚枠（13)が上下方向に余裕のあ る状態に嵌ま る四角形の貰通孔（15)が閱設されている。 連結金具（12)の両貫通孔（14)(15)に横枠（11)と脚枠

(13)を嵌め、 横枠（11)の下面と脚枠（13)の上面を当て、 脚枠（13)の傾斜下面（131)と連結金具（12)の底板（1Π)と5 の間に楔（16)を介装して脚枠（13)を押し上げ、 該押し上 げカによ って横枠（11)を台形貫通孔（14)に食い込ませて 両枠（11 13)を連結する。

楔（16)を外す と両枠（11)(13)を連結金具（12)から抜き 出すこ とが出来、 車体（1)を分解出来る。

0 脚枠（13)の先 ¾には第 1 3 図に示す如く 偏心ビ ン （32)

を具えた回転袖（33)を介 してキャ スター（ 3 )が取付けら れている。

キ ャ ス タ ー （ 3 )の車翰支持フ レ ー ム （34)は上記回転袖 (33)の偏心ビ ン （32)に回転自由に取付けら れてお り 、 阜 翰（35)の回転中心は回転釉（33)の中心に対して 2 段に偏 心しているこ とにな り 、 従来のキャ ス ターに較べて滑ら かな方向転換が可能である。

前記昇降枠（ 5 )は両側にロ ーラ（50)(50)を具え、 該 π 一ラ を門型フ レ ー ム （ 2 )の案内耧溝（20)(20)に転動可能 に嵌めている。

車体（ 1 )上の中失に取付台（40)が配備され、 該取付台 (40)上に油圧シ リ ン ダー装置（ 6 )及び手動式油圧ポンプ (4)が取付けら れている。

油圧シ リ ン ダー装置（、6 )は ビ ス ト ン ロ ツ ド（60)を上向 き に し て配備され、 該ロ ッ ド （60)の先 ¾にチ 1一ン スブ ロ ケッ ト （62)を枢支している。

該昇降枠（5)には円筒状の横杆（7)が固定され、 該横杆 (7)と油圧シ リ ン ダー装置（6)の シ リ ン ダー と の間にチ 一ン ス ブ ロ ケ ッ ト （62)を経由 してチ ー ン （61)が張設さ れ、 油圧シ リ ン ダー装置（ 6 )の ビ ス ト ン ロ ッ ド（60)の出 没によ り 昇降枠（5)が上下動する。

第 1 0 図の如く 、 前記取付台（40)には油圧シ リ ン ダー 装置（ 6 )の後方に油圧抜きバルブ（65)及び手動式油圧ボ ン ブ（ 4 )が配備され、 取付台（40)内部には油圧シ リ ン ダ 一装置（6)、 油圧抜きバルブ（65)及び油圧ボンブ（4)に連 通する油圧回路（図示せず）が構成されている。 第 9 図の如く 油圧ポ ンプ（ 4 )は取付台（40)に垂直に立 設したポンプシ リ ンダー（41)にブラ ン ジャ （42)を摺動可 能に掙入 し、 ボンブシ リ ンダー（ 41 )の外周に嵌めたバネ (43)によ ってブラ ン ジャ （42)を上向 き に付勢する。

ブラ ン ジャ （42)の上方には、 該ブラ ン ジャ （42)を押圧 する レバー（44)が連結板（45)を介して取付台（40)に取付 けられ、 レバー（44)の下端と連結板（45)の上靖と を枢轴 (52)に枢支連結し、 該レパー（44)にハン ドル（46)が着脱 可能に取付けられる。

レバー（44)の中央側にはロ ー ラ（53)を枢支し、 該 α — ラ（53)を前記ブラ ン ジ ャ （42)に対向せしめている。

第 1 0 図に示すとお り 、 連結板（45)の下 は取付台

(40)に形成されたネ ジ孔（47)付きの取付部（49)にボル ト (48)によ って取付けられ、 ¾付台（40)にはボンブシ リ ン ダー（41)から等距離離れた対称位置に、 2 ケ所の取付部

(49 49)が形成される。

連結板（45)は何れの取付部に対しても 、 シ リ ンダー

(41)を中心に連結板（45)を含むレバー（44)全体を回転さ せる こ と によ っ て、 着脱可能に ¾付けが出来、 第 9 図に 実線と 2 点鎖線とによ って示す様に油圧ポンプ（ 4 )の操 作ハ ン ド ル（46)を左右何れか操作し易い方向に切換えて セッ ト 出来る。

第 1 1 図の如 く 油抜きバルブ（65)はス ピ ン ドル（66)を 回転させて、 取付台（40)内部に設けた油抜き流路 （図示 せず） を開閉する も のであっ て、 ス ビ ン ド ル（66)の先靖 にス ピ ン ドルと直交して突釉（67)(67)が設けら れ、 上記 ス ピ ン ド ル（66)を回転駆動する手通しハ ン ド ル（68)は、 下端に前記突釉（67)が着脱可能に嵌ま る切込み溝（69)

(69)を形成 している。

手迺しハ ン ド ル（68)の上靖は、 門型フ レ ー ム （ 2 )にネ ジ止め した支持金具（64)に回転自由に支持され、 フ レ ー ムの両方の維柱（21) (21)に、 上記支持金具（64)を取付け るためのネ ジ孔（63)(63)が夫々開設され、 手通しハ ン ド ル（68)を操作し易い方向に傾けて使用出来る。

前記畀降枠（5)上の横秆（7)は、 第 2 図に示す如く 、 畀 降枠（ 5 )に貫通 して固定された円筒部（70)と、 該円筒部

(70)の両镄に装着された後述の係合部（71)とからなる。

横杆（7)の両靖部には断面が六角形の引出し杆（8)が出 没可能に嵌めら れ、 横杆（7)側の引出し杆（8)港に引出し 杆（ 8 )の対角よ り も大径の円板状抜止め片（82)、 他端に 細釉部（81)を突設してな り、 該細轴部（81)は引出し秆 ( 8 )の断面を形成する六角形に内接する円形断面を具え ている（第 3 図参照）。

横杆（ 7 )靖部に設けた係合部（71)は、 第 3 図に示す如 く 、 引出し杆（ 8 )の角柱部（80)が 3 0度の位相ピッ チで 密に係合可能な星形の開口形状を具えている。 又、 横杆（7)の円筒部（70)にほ、 引出し杆（8)の最大引 出し及び押し込み位置に合わせて一対のス ト ッパー用ビ ス （72) (73)が貫通して螺合し、 ビ ス先靖を円筒部（70)の 内部へ突出している。

上記引出し杆（ 8 )の端部には、 先靖に物品受部（90)を 具えた支持ア ー ム （9)が突設固定されている。

然して支持アー ム （ 9 )の取付角度を変更する場合、 ま ずビ ス （72)を筏めて引出し杆（8)を横杆（7)中へ一杯に押 し込む。 これによ つて引出し杆（ 8 )は抜止め片（82)がビ ス （72)の位置を通過し、 細袖部（81)が係合部（71)に嵌ま 、 引出し杆（8)ほ面動自由となる。

支持アー ム （ 9 )を第 4 図に示す如く 3 0度の位相ビ ッ チで回動せしめ、 所望の取付角度に設定した後、 横秆 (7)から引出し杆（8)を引 き出す。 こ れに よ つて引出し杆 (8)は角柱部（80)が横杆（7)の係合部（71)に嵌ま り 回動不 能となる。

両引出し杆（8)(8)を横秆（ 7 )から邁当長さだけ引 き出 してビ ス （72)を緊め付け、 一対の支持アー ム （9) (9)の間 隔ほ、 運搬すべき物品の ¾さに じて決める。

車体（ 1 )上に装備したハ ン ド ル（46)の操作によ って油 圧シ リ ン ダー装置（ 6 )を作動さ せ、 ピ ス ト ン ロ ッ ド（60) を突き 出すこ とによ り、 チ ー ン （61)を介して横杆（ 7 ) が引 き上げられ、 支持アーム（ 3 )が上昇する。 又油圧抜 きハ ン ド ル（68)を操作するこ とによ り 支持ア ー ム（ 3 )は 下降する。

運搬すべき物品の下方に運搬車を移動し、 油圧シ リ ン ダー装置（6)を作動して、 支持ア ー ム（9)を上昇させるこ とによ って物品の両靖を受けて持ち上げる。

上記運搬窣は支持ア ー ム （ S )の取付角度の調整が可能 であ ¾ばかり でな く 、 一対のアー ム （9)(9)の間隔を物品 の長さにおじて変えるこ とが出来るから、 極めて汎用性 が髙い。

第 8図の如く 支持ア ー ム （ 9 )を真下に向け、 引出し秆

、 （ 8 )を横杆（7)に押し込み、 更に前述-の如 く 単体（1)を.分 解すれば、 麕乎の四角形の筐 ' Bにコ ンパク ト に梱包する と力 £b米る。

Claims

1 請 求 の 範 囲

1. 前進及び横行が可能な単体（1)上に物品支持ア ー ム （9) を昇降可能に設ける と共に、 搭載せる昇降装置に前記物 品支持ア ー ム（ 3 )を連繋してなる長尺物運搬車に於て、

5 昇降装置に連携した横杆（7)と、 該横杆（7)に出没可能に 嵌ま り 外靖に支持ア ー ム （ 9 )を突設した一対の引出し杆 (8)(8)とで物品持上げ手段を構成 し、 引出し杆（ 8 )は多 角形断面に形成されて外靖に多角形靳面に内接する細轴 部（81)を突設してお り 、 横杆（ 7 )の両靖には、 引出し杆

10 の多角形袖部に対してほ摺動を許容するが回転ほ阻止し、 引出し杆の外端の細袖部（81)に対しては回転を許容する 係合部（71)を具えている長尺物運搬車。

2 . 請求の範囲第 1 項に規定する長尺物運搬車に於て、 引 出し杆（8)の横杆側の靖部には横杆（7)の内周面に摺接す る摺動片（83)が取り 付けら れている。

3 . 請求の範囲第 1 項に規定する昃尺物運搬車に於て、 横 杆（7)には引出し杆（8)の最大引出し及び押し込み位置に 合わせて一対のス ト ッパー用ビ ス （73)(73)が貫通して螺 合し、 ビ ス先靖を円筒部（70)の内部へ突出している。