JPWO2023277139A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 一般式（Ｉ）で表される単量体（Ｉ）に基づく重合単位（Ｉ）を含有する重合体（Ｉ）の存在下に、水性媒体中でフルオロモノマーを重合することにより得られるフルオロポリマー原料を、酸化剤と接触させるフルオロポリマー組成物の製造方法。
   ＣＸ^１Ｘ^３＝ＣＸ^２Ｒ（－ＣＺ^１Ｚ^２－Ａ^０）_ｍ （Ｉ）
   （式中、Ｘ^１およびＸ^３は、それぞれ独立して、Ｆ、Ｃｌ、ＨまたはＣＦ_３であり；Ｘ^２は、Ｈ、Ｆ、アルキル基または含フッ素アルキル基であり；Ａ^０は、アニオン性基であり；Ｒは連結基であり；Ｚ^１およびＺ^２は、それぞれ独立して、Ｈ、Ｆ、アルキル基または含フッ素アルキル基であり；ｍは１以上の整数である。）
2. 前記酸化剤が、無機酸およびその塩からなる群より選択される少なくとも１種である請求項１に記載の製造方法。
3. 前記酸化剤が、硝酸およびその塩、ならびに、過塩素酸およびその塩からなる群より選択される少なくとも１種である請求項１または２に記載の製造方法。
4. 前記酸化剤の量が、前記フルオロポリマー原料中のフルオロポリマーに対して、０．０１～２０質量％である請求項１または２に記載の製造方法。
5. 前記フルオロポリマー原料を前記酸化剤と接触させる際の温度が、５～９０℃である請求項１または２に記載の製造方法。
6. 重合体（Ｉ）の存在下に、水性媒体中で前記フルオロモノマーを重合することにより、前記フルオロポリマー原料を得て、
   前記フルオロポリマー原料に対して、前記酸化剤を添加することにより、前記フルオロポリマー原料を前記酸化剤と接触させ、
   前記酸化剤を含有する前記フルオロポリマー組成物を熱処理することにより、フルオロポリマー組成物を得る
   請求項１または２に記載の製造方法。
7. 前記フルオロポリマー原料が、フルオロポリマー原料分散液またはフルオロポリマー原料スラリーである請求項１または２に記載の製造方法。
8. 前記フルオロポリマー原料が、フルオロポリマー原料分散液であり、前記フルオロポリマー原料分散液を前記酸化剤と接触させながら、前記フルオロポリマー原料分散液中のフルオロポリマーを凝析させる請求項６に記載の製造方法。
9. 前記酸化剤に加えて、凝析剤をさらに添加する請求項８に記載の製造方法。
10. 前記フルオロポリマー組成物が、フルオロポリマーファインパウダーである請求項１または２に記載の製造方法。
11. 前記フルオロポリマー組成物が、ペースト押出成形により成形品を得るために用いられる成形材料である請求項１または２に記載の製造方法。
12. 前記フルオロポリマー原料が、ポリテトラフルオロエチレン原料であり、前記フルオロポリマー組成物が、ポリテトラフルオロエチレン組成物である請求項１または２に記載の製造方法。
13. 少なくともフルオロポリマーを含有するフルオロポリマー組成物であって、十分に洗浄された押出成形用ダイを備える押出成形機を用いて、フルオロポリマー組成物をペースト押出成形することにより、長さ５ｍのビードを得る成形を複数回繰り返した場合に、１回目の成形におけるペースト押出圧に対して、４回目の成形におけるペースト押出圧の上昇率が、３．０％以下であるフルオロポリマー組成物。