JPWO2023026725A5

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Publication number: JPWO2023026725A5
Application number: JP2022569189A
Authority: JP
Filing date: 2022-07-20
Publication date: 2023-08-01
Anticipated expiration: 2042-07-20

Claims

ホルムアルデヒドドナー化合物（Ａ）と、
無機塩、有機酸又は有機塩である化合物（Ｂ）とを含み、
電気伝導率が、３ｍｓ／ｃｍ以上２０ｍｓ／ｃｍ以下である、細胞含有液用保存液。
分子量が１００以下でありかつ０℃で凍結しない細胞膜透過性化合物（Ｃ）を含む、請求項１に記載の細胞含有液用保存液。
前記細胞膜透過性化合物（Ｃ）が、多価アルコールである、請求項２に記載の細胞含有液用保存液。
前記細胞膜透過性化合物（Ｃ）が、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジメチルスルホキシド、アセトアミド、１，３－プロパンジオール、又はブチレングリコールである、請求項２に記載の細胞含有液用保存液。
分子量が３００以上である細胞膜非透過性化合物（Ｄ）を含む、請求項１～４のいずれか１項に記載の細胞含有液用保存液。
前記細胞膜非透過性化合物（Ｄ）の分子量が１０００以上である、請求項５に記載の細胞含有液用保存液。
前記細胞膜非透過性化合物（Ｄ）が、ポリビニルピロリドン、ポリエチンレングリコール、ポリビニルアルコール、多糖類、多糖類の誘導体、糖アルコール、又はフィコールである、請求項５に記載の細胞含有液用保存液。
前記ホルムアルデヒドドナー化合物（Ａ）が、ＤＭＤＭヒダントイン、又は１－ヒドロキシメチル－５，５－ジメチルヒダントインである、請求項１～４のいずれか１項に記載の細胞含有液用保存液。
前記化合物（Ｂ）が、クエン酸、クエン酸塩、又は塩化ナトリウムである、請求項１～４のいずれか１項に記載の細胞含有液用保存液。
前記細胞含有液が、血液である、請求項１～４のいずれか１項に記載の細胞含有液用保存液。
所定量の細胞含有液が採取される細胞含有液用保存容器であって、
容器本体と、
前記容器本体内に収容された保存液とを備え、
前記保存液が、請求項１～４のいずれか１項に記載の細胞含有液用保存液である、細胞含有液用保存容器。
前記細胞含有液用保存容器が、以下の構成Ｐを備える、請求項１１に記載の細胞含有液用保存容器。
構成Ｐ：生理食塩水１Ｌに対して次亜塩素酸ナトリウム７．４ｇが混合された溶液Ｐａを得て、細胞含有液用保存容器に採取される細胞含有液の所定量と等量の前記溶液Ｐａを細胞含有液用保存容器に採取して、該溶液Ｐａと前記保存液とを混合した混合液Ｐを得たときに、前記混合液Ｐにおいて、ホルムアルデヒドの含有量が、１００ｍｇ／Ｌ以上４００ｍｇ／Ｌ以下である。
前記細胞含有液用保存容器が、以下の構成Ｑを備える、請求項１１に記載の細胞含有液用保存容器。
構成Ｑ：細胞含有液用保存容器に採取される細胞含有液の所定量と等量の生理食塩水を細胞含有液用保存容器に採取して、該生理食塩水と前記保存液とを混合した混合液Ｑを得たときに、前記混合液Ｑの浸透圧が、３００ｍＯｓｍ／Ｌ以上１１００ｍＯｓｍ／Ｌ以下である。
前記保存液が、分子量が１００以下でありかつ０℃で凍結しない細胞膜透過性化合物（Ｃ）を含み、
前記細胞含有液用保存容器が、以下の構成Ｒを備える、請求項１１に記載の細胞含有液用保存容器。
構成Ｒ：前記所定量の細胞含有液を細胞含有液用保存容器に採取して、該細胞含有液と前記保存液とを混合した混合液Ｒを得たときに、前記混合液Ｒにおいて、前記細胞膜透過性化合物（Ｃ）の含有量が、１ｖｏｌ％以上５ｖｏｌ％以下である。
前記保存液が、分子量が３００以上である細胞膜非透過性化合物（Ｄ）を含み、
前記細胞含有液用保存容器が、以下の構成Ｓを備える、請求項１１に記載の細胞含有液用保存容器。
構成Ｓ：前記所定量の細胞含有液を細胞含有液用保存容器に採取して、該細胞含有液と前記保存液とを混合した混合液Ｓを得たときに、前記混合液Ｓにおいて、前記細胞膜非透過性化合物（Ｄ）の含有量が、０．５μｍｏｌ／Ｌ以上５μｍｏｌ／Ｌ以下である。