JP2020103281A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. １～２５℃の範囲の温度で細胞保存培地中にナノフィブリル状セルロースを含むヒドロゲル中に、真核細胞を休止状態で含む細胞システム。
2. 前記細胞保存培地が、両性イオン緩衝剤を含む、請求項１に記載の細胞システム。
3. 前記細胞保存培地が、１つまたは複数の浸透圧剤を含む、請求項１に記載の細胞システム。
4. 前記細胞が、幹細胞である、請求項１に記載の細胞システム。
5. 前記ナノフィブリル状セルロースが、個別の本体である、請求項１に記載の細胞システム。
6. 前記ナノフィブリル状セルロースは、水中に分散されたときに、２０℃±１℃の水性培地において０．５重量％（ｗ／ｗ）の稠度で回転式レオメーターによって決定される降伏応力が１～５０Ｐａの範囲を示し、および／またはフィブリルの平均直径が２００ｎｍ以下である、請求項１に記載の細胞システム。
7. 前記ヒドロゲルにおける前記ナノフィブリル状セルロースの濃度が、０．１～１０％（ｗ／ｗ）の範囲である、請求項１に記載の細胞システム。
8. 前記ナノフィブリル状セルロースが、アニオン変性ナノフィブリル状セルロース、カチオン変性ナノフィブリル状セルロース、非変性ナノフィブリル状セルロース、および酸化ナノフィブリル状セルロースから選択される、請求項１に記載の細胞システム。
9. 前記真核細胞が哺乳動物細胞である、請求項１に記載の細胞システム。
10. 前記ヒドロゲル中の前記ナノフィブリル状セルロースの濃度が、０．５～１．５％（ｗ／ｗ）の範囲である、請求項１に記載の細胞システム。
11. 前記細胞が未分化状態である、請求項１に記載の細胞システム。
12. 真核細胞を保存するための方法であって、
    － 真核細胞を提供すること、
    － ナノフィブリル状セルロースを提供すること、
    － 細胞保存培地を提供すること、
    － 前記細胞、前記ナノフィブリル状セルロースおよび前記細胞保存培地を合わせること、および
    － 細胞システムを、１～２５℃の範囲の温度で保存し、請求項１に記載の細胞システムを形成すること
    を含む、方法。
13. １５～２５℃の範囲の温度で前記細胞システムを保存することを含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記細胞システム中で前記細胞を、少なくとも２４時間保存することを含む、請求項１２に記載の方法。
15. 真核細胞を提供するための方法であって、
    － 請求項１に記載の細胞システムを提供すること、
    － 前記ヒドロゲルから前記細胞を放出して、前記細胞を提供すること
    を含む、方法。
16. １つまたは複数のセルラーゼを用いて、前記ヒドロゲルを酵素的に消化することを含む、請求項１５に記載の方法。
17. 細胞を輸送するための、請求項１に記載の細胞システムの使用であって、
    請求項１に記載の細胞システムを提供することと、
    細胞システム中の細胞を輸送することを含む、使用。
18. 治療法において使用するための、請求項１に記載の前記細胞システムであって、
    請求項１に記載の細胞システムを提供することと、
    治療を必要とする患者に細胞システムからの細胞を投与することを含む、治療法において使用するための細胞システム。