JPWO2022244784A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 重合体（１）の存在下に、水性媒体中でパーフルオロモノマーを重合することにより、フルオロポリマーを得るフルオロポリマーの製造方法であって、
   前記フルオロポリマー中の前記パーフルオロモノマーに基づく重合単位の含有量が、前記フルオロポリマーの全重合単位に対して、９０モル％以上であり、
   重合体（１）が、一般式（１）で表される単量体（１）の重合体であり、
   重合体（１）中の単量体（１）に基づく重合単位（１）が、重合体（１）の全重合単位に対して、５０質量％以上であり、
   重合体（１）中の単量体（１）のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体（１）に対して、１．０質量％以下である製造方法。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒ－（Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ）_ｍ （１）
   （式中、Ｒは、単結合または連結基；Ｒｆは炭素数１～４０の含フッ素アルキレン基、または、炭素数２～１００のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり；Ｍは、Ｈ、金属原子、ＮＲ^７ _４、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり；Ｒ^７は、Ｈまたは有機基；ｍは１以上の整数である。）
2. 単量体（１）が、一般式（２）で表される単量体（２）である請求項１に記載の製造方法。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ （２）
   （式中、ＲｆおよびＭは、上記のとおりである。）
3. 前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンである請求項１または２に記載の製造方法。
4. 前記フルオロポリマーが、パーフルオロエラストマーである請求項１または２に記載の製造方法。
5. 重合体（１）の存在下に、水性媒体中でテトラフルオロエチレンを重合することにより、ポリテトラフルオロエチレンを得るポリテトラフルオロエチレンの製造方法であって、
   前記ポリテトラフルオロエチレンが、高分子量ポリテトラフルオロエチレンであり、
   重合体（１）が、一般式（１）で表される単量体（１）の重合体であり、
   重合体（１）中の単量体（１）のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体（１）に対して、１．０質量％以下である製造方法。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒ－（Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ）_ｍ （１）
   （式中、Ｒは、単結合または連結基；Ｒｆは炭素数１～４０の含フッ素アルキレン基、または、炭素数２～１００のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり；Ｍは、Ｈ、金属原子、ＮＲ^７ _４、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり；Ｒ^７は、Ｈまたは有機基；ｍは１以上の整数である。）
6. 単量体（１）が、一般式（２）で表される単量体（２）である請求項５に記載の製造方法。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ （２）
   （式中、ＲｆおよびＭは、上記のとおりである。）
7. 重合体（１）およびフルオロポリマーを含有する組成物であって、
   前記フルオロポリマーがパーフルオロモノマーに基づく重合単位を含有しており、前記フルオロポリマー中の前記パーフルオロモノマーに基づく重合単位の含有量が、前記フルオロポリマーの全重合単位に対して、９０モル％以上であり、
   重合体（１）が、一般式（１）で表される単量体（１）の重合体であり、
   重合体（１）中の単量体（１）に基づく重合単位（１）が、重合体（１）の全重合単位に対して、５０質量％以上であり、
   重合体（１）中の単量体（１）のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体（１）に対して、１．０質量％以下である組成物。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒ－（Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ）_ｍ （１）
   （式中、Ｒは、単結合または連結基；Ｒｆは炭素数１～４０の含フッ素アルキレン基、または、炭素数２～１００のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり；Ｍは、Ｈ、金属原子、ＮＲ^７ _４、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり；Ｒ^７は、Ｈまたは有機基；ｍは１以上の整数である。）
8. 単量体（１）が、一般式（２）で表される単量体（２）である請求項７に記載の組成物。
   ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ （２）
   （式中、ＲｆおよびＭは、上記のとおりである。）
9. 重合体（１）が、単量体（１）および一般式ＣＦＲ^１１＝ＣＲ^１１ _２（式中、Ｒ^１１は、独立に、Ｈ、Ｆまたは炭素数１～４のパーフルオロアルキル基である）で表される単量体の共重合体である請求項７または８に記載の組成物。
10. 単量体（１）に基づく重合単位（１）の含有量が、重合体（１）を構成する全重合単位に対して、５０～９４質量％であり、一般式ＣＦＲ^１１＝ＣＲ^１１ _２（式中、Ｒ^１１は、独立に、Ｈ、Ｆまたは炭素数１～４のパーフルオロアルキル基である）で表される単量体に基づく重合単位（Ｍ）の含有量が、重合体（１）を構成する全重合単位に対して、６～５０質量％である請求項９に記載の組成物。
11. 重合単位（１）と重合単位（Ｍ）と交互率が、４０％以上である請求項１０に記載の組成物。
12. 前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンである請求項７または８に記載の組成物。
13. 前記フルオロポリマーが、パーフルオロエラストマーである請求項７または８に記載の組成物。
14. 金属含有量が、１０質量ｐｐｍ以下である請求項１２に記載の組成物。
15. 重合体（１）およびポリテトラフルオロエチレンを含有する組成物であって、
    前記ポリテトラフルオロエチレンが、高分子量ポリテトラフルオロエチレンであり、
    重合体（１）が、一般式（１）で表される単量体（１）の重合体であり、
    重合体（１）中の単量体（１）のダイマーおよびトリマーの含有量が、重合体（１）に対して、１．０質量％以下である組成物。
    ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒ－（Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ）_ｍ （１）
    （式中、Ｒは、単結合または連結基；Ｒｆは炭素数１～４０の含フッ素アルキレン基、または、炭素数２～１００のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり；Ｍは、Ｈ、金属原子、ＮＲ^７ _４、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり；Ｒ^７は、Ｈまたは有機基；ｍは１以上の整数である。）
16. 単量体（１）が、一般式（２）で表される単量体（２）である請求項１５に記載の組成物。
    ＣＦ_２＝ＣＦ－Ｏ－Ｒｆ－ＳＯ_３Ｍ （２）
    （式中、ＲｆおよびＭは、上記のとおりである。）