JPWO2021192853A5 - - Google Patents
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Description
本開示の一態様は、第1の基板と第2の基板が接合された重合基板を処理する基板処理方法であって、前記第2の基板には剥離促進層及びレーザ吸収層がこの順に積層して形成され、前記レーザ吸収層に対してレーザ光を照射して剥離改質層を形成し、前記レーザ吸収層の内部に応力を発生することと、前記第2の基板と前記剥離促進層の境界に沿って前記第1の基板から前記第2の基板を剥離することと、を含む。
次に、図5及び図6に示すようにレーザヘッド110から第2のウェハW2の裏面W2bに向けてレーザ光L(CO2レーザ光)をパルス状に照射する。この際、レーザ光Lは、第2のウェハW2の裏面W2b側から当該第2のウェハW2、及び剥離促進層P2を透過し、レーザ吸収層Pにおいて吸収される。そして、このレーザ光Lを吸収したレーザ吸収層Pの内部には図7(a)に示すように応力が発生する。以下、このようにレーザ光の照射により形成された、第2のウェハW2の剥離の基点(デバイス層D2の転写の基点)となる応力の蓄積層を「剥離改質層M1」という場合がある。なお、レーザ吸収層Pに照射されたレーザ光Lは剥離改質層M1の形成によりほぼすべてのエネルギーが吸収され、デバイス層D2に到達することがない。このため、デバイス層D2がダメージを被るのを抑制することができる。
なお、図8に示すようにレーザ吸収層Pにおいて、レーザ光Lは同心円状に環状に照射してもよい。但し、この場合、チャック100の回転とチャック100のY軸方向への移動が交互に行われるため、上述したようにレーザ光Lを螺旋状に照射した方が、照射時間を短時間にしてスループットを向上させることができる。
レーザ吸収層Pの面内全面においてレーザ光Lの照射が行われると、次に、移動機構104によってチャック100を搬送パッド120の下方の受渡位置に移動させる。受渡位置においては、図9(a)に示すように搬送パッド120で第2のウェハW2の裏面W2bを吸着保持し、その後、図9(b)に示すように搬送パッド120を上昇させることで、剥離促進層P2(第1のウェハW1)から第2のウェハW2を剥離する。これにより、第2のウェハW2の表面に形成されていたデバイス層D2が、第1のウェハW1へと転写される。この際、上述したように剥離促進層P2と第2のウェハW2の界面には、レーザ光の照射により発生した応力が蓄積され、接合強度が低下しているため、大きな荷重をかけることなく、剥離促進層P2から第2のウェハW2を剥離することができる。
またこの時、上述のように剥離改質層M1は相互に重ならないように形成されているが、剥離改質層M1の形成により蓄積された応力は、当該剥離改質層M1の形成位置において第2のウェハW2と剥離促進層P2の剥離が発生した際に外部に解放される。そして本実施形態においては、上述のように剥離改質層M1を相互に近接して形成するため、隣接して形成された剥離改質層M1の形成位置において剥離が発生した際、すなわち隣接位置において応力が外部に解放された際に、連鎖的に解放される。すなわち、搬送パッド120を上昇させることにより剥離促進層P2と第2のウェハW2の界面の一部が剥離されると、これにより当該剥離箇所を起点として第2のウェハW2の全面が連鎖的に剥離される。すなわち、大きな荷重をかけることなく、より適切に剥離促進層P2から第2のウェハW2を剥離することができる。
ところで、例えばレーザ光Lの周波数やチャック100の回転数等の関係によりレーザ光Lの照射がレーザ吸収層Pにされず、剥離促進層P2と第2のウェハW2の剥離が発生していない領域(未剥離領域)が形成されている場合がある。しかしながら本実施形態によれば、剥離促進層P2は第2のウェハW2(シリコン)と密着性の低い材料により形成されるため、このように未剥離領域が形成されている場合であっても、剥離促進層P2と第2のウェハW2の剥離を容易に行うことができる。そして、このように剥離促進層P2と第2のウェハW2が適切に剥離されるため、第2のウェハW2を剥離した後の剥離促進層P2の表面に第2のウェハW2の一部(シリコン片)が転写されることを適切に抑制することができる。またこれにより、剥離後の第2のウェハW2に対するダメージを抑制することができる。
なお、このように剥離促進層P2と第2のウェハW2の界面での剥離を適切行う場合、レーザ光の照射により発生した応力が剥離促進層P2を透過する必要がある。具体的には、例えばレーザ吸収層Pがガス化される場合、発生したガスが剥離促進層P2を透過する必要がある。また例えば、熱膨張係数の差により剥離促進層P2と第2のウェハW2の剥離を行う場合、レーザ光の照射により生じた熱を適切に剥離促進層P2と第2のウェハW2の界面まで伝熱させる必要がある。しかしながら、剥離促進層P2の膜厚が大きい場合、発生した応力が適切に剥離促進層P2を透過せず、剥離促進層P2とレーザ吸収層Pの界面に残留する場合がある。そこで、剥離促進層P2と第2のウェハW2の界面で適切に剥離を行うため、剥離促進層P2の膜厚はレーザ吸収層Pに対して薄く、具体的には、例えばレーザ吸収層Pの膜厚の10分の1程度であることが好ましい。このように剥離促進層P2の膜厚を小さくすることにより、発生した応力が適切に剥離促進層P2を透過し、第2のウェハW2と剥離促進層P2の接合強度を低下させることができる。すなわち、第2のウェハW2を剥離促進層P2から適切に剥離することができる。
Claims (3)
- 第1の基板と第2の基板が接合された重合基板を処理する基板処理方法であって、
前記第2の基板には剥離促進層及びレーザ吸収層がこの順に積層して形成され、
前記レーザ吸収層に対してレーザ光を照射して剥離改質層を形成し、前記レーザ吸収層の内部に応力を発生することと、
前記第2の基板と前記剥離促進層の境界に沿って前記第1の基板から前記第2の基板を剥離することと、を含む、基板処理方法。
- 前記レーザ吸収層において、前記レーザ光の入射面と反対側の面に反射膜が形成され、
前記レーザ吸収層に照射された前記レーザ光のうち、当該レーザ吸収層で吸収されない前記レーザ光を前記反射膜で反射し、
前記反射膜で反射された前記レーザ光は、前記レーザ吸収層に吸収される、請求項1~9のいずれか一項に記載の基板処理方法。
- 第1の基板と、剥離促進層及びレーザ吸収層がこの順に積層して形成された第2の基板と、が接合された重合基板を処理する基板処理装置であって、
前記レーザ吸収層に対してレーザ光を照射するレーザ照射部と、
前記第2の基板を前記第1の基板から剥離する剥離部と、
前記レーザ照射部及び剥離部の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記レーザ光の照射により剥離改質層を形成し、前記レーザ吸収層の内部に応力を発生させた後、
前記第2の基板と前記剥離促進層の境界に沿って前記第1の基板から前記第2の基板を剥離可能に、前記レーザ照射部の動作を制御する、基板処理装置。
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