JPWO2021180665A5 - - Google Patents

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JPWO2021180665A5
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主題の開示の特定の実施形態について論じてきたが、上の明細書は例示的であり、限定的ではない。本明細書及び以下の特許請求の範囲を考察すると、本開示の多くの変形が当業者には明らかになるであろう。等価物の全範囲と共に特許請求の範囲、及びそのような変形と共に明細書を参照することによって、本開示の全範囲は決定されるべきである。
なお、本発明は以下の態様を含みうる。
[1]
細胞ゲノムへの組換えベクター核酸の統合を定量化するための方法であって、前記方法が、
(a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
(b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする、増幅することと、
(c)ステップ(b)を通じて増幅されたゲノム核酸を検出及び/又は定量化することと、を含む、方法。
[2]
前記組換えベクターが、導入遺伝子を含有する、上記[1]に記載の方法。
[3]
前記導入遺伝子が、キメラ抗原受容体をコードする、上記[2]に記載の方法。
[4]
前記組換えベクターが、遺伝子療法ベクターである、上記[1]に記載の方法。
[5]
前記遺伝子療法ベクターが、ウイルスベクターである、上記[4]に記載の方法。
[6]
前記組換えベクターが、レトロウイルスベクターである、上記[1]に記載の方法。
[7]
前記レトロウイルスベクターが、レンチウイルスベクターである、上記[6]に記載の方法。
[8]
前記レンチウイルスベクターが基づくレンチウイルスが、ヒト免疫不全ウイルス1(HIV-1)、又はヒト免疫不全ウイルス2(HIV-2)である、上記[7]に記載の方法。
[9]
ステップ(b)の統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、配列番号1、配列番号5、又は配列番号14の核酸配列を含む、上記[1]に記載の方法。
[10]
ステップ(b)で使用される前記組換えベクター核酸を増幅するための前記第2のオリゴヌクレオチドプライマーが、配列番号2、配列番号6、又は配列番号15の核酸配列を含む、上記[9]に記載の方法。
[11]
前記生体試料が、細胞試料又は組織試料である、上記[1]に記載の方法。
[12]
前記組織試料が、血液、血漿、血清、唾液、又は組織生検である、上記[11]に記載の方法。
[13]
統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記統合された組換えベクター配列のLTR配列に特異的にハイブリダイズする、上記[1]に記載の方法。
[14]
ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域に特異的にハイブリダイズする、上記[7]に記載の方法。
[15]
ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域及びR領域に特異的にハイブリダイズする、上記[7]に記載の方法。
[16]
ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのPBS領域に特異的にハイブリダイズする、上記[7]に記載の方法。
[17]
ステップ(c)が、前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を参照ポリヌクレオチド配列と比較することを更に含む、上記[1]に記載の方法。
[18]
前記定量的増幅技法が、qPCRである、上記[1]に記載の方法。
[19]
前記定量的増幅技法が、dPCR又はddPCRである、上記[1]に記載の方法。
[20]
前記参照ポリヌクレオチド配列が、ハウスキーピングタンパク質をコードする、上記[17]に記載の方法。
[21]
前記ハウスキーピングタンパク質が、ヒトアルブミンである、上記[20]に記載の方法。
[22]
ステップ(b)が、前記増幅された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする検出可能な核酸プローブを利用する、上記[1]に記載の方法。
[23]
前記組換えベクター核酸が、レンチウイルスベクターである、上記[22]に記載の方法。
[24]
前記組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする前記プローブが、配列番号3、配列番号4、配列番号7、又は配列番号16の核酸配列を含む、上記[22]に記載の方法。
[25]
前記統合された組換えベクター核酸の前記プローブが、前記統合された組換えベクター配列のLTR配列に特異的にハイブリダイズする、上記[22]に記載の方法。
[26]
ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域及びR領域に特異的にハイブリダイズする、上記[23]に記載の方法。
[27]
ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU5領域及びPBS領域に特異的にハイブリダイズする、上記[23]に記載の方法。
[28]
ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのPBS領域に特異的にハイブリダイズする、上記[23]に記載の方法。
[29]
ステップ(b)で使用される前記統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、プサイ(Ψ)パッケージングシグナルに特異的にハイブリダイズする、上記[7]に記載の方法。
[30]
ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのR領域及びU5領域に特異的にハイブリダイズする、上記[23]に記載の方法。
[31]
前記生体試料が、対象からのものである、上記[1]に記載の方法。
[32]
前記対象が、ヒトである、上記[31]に記載の方法。
[33]
参照ポリヌクレオチド配列を特異的に増幅する少なくとも1対のオリゴヌクレオチドプライマーを更に含む、上記[1]に記載の方法。
[34]
組換えベクター核酸の形質導入効率を監視するための方法であって、
a)組換えベクター核酸によって形質導入されたゲノムDNAを含有する1つ以上の生体試料を提供することであって、前記組換えベクター核酸の一部分が、前記ゲノムDNAに統合される、を提供することと、
b)上記[1]に記載の方法に従って、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記組換えベクター核酸を定量化することと、を含む、方法。
[35]
前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を参照と比較することを更に含む、上記[34]に記載の方法。
[36]
組換えベクターによって形質導入された細胞製品についてのロットリリース試験の方法であって、
a)各ロットから、組換えベクターによって形質導入されたゲノムDNAを含有する細胞製品の1つ以上の生体試料を提供することと、
b)上記[1]に記載の方法に従って、各生体試料における、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記組換えベクター核酸を定量化することと、
c)ステップ(b)で定量化された前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を、参照と比較することと、
d)前記統合された組換えベクター配列コピー数が、所定の基準に合格するロットをリリースすることと、を含む、方法。
[37]
細胞ゲノムへのレンチウイルスベクター核酸の統合を定量化する方法であって、前記方法が、
(a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
(b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする、増幅することと、
(c)ステップ(b)を通じて増幅されたゲノム核酸を定量化することであって、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記レンチウイルスベクター核酸を定量化することが、参照に対する増幅されたレンチウイルスベクター核酸の比を比較することを含む、定量化することと、を含み、
前記オリゴヌクレオチドプライマー対が、それぞれ配列番号1の核酸配列及び配列番号2の核酸配列、又はそれぞれ配列番号5の核酸配列及び配列番号6の核酸配列、又はそれぞれ配列番号14の核酸配列及び配列番号15の核酸配列を含む、方法。
[38]
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号14、配列番号15、又は配列番号16の核酸配列を含む、オリゴヌクレオチド。
[39]
統合された組換えベクター核酸配列コピー数を測定するためのキットであって、
統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズするプライマー対のプライマーであって、前記プライマー対が、前記統合された組換えベクター核酸の一部分を特異的に増幅する、プライマーと、
前記増幅された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする検出可能な核酸プローブと、を含む、キット。
[40]
統合された組換えベクター核酸配列コピー数を測定するためのキットであって、
配列番号1、配列番号5、又は配列番号14の核酸配列を含み、統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする、順方向プライマーと、
配列番号2、配列番号6、又は配列番号15の核酸配列を含み、統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする、逆方向プライマーと、
配列番号3、配列番号4、配列番号7、又は配列番号16の核酸配列を含む、検出可能なプローブと、を含む、キット。
[41]
前記キメラ抗原受容体が、配列番号18、20、又は22のアミノ酸配列を含む、上記[3]に記載の方法。
[42]
前記キメラ抗原受容体が、BCMA、KLK2、又はGPRC5Dを認識する、上記[3]に記載の方法。
[43]
前記定量的増幅技法が、エンドポイントPCRである、上記[1]に記載の方法。
[44]
ステップ(b)が、インターカレート色素を利用する、上記[1]に記載の方法。
[45]
前記インターカレート色素が、SYBRグリーンである、上記[44]に記載の方法。
[46]
前記統合された組換えベクター配列コピー数及び前記参照ポリヌクレオチド配列コピー数が、マルチプレックスで測定される、上記[17]に記載の方法。
[47]
前記統合された組換えベクター配列コピー数及び前記参照ポリヌクレオチド配列コピー数が、シングルプレックスで測定される、上記[17]に記載の方法。
[48]
前記導入遺伝子の同定のための方法を更に含む、上記[2]に記載の方法。
[49]
前記導入遺伝子の同定のための前記方法が、
(a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
(b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、前記導入遺伝子に特異的にハイブリダイズする、を増幅することと、
(c)ステップ(b)を通じて増幅された前記ゲノム核酸を検出及び/又は定量化することと、を含む、上記[48]に記載の方法。
[50]
以下からなる群から選択される1つ以上のアッセイ許容基準を評価することによって、組換えベクター核酸の前記統合を定量化するためのアッセイの確実性を評価することを更に含む、上記[17]に記載の方法:
(a)テンプレートDNAを含有しない対照の全ての複製物における、プロウイルス及び参照ポリヌクレオチド配列の両方の閾値サイクルが、決定不可能であること、
(b)標準試料を使用する線形回帰によって生成された、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の標準曲線の相関係数が、0.97以上であること、
(c)前記標準曲線の勾配からの、プロウイルス及び参照ポリヌクレオチド配列の推定コピー値が、90%~110%のPCR効率を示すこと、
(d)前記標準試料のうちのいずれかの複製物のうちのいずれにおいても、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記閾値サイクルが、決定不可能でないこと、
(e)塩基標準試料における、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の平均閾値サイクルが、22.0以下であること、
(f)各標準試料における、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記閾値サイクルの標準偏差が、0.60以下であること、
(g)1つ以上の陽性対照試料の前記参照ポリヌクレオチド配列の平均測定コピーが、公称予想値の30%以内であること、
(h)前記1つ以上の陽性対照試料の測定された平均VCN/細胞値が、各対照の公称予想VCN/細胞値の30%以内であること、並びに
(i)前記1つ以上の陽性対照試料の前記VCN/細胞値の変動係数が、20%以下であること。
[51]
以下からなる群から選択される1つ以上の試料許容基準を評価することによって、試料の組換えベクター核酸の統合の定量化の前記確実性を評価することを更に含む、上記[17]に記載の方法:
(a)前記試料における前記参照ポリヌクレオチド配列の平均コピー値が、30,303.030コピーの予想値の30%以内であること、
(b)前記試料が0.02μg/μL未満のゲノムDNA(gDNA)濃度を有する場合、その試料の前記参照ポリヌクレオチド配列の予想コピーが、反応に実際に充填されたDNAの量から計算されること、
(c)前記試料における平均標的プロウイルスコピー値が、前記アッセイの前記コピー値の検証された範囲の間であること、
(d)前記試料における平均標的プロウイルスコピー値が、121,212.121~193.939コピーであること、
(e)前記標的試料の前記複製物の前記VCN/細胞値の変動係数が、20%以下であること、並びに、
(f)前記試料における、前記標的プロウイルス及び標的参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記サイクル閾値の標準偏差が、0.60以下であること。
[52]
前記キメラ抗原受容体が、配列番号19又は21の配列を含む核酸配列によってコードされたポリペプチドである、上記[41]に記載の方法。
[53]
前記導入遺伝子が、配列番号19又は21の配列を含む核酸配列によってコードされたポリペプチドである、上記[48]に記載の方法。

Claims (32)

  1. 細胞ゲノムへの組換えベクター核酸の統合を定量化するための方法であって、前記方法が、
    (a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
    (b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする、増幅することと、
    (c)ステップ(b)を通じて増幅されたゲノム核酸を検出及び/又は定量化することと、を含む、方法。
  2. 前記組換えベクターが、キメラ抗原受容体をコードする導入遺伝子を含有する
    前記組換えベクターが、遺伝子療法ベクターであるか、
    前記組換えベクターが、ウイルスベクターである、或いは、
    前記組換えベクターが、レトロウイルスベクターである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記レトロウイルスベクターが、レンチウイルスベクターであり、
    任意に、前記レンチウイルスベクターが、ヒト免疫不全ウイルス1(HIV-1)、又はヒト免疫不全ウイルス2(HIV-2)に基づく、請求項に記載の方法。
  4. ステップ(b)の統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、配列番号1、配列番号5、又は配列番号14の核酸配列を含む、請求項1に記載の方法。
  5. ステップ(b)で使用される前記組換えベクター核酸を増幅するための前記第2のオリゴヌクレオチドプライマーが、配列番号2、配列番号6、又は配列番号15の核酸配列を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記生体試料が、細胞試料又は組織試料であり、
    任意に、前記組織試料が、血液、血漿、血清、唾液、又は組織生検である、請求項1に記載の方法。
  7. i)統合された組換えベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記統合された組換えベクター配列のLTR配列に特異的にハイブリダイズする
    ii)ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域に特異的にハイブリダイズするか、
    iii)ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域及びR領域に特異的にハイブリダイズするか、或いは、
    iv)ステップ(b)で使用される統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのPBS領域に特異的にハイブリダイズする、
    請求項に記載の方法。
  8. ステップ(c)が、前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を参照ポリヌクレオチド配列と比較することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記定量的増幅技法が、qPCR、dPCR又はddPCRである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記参照ポリヌクレオチド配列が、ハウスキーピングタンパク質をコードし、
    任意に、前記ハウスキーピングタンパク質が、ヒトアルブミンである、請求項に記載の方法。
  11. ステップ(b)が、前記増幅された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする検出可能な核酸プローブを利用し、
    任意に、前記組換えベクター核酸が、レンチウイルスベクターである、請求項1に記載の方法。
  12. i)前記組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする前記プローブが、配列番号3、配列番号4、配列番号7、又は配列番号16の核酸配列を含む
    ii)前記統合された組換えベクター核酸の前記プローブが、前記統合された組換えベクター配列のLTR配列に特異的にハイブリダイズするか、
    iii)ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU3領域及びR領域に特異的にハイブリダイズするか、
    iv)ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのU5領域及びPBS領域に特異的にハイブリダイズするか、或いは、
    v)ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのPBS領域に特異的にハイブリダイズする、
    請求項11に記載の方法。
  13. ステップ(b)で使用される前記統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする前記オリゴヌクレオチドプライマーが、プサイ(Ψ)パッケージングシグナルに特異的にハイブリダイズする、請求項に記載の方法。
  14. ステップ(b)で使用される前記レンチウイルスベクター核酸の前記プローブが、前記レンチウイルスベクター核酸配列の5’LTRのR領域及びU5領域に特異的にハイブリダイズする、請求項11に記載の方法。
  15. 前記生体試料が、対象からのものであり、
    任意に、前記対象が、ヒトである、請求項1に記載の方法。
  16. 参照ポリヌクレオチド配列を特異的に増幅する少なくとも1対のオリゴヌクレオチドプライマーを更に含む、請求項1に記載の方法。
  17. 組換えベクター核酸の形質導入効率を監視するための方法であって、
    a)組換えベクター核酸によって形質導入されたゲノムDNAを含有する1つ以上の生体試料を提供することであって、前記組換えベクター核酸の一部分が、前記ゲノムDNAに統合される、を提供することと、
    b)請求項1に記載の方法に従って、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記組換えベクター核酸を定量化することと、を含む、方法。
  18. 前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を参照と比較することを更に含む、請求項17に記載の方法。
  19. 組換えベクターによって形質導入された細胞製品についてのロットリリース試験の方法であって、
    a)各ロットから、組換えベクターによって形質導入されたゲノムDNAを含有する細胞製品の1つ以上の生体試料を提供することと、
    b)請求項1に記載の方法に従って、各生体試料における、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記組換えベクター核酸を定量化することと、
    c)ステップ(b)で定量化された前記生体試料の統合された組換えベクター配列コピー数を、参照と比較することと、
    d)前記統合された組換えベクター配列コピー数が、所定の基準に合格するロットをリリースすることと、を含む、方法。
  20. 細胞ゲノムへのレンチウイルスベクター核酸の統合を定量化する方法であって、前記方法が、
    (a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
    (b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、統合されたレンチウイルスベクターポリヌクレオチド配列に特異的にハイブリダイズする、増幅することと、
    (c)ステップ(b)を通じて増幅されたゲノム核酸を定量化することであって、前記宿主細胞ゲノムに統合された前記レンチウイルスベクター核酸を定量化することが、参照に対する増幅されたレンチウイルスベクター核酸の比を比較することを含む、定量化することと、を含み、
    前記オリゴヌクレオチドプライマー対が、それぞれ配列番号1の核酸配列及び配列番号2の核酸配列、又はそれぞれ配列番号5の核酸配列及び配列番号6の核酸配列、又はそれぞれ配列番号14の核酸配列及び配列番号15の核酸配列を含む、方法。
  21. 配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号14、配列番号15、又は配列番号16の核酸配列を含む、オリゴヌクレオチド。
  22. 統合された組換えベクター核酸配列コピー数を測定するためのキットであって、
    統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズするプライマー対のプライマーであって、前記プライマー対が、前記統合された組換えベクター核酸の一部分を特異的に増幅する、プライマーと、
    前記増幅された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする検出可能な核酸プローブと、を含む、キット。
  23. 統合された組換えベクター核酸配列コピー数を測定するためのキットであって、
    配列番号1、配列番号5、又は配列番号14の核酸配列を含み、統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする、順方向プライマーと、
    配列番号2、配列番号6、又は配列番号15の核酸配列を含み、統合された組換えベクター核酸に特異的にハイブリダイズする、逆方向プライマーと、
    配列番号3、配列番号4、配列番号7、又は配列番号16の核酸配列を含む、検出可能なプローブと、を含む、キット。
  24. 前記キメラ抗原受容体が、配列番号18、20、又は22のアミノ酸配列を含み、
    任意に、前記キメラ抗原受容体が、BCMA、KLK2、又はGPRC5Dを認識する、請求項に記載の方法。
  25. 前記定量的増幅技法が、エンドポイントPCRである、請求項1に記載の方法。
  26. ステップ(b)が、インターカレート色素を利用し、
    任意に、前記インターカレート色素が、SYBRグリーンである、請求項1に記載の方法。
  27. 前記統合された組換えベクター配列コピー数及び前記参照ポリヌクレオチド配列コピー数が、マルチプレックス又はシングルプレックスで測定される、請求項に記載の方法。
  28. 前記導入遺伝子の同定のための方法を更に含み、
    前記方法が、
    (a)宿主細胞ゲノムを含む生体試料を提供することと、
    (b)第1のオリゴヌクレオチドプライマー及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを含むプライマー対を使用する定量的増幅技法を用いて、前記生体試料のゲノムDNAを増幅することであって、前記プライマー対のうちの少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、前記導入遺伝子に特異的にハイブリダイズする、を増幅することと、
    (c)ステップ(b)を通じて増幅された前記ゲノム核酸を検出及び/又は定量化することと、を含む、
    請求項2に記載の方法。
  29. 以下からなる群から選択される1つ以上のアッセイ許容基準を評価することによって、組換えベクター核酸の前記統合を定量化するためのアッセイの確実性を評価することを更に含む、請求項に記載の方法:
    (a)テンプレートDNAを含有しない対照の全ての複製物における、プロウイルス及び参照ポリヌクレオチド配列の両方の閾値サイクルが、決定不可能であること、
    (b)標準試料を使用する線形回帰によって生成された、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の標準曲線の相関係数が、0.97以上であること、
    (c)前記標準曲線の勾配からの、プロウイルス及び参照ポリヌクレオチド配列の推定コピー値が、90%~110%のPCR効率を示すこと、
    (d)前記標準試料のうちのいずれかの複製物のうちのいずれにおいても、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記閾値サイクルが、決定不可能でないこと、
    (e)塩基標準試料における、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の平均閾値サイクルが、22.0以下であること、
    (f)各標準試料における、前記プロウイルス及び前記参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記閾値サイクルの標準偏差が、0.60以下であること、
    (g)1つ以上の陽性対照試料の前記参照ポリヌクレオチド配列の平均測定コピーが、公称予想値の30%以内であること、
    (h)前記1つ以上の陽性対照試料の測定された平均VCN/細胞値が、各対照の公称予想VCN/細胞値の30%以内であること、並びに
    (i)前記1つ以上の陽性対照試料の前記VCN/細胞値の変動係数が、20%以下であること。
  30. 以下からなる群から選択される1つ以上の試料許容基準を評価することによって、試料の組換えベクター核酸の統合の定量化の前記確実性を評価することを更に含む、請求項に記載の方法:
    (a)前記試料における前記参照ポリヌクレオチド配列の平均コピー値が、30,303.030コピーの予想値の30%以内であること、
    (b)前記試料が0.02μg/μL未満のゲノムDNA(gDNA)濃度を有する場合、その試料の前記参照ポリヌクレオチド配列の予想コピーが、反応に実際に充填されたDNAの量から計算されること、
    (c)前記試料における平均標的プロウイルスコピー値が、前記アッセイの前記コピー値の検証された範囲の間であること、
    (d)前記試料における平均標的プロウイルスコピー値が、121,212.121~193.939コピーであること、
    (e)前記標的試料の前記複製物の前記VCN/細胞値の変動係数が、20%以下であること、並びに、
    (f)前記試料における、前記標的プロウイルス及び標的参照ポリヌクレオチド配列の両方の前記サイクル閾値の標準偏差が、0.60以下であること。
  31. 前記キメラ抗原受容体が、配列番号19又は21の配列を含む核酸配列によってコードされたポリペプチドである、請求項24に記載の方法。
  32. 前記導入遺伝子が、配列番号19又は21の配列を含む核酸配列によってコードされたポリペプチドである、請求項28に記載の方法。
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