JPWO2021121204A5 - - Google Patents

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JPWO2021121204A5
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結論:本開示における小分子断片はSK-BR-3細胞及びU87細胞に対して顕著な増殖阻害活性を有し、キラル中心は化合物の阻害活性に一定の影響を及ぼす。
さらに、本願発明は次の態様を含む。
[態様1]
抗CEA抗体又はその抗原結合断片を含む抗体薬物複合体であって、前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は任意選択的にリンカーにより毒性薬物に結合され、抗体の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
i)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:7配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:7配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:8配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり、
ii)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:9配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:9配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:10配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり、
iii)前記重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3はSEQ ID NO:11配列に示される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じであり、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:12配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり、又は
iv)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:13配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:13配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1及びLCDR3はSEQ ID NO:14配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1及びLCDR3と同じであり、前記軽鎖可変領域のLCDR2はSEQ ID NO:14配列に示される軽鎖可変領域のLCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有する、
抗体薬物複合体。
[態様2]
前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
v)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16及びSEQ ID NO:17に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:38及びSEQ ID NO:17に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、
vi)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22及びSEQ ID NO:23に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:47及びSEQ ID NO:23に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、
vii)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:27、SEQ ID NO:28及びSEQ ID NO:29に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31及びSEQ ID NO:32に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
viii)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:33及びSEQ ID NO:34に示されるHCDR1及びHCDR3、及びSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:35及びSEQ ID NO:37に示されるLCDR1及びLCDR3、及びSEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:64に示されるLCDR2を含む、
態様1に記載の抗体薬物複合体。
[態様3]
前記抗CEA抗体はマウス抗体、キメラ抗体又はヒト化抗体である、態様1又は2に記載の抗体薬物複合体。
[態様4]
前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
(a)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:7に示され、又はSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:8に示され、又はSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又は
(b)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:9に示され、又はSEQ ID NO:9に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:10に示され、又はSEQ ID NO:10に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又は
(c)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:11に示され、又はSEQ ID NO:11に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:12に示され、又はSEQ ID NO:12に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又は
(d)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:13に示され、又はSEQ ID NO:13に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:14に示され、又はSEQ ID NO:14に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する、
態様1~3の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様5]
前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
(e)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:39、40、41又は42に示され、又はSEQ ID NO:39、40、41又は42に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:43、44、45又は46に示され、又はSEQ ID NO:43、44、45又は46に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(f)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:48、49、50、51又は52に示され、又はSEQ ID NO:48、49、50、51又は52に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:53、54又は55に示され、又はSEQ ID NO:53、54又は55に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(g)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:56、57又は58に示され、又はSEQ ID NO:56、57又は58に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:59、60、61、62又は63に示され、又はSEQ ID NO:59、60、61、62又は63に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(h)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:65、66、67又は68に示され、又はSEQ ID NO:65、66、67又は68に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:69、70、71、72、73、74、75又は76に示され、又はSEQ ID NO:69、70、71、72、73、74、75又は76に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有する、
態様1~4の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様6]
前記抗CEA抗体はヒト化抗体であり、前記ヒト化抗体はヒト抗体由来のフレームワーク領域又はそのフレームワーク領域変異体を含み、前記フレームワーク領域変異体は、ヒト抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域においてそれぞれ多くとも10個のアミノ酸復帰変異を有し、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、下記の(i)~(l)の何れか1項に記載のものから選ばれ、
(i)配列がそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、46P、47W、49Y、70S及び71Yから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:15に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:17に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、38K又は46Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、
(j)配列がそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、2V、42G、44V及び71Yから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:21に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:22又はSEQ ID NO:47に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:23に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、66K、67A、69L、71V、73K、82F、82A Rから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、
(k)配列がそれぞれSEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31及びSEQ ID NO:32に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、3V、43P及び58Vから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がそれぞれSEQ ID NO:27、SEQ ID NO:28及びSEQ ID NO:29に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、38K、66K、71Vから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び
(l)配列がSEQ ID NO:35に示されるLCDR1、配列がSEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:64に示されるLCDR2、及び配列がSEQ ID NO:37に示されるLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、4V、36Y、43P、47V、49E、70D及び87Iから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:33に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:34に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、2I、38K及び46Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、
そのうち、前記復帰変異の部位はKabat番号付け規則によって番号付けられる、
態様1~5の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様7]
前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は、抗体の重鎖定常領域及び軽鎖定常領域を含み、好ましくは、前記重鎖定常領域はヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4定常領域とその通常の変異体から選ばれ、前記軽鎖定常領域はヒト抗体κ及びλ鎖定常領域とその通常の変異体から選ばれ、より好ましくは、前記抗体は配列がSEQ ID NO:77に示される重鎖定常領域、及び配列がSEQ ID NO:78又はSEQ ID NO:79に示される軽鎖定常領域を含み、
最も好ましくは、前記抗CEA抗体は、
(m)配列がSEQ ID NO:80に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:81に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、
(n)配列がSEQ ID NO:82に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:83に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、
(o)配列がSEQ ID NO:84に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:85に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、又は
(p)配列がSEQ ID NO:86に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:87に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、を含む、
態様1~6の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様8]
一般式(Pc-L-Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
そのうち、
Yは-O-(CR a R b m -CR 1 R 2 -C(O)-、-O-CR 1 R 2 -(CR a R b m -、-O-CR 1 R 2 -、-NH-(CR a R b m -CR 1 R 2 -C(O)-及び-S-(CR a R b m -CR 1 R 2 -C(O)-から選ばれ、
R a 及びR b は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、重水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロシクリル基から選ばれ、又は、R a 及びR b は、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基及びヘテロシクリル基を形成し、
R 1 はハロゲン、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、R 2 は水素原子、ハロゲン、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、又は、R 1 及びR 2 は、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
又は、R a 及びR 2 は、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
mは0~4の整数であり、
nは1~10であり、nは小数又は整数であり、
Lはリンカーユニットであり、
Pcは、態様1~7の何れか1項に記載の抗CEA抗体又はその抗原結合断片である、
態様1~7の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様9]
nは2~8、好ましくは4~6の小数又は整数である、態様8に記載の抗体薬物複合体。
[態様10]
Yは-O-(CR a R b m -CR 1 R 2 -C(O)-であり、
R a 及びR b は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、重水素原子、ハロゲン又はアルキル基から選ばれ、
R 1 はハロアルキル基又はC 3-6 シクロアルキル基であり、
R 2 は水素原子、ハロアルキル基及びC 3-6 シクロアルキル基から選ばれ、
又は、R 1 及びR 2 は、それらに連結する炭素原子とともにC 3-6 シクロアルキル基を形成し、
mは0又は1である、
態様8に記載の抗体薬物複合体。
[態様11]
Yは、
から選ばれ、そのうち、YのO端はリンカーユニットLに連結する、
態様10に記載の抗体薬物複合体。
[態様12]
一般式(Pc-L-D)で示される抗体薬物複合体であって、
そのうち、
Lはリンカーユニットであり、
Pcは抗CEA抗体又はその抗原結合断片であり、
nは1~10の小数又は整数である、
態様8~11の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様13]
リンカーユニット-L-は-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、
L 1 は-(スクシンイミド-3-イル-N)-W-C(O)-、-CH 2 -C(O)-NR 3 -W-C(O)-及び-C(O)-W-C(O)-から選ばれ、そのうち、WはC 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-シクロアルキル基又は1~8個の原子の直鎖ヘテロアルキル基から選ばれ、前記ヘテロアルキル基はN、O及びSから選ばれる1~3個のヘテロ原子を含み、そのうち、前記C 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-シクロアルキル基及び1~8個の原子の直鎖ヘテロアルキル基は、それぞれ独立して任意選択的に更にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基で置換され、
L 2 は-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 CH 2 C(O)-、-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 C(O)-、-S(CH 2 )p 1 C(O)-及び化学結合から選ばれ、そのうち、p 1 は1~20の整数であり、
L 3 は2~7個のアミノ酸からなるペプチド残基であり、そのうち、前記アミノ酸は、フェニルアラニン、グリシン、バリン、リジン、シトルリン、セリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸におけるアミノ酸により形成されたアミノ酸残基から選ばれ、且つ、任意選択的に更にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基で置換され、
L 4 は、-NR 5 (CR 6 R 7 t -、-C(O)NR 5 -、-C(O)NR 5 (CH 2 t -及び化学結合から選ばれ、そのうち、tは1~6の整数であり、
R 3 、R 4 及びR 5 は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R 6 及びR 7 は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる、
態様8~12の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様14]
リンカーユニット-L-は-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、そのうち、
L 1
であり、s 1 は2~8の整数であり、
L 2 は化学結合であり、
L 3 はテトラペプチド残基であり、好ましくは、L 3 はグリシン-グリシン-フェニルアラニン-グリシン(GGFG, SEQ ID No:92)のテトラペプチド残基であり、
L 4 は-NR 5 (CR 6 R 7 )t-であり、R 5 、R 6 又はR 7 は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基であり、tは1又は2であり、
そのうち、前記L 1 端はPcに連結しており、L 4 端はYに連結している、
態様8~13の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様15]
-L-は、
である、
態様8~14の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様16]
-L-Y-は、任意選択的に、
から選ばれる、
態様8~15の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様17]
一般式(Pc-L a -Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
そのうち、
W、L 2 、L 3 、R 5 、R 6 、R 7 は態様13に定義された通りであり、
Pc、n、R 1 、R 2 、mは態様8に定義された通りである、
態様8~16の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様18]
一般式(Pc-L b -Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
そのうち、
s 1 は2~8の整数であり、
Pc、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは態様17に定義された通りである、
態様8~17の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様19]
から選ばれ、
そのうち、Pc及びnは態様8に定義された通りである、
態様8~18の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様20]
から選ばれ、
そのうち、nは態様8に定義された通りであり、
Hu63-13は、配列がSEQ ID NO:80に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:81に示される軽鎖を含み、
Hu47-14は、配列がSEQ ID NO:82に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:83に示される軽鎖を含み、
Hu67-14は、配列がSEQ ID NO:84に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:85に示される軽鎖を含み、
Hu103-32は、配列がSEQ ID NO:86に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:87に示される軽鎖を含む、
態様8~19の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
[態様21]
一般式(Pc-L a -Y-D)で示される抗体薬物複合体を調製する方法であって、
Pcを還元させた後、一般式(L a -Y-D)とカップリング反応を行い、一般式(Pc-L a -Y-D)で示される化合物を得るステップを含み、
そのうち、
Pcは、態様1~7の何れか1項に記載の抗CEA抗体又はその抗原結合断片であり、
W、L 2 、L 3 、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは態様17に定義された通りである、
方法。
[態様22]
態様1~20の何れか1項に記載の抗体薬物複合体、及び1つ又は複数の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤又は担体を含む、薬物組成物。
[態様23]
態様1~20の何れか1項に記載の抗体薬物複合体又は態様22に記載の薬物組成物の、CEA媒介の疾患又は病症を治療するための薬物の調製における用途。
[態様24]
前記CEA媒介の疾患又は病症はCEA高発現がんである、態様23に記載の用途。
[態様25]
態様1~20の何れか1項に記載の抗体薬物複合体又は態様22に記載の薬物組成物の、腫瘍及びがんを治療及び/又は予防する薬物の調製における用途であって、前記腫瘍及びがんは、好ましくは、頭頸部扁平上皮がん、頭頸部がん、脳がん、神経膠腫、多形性膠芽腫、神経芽細胞腫、中枢神経系がん、神経内分泌腫瘍、咽頭がん、鼻咽頭がん、食道がん、甲状腺がん、悪性胸膜中皮腫、肺がん、乳がん、肝がん、肝胆嚢がん、膵臓がん、胃がん、消化管がん、腸がん、結腸がん、大腸がん、腎がん、明細胞腎細胞がん、卵巣がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん、皮膚がん、黒色腫、白血病、リンパ腫、骨がん、軟骨肉腫、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、クルッケンベルグ腫瘍、骨髄増殖性腫瘍、扁平上皮がん、ユーイング肉腫、全身性軽鎖アミロイドーシス及びメルケル細胞がんであり、より好ましくは、前記リンパ腫は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球に富む大細胞型B細胞リンパ腫及びリンパ形質細胞性リンパ腫から選ばれ、前記肺がんは、非小細胞肺がん及び小細胞肺がんから選ばれ、前記白血病は、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病及び骨髄細胞白血病から選ばれる、
用途。

Claims (24)

  1. 抗CEA抗体又はその抗原結合断片を含む抗体薬物複合体であって、前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は任意選択的にリンカーにより毒性薬物に結合され、抗体の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
    ii)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:9配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:9配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:10配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり、
    i)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:7配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:7配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:8配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり
    iii)前記重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3はSEQ ID NO:11配列に示される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じであり、前記軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3はSEQ ID NO:12配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じであり、又は
    iv)前記重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3はSEQ ID NO:13配列に示される重鎖可変領域のHCDR1及びHCDR3と同じであり、前記重鎖可変領域のHCDR2はSEQ ID NO:13配列に示される重鎖可変領域のHCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有し、前記軽鎖可変領域のLCDR1及びLCDR3はSEQ ID NO:14配列に示される軽鎖可変領域のLCDR1及びLCDR3と同じであり、前記軽鎖可変領域のLCDR2はSEQ ID NO:14配列に示される軽鎖可変領域のLCDR2と同じであり、又はそれと1つのアミノ酸差異を有する、
    抗体薬物複合体。
  2. 前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
    vi)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22及びSEQ ID NO:23に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:47及びSEQ ID NO:23に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、
    v)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16及びSEQ ID NO:17に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:38及びSEQ ID NO:17に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み
    vii)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:27、SEQ ID NO:28及びSEQ ID NO:29に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31及びSEQ ID NO:32に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
    viii)前記重鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:33及びSEQ ID NO:34に示されるHCDR1及びHCDR3、及びSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2を含み、前記軽鎖可変領域はそれぞれSEQ ID NO:35及びSEQ ID NO:37に示されるLCDR1及びLCDR3、及びSEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:64に示されるLCDR2を含む、
    請求項1に記載の抗体薬物複合体。
  3. 前記抗CEA抗体はマウス抗体、キメラ抗体又はヒト化抗体である、請求項1又は2に記載の抗体薬物複合体。
  4. 前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
    (b)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:9に示され、又はSEQ ID NO:9に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:10に示され、又はSEQ ID NO:10に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又は
    (a)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:7に示され、又はSEQ ID NO:7に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:8に示され、又はSEQ ID NO:8に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又
    (c)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:11に示され、又はSEQ ID NO:11に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:12に示され、又はSEQ ID NO:12に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、又は
    (d)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:13に示され、又はSEQ ID NO:13に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:14に示され、又はSEQ ID NO:14に示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する、
    請求項1~3の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  5. 前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、そのうち、
    (f)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:48、49、50、51又は52に示され、又はSEQ ID NO:48、49、50、51又は52に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:53、54又は55に示され、又はSEQ ID NO:53、54又は55に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又は
    (e)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:39、40、41又は42に示され、又はSEQ ID NO:39、40、41又は42に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:43、44、45又は46に示され、又はSEQ ID NO:43、44、45又は46に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又
    (g)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:56、57又は58に示され、又はSEQ ID NO:56、57又は58に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:59、60、61、62又は63に示され、又はSEQ ID NO:59、60、61、62又は63に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、又は
    (h)前記重鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:65、66、67又は68に示され、又はSEQ ID NO:65、66、67又は68に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有し、及び/又は、前記軽鎖可変領域のアミノ酸配列はSEQ ID NO:69、70、71、72、73、74、75又は76に示され、又はSEQ ID NO:69、70、71、72、73、74、75又は76に示されるアミノ酸配列の何れか1つと少なくとも90%の同一性を有する、
    請求項1~4の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  6. 前記抗CEA抗体はヒト化抗体であり、前記ヒト化抗体はヒト抗体由来のフレームワーク領域又はそのフレームワーク領域変異体を含み、前記フレームワーク領域変異体は、ヒト抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域においてそれぞれ多くとも10個のアミノ酸復帰変異を有し、
    好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、下記の(i)~(l)の何れか1項に記載のものから選ばれ、
    j)配列がそれぞれSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、2V、42G、44V及び71Yから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:21に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:22又はSEQ ID NO:47に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:23に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、66K、67A、69L、71V、73K、82F、82A Rから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、
    (i)配列がそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、46P、47W、49Y、70S及び71Yから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:15に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:17に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、38K又は46Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ
    (k)配列がそれぞれSEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31及びSEQ ID NO:32に示されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、3V、43P及び58Vから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がそれぞれSEQ ID NO:27、SEQ ID NO:28及びSEQ ID NO:29に示されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、38K、66K、71Vから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び
    (l)配列がSEQ ID NO:35に示されるLCDR1、配列がSEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:64に示されるLCDR2、及び配列がSEQ ID NO:37に示されるLCDR3を含む軽鎖可変領域のフレームワーク領域には、4V、36Y、43P、47V、49E、70D及び87Iから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、及び/又は、配列がSEQ ID NO:33に示されるHCDR1、配列がSEQ ID NO:16又はSEQ ID NO:38に示されるHCDR2、及び配列がSEQ ID NO:34に示されるHCDR3を含む重鎖可変領域のフレームワーク領域には、2I、38K及び46Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異が含まれ、
    そのうち、前記復帰変異の部位はKabat番号付け規則によって番号付けられる、
    請求項1~5の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  7. 前記抗CEA抗体又はその抗原結合断片は、抗体の重鎖定常領域及び軽鎖定常領域を含み、好ましくは、前記重鎖定常領域はヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4定常領域とその通常の変異体から選ばれ、前記軽鎖定常領域はヒト抗体κ及びλ鎖定常領域とその通常の変異体から選ばれ、より好ましくは、前記抗体は配列がSEQ ID NO:77に示される重鎖定常領域、及び配列がSEQ ID NO:78又はSEQ ID NO:79に示される軽鎖定常領域を含み、
    最も好ましくは、前記抗CEA抗体は、
    (m)配列がSEQ ID NO:80に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:81に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、
    (n)配列がSEQ ID NO:82に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:83に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、
    (o)配列がSEQ ID NO:84に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:85に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、又は
    (p)配列がSEQ ID NO:86に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する重鎖、及び/又は、配列がSEQ ID NO:87に示され、又はそれと少なくとも85%の同一性を有する軽鎖、を含む、
    請求項1~6の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  8. 一般式(Pc-L-Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
    そのうち、
    Yは-O-(CRaRbm-CR1R2-C(O)-、-O-CR1R2-(CRaRbm-、-O-CR1R2-、-NH-(CRaRbm-CR1R2-C(O)-及び-S-(CRaRbm-CR1R2-C(O)-から選ばれ、
    Ra及びRbは相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、重水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロシクリル基から選ばれ、又は、Ra及びRbは、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基及びヘテロシクリル基を形成し、
    R1はハロゲン、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、R2は水素原子、ハロゲン、ハロアルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、又は、R1及びR2は、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
    又は、Ra及びR2は、それらに連結する炭素原子とともにシクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
    mは0~4の整数であり、
    nは1~10であり、nは小数又は整数であり、
    Lはリンカーユニットであり、
    Pcは、請求項1~7の何れか1項に記載の抗CEA抗体又はその抗原結合断片である、
    請求項1~7の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  9. nは2~8、好ましくは4~6の小数又は整数である、請求項8に記載の抗体薬物複合体。
  10. Yは-O-(CRaRbm-CR1R2-C(O)-であり、
    Ra及びRbは相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、重水素原子、ハロゲン又はアルキル基から選ばれ、
    R1はハロアルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
    R2は水素原子、ハロアルキル基及びC3-6シクロアルキル基から選ばれ、
    又は、R1及びR2は、それらに連結する炭素原子とともにC3-6シクロアルキル基を形成し、
    mは0又は1である、
    請求項8に記載の抗体薬物複合体。
  11. Yは、
    から選ばれ、そのうち、YのO端はリンカーユニットLに連結する、
    請求項10に記載の抗体薬物複合体。
  12. 一般式(Pc-L-D)で示される抗体薬物複合体であって、
    そのうち、
    Lはリンカーユニットであり、
    Pcは抗CEA抗体又はその抗原結合断片であり、
    nは1~10の小数又は整数である、
    請求項8~11の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  13. リンカーユニット-L-は-L1-L2-L3-L4-であり、
    L1は-(スクシンイミド-3-イル-N)-W-C(O)-、-CH2-C(O)-NR3-W-C(O)-及び-C(O)-W-C(O)-から選ばれ、そのうち、WはC1-8アルキル基、C1-8アルキル基-シクロアルキル基又は1~8個の原子の直鎖ヘテロアルキル基から選ばれ、前記ヘテロアルキル基はN、O及びSから選ばれる1~3個のヘテロ原子を含み、そのうち、前記C1-8アルキル基、C1-8アルキル基-シクロアルキル基及び1~8個の原子の直鎖ヘテロアルキル基は、それぞれ独立して任意選択的に更にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基で置換され、
    L2は-NR4(CH2CH2O)p1CH2CH2C(O)-、-NR4(CH2CH2O)p1CH2C(O)-、-S(CH2)p1C(O)-及び化学結合から選ばれ、そのうち、p1は1~20の整数であり、
    L3は2~7個のアミノ酸からなるペプチド残基であり、そのうち、前記アミノ酸は、フェニルアラニン、グリシン、バリン、リジン、シトルリン、セリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸におけるアミノ酸により形成されたアミノ酸残基から選ばれ、且つ、任意選択的に更にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基で置換され、
    L4は、-NR5(CR6R7t-、-C(O)NR5-、-C(O)NR5(CH2t-及び化学結合から選ばれ、そのうち、tは1~6の整数であり、
    R3、R4及びR5は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれ、
    R6及びR7は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる、
    請求項8~12の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  14. リンカーユニット-L-は-L1-L2-L3-L4-であり、そのうち、
    L1
    であり、s1は2~8の整数であり、
    L2は化学結合であり、
    L3はテトラペプチド残基であり、好ましくは、L3はグリシン-グリシン-フェニルアラニン-グリシン(GGFG, SEQ ID No:92)のテトラペプチド残基であり、
    L4は-NR5(CR6R7)t-であり、R5、R6又はR7は相同又は相異であり、且つそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基であり、tは1又は2であり、
    そのうち、前記L1端はPcに連結しており、L4端はYに連結している、
    請求項8~13の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  15. -L-は、
    である、
    請求項8~14の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  16. 一般式(Pc-La-Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
    そのうち、
    W、L2、L3、R5、R6、R7は請求項13に定義された通りであり、
    Pc、n、R1、R2、mは請求項8に定義された通りである、
    請求項8~15の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  17. 一般式(Pc-Lb-Y-D)で示される抗体薬物複合体であって、
    そのうち、
    s1は2~8の整数であり、
    Pc、R1、R2、R5~R7、m及びnは請求項16に定義された通りである、
    請求項8~16の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  18. から選ばれ、
    そのうち、Pc及びnは請求項8に定義された通りである、
    請求項8~17の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  19. から選ばれ、
    そのうち、nは請求項8に定義された通りであり、
    Hu63-13は、配列がSEQ ID NO:80に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:81に示される軽鎖を含み、
    Hu47-14は、配列がSEQ ID NO:82に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:83に示される軽鎖を含み、
    Hu67-14は、配列がSEQ ID NO:84に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:85に示される軽鎖を含み、
    Hu103-32は、配列がSEQ ID NO:86に示される重鎖、及び配列がSEQ ID NO:87に示される軽鎖を含む、
    請求項8~18の何れか1項に記載の抗体薬物複合体。
  20. 一般式(Pc-La-Y-D)で示される抗体薬物複合体を調製する方法であって、
    Pcを還元させた後、一般式(La-Y-D)とカップリング反応を行い、一般式(Pc-La-Y-D)で示される化合物を得るステップを含み、
    そのうち、
    Pcは、請求項1~7の何れか1項に記載の抗CEA抗体又はその抗原結合断片であり、
    W、L2、L3、R1、R2、R5~R7、m及びnは請求項16に定義された通りである、
    方法。
  21. 請求項1~19の何れか1項に記載の抗体薬物複合体、及び1つ又は複数の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤又は担体を含む、薬物組成物。
  22. CEA媒介の疾患又は病症を治療するための、請求項21に記載の薬物組成物
  23. 前記CEA媒介の疾患又は病症はCEA高発現がんである、請求項22に記載の薬物組成物
  24. 瘍及びがんを治療及び/又は予防するための、請求項21に記載の薬物組成物であって、前記腫瘍及びがんは、好ましくは、頭頸部扁平上皮がん、頭頸部がん、脳がん、神経膠腫、多形性膠芽腫、神経芽細胞腫、中枢神経系がん、神経内分泌腫瘍、咽頭がん、鼻咽頭がん、食道がん、甲状腺がん、悪性胸膜中皮腫、肺がん、乳がん、肝がん、肝胆嚢がん、膵臓がん、胃がん、消化管がん、腸がん、結腸がん、大腸がん、腎がん、明細胞腎細胞がん、卵巣がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん、皮膚がん、黒色腫、白血病、リンパ腫、骨がん、軟骨肉腫、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、クルッケンベルグ腫瘍、骨髄増殖性腫瘍、扁平上皮がん、ユーイング肉腫、全身性軽鎖アミロイドーシス及びメルケル細胞がんであり、より好ましくは、前記リンパ腫は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球に富む大細胞型B細胞リンパ腫及びリンパ形質細胞性リンパ腫から選ばれ、前記肺がんは、非小細胞肺がん及び小細胞肺がんから選ばれ、前記白血病は、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病及び骨髄細胞白血病から選ばれる、
    薬物組成物
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