JPWO2021115426A5 - - Google Patents
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Description
体内活性の生物学的評価
試験例8:ADC分子の体内薬効の評価
Balb/cヌードは、右リブ部皮下にヒト胃がん細胞NUGC4(Claudin18.2中等度発現)細胞(5×106の50%のmatrigelマトリゲル/匹を含む)を接種し、0日目に群分け、8 匹/群で、合計で5群であった。平均腫瘍体積は、約84.41 mm3であった。
ADCを腹腔内に注射し、合計で3回投与し、1匹に体重に応じて10 g/0.1 mL注射し、それぞれ、0日目、4日目、11日目に投与した。
群分け当日から、ADCを腹腔内に注射し、合計で4回投与し、5日おきに投与し、1匹に体重に応じて10 g/0.1 mL注射した。
腫瘍の体積と体重を週2回計測し、データを記録した。
Excel 2003統計ソフトウェアを用いて、平均値をavgで算出し、SD値をSTDEVで算出し、SEM値をSTDEV/SQRTで算出し、群間差異P値をTTESTで算出した。
腫瘍体積(V)の計算公式:V=1/2×L長×L短 2
相対体積(RTV)=VT/V0
腫瘍阻害率(%)=(CRTV-TRTV)/CRTV(%)
ただし、V0、VTは、それぞれ実験開始時(初回投与当日が0日目)及び計測計数時の腫瘍体積である。CRTV、TRTVは、それぞれ、実験終了時のブランク対照群及び実験群の相対腫瘍体積である。その結果は、表17と図4、図5に示されている。
さらに、本願発明は次の態様を含む。
[態様1]
一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であって、
ただし、
Yは、-O-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-、-O-CR 1 R 2 -(CR a R b ) m -、-O-CR 1 R 2 -、-NH-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-及び-S-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-から選ばれ、
R a とR b は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロシクリル基から選ばれ、又は、R a とR b は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
R 1 は、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、R 2 は、水素原子、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、又は、R 1 とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
又は、R a とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
mは、0~4の整数であり、
nは1~10で、nは小数又は整数であり、
Lは、リンカーユニットであり、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片である、
一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様2]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
i)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:3配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:4配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
ii)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:5配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:6配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
態様1に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様3]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
iii)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:9、SEQ ID NO:10及びSEQ ID NO:11で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:12、SEQ ID NO:13及びSEQ ID NO:14で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
iv)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16及びSEQ ID NO:17で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
態様1又は2に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様4]
前記抗Claudin18.2抗体は、マウス抗体、キメラ抗体又はヒト化抗体である、態様1~3の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様5]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
(1)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:4で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(2)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:24で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:21で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(3)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:5で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:6で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(4)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:31で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:28で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有する、
態様1~4の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様6]
前記抗Claudin18.2抗体は、ヒト化抗体であり、前記ヒト化抗体は、ヒト抗体由来のフレームワーク領域又はそのフレームワーク領域変異体を含み、前記フレームワーク領域変異体は、ヒト抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域にそれぞれ多くとも10個のアミノ酸を有する復帰変異であり、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下の(a)又は(b)から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a)前記軽鎖可変領域は、任意に22S、85I及び87Hから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に48I、82T及び69Mから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b)前記軽鎖可変領域は、任意に4L及び22Sから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に38K、40R、48I、66K、67A、69L、71L及び73Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a-1)前記軽鎖可変領域は、22S、85I及び87Hのアミノ酸復帰変異を含み、及び前記重鎖可変領域は、48I及び82Tのアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b-1)前記軽鎖可変領域は、4Lのアミノ酸復帰変異を含む、
態様1~5の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様7]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、
(vii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:3で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:4で表され、
(viii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26又はSEQ ID NO:27で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22又はSEQ ID NO:23で表され、
(ix)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:5で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:6で表され、又は
(x)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31、SEQ ID NO:32、SEQ ID NO:33又はSEQ ID NO:34で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:28、SEQ ID NO:29又はSEQ ID NO:30で表され、
好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、すなわち、
(xi)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:29で表され、又は
(xii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:26で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:23で表される、
態様1~6の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様8]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、抗体重鎖定常領域と軽鎖定常領域を含み、
好ましくは、前記重鎖定常領域は、ヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4定常領域及びその通常変異体から選ばれ、前記軽鎖定常領域は、ヒト抗体κとλ鎖定常領域及びその通常変異体から選ばれ、
より好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、配列がSEQ ID NO:7で表される重鎖定常領域と、配列がSEQ ID NO:8で表される軽鎖定常領域とを含み、
最も好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、SEQ ID NO:35又はSEQ ID NO:42で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:39で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含み、又は
SEQ ID NO:37又はSEQ ID NO:49で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:38又はSEQ ID NO:46で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含む、
態様1~7の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様9]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、
(c)配列がSEQ ID NO:35で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:36で表される軽鎖、
(d)配列がSEQ ID NO:42、SEQ ID NO:43、SEQ ID NO:44又はSEQ ID NO:45で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:39、SEQ ID NO:40又はSEQ ID NO:41で表される軽鎖、
(e)配列がSEQ ID NO:37で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:38で表される軽鎖、又は
(f)配列がSEQ ID NO:49、SEQ ID NO:50、SEQ ID NO:51又はSEQ ID NO:52で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:46、SEQ ID NO:47又はSEQ ID NO:48で表される軽鎖を含む、
態様1~8の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様10]
前記抗Claudin18.2抗体は、
アミノ酸配列がSEQ ID NO:44で表される重鎖とSEQ ID NO:41で表される軽鎖とを含むh1901-11、又は
アミノ酸配列がSEQ ID NO:49で表される重鎖とSEQ ID NO:47で表される軽鎖とを含むh1902-5から選ばれる、
態様1~9の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様11]
nは、2~8の小数又は整数であり、好ましくは、3.5~4.5の小数又は整数である、態様1~10の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様12]
Yは、-O-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-であり、
R a とR b は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン又はアルキル基から選ばれ、
R 1 は、ハロゲン化アルキル基又はC 3-6 シクロアルキル基であり、
R 2 は、水素原子、ハロゲン化アルキル基又はC 3-6 シクロアルキル基から選ばれ、
又は、R 1 とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、C 3-6 シクロアルキル基を形成し、
mは、0又は1である、
態様1~11の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様13]
Yは、
から選ばれ、
ただし、YのO端は、リンカーユニットLに接続されている、
態様1~12の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様14]
リンカーユニット-L-は、-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、
L 1 は、-(スクシンイミド-3-イル-N)-W-C(O)-、-CH 2 -C(O)-NR 3 -W-C(O)-又は-C(O)-W-C(O)-から選ばれ、ただし、Wは、C 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-C 3-6 シクロアルキル基及び1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基から選ばれ、前記ヘテロアルキル基は、N、O及びSから選ばれる1~3個のヘテロ原子を含み、前記C 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-C 3-6 シクロアルキル基又は1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基は、それぞれ独立的に、任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L 2 は、-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 CH 2 C(O)-、-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 C(O)-、-S(CH 2 )p 1 C(O)-又は化学結合から選ばれ、ただし、p 1 は1~20の整数であり、
L 3 は、2~7個のアミノ酸からなるペプチド残基であり、そのうち、前記アミノ酸は、フェニルアラニン、グリシン、バリン、リジン、シトルリン、セリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸におけるアミノ酸で形成されたアミノ酸残基から選ばれ、且つ任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L 4 は、-NR 5 (CR 6 R 7 ) t -、-C(O)NR 5 -、-C(O)NR 5 (CH 2 ) t -及び化学結合から選ばれ、ただし、tは1~6の整数であり、
R 3 、R 4 及びR 5 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R 6 とR 7 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる、
態様1~13の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様15]
リンカーユニット-L-は、-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、
L 1 は
であり、s
1
は2~8の整数であり、
L 2 は、化学結合であり、
L 3 はテトラペプチド残基であり、好ましくは、GGFGのテトラペプチド残基であり、
L 4 は、-NR 5 (CR 6 R 7 )t-であり、R 5 、R 6 又はR 7 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子又はアルキル基であり、tは1又は2であり、
ただし、L 1 末端はPcに接続され、L 4 末端はYに接続されている、
態様1~14の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様16]
-L-は、
である、
態様1~15の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様17]
-L-Y-は、任意に
から選ばれる、
態様1~16の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様18]
一般式(Pc-L a -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
ただし、
W、L 2 、L 3 、R 5 、R 6 、R 7 は、態様14に定義された通りであり、
Pc、n、R 1 、R 2 、mは、態様1に定義された通りである、
態様1~17の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様19]
一般式(Pc-L b -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
ただし、
s 1 は、2~8の整数であり、
Pc、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは、態様18に定義された通りである、
態様1~18の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様20]
前記リガンド-薬物複合体は、
から選ばれ、
ただし、Pcとnは、態様1に定義された通りである、
態様1~19の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様21]
前記リガンド-薬物複合体は、
から選ばれ、
ただし、nは、態様1に定義された通りであり、抗体h1902-5、h1901-11は、態様10に定義された通りである、
態様1~20の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様22]
一般式(Pc-L a -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩を調製する方法であって、
Pc’を一般式(L
a
-Y-D)で表される化合物とカップリング反応し、一般式(Pc-L
a
-Y-D)で表される化合物を得るステップを含み、
ただし、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片であり、Pc’は、Pcを還元して得たものであり、
W、L 2 、L 3 、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは、態様18に定義された通りである、
方法。
[態様23]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩と、1種又は複数種の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤又は担体とを含む、薬物組成物。
[態様24]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩、又は態様23に記載の薬物組成物の、Claudin18.2媒介の疾患又は病状を治療するための薬物の調製における用途。
[態様25]
前記Claudin18.2媒介の疾患又は病状は、Claudin18.2高発現がんである、態様24に記載の用途。
[態様26]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩、又は態様23に記載の薬物組成物の、腫瘍とがんを治療及び/又は予防する薬物の調製における用途であって、
前記腫瘍とがんは、頭頸部扁平上皮がん、頭頸部がん、脳がん、神経膠腫、多形性膠芽腫、神経芽細胞腫、中枢神経系がん、神経内分泌腫瘍、咽頭がん、鼻咽頭がん、食道がん、甲状腺がん、悪性胸膜中皮腫、肺がん、乳がん、肝がん、肝胆がん、膵臓がん、胃がん、消化管がん、腸がん、結腸がん、結腸直腸がん、腎がん、明細胞腎細胞がん、卵巣がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん、皮膚がん、黒色腫、白血病、リンパ腫、骨がん、軟骨肉腫、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、クルッケンベルグ腫瘍、骨髄増殖性腫瘍、扁平上皮がん、ユーイング肉腫、全身性軽鎖アミロイドーシス及びメルケル細胞がんが好ましく、より好ましくは、前記リンパ腫は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球に富む大細胞型B細胞リンパ腫及びリンパ形質細胞性リンパ腫から選ばれ、前記肺がんは、非小細胞肺がんと小細胞肺がんから選ばれ、前記白血病は、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病及び骨髄細胞白血病から選ばれる、
用途。
試験例8:ADC分子の体内薬効の評価
Balb/cヌードは、右リブ部皮下にヒト胃がん細胞NUGC4(Claudin18.2中等度発現)細胞(5×106の50%のmatrigelマトリゲル/匹を含む)を接種し、0日目に群分け、8 匹/群で、合計で5群であった。平均腫瘍体積は、約84.41 mm3であった。
ADCを腹腔内に注射し、合計で3回投与し、1匹に体重に応じて10 g/0.1 mL注射し、それぞれ、0日目、4日目、11日目に投与した。
群分け当日から、ADCを腹腔内に注射し、合計で4回投与し、5日おきに投与し、1匹に体重に応じて10 g/0.1 mL注射した。
腫瘍の体積と体重を週2回計測し、データを記録した。
Excel 2003統計ソフトウェアを用いて、平均値をavgで算出し、SD値をSTDEVで算出し、SEM値をSTDEV/SQRTで算出し、群間差異P値をTTESTで算出した。
腫瘍体積(V)の計算公式:V=1/2×L長×L短 2
相対体積(RTV)=VT/V0
腫瘍阻害率(%)=(CRTV-TRTV)/CRTV(%)
ただし、V0、VTは、それぞれ実験開始時(初回投与当日が0日目)及び計測計数時の腫瘍体積である。CRTV、TRTVは、それぞれ、実験終了時のブランク対照群及び実験群の相対腫瘍体積である。その結果は、表17と図4、図5に示されている。
[態様1]
一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であって、
Yは、-O-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-、-O-CR 1 R 2 -(CR a R b ) m -、-O-CR 1 R 2 -、-NH-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-及び-S-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-から選ばれ、
R a とR b は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロシクリル基から選ばれ、又は、R a とR b は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
R 1 は、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、R 2 は、水素原子、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、又は、R 1 とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
又は、R a とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
mは、0~4の整数であり、
nは1~10で、nは小数又は整数であり、
Lは、リンカーユニットであり、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片である、
一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様2]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
i)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:3配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:4配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
ii)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:5配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:6配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
態様1に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様3]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
iii)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:9、SEQ ID NO:10及びSEQ ID NO:11で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:12、SEQ ID NO:13及びSEQ ID NO:14で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
iv)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16及びSEQ ID NO:17で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
態様1又は2に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様4]
前記抗Claudin18.2抗体は、マウス抗体、キメラ抗体又はヒト化抗体である、態様1~3の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様5]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
(1)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:4で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(2)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:24で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:21で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(3)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:5で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:6で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(4)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:31で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:28で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有する、
態様1~4の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様6]
前記抗Claudin18.2抗体は、ヒト化抗体であり、前記ヒト化抗体は、ヒト抗体由来のフレームワーク領域又はそのフレームワーク領域変異体を含み、前記フレームワーク領域変異体は、ヒト抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域にそれぞれ多くとも10個のアミノ酸を有する復帰変異であり、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下の(a)又は(b)から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a)前記軽鎖可変領域は、任意に22S、85I及び87Hから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に48I、82T及び69Mから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b)前記軽鎖可変領域は、任意に4L及び22Sから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に38K、40R、48I、66K、67A、69L、71L及び73Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a-1)前記軽鎖可変領域は、22S、85I及び87Hのアミノ酸復帰変異を含み、及び前記重鎖可変領域は、48I及び82Tのアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b-1)前記軽鎖可変領域は、4Lのアミノ酸復帰変異を含む、
態様1~5の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様7]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、
(vii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:3で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:4で表され、
(viii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26又はSEQ ID NO:27で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22又はSEQ ID NO:23で表され、
(ix)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:5で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:6で表され、又は
(x)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31、SEQ ID NO:32、SEQ ID NO:33又はSEQ ID NO:34で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:28、SEQ ID NO:29又はSEQ ID NO:30で表され、
好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、すなわち、
(xi)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:29で表され、又は
(xii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:26で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:23で表される、
態様1~6の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様8]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、抗体重鎖定常領域と軽鎖定常領域を含み、
好ましくは、前記重鎖定常領域は、ヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4定常領域及びその通常変異体から選ばれ、前記軽鎖定常領域は、ヒト抗体κとλ鎖定常領域及びその通常変異体から選ばれ、
より好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、配列がSEQ ID NO:7で表される重鎖定常領域と、配列がSEQ ID NO:8で表される軽鎖定常領域とを含み、
最も好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、SEQ ID NO:35又はSEQ ID NO:42で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:39で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含み、又は
SEQ ID NO:37又はSEQ ID NO:49で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:38又はSEQ ID NO:46で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含む、
態様1~7の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様9]
前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、
(c)配列がSEQ ID NO:35で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:36で表される軽鎖、
(d)配列がSEQ ID NO:42、SEQ ID NO:43、SEQ ID NO:44又はSEQ ID NO:45で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:39、SEQ ID NO:40又はSEQ ID NO:41で表される軽鎖、
(e)配列がSEQ ID NO:37で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:38で表される軽鎖、又は
(f)配列がSEQ ID NO:49、SEQ ID NO:50、SEQ ID NO:51又はSEQ ID NO:52で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:46、SEQ ID NO:47又はSEQ ID NO:48で表される軽鎖を含む、
態様1~8の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様10]
前記抗Claudin18.2抗体は、
アミノ酸配列がSEQ ID NO:44で表される重鎖とSEQ ID NO:41で表される軽鎖とを含むh1901-11、又は
アミノ酸配列がSEQ ID NO:49で表される重鎖とSEQ ID NO:47で表される軽鎖とを含むh1902-5から選ばれる、
態様1~9の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様11]
nは、2~8の小数又は整数であり、好ましくは、3.5~4.5の小数又は整数である、態様1~10の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様12]
Yは、-O-(CR a R b ) m -CR 1 R 2 -C(O)-であり、
R a とR b は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン又はアルキル基から選ばれ、
R 1 は、ハロゲン化アルキル基又はC 3-6 シクロアルキル基であり、
R 2 は、水素原子、ハロゲン化アルキル基又はC 3-6 シクロアルキル基から選ばれ、
又は、R 1 とR 2 は、それらに接続された炭素原子とともに、C 3-6 シクロアルキル基を形成し、
mは、0又は1である、
態様1~11の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様13]
Yは、
ただし、YのO端は、リンカーユニットLに接続されている、
態様1~12の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様14]
リンカーユニット-L-は、-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、
L 1 は、-(スクシンイミド-3-イル-N)-W-C(O)-、-CH 2 -C(O)-NR 3 -W-C(O)-又は-C(O)-W-C(O)-から選ばれ、ただし、Wは、C 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-C 3-6 シクロアルキル基及び1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基から選ばれ、前記ヘテロアルキル基は、N、O及びSから選ばれる1~3個のヘテロ原子を含み、前記C 1-8 アルキル基、C 1-8 アルキル基-C 3-6 シクロアルキル基又は1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基は、それぞれ独立的に、任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L 2 は、-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 CH 2 C(O)-、-NR 4 (CH 2 CH 2 O)p 1 CH 2 C(O)-、-S(CH 2 )p 1 C(O)-又は化学結合から選ばれ、ただし、p 1 は1~20の整数であり、
L 3 は、2~7個のアミノ酸からなるペプチド残基であり、そのうち、前記アミノ酸は、フェニルアラニン、グリシン、バリン、リジン、シトルリン、セリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸におけるアミノ酸で形成されたアミノ酸残基から選ばれ、且つ任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L 4 は、-NR 5 (CR 6 R 7 ) t -、-C(O)NR 5 -、-C(O)NR 5 (CH 2 ) t -及び化学結合から選ばれ、ただし、tは1~6の整数であり、
R 3 、R 4 及びR 5 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R 6 とR 7 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる、
態様1~13の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様15]
リンカーユニット-L-は、-L 1 -L 2 -L 3 -L 4 -であり、
L 1 は
L 2 は、化学結合であり、
L 3 はテトラペプチド残基であり、好ましくは、GGFGのテトラペプチド残基であり、
L 4 は、-NR 5 (CR 6 R 7 )t-であり、R 5 、R 6 又はR 7 は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子又はアルキル基であり、tは1又は2であり、
ただし、L 1 末端はPcに接続され、L 4 末端はYに接続されている、
態様1~14の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様16]
-L-は、
態様1~15の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様17]
-L-Y-は、任意に
態様1~16の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様18]
一般式(Pc-L a -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
W、L 2 、L 3 、R 5 、R 6 、R 7 は、態様14に定義された通りであり、
Pc、n、R 1 、R 2 、mは、態様1に定義された通りである、
態様1~17の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様19]
一般式(Pc-L b -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
s 1 は、2~8の整数であり、
Pc、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは、態様18に定義された通りである、
態様1~18の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様20]
前記リガンド-薬物複合体は、
ただし、Pcとnは、態様1に定義された通りである、
態様1~19の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様21]
前記リガンド-薬物複合体は、
ただし、nは、態様1に定義された通りであり、抗体h1902-5、h1901-11は、態様10に定義された通りである、
態様1~20の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
[態様22]
一般式(Pc-L a -Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩を調製する方法であって、
ただし、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片であり、Pc’は、Pcを還元して得たものであり、
W、L 2 、L 3 、R 1 、R 2 、R 5 ~R 7 、m及びnは、態様18に定義された通りである、
方法。
[態様23]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩と、1種又は複数種の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤又は担体とを含む、薬物組成物。
[態様24]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩、又は態様23に記載の薬物組成物の、Claudin18.2媒介の疾患又は病状を治療するための薬物の調製における用途。
[態様25]
前記Claudin18.2媒介の疾患又は病状は、Claudin18.2高発現がんである、態様24に記載の用途。
[態様26]
態様1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩、又は態様23に記載の薬物組成物の、腫瘍とがんを治療及び/又は予防する薬物の調製における用途であって、
前記腫瘍とがんは、頭頸部扁平上皮がん、頭頸部がん、脳がん、神経膠腫、多形性膠芽腫、神経芽細胞腫、中枢神経系がん、神経内分泌腫瘍、咽頭がん、鼻咽頭がん、食道がん、甲状腺がん、悪性胸膜中皮腫、肺がん、乳がん、肝がん、肝胆がん、膵臓がん、胃がん、消化管がん、腸がん、結腸がん、結腸直腸がん、腎がん、明細胞腎細胞がん、卵巣がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん、皮膚がん、黒色腫、白血病、リンパ腫、骨がん、軟骨肉腫、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、クルッケンベルグ腫瘍、骨髄増殖性腫瘍、扁平上皮がん、ユーイング肉腫、全身性軽鎖アミロイドーシス及びメルケル細胞がんが好ましく、より好ましくは、前記リンパ腫は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球に富む大細胞型B細胞リンパ腫及びリンパ形質細胞性リンパ腫から選ばれ、前記肺がんは、非小細胞肺がんと小細胞肺がんから選ばれ、前記白血病は、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病及び骨髄細胞白血病から選ばれる、
用途。
Claims (26)
- 一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であって、
Yは、-O-(CRaRb)m-CR1R2-C(O)-、-O-CR1R2-(CRaRb)m-、-O-CR1R2-、-NH-(CRaRb)m-CR1R2-C(O)-及び-S-(CRaRb)m-CR1R2-C(O)-から選ばれ、
RaとRbは、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロシクリル基から選ばれ、又は、RaとRbは、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
R1は、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、R2は、水素原子、ハロゲン、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリル基、アリール基及びヘテロアリール基から選ばれ、又は、R1とR2は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
又は、RaとR2は、それらに接続された炭素原子とともに、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を形成し、
mは、0~4の整数であり、
nは1~10で、nは小数又は整数であり、
Lは、リンカーユニットであり、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片である、
一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
i)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:3配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:4配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
ii)前記重鎖可変領域は、SEQ ID NO:5配列で表される重鎖可変領域のHCDR1、HCDR2及びHCDR3と同じ配列を有するHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、SEQ ID NO:6配列で表される軽鎖可変領域のLCDR1、LCDR2及びLCDR3と同じ配列を有するLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
請求項1に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
iii)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:9、SEQ ID NO:10及びSEQ ID NO:11で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:12、SEQ ID NO:13及びSEQ ID NO:14で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含み、又は
iv)前記重鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16及びSEQ ID NO:17で表されるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、前記軽鎖可変領域は、配列がそれぞれSEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19及びSEQ ID NO:20で表されるLCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、
請求項1又は2に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体は、マウス抗体、キメラ抗体又はヒト化抗体である、請求項1~3の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
- 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、そのうち、
(1)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:3で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:4で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(2)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:24で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:21で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、
(3)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:5で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:6で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、又は
(4)前記重鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:31で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有し、及び前記軽鎖可変領域は、アミノ酸配列がSEQ ID NO:28で表され又はそれと少なくとも90%の同一性を有する、
請求項1~4の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体は、ヒト化抗体であり、前記ヒト化抗体は、ヒト抗体由来のフレームワーク領域又はそのフレームワーク領域変異体を含み、前記フレームワーク領域変異体は、ヒト抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域にそれぞれ多くとも10個のアミノ酸を有する復帰変異であり、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下の(a)又は(b)から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a)前記軽鎖可変領域は、任意に22S、85I及び87Hから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に48I、82T及び69Mから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b)前記軽鎖可変領域は、任意に4L及び22Sから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、及び/又は前記重鎖可変領域は、任意に38K、40R、48I、66K、67A、69L、71L及び73Kから選ばれる1つ又は複数のアミノ酸復帰変異を含み、
好ましくは、前記フレームワーク領域変異体は、以下から選ばれる変異を含み、すなわち、
(a-1)前記軽鎖可変領域は、22S、85I及び87Hのアミノ酸復帰変異を含み、及び前記重鎖可変領域は、48I及び82Tのアミノ酸復帰変異を含み、又は
(b-1)前記軽鎖可変領域は、4Lのアミノ酸復帰変異を含む、
請求項1~5の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、
(vii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:3で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:4で表され、
(viii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26又はSEQ ID NO:27で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22又はSEQ ID NO:23で表され、
(ix)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:5で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:6で表され、又は
(x)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31、SEQ ID NO:32、SEQ ID NO:33又はSEQ ID NO:34で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:28、SEQ ID NO:29又はSEQ ID NO:30で表され、
好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、以下に示す重鎖可変領域と軽鎖可変領域を含み、すなわち、
(xi)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:31で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:29で表され、又は
(xii)前記重鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:26で表され、及び前記軽鎖可変領域は、配列がSEQ ID NO:23で表される、
請求項1~6の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、抗体重鎖定常領域と軽鎖定常領域を含み、
好ましくは、前記重鎖定常領域は、ヒトIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4定常領域及びその通常変異体から選ばれ、前記軽鎖定常領域は、ヒト抗体κとλ鎖定常領域及びその通常変異体から選ばれ、
より好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、配列がSEQ ID NO:7で表される重鎖定常領域と、配列がSEQ ID NO:8で表される軽鎖定常領域とを含み、
最も好ましくは、前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、SEQ ID NO:35又はSEQ ID NO:42で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:36又はSEQ ID NO:39で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含み、又は
SEQ ID NO:37又はSEQ ID NO:49で表される重鎖と少なくも90%の配列同一性を有する重鎖と、SEQ ID NO:38又はSEQ ID NO:46で表される軽鎖と少なくも90%の配列同一性を有する軽鎖とを含む、
請求項1~7の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片は、
(c)配列がSEQ ID NO:35で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:36で表される軽鎖、
(d)配列がSEQ ID NO:42、SEQ ID NO:43、SEQ ID NO:44又はSEQ ID NO:45で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:39、SEQ ID NO:40又はSEQ ID NO:41で表される軽鎖、
(e)配列がSEQ ID NO:37で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:38で表される軽鎖、又は
(f)配列がSEQ ID NO:49、SEQ ID NO:50、SEQ ID NO:51又はSEQ ID NO:52で表される重鎖と配列がSEQ ID NO:46、SEQ ID NO:47又はSEQ ID NO:48で表される軽鎖を含む、
請求項1~8の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記抗Claudin18.2抗体は、
アミノ酸配列がSEQ ID NO:44で表される重鎖とSEQ ID NO:41で表される軽鎖とを含むh1901-11、又は
アミノ酸配列がSEQ ID NO:49で表される重鎖とSEQ ID NO:47で表される軽鎖とを含むh1902-5から選ばれる、
請求項1~9の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - nは、2~8の小数又は整数であり、好ましくは、3.5~4.5の小数又は整数である、請求項1~10の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。
- Yは、-O-(CRaRb)m-CR1R2-C(O)-であり、
RaとRbは、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、重水素原子、ハロゲン又はアルキル基から選ばれ、
R1は、ハロゲン化アルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
R2は、水素原子、ハロゲン化アルキル基又はC3-6シクロアルキル基から選ばれ、
又は、R1とR2は、それらに接続された炭素原子とともに、C3-6シクロアルキル基を形成し、
mは、0又は1である、
請求項1~11の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - Yは、
ただし、YのO端は、リンカーユニットLに接続されている、
請求項1~12の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - リンカーユニット-L-は、-L1-L2-L3-L4-であり、
L1は、-(スクシンイミド-3-イル-N)-W-C(O)-、-CH2-C(O)-NR3-W-C(O)-又は-C(O)-W-C(O)-から選ばれ、ただし、Wは、C1-8アルキル基、C1-8アルキル基-C3-6シクロアルキル基及び1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基から選ばれ、前記ヘテロアルキル基は、N、O及びSから選ばれる1~3個のヘテロ原子を含み、前記C1-8アルキル基、C1-8アルキル基-C3-6シクロアルキル基又は1~8個の鎖原子の直鎖ヘテロアルキル基は、それぞれ独立的に、任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L2は、-NR4(CH2CH2O)p1CH2CH2C(O)-、-NR4(CH2CH2O)p1CH2C(O)-、-S(CH2)p1C(O)-又は化学結合から選ばれ、ただし、p1は1~20の整数であり、
L3は、2~7個のアミノ酸からなるペプチド残基であり、そのうち、前記アミノ酸は、フェニルアラニン、グリシン、バリン、リジン、シトルリン、セリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸におけるアミノ酸で形成されたアミノ酸残基から選ばれ、且つ任意にハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、アルキル基、クロロアルキル基、重水素化アルキル基、アルコキシ基及びシクロアルキル基から選ばれる1つ又は複数の置換基でさらに置換され、
L4は、-NR5(CR6R7)t-、-C(O)NR5-、-C(O)NR5(CH2)t-及び化学結合から選ばれ、ただし、tは1~6の整数であり、
R3、R4及びR5は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R6とR7は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子、ハロゲン、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、重水素化アルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる、
請求項1~13の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - リンカーユニット-L-は、-L1-L2-L3-L4-であり、
L1は
L2は、化学結合であり、
L3はテトラペプチド残基であり、好ましくは、GGFGのテトラペプチド残基であり、
L4は、-NR5(CR6R7)t-であり、R5、R6又はR7は、相同又は相異であり、それぞれ独立的に水素原子又はアルキル基であり、tは1又は2であり、
ただし、L1末端はPcに接続され、L4末端はYに接続されている、
請求項1~14の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - -L-は、
請求項1~15の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - -L-Y-は、任意に
請求項1~16の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 一般式(Pc-La-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
W、L2、L3、R5、R6、R7は、請求項14に定義された通りであり、
Pc、n、R1、R2、mは、請求項1に定義された通りである、
請求項1~17の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 一般式(Pc-Lb-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩であり、
s1は、2~8の整数であり、
Pc、R1、R2、R5~R7、m及びnは、請求項18に定義された通りである、
請求項1~18の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記リガンド-薬物複合体は、
ただし、Pcとnは、請求項1に定義された通りである、
請求項1~19の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 前記リガンド-薬物複合体は、
ただし、nは、請求項1に定義された通りであり、抗体h1902-5、h1901-11は、請求項10に定義された通りである、
請求項1~20の何れか一項に記載の一般式(Pc-L-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩。 - 一般式(Pc-La-Y-D)で表されるリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩を調製する方法であって、
ただし、
Pcは、抗Claudin18.2抗体又はその抗原結合断片であり、Pc’は、Pcを還元して得たものであり、
W、L2、L3、R1、R2、R5~R7、m及びnは、請求項18に定義された通りである、
方法。 - 請求項1~21の何れか一項に記載のリガンド-薬物複合体又はその薬学的に許容される塩と、1種又は複数種の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤又は担体とを含む、薬物組成物。
- Claudin18.2媒介の疾患又は病状を治療するための、請求項23に記載の薬物組成物。
- 前記Claudin18.2媒介の疾患又は病状は、Claudin18.2高発現がんである、請求項24に記載の薬物組成物。
- 腫瘍とがんを治療及び/又は予防するための、請求項23に記載の薬物組成物であって、
前記腫瘍とがんは、頭頸部扁平上皮がん、頭頸部がん、脳がん、神経膠腫、多形性膠芽腫、神経芽細胞腫、中枢神経系がん、神経内分泌腫瘍、咽頭がん、鼻咽頭がん、食道がん、甲状腺がん、悪性胸膜中皮腫、肺がん、乳がん、肝がん、肝胆がん、膵臓がん、胃がん、消化管がん、腸がん、結腸がん、結腸直腸がん、腎がん、明細胞腎細胞がん、卵巣がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん、皮膚がん、黒色腫、白血病、リンパ腫、骨がん、軟骨肉腫、骨髄腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、クルッケンベルグ腫瘍、骨髄増殖性腫瘍、扁平上皮がん、ユーイング肉腫、全身性軽鎖アミロイドーシス及びメルケル細胞がんが好ましく、より好ましくは、前記リンパ腫は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球に富む大細胞型B細胞リンパ腫及びリンパ形質細胞性リンパ腫から選ばれ、前記肺がんは、非小細胞肺がんと小細胞肺がんから選ばれ、前記白血病は、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病及び骨髄細胞白血病から選ばれる、
薬物組成物。
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