JPWO2021106878A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 車両に取り付けられた磁気センサで検出できるように路面に敷設され、運転者による車両の運転操作の支援、あるいは運転者の操作に依らない自動運転を実現するための車両側の制御を実現するためのシート状の磁気マーカであって、
   連続的あるいは断続的な切れ目によって少なくとも２つの領域に区画されており、
   前記少なくとも２つの領域のうちの各領域が路面から剥離したとき、前記切れ目によって隣接する領域から分離できるように構成されていることを特徴とする磁気マーカ。
2. 請求項１において、前記切れ目は、格子状をなすように設けられていることを特徴とする磁気マーカ。
3. 請求項１において、前記切れ目には、中心が同じで直径が異なる複数の同心円状の切れ目と、該複数の同心円状の切れ目によって区画される環状領域を周方向において区画する切れ目と、があり、
   前記磁気マーカを構成する前記少なくとも２つの領域のうち、外周側に位置する領域が前記切れ目によって隣接する内周側の領域から分離可能であって、前記磁気マーカを構成する各領域が、外周側から剥離するように構成されていることを特徴とする磁気マーカ。
4. 請求項１～３のいずれか１項において、前記磁気マーカは、少なくともシート状の磁石である磁石シートの層を含んでいると共に、路面に貼り付けるための接着材料の層が積層されており、
   前記切れ目は、前記接着材料の層を除く全ての層を貫通するように形成されており、前記磁石シートが、前記切れ目によって切断されていることを特徴とする磁気マーカ。
5. 請求項１～４のいずれか１項において、無線通信により情報を車両側に出力する無線タグを含み、当該無線タグは、情報を処理するための処理回路と、情報が重畳された電波を送受できるように前記処理回路と電気的に接続された１次アンテナと、を備えており、
   前記切れ目は、少なくとも、前記処理回路と前記１次アンテナを避けて形成されていることを特徴とする磁気マーカ。
6. 請求項５において、前記無線タグは、前記１次アンテナと電気的に非接触の状態で、該１次アンテナが送受する電波を増幅するための２次アンテナを備え、該２次アンテナは、前記切れ目によって少なくとも２つの領域に区画されていることを特徴とする磁気マーカ。
7. 請求項１～６のいずれか１項において、前記切れ目は、前記磁気マーカの厚さ方向に貫通する切断部分と、未切断部分と、の繰り返しが連なるミシン目のような断続的な切れ目であることを特徴とする磁気マーカ。
8. 請求項１～７のいずれか１項において、路面に敷設される前の磁気マーカは、磁気マーカを保持するシート状のライナーに保持されており、片面を該ライナーによって保持された状態の磁気マーカを路面に接合した後、該ライナーを剥がすことによって前記磁気マーカを路面に移載でき、
   前記ライナーによって保持された前記磁気マーカは、厚さ方向に貫通すると共に連続状をなす切れ目によって少なくとも２つの領域に区画されていることを特徴とする磁気マーカ。
9. 請求項１～８のいずれか１項において、前記磁気マーカは、車両のタイヤがスリップするおそれを低減する滑り止めの機能を備える防滑層を含んでおり、
   当該防滑層は、大小様々な骨材を含むか、あるいは層厚にばらつきのある防滑層であることを特徴とする磁気マーカ。
10. 請求項１～９のいずれか１項において、前記領域が分離した際の形状は、正方形状よりも慣性モーメントが大きな形状であることを特徴とする磁気マーカ。
11. 請求項１０において、前記領域が分離した際の形状は、非対称形状であることを特徴とする磁気マーカ。
12. 請求項１において、渦巻状の切れ目と径方向の放射状の切れ目とが設けられ、
    前記磁気マーカを構成する前記少なくとも２つの領域のうち、外周側に位置する領域が前記切れ目によって隣接する内周側の領域から分離可能であって、前記磁気マーカを構成する各領域が、外周側から剥離するように構成されていることを特徴とする磁気マーカ。
13. 請求項１～１２のいずれか１項において、前記磁気マーカは、少なくともシート状の磁石である磁石シートの層を含んでいると共に、当該磁石シートが、前記切れ目によって少なくとも２つの領域に区画されていることを特徴とする磁気マーカ。