JPWO2021097672A5 - - Google Patents

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S1PR1(F:5'-TTTCCTGGACAGTGCGTCTC-3'(配列番号3)、R:5'-ACTGACTGCGTAGTGCTCTC-3'(配列番号4))。CXCR4(F:5'-CGTCTCAGTGCCCTTTTGTTC-3'(配列番号5)、R:5'-TGAAGTAGTGGGCTAAGGGC-3'(配列番号6))。VEGF(F:5'-TACCGGGAAACTGACTTGGC-3'(配列番号7)、R:5'-ACCACATGGCTCTGCTTCTC-3'(配列番号8))。図7は、(A) マイクロ流体マイクロウェルを交換する際に馴化培地が回収されたことを示す。慣用のフラスコに関して、馴化培地が同じタイミングで回収された。本開示の細胞培養システム中の馴化培地でのエクソソームの濃度は、マイクロ流体マイクロウェルを交換する各時点で、慣用のフラスコ中の馴化培地でのエクソソームの濃度よりも顕著に増加しており、かつ細胞培養システム中の馴化培地でのエクソソームの全体濃度は、4回のマイクロ流体マイクロウェルの交換後の慣用のフラスコ中の濃度の2倍超であった(7(A)-1および7(A)-2)。(B) 傍分泌および自己分泌関連遺伝子SDF-1、S1PR1、CXCR4およびVEGFの発現を、QPCRを用いて検出した。

本発明は、以下を提供する。
1. (i) 1個以上の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェル、および(ii) 該マイクロ流体マイクロウェルを保持する培養デバイス、を備える細胞培養システムであって、各マイクロ流体マイクロウェルが、区画化され、かつ該マイクロ流体マイクロウェル全体にわたって底部を有しないマイクロ流体チャンネルを含む、1つまたは複数の中空部を有し、該マイクロ流体チャンネルは1箇所以上の細胞インレットを含む、上記細胞培養システム。
2. (i) 複数の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェル、および(ii) 該マイクロ流体マイクロウェルを保持する培養デバイス、を備える上記1に記載の細胞培養システムであって、各マイクロ流体マイクロウェルが、区画化され、かつ該マイクロ流体マイクロウェル全体にわたって底部を有しないマイクロ流体チャンネルを含む、1つまたは複数の中空部を有し、該マイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルの表面積は徐々に拡大し;最小表面積を有する該複数のマイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルと比較して、該複数のマイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルの表面積は、2n、3nまたは4nのサイズ増加を示し、nは該複数のマイクロ流体マイクロウェルの個数よりも1小さい整数であり;かつ該マイクロ流体チャンネルは1箇所以上の細胞インレットを含む、上記細胞培養システム。
3. 前記培養デバイスが培養プレートまたは培養フラスコである、上記1または2に記載の細胞培養システム。
4. 前記中空部が、円形または3~8個の角を有する多角形のパターンになっている、上記1または2に記載の細胞培養システム。
5. 前記中空部が、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形または九角形のパターンになっている、上記1または2に記載の細胞培養システム。
6. 前記中空部が、六角形のパターンになっている、上記1または2に記載の細胞培養システム。
7. 少なくとも3個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、上記1または2に記載の細胞培養システム。
8. 少なくとも5個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、上記1または2に記載の細胞培養システム。
9. 3~15個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、上記1または2に記載の細胞培養システム。
10. 前記複数の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルが、前記培養デバイス中で互いに連結する、上記1または2に記載の細胞培養システム。
11. 前記マイクロ流体チャンネルが、複数の細胞インレットを含む、上記1または2に記載の細胞培養システム。
12. 前記中空部の前記マイクロ流体チャンネルが、互いに流体連絡している、上記1または2に記載の細胞培養システム。
13. (1) 上記1または2に記載の細胞培養システムの取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルの前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへと細胞をロードするステップ、および(ii) 細胞の増殖のために好適な条件下で該細胞を培養するステップ、を含む、細胞を培養するための方法。
14. 前記細胞が接着(anchorage)依存性細胞である、上記13に記載の方法。
15. 前記細胞が、幹細胞、神経細胞または線維芽細胞である、上記13に記載の方法。
16. 前記細胞が、最小表面積を有する前記複数のマイクロ流体マイクロウェルの前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへとロードされる、上記13に記載の方法。
17. 前記細胞が、30%コンフルエンスの密度でロードされる、上記13に記載の方法。
18. 前記細胞が、前記培養デバイスが傾斜または遠心分離される状況下で前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへとロードされる、上記13に記載の方法。
19. 傾斜角が、三角形および六角形において120度、240度もしくは360度であるか、または四角形および八角形において90度、180度、270度、360度である、上記13に記載の方法。
20. 細胞が50%超のコンフルエンスに達するときに、先行するマイクロ流体マイクロウェルが取り外され、かつ後続のマイクロ流体マイクロウェルが上記1または2に記載の前記細胞培養システムの前記培養デバイス中へと追加される、上記13に記載の方法。
21. 前記細胞ロードステップが、未滅菌(unsterile)環境とのいかなる接触もせずに、滅菌条件下で行なわれる、上記13に記載の方法。
22. 大規模で細胞を自動的に培養することができる、上記13に記載の方法。
23. 臨床規模の細胞増殖のために用いることができる、上記13に記載の方法。

Claims (23)

  1. (i) 1個以上の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェル、および(ii) 該マイクロ流体マイクロウェルを保持する培養デバイス、を備える細胞培養システムであって、各マイクロ流体マイクロウェルが、区画化され、かつ該マイクロ流体マイクロウェル全体にわたって底部を有しないマイクロ流体チャンネルを含む、1つまたは複数の中空部を有し、該マイクロ流体チャンネルは1箇所以上の細胞インレットを含む、上記細胞培養システム。
  2. (i) 複数の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェル、および(ii) 該マイクロ流体マイクロウェルを保持する培養デバイス、を備える請求項1に記載の細胞培養システムであって、各マイクロ流体マイクロウェルが、区画化され、かつ該マイクロ流体マイクロウェル全体にわたって底部を有しないマイクロ流体チャンネルを含む、1つまたは複数の中空部を有し、該マイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルの表面積は徐々に拡大し;最小表面積を有する該複数のマイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルと比較して、該複数のマイクロ流体マイクロウェルの該マイクロ流体チャンネルの表面積は、2n、3nまたは4nのサイズ増加を示し、nは該複数のマイクロ流体マイクロウェルの個数よりも1小さい整数であり;かつ該マイクロ流体チャンネルは1箇所以上の細胞インレットを含む、上記細胞培養システム。
  3. 前記培養デバイスが培養プレートまたは培養フラスコである、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  4. 前記中空部が、円形または3~8個の角を有する多角形のパターンになっている、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  5. 前記中空部が、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形または九角形のパターンになっている、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  6. 前記中空部が、六角形のパターンになっている、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  7. 少なくとも3個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  8. 少なくとも5個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  9. 3~15個の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルを備える、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  10. 前記複数の取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルが、前記培養デバイス中で互いに連結する、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  11. 前記マイクロ流体チャンネルが、複数の細胞インレットを含む、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  12. 前記中空部の前記マイクロ流体チャンネルが、互いに流体連絡している、請求項1または2に記載の細胞培養システム。
  13. (1) 請求項1または2に記載の細胞培養システムの取り外し可能なマイクロ流体マイクロウェルの前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへと細胞をロードするステップ、および(ii) 細胞の増殖のために好適な条件下で該細胞を培養するステップ、を含む、細胞を培養するための方法。
  14. 前記細胞が接着(anchorage)依存性細胞である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記細胞が、幹細胞、神経細胞または線維芽細胞である、請求項13に記載の方法。
  16. 前記細胞が、最小表面積を有する前記複数のマイクロ流体マイクロウェルの前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへとロードされる、請求項13に記載の方法。
  17. 前記細胞が、30%コンフルエンスの密度でロードされる、請求項13に記載の方法。
  18. 前記細胞が、前記培養デバイスが傾斜または遠心分離される状況下で前記マイクロ流体チャンネル上の前記細胞インレットへとロードされる、請求項13に記載の方法。
  19. 傾斜角が、三角形および六角形において120度、240度もしくは360度であるか、または四角形および八角形において90度、180度、270度、360度である、請求項13に記載の方法。
  20. 細胞が50%超のコンフルエンスに達するときに、先行するマイクロ流体マイクロウェルが取り外され、かつ後続のマイクロ流体マイクロウェルが請求項1または2に記載の前記細胞培養システムの前記培養デバイス中へと追加される、請求項13に記載の方法。
  21. 前記細胞ロードステップが、未滅菌(unsterile)環境とのいかなる接触もせずに、滅菌条件下で行なわれる、請求項13に記載の方法。
  22. 大規模で細胞を自動的に培養することができる、請求項13に記載の方法。
  23. 臨床規模の細胞増殖のために用いることができる、請求項13に記載の方法。
JP2022528952A 2019-11-19 2019-11-19 細胞培養システムおよびその使用方法 Pending JP2023510681A (ja)

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