JPWO2020240734A1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

空気調和装置は、少なくとも2つの圧縮機、少なくとも1つの熱源側熱交換器、少なくとも1つの負荷側熱交換器、及び少なくとも1つの膨張弁が接続された少なくとも1つの冷媒回路と、圧縮機の駆動を制御する制御部とを備える。制御部は、圧縮機のそれぞれの駆動機構を駆動するインバータ装置と、圧縮機に対する拘束通電を実行するか否かを判断する拘束通電可否判断手段と、圧縮機に対する拘束通電の開始及び停止を制御する拘束通電指令手段とを備える。拘束通電可否判断手段は、拘束通電の開始条件を満たす圧縮機にのみ、拘束通電の実行が可能と判断する。開始条件には、拘束通電を開始する圧縮機以外の他の圧縮機の拘束通電が停止した後であることが含まれている。

Description

本発明は、空気調和装置に関するものであり、特に、圧縮機における冷媒の寝込みの抑制に関するものである。
近年、情報通信の高速化及び大容量化により、複数台の圧縮機を搭載した空気調和装置が、温度を一定に保つことが求められるデータセンター及び電算室等に導入されており、データセンター及び電算室等の電力需要が急増している。これに伴い、空気調和装置の省エネルギー化が重要視されている。この省エネルギー化は、空気調和装置の稼働中の消費電力のみならず、稼働を停止しているときの待機電力についても求められている。
従来、空気調和装置において、冷媒の寝込みが発生することが知られている。冷媒の寝込みとは、圧縮機の内部に冷媒が貯留する現象である。室内機の周囲温度と室外機の周囲温度との温度差が大きい場合、換言すると、空気調和装置において、圧縮機を搭載している装置と圧縮機を搭載していない装置との温度差が大きい場合に、冷媒の寝込みが発生し易くなる。冷媒の寝込みが発生すると、停止中の圧縮機を稼働する際の起動負荷が大きくなり、圧縮機の破損又はシステム異常等を招く場合がある。
特許文献1には、圧縮機の運転停止中に外気温度が上昇した場合、圧縮機の駆動機構のモータ巻線を拘束通電することで冷媒の寝込みを抑制する空気調和装置が記載されている。拘束通電とは、モータ巻線に対し、制御部のインバータ回路部に設けたスイッチング素子から、圧縮機が駆動されない高周波交流電圧を印加し、モータ巻線を加熱することである。モータ巻線を拘束通電で加熱することによりモータ巻線で熱が発生し、この熱により圧縮機内に貯留している液冷媒が排出される。
特開2013−113476号公報
複数台の圧縮機を搭載した空気調和装置においても、冷媒の寝込みの抑制は必要である。しかしながら、複数台の圧縮機のそれぞれについて、上述の拘束通電を実施した場合、待機電力が増大する可能性がある。そうすると、省エネルギー化の要求に応えられないことが懸念される。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の圧縮機を備え、拘束通電の実行による待機電力の増大を抑制する空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、少なくとも2つの圧縮機、少なくとも1つの熱源側熱交換器、少なくとも1つの負荷側熱交換器、及び少なくとも1つの膨張弁が接続された少なくとも1つの冷媒回路と、前記少なくとも2つの圧縮機の駆動を制御する制御部とを備える空気調和装置であって、前記制御部は、前記少なくとも2つの圧縮機のそれぞれの駆動機構を駆動するインバータ装置と、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を実行するか否かを判断する拘束通電可否判断手段と、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電の開始及び停止を制御する拘束通電指令手段とを備え、前記拘束通電可否判断手段は、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電の開始条件を満たす圧縮機にのみ、拘束通電の実行が可能と判断し、前記拘束通電指令手段は、前記拘束通電可否判断手段の判断結果に基づいて、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を開始し、拘束通電の開始後、設定された時間が経過すると拘束通電を停止し、前記開始条件には、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電を開始する圧縮機以外の他の圧縮機の拘束通電が停止した後であることが含まれている。
本発明に係る空気調和装置によると、複数の圧縮機に対して同時に拘束通電が実行されることがない。従って、冷媒寝込み現象を抑制しつつ、待機電力の電力量を削減することができる。その結果、空気調和装置の省エネルギー化が図られる。
実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。 実施の形態1に係る空気調和装置のブロック図である。 実施の形態1に係る拘束通電の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る電源投入時の拘束通電のタイミングチャートである。 実施の形態1に係る圧縮機の運転停止後の拘束通電のタイミングチャートである。 実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。 実施の形態3に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。
以下、本発明に係る空気調和装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す空気調和装置は、本発明の空気調和装置が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された空気調和装置によって本発明の空気調和装置が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。空気調和装置1は、例えば電算室に導入され、電算室内を冷却するものである。空気調和装置1は、負荷側ユニットである室内機20と、熱源側ユニットである室外機30とを備えている。電源10は、例えば商用電源等の交流電源であり、室内機20に電力を供給するものである。室内機20と室外機30は渡り配線11で結線されており、渡り配線11を介して室内機20から室外機30に電力が給電される。また、室内機20と室外機30は、通信手段12で接続されており、室内機20と室外機30との間で運転状態に関する各種情報が共有されている。
室内機20と室外機30とは、ガス冷媒配管51と液冷媒配管52を介して接続されている。室内機20は、第1圧縮機21と、第2圧縮機22と、負荷側熱交換器である負荷側熱交換器23と、膨張弁24と、室内送風機25とを有している。第1圧縮機21と第2圧縮機22とは並列に接続されている。室外機30は、熱源側熱交換器である熱源側熱交換器31と、室外送風機32とを有している。第1圧縮機21、第2圧縮機22、熱源側熱交換器31、膨張弁24、負荷側熱交換器23、及び上述のガス冷媒配管51と液冷媒配管52を含む冷媒配管で、冷媒回路50が形成されている。冷媒回路50内には作動流体である冷媒が循環する。
第1圧縮機21及び第2圧縮機22は、冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。第1圧縮機21及び第2圧縮機22は、容量可変の圧縮機である。後述するインバータ回路により、第1圧縮機21の運転周波数を任意に変化させることにより、第1圧縮機21の容量、すなわち単位時間あたりの冷媒を送り出す量が変化させられる。同様に、後述するインバータ回路により、第2圧縮機22の運転周波数を任意に変化させることにより、第2圧縮機22の容量、すなわち単位時間あたりの冷媒を送り出す量が変化させられる。
また、第1圧縮機21及び第2圧縮機22は、不図示のフレームに駆動機構と圧縮要素とを備えるものである。駆動機構は、例えばブラシレスDCモータであり、不図示の固定子と、回転子と、回転軸とを有する、固定子は、不図示の固定子鉄心と巻線とを有し、固定子の中心付近には回転軸が配置されている。尚、駆動機構については後述する。
熱源側熱交換器31は、冷媒と、室外空気すなわち気体との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時に凝縮器として機能する。熱源側熱交換器31には、室外送風機32により室外空気が供給される。
膨張弁24は、冷媒回路50内を流れる冷媒を減圧する弁であり、開度の調節が可能な電子膨張弁である。
負荷側熱交換器23は、冷媒と、室内空気すなわち気体との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時に蒸発器として機能する。負荷側熱交換器23には、室内送風機25により室内空気が供給される。
上述のように、電源10から室内機20に電力が供給され、第1圧縮機21、第2圧縮機22、膨張弁24、室内送風機25、及び制御部101に、それぞれ電力が供給されている。また、上述のように、渡り配線11を介して室内機20から室外機30へ電力が供給され、室外送風機32へ電力が供給されている。
図1において、実線の矢印は冷房運転時の冷媒の流れを示している。冷房運転時、第1圧縮機21及び第2圧縮機22から高温高圧のガス冷媒が吐出されると、ガス冷媒はガス冷媒配管を介して熱源側熱交換器31へ導かれる。熱源側熱交換器31で、ガス冷媒は室外空気と熱交換し凝縮され、液冷媒となる。熱源側熱交換器31から流出した液冷媒は、液冷媒配管を介して室内機20の膨張弁24へ導かれる。液冷媒は、膨張弁24で減圧されて気液二相状態となる。気液二相状態となった冷媒は、負荷側熱交換器23へ導かれる。負荷側熱交換器23において、冷媒は室内空気と熱交換する。その結果、冷媒は吸熱して蒸発し、低圧のガス冷媒となる。負荷側熱交換器23から流出した低圧のガス冷媒は、第1圧縮機21及び第2圧縮機22に吸入される。これにより、電算室内が冷却される。
図2は、実施の形態1に係る空気調和装置のブロック図である。圧縮機制御手段100は、室内機20の第1圧縮機21及び第2圧縮機22を運転制御する装置である。圧縮機制御手段100は、制御部101と、第1コンバータ回路111と、第2コンバータ回路112と、第1インバータ装置121と、第2インバータ装置122とを有している。第1温度センサー131は、室内機20が配置されている電算室の室内温度を検知するセンサーである。第2温度センサー132は、外気温度を検知するセンサーである。タイマー133は、拘束通電の実施時間を計測するものである。
第1コンバータ回路111は、電源10から供給された交流を整流して直流に変換し、第1インバータ装置121に供給するものである。第2コンバータ回路112は、電源10から供給された交流を整流して直流に変換し、第2インバータ装置122に供給するものである。
第1インバータ装置121は、第1圧縮機21の駆動機構21Aを駆動するものである。第1インバータ装置121は、パワーモジュールを有しており、パワーモジュールにはスイッチング素子が実装されている。第1インバータ装置121は、スイッチング素子により、駆動機構21AのブラシレスDCモータの巻線に対して電圧を印加する。第2インバータ装置122は、第2圧縮機22の駆動機構22Aを駆動するものである。第2インバータ装置122は、パワーモジュールを有しており、パワーモジュールにはスイッチング素子が実装されている。第2インバータ装置122は、スイッチング素子により、駆動機構22AのブラシレスDCモータの巻線に対して電圧を印加する。
制御部101は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)で構成されている。尚、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はプロセッサともいう。
制御部101が専用のハードウェアである場合、制御部101は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部101が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御部101がCPUの場合、制御部101が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部101の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、又はEEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
制御部101の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
制御部101は、拘束通電可否判断手段102と拘束通電指令手段103とを有している。拘束通電可否判断手段102は、拘束通電開始条件に基づいて第1圧縮機21及び第2圧縮機22に対する拘束通電の実行の可否を判断する。
拘束通電開始条件には、拘束通電を開始する圧縮機の他の圧縮機の拘束通電が停止した後であることが含まれている。本実施の形態1においては、拘束通電開始条件には、第1圧縮機21に対して拘束通電を開始する場合、第2圧縮機22の拘束通電が停止した後であることが含まれている。また、拘束通電開始条件には、第2圧縮機22に対して拘束通電を開始する場合、第1圧縮機21の拘束通電が停止した後であることが含まれている。
拘束通電開始条件には、圧縮機を有していない空気調和機の周囲温度が圧縮機を有している空気調和機の周囲温度よりも高く、その温度差が閾値を超えていることが含まれている。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、室外機30の周囲温度、すなわち外気温度が、第1圧縮機21及び第2圧縮機22の周囲温度、すなわち室内温度よりも高く、外気温度と室内温度との温度差が閾値を超えていることが含まれている。
拘束通電開始条件には、空気調和装置に電源が投入された場合、拘束通電が実行されている圧縮機がないことが含まれている。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、空気調和装置1に電源が投入された場合、第1圧縮機21及び第2圧縮機22のいずれに対しても拘束通電が実行されていないことが含まれている。
拘束通電開始条件には、複数の圧縮機のいずれかの圧縮機が運転停止した場合、運転停止した当該圧縮機の拘束通電開始条件には、複数の圧縮機のうちの他の圧縮機に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、第1圧縮機21が運転停止した場合、第2圧縮機22に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている。また、拘束通電開始条件には、第2圧縮機22が運転停止した場合、第1圧縮機21に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている。
拘束通電指令手段103は、拘束通電可否判断手段102の判断結果に基づいて、第1インバータ装置121及び第2インバータ装置122に拘束通電の開始又は停止を指令する。拘束通電の停止条件には、拘束通電が開始されてから設定時間が経過していることが含まれている。
ここで、冷媒の寝込みを防止する拘束通電について説明する。まず、一般的な現象について説明する。室内温度が低温状態で、かつ第1圧縮機21及び第2圧縮機22の運転が停止している場合を想定する。このとき、外気温度が上昇すると、外気温度から室外機30に熱が伝達される。
室内温度は低温状態のため、室外機30と室内機20に設けられている第1圧縮機21及び第2圧縮機22とでは温度差が生じることとなる。温度差が生じるということは、室外機30と第1圧縮機21及び第2圧縮機22とで圧力差が生じていることを意味する。そのため、低温状態で第1圧縮機21及び第2圧縮機22の運転が停止しているときに外気温度が上昇すると、室外機30は高圧側となり、第1圧縮機21及び第2圧縮機22は低圧側となる。その結果、第1圧縮機21及び第2圧縮機22へ冷媒が集まり、液冷媒が第1圧縮機21の内部及び第2圧縮機22の内部へ溜まり込む現象が発生する。この現象を、冷媒寝込み現象という。
冷媒寝込み現象が発生すると、第1圧縮機21及び第2圧縮機22が停止中の状態から稼働状態に移行したとき、起動負荷が大きくなる。そのため、第1圧縮機21及び第2圧縮機22が破損してしまう可能性がある。また、起動負荷が大きいため、大きな起動電流が流れることによりシステム異常が発生する可能性がある。このような状態になると、第1圧縮機21及び第2圧縮機22を再起動できないことが懸念される。
そのため、一般的に、冷媒寝込み現象を防止する対策として、電源を投入した際に、一定時間、第1圧縮機21及び第2圧縮機22に対して拘束通電を実行することが行われる。すなわち、第1インバータ装置121のパワーモジュールを形成するスイッチング素子により、駆動機構21AのブラシレスDCモータの巻線に対して、第1圧縮機21が駆動しない高周波交流電圧を印加する。また、第2インバータ装置122のパワーモジュールを形成するスイッチング素子により、駆動機構22AのブラシレスDCモータの巻線に対して、第2圧縮機22が駆動しない高周波交流電圧を印加する。その結果、駆動機構21AのブラシレスDCモータの巻線及び駆動機構22AのブラシレスDCモータの巻線は加熱され、巻線から発生する熱により第1圧縮機21及び第2圧縮機22の内部に溜まった液冷媒が、第1圧縮機21及び第2圧縮機22から排出される。
図3は、実施の形態1に係る拘束通電の制御動作を示すフローチャートである。ステップS1において、制御部101の拘束通電可否判断手段102は、第1圧縮機21が拘束通電開始条件を満たしているか否かを判断する。ここでは、空気調和装置1に電源が投入され、ステップS1が実行される場合を想定して説明する。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、空気調和装置1に電源が投入された場合、第1圧縮機21及び第2圧縮機22のいずれに対しても拘束通電が実行されていないことが含まれている。また、拘束通電開始条件には、外気温度が室内温度よりも高く、その温度差が閾値を超えていることが含まれている。
ステップS1において、拘束通電可否判断手段102は、第1インバータ装置121について、第1圧縮機21の駆動機構21Aの上述の巻線へ供給されている電流値に基づいて、第1圧縮機21に拘束通電が実行されていないか否かをチェックする。また、拘束通電可否判断手段102は、第2インバータ装置122について、第2圧縮機22の駆動機構22Aの上述の巻線へ供給されている電流値に基づいて、第2圧縮機22に拘束通電が実行されていないか否かをチェックする。さらに、拘束通電可否判断手段102は、第2温度センサー132により検知される外気温度が第1温度センサー131により検知される室内温度よりも高いか否かをチェックする。さらに、外気温度が室内温度よりも高い場合、その温度差が閾値を超えているか否かをチェックする。
第1圧縮機21及び第2圧縮機22に対し拘束通電が実行されておらず、かつ、外気温度が室内温度よりも高く、その温度差が閾値を超えている場合、拘束通電可否判断手段102は、第1圧縮機21に対する拘束通電の実行が可能であると判断する。この場合、処理はステップS2へ進む。ステップS2では、拘束通電指令手段103は、第1インバータ装置121に、第1圧縮機21の拘束通電の実行開始を指令する。その結果、第1圧縮機21に対する拘束通電が開始される。
次いで、処理はステップS3へ進み、第1圧縮機21の拘束通電の停止条件がチェックされる。拘束通電指令手段103は、タイマー133をチェックし、拘束通電が開始されてから設定時間を経過しているか否かを判断する。本実施の形態1では、設定時間は例えば30分に設定されている。拘束通電が開始されてから設定時間を経過していることが確認されたら、処理はステップS4へ進む。ステップS4では、拘束通電指令手段103は、第1インバータ装置121に第1圧縮機21の拘束通電の停止を指令する。その結果、第1圧縮機21への拘束通電が停止される。
尚、ステップS3において、拘束通電が開始されてから設定時間が経過していないことが確認された場合は、処理はステップS4へは進まず、ステップS3が繰り返し実行される。
一方、ステップS1において、第1圧縮機21の拘束通電開始の条件が満たされていないことが確認されたら、ステップS2〜ステップS4の処理は実行されず、ステップS5へ進む。
ステップS4において、第1圧縮機21に対する拘束通電が停止されたら、処理はステップS5へ進む。ステップS5において、拘束通電可否判断手段102は、第2圧縮機22が拘束通電開始条件を満たしているか否かを判断する。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、他の圧縮機、すなわち第1圧縮機21に対する拘束通電開始が停止した後であることが含まれている。さらに、拘束通電開始条件には、外気温度が室内温度よりも高く、その温度差が閾値を超えていることが含まれている。
拘束通電可否判断手段102は、第1インバータ装置121をチェックし、第1圧縮機21の駆動機構21Aの上述の巻線へ供給されている電流値に基づいて、第1圧縮機21に拘束通電が停止されているか否かをチェックする。また、拘束通電可否判断手段102は、第2温度センサー132により検知される外気温度が第2温度センサー132により検知される室内温度よりも高いか否かをチェックする。さらに、外気温度が室内温度よりも高い場合、その温度差が閾値を超えているか否かをチェックする。
第1圧縮機21に拘束通電の実行が停止されており、かつ、外気温度が室内温度よりも高く、その温度差が閾値を超えている場合、拘束通電可否判断手段102は、第2圧縮機22に対する拘束通電の実行が可能であると判断する。この場合、処理はステップS6へ進む。ステップS6では、拘束通電指令手段103は、第2インバータ装置122に、第2圧縮機22の拘束通電の実行開始を指令する。その結果、第2圧縮機22に対する拘束通電が開始される。
次いで、処理はステップS7へ進み、第2圧縮機22の拘束通電の終了条件がチェックされる。拘束通電指令手段103は、タイマー133をチェックし、拘束通電が開始されてから設定時間を経過しているか否かを判断する。上述のように、本実施の形態1では、設定時間は例えば30分に設定されている。拘束通電が開始されてから設定時間を経過していることが確認されたら、処理はステップS8へ進む。ステップS8では、拘束通電指令手段103は、第2インバータ装置122に拘束通電の停止を指令する。その結果、第2圧縮機22に対する拘束通電が停止される。
尚、ステップS7において、拘束通電が開始されてから設定時間が経過していないことが確認された場合は、処理はステップS8へは進まず、ステップS7が繰り返し実行される。
ステップS8において、第2圧縮機22への拘束通電の終了処理が実行されたら、処理は、ステップS9へ進む。ステップS9において、拘束通電可否判断手段102は、外気温度が室内温度より高く、その温度差が閾値を超えているかチェックする。外気温度が室内温度より高く、その温度差が閾値を超えている場合とは、第1圧縮機21及び第2圧縮機22に拘束通電が必要な場合である。従って、この場合、処理はステップS1へ戻り、ステップS2以降が実行される。
一方、ステップS5において、第2圧縮機22の拘束通電開始の条件が満たされていないことが確認されたらステップS6〜ステップS8の処理は実行されず、ステップS9へ進む。
外気温度が室内温度より高く、その温度差が閾値を超えている状態が続くと、ステップS1〜ステップS8が繰り返し実行される。この場合、ステップS1において、拘束通電可否判断手段102により、第2圧縮機22に対する拘束通電の実行が停止した後であることが確認されることとなる。
ステップS9において、外気温度が室内温度よりも高くても、その温度差が閾値以下の場合、処理は終了する。
図4は、実施の形態1に係る電源投入時の拘束通電のタイミングチャートである。図4を参照しながら、空気調和装置1の電源投入時の本実施の形態1の作用について説明する。空気調和装置1の電源投入時、第1圧縮機21及び第2圧縮機22は運転が停止している。この状態で、上述のステップS1〜ステップS4が実行されると、第1圧縮機21に対して、実行時間401で示す間、拘束通電が実行される。実行時間401の間、第2圧縮機22に対して拘束通電は実行されない。次に、上述のステップS5〜ステップS8が実行されると、第2圧縮機22に対して、実行時間411で示す間、拘束通電が実行される。実行時間411の間、第1圧縮機21に対して拘束通電は実行されない。上述のように、本実施の形態1において設定時間は30分に設定されており、従って、拘束通電が実行される実行時間401及び実行時間411は30分である。
以降はステップS1〜ステップS8が繰り返し実行される。従って、第1圧縮機21に対しては実行時間402、403、及び404で拘束通電が実行され、第2圧縮機22に対しては実行時間412、及び413で拘束通電が実行されることになる。そして、実行時間402、403、及び404の間、第2圧縮機22に対して拘束通電は実行されず、実行時間412、及び413の間、第1圧縮機21に対して拘束通電は実行されない。
すなわち、図4に示すように、空気調和装置1の電源投入後において、第1圧縮機21の拘束通電と第2圧縮機22の拘束通電が交互に繰り返され、第1圧縮機21の拘束通電及び第2圧縮機22の拘束通電が同時に実行されることはない。
以上のように、空気調和装置1の電源投入後において、第1圧縮機21及び第2圧縮機22に対して同時に拘束通電を実行することなく、冷媒寝込み現象を抑制することができる。すなわち、冷媒寝込み現象を抑制しつつ、待機電力の電力量を削減することができる。その結果、空気調和装置1の電源投入後における省エネルギー化が図られる。
図5は、実施の形態1に係る圧縮機の運転停止後の拘束通電のタイミングチャートである。図5を参照しながら、圧縮機の運転停止後の本実施の形態1の作用について説明する。本実施の形態1において、拘束通電開始条件には、第1圧縮機21が運転停止した場合、第2圧縮機22に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている。従って、第1圧縮機21の運転停止後、上述のステップS1〜ステップS4が実行されると、第1圧縮機21に対して、実行時間501で示す間、拘束通電が実行される。実行時間501の最中に第2圧縮機22が運転停止した場合、第2圧縮機22に対して拘束通電は実行されない。すなわち、実行時間501の間、第2圧縮機22に対して拘束通電は実行されない。そして、ステップS4が実行され、第1圧縮機21に対する拘束通電が終了し、上述のステップS5〜ステップS8が実行されると、第2圧縮機22に対して、実行時間511で示す間、拘束通電が実行される。実行時間511の間、第1圧縮機21に対して拘束通電は実行されない。上述のように、本実施の形態1において設定時間は30分に設定されており、従って、拘束通電が実行される実行時間501及び実行時間511は30分である。
以降はステップS1〜ステップS8が繰り返し実行される。従って、第1圧縮機21に対しては実行時間502、503、及び504で拘束通電が実行され、第2圧縮機22に対しては実行時間512、及び513で拘束通電が実行されることになる。そして、実行時間502、503、及び504の間、第2圧縮機22に対して拘束通電は実行されず、実行時間512、及び513の間、第1圧縮機21に対して拘束通電は実行されない。
本実施の形態1では、第1圧縮機21の運転停止後、拘束通電を実行しない期間が設けられていない。第1圧縮機21が上述の拘束通電開始条件を満たしていれば、運転停止後、時間間隔を空けることなく、拘束通電が実行される。
また、拘束通電開始条件には、第2圧縮機22が運転停止した場合、第1圧縮機21に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている。図5に示す例では、第2圧縮機22の運転停止後、時間間隔を空けて、第2圧縮機22に対する拘束通電が実行されている。これは、第2圧縮機22の運転停止時、第1圧縮機21に対して拘束通電が実行されているためである。第2圧縮機22の運転停止時、もし第1圧縮機21に対する拘束通電が実行されておらず、第2圧縮機22が上述の拘束通電開始条件を満たしていれば、時間間隔を空けずに第2圧縮機22に対する拘束通電が実行される。
すなわち、図5に示すように、第1圧縮機21及び第2圧縮機22の運転停止後において、第1圧縮機21の拘束通電と第2圧縮機22の拘束通電が交互に繰り返され、第1圧縮機21の拘束通電及び第2圧縮機22の拘束通電が同時に実行されることはない。
以上のように、第1圧縮機21及び第2圧縮機22の運転停止後、第1圧縮機21及び第2圧縮機22に対して同時に拘束通電を実行することなく、冷媒寝込み現象を抑制することができる。すなわち、冷媒寝込み現象を抑制しつつ、待機電力の電力量を削減することができる。その結果、空気調和装置1の電源投入後における省エネルギー化が図られる。
尚、第1圧縮機21及び第2圧縮機22が同時に運転停止した場合は、第1圧縮機21及び第2圧縮機22のいずれか一方に対して優先的に、拘束通電開始条件を満たしているかチェックし、拘束通電を開始すればよい。すなわち、空気調和装置1が有する圧縮機のうち複数の圧縮機が停止した場合、そのうちのいずれか1つの圧縮機に対して、拘束通電を開始し、以降は上述の手順で、複数の圧縮機に対して同時に拘束通電が実行されないよう、制御すればよい。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。本実施の形態2において、空気調和装置2は、室内機220と、第1室外機231と、第2室外機234とを有している。電源10から室内機220に電力が供給され、電源210から第1室外機231及び第2室外機234に電力が供給される。室内機220と第1室外機231との間では、通信手段211を介して運転状態に関する各種情報が共有されている。第1室外機231と第2室外機234との間では、通信手段212を介して運転状態に関する各種情報が共有されている。
室内機220は、負荷側熱交換器23と、膨張弁24と、室内送風機25とを有している。第1室外機231は、第1圧縮機21と、第1熱源側熱交換器232と、第1室外送風機233とを有している。第2室外機234は、第2圧縮機22と、第2熱源側熱交換器235と、第2室外送風機236とを有している。負荷側熱交換器23と、第1圧縮機21と、第1熱源側熱交換器232と、膨張弁24とで第1冷媒回路250が形成されている。また、負荷側熱交換器23と、第2圧縮機22と、第2熱源側熱交換器235と、膨張弁24とで第2冷媒回路251が形成されている。
本実施の形態2においても、実施の形態1と同様、図3に示すフローチャートによる拘束通電の制御が実行される。従って、電源投入後においては図4に示すように、第1圧縮機21に対する拘束通電の実行と、第2圧縮機22に対する拘束通電の実行が交互に繰り返される。すなわち、第1圧縮機21に対する拘束通電と第2圧縮機22に対する拘束通電が同時に実行されることがない。その結果、実施の形態1と同様、冷媒寝込み現象を抑制しつつ、待機電力の電力量を削減することができ、空気調和装置2の省エネルギー化が図られる。
尚、本実施の形態2においては、第1圧縮機21は第1室外機231に搭載され、第2圧縮機22は第2室外機234に搭載されている。すなわち、本実施の形態2は、例えば冬場、空気調和装置2が暖房運転中、室内機220により室内温度が一定に維持されている状況において、第1圧縮機21及び第2圧縮機22の周囲温度である外気温度が低下する場合に対応している。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3に係る空気調和装置の冷媒回路の構成図である。本実施の形態3において、空気調和装置3は、室内機320と、室外機330とを有している。電源10から室内機320に電力が供給される。室内機320と室外機330は渡り配線11で結線されており、渡り配線11を介して室内機320から室外機330に電力が給電される。室内機320と室外機330との間では、通信手段12を介して運転状態に関する各種情報が共有されている。
室内機320は、第1圧縮機21と、第2圧縮機22と、第1負荷側熱交換器321及び第2負荷側熱交換器322と、第1膨張弁323と、第2膨張弁324と、第1室内送風機325と、第2室内送風機326とを有している。室外機330は、第1熱源側熱交換器331及び第2熱源側熱交換器332と、第1室外送風機333と、第2室外送風機334とを有している。第1負荷側熱交換器321と、第1圧縮機21と、第1膨張弁323と、第1熱源側熱交換器331とで第1冷媒回路350が形成されている。第2負荷側熱交換器322と、第2圧縮機22と、第2膨張弁324と、第2熱源側熱交換器332とで第2冷媒回路351が形成されている。
本実施の形態3においても、実施の形態1と同様、図3に示すフローチャートによる拘束通電の制御が実行される。従って、電源投入後においては図4に示すように、第1圧縮機21に対する拘束通電の実行と、第2圧縮機22に対する拘束通電の実行が交互に繰り返される。すなわち、第1圧縮機21に対する拘束通電と第2圧縮機22に対する拘束通電が同時に実行されることがない。その結果、実施の形態1及び実施の形態2と同様、冷媒寝込み現象を抑制しつつ、待機電力の電力量を削減することができ、空気調和装置3の省エネルギー化が図られる。
尚、実施の形態1〜3において、圧縮機の数は第1圧縮機21と第2圧縮機22との2つであるが、これに限るものではない。3つ以上の圧縮機を搭載してもよい。
1 空気調和装置、2 空気調和装置、3 空気調和装置、10 電源、11 渡り配線、12 通信手段、20 室内機、21 第1圧縮機、21A 駆動機構、22 第2圧縮機、22A 駆動機構、23 負荷側熱交換器、24 膨張弁、25 室内送風機、30 室外機、31 熱源側熱交換器、32 室外送風機、50 冷媒回路、51 ガス冷媒配管、52 液冷媒配管、100 圧縮機制御手段、101 制御部、102 拘束通電可否判断手段、103 拘束通電指令手段、111 第1コンバータ回路、112 第2コンバータ回路、121 第1インバータ装置、122 第2インバータ装置、131 第1温度センサー、132 第2温度センサー、133 タイマー、210 電源、211 通信手段、212 通信手段、220 室内機、231 第1室外機、232 第1熱源側熱交換器、233 第1室外送風機、234 第2室外機、235 第2熱源側熱交換器、236 第2室外送風機、250 第1冷媒回路、251 第2冷媒回路、301 実行時間、402 実行時間、403 実行時間、404 実行時間、411 実行時間、412 実行時間、413 実行時間、320 室内機、321 第1負荷側熱交換器、322 第2負荷側熱交換器、323 第1膨張弁、324 第2膨張弁、325 第1室内送風機、326 第2室内送風機、330 室外機、331 第1熱源側熱交換器、332 第2熱源側熱交換器、333 第1室外送風機、334 第2室外送風機、350 第1冷媒回路、351 第2冷媒回路、501 実行時間、502 実行時間、503 実行時間、540 実行時間、511 実行時間、512 実行時間、513 実行時間。
本発明に係る空気調和装置は、少なくとも2つの圧縮機、少なくとも1つの熱源側熱交換器、少なくとも1つの負荷側熱交換器、及び少なくとも1つの膨張弁が接続された少なくとも1つの冷媒回路と、前記少なくとも2つの圧縮機の駆動を制御する制御部とを備える空気調和装置であって、前記制御部は、前記少なくとも2つの圧縮機のそれぞれの駆動機構を駆動するインバータ装置と、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を実行するか否かを判断する拘束通電可否判断手段と、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電の開始及び停止を制御する拘束通電指令手段とを備え、前記拘束通電可否判断手段は、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電の開始条件を満たす圧縮機にのみ、拘束通電の実行が可能と判断し、前記拘束通電指令手段は、前記拘束通電可否判断手段の判断結果に基づいて、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を開始し、拘束通電の開始後、設定された時間が経過すると拘束通電を停止し、前記開始条件には、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電を開始する圧縮機以外の他の圧縮機の拘束通電が停止した後であることが含まれ、前記空気調和装置において、前記圧縮機を備えていない空気調和機の周囲温度が、前記圧縮機を有する空気調和機の周囲温度よりも高く、その温度差が閾値を超えていることが含まれている。

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの圧縮機、少なくとも1つの熱源側熱交換器、少なくとも1つの負荷側熱交換器、及び少なくとも1つの膨張弁が接続された少なくとも1つの冷媒回路と、前記少なくとも2つの圧縮機の駆動を制御する制御部とを備える空気調和装置であって、
    前記制御部は、
    前記少なくとも2つの圧縮機のそれぞれの駆動機構を駆動するインバータ装置と、
    前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を実行するか否かを判断する拘束通電可否判断手段と、
    前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電の開始及び停止を制御する拘束通電指令手段とを備え、
    前記拘束通電可否判断手段は、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電の開始条件を満たす圧縮機にのみ、拘束通電の実行が可能と判断し、
    前記拘束通電指令手段は、前記拘束通電可否判断手段の判断結果に基づいて、前記少なくとも2つの圧縮機に対する拘束通電を開始し、拘束通電の開始後、設定された時間が経過すると拘束通電を停止し、
    前記開始条件には、前記少なくとも2つの圧縮機のうち、拘束通電を開始する圧縮機以外の他の圧縮機の拘束通電が停止した後であることが含まれている空気調和装置。
  2. 前記開始条件には、前記空気調和装置において、前記圧縮機を備えていない空気調和機の周囲温度が、前記圧縮機を有する空気調和機の周囲温度よりも高く、その温度差が閾値を超えていることが含まれている請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記開始条件には、前記空気調和装置に電源が投入された場合、前記少なくとも2つの圧縮機において、拘束通電が実行されている圧縮機がないことが含まれている請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記少なくとも2つの圧縮機のうちいずれかの圧縮機が運転停止した場合、運転停止した当該圧縮機の前記開始条件には、前記少なくとも2つの圧縮機のうちの他の圧縮機に対して拘束通電が実行されていないことが含まれている請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  5. 前記少なくとも2つの圧縮機のうち複数の圧縮機が同時に運転停止した場合、前記拘束通電可否判断手段は、運転停止した前記複数の圧縮機のうちのいずれか1つの圧縮機について、拘束通電を実施するか否かを判断する請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記拘束通電可否判断手段は、前記圧縮機の前記駆動機構に供給されている電流値に基づいて、拘束通電が実行されているか否かを判断する請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 前記少なくとも2つの圧縮機と、前記少なくとも1つの負荷側熱交換器と、前記少なくとも1つの膨張弁とを有する室内機と、
    前記少なくとも1つの熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、
    前記少なくとも2つの圧縮機と、前記少なくとも1つの熱源側熱交換器と、前記少なくとも1つの膨張弁と、前記少なくとも1つの負荷側熱交換器とが接続されて、単一の冷媒回路が形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  8. 前記少なくとも1つの負荷側熱交換器と、前記少なくとも1つの膨張弁とを有する室内機と、
    前記少なくとも2つの圧縮機のうちの第1圧縮機と、前記少なくとも1つの熱源側熱交換器のうちの第1熱源側熱交換器とを有する第1室外機と、
    前記少なくとも2つの圧縮機のうちの第2圧縮機と、前記少なくとも1つの熱源側熱交換器のうちの第2熱源側熱交換器とを有する第2室外機とを備え、
    前記少なくとも1つの負荷側熱交換器と、前記第1圧縮機と、第1熱源側熱交換器と、前記少なくとも1つの膨張弁とが接続されて、前記少なくとも1つの冷媒回路のうちの第1冷媒回路が形成され、
    前記少なくとも1つの負荷側熱交換器と、前記第2圧縮機と、第2熱源側熱交換器と、前記少なくとも1つの膨張弁とが接続されて、前記少なくとも1つの冷媒回路のうちの第2冷媒回路が形成され、
    前記第1冷媒回路と前記第2冷媒回路は並列に接続されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  9. 前記少なくとも1つの負荷側熱交換器と前記少なくとも2つの圧縮機と前記少なくとも1つの膨張弁とを有する室内機と、
    前記少なくとも1つの熱源側熱交換器を有する室外機とを備え、
    前記少なくとも1つの負荷側熱交換器のうちの第1負荷側熱交換器と、前記少なくとも2つの圧縮機のうちの第1圧縮機と、前記少なくとも1つの膨張弁のうちの第1膨張弁と、前記少なくとも1つの熱源側熱交換器のうちの第1熱源側熱交換器とが接続されて、前記少なくとも1つの冷媒回路のうちの第1冷媒回路が形成され、
    前記少なくとも1つの負荷側熱交換器のうちの第2負荷側熱交換器と、前記少なくとも2つの圧縮機のうちの第2圧縮機と、前記少なくとも1つの膨張弁のうちの第2膨張弁と、前記少なくとも1つの熱源側熱交換器のうちの第2熱源側熱交換器とが接続されて、前記少なくとも1つの冷媒回路のうちの第2冷媒回路が形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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