JPWO2020213630A1 - ロッカアーム - Google Patents

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Abstract

アーム本体(6)は、支点軸が挿通される支点軸挿通孔が設けられ支点軸挿通孔に挿通された支点軸により揺動自在に支持される第1部位(6a)と、第1部位(6a)に対して+X方向側に位置する第2部位(6b)と、第1部位(6a)に対して−X方向側に位置するアジャスト部(7)と、を有する。第2部位(6b)には、カムに当接するローラ(16)が固定され、アジャスト部(7)には、バルブに当接するスリッパ面、ピボット部品等のバルブ当接部を固定するためのボルトが螺着される螺子孔(711)が設けられている。アジャスト部(7)は、第1仮想平面(VP1)から−Y方向にずれた位置に配置されている。そして、アーム本体(6)は、第1部位(6a)における支点軸挿通孔の周囲に、支点軸の外周部に沿う形で設置され第1部位(6a)を補強する環状のリブを有する。

Description

本発明は、ロッカアームに関する。
カムにより揺動駆動されて内燃機関のバルブを動作させるロッカアームとして、板材から板金プレス加工により成形することにより軽量化されたロッカアームが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたロッカアームでは、アーム本体の対向側片が板材を折り重ねた構造を有することにより対向側片の支点軸挿通孔近傍の強度が高められている。
特開2003−328704号公報
ところで、ロッカアームには、その一端に設けられカムに転接するローラの位置と、その他端に固定されたバルブ作用部材の位置とが、その揺動軸方向において互いにずれているものがある。この種のロッカアームの場合、その支点軸挿通孔近傍に対して揺動軸方向に加わる力が大きくなる。従って、特許文献1に記載されたロッカアームのような板材を折り重ねた構造を有する対向側片を備えるものでは、支点軸挿通孔近傍の強度が十分ではなく対向側片の変形に起因したロッカアームの動作不良が生じる虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、動作不良が抑制されたロッカアームを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るロッカアームは、
回転するカムにより揺動駆動されるロッカアームであって、
支点軸が挿通される支点軸挿通孔が設けられ前記支点軸挿通孔に挿通された前記支点軸により揺動自在に支持される第1部位と、前記第1部位に対して前記第1部位の揺動軸に直交する第1方向側または前記第1方向側とは反対の第2方向側に位置する第2部位と、前記第1部位に対して前記第2方向側に位置する第3部位と、を有する第1アーム本体と、
前記第2部位に設けられ前記カムに当接する第1カム当接部と、
前記第3部位に固定されバルブに当接するバルブ当接部と、を備え、
前記バルブ当接部は、前記第2部位の前記第1部位側とは反対側の端部の前記揺動軸方向における中央部を通り且つ前記揺動軸に直交する第1仮想平面から前記揺動軸に沿った一方向にずれた位置に配置され、
前記第1アーム本体は、前記第1部位における前記支点軸挿通孔の周囲に、前記支点軸の外周部に沿う形で設置され前記第1部位を補強する補強部を有する。
本発明のように、バルブ当接部が、第2部位の第1部位側とは反対側の端部の揺動軸方向における中央部を通り且つ揺動軸に直交する第1仮想平面から、揺動軸に沿った一方向にずれた位置に配置されている場合、ロッカアームの第1部位の支点軸挿通孔近傍に対して揺動軸方向に加わる力が大きくなる。そこで、本発明では、第1アーム本体が、第1部位における支点軸挿通孔の周囲に、支点軸の外周部に沿う形で設置され第1部位を補強する補強部を有する。これにより、支点軸挿通孔近傍の強度を十分に高めることができ、揺動軸方向に加わる力による側片の変形を抑制できるので、側片の変形に起因したロッカアームの動作不良の発生が抑制される。
本発明の実施の形態1に係るロッカアームの使用状態を示す側面図である。 実施の形態1に係るアーム本体の側面図である。 実施の形態1に係るアーム本体の側面図である。 実施の形態1に係るアーム本体の平面図である。 実施の形態1に係るアーム本体の底面図である。 実施の形態1に係るアーム本体の支持片の斜視図である。 実施の形態1に係るアーム本体のアジャスト部の斜視図である。 実施の形態1に係るアーム本体のアジャスト部の支軸が取り付けられた状態における斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るロッカアームの斜視図である。 実施の形態2に係るロッカアームの側面図である。 実施の形態2に係るロッカアームの平面図である。 実施の形態2に係るロッカアームの底面図である。 変形例に係るアーム本体の支持片の斜視図である。 変形例に係るアーム本体のアジャスト部の斜視図である。 変形例に係るロッカアームの一部の平面図である。 変形例に係るロッカアームの一部の側面図である。 変形例に係るロッカアームの一部の底面図である。 変形例に係るアーム本体の平面図である。 変形例に係るアーム本体の底面図である。 変形例に係るアーム本体の底面図である。 変形例に係るアーム本体の底面図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態に係るロッカアームについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係るロッカアームは、回転するカムにより揺動駆動されるロッカアームである。このロッカアームは、長尺の主片と、主片の短手方向における両端部から主片の厚さ方向に沿った一方向へ延出する一対の側片と、カムに転接するローラを支持する一対の支持片と、を有するアーム本体を備える。主片には、長手方向における一端部に支持部材を固定するためのボルトが螺着される螺子孔が設けられ、一対の側片には、それぞれロッカアームの揺動支点となる支点軸が挿通される支点軸挿通孔が設けられている。一対の支持片は、それぞれ、側片に連続し主片の他端側外方へ延出し、ローラを支持する支軸が挿通される支軸挿通孔が設けられている。そして、主片の一端部は、前記ロッカアームの揺動軸に直交し且つ一対の支持片の間の、一対の支持片の並び方向における中心を通る第1仮想平面から揺動軸に沿った一方向にずれた位置に配置されている。また、一対の側片は、それぞれ、支点軸挿通孔を囲繞し支点軸挿通孔の外周部から対向する側片側へ突出する環状のリブを有し、リブの側片の厚さ方向の高さは、少なくとも側片の厚さよりも高くなっている。
図1に示すように、本実施の形態に係るロッカアーム1は、例えば車両のエンジンに装着され、カム(図示せず)により揺動されてシリンダヘッド(図示せず)のバルブ(図示せず)の開閉動作を行ういわゆるセンターピボット型のロッカアームである。ロッカアーム1は、図1に示すように、アーム本体6と、カム53に転接する第1カム当接部であるローラ16と、滑りスリッパ面、ピボット部品等のバルブに当接するバルブ当接部(図示せず)をアーム本体6に固定するためのボルト51およびナット52と、を備える。また、ロッカアーム1は、アーム本体6を揺動自在に支持する支点軸55と、アーム本体6に固定されローラ16を回転自在に軸支する支軸17と、を備える。ここで、支点軸55が、ロッカアーム1の揺動支点となる。また、ローラ16と支軸17との間には、軸受(図示せず)が介在していてもよい。
アーム本体6は、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bに示すように、支点軸55により揺動自在に支持される第1部位6aと、第1部位6aに対して+X方向側に位置する第2部位6bと、第1部位6aに対して−X方向側に位置するアジャスト部7と、を有する第1アーム本体である。ここで、第1部位6aは、揺動支点となる支点軸55を把持する揺動支点把持部として機能する。アーム本体6は、長尺の板状の主片61と、板状であり主片61の短手方向における両端部から−Z方向へ互いに平行となるように延出した一対の側片62、63と、を有し、主片61と側片62、63とから断面U字状の形状を有する部位が形成されている。また、アーム本体6は、ローラ16を支持する第2部位6bを構成する一対の支持片81、82を有する。このアーム本体6は、鋼板のような金属板に打ち抜き加工を施すことにより準備された1枚の板状の基材にプレス加工を施すことにより形成される。鋼板としては、例えば肌焼鋼(例えばSCM415)が採用できる。
主片61は、その−X方向側の端部に、滑りスリッパ面、ピボット部品等のバルブ当接部を固定するためのボルト51が螺着される螺子孔711が設けられたアジャスト部7を有する。アジャスト部7は、ロッカアーム1の揺動軸J1に直交し且つ一対の支持片81、82の間の一対の支持片81,82の並び方向、即ち、Y軸方向における中心を通る第1仮想平面VP1から揺動軸J1に沿った一方向にずれた位置に配置されている第3部位である。アジャスト部7は、図3Aおよび図3Bに示すように、主片61の−X方向側の端部に位置する長尺の平坦部71と、側片62、63の−X方向側の端部に位置する側壁部72、73と、を有する。平坦部71の短手方向の幅は、主片61の中央部分の短手方向の幅に比べて狭くなっている。また、平坦部71の−Z方向側には、螺子孔711の外周部から立設し内側に雌螺子部(図示せず)が設けられた円環状のリブ712が設けられている。ボルト51は、その雄螺子部51a(図1参照)が螺子孔711およびリブ712の内側に設けられた雌螺子部に螺合した状態で雄螺子部51aの先端部にナット52を螺合させることにより、アジャスト部7に固定される。これにより、ボルト51は、その雄螺子部51aが螺子孔711のみならずリブ712の内側の雌螺子部にも螺合した状態でアジャスト部7に固定されるので、その分、アジャスト部7に堅固に固定される。また、アジャスト部7の平坦部71には、図4に示すように、複数の突起713が形成されている。
一対の支持片81、82は、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bに示すように、それぞれ、側片62、63に連続し、主片61の+X方向側の外方へ延出している。また、支持片81、82には、それぞれ支軸17が挿通される支軸挿通孔811、821が設けられている。支持片81、82には、図5Aに示すように、支軸挿通孔811、821における対向する支持片82、81側とは反対側(図5Aの+P方向側)の端部に、対向する支持片82、81側(図5Aの−P方向側)に向かって縮径する形状を有するテーパ部813、823が設けられている。そして、テーパ部813、823の周方向における3箇所に支軸挿通孔811、821の中心軸J2に沿って延在する溝812、822が設けられている。ここで、支軸17の中心軸J2に沿った方向における両端部171、172は、図5Bに示すように、テーパ部813、823の内側に配置されている。そして、支軸17の両端部171、172におけるテーパ部813、823の溝812、822に対応する部位171b、172bが、溝812、822内へ突出している。また、支軸17の両端部171、172における溝812、822に対応する部位171b、172bの基端部には、カシメ痕171a、172aが形成されている。
一対の側片62、63には、図2Aおよび図2Bに示すように、それぞれの長手方向における中央部に支点軸55が挿通される平面視円形の支点軸挿通孔622、632が設けられている。また、一対の側片62、63は、図3Bに示すように、それぞれ、支点軸挿通孔622、632を囲繞し、支点軸挿通孔622、632の外周部から対向する側片63、62側へ突出する環状のリブ621、631を有する。ここで、リブ621、631の側片62、63の厚さ方向の高さは、少なくとも側片62、63の厚さよりも高くなっている。このリブ621、631が、アーム本体6の第1部位6aにおける支点軸挿通孔622、632の周囲に、図1に示す支点軸55の外周部に沿う形で設置され第1部位6aを補強する補強部に相当する。
次に、アーム本体6の支持片81、82にローラ16および支軸17を取り付ける方法について説明する。まず、ローラ16を一対の支持片81、82の間に配置した状態で、一対の支持片81、82それぞれの支軸挿通孔811、821とローラ16の内側とに支軸17を挿通させる。このとき、支軸17の両端部171、172は、支軸挿通孔811、821それぞれのテーパ部813、823の内側に配置する。次に、支軸17の両端部171、172それぞれの周部における、テーパ部813、823の溝812、822に対応する部分を、カシメ用治具(図示せず)を用いて支軸17の中心軸J2から離れる方向にかしめる。これにより、支軸17の両端部171、172の周部における溝812、822に対応する部分を、溝812、822内へ突出させる。このようにして、支軸17の両端部171、172が、一対の支持片81、82それぞれに固定される。
以上説明したように、本実施の形態に係るロッカアーム1は、その前述の支持部材に固定されるアジャスト部7がロッカアーム1の揺動軸J1方向において、ローラ16からずれた位置に配置されている。この場合、ロッカアーム1の側片62、63の支点軸挿通孔622、632近傍に対して揺動軸J1方向に加わる力が大きくなる。これに対して、本実施の形態に係るロッカアーム1では、一対の側片62、63が、それぞれ、支点軸挿通孔622、632を囲繞し支点軸挿通孔622、632の外周部から対向する側片63、62側へ突出する環状のリブ621、631を有する。そして、リブ621、631の側片62、63の厚さ方向の高さは、側片62、63における支点軸挿通孔622、632の外周部の厚さに相当する高さよりも高くなっている。これにより、支点軸挿通孔622、632近傍の強度を十分に高めることができ、揺動軸J1方向に加わる力による側片62、63の変形を抑制できるので、側片62、63の変形に起因したロッカアーム1の動作不良の発生が抑制される。
また、本実施の形態に係るロッカアーム1では、一対の支持片81、82の支軸挿通孔811、821の端部にテーパ部813、823が設けられている。そして、テーパ部813、823の周方向における3箇所に支軸挿通孔811、821の中心軸J2に沿って延在する溝812、822が設けられている。そして、支軸17は、テーパ部813、823の内側に配置された両端部171、172の溝812、822に対応する部位のみをかしめて溝812、822内へ突出させることにより、支持片81、82に固定される。これにより、支軸17を支持片81、82に固定する際にかしめる必要がある部分を少なくすることにより、支軸17を支持片81、82に固定する際に必要なカシメ荷重を低減することができる。従って、支軸17を支持片81、82に固定する際のカシメによる歪みにより生じた支持片81、82の変形に起因したローラ16の回転不良の発生が抑制される。
更に、本実施の形態に係るアーム本体6のアジャスト部7における+Z方向側の螺子孔711の外周部に、複数の突起713が設けられている。これにより、図1に示すように、ボルト51の雄螺子部51aにナット52を螺合させてアジャスト部7の平坦部71に当接させる場合、ナット52と平坦部71との間に生じる摩擦力を高めることができる。従って、ナット52がボルト51と共にボルト51の中心軸周りに回転することが抑制される。従って、ボルト51に固定された前述の支持部材の動作を安定させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るロッカアームは、第1アーム本体と、第1アーム本体に設けられ2つのカムのうちのいずれか一方に当接する第1カム当接部と、第2アーム本体と、第2アーム本体に設けられ2つのカムのうちの他方に当接する第2カム当接部と、を備える。ここで、第2アーム本体は、支持部材により揺動自在に支持される第4部位と、第4部位に対して前述の第1方向側に位置する第5部位と、を有する。また、ロッカアームは、第1アーム本体に設けられ、第2アーム本体を係止する第1位置と、第2アーム本体から離脱した第2位置と、のいずれかをとりうる係止ピンを備える。
図6に示すように、本実施の形態に係るロッカアーム6001は、アーム本体6011、6021と、軸受6012、6022と、バルブ(図示せず)に当接する2つのスクリュー6013と、を備える。また、ロッカアーム6001は、アーム本体6011に固定され軸受6012の内輪を支持する支軸6014と、アーム本体6021に固定され軸受6022の内輪を支持する支軸(図示せず)と、円筒状の支点軸ガイド6015、6023と、支持板6016と、を備える。更に、ロッカアーム6001は、係止ピン6017と、係止ピン6017に嵌入されたコイルばね6018と、係止ピン6017に固定されたクリップ6019と、支点軸ガイド6023に嵌入されたコイルばね6025と、を備える。ここで、ロッカアーム6001は、図7A、図7Bおよび図8に示すように、支点軸ガイド6015、6023の内側に支点軸(図示せず)が挿通された状態で支点軸ガイド6015、6023の中心軸に一致する揺動軸J62、J63周りに揺動する。軸受6012、6022は、外輪がカム(図示せず)に転接し内輪がそれぞれアーム本体6011、6021に固定されている。支点軸ガイド6015、6023には、それぞれ、貫通孔6015a、6023aが形成されている。
アーム本体6011は、第1部位6011aと第2部位6011bと第3部位6011cとを有する。このアーム本体6011は、鋼板のような金属板に打ち抜き加工を施すことにより準備された1枚の板状の基材にプレス加工を施すことにより形成される。第1部位6011aは、支点軸ガイド6015の内側に挿通された支点軸(図示せず)により揺動自在に支持される。第2部位6011bは、第1部位6011aに対して−X方向側に位置する。第3部位6011cは、第1部位6011aに対して+X方向側に位置する。また、第3部位6011cの先端部の揺動軸J62方向における中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第2仮想平面VP62が、揺動軸J62に直交し且つ第2部位6011bの揺動軸J62方向における中央部を通る第1仮想平面VP61よりも−Y方向側にずれた位置に配置されている。第1部位6011aは、側片6112c、6114cと、主片6111と、を有する。主片6111は、側片6112c、6114cにおける+Z方向側の端部を跨ぐように設けられている。側片6114cには、図7Aに示すように、支点軸ガイド6015が挿通される貫通孔6114aが設けられている。ここで、貫通孔6114aは、支点軸が内側に挿通される支点軸挿通孔に相当し、支点軸ガイド6015は、アーム本体6011の第1部位6011aにおける貫通孔6114aの外周部を補強する補強部に相当する。また、側片6112cにも、支持軸ガイド6015が挿通される貫通孔(図示せず)が設けられている。また、側片6114cには、係止ピン6017が挿通される貫通孔6114gが設けられ、側片6112cにも、係止ピン6017が挿通される貫通孔(図示せず)が設けられている。
第2部位6011bは、図7Bおよび図8に示すように、側片6112c、6114cの−X方向側の端縁それぞれから−X方向へ延出し軸受6012を支持する支持片6113、6115を有する。支持片6115には、図7Aに示すように、平面視円形であり支持片6115を厚さ方向に貫通する貫通孔6115aが設けられている。また、支持片6113にも、平面視円形であり支持片6113を厚さ方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられている。そして、支軸6014が、支持片6113、6115の貫通孔6115aに挿通された状態で支持片6113、6115に固定され、軸受6012の内輪を支持している。ここで、軸受6012の外輪は、支軸6014の中心軸J611周りに回転自在となっている。
第3部位6011cは、側片6112d、6114dと、を有する。側片6112d、6114dは、第1部位6011aの側片6112c、6114cそれぞれの+X方向側の端縁から+X方向へ延出している第3側片である。ここで、側片6112d、6114dの+X方向側の先端部のY軸方向における中央部を通り且つアーム本体6011の揺動軸J62に直交する第2仮想平面VP62は、揺動軸J62に直交し且つ第2部位6011bの揺動軸方向における中央部を通る第1仮想平面VP61の−Y方向側にずれた位置に配置されている。
支持板6016は、長尺板状であり、長手方向における両端部それぞれに厚さ方向に貫通する貫通孔6016aが穿設されるとともに、アーム本体6011の揺動軸J62方向に延在している。そして、図7Aおよび図7Bに示すように、2つの側片6112d、6114dそれぞれの第1部位6011a側とは反対側の端部の揺動軸J62方向における中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第2仮想平面VP62が、支持板6016の長手方向における2つのスクリュー6013の中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第3仮想平面VP63に対して後述するアーム本体6021の第5部位6021b側とは反対側に位置している。即ち、2つの側片6112d、6114dそれぞれの第1部位6011a側とは反対側の端部の揺動軸J62方向における中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第2仮想平面VP62が、支持板6016の長手方向における2つのスクリュー6013の中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第3仮想平面VP63よりも−Y方向側に位置している。
2つのスクリュー6013は、それぞれ、支持板6016の長手方向の両端部それぞれに設けられた貫通孔6016aに挿通された状態で支持板6016に固定され、バルブに当接している。
アーム本体6021は、図7Bおよび図8に示すように、第4部位6021aと第5部位6021bとを有する。このアーム本体6021は、前述のアーム本体6011と同様に、鋼板のような金属板に打ち抜き加工を施すことにより準備された1枚の板状の基材にプレス加工を施すことにより形成される。第4部位6021aは、支点軸ガイド6023の内側に挿通された第2支点軸により揺動自在に支持される。第5部位6021bは、第4部位6021aに対して−X方向側に位置する。第4部位6021aは、長尺の主片6211と、2つの側片6212、6214と、を有する。側片6212、6214は、主片6211のY軸方向における両端縁それぞれから−Z方向へ延出している。また、側片6214には、−Y方向側へ突出し後述するコイルばね6025を固定するための突出片6216が設けられている。また、側片6214の+X方向側の先端部6217は、突出片6216よりも+X方向側へ突出している。側片6212には、平面視弧状の切欠部6212aが設けられている。
第5部位6021bは、第4部位6021aの側片6212、6214の−X方向側の端縁それぞれから−X方向へ延出し軸受6022を支持する支持片6213、6215を有する。支持片6213、6215には、それぞれ、平面視円形であり支持片6213、6215を厚さ方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられている。そして、支軸6024が、支持片6213、6215それぞれの貫通孔に挿通された状態で支持片6213、6215に固定され、軸受6022の内輪を支持している。ここで、軸受6022の外輪は、支軸6024の中心軸J612周りに回転自在となっている。
係止ピン6017は、円柱状であり、アーム本体6011の側片6112c、6114cに形成された貫通孔6114gに挿通された状態で、アーム本体6011に設けられている。この係止ピン6017は、アーム本体6021を係止する第1位置と、アーム本体6021から離脱した第2位置と、のいずれかをとりうる。係止ピン6017における側片6112c、6114cの間における側片6112c側の部分には、コイルばね6018が配設されている。そして、コイルばね6018の−Y方向側の端部は、係止ピン6017に固定された円環状のクリップ6019に当接している。このコイルばね6018は、係止ピン6017を前述の第1位置から前述の第2位置へ向かう方向へ付勢する付勢部材である。そして、係止ピン6017が前述の第1位置に配置された状態で、側片6212の切欠部6212aの内側の一部に係止ピン6017が当接する。
コイルばね6025は、支点軸ガイド6023の+Y方向側の端部に嵌入されている。コイルばね6025の延伸方向における一端部6025aは、第4部位6021aの突出片6216の−Z方向側に当接している。このコイルばね6025は、係止ピン6017が前述の第1位置に配置された状態で側片6212の切欠部6212aにおける係止ピン6017と当接する部分が係止ピン6017から離れるようにアーム本体6021がアーム本体6021の揺動軸J63周りに回転する方向へ付勢する。
以上説明したように、本実施の形態に係るロッカアーム6001は、2つの側片6112d、6114dそれぞれの先端部の揺動軸J62方向における中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第2仮想平面VP62が、支持板6016の長手方向における2つのスクリュー6013の中央部を通り且つ揺動軸J62に直交する第3仮想平面VP63よりも−Y方向側に位置している。これにより、支持板6016の−Y方向側の剛性を支持板6016の+Y方向側の剛性に比べて高めることができる。従って、係止ピン6017が前述の第1位置に配置された状態、即ち、アーム本体6011、6021が連結された状態で、軸受6022にカムが当接することによってスクリュー6013を駆動させる場合において、支持板6016の−Y方向側の剛性と支持板6016の+Y方向側の剛性との違いにより生じる変位量の差を少なくすることができるので、アーム本体6011の捩れによる2つのスクリュー6013の傾きに起因したロッカアーム6001の動作不良の発生が抑制される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図9Aに示すように、テーパ部813、823が、その全周に亘って等間隔に支軸挿通孔811、821の中心軸J2に沿って延在する複数の溝2812、2822が設けられたいわゆる斜めローレット形状を有するものであってもよい。
実施の形態1では、図4に示すように、アジャスト部7の平坦部71に複数の微小な突起713が形成されている例について説明したが、突起の形状はこれに限定されない。例えば、図9Bに示すように、アジャスト部3007の平坦部71に、螺子孔711の中心から遠心方向へ延在する複数の線状の突起3713がいわゆるスパイラル状に形成されたものであってもよい。
実施の形態1では、1つのアジャスト部7を有するアーム本体6を備えたロッカアーム1の例について説明したが、アジャスト部7の数は1つに限定されるものではない。例えば図10A乃至図10Cに示すロッカアーム4のように、複数(図10A乃至図10Cでは2つ)のアジャスト部4007A、4007Bを有するアーム本体4006を備えるものであってもよい。なお、図10A乃至図10Cにおいて、実施の形態と同様の構成については、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bと同一の符号を付している。アーム本体4006は、2つの分岐部4064、4065を有する板状の主片4061と、主片4061の周縁から主片4061の厚さ方向に沿った一方向に延出した側片4062、4063と、を有する。また、アーム本体4006は、ローラ16を支持する一対の支持片81、82を有する。
アジャスト部4007A、4007Bは、それぞれ、主片4061の2つの分岐部4064、4065の先端部に設けられており、前述の支持部材(図示せず)を固定するためのボルト(図示せず)が螺着される螺子孔4711A、4711Bが設けられている。アジャスト部4007A、4007Bは、いずれも、ロッカアーム4の揺動軸J1に直交し且つ2つの支持片81、82の並び方向、即ち、Y軸方向における中心を通る第1仮想平面VP1から−Y方向側にずれた位置に配置されている。アジャスト部4007A、4007Bは、図10Aに示すように、主片4061の2つの分岐部4064、4065それぞれの先端部に位置する平坦部4071A、4071Bを有する。また、アジャスト部4007A、4007Bの先端部それぞれには、スリット4715が設けられている。更に、アジャスト部4007A、4007Bの平坦部4071A、4071Bには、それぞれ、複数の突起4713が形成されている。
側片4062、4063には、図10A乃至図10Cに示すように、支点軸(図示せず)が挿通される平面視円形の支点軸挿通孔4622、4632が設けられている。また、側片4062、4063は、図10Bに示すように、それぞれ、支点軸挿通孔4622、4632を囲繞し、支点軸挿通孔4622、4632の外周部から対向する側片4063、4062側へ突出する環状のリブ4621、4631を有する。ここで、リブ4621、4631の側片4062、4063の厚さ方向の高さは、側片4062、4063の厚さよりも高くなっている。なお、リブ4621、4631はロッカアーム4と別部品として構成し、溶接等の方法で接合してもよい。
実施の形態1では、一対の側片62,63が、それぞれ、支点軸挿通孔622、632を囲繞し、支点軸挿通孔622、632の外周部から対向する側片63、62側へ突出する環状のリブ621、631を有する例について説明した。但し、これに限らず、例えば図11Aおよび図11Bに示すロッカアーム5001のように、円筒状であり筒軸方向における両端部が一対の側片それぞれから外側へ張り出す支点軸ガイド5009を備えるものであってもよい。なお、図11Aおよび図11Bにおいて、実施の形態1と同様の構成については図3A、図3Bと同一の符号を付している。支点軸ガイド5009の内側には、長尺円柱状の支点軸(図示せず)が挿入され、支点軸ガイド5009に挿入された支点軸が、ロッカアーム5001の揺動支点となる。なお、例えば図12Aに示すロッカアーム7001のように、支点軸ガイド7009が、側片63のみから外側へ張り出しているものであってもよいし、図12Bに示すロッカアーム8001のように、支点軸ガイド8009が、側片62のみから外側へ張り出しているものであってもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本出願は、2019年4月19日に出願された日本国特許出願特願2019−080225号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019−080225号の明細書、特許請求の範囲および図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明は、エンジンに使用されるロッカアームに好適である。
1,4,6001:ロッカアーム、6,4006,6011,6021:アーム本体、6a,6011a:第1部位、6b,6011b:第2部位、7,3007,4007A、4007B:アジャスト部、16:ローラ、17,6014,6024:支軸、51:ボルト、51a:雄螺子部、52:ナット、53:カム、55:支点軸、61,4061,6111,6211:主片、62,63,4062,4063,6112c,6112d,6114c,6114d:側片、71,4071A,4071B:平坦部、72,73:薄肉部、81,82,2081,2082,6113,6115,6213,6215:支持片、171,172:端部、171a、172a:カシメ痕、171b、172b:部位、621,631,712,4621,4631:リブ、622,632,4622,4632:支点軸挿通孔、711,4711A,4711B:螺子孔、713,3713,4713:突起、811,821:支軸挿通孔、812,822,2812,2822:溝、813,823:テーパ部、4064,4065:分岐部、4715:スリット、6011c:第3部位、6012,6022:軸受、6013:スクリュー、6015,6023:支点軸ガイド、6015a,6016a,6023a,6114a,6114g,6115a:貫通孔、6016:支持板、6017:係止ピン、6018,6025:コイルばね、6019:クリップ、6021a:第4部位、6021b:第5部位、6025a:端部、6212a:切欠部、6216:突出片、6217:先端部、J1,J62,J63:揺動軸、J2,J611,J612:中心軸、VP1,VP61:第1仮想平面、VP62:第2仮想平面
上記目的を達成するために、本発明に係るロッカアームは、
回転するカムにより揺動駆動されるロッカアームであって、
支点軸が挿通される支点軸挿通孔が設けられ前記支点軸挿通孔に挿通された前記支点軸により揺動自在に支持される第1部位と、前記第1部位に対して前記第1部位の揺動軸に直交する第1方向側または前記第1方向側とは反対の第2方向側に位置する第2部位と、前記第1部位に対して前記第2方向側に位置する第3部位と、を有する第1アーム本体と、
前記第2部位に設けられ前記カムに当接する第1カム当接部と、
前記第3部位に固定されバルブに当接するバルブ当接部と、を備え、
前記第1アーム本体は、
主片と、
前記第1方向と前記主片の厚さ方向とに直交する第3方向における両端部それぞれから前記主片の厚さ方向に沿った一方向へ延出し前記ロッカアームの揺動支点となる前記支点軸が挿通される前記支点軸挿通孔が設けられた一対の側片と、
前記側片に連続し前記主片の前記第1方向側に位置する前記第2部位であり前記カムに転接するローラを支持する支軸が挿通される支軸挿通孔が設けられた一対の支持片と、を有し、
前記一対の支持片の少なくとも一方は、前記支軸挿通孔における対向する支持片側とは反対側の端部に前記対向する支持片側に向かって縮径する形状を有するテーパ部が設けられ、
前記テーパ部の周方向における複数箇所に溝が設けられている
本発明によれば、一対の支持片が、第1アーム本体の側片に連続し主片の第1方向側に位置する第2部位でありカムに転接するローラを支持する支軸が挿通される支軸挿通孔が設けられ、一対の支持片の少なくとも一方には、支軸挿通孔における対向する支持片側とは反対側の端部に対向する支持片側に向かって縮径する形状を有するテーパ部が設けられ、テーパ部の周方向における複数箇所に溝が設けられている。これにより、支軸を、テーパ部の内側に配置された端部の溝に対応する部位のみをかしめて溝内へ突出させることにより、支持片に固定することができるので、支軸を支持片に固定する際にかしめる必要がある部分を少なくすることができ、支軸を支持片に固定する際に必要なカシメ荷重を低減することができる。従って、支軸を支持片に固定する際のカシメによる歪みにより生じた支持片の変形に起因したローラの回転不良に伴うロッカアームの動作不良の発生が抑制される。

Claims (8)

  1. 回転するカムにより揺動駆動されるロッカアームであって、
    支点軸が挿通される支点軸挿通孔が設けられ前記支点軸挿通孔に挿通された支点軸により揺動自在に支持される第1部位と、前記第1部位に対して前記第1部位の揺動軸に直交する第1方向側または前記第1方向側とは反対の第2方向側に位置する第2部位と、前記第1部位に対して前記第2方向側に位置する第3部位と、を有する第1アーム本体と、
    前記第2部位に設けられ前記カムに当接する第1カム当接部と、
    前記第3部位に固定されバルブに当接するバルブ当接部と、を備え、
    前記バルブ当接部は、前記第2部位の前記第1部位側とは反対側の端部の前記揺動軸方向における中央部を通り且つ前記揺動軸に直交する第1仮想平面から前記揺動軸に沿った一方向にずれた位置に配置され、
    前記第1アーム本体は、前記第1部位における前記支点軸挿通孔の周囲に、前記支点軸の外周部に沿う形で設置され前記第1部位を補強する補強部を有する、
    ロッカアーム。
  2. 前記第1アーム本体は、
    長尺であり長手方向における前記第3部位側の端部に前記バルブ当接部を固定するためのボルトが螺着される螺子孔が設けられた主片と、
    前記主片の短手方向における両端部から前記主片の厚さ方向に沿った一方向へ延出し前記ロッカアームの揺動支点となる前記支点軸が挿通される前記支点軸挿通孔が設けられた一対の側片と、
    前記側片に連続し前記主片の前記第1方向側に位置する前記第2部位であり前記カムに転接するローラを支持する支軸が挿通される支軸挿通孔が設けられた一対の支持片と、を有し、
    前記主片の前記第3部位側の端部は、前記揺動軸に直交し且つ前記一対の支持片の間の前記一対の支持片の並び方向における中心を通る前記第1仮想平面から前記揺動軸に沿った一方向にずれた位置に配置され、
    前記一対の側片は、それぞれ、前記支点軸挿通孔を囲繞し前記支点軸挿通孔の外周部から対向する側片側へ突出する環状のリブを有し、
    前記リブの前記側片の厚さ方向の高さは、少なくとも前記側片における前記支点軸挿通孔の外周部の厚さに相当する高さよりも高い、
    請求項1に記載のロッカアーム。
  3. 前記一対の支持片の少なくとも一方は、前記支軸挿通孔における対向する支持片側とは反対側の端部に前記対向する支持片側に向かって縮径する形状を有するテーパ部が設けられ、
    前記テーパ部の周方向における複数箇所に前記支軸挿通孔の中心軸に沿って延在する溝が設けられている、
    請求項2に記載のロッカアーム。
  4. 前記支軸における前記中心軸に沿った方向における両端部は、前記テーパ部の内側に配置され、
    前記支軸の前記両端部における前記テーパ部の前記溝に対応する部位は、前記溝内へ突出している、
    請求項3に記載のロッカアーム。
  5. 前記主片における前記一方向側とは反対側の前記螺子孔の外周部に、複数の突起が設けられている、
    請求項2から4のいずれか1項に記載のロッカアーム。
  6. 前記カムは、2つ存在し、
    支点軸により揺動自在に支持される第4部位と、前記第4部位に対して前記第1方向側または前記第2方向側で前記揺動軸方向において前記第2部位と隣り合う第5部位と、を有する第2アーム本体と、
    前記第5部位に設けられ2つの前記カムのうちの他方に当接する第2カム当接部と、
    前記第3部位の先端部に設けられ前記揺動軸方向に延在する長尺の支持板と、
    前記第1アーム本体に設けられ、前記第2アーム本体を係止する第1位置と、前記第2アーム本体から離脱した第2位置と、のいずれかをとりうる係止ピンと、を備え、
    前記バルブ当接部は、2つ存在し、それぞれ、前記支持板の長手方向に並列して設けられ、
    前記第3部位は、前記第1部位の前記第2方向側の端縁から延出する2つの第3側片を有し、
    前記第1仮想平面は、前記2つの第3側片それぞれの前記第1部位側とは反対側の端部の前記揺動軸方向における中央部を通り、
    前記第1仮想平面は、前記支持板の長手方向における2つの前記バルブ当接部の中央部を通り且つ前記揺動軸に直交する第2仮想平面に対して、前記第5部位とは反対側に位置する、
    請求項1に記載のロッカアーム。
  7. 前記係止ピンは、円柱状であり、
    前記2つの第3側片のうちの前記第1アーム本体側の一方には、平面視弧状であり、前記係止ピンが前記第1位置に配置された状態で内側の一部に前記係止ピンが当接する切欠部が設けられている、
    請求項6に記載のロッカアーム。
  8. 前記係止ピンを前記第1位置から前記第2位置へ向かう方向へ付勢する付勢部材を更に備える、
    請求項6または7に記載のロッカアーム。
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