JPWO2020203665A1 - 複合プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

はんだを用いて電子部品を実装するためのリフロー加熱を行うことが可能な複合プリント配線板(1)は、第1プリント配線板(2)と、中間部材(4)と、第2プリント配線板(3)と、接合層(5,6)とを備える。中間部材(4)は、第1プリント配線板(2)に積層配置される。中間部材(4)は空隙(7)を有する。第2プリント配線板(3)は、中間部材(4)において第1プリント配線板(2)と対向する面と反対側の面上に積層配置される。接合層(5,6)は、第1プリント配線板(2)と中間部材(4)との接合部および第2プリント配線板(3)と中間部材(4)との接合部に配置される。接合層(5,6)は、高融点金属と低融点金属とを含む。接合層(5,6)の融点は、低融点金属の融点より高い。

Description

本開示は、複合プリント配線板およびその製造方法に関する。
近年、ウェアラブル機器やスマートフォンを代表とする携帯端末等の電子機器の小型化が進んでいる。当該電子機器の小型化に伴い、電子機器に用いられるプリント配線板や電子部品が実装されたプリント回路板は高機能化、小型化、高密度化、微細化される傾向にある。たとえば、小型のプリント配線板に発熱する電子部品が搭載されるため、プリント配線板について放熱性能の向上が必要である。そこで、電子部品が搭載されたプリント配線板を、電気導通路を有する媒体を介して積層した複合プリント配線板が開発されている。このような複合プリント配線板では、電子部品を搭載したプリント配線板の間には放熱のため空間が設けられている。上記複合プリント配線板では、プリント配線板同士の接合にはんだを用いることが多い。たとえば、特開2001−210954号公報では、プリント配線板に電子部品を実装した後、当該電子部品が実装されたプリント配線板が枠体を介してはんだボールにより接合されている。
特開2001−210954号公報
しかし、上記公報に開示された構造では、プリント配線板がはんだボールを用いて積層されているため、当該プリント配線板を積層した後に電子部品をプリント配線板へはんだを用いて追加実装するためのリフロー加熱を行うと、プリント配線板を枠体に接続しているはんだボールが溶融し、枠体からプリント配線板が外れてしまう恐れがある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、はんだを用いて電子部品を実装するためのリフロー加熱を行うことが可能な複合プリント配線板を提供することである。
本開示に従った複合プリント配線板は、第1プリント配線板と、中間部材と、第2プリント配線板と、相互拡散接合層とを備える。中間部材は、第1プリント配線板に積層配置される。中間部材は空隙を有する。第2プリント配線板は、中間部材において第1プリント配線板と対向する面と反対側の面上に積層配置される。相互拡散接合層は、第1プリント配線板と中間部材との接合部および第2プリント配線板と中間部材との接合部に配置される。接合層は、高融点金属と低融点金属とを含む。接合層の融点は、低融点金属の融点より高い。
本開示に従った複合プリント配線板の製造方法は、第1プリント配線板、空隙を有する中間部材、および第2プリント配線板を積層配置した積層体を準備する工程を備える。積層体を準備する工程では、第1プリント配線板と中間部材との接触領域および第2プリント配線板と中間部材との接触領域に、高融点金属を含む層と低融点金属を含む層とからなる積層構造が形成される。さらに、上記複合プリント配線板の製造方法は、積層体を、低融点金属の融点以上の温度に加熱することで、積層構造において高融点金属と低融点金属とを相互拡散させて接合層を形成する工程を備える。
上記によれば、はんだを用いて電子部品を実装するためのリフロー加熱を行うことが可能な複合プリント配線板が得られる。
実施の形態1に係る複合プリント配線板の断面模式図である。 実施の形態1に係る複合プリント回路板の断面模式図である。 図1に示した複合プリント配線板を構成する中間部材の斜視模式図である。 実施の形態1に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。 図1に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。 実施の形態2に係る複合プリント配線板の断面模式図である。 図7に示した複合プリント配線板に電子部品を実装した複合プリント回路板の断面模式図である。 図8に示した複合プリント回路板の第1変形例を示す断面模式図である。 図8に示した複合プリント回路板の第2変形例を示す断面模式図である。 図8に示した複合プリント回路板の第3変形例を示す断面模式図である。 実施の形態2に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3に係る複合プリント配線板の断面模式図である。 図13に示した複合プリント配線板に電子部品を実装した複合プリント回路板の断面模式図である。 実施の形態3に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4に係る、図6に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。 実施の形態4に係る、図6に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。 実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の断面模式図である。 実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の第1変形例を示す断面模式図である。 実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の第2変形例を示す断面模式図である。
以下、添付の図面を用いて、本開示の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
<複合プリント配線板の構成>
図1は、実施の形態1に係る複合プリント配線板の断面模式図である。図1に示す複合プリント配線板1は、第1プリント配線板2と、中間部材4と、第2プリント配線板3と、接合層5、6とを主に備える。
第1プリント配線板2は、多層プリント配線板であって、樹脂等の絶縁体からなる絶縁基板の表面に導電体からなる配線層31が形成されている。配線層31は、たとえば後述する図5に示すように銅箔10とめっき層11との多層構造であってもよい。絶縁基板において配線層31が形成された表面と反対側の裏面には銅箔10が形成されている。銅箔10の厚さはたとえば18μm程度である。銅箔10上には図5に示すようにめっき層11が形成されていてもよい。めっき層11はたとえば銅箔10の腐食防止のために形成される。めっき層11はたとえばNi/Auフラッシュめっきである。
中間部材4は、第1プリント配線板2に積層配置される。具体的には、中間部材4は第1プリント配線板2において銅箔10が形成された裏面側に配置される。中間部材4と第1プリント配線板2との間には接合層5が配置されている。接合層5は、後述するように高融点金属と低融点金属との液相拡散により形成された相互拡散層である。接合層5は第1プリント配線板2と中間部材4とを接続する。つまり接合層5は第1プリント配線板2と中間部材4との接続部に配置される。ここで、高融点金属とは、相対的に低融点金属より融点が高い金属を意味し、たとえば銅(Cu)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、銀(Ag)およびこれらの合金を用いることができる。低融点金属とは、上記高融点金属より融点が低い金属を意味し、たとえば錫(Sn)、ビスマス(Bi)、インジウム(In)およびこれらの合金を用いることができる。
中間部材4は空隙7を有する。空隙7は、電波や冷却媒体の経路となる。空隙7はたとえば座繰り加工などの機械加工により形成されてもよい。中間部材4はたとえば金属により構成される。中間部材4を構成する金属は、上述した接合層5を構成する高融点金属であってもよい。
図1に示す中間部材4において、左側に形成されている空隙7の外周は部分的に金属により覆われている。具体的には、当該空隙7の第1プリント配線板2側の外周では、第1プリント配線板2の絶縁基板上に銅箔部分10aが形成されている。当該銅箔部分10aに隣接する部分では、絶縁基板の表面が露出している。当該空隙7の外周の他の部分は、第2プリント配線板3の銅箔10、中間部材4および接合層5、6により構成されている。一方、中間部材4において右側に形成されている空隙7の外周は金属により覆われている。具体的には、当該空隙7の外周は第1プリント配線板2の銅箔10、第2プリント配線板の銅箔10、中間部材4および接合層5、6などの金属により覆われている。
第2プリント配線板3は、多層プリント配線板であって、中間部材4において第1プリント配線板2と対向する面と反対側の面上に積層配置される。第2プリント配線板3の構成は基本的に第1プリント配線板2の構成と同様である。すなわち、第2プリント配線板3は、絶縁基板の表面に導電体からなる配線層32が形成されている。配線層32は配線層31と同様の構成であってもよい。つまり、配線層32は図5に示すように銅箔10とめっき層13との積層構造であってもよい。絶縁基板において配線層32が形成された表面と反対側の裏面には銅箔10が形成されている。銅箔10上には図5に示すようにめっき層13が形成されていてもよい。第2プリント配線板3において銅箔10が形成された側の面が中間部材4と対向する。
接合層6は、第2プリント配線板3と中間部材4との接合部に配置される。接合層6は、高融点金属と低融点金属とを含む。接合層6は基本的に接合層5と同様の組成であってもよい。接合層5、6の融点は、接合層5、6を構成する低融点金属の融点より高い。つまり、接合層5、6では、上述した高融点金属またはその合金に上記低融点金属が溶融拡散することで、結果的に接合層5,6の融点は上記低融点金属の融点より高くなっている。たとえば、低融点金属として錫(Sn)を用いる場合、接合層5,6の融点をたとえば260℃を超える温度とすることができる。このため、複合プリント配線板1に対して電子部品を搭載するためのはんだリフロー加工を実施する場合に、当該はんだリフロー加工における加熱温度(240℃〜260℃)となっても複合プリント配線板1の接合層5、6が溶融することは無い。
なお、第1プリント配線板2、中間部材4、第2プリント配線板3の接合部の信頼性を向上させる観点から、複合プリント配線板1の平面視における接合層5、6の面積は極力大きくすることが好ましい。
<複合プリント回路板の構成>
図2は、実施の形態1に係る複合プリント回路板の断面模式図である。図2に示した複合プリント回路板8は、本実施形態に係る複合プリント配線板の配線層31、32に電子部品9a〜9cを実装することにより得られる。電子部品9a〜9cは、たとえばリフローはんだ付け工程により配線層31、32に接合される。電子部品9aはたとえばパワー半導体などの発熱部品である。電子部品9aは、複合プリント回路板8の平面視において冷却媒体の流路となる空隙7と重なる領域に配置される。このようにすれば、電子部品9aを効率的に冷却できる。なお、空隙7を導波管として利用してもよい。
なお、図2に示した中間部材4における空隙7の外周は、全体が金属により覆われているが、図1に示したように空隙7の外周を部分的に金属により覆う構成としてもよい。
<中間部材の構成>
図3は、図1に示した複合プリント配線板を構成する中間部材の斜視模式図である。図3に示した中間部材4は、金属からなり、溝となる空隙7が形成されている。図3に示すように、空隙7は中間部材4の側面において2カ所に開口するとともに、当該2カ所の開口をつなぐ屈曲した流路となっている。このような空隙7では、たとえば一方の開口から冷却風などの冷却媒体を流入させるとともに、他法の開口から当該冷却媒体を排出させることができる。また、空隙7を電波の経路となる導波管として利用してもよい。また、中間部材4には筒状の穴である空隙7が形成されていてもよい。
<複合プリント配線板の製造方法>
図4は、実施の形態1に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。図5および図6は、図1に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。図4〜図6を参照して、複合プリント配線板の製造方法を説明する。
図4に示すように、まず多層プリント配線板の製造工程(S11)を実施する。この工程(S11)では、多層プリント配線板である第1プリント配線板2および第2プリント配線板3を従来周知の方法により作製する。なお、このとき第1プリント配線板2の銅箔10の表面には図5に示すようにめっき層11が形成されていてもよい。また、第2プリント配線板3の銅箔10の表面には図5に示すようにめっき層13が形成されていてもよい。めっき層11,13としては、たとえばNi/Auめっき、Ni/Pd/Auめっき、Au/Pd/Auめっき、Agめっきなどを用いることができる。めっき層11,13がたとえばニッケルを含む場合、銅箔10からは接合層5,6は生成されない。また、この工程(S11)でソルダーレジストの形成を実施する。
次に、金属板へ低融点金属めっきを行う工程(S12)を実施する。この工程(S12)では、図5に示すように中間部材4となる金属板4aの表面および裏面にめっき層12を形成する。めっき層12は低融点金属を含む。めっき層12はたとえばSnめっき層である。接合層5,6における均一な濃度分布を得るため、めっき層12の厚さはたとえば20μm以下とする。なお、金属板4aの表面にAgなどに代表される高融点金属を電解めっきしたあと、当該高融点金属のめっき層上に上記めっき層12を形成してもよい。
次に、加工工程(S13)を実施する。この工程(S13)では、中間部材4に対して空隙7を形成する。空隙7の形成には、穴加工および座繰り加工といった切削加工など従来周知の機械加工方法を用いることができる。なお、金属板へ低融点金属めっきを行う工程(S12)と加工工程(S13)の順序は逆でもよい。
次に、多層プリント配線板と中間部材とをレイアップする工程(S14)を実施する。この工程(S14)では、図5に示すように上記第1プリント配線板2、中間部材4,第2プリント配線板3を積層配置し積層体を得る。このとき、第1プリント配線板2と中間部材4との接触領域および第2プリント配線板3と中間部材4との接触領域に、高融点金属を含む層(金属板4aにおいてめっき層12に隣接する領域)と低融点金属を含む層であるめっき層12とからなる積層構造が形成される。
次に、加熱真空プレス工程(S15)を実施する。この工程では、上記積層体を加熱真空プレスすることにより、上記積層構造における低融点金属を溶融させ、液相拡散により低融点金属と高融点金属との相互拡散層である金属間化合物15、16を形成する。また、金属間化合物15、16においてめっき層11,13と隣接する領域には、めっき層11,13を構成する元素(たとえばニッケル)が拡散した金属間化合物14、17がされる。この金属間化合物14〜17が接合層5,6となる。接合層5,6は、たとえばCuSn(融点415℃)、CuSn(融点680℃)、NiSn(融点795℃)、CuSnにNiが拡散したものなどである。このように接合層5,6の融点がはんだリフロー温度(240℃〜260℃)より高くなるため、複合プリント配線板1に対して電子部品をはんだ付けできる。このようにして、図6に示した構造を得る。この工程(S15)では、真空状態下で加熱温度を240℃以上260℃以下、加熱保持時間を10分、図5の矢印40に示す方向での加圧力を0.5MPa以上1MPa以下という低圧とする条件を用いることができる。
この工程(S15)では、接合層5,6の融点を低融点金属の融点より上昇させている。上記工程(S15)では、真空にすることで、接合層5,6での良好な接合性を得ることができる。上述した加熱温度は、めっき層12を構成する低融点金属の融点(たとえば錫の融点232℃)に対し、相対的に高い温度(たとえば温度バラツキを考慮して上記のように240℃以上260℃以下)とすることが好ましい。加熱保持時間は第1プリント配線板2および第2プリント配線板3の面内温度バラツキを考慮して10分程度とする。また、このように加熱保持時間を短くすることで、第1プリント配線板2等に含まれる絶縁基板中の樹脂の熱分解を抑制できる。加圧力に関しては、第1プリント配線板2および第2プリント配線板3と中間部材4とが密着する圧力にする必要がある。しかし、空隙7があるため、当該加圧力を0.5MPa以上1MPaの低圧力とすることが望ましい。
次に、複合プリント配線板1を得るための残工程(S16)を実施する。この工程(S16)では、上記工程(S15)で得られた構造に対して穴開け加工、外形加工などを実施する。このようにして、図1に示した複合プリント配線板1を得る。ソルダーレジストの形成は、多層プリント配線板の製造工程(S11)で実施したが、この工程(S16)で実施してもよい。
<作用効果>
本開示に従った複合プリント配線板1は、第1プリント配線板2と、中間部材4と、第2プリント配線板3と、接合層5、6とを備える。中間部材4は、第1プリント配線板2に積層配置される。中間部材4は空隙7を有する。第2プリント配線板3は、中間部材4において第1プリント配線板2と対向する面と反対側の面上に積層配置される。接合層5、6は、第1プリント配線板2と中間部材4との接合部および第2プリント配線板3と中間部材4との接合部に配置される。接合層5、6は、高融点金属と低融点金属とを含む。接合層5、6の融点は、低融点金属の融点より高い。
この場合、複合プリント配線板1に電子部品9a、9b、9cを実装するためのはんだリフロー温度が低融点金属の融点程度である場合に、当該はんだリフロー工程により接合層5、6が溶融することを防止できる。このため、電子部品9a、9b、9cを実装するためにはんだリフロー工程を実施しても、上記接合層5、6が溶融して複合プリント配線板1が分解するといった問題の発生を抑制できる。
また、中間部材4において空隙7が形成されているので、当該空隙7に冷却風などの冷媒を流通させることで、複合プリント配線板1に実装された電子部品9aを効率的に冷却できる。また、当該空隙7を利用してシールド空間または導波管を形成できる。
上記複合プリント配線板1において、中間部材4は高融点金属からなる。この場合、接合層5、6を構成する高融点金属の供給源として中間部材4を利用できる。そのため、当該接合層5、6を形成するために中間部材4の表面にあらかじめ高融点金属の層を形成するといった必要がなく、複合プリント配線板1の製造工程を簡略化できる。
上記複合プリント配線板1において、図2に示すように空隙7は外周が金属により覆われている。この場合、当該空隙7を冷媒の流路や導波管として利用できる。
上記複合プリント配線板1において、図1に示すように空隙7の外周は部分的に金属により覆われている。この場合、空隙7の外周を覆う金属の配置や面積を調整することで、空隙7を含む複合プリント配線板1の誘電率や誘電正接を調整することができる。
本開示に従った複合プリント配線板の製造方法は、第1プリント配線板2、空隙を有する中間部材4、および第2プリント配線板3を積層配置した積層体を準備する工程S11〜S14を備える。積層体を準備する工程S11〜S14では、第1プリント配線板2と中間部材4との接触領域および第2プリント配線板3と中間部材4との接触領域に、高融点金属を含む層(金属板4aにおいてめっき層12に隣接する領域)と低融点金属を含む層であるめっき層12とからなる積層構造が形成される。さらに、上記複合プリント配線板1の製造方法は、積層体を、低融点金属の融点以上の温度に加熱することで、積層構造において高融点金属と低融点金属とを相互拡散させて接合層5、6を形成する工程S15を備える。
このようにすれば、上述した本開示に従った複合プリント配線板1を得ることができる。
上記複合プリント配線板の製造方法において、中間部材4は高融点金属からなる。積層体を準備する工程S11〜S14は、中間部材4の表面に低融点金属からなる層であるめっき層12を形成する工程を含む。この場合、接合層5、6を構成する高融点金属の供給源として中間部材4を用い当該接合層5、6を形成できる。
実施の形態2.
<複合プリント配線板の構成>
図7は、実施の形態2に係る複合プリント配線板の断面模式図である。図7に示した複合プリント配線板1は、基本的には図1に示した複合プリント配線板1と同様の構成を備えるが、中間部材4が第3プリント配線板19である点が図1に示した複合プリント配線板1と異なっている。
図7に示した複合プリント配線板1では、中間部材4としての第3プリント配線板19に空隙7が形成されている。また、第1プリント配線板2、第3プリント配線板19および第2プリント配線板3を貫通するようにスルーホール20およびスルーホール41が形成されている。スルーホール20およびスルーホール41の内部には配線層31、23に連なる導電体が形成されている。導電体は第1プリント配線板2の表面の配線層と第2プリント配線板3の配線層とを電気的に接続する。スルーホール41の周囲には隙間45が形成されている。
図7に示した複合プリント配線板1では、空隙7の外周は部分的に金属により覆われている。具体的には、当該空隙7の第2プリント配線板3側の外周では、第2プリント配線板3の絶縁基板上に銅箔部分10aが形成されている。当該銅箔部分10aに隣接する部分では、絶縁基板の表面が露出している。当該空隙7の外周の他の部分は、第1プリント配線板2の銅箔10、中間部材4としての第3プリント配線板19の無電解めっき層25および接合層5、6により構成されている。第3プリント配線板19の無電解めっき層25は、無電解低融点金属めっきからなる層でありたとえばニッケルめっき層である。無電解めっき層25は、無電解低融点金属めっきと無電解銅めっきからなる層、または無電解低融点金属めっきと無電解銅めっきからなる層と銅箔とからなる層としてもよい。
<複合プリント回路板の構成>
図8は、図7に示した複合プリント配線板に電子部品を実装した複合プリント回路板の断面模式図である。図9〜図11は、図8に示した複合プリント回路板の第1〜第3変形例を示す断面模式図である。
図8に示した複合プリント回路板8は、図7に示した複合プリント配線板1の配線層31、32に電子部品9a〜9cを実装することにより得られる。図8に示した複合プリント回路板8は、基本的には図2に示した複合プリント回路板8と同様の構成を備えるが、中間部材4として第3プリント配線板19を用いている点が図2に示した複合プリント回路板8と異なっている。図8に示した複合プリント回路板8では、スルーホール20およびスルーホール41内部に形成された導電体により第1プリント配線板2に形成された回路と第2プリント配線板3に形成された回路とが電気的に接続されている。
図9に示した複合プリント回路板8は、基本的には図8に示した複合プリント回路板8と同様の構成を備えるが、第3プリント配線板19の空隙7の構成が図8に示した複合プリント回路板8と異なっている。具体的には、図9に示した複合プリント回路板8の空隙7の第1プリント配線板2側の外周では、第1プリント配線板2の絶縁基板上に銅箔部分10aが形成されている。当該銅箔部分10aに隣接する部分では、絶縁基板の表面が露出している。当該空隙7の外周の他の部分は、第2プリント配線板3の銅箔10、第3プリント配線板19の無電解めっき層25および接合層5、6により構成されている。
図10に示した複合プリント回路板8は、基本的には図8に示した複合プリント回路板8と同様の構成を備えるが、第3プリント配線板19の空隙7の構成が図8に示した複合プリント回路板8と異なっている。具体的には、図10に示した複合プリント回路板8の空隙7の外周は、金属により覆われている。すなわち、空隙7の外周は、第1プリント配線板2の絶縁基板上に形成された銅箔10、第2プリント配線板3の銅箔10、第3プリント配線板19の無電解めっき層25および接合層5、6により構成されている。
図11に示した複合プリント回路板8は、基本的には図8に示した複合プリント回路板8と同様の構成を備えるが、第3プリント配線板19の空隙7の構成が図8に示した複合プリント回路板8と異なっている。具体的には、図11に示した複合プリント回路板8の空隙7の第1プリント配線板2側の外周では、第1プリント配線板2および第2プリント配線板3のそれぞれの絶縁基板上に銅箔部分10aが形成されている。当該銅箔部分10aに隣接する部分では、絶縁基板の表面が露出している。当該空隙7の外周の他の部分は、第3プリント配線板19の無電解めっき層25および接合層5、6により構成されている。
<複合プリント配線板の製造方法>
図12は、実施の形態2に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。図12を参照して、図7に示す複合プリント配線板の製造方法を説明する。
図12に示すように、まず多層プリント配線板の製造工程(S21)を実施する。この工程(S21)は、基本的には図4に示した工程(S11)と同様である。
次に、第3プリント配線板加工工程(S22)を実施する。この工程(S22)では、第3プリント配線板を加工する。具体的には、第3プリント配線板19となるべき両面プリント配線板を準備する。当該両面プリント配線板は、表面および裏面に銅箔が形成されている。銅箔の厚さはたとえば15μm以上40μm以下であり、18μmでもよく、35μmでもよい。当該両面プリント配線板に図4の加工工程(S13)と同様に空隙を形成する機械加工を施す。
次に、無電解めっき工程(S23)を実施する。この工程(S23)では、たとえば空隙7が形成された両面プリント配線板の全面にニッケル無電解めっき層25を形成する。
次に、電解めっき工程(S24)を実施する。この工程(S24)では、上記両面プリント配線板の全面に低融点金属のめっき層を形成する。なお、工程(S24)に代えて、両面プリント配線板の全体を溶融した低融点金属に浸漬し、当該両面プリント配線板の全面に低融点金属の層を形成してもよい。この工程(S24)において形成されるめっき層または低融点金属の層の厚さは20μm以下としてもよい。当該めっき層または低融点金属の層の表面は平坦であることが好ましい。
次に、多層プリント配線板と第3プリント配線板とをレイアップする工程(S25)を実施する。この工程(S25)では、まず、第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3のそれぞれに、スルーホール41を形成する。次に、第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3をこの順番に積層配置する。第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3を積層配置後に、第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3にスルーホール20を形成する機械加工を施す。形成されたスルーホール20にめっきにより導電体を形成する。
次に、加熱真空プレス工程(S26)および残工程(S27)を実施する。この工程(S26)および工程(S27)は、図4に示した工程(S15)および工程(S16)と同様である。このようにして、図7に示した複合プリント配線板1を得る。
<作用効果>
上記複合プリント配線板1において、中間部材は、第3プリント配線板19である。この場合、第3プリント配線板19に第1プリント配線板2と第2プリント配線板3とを電気的に接続する導電体を配置するためのスルーホール20とスルーホール41による縦型の電気的接合経路とを形成できる。この結果、複合プリント配線板1における回路の設計の自由度を大きくできる。また、スルーホール41による縦型の電気的接合経路では、第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3を積層配置後にめっきを施さない。この結果、複合プリント配線板1の空隙7が開口部を有する場合、複合プリント配線板1の内部にめっき液が残留することを防止することができる。
上記複合プリント配線板の製造方法において、中間部材は第3プリント配線板19である。積層体を準備する工程S21〜S25は、中間部材である第3プリント配線板19の表面に高融点金属からなる層および低融点金属からなる層を形成する工程S22〜S24を含む。第3プリント配線板19には、当該第3プリント配線板19を貫通するスルーホール20とスルーホール41とが形成されていてもよい。当該スルーホール20およびスルーホール41の内部には第1プリント配線板2と第2プリント配線板3とを電気的に接続する導電体が配置されていてもよい。この場合、複合プリント配線板1の回路設計の自由度を大きくできる。また、スルーホール41による縦型の電気的接合経路では、第1プリント配線板2,第3プリント配線板19,第2プリント配線板3を積層配置後にめっきを施さない。この結果、複合プリント配線板1の空隙7が開口部を有する場合、複合プリント配線板1の内部にめっき液が残留することを防止することができる。
実施の形態3.
<複合プリント配線板の構成>
図13は、実施の形態3に係る複合プリント配線板の断面模式図である。図13に示した複合プリント配線板1は、基本的には図1に示した複合プリント配線板1と同様の構成を備えるが、中間部材4が、高融点金属からなる複数の部材34a、34bが積層配置された構造体である点が図1に示した複合プリント配線板1と異なっている。
図13に示した複合プリント配線板1では、中間部材4を構成する部材34bに空隙7が形成されている。一方、部材34aには空隙は形成されていない。部材34aと部材34bとの接合部には接合層21が形成されている。接合層21は基本的に接合層5,6と同様の構成を備える。
<複合プリント回路板の構成>
図14は、図13に示した複合プリント配線板に電子部品を実装した複合プリント回路板の断面模式図である。
図14に示した複合プリント回路板8は、図13に示した複合プリント配線板1の配線層31、32に電子部品9a〜9cを実装することにより得られる。図14に示した複合プリント回路板8は、基本的には図2に示した複合プリント回路板8と同様の構成を備えるが、中間部材4として高融点金属からなる複数の部材34a、34bが積層配置された構造体を用いている点が図2に示した複合プリント回路板8と異なっている。
<複合プリント配線板の製造方法>
図15は、実施の形態3に係る複合プリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図15に示すように、多層プリント配線板の製造工程(S31)を実施する。この工程S31)は、図4に示した工程(S11)と同様である。
次に、金属板へ低融点金属めっきを行う工程(S32)を実施する。この工程(S32)では、中間部材4を構成する部材34a、34bとなる金属板の表面および裏面にめっき層を形成する。この工程(S32)は、基本的に工程(S12)と同様である。
次に、加工工程(S33)を実施する。この工程(S33)では、中間部材4となるべき部材34a、34bの少なくともいずれか一方に対して空隙7を形成する。この工程(S33)は、基本的に図4の工程(S13)と同様である。
次に、多層プリント配線板と中間部材とをレイアップする工程(S34)を実施する。この工程(S34)では、第1プリント配線板2,中間部材となるべき部材34a、34b、第2プリント配線板3をこの順番に積層配置する。
次に、加熱真空プレス工程(S35)および残工程(S36)を実施する。この工程(S35)および工程(S36)は、図4に示した工程(S15)および工程(S16)と同様である。このようにして、図13に示した複合プリント配線板1を得る。
<作用効果>
上記複合プリント配線板1において、中間部材4は、複数の部材34a、34bが積層配置された構造体である。この場合、中間部材4を構成する複数の部材34a、34b毎に空隙7の位置を変更できる。このため、冷媒の流通経路や導波管といった目的に沿って中間部材4中での空隙7の配置を決定する際の自由度を大きくできる。なお、部材34a、34bは高融点金属以外の任意の材料により構成されていてもよい。
上記複合プリント配線板の製造方法において、中間部材4は、高融点金属からなる複数の部材34a、34bを含む。積層体を準備する工程S31〜S34は、複数の部材34a、34bの表面に低融点金属からなる層を形成した後、複数の部材を積層配置する工程S32、S34を含む。この場合、複数の部材34a、34b毎に空隙7を形成するとともに、各部材34a、34bごとに空隙7の配置を変更することができる。
実施の形態4.
<複合プリント配線板の製造方法>
図16および図17は、実施の形態4に係る、図6に示した複合プリント配線板の製造方法を説明するための模式図である。図16〜図17に示した模式図のめっき層11およびめっき層12は、基本的には図5に示しためっき層11およびめっき層12と同様の構成を備えるが、めっき層11とめっき層12との接触領域に凹凸形状が設けられている。この点が平坦な面である図5のめっき層11とめっき層12との接触領域と異なっている。図16〜図17を参照して、実施の形態4の複合プリント配線板の製造方法を説明する。
図16に示すように、図4の工程(S11)〜(S14)において、図5に示す第1プリント配線板2の銅箔10の表面にめっき層11が形成されることが好ましい。図5に示す中間部材4となる金属板4aの表面にめっき層12が形成される。つまり図5において中間部材4は金属板4aとめっき層12とからなる。ここで、めっき層11の形成に先立って、銅箔10の表面が部分的にエッチングされる。まためっき層12の形成に先立って、金属板4aの表面が部分的にエッチングされる。このエッチングは、銅箔10および金属板4aの表面に沿う方向について間隔をあけて周期的に複数個所でなされる。これにより銅箔10および金属板4aには、エッチングにより除去された領域が凹部、それ以外の領域が凸部となるように、凹部と凸部とが周期的に繰り返された凹凸形状が形成される。銅箔10の凹凸形状が形成された表面上にめっき層11が形成される。金属板4aの凹凸形状が形成された表面上にめっき層12が形成される。
以上のように、めっき層11,12の表面にも凹凸形状が設けられる。なおここで形成されるめっき層11,12の凹凸形状は、凹部と凸部との厚み方向の寸法の差が5μm以上50μm以下であることが好ましい。またここでは、めっき層11の凹形状とめっき層12の凸形状とが嵌合し、かつめっき層12の凹形状とめっき層11の凸形状とが嵌合するように、銅箔10および金属板4aの表面に凹凸形状が形成されることが好ましい。
図17を参照して、図4の工程(S15)において、めっき層11の凹形状とめっき層12の凸形状とが嵌合し、かつめっき層12の凹形状とめっき層11の凸形状とが嵌合するように、図5に示すように上記第1プリント配線板2および中間部材4を積層配置し接合することにより接触領域に凹凸形状が設けられた接合層5を得る。また以上と同様の要領により、上記第2プリント配線板3および中間部材4を積層配置し接合することにより接触領域に凹凸形状が設けられた接合層6(図6参照)を得る。図17に示すめっき層11と接合層5とがともに凹凸形状を有し互いに接合された構成は、図6中の点線で囲まれためっき層11と接合層5とが接合された領域の構成に相当する。
<作用効果>
上記複合プリント配線板1において、接合層5,6に凹凸形状が設けられていてもよい。この場合、硬くて脆い図6の金属間化合物14〜17に加わるせん断歪みを緩和し、耐ひずみ性を向上することができる。
上記複合プリント配線板の製造方法において、積層体を準備する工程S11〜S14では、第1プリント配線板2の中間部材4に対向する表面であるたとえば高融点金属のめっき層11が形成される表面、および中間部材4の低融点金属からなるめっき層12が形成される表面に凹凸形状が形成される。接合層を形成する工程S15では、凹凸形状が嵌合された状態で積層構造が得られる。これにより、図17に示すような凹凸形状が設けられた接合層5,6が得られる。この場合、硬くて脆い図6の金属間化合物14〜17に加わるせん断歪みを緩和し、耐ひずみ性を向上することができる。
実施の形態5.
<複合プリント配線板の構成>
図18は、実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の断面模式図である。図18に示した複合プリント配線板は、基本的には図1に示した複合プリント配線板1と同様の構成を備えるが、第1プリント配線板2および第2プリント配線板3と中間部材4との接続部の構造が図1の複合プリント配線板1と異なっている。
図18に示した複合プリント配線板の一部を示す図では、第1プリント配線板2に設けられた銅箔10およびめっき層11の幅が、中間部材4の幅よりも大きい。つまり銅箔10およびめっき層11は、中間部材4よりも、図18の左の端面から右の端面までの距離を示す寸法が大きい。同様に第2プリント配線板3に設けられた銅箔10およびめっき層13の幅が、中間部材4の幅よりも大きい。つまり銅箔10およびめっき層13は、中間部材4よりも、図18の左の端面から右の端面までの距離を示す寸法が大きい。平面視において中間部材4の外側の銅箔10およびめっき層11,13と重なる領域には、フィレット形状51を有する錫などの低融点金属のめっき層12が、中間部材4の外側にはみ出るように形成されている。つまりフィレット形状51を有するめっき層12は、中間部材4とめっき層11,13との間の接合層5,6の平面視における外側にはみ出るように形成されている。接合層5,6の外側にはみ出ためっき層12は、その外縁がフィレット形状51となるように湾曲している。めっき層12の外縁のフィレット形状51は、第1プリント配線板2および第2プリント配線板3を結ぶ方向の中央部にて中間部材4に近づき、そこから離れるにつれて中間部材4から離れるようなカーブを描いている。
図19は、実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の第1変形例を示す断面模式図である。図19に示した複合プリント配線板は、基本的には図18に示した複合プリント配線板の一部と同様の構成を備えるが、銅箔10、めっき層11,13、低融点金属のめっき層12の構成が図18と異なっている。具体的には、図19に示した複合プリント配線板の一部では、中間部材4の左側と右側との双方に、銅箔10およびめっき層11,13が長く延び、フィレット形状51を有するめっき層12が配置されている。この点において図19は、中間部材4の片側すなわちたとえば左側のみに、銅箔10およびめっき層11,13が長く延び、フィレット形状51を有するめっき層12が配置された図18と異なっている。図18のように中間部材4の片側のみにめっき層12を形成するか、図19のように中間部材4の左右両側にめっき層12を形成するかは、求められる接合強度などに応じて適宜決められる。
図20は、実施の形態5に係る複合プリント配線板の一部の第2変形例を示す断面模式図である。図20に示した複合プリント配線板は、基本的には図18に示した複合プリント配線板の一部と同様の構成を備えるが、めっき層12の湾曲した外縁の外側に、さらに低融点金属が追加するように形成された構成である。具体的には、たとえば図18のように中間部材4側に凸形状となるフィレット形状51を有するめっき層12の外側に、さらにめっき層12と同一の低融点金属の材料、または他の種類の低融点金属の材料が追加で形成される。これにより、もとからあった分と追加された分とを合わせた全体として、図18および図19と反対向きのカーブを描く外縁を有するめっき層12が形成される。当該めっき層12は、その外縁が、第1プリント配線板2および第2プリント配線板3を結ぶ方向の中央部にて中間部材4から離れ、そこから離れるにつれて中間部材4に近づくようなカーブを描いている。
図20には図18のめっき層12に低融点金属が追加された構成が示される。しかし図19の中間部材4の左右両側に位置するめっき層12の外側に低融点金属が追加された構成とされてもよい。あるいは中間部材4の右側のみにめっき層12が形成されてもよく、そのめっき層12に低融点金属が追加されてもよい。
<複合プリント配線板の製造方法>
図18〜図20の複合プリント配線板を製造する際には、積層体を準備する工程S11〜S14にて準備される第1プリント配線板2は銅箔10およびめっき層11を含み、第2プリント配線板3は銅箔10およびめっき層13を含む。第1プリント配線板2の銅箔10およびめっき層11は、中間部材4よりも外周の寸法が大きくなるように準備される。第2プリント配線板3の銅箔10およびめっき層13は、中間部材4よりも外周の寸法が大きくなるように準備される。また中間部材4には低融点金属のめっき層12が形成される。
これにより、銅箔10およびめっき層11,13は、めっき層12よりも外側まで延びるように形成される。このため中間部材4と平面視にて重なる領域には低融点金属のめっき層12と第1プリント配線板2、第2プリント配線板3の高融点金属との相互拡散層である金属間化合物14〜17が形成可能である。しかし平面視での中間部材4の外側の領域には、金属間化合物14〜17が形成できない。中間部材4に形成されためっき層12がめっき層11,13に届かず、めっき層12とめっき層11,13との間で金属拡散ができないためである。このため中間部材4より図18の左側に配置されるめっき層11と相互拡散しようとするめっき層12がめっき層11に届かず相互拡散できないために中間部材4の外側にはみ出る。このため接合層を形成する工程S15においては、平面視での中間部材4の外側にフィレット形状51を有するめっき層12が形成される。
なお図20のようにめっき層12にさらに低融点金属の材料を追加する場合には、いったん接合層を形成する工程S15がなされ、金属間化合物14,15からなる接合層5などが形成された後に追加の低融点金属の材料が供給される。
<作用効果>
上記複合プリント配線板1において、平面視での接合層5,6の外側には、フィレット形状51を有する低融点金属の層としてのめっき層12が形成されている。フィレット形状51が設けられることで、めっき層12のフィレット形状51およびこれに隣接する領域が、図中にて丸で囲まれた応力集中箇所52となる。これにより、硬くて脆い金属間化合物14〜17が形成されている接合層5,6に大きな応力が加わることが抑制できる。したがって硬くて脆い接合層5,6に加わるせん断歪みを緩和し、耐ひずみ性を向上することができる。また接合層5,6の耐ひずみ性が向上することにより、複合プリント配線板1の一部の領域に穴あけ加工またはルータ加工などの大きな応力が加わる加工がなされる際に、接合層5,6の剥離を抑制できる。
上記複合プリント配線板の製造方法において、積層体を準備する工程にて準備される第1プリント配線板2および第2プリント配線板3は導電層としての銅箔10およびめっき層11,13を含む。第1プリント配線板2および第2プリント配線板3は、中間部材4よりも導電層の外周の寸法が大きくなるように準備される。接合層5,6を形成する工程においては、平面視での中間部材4の外側にフィレット形状51を有する低融点金属の層としてのめっき層12が形成される。銅箔10およびめっき層11,13が中間部材4よりも図18の左右方向の寸法が大きくなるように形成されるため、中間部材4の外側にはフィレット形状51を有するめっき層12が形成される。このため、中間部材4のめっき層12とめっき層11,13とを接合する接合層5,6の外側にめっき層12が形成された上記複合プリント配線板1の構成が得られる。したがって上記のように、硬くて脆い接合層5,6に加わるせん断歪みを緩和し、耐ひずみ性を向上することができる。
以上のように本開示の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 複合プリント配線板、2 第1プリント配線板、3 第2プリント配線板、4 中間部材、4a 金属板、5,6,21 接合層、7 空隙、8 複合プリント回路板、9a〜9c 電子部品、10 銅箔、10a 銅箔部分、11,12,13 めっき層、14,15,16,17 金属間化合物、19 第3プリント配線板、20,41 スルーホール、25 無電解めっき層、31,32 配線層、34a,34b 部材 40 矢印、45 隙間、51 フィレット形状、52 応力集中箇所。

Claims (14)

  1. 第1プリント配線板と、
    前記第1プリント配線板に積層配置され、空隙を有する中間部材と、
    前記中間部材において前記第1プリント配線板と対向する面と反対側の面上に積層配置された第2プリント配線板と、
    前記第1プリント配線板と前記中間部材との接合部および前記第2プリント配線板と前記中間部材との接合部に配置された、高融点金属と低融点金属とを含む接合層とを備え、
    前記接合層の融点は、前記低融点金属の融点より高い、複合プリント配線板。
  2. 前記中間部材は、前記高融点金属からなる、請求項1に記載の複合プリント配線板。
  3. 前記中間部材は、複数の部材が積層配置された構造体である、請求項1または請求項2に記載の複合プリント配線板。
  4. 前記中間部材は、第3プリント配線板である、請求項1に記載の複合プリント配線板。
  5. 前記空隙は外周が金属により覆われている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複合プリント配線板。
  6. 前記空隙の外周が部分的に金属により覆われている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複合プリント配線板。
  7. 前記接合層に凹凸形状が設けられている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の複合プリント配線板。
  8. 平面視での前記接合層の外側には、フィレット形状を有する前記低融点金属の層が形成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の複合プリント配線板。
  9. 第1プリント配線板、空隙を有する中間部材、および第2プリント配線板を積層配置した積層体を準備する工程を備え、前記積層体を準備する工程では、前記第1プリント配線板と前記中間部材との接触領域および前記第2プリント配線板と前記中間部材との接触領域に、高融点金属を含む層と低融点金属を含む層とからなる積層構造が形成され、さらに、
    前記積層体を、前記低融点金属の融点以上の温度に加熱することで、前記積層構造において前記高融点金属と前記低融点金属とを相互拡散させて接合層を形成する工程を備える、複合プリント配線板の製造方法。
  10. 前記中間部材は前記高融点金属からなり、
    前記積層体を準備する工程は、前記中間部材の表面に前記低融点金属からなる層を形成する工程を含む、請求項9に記載の複合プリント配線板の製造方法。
  11. 前記中間部材は、前記高融点金属からなる複数の部材を含み、
    前記積層体を準備する工程は、前記複数の部材の表面に前記低融点金属からなる層を形成した後、前記複数の部材を積層配置する工程を含む、請求項9に記載の複合プリント配線板の製造方法。
  12. 前記中間部材は第3プリント配線板であり、
    前記積層体を準備する工程は、前記中間部材の表面に前記高融点金属からなる層および前記低融点金属からなる層を形成する工程を含む、請求項9に記載の複合プリント配線板の製造方法。
  13. 前記積層体を準備する工程は、前記第1プリント配線板の前記中間部材に対向する表面および前記中間部材の前記低融点金属からなる層が形成される表面に凹凸形状を形成する工程を含み、
    前記接合層を形成する工程は、前記凹凸形状が嵌合された状態で前記積層構造が得られる、請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の複合プリント配線板の製造方法。
  14. 前記積層体を準備する工程にて準備される前記第1プリント配線板および前記第2プリント配線板は導電層を含み、
    前記第1プリント配線板および前記第2プリント配線板は、前記中間部材よりも前記導電層の外周の寸法が大きくなるように準備され、
    前記接合層を形成する工程においては、平面視での前記中間部材の外側にフィレット形状を有する前記低融点金属の層が形成される、請求項9〜請求項13のいずれか1項に記載の複合プリント配線板の製造方法。
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