JPWO2020188637A1 - 需要予測装置および需要予測方法 - Google Patents

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Abstract

需要予測装置(1)は、第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工し、第2の実績データおよび第2の関連データから、加工された第1の関連データに類似するデータを選択し、選択された第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整し、第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択して需要予測を行う。

Description

本発明は、需要予測装置および需要予測方法に関する。
例えば、特許文献1に記載された需要予測装置は、多変量解析モデルを用いて、部品の需要を予測している。多変量解析モデルは、払い出しされた部品の実績数を解とし、当該部品を有する装置の運転台数を因子とし、当該装置の運転時間を因子とし、指定期間の経済指標を因子としている。経済指標は、部品の需要に関連した経済指標であり、例えば、景気動向指数、平均株価または燃料価格である。
特開2015−118412号公報
特許文献1に記載された需要予測装置では、経済指標を因子とした多変量解析モデルを構築するために、基準期間から過去に遡った指定期間の経済指標データが用いられる。
しかしながら、基準期間から既定の時間だけずらされた指定期間の経済指標データは、基準期間からの景気変動と部品の需要発生時期との誤差が生じやすく、製品の需要を正確に予測できないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであって、製品の需要を正確に予測することができる需要予測装置および需要予測方法を得ることを目的とする。
本発明に係る需要予測装置は、製品の過去の需要実績値の時系列である第1の実績データと、製品の過去の需要に関連した情報の時系列である第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工し、製品の需要実績値の時系列である第2の実績データおよび製品の需要に関連した情報の時系列である第2の関連データから、加工された第1の関連データに類似するデータを選択し、第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整する分析部と、複数の予測モデルから、分析部によって選択された第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択し、選択された予測モデルと、分析部によって選択された第2の実績データおよび第2の関連データとを使用した製品の需要予測を行う予測モデル選択部を備える。
本発明によれば、製品の過去の需要実績値の時系列である第1の実績データと製品の過去の需要に関連した情報の時系列である第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工し、製品の需要実績値の時系列である第2の実績データおよび製品の需要に関連した情報の時系列である第2の関連データから、上記加工された第1の関連データに類似するデータを選択し、選択された第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整して、第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択する。これにより、製品の需要の傾向が、製品の需要予測に使用される予測モデルおよびデータに反映されるので、製品の需要を正確に予測することができる。
実施の形態1に係る需要予測装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る需要予測方法を示すフローチャートである。 図3Aは、第1の実績データおよび第1の関連データの例を示すグラフである。図3Bは、図3Aの第1の実績データと、この第1の実績データに類似するように加工された第1の関連データを示すグラフである。図3Cは、第2の実績データと、波形調整された第2の関連データの例を示すグラフである。 図4Aは、実施の形態1に係る需要予測装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図4Bは、実施の形態1に係る需要予測装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る需要予測装置の構成を示すブロック図である。 図6Aは、第1の実績データおよび第1の関連データの例を示すグラフである。図6Bは、正規化された第1の実績データおよび第1の関連データを示すグラフである。図6Cは、図6Bの第1の実績データと、この第1の実績データに類似するように加工された第1の関連データを示すグラフである。図6Dは、第2の実績データと、波形調整された第2の関連データの例を示すグラフである。 図7Aは、第1の実績データの一例を示すグラフである。図7Bは、図7Aの第1の実績データが自己相関分析された結果を示すグラフである。図7Cは、図7Aの第1の実績データが時系列成分ごとに分解された結果を示すグラフである。 図8Aは、第1の実績傾向変動データおよび第1の関連傾向変動データの例を示すグラフである。図8Bは、正規化された第1の実績傾向変動データおよび第1の関連傾向変動データを示すグラフである。図8Cは、図8Bの第1の実績傾向変動データと、この第1の実績傾向変動データに類似するように加工された第1の関連傾向変動データを示すグラフである。図8Dは、第2の実績傾向変動データと、波形調整された第2の関連傾向変動データの例を示すグラフである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る需要予測装置1の構成を示すブロック図である。需要予測装置1は、製品の需要予測を行う装置であり、図1に示すように、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16を備える。以下、需要予測を行う対象の製品を単に「製品」と記載する。
時系列データ入力部11は、時系列データの入力を受け付ける入力部である。時系列データ記憶部12は、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた時系列データを記憶する記憶部である。時系列データには、時間の経過に従って製品の需要の実績値が順次観測されて得られた時系列である実績データと、時間の経過に従って製品の需要に関連した情報が順次観測されて得られた時系列である関連データがある。なお、関連データは、製品の需要に関連した情報のオープンデータである。
実績データには、例えば、製品の出荷量、在庫量、発注量、受注量および生産量の実績値がある。製品の需要予測には、例えば、製品の出荷量予測、在庫量予測、発注量予測、受注量予測および生産量予測がある。
関連データには、例えば、実績データに関連した製品の経済指標、天気、および気温がある。製品の経済指標には、例えば、製品に関連する企業の株価、製品の貿易関連情報がある。また、関連データは、製品の実績データが得られた期間内に、当該製品を使用した装置が運転された運転台数であってもよい。
需要予測装置1によって需要予測が行われる前段階(以下、準備段階と記載する)に、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた実績データを「第1の実績データ」と定義する。第1の実績データは、製品の過去の需要実績値の時系列データであって、製品の需要の経時的な傾向が反映されるように準備段階に至るまでの長期間に需要実績値が順次観測されて得られる。また、準備段階に、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた関連データを「第1の関連データ」と定義する。第1の関連データは、製品の過去の需要に関連した情報の時系列データであり、準備段階に至るまでに製品の需要に関連する情報が順次観測されて得られる。
準備段階が経過し、需要予測装置1によって需要予測が行われる段階(以下、運用段階と記載する)に、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた実績データを「第2の実績データ」と定義する。第2の実績データは、運用段階に需要実績値が順次観測されて得られた時系列データである。また、運用段階に、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた関連データを「第2の関連データ」と定義する。第2の関連データは、運用段階に、製品の需要に関連した情報が順次観測されて得られた時系列データである。
予測モデル記憶部13は、製品の需要予測に使用され得る複数の予測モデルを記憶する記憶部である。予測モデルには、例えば、自己回帰モデル(ARモデル)、移動平均モデル(MAモデル)、ARMAモデル(自己回帰移動平均モデル)、ARIMAモデル(自己回帰和分移動平均モデル)およびSARIMAモデル(季節自己回帰移動平均モデル)といった、時系列分析によって需要予測を行うモデルがある。
また、予測モデルには、例えば、回帰分析、クラスタ分析または多次元尺度法といった多変量解析によって需要予測を行うモデルがある。さらに、予測モデルは、時系列分析と多変量解析が組み合わされた手法で需要予測を行うモデルであってもよいし、ベイズ推定、シグマ法または状態空間モデルによって需要予測を行うモデルであってもよい。
時系列データ記憶部12および予測モデル記憶部13は、需要予測装置1とは別に設けられた外部装置が備えてもよい。この場合、時系列データ入力部11は、当該外部装置が備えてもよい。需要予測装置1は、上記外部装置に通信接続して時系列データ記憶部12との間で時系列データをやり取りし、予測モデル記憶部13から予測モデルを取得する。なお、時系列データ記憶部12および予測モデル記憶部13は、別々の記憶装置が備えてもよいし、一つの記憶装置が備えてもよい。
分析部14は、第1の実績データおよび第1の関連データを分析して、製品の需要予測に使用する第2の実績データおよび第2の関連データを選択する構成要素であり、類似度分析部141、データ選択部142および波形調整部143を備える。
類似度分析部141は、時系列データ同士の波形の類似度を算出する。例えば、類似度の指標として、動的時間伸縮(以下、DTWと記載する)を用いることができる。類似度分析部141は、実績データにおける各時点のデータと関連データにおける各時点のデータとの間のDTW距離を算出する。類似度は、DTW距離の値が小さいほど高く、DTW距離の値が大きいほど低くなる。また、類似度分析部141は、類似度の指標として相関係数を用いてもよいし、DTW距離と相関係数の両方を用いてもよい。
類似度分析部141は、第1の実績データと第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工する。例えば、類似度の指標がDTW距離である場合、類似度分析部141は、第1の実績データにおける各時点のデータとのDTW距離が最小となるように第1の関連データにおける各時点のデータを加工する。また、相関係数が類似度の指標である場合、類似度分析部141は、第1の実績データに対応させるデータを1時点ずつずらして相関分析を行い、第1の実績データに対する第1の関連データ全体の相関係数が最大となるように、第1の関連データを加工する。
さらに、類似度分析部141は、第1の実績データに類似するように加工された第1の関連データと、第2の実績データおよび第2の関連データとの波形の類似度を算出する。類似度の指標は、上記と同様に、DTW距離、相関係数、または、DTW距離および相関係数の両方である。
データ選択部142は、第1の実績データに類似するように加工された第1の関連データと第2の実績データとの波形の類似度に基づいて、運用段階に順次得られた第2の実績データから、当該第1の関連データに類似した第2の実績データを選択する。さらに、データ選択部142は、第1の実績データに類似するよう加工された第1の関連データと第2の関連データとの波形の類似度に基づいて、運用段階に順次得られた第2の関連データから、当該第1の関連データに類似した第2の関連データを選択する。
例えば、類似度の指標がDTW距離である場合、データ選択部142は、第1の関連データとの間のDTW距離の最小値が一定数以下である第2の実績データを選択する。類似度の指標が相関係数である場合、データ選択部142は、第1の関連データとの相関係数の最大値が一定数以上である第2の実績データを選択する。第1の関連データに類似した第2の関連データを選択する場合も同様である。
波形調整部143は、データ選択部142によって選択された第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整する。例えば、第2の実績データにおける製品の実績値の変動に伴って、この実績値に関連する情報も変動する場合、波形調整部143は、第2の実績データにおける実績値が変動する時点とこの実績値に関連する情報が変動する時点とが一致するように、第2の関連データをタイムシフトさせる。
予測モデル選択部15は、予測モデル記憶部13に記憶された複数の予測モデルから、データ選択部142によって選択された第2の実績データの傾向に応じて、予測モデルを選択する。例えば、第2の実績データが動的に変動している場合、予測モデル選択部15は、予測結果が大きく変動しやすい予測モデルを選択する。一方、予測モデル選択部15は、第2の実績データの変動が緩やかであれば、予測結果の変動が大きくなりにくい予測モデルを選択する。
予測モデル選択部15は、予測モデル記憶部13から選択された予測モデルと、データ選択部142によって選択された第2の実績データおよび第2の関連データを使用して、製品の将来の需要を予測する。製品の需要の予測結果は、予測モデル選択部15から予測結果出力部16に出力される。
予測結果出力部16は、製品の需要の予測結果を出力してユーザに提示する。例えば、予測結果出力部16は、予測結果である製品の需要実績値をディスプレイに表示する。
なお、予測結果出力部16は、需要予測装置1とは別に設けられた外部装置が備えてもよい。例えば、予測結果出力部16は、有線または無線の信号線を介して需要予測装置1と接続されたディスプレイ装置が備えてもよい。
図2は、実施の形態1に係る需要予測方法を示すフローチャートであって、図1の需要予測装置1の動作を示している。なお、図2に示す一連の処理の前段階(準備段階)に、時系列データ入力部11は、第1の実績データおよび第1の関連データの入力を受け付けてる。また、第1の実績データには、製品の需要の経時的な傾向が反映されているものとする。
分析部14が、時系列データ記憶部12から第1の実績データおよび第1の関連データを読み出し、第1の実績データと第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工する(ステップST1)。例えば、類似度の指標がDTW距離であれば、分析部14は、第1の実績データの各時点のデータとの間のDTW距離が最小となるように第1の関連データの各時点のデータを加工する。
図3Aは、第1の実績データaおよび第1の関連データbの例を示すグラフである。図3Aにおいて、横軸が時間(月)であり、縦軸が台数である。第1の実績データaは、準備段階までに月ごとに得られた製品の過去の出荷台数の実績値の時系列データである。第1の関連データbは、準備段階までに月ごとに得られた、製品を使用した装置の過去の運転台数の時系列データである。なお、図3Aに示す期間において、第1の実績データaと第1の関連データbとの間にはデータサイズの大きな違いがないものとする。
図3Bは、図3Aの第1の実績データaと、この第1の実績データaに類似するように加工された第1の関連データb’を示すグラフである。類似度の指標がDTW距離である場合、分析部14が備える類似度分析部141は、第1の実績データaにおける各時点のデータと第1の関連データbにおける各時点のデータとの間のDTW距離を算出する。
類似度分析部141は、第1の実績データaにおける各時点のデータと間のDTW距離が最小となるように、図3Aに示した第1の関連データbにおける各時点のデータを加工する。図3Bにおいて、破線Aは、最小のDTW距離を示す線分である。類似度分析部141によって第1の関連データbが加工されて、第1の実績データaにおける各時点のデータと破線Aで結ばれた第1の関連データb’が生成される。
次に、分析部14は、運用段階で取得された第2の実績データおよび第2の関連データから、第1の実績データaに類似するように加工された第1の関連データb’に類似する第2の実績データおよび第2の関連データを選択する(ステップST2)。例えば、分析部14が備えるデータ選択部142が、第1の関連データb’とのDTW距離の最小値が一定数以上ある第2の実績データおよび第2の関連データを選択する。
続いて、分析部14は、第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整する(ステップST3)。図3Cは、第2の実績データa’と波形調整された第2の関連データb”の例を示すグラフである。例えば、分析部14が備える波形調整部143は、第2の実績データa’の傾向に合わせて時間のずらし幅を決定し、決定されたずらし幅で第2の関連データb”の波形をタイムシフトさせる。
予測モデル選択部15は、分析部14によって選択された第2の実績データa’の傾向に応じて、予測モデルを選択する(ステップST4)。例えば、第2の実績データa’に変化点がある、または、第2の実績データa’が急激に減少もしくは増加している場合、予測モデル選択部15は、第2の実績データa’が動的に変動していると判断して、予測結果が大きく変動しやすい予測モデルを、予測モデル記憶部13から選択する。予測結果が大きく変動しやすい予測モデルには、例えば、状態空間モデルがある。
第2の実績データa’が緩やかに単純減少または単純増加もしくは一定値である場合、予測モデル選択部15は、第2の実績データa’の変動が緩やかであると判断して、予測結果の変動が大きくなりにくい予測モデルを、予測モデル記憶部13から選択する。予測結果の変動が大きくなりにくい予測モデルには、例えば、回帰直線でデータの近似を行う予測モデルがある。
この後、予測モデル選択部15は、選択した予測モデルと、分析部14によって選択された第2の実績データおよび第2の関連データを使用して、製品の将来の需要予測を行う(ステップST5)。例えば、予測モデル選択部15は、予測対象の将来の期間における製品の出荷台数を予測する。予測結果は、予測結果出力部16によってユーザが確認可能な形式で出力される。例えば、製品の出荷台数の予測結果がディスプレイに表示される。
次に、需要予測装置1の機能を実現するハードウェア構成について説明する。
需要予測装置1における時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の機能は、処理回路により実現される。すなわち、需要予測装置1は、図2のステップST1からステップST5までの処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図4Aは、需要予測装置1の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図4Bは、需要予測装置1の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図4Aおよび図4Bにおいて、補助記憶装置100は、時系列データ記憶部12および予測モデル記憶部13によってデータの読み書きが行われる記憶領域を有した記憶装置である。例えば、時系列データ記憶部12は、時系列データ入力部11によって入力が受け付けられた時系列データを、補助記憶装置100における第1の記憶領域に記憶する。また、予測モデル記憶部13は、複数の予測モデルデータを、補助記憶装置100における第2の記憶領域に記憶する。
情報入力インタフェース101は、時系列データ入力部11が受け付ける時系列データと予測モデル記憶部13に記憶される予測モデルデータの入力を中継するインタフェースである。以下、インタフェースをIFと省略して記載する。情報入力装置102は、需要予測装置1にデータを入力する装置であり、例えば、タッチパネル、マウスおよびキーボードである。情報入力装置102を用いて入力されたデータは、情報入力IF101を介して需要予測装置1に入力される。
ディスプレイIF103は、需要予測装置1からディスプレイ104に出力されるデータを中継するIFである。ディスプレイ104は、入力したデータを表示する。例えば、予測結果出力部16は、ディスプレイIF103を介して予測結果をディスプレイ104に出力する。ディスプレイ104は、ディスプレイIF103を介して入力した予測結果を画面上に表示する。
上記処理回路が図4Aに示す専用のハードウェアである場合、処理回路105は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。なお、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の機能を、別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
上記処理回路が図4Bに示すプロセッサ106である場合、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ107に記憶される。プロセッサ106は、メモリ107に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の機能を実現する。すなわち、需要予測装置1は、プロセッサ106によって実行されるときに、図2に示したステップST1からステップST5までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するメモリ107を備える。これらのプログラムは、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。メモリ107は、コンピュータを、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ107には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically−EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
なお、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14、予測モデル選択部15および予測結果出力部16の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。
例えば、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、および予測結果出力部16は、専用のハードウェアとしての処理回路105がその機能を実現し、分析部14および予測モデル選択部15は、プロセッサ106がメモリ107に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、その機能を実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせによって、上記機能のそれぞれを実現することができる。
以上のように、実施の形態1に係る需要予測装置1は、準備段階で得られた第1の実績データに類似するように第1の関連データを加工し、運用段階で得られた第2の実績データおよび第2の関連データから、加工された第1の関連データに類似するデータを選択し、選択された第2の実績データの傾向に合わせて第2の関連データの波形を調整し、第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択して製品の需要予測を行う。これにより、製品の需要の傾向が、製品の需要予測に使用される予測モデルおよびデータに反映されるので、製品の需要を正確に予測することができる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る需要予測装置1Aの構成を示すブロック図である。図5において、図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。需要予測装置1Aは、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14A、予測モデル選択部15Aおよび予測結果出力部16を備える。
分析部14Aは、実績データの波形および関連データの波形を加工し、波形が加工された実績データおよび関連データを分析することで、製品の需要予測に使用する第2の実績データおよび第2の関連データを選択する。分析部14Aは、類似度分析部141、データ選択部142、波形調整部143および波形加工部144を備える。
波形加工部144は、時系列データの波形を加工する。波形の加工には、時系列データの正規化、時系列分析モデルを用いた時系列成分への分解、または、正規化および時系列成分への分解の両方がある。分析対象の実績データと関連データとの間にデータサイズの大きな違いがある場合、波形加工部144は、これらのデータを正規化する。
例えば、波形加工部144は、下記式(1)に従うmin−max正規化法を用いて、実績データと関連データとの部分列の値域を0〜1に変換する。下記式(1)において、時系列データTが正規化されたデータを、時系列データTとする。また、データ番号iは、時系列データの各時点のデータに順に割り当てられた通し番号である。関数minはTi,ωの最小値を出力する関数であり、関数maxはTi,ωの最大値を出力する関数である。ωは時系列データのデータ項目である。例えば、実績データにおけるデータ番号iのデータTi,ωは、データ番号iに対応する時点での「製品の出荷台数の実績値」であり、関連データにおけるデータ番号iのデータTi,ωは、データ番号iに対応する時点での「製品を使用した装置の運転台数」である。
=(t−min(Ti,ω))/(max(Ti,ω)−min(Ti,ω)) ・・・(1)
また、波形加工部144は、下記式(2)に従うz正規化を行って、実績データと関連データとの部分列の値域の平均を0に変換し、標準偏差を1に変換してもよい。
下記式(2)において、関数mesnは、Ti,ωの平均値を出力する関数であり、関数stdは、Ti,ωの標準偏差を出力する関数である。
=(t−mean(Ti,ω))/std(Ti,ω) ・・・(2)
さらに、波形加工部144は、下記式(3)に従うレベル正規化を行って、実績データと関連データとの部分列の平均を0に変換してもよい。
=t−mean(Ti,ω) ・・・(3)
図6Aは、第1の実績データa0および第1の関連データb0を示すグラフである。図6Aにおいて、横軸が時間(月)であり、縦軸が台数である。第1の実績データa0は、準備段階までに月ごとに得られた製品の過去の出荷台数の実績値の時系列データである。第1の関連データb0は、準備段階までに月ごとに得られた、製品を使用した装置の過去の運転台数の時系列データである。
図6Bは、波形加工部144によって正規化された第1の実績データa1および第1の関連データb1を示すグラフである。図6Bにおいて、横軸が時間(月)であり、縦軸が正規化された台数(以下、正規化台数と記載する)である。図6Aに示す期間において、第1の関連データb0のデータサイズは、第1の実績データa0に比べて小さい値となっている。そこで、波形加工部144は、第1の実績データa0と第1の関連データb0を正規化する。第1の実績データa1および第1の関連データb1が正規化されることで、図6Bに示す期間において、第1の実績データa1と第1の関連データb1のデータサイズに大きな違いがなくなっている。
図6Cは、図6Bの第1の実績データa1と、第1の実績データa1に類似するように加工された第1の関連データb1’を示すグラフである。類似度分析部141は、波形加工部144によって正規化された第1の実績データa1と第1の関連データb1との波形の類似度に基づいて、第1の実績データa1に類似するように、第1の関連データb1を加工する。例えば、類似度の指標がDTW距離である場合、類似度分析部141は、第1の実績データa1の各時点のデータとの間のDTW距離が最小となるように、第1の関連データb1の各時点のデータを加工する。図6Cにおいて、破線Aは、図3Bと同様に、最小のDTW距離を示す線分である。類似度分析部141によって第1の関連データb1が加工されて、第1の実績データa1における各時点のデータと破線Aで結ばれた第1の関連データb1’が生成される。
図6Dは、第2の実績データa2と波形調整された第2の関連データb2を示すグラフである。図6Dにおいて、横軸は、時間(月)であり、縦軸は、正規化台数である。波形加工部144は、運用段階で取得された第2の実績データおよび第2の関連データを正規化する。データ選択部142は、波形加工部144によって正規化された第2の実績データおよび第2の関連データから、第1の関連データb1’に類似したデータを選択する。例えば、データ選択部142は、第1の関連データb1’との間のDTW距離の最小値が一定数以上あるデータを選択する。波形調整部143は、第2の実績データa2の傾向に合わせて第2の関連データb2の波形を調整する。
予測モデル選択部15Aは、分析部14Aによって選択された第2の実績データa2の傾向に応じて、予測モデル記憶部13から予測モデルを選択して、時系列成分ごとの予測モデルを用いた製品の需要予測を行う。例えば、予測モデル選択部15Aは、第2の実績データa2が動的に変動している場合、予測結果が大きく変動しやすい予測モデルを選択する。一方、第2の実績データa2が緩やかに変動していれば、予測モデル選択部15Aは、予測結果の変動が大きくなりにくい予測モデルを選択する。
また、波形加工部144は、時系列分析モデルを用いて、実績データの波形および関連データの波形を時系列成分ごとに分解してもよい。時系列成分には、傾向循環変動、循環変動、季節変動および不規則変動がある。波形加工部144は、実績データの波形および関連データの波形を、四半期、月単位、日単位または時間単位というように期間を定めて分解してもよい。
また、波形加工部144は、時系列データの各時点のデータを自己相関分析し、各時点のデータに自己相関があるとき、その自己相関に基づいて時系列成分に分解してもよい。自己相関は自己共分散と同じ意味で使用され、自己共分散R(t,s)は、下記式(4)で表される。tは時刻であり、sは時刻tから一定の時間幅ずらした時刻である。Xは時系列データにおける時刻tのデータであり、Xは時系列データにおける時刻sのデータである。μは時系列データの各時点のデータの平均であり、σは時系列データの各時点のデータの分散である。関数Eは期待値を出力する関数である。
R(t,s)=(E[(X−μ)(X−μ)])/σ ・・・(4)
図7Aは、第1の実績データaを示すグラフであり、横軸が時間(月)であり、縦軸が台数である。図7Aにおいて、第1の実績データaは、準備段階までに月ごとに得られた製品の過去の出荷台数の実績値の時系列データである。波形加工部144は、第1の実績データaを時系列成分ごとに分解する。
図7Bは、図7Aの第1の実績データaが自己相関分析された結果を示すグラフである。図7Bにおいて、横軸が時間(月)であり、縦軸が自己相関値Bである。波形加工部144は、上記式(4)に従って、第1の実績データaの時系列ごとに自己相関値Bを算出し、自己相関値Bに基づいて第1の実績データaを時系列成分ごとに分解する。
図7Cは、図7Aの第1の実績データaが時系列成分ごとに分解された結果を示すグラフである。図7Cにおいて、横軸は、時間(月)であり、縦軸は、時系列成分ごとに分解された台数を示すデータである。例えば、波形加工部144は、第1の実績データaを、季節変動、傾向変動および不規則変動にそれぞれ分解する。第1の実績データaにおける製品の過去の出荷台数の実績値は、季節変動データc、傾向変動データdおよび不規則変動データeでそれぞれ表される。
波形加工部144は、実績データおよび関連データに対して時系列成分への分解と正規化の両方を施してもよい。
図8Aは、第1の実績傾向変動データd0および第1の関連傾向変動データf0を示すグラフである。図8Aにおいて、横軸は、時間(月)であり、縦軸は、実績データと関連データの傾向変動値である。第1の実績データは、準備段階までに月ごとに得られた製品の過去の出荷台数の実績値の時系列データである。第1の関連データは、準備段階までに月ごとに得られた、製品を使用した装置の過去の運転台数の時系列データである。第1の実績傾向変動データd0は、波形加工部144によって第1の実績データが傾向変動成分に分解されたデータであり、第1の関連傾向変動データf0は、第1の関連データが傾向変動成分に分解されたデータである。
図8Bは、波形加工部144によって正規化された第1の実績傾向変動データd1および第1の関連傾向変動データf1を示すグラフである。図8Bにおいて、横軸は、時間(月)であり、縦軸は、正規化された傾向変動値(以下、正規化傾向変動値と記載する)である。図8Aに示す期間において、第1の実績傾向変動データd0のデータサイズは、第1の関連傾向変動データf0に比べて小さい値となっている。そこで、波形加工部144は、第1の実績傾向変動データd0と第1の関連傾向変動データf0を正規化する。第1の実績傾向変動データd0および第1の関連傾向変動データf0が正規化されることで、図8Bに示す期間において、第1の実績傾向変動データd0と第1の関連傾向変動データf0のデータサイズに大きな違いがなくなっている。
図8Cは、図8Bの第1の実績傾向変動データd1と、第1の実績傾向変動データd1に類似するように加工された第1の関連傾向変動データf1’を示すグラフである。
類似度分析部141は、波形加工部144によって正規化された第1の実績傾向変動データd1と第1の関連傾向変動データf1との波形の類似度に基づいて、第1の実績傾向変動データd1に類似するように第1の関連傾向変動データf1を加工する。
例えば、類似度の指標がDTW距離である場合、類似度分析部141は、第1の実績傾向変動データd1の各時点のデータとの間のDTW距離が最小となるように、第1の関連傾向変動データf1の各時点のデータを加工する。また、破線Aは、図3Bと同様に、最小のDTW距離を示す線分である。類似度分析部141によって第1の関連傾向変動データf1が加工されて、第1の実績傾向変動データd1における各時点のデータと破線Aで結ばれた第1の関連傾向変動データf1’が生成される。
図8Dは、第2の実績傾向変動データd2と波形調整された第2の関連傾向変動データf2を示すグラフである。図8Dにおいて、横軸は、時間(月)であり、縦軸は、正規化台数である。波形加工部144は、運用段階で取得された第2の実績データおよび第2の関連データを傾向変動成分に分解し、傾向変動値を正規化する。データ選択部142は、正規化された第2の実績傾向変動データd2および第2の関連傾向変動データf2から、第1の関連傾向変動データf1’に類似したデータを選択する。例えば、データ選択部142は、第1の関連傾向変動データf1’との間のDTW距離の最小値が一定数以上あるデータを選択する。波形調整部143は、第2の実績傾向変動データd2の傾向に合わせて、第2の関連傾向変動データf2の波形を調整する。
予測モデル選択部15Aは、予測モデル記憶部13から、分析部14Aによって選択された第2の実績データの時系列成分ごとの傾向に応じた予測モデルをそれぞれ選択して、時系列成分ごとの予測モデルを用いた製品の需要予測を行う。例えば、予測モデル選択部15Aは、第2の実績データの循環変動データが動的に変動している場合、予測結果が大きく変動しやすい予測モデルを選択する。一方、第2の実績データの季節変動データが緩やかに変動していれば、予測モデル選択部15Aは、予測結果の変動が大きくなりにくい予測モデルを選択する。予測モデル選択部15Aは、時系列成分ごとに求めた予測結果が合成されたデータを最終的な予測結果として予測結果出力部16に出力する。
また、予測モデル選択部15Aが、製品の需要予測の正確さの指標を算出してもよい。例えば、予測モデル選択部15Aが、第2の実績データと第2の関連データの不規則変動データの傾向を分析し、データの変動が大きいほど、予測の正確さが低下し、データ変動が緩やかであると、予測の正確さが上昇する指標値を算出する。また、予測モデル選択部15Aによって選択された予測モデルが、ベイズ推定で予測を行うモデルである場合に、ベイズ推定において事後確率とともに算出される予測の尤度を、製品の需要予測の正確さの指標としてもよい。予測の正確さの指標は、予測モデル選択部15Aから予測結果出力部16に出力され、予測結果出力部16によってユーザに提示される。
なお、需要予測装置1Aにおける、時系列データ入力部11、時系列データ記憶部12、予測モデル記憶部13、分析部14A、予測モデル選択部15Aおよび予測結果出力部16の機能は、処理回路によって実現される。処理回路は、図4Aに示した専用のハードウェアの処理回路105であってもよいし、図5Bに示したメモリ107に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ106であってもよい。
以上のように、実施の形態2に係る需要予測装置1Aは、実績データおよび関連データの正規化、時系列分析モデルを用いた時系列成分への分解、または、正規化および時系列成分への分解の両方を行う波形加工部144を備える。予測モデル選択部15Aは、複数の予測モデルから、時系列成分ごとの第2の実績データの傾向に応じた予測モデルをそれぞれ選択し、時系列成分ごとの予測モデルを用いた製品の需要予測を行う。これにより、製品の過去の需要実績値の傾向および製品の過去の需要に関連した情報の傾向が、製品の需要予測に使用される予測モデルおよびデータにより正確に反映されるので、製品の需要を正確に予測することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態のそれぞれの自由な組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本発明に係る需要予測装置は、製品の需要を正確に予測することができるので、様々な製品の需要予測に利用可能である。
1,1A 需要予測装置、11 時系列データ入力部、12 時系列データ記憶部、13 予測モデル記憶部、14,14A 分析部、15,15A 予測モデル選択部、16 予測結果出力部、100 補助記憶装置、101 情報入力IF、102 情報入力装置、103 ディスプレイIF、104 ディスプレイ、105 処理回路、106 プロセッサ、107 メモリ、141 類似度分析部、142 データ選択部、143 波形調整部、144 波形加工部。

Claims (7)

  1. 製品の過去の需要実績値の時系列である第1の実績データと、前記製品の過去の需要に関連した情報の時系列である第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、前記第1の実績データに類似するように前記第1の関連データを加工し、前記製品の需要実績値の時系列である第2の実績データおよび前記製品の需要に関連した情報の時系列である第2の関連データから、加工された前記第1の関連データに類似するデータを選択し、前記第2の実績データの傾向に合わせて前記第2の関連データの波形を調整する分析部と、
    複数の予測モデルから、前記分析部によって選択された前記第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択し、選択された予測モデルと、前記分析部によって選択された前記第2の実績データおよび前記第2の関連データとを使用した前記製品の需要予測を行う予測モデル選択部と、
    を備えたことを特徴とする需要予測装置。
  2. 前記分析部は、実績データおよび関連データのそれぞれの波形を加工すること
    を特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  3. 前記分析部は、実績データおよび関連データのそれぞれの波形を正規化すること
    を特徴とする請求項2記載の需要予測装置。
  4. 前記分析部は、実績データおよび関連データのそれぞれの波形を時系列成分ごとに分解すること
    を特徴とする請求項2または請求項3記載の需要予測装置。
  5. 前記予測モデル選択部は、複数の予測モデルから、時系列成分ごとの前記第2の実績データの傾向に応じた予測モデルをそれぞれ選択し、時系列成分ごとの予測モデルを用いた前記製品の需要予測を行うこと
    を特徴とする請求項4記載の需要予測装置。
  6. 前記予測モデル選択部は、選択された予測モデル、または前記第2の実績データおよび前記第2の関連データの時系列成分ごとの傾向に基づいて、前記製品の需要予測の正確さの指標を算出すること
    を特徴とする請求項4記載の需要予測装置。
  7. 分析部が、製品の過去の需要実績値の時系列である第1の実績データと、前記製品の過去の需要に関連した情報の時系列である第1の関連データとの波形の類似度に基づいて、前記第1の実績データに類似するように前記第1の関連データを加工し、前記製品の需要実績値の時系列である第2の実績データおよび前記製品の需要に関連した情報の時系列である第2の関連データから、加工された前記第1の関連データに類似するデータを選択し、前記第2の実績データの傾向に合わせて前記第2の関連データの波形を調整するステップと、
    予測モデル選択部が、複数の予測モデルから、前記分析部によって選択された前記第2の実績データの傾向に応じて予測モデルを選択し、選択された予測モデルと、前記分析部によって選択された前記第2の実績データおよび前記第2の関連データとを使用した前記製品の需要予測を行うステップと、
    を備えたことを特徴とする需要予測方法。
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